JP4796973B2 - 折り畳み式携帯端末機 - Google Patents

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Description

本発明は、折り畳み式の携帯端末機に関する。
第1筐体(操作部筐体)と第2筐体(表示部筐体)とがヒンジ部を介して折り畳み可能な折り畳み式携帯端末機(携帯電話機)では、薄型化が進んでおり、その両筐体を極端に薄くした場合には、それが折り畳まれている状態では両筐体を指で別々にして開く作業が困難になり、手間取る可能性が高い。
その開く操作を簡易化するために、ヒンジ部にバネを設け、閉じた状態ではそのバネをロックし、開くときにはヒンジ部の釦などを操作して前記ロックを解除して自動的に開くようにした構造が知られている(特許文献1参照)。特許文献1は、ヒンジ部に設けられた釦操作で自動的に開く携帯電話機で、その釦を可動側筐体の側面を覆う覆い部に設けたものである。つまり、釦操作時に指が表示部筐体の側面に触れないようしたものとなっている。
また、受話部筐体の両側縁部を囲い構造とし、折り畳んだとき送話部筐体が囲い構造の内側に位置する構造も知られている(特許文献2)。特許文献2は、スライドスイッチで自動的に開くようにしたものである。
特開2003−188966号公報 特開2006−352920号公報
しかし、特許文献1のような構造では、開くことは簡単に行えるが、自動的に開くようにするためのバネに工夫を加えてかなり強めのバネ力を付ける必要があり、ヒンジ部でのバネ構造が大型化するなど余計な構造が必要になり、薄型化の障害になる。また、特許文献2のような構造でも同様である。
このため、薄型化を実現しつつ、折り畳んだ筐体を開く作業を簡易に行える実装が望まれる。
本発明の課題は、折り畳み式携帯端末機において、薄型化を実現しつつ、折り畳んだ筐体を開く作業が簡易に行えるようにすることである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、第1筐体と第2筐体とがヒンジ部を介して折り畳み可能に結合された折り畳み式携帯端末機であって、前記第1筐体の側縁部に、その内側方向がテーパ状の起立部を設け、この起立部は外側からの押圧力で内側方向に可動な内側テーパ部を有し、前記第2筐体の側端部は、両筐体を折り畳んだ状態で前記起立部の前記内側テーパ部に当接する形状をなし、両筐体を折り畳んだ状態で前記起立部を外側から内側方向に押すことにより、前記内側テーパ部に当接した前記第2筐体の前記側端部を前記第1筐体から離間する方向に移動させるようにしたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の折り畳み式携帯端末機であって、前記第2筐体の側端部は、前記起立部の前記内側テーパ部に沿って面状に当接するテーパ部に形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の折り畳み式携帯端末機であって、前記起立部は、前記第1筐体の少なくとも左右両側縁部にそれぞれ設けられ、その両起立部の両側からの挟みこみにより、前記第2筐体の両側端部を前記第1筐体から離間する方向に共に移動させるようにしたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の折り畳み式携帯端末機であって、前記起立部は、前記第1筐体の左右両側縁部の一方の側縁部のみに設けられていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の折り畳み式携帯端末機であって、前記起立部は、前記第1筐体の前記側縁部の全体にわたって設けられ、その起立部の一部が可動とされていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の折り畳み式携帯端末機であって、前記起立部の一部は、前記起立部の前記ヒンジ部と反対側部分であって、その部分が左右方向に可動な別ピースで構成され、この別ピースは、前記外側からの押圧力の解除で元の位置に戻ることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の折り畳み式携帯端末機であって、前記起立部の一部は弾性部材で構成されていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1または2に記載の折り畳み式携帯端末機であって、前記起立部は、前記第1筐体の側縁部の一部に設けられていることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の折り畳み式携帯端末機であって、前記起立部は、前記第1筐体の左右両側縁部の何れか一方で、前記ヒンジ部と反対側の手前側部分、あるいは前記ヒンジ部側の奥側部分に設けられていることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1または2に記載の折り畳み式携帯端末機であって、前記起立部は、前記第1筐体の側縁部に別体の側辺部材として取り付けられていることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1から10のいずれか一項に記載の折り畳み式携帯端末機であって、前記第1筐体は操作部を有する操作部筐体であり、前記第2筐体は表示部を有する表示部筐体であることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の折り畳み式携帯端末機であって、前記操作部筐体において、前記起立部は当該筐体の左右両側縁部で、前記表示部筐体とほぼ同じ厚さ分だけ起立していることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項1から10のいずれか一項に記載の折り畳み式携帯端末機であって、前記第1筐体は表示部を有する表示部筐体であり、前記第2筐体は操作
部を有する操作部筐体であることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の折り畳み式携帯端末機であって、前記表示部筐体において、前記起立部は当該筐体の左右両側縁部で、前記操作部筐体とほぼ同じ厚さ分だけ起立していることを特徴とする。
本発明によれば、薄型化を実現しつつ、指による簡易な操作、つまり、筐体側縁部の起立部を内側に押すだけで、折り畳んだ筐体を開くきっかけを与えることができ、その後の開く作業を簡易に行うことができる。
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
図1から図3は本発明を適用した携帯端末機の実施形態1の構成として携帯電話機を示したもので、1は第1筐体(操作部筐体)、2は第2筐体(表示部筐体)、3はヒンジ部、4は操作部、5は表示部、6は起立部、7は内側テーパ部、8はテーパ部である。
図示のように、第1筐体1と第2筐体2は共に薄型のもので、ヒンジ部3を介して折り畳み可能に結合されており、実施形態では、第1筐体1に各種操作キーによる操作部4が設けられ、第2筐体2に液晶画面等による表示部5が設けられている。従って、第1筐体1が操作部筐体をなし、第2筐体2が表示部筐体をなす。
そして、第1筐体1の操作部4面の左右両側縁部に沿って起立部6が一体に形成されており、図示例では、ヒンジ部3と反対側の端部にも連続して起立部6が形成されている。この起立部6は、表示部5面側で重ねられる第2筐体2を囲むようにして、第2筐体2とほぼ同じ厚さ分だけ第1筐体1上に突出して形成されている。さらに、左右両側縁部に沿った起立部6の内側面はテーパ状となっており、すなわち、左右両側縁部に沿った起立部6には内側テーパ部7が形成されていて、起立部6は断面三角形となっている。
また、第2筐体2の左右両側端部に沿ってテーパ部8が形成されている。この第2筐体2の左右両側端部に沿ったテーパ部8は、第1筐体1の左右両側縁部に沿った起立部6の内側テーパ部7に沿って共に面状に当接する。
このように、第1筐体(操作部筐体)1の起立部6は第2筐体(表示部筐体)2とほぼ同じ厚さ分だけ起立して機器全体の厚みを出している。
従って、図2に示すように、両筐体1・2を折り畳んだ状態では薄型でありながら、手に持つ第1筐体(操作部筐体)1の特に両側の起立部6が厚みを出しているため、折り畳み状態での機器全体の厚みは大きくならず、手の平で持ちやすいものとなっており、例えば操作部筐体が薄いまま手の平に乗せると手の平に筐体が沈み込んでしまうという欠点を解消できる。また、起立部6は折り畳み状態での誤動作防止にもなる。
そして、図2及び図3に示した折り畳み状態において、第1筐体1の左右両側から起立部6の一部を指で押えると、起立部6が内側方向に弾性変形して、その内側テーパ部7が内側方向に若干移動するので、その内側テーパ部7に面状に当接した左右のテーパ部8が押されて第2筐体2が左右均等にスムーズに浮き上がる。従って、起立部6から浮き上がった第2筐体2の両側のテーパ部8を指で挟んで持ち上げることで、図1に示すように、両筐体1・2を開くことができる。
このようにして両筐体1・2を開いた状態において、第1筐体(操作部筐体)1の特に両側の起立部6が面積を稼ぐので手で握ったときに痛くない。
以上のように、折り畳み式携帯電話機において、両筐体1・2の薄型化を実現しつつ、指による簡易な操作、つまり、第1筐体1の両側縁部の起立部6を内側に押すだけで、折り畳んだ筐体1・2を開くきっかけを与えることができ、その後の開く作業を簡易に行うことができる。
ここで、起立部6は、第1筐体1の側縁部に別体の側辺部材として取り付けておいても良く、これによっても同様の作用効果が得られる。
なお、起立部6を押して第2筐体2を浮き上がらせた後は、自動的に第1筐体1に対し第2筐体2が開く機構を組み込んでおいても良い。そうすれば、片手だけで操作しやすくなる。
また、第2筐体2の側端部は通常の側面部としても良く、これによってもほぼ同様の作用効果が得られる。
(実施形態2)
図4は本発明を適用した携帯端末機の実施形態2の構成として携帯電話機を示したもので、前述した実施形態1と同様の部分には同一符号を付してその説明を省略し、以下では異なる部分について説明する。
すなわち、実施形態2では、図4に示すように、第1筐体1には、その左右両側縁部に沿った起立部6が形成されていて、ヒンジ部3と反対側の端部に起立部6はないものとなっている。そして、第2筐体2の左右両側端部は通常の側面部9となっている。この第2筐体2の左右両側端部に沿った側面部9は、第1筐体1の左右両側縁部に沿った起立部6の内側テーパ部7に沿って共に線状に当接する。
このように、第2筐体2の左右両側端部を通常の側面部9としても、折り畳み状態から両筐体1・2を開くきっかけを与えることができる。すなわち、折り畳み状態で第1筐体1の左右両側から起立部6の一部を指で押えて、その内側テーパ部7の内側方向への移動で、その内側テーパ部7に線状に当接した左右の側面部9の角部が押されて第2筐体2が左右均等に浮き上がり、起立部6から浮き上がった第2筐体2の両側の側面部9を指で挟んで持ち上げることで、両筐体1・2を開くことができる。
(実施形態3)
図5は本発明を適用した携帯端末機の実施形態3の構成として携帯電話機を示したもので、前述した実施形態1と同様の部分には同一符号を付してその説明を省略し、以下では異なる部分について説明する。
すなわち、実施形態3では、図5に示すように、第1筐体1の側縁部の一方(図示例では右側)のみに沿って起立部6及び起立部16が設けられている。ヒンジ部3側に位置する奥側半部の起立部6の内側は外側と平行な平坦面で、ヒンジ部3と反対の手前側半部の起立部16は、第1筐体1と別体に設けられている。起立部16は、内側テーパ部17を有し、例えば樹脂二色成形または接着等により第1筐体1に一体化されている。
そして、第2筐体2の側端部の一方(図示例では右側)のみにテーパ部18が形成されている。このテーパ部18は、図示のように、第2筐体2の右側端部において、ヒンジ部3と反対側半部に形成されており、第1筐体1の右側縁部の手前側半部に沿った起立部16の内側テーパ部17に沿って面状に当接する。なお、第2筐体2の右側端部のヒンジ部3側半部は通常の側面部19となっている。
このように、第1筐体1の右側縁部のみの全体にわたって起立部6及び起立部16を設け、その手前側半部の別体の起立部16のみに内側テーパ部17を形成しても、折り畳み状態から両筐体1・2を開くきっかけを与えることができる。すなわち、折り畳み状態で第1筐体1の右側から起立部16の一部を指で押えて、その内側テーパ部17の内側方向への移動で、その内側テーパ部17に面状に当接したテーパ部18が押されて第2筐体2の右側がスムーズに浮き上がり、起立部16から浮き上がった第2筐体2の右側のテーパ部18と左側端部とを指で挟んで持ち上げることで、両筐体1・2を開くことができる。
ここで、別体の起立部16として、第1筐体1の素材よりも弾性に富む、例えばゴム等の弾性部材を用いても良く、これによっても同様の作用効果が得られる。
また、別体の起立部16は、第1筐体1に対し内側方向へ移動可能に組みつけておいても良く、これによっても同様の作用効果が得られる。
なお、奥側半部の起立部6はなくても良く、これによっても同様の作用効果が得られる。
(実施形態4)
図6は本発明を適用した携帯端末機の実施形態4の構成として携帯電話機を示したもので、前述した実施形態1と同様の部分には同一符号を付してその説明を省略し、以下では異なる部分について説明する。
すなわち、実施形態4では、図6に示すように、第1筐体1の側縁部の一方(図示例では左側)のみに起立部26が設けられており、具体的には、ヒンジ部3側に位置する奥側半部の起立部26が設けられている。この起立部26は内側テーパ部27を有している。そして、第2筐体2の左側端部の少なくともヒンジ部3側半部には、第1筐体1の内側テーパ部27に沿って面状に当接するテーパ部28が形成されている。
このように、第1筐体1の左側縁部の奥側半部のみに起立部26及びその内側テーパ部27を設けても、折り畳み状態から両筐体1・2を開くきっかけを与えることができる。すなわち、折り畳み状態で第1筐体1の左側から起立部26の一部を指で押えて、その内側テーパ部27の内側方向への移動で、その内側テーパ部27に面状に当接したテーパ部28が押されて第2筐体2の左側がスムーズに浮き上がり、起立部26から浮き上がった第2筐体2の左側のテーパ部28と右側端部とを指で挟んで持ち上げることで、両筐体1・2を開くことができる。
そして、両筐体1・2を開いた状態において、第1筐体(操作部筐体)1上には、その左側縁部の奥側半部のみに起立部26があるだけなので、操作部4のキー操作の邪魔にならないといった利点も得られる。
(実施形態5)
図7は本発明を適用した携帯端末機の実施形態5の構成として携帯電話機を示したもので、前述した実施形態1と同様の部分には同一符号を付してその説明を省略し、以下では異なる部分について説明する。
すなわち、実施形態5では、図7に示すように、第1筐体1の側縁部の一方(図示例では左側)のみに起立部36が設けられており、具体的には、ヒンジ部3と反対の手前側半部の起立部36が設けられている。この起立部36は内側テーパ部37を有している。
このように、第1筐体1の左側縁部の手前側半部のみに起立部36及びその内側テーパ部37を設けても、折り畳み状態から両筐体1・2を開くきっかけを与えることができる。すなわち、折り畳み状態で第1筐体1の左側から起立部36の一部を指で押えて、その内側テーパ部37の内側方向への移動で、その内側テーパ部37に線状に当接した左側端部が押されて第2筐体2の左側が浮き上がり、起立部36から浮き上がった第2筐体2の左側端部と右側端部とを指で挟んで持ち上げることで、両筐体1・2を開くことができる。
そして、両筐体1・2を開いた状態において、第1筐体(操作部筐体)1上には、その左側縁部の手前側半部のみに起立部36があるだけなので、操作部4のキー操作の邪魔にならないといった利点も得られる。
(実施形態6)
図8は本発明を適用した携帯端末機の実施形態6の構成として携帯電話機を示したもので、41は第1筐体(表示部筐体)、42は第2筐体(操作部筐体)、43はヒンジ部、44は操作部、45は表示部、46は起立部、47は内側テーパ部である。
すなわち、実施形態6では、図8に示すように、第1筐体41と第2筐体42は共に薄型のもので、ヒンジ部43を介して折り畳み可能に結合されており、第1筐体41に液晶画面等による表示部45が設けられ、第2筐体42に各種操作キーによる操作部44が設けられている。従って、第1筐体41が表示部筐体をなし、第2筐体42が操作部筐体をなす。
そして、第1筐体41の表示部45面側には、その左右両側縁部に沿って起立部46が一体に形成されている。この起立部46は、第2筐体42とほぼ同じ厚さ分だけ第1筐体41上に突出して形成されている。この起立部46には、内側テーパ部47が形成されている。また、第2筐体42の左右両側端部には、前記内側テーパ部47に沿って面状に当接するテーパ部48が形成されている。
このように、第1筐体(表示部筐体)41の起立部46は第2筐体(操作部筐体)42とほぼ同じ厚さ分だけ起立して機器全体の厚みを出している。
従って、両筐体41・42を折り畳んだ状態では薄型でありながら、手の平に置く第2筐体(操作部筐体)42上に重ねられた第1筐体(表示部筐体)41の特に両側の起立部46が厚みを出しているため、折り畳み状態での機器全体の厚みは大きくならず、手の平で持ちやすいものとなっており、例えば操作部筐体が薄いまま手の平に乗せると手の平に筐体が沈み込んでしまうという欠点を解消できる。また、起立部46は折り畳み状態での誤動作防止にもなる。
そして、折り畳み状態において、第1筐体41の左右両側から起立部46の一部を指で押えると、起立部46が内側方向に弾性変形して、その内側テーパ部47が内側方向に若干移動するので、その内側テーパ部47に面状に当接した左右のテーパ部48が押されて第2筐体42が左右均等に下方にスムーズに押し出される。従って、起立部46から押し下げられた第2筐体42の両側のテーパ部48を指で挟んで下げることで、両筐体41・42を開くことができる。
このようにして両筐体41・42を開いた状態において、第2筐体(操作部筐体)42上に重ねられた第1筐体(表示部筐体)41の特に両側の起立部46が面積を稼ぐので手で握ったときに痛くない。
以上のように、折り畳み式携帯電話機において、両筐体41・42の薄型化を実現しつつ、指による簡易な操作、つまり、第1筐体41の両側縁部の起立部46を内側に押すだけで、折り畳んだ筐体41・42を開くきっかけを与えることができ、その後の開く作業を簡易に行うことができる。
そして、両筐体41・42を開いた状態において、第2筐体(操作部筐体)42上には、起立部が存在しないので、操作部44のキー操作の邪魔にならないといった利点も得られる。
ここで、起立部46は、第1筐体41の側縁部に別体の側辺部材として取り付けておいても良く、これによっても同様の作用効果が得られる。
なお、起立部46を押して第2筐体42が押し下げられた後は、自動的に第1筐体41に対し第2筐体42が開く機構を組み込んでおいても良い。そうすれば、片手だけで操作しやすくなる。
また、第2筐体42の側端部は通常の側面部としても良く、これによってもほぼ同様の作用効果が得られる。
(実施形態7)
図9は本発明を適用した携帯端末機の実施形態7の構成として携帯電話機を示したもので、前述した実施形態1と同様の部分には同一符号を付してその説明を省略し、以下では異なる部分について説明する。
すなわち、実施形態7では、図9に示すように、第1筐体1の操作部4面側には、その左右両側縁部のヒンジ部3側の奥側半部に起立部56が一体に形成されている。この起立部56は、第2筐体2とほぼ同じ厚さ分だけ第1筐体1上に突出して形成されている。この起立部56には、内側テーパ部57が形成されている。そして、第2筐体2の左右両側端部のヒンジ部3側半部は通常の側面部59となっている。
また、図示のように、第2筐体2の表示部5面側には、その左右両側縁部のヒンジ部3と反対側半部に起立部66が一体に形成されている。この起立部66は、第1筐体1とほぼ同じ厚さ分だけ第2筐体2上に突出して形成されている。この起立部66には、内側テーパ部67が形成されている。そして、第1筐体1の左右両側端部の手前側半部は通常の側面部69となっている。
このように、第1筐体1の奥側半部に起立部56及びその内側テーパ部57を設けて、折り畳み状態から両筐体1・2を開くきっかけを与えることができる。すなわち、折り畳み状態で第1筐体1の両側から奥側半部の起立部56の一部を指で押えて、その内側テーパ部57の内側方向への移動で、当該内側テーパ部57に線状に当接した側面部59の角部が押されて第2筐体2が左右均等に浮き上がり、第1筐体1から浮き上がった第2筐体2の両側の起立部66を指で挟んで持ち上げることで、両筐体1・2を開くことができる。
また、第2筐体2のヒンジ部3と反対側半部に起立部66及びその内側テーパ部67を設けて、折り畳み状態から両筐体1・2を開くきっかけを与えることができる。すなわち、折り畳み状態で第2筐体2の両側から手前側半部の起立部66の一部を指で押えて、その内側テーパ部67の内側方向への移動で、当該内側テーパ部67に線状に当接した側面部69の角部が押されて第1筐体1が左右均等に下方に押し出される。こうして、第2筐体2から押し下げられた第1筐体1の両側の起立部66を指で挟んで下げることで、両筐体1・2を開くことができる。
以上のとおり、折り畳み状態において、手前側半部の起立部66を押しても、奥側半部の起立部56を押しても、両筐体1・2を開くことができる。
(実施形態8)
図10は本発明を適用した携帯端末機の実施形態8の構成として携帯電話機を示したもので、前述した実施形態1の変形例に相当するものであり、実施形態1と同様の部分には同一符号を付してその説明を省略し、以下では変更部分について説明する。
すなわち、この実施形態8では、図10に示すように、左右両側の起立部6のヒンジ部3と反対の手前側部分の一部を、左右方向に可動な別ピースによる起立部76としたものである。この起立部76には、内側テーパ部77が形成されている。そして、起立部76と第1筐体1との間には、起立部76を常時外側方向に押圧するバネ部材80が設けられている。このバネ部材80を介して起立部76が第1筐体1の側縁部に接続されている。
このように、第1筐体1の左右両側の起立部6において、その手前側の一部に別ピースによる起立部76を設けて、折り畳み状態から両筐体1・2を開くきっかけを与えることができる。すなわち、折り畳み状態で第1筐体1の両側から手前側の起立部76を、指でバネ部材80の押圧力に抗して押し込むと、起立部76が内側方向にスライド移動する。そして、内側テーパ部77の内側方向へのスライド移動により、図11に示したように、当該内側テーパ部77に面状に当接したテーパ部8が押されて第2筐体2が左右均等にスムーズに浮き上がり、第1筐体1から浮き上がった第2筐体2の両側のテーパ部8を指で挟んで持ち上げることで、両筐体1・2を開くことができる。
以上において、起立部76は、外側からの押圧力を解除すると、バネ部材80の押圧力により、図10に示したように、元の位置に戻る。
なお、以上の実施形態においては、携帯電話機としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、PDA、その他の携帯端末機であっても良い。
また、起立部の形状等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
本発明を適用した携帯端末機の実施形態1の構成を示すもので、携帯電話機を開いた状態で下側から見た斜視図(a)と上側から見た斜視図(b)である。 図1の携帯電話機を折り畳んだ状態で下側から見た斜視図(a)と上側から見た斜視図(b)である。 図2の折り畳んだ状態での縦断面図である。 本発明を適用した携帯端末機の実施形態2の構成を示すもので、携帯電話機を開いた状態で上側から見た斜視図である。 本発明を適用した携帯端末機の実施形態3の構成を示すもので、携帯電話機を開いた状態で上側から見た斜視図(a)と折り畳んだ状態での要部縦断面図(b)である。 本発明を適用した携帯端末機の実施形態4の構成を示すもので、携帯電話機を開いた状態で上側から見た斜視図(a)と折り畳んだ状態での要部縦断面図(b)である。 本発明を適用した携帯端末機の実施形態5の構成を示すもので、携帯電話機を開いた状態で上側から見た斜視図である。 本発明を適用した携帯端末機の実施形態6の構成を示すもので、携帯電話機を開いた状態で上側から見た斜視図(a)と折り畳んだ状態での要部縦断面図(b)である。 本発明を適用した携帯端末機の実施形態7の構成を示すもので、携帯電話機を開いた状態で上側から見た斜視図である。 本発明を適用した携帯端末機の実施形態8の構成を示すもので、携帯電話機を開いた状態で上側から見た斜視図(a)と折り畳んだ状態での要部縦断面図(b)である。 図10の起立部を押した状態を示した斜視図(a)と要部縦断面図(b)である。
符号の説明
1 第1筐体(操作部筐体)
2 第2筐体(表示部筐体)
3 ヒンジ部
4 操作部
5 表示部
6 起立部
7 内側テーパ部
8 テーパ部
9 側面部
16 別体の起立部
17 内側テーパ部
18 テーパ部
19 側面部
26 起立部
27 内側テーパ部
28 テーパ部
36 起立部
37 内側テーパ部
41 第1筐体(表示部筐体)
42 第2筐体(操作部筐体)
43 ヒンジ部
44 操作部
45 表示部
46 起立部
47 内側テーパ部
48 テーパ部
56 起立部
57 内側テーパ部
58 テーパ部
59 側面部
66 起立部
67 内側テーパ部
68 テーパ部
69 側面部
76 起立部(別ピース)
77 内側テーパ部
80 バネ部材

Claims (14)

  1. 第1筐体と第2筐体とがヒンジ部を介して折り畳み可能に結合された折り畳み式携帯端末機であって、
    前記第1筐体の側縁部に、その内側方向がテーパ状の起立部を設け、
    この起立部は外側からの押圧力で内側方向に可動な内側テーパ部を有し、
    前記第2筐体の側端部は、両筐体を折り畳んだ状態で前記起立部の前記内側テーパ部に当接する形状をなし、
    両筐体を折り畳んだ状態で前記起立部を外側から内側方向に押すことにより、前記内側テーパ部に当接した前記第2筐体の前記側端部を前記第1筐体から離間する方向に移動させるようにしたことを特徴とする折り畳み式携帯端末機。
  2. 前記第2筐体の側端部は、前記起立部の前記内側テーパ部に沿って面状に当接するテーパ部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式携帯端末機。
  3. 前記起立部は、前記第1筐体の少なくとも左右両側縁部にそれぞれ設けられ、
    その両起立部の両側からの挟みこみにより、前記第2筐体の両側端部を前記第1筐体から離間する方向に共に移動させるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の折り畳み式携帯端末機。
  4. 前記起立部は、前記第1筐体の左右両側縁部の一方の側縁部のみに設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の折り畳み式携帯端末機。
  5. 前記起立部は、前記第1筐体の前記側縁部の全体にわたって設けられ、
    その起立部の一部が可動とされていることを特徴とする請求項3または4に記載の折り畳み式携帯端末機。
  6. 前記起立部の一部は、前記起立部の前記ヒンジ部と反対側部分であって、その部分が左右方向に可動な別ピースで構成され、
    この別ピースは、前記外側からの押圧力の解除で元の位置に戻ることを特徴とする請求項5に記載の折り畳み式携帯端末機。
  7. 前記起立部の一部は弾性部材で構成されていることを特徴とする請求項5に記載の折り畳み式携帯端末機。
  8. 前記起立部は、前記第1筐体の側縁部の一部に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の折り畳み式携帯端末機。
  9. 前記起立部は、前記第1筐体の左右両側縁部の何れか一方で、前記ヒンジ部と反対側の手前側部分、あるいは前記ヒンジ部側の奥側部分に設けられていることを特徴とする請求項8に記載の折り畳み式携帯端末機。
  10. 前記起立部は、前記第1筐体の側縁部に別体の側辺部材として取り付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の折り畳み式携帯端末機。
  11. 前記第1筐体は操作部を有する操作部筐体であり、
    前記第2筐体は表示部を有する表示部筐体であることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の折り畳み式携帯端末機。
  12. 前記操作部筐体において、前記起立部は当該筐体の左右両側縁部で、前記表示部筐体とほぼ同じ厚さ分だけ起立していることを特徴とする請求項11に記載の折り畳み式携帯端末機。
  13. 前記第1筐体は表示部を有する表示部筐体であり、
    前記第2筐体は操作部を有する操作部筐体であることを特徴とする請求項1から10
    いずれか一項に記載の折り畳み式携帯端末機。
  14. 前記表示部筐体において、前記起立部は当該筐体の左右両側縁部で、前記操作部筐体とほぼ同じ厚さ分だけ起立していることを特徴とする請求項13に記載の折り畳み式携帯端末機。
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