JP4387442B1 - 携帯電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】キーシート内部に侵入した埃等がキートップシートの透明部から見えることにより外観性を損なうことを防止することのできる携帯電子機器を提供する。
【解決手段】筐体20と筐体20内部に収容されたキーシート50との間に弾性部材24を設け、弾性部材24によりスライドシート54および腕部54aのうちの少なくとも一方の一部をスライドシート54の厚み方向に沿って押圧する。すなわち、弾性部材24がスライドシート54を押圧する場合には、スライドシート54に設けられた腕部54aがキーシート50の外部に露出するための開口56aから侵入した埃等の移動を規制する。また、弾性部材24が腕部54aを押圧する場合には、開口56aからの埃等の侵入を防止する。これにより、埃等がスライドシート54の第1の表記部58や第2の表記部59に達し、キートップシート51に設けられた透明部51aを介して外から視認され、外観性を損なうのを防止することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、表記部の向きに合わせて最適な向きで操作できる携帯電子機器に関するものである。
2つの筐体が重なり合うように連結した携帯電子機器である折り畳み式の携帯端末では、ユーザーは、折り畳み式携帯端末を連結部の第1の回動軸を中心として開いた状態(縦開き状態)にして、テンキーなどの操作部を備えた第1の筐体を手で持ち、表示部を備えた第2の筐体を見るという使い方が一般的である。
ところで、近年、テレビジョン放送を受信して表示する携帯端末が実用化され、普及されてきたが、横長のテレビジョン放送画面を見るには、表示部を横長にする横開き状態の方が見やすい。そこで、第2の筐体を、第1の回動軸に直交する第2の回動軸まわりに回動させて開く構造が提案されている(例えば特許文献1参照)。
従来から提案されている折り畳み式の携帯端末の一例を図10と図11に示す。
図10の携帯端末100は、操作部101を有する第1の筐体102と、表示部103を有する第2の筐体104と、連結部105の3つの筐体で構成されている。そして、第1の筐体102に設けた第1回動軸102aに連結部105を矢印A方向に回動自在に支持している。連結部105を矢印A方向に回動することにより、第1の筐体102に対して第2の筐体104を第1の方向に開いて、縦開き状態とすることができる。
また、図11に示すように、連結部105には第2回動軸104aが設けられており、第2の筐体104を矢印B方向に回動自在に支持している。従って、第2の筐体104を矢印B方向へ回動させることにより、第1の筐体102に対して第2の筐体104を第2の方向に開いて、横開き状態とすることができる。
特開2006−22899号公報
ところで、前述した縦開き状態および横開き状態が可能な携帯端末100では、操作部101の表示が、縦開き状態に対応した表示あるいは横開き状態の一方にのみ対応した表示では、他方の開き状態における操作性に問題がある。
そこで、開き状態に対応した表示に切り替えることが考えられる。例えば、操作部101を構成するキーシートを、表面を覆うキートップシートと、キートップシートを押圧することによりスイッチ基板を押圧するプッシャーシートから構成し、キートップシートとプッシャーシートとの間に、開き状態に対応した表示を有する表示シートをスライド可能に設けることが考えられる。
すなわち、表示シートには、縦開き状態に対応した縦表示と、横開き状態に対応した横表示とを表示しておき、縦開き状態あるいは横開き状態に応じて表示シートをスライドさせて、キートップシートに設けられている透明部から、開き状態に対応した表示が視認されるようにする。このとき、キートップシートとプッシャーシートとの間に所定の空間を設けて表示シートがスムーズにスライドできるようにするとともに、表示シートに設けられている腕部を空間の外に引き出し、腕部を移動させることにより表示シートをスライドさせるようにする。
このため、キートップシートとプッシャーシートとが、表示シートの腕部を引き出す場所を除いて所定の空間を含む袋状に形成されることになり、空間内部に埃等が侵入すると、キートップシートの透明部から埃等が見えて、外観性が損なわれるおそれがある。
本発明は、前述した問題を解決するためになされたもので、キーシート内部に侵入した埃等がキートップシートの透明部から見えることにより外観性を損なうことを防止することのできる携帯電子機器を提供することを目的とする。
本発明の携帯電子機器は、筐体と、前記筐体に収容されるキーシートと、前記筐体と前記キーシートとの間に設けられた弾性部材と、を有し、前記キーシートは、所定位置に透明部が設けられたキートップシートと、前記キートップシートに対して裏側の面に押圧用の突起を有するプッシャーシートと、前記キートップシートと前記プッシャーシートとの間に設けられ、前記キートップシートおよび前記プッシャーシートに対して第1の位置から第2の位置までの範囲で往復移動可能なスライドシートと、前記スライドシートに接続され、前記キートップシートと前記プッシャーシートとの間に設けられた開口から露出する腕部と、を備え、前記スライドシートにおける前記キートップシート側の面には、前記第1の位置において前記透明部から第1の方向に判読可能に表記が設けられた第1の表記部と、前記第2の位置において前記透明部から前記第1の方向とは異なる第2の方向に判読可能に表記が設けられた第2の表記部とが設けられ、前記弾性部材は、前記スライドシートまたは前記腕部の一部を前記スライドシートの厚み方向に押圧する構成を有している。
これにより、筐体と筐体内部に収容されたキーシートとの間に弾性部材を設け、弾性部材によりスライドシートまたは腕部の一部をスライドシートの厚み方向に沿って押圧する。すなわち、弾性部材がスライドシートを押圧する場合には、スライドシートの腕部をキーシートの外部に露出するために設けられた開口から侵入した埃等の移動を規制する。また、弾性部材が腕部を押圧する場合には、開口からの埃等の侵入を防止する。これにより、埃等がスライドシートの第1の表記部や第2の表記部に達し、キートップシートに設けられた透明部を介して外から視認され、外観性を損なうのを防止することができる。
また、本発明の携帯電子機器は、前記弾性部材は、前記スライドシートにおける前記開口側の端部を押圧するとともに、前記スライドシートの往復移動方向に対して直交する方向に設けられている構成を有している。
これにより、スライドシートの往復移動方向に対して直交する方向に弾性部材を設けたので、開口から侵入した埃等の移動を規制することができる。
また、本発明の携帯電子機器は、前記弾性部材は、前記キートップシートを介して前記スライドシートを押圧する構成を有している。
これにより、弾性部材はキートップシートを介してスライドシートを押圧するので、キートップシートに弾性部材用の切欠きを設けない。このため、弾性部材用の切欠きからキーシート内部への埃等の侵入を防止することができる。
また、本発明の携帯電子機器は、前記キートップシートと前記プッシャーシートとの間の離間寸法から前記スライドシートの厚み寸法を引いた隙間寸法に対して、前記弾性部材の無負荷状態における押圧方向寸法のほうが大きい構成を有している。
これにより、弾性部材の無負荷状態における押圧方向寸法すなわち厚み寸法が、キートップシートとプッシャーシートとの間の離間寸法からスライドシートの厚みを引いた隙間寸法よりも大きいので、弾性部材は常にスライドシートを押圧する。このため、埃等の移動を規制することができる。
さらに、本発明の携帯電子機器は、前記弾性部材の無負荷状態における押圧方向寸法は、前記キートップシートと前記プッシャーシートとの間の離間寸法から前記スライドシートの厚み寸法を引いた隙間寸法の2倍を超えない大きさである構成を有している。
また、本発明の携帯電子機器は、前記スライドシートまたは前記腕部において前記弾性部材に押圧される領域に凹凸が形成された構成を有している。
これにより、スライドシートまたは腕部において弾性部材に押圧される領域に凹凸が形成されているので、スライドシートのスライド時にキートップシートあるいはプッシャーシートとの間で発生する接触面同士の抵抗を減らすことができる。このため、スライドシートを低加重で移動させることができる。
そして、本発明の携帯電子機器は、前記スライドシートまたは前記腕部において少なくとも前記弾性部材に押圧される領域は他の領域よりも摩擦係数が小さい材料で形成されている構成を有している。
さらに、本発明の携帯電子機器は、前記スライドシートまたは前記腕部において前記弾性部材に押圧される領域にシリコン系の被覆層が形成されている構成を有している。
また、本発明の携帯電子機器は、前記スライドシートまたは前記腕部において前記弾性部材に押圧される領域にフッ素系の被覆層が形成されている構成を有している。
これらにより、スライドシートにおいて弾性部材に押圧される領域にシリコン系あるいはフッ素系の被覆層が形成されているので、スライドシートのスライド時にキートップシートあるいはプッシャーシートとの間で発生する接触面同士の抵抗を減らすことができる。このため、スライドシートを低加重で移動させることができる。
本発明は、弾性部材がスライドシートを押圧する場合には、スライドシートの腕部をキーシートの外部に露出するために設けられた開口から侵入した埃等の移動を規制する。また、弾性部材が腕部を押圧する場合には、開口からの埃等の侵入を防止する。これにより、埃等がスライドシートの第1の表記部や第2の表記部に達し、キートップシートに設けられた透明部を介して外から視認され、外観性を損なうのを防止することができる携帯電子機器を提供できるものである。
以下、本発明の実施形態の携帯電子機器について、図面を用いて説明する。
図1は本発明にかかる第1実施形態の携帯電子機器の縦開き状態を示す斜視図、図2は携帯電子機器の横開き状態を示す斜視図、図3は下筐体およびキーシートの分解斜視図、図4は枠部に収容されたスライドシートの斜視図、図5は図3中VI−VI位置の断面図、図6は図5の別の例を示す断面図、図7は縦開き状態における表記を示す正面図、図8は横開き状態における表記を示す正面図である。
図1および図2に示すように、第1実施形態に係る携帯電子機器としての折り畳み式携帯端末10では、筐体を構成する下筐体20と上筐体30とを有しており、下筐体20と上筐体30とが、連結部40により回動可能に連結されている。下筐体20の上面には、四方向キー22および文字や数字を入力するテンキー23を有する操作部21が設けられており、上筐体30の下面には表示部31が設けられている。
従って、下筐体20と上筐体30を積層した閉じた状態では、操作部21と表示部31とが対面する。
折り畳み式携帯端末10では、図1に示すように、下筐体20に対して縦方向に開く縦開き状態と、図2に示すように、下筐体20に対して横方向に開く横開き状態とが可能となっている。縦開き状態は、上筐体30を連結部40の第1回動軸41回りに回動させて開いた状態であり、例えば通話やメールを行うのに適する。また、横開き状態は、上筐体30を連結部40の第2回動軸42回りに回動させて開いた状態であり、例えばテレビを受信したりゲームをしたりするのに適する。
図3に示すように、下筐体20の上面20aには中央部に開口20bが設けられており、開口20bの連結部40側の内面には、弾性部材24が取付けられている。下筐体20の内部には、操作部21を構成するキーシート50が所定の位置に設けられている。キーシート50は、キートップシート51と、スライドシート54と、プッシャーシート53と、ドームスイッチ52とを積層状態で有している。
従って、下筐体20の開口20bからキートップシート51の操作部21が露出するので、操作部21を操作することができる。
キートップシート51には、四方向キー22および文字や数字を入力するテンキー23に対応した位置(所定位置)に窓状の透明部51aが設けられており、スライドシート54の表示が見えるようになっている。なお、下筐体20の開口20bは、キートップシート51の透明部51aの全てが露出する大きさを有している。
図3および図5に示すように、キートップシート51においては、透明な本体51bの表面に、操作部21における窓22a、23aに対応する部分以外の部分に、不透明な塗料51cを塗布することにより、透明部51aを形成している。これにより、窓22a、23aに対応した位置に透明部51aを容易に形成できる。
従って、透明部51aは、塗料51cの厚さ分だけ凹んで形成されることになる。
プッシャーシート53は、キートップシート51とドームスイッチ52との間に設けられ、裏面に押圧用の突起(図示省略)を有する。
キートップシート51とプッシャーシート53とは、同じ外形寸法を有する枠部56を挟んで袋状に接合されており、枠部56の高さに相当する内部空間56bを有している。すなわち、枠部56の上面にはキートップシート51が接合され、枠部56の下面にはプッシャーシート53が接合される。内部空間56bにはスライドシート54が収容されており、スライドシート54は、キートップシート51およびプッシャーシート53に対して面方向に沿って所定の範囲で往復移動可能となっている。
なお、枠部56の下面(裏面)の一部には、肉厚を薄くして開口56aが設けられており、枠部56の内部空間56bと外部とが連通されている。
図3〜図5に示すように、スライドシート54は、薄いが、座屈しない程度の剛性を有するプラスチックシートでできており、一端に凸状のフォロア取付部(腕部)54aが形成されている。フォロア取付部54aは枠部56の開口56aから外側へ突出しており、このフォロア取付部54aには、第1の回動軸41に設けられているフォロア移動機構41a(図1参照)によって往復移動するフォロア部材57が取付けられる。
なお、スライドシート54は、第1回動軸41が回転した場合のみ移動し、第1回動軸41が回転しない場合、すなわち、上下筐体20、30を閉じた状態および上筐体30を横開きにした場合には、スライドシート54は図示省略のバネ部材により付勢されて、原点位置(横開き状態に適した位置)にあって移動しない。
従って、上筐体30の開き方(第1回動軸41の回転の仕方)に応じたフォロア部材57の往復移動に伴い、スライドシート54は、枠部56の内部空間56bで、キートップシート51とプッシャーシート53との隙間を移動可能に保持されることになる。
すなわち、スライドシート54は、例えば上筐体30を第1回動軸41を中心として縦開きにして電話機として使用する際には、図4中A方向へ移動して縦開き状態に適した第1の位置(図7参照)に位置する。
また、上筐体30を第2回動軸42を中心として横開きにしてテレビ受信機として使用する際には、横開き状態に適した第2の位置(図8参照)に位置する。スライドシート54は、この第1の位置と第2の位置の間(所定の範囲)で往復移動可能となっている。
図4に示すように、スライドシート54におけるキートップシート51側の面(ここでは上面)には、第1の位置(縦開き状態)においてキートップシート51の透明部51aから第1の方向(縦開き状態における上下方向)に判読可能に表記が設けられた第1の表記部58(図7参照)と、第2の位置(横開き状態)において透明部51aから第1の方向とは異なる第2の方向(横開き状態における上下方向)に判読可能に表記が設けられた第2の表記部59(図8参照)とが設けられている。
第1の表示部58としては、例えば、縦開き状態において電話機として使えるように、規格で定められた電話機用のテンキー23配列で、第1の方向(図1中矢印A方向)を上下とする向きで表示される。
また、第2の表示部59としては、例えば、横開き状態においてテレビ放送受信機として使いやすいように、第1列目は左から「1」、「2」、「3」、「4」と並んでいる。第2列目は左から「5」、「6」、「7」、「8」と並んでいる。そして、第3列目は「9」、「10」、「11」、「12」と並んでいる。数字の向きは、第2の方向(図2中矢印B方向)を上下とする向きで表示される。
第1の表記部58と第2の表記部59により、スライドシート54の表記部が構成される。
図7に示すように、第1の表記部58と第2の表記部59とは、キートップシート51における透明部51aの、スライドシート54のスライド方向の間隔をPとした場合に、その半分(P/2)だけずらして配置される。
なお、スライド方向と直交する方向に対しては、同じ位置である。これにより、スライドシート54をスライド方向へP/2だけずらすことにより、第1の表記部58と第2の表記部59とを容易に変えることができる。
すなわち、前述したように、第1の表記部58においては、電話機として使えるように、規格で定められた電話機用のテンキー23配列で、第1の方向(図1中矢印A方向)を上下とする向きで表示される。また、第2の表記部59においては、テレビ放送受信機として使いやすいような配列で、第2の方向(図2中矢印B方向)を上下とする向きで表示される。そして、第1の表記部58と第2の表記部59とが、スライドシート54のスライド量に対応して、スライド方向に隣接して設けられる。
図3および図5に示すように、下筐体20の内面に設けられている弾性部材24は、キートップシート51を介して、スライドシート54の開口56a側端部を厚み方向へ押圧するものであり、例えばゴムやフェルトで構成されている。弾性部材24は、スライドシート54のスライド方向に対して直交する方向であるスライドシート54の全幅を押圧できる長さを有している。すなわち、弾性部材24の長さは、スライドシート54の全幅よりも長く、枠部56の内部空間56bの幅よりも短い寸法で構成している。
また、弾性部材24の厚さ(押圧方向寸法)は、無負荷状態において、キートップシート51とプッシャーシート53との間の離間寸法(すなわち、枠部56の内部空間56bの高さ)からスライドシート54の厚み寸法を引いた隙間寸法よりも大きく構成している。
従って、弾性部材24は、キートップシート51を押圧して撓ませ、キートップシート51を介してスライドシート54の上面を押圧する。これにより、枠部56の開口56aから埃等が侵入しても、弾性部材24によりキートップシート51を押し付けられている領域を超えて、埃等がスライドシート54の第1の表記部58および第2の表記部59に達するのを防止することができる。
なお、弾性部材24の厚み寸法は、キートップシート51とプッシャーシート53との間の離間寸法(すなわち、枠部56の内部空間56bの高さ)からスライドシート54の厚み寸法を引いた隙間寸法の2倍を超えない大きさと構成してもよい。この場合、過度に押圧しないので、スライドシート54のスライド動作を妨げない。
スライドシート54において弾性部材24によって押圧される領域には、凹凸54bが形成されており、スライドシート54とキートップシート51との密着(貼り付き)、あるいはスライドシート54とプッシャーシート53との密着を防止して、スライドシート54のスライドをスムーズに行うことができるようにしている。
あるいは、図6に示すように、スライドシート54において弾性部材24によって押圧される領域を、他の領域あるいは他の面より摩擦係数の小さい材料で形成してもよい。例えば、シリコン系あるいはフッ素系の被覆層55を設けることもできる。また、被覆層55の表面に凹凸を設けてもよい。
図3および図5に示すように、スライドシート54の下側にはプッシャーシート53が設けられており、さらにプッシャーシート53の下側にはドームスイッチ52が設けられている。プッシャーシート53は全体の厚さが薄く、キートップシート51を押すことによりスライドシート54を介してプッシャーシート53たわませることで、直下のドームスイッチ52のドーム52a表面をへこませ、ドーム52a内面を下降させて、基板52bに設けられている櫛歯形電極に接触させて、キー入力を実現している。
また、図3に示すように、ドームスイッチ52におけるドーム52a間の隙間には、バックライトである発光部としてのLED52cが設けられている。これにより、スライドシート54の表記58、59が、プッシャーシート53の裏側に設けられたLED52cからの光により照らされて、キートップシート51の透明部51aから見えるので、第1の表記部58および第2の表記部59が見やすいとともに、外観品位を向上させることができる。
次に、上筐体30の開閉に伴うスライドシート54の動きおよび操作部21における表示について説明する。
図7に示すように、下筐体20に対して上筐体30を第1回動軸41周りに縦方向に開けると、第1回動軸41の回転に応じて、第1回動軸41に設けられているフォロア移動機構41aがキーシート50のスライドシート54に取付けられているフォロア部材57を移動させて、スライドシート54を移動させる。
これにより、第1の表記部58がキートップシート51の透明部51aを通して見えるので、電話やメールを容易に行うことができる。
なお、この状態では、第2の表記部59は、キートップシート51の塗装部分51cに隠れて見えない(破線で表示)。
このとき、下筐体20の内面に取付けられている弾性部材24は、キートップシート51を介してスライドシート54を押圧しているので、スライドシート54とキートップシート51との間には隙間ができず密着する。このため、枠部56の開口56aからスライドシート54とキートップシート51との間に侵入した埃等は、弾性部材24による押圧領域を超えて侵入するのを阻止する。
また、図8に示すように、下筐体20に対して上筐体30を第2回動軸42周りに横方向に開けると、第1回動軸41は回転しないので、フォロア部材51も移動せず、スライドシート54は移動しない。上下筐体20、30を閉じた状態および横開き状態においては、スライドシート54は原点位置にあり、第2の表記部59がキートップシート51の透明部51aを通して見える位置にある。
このため、横開き状態では、テレビの受信やゲームの操作を容易に行うことができる。
なお、この状態では、第1の表記部58は、キートップシート51の塗装部分51cに隠れて見えない(破線で表示)。
この場合においても、弾性部材24は、キートップシート51を介してスライドシート54を押圧しているので、スライドシート54とキートップシート51との間には隙間ができず密着する。このため、枠部56の開口56aからスライドシート54とキートップシート51との間に侵入した埃等は、弾性部材24による押圧部を超えて侵入するのを阻止する。
以上、説明した携帯端末10によれば、下筐体20内部に収容されたキーシート50と下筐体20の内面との間に弾性部材24を設け、弾性部材24によりキートップシート51を介してスライドシート54をスライドシート54の厚み方向に沿って押圧する。このため、枠体56の開口56aから侵入した埃等の移動を規制する。これにより、埃等がスライドシート54の第1の表記部58や第2の表記部59に達し、キートップシート51に設けられた透明部51aを介して外から視認され、外観性を損なうのを防止することができる。
また、スライドシート54の往復移動方向に直交しスライドシート54の辺長に対応して全幅よりも長く弾性部材54を設けたので、開口56から侵入した埃等の移動を確実に規制することができる。
また、弾性部材24が、キートップシート51を介してスライドシート54を押圧するので、キートップシート51に弾性部材24用の切欠きを設ける必要がない。このため、弾性部材24用の切欠きからキーシート50内部への埃等の侵入を確実に防止することができる。
また、弾性部材24の無負荷状態における押圧方向寸法が、キートップシート51とプッシャーシート53との間の離間寸法からスライドシート54の厚み寸法を引いた隙間寸法に対して、100%を超えて200%以下となっている。このため、埃等の移動を規制することができるとともに、スライドシート54の往復移動を阻害しない。
また、スライドシート54において弾性部材24に押圧される領域に凹凸54bが形成されたので、スライドシート54のスライド時にキートップシート51あるいはプッシャーシート53との間で発生する接触面同士の抵抗を減らすことができる。このため、スライドシート54を低加重で移動させることができる。
なお、凹凸61の表面の凸形状の高さとしては、例えば、5〜60μmとするのが効果的である。
また、被覆層55の材質としては、UV硬化のための材料にメジューム剤を混ぜたものを使用するのが一般的である。
以下、本発明の第2実施形態にかかる携帯電子機器について、図面を用いて説明する。
図9は本発明にかかる第2実施形態の携帯電子機器の下筐体およびキーシートの分解斜視図である。なお、前述した第1実施形態にかかる携帯電子機器と共通する部位には同じ符号を付して、重複する説明を省略することとする。
第2実施形態に係る携帯電子機器としての折り畳み式携帯端末10Bでは、下筐体20の内面に取り付けられている弾性部材24Bが、スライドシート54のフォロア取付部(腕部)54aを押圧する。すなわち、弾性部材24Bは、枠部56の開口56aを塞ぐようにキートップシート51を押圧する。
これにより、枠部56の開口56aからの埃等の侵入を防止し、埃等がスライドシート54の第1の表記部58や第2の表記部59に達して、キートップシート51に設けられた透明部51aを介して外から視認され、外観性を損なうのを防止することができる。
また、弾性部材24Bのスライドシート54に対する押圧領域に対応して、スライドシート54のフォロア取付部54aに凹凸54bを形成する。
これにより、スライドシート54のスライド時にキートップシート51あるいはプッシャーシート53との間で発生する接触面同士の抵抗を減らして、スライドシート54を低加重で移動させることができる。
あるいは、弾性部材24Bに押圧される領域であるスライドシート54のフォロア取付部54aにシリコン系あるいはフッ素系の被覆層55(図9において2点鎖線で表示)を設けることにより、スライド時にキートップシート51あるいはプッシャーシート53との間で発生する接触面同士の抵抗を減らして、スライドシート54を低加重で移動させることができる。
なお、本発明のキーシートおよび携帯電子機器は、前述した各実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
例えば、前述した各実施形態においては、凹凸54bをスライドシート54のキートップシート51側面に設けた場合について説明したが、スライドシート54の上下両面に凹凸54bを設けてもよい。また、被覆層55についても同様である。
また、携帯電子機器は、携帯電話だけでなく、PDA、ノートパソコン、ゲーム機等の持ち運び可能な電子機器であってもよい。
本発明は、表記部の向きに合わせて最適な向きで操作できる携帯電子機器への適用に好適である。
本発明にかかる第1実施形態の携帯電子機器の縦開き状態を示す斜視図 本発明にかかる第1実施形態の携帯電子機器の横開き状態を示す斜視図 本発明にかかる第1実施形態のキーシートの分解斜視図 キーシートの斜視図 図3中V−V位置の断面図 図5の変形例を示す断面図 縦開き状態における表記を示す正面図 横開き状態における表記を示す正面図 本発明にかかる第2実施形態のキーシートの分解斜視図 従来の折り畳み式携帯電話の縦開き状態を示す斜視図 従来の折り畳み式携帯電話の横開き状態を示す斜視図
符号の説明
10 折り畳み式携帯端末(携帯電子機器)
20 下筐体(筐体)
24 弾性部材
30 上筐体(筐体)
50 キーシート
51 キートップシート
51a 透明部
53 プッシャーシート
54 スライドシート
54a フォロア取付部(腕部)
54b 凹凸
55 被覆層
56a 開口
58 第1の表記部
59 第2の表記部

Claims (9)

  1. 筐体と、
    前記筐体に収容されるキーシートと、
    前記筐体と前記キーシートとの間に設けられた弾性部材と、を有し、
    前記キーシートは、
    所定位置に透明部が設けられたキートップシートと、
    前記キートップシートに対して裏側の面に押圧用の突起を有するプッシャーシートと、
    前記キートップシートと前記プッシャーシートとの間に設けられ、前記キートップシートおよび前記プッシャーシートに対して第1の位置から第2の位置までの範囲で往復移動可能なスライドシートと、
    前記スライドシートに接続され、前記キートップシートと前記プッシャーシートとの間に設けられた開口から露出する腕部と、を備え、
    前記スライドシートにおける前記キートップシート側の面には、
    前記第1の位置において前記透明部から第1の方向に判読可能に表記が設けられた第1の表記部と、
    前記第2の位置において前記透明部から前記第1の方向とは異なる第2の方向に判読可能に表記が設けられた第2の表記部とが設けられ、
    前記弾性部材は、前記スライドシートまたは前記腕部の一部を前記スライドシートの厚み方向に押圧する携帯電子機器。
  2. 前記弾性部材は、前記スライドシートにおける前記開口側の端部を押圧するとともに、前記スライドシートの往復移動方向に対して直交する方向に設けられている請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記弾性部材は、前記キートップシートを介して前記スライドシートを押圧する請求項2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記キートップシートと前記プッシャーシートとの間の離間寸法から前記スライドシートの厚み寸法を引いた隙間寸法に対して、
    前記弾性部材の無負荷状態における押圧方向寸法のほうが大きい請求項2または請求項3に記載の携帯電子機器。
  5. 前記弾性部材の無負荷状態における押圧方向寸法は、
    前記キートップシートと前記プッシャーシートとの間の離間寸法から前記スライドシートの厚み寸法を引いた隙間寸法の2倍を超えない大きさであることを特徴とする請求項4に記載の携帯電子機器。
  6. 前記スライドシートまたは前記腕部において前記弾性部材に押圧される領域に凹凸が形成されている請求項1から請求項4のいずれかに記載の携帯電子機器。
  7. 前記スライドシートまたは前記腕部において少なくとも前記弾性部材に押圧される領域は他の領域よりも摩擦係数が小さい材料で形成されている請求項1から請求項4のいずれかに記載の携帯電子機器。
  8. 前記スライドシートまたは前記腕部において前記弾性部材に押圧される領域にシリコン系の被覆層が形成されている請求項7に記載の携帯電子機器。
  9. 前記スライドシートまたは前記腕部において前記弾性部材に押圧される領域にフッ素系の被覆層が形成されている請求項7に記載の携帯電子機器。
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