JP2007124436A - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】CSI信号、TSI信号、NSS信号等として使用される自装置情報が未登録の場合、ユーザにその旨を知得させて登録を促すことができるファクシミリ装置を提供することを目的としている。
【解決手段】ファクシミリ通信に関する所定の処理(ファクシミリ送信予約の設定操作の受け付け処理、ファクシミリ送信実行命令の入力操作の受け付け処理、ファクシミリ受信処理)が実行された際に、自装置情報が登録されているか否かを判断し、未登録であると判断された場合には、その旨を報知する所定のメッセージを表示部15に表示する。
【選択図】図2

Description

この発明は、CSI信号(被呼端末識別信号)、TSI信号(送信端末識別信号)、NSS信号信号(非標準機能設定信号)等を利用して自装置に関する情報を通信相手先に送信する機能を有するファクシミリ装置に関する。
なお、一般的なファクシミリ装置は、CSI信号等を利用して自装置に関する情報を通信相手先に送信する機能を備えているが、この機能によって自装置に関する情報を通信相手先に送信するためには、CSI信号等として使用される自装置に関する情報(以下において「自装置情報」という)を予め登録しておく必要がある。
通常、自装置情報は、ファクシミリ装置の初期設定の際に初期設定情報として登録される。この初期設定情報の登録操作を、ユーザが迅速かつ容易に行うことを可能とする技術がある(特許文献1参照)。ここでは、ユーザが初期設定を一括消去した際や、オプション機能が追加された際、さらには初期設定情報に不足がある場合等、初期設定情報の登録を実行する必要が生じた各場合に、登録を行うための操作説明を記載したヘルプリストをプリントアウトする。ユーザは、プリントアウトされたヘルプリストを参照しながら初期設定情報の登録をスムースに行うことができる。
また、正確な情報が自装置情報として登録されることを担保するための技術もある(特許文献2参照)。ここでは、モジュラージャックの離脱および装着が行われた場合に、自装置情報の再設定をユーザに促すためのメッセージ表示等を行う。これにより、例えば、FAX番号が変更した場合に、変更前のFAX番号が自装置情報として登録されたまま装置が使用される、すなわち誤った情報が通信相手に送信されるといった状況を未然に防止することができる。
一方では、自装置情報が未登録もしくは誤登録のまま装置が使用され続ける場合も少なくなかった。そこで、TSI信号ではなく、通信網から送出される情報を利用して通信相手装置を特定する技術も考案されている(特許文献3参照)。
特開2000−201243号公報 特開平10−271247号公報 特開平9−65088号公報
自装置情報の登録を容易かつ正確に行うための技術が種々考案されていることからも明らかなように、近年においては、受信したCSI信号等から得た通信相手の装置情報から通信相手を確認することが慣習化している。このような状況においては、自装置情報を登録することの重要性が一層高まってきている。
例えば、近年においては、受信したCSI信号等を利用した誤送信防止機能等を備えるファクシミリ装置が増えつつある。しかし、装置情報が未登録の通信相手に対しては、誤送信防止機能を有効に機能させることができなかった。
また、受信した装置情報から通信相手を確認することが慣習化しているユーザは、通信相手の装置情報が受信できない場合には通信相手が所望の宛先に間違いないかを確認することができず、不安を感じていた。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、CSI信号、TSI信号、NSS信号等として使用される自装置情報が未登録の場合、ユーザにその旨を知得させて登録を促すことができるファクシミリ装置を提供することを目的としている。
請求項1の発明は、ファクシミリ通信において自装置情報を通信相手先に送信する機能を有するファクシミリ装置において、前記自装置情報の登録を受け付ける自装置情報登録手段と、前記自装置情報が登録されていない場合、ファクシミリ通信に関する所定の処理が実行された際に、自装置情報が未登録であることを報知する未登録報知手段と、を備える。
請求項2の発明は、請求項1に記載のファクシミリ装置において、前記所定の処理に、ユーザによる所定の入力操作の受け付け処理が含まれる。
請求項3の発明は、請求項2に記載のファクシミリ装置において、前記所定の入力操作に、ファクシミリ送信予約の設定操作が含まれる。
請求項4の発明は、請求項2または3に記載のファクシミリ装置において、前記所定の入力操作に、ファクシミリ送信実行命令の入力操作が含まれる。
請求項5の発明は、請求項1に記載のファクシミリ装置において、前記所定の処理に、ファクシミリの受信処理が含まれる。
請求項6の発明は、ファクシミリ通信において自装置情報を通信相手先に送信する機能を有するファクシミリ装置において、前記自装置情報の登録を受け付ける自装置情報登録手段と、前記自装置情報が登録されていない場合、当該ファクシミリ装置の電源がオンされた際に、自装置情報が未登録であることを報知する未登録報知手段と、を備える。
請求項7の発明は、請求項1から6のいずれかに記載のファクシミリ装置において、所定のメッセージをユーザに対して表示する表示手段、を備え、前記未登録報知手段が、前記表示手段に所定のメッセージを表示することによって自装置情報が未登録であることを報知する。
請求項8の発明は、請求項1から7のいずれかに記載のファクシミリ装置において、画像データを表示媒体上に画像形成する画像形成手段、を備え、前記未登録報知手段が、所定の画像メッセージを前記表示媒体上に画像形成することによって自装置情報が未登録である旨を報知する。
請求項9の発明は、請求項1から8のいずれかに記載のファクシミリ装置において、前記自装置情報に、被呼端末識別信号に格納されて通信相手先に送信される情報が含まれる。
請求項10の発明は、請求項1から9のいずれかに記載のファクシミリ装置において、前記自装置情報に、送信端末識別信号に格納されて通信相手先に送信される情報が含まれる。
請求項11の発明は、請求項1から10のいずれかに記載のファクシミリ装置において、前記自装置情報に、非標準機能設定信号に格納されて通信相手先に送信される情報が含まれる。
請求項1に記載の発明によれば、自装置情報が登録されていない場合、自装置情報が未登録であることを報知するので、ユーザは当該報知によって自装置情報が未登録であることを知得するとともにその登録を促される。また、この報知がファクシミリ通信に関する所定の処理が実行された際、すなわち自装置情報の登録が実際に必要とされる可能性が高い場面において行われるので、ユーザに効果的に自装置情報の登録を促すことができる。
請求項2〜4に記載の発明によれば、ユーザによる所定の入力操作の受け付け処理が実行された際に、自装置情報が未登録であることを報知する。この場合、入力操作を行ったユーザが装置の近辺にいるタイミングで自装置情報が未登録であることを報知するので、ユーザに、確実に、自装置情報が未登録であることを知得させるとともにその登録を促すことができる。
特に、請求項3に記載の発明によれば、ファクシミリ送信予約の設定操作の受け付け処理が実行された際に自装置情報が未登録であることを報知する。従って、ユーザは、当該報知に応じて、ファクシミリ送信の予約を行ってから予約したファクシミリ送信が実行されるまでの間に、自装置情報の登録を行うことができる。また、この間に自装置情報の登録が行われた場合、当該予約したファクシミリ送信において、送信先に対して自装置情報を通知することができる。
請求項5に記載の発明によれば、ファクシミリの受信処理が実行された際に自装置情報が未登録である旨を報知する。この場合、受信原稿を受け取るためにユーザが装置の近辺にやってくるタイミングで自装置情報が未登録であることを報知するので、ユーザに、確実に、自装置情報が未登録であることを知得させるとともにその登録を促すことができる。
請求項6に記載の発明によれば、自装置情報が登録されていない場合、自装置情報が未登録であることを報知するので、ユーザは当該報知によって自装置情報が未登録であることを知得するとともにその登録を促される。また、この報知がファクシミリ装置の電源がオンされた際に行われるので、自装置情報が未登録の状態で装置が使用される蓋然性を低減することができる。
請求項7に記載の発明によれば、表示手段に所定のメッセージを表示することによって自装置情報が未登録である旨を報知するので、特に、ユーザがファクシミリ装置の近辺にいる状況において、ユーザに確実かつ迅速に自装置情報が未登録であることを知得させることができる。
請求項8に記載の発明によれば、所定の画像メッセージを表示媒体上に画像形成することによって自装置情報が未登録である旨を報知するので、ユーザに確実に自装置情報が未登録であることを知得させることができる。
請求項9〜11に記載の発明によれば、自装置情報が未登録であることを報知されたユーザが自装置情報の登録を行った場合、通信相手装置に対して自装置情報を送信することができる。つまり、自装置情報が未登録であるために画像データの送受信が妨げられたり、また通信相手に不安を与えたりすることがない。
〈1.デジタル複合機〉
図1は、この発明の第1の実施の形態のファクシミリ装置に相当する機能が組み込まれたデジタル複合機1の構成を示すブロック図である。
図1を参照する。このデジタル複合機1は、FAX機能、コピー機能、スキャン機能、プリント機能などの複数の機能を有する複合機(MFP装置)として構成されている。
このデジタル複合機1は、制御部11と、RAM12と、ROM13と、操作部14と、表示部15と、画像処理部16と、画像読取部17と、画像記録部18と、画像メモリ19と大容量蓄積部20と、未登録報知部21と、自装置情報メモリ22と、通信関係の機能部23〜26とを、バスライン27を介して電気的に接続した構成となっている。
制御部11は、CPUで構成されている。制御部11は、ROM13に記憶されたプログラムに基づいて上記のハードウエア各部を制御し、デジタル複合機1の機能を実現する。
RAM12は、読み出しと書き込みとが可能な記憶装置であり、画像データ、FAX番号、メールアドレスなどの一時的に蓄積される諸データや、制御部11による演算処理の際に発生するデータなどを一時的に記憶する。RAM12はSRAMやフラッシュメモリなどで構成される。
ROM13は、デジタル複合機1の制御に必要なプログラムやデータを予め格納した読み出し専用の記憶装置である。
操作部14は、文字キー、テンキー、ファンクションキーなどの各種キーによって構成され、コマンドやテキストデータの入力といったユーザ操作を受け付ける。操作部14が受けたユーザ操作は信号として制御部11に入力される。制御部11はユーザ操作に基づいて各部の動作を制御する。
表示部15は、デジタル複合機1の動作状態や、画像データなどを表示する表示装置である。また、後述するように、自装置情報が未登録であることをユーザに報知して登録を喚起するための所定のメッセージを表示する。表示部15は、液晶ディスプレイなどの表示装置により構成される。なお、操作部14に設けられた各種のキーは、この表示部15のディスプレイ画面上に設けたタッチパネルによって実現されてもよい。
画像処理部16は、受信された画像データや、画像読取部17から取得した画像データにA/D変換、表色系の変換、色調整、画像の合成などの種々の処理を行う処理部である。
画像読取部17は、原稿上の画像をCCDラインセンサなどの読取素子によって読み取るスキャナである。画像読取部17は、ガラス台上に載置された原稿の表面を読取素子が走査して画像を読み取るタイプのスキャナであってもよく、原稿の載置台(図示省略)に載置された原稿を、ADF(Auto Document Feeder)によって搬送し、搬送される原稿の表面を静止した読取素子によって走査して画像を読み取るタイプのスキャナであってもよい。
画像記録部18は、画像メモリ19に格納された画像データなどを記録紙上へ記録するプリンタである。画像記録部18には、例えば、電子写真方式のプリンタを採用することができる。
画像メモリ19は、LANI/F25やNCU26を通じて外部装置4,5,6から受信した画像データ、画像読取部17において取得された画像データ、画像処理部16において処理された画像データなどを、一時的に記憶するための記憶装置である。画像メモリ19は、読み出しと書き込みとが可能なDRAM等のメモリにより構成される。
大容量蓄積部20は、ハードディスクなどにより構成される。大容量蓄積部20は、画像読取部17により処理された画像データを蓄積することができる。
未登録報知部21は、自装置情報の登録の有無を判断し、未登録の場合にはユーザに対してその旨を報知するとともに登録を促すための各種の処理を行うための処理部である。
自装置情報メモリ22は、登録された自装置情報を格納するための記憶装置である。ここで、自装置情報についてより具体的に説明する。この実施の形態においては、2種類の情報が自装置情報として登録される。第1の自装置情報は自装置のダイヤル番号である。これは、CSI信号やTSI信号等に格納されて通信相手装置に送信される情報である。第2の自装置情報は装置のユーザ名称である。これは、NSS信号に格納されて通信相手装置に送信されたり、また、送信される原稿画像データの所定箇所(例えば上端部)に送信元名称として表示される情報である。
さらにこのデジタル複合機1には、通信関係の機能部として、画像データ等を複数のプロトコルに対応して符号化/復号化するコーデック(CODEC)23と、送受信データの変調および復調を行うモデム24と、LAN(ローカルエリアネットワーク)100とのインターフェイスに相当するLANI/F25と、電話回線の開閉制御を行うNCU26とが、バスライン27を介して電気的に接続した構成となっている。
次に、このデジタル複合機1の通信環境について説明する。デジタル複合機1は、LAN100と接続されている。LAN100にはメールサーバ3や外部端末4などが接続されている。また、LAN100は、ルータ2などを介してインターネット200に接続されている。このような構成によって、デジタル複合機1は、LAN100を介して接続された外部端末4や、インターネット200を介して接続された外部端末5と電子メール通信などを行うことができる。さらに、デジタル複合機1は、アナログ回線用のデータ通信ネットワークであるPSTN(公衆交換電話網)300と接続されている。これによって、デジタル複合機1はPSTN300を介して接続された外部端末6との通信を行うことができる。外部端末4,5,6は、モデム接続されたパソコン、デジタル複合機1と同様の装置、固定電話、携帯電話、FAX専用機、等である。
〈2.第1の実施の形態に係るデジタル複合機1の処理動作〉
図3は、第1の実施の形態に係るデジタル複合機1において自装置情報が未登録の旨をユーザに報知するための所定の報知処理を行う際の処理動作を示すフローチャートである。以下に説明するように、第1の実施の形態においては、自装置情報が未登録の場合、ファクシミリ通信に関する所定の処理が実行された際に、ユーザに自装置情報が未登録であることを報知するための所定の処理が実行される。なお、特に記載のない場合、以下の動作は制御部11の制御下で自動に行われる。
まず、ファクシミリ通信に関する所定の処理が実行されたか否かが判断される(ステップS1〜ステップS3)。なお、ファクシミリ通信に関する各種処理の中で、任意の処理をこの所定の処理として規定することができるが、この実施の形態においては、以下の3つの処理を所定の処理として予め規定しておく。
はじめに、ファクシミリ送信予約の設定操作の受け付け処理が行われたか否かが判断される(ステップS1)。すなわち、ユーザがファクシミリ送信予約の設定操作(より具体的には、例えば、テンキーより送信予約時刻を入力した後に送信予約の設定ボタン(図示省略)を押下する一連の操作)を行った場合、当該送信予約の受け付け処理が行われる。この場合、所定の処理が行われたと判断してステップS5に進む。
ステップS1において、ファクシミリ送信予約の設定操作の受け付け処理が行われないと判断された場合、続いてステップS2に進む。
ステップS2においては、ファクシミリ送信実行命令の入力操作の受け付け処理が行われたか否かが判断される。すなわち、ユーザがファクシミリ送信実行命令の入力操作(より具体的には、例えば、ファクシミリ送信実行ボタン(図示省略)の押下)を行った場合、当該送信実行命令の受け付け処理が行われる。この場合、所定の処理が行われたと判断してステップS5に進む。
ステップS2において、ファクシミリ送信実行命令の入力操作の受け付け処理が行われないと判断された場合、続いてステップS3に進む。
ステップS3においては、ファクシミリ受信処理が行われたか否かが判断される。ファクシミリ受信があった場合、所定の処理が行われたと判断してステップS5に進む。ただし、この場合、ファクシミリ受信処理が完了するまではステップS5に進まず、ファクシミリ受信処理が完了したと判断された後に(ステップS4)ステップS5に進む。
ステップS3において、ファクシミリ受信処理が行われないと判断された場合、所定の処理がいずれも行われなかったと判断して再度ステップS1に戻る。
ステップS1〜ステップS3の各処理によって、ファクシミリ通信に関する所定の処理が実行されたと判断された場合、続いて自装置情報の登録が行われているか否かが判断される(ステップS5〜ステップS6)。
すなわち、まず、第1の自装置情報(すなわち、CSI信号およびTSI信号等に格納されて通信相手装置に送信される、自装置情報のダイヤル番号)が自装置情報メモリ22に記憶されているか否かが判断される(ステップS5)。
ステップS5において、第1の自装置情報が登録されていないと判断された場合、ステップS7に進む。
ステップS5において、第1の自装置情報が登録されていると判断された場合、続いてステップS6に進む。
ステップS6においては、第2の自装置情報(すなわち、NSS信号等に格納されて通信相手装置に送信されたり、送信される原稿画像データの所定箇所に表示される、装置のユーザ名称)が自装置情報メモリ22に記憶されているか否かが判断される。
ステップS6において、第2の自装置情報が登録されていないと判断された場合、ステップS7に進む。
ステップS6において、第2の自装置情報が登録されていると判断された場合、第1、および第2の自装置情報のいずれもが登録されていると判断してステップS7の処理を行うことなく終了する。
ステップS7においては、ユーザに対して自装置情報が未登録の報知を行う。
この未登録報知処理について説明する。第1の自装置情報と第2の自装置情報の少なくとも一方が未登録であると判断された場合、所定の信号が未登録報知部21に送られる。当該信号を受信した未登録報知部21は、所定の報知処理として、所定のメッセージを表示部15に表示する(図2(a)参照)。所定のメッセージとは、自装置情報が未登録であることをユーザに報知するとともに自装置情報の登録を喚起するためのメッセージ(例えば「自装置情報が未登録です。登録してください。」とのメッセージ)である。
当該所定のメッセージを見て、自装置情報が未登録であることを知得するとともに、登録を喚起されたユーザは、所定の操作を実行することによって自装置情報の登録を行うことができる。
自装置情報の登録は、例えば次のように行われる。まず、ユーザが操作部14のメニュー画面から自装置情報の登録メニューを選択する。この選択操作が行われると、予めROM13に格納したプログラムによって機能的に構成される自装置情報登録手段が能動化される。このプログラムによって実行される一連の処理において、ユーザに自装置のダイヤル番号とユーザ名称とを入力させるための誘導画面等が表示部15に表示される。当該誘導に応じてユーザが各情報を操作部14より入力すると、当該入力された情報が受け付けられ、自装置情報メモリ22に格納される。これによって、自装置情報の登録が完了する。
この実施の形態によると、自装置情報が登録されていない場合、所定の報知処理を実行するので、ユーザに自装置情報が未登録であることを知得させるとともにその登録を促すことができる。
また、自装置情報の登録が実際に必要とされるのはファクシミリ通信を行う際であるが、この実施の形態によると、所定の報知処理が、ファクシミリ通信に関する所定の処理が実行された際(すなわち、自装置情報の登録が必要とされる可能性が高い場面)において実行されるので、ユーザに効果的に自装置情報の登録を促すことができる。
さらに、この実施の形態のように、ファクシミリ装置が自装置情報の登録が直接には関係ない機能(例えば、コピー機能、スキャン機能、プリント機能など)を有する複合機として構成されている場合、自装置情報の登録が特に必要とされない場面(例えば、コピー処理が実行された際)には報知が行われない。つまり、無駄な報知が行われることなく、ユーザに効率的に自装置情報の登録を促すことができる。
また、この実施の形態においては、自装置情報が未登録である場合には、ファクシミリ送信予約の設定操作の受け付け処理が実行された際(つまりは、ユーザがファクシミリ送信予約の設定操作を行い、当該操作が受け付けられた際)および、ファクシミリ送信実行命令の入力操作の受け付け処理が実行された際(つまりは、ユーザがファクシミリ送信実行命令の入力操作を行い、当該指示操作が受け付けられた際)に、所定の報知処理が実行される。つまり、ユーザが操作部14の近辺にいる可能性の高いタイミングで、所定の報知処理が実行されることとなるので、ユーザに確実に自装置情報が未登録であることを報知することができる。
特に、前者の場合には、ユーザはファクシミリ送信の予約を行ってから予約したファクシミリ送信が実行されるまでの間に自装置情報の登録を行うことができる。また、この間にユーザが自装置情報の登録を行った場合、当該予約したファクシミリ送信において、送信先に対して自装置情報を通知することができる。
また、この実施の形態においては、ファクシミリの受信処理が実行された際に、所定の報知処理が実行される。つまり、ユーザが、受信されたファクシミリ原稿を受け取りに来ると予想されるタイミングで、所定の報知処理が実行されることとなるので、ユーザに自装置情報が未登録であることを報知することができる。
また、この実施の形態によると、自装置情報が未登録であることを報知されたユーザが自装置情報の登録を行った場合、通信相手装置に対して自装置情報を送信することができる。つまり、自装置情報が未登録であるために画像データの送受信が妨げられたり、また通信相手に不安を与えたりすることがない。
〈3.第2の実施の形態に係るデジタル複合機1の処理動作〉
次に、第2の実施の形態について説明する。ただし、第2の実施の形態に係るデジタル複合機1は第1の実施の形態と同様の構成を有している。図4は、第3の実施の形態に係るデジタル複合機1の起動時の処理動作を示すフローチャートである。以下に説明するように、第2の実施の形態においては、自装置情報が未登録の場合、電源がオンされた際に、ユーザに自装置情報が未登録であることを報知するための所定の処理が実行される。なお、特に記載のない場合、以下の動作は制御部11の制御下で自動に行われる。
デジタル複合機1の電源がオンされた場合(ステップS21)、以下に説明する所定の処理が実行される。
まず、自装置情報の登録が行われているか否かが判断される(ステップS22〜ステップS23)。この判断処理は第1の実施の形態と同様の処理である(図3のステップS5〜ステップS6参照)。
第1の自装置情報および第2の自装置情報のいずれもが登録されていると判断された場合(すなわち、ステップS22でYesであり、さらにステップS23でもYesの場合)、ステップS24の処理を行うことなく終了する。
第1の自装置情報もしくは第2の自装置情報の少なくとも一方が未登録であると判断された場合(すなわち、ステップS22でNoの場合、もしくはステップS23でNoの場合)、ステップS24に進んで所定の報知処理を行う。ステップS24の報知処理は、第1の実施の形態における所定の報知処理と同様の処理である(図3のステップS7参照)。
この実施の形態によると、所定の報知処理がファクシミリ装置の電源がオンされた際に実行されるので、自装置情報が未登録の状態で装置が使用される蓋然性を低減することができる。
〈4.変形例〉
上記の各実施の形態においては、自装置情報が未登録であると判断された場合に行われる所定の報知処理として、所定のメッセージを表示部15に表示する態様であったが、ユーザが、自装置情報が未登録であることを視覚的あるいは聴覚的に知覚できる態様を用いた他の方法で報知を行ってもよい。例えば、所定の画像メッセージを画像記録部18において記録紙上にプリント出力する態様としてもよい。この場合、所定の画像メッセージ(すなわち、自装置情報が未登録であることをユーザに報知するとともに自装置情報の登録を喚起するための画像メッセージ)を予めRAM12等に記憶させておき、報知処理を実行すると判断された場合に、当該画像メッセージを画像記録部18において記録紙上にプリント出力させる。図2(b)には、プリント出力される画像メッセージの構成例Pが示されている。このような態様とすると、ユーザに確実に自装置情報が未登録であることを知得させることができる。さらには、メッセージが記録紙上に残されるので、表示部15に表示する場合に比べて、ユーザが登録の実行を失念する可能性が低減される。
また、同様のメッセージを音声メッセージとしてデジタル複合機1に設けられたスピーカー(図示省略)等から出力する態様としてもよい。
また、例えば上記の第1の実施の形態においては、ファクシミリ通信に関する所定の処理のいずれかが実行された際には所定の報知処理を実行する態様としているが、実行された処理に応じて報知処理の態様を異ならせる構成としてもよい。例えば、ファクシミリ通信に関する所定の処理として、ファクシミリ送信予約、もしくはファクシミリ送信実行の受け付け処理が実行された場合(図3のステップS1もしくはステップS2がYesの場合)には、ステップS7の所定の報知処理として所定のメッセージを表示部15に表示する。また、ファクシミリ通信に関する所定の処理として、ファクシミリ受信が実行された場合(図3のステップS3でYesの場合)には、ステップS7の所定の報知処理として所定の画像メッセージを記録紙上にプリント出力する。
このような構成によると、ファクシミリの送信予約や送信指示の受け付け処理が実行された場合、すなわちユーザがこれらの操作を操作部14より行うタイミングで表示部15に所定のメッセージが表示されることになる。一般的な装置の操作態様において、ユーザは操作部14を操作する際に表示部15を見る可能性が高いので、ユーザが表示部15に表示された所定のメッセージを見る可能性が高くなる。一方で、ファクシミリの受信処理が実行された場合、画像記録部18より所定の画像メッセージがプリント出力される。一般的なファクシミリ装置においてはファクシミリ受信された画像データはプリント出力される。ここでは、受信された画像データの他に、所定の画像メッセージがプリント出力されることとなる。従って、プリント出力された受信原稿を受け取りに来るユーザは、自然と当該画像メッセージを目にすることができる。すなわち、いずれ処理が実行された場合にも、ユーザに確実に自装置情報が未登録であることを報知することができる。
また、上記の各実施の形態においては、自装置情報が未登録の場合、自装置情報が未登録であることをユーザに報知するとともに自装置情報の登録を喚起するためのメッセージをユーザに対して示す態様であったが、このメッセージに、自装置情報の登録方法(すなわち、具体的な操作方法等)を付加してもよい。これによって、メッセージを見たユーザが自装置情報の登録をエラーなく確実に完了させることが可能となる。また、このメッセージに、警告的要素を入れてもよい。例えば、「自装置情報が未登録です、このままでは画像データの送受信が正常に実行されない場合があります。」等のメッセージをさらに付加することによって、警告的要素を入れることができる。これによって、メッセージを見たユーザに、自装置情報の登録をより強く喚起することが可能となる。
第1の実施の形態に係るデジタル複合機1の構成を示すブロック図である。 自装置情報が未登録の旨をユーザに報知するためのメッセージの表示例を示す図である。 第1の実施の形態に係るデジタル複合機1において自装置情報が未登録の旨をユーザに報知するための所定の報知処理を行う際の処理動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るデジタル複合機1において自装置情報が未登録の旨をユーザに報知するための所定の報知処理を行う際の処理動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 デジタル複合機
15 表示部
21 未登録報知部
22 自装置情報メモリ

Claims (11)

  1. ファクシミリ通信において自装置情報を通信相手先に送信する機能を有するファクシミリ装置において、
    前記自装置情報の登録を受け付ける自装置情報登録手段と、
    前記自装置情報が登録されていない場合、ファクシミリ通信に関する所定の処理が実行された際に、自装置情報が未登録であることを報知する未登録報知手段と、
    を備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 請求項1に記載のファクシミリ装置において、
    前記所定の処理に、ユーザによる所定の入力操作の受け付け処理が含まれることを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 請求項2に記載のファクシミリ装置において、
    前記所定の入力操作に、ファクシミリ送信予約の設定操作が含まれることを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 請求項2または3に記載のファクシミリ装置において、
    前記所定の入力操作に、ファクシミリ送信実行命令の入力操作が含まれることを特徴とするファクシミリ装置。
  5. 請求項1に記載のファクシミリ装置において、
    前記所定の処理に、ファクシミリの受信処理が含まれることを特徴とするファクシミリ装置。
  6. ファクシミリ通信において自装置情報を通信相手先に送信する機能を有するファクシミリ装置において、
    前記自装置情報の登録を受け付ける自装置情報登録手段と、
    前記自装置情報が登録されていない場合、当該ファクシミリ装置の電源がオンされた際に、自装置情報が未登録であることを報知する未登録報知手段と、
    を備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のファクシミリ装置において、
    所定のメッセージをユーザに対して表示する表示手段、
    を備え、
    前記未登録報知手段が、
    前記表示手段に所定のメッセージを表示することによって自装置情報が未登録であることを報知することを特徴とするファクシミリ装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載のファクシミリ装置において、
    画像データを表示媒体上に画像形成する画像形成手段、
    を備え、
    前記未登録報知手段が、
    所定の画像メッセージを前記表示媒体上に画像形成することによって自装置情報が未登録である旨を報知することを特徴とするファクシミリ装置。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載のファクシミリ装置において、
    前記自装置情報に、被呼端末識別信号に格納されて通信相手先に送信される情報が含まれることを特徴とするファクシミリ装置。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載のファクシミリ装置において、
    前記自装置情報に、送信端末識別信号に格納されて通信相手先に送信される情報が含まれることを特徴とするファクシミリ装置。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載のファクシミリ装置において、
    前記自装置情報に、非標準機能設定信号に格納されて通信相手先に送信される情報が含まれることを特徴とするファクシミリ装置。
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