JP2007124175A - 通信機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の信号を多重化して導入する場合においても、各種の通信要素を容易かつ確実に収容することができる、光受信機を提供すること。
【解決手段】複数の光ファイバを収容するための光ファイバトレイ20を備えた光受信機1であって、光ファイバトレイ20に、複数の光ファイバを相互に接続するメカニカルスプライスを、当該光受信機1に対して着脱自在に固定するためのスプライス固定部50と、多重化された映像信号及び通信信号を相互に分離するWDMフィルタを、当該光受信機1に対して着脱自在に固定するためのフィルタ固定部60とを設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の通信ケーブルを収容するための通信機器に関する。
現在、光ファイバを使った家庭向けのデータ通信サービスであるFTTH(Fiber To The Home)が一般家庭に普及しつつある。このFTTHにおいては、屋外に敷設された光ファイバが、一般家屋等の屋内または屋外の壁面に設置された光受信機に接続される。そして、光ファイバから光受信機を介して伝送された通信データが、家庭内のパソコンやTV等の各機器に伝送される。
図12は、カバー部を開いた状態における従来の光受信機の斜視図である。この光受信機100は、筐体101に、光電変換ユニット102と、図示しない光ファイバを整理・収容するための光ファイバトレイ103とを収容して構成されている。このうち、光電変換ユニット102は、光ファイバからの光信号を電気信号に変換する変換部であり、図示しないコネクタを介して光ファイバと接続される。また、光電変換ユニット102には、変換された電気信号を出力する図示しない接続端子が設けられており、この接続端子を介して電気信号をTV等の各機器に伝送する。
また、光ファイバトレイ103には、光ファイバを巻き取ると共にその余長部分を収容するための収容路104が形成されており、この収容路104の内部に、光ファイバを巻き付けて、これを保持しておくことができる。この収容路104には、複数の光ファイバを相互に接続するための2つのメカニカルスプライス(図示せず)を固定するためのスプライス固定部105が設けられており、このスプライス固定部105に2つのメカニカルスプライスを着脱自在に取り付けることができる(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
ここで、従来の光受信機は、入力信号を変換することなくそのまま伝送することを前提に構成されていた。すなわち、光受信機にて中継される信号には、TV信号等の映像信号と、インターネット等の通信信号とがあるが、これら各信号はそれぞれ単に別個の光ファイバにて伝送され、光受信機の内部に導入されていた。そして、この光受信機の内部において、これらの光ファイバがそれぞれ他の光ファイバに接続され、通信信号を伝送する光ファイバは屋内に引き込まれ、映像信号を伝送する光ファイバは上述した光電変換ユニットに接続されていた。
特開2004−354884号公報 特開2004−354885号公報
しかしながら、このような従来の信号の伝送形態においては、映像信号を伝送する光ファイバと、通信信号を伝送する光ファイバとを、それぞれ光受信機に引き込む必要があったので、光ファイバの引き込みが煩雑であった。
ここで、このような問題を解消するためには、映像信号と通信信号とをWDM(波長分割多重:Wavelength Division Multiplexing)等にて多重化し、1本の光ファイバを介して光受信機に導入することが考えられる。しかしながら、この場合には、光受信機の内部に収容すべき通信要素が従来と大きく異なることになり、従来の光受信機の構成ではこれに対応できないという問題があった。具体的には、多重化された信号を分離するためのフィルタや、従来よりも多数のメカニカルスプライスを、光受信機の内部に収容する必要が生じる等、これら新規な通信要素の収容構造を構築することが要望されていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の信号を多重化して導入する場合においても、各種の通信要素を容易かつ確実に収容することができる、光受信機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の本発明は、複数の通信ケーブルを収容するための収容トレイを備えた通信機器であって、前記収容トレイに、前記複数の通信ケーブルを相互に接続するケーブル接続手段を、当該通信機器に対して着脱自在に固定するための接続具固定手段と、多重化された第1の信号及び第2の信号を相互に分離する分離フィルタを、当該通信機器に対して着脱自在に固定するためのフィルタ固定手段とを設けたこと、を特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明において、前記多重化された第1の信号及び第2の信号を当該通信機器の外部から内部に導入するための第1の通信ケーブルと、前記第1の信号及び前記第2の信号を前記分離フィルタに導入するための第2の通信ケーブルとを、第1のケーブル接続手段にて相互に接続し、前記分離フィルタにて分離された前記第1の信号を伝送するための第3の通信ケーブルと、前記第1の信号を当該通信機器の内部から外部に出力するための第4の通信ケーブルとを、第2のケーブル接続手段にて相互に接続し、かつ、前記分離フィルタにて分離された前記第2の信号を伝送するための第5の通信ケーブルと、前記第2の信号を当該通信機器の内部から外部に出力するための第6の通信ケーブルとを、第3のケーブル接続手段にて相互に接続する場合において、前記接続具固定手段は、前記第1のケーブル接続手段を固定するための第1の接続具固定手段と、前記第2のケーブル接続手段を固定するための第2の接続具固定手段と、前記第3のケーブル接続手段を固定するための第3の接続具固定手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の本発明において、前記接続具固定手段は、当該接続具固定手段から前記ケーブル接続手段を取り外すための取り外し手段を有すること、を特徴とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載の本発明において、前記取り外し手段は、前記接続具固定手段の近傍に配置され、当該接続具固定手段に固定された前記ケーブル接続手段に向けて弾性変形可能であること、を特徴とする。
請求項5に記載の本発明は、請求項3又は4に記載の本発明において、前記収容トレイのベース面に切欠きを形成することにより、前記取り外し手段を形成したこと、を特徴とする。
請求項6に記載の本発明は、請求項5に記載の本発明において、前記第1の接続具固定手段、前記第2の接続具固定手段、及び、前記第3の接続具固定手段を相互に並設すると共に、これらの各々に対する前記取り外し手段を相互に逆向きに並設したこと、を特徴とする。
請求項7に記載の本発明は、請求項4に記載の本発明において、複数の前記接続具固定手段を相互に並設すると共に、これら複数の接続具固定手段の各々にて固定される前記ケーブル接続手段の相互間に延在するように、前記取り外し手段を配置したこと、を特徴とする。
請求項8に記載の本発明は、請求項4に記載の本発明において、前記取り外し手段として、前記第1の接続具固定手段にて固定される前記ケーブル接続手段にのみ延在する第1の取り外し手段、前記第1と前記第2の接続具固定手段にて固定される前記ケーブル接続手段に延在する第2の取り外し手段、及び、前記第1から前記第3の接続具固定手段にて固定される前記ケーブル接続手段に延在する第3の取り外し手段を設けたこと、を特徴とする。
請求項9に記載の本発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の本発明において、前記フィルタ固定手段は、前記分離フィルタを収容可能な収容スペースを有し、前記収容スペースを区画する弾性片を、前記収容スペースの内部に延在させたこと、を特徴とする。
この発明によれば、ケーブル接続手段を固定するための接続具固定手段に加えて、分離フィルタを固定するためのフィルタ固定手段を設けたことで、分離フィルタを用いて信号分離を行なう新規な信号電送形態を採用する場合においても、この信号電送に必要な通信要素を光受信機の内部に固定でき、新規な信号電送を容易に実現可能とすることができる。特に、従来存在しなかったフィルタ固定手段を設けたことにより、光ケーブルの収容作業において、最初に、ケーブル接続手段を接続具固定手段に固定すると共に分離フィルタをフィルタ固定手段に固定することでこれら各固定手段の位置決めを行い、次いで、光ファイバの余長部の収容作業を行うというように、光ケーブルの収容作業を段取りよく行うことができ、その作業性が向上する。
この発明によれば、接続具固定手段を3つ設けたことにより、分離フィルタを用いて信号分離を行なう新規な信号電送形態において使用される多数のケーブル接続手段を光受信機の内部に固定でき、新規な信号電送を容易に実現可能とすることができる。
この発明によれば、ケーブル接続手段を取り外すための取り外し手段を設けたことにより、ケーブル接続手段を容易かつ確実に取り外すことを可能とし、光受信機における作業性を向上させることができる。
この発明によれば、取り外し手段をケーブル接続手段に向けて弾性変形可能としたので、取り外し手段を押し上げる等して弾性変形させるだけで、ケーブル接続手段を押し出して取り外すことができ、光受信機の設置作業性を向上させることができると共に、取り外し手段を簡易かつ安価に構成できる。
この発明によれば、収容トレイのベース面に切欠きを形成することで取り外し手段を形成したので、収容トレイに対する別部材を要することなく取り外し手段を形成でき、取り外し手段を簡易かつ安価に構成できる。
この発明によれば、取り外し手段を相互に逆向きに並設したので、意図とは異なるケーブル接続手段を不用意に取り外してしまうようなことを防止できると共に、取り外し手段の配置スペースを省スペース化できる。
この発明によれば、ケーブル接続手段の相互間に延在するように取り外し手段を配置したので、取り外し手段をいずれかのケーブル接続手段に向けて弾性変形させることにより、このケーブル接続手段を押圧して取り外すことが可能になる。
この発明によれば、取り外し手段として、第1〜第3の取り外し手段を設けたので、第1の取り外し手段を弾性変形させた場合には第1の接続具固定手段にて固定されるケーブル接続手段、第2の取り外し手段を弾性変形させた場合には第1及び第2の接続具固定手段にて固定されるケーブル接続手段、第3の取り外し手段を弾性変形させた場合には第1から第3の接続具固定手段にて固定されるケーブル接続手段をそれぞれ取り外すことができ、複数のケーブル接続手段を所定の組合せで同時に取り外すことができるので、光受信機の設置作業性を向上させることができる。
この発明によれば、弾性片を収容スペースの内部に延在させることでフィルタ固定手段を構成したので、弾性片を押し広げる等して弾性変形させるだけで、分離フィルタを固定でき、光受信機の設置作業性を向上させることができると共に、取り外し手段を簡易かつ安価に構成できる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る光受信機の各実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕各実施の形態に共通の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態1,2の具体的内容について順次説明し、〔III〕最後に、各実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、これら各実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕各実施の形態に共通の基本的概念
まず、各実施の形態に共通の基本的概念について説明する。本発明は、概略的に、複数の通信ケーブルを収容するための通信機器に関する。ここで、通信機器には、通信ケーブルを固定する必要が生じ得る全ての機器が該当し、具体的には、上述した光受信機や、屋内における光ファイバの終端装置(ONU:Optical Network Unit)が該当する。また、通信ケーブルの具体的構造や名称は任意であり、上述した光ファイバの他、同軸ケーブルを含む通信ケーブルが該当する。以下の実施の形態においては、光受信機に光ファイバを収容する場合について説明する。なお、具体的には、光ファイバを補強体で被覆することで光ケーブルが構成されており、この光ケーブルを光受信機に引き込み、この光受信機の内部において光ファイバを補強体から分岐して収容するが、説明の簡略化のため、光ファイバと光ケーブルとを特に区別することなく説明を行なう。
各実施の形態では、前提として、多重化された少なくとも2種類の信号を伝送する光ファイバを光受信機に引き込み、これら2種類の信号を分離フィルタにて分離して、複数の光ファイバにて伝送する。これら各光ファイバは、必要に応じて、メカニカルスプライスにて相互に接続される。従って、光受信機の内部には、メカニカルスプライスを固定するための固定手段と、分離フィルタを固定するための固定手段とを備える。そして、これら各固定手段の配置や構造を工夫することにより、光ファイバや固定手段の容易かつ確実な収容構造を構築している。
〔II〕各実施の形態の具体的内容
以下に添付図面を参照して、実施の形態1,2の具体的内容について順次詳細に説明する。
〔実施の形態1〕
まず、本発明に係る実施の形態1の具体的内容について詳細に説明する。この実施の形態1は、3つのメカニカルスプライスを固定するための固定手段と、WDMフィルタを固定するための固定手段とを備えた光受信機に関するものである。
(光受信機の基本構成)
最初に、光受信機の基本構成を説明する。図1は本実施の形態に係る光受信機の正面図、図2は図1の光受信機の底面図、図3はカバー部を開いた状態における図1の光受信機の正面図、図4は光受信機における信号の伝送経路を概念的に示す信号系統図である。なお、以下の説明においては、図1のX方向を左右方向、図1のY方向を上下方向、図2のZ方向を前後方向とする。
光受信機1は、各種の信号の中継等を行なうもので、特許請求の範囲における通信機器に対応する。まず、この光受信機1の機能を示すため、光受信機1における信号の伝送経路について説明する。図4に示すように、概略的には、多重化された映像信号及び通信信号を伝送するための光ファイバOF1が、光受信機1に引き込まれ、メカニカルスプライスMS1を介して他の光ファイバOF2に接続される。この光ファイバOF2はWDMフィルタF1に接続され、映像信号及び通信信号がそれぞれ分離される。このWDMフィルタF1からは、映像信号を伝送するための光ファイバOF3と、通信信号を伝送するための光ファイバOF4とが引き出される。
このうち、映像信号用の光ファイバOF3は、メカニカルスプライスMS2を介して他の光ファイバOF5に接続され、この光ファイバOF5は、光電変換ユニット30に接続され、この光電変換ユニット30において映像信号が光信号から電気信号に変換される。この電気信号としての映像信号は、光電変換ユニット30の接続端子31を介して図示しない同軸ケーブルに伝送される。一方、WDMフィルタF1を出た通信信号用の光ファイバOF4は、メカニカルスプライスMS3を介して他の光ファイバOF6に接続され、この光ファイバOF6は、光受信機1の外部に引き出されて所定機器に接続される。なお、WDMフィルタF1からの光ファイバOF3、OF4の引き出し形態は、当該WDMフィルタF1の種類や型式に応じて異なり得るため、これに応じて、図4に例示した伝送経路も異なり得る。なお、映像信号、通信信号、メカニカルスプライスMS1、メカニカルスプライスMS2、メカニカルスプライスMS3、WDMフィルタF1、光ファイバOF1、光ファイバOF2、光ファイバOF3、光ファイバOF5、光ファイバOF4、光ファイバOF6は、それぞれ、特許請求の範囲における、第1の信号、第2の信号、第1のケーブル接続手段、第2のケーブル接続手段、第3のケーブル接続手段、分離フィルタ、第1の通信ケーブル、第2の通信ケーブル、第3の通信ケーブル、第4の通信ケーブル、第5の通信ケーブル、第6の通信ケーブルに対応する。
次に、このような信号伝送を達成するための光受信機1の構成の概要について説明する。光受信機1は、図1〜3に示すように、筐体10の内部に、光ファイバトレイ20、及び、光電変換ユニット30(図4においてのみ図示する)を着脱自在に収めて構成されている。このうち、筐体10は、光受信機1の構造体であり、光ファイバトレイ20及び光電変換ユニット30を外部から保護する保護手段である。この筐体10は、一側面を開放した略箱形状のベース部11と、このベース部11をその開放面側から略覆うカバー部12とを備えて構成されており、カバー部12はベース部11に対して回動自在に軸支されている。カバー部12を閉じてベース部11を略覆った状態において、これらベース部11とカバー部12との対向位置には一対の引き込み口13が形成され、この引き込み口13を介して、光ファイバを筐体10の内部に引込むことができ、あるいは、筐体10の内部から外部に光ファイバを引き出すことができる。また、引き込み口13の側方には、光電変換ユニット30の上述した接続端子31が筐体10の外部に露出され、この接続端子31に同軸ケーブルを接続することができる。
また、光電変換ユニット30(図4にのみ示す)は、光信号を電気信号に変換する光電変換手段である。この光変換部30は、略直方体状に形成されており、その上部に設けた図示しない接続端子に光コネクタを介して光ファイバを接続でき、その内部に設けた図示しない光電変換回路によって光信号を電気信号に変換でき、その下部に設けた一対の接続端子31を介して、同軸ケーブルに電気信号を出力可能である。
また、図1〜3において、光ファイバトレイ20は、光ファイバを整理及び収容するためのもので、特許請求の範囲における収容トレイに対応する。図5は光ファイバトレイ20の斜視図である。この光ファイバトレイ20は、光ファイバを固定するためのファイバ固定部40、メカニカルスプライスを固定するためのスプライス固定部50、WDMフィルタF1を固定するためのフィルタ固定部60、及び、光ファイバの余長を処理するための余長処理部24を一体に備えて構成されており、筐体10の内部に着脱可能に収容されている。ファイバ固定部40には、外部から引き込まれた光ファイバの被覆線を固定でき、この被覆線の間から引き出された芯線のみが余長処理部24に導入される。また、スプライス固定部50には、図4のメカニカルスプライスMS1〜MS3を着脱自在に固定可能である。また、フィルタ固定部60には、図4のWDMフィルタF1を着脱自在に固定できる。これらプライス固定部50とフィルタ固定部60とは、それぞれ、特許請求の範囲における接続具固定手段とフィルタ固定手段とに対応する。
(スプライス固定部50の詳細)
次に、スプライス固定部50の詳細について説明する。図6はスプライス固定部50の拡大図であり、(a)はスプライス固定部50の正面図、(b)はスプライス固定部50の側面図、(c)は(b)とは異なる方向から見たスプライス固定部50の側面図である。これら各図に示すように、スプライス固定部50は、前方固定部51、後方固定部52、及び、3枚の取り外し片53〜55を備えて構成されている。
このうち、前方固定部51は、メカニカルスプライスMS1〜MS3の前方部分を固定するための前方固定手段である。この前方固定部51は、4枚の平板状の前方固定板51a〜51dを備えており、これら前方固定板51a〜51dの相互間の3つの間隙に、メカニカルスプライスMS1〜MS3を挟持することができる。また、後方固定部52は、メカニカルスプライスMS1〜MS3の後方部分を固定するための後方固定手段である。この後方固定部52は、前方固定部51に対して、メカニカルスプライスMS1〜MS3の長さに対応する距離だけ隔てて配置されており、前方固定部51にメカニカルスプライスMS1〜MS3の前方部分を挟持させた状態においては、これらメカニカルスプライスMS1〜MS3の後方部分が後方固定部52に位置する。この後方固定部52は、前方固定部51の前方固定板51a〜51dと略同一直線上に配置された4枚の平板状の後方固定板52a〜52bを備えており、これら後方固定板52a〜52bの相互間に、メカニカルスプライスMS1〜MS3を挟持することができる。従って、これら前方固定部51と後方固定部52とによってメカニカルスプライスMS1〜MS3の前後を固定して、これらメカニカルスプライスMS1〜MS3を光ファイバトレイ20の上面において確実に保持できる。このように、3つのメカニカルスプライスMS1〜MS3を光ファイバトレイ20に固定可能とすることで、従来よりも多数のメカニカルスプライスMS1〜MS3を用いて光ファイバ接続を行うような新規な通信形態に対しても好適な光受信機1を構築できる。
また、3枚の取り外し片53〜55は、スプライス固定部50からメカニカルスプライスMS1〜MS3を取り外すためのもので、特許請求の範囲における取り外し手段に対応する。これら3枚の取り外し片53〜55は、前方固定部51と後方固定部52の相互間に並設されており、平板状のベース部53a〜55aと、このベース部53a〜55aから前方(当該メカニカルスプライスMS1〜MS3に向う側)に突設された突起部53b〜55bとを一体に備えて構成されている。ベース部53a〜55aは、光ファイバトレイ20に切欠きを設けることによって形成された弾性片であり、前方固定板51a〜51dや後方固定板52a〜52dの相互の間隔に略対応する幅(メカニカルスプライスMS1〜MS3に略対応する幅)を有する。突起部53b〜55bは、ベース部53a〜55aの前後両面に略対称形状にて形成されており、メカニカルスプライスMS1〜MS3固定時において、これらメカニカルスプライスMS1〜MS3の後方と光ファイバトレイ20との間に生じる隙間に略対応する高さを有する。
このような構成において、図7(a)に示すように、前方固定部51及び後方固定部52にメカニカルスプライスMS1〜MS3を固定した場合、メカニカルスプライスMS1〜MS3の後方に取り外し片53〜55が位置する。そして、取り外したいメカニカルスプライスMS1〜MS3に対応する位置の取り外し片53〜55を操作することで、メカニカルスプライスMS1〜MS3をスプライス固定部50から取り外すことができる。具体的には、取り外し片53〜55の突起部53b〜55bを、後方から前方(メカニカルスプライスMS1〜MS3に向う側)に指や任意の治具で押し上げることにより、ベース部53a〜55aを弾性変形させて前方に延在させ、メカニカルスプライスMS1〜MS3を前方に押し上げる。従って、メカニカルスプライスMS1〜MS3を容易かつ確実に取り外すことができ、光受信機1における作業性を向上させることができる。
特に、上述したように光ファイバトレイ20に切欠きを設けることによってベース部53a〜55aを形成したので、取り外し片53〜55の形成が極めて容易になる。すなわち、この他の取り外し片53〜55の形成方法としては、例えば、光ファイバトレイ20の底面に開口を形成し、この開口の周辺部に、光ファイバトレイ20とは別体に成形した取り外し片53〜55を熱溶着や接着等にて取り付けることも考えられるが、本実施の形態においては光ファイバトレイ20を単に切欠くだけで取り外し片53〜55を形成しているので、その形成を極めてシンプルに行なうことができる。
また、図6(a)に示すように、3つの取り外し片53〜55を単に同方向に並設するのではなく、相互に逆向き(両端の取り外し片53、55の突起部53b、55bは前方固定部51側に位置するのに対して、中央の取り外し片54の突起部54bは後方固定部52側に位置する)に並設している。このため、隣り合う取り外し片53〜55の相互間では突起部53b〜55bが隣接していない。従って、いずれか一つの取り外し片53〜55の突起部53b〜55bを指等で押す際に、誤って隣接する取り外し片53〜55に指が掛かってしまったような場合においても、隣接する取り外し片53〜55の突起部53b〜55bを押してしまうことがないので、意図とは異なるメカニカルスプライスMS1〜MS3を不用意に取り外してしまうようなことを防止できる。また換言すれば、3つの取り外し片53〜55が相互に近接していてもその操作を確実に行うことができるので、取り外し片53〜55の配置スペースを省スペース化できる。
(フィルタ固定部60の詳細)
次に、フィルタ固定部60の詳細について説明する。図8はフィルタ固定部60の拡大図であり、(a)はWDMフィルタF1の非固定時におけるフィルタ固定部60の正面図、(b)はWDMフィルタF1の固定時におけるフィルタ固定部60の正面図である。これら各図に示すように、フィルタ固定部60は、一対の可動壁61a、62bを備えて構成されている。これら可動壁61a、62bは、光ファイバの収容路25(特許請求の範囲における収容スペースに対応する)を形成する外壁26と略平行に配置されて、この外壁26と共に収容路25を区画するもので、図8(a)に示すように、WDMフィルタF1の非固定時においては、収容路25に入り込むように延在している。ここで、可動壁61a、62bは、外壁26と一体に樹脂成形された弾性片であり、図8(b)に示すように、この可動壁61a、62bの弾性力に抗して当該可動壁61a、62bを外側に押し開き、この際に形成された空間部に図4のWDMフィルタF1を着脱自在に固定できる。また、この状態においては、可動壁61a、62bの弾性復元力によってWDMフィルタF1が図示左方に付勢されるので、WDMフィルタF1が収容路25から不用意に脱落することがない。このように、WDMフィルタ1を光ファイバトレイ20に固定可能とすることで、このWDMフィルタ1の如きフィルタにて信号分離を行うような新規な通信形態に好適な光受信機1を構築できる。
(実施の形態1の効果)
このように実施の形態1によれば、従来よりも多数のメカニカルスプライスMS1〜MS3をスプライス固定部50を用いて光ファイバトレイ20に固定可能とすることで、多数のメカニカルスプライスMS1〜MS3を用いて光ファイバ接続を行うような新規な通信形態に好適な光受信機1を構築できる。また、取り外し片53〜55を用いてメカニカルスプライスMS1〜MS3を容易かつ確実に取り外すことができ、光受信機1における作業性を向上させることができる。特に、光ファイバトレイ20に切欠きを設けることによってベース部53a〜55aを形成したので、取り外し片53〜55の形成が極めて容易になる。また、取り外し片53〜55を相互に逆向きに並設したことで、意図とは異なるメカニカルスプライスMS1〜MS3を不用意に取り外してしまうようなことを防止できると共に、取り外し片53〜55の配置スペースを省スペース化できる。
〔実施の形態2〕
次に、本発明に係る実施の形態2の具体的内容について詳細に説明する。この実施の形態2は、実施の形態1とは異なる固定手段を備えた光受信機に関するものである。ただし、特に説明なき構成においては実施の形態1と同様であるものとし、実施の形態1と同様の構成要素には、必要に応じて、実施の形態1で使用したものと同一の符号を付する。
図9は、実施の形態2に係るスプライス固定部の拡大図であり、(a)はメカニカルスプライスの固定時におけるスプライス固定部の斜視図、(b)はメカニカルスプライスの取り外し時におけるスプライス固定部の斜視図である。これら各図に示すように、スプライス固定部70は、特許請求の範囲における接続具固定手段に対応するものであり、前方固定部71、後方固定部72、及び、取り外し片73を備えて構成されている。前方固定部71と後方固定部72とは、それぞれ、図示しない光ファイバトレイの底面から前方に立ち上げられた側面略T字形状の弾性部材であり、この光ファイバトレイの底面と上片71a、72aとの相互間に、メカニカルスプライスMS1、MS2を着脱自在に挟持することができる。ここでは、1つのスプライス固定部70を用いて2つのメカニカルスプライスMS1、MS2を固定でき、このスプライス固定部70を複数設けることで3つ以上のメカニカルスプライスを固定できる。
また、取り外し片73は、特許請求の範囲における取り外し手段に対応するもので、光ファイバトレイの底面から前方に向けて立ち上げられた略長方形状の弾性片として形成されている。この取り外し片73は、前方固定部71と後方固定部72との相互間において、メカニカルスプライスMS1、MS2の長手方向に沿うように配置されている。そして、図9(b)に示すように、この取り外し片73を、メカニカルスプライスMS1、MS2のいずれかに向けて(図9(b)ではメカニカルスプライスMS1に向けている例を示す)指等にて押し曲げることで、取り外し片73でメカニカルスプライスMS1、MS2を押し出して、メカニカルスプライスMS1、MS2をスプライス固定部70から取り外すことができる。従って、メカニカルスプライスMS1、MS2を容易かつ確実に取り外すことができ、光受信機の設置作業性を向上させることができる。
(実施の形態2の効果)
このように実施の形態2によれば、取り外し片73を用いてメカニカルスプライスMS1、MSを容易かつ確実に取り外すことができ、光受信機の設置作業性を向上させることができる。
〔実施の形態3〕
次に、本発明に係る実施の形態3の具体的内容について詳細に説明する。この実施の形態3は、実施の形態1とは異なる固定手段を備えた光受信機に関するものである。ただし、特に説明なき構成においては実施の形態1と同様であるものとし、実施の形態1と同様の構成要素には、必要に応じて、実施の形態1で使用したものと同一の符号を付する。
図10は実施の形態3に係るスプライス固定部の正面図、図11はスプライス固定部とメカニカルスプライサとの位置関係を示す正面図である。スプライス固定部80は、特許請求の範囲における接続具固定手段に対応するものであり、前方固定部81、後方固定部82、及び、3つの取り外し片83〜85を備えて構成されている。前方固定部81と後方固定部82とは、それぞれ、実施の形態1の前方固定部51及び後方固定部52と略同様に構成されている。
また、3つの取り外し片83〜85は、特許請求の範囲における取り外し手段に対応するもので、ベース部83a〜85a及び突起部83b〜85bを備えて構成されている。これら取り外し片83〜85は、特記する構成を除いて実施の形態1の53〜55と略同様に構成されているが、実施の形態1と異なり、メカニカルスプライスMS1〜MS3の長手方向に対して略直交するように配置されている。また、3つの取り外し片83〜85の各々の全長はL1〜L3のように相互に異なるように決定されている(L1<L2<L3)。具体的には、図11に示すように、全長L1の取り外し片83は、その突起部83bがメカニカルスプライスMS1の後方に位置するように、全長L2の取り外し片84は、そのベース部84aがメカニカルスプライスMS1の後方に位置すると共にその突起部84bがメカニカルスプライスMS2の後方に位置するように、全長L3の取り外し片85は、そのベース部85aがメカニカルスプライスMS1、MS2の後方に位置すると共にその突起部85bがメカニカルスプライスMS3の後方に位置するように、形成されている。
従って、取り外し片83を前方に押し上げた場合には、その突起部83bによってメカニカルスプライスMS1のみを押し上げて、メカニカルスプライスMS1のみを取り外すことができる。また、取り外し片84を前方に押し上げた場合には、その突起部84bによってメカニカルスプライスMS2を押し上げると共に、これに伴って弾性変形したベース部84aによってメカニカルスプライスMS1を押し上げて、これらメカニカルスプライスMS1、MS2を同時に取り外すことができる。さらに、取り外し片85を前方に押し上げた場合には、その突起部85bによってメカニカルスプライスMS3を押し上げると共に、これに伴って弾性変形したベース部85aによってメカニカルスプライスMS1、MS2を押し上げて、これらメカニカルスプライスMS1〜MS3の全てを同時に取り外すことができる。
(実施の形態3の効果)
このように実施の形態3によれば、取り外し片83〜85を用いてメカニカルスプライスMS1〜MS3を容易かつ確実に取り外すことができ、光受信機の設置作業性を向上させることができる。特に、複数のメカニカルスプライスMS1〜MS3を所定の組合せで同時に取り外すことができるので、光受信機の設置作業性を向上させることができる。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(本発明の適用分野について)
本発明の適用対象は、上述したような光受信機には限られず、光ファイバ収納箱や光コンバータ、その他、光ファイバOF1〜OF6の如き通信ケーブルを固定可能な機器であれば、どの様な機器に対しても同様に適用可能である。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。例えば、従来とは異なる信号伝送形態を採用した場合において、その構成要素の全てを固定できない場合であっても、従来の光受信機に比べて若干でもその固定可能性や着脱作業性が向上している限りにおいて、本発明の課題が達成されている。
(スプライス固定部について)
スプライス固定部の形状や位置は、図示の位置に限定されない。例えば、実施の形態1において、前方固定部51、後方固定部52、及び、3枚の取り外し片53〜55の組合せを4つ以上に増やすことにより、4つ以上のメカニカルスプライスを固定できる。あるいは、スプライス固定部50を、余長処理部の任意の位置に形成することができる。また、取り外し片53〜55は、メカニカルスプライスの全てに対して設ける必要は必ずしもなく、例えば、両側方に配置されるメカニカルスプライスの取り外しを取り外し片の有無に関わらず容易に行なうことができる場合には、真ん中に配置されるメカニカルスプライスに対応する取り外し片54のみを設け、両側方の取り外し片53、55を省略してもよい。。また、突起部53b〜55b、83b〜85bは必ずしも必要ではなく、取り外し片53〜55をベース部53a〜55a、83a〜85aのみで構成し、このベース部53a〜55a、83a〜85aを指や治具で後方から直接押し上げるようにしてもよい。
(フィルタ固定部60について)
フィルタ固定部60の形状や位置は、図示の位置に限定されない。例えば、実施の形態1において、フィルタ固定部60を複数設けることにより、複数のWDMフィルタF1を固定できる。あるいは、フィルタ固定部60を、余長処理部24の任意の位置に形成することができる。また、フィルタ固定部60に対しても、その取り外し作業を容易化するため、上述したものと略同様の取り外し片を設けることができる。すなわち、光ファイバの収容路25を切欠くことによって取り外し片を形成し、この取り外し片を指や治具で後方から押し上げることによって、WDMフィルタF1を前方に向けて押し出すようにしてもよい。
この発明は、各種の光ファイバを収容する必要がある装置に適用でき、メカニカルスプライスや各種のフィルタの固定作業性を向上させることに有用である。
本発明の実施の形態に係る光受信機の正面図である。 図1の光受信機の底面図である。 カバー部を開いた状態における図1の光受信機の正面図である。 光受信機における信号の伝送経路を概念的に示す信号系統図である。 光ファイバトレイの斜視図である。 スプライス固定部の拡大図であり、(a)はスプライス固定部の正面図、(b)はスプライス固定部の側面図、(c)は(b)とは異なる方向から見たスプライス固定部の側面図である。 スプライス固定部の拡大図であり、(a)はメカニカルスプライスの固定時におけるスプライス固定部の縦断面図、(b)はメカニカルスプライスの取り外し時におけるスプライス固定部の縦断面図である。 フィルタ固定部の拡大図であり、(a)はWDMフィルタの非固定時におけるフィルタ固定部の正面図、(b)はWDMフィルタの固定時におけるフィルタ固定部の正面図である。 実施の形態2に係るスプライス固定部の拡大図であり、(a)はメカニカルスプライスの固定時におけるスプライス固定部の斜視図、(b)はメカニカルスプライスの取り外し時におけるスプライス固定部の斜視図である。 実施の形態3に係るスプライス固定部の正面図である。 スプライス固定部とメカニカルスプライサとの位置関係を示す正面図である。 カバー部を開いた状態における従来の光受信機の斜視図である。
符号の説明
1、100 光受信機
10、101 筐体
11 ベース部
12 カバー部
13 引き込み口
20、103 光ファイバトレイ
24、104 余長処理部
25 収容路
26 外壁
30、102 光電変換ユニット
31 接続端子
40 ファイバ固定部
50、70、80 スプライス固定部
51、71、81 前方固定部
51a〜51d 前方固定板
52、72、82 後方固定部
52a〜52b 後方固定板
53〜55、83〜85 取り外し片
53a〜55a、83a〜85a ベース部
53b〜55b、83b〜85b 突起部
60 フィルタ固定部
60a、60b 可動壁
OF1〜OF6 光ファイバ
MS1〜MS3 メカニカルスプライス
F1 WDMフィルタ

Claims (9)

  1. 複数の通信ケーブルを収容するための収容トレイを備えた通信機器であって、
    前記収容トレイに、
    前記複数の通信ケーブルを相互に接続するケーブル接続手段を、当該通信機器に対して着脱自在に固定するための接続具固定手段と、
    多重化された第1の信号及び第2の信号を相互に分離する分離フィルタを、当該通信機器に対して着脱自在に固定するためのフィルタ固定手段とを設けたこと、
    を特徴とする通信機器。
  2. 前記多重化された第1の信号及び第2の信号を当該通信機器の外部から内部に導入するための第1の通信ケーブルと、前記第1の信号及び前記第2の信号を前記分離フィルタに導入するための第2の通信ケーブルとを、第1のケーブル接続手段にて相互に接続し、
    前記分離フィルタにて分離された前記第1の信号を伝送するための第3の通信ケーブルと、前記第1の信号を当該通信機器の内部から外部に出力するための第4の通信ケーブルとを、第2のケーブル接続手段にて相互に接続し、かつ、
    前記分離フィルタにて分離された前記第2の信号を伝送するための第5の通信ケーブルと、前記第2の信号を当該通信機器の内部から外部に出力するための第6の通信ケーブルとを、第3のケーブル接続手段にて相互に接続する場合において、
    前記接続具固定手段は、
    前記第1のケーブル接続手段を固定するための第1の接続具固定手段と、
    前記第2のケーブル接続手段を固定するための第2の接続具固定手段と、
    前記第3のケーブル接続手段を固定するための第3の接続具固定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信機器。
  3. 前記接続具固定手段は、当該接続具固定手段から前記ケーブル接続手段を取り外すための取り外し手段を有すること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の通信機器。
  4. 前記取り外し手段は、前記接続具固定手段の近傍に配置され、当該接続具固定手段に固定された前記ケーブル接続手段に向けて弾性変形可能であること、
    を特徴とする請求項3に記載の通信機器。
  5. 前記収容トレイのベース面に切欠きを形成することにより、前記取り外し手段を形成したこと、
    を特徴とする請求項3又は4に記載の通信機器。
  6. 前記第1の接続具固定手段、前記第2の接続具固定手段、及び、前記第3の接続具固定手段を相互に並設すると共に、これらの各々に対する前記取り外し手段を相互に逆向きに並設したこと、
    を特徴とする請求項5に記載の通信機器。
  7. 複数の前記接続具固定手段を相互に並設すると共に、これら複数の接続具固定手段の各々にて固定される前記ケーブル接続手段の相互間に延在するように、前記取り外し手段を配置したこと、
    を特徴とする請求項4に記載の通信機器。
  8. 前記第1の接続具固定手段、前記第2の接続具固定手段、及び、前記第3の接続具固定手段を相互に並設し、
    前記取り外し手段として、前記第1の接続具固定手段にて固定される前記ケーブル接続手段にのみ延在する第1の取り外し手段、前記第1と前記第2の接続具固定手段にて固定される前記ケーブル接続手段に延在する第2の取り外し手段、及び、前記第1から前記第3の接続具固定手段にて固定される前記ケーブル接続手段に延在する第3の取り外し手段を設けたこと、
    を特徴とする請求項4に記載の通信機器。
  9. 前記フィルタ固定手段は、前記分離フィルタを収容可能な収容スペースを有し、
    前記収容スペースを区画する弾性片を、前記収容スペースの内部に延在させたこと、
    を特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の通信機器。
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