JP2007124164A - ワイヤレスコールシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】第1ユーザからなされる呼び出し要求を確実に通知する。
【解決手段】ワイヤレス送信器10から呼出信号を無線信号として送信し、この呼出信号を受信したことに応じて、呼出信号に含まれる第1の識別情報に基づき、第1の識別情報で特定されるワイヤレス送信器10からの呼び出し要求を通知し、通知に応じて第2ユーザによりなされる通話開始を要求する所定の操作に応じて、第1の識別情報を介してワイヤレス送信器10と対応付けられている通話用子機50との通話回線を接続するよう制御することで実現する。
【選択図】図1

Description

本発明は、呼出信号を送信して呼び出し要求を行うワイヤレスコールシステムに関し、詳しくは、呼び出し要求と音声通話による応答とを連携させるワイヤレスコールシステムに関する。
介護施設や病院などでの被介護者に対する介護者の迅速な応対を目的として、被介護者に割り当てられた送信器より被介護者の呼び出し要求を呼出信号として子機に送信し、子機と有線接続された親機を介して介護者に呼び出し要求があった旨を通知するワイヤレスコールシステムが考案、実施されている(例えば、特許文献1参照。)。
このようにワイヤレスコールシステムによって、呼び出し要求があった旨が通知されると、介護者は、被介護者の元へと直接赴いたり、通話装置により被介護者との通話を試みたりすることで要求に応答する。
特開2003−298752号公報
しかしながら、上述したような従来のワイヤレスコールシステムでは、有線接続された子機と親機との間に断線や短絡などの不具合があった場合には、被介護者が呼び出し要求をしたとしても、送信器から送信された呼出信号が子機から親機へと伝わらないため、被介護者からの呼び出し要求を介護者に通知できなくなる。したがって、介護者は、被介護者の呼び出し要求への応答が全くできなくなってしまうといった問題がある。
さらに、被介護者の緊急時における要求に応答することを主目的とするワイヤレスコールシステムの性質上、介護者によって親機から子機を介して被介護者に、定期的に呼びかけを行うといったことは通常なされないため、有線接続された子機と親機との上述したような断線や短絡などの不具合を、緊急時となる前に把握することは非常に困難となっている。
そこで、本発明は、上述したような問題を解決するために案出されたものであり、少なくとも呼び出し要求を確実に通知し、要求に対する応答を確実に実行することができるワイヤレスコールシステムを提供することを目的とする。
本発明のワイヤレスコールシステムは、無線信号を送信する送信手段と、第1ユーザによる自発的な操作、又は第1ユーザの所定の動きを検知したことに応じて、当該ワイヤレス送信器を一意に特定する識別情報を含む呼出信号を無線信号として送信するよう送信手段を制御する第1の制御手段とを有するワイヤレス送信器と、所定の通話回線を介して、第1ユーザとの音声通話を可能とする通話用子機と、送信手段から送信される呼出信号を受信する受信手段と、受信手段によって呼出信号を受信したことに応じて、呼出信号に含まれる識別情報に基づき、識別情報で特定されるワイヤレス送信器からの呼び出し要求を通知する通知手段と、通知手段によりワイヤレス送信器からの呼び出し要求が通知された際に、第2ユーザによりなされる通話開始を要求する所定の操作に応じて、識別情報を介してワイヤレス送信器と対応付けられている通話用子機との通話回線を接続するよう制御する第2の制御手段とを有する親機とを備えることで、上述の課題を解決する。
本発明によれば、少なくともワイヤレス送信器からの呼び出し要求を確実に親機に通知できるため、要求に対する第2ユーザによる応答又は応対を確実に実行させることを可能とする。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、図1を用いて、本発明の実施の形態として示すワイヤレスコールシステムについて説明をする。
このワイヤレスコールシステムは、介護者による介護が必要な被介護者が居住している、例えば、介護施設、病院、自宅などに適用され、この介護者と被介護者とによって利用される。なお、以下の説明においては、ワイヤレスコールシステムを利用する被介護者を非システム管理者側のユーザ(以下、第1ユーザと呼ぶ。)とし、介護者をシステム管理者側のユーザ(以下、第2ユーザと呼ぶ。)とする。
図1に示すようにワイヤレスコールシステムは、第1ユーザによって利用される複数のワイヤレス送信器10(nは、自然数)と、同じく第1ユーザによって利用される複数の通話用子機50 と、第2ユーザによって利用されワイヤレス送信器10と所定の周波数帯域を利用して無線通信できると共に、所定の通話回線を利用して通話用子機50と通話することができるナースコール親機20とを備えている。また、図1に示すように、ワイヤレスコールシステムは、ナースコール親機20と通話用子機50との通話回線制御を主に行う室内アダプタ装置40(mは、自然数)を備えている。ナースコール親機20と室内アダプタ装置40とは有線接続されており、制御信号や各種データのやり取りを有線により行うことができる。
このようなワイヤレスコールシステムは、上述したように、介護施設、病院、自宅などに設置される。例えば、ワイヤレスコールシステムが病院に設置される場合を想定すると、ワイヤレス送信器10は、各第1ユーザに付与される。通話用子機50は、病院内において第1ユーザが主にいる場所であるベッド近傍などに、第1ユーザがベッドに横たわった状態でも通話可能なように設置される。ナースコール親機20は、第2ユーザが常駐しているナースセンターなどに固定的に設置される。室内アダプタ装置40は、複数のベッドが配置された各病室毎に設置される。
(ワイヤレス送信器10の構成)
ワイヤレス送信器10は、ナースコール親機20に無線信号を送信するアンテナ11、無線送信部12と、送信するデータに基づき所定の周波数の搬送波を変調する変調部13と、当該ワイヤレス送信器10を統括的に制御する信号処理部14と、少なくとも当該ワイヤレス送信器10を一意に特定する識別情報を記憶しているデータ記憶部15と、ナースコール親機20へ送信する無線信号の送信要求を入力する、例えば、押下ボタンなどである操作部16とを備えている。
また、ワイヤレス送信器10は、第1ユーザによる操作部16の操作に応じて、ナースコール親機20へ無線信号を送信する代わりに、センサ17によって第1ユーザのなんらかの動作が検知されたことに応じて、ナースコール親機20へ無線信号を送信するものであってもよい。
第1ユーザが操作部16を操作する場合というのは、第1ユーザ自身が主体的に緊急な事態が生じたことを知らせようとしている状態である。しかしながら、第1ユーザ自身が緊急であるという認識を持たずになんらかの行動をした場合であっても、第1ユーザが危険に陥ったりといった可能性を含んでいる場合もある。センサ17は、このような第1ユーザの行動を検知するためのセンサであり、例えば、第1ユーザのベッドからの離床を検知することができるフットセンサや、第1ユーザの徘徊を検知することができる人感センサである。
このようなワイヤレス送信器10は、図示しない電池を内蔵し、小型形状とすることができるため、例えば、第1ユーザによる操作部16の操作によって無線信号を送信する構成とした場合には、第1ユーザが身につけて保持可能とすることで、第1ユーザの利便性を向上させることができる。また、センサ17の検知結果に応じて無線信号を送信する構成とした場合には、ワイヤレス送信器10をセンサ17の近傍に設置することで断線などの影響を極力排除し、センサ17の検知結果を取得できる可能性を高めるようにする。
信号処理部14は、操作部16の操作又はセンサ17の検知結果に応じて、データ記憶部15に記憶されている当該ワイヤレス送信器10を一意に特定する第1の識別情報を読み出し、変調部13、無線送信部12を制御して、読み出した第1の識別情報を添付した無線信号をアンテナ11を介してナースコール親機20に送信する。この無線信号は、例えば、ナースコール親機20を呼び出すための呼出信号などである。
このように、ワイヤレス送信器10が、ナースコール親機20に送信する呼出信号は、無線信号のみである。
(ナースコール親機20の構成)
図1に示すナースコール親機20は、主に、ワイヤレス送信器10からの無線信号を受信する無線信号受信部20Aと、有線接続された室内アダプタ装置40と制御信号や各種データを送受信する信号送受信部20Bと、室内アダプタ装置40を介した通話用子機50との通話を実現する通話処理部20Cとに大別される。
図1に示すように、ナースコール親機20の無線信号受信部20Aは、アンテナ21と、ワイヤレス送信器10から送信される無線信号を受信する無線受信部22と、受信した無線信号に変調されているデータを復調して取り出す復調部23とを備えている。
ナースコール親機20の信号送受信部20Bは、有線接続された室内アダプタ装置40に信号を送信し、室内アダプタ装置40から送信される信号を受信する送受信部24と、室内アダプタ装置40に送信するデータに基づき所定の周波数の搬送波を変調し、室内アダプタ装置40から受信した信号に変調されているデータを復調して取り出す変復調部25とを備えている。
ナースコール親機20の通話処理部20Cは、呼び出し要求のあったワイヤレス送信器10と対応する通話用子機50との通話回線を接続するよう制御する通話回路26と、通話音声を入力するマイク部27と、通話音声を出力するスピーカ部28とを備えている。マイク部27とスピーカ部28とは、電話器の受話器のようなハンドセットとなっていてもよい。このようにマイク部27とスピーカ部28とをハンドセットとした場合は、ハンドセットのオフフック、オンフックをトリガーとして通話回線の接続、切断がなされる。
また、ナースコール親機20は、当該ナースコール親機20を統括的に制御する信号処理部29と、少なくともワイヤレスコールシステムを構成する全てのワイヤレス送信器10の第1の識別情報と、通話用子機50を一意に識別する第2の識別情報とをそれぞれ対応付けて記憶したデータ記憶部30と、第2ユーザによる操作命令を入力する操作部31と、ワイヤレス送信器10からの呼び出し要求を表示する、例えば、液晶ディスプレイなどである表示部32と、呼び出し要求に応じて発音する発音部33と、同じく呼び出し要求に応じて振動する振動部34とを備える。操作部31は、上述したようにマイク部27とスピーカ部28とがハンドセットとなっていない場合に、通話回線の接続、切断のトリガーとなる通話ボタンなどである。
信号処理部29は、ワイヤレス送信器10から無線信号として送信された呼出信号を、アンテナ21、無線受信部22を介して受信したことに応じて、復調部23で復調された呼出信号に添付されている第1の識別情報を用いて、データ記憶部30を参照し、この第1の識別情報と対応付けて記憶されている通話用子機50を一意に特定する第2の識別情報を読み出す。
そして、信号処理部29は、第1の識別情報で特定されるワイヤレス送信器10からの呼び出し要求である旨を表示部32、発音部33、振動部34を介して通知する。続いて、信号処理部29は、第2ユーザによる呼び出し要求への応答操作がなされたことに応じて、通話回路26を制御して、読み出した第2の識別情報で特定される通話用子機50への通話回線と接続するよう室内アダプタ装置40の通話回路43へ要求をする。
また、信号処理部29は、ワイヤレス送信器10から送信され受信した呼出信号を、変復調部25、送受信部24を介して、有線接続されている室内アダプタ装置40へ送信する。
データ記憶部30は、上述したように、少なくともワイヤレスコールシステムを構成する全てのワイヤレス送信器10の第1の識別情報と、通話用子機50を一意に識別する第2の識別情報とをそれぞれ対応付けて記憶している。さらに、データ記憶部30は、記憶されているワイヤレス送信器10の第1の識別情報と各ワイヤレス送信器10を使用する第1ユーザを特定する第1ユーザ情報とを対応付けて記憶する。第1ユーザ情報は、例えば、第1ユーザが寝ているベッドを特定するベッド番号情報、ベッドが配置されている部屋番号情報などである。
これにより、信号処理部29は、ワイヤレス送信器10より送信される呼出信号より取得される第1の識別情報に基づき、ベッド番号情報、部屋番号情報といった第1ユーザ情報を取得し、表示部32に表示させることで、どの部屋のどのベッドにいる第1ユーザが呼出要求をしているのかを通知することができる。
このような構成のナースコール親機20は、ワイヤレス送信器10に較べて大型な装置となっており、例えば、第2ユーザが常駐している待機場所などに、第2ユーザが操作部31を操作し易く、表示部32を視認し易い位置に固定的に設置されることになる。したがって、電源は固定電源を使用する。
(室内アダプタ装置40の構成)
図1に示すように、室内アダプタ装置40は、有線接続されたナースコール親機20に信号を送信し、ナースコール親機20から送信される信号を受信する送受信部41と、ナースコール親機20に送信するデータに基づき所定の周波数の搬送波を変調し、ナースコール親機20から受信した信号に変調されているデータを復調して取り出す変復調部42と、呼び出し要求のあったワイヤレス送信器10と対応する通話用子機50との通話回線を接続するよう制御する通話回路43と、当該室内アダプタ装置40を統括的に制御する信号処理部44と、当該室内アダプタ装置40の管轄となっている部屋内(例えば、病室内)にある通話用子機50を一意に識別する第2の識別情報と、ワイヤレス送信器10の第1の識別情報とをそれぞれ対応付けて記憶しているデータ記憶部45と、第2ユーザによって操作される操作部46と、各種情報を表示させる表示部47とを備えている。また、データ記憶部45は、上述したように第1の識別情報と第2の識別情報とを対応付けて記憶する代わりに、通話用子機50を一意に識別する第2の識別情報のみを記憶するようにしてもよい。
信号処理部44は、ナースコール親機20からの通話要求に応じて、通話回路43を制御して、第2の識別情報で特定される通話用子機50との通話回線を接続させる。
また、信号処理部44は、有線接続されたナースコール親機20から送信された呼出信号を送受信部41を介して受信したことに応じて、ナースコール親機20が設置された場所から、当該室内アダプタ装置40が設置された場所までの廊下灯5を点滅させるよう制御する。
このよう構成の室内アダプタ装置40は、通話用子機50が設置されている、例えば病室内などに、第2ユーザが操作部46を操作し易く、表示部47を視認し易い位置に固定的に設置されることになる。したがって、電源は固定電源を使用する。
(通話用子機50の構成)
通話用子機50は、通話音声を入力するマイク51と、通話音声を出力するスピーカ52とを備えている。通話用子機50は、ワイヤレス送信器10と対応付けられて用意されており、第1ユーザにより使用される。通話用子機50は、室内アダプタ装置40により通話回線が接続されたことに応じて、ナースコール親機20を介した第2ユーザと、第1ユーザとの通話を可能とする。
[呼び出し要求処理動作]
続いて、図2に示すタイミングチャートを用いて、ワイヤレス送信器10から呼び出し要求をした際のワイヤレスコールシステムの処理動作について説明をする。なお、説明のため、ワイヤレスコールシステムは、病院に設置されているものとし、室内アダプタ装置40が設置された病室内のワイヤレス送信器10から呼び出し要求がなされた場合を想定する。また、ワイヤレス送信器10と通話用子機50とが対応付けられているものとする。
ステップS1において、ワイヤレス送信器10の信号処理部14は、第1ユーザによって操作部16が操作されたか、又は第1ユーザの動作をセンサ17で検知したかどうかを判断する。信号処理部14は、第1ユーザによって操作部16が操作された、又はセンサ17で動作が検知された場合は、ステップS2へと進み、それ以外の場合は、アイドル状態となる。
ステップS2において、信号処理部14は、操作部16が第1ユーザに操作された、又はセンサ17によって第1ユーザの動作が検知されたことに応じて、呼出信号を生成し無線信号として送信する。このとき、信号処理部14は、データ記憶部15に記憶されている自身を一意に特定する第1の識別情報を呼出信号に添付する。
ステップS3において、ワイヤレス送信器10の信号処理部14は、所定の時間経過したかどうかを判断する。信号処理部14は、所定の時間経過していない場合は、呼出信号の送信を定期的に実行する。また、信号処理部14は、所定の時間経過した場合には、アイドル状態となる。
ステップS4において、ナースコール親機20の信号処理部29は、ワイヤレス送信器10から無線信号として送信された呼出信号を受信したかどうかを判断する。信号処理部29は、呼出信号を受信した場合はステップS5へと進め、受信できなかった場合はアイドル状態を継続する。
ステップS5、ステップS6において、ナースコール親機20の信号処理部29は、受信した呼出信号に添付された第1の識別情報を用いて、データ記憶部30を参照し、この第1の識別情報と対応して記憶されている通話用子機50を一意に特定する第2の識別情報を取得する。信号処理部29は、通話回路26を介して室内アダプタ装置40を制御して、この第2の識別情報で特定される通話用子機50に対して呼出信号を受信した旨を通知する。
これに応じて、第2の識別情報で特定される通話用子機50は、ナースコール親機20で呼出信号が受信された旨を、所定の信号音やメッセージ音声にてスピーカ52から出力する。これにより、第1ユーザは、特に操作部16を操作することで呼び出し要求を自発的に行った場合に、ナースコール親機20に呼び出し要求が確実に通知されたことを把握できるため、第2ユーザによる対応がすぐになされるという心理的な安心感を得ることができる。
ステップS7において、ナースコール親機20の信号処理部29は、受信した呼出信号を変復調部25、送受信部24を介して、有線接続されている室内アダプタ装置40に送信する。
また、ナースコール親機20の信号処理部29は、室内アダプタ装置40のデータ記憶部45が第1の識別情報との対応関係を持たずに第2の識別情報のみを記憶している構成の場合には、ステップS5、ステップS6で取得した第1の識別情報に対応付けられている第2の識別情報を呼出信号に添付し、この呼出信号を変復調部25、送受信部24を介して、有線接続されている室内アダプタ装置40に送信する。
ステップS8において、ナースコール親機20の信号処理部29は、呼出信号に添付された第1の識別情報を用いて、データ記憶部30を参照し、第1の識別情報に対応付けて記憶されている第1ユーザを特定する第1ユーザ情報を取得する。そして、ナースコール親機20の信号処理部29は、取得した第1ユーザ情報のうち、例えば、ベッド番号情報や部屋番号情報などを表示部32に表示させると共に、発音部33、振動部34を制御して鳴動処理を実行し、当該ナースコール親機20が設置された場所に滞在している第2ユーザに対して呼び出し要求がなされていることを通知する。
ステップS9において、室内アダプタ装置40の信号処理部44は、有線接続されたナースコール親機20から送信された呼出信号を受信したかどうかを判断する。信号処理部44は、呼出信号を受信した場合は、ステップS10へと進め、受信できなかった場合はアイドル状態を継続する。
ステップS10において、室内アダプタ装置40の信号処理部44は、受信した呼出信号に添付された第1の識別情報を用いて、データ記憶部45を参照し、この第1の識別情報と対応して記憶されている通話用子機50nを一意に特定する第2の識別情報があるかどうかを検索する。信号処理部44は、第2の識別情報が取得された場合には、自身が設置されている病室内の通話用子機50に対応するワイヤレス送信器10から呼び出し要求がなされたと判断し、ナースコール親機20から自身が設置されている病室までの廊下の廊下灯5を点滅点灯させる。
また、室内アダプタ装置40の信号処理部44は、データ記憶部45が第1の識別情報との対応関係を持たずに第2の識別情報のみを記憶している構成の場合には、呼出信号に添付された第2の識別情報を用いて、データ記憶部45を参照し、通話用子機50nを一意に特定する第2の識別情報があるかどうか検索する。信号処理部44は、該当する第2の識別情報がデータ記憶部45内にあった場合には、自身が設置されている病室内の通話用子機50に対応するワイヤレス送信器10から呼び出し要求がなされたと判断し、ナースコール親機20から自身が設置されている病室までの廊下の廊下灯5を点滅点灯させる。
このように、室内アダプタ装置40の信号処理部44は、ナースコール親機20から送信される呼出信号に応じて、廊下灯5を点滅点灯させることで、ナースコール親機20が設置された場所から呼び出し要求に応対する第2ユーザを、呼び出し要求のあったワイヤレス送信器10が設置された病室まで確実に導くことができる。
ステップS11において、室内アダプタ装置40の信号処理部44は、応対に訪れた第2ユーザによって操作部46が操作され、応対した旨を通知する復旧操作がなされたかどうかを判断する。信号処理部44は、第2ユーザによって復旧操作がなされた場合には、ステップS12へと進め、復旧操作がなされない場合は、ステップS18へと進める。
ステップS12において、室内アダプタ装置40の信号処理部44は、第2ユーザによる操作部46の操作により復旧操作がなされたことに応じて、廊下灯5の点滅点灯を停止させる。
ステップS13において、室内アダプタ装置40の信号処理部44は、第2ユーザによる操作部46の操作により復旧操作がなされたことに応じて、有線接続されたナースコール親機20に復旧信号を送信する。
ステップS14において、ナースコール親機20の信号処理部29は、室内アダプタ装置40から送信された復旧信号を受信したかどうかを判断する。信号処理部29は、復旧信号を受信した場合にはステップS15へと進め、復旧信号を受信していない場合にはステップS16へと進める。ここで、復旧信号を受信したということは、第2ユーザが呼び出し要求をした第1ユーザのいる病室まで赴いて応対したことを示し、復旧信号を受信していないということは、第2ユーザが呼び出し要求をした第1ユーザのいる病室へ赴いていないということを示している。
ステップS15において、ナースコール親機20の信号処理部29は、復旧信号を受信したことに応じて、発音部33、振動部34を制御して鳴動を停止させる。
ステップS16において、ナースコール親機20の信号処理部29は、第2ユーザにより、呼び出し要求に対する応答操作がなされたかどうかを判断する。信号処理部29は、第2ユーザによって応答操作がなされた場合にはステップS17へと進め、応答操作がなされない場合には、ステップS8へと戻る。第2ユーザが実行する呼び出し要求に対する応答操作は、通話を開始させるための操作であり、例えば、通話ボタンなどである操作部31の操作、マイク部27、スピーカ部28からなるハンドセットのオフフック操作である。
ステップS17において、ナースコール親機20の信号処理部29は、第2ユーザによって応答操作がなされたことに応じて、応答信号を室内アダプタ装置40に送信する。
ステップS18において、室内アダプタ装置40の信号処理部44は、ナースコール親機20から送信された応答信号を受信したかどうかを判断する。信号処理部44は、応答信号を受信した場合には、ステップS19へと進め、受信しなかった場合にはステップS10へと戻る。
ステップS19において、室内アダプタ装置40の信号処理部44は、応答信号を受信したことに応じて、廊下灯5の点滅点灯を停止させる。
ステップS20において、ナースコール親機20の信号処理部29は、第2ユーザによって応答操作がなされたことに応じて、発音部33、振動部34を制御して鳴動を停止させる。そして、信号処理部29は、通話回路26を制御して、室内アダプタ装置40に対して、ステップS5、ステップS6で取得された第2の識別情報で一意に特定される通話用子機50との通話を可能とするための通話回線接続制御を実行させる。これに応じて、室内アダプタ装置40の信号処理部44は、通話回路43を制御して取得された第2の識別情報で一意に特定される通話用子機50と通話回線を接続し、第1ユーザと第2ユーザとの通話を可能とする。
(実施の形態の効果)
このようにして、本発明の実施の形態として示すワイヤレスコールシステムは、ワイヤレス送信器10から、第1ユーザの操作又は第1ユーザのなんらかの動作によって、無線信号として送信される呼出信号をナースコール親機20が受信し、呼出信号を受信したことに応じて、呼び出し要求があった旨を第2ユーザに通知する。そして、ナースコール親機20によって、呼び出し要求を通知されたことに応じて、第2ユーザが応答操作をした場合に、ナースコール親機20とワイヤレス送信器10に対応した通話用子機50との通話回線が接続される。
つまり、このワイヤレスコールシステムでは、第2ユーザへの第1ユーザからの呼び出し要求の通知を、断線や短絡といった物理的な影響を受けやすい有線を介さずに無線信号にて、通話回線への接続制御処理よりも優先して実行するため、第1ユーザに生じた緊急事態を迅速且つ確実に第2ユーザに通知することができる。したがって、通知が迅速且つ確実になされるため、通知を受けた第2ユーザによる呼び出し要求に対する通話応答も迅速なものとなる。万が一、通話回線に断線があった場合であっても、呼び出し要求は既に通知されているため、第2ユーザが直接、第1ユーザの元へと赴いて応対することも容易となる。
また、ナースコール親機20は、呼出信号を受信したことに応じて、呼出信号を受信した旨を通話回線を介して、呼出信号を送信したワイヤレス送信器10と対応する通話用子機50に直ちに送信するため、特に操作部16を操作することで呼び出し要求を自発的に行った第1ユーザに対して、ナースコール親機20に呼び出し要求が確実に通知されたことを知らせることができるため、第2ユーザによる対応がすぐになされるという心理的な安心感を与えることができる。
なお、本発明の実施の形態として示すワイヤレスコールシステムのワイヤレス送信器10とナースコール親機20とは、直接、無線通信を行い第1の識別情報の送信を実行しているように示しているが、本発明はこれに限定されることなく、例えば、中継装置などを介して行うようにしてもよい。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態として示すワイヤレスコールシステムの構成について説明するための図である。 前記ワイヤレスコールシステムの呼び出し要求処理動作について説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
10 ワイヤレス送信器
14 信号処理部
15 データ記憶部
16 操作部
17 センサ
20 ナースコール親機
20A 無線信号受信部
20B 信号送受信部
20C 通話処理部
26 通話回路
27 マイク部
28 スピーカ部
29 信号処理部
30 データ記憶部
40 室内アダプタ装置
43 通話回路
44 信号処理部
45 データ記憶部
50 通話用子機
51 マイク
52 スピーカ

Claims (2)

  1. 無線信号を送信する送信手段と、第1ユーザによる自発的な操作、又は前記第1ユーザの所定の動きを検知したことに応じて、当該ワイヤレス送信器を一意に特定する識別情報を含む呼出信号を無線信号として送信するよう前記送信手段を制御する第1の制御手段とを有するワイヤレス送信器と、
    所定の通話回線を介して、前記第1ユーザとの音声通話を可能とする通話用子機と、
    前記送信手段から送信される呼出信号を受信する受信手段と、前記受信手段によって呼出信号を受信したことに応じて、前記呼出信号に含まれる前記識別情報に基づき、前記識別情報で特定されるワイヤレス送信器からの呼び出し要求を通知する通知手段と、前記通知手段により前記ワイヤレス送信器からの呼び出し要求が通知された際に、第2ユーザによりなされる通話開始を要求する所定の操作に応じて、前記識別情報を介してワイヤレス送信器と対応付けられている前記通話用子機との通話回線を接続するよう制御する第2の制御手段とを有する親機とを備えること
    を特徴とするワイヤレスコールシステム。
  2. 前記親機の第2の制御手段は、前記受信手段によって呼出信号を受信したことに応じて、前記呼出信号に含まれる前記識別情報に基づき、前記識別情報を介してワイヤレス送信器と対応付けられている前記通話用子機に対し、前記ワイヤレス送信器から送信された呼出信号を受信した旨を通話回線を用いて通知すること
    を特徴とする請求項1記載のワイヤレスコールシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018050740A (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 アイホン株式会社 位置情報を利用した看護用呼出表示システム

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