JP2007172399A - ワイヤレスコールシステム及びワイヤレス送信器 - Google Patents

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Abstract

【課題】非システム管理者側のユーザである第1ユーザからなされる呼び出し要求の通知を自動的に停止および停止解除させる。
【解決手段】第1ユーザの所定の動きを検出したことに応じて、当該ワイヤレス送信器10を一意に特定する識別情報を添付した呼出信号を送信し、この呼出信号を受信したワイヤレス受信器20が通知する呼び出し要求に応対したシステム管理者側のユーザである第2ユーザが、第1ユーザの近傍に存在するかどうかを検知し、第2ユーザが第1ユーザの近傍に存在することが検知されている間、呼出信号の送信を停止するよう制御することで実現する。
【選択図】図3

Description

本発明は、呼出信号を送信して呼び出し要求を行うワイヤレスコールシステム及びワイヤレス送信器に関し、詳しくは、呼び出し要求に対する応対後の通知を確実に停止するワイヤレスコールシステム及びワイヤレス送信器に関する。
介護施設や病院などでの被介護者に対する介護者の迅速な応対を目的として、被介護者に割り当てられた送信器より被介護者の呼び出し要求を呼出信号として子機に送信し、子機と有線接続された親機を介して介護者に呼び出し要求があった旨を通知するワイヤレスコールシステムが考案、実施されている(例えば、特許文献1参照。)。
このようにワイヤレスコールシステムによって、呼び出し要求があった旨が通知されると、介護者は、被介護者の元へと直接赴いたりすることで要求に応答する。
また、緊急時に集中監視室等へなされる警報による呼び出し要求の通知を、介護者である看護婦等が保持する送信装置を操作することで、遠隔地から停止させることができる技術が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。このように、緊急時になされる呼び出し要求の通知を確実に停止できれば、被介護者である患者の不安感を解消することができる。
特開2003−298752号公報 実開平3−7803号公報
しかしながら、特許文献2で開示されている技術のように、介護者の操作に応じて、呼び出し要求の通知を停止させるようにした場合、介護者の操作忘れなどにより、確実に通知を停止させることができないといった問題がある。このように、呼び出し要求の通知を停止し忘れた場合、ある介護者が、既に被介護者の近くにいて応対しているのにも関わらず、他の介護者が応対に来てしまうといった無駄な行動を誘因してしまう。また、被介護者がベッドから許可なく離床した場合などに自動的に呼び出し要求がなされる構成とした場合、上述したような理由により呼び出し要求の通知を停止させた後で停止状態を解除し忘れてしまうと、被介護者がベッドから離床しても呼び出し要求の通知がなされないという不具合が発生してしまう。
そこで、本発明は、上述したような問題を解決するために提案されたものであり、介護者といったシステム管理者側のユーザが、被介護者といった非システム管理者側のユーザの近傍に存在している間、呼び出し要求の通知を自動的に停止させることができるワイヤレスコールシステム及びワイヤレス送信器を提供することを目的とする。
本発明のワイヤレスコールシステムは、非システム管理者側のユーザである第1ユーザの所定の動きを検出したことに応じて、当該ワイヤレス送信器を一意に特定する識別情報を添付した呼出信号を送信する送信手段を有するワイヤレス送信器と、システム管理者側のユーザである第2ユーザが第1ユーザの近傍に存在するかどうかを検知する存在検知手段を備える存在検知装置とを備え、前記ワイヤレス送信器は、前記存在検知装置の存在検知手段によって第2ユーザが第1ユーザの近傍に存在することが検知されている間、呼出信号の送信を停止するよう前記送信手段を制御する制御手段を備えることで、上述の課題を解決する。
本発明のワイヤレス送信器は、非システム管理者側のユーザである第1ユーザの所定の動きを検出したことに応じて、当該ワイヤレス送信器を一意に特定する識別情報を添付した呼出信号を送信する送信手段と、システム管理者側のユーザである第2ユーザが第1ユーザの近傍に存在するかどうかを検知する存在検知手段と、前記存在検知手段によって第2ユーザが第1ユーザの近傍に存在することが検知されている間、呼出信号の送信を停止するよう前記送信手段を制御する制御手段を備えることで、上述の課題を解決する。
本発明によれば、システム管理者側のユーザが、非システム管理者側のユーザの近傍に存在して応対している間、呼び出し要求の通知を自動的に停止させ、システム管理者側のユーザが、応対を終了して非システム管理者側のユーザの近傍から離れると呼び出し要求の通知停止を自動的に解除することを可能とする。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[実施の形態の構成]
まず、図1を用いて、本発明の実施の形態として示すワイヤレスコールシステムについて説明をする。
このワイヤレスコールシステムは、介護者による介護が必要な被介護者が居住している、例えば、介護施設、病院、自宅などに適用され、この介護者と被介護者とによって利用される。なお、以下の説明においては、ワイヤレスコールシステムを利用する被介護者を非システム管理者側のユーザ(以下、第1ユーザと呼ぶ。)とし、介護者をシステム管理者側のユーザ(以下、第2ユーザと呼ぶ。)とする。
図1に示すようにワイヤレスコールシステムは、第1ユーザによって利用される複数のワイヤレス送信器10(nは、自然数)と、第2ユーザによって利用されワイヤレス送信器10と所定の周波数帯域を利用して無線通信できるワイヤレス受信器20とを備えている。
さらに、ワイヤレス送信器10には、第2ユーザが保持する認証用タグ60から発光される赤外線信号を受信して、赤外線信号に添付された各種情報を取り出してワイヤレス送信器10に送信する赤外線信号処理装置70が接続されている。
このようなワイヤレスコールシステムは、上述したように、介護施設、病院、自宅などに設置される。例えば、ワイヤレスコールシステムが病院に設置される場合を想定すると、赤外線信号処理装置70が接続されたワイヤレス送信器10は、各第1ユーザに付与される。
(ワイヤレス送信器10の構成)
ワイヤレス送信器10は、ワイヤレス受信器20に無線信号を送信するアンテナ11、無線送信部12と、送信するデータに基づき所定の周波数の搬送波を変調する変調部13と、当該ワイヤレス送信器10を統括的に制御する信号処理部14と、少なくとも当該ワイヤレス送信器10を一意に特定する識別情報を記憶しているデータ記憶部15と、ワイヤレス受信器20へ送信する無線信号の送信要求を入力する、例えば、押下ボタンなどである操作部16とを備えている。
また、ワイヤレス送信器10は、第1ユーザによる操作部16の操作に応じて、ワイヤレス受信器20へ無線信号を送信する代わりに、センサ17によって第1ユーザのなんらかの動作が検知されたことに応じて、ワイヤレス受信器20へ無線信号を送信するものであってもよい。
第1ユーザが操作部16を操作する場合というのは、第1ユーザ自身が主体的に緊急な事態が生じたことを知らせようとしている状態である。しかしながら、第1ユーザ自身が緊急であるという認識を持たずになんらかの行動をした場合であっても、第1ユーザが危険に陥ったりといった可能性を含んでいる場合もある。センサ17は、このような第1ユーザの行動を検知するためのセンサであり、例えば、第1ユーザのベッドからの離床を検知することができるフットセンサや、第1ユーザの徘徊を検知することができる人感センサである。
このようなワイヤレス送信器10は、図示しない電池を内蔵し、小型形状とすることができるため、例えば、第1ユーザによる操作部16の操作によって無線信号を送信する構成とした場合には、第1ユーザが身につけて保持可能とすることで、第1ユーザの利便性を向上させることができる。また、センサ17の検知結果に応じて無線信号を送信する構成とした場合には、ワイヤレス送信器10をセンサ17の近傍に設置することで断線などの影響を極力排除し、センサ17の検知結果を取得できる可能性を高めるようにする。
信号処理部14は、操作部16の操作又はセンサ17の検知結果に応じて、データ記憶部15に記憶されている当該ワイヤレス送信器10を一意に特定する第1の識別情報を読み出し、変調部13、無線送信部12を制御して、読み出した第1の識別情報を添付した無線信号をアンテナ11を介してワイヤレス受信器20に送信する。この無線信号は、例えば、ワイヤレス受信器20を呼び出すための呼出信号などである。
信号処理部14は、後述する赤外線信号処理装置70によって、第2ユーザが呼び出し要求に応対して第1ユーザの近傍に存在している旨が検知されている間、呼出信号の送信を停止させるよう制御する。なお、この呼出信号の送信停止処理については、後で詳細に説明をする。
(ワイヤレス受信器20の構成)
図1に示すワイヤレス受信器20は、システム管理者側のユーザである第2ユーザが意識せずとも常時携帯し易いように小型形状とされ、ワイヤレス送信器10からの無線信号を受信する無線信号受信部20Aを有している。この無線信号受信部20Aは、アンテナ21と、ワイヤレス送信器10から送信される無線信号を受信する無線受信部22と、受信した無線信号に変調されているデータを復調して取り出す復調部23とを備えている。
また、ワイヤレス受信器20は、当該ワイヤレス受信器20を統括的に制御する信号処理部29と、少なくともワイヤレスコールシステムを構成する全てのワイヤレス送信器10の第1の識別情報を記憶したデータ記憶部30と、ワイヤレス送信器10からの呼び出し要求を表示する、例えば、液晶ディスプレイなどである表示部32と、呼び出し要求に応じて発音する発音部33と、同じく呼び出し要求に応じて振動する振動部34とを備える。操作部31は、上述した発音部33、振動部34による呼び出し要求の通知を停止させるものである。
信号処理部29は、ワイヤレス送信器10から無線信号として送信された呼出信号を、アンテナ21、無線受信部22を介して受信したことに応じて、復調部23で復調された呼出信号に添付されている第1の識別情報を用いて、データ記憶部30の情報と照合する。
そして、信号処理部29は、第1の識別情報で特定されるワイヤレス送信器10からの呼び出し要求である旨を表示部32、発音部33、振動部34を介して通知する。この後、操作部31が操作されると、信号処理部29は発音部33、振動部34の通知動作を停止させる。
データ記憶部30は、上述したように、少なくともワイヤレスコールシステムを構成する全てのワイヤレス送信器10を一意に識別する第1の識別情報を記憶している。
さらに、データ記憶部30は、記憶されているワイヤレス送信器10の第1の識別情報と各ワイヤレス送信器10を使用する第1ユーザを特定する第1ユーザ情報とを対応付けて記憶する。第1ユーザ情報は、例えば、第1ユーザが寝ているベッドを特定するベッド番号情報、ベッドが配置されている部屋番号情報などである。
これにより、信号処理部29は、ワイヤレス送信器10より送信される呼出信号より取得される第1の識別情報に基づき、ベッド番号情報、部屋番号情報といった第1ユーザ情報を取得し、表示部32に表示させることで、どの部屋のどのベッドにいる第1ユーザが呼出要求をしているのかを通知することができる。
(認証用タグ60、赤外線信号処理装置70の構成)
続いて、図2を用いて、第2ユーザが保持し赤外線信号を送信する認証用タグ60と、各ワイヤレス送信器10に接続され、認証用タグ60から送信された赤外線信号を受信する赤外線信号処理装置70の構成について説明をする。この赤外線信号処理装置70の検知エリア内に認証用タグ60が存在する場合になされる認証処理により、ワイヤレス送信器10からの呼び出し要求に第2ユーザが応対して第1ユーザの近傍に存在しているかどうかを検知することができる。
図2に示すように、認証用タグ60は、赤外線の発光により赤外線信号を赤外線信号処理装置70に送信する赤外線発光モジュール61と、送信するデータに基づき赤外線を変調する赤外線変調回路62と、当該認証用タグ60を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)63と、当該認証用タグ60を保持している第2ユーザを一意に特定するユーザ識別情報であるタグID(IDentification)を記憶しているデータ記憶部64とを備え、内蔵された電池などの電源65により駆動する。
このような、認証用タグ60は、第2ユーザが意識せずとも常時携帯し易いように小型形状とされ、さらに、赤外線発光モジュール61による赤外線の発光により送信される赤外線信号が遮蔽されてしまわないように、赤外線の発光面が外部に露出するような形状、構造となっている。例えば、認証用タグ60を第2ユーザの衣服の胸ポケットなどに差し込み可能としながら、赤外線発光モジュール61の発光面が外部に露出するような形状とする。
CPU63は、所定の時間間隔、例えば2〜3秒間隔で赤外線変調回路62を制御し、赤外線発光モジュール61を介して、変調させた赤外線を発光させることで赤外線信号を送信する。このとき、CPU63は、データ記憶部64に記憶された、当該認証用タグ60を保持している第2ユーザを一意に特定するユーザ識別情報であるタグIDを読み出す。CPU63は、赤外線変調回路62を制御して、読み出したタグIDに基づき赤外線を変調する。つまり、認証用タグ60から所定の時間間隔毎に送信される赤外線信号には、タグIDが添付されている。
このような、認証用タグ60は、例えば、IrDA(Infrared Data Association)で策定された規格に基づき、850〜900nmの近赤外線を利用して赤外線信号処理装置70との赤外線通信を行う。このような赤外線通信による通信可能距離は、遮蔽されていない状況下において、およそ1〜3m程度となっている。
赤外線信号処理装置70は、赤外線発光モジュール61で発光され赤外線を受光することで、赤外線信号を受信する赤外線受光モジュール71と、受信した赤外線信号に変調されているデータを復調して取り出す赤外線信号復調回路72と、当該赤外線信号処理装置70を統括的に制御するCPU73と、少なくとも第2ユーザが保持する認証用タグ60の全てのタグIDを記憶しているデータ記憶部74とを備えており、ワイヤレス送信器10に接続されている。
CPU73は、赤外線信号復調回路72を制御して、赤外線受光モジュール71で受信された赤外線信号を復調し、この赤外線信号に添付されているタグIDを取得する。また、CPU73は、タグIDを取得したことに応じてデータ記憶部74を参照する。そして、取得したタグIDが、データ記憶部74にあらかじめ登録されている第2ユーザを特定するタグIDであるのかどうか認証処理をする。CPU73は、認証処理結果をワイヤレス送信器10の信号処理部14に送信する。
この、赤外線信号処理装置70のCPU73から送信される認証処理結果を受信したワイヤレス送信器10の信号処理部14は、認証処理結果に基づき、第1ユーザによる呼び出し要求である呼出信号を送信するのかどうかを判断する。具体的には、信号処理部14は、認証用タグ60から送信された赤外線信号に添付されているタグIDが認証された場合には、呼出信号の送信を停止し、認証されなかった場合には、呼出信号の送信を継続して行うよう制御する。このように、認証用タグ60と赤外線信号処理装置70とは、赤外線通信により送信されるユーザ識別情報の認証処理結果から、ワイヤレス送信器10から送信される呼び出し要求に第2ユーザが応対して第1ユーザの近傍に存在しているかどうかを検知している。
また、データ記憶部74は、上述したタグIDに対応づけて、第2ユーザを特徴付ける属性情報を記憶していてもよい。この属性情報は、例えば、第2ユーザの医療知識や医療技能を特定するレベル情報などである。CPU73は、データ記憶部74に、この属性情報が記憶されている場合には、認証処理結果をワイヤレス送信器10の信号処理部14に送信する際に一緒に送信する。ワイヤレス送信器10の信号処理部14は、この属性情報が送信された場合、送信された属性情報に基づき、呼出信号を送信するのか、既に送信されている呼出信号の送信を停止させるのかといった判断をする。
信号処理部14は、送信された属性情報が上述したレベル情報であり、このレベル情報で示される第2ユーザのレベルが低い場合には、応対した第2ユーザだけでは対応することが困難であるとして、ユーザ識別情報が認証された場合であっても呼出信号の送信を停止させずに継続して送信し続けるよう制御する。また、レベル情報が示す第2ユーザのレベルが高い場合、応対した第2ユーザで充分対応することができるとして、通常通り呼出信号の送信を停止するよう制御する。
このような赤外線信号処理装置70は、赤外線信号を受信する赤外線受光モジュール71の受光面が、呼び出し要求の通知に応じて第2ユーザが応対して第1ユーザへと近付いた場合に、第2ユーザが保持する認証用タグ60の赤外線発光モジュール61の発光面に対して、遮蔽物などを介さずに確実に通信範囲内となる位置に設置される。
また、赤外線信号処理装置70のCPU73が実行するタグIDの認証処理は、各ワイヤレス送信器10で実行するようにしてもよい。この場合、赤外線信号処理装置70のデータ記憶部74に記憶されている第2ユーザが保持する認証用タグ60の全てのタグIDを、ワイヤレス送信器10のデータ記憶部15に記憶させる。
また、赤外線信号処理装置70は、図1に示すように、ワイヤレス送信器10に対して外付け式の別体とする以外にも、ワイヤレス送信器10と一体構成とすることもできる。この場合、赤外線信号処理装置70のCPU73、データ記憶部74の機能は、ワイヤレス送信器10の信号処理部14、データ記憶部15で賄うようにすることで部品点数を削減することができる。
このように、認証用タグ60と赤外線信号処理装置70とは、赤外線通信による認証処理により、第2ユーザが第1ユーザの近傍に存在しているのかどうかを判断している。したがって、電波などに較べ直進性が強く回り込むことのない赤外線の特性により、第1ユーザに対して第2ユーザが確実に近くにいる場合にのみ通信がなされるため、システムの信頼性を高めることができる。
上述した説明では、認証用タグ60は、赤外線信号処理装置70と赤外線通信するように構成されているが、これに代えて電波による非接触通信により認証処理を実行するRFID(Radio Frequency IDentification)などを用いるようにしてもよい。この場合、認証用タグ60は、電源内蔵型のアクティブタグとなる。
RFIDを利用した場合も上述の赤外線通信の場合と同様に、RFIDによる認証処理に応じて、第2ユーザが第1ユーザの近傍にいるかどうかを判断することで存在を検知する。そして、認証処理結果に応じてワイヤレス送信器10から送信されている呼出信号の送信を停止させる。RFIDを利用した場合も、同様の手法により、第2ユーザの属性情報に基づく呼出信号の送信、呼出信号の送信停止を制御することができる。
ただし、RFIDを利用する場合は、非接触通信する際に電波の回り込みが考えられるため、回り込んだ電波を受信したことで呼出信号を送信していないワイヤレス送信器10の誤動作を誘因してしまわないように、なんらかの電波対策を行う必要がある。このようになんらかの電波対策を行うことで、第2ユーザが確実に第1ユーザの近傍に存在している場合にのみ呼出信号の送信停止が実行されることになる。
[呼び出し要求処理動作]
続いて、図3に示すフローチャートを用いて、ワイヤレス送信器10から呼び出し要求をした際のワイヤレスコールシステムの処理動作について説明をする。
ステップS1において、ワイヤレス送信器10の信号処理部14は、第1ユーザによって操作部16が操作されたか、又は第1ユーザの動作をセンサ17で検知したかどうかを判断する。信号処理部14は、第1ユーザによって操作部16が操作された、又はセンサ17で動作が検知された場合は、ステップS2へと進み、それ以外の場合は、アイドル状態となる。
ステップS2において、赤外線信号処理装置70のCPU73は、赤外線受光モジュール71を介して赤外線信号を受信したかどうかを判断する。CPU73は、赤外線信号を受信した場合はステップS3へと処理を進め、受信していない場合はステップS5へと処理を進める。
ステップS3において、赤外線信号処理装置70のCPU73は、赤外線信号を受信したことに応じて、赤外線信号復調回路72を制御して赤外線信号を復調し、添付されているタグIDを取得する。CPU73は、データ記憶部74を参照し、取得したタグIDの認証処理をする。そして、CPU73は、タグIDによる認証処理結果をワイヤレス送信器10の信号処理部14に送信する。
このとき、認証がなされた場合には、CPU73は、データ記憶部74を参照してタグIDに対応付けて記憶されている第2ユーザを特徴付ける属性情報を取得し、認証処理結果と共にワイヤレス送信器10の信号処理部14に送信する。なお、データ記憶部74に属性情報が記憶されていない場合には、認証処理結果のみの送信となる。
信号処理部14は、認証用タグ60から送信されたタグIDが認証された場合には第2ユーザが第1ユーザの近傍に存在して応対がなされているとしてステップS4へと処理を進め、認証されなかった場合には、第2ユーザが第1ユーザの近傍に存在せず応対がなされていないとしてステップS5へと処理を進める。
ここで、本フローチャートの最初のループにおいては、呼出信号が送信されていない状態である。この状態での本ステップS3における第2ユーザの認証処理は、例えば、すでに第2ユーザが近くにいるのに、第1ユーザにより呼び出し要求がなされた場合などがあてはまる。2回目以降のループでは、後段のステップS5にて、呼出信号が送信された後の状態となるため、本ステップS3における第2ユーザの認証処理は、認証処理結果に応じた呼出信号の送信停止又は呼出信号の継続的な送信を判断するためになされることになる。
また、信号処理部14は、CPU73から認証がなされたことを示す認証処理結果と共に属性情報が送信された場合には、属性情報に基づき、呼出信号を送信するのか、呼出信号の送信を行わずにステップS4に移行するのかを判断する。信号処理部14は、呼出信号を送信する場合はステップS5へと処理を進める。
例えば、信号処理部14は、送信された属性情報が、第2ユーザの医療知識や医療技能を特定するレベル情報であった場合、このレベル情報に基づき、認証された第2ユーザが、1人で応対することができる場合には呼出信号の送信を行わないようにアイドル状態へと処理を進める。また、信号処理部14は、1人で応対することが困難な場合には呼出信号を送信、又は既になされている呼出信号の送信を継続するようにステップS5へと処理を進める。
ステップS4において、ワイヤレス送信器10の信号処理部14は、ステップS3で同一の第2ユーザが認証されてから所定の時間、継続的に認証され続けているのかどうかを判断する。信号処理部14は、同一の第2ユーザが所定の時間、継続的に認証され続けている場合には、応対に手間取るなど第1ユーザの応対に何らかの問題が発生したとしてステップS5へと処理を進め、再び呼出信号を送信するように制御する。これにより、再び送信された呼出信号を受信したワイヤレス受信器20は、他の第2ユーザに応援を求めるよう鳴動および振動することになる。また、信号処理部14は、同一の第2ユーザが所定の時間、継続的に認証され続けていない場合は、アイドル状態へと処理を戻す。
ステップS5において、ワイヤレス送信器10の信号処理部14は、ステップS2、ステップS3、ステップS4における判断に基づき、呼出信号を生成し無線信号として送信する。このとき、信号処理部14は、データ記憶部15に記憶されている自身を一意に特定する第1の識別情報を呼出信号に添付する。
[実施の形態の効果]
このようにして、本発明の実施の形態として示すワイヤレスコールシステムは、第1ユーザのなんらかの動作に応じたワイヤレス送信器10からの呼出信号の送信を、第2ユーザが第1ユーザの近傍に存在していることが検知された場合に自動的に停止させる。
したがって、第2ユーザが、呼び出し要求に応対して第1ユーザの近傍に存在しているにも関わらず、他の第2ユーザを新たに呼び出し続けるといった無駄を排除することができる。また、継続して鳴らされている警報などを聞いた他の第1ユーザの心理的な不安感を不必要に煽ってしまうことも回避できる。さらにまた、呼び出し要求の通知が停止された後で、停止状態を解除し忘れた場合であっても、第2ユーザの存在が検知されていなければ、第1ユーザが許可なくベッドを離床するといった動作に応じて確実に呼び出し要求を通知することができる。
また、第2ユーザの存在検知を第2ユーザが保持する認証用タグ60を用いた、非接触通信による認証処理に基づき実行することで、第2ユーザを特徴付ける属性情報に応じて呼出信号を送信したり、送信を停止させたり、認証状態の時間的な要素に基づき呼出信号を送信したり、送信を停止させたり、臨機応変な呼び出し要求制御を実行することができる。
さらに、この認証処理を行う非接触通信に赤外線を利用することで、電波などに較べ直進性が強く、障害物があった場合には回り込むことなく吸収又は反射されてしまう赤外線の特性に基づき、仕切られた空間である病院等では第2ユーザが室内にいる場合にだけ呼出信号を停止させることができる。また赤外線信号を利用した通信は光通信であるため高速通信することも可能となる。
なお、本発明の実施の形態として示すワイヤレスコールシステムのワイヤレス送信器10とワイヤレス受信器20とは、直接、無線通信を行い第1の識別情報の送信を実行しているように示しているが、本発明はこれに限定されることなく、例えば、中継装置などを介して行うようにしてもよい。また、ワイヤレス送信器10とワイヤレス受信器20とを有線接続して、第1の識別情報の送信を実行するようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態として示すワイヤレスコールシステムは、被介護者である第1ユーザを非システム管理者側のユーザとし、介護者である第2ユーザをシステム管理者側のユーザとした所謂ナースコールシステムを一例として示しているが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、飲食店などにおいて、非システム管理者側のユーザである客が、システム管理者側のユーザである従業員を呼び出すワイヤレスコールシステムにおいても適用することができる。
この場合、従業員が客の近傍に存在することが検知されると、呼出信号の送信が自動的に停止されるため、呼び出し要求の通知も自動的に停止する。これにより、第2ユーザが近くにいるのにも関わらず、他の第2ユーザが同一の場所に応対に訪れてしまうといった無駄を排除することができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態として示すワイヤレスコールシステムの構成について説明するための図である。 前記ワイヤレスコールシステムの赤外線信号処理装置、認証用タグの構成について説明するための図である。 前記ワイヤレスコールシステムの呼び出し要求処理動作について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 ワイヤレス送信器
14 信号処理部
15 データ記憶部
16 操作部
17 センサ
20 ワイヤレス受信器
60 認証用タグ
61 赤外線発光モジュール
62 赤外線変調回路
63 CPU(Central Processing Unit)
64 データ記憶部
65 電源
70 赤外線信号処理装置
71 赤外線受光モジュール
72 赤外線信号復調回路
73 CPU(Central Processing Unit)
74 データ記憶部

Claims (8)

  1. 非システム管理者側のユーザである第1ユーザの所定の動きを検出したことに応じて、当該ワイヤレス送信器を一意に特定する識別情報を添付した呼出信号を送信する送信手段を有するワイヤレス送信器と、
    システム管理者側のユーザである第2ユーザが前記第1ユーザの近傍に存在するかどうかを検知する存在検知手段を備える存在検知装置とを備え、
    前記ワイヤレス送信器は、前記存在検知装置の存在検知手段によって第2ユーザが前記第1ユーザの近傍に存在することが検知されている間、呼出信号の送信を停止するよう前記送信手段を制御する制御手段を備えること
    を特徴とするワイヤレスコールシステム。
  2. 前記存在検知装置の存在検知手段は、前記第2ユーザを一意に特定するユーザ識別情報を記憶した第2ユーザが保持する認証用タグと非接触通信を行うことで、ユーザ識別情報を取得し、取得したユーザ識別情報を認証処理することで前記第2ユーザの存在を検知し、
    前記ワイヤレス送信器の制御手段は、前記ユーザ識別情報が認証された場合に、前記第2ユーザが前記第1ユーザの近傍に存在すると判断し、呼出信号の送信を停止するよう前記送信手段を制御すること
    を特徴とする請求項1記載のワイヤレスコールシステム。
  3. 前記ワイヤレス送信器の制御手段は、前記ユーザ識別情報が認証されたことに応じて特定される第2ユーザの属性情報に基づき、呼出信号を送信、又は呼出信号の送信を停止するよう前記送信手段を制御すること
    を特徴とする請求項2記載のワイヤレスコールシステム。
  4. 前記非接触通信に赤外線を用いること
    を特徴とする請求項2又は請求項3記載のワイヤレスコールシステム。
  5. 非システム管理者側のユーザである第1ユーザの所定の動きを検出したことに応じて、当該ワイヤレス送信器を一意に特定する識別情報を添付した呼出信号を送信する送信手段と、
    システム管理者側のユーザである第2ユーザが前記第1ユーザの近傍に存在するかどうかを検知する存在検知手段と、
    前記存在検知手段によって第2ユーザが前記第1ユーザの近傍に存在することが検知されている間、呼出信号の送信を停止するよう前記送信手段を制御する制御手段を備えること
    を特徴とするワイヤレス送信器。
  6. 前記存在検知手段は、前記第2ユーザを一意に特定するユーザ識別情報を記憶した第2ユーザが保持する認証用タグと非接触通信を行うことで、ユーザ識別情報を取得し、取得したユーザ識別情報を認証処理することで前記第2ユーザの存在を検知し、
    前記制御手段は、前記ユーザ識別情報が認証された場合に、前記第2ユーザが前記第1ユーザの近傍に存在すると判断し、呼出信号の送信を停止するよう前記送信手段を制御すること
    を特徴とする請求項5記載のワイヤレス送信器。
  7. 前記制御手段は、前記ユーザ識別情報が認証されたことに応じて特定される第2ユーザの属性情報に基づき、呼出信号を送信、又は呼出信号の送信を停止するよう前記送信手段を制御すること
    を特徴とする請求項6記載のワイヤレス送信器。
  8. 前記非接触通信に赤外線を用いること
    を特徴とする請求項6又は請求項7記載のワイヤレス送信器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011229748A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Carecom Co Ltd トイレ用ナースコール子機
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