JP2007123013A - 燃料電池システム - Google Patents

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徹也 眞塩
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Abstract

【課題】システムの非運転時に長期にわたり両極を不活性状態に保持することを可能とし、性能劣化を抑制することを課題とする。
【解決手段】燃料電池スタック1の燃料極2のガス圧力と、燃料電池スタック1の酸化剤極3のガス圧力とに基づいて、燃料極2に供給される水素の供給を制御する水素供給開閉弁9と、酸化剤極3に供給される空気の供給を制御する空気供給開閉弁11と、燃料極2から排出される未使用の水素の排気を制御する水素排気開閉弁12と、酸化剤極3から排出される未使用の空気の排気を制御する空気排気制御弁13を開閉制御し、燃料電池システムの運転停止時に燃料電池スタック1の燃料極2ならびに酸化剤極3に大気圧以上の窒素を封入して構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、システムの非運転時に燃料電池のアノード(燃料)極ならびにカソード(酸化剤)極を非活性状態にして保持する燃料電池システムに関する。
従来、この種の技術としては、例えば以下に示す文献に記載されたものが知られている(特許文献1参照)。この文献に記載された技術では、燃料電池システムがシャットダウンされる場合に、オンされたスイッチを介して燃料電池スタックと電気負荷を電気的に接続し、燃料電池スタックに残存する反応ガスで発生する電気を電気負荷で消費させ、燃料極ならびに酸化剤極の両極の周辺を非活性状態に維持し、安全で長寿命な燃料電池システムを提供している。
特開2004−139950
上記従来の燃料電池システムにおいては、システムの運転停止時に燃料電池スタックに電気負荷を接続して、アノード側に残留する水素とカソード側に残存する酸素とを反応させている。これにより、アノード側は大気圧以下の圧力状態となり、外部から空気が混入しやすくなっていた。
また、上記従来の燃料電池システムでは、燃料電池スタックと電気負荷との接続による電荷消費動作後に、開放された連結バルブを介して水素排出路と空気排出路を連結し、両極を連結している。これにより、アノード側に残存する水素とカソード側に残存する酸素が混在し、電解質膜の劣化が促進されるおそれがあった。
このように従来の燃料電池システムでは、長時間にわたり両極を非活性状態に保つことは困難であると同時に、システムの停止時に性能劣化を促進させてしまうおそれがあるという問題点があった。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、システムの非運転時に長期にわたり両極を不活性状態に保持することを可能とし、性能劣化を抑制し得る燃料電池システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の課題を解決する手段は、燃料ガス供給手段によりアノード極に供給される燃料ガスと、酸化剤ガス供給手段によりカソード極に供給される酸化剤ガスとの電気化学反応により発電を行う燃料電池を備えた燃料電池システムにおいて、前記燃料電池のアノード極に供給される燃料ガスの供給を制御する燃料ガス供給制御弁と、前記燃料電池のカソード極に供給される酸化剤ガスの供給を制御する酸化剤ガス供給制御弁と、前記燃料電池のアノード極から排出される未使用燃料ガスの排気を制御する燃料ガス排気制御弁と、前記燃料電池のカソード極から排出される未使用酸化剤ガスの排気を制御する酸化剤ガス排気制御弁と、前記アノード極のガス圧力と、前記カソード極のガス圧力とに基づいて、前記燃料ガス供給制御弁、前記酸化剤ガス供給制御弁、前記燃料ガス排気制御弁、ならびに前記酸化剤ガス排気制御弁を開閉制御し、前記燃料電池に不活性ガスを封入する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、燃料電池のアノード極とカソード極との両極を連結することなく大気圧以上の圧力で不活性ガスを燃料電池に封入し、燃料電池システムを停止状態にすることが可能となる。これにより、燃料電池システムの停止時の性能劣化を抑制できると共に、長期にわたり両極を不活性状態に保つことができ、システムの停止時、保管時ならびに起動時の性能劣化を抑制することができる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の実施例を説明する。
図1は本発明の実施例1に係る燃料電池システムの構成を示す図である。図1に示す実施例1のシステムは、燃料極2に燃料ガスの水素の供給を受け、酸化剤極3に酸化剤ガスの空気の供給を受けて発電する燃料電池が複数積層された燃料電池スタック1を備えている。なお、この実施例1ならびに以下に説明する実施例2〜4では、図示していないが燃料電池は固体高分子型燃料電池により構成され、燃料極2側及び酸化剤極3側の触媒層とガス拡散電極により挟持された固体電解質膜から成る膜電極接合体と、燃料極2及び酸化剤極3にそれぞれ水素及び空気を供給するためのガス流路と、膜電極接合体を挟持するセパレータとを備えている。
燃料極2及び酸化剤極3における電気化学反応及び燃料電池全体としての電気化学反応は以下に示すようになる。
(化1)
燃料(アノード)極: H→2H+2e
酸化剤(カソード)極:2H+2e+(1/2)O→H
全体: H+(1/2)O→H
燃料電池システムの水素系では、高圧水素タンク8から水素供給開閉弁9を備えた水素供給配管4を介して燃料電池スタック1の燃料極2に水素が供給される。燃料極2の出口側には、燃料極2から排出された水素を系外に排気する水素排気配管6と、水素排気配管6を開閉する水素排気開閉弁12が設けられている。水素排気開閉弁12の上流側の水素排気配管6は、水素循環配管14を介して水素供給開閉弁9の下流側の水素供給配管4に接続され、水素循環配管14には燃料電池スタック1から排出された水素オフガスを入口側に戻して循環させるための水素循環ブロアー15が設けられている。水素供給開閉弁9の下流側の水素供給配管4には、燃料極2内の窒素濃度を検知する窒素濃度センサ(C)16と、燃料極2内の圧力を検知する燃料極圧力センサ(P)17が設けられている。
燃料電池システムの空気系では、空気供給ブロアー10を備え、空気供給ブロアー10は空気供給配管5を介して燃料電池スタック1の酸化剤極3に圧縮空気を供給する。空気供給配管5には、空気供給配管5を開閉する空気供給開閉弁11が設けられている。酸化剤極3の出口側には、酸化剤極3から排出された空気を系外に排気する空気排気配管7と、空気排気配管7を開閉する空気排気開閉弁13が設けられている。空気供給開閉弁11の下流の空気供給配管5には、酸化剤極3内の圧力を検知する酸化剤極圧力センサ18が設けられている。
燃料電池スタック1には、燃料電池スタック1の発電電力を消費するための電荷消費装置(R)19が接続されている。
燃料電池システムは、図示しないがコントールユニットを備えている。コントロールユニットは、本システムの運転を制御する制御中枢として機能し、プログラムに基づいて各種動作処理を制御するコンピュータに必要な、CPU、記憶装置、入出力装置等の資源を備えた例えばマイクロコンピュータ等により実現される。コントロールユニットは、上記各センサならびにこれらのセンサで得られない他の圧力、温度、濃度、電圧、電流等本システムの運転に必要な情報を収集するセンサ(図示せず)からの信号を読み込み、読み込んだ各種信号ならびに予め内部に保有する制御ロジック(プログラム)に基づいて、水素供給開閉弁9,空気供給開閉弁11、水素排気開閉弁12ならびに空気排気開閉弁13を含む本システムの制御を要する構成要素に指令を送り、以下に説明する燃料電池スタック1の不活性化処理の動作を含む本システムの運転/停止に必要なすべての動作を統括管理して制御する。
図2は実施例1に係る処理の手順を示すフローチャートであり、図3は図2に示すフローチャートの各ステップで使用される算出式を示す図である。
図3に示す算出式は、図2に示すフローチャートの各ステップ(S1〜S27)において、制御判断に必要な判断値(燃料極側水素分圧PH2、燃料極側窒素分圧PN2、酸化剤極酸素分圧PO2ならびに酸化剤極側窒素分圧PNC)を算出する計算式を示したものである。
図2に示す各ステップにおいて、図3に示すステップの範囲にある場合は、燃料極圧力センサ17及び酸化剤極圧力センサ18の計測値(燃料極圧力PA 、酸化剤極圧力PC )に応じて図3に示す計算がコントロールユニットで実行される。図3において、Px’は一つ前の計算結果を示し、ΔPxは現在の圧力値と一つ前の圧力値の差を示している。計算は圧力センサにより新たな計測値が計測されるごとに実行される。計算された値Pxは、コントロールユニットに記憶され、次の計算の際には初期値Px’として用いられると共に、図2のフローチャートに示す処理の判断値として用いられる。
図2のフローチャートに示す一連の処理は、図1に示す燃料電池システムに対して運転の停止指令が入力されるのに応じて開始され、先ず水素供給開閉弁9、水素排気開閉弁12、空気供給開閉弁11、空気排気開閉弁13を閉じると共に、水素循環ブロアー15を作動させる(ステップS1)。
次に、燃料極2と酸化剤極3の両極の差圧が過大となることを防ぐための処理(ステップS2〜ステップS6)を実行する。先ず燃料極圧力PA と酸化剤極圧力PC との差圧が両極の許容圧力、例えば50[kPa]程度以下であるか否かを判断する(ステップS2)。燃料極圧力PA と酸化剤極圧力PC の差圧が50[kPa]以上である場合は、差圧により電解質膜が破損するおそれがあるので、差圧を解消する動作を行うための処理を行う。この処理では、先ず燃料極圧力PA と酸化剤極圧力PC のどちらが大きいかを判断し(ステップS3)、燃料極圧力PA が大きい場合は、空気供給開閉弁11を開き(ステップS4)酸化剤極圧力PC を上昇させる一方、酸化剤極圧力PC が大きい場合には、水素供給開閉弁9を開き(ステップS6)燃料極圧力PA を上昇させる。
その後、再び先のステップS2の処理を実行する。実行の結果、燃料極圧力PA と酸化剤極圧力PC の差圧が50[kPa]以下となった場合には、先のステップS4またはステップS5の処理において開放された水素供給開閉弁9または空気供給開閉弁11を閉じる。なお、ステップS4またはステップS5の処理が行われなかった場合には、当然水素供給開閉弁9または空気供給開閉弁11を閉じる動作は行われない。
次に、燃料極側窒素分圧PNAを大気圧以上とする処理(ステップS7〜ステップS11)を実行する。先ずシステム停止時に大気圧以上の窒素を燃料極2側に封入するため、燃料極側窒素分圧PNAが大気圧以上であるか否かを判断する(ステップS7)。判断の結果、燃料極側窒素分圧PNAが大気圧に満たない場合は、空気供給開閉弁11を開く(ステップS8)。
その後、燃料極圧力PA と酸化剤極圧力PC との差圧が50[kPa]以下であるか否かを判断する(ステップS9)。判断の結果、燃料極圧力PA と酸化剤極圧力PC との差圧が50[kPa]以下であれば、先のステップS7の処理を実行する一方、燃料極圧力PA と酸化剤極圧力PC との差圧が50[kPa]以上であれば、空気供給開閉弁11を閉じて(ステップS10)、差圧を50[kPa]以下にする。
このステップS7〜ステップS10の一連の処理を繰り返すことで、酸化剤極圧力PC を燃料極圧力PA に比べて50[kPa]程度高く保つことができる。これにより、酸化剤極3側から燃料極2側への窒素の移動を促進させ、燃料極側窒素分圧PNAを大気圧以上に高める。燃料極側窒素分圧PNAが大気圧以上となった時、これら一連の処理は完了する。
完了後、空気供給開閉弁11が開放状態であればこれを閉じ(ステップS11)、空気供給開閉弁11が閉状態であれば特別な動作は行われない。
次に、酸化剤極側窒素分圧PNCを大気圧以上とする処理(ステップS12〜ステップS14)を実行する。先ずシステム停止時に大気圧以上の窒素を酸化剤極3側に封入するため、酸化剤極側窒素分圧PNCが大気圧以上であるか否かを判断する(ステップS12)。判断の結果、酸化剤極側窒素分圧PNCが大気圧に満たない場合は、空気供給開閉弁11を開き(ステップS13)、先のステップS12の処理を実行する。一方、判断の結果、酸化剤極側窒素分圧PNCが大気圧以上である場合には、空気供給開閉弁11が開放状態であればこれを閉じる動作を行い(ステップS14)、空気供給開閉弁11が閉状態であれば特別な動作は行われない。
次に、燃料極2に残存する水素と酸化剤極3に残存する酸素を当量とする処理(ステップS15〜ステップS19)を実行する。先ず燃料極2側の水素と酸化剤極3側の酸素が当量であるか否かを判断する(ステップS15)。この判断は、燃料極2側の水素分圧
PH2と燃料極2側の体積VA との積(PH2×VA)と、酸化剤極3側の酸素分圧PO2と酸化剤極3側の体積VC との積(PO2×VC )との比が2:1であるか否かを判別する。
判断の結果、燃料極2側の水素と酸化剤極3側の酸素が当量でない場合は、続いて燃料極2側の水素と酸化剤極3側の酸素のどちらが過多かであるかを判断する(ステップS16)。判断の結果、燃料極2側の水素が酸化剤極3側の酸素より多い場合は、空気供給開閉弁11を開き(ステップS17)、燃料極2側の水素に対して酸化剤極3側の酸素不足を解消する。一方、酸化剤極3側の酸素が燃料極2側の水素より多い場合には、水素供給開閉弁9を開き(ステップS18)、酸化剤極3側の酸素に対して燃料極2側の水素不足を解消する。
その後、先のステップS15の判断処理を実行する。判断の結果、燃料極2側の水素と酸化剤極3側の酸素が当量である場合には、水素供給開閉弁9または空気供給開閉弁11が開放状態であればこれを閉じ(ステップS19)、水素供給開閉弁9または空気供給開閉弁11が閉状態であれば特別な動作は行われない。
次に、燃料極2に残存する水素と酸化剤極3に残存する酸素を消費する処理と、この処理により両極の差圧が過大となることを防ぐ処理、ならびに差圧解消のための操作により燃料極2に残存する水素と酸化剤極3に残存する酸素が当量の関係を満足しなくなる場合に、燃料極2に残存する水素と酸化剤極3に残存する酸素を当量とする処理(ステップS20〜ステップS27)を同時に実行する。
先ず、燃料電池スタック1に接続された電荷消費装置19を作動させ(ステップS20)、燃料極2に残存した水素と酸化剤極3に残存した酸素を消費する。
続いて、燃料極圧力PA と酸化剤極圧力PC との差圧が50[kPa]以下であるか否かを判断する(ステップS21)。判別の結果、燃料極圧力PA と酸化剤極圧力PC との差圧が50[kPa]以上である場合は空気排気開閉弁13を開く(ステップS22)。ここで、酸化剤ガスである空気は79%程度の窒素を含むため、先に説明したように燃料極2に残存する水素と酸化剤極3に残存する酸素が当量となる制御を行うと、酸化剤極側窒素分圧PNCよりも燃料極側窒素分圧PNAが大きくなる。このため、ステップS22の処理では、空気排気開閉弁13を開くことで両極の差圧を解消している。
空気排気開閉弁13を開いた後、再びステップS21の判断処理を実行し、燃料極圧力PA と酸化剤極圧力PC との差圧が50[kPa]以下になると、空気供給開閉弁11または空気排気開閉弁13が開放状態であればこれを閉じ(ステップS23)、空気供給開閉弁11または空気排気開閉弁13が閉状態であれば特別な動作は行われない。
次に、先のステップS15と同様にして燃料極2側の水素と酸化剤極3側の酸素が当量であるか否かを判断する(ステップS24)。燃料極2側の水素と酸化剤極3側の酸素が当量でない場合は、空気供給開閉弁11を開く(ステップS25)。これは、先のステップS22で空気排気開閉弁13を開いて残存酸素を排出し酸素が不足したものと推定し、不足した酸素を補うために空気供給開閉弁11を開く。
その後、再びステップS21の判断処理を実行する。一方、ステップS24の判断処理の結果、燃料極2側の水素と酸化剤極3側の酸素が当量である場合には、続いて燃料極2側に残存する水素と酸化剤極3側に残存する酸素が、それぞれ残存する窒素に対して例えば1%程度以内であるか否かを、(PH2/PNA)<0.01、(PO2/PNC)<0.01として判断する(ステップS26)。
判断の結果、燃料極2側に残存する水素ならびに酸化剤極3側に残存する酸素のいずれか一方または双方が、それぞれの極に残存する窒素に対して1%以上である場合は、先のステップS21の処理を実行する。一方、判断の結果、1%以下である場合には、燃料極2側に残存する水素と酸化剤極3側に残存する酸素が十分に消費されたものと推定し、電荷消費装置19及び水素循環ブロアー15を停止し(ステップS27)、実施例1における燃料電池システムの制御動作を終了する。
このように、上記実施例1においては、燃料極2の圧力、酸化剤極3の圧力、ならびに燃料極側窒素分圧を制御し、電荷消費装置19で水素及び酸素を消費することで、燃料極2ならびに酸化剤極3の両極を連結することなく大気圧以上の圧力で両極に窒素の不活性ガスを封入することが可能となる。これにより、システムの停止時及び保管時等の非運転時に外部より空気が混入することを抑制することができ、停止時、保管時ならびに起動時における局部電池形成に伴う燃料電池スタック1の性能劣化を抑制することができる。
酸素濃度計などを設置せずに、燃料電池スタック1における残存酸素量を算出することが可能である。これにより、簡素なシステムで上記性能劣化の抑制効果を得ることができる。
酸化剤極3の圧力を燃料極2の圧力より高く保つことで、酸化剤極3側の窒素の燃料極2側への透過を促進することができるため、燃料極2中の窒素濃度を高めることができる。これにより、燃料極2の窒素濃度を制御することができ、確実に上記性能劣化の抑制効果を得ることができる。
水素ならびに酸素が当量となるように燃料極2の圧力と酸化剤極3の圧力とを制御することにより、両極に高濃度の窒素を封入することが可能となる。これにより、上記性能劣化の抑制効果を高めることができる。
図4は本発明の実施例2に係る燃料電池システムの構成を示す図である。図4に示す実施例1のシステムは、図4に示すように、先の図1に示す実施例1の燃料電池システムの構成に加えて、水素排気開閉弁12の下流の水素排気配管6ならびに空気排気開閉弁13の下流の空気排気配管7に、未反応水素を燃焼させ外部に水素を排出させないための燃料消費手段22が設けられている。
また、燃料消費手段22の下流側と水素循環配管14が、排気ガス導入配管23を介して接続され、排気ガス導入配管23には排気ガス導入開閉弁24が設置されている。ここで、排気ガス導入配管23は、水素循環配管14に設置された水素循環ブロアー15の直前に接続されている。
図5は実施例2に係る処理の手順を示すフローチャートであり、図6は図5に示すフローチャートの所定のステップで使用される算出式を示す図である。
図6に示す算出式は、図5に示すフローチャートのステップ(S29〜S31)において、制御判断に必要な判断値(燃料極側水素分圧PH2、燃料極側窒素分圧PN2、酸化剤極酸素分圧PO2ならびに酸化剤極側窒素分圧PNC)を算出する計算式を示したものである。
図5に示す各ステップにおいて、図6に示すステップの範囲にある場合は、燃料極圧力センサ17及び酸化剤極圧力センサ18の計測値(燃料極圧力PA 、酸化剤極圧力PC )に応じて図6に示す計算がコントロールユニットで実行される。なお、図6に表示されていないステップの計算式は、図3に示すステップの計算式と同様である。
図6において、Px’は一つ前の計算結果値を示し、ΔPxは現在の圧力値と一つ前の圧力値の差を示している。計算は圧力センサにより新たな計測値が計測されるごとに実行される。計算された値Pxは、コントロールユニットに記録され、次の計算の際には初期値Px’として用いられると共に、図5のフローチャートに示す処理の判断値として用いられる。
図5のフローチャートに示す一連の処理は、図2に示すステップS2〜ステップS18の内、ステップS8〜ステップS11をステップS29〜ステップS31に置き換え、他は図2と同様であり、燃料電池システムに対して停止指令が入力される以前から実行するようにしたものである。これにより、システムに停止信号が入力されてから電荷消費装置19を作動させるまでの時間を短縮し、ひいては燃料電池システムの停止時間を短縮することができる。
以下、実施例1と異なるステップS29〜ステップS31の処理について説明する。
燃料極側窒素分圧PNAが大気圧以上であるか否かの判断(ステップS7)の結果、燃料極側窒素分圧PNAが大気圧に満たない場合は、排気ガス導入開閉弁24を開き(ステップS29)、燃料消費手段22から排出された排気ガスを燃料極2側へと導入する。酸化剤極3において酸素が消費され窒素リッチとなった排気酸化剤ガスは、燃料消費手段22に導入されて水素の燃焼反応でさらに酸素が消費されるため、燃料消費手段22から排出された排気ガスは極めて窒素濃度の高いガスとなっている。このガスを燃料極2側に導入することにより、燃料極側窒素分圧PNAを高めることができる。
しかし、燃料消費手段22から排出された排気ガスは、窒素だけでなく微量の酸素も含有するため、多量の排気ガスを燃料極2に導入すると燃料電池スタック1で性能劣化が引き起こされるおそれがある。
そこで、少量の空気を燃料極2側に混合し、水素と空気の様々な混合率における性能劣化の度合いを実験により検証したところ、水素に対して空気の混合比率が概ね30%程度以下であれば、大幅な性能劣化は引き起こされないことが判明した。
この検証結果を考慮すると、性能劣化を引き起こさないためには、燃料極2側へ21%程度の酸素を含む酸化剤ガスの空気を導入する際に、水素のモル量に対して酸素のモル量を6.3%程度(許容量)以下に制御することが必要となる。なお、この実施例2では、水素のモル量に対する酸素のモル量の許容量を6%程度に設定する。
したがって、排気ガス導入開閉弁24を開いた後に、燃料極2の酸素のモル量が上記許容量の6%程度を越えないように排気ガス導入開閉弁24の開閉を制御するために、上記許容量が6%程度に達したか否かを判断する(ステップS30)。この判断は、以下に示す判別式が成立したか否かで判断する。
Figure 2007123013
ここで、PH2は先に触れたように燃料極水素分圧を表し、PO2(ex)は排気ガス中に含まれる酸素の分圧を表し、その積分値はステップS29〜ステップS30の間、すなわち排気ガス導入開閉弁24を開いている期間に燃料極2に導入された酸素量を表している。なお、PO2(ex)はシステムの運転状態により変化するので、その都度算出する必要がある。
ステップS30の判断の結果、上記判別式が成立すると、排気ガス導入開閉弁24を閉じ(ステップS31)、先のステップS7に戻る。
このように、上記実施例2においては、システムの停止動作を行う前に、先の実施例1で実行した処理の内、ステップS1、ならびにステップS20〜ステップS27の水素と酸素の消費処理を除く処理を実施することで、制御時間を短縮することができる。これにより、システム停止動作をより短時間で完了させることができる。
燃料電池システムの排気ラインに設置された燃料消費手段22から排出された酸素を含む窒素リッチなガスを、燃料極2に酸化剤ガスとして導入することで、より短時間で燃料極2側の窒素濃度を高めることができる。これにより、両極の不活性化処理をより短時間で行うことができる。
図7は本発明の実施例3に係る燃料電池システムの構成を示す図である。図7に示す実施例3のシステムは、図7に示すように、先の図1に示す実施例1の燃料電池システムの構成に加えて、水素排気開閉弁12の上流側の水素排気配管6と空気排気開閉弁13の上流側の空気排気配管7とが、酸化剤導入配管20を介して接続されており、酸化剤導入配管20には酸化剤導入配管20を開閉する酸化剤導入開閉弁21が設置されている。
図8は実施例3に係る処理の手順を示すフローチャートであり、図9は図8に示すフローチャートの所定のステップで使用される算出式を示す図である。
図9に示す算出式は、図8に示すフローチャートのステップ(S32〜S35)において、制御判断に必要な判断値(燃料極側水素分圧PH2、燃料極側窒素分圧PN2、酸化剤極酸素分圧PO2ならびに酸化剤極側窒素分圧PNC)を算出する計算式を示したものである。
図8に示す各ステップにおいて、図9に示すステップの範囲にある場合は、燃料極圧力センサ17及び酸化剤極圧力センサ18の計測値(燃料極圧力PA 、酸化剤極圧力PC )に応じて図9に示す計算がコントロールユニットで実行される。なお、図9に表示されていないステップの計算式は、図3に示すステップの計算式と同様である。
図9において、Px’は一つ前の計算結果値を示し、ΔPxは現在の圧力値と一つ前の圧力値の差を示している。計算は圧力センサにより新たな計測値が計測されるごとに実行される。計算された値Pxは、コントロールユニットに記録され、次の計算の際には初期値Px’として用いられると共に、図8のフローチャートに示す処理の判断値として用いられる。
図8のフローチャートに示す一連の処理は、図2に示すステップS1〜ステップS27の内、ステップS8〜ステップS11をステップS32〜ステップS36に置き換えたものであり、他は図2と同様である。
したがって、以下実施例1と異なるステップS32〜ステップS36の処理について説明する。このステップS32〜ステップS36の処理は、燃料極側窒素分圧PNAを大気圧以上とするために実行される処理である。
先ず、燃料極側窒素分圧PNAが大気圧以上であるか否かの判断(ステップS7)の結果、燃料極側窒素分圧PNAが大気圧に満たない場合は、続いて酸化剤極圧力PC が燃料極圧力PA よりも高いか否かを判断する(ステップS32)。判断の結果、酸化剤極圧力PC が燃料極圧力PA よりも低い場合は、空気供給開閉弁11を開き(ステップS33)、酸化剤極圧力PC を上昇させる。
一方、酸化剤極圧力PC が燃料極圧力PA よりも高い場合は、空気供給開閉弁11が開いている場合には閉じ、かつ酸化剤導入開閉弁21を開き(ステップS34)、酸化剤導入開閉弁21を介して酸化剤極3中の酸化剤ガスを燃料極2側へと導入する。酸化剤極3中の酸化剤ガスを燃料極2へと導入すると、燃料極2中の水素と導入された酸化剤ガス中の酸素とが反応し、導入された酸化剤ガス中の窒素が残る。これにより、燃料極側窒素分圧PNAを高めることができる。
しかし、酸化剤極3中の酸化剤ガスは、窒素だけでなく酸素も含有するため、多量の酸化剤ガスを燃料極2へ導入すると性能劣化が引き起こされる。そこで、先にも触れたように、性能劣化を引き起こさないためには、燃料極2側へ酸化剤ガスを導入する際に水素のモル量に対し酸素のモル量を6.3%程度以下に制御することが必要となる。したがって、先の実施例2の図5におけるステップS35と同様に、6%程度に設定した許容量に応じて酸化剤導入開閉弁21の開閉を制御し、判断処理を行う(ステップS35)。この判断は、以下に示す判別式が成立したか否かで判断する。
Figure 2007123013
ここで、PH2は先に触れたように燃料極水素分圧を表し、ΔPC ・(PO2/PC )の積分値は、ステップS34〜ステップS35の間、すなわち酸化剤導入開閉弁21を開いている期間に燃料極2に導入された酸素量を表している。
ステップS35の判断の結果、上記判別式が成立すると、酸化剤導入開閉弁21を閉じ(ステップS36)、先のステップS7に戻る。
このように、上記実施例3においては、燃料極2に性能劣化を及ぼさない程度の空気を導入して水素と反応させることにより、燃料極2中の窒素濃度を高めることができる。これにより、燃料極2中の窒素濃度を制御することが可能となり、燃料極2ならびに酸化剤極3の両極を連結することなく大気圧以上の圧力で両極に窒素の不活性ガスを封入することが可能となる。したがって、システムの非運転時に外部より空気が混入することを抑制することができ、局部電池形成に伴う燃料電池スタック1の性能劣化を抑制することができる。
燃料極2に導入する酸化剤ガス中の酸素濃度を所定値以下に制御することにより、酸化剤ガスを燃料極2に導入しても、性能劣化を引き起こすことは回避される。これにより、性能劣化を引き起こすことなく、両極に窒素の不活性ガスを封入することができる。
酸化剤極3より排出された窒素リッチな酸化剤ガスを燃料極2側に導入することで、より短時間で燃料極2側の窒素濃度を高めることが可能となり、より短時間で窒素の封入制御を行うことができる。
図10は本発明の実施例4に係る燃料電池システムの構成を示す図である。図10に示す実施例4のシステムは、図10に示すように、先の図1に示す実施例1の燃料電池システムの構成に加えて、空気循環配管25を介して空気排気開閉弁13の上流側の空気排気配管7と空気供給開閉弁11の下流側の空気供給配管5とが接続され、空気循環配管25には、燃料電池スタック1から空気排気配管7に排出された酸化剤ガスを燃料電池スタック1の空気入口側に戻して循環させる空気循環ブロアー26が設けられている。
図11は実施例4に係る処理の手順を示すフローチャートである。図11のフローチャートに示す一連の処理は、図2に示すステップS1〜ステップS27の内、ステップS20をステップS37に置き換え、ステップS27をステップS38に置き換えたものであり、他は図2と同様である。
したがって、以下実施例1と異なるステップS37とステップS38の処理について説明する。
ステップS19の処理が終了した後、電荷消費装置19を作動させると同時に空気循環ブロアー26を作動させる(ステップS37)。空気循環ブロアー26を作動させることで酸化剤極3中の残存酸素の対流が促進され、電荷消費装置19による酸素消費をより短時間で実施することが可能となる。これにより、燃料電池システムの停止時間を短縮することができる。
最後に、電荷消費装置19を停止すると同時に空気循環ブロアー26も停止する(ステップS38)。
このように、上記実施例4においては、電荷消費装置19が作動している時に水素だけでなく空気も循環させることにより、より短時間で確実に水素と酸素の反応ガスを消費することが可能となる。これにより、より短時間で窒素の封入処理を行うことができる。
本発明の実施例1に係る燃料電池システムの構成を示す図である。 本発明の実施例1に係る処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例1で用いられる計算式を示す図である。 本発明の実施例2に係る燃料電池システムの構成を示す図である。 本発明の実施例2に係る処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例2で用いられる計算式を示す図である。 本発明の実施例3に係る燃料電池システムの構成を示す図である。 本発明の実施例3に係る処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例3で用いられる計算式を示す図である。 本発明の実施例4に係る燃料電池システムの構成を示す図である。 本発明の実施例4に係る処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…燃料電池スタック
2…燃料極
3…酸化剤極
4…水素供給配管
5…空気供給配管
6…水素排気配管
7…空気排気配管
8…高圧水素タンク
9…水素供給開閉弁
10…空気供給ブロアー
11…空気供給開閉弁
12…水素排気開閉弁
13…空気排気開閉弁
14…水素循環配管
15…水素循環ブロアー
17…燃料極圧力センサ
18…酸化剤極圧力センサ
19…電荷消費装置
20…酸化剤導入配管
21…酸化剤導入開閉弁
22…燃料消費手段
23…排気ガス導入配管
24…排気ガス導入開閉弁
25…空気循環配管
26…空気循環ブロアー

Claims (11)

  1. 燃料ガス供給手段によりアノード極に供給される燃料ガスと、酸化剤ガス供給手段によりカソード極に供給される酸化剤ガスとの電気化学反応により発電を行う燃料電池を備えた燃料電池システムにおいて、
    前記燃料電池のアノード極に供給される燃料ガスの供給を制御する燃料ガス供給制御弁と、
    前記燃料電池のカソード極に供給される酸化剤ガスの供給を制御する酸化剤ガス供給制御弁と、
    前記燃料電池のアノード極から排出される未使用燃料ガスの排気を制御する燃料ガス排気制御弁と、
    前記燃料電池のカソード極から排出される未使用酸化剤ガスの排気を制御する酸化剤ガス排気制御弁と、
    前記アノード極のガス圧力と、前記カソード極のガス圧力とに基づいて、前記燃料ガス供給制御弁、前記酸化剤ガス供給制御弁、前記燃料ガス排気制御弁、ならびに前記酸化剤ガス排気制御弁を開閉制御し、前記燃料電池に不活性ガスを封入する制御手段と
    を有することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記燃料電池のアノード極に供給される燃料ガスに含まれる不活性ガスの濃度を検知する不活性ガス濃度検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記アノード極のガス圧力、前記カソード極のガス圧力、ならびに前記不活性ガス濃度検知手段で検知された不活性ガス濃度に基づいて、前記燃料ガス供給制御弁、前記酸化剤ガス供給制御弁、前記燃料ガス排気制御弁、ならびに前記酸化剤ガス排気制御弁を開閉制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の燃料電池システム。
  3. 前記制御手段は、前記燃料電池システムの運転停止時に前記アノード極に残存する燃料ガスの残存量、前記カソード極に残存する酸化剤ガスの残存量、ならびに前記不活性ガス濃度検知手段で検知された不活性ガス濃度に基づいて、前記アノード極のガス圧力ならびに前記カソード極のガス圧力を制御し、前記燃料電池システムの運転停止時の前記アノード極のガス圧力、前記カソード極のガス圧力、ならびに前記不活性ガス濃度検知手段で検知された不活性ガス濃度に基づいて、前記酸化剤ガスの残存量を算出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記燃料電池システムの運転停止動作を行う前に、前記燃料電池のアノード極の不活性ガス濃度を所定値以上に制御する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  5. 前記燃料電池の発電により得られた電力を消費することで、前記アノード極の燃料ガスと前記カソード極の酸化剤ガスとを消費する電荷消費手段を備え、
    前記燃料電池のアノード極の不活性ガス濃度が所定値に満たない場合は、前記アノード極に所定量以下の酸化剤ガスを導入し、前記電荷消費手段で燃料ガスと不活性ガスを含む酸化剤ガスとを消費して、前記アノード極の不活性ガス濃度を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  6. 前記アノード極に導入される酸化剤ガスは、酸化剤ガスに含まれる前記カソード極の酸素のモル量が前記アノード極の燃料ガスの水素のモル量の6.3%程度以下となるように調整制御される
    ことを特徴とする請求項5に記載の燃料電池システム。
  7. 前記アノード極に導入される酸化剤ガスは、前記カソード極から排出された未使用の酸化剤ガスである
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の燃料電池システム。
  8. 前記アノード極から排出された未使用燃料ガスと前記カソード極から排出された未使用の酸化剤ガスとを反応させて、燃料ガスを消費する燃料消費手段を備え、
    前記アノード極に導入される酸化剤ガスは、前記燃料消費手段から排出されたガスである
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の燃料電池システム。
  9. 前記アノード極の不活性ガス濃度が所定値に満たない場合は、前記カソード極のガス圧力を前記アノード極のガス圧力よりも高くする
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  10. 前記制御手段は、前記アノード極の燃料ガスの水素と前記カソード極の酸化剤ガスに含まれる酸素が当量となり、かつ前記アノード極のガス圧力と前記カソード極のガス圧力との差圧が所定値以下となるように制御する
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  11. 前記カソード極から排出される未使用酸化剤ガスを前記燃料電池の入口側のカソード極に戻して循環させる酸化剤ガス循環手段を備え、
    前記酸化剤ガス循環手段は、前記電荷消費手段が燃料ガスと酸化剤ガスとを消費しているときに酸化剤ガスを循環させる
    ことを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
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