JP2007122345A - バッチ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッチ処理において、目的別にプログラムの挙動を変更できるようにする。
【解決手段】バッチ処理装置10は、制御装置2と記憶装置3を具備し、記憶装置3には、複数のバッチ処理用プログラムが格納されている。制御装置2は、各々異なる複数の起動条件のうちからユーザの操作により選択される入力起動条件群が与えられたとき、複数のバッチ処理用プログラムのうちの入力起動条件群に対応する特定バッチ処理用プログラム群を起動する。特定バッチ処理用プログラム群は、各々異なる入力起動条件群に対して、起動されるプログラムが同一であることもある。
【選択図】図4

Description

本発明は、バッチ処理用プログラムの起動を制御するバッチ処理装置に関する。
近年、情報化の急速な進展に従い、企業で管理する情報システムの種類が急速に増えており、これに伴い、バッチ処理を行なうためのバッチ処理用プログラムの種類や数も増大している。バッチ処理としては、締め、帳票、原価計算や、他システムとのインターフェースなどに用いられる。通常、バッチ処理は日次、月次などのタイミングで行われるため、複数の異なるプログラムを一括して処理する必要がある。
図1を用いて、複数の異なるプログラムを一括して処理するバッチ処理装置100を考えてみる。バッチ処理装置100は、コンピュータであり、入力部101、制御装置102、記憶装置103を具備している。記憶装置103には、コンピュータプログラムであるバッチ処理管理部121、プログラム起動部122が格納されている。制御装置102は、CPU(Central Processing Unit)であり、バッチ処理管理部121、プログラム起動部122を実行する。
記憶装置103には、更に、バッチ処理を行なうための複数のバッチ処理用プログラムが格納されている。図2に示されるように、記憶装置103は、例えば図2に示されるようなデータベース(図示しない)を備えている。このデータベースには、定義データとしてバッチ処理単位群132と起動条件群とを対応付けるバッチ処理様式131が複数格納されている。複数のバッチ処理様式131の各々は、特定の処理を一括して実行させるためのバッチ処理を表している。バッチ処理単位群132の各々は、その特定の処理として一つ一つの処理を表している。起動条件群は、それぞれバッチ処理単位群132が表す処理を実行させるための条件を表している。この起動条件群は各々異なる。
例えば複数のバッチ処理用プログラムは、バッチ処理用プログラム群A、B、Cを含んでいるものとする。複数のバッチ処理様式131のうちの1つであるバッチ処理様式群Xは、バッチ処理単位群XA、XB、XCと、起動条件群Xa、Xb、Xcとを含んでいる。バッチ処理単位群XA、XB、XCは、それぞれバッチ処理用プログラム群A、B、Cを起動させるための命令である。起動条件群Xa、Xb、Xcは、それぞれバッチ処理単位群XA、XB、XCが表す処理を実行させるための条件を表している。
ここで、バッチ処理様式Xによるバッチ処理単位群XA、XB、XCが表す処理をこの順番に実行する場合について説明する。
ユーザは、入力部101を用いて、バッチ処理様式Xによるバッチ処理を行なうためのユーザ名やパスワード名などの入力起動条件群をバッチ処理管理部121に与える。入力起動条件群は各々異なる。バッチ処理管理部121は、記憶装置103に格納された複数のバッチ処理様式131の中から、入力起動条件群に一致する特定起動条件群Xa、Xb、Xcを含むバッチ処理様式131である特定バッチ処理様式Xを選択する。これにより、バッチ処理管理部121は、特定バッチ処理様式Xに含まれるバッチ処理単位群132である特定バッチ処理単位群XA、XB、XCを特定する。バッチ処理管理部121は、特定バッチ処理単位群XA、XB、XCと、入力起動条件群Xa、Xb、Xcとをプログラム起動部122に出力する。
プログラム起動部122は、特定バッチ処理単位群XA、XB、XCに従ってそれぞれ特定バッチ処理用プログラム群A、B、Cを起動し、入力起動条件群Xa、Xb、Xcに従ってそれぞれ特定バッチ処理単位群XA、XB、XCが表す処理を実行し、その実行結果を出力装置(例示;表示装置、印刷装置、その他のコンピュータ)に出力する。
このように、特定バッチ処理様式Xによる特定バッチ処理単位群XA、XB、XCが表す処理をこの順番に実行する。このとき、図3に示されるように、特定バッチ処理単位XAを実行する場合、特定バッチ処理用プログラムAが起動される。特定バッチ処理単位XBを実行する場合、特定バッチ処理用プログラムBが起動される。特定バッチ処理単位XCを実行する場合、特定バッチ処理用プログラムCが起動される。
しかしながら、従来のバッチ処理装置100は、バッチ処理管理部121からプログラムの起動条件が切り離されていない。即ち、特定バッチ処理単位群XA、XB、XCが表す処理を実行させる場合、バッチ処理用プログラム群A、B、Cが起動するように、バッチ処理管理部121が管理する特定起動条件群Xa、Xb、Xcとバッチ処理用プログラム群A、B、Cとを紐付けている。このように、バッチ処理管理部121に、起動するプログラムを直接的に紐付けているため、同一のプログラムを異なる起動条件で起動することができない。このため、起動条件が異なる場合、プログラム自体を別に作ることになり、プログラム自体の本数が増えていくという問題がある。また、バッチ処理管理部121にプログラムの起動条件を直接当てはめると、バッチ処理管理部121自体がプログラムに依存してしまうことになるので、汎用的なバッチ処理装置が提供しにくいという問題もある。
ビジネスの環境変化に従い、取り扱うバッチ処理用プログラムの数や内容も変化している。このため、目的別に、バッチ処理用プログラムの数や実行順番を変更したり、そのプログラムの挙動自体を変更したりするというニーズが増大している。従来のバッチ処理装置100では、異なる起動条件により、目的毎に起動するプログラム群を指定することはできるが、目的別にプログラムの挙動自体を変更することはできなかった。このように、目的別にプログラムの挙動を変更できる拡張可能なバッチ処理装置が求められている。
バッチ処理に関連する技術として、特開平11−143756号公報にプログラム起動制御装置が開示されている。このプログラム起動制御装置は、プログラム定義情報記憶手段と、プログラム起動制御手段とを有していることを特徴としている。前記プログラム定義情報記憶手段は、計算機にファイルを格納しておくためのファイル格納領域に格納されたファイルに基づき所定の処理を実行するプログラムの識別情報を予め保持する。前記プログラム起動制御手段は、ファイル格納領域へのファイルの書込みを常時監視するとともにファイルがファイル格納領域に書き込まれた時点で当該ファイル格納領域に対応した前記プログラム定義情報記憶手段を参照することによって当該ファイル格納領域に対応したプログラムを起動する。
また、前記プログラム定義情報記憶手段には、各プログラムの起動時に指定するパラメータの設定領域が設けられている。前記プログラム起動制御手段は、ファイルが書き込まれたファイル格納領域に対応したプログラムを、当該プログラムのために予め設定されているパラメータを指定して起動することを特徴としている。
特開平5−334059号公報に業務プログラミング方法が開示されている。この業務プログラミング方法は、複数の種類の帳票の写像を定義する関連によって構成される業務をプログラミングする方法であって、業務定義手順処理と、実行メニュー生成処理と、帳票定義処理と、実行処理を有することを特徴としている。前記業務定義手順処理は、帳票群の入出力の対応関係によって該業務の手順を記述する。前記実行メニュー生成処理は、前記業務定義手順処理によって定義された業務手順に基づいて複数の帳票の実行を制御するための実行メニューを生成する。前記帳票定義処理は、帳票の書式の記述とその帳票の計算及び編集手続きを含む処理仕様の記述によって帳票の構造を定義する。前記実行処理は、前記実行メニュー生成処理によって生成された実行メニューに基づいて前記帳票定義処理によって定義された帳票仕様を実行する。
特開平4−245374号公報に業務システム構築方法が開示されている。この業務システム構築方法は、予め処理単位毎に標準化されてシステム設計されている数種類の標準ユニットを適宜選択して組み合わせると共に、組み合わせられた各標準ユニット毎にレコードの処理内容を定義する固有情報を設定することで所望する一連の業務システムを構築するようにしたことを特徴としている。
特開2004−152216号公報にバッチ処理装置が開示されている。このバッチ処理装置は、任意の入力データに基づいて所望の出力データを作成するものであって、メタデータ取得手段と、データ入力手段と、加工処理手段と、データ出力手段とを備えていることを特徴としている。上記メタデータ取得手段は、少なくとも、データ項目名称、入力、加工処理内容、及び出力に関する情報であり所定の記憶手段に予め記憶されている情報であるメタデータを、上記記憶手段から取得する。上記データ入力手段は、上記メタデータ取得手段を介して取得した上記メタデータの宣言処理に基づいて、上記入力データを入力する。上記加工処理手段は、上記メタデータ取得手段を介して取得した上記メタデータの宣言処理に基づいて、上記データ入力手段を介して入力した上記入力データを加工して上記出力データを作成する。上記データ出力手段は、上記メタデータ取得手段を介して取得した上記メタデータの宣言処理に基づいて、上記加工処理手段によって作成された上記出力データを出力する。上記加工処理手段は、上記メタデータの変更に応じて、当該メタデータに関係する全ての出力データを変更して作成することを特徴としている。
特開平11−143756号公報(請求項1、2) 特開平5−334059号公報(請求項1) 特開平4−245374号公報(請求項1) 特開2004−152216号公報(請求項1)
本発明の課題は、目的別にプログラムの挙動を変更できる拡張可能なバッチ処理装置を提供することにある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用する番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明のバッチ処理装置(10)は、記憶装置(3)と、制御装置(2)とを具備している。前記制御装置(2)は、コンピュータであり、前記記憶装置(3)に接続されている。
前記記憶装置(3)には、複数のバッチ処理用プログラムが格納されている。
前記制御装置(2)は、各々異なる複数の起動条件のうちからユーザの操作により選択される入力起動条件群が与えられたとき(S1)、前記複数のバッチ処理用プログラムのうちの前記入力起動条件群に対応する特定バッチ処理用プログラム群(A、A、B)を起動する(S2〜S4)。
前記特定バッチ処理用プログラム群(A、A、B)は、各々異なる前記入力起動条件群に対して、起動されるプログラムが同一であることもある。
前記記憶装置(3)には、更に、バッチ処理単位群とパラメータ群とを対応付けるバッチ処理様式が複数格納されている。
前記複数のバッチ処理様式の各々は、特定の処理を一括して実行させるためのバッチ処理を表している。
前記バッチ処理単位群の各々は、前記特定の処理を表している。
前記パラメータ群は、それぞれ、起動命令群と、起動条件群とを含み、前記起動命令群は、それぞれ前記複数のバッチ処理用プログラムのうちの1つを起動させるための命令であり、前記起動条件群は、それぞれ前記バッチ処理単位群が表す処理を実行させるための条件を表している。
前記制御装置(2)は、前記入力起動条件群が与えられたとき、前記記憶装置(3)に格納された複数の前記パラメータ群の中から、前記入力起動条件群を含むパラメータ群である特定パラメータ群(P1、P2、P3)を選択する(S2、S3)。前記制御装置(2)は、前記特定パラメータ群(P1、P2、P3)に含まれる起動命令群である特定起動命令群(A’、A’、B’)に従って前記特定バッチ処理用プログラム群(A、A、B)を起動する(S4)。
前記特定起動命令群(A’、A’、B’)のうちの少なくとも2つの起動命令(A’、A’)は、前記特定バッチ処理用プログラム群(A、A、B)のうちの同一のプログラムを起動させるための命令である。
前記制御装置(2)は、バッチ処理管理部(21)と、パラメータ管理部(22)と、プログラム起動部(23)とを具備している。
前記バッチ処理管理部(21)は、前記入力起動条件群が与えられたとき、前記記憶装置(3)に格納された前記複数のバッチ処理様式の中から、前記入力起動条件群に一致する起動条件群(Ya1、Ya2、Yb)に対応する特定バッチ処理様式(Y)を選択し、前記特定バッチ処理様式(Y)に含まれるバッチ処理単位群である特定バッチ処理単位群(Y1、Y2、Y3)を特定する(S2)。
前記パラメータ管理部(22)は、前記記憶装置(3)に格納された前記複数のパラメータ群の中から、前記特定バッチ処理単位群(Y1、Y2、Y3)に対応し、且つ、前記入力起動条件群(Ya1、Ya2、Yb)を含む前記特定パラメータ群(P1、P2、P3)を選択し、前記特定パラメータ群(P1、P2、P3)に含まれる前記特定起動命令群(A’、A’、B’)を特定する(S3)。
前記プログラム起動部(23)は、前記特定起動命令群(A’、A’、B’)に従ってそれぞれ前記特定バッチ処理用プログラム群(A、A、B)を起動し、前記入力起動条件群(Ya1、Ya2、Yb)に従ってそれぞれ前記特定バッチ処理単位群(Y1、Y2、Y3)が表す処理を実行する(S4)。
前記起動条件群は、それぞれ、前記バッチ処理単位群が表す処理の名称であるキーと、前記バッチ処理単位群が表す処理を実行させるための条件である値とを含んでいる。
前記制御装置(2)は、パラメータ指定部(24)を更に具備している。
前記パラメータ指定部(24)は、前記特定バッチ処理単位群(Y1、Y2、Y3)が特定されたとき、前記特定パラメータ群(P1、P2、P3)に含まれる起動条件群(Ya1、Ya2、Yb)の値をユーザの操作により変更する。
本発明では、パラメータ(パラメータ定義データ)というデータ構造により、プログラムの起動条件をバッチ処理管理部(21)とは別に定義できるようにした。また、バッチ処理管理部(21)に、起動するプログラムを直接的に紐付けるのではなく、バッチ処理単位からパラメータを介してプログラムを紐付けるようにした。このため、バッチ処理様式において、同一のプログラムを異なる起動条件で起動することができる。このため、起動条件が異なる場合、プログラム自体を別に作る必要がなく、プログラム自体の本数が増えていくという問題も解決する。
また、このようなデータ構造により、バッチ処理管理部(21)からプログラムを起動する際に、一旦、パラメータ定義データを介することで、プログラムの挙動を制御できる仕組みを提供する。この仕組みにより、バッチ処理の管理機構とプログラムの起動を論理的に分離することが可能になった。前述のように、ビジネスの環境変化に従い、取り扱うバッチ処理用プログラムの数や内容も変化しているため、目的別に、バッチ処理用プログラムの数や実行順番を変更したり、そのプログラムの挙動自体を変更したりするというニーズが増大している。本発明のバッチ処理装置(10)は、異なる起動条件により、目的毎に起動するプログラム群を指定することができる上に、目的別にプログラムの挙動自体を変更することもできる。即ち、バッチ処理単位を容易に追加することができるようになった。
以上により、本発明によれば、目的別にプログラムの挙動を変更できる拡張可能なバッチ処理装置(10)を提供することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明のバッチ処理装置について詳細に説明する。
図4は、本発明のバッチ処理装置10の構成を示すブロック図である。バッチ処理装置10は、コンピュータであり、入力部1、制御装置2、記憶装置3を具備している。記憶装置3には、コンピュータプログラムであるバッチ処理管理部21、パラメータ管理部22、プログラム起動部23が格納されている。制御装置2は、CPU(Central Processing Unit)であり、バッチ処理管理部21、パラメータ管理部22、プログラム起動部23を実行する。
記憶装置3には、更に、バッチ処理を行なうための複数のバッチ処理用プログラムが格納されている。記憶装置3は、例えば図5に示されるようなデータベース(図示しない)を備えている。このデータベースには、定義データとしてバッチ処理単位群32とパラメータ群33とを対応付けるバッチ処理様式31が複数格納されている。複数のバッチ処理様式31の各々は、特定の処理を一括して実行させるためのバッチ処理を表している。バッチ処理単位群32の各々は、その特定の処理として一つ一つの処理を表している。パラメータ群33は、それぞれ、起動命令群と、起動条件群とを含んでいる。起動命令群は、それぞれ、複数のバッチ処理用プログラムのうちの1つを起動させるための命令である。起動条件群は、それぞれバッチ処理単位群32が表す処理を実行させるための条件を表している。この起動条件群は各々異なる。
例えば複数のバッチ処理用プログラムは、バッチ処理用プログラム群A、B、Cを含んでいるものとする。複数のバッチ処理様式31のうちの1つであるバッチ処理様式Yは、バッチ処理単位群Y1、Y2、Y3と、パラメータ群P1、P2、P3とを含んでいる。バッチ処理単位群Y1、Y2、Y3には、それぞれパラメータ群P1、P2、P3が用いられる。パラメータ群P1、P2、P3は、それぞれ、起動命令群A’、A’、B’と、起動条件群Ya1、Ya2、Ybとを含んでいる。起動命令群A’、A’、B’は、それぞれ複数のバッチ処理用プログラムのうちの1つとしてバッチ処理用プログラム群A、A、Bを起動させるための命令である。起動条件群Ya1、Ya2、Ybは、それぞれバッチ処理単位群Y1、Y2、Y3が表す処理を実行させるための条件を表している。
ここで、バッチ処理様式Yによるバッチ処理単位群Y1、Y2、Y3が表す処理をこの順番に実行する場合について説明する。
ユーザは、入力部1を用いて、バッチ処理様式Xによるバッチ処理を行なうためのユーザ名やパスワード名などの入力起動条件群をバッチ処理管理部21に与える。入力起動条件群は各々異なる。バッチ処理管理部21は、記憶装置3に格納された複数のバッチ処理様式31の中から、入力起動条件群に一致する起動条件群(特定起動条件群)Ya1、Ya2、Ybに対応する特定バッチ処理様式Yを選択する。これにより、図7に示されるように、バッチ処理管理部21は、特定バッチ処理様式Yに含まれるバッチ処理単位群32である特定バッチ処理単位群Y1、Y2、Y3を特定する。バッチ処理管理部21は、特定バッチ処理単位群Y1、Y2、Y3と、入力起動条件群Ya1、Ya2、Ybとをプログラム起動部23に出力する。
プログラム起動部23は、特定バッチ処理単位群Y1、Y2、Y3と、入力起動条件群Ya1、Ya2、Ybとにより、記憶装置3に格納された複数のバッチ処理用プログラムの中のどのバッチ処理用プログラムを起動させるのかをパラメータ管理部22に問い合わせる。パラメータ管理部22は、記憶装置3に格納された複数のパラメータ群33の中から、特定バッチ処理単位群Y1、Y2、Y3に対応し、且つ、入力起動条件群Ya1、Ya2、Ybを含むパラメータ群33である特定パラメータ群P1、P2、P3を選択する。これにより、図6に示されるように、パラメータ管理部22は、特定パラメータ群P1、P2、P3に含まれる起動命令群である特定起動命令群A’、A’、B’を特定する。パラメータ管理部22は、特定起動命令群A’、A’、B’と、入力起動条件群Ya1、Ya2、Ybとをプログラム起動部23に出力する。
プログラム起動部23は、特定起動命令群A’、A’、B’に従ってそれぞれ特定バッチ処理用プログラム群A、A、Bを起動し、入力起動条件群Ya1、Ya2、Ybに従ってそれぞれ特定バッチ処理単位群Y1、Y2、Y3が表す処理を実行し、その実行結果を出力装置(例示;表示装置、印刷装置、その他のコンピュータ)に出力する。
このように、特定バッチ処理様式Yによる特定バッチ処理単位群Y1、Y2、Y3が表す処理をこの順番に実行する。このとき、図7に示されるように、特定バッチ処理単位Y1を実行する場合、特定パラメータP1を用いて、特定バッチ処理用プログラムAが起動される。特定バッチ処理単位Y2を実行する場合、特定パラメータP2を用いて、特定バッチ処理用プログラムAが起動される。特定バッチ処理単位Y3を実行する場合、特定パラメータP3を用いて、特定バッチ処理用プログラムBが起動される。
特定起動命令群A’、A’、B’のうちの少なくとも2つの起動命令A’、A’は、特定バッチ処理用プログラム群A、A、Bのうちの特定バッチ処理用プログラムAを起動させるための命令である。このように、特定バッチ処理用プログラム群A、A、Bは、各々異なる入力起動条件群に対して、起動されるプログラムが同一であることもある。
上記の起動条件群は、それぞれ、バッチ処理単位群が表す処理の名称であるキーと、バッチ処理単位群が表す処理を実行させるための条件である値とを含んでいる。このキーと値と具体例とを用いて、本発明のバッチ処理装置10の動作について説明する。
例えば、図8A〜図8Cに示されるように、バッチ処理用プログラム群A、Bは、それぞれ「在庫金額計算」プログラム、「配賦計算」プログラムというバッチ処理用プログラムを表しているものとする。
図8Aに示されるように、特定パラメータP1の起動命令A’は、「在庫金額計算」プログラムを起動することを示している。特定パラメータP1に含まれる起動条件Ya1(キー、値)は4個である。
この場合、起動条件Ya1は、キーである「バッチ処理名」、「対象品目」、「置場」、「処理年月」と、値である「原料在庫金額計算」、「原料」、「原料倉庫」、「2005年9月」とを含んでいる。これは、1個目のキー「バッチ処理名」のタイトルは「原料在庫金額計算」であることを示している。2個目のキー「対象品目」は、「在庫金額計算」の処理対象とする品目タイプが「原料」であることを示している。3個目のキー「置場」は、「在庫金額計算」の処理対象とする置場が「原料倉庫」であることを示している。4個目のキー「処理年月」は、「在庫金額計算」は「2005年9月」のデータを処理することを示している。
これにより、特定パラメータP1に対応するバッチ処理単位Y1が表す処理は、「原料在庫金額計算」であり、その処理として、「在庫金額計算」プログラムの挙動は、「置場」倉庫にある「対象品目」原料を基に、「処理年月」2005年9月の時点での在庫の金額を計算するということを表している。
図8Bに示されるように、特定パラメータP2の起動命令A’は、「在庫金額計算」プログラムを起動することを示している。特定パラメータP2に含まれる起動条件Ya2(キー、値)は4個である。特定パラメータP2の起動条件Ya2の意味は、特定パラメータP1のそれと同じである。異なるのは、特定パラメータP1が原料を扱っているのに対して、特定パラメータP2は中間品を扱っている点である。
これにより、特定パラメータP2に対応するバッチ処理単位Y2が表す処理は、「中間品在庫金額計算」であり、その処理として、「在庫金額計算」プログラムの挙動は、「置場」倉庫にある「対象品目」中間品を基に、「処理年月」2005年9月の時点での在庫の金額を計算するということを表している。
図8Cに示されるように、特定パラメータP3の起動命令B’は、「配賦計算」プログラムを起動することを示している。特定パラメータP3に含まれる起動条件Yb(キー、値)は4個である。
この場合、起動条件Ybは、キーである「バッチ処理名」、「対象部門」、「配賦方式」、「処理年月」と、値である「配賦計算」、「間接部門」、「階梯式」、「2005年9月」とを含んでいる。これは、1個目のキー「バッチ処理名」のタイトルは「配賦計算」であることを示している。2個目のキー「対象品目」は、「配賦計算」の処理対象とする部門が「間接部門」であることを示している。3個目のキー「配賦方式」は、「配賦計算」の配賦方式が「階梯式」であることを示している。4個目のキー「処理年月」は、「配賦計算」が「2005年9月」のデータを処理することを示している。
これにより、特定パラメータP3に対応するバッチ処理単位Y3が表す処理は、「配賦計算」であり、その処理として、「配賦計算」プログラムの挙動は、「配賦方式」階梯式により、「処理年月」2005年9月の時点での「対象部門」間接部門の費用を計算するということを表している。
図9は、本発明のバッチ処理装置10の動作を示すフローチャートである。
まず、ユーザは、入力部1を用いて、1つ目の入力起動条件として「バッチ処理名」原料在庫金額計算、「対象品目」原料、「置場」原料倉庫、「処理年月」2005年9月をバッチ処理管理部21に与える。2つ目の入力起動条件として「バッチ処理名」中間品在庫金額計算、「対象品目」中間品、「置場」工程、「処理年月」2005年9月をバッチ処理管理部21に与える。3つ目の入力起動条件として「バッチ処理名」配賦計算、「対象部門」間接部門、「配賦方式」階梯式、「処理年月」2005年9月をバッチ処理管理部21に与える。バッチ処理管理部21は、これら入力起動条件群を入力する(ステップS1)。
バッチ処理管理部21は、記憶装置3を参照して、1つ目の入力起動条件である「バッチ処理名」原料在庫金額計算、「対象品目」原料、「置場」原料倉庫、「処理年月」2005年9月に一致する起動条件Ya1を検索する。2つ目の入力起動条件である「バッチ処理名」中間品在庫金額計算、「対象品目」中間品、「置場」工程、「処理年月」2005年9月に一致する起動条件Ya2を検索する。3つ目の入力起動条件である「バッチ処理名」配賦計算、「対象部門」間接部門、「配賦方式」階梯式、「処理年月」2005年9月に一致する起動条件Ybを検索する。バッチ処理管理部21は、記憶装置3に格納された複数のバッチ処理様式31の中から、入力起動条件群Ya1、Ya2、Ybに対応する特定バッチ処理様式Yを選択する。これにより、バッチ処理管理部21は、特定バッチ処理様式Yに含まれるバッチ処理単位群32である特定バッチ処理単位群Y1、Y2、Y3として「原料在庫金額計算」、「中間品在庫金額計算」、「配賦計算」を特定する(ステップS2)。
パラメータ管理部22は、記憶装置3に格納された複数のパラメータ群33の中から、特定バッチ処理単位Y1である「原料在庫金額計算」に対応し、且つ、入力起動条件Ya1である「バッチ処理名」原料在庫金額計算、「対象品目」原料、「置場」原料倉庫、「処理年月」2005年9月を含む特定パラメータP1を選択する。特定バッチ処理単位Y2である「中間品在庫金額計算」に対応し、且つ、入力起動条件Ya2である「バッチ処理名」中間品在庫金額計算、「対象品目」中間品、「置場」工程、「処理年月」2005年9月を含む特定パラメータP2を選択する。特定バッチ処理単位Y3である「配賦計算」に対応し、且つ、入力起動条件群Ybである「バッチ処理名」配賦計算、「対象部門」間接部門、「配賦方式」階梯式、「処理年月」2005年9月を含む特定パラメータP3を選択する。
これにより、パラメータ管理部22は、特定パラメータ群P1、P2、P3に含まれる特定起動命令群A’、A’、B’を特定する(ステップS3)。
プログラム起動部23は、特定起動命令群A’、A’、B’に従ってそれぞれ特定バッチ処理用プログラム群A、A、Bとして「在庫金額計算」プログラム、「在庫金額計算」プログラム、「配賦計算」プログラムを起動する。このとき、入力起動条件群Ya1、Ya2、Ybに従ってそれぞれ特定バッチ処理単位群Y1、Y2、Y3である「原料在庫金額計算」、「中間品在庫金額計算」、「配賦計算」が表す処理を実行し、その実行結果を出力装置(表示装置、印刷装置、その他のコンピュータ)に出力する(プログラム起動処理;ステップS4)。
図10は、本発明のバッチ処理装置10の動作としてプログラム起動処理(ステップS4)を示すフローチャートである。図10を参照して、プログラム起動部23の挙動を説明する。
特定バッチ処理単位Y1「原料在庫金額計算」が実行されると、パラメータ管理部22で解析された特定パラメータP1を読み込む(ステップA1)。次に、特定バッチ処理用プログラムAである「在庫金額計算」プログラムを起動する(ステップA2)。次のキーとして、1行目のキー「バッチ処理名」が確認される(ステップA3)。
1回目のループでは、「在庫金額計算」プログラムにおいて(ステップA3−YES)、キー「バッチ処理名」が想定されるキーであるかどうかを特定する(ステップA4)。次に、「バッチ処理名」として「原料在庫金額計算」を設定する(ステップA5)。
2回目のループでは、「在庫金額計算」プログラムにおいて(ステップA3−YES)、キー「対象品目」が想定されるキーであるかどうかを特定する(ステップA4)。次に、「対象品目」として「原料」を設定する(ステップA5)。
3回目のループでは、「在庫金額計算」プログラムにおいて(ステップA3−YES)、キー「置場」が想定されるキーであるかどうかを特定する(ステップA4)。次に、「置場」として「原料倉庫」を設定する(ステップA5)。
4回目のループでは、「在庫金額計算」プログラムにおいて(ステップA3−YES)、キー「処理年月」が想定されるキーであるかどうかを特定する(ステップA4)。次に、「処理年月」として「処理年月」を設定する(ステップA5)。
ループの終了時に(ステップA3−NO)、プログラム起動部23の起動が完了する。
特定バッチ処理単位Y2「中間品在庫金額計算」、特定バッチ処理単位Y3「配賦計算」における動作についても上記のステップA1〜A5が実行される。
本発明では、パラメータ(パラメータ定義データ)というデータ構造により、プログラムの起動条件をバッチ処理管理部21とは別に定義できるようにした。また、バッチ処理管理部21に、起動するプログラムを直接的に紐付けるのではなく、バッチ処理単位からパラメータを介してプログラムを紐付けるようにした。このため、バッチ処理様式において、同一のプログラムを異なる起動条件で起動することができる。このため、起動条件が異なる場合、プログラム自体を別に作る必要がなく、プログラム自体の本数が増えていくという問題も解決する。
また、このようなデータ構造により、バッチ処理管理部21からプログラムを起動する際に、一旦、パラメータ定義データを介することで、プログラムの挙動を制御できる仕組みを提供する。この仕組みにより、バッチ処理の管理機構とプログラムの起動を論理的に分離することが可能になった。前述のように、ビジネスの環境変化に従い、取り扱うバッチ処理用プログラムの数や内容も変化しているため、目的別に、バッチ処理用プログラムの数や実行順番を変更したり、そのプログラムの挙動自体を変更したりするというニーズが増大している。本発明のバッチ処理装置10は、異なる起動条件により、目的毎に起動するプログラム群を指定することができる上に、目的別にプログラムの挙動自体を変更することもできる。即ち、バッチ処理単位を容易に追加することができるようになった。
以上の説明により、本発明によれば、目的別にプログラムの挙動を変更できる拡張可能なバッチ処理装置10を提供することができる。
図11は、本発明のバッチ処理装置10の他の構成を示すブロック図である。上記の構成に対して、記憶装置3には、更に、コンピュータプログラムであるパラメータ指定部24が格納されている。制御装置2は、パラメータ指定部24を更に実行する。
バッチ処理管理部21は、上記の特定バッチ処理単位群Y1、Y2、Y3と、上記の入力起動条件群Ya1、Ya2、Ybとを、パラメータ指定部24を介してプログラム起動部23に出力する。このとき、パラメータ指定部24は、特定パラメータ群P1、P2、P3に含まれる起動条件群Ya1、Ya2、Ybの値を変更(指定)するか否かをユーザに問い合わせる。パラメータ指定部24は、ユーザの操作により(例えば、ダイアログなどの手段や入力部1を用いて)、プログラム起動部23、パラメータ管理部22を介して、起動条件群Ya1、Ya2、Ybの値を変更(指定)する。この後、プログラム起動部23は、特定バッチ処理単位群Y1、Y2、Y3と、入力起動条件群Ya1、Ya2、Ybとにより、記憶装置3に格納された複数のバッチ処理用プログラムの中のどのバッチ処理用プログラムを起動させるのかをパラメータ管理部22に問い合わせる。
図12に示されるように、特定パラメータP1の起動条件Ya1に含まれるキーである「処理年月」を<パラメータ指定部より指定>とし、動的に指定できるようにしておく。パラメータ指定部24は、ユーザの操作により、起動条件Ya1のキー「処理年月」に対応する値として、バッチ処理名「原料在庫金額計算」が実施される実際の年月を変更(指定)する。実際の年月として、例えば2005年9月30日を指定する。これにより、プログラム起動部23は、指定された値「2005年9月30日」に基づいて、特定バッチ処理用プログラムAである「在庫金額計算」プログラムを起動する。
以上の説明により、本発明によれば、上述の効果に加えて、起動の際のパラメータ指定も動的に制御することができる。
図1は、従来のバッチ処理装置100の構成を示すブロック図である。 図2は、バッチ処理単位群132と起動条件群とを対応付ける複数のバッチ処理様式131を表している。 図3は、特定バッチ処理様式Xにより起動される特定バッチ処理用プログラムを表している。 図4は、本発明のバッチ処理装置10の構成を示すブロック図である。 図5は、バッチ処理単位群32とパラメータ群33とを対応付ける複数のバッチ処理様式31を表している。 図6は、特定バッチ処理様式Yにより起動される特定バッチ処理用プログラムを表している。 図7は、特定バッチ処理単位群Y1、Y2、Y3と特定パラメータ群P1、P2、P3とを対応付ける特定バッチ処理様式Yを表している。 図8Aは、本発明のバッチ処理装置10の動作を説明するための図である。 図8Bは、本発明のバッチ処理装置10の動作を説明するための図である。 図8Cは、本発明のバッチ処理装置10の動作を説明するための図である。 図9は、本発明のバッチ処理装置10の動作を示すフローチャートである。 図10は、本発明のバッチ処理装置10の動作としてプログラム起動処理(ステップS4)を示すフローチャートである。 図11は、本発明のバッチ処理装置10の他の構成を示すブロック図である。 図12は、本発明のバッチ処理装置10の他の構成における動作を説明するための図である。
符号の説明
1 入力部
2 制御装置
3 記憶装置
10 バッチ処理装置
21 バッチ処理管理部
22 パラメータ管理部
23 プログラム起動部
24 パラメータ指定部
31 バッチ処理様式
32 バッチ処理単位
33 パラメータ
Y バッチ処理様式
Y1、Y2、Y3 バッチ処理単位
P1、P2、P3 パラメータ
A’、A’、B’ 起動命令
Ya1、Ya2、Yb 起動条件
100 バッチ処理装置
101 入力部
102 制御装置
103 記憶装置
121 バッチ処理管理部
122 プログラム起動部
131 バッチ処理様式
132 バッチ処理単位
X バッチ処理様式
XA、XB、XC バッチ処理単位
Xa、Xb、Xc 起動条件

Claims (11)

  1. 複数のバッチ処理用プログラムが格納された記憶装置と、
    各々異なる複数の起動条件のうちからユーザの操作により選択される入力起動条件群が与えられたとき、前記複数のバッチ処理用プログラムのうちの前記入力起動条件群に対応する特定バッチ処理用プログラム群を起動する制御装置と
    を具備し、
    前記特定バッチ処理用プログラム群は、各々異なる前記入力起動条件群に対して、起動されるプログラムが同一であることもある
    バッチ処理装置。
  2. 請求項1に記載のバッチ処理装置において、
    前記記憶装置には、更に、バッチ処理単位群とパラメータ群とを対応付けるバッチ処理様式が複数格納され、
    前記複数のバッチ処理様式の各々は、特定の処理を一括して実行させるためのバッチ処理を表し、
    前記バッチ処理単位群の各々は、前記特定の処理を表し、
    前記パラメータ群は、それぞれ、起動命令群と、起動条件群とを含み、前記起動命令群は、それぞれ前記複数のバッチ処理用プログラムのうちの1つを起動させるための命令であり、前記起動条件群は、それぞれ前記バッチ処理単位群が表す処理を実行させるための条件を表し、
    前記制御装置は、
    前記入力起動条件群が与えられたとき、前記記憶装置に格納された複数の前記パラメータ群の中から、前記入力起動条件群を含むパラメータ群である特定パラメータ群を選択し、前記特定パラメータ群に含まれる起動命令群である特定起動命令群に従って前記特定バッチ処理用プログラム群を起動し、
    前記特定起動命令群のうちの少なくとも2つの起動命令は、前記特定バッチ処理用プログラム群のうちの同一のプログラムを起動させるための命令である
    バッチ処理装置。
  3. 請求項2に記載のバッチ処理装置において、
    前記制御装置は、
    前記入力起動条件群が与えられたとき、前記記憶装置に格納された前記複数のバッチ処理様式の中から、前記入力起動条件群に一致する起動条件群に対応する特定バッチ処理様式を選択し、前記特定バッチ処理様式に含まれるバッチ処理単位群である特定バッチ処理単位群を特定するバッチ処理管理部と、
    前記記憶装置に格納された前記複数のパラメータ群の中から、前記特定バッチ処理単位群に対応し、且つ、前記入力起動条件群を含む前記特定パラメータ群を選択し、前記特定パラメータ群に含まれる前記特定起動命令群を特定するパラメータ管理部と、
    前記特定起動命令群に従ってそれぞれ前記特定バッチ処理用プログラム群を起動し、前記入力起動条件群に従ってそれぞれ前記特定バッチ処理単位群が表す処理を実行するプログラム起動部と
    を具備するバッチ処理装置。
  4. 請求項3に記載のバッチ処理装置において、
    前記起動条件群は、それぞれ、前記バッチ処理単位群が表す処理の名称であるキーと、前記バッチ処理単位群が表す処理を実行させるための条件である値とを含む
    バッチ処理装置。
  5. 請求項4に記載のバッチ処理装置において、
    前記制御装置は、
    前記特定バッチ処理単位群が特定されたとき、前記特定パラメータ群に含まれる起動条件群の値をユーザの操作により変更するパラメータ指定部
    を更に具備するバッチ処理装置。
  6. 複数のバッチ処理用プログラムが格納された記憶装置に接続されたコンピュータを用いる方法であって、
    各々異なる複数の起動条件のうちからユーザの操作により選択される入力起動条件群を入力する入力ステップと、
    前記複数のバッチ処理用プログラムのうちの前記入力起動条件群に対応する特定バッチ処理用プログラム群を起動する制御ステップと
    を具備し、
    前記特定バッチ処理用プログラム群は、各々異なる前記入力起動条件群に対して、起動されるプログラムが同一であることもある
    バッチ処理方法。
  7. 請求項6に記載のバッチ処理方法において、
    前記記憶装置には、更に、バッチ処理単位群とパラメータ群とを対応付けるバッチ処理様式が複数格納され、
    前記複数のバッチ処理様式の各々は、特定の処理を一括して実行させるためのバッチ処理を表し、
    前記バッチ処理単位群の各々は、前記特定の処理を表し、
    前記パラメータ群は、それぞれ、起動命令群と、起動条件群とを含み、前記起動命令群は、それぞれ前記複数のバッチ処理用プログラムのうちの1つを起動させるための命令であり、前記起動条件群は、それぞれ前記バッチ処理単位群が表す処理を実行させるための条件を表し、
    前記制御ステップは、
    前記入力起動条件群が与えられたとき、前記記憶装置に格納された複数の前記パラメータ群の中から、前記入力起動条件群を含むパラメータ群である特定パラメータ群を選択する特定ステップと、
    前記特定パラメータ群に含まれる起動命令群である特定起動命令群に従って前記特定バッチ処理用プログラム群を起動する起動ステップと
    を含み、
    前記特定起動命令群のうちの少なくとも2つの起動命令は、前記特定バッチ処理用プログラム群のうちの同一のプログラムを起動させるための命令である
    バッチ処理方法。
  8. 請求項7に記載のバッチ処理方法において、
    前記特定ステップは、
    前記入力起動条件群が与えられたとき、前記記憶装置に格納された前記複数のバッチ処理様式の中から、前記入力起動条件群に一致する起動条件群に対応する特定バッチ処理様式を選択し、前記特定バッチ処理様式に含まれるバッチ処理単位群である特定バッチ処理単位群を特定するバッチ処理管理ステップと、
    前記記憶装置に格納された前記複数のパラメータ群の中から、前記特定バッチ処理単位群に対応し、且つ、前記入力起動条件群を含む前記特定パラメータ群を選択し、前記特定パラメータ群に含まれる前記特定起動命令群を特定するパラメータ管理ステップと
    を含み、前記起動ステップは、
    前記特定起動命令群に従ってそれぞれ前記特定バッチ処理用プログラム群を起動し、前記入力起動条件群に従ってそれぞれ前記特定バッチ処理単位群が表す処理を実行するプログラム起動ステップ
    を含むバッチ処理方法。
  9. 請求項8に記載のバッチ処理方法において、
    前記起動条件群は、それぞれ、前記バッチ処理単位群が表す処理の名称であるキーと、前記バッチ処理単位群が表す処理を実行させるための条件である値とを含む
    バッチ処理方法。
  10. 請求項9に記載のバッチ処理方法において、
    前記制御ステップは、
    前記特定バッチ処理単位群が特定されたとき、前記特定パラメータ群に含まれる起動条件群の値をユーザの操作により変更するパラメータ指定ステップ
    を更に含むバッチ処理方法。
  11. 請求項6〜10のいずれかに記載のバッチ処理方法の各ステップを前記コンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
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