JP2007121100A - 女性胸部の支持治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】医療用途において、特に乳房を圧迫することなく形状や体積を自然な状態に保持することができる女性胸部の支持治具を提供する。
【解決手段】腹臥位になった被検者Hの頭部を支持する頭部支持部2と、被検者Hの腹部を支持する腹部支持部4と、頭部支持部2と腹部支持部4とを所定幅で連結して、被検者Hの胸部を支持する胸部支持部3と、胸部支持部3に結合された脚部支持部5を備え、頭部支持部2、腹部支持部4および胸部支持部3に囲まれた、被検者Hの乳房が下垂される収容部Sを形成している女性胸部の支持治具1である。更に、頭部支持部2には、把持部6が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、医療用途において女性胸部を支持する治具に係り、特に、核医学検査の撮像時に女性胸部を支持する治具に関するものである。
乳がんは、乳房の近傍にある腋窩、胸骨、鎖骨などのそばのリンパ節に転移をきたしやすく、早期に発見されることが望ましい。
乳がんの診断は、核医学診断装置、マンモグラフィー、超音波診断装置、MRI装置、X線CT装置等の医療機器を用いて行われている。とりわけ、核医学診断装置は、診断画像の解像度の高さや、乳房だけでなく前記した部位のリンパ節も同時に診断できる等の理由から、乳がんの診断に最適な装置の一つである。
核医学診断装置は、寝台の周囲に配置された検出器により、被検者に投与された放射性核種に由来する放射線を検出するものである。核医学診断装置としては、陽電子放出型断層撮影装置(Positron Emission Computed Tomography,以下「PET装置」という)や、単光子放出型断層撮影装置(Single Photon Emission Computed Tomography,以下「SPECT装置」という)が代表的である。
PET装置は、陽電子を核崩壊で放出する放射性核種を薬剤に標識して体内に投与し、体内で陽電子と電子が対消滅した際に180±0.6°方向に放出される一対のγ線(511keV)を検出し、被検者の断層画像を再構成する核医学診断装置である。
PET検査は、診断画像の解像度が高く、比較的被検者の被ばく量が少ない等の長所がある。また、PET検査に利用される放射性核種は主に18F、15O、13N、11C等であって、それぞれの放射性核種は、例えば、ブドウ糖の類似体である18F−フルオロデオキシグルコース(FDG)、15O−CO、13N−NH11Cなどで標識された神経伝達物質等の放射性薬剤として被検者に投与することができる。特に、FDGは、糖代謝により腫瘍組織に高集積することを利用し、腫瘍部位の特定に用いられている。
PET装置は、撮像装置と、この撮像装置が撮像して得た検出データを処理して画像データに変換するデータ処理装置と、このデータ処理装置が出力する画像データを二次元または三次元的に表示する表示装置と、被検者を支持して被検者の体軸方向に移動可能な寝台とを備えている。
そして、一般的な全身のPET検査では、被検者が背臥位を保たれる寝台が撮像装置に形成された孔部に挿入されることにより、被検者の撮像が行われる。このような撮像方法では、例えば、女性の乳房のような特定の組織を撮像する場合に、わずかな体勢の違いによって、形状変化したり、重力により体積が少なからず変化したりするような不具合が生じる。その結果、腫瘍の検出感度が低下したり、検出できたとしても正確な位置が特定できなかったりしてしまう。
そこで、種々の医療用途のために女性胸部を固定する装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示される女性胸部の固定装置は、胸部が納められる容器固定膜及びこの胸部を固定膜に対して押し付ける少なくとも1つのクッションからなる。このような装置を用いて女性胸部の撮像を行う場合には、被検者は胸部収容部が形成された寝台上で腹臥位になり、乳房を胸部収容部に収容しつつ収容部内部に設置されたクッションで固定することによって、形状や体積を固定して撮像することができる。
特開平11−192221号公報
しかしながら、特許文献1に開示される装置は、乳房の下部および側部をクッションで固定するために、固定面の乳房の形状が圧迫された状態で撮像しなければならず、自然な形状や体積で撮像できないという問題があった。特許文献1において、この装置は、主に超音波診断に適用される場合を想定しているため、乳房が圧迫される問題の影響は特に考慮されていないが、FDGを用いて腫瘍を検出するPET検査においては、圧迫される部位にFDGが集積しやすく、腫瘍の適切な発見に不具合が生じるという問題があった。
さらに、特許文献1では、乳房の収容部が一つであり、両乳房を撮像するためには、一方を撮像した後にもう一方を撮像しなければならなかった。
さらに、被検者が検査時に長時間腹臥位になることは、被検者の頭部、胸部、腰部、膝、爪先等に負担がかかるため、胸部近傍のみを支持する装置構成では充分とはいえない。
そこで、本発明の目的は、医療用途において、特に乳房を圧迫することなく形状や体積を自然な状態に保持することができる女性胸部の支持治具を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は、腹臥位になった被検者または患者の頭部を支持する頭部支持部と、前記被検者または前記患者の腹部を支持する腹部支持部と、前記頭部支持部と前記腹部支持部とを連結し、前記被検者または前記患者の胸骨部を支持する胸部支持部とを備え、前記頭部支持部、前記腹部支持部および前記胸部支持部に囲まれた、前記被検者または前記患者の乳房が下垂される収容部を形成していることを特徴とする。
本発明によれば、医療用途において、特に乳房を圧迫することなく形状や体積を自然な状態に保持することができる。特に、女性胸部の支持治具は乳房を圧迫することがないので、その支持治具を核医学診断に用いることによって放射性薬剤が乳房の圧迫部に集まることがなく、核医学診断による乳がんの診断精度を向上させることができる。
以下、本発明の好適な一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。 なお、本実施形態では、適用する核医学診断装置としてPET装置を例に挙げて説明するが、PET装置に限らず、SPECT装置等のその他の核医学診断装置に適用しても顕著な効果を示すものである。さらに、本発明は、他の医療機器に対しても適用することもできる。
また、参照する図面において、方向を明示するために、それぞれ直交する座標軸X、Y、Zを持つ座標系が適宜付記されている。なお、座標軸Zは、寝台の長手方向であり、寝台上で腹臥位になった被検者の体軸方向である。また、座標軸Xは寝台の短手方向であり、座標軸Yは寝台の面に直交する方向である。
図1に示すように、女性胸部の撮影補助具でもある女性胸部の支持治具(以下、単に支持治具という)1は、主に、頭部支持部2、胸部支持部3、腹部支持部4、および脚部支持部5を有し、これらが一体に構成されている。胸部支持部3は、頭部支持部2と腹部支持部4との間に配置され、これらを連結している。脚部支持部5は胸部支持部3とは反対側で腹部支持部4に結合されている。支持治具1はPET装置の寝台B上に載置されて使用される。そして、頭部支持部2、胸部支持部3および腹部支持部4のそれぞれの側面に囲まれた一対の収容部Sが、胸部支持部3の両側にそれぞれ形成されている。被検者Hのそれぞれの乳房が、各収容部S内に下垂され、自然な形状および体積で収容される。
各支持部2〜5の境界において段差が生じると、被検者Hが支持治具1上で腹臥位になったときに、被検者Hの体勢が不安定になったり、被検者Hに局所的な圧迫を与えたりするため、支持部2〜5の上面の高さは連続的になめらかに形成される。特に、支持部2〜4の上面は一定の高さで形成されることが好ましい。
図2(a)に示すように、支持部2〜5は、それぞれ基部2a〜5aの上部に上層部2b〜5bを配した2層構造となっている。
基部2a〜5aの材質は、被検者Hの荷重により変形しない程度の剛性を備え、さらに、被検者Hから放出されるγ線を、撮像装置101(図8)において孔部50の周囲に配置された放射線検出器(被験者Hの周囲に配置)まで減衰させることなく透過させる材料によって構成される。例えば、基部2a〜5aの材質は、比重の小さい樹脂やプラスチックであることが好ましく、より好ましくは、発泡スチロールや発泡ウレタン等の樹脂の発泡体である。また、基部2a〜5aにγ線が透過しやすい他の素材を用いてもよい。また、慣用されている枕やベッドのように、外袋にゲルや空気等の充填材を充填した構成であってもよい。
基部2a〜4aは、収容部Sに収容された被検者Hの乳房が、支持治具1の下方に露出した寝台Bに接地しないことを保障する高さを備えている。
基部2a〜4aに要求される基部高さLの下限は、例えば、女性の下垂した乳房の平均的な、前胸部から乳頭部までの乳房高さに数cmの余裕を持って規定される。また、基部高さLが過剰に高くなると、女性胸部の支持治具1上で腹臥位になった被検者Hの姿勢が不安定になることから、基部高さLの上限も適切に規定される。
上層部2b〜5bは、柔軟性を備えた部材からなり、支持治具1上に被検者Hが腹臥位になることによる身体的な疲労や局所的な圧迫を取り除くものである。上層部2b〜5bの材質は、例えば、スポンジや不織布等により構成することができる。また、上層部2b〜5bを外袋と充填材とによって構成し、外袋によって被検者Hが触れるなめらかな触感を、充填材により柔軟性を、それぞれ高めるように構成してもよい。
図2(b)に示す女性胸部の支持治具1の幅方向の長さMは、被検者Hが腹臥位になる姿勢を安定させるために被検者Hの体幅より広く形成される。一方で、寝台Bに載置して使用するために、寝台Bの幅よりも狭い幅で形成される。
以下、各支持部2〜5について詳細に説明する。
〔頭部支持部〕
頭部支持部2は、被検者Hの胸部上部から頭部までの範囲を支持するものである。ここで、「胸部上部」とは、乳房より上方(頭部方向)の胸部であって、乳房の領域は含まない。例えば、被検者Hの乳房の外端部上部から3〜5cm上方に離れた位置、または、被検者Hの鎖骨に対応する位置より上方をいう。このように、頭部支持部2によって、乳房部分を圧迫しないので、圧迫によりFDGが集積することがなく、PET装置により撮像された乳房の診断画像(断層画像)への影響を減少させることができる。
ここで、核医学診断装置によって胸部の検査を行う被検者Hのなかには、乳がん等の腫瘍をすでに発病し、放射線による治療歴がある患者も含まれる。乳がんを放射線治療する場合には、乳がん、リンパ節への放射線照射にともなって、健常人に比べて肋骨や鎖骨がもろくなっていることが多い。
そこで、本実施形態の頭部支持部2は、被検者Hが腹臥位になった際の鎖骨にかかる負荷を分散させるために、適宜、頚部や頭部も併せて支持する構成としている。また、後記する把持部(図3参照)6を被検者Hが握って撮像する場合には、頭部支持部2によって被検者Hの両腕も支持することができる。
図3(a)に示すように、頭部支持部2の被検者Hの顔面に対応する領域には、凹部21が形成される。頭部支持部2は被検者Hの頭部を凹部21に挿入することにより頭部を固定することができる。
図3(b)に示すように、凹部21は、被検者Hの額、頬骨、顎等の顔面の辺縁部分の形状に沿って形成された顔面支持面21aと、顔面の形状に比べて一段深く形成された中央深部21bからなる。顔面支持面21aは、凹部21において、実質的に被検者Hの顔面を支持する面である。一方で、中央深部21bを設けたことにより、被検者Hの目、鼻、口等が頭部支持部2に接触しなくなり、被検者Hに不快感を与えずにすむ。
このように、頭部支持部2に凹部21を設けることによって、被検者Hを支持する表面積を大きくすることができ、被検者Hの肋骨や鎖骨にかかる負荷を分散することができる。また、頭部の形状に沿って凹部21が形成されているため、被検者Hを常に同じ場所に固定することができる。
また、図3(b)に示すように、頭部支持部2のZ軸方向の端部には、被検者Hが握るための把持部6が設けられている。把持部6は、頭部支持部2の基部2aに固定された軸棒6aと、軸棒6aに直交して固定された把持棒6bからなり、それぞれ、例えば、プラスチックにより構成される。被検者が把持部6の把持棒6bを握ることにより、被検者Hが女性胸部の支持治具上で腹臥位になる姿勢を安定にすることができる。
〔胸部支持部〕
図2に示すように、胸部支持部3は、被検者Hの乳房間の部分、すなわち、胸骨に対応する部分(胸骨部)を支持するものである。胸部支持部3は、被検者Hの中心線に沿って、頭部支持部2と腹部支持部4とを連結するように配置される。支持治具1が、胸部支持部3を備えたことにより、被検者の鎖骨への負荷を分散させることができる。
胸部支持部3の幅(X軸方向の厚み)は、被検者の乳房に接触しない範囲でできるだけ広くすることが好ましい。胸部支持部3の幅を広くすることで、被検者Hの鎖骨に対してだけでなく、胸骨への負荷も軽減することができる。また、胸部支持部3によって、乳房部分が圧迫されないので、PET装置で撮像された乳房の診断画像への影響を減少させることができる。
〔腹部支持部〕
腹部支持部4は、被検者Hの腹部を支持するものである。例えば、被検者Hの乳房の外端部下部から5〜7cm下方に離れた位置、または、被検者Hの胸骨下部に対応する位置を目安に上限が設定される。そして、腹部支持部4は、被検者Hの腰に対応する領域で、脚部支持部5と連続的に当接している。
また、図2(b)に示すように、腹部支持部4には、胸部支持部3の連結長さN(頭部支持部2と腹部支持部4との間の間隔)を調節するための胸部支持部長さ調節手段10が設けられている。例えば、胸部支持部長さ調節手段10は、腹部支持部4に形成された細長い溝4cに、胸部支持部3の端部3cが摺動自在に挿入されて構成される。溝4cは腹部支持部4の収容部S側に位置している。なお、図示しないが、調節された胸部支持部3の連結長さNを記録するために、溝4cのZ軸方向に沿って目盛を付してもよい。また、調節された胸部支持部3の連結長さNを固定するための固定手段を、被検者Hに当らないように腹部支持部4に設けてもよい。この固定手段は、例えば、ねじや止め具等の慣用の固定具を用いることができる。
このように、腹部支持部4に胸部支持部長さ調節手段10を設けたことで、被検者Hの体格にあわせて胸部支持部3の連結長さNを調整することができる。
〔脚部支持部〕
脚部支持部5は、被検者Hの脚部を支持するものである。例えば、脚部支持部5は、被検者大腿部、すなわち、腰部下方から膝部上方までを支持する。脚部支持部5そのものは女性胸部の支持には直接関与しないが、脚部支持部5を設けたことによって、女性胸部の支持治具1に被検者Hが腹臥位になるときの腰の負担を軽減することができる。具体的には、脚部支持部5の設置により被検者Hの腰痛の発症を防止することができる。また、脚部支持部5の下限が膝部上方に対応する部位までの構成としたのは、被検者Hが膝や爪先を寝台Bに乗せることによって、ベッド幅方向(Y軸方向)のバランスを自力で調節することが可能となり、被検者Hに安心感をもたらすことができる。また、被検者Hの脚部の高さが頭部よりも低い位置になるために、被検者Hの重心が脚部方向にシフトし、被検者Hが腹臥位になった姿勢を安定に保持することができる。
なお、各収容部Sの、胸部支持部3と反対側は、敢えて開放する構成としている。これは、以下に示す2つの課題を解消するためである。すなわち、収容部Sの、胸部支持部3と反対側に被検者Hの腋窩等の体側部を支持する側部支持部を設けると、その側部支持部が腹臥位になっている被検者Hの乳房を横から圧迫してしまうためである。
<女性胸部の支持治具の使用方法>
以下、支持治具1を適用したPET装置を用いて、女性胸部の診断を行う方法について説明する。
まず、支持治具1が適用されるPET装置100の構造を、図8を用いて説明する。PET装置100は、孔部50が形成される撮像装置101、データ処理装置102、表示装置103、および寝台Bを備えている。撮像装置101は、孔部50を取り囲んで配置される複数の放射線検出器(図示せず)を有している。寝台Bは、被検者Hを保持して長手方向に移動可能である。この寝台Bは孔部50内に挿入される。放射線検出器は、寝台B上の被検者Hから放射性薬剤に起因して発生したγ線を検出する。データ処理装置102は、放射線検出器からの検出信号を処理する信号処理装置が出力した出力データを入力する。データ処理装置102は、更に、その出力データに基づいて機能画像である断層画像(PET画像)を生成する。この断層画像は表示装置103に表示される。
あらかじめ、被検者Hには、放射性薬剤、例えば、半減期が110分の18Fを含んだフルオロデオキシグルコース(FDG)が投与される。この放射性薬剤は、例えば、乳がんおよび転移巣の病巣部に集積する。
まず、被検者Hは、PET装置100の寝台B上に載置された支持治具1上で腹臥位になり、胸部支持部長さ調節手段10によって、被検者Hの体格に応じて胸部支持部3の連結長さNの調整が行われる。次に、被検者Hは、頭部を頭部支持部2に、胸骨を胸部支持部3に、腹部を腹部支持部4に、大腿部を脚部支持部5にそれぞれ載置し、乳房を各収容部S内にそれぞれ下垂させる。また、被検者Hは、把持部6の把持棒6bを握ることによって、腹臥位の姿勢を安定に保つことができる。
そして、寝台Bは、所定の高さに調節され、撮像装置101に形成された孔部50(図4参照)内に挿入される。ここで、寝台Bの所定の高さは、一般的なPET検査においては、撮像装置101の孔部50の略中心に被検者の体軸線が位置するように決定される。しかしながら、支持治具1を寝台B上に載置した場合には、寝台Bの高さは、被検者の体幹の中心Oが孔部50の中心に位置する(図4参照)ように、調節される。従って、このような寝台Bの高さは、支持治具1を用いたPET装置100による乳房の撮像に適切といえる。
そして、PET装置100の撮像装置101により被検者Hの撮像を行う。PET装置100による撮像によれば、図4および図5における実線の斜線で示した領域を撮像することができる。すなわち、乳房内腫瘍の撮像と同時に、所属リンパ節に転移した病巣の撮像を行うことができる。具体的には、がんに集積した放射性薬剤に起因した上記のγ線が、撮像装置101の放射線検出器によって検出される。放射線検出器の出力信号に基づいて断層画像が作成される。なお、核医学診断装置とは異なる医療診断機器で乳房を診断する場合には、編み目状に表記した乳房の部分しか撮像することができない。従って、様々な医療機器の中でも、とりわけ、核医学診断装置による撮像に適用される支持治具1は、核医学診断装置の長所を従来以上に引き出し、乳がん、および、所属リンパ節、転移病巣の発見に貢献しうる。
以上によれば、本実施形態において、次のような効果を得ることができる。
頭部支持部2、胸部支持部3、腹部支持部4を備えた構成とすることによって、被検者Hが支持治具1上で腹臥位になったときの肋骨や鎖骨への負荷を分散させることができる。特に、胸部支持部3によって被検者Hの胸部の胸骨部を支持しているため、腹臥位になったときに頭部支持部2で支えている肋骨や鎖骨にかかる負荷(胸部の重さ)を軽減することができる。既に乳がんに対する放射線治療を受けている被検者Hは、前述したように、健常人に比べて肋骨や鎖骨がもろくなっていることが多い。このため、胸部支持部3によって胸骨部を支持することは、PET検査時において肋骨や鎖骨にかかる負荷を軽減でき、肋骨や鎖骨の骨折を避けることができる。また、胸骨部を支持する胸部支持部3を設けることによって、支持治具1において、各収容部Sの、胸部支持部3と反対側は開放する構成にできるため、腹臥位になっている被検者Hの腋窩等の体の側部を支持する側部支持部が不要になる。
支持治具1は、胸部支持部3の両脇に形成された一対の収容部S内に、被検者Hのそれぞれの乳房を自然な状態で下垂させることができる。このように乳房が下垂した状態になっているため、乳がん、および所属リンパ節群の診断の精度を向上させることができる。
支持治具1を基部と上層部との2層の構造としたことにより、基部によれば被検者Hの乳房がベッドに接触しない高さを保障し、上層部によれば被検者Hが腹臥位になることによる身体的な疲労や局所的な圧迫を取り除くことができる。
頭部支持部2に凹部21を形成することによって、被検者Hの支持面積を増加させ、鎖骨への負荷を分散させることができる。また、被検者Hが腹臥位になる位置を固定することができる。
腹部支持部4に胸部支持部長さ調節手段10を備えた構成とすることによって、被検者Hの体格に対応して胸部支持部3の連結長さNを調節することができる。
脚部支持部5を備えた構成とすることによって、被検者Hの腰への負担を軽減することができる。また、膝や爪先が支持治具1ではなく寝台Bに当接する構成としたことで、被検者Hが腹臥位になる姿勢を安定にすることができる。
把持部6を備えた構成とすることによって、被検者Hは腹臥位になった姿勢を、PET検査の間、負担がかからず安定に保持することができる。
なお、本実施形態は前記実施形態に限定されるものではなく、その技術思想のおよぶ範囲で様々の変更実施を行うことができる。
本実施形態においては、被検者Hの体格に応じて胸部支持部3の連結長さNを調節するための胸部支持部長さ調節手段10を設けた構成としたが、被検者Hの体格に応じて支持治具1の各所を調節可能とすることができる。例えば、基部高さLを調節可能な構成としてもよい。
また、本実施形態においては、支持治具1は、寝台B上に載置する構成としたが、例えば、止め具やマジックテープ(登録商標)を設けることにより、着脱自在に寝台に固定可能な構成としてもよい。このような構成とした場合には、調節された胸部支持部3の連結長さNを固定するための固定手段としても用いることができる。
本実施形態の支持治具1は、患者の乳がんに放射線を照射して治療する際にも使用することができる。すなわち、放射線照射装置の寝台に載置された支持治具1上に前述のように腹臥位になった患者の乳がんに対し、放射線を照射する。
本発明の女性胸部の支持治具の他の実施形態を、図6を用いて説明する。本実施形態の支持治具1Aは、図2に示す支持治具1に吸引装置30を新たに設けた構成を有している。図6に示すように、吸引装置30は、支持治具1Aの各収容部S内にそれぞれ設置される吸引ケース31と、それぞれの吸引ケースS内部に連通する排気管32と、排気管32と連通する排気ポンプ33とを備えて構成される。
図7に示すように、吸引ケース31は、乳房を挿入できるように上端に開口部を形成した箱状のケースである。このような吸引ケース31は、収容部Sと同様に、被検者Hの乳房が接触しない深さと、開口部の大きさを有している。吸引ケース31は、吸引時において、その上端を被検者Hの肌(または検査着K)に接触させることによって、内部を密閉する必要があることから、その開口部は例えばゴム等の弾性を備えた部材により形成されている。
排気管32は、吸引ケース31の内部と排気ポンプ33とを接続し、腹部支持部4に取り付けられる。
排気ポンプ33は、排気管32を介して吸引ケース31と被検者Hの肌(または検査着K)とに囲まれた空間の空気を排気することにより、吸引ケース31内部を負圧にするものである。排気ポンプ33は、吸引ケース31内部を大気圧以下に減圧できるものであれば特に限定しないが、例えば、ポンプ油を使用しないドライ真空ポンプを用いることができる。
このような吸引装置30を用いて、腹臥位になった被検者Hの肌(または検査着K)によって開口部が塞がれた吸引ケース31内部を減圧すると、減圧にともなって被検者Hの乳房の体積が増加する。乳房の体積増加によって、乳腺が集中する乳頭近傍の乳房の組織が拡大されることとなる。その一方で、腫瘍細胞は生体内で凝集しており、乳房組織の体積増加にともなって腫瘍細胞が拡大される比率は小さい。このため、検査で得た検出信号に基づいて作成された断層画像において正常細胞と腫瘍細胞のコントラストをより鮮明にすることができる。また、乳房を吸引することによって、放射性薬剤(例えば、FDG)が集積しやすい乳頭を、根元から外部に引き出すことができる。これにより、乳頭近傍に存在する腫瘍を乳頭から離すことができ、乳頭に集積した放射性薬剤の影響を排除できるため、乳頭近傍に存在する腫瘍も正確に診断できる。このような作用は、FDGの集積を利用して腫瘍細胞を検出するPET検査において特に有効である。なお、吸引ケース31内を減圧する時の乳房の体積は、若干変化する程度であり大きく変化しない。
本実施形態の女性胸部の支持治具の全体構成を示す斜視図である。 本実施形態の女性胸部の支持治具の支持部の構成を説明するための図であって、(a)は側面図、(b)は上面図である。 頭部支持部を示す図であって、(a)は側面図、(b)は上面図である。 本実施形態の女性胸部の支持治具の使用方法を説明するための図である。 本実施形態の女性胸部の支持治具上で腹臥位になった被検者を側面から見た状態を説明するための図である。 本発明の他の実施例である女性胸部の支持治具の構成を示す図であって、(a)は側面図、(b)は上面図である。 吸引ケースの縦断面図である。 一般的なPET装置の全体構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 女性胸部の支持治具
2 頭部支持部
2a,3a,4a,5a 基部
2b,3b,4b,5b 上層部
3 胸部支持部
4 腹部支持部
5 脚部支持部
6 把持部
10 胸部支持部長さ調節手段
21 凹部
30 吸引装置
31 吸引ケース
32 排気管
33 排気ポンプ
B 寝台
H 被検者
S 収容部

Claims (17)

  1. 腹臥位になった被検者または患者の頭部を支持する頭部支持部と、
    前記被検者または前記患者の腹部を支持する腹部支持部と、
    前記頭部支持部と前記腹部支持部とを連結し、前記被検者または前記患者の胸骨部を支持する胸部支持部とを備え、
    前記頭部支持部、前記腹部支持部および前記胸部支持部に囲まれた、前記被検者または前記患者の乳房が下垂される収容部を形成していることを特徴とする女性胸部の支持治具。
  2. 前記収容部は、前記乳房が、前記頭部支持部、前記腹部支持部および前記胸部支持部を載置する、寝台の表面に接触しない所定の深さを有することを特徴とする請求項1に記載の女性胸部の支持治具。
  3. 前記胸部支持部材の幅は、前記胸部支持部材の側面が下垂された前記乳房に接触しない程度の幅になっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の女性胸部の支持治具。
  4. 前記腹部支持部に結合され、前記被検者または前記患者の大腿部を支持する脚部支持部を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の女性胸部の支持治具。
  5. 前記頭部支持部は、前記被検者または前記患者の頭部を固定する凹部を有していることを特徴とする請求項1に記載の女性胸部の支持治具。
  6. 前記頭部支持部は、前記被検者または前記患者が把持する把持棒を備えていることを特徴とする請求項1に記載の女性胸部の支持治具。
  7. 前記頭部支持部、前記腹部支持部および前記胸部支持部は、それぞれ、柔軟性を備えた部材によって構成された上層部を有していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の女性胸部の支持治具。
  8. 前記脚部支持部は、柔軟性を備えた部材によって構成された上層部を有していることを特徴とする請求項4に記載の女性胸部の支持治具。
  9. 前記頭部支持部と前記腹部支持部との間での前記胸部支持部の長さを調節する胸部支持部の長さ調節手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の女性胸部の支持治具。
  10. 前記収容部内に配置され、前記乳房を前記乳房に接触せずに吸引する吸引手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の女性胸部の支持治具。
  11. 前記頭部支持部、前記腹部支持部および前記胸部支持部が放射線を透過させる部材によって構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の女性胸部の支持治具。
  12. 前記脚部支持部が放射線を透過させる部材によって構成されていることを特徴とする請求項4に記載の女性胸部の支持治具。
  13. 前記吸引手段が放射線を透過させる部材によって構成されていることを特徴とする請求項10に記載の女性胸部の支持治具。
  14. 医療用途の寝台に対して着脱自在に構成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載の女性胸部の支持治具。
  15. 請求項1ないし請求項14のいずれか1項に記載の女性胸部の支持治具を備えたことを特徴とする医療用寝台。
  16. 請求項15に記載の医療用寝台を備えたことを特徴とする核医学診断装置。
  17. 請求項1ないし請求項14のいずれか1項に記載の女性胸部の支持治具を備えたことを特徴とする核医学診断装置。
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