JP2004033753A - 取り外し可能なプローブを備えたmri適合性生検装置を用いた方法 - Google Patents
取り外し可能なプローブを備えたmri適合性生検装置を用いた方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004033753A JP2004033753A JP2003117405A JP2003117405A JP2004033753A JP 2004033753 A JP2004033753 A JP 2004033753A JP 2003117405 A JP2003117405 A JP 2003117405A JP 2003117405 A JP2003117405 A JP 2003117405A JP 2004033753 A JP2004033753 A JP 2004033753A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- biopsy
- probe
- probe assembly
- mri
- positioning fixture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B10/00—Other methods or instruments for diagnosis, e.g. instruments for taking a cell sample, for biopsy, for vaccination diagnosis; Sex determination; Ovulation-period determination; Throat striking implements
- A61B10/02—Instruments for taking cell samples or for biopsy
- A61B10/0233—Pointed or sharp biopsy instruments
- A61B10/0266—Pointed or sharp biopsy instruments means for severing sample
- A61B10/0275—Pointed or sharp biopsy instruments means for severing sample with sample notch, e.g. on the side of inner stylet
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/34—Trocars; Puncturing needles
- A61B17/3403—Needle locating or guiding means
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B2017/00831—Material properties
- A61B2017/00902—Material properties transparent or translucent
- A61B2017/00911—Material properties transparent or translucent for fields applied by a magnetic resonance imaging system
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B90/00—Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
- A61B90/36—Image-producing devices or illumination devices not otherwise provided for
- A61B90/37—Surgical systems with images on a monitor during operation
- A61B2090/374—NMR or MRI
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B90/00—Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
- A61B90/39—Markers, e.g. radio-opaque or breast lesions markers
- A61B2090/3954—Markers, e.g. radio-opaque or breast lesions markers magnetic, e.g. NMR or MRI
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Surgery (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
【解決手段】コア生検器具及びプローブ組立体ガイドを備えた位置決め取付具を用いた、乳房組織のMRI誘導コア生検の方法であって、プローブ組立体ガイドが、位置決め取付具に対して3次元に移動できるように構成されており、前記方法が、位置決め取付具に乳房を配置するステップと、プローブ組立体ガイドにプローブ組立体を取り付けるステップと、目的の空間座標にプローブ組立体ガイドを配置するステップと、プローブ組立体ガイドを用いて目的の生検部位にプローブ組立体を挿入するステップと、カッターを備えた生検器具ハンドルをプローブ組立体に取り付けて前記コア生検を実施するステップとを含む。
【選択図】 図20
Description
【発明の属する技術分野】
関連出願についてのクロスリファレンス
本願明細書は、2002年4月23に出願の発明の名称が本出願と同一である米国仮特許出願第60/374,807号の恩典を請求するものである。本願明細書は同日に出願された、Hibnerらによる名称が「MRI適合性生検装置用の位置決め機構(LOCALIZATION MECHANISM FOR AN MRI COMPATIBLE BIOPSY DEVICE)」及び「取り外し可能なプローブを備えたMRI適合性生検装置(AN MRI COMPATIBLE BIOPSY DEVICE WITH DETACHABLE PROBE)」である自己のそれぞれの同時係属出願に関連する。これらの出願を参照することを以って、その内容の全てを本明細書の一部とする。
【0002】
本発明は、画像を利用した組織をサンプリングするための方法に関し、特に、経皮生検を実施するため及び病変を除去するために、磁気共鳴画像(MRI)乳房コイルに対して生検プローブを配置するための改良された方法に関する。
【0003】
【従来の技術】
癌性腫瘍、前癌症状、及びその他の異常のある患者の診断及び治療は、長い間、熱心に研究されてきた分野である。組織を検査するための非侵襲性の方法には、触診、サーモグラフィ、ポジトロン放射形断層撮影法(PET:positron emission tomography)、単一光子放射形コンピュータ断層撮影法(SPECT:single photon emission computed tomography)、核撮像法(Neuclear imaging)、X線、MRI、CT、及び超音波映像法がある。医師が、組織に癌性細胞が含まれていると疑いを持った場合、切開法或いは経皮的方法の何れかで生検が実施される。切開生検の場合は、外科医がメスを用いて組織を大きく切開して、目的の組織腫瘤を直接視認してアクセスできるようにする。次に、腫瘤全体(切除生検)或いは腫瘤の一部(切開生検)を除去する。経皮生検の場合は、針状の器具を用いて、微小な切れ目を通し、目的の組織腫瘤に到達させ、後の検査及び分析のために組織を採取する。経皮的方法は切開法に比べて顕著な利点が多数ある。例えば、患者の回復に必要な時間が短くて済む、苦痛が少ない、手術時間が短い、低コスト、神経等の近傍の組織を損傷するリスクが小さい、患者の身体構造を変えてしまうことがない等である。X線や超音波等の映像装置と共に経皮的方法を用いると、信頼性の高い診断及び治療を行うことができる。
【0004】
体の組織の一部を経皮的に採取する方法は、大きく分けて吸引法とコアサンプリング法(core sampling)の2つがある。細い針を用いる組織の吸引では、液状媒体の中に引き込むために組織を十分に小さく断片化しなければならない。この方法は、他の既知のサンプリング法に比べて侵襲性が低いが、液中の細胞の検査(細胞学的検査)を行うことはできても、細胞及び構造の検査(病理学的検査)を行うことができない。コアサンプリングでは、組織検査及び遺伝子検査のために、組織のコア或いは断片を凍結切断或いはパラフィン切断により採取する。用いる生検の種類は、主に患者に現れている様々な因子によって決められ、すべてのケースに理想的な方法は存在しない。しかしながら、医師は、コア生検を用いる場合が多いようである。
【0005】
近年、病変のターゲットを改善するためにコア生検装置が撮像技術と共に用いられるようになってきた。このような装置は、多数販売されている。そのような製品の1つに、エシコン・エンド−サージェリィ社(Ethicon Endo−Surgery, Inc.)が販売するMAMMOTOME(商標)がある。このような装置の実施形態が、特許文献1に開示されており、これに参照することを以ってその内容を本明細書の一部とする。
【0006】
上記特許文献1から明らかなように、この器具は、画像誘導を利用した経皮的なコア・乳房生検器具の一種である。この器具は真空を利用しており、組織サンプルを回収するための幾つかのステップが自動化されている。医師はこの装置を用いて、組織を体から切除する前に、真空を利用してその組織を積極的に捕獲する。これにより、様々な硬さの組織をサンプリングすることができる。この装置を用いると、体から装置を取り外さずにその長軸の周りの様々な位置で複数の試料を採取することができる。これらの特徴により、大きな病変の十分なサンプリングができ、小さな組織を完全に除去することができる。
【0007】
参照することを以って本明細書の一部とする1997年4月2日に出願の同時係属出願第09/825,899号には、成形組織カセットハウジングを含む装置の別の特徴及び有望な改良点が記載されている。このカセットハウジングにより、操作者が物理的に接触しなくとも複数の組織サンプルの操作及び視認ができるようになっている。また、サムホイールを用いてハウジングと突刺ニードルとを相互に接続することにより、ハウジングに対してニードルが回動できるようして、真空チューブがハウジングの周りに巻き付くのが防止されている。使用中に、サムホイールを回動させて病変内で装置を回動させ、病変内の様々な点で試料を採取することができる。
【0008】
臨床で実際に乳房生検を行う場合は、器具(プローブ及びドライバ組立体)がX線撮像装置の3軸−位置決めヘッドに固定される。3軸−位置決めヘッドは、X線源とイメージプレートとの間に位置する。X線装置には、コンピュータシステムが装備されている。このコンピュータシステムは、疑いのある異常部位のx軸、y軸、及びz軸の座標を求めるために、2つの異なった位置のX線源で撮られた乳房の2つのX線像を必要とする。ステレオX線像を撮るためには、X線源を自在に動かすことができなければならない。従って、X線源が、通常はX線源の反対側のアームの端部に取り付けられる。このアームは、撮像プレートの領域の装置のフレームに回動自在に取り付けられる。
【0009】
近年、ハンドヘルド・コアサンプリング生検装置が要望されている。この要望は、参照することを以ってその内容を本明細書の一部とする特許文献2によって満たされた。この特許文献2には、ハンドヘルドMAMMOTOME(商標)が開示されている。このMAMMOTOME(商標)は患者の胸壁に概ね平行に保持され、電気機械的なアームに備え付けの器具を用いて採取する時よりも胸壁に近接した組織部分を採取するためにアームではなく操作者の手で操作される。従って、操作者は、MAMMOTOME(商標)のハンドピースの先端を目的の組織腫瘤に対して自在に操作することができる。更に、ハンドヘルドMAMMOTOME(商標)は、そのハンドピースが患者の胸壁に概ね平行に保持され、電気機械的なアームに取り付けられた器具を用いて採取する時よりも胸壁に近接した組織部分を採取することができるため理想的である。
【0010】
近年、X線映像装置の代わりにMRI撮像装置と共に上記した生検装置を使用したいという要望がある。しかしながら、既存の医療用生検サンプリング装置は、殆ど金属からなる大量生産された、小さな複数の内腔を備えたプローブを用いている。疑いのある乳房病変の侵襲性が最小で正確な診断は、採取する試料の大きさ及びサンプリング装置の正確な位置決めに依存する。
【0011】
これらのプローブは、その金属の性質から多くの短所を有する。通常は、これらの金属プローブは導電性であるため磁気的に弱く、MRIと共に用いる際の障害となる。導電性で磁気的に弱い金属プローブは、像にアーチファクトと呼ばれる磁界の歪みをしばしば生じさせる。病変の像が金属プローブを含むため、病変の像の邪魔になり、これが問題となる。
【0012】
従来の生検針はサンプリングサイズが小さいため、処置の時間が長くなるという制限がある。造影剤が疑いのある病変を「洗い落とす」傾向がある。つまり、周囲の非悪性の乳房実質に急速に広がってしまい、2,3分の内に疑いのある病変を乳房実質と区別できなくなる。このため、直接的な画像誘導下で従来のばね荷重コア生検針を用いて回収できる試料の数量が制限される。
【0013】
コアニードル生検中にしばしば起こる更なる問題は、生検中に生検部位で血腫が生成されることである。血腫の増大は、その血腫を循環する造影剤が疑いのある病変を模擬的に増大するため、MRI誘導下生検中に問題となることがある。更に、生検部位における空気の増大により、感受性アーチファクトが生じることがあり、このアーチファクトにより、生検部位腔における脂肪抑制MRI技術が妨げられることがある。
【0014】
これらの従来の生検針の制限から、研究者達は、MRI誘導生検装置が疑いのある標的内に存在する(近接するのではなく)ことを画像で確認するには、病変の直径が少なくとも1cm以上でなければならないと結論した。しかしながら、最小侵襲性のMRI誘導コア生検の要望は、小さな病変に対するものが極めて多い。なぜなら、小さい病変が一般的であり、小さい病変をMRIのみで特定するのが困難であり、またそれらが悪性と分かった場合に予後が最も良いためである。
【0015】
従って、上記アーチファクトを排除するために、上記したような種類であって全体的に非金属(特に非強磁性)の生検針が要望されている。このような要望は、2001年12月12日に出願のHuitemaらによる自己の同時継続出願(出願番号は未定)(名称、「MRI適合性外科生検装置(AN MRI COMPATIBLE SURGICAL BIOPSY DEVICE)」)によって満たされた。この特許出願を参照することを以って、その全てを本明細書の一部とする。開示されたこのハンドヘルド生検装置には不所望のアーチファクトがないため、プローブの正確な配置が可能となる。更に、開示された真空の利用により、血腫或いは空気腔に関連した問題を回避できるのはもちろん、病変がプローブのボウル内に入るのを画像化でき、正確なプローブの配置を確認することができる。更に、プローブの容量及びその開いた切断ボウルを迅速に回動できることから、プローブを取り外さなくても連続して複数の試料を採取できる。従って、生検の時間を短縮できる。
【0016】
しかしながら、金属プローブにより生成されるアーチファクトを完全に排除することにも問題がある。なぜなら、医師が、プローブの先端が病変に対してどこにあるかを示すある種のアーチファクトに大きく依存しているためである。これらの要望は、2001年12月12日に出願のRhadらによる自己の同時係属出願第10/021,407号(名称、「アーチファクトを残した先端部を備えたMRI適合性生検装置(AN MRI COMPATIBLE BIOPSY DEVICE HAVING A TIP WHICH LEAVES AN ARTIFACT)」)によって満たされた。この特許出願を参照することを以って、その全てを本明細書の一部とする。プローブの先端部のカッター内に標的を入れることができるため、切断ボウル内に疑いのある組織を引き込むべくその組織に近接してプローブのボウルを正確に配置できるのはもちろん、プローブの胸腔の貫通を防止することができる。
【0017】
前記ハンドヘルドMRI適合性生検装置について多くの利点を説明してきたが、臨床上の機能を付加するなど改良の余地がある。例えば、ハンドヘルド生検装置は、閉鎖型磁気MRI(closed magnet MRI)装置には不適当な長い外部ハンドルを有する。更に、ハンドヘルド生検装置は、横方向の移動及び角度の調節が自由であるが、時には生検針を特別に配置するのが望ましい場合もある。このMRI装置は、極めて正確な定位的な配置情報を提供するが、プローブの挿入にはその情報の一部しか用いられない。具体的には、ハンドヘルド生検装置は、圧迫プレートの開口を介して挿入されるため、2次元に整合される。しかしながら、プローブ挿入の角度及び深さが、特に挿入中に連続的にプローブを画像化しないと様々になる。これは、閉鎖型MRIに不適当である。
【0018】
更に、真空の利用により、血腫の発生が減少し、プローブを再配置しなくとも組織を吸引して大きな試料を得ることが可能となる。しかしながら、現在の臨床処置では、麻酔薬を投与するため或いは別の診断や治療を行うために生検部位に追加的な侵襲性の処置が必要になる場合が多い。
【0019】
【特許文献1】
米国特許第5,526,822号明細書
【非特許文献2】
米国特許第6,086,544号明細書
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
従って、開放型及び閉鎖型MRI装置の両方に用いることができるMRI誘導生検を実施するための方法が要望されており、特に、最小侵襲性で生検部位の様々な診断及び治療処置を実施できる方法が要望されている。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は、従来技術の上記した不都合及び他の不都合を解消するべく、たとえ断続的なMRIスキャンであっても正確かつ効果的にコア生検が実施できる方法を提供する。医師が、疑いのある組織の定位的に得られた座標を用いて、コア生検器具を案内する位置決め機構に整合位置決めガイドを配置する。従って、MRI誘導による挿入中にコア生検器具の位置を常に監視する必要がなく、閉鎖型MRI装置にも用いることができる。
【0022】
本発明の一態様では、患者の乳房の疑いのある乳房組織のMRI誘導コア生検の方法は、位置決め取付具に患者の乳房を配置するステップと、プローブ組立体をプローブ組立体ガイドに取り付けるステップと、目的の空間的座標にプローブ組立体ガイドを配置するステップと、プローブ組立体ガイドを用いてプローブ組立体を目的の生検部位に挿入するステップと、生検器具ハンドルをプローブ組立体に取り付けるステップとを含む。生検器具ハンドルは、プローブ組立体内を平行移動してコア生検を実施するカッターを含む。
【0023】
本発明の別の態様では、疑いのある乳房組織のMRI誘導コア生検の方法を、位置決め機構に取り付けられた基準マーカーを用いて容易にする。従って、疑いのある組織の定位座標が、位置決め機構に対して迅速かつ正確に求めることができる。また、位置決め機構がコア生検器具を配置及び案内するため、精度を高めることができる。
【0024】
本発明の更なる態様では、診断画像誘導生検の方法は、位置決め取付具の圧迫プレート上の特定の空間的座標にプローブを配置することを含むため、プローブの挿入点を正確に決定しなければならない。次に、目的の生検部位までの距離において、プローブの動きを挿入角に沿うように制限する。挿入角を一定に維持することにより、挿入角の変化によるエラーを回避するための挿入時の連続的な画像が必要でなくなる。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の上記及び他の目的及び効果が添付の図面を用いた以降の詳細な説明により明らかになるであろう。
【0026】
図1は、閉鎖型MRI装置12などの磁気共鳴画像(MRI)装置と共に用いることができ、そのMRI装置に着脱自在であって真空を利用するコア生検器具システム10を示す図である。例示的な実施形態では、コア生検器具システム10はMRI適合性生検器具14を含む。このコア生検器具システム10は、生検プローブの挿入を最小にして乳房組織のコア生検を正確かつ迅速に行うために、位置決め機構即ち取付具16に選択的に取り付けられている。制御モジュール(図示せず)が、生検器具14からのスイッチ信号及びエンコーダの位置信号を検出して、電源コード18を介して生検器具14に機械的な力及び真空を提供する。
【0027】
図1及び図2を参照すると、MRI装置の磁気ボア24の外で、図1に示されている患者支持台22の上に患者20がうつ伏せに寝ている。患者の胸が胸部支持台28の上面26に支持されている。この上面24は、撮像及び治療のために患者の乳房を下垂させるための開口30及び開口32を有する。特に図2を参照すると、右の開口30が位置決め取付具16と共に示されている。この位置決め取付具16は、患者の右乳房を長手方向に固定及び圧迫するために医療用圧迫プレート(図示せず)と協働するように横方向に配置されている。複数のアンテナ要素(図示せず)が、MRIボア24からの強い磁界によって誘導された乳房組織から発せられた高周波(RF)信号を検出するために開口30の周りに配置されている。胸部支持台28、位置決め取付具16、及びアンテナは、総称して乳房コイル34と呼ばれる。
【0028】
生検器具14は、プローブ組立体38に取り付けることができる生検ハンドル36を含む。位置決め取付具16は、プローブ組立体38の先端部40を特定の生検部位に配置する定位MRI誘導生検のためにプローブ組立体38を正確に配置する。この位置は、患者に対して水平方向及び長手方向であるX軸座標によって表される(図1及び図2の右から左の方向)。Z軸は垂直方向の高さと定義され、X軸とZ軸は、位置決め取付具16の横方向の圧迫プレート42上で交差する。横方向の圧迫プレート42は、医療用圧迫プレート(図示せず)と協働して患者の乳房を固定及び圧迫する。この位置はまた、図1及び図2の上下方向として示される挿入の深さ即ちY軸についても表される。プローブ組立体取付装置44により、プローブ組立体38が生検器具14のプローブハウジング46に取り付けられている。
【0029】
この取付装置44は、プローブハウジング46、従ってプローブ組立体38を所望のX,Y,Z座標に合わせるための整合位置合わせガイド(詳細は後述)を含む。例えば、深さスライド48により、先端部40が開口30及び横方向の圧迫プレート42の先に突出するようにプローブ組立体38を配置できる。次に、選択されたX及びZ軸の座標を維持したまま、プローブ組立体38を深さスライド48によってY軸方向に移動させる。更に、取付装置44は、図2に示されているようにプローブ組立体38に取り付けられると、生検ハンドル36を支持して、プローブ組立体38の挿入の角度を維持する。プローブハウジング46により、麻酔薬などの流体を注入或いは排出するための真空内腔アクセス管50を介してプローブ組立体38の内部にアクセスできる。
【0030】
図3は、MRI磁気ボア24の狭い制限内に患者支持台22を挿入できるように、生検ハンドル36が取り外され深さスライド48が内側に移動したコア生検器具システム10を示す図である。更に、外科医は、たとえ閉鎖型磁気ボア24を用いたとしても、MRI装置12によって提供される定位座標の利点を十分に利用できる。具体的には、挿入する際にプローブ組立体38の画像がなくても、定位的に得られた座標を用いることができる。位置決め取付具16により、外科医が現在の深さを確認しながらプローブ組立体38を手動で挿入することができる。外科医は触覚フィードバックにより、接触している組織の密度及び硬さを正確に知ることができる。更に、挿入後も、プローブ組立体38が正確な位置に保持されるため、このプローブ組立体38により、その他の診断及び治療器具、並びに流体処置のためのアクセスが提供される。
【0031】
代替或いはそれに加えて、Y軸調節機構を位置決め取付具16に組み込むことができ、これにより機械的な優位性が得られ、プローブ組立体38を制御して意図するように挿入することができる。更に、Y軸調整機構は、所望の生検位置に配置した後、プローブ組立体38を逆方向に移動しないようにするための摩擦、ラチェット、または固定機構を含み得る。このようなY軸調節の例として、限定するものではないが、プローブ組立体取付装置150と位置決め支持フレーム126との間を歯車伝達するサムホイールがあげられる。
【0032】
図4は、プローブハウジング46、続いてプローブ組立体38を取り付けることができる生検ハンドル36を含む生検器具14を示す図である。プローブ組立体38は、基端部に中心カッター開口54を備えたオス型円筒係合部分52を含む。このカッター開口54は、細長いニードル58の長手方向のカッター内腔56と整合している。カッター内腔56は、ニードル58の先端部におけるニードル先端62に近接した横方向に設けられたサンプルポート60と連通している。このニードル先端62は、患者の軟組織に突き刺すために用いられる。ニードル先端62は尖っていて、ULTEMやVECTRA等のMRI適合性樹脂から形成されるのが好ましい。例示されている実施形態では、ニードル先端62は3つのピラミッド型の刃を含むが、別の形状及び/または挿入部を含む構造であっても良い。更に、上記した同時係属出願第10/021,407号(名称、「アーチファクトを残した先端部を備えたMRI適合性生検装置(AN MRI COMPATIBLE BIOPSY DEVICE HAVING A TIP WHICH LEAVES AN ARTIFACT)」)に記載されているように、例示目的の実施形態は、邪魔にならない小さなアーチファクトをMRIスキャン上に示す材料を含むという利点を有する。
【0033】
図5は、プローブを組織内に挿入する際の力を低減する尖った刃65を受容するためのX型スロット63を先端側に備えた円錐形のニードル先端62’を示す図である。刃65は、チタン、ステンレス鋼、ニチノール、アルミニウム、Elgiloy(登録商標)、及びセラミック等から形成することができる。図示したような2つの刃の表面が交わるのではなく、先端側の1つのスロットに1つの尖った刃の表面が設けられるなど、別の鋭利な刃65の形状を用いても良いことを理解されたい。
【0034】
挿入中にサンプルポート60をブロックするために、切断部材即ちオブトラトールスタイレットをカッター内腔56内に前進させることを理解されたい。ニードル58が一旦配置されたら、サンプルポート60を露出させ、その中に組織を引き入れることができる。具体的には、ニードル58の長手方向の長さに沿ってオス型円筒係合部分52に連通した真空チャンバー内腔64を介して、サンプルポート60に近接したカッター内腔56内のサンプルボウルを真空引きする。具体的には、一連の小さな孔により、サンプルポート60から真空チャンバー内腔64内に気体や液体は進入し得るが、組織サンプルは進入できないようになっている。
【0035】
円筒係合部分52の周りのリング66が、プローブハウジング46のメス型円筒係合部分68の内面と嵌合し密封される。リング間で、基端側真空ポート(図4には示されていない)とプローブハウジング46の真空経路(図示せず)とが連通している。係合部分52と係合部分68との間の係合により、ニードル58の基端部に近接して設けられたサムホイール70と共にニードル58が回転できる。リング66に設けられた円形の開口により、ニードル58の回転角度に関係なくプローブハウジング46の真空経路と真空チャンバー内腔64との連通が維持される。従って、サンプルポート60が、ニードル58の先端部の周りの全ての方向における組織に接触できる。真空の利用により、生検サンプリングの際に体積の大きい組織をサンプルボウルの中に選択的に引き込むことができる。
【0036】
プローブハウジング46には、位置決め取付具16に取り付けるための取り付けプロング72が横方向に設けられている。更にプローブハウジング46は、生検ハンドル36のフランジ78に対して長手方向に整合する基端側を向いた立方体様係合部材74を備えている。この立方体様係合部材74は、垂直及び水平方向の溝76を備えている。プローブハウジング46はまた、タブ80及びタブ82のそれぞれに取り付けられた反対方向を向いた一対の凹状グリップ84及びグリップ86を利用して、生検ハンドル36の先端側係合端部のかぎ状の固定タブ80及び固定タブ82を受容して生検ハンドル36を選択的に固定したり、解放して取り外したりできる。生検ハンドル36は、詳細を後述するように、カッター内の経路を介した真空引きによりカッター内腔52から引き込まれたあらゆる組織サンプルを取り出すためのサンプルウインドウ88を含む。
【0037】
図6は、カッター内腔56内でカッター90を平行移動及び回転させるための手段を含む分解された生検ハンドル36を示す図である。電源コード18を介して2つの回転機構用電源が生検ハンドルの基端部に接続されているため、横方向の動きと回転方向の動きを別々に達成することができる。これらの2つの回転機構用電源は、ねじで互いに固定される取り外し可能なシェル94と下側のシェル96との間に画定された配線用開口92からハンドル36内に延びている。取り外し可能なシェル94は、電源コード18をハンドル36に接続する際に取り外される。下側ギアハウジング98は下側シェル96に支持されており、上側シェル100と協働して、細長い駆動ねじ102、細長い軸方向のねじ104、及びカッターキャリッジ106の動きを制限している。具体的には、ねじ102及びねじ104は共に回転可能であり、互いに平行に配置されていると共にカッター内腔56の長手方向の軸に平行に配置されている。それぞれのねじ102及びねじ104は、電源コード18からのそれぞれの電力により駆動される。駆動ねじ102は、キャリッジ106に挿入され、その対応するリッジと相互作用して、駆動ねじ102の回転の方向及び速度に応じてキャリッジ106が長手方向に移動する。
【0038】
或る適用例では、2つの独立した回転機構用電源の代わりに1つの回転用電源を用いても良い。生検ハンドル36における伝達機構により、1つの回転用電源を平行移動と回転運動の2つの動きに変換することが可能である。更に別の適用例では、1つの回転用電源が、直接平行移動及び回転運動の両方に供給される。このような平行移動及び回転用の電源ケーブルをカッター90に接続してその動きを直接制御することができる。
【0039】
カッター90は、カッター内腔56の先端部内の組織を切断するための鋭利な先端部を備えた細長いチューブである。カッター90の基端部には、軸方向の回転のために軸ねじ104と噛合するカッターギア108が設けられている。このカッターギア108は、キャリッジ106のギアウインドウ110によって露出されている。チューブ状の組織リムーバー111が、カッター90の基端部から挿入され、長手軸と整合するように配置されている。組織リムーバー111は、サンプルウインドウ88まで延びており、制御モジュールによって選択的に真空引きされる。従って、カッター90が引き戻されると、組織リムーバー111の真空引きにより、カッター90の先端部の試料がサンプルウインドウ88まで吸引され、吸引された試料が組織リムーバー111と接触し、その試料が生検器具14から取り出される。
【0040】
キャリッジ106は先端側に突き出たガイド112及びガイド114を含み、これにより生検ハンドル36とプローブハウジング46との間の遊びをなくすと共にカッター90の平行移動の深さを外科医に示す。ハンドル36及びハウジング46の組み立てられた部品間の遊びをなくすことにより、ニードル58の先端部のデッドゾーン長さを最小にできる。カッター90は、試料を確実に切除するためにサンプルポート60を完全に通過すべきである。完全に切除するために、カッター90は、組立体として可能な最大距離移動すべきである。係合する部材間の製造誤差にバラつきがある場合は、過度に移動できるようにサンプルポート60の先端側のカッター内腔56の距離を長くするべきである。ニードル先端62を理想的な位置よりも更に先に進めて、重要な組織付近へのサンプルポート60の配置を防止しなければならない場合もある。完全或いはほぼ完全に移動すると、ガイド112及びガイド114がプローブハウジング46と接触し、ハウジング46が最も先端側に移動する。従って集合誤差を最小にするために臨界次元を求めるのが簡単になる。
【0041】
図6はまた、位置決め取付具16の一形態で用いられるブレース116及びブレースアーム118を示す図である。ブレース116及びブレースアーム118は、ハンドル36の重量を支持し、整合を維持するために用いられる。従って、プローブ組立体38に荷重がかかるような撓みがこの組立体に生じないため、ニードル58が目的の生検部位から不所望に移動してしまうことがない。
【0042】
図7及び図8は、図4のニードル58を示す図である。これについての詳細は、名称が「MRI適合性外科生検装置(AN MRI COMPATIBLE SURGICAL BIOPSY DEVICE)」である前記出願に示されている。具体的には、細長いニードル58が、長手方向の軸の両側にある左側本体部材120と右側本体部材121とから形成されている。半部分120及び半部分121の縁を部分注入し易いようにゲート型であり、それらの縁がリッジを備えた段になっているため、容易に2つの半部分120及び半部分121を互いに組み付けることができる。2つの半部分120及び半部分121は互いに接着される。カッター90に平滑な表面を提供するカッターチューブライナー122が2つの半部分120及び半部分121の間に挿入され、特に組み立て中にカッター内腔56への接着剤の流入を防止することができる。
【0043】
図9は、前進したカッター90がウインドウ88を通り、ハンドル36とプローブハウジング46とが係合した拡大図を示す。更に、ガイド112及びガイド114がプローブハウジング46と殆ど接触するように前進し、カッター90の先端部がその最も先端側に位置している。全ての許容差が取り除かれた極値或いはその近傍で、ガイド112及びガイド114がプローブハウジング46に接触する。外科医は、ガイド112及びガイド114の側面の目盛りを見てカッターの位置を知ることができる。更に、プローブハウジング46内に挿入されたかぎ状の固定タブ80及び固定タブ82と、ニードル80を回転するために用いられるサムホイール70と、排気する或いはその他の方法で真空内腔60にアクセスするために用いられる真空内腔アクセス管50とが詳細に示されている。
【0044】
図9〜図11は、それぞれ内側に突出した部材124及び部材125を備えたグリップ84及びグリップ86を示す図である。カッター90が先端方向に前進すると、この部材124及び部材125がそれぞれ、ガイド112及びガイド114に接触し、ハンドル36が外れないようになる。図10では、カッター90が引き戻されているため、グリップ84及びグリップ86を内側に押して、プローブハウジング46からかぎ状の固定タブ80及び固定タブ82を取り外すことができる。図11では、カッターキャリッジ106が前進して、ガイド112及びガイド114がプローブハウジング46に接触しているため、かぎ状の固定タブ80,86とプローブハウジング46との間の全ての長手方向の隙間がなくなっている。
【0045】
図12〜図15は、プローブ組立体38を正確に位置決めし、生検ハンドル36を支持するための手段を含む位置決め取付具16を示す図である。具体的には、位置決め支持フレーム126が、ガセット130及びガセット132により互いに側部が固定された垂直なスライドプレート128とそれと直交する圧迫プレート42から構成されている。ロッド134及びロッド136が、圧迫プレートを貫通して患者の乳房を圧迫するために中間圧迫プレート(図示せず)に調節可能に取り付けられている。圧迫プレート42に設けられた平行なスロット138の列として示されている開口により、所望の生検部位にアクセスすることができる一方で、患者の乳房に十分に接触できるように圧迫プレート42構造が十分に保たれている。別法では、開口は、垂直方向に整合し、かつ垂直方向に平行なスロットの列に整合した一連の孔、或いは他の形状の大きな開口であってもよい。更なる別法では、圧迫プレート42の一部を、必要に応じて孔を形成することができるように透過性としてもよい。
【0046】
所望の生検部位は、小さなアーチファクトを生成する基準マーカー140を見てMRIスキャン中に定位的に決めることができる。基準マーカー140は、圧迫プレート42の都合の良い位置に配置可能な基準マーカーホルダー142内に受容される。この基準マーカーホルダー142は、スロット138に沿って設けられた凹部に正確に配置される。別法では、基準マーカーは、圧迫プレート42に埋め込む即ち固定しても良い。
【0047】
位置決め支持フレーム126は、プローブ組立体38を位置合わせするためのガイドを提供する。スロット138及び圧迫プレート42についてのX,Y,Z軸が決定される。具体的には、垂直方向即ちZ軸と水平方向即ちX軸が、圧迫プレート42の表面によって決まる。深さ方向即ちY軸は、圧迫プレート42の面からの距離として決定される。水平スライドプレート128は、X座標をセットするために横方向に整合した前レール144及び後レール146を含む。前レール144に沿って設けられた水平方向の目盛り148により、プローブ組立体取付装置150の正確な位置を外科医が知ることができる。
【0048】
第1の形態の取付装置150は、プローブ組立体38を固定するために1つの垂直ペデスタル152を用いている。更に、生検ハンドル36は、その基端側底部がハンドル支持ロッド156に接続されたブレース116によって支持されている。ハンドル支持ロッド156は、垂直ペデスタル152の一側のロッド孔158に挿通されている。ブレース116の適切な高さは、ハンドルの下側に沿って整列された一連のスロットのどのスロットを選択するかによって決まり、ブレース116がブレースアーム118に対して移動する。ブレースアーム118の第1の端部は、ブレース116の中間のスロット162内にスライド可能に取り付けられており、その第2の端部はハンドル36の先端部に取り付けられている。
【0049】
図12に示されているようにプローブ組立体38からハンドル36が取り外され、オブトラトールスタイレット164がカッター内腔56内に挿入され、カッターポート88が閉じられている。このスタイレット164は、真空内腔チャンバー64とカッター内腔56との間の連通を維持するべくその先端部近傍の径方向を向いた貫通孔を有するようにできる。別法では、スタイレット164を部分的に引き抜いて、カッターポート88と管50とが連通するようにできる。
【0050】
スライド166には、サイドプレート128のレール144及びレール146上を水平方向にスライドできるように底面に溝が設けられている。スライド166はまた、ペデスタル152のY軸方向のスライドを案内するために、Y軸方向に設けられた中央の溝168を含む。スライド166に整合して回動可能に取り付けられた回動可能な深さスライド170により、ペデスタル152が深さ方向に十分な範囲移動することができる。深さスライド170が水平方向に最も低い位置では、ペデステタル152は、プローブ組立体38が圧迫プレート42から外側に離れる方向に十分にスライド可能である。ペデスタル152がスライド166上を先端方向にスライドした位置では、深さスライド170を上方に回動させたり、或いはその他の方法で取り外すこともできる。中央の溝168に沿った深さ目盛り172により、外科医がプローブ組立体38の挿入深さを知ることができる。
【0051】
ペデスタル152上の垂直目盛り176を読みながら、垂直スライド174をペデスタル152上をスライドさせて、Z軸に沿って垂直方向の位置を合わせすることができる。垂直スライド174の両側面の孔178の一方の孔178から取付プローブ72を挿入して、プローブハウジング46を取り付けることができる。
【0052】
図16及び図17は、第2の形態の取付装置150を示す図である。この取付装置150は、ブレース組立体の代わりに第2の垂直ペデスタル180を用いてハンドル36を支持している。また、プローブハウジング46は、第1の垂直ペデスタル152の向かい側に取り付けられている。第2の垂直ペデスタル180の第2の垂直スライド181を、図17に示されているように第1の垂直スライド174と接触させることができるため、両方の高さの設定が一度にできる。垂直スライド174及び垂直スライド181はそれぞれ、垂直ペデスタル152及び垂直ペデスタル180に対してラチェット式に動くようになっているため、図16に示されているように互いに分離されても位置が維持される。更に、2つの垂直ペデスタル152及び垂直ペデスタル180が互いに密着する入れ子状になっているため、閉鎖型MRI磁気ボア24の閉じた領域内で用いられる場合、位置決め取付具16の基端方向への変位を最小に抑えることができる。第2の垂直スライド181が、プローブ組立体38と同じX軸水平方向に正確にハンドル36を整合できるように、ハンドル36の底面と係合する成形領域を含むことに留意されたい。
【0053】
図18及び図19は、第3の形態の取付装置150を示す図である。この取付装置150では、スライド166及びペデスタル152の代わりに、スライドプレート128上を水平方向に動かすための第1のスライド184を備えた交差テーブル組立体182が用いられている。深さスライド186は、第1のスライド182の上部溝内に受容されている。図19を参照すると、ねじ192で互いに押されて一対の交差ブレース190が延び、深さスライド186が第1のスライド184に対して上昇する。第3の形態の取付装置150は、2つの垂直調節器具、並びにハンドル36及びプローブ組立体38のそれぞれのために別々に取付具を用いなくとも、取り外し可能なプローブ組立体38及び生検ハンドル36の両方を目的の高さに支持できるという利点があることに留意されたい。
【0054】
図20は、閉鎖型MRIであってもコア生検を正確かつ迅速に行うことができるMRI誘導乳房コア生検を行うための一連の動作即ち方法200を示す図である。更に、MRIからの定位的な位置情報を最大限利用して、生検プローブの先端部を連続的に画像化する必要なく、MRI適合性コア生検プローブを位置合わせするための方法である。
【0055】
臨床的な乳房生検を実行する前に、装置が適切に機能するように装置の初期化を行う。従って、まずブロック202で、ニードル、サムホイール、及びハウジングを含むプローブをハンドルに取り付ける。組み立てた生検器具を、電源コードを介して制御モジュールに接続し、そのシステムに電力を供給し、制御モジュールの論理回路を起動する(ブロック204)。回転速度及び移動距離についてのパラメーターを入力する。システムが、例えば60分停止していたと制御モジュールが判断すると、論理回路の初期化を実施する。従って、移動伝達系の初期化を実施し(ブロック206)、回転伝達系の初期化を実施し(ブロック208)、更に真空システムの初期化を実施する(ブロック210)。初期化が必要でない場合は、ブロック206〜ブロック210をバイパスする。
【0056】
次に、患者の乳房を位置決め機構に固定し(ブロック212)、患者をMRI磁気ボア内に入れる(ブロック214)。MRIスキャンを実行して、位置決め機構上の移動可能な基準マーカーに対する疑いのある組織の位置を定位的に求める(ブロック216。開放型MRIの場合は必要ないが、閉鎖型MRI磁気ボアの場合は患者を磁気ボアの外に出す(ブロック218)。最小侵襲性の真空を用いるコア生検の前に麻酔薬を投与する(ブロック220)。位置決め機構のX,Y,Z座標位置合わせ機能を用いて、その位置決め機構の位置合わせガイドを、所定の生検部位に挿入するために配置する(ブロック222)。
【0057】
必要に応じて、プローブ組立体38に取り付けられる挿入器具を用いて挿入を容易にすることもできる(ブロック224)。例えば、超音波切断先端(ultrasonic cutting tip)、エクステンダー、及び外部チューブから成る組立体をプローブ組立体38及びニードル先端62のスロット内に挿入するか、或いはサンプルポート60から出してニードル先端62にスナップ止めする。これは、ニードル58にスナップ止めされるように構成された超音波装置のハウジングで達成することができ、トロカールオブトラトールをトロカールカニューラ上にスナップ止めするのに類似している。次に、超音波先端を患者に挿入する前にエネルギーを加える。
【0058】
取付装置を深さ方向に引いた状態で、プローブ組立体を位置決め機構の指定されたXZ座標に取り付ける(ブロック226)。ブロック224で密閉されなかった場合は、カッター内腔にオブトラトールスタイレットを挿入して密閉する(ブロック228)。真空内腔は、同様に密閉するか(例えば、真空内腔アクセス管50に取り付けられる止め栓)、或いは挿入中に流体や組織を吸入するために用いる。次に、整合不良とならないように、位置決め機構を用いてY軸方向にプローブを進める(ブロック230)。適切に配置したら、ブロック224で挿入補助器具を取り付けた場合はその挿入補助器具をプローブ組立体のカッター内腔から引き戻して取り外す(ブロック232)。
【0059】
プローブを配置したら、プローブ組立体内に様々な流体を移送することができる(ブロック234)。例えば、サンプルポートが露出した状態で、真空内腔を介して真空引きし、生検部位に生じたあらゆる血腫或いは気泡を吸引する。麻酔薬やMRI造影剤等の治療剤を生検部位に直接注入することができる。患者を閉鎖型磁気ボアでスキャンする場合は、スキャンするために患者をボア内に戻す(ブロック236)。更に、試料を切除する前に、確認のために必要に応じて生検部位を真空引きしてサンプルポートのボウル内に疑いのある組織を吸引することもできる(ブロック238)。次に、MRIスキャンを実施して、プローブ組立体のボウルにおける組織の配置を確認し、必要であればプローブ組立体の位置を調整して再びスキャンを実施する(ブロック240)。
【0060】
制御モジュールによりサンプルモードを選択して、所定の設定に従ってカッターの平行移動及び回転の一連のステップを実行する。この時、真空を利用してサンプルを吸引し、サンプルウインドウの方にカッターと共に試料を引き戻す(ブロック244)。診断或いは治療目的のためにこの生検部位における試料が更に必要な場合は(ブロック246)、サムホイールを回転させて別の角度にサンプルポートを向け(ブロック248)、ブロック244に戻って再びサンプルモードを選択して一連のステップを実施する。
【0061】
コア生検を実施した後、更に挿入しないでも、プローブ組立体を用いて他の最小侵襲性の診断及び治療を行うことができる。生検ハンドルが開放型MRI磁気ボア等に装着された場合は、このハンドルを取り外して、取り外し可能なプローブ組立体にアクセスできるようにする(ブロック250)。プローブ組立体内に挿入できる器具として、(1)ガンマ線検出器、(2)穿刺に必要な力を低減するためにエネルギーが加えられた穿刺用先端、(3)除去した組織の再形成を助ける挿入物(例えば、一面或いは二面のシェイバー挿入物(one or two sided shaver inserts))、(4)分光イメージング装置、(5)一般的な組織特徴付けセンサー(例えば、(a)マンモグラフィー、(b)超音波、断層撮影、造影剤、パワードップラー、(c)PET及びFDG([Flourine−18]‐2−デオキシ‐2‐フルオロ‐グルコース)、(d)MRIまたはNMR、乳房コイル、(e)機械的なインピーダンス或いは弾性率、(f)電気的なインピーダンス、(g)光波分光法、ラマン分光法、位相、偏光、波長/周波数、反射率、(h)レーザー誘導蛍光法或いは自動蛍光法、(i)放射線放出/検出、放射線シードの埋め込み、(j)フローサイトメトリ、(k)ゲノム化学、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)‐brca1、brca2、(l)プロテオミクス、タンパク質経路)、(6)組織マーカー検出装置、(7)MRI増強のための挿入物或いは装置、(8)スティックに設けられたバイオチップ、(9)内視鏡、(10)診断用薬物送達装置、(11)抗癌剤送達装置、(12)放射線治療送達装置、放射線シード、(13)成長因子及び/またはサイトカインの放出をブロックするための治療生検用の抗播種剤(例えば、クロルフェニラミン(CPA)は、播種された癌細胞の増殖を培養細胞において75%低減することが分かっているタンパク質である)、(14)蛍光標識された抗体、残っている癌細胞を検出するためにレーザー光源からの蛍光を刺激して蛍光信号を検出する結合光ファイバー(couple fiber optics)、(15)超音波画像化を助けるべく体腔内に流体を供給するため、体腔の形状を正常にするため、或いは出血を低減するべく膨張させるための正の圧力源、(16)生物学的標識の送達装置(例えば、(a)細胞増殖、新血管分布、ミトコンドリア密度、及び糖代謝の機能のイメージング、(b)エストロゲン受容体の免疫組織化学、her2neu、(c)ゲノム化学、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)‐brca1、brca2、(d)プロテオミクス、タンパク質経路)、及び(17)マーキングクリップが挙げられる。
【0062】
次の超音波、X線、またはMRIスキャンでその生検位置を識別できるように組織マーカーをプローブ組立体内に挿入し(ブロック252)、次にそのプローブを取り外す(ブロック254)。
【0063】
図21及び図22は、挿入する前にプローブ組立体38のニードル先端62を保護し、場合によってはプローブ組立体38の位置決めを容易にする先端プロテクター260を示す図である。更に、この先端プロテクター260は、臨床前の設定等(例えば、真空の漏れのテスト)に邪魔にならない。具体的には、先端プロテクター260は、サンプルポート60を塞がないニードル58上にクリップを備えた取付部材262を含む。先端プロテクターの先端部分は、半球状のディスク264として示される保護部材でニードル先端62を完全に覆うことができる。この保護部材は、患者に不快感を与えずに患者の乳房と接触するように配置できる。更に、ある適用例では、半球状ディスク264は、上記したようなMRIアーチファクト生成物質から成る、或いはそのような物質を含み得る。半球状ディスク264は、患者の乳房の外側からMRIでスキャンされるため、疑いのある病変の邪魔にならず、そのアーチファクトの位置を迅速に求める助けとなる強力なアーチファクトが生成される。
【0064】
先端プロテクター260に組み込まれた新規の基準マーカーを用いるとことにより、挿入の前に疑いのある病変に最も近い挿入位置に基準マーカーを配置することを好む操作者のために、位置決めプロセスの1つのステップを減らすことができる。手順としては、先端プロテクター260を装着し、操作者がプローブ組立体38をペデスタル152に取り付け、そのプローブ組立体38を、初めの診断画像に基づいて、疑いのある組織があると思われる部位の近傍の乳房組織に向けて移動させる。次に、基準マーカーから病変までの距離を求める。この距離Δはプローブの現在の位置に基づいている。基準マーカーからボウルの中心までの距離を考えなければならないため、Y軸方向に一定の偏差がある。取付部材262により半球状ディスク264を正確に配置して、Y軸の偏差を推定できるようにする。これはより直観的である。なぜなら、Δ位置が、プローブの現在位置に依存するためである。
【0065】
本発明は幾つかの詳細な実施形態の説明により明らかにしてきたが、請求の範囲がそのような細部によって制限されるものではないことを理解されたい。当業者であれば、更なる利点及び改良が明らかであろう。例えば、取り外し可能なプローブ組立体は様々な利点を有するが、本発明の評価されるべき点は、単一体の生検器具であることである。例えば、診断及び治療用器具のためのカッター内腔へのアクセスは、カッター開口或いは類似の開口を介して実施可能である。
【0066】
別の例では、位置決め機構16は、下垂した患者の乳房を横方向に圧迫するように示されているが、本発明の態様では、別の方向の位置決め及び撮像のためにも用いることができる。
【0067】
更に別の例として、MRIが定位的にコア生検を誘導するための撮像手段として記載されたが、本発明のある態様では、他の撮像手段を用いることもできる。
【0068】
更なる例として、カーテシアン座標(X,Y,Z)位置合わせ法を開示してきたが、極座標法或いは球面座標法の全て或いはその一部を用いて、所定の角度で取り外し可能なプローブ組立体を挿入できることを理解されたい。
【0069】
更なる例として、腹臥乳房圧迫装置を示してきたが、本発明の応用例では、立位、側臥位、または仰臥を含む様々な位置で用いることができる医療用圧迫装置を用いても良い。更に、本発明の或る態様では、横方向の圧迫プレートの代わりに医療用圧迫プレート或いは上部及び下部圧迫プレート対を用いて生検プローブを位置合わせしても良い。更に、本発明の或る態様では、現在用いられている或いは将来利用可能になる別の診断撮像手段を用いることもできる。更に、本発明の或る態様では、最小侵襲性の方法で他の診断及び治療装置のためにプローブを位置合わせすることは勿論、体の他の部分における診断のための誘導生検にも用いることもできる。
【0070】
更なる例として、真空チャンバー内腔とカッター内腔との間に、細長いニードルを長手方向の構造的な障壁を設けずに形成しても良い。その代わりに、前進するカッター90が、細長いニードルの内部キャビティの非円形断面(例えば楕円形)内において円形断面を有するカッター内腔を画定するようにできる。更に、非円形ライナーを用いて、分かれていない内部キャビティ内に接着剤が進入するのを防止することもできる。
【0071】
本発明の実施態様は以下の通りである。
(1)前記プローブ組立体がニードルを含み、前記ニードルが、その先端部近傍に横方向に設けられたカッター開口と、真空内腔と、カッター内腔とを備えており、前記両内腔が、前記ニードルの基端部と前記カッター開口との間を連通させており、前記方法が更に、前記生検器具ハンドルを前記プローブ組立体に取り付けた状態で、前記生検器具ハンドルを介して真空引きして前記コア生検を実施するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
(2)更に、前記生検器具ハンドルが前記プローブ組立体から取り外された状態で、前記真空内腔を介して治療処置のために流体を移送するステップを含むことを特徴とする実施態様(1)に記載の方法。
(3)更に、前記カッター内腔を、前記真空内腔と前記カッター開口との間を連通させることができるオブトラトールスタイレットでシールするステップを含むことを特徴とする実施態様(2)に記載の方法。
(4)更に、前記生検器具ハンドルが前記プローブ組立体から取り外された状態で、診断方法及び治療処置の内から選択された1つを実施するために、前記カッター内腔の基端部及び前記ニードルの前記カッター開口を介して或る器具を挿入するステップを含むことを特徴とする実施態様(1)に記載の方法。
(5)前記プローブ組立体が、MRI装置にアーチファクトを生成するように機能するターゲットを含み、前記方法が更に、前記プローブが前記生検部位に挿入されて前記生検器具ハンドルが取り外された状態で、前記患者を閉鎖型MRI装置ボア内に入れて、MRIスキャンを実施するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【0072】
(6)空間軸が、水平方向、垂直方向、及び深さ方向であって、前記プローブ組立体ガイドを目的の空間座標に配置するステップが、前記位置決め取付具の圧迫プレートに対して、直交する垂直面、水平面、及び深さの面を決定するステップと、前記圧迫プレート上の位置及び前記プローブ組立体の挿入深さを選択する水平ガイド、垂直ガイド、及び深さガイドをセットするステップとを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
(7)更に、前記基準マーカーを前記位置決め取付具の開口に配設するステップを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
(8)更に、生検プローブを前記プローブ組立体ガイドに取り付けるステップと、前記プローブ組立体を目的の空間座標に配置するステップとを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
(9)前記疑いのある組織の位置を求めるステップが更に、前記基準マーカーを備えた先端プロテクターを前記生検プローブに取り付けるステップを含むことを特徴とする実施態様(8)に記載の方法。
(10)更に、前記プローブ組立体ガイドを前記位置決め取付具における目的の挿入点に配置するステップと、前記プローブ組立体ガイドを用いて、制限した角度で目的の生検部位に前記プローブを挿入するステップとを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【0073】
(11)前記プローブ組立体を前記挿入角に沿って案内する前記ステップが更に、深さ調節機構を用いて機械的な利点を得るステップを含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
(12)前記プローブ組立体を前記挿入角に沿って案内する前記ステップが更に、深さ位置の基準を参照するステップを含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
(13)前記プローブガイド組立体を前記体の或る部分の空間位置に配置する前記ステップが、前記プローブガイド組立体を目的の水平方向の位置に合わせるステップと、前記プローブガイド組立体を目的の垂直方向の位置に合わせるステップとを含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
(14)前記プローブガイド組立体を目的の水平方向の位置に合わせる前記ステップが水平方向の位置基準を参照することを含み、前記プローブガイド組立体を目的の垂直方向の位置に合わせる前記ステップが垂直方向の位置基準を参照することを含むことを特徴とする実施態様(13)に記載の方法。
(15)更に、生検を実施するために、生検器具を前記プローブ及び前記位置決め取付具に取り付けるステップを含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【0074】
(16)前記プローブが、カッター内腔と、前記カッター内腔に連通した真空内腔とを備えており、前記生検器具を前記プローブ及び前記位置決め取付具に取り付ける前記ステップが更に、組織サンプルを切除するために前記生検器具のカッターを前記カッター内腔内に挿入するステップと、前記真空内腔を介して真空引きして、前記カッター内腔内へ前記組織サンプルを引き込むステップとを含むことを特徴とする実施態様(15)に記載の方法。
(17)更に、前記真空内腔を介して流体を移送し、前記組織位置における治療処置を実施するステップを含むことを特徴とする実施態様(16)に記載の方法。
【0075】
【発明の効果】
開放型及び閉鎖型MRI装置の両方に用いることができるMRI誘導生検を実施するための方法であって、更に、最小侵襲性で生検部位の様々な診断及び治療処置を実施できる方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】MRI装置の領域外において使用状態にある生検器具、取付具、MRI乳房コイル装置、及び患者支持台の平面図である。
【図2】MRI装置内に挿入するように構成された使用状態にある生検器具、位置決め取付具、部分的に内部が見えるMRI乳房コイル装置、患者支持台の平面図である。
【図3】MRI装置内に挿入するように構成された使用状態にある、位置決め取付具、部分的に内部が見えるMRI乳房コイル装置、患者支持台、位置決め取付具に取り付けられ、生検ハンドルが取り外された生検器具の平面図である。
【図4】生検器具ハンドル、プローブハウジング、及びプローブに分解された生検器具の等角図である。
【図5】代替の生検器具のニードル先端部の詳細な正面等角図である。
【図6】生検器具ハンドルの組立分解等角図である。
【図7】図4の生検器具のプローブの組立分解等角図である。
【図8】図4の線7−7に沿って見た図4の生検器具のプローブの断面図である。
【図9】カッターの先端部の位置を示す視認できる部材を例示する、ハンドルとプローブハウジングとの境界部の拡大等角図である。
【図10】カッターが引き戻されて取り外された状態を例示する、ハンドル、プローブハウジング、及び組立体の先端部分の部分断面図である。
【図11】カッターが前進して移動できる空間がなくなり、固定タブが外れなくなった状態を例示する、ハンドル、プローブハウジング、及び組立体の先端部分の部分断面図である。
【図12】ハンドル部分がタワー/ブラケット位置決め取付具及びプローブ組立体から取り外された生検器具の等角図である。
【図13】図12のタワー/ブラケット位置決め取付具に取り付けられた生検器具の等角図である。
【図14】生検器具の位置決め取付具がタワー/ブラケット位置決めの形態である位置決め取付具及びプローブ組立体の組立分解等角図である。
【図15】生検器具のハンドル及びプローブ組立体を安定させるためのタワー/ブラケット支持体を例示し、生検器具の部分的に断面を示す側面図である。
【図16】位置決め取付具が2つのタワー支持体の形態であり、真空管及びオブトラトールスタイレットで2つの内腔が閉止された、取り外し可能なプローブ組立体を配置するための取付具の側面図である。
【図17】2つのタワー位置決め取付具に取り付けられた生検器具の等角図である。
【図18】生検器具を垂直方向に合わせるために、交差支持体を伸長させるための位置決め取付具のスライドプレートであって、交差支持体が折り畳まれた状態を示す等角図である。
【図19】生検器具を垂直方向に合わせるために、交差支持体を伸長させるための位置決め取付具のスライドプレートであって、交差支持体が伸長した状態を示す等角図である。
【図20】開放型及び閉鎖型MRIの両方で、図1の取り外し可能なMRI誘導生検器具を用いた一連の生検実施方法を示す流れ図である。
【図21】図12の取り外し可能なプローブ組立体のニードル先端に取り付けられた先端プロテクターの等角図である。
【図22】図21の先端プロテクターの細部を示す等角図である。
【符号の説明】
10 コア生検器具システム
12 閉鎖型MRI装置
14 MRI適合性生検器具
16 位置決め取付具
18 電源コード
22 患者支持台
24 磁気ボア
28 胸部支持台
30 開口
34 乳房コイル
38 プローブ組立体
40 プローブ組立体の先端部
42 圧迫プレート
44 プローブ組立体取付装置
48 深さスライド
50 真空内腔アクセス管
52 オス型円筒係合部分
54 カッター開口
56 カッター内腔
58 ニードル
60 サンプルポート
62 ニードル先端
64 真空チャンバー内腔
65 刃
70 サムホイール
72 プロング
74 立方体様係合部材
76 溝
78 フランジ
80,82 タブ
84,86 グリップ
88 サンプルウインドウ
90 カッター
92 配線用開口
94 取り外し可能なシェル
96 下側シェル
98 ギアハウジング
100 上側シェル
102 駆動ねじ
104 軸方向のねじ
106 キャリッジ
108 カッターギア
110 ギアウインドウ
111 組織リムーバー
112,114 ガイド
116 ブレース
118 ブレースアーム
120 左側本体部材
121 右側本体部材
122 カッターチューブライナー
124,125 突出部材
126 支持フレーム
130,132 ガセット
138 スロット
152 ペデスタル
156 支持ロッド
162 スロット
166 スライド
168 溝
170 深さスライド
172 深さ目盛り
174 垂直スライド
176 垂直目盛り
178 孔
180 第2の垂直ペデスタル
181 垂直スライド
182 交差テーブル組立体
184 第1のスライド
186 深さスライド
190 交差ブレース
260 先端プロテクター
262 取付部材
264 半球状ディスク
Claims (3)
- コア生検器具及びプローブ組立体ガイドを備えた位置決め取付具を用いた、患者の乳房の疑いのある乳房組織の磁気共鳴画像(MRI)誘導コア生検の方法であって、前記プローブ組立体ガイドが、前記位置決め取付具に対して3次元空間において選択的に移動できるように構成されており、前記方法が、
前記位置決め取付具に前記患者の乳房を配置するステップと、
前記プローブ組立体ガイドにプローブ組立体を取り付けるステップと、
目的の空間座標に前記プローブ組立体ガイドを配置するステップと、
前記プローブ組立体ガイドを用いて目的の生検部位に前記プローブ組立体を挿入するステップと、
カッターを備えた生検器具ハンドルを前記プローブ組立体に取り付けて前記コア生検を実施するステップとを含むことを特徴とする方法。 - コア生検器具及びプローブ組立体ガイドを備えた位置決め取付具を用いた、患者の乳房の疑いのある乳房組織の磁気共鳴画像(MRI)誘導コア生検の方法であって、前記プローブ組立体ガイドが、前記位置決め取付具に対して3つの空間軸において選択的に移動できるように構成されており、前記方法が、
前記位置決め取付具に前記患者の乳房を配置するステップと、
MRIスキャンを利用して、前記位置決め取付具に取り付けられた基準マーカーに対して疑いのある組織の位置を求めるステップとを含むことを特徴とする方法。 - 診断画像で誘導される最小侵襲性処置の方法であって、
位置決め取付具に体の或る部分を配置するステップと、
前記体の或る部分の診断画像を撮って、前記位置決め取付具に対する組織の位置を求めるステップと、
プローブを、前記位置決め取付具に接続されたプローブガイド組立体に取り付けるステップと、
前記プローブガイド組立体を前記体の或る部分の空間位置に配置するステップと、
前記プローブガイド組立体を挿入角に沿って案内して、前記プローブを前記組織位置に配置するステップとを含むことを特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US37480702P | 2002-04-23 | 2002-04-23 | |
US10/171,556 US7769426B2 (en) | 2002-04-23 | 2002-06-12 | Method for using an MRI compatible biopsy device with detachable probe |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004033753A true JP2004033753A (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=28794033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003117405A Pending JP2004033753A (ja) | 2002-04-23 | 2003-04-22 | 取り外し可能なプローブを備えたmri適合性生検装置を用いた方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7769426B2 (ja) |
EP (2) | EP1356774B1 (ja) |
JP (1) | JP2004033753A (ja) |
DE (1) | DE60323179D1 (ja) |
Cited By (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005103276A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Ethicon Endo Surgery Inc | 内部に検体採取機構を備えた生検器具 |
JP2005334645A (ja) * | 2004-05-21 | 2005-12-08 | Ethicon Endo Surgery Inc | スリーブ及び多機能オブチュレータを含むmri生検装置 |
JP2006095315A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Ethicon Endo Surgery Inc | 生検装置のためのカッター |
JP2007121100A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Hitachi Ltd | 女性胸部の支持治具 |
JP2007203076A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Ethicon Endo Surgery Inc | 生検針および方法 |
JP2007296343A (ja) * | 2006-05-01 | 2007-11-15 | Ethicon Endo Surgery Inc | 生検デバイスのための、グリッドおよび回転可能なキューブ・ガイド式の限局化固定具 |
JP2007296344A (ja) * | 2006-05-01 | 2007-11-15 | Ethicon Endo Surgery Inc | 生検カニューレの調節可能な深さ停止部材 |
JP2007330785A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-12-27 | Ethicon Endo Surgery Inc | Mri生検装置 |
JP2010540173A (ja) * | 2007-10-01 | 2010-12-24 | シュロス・サージカル・システムズ・インコーポレーテッド | 外科用装置 |
JP2011512979A (ja) * | 2008-03-03 | 2011-04-28 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 画像ベースx線誘導システム及び光針による生検誘導 |
JP2011514197A (ja) * | 2008-03-03 | 2011-05-06 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 電磁トラッキング及び光針による生検誘導 |
JP2013538615A (ja) * | 2010-09-03 | 2013-10-17 | デビコー・メディカル・プロダクツ・インコーポレイテッド | 生検装置のためのエコー源性針 |
US8744552B2 (en) | 2009-11-17 | 2014-06-03 | Fujifilm Corporation | Biopsy apparatus |
EP2755559A4 (en) * | 2011-09-16 | 2015-03-18 | Hologic Inc | BREAST BIOPSY-ARM SYSTEM |
US9638770B2 (en) | 2004-05-21 | 2017-05-02 | Devicor Medical Products, Inc. | MRI biopsy apparatus incorporating an imageable penetrating portion |
US11284869B2 (en) | 2011-09-16 | 2022-03-29 | Hologic, Inc. | Breast biopsy lateral arm system |
US12042134B2 (en) | 2011-09-16 | 2024-07-23 | Hologic, Inc. | Breast biopsy lateral arm system |
JP7546696B2 (ja) | 2020-05-04 | 2024-09-06 | バード・ペリフェラル・バスキュラー・インコーポレーテッド | 生検装置 |
Families Citing this family (58)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8527046B2 (en) | 2000-04-20 | 2013-09-03 | Medtronic, Inc. | MRI-compatible implantable device |
US7826883B2 (en) * | 2002-04-23 | 2010-11-02 | Devicor Medical Products, Inc. | Localization mechanism for an MRI compatible biopsy device |
US20030199753A1 (en) * | 2002-04-23 | 2003-10-23 | Ethicon Endo-Surgery | MRI compatible biopsy device with detachable probe |
US20080161720A1 (en) * | 2002-10-07 | 2008-07-03 | Nicoson Zachary R | Registration system |
US20070260267A1 (en) * | 2002-10-07 | 2007-11-08 | Nicoson Zachary R | Localizing obturator |
US7347829B2 (en) * | 2002-10-07 | 2008-03-25 | Suros Surgical Systems, Inc. | Introduction system for minimally invasive surgical instruments |
US7438692B2 (en) * | 2002-10-18 | 2008-10-21 | Mark Tsonton | Localization mechanism for an MRI compatible biopsy device |
US7025732B2 (en) | 2003-02-25 | 2006-04-11 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Biopsy device with variable speed cutter advance |
US7379769B2 (en) * | 2003-09-30 | 2008-05-27 | Sunnybrook Health Sciences Center | Hybrid imaging method to monitor medical device delivery and patient support for use in the method |
US7908690B2 (en) * | 2003-09-30 | 2011-03-22 | Sentinelle Medical, Inc. | Supine patient support for medical imaging |
US7970452B2 (en) * | 2003-09-30 | 2011-06-28 | Hologic, Inc. | Open architecture imaging apparatus and coil system for magnetic resonance imaging |
US20080077005A1 (en) * | 2004-08-12 | 2008-03-27 | Piron Cameron A | System and Method for Multimodality Breast Imaging |
US20100198066A1 (en) | 2004-03-12 | 2010-08-05 | Voegele James W | Method and Device for Obtaining Tissue Samples |
US7445739B2 (en) * | 2004-03-24 | 2008-11-04 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Method of forming a biopsy device |
US9345456B2 (en) * | 2004-03-24 | 2016-05-24 | Devicor Medical Products, Inc. | Biopsy device |
US7708751B2 (en) | 2004-05-21 | 2010-05-04 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | MRI biopsy device |
WO2005117551A2 (en) * | 2004-05-28 | 2005-12-15 | Marvel Medtech, Llc | Interventional immobilization device |
US20060251301A1 (en) * | 2004-11-02 | 2006-11-09 | Mcnamara Michael P Jr | Method and apparatus for determining correlation between spatial coordinates in breast |
US7854705B2 (en) * | 2004-12-16 | 2010-12-21 | Olga Pawluczyk | Ex vivo verification of biopsy tissue samples |
US7611474B2 (en) * | 2004-12-29 | 2009-11-03 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Core sampling biopsy device with short coupled MRI-compatible driver |
US20060144548A1 (en) * | 2004-12-30 | 2006-07-06 | Beckman Andrew T | Method of manufacturing a needle assembly for use with a biopsy device |
US20060239398A1 (en) * | 2005-03-07 | 2006-10-26 | Fused Multimodality Imaging, Ltd. | Breast diagnostic apparatus for fused SPECT, PET, x-ray CT, and optical surface imaging of breast cancer |
US20060241385A1 (en) * | 2005-04-12 | 2006-10-26 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Guided disposable fiducial for breast biopsy localization fixture |
US20070232953A1 (en) * | 2006-03-31 | 2007-10-04 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | MRI biopsy device |
US8886284B2 (en) * | 2006-07-31 | 2014-11-11 | The Trustees Of Dartmouth College | Devices and methods for combined optical and magnetic resonance imaging |
US20130324882A1 (en) | 2012-05-30 | 2013-12-05 | Devicor Medical Products, Inc. | Control for biopsy device |
US20140039343A1 (en) | 2006-12-13 | 2014-02-06 | Devicor Medical Products, Inc. | Biopsy system |
US7985971B2 (en) * | 2007-02-16 | 2011-07-26 | Hong Kong Applied Science And Technology Research Institute Co. Ltd. | Method of producing thin semiconductor structures |
US20080221443A1 (en) * | 2007-03-07 | 2008-09-11 | Ritchie Paul G | Integrated Imaging and Biopsy System with Ancillary Device Authentication |
US9763597B2 (en) * | 2007-05-03 | 2017-09-19 | Wisconsin Alumni Research Foundation | Local MRI breast coil and method of use |
US20080281224A1 (en) * | 2007-05-11 | 2008-11-13 | Johnson Michael E | Biopsy device needle tip |
CN101382853A (zh) * | 2007-09-07 | 2009-03-11 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 触摸屏装置及其图像显示方法 |
US8808200B2 (en) | 2007-10-01 | 2014-08-19 | Suros Surgical Systems, Inc. | Surgical device and method of using same |
US8290569B2 (en) * | 2007-11-23 | 2012-10-16 | Hologic, Inc. | Open architecture tabletop patient support and coil system |
US8080073B2 (en) * | 2007-12-20 | 2011-12-20 | 3M Innovative Properties Company | Abrasive article having a plurality of precisely-shaped abrasive composites |
US20090247900A1 (en) * | 2008-03-25 | 2009-10-01 | Brian Zimmer | Push button adjustable spacer |
US20090247901A1 (en) * | 2008-03-25 | 2009-10-01 | Brian Zimmer | Latching side removal spacer |
EP2268361B8 (en) * | 2008-04-09 | 2019-05-22 | Julian Itzcovitz | Percutaneous probe |
WO2009146176A1 (en) * | 2008-04-14 | 2009-12-03 | Blake Larson | Device and method for mri-guided breast interventions |
US8043316B2 (en) * | 2008-05-02 | 2011-10-25 | Suros Surgical Systems, Inc. | Adjustable spacer |
US8342851B1 (en) | 2008-09-19 | 2013-01-01 | Devicor Medical Products, Inc. | Tissue model for testing biopsy needles |
US20100106015A1 (en) * | 2008-10-23 | 2010-04-29 | Norris Perry R | Medical device alignment |
US8162852B2 (en) * | 2008-10-23 | 2012-04-24 | Devicor Medical Products, Inc. | Methods for medical device alignment |
EP2445413B1 (en) | 2009-06-23 | 2020-02-12 | Invivo Corporation | Variable angle guide holder for a biopsy guide plug |
CA2781788C (en) * | 2009-11-27 | 2015-11-03 | Mcmaster University | Automated in-bore mr guided robotic diagnostic and therapeutic system |
US9332926B2 (en) | 2010-11-25 | 2016-05-10 | Invivo Corporation | MRI imaging probe |
JP6173834B2 (ja) * | 2012-08-30 | 2017-08-02 | 東芝メディカルシステムズ株式会社 | 超音波プローブ及び超音波診断装置 |
US20140228661A1 (en) * | 2013-02-08 | 2014-08-14 | Liviu Popa-Simil | Biopsy method and gun set devices |
JP6188829B2 (ja) * | 2013-02-27 | 2017-08-30 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | 光学的にガイドされる真空補助生検装置 |
EP2973217B1 (en) | 2013-03-15 | 2023-10-25 | Hologic, Inc. | System and method for reviewing and analyzing cytological specimens |
DE102013113272A1 (de) * | 2013-11-29 | 2015-06-03 | Hubert Noras | Nadelführungsvorrichtung für die Biopsie |
CN104825231B (zh) * | 2015-04-30 | 2017-09-26 | 中国科学技术大学先进技术研究院 | 一种磁共振引导乳腺癌微创介入手术机器人及其控制方法 |
US10786224B2 (en) | 2016-04-21 | 2020-09-29 | Covidien Lp | Biopsy devices and methods of use thereof |
US11331161B2 (en) | 2018-03-23 | 2022-05-17 | Covidien Lp | Surgical assemblies facilitating tissue marking and methods of use thereof |
CN109009115B (zh) * | 2018-08-20 | 2023-08-04 | 哈尔滨理工大学 | 一种用于核磁环境的旋转收缩式乳腺固定机构及使用方法 |
US11517294B2 (en) | 2019-05-07 | 2022-12-06 | Covidien Lp | Biopsy devices and methods of use thereof |
CN110007258B (zh) * | 2019-05-15 | 2021-04-06 | 上海东软医疗科技有限公司 | 一种确定磁共振系统的接收线圈位置的方法及装置 |
WO2023077539A1 (zh) * | 2021-11-08 | 2023-05-11 | 衡阳市大井医疗器械科技有限公司 | 一种手术导航装置及其导航方法 |
Family Cites Families (42)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2332743A1 (fr) | 1975-11-28 | 1977-06-24 | Inst Nat Sante Rech Med | Sondes et appareils de biopsie cerebrale |
US5415169A (en) | 1989-11-21 | 1995-05-16 | Fischer Imaging Corporation | Motorized mammographic biopsy apparatus |
US5439446A (en) * | 1994-06-30 | 1995-08-08 | Boston Scientific Corporation | Stent and therapeutic delivery system |
US5569266A (en) * | 1991-03-11 | 1996-10-29 | Fischer Imaging Corporation | Magnetic resonance imaging device useful for guiding a medical instrument |
US5211165A (en) | 1991-09-03 | 1993-05-18 | General Electric Company | Tracking system to follow the position and orientation of a device with radiofrequency field gradients |
US5445150A (en) | 1991-11-18 | 1995-08-29 | General Electric Company | Invasive system employing a radiofrequency tracking system |
US5437277A (en) | 1991-11-18 | 1995-08-01 | General Electric Company | Inductively coupled RF tracking system for use in invasive imaging of a living body |
US5307808A (en) | 1992-04-01 | 1994-05-03 | General Electric Company | Tracking system and pulse sequences to monitor the position of a device using magnetic resonance |
US5318025A (en) | 1992-04-01 | 1994-06-07 | General Electric Company | Tracking system to monitor the position and orientation of a device using multiplexed magnetic resonance detection |
DE4225001C1 (de) | 1992-07-29 | 1993-11-18 | Siemens Ag | Stereotaktische Zusatzeinrichtung für Kernspintomographen |
BE1007459A3 (nl) * | 1993-08-24 | 1995-07-04 | Philips Electronics Nv | Magnetisch resonantie apparaat. |
US5649547A (en) | 1994-03-24 | 1997-07-22 | Biopsys Medical, Inc. | Methods and devices for automated biopsy and collection of soft tissue |
US5526822A (en) | 1994-03-24 | 1996-06-18 | Biopsys Medical, Inc. | Method and apparatus for automated biopsy and collection of soft tissue |
US5560373A (en) | 1994-04-11 | 1996-10-01 | De Santis; Stephen A. | Needle core biopsy instrument with durable or disposable cannula assembly |
US5715822A (en) | 1995-09-28 | 1998-02-10 | General Electric Company | Magnetic resonance devices suitable for both tracking and imaging |
US5730134A (en) | 1996-09-09 | 1998-03-24 | General Electric Company | System to monitor temperature near an invasive device during magnetic resonance procedures |
US5830219A (en) | 1997-02-24 | 1998-11-03 | Trex Medical Corporation | Apparatus for holding and driving a surgical cutting device using stereotactic mammography guidance |
DE19709224C2 (de) | 1997-03-06 | 2001-07-19 | Siemens Ag | Kompressionsteil für eine medizinische Kompressionseinrichtung sowie Kompressionseinrichtung dazu |
US5855554A (en) | 1997-03-17 | 1999-01-05 | General Electric Company | Image guided breast lesion localization device |
US6021342A (en) | 1997-06-30 | 2000-02-01 | Neorad A/S | Apparatus for assisting percutaneous computed tomography-guided surgical activity |
US6142955A (en) | 1997-09-19 | 2000-11-07 | United States Surgical Corporation | Biopsy apparatus and method |
US6261241B1 (en) | 1998-03-03 | 2001-07-17 | Senorx, Inc. | Electrosurgical biopsy device and method |
US6174291B1 (en) | 1998-03-09 | 2001-01-16 | Spectrascience, Inc. | Optical biopsy system and methods for tissue diagnosis |
US6161034A (en) * | 1999-02-02 | 2000-12-12 | Senorx, Inc. | Methods and chemical preparations for time-limited marking of biopsy sites |
US20010045575A1 (en) | 1998-05-01 | 2001-11-29 | Mark Ashby | Device and method for facilitating hemostasis of a biopsy tract |
US6077230A (en) | 1998-05-14 | 2000-06-20 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Biopsy instrument with removable extractor |
US6036632A (en) | 1998-05-28 | 2000-03-14 | Barzell-Whitmore Maroon Bells, Inc. | Sterile disposable template grid system |
DE19834586A1 (de) | 1998-07-31 | 2000-02-10 | Siemens Ag | Medizinisches Zielgerät |
CA2287087C (en) | 1998-10-23 | 2007-12-04 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Surgical device for the collection of soft tissue |
US6289233B1 (en) | 1998-11-25 | 2001-09-11 | General Electric Company | High speed tracking of interventional devices using an MRI system |
US6086544A (en) | 1999-03-31 | 2000-07-11 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Control apparatus for an automated surgical biopsy device |
US6675037B1 (en) | 1999-09-29 | 2004-01-06 | Regents Of The University Of Minnesota | MRI-guided interventional mammary procedures |
US6287304B1 (en) * | 1999-10-15 | 2001-09-11 | Neothermia Corporation | Interstitial cauterization of tissue volumes with electrosurgically deployed electrodes |
US6685666B1 (en) * | 1999-11-12 | 2004-02-03 | Mark G. Fontenot | Catheters for breast surgery |
US6889073B2 (en) | 2000-05-08 | 2005-05-03 | David A. Lampman | Breast biopsy and therapy system for magnetic resonance imagers |
WO2002013709A1 (de) | 2000-08-01 | 2002-02-21 | Oliver Wendt | Einrichtung zur navigation und positionierung von medizinischen instrumenten in magnetresonanztomographen |
US6758824B1 (en) * | 2000-11-06 | 2004-07-06 | Suros Surgical Systems, Inc. | Biopsy apparatus |
US6590417B1 (en) | 2001-04-03 | 2003-07-08 | Cypress Semiconductor Corporation | Cascadable bus based crossbar switch in a programmable logic device |
US7001342B2 (en) * | 2001-10-30 | 2006-02-21 | Movdice Holding, Inc. | Biopsy/access tool with integrated biopsy device and access cannula and use thereof |
US7192404B2 (en) | 2001-12-12 | 2007-03-20 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | MRI compatible surgical biopsy device having a tip which leaves an artifact |
US20030199753A1 (en) | 2002-04-23 | 2003-10-23 | Ethicon Endo-Surgery | MRI compatible biopsy device with detachable probe |
US7826883B2 (en) | 2002-04-23 | 2010-11-02 | Devicor Medical Products, Inc. | Localization mechanism for an MRI compatible biopsy device |
-
2002
- 2002-06-12 US US10/171,556 patent/US7769426B2/en active Active
-
2003
- 2003-04-22 EP EP03252528A patent/EP1356774B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2003-04-22 DE DE60323179T patent/DE60323179D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2003-04-22 JP JP2003117405A patent/JP2004033753A/ja active Pending
- 2003-04-22 EP EP08075567A patent/EP1987775A1/en not_active Ceased
Cited By (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005103276A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Ethicon Endo Surgery Inc | 内部に検体採取機構を備えた生検器具 |
JP4554319B2 (ja) * | 2003-09-30 | 2010-09-29 | エシコン・エンド−サージェリィ・インコーポレイテッド | 内部に検体採取機構を備えた生検器具 |
JP2008500139A (ja) * | 2004-05-21 | 2008-01-10 | エシコン・エンド−サージェリィ・インコーポレイテッド | イメージング可能な刺入部分を含むmri生検装置 |
JP2005334645A (ja) * | 2004-05-21 | 2005-12-08 | Ethicon Endo Surgery Inc | スリーブ及び多機能オブチュレータを含むmri生検装置 |
US9638770B2 (en) | 2004-05-21 | 2017-05-02 | Devicor Medical Products, Inc. | MRI biopsy apparatus incorporating an imageable penetrating portion |
JP2006095315A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Ethicon Endo Surgery Inc | 生検装置のためのカッター |
JP2007121100A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Hitachi Ltd | 女性胸部の支持治具 |
JP2007203076A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Ethicon Endo Surgery Inc | 生検針および方法 |
JP2007296344A (ja) * | 2006-05-01 | 2007-11-15 | Ethicon Endo Surgery Inc | 生検カニューレの調節可能な深さ停止部材 |
JP2007296343A (ja) * | 2006-05-01 | 2007-11-15 | Ethicon Endo Surgery Inc | 生検デバイスのための、グリッドおよび回転可能なキューブ・ガイド式の限局化固定具 |
US10123820B2 (en) | 2006-05-01 | 2018-11-13 | Devicor Medical Products, Inc. | Grid and rotatable cube guide localization fixture for biopsy device |
JP2013059666A (ja) * | 2006-05-01 | 2013-04-04 | Ethicon Endo Surgery Inc | 生検デバイスのための、グリッドおよび回転可能なキューブ・ガイド式の限局化固定具 |
JP2007330785A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-12-27 | Ethicon Endo Surgery Inc | Mri生検装置 |
JP2013017826A (ja) * | 2006-05-22 | 2013-01-31 | Ethicon Endo Surgery Inc | Mri生検装置 |
JP2010540173A (ja) * | 2007-10-01 | 2010-12-24 | シュロス・サージカル・システムズ・インコーポレーテッド | 外科用装置 |
JP2011514197A (ja) * | 2008-03-03 | 2011-05-06 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 電磁トラッキング及び光針による生検誘導 |
JP2011512979A (ja) * | 2008-03-03 | 2011-04-28 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 画像ベースx線誘導システム及び光針による生検誘導 |
US8744552B2 (en) | 2009-11-17 | 2014-06-03 | Fujifilm Corporation | Biopsy apparatus |
JP2013538615A (ja) * | 2010-09-03 | 2013-10-17 | デビコー・メディカル・プロダクツ・インコーポレイテッド | 生検装置のためのエコー源性針 |
EP2755559A4 (en) * | 2011-09-16 | 2015-03-18 | Hologic Inc | BREAST BIOPSY-ARM SYSTEM |
US9308017B2 (en) | 2011-09-16 | 2016-04-12 | Hologic, Inc. | Breast biopsy lateral arm system |
US9937016B2 (en) | 2011-09-16 | 2018-04-10 | Hologic, Inc. | Breast biopsy lateral arm system |
US11259891B2 (en) | 2011-09-16 | 2022-03-01 | Hologic, Inc. | Breast biopsy lateral arm system |
US11284869B2 (en) | 2011-09-16 | 2022-03-29 | Hologic, Inc. | Breast biopsy lateral arm system |
US12042134B2 (en) | 2011-09-16 | 2024-07-23 | Hologic, Inc. | Breast biopsy lateral arm system |
US12102486B2 (en) | 2011-09-16 | 2024-10-01 | Hologic, Inc. | Breast biopsy lateral arm system |
JP7546696B2 (ja) | 2020-05-04 | 2024-09-06 | バード・ペリフェラル・バスキュラー・インコーポレーテッド | 生検装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1987775A1 (en) | 2008-11-05 |
EP1356774B1 (en) | 2008-08-27 |
US7769426B2 (en) | 2010-08-03 |
EP1356774A1 (en) | 2003-10-29 |
DE60323179D1 (de) | 2008-10-09 |
US20030199754A1 (en) | 2003-10-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4401676B2 (ja) | Mri適合性生検装置用の位置決め機構 | |
US7769426B2 (en) | Method for using an MRI compatible biopsy device with detachable probe | |
US8808198B2 (en) | MRI compatible biopsy device with detachable probe | |
US7438692B2 (en) | Localization mechanism for an MRI compatible biopsy device | |
US8123697B2 (en) | Method and apparatus for MR-guided biopsy | |
US7192404B2 (en) | MRI compatible surgical biopsy device having a tip which leaves an artifact | |
US6626849B2 (en) | MRI compatible surgical biopsy device | |
US6019733A (en) | Biopsy apparatus and method | |
US6942627B2 (en) | Surgical biopsy device having a flexible cutter | |
EP1827243B1 (en) | Access system | |
US20040092810A1 (en) | Method and apparatus for MR-guided biopsy | |
US20110201965A1 (en) | MRI Compatible Biopsy Device | |
EP1820453B1 (en) | An MRI compatible biopsy device with detachable probe | |
Schauer et al. | New Strategies and Devices for Combined Radiological and Histological Cancer Diagnosis—Exclusion or Confirmation |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060412 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20071127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090203 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20090430 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20090508 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090527 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090728 |