JP6173834B2 - 超音波プローブ及び超音波診断装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、超音波により被検体の体内を画像化し診断を行う超音波プローブ及び超音波診断装置に関する。
被検体内に超音波を送波し、被検体内からの反射波を利用して被検体の検査を行う超音波診断装置は、医用分野において広く用いられている。そして、超音波診断装置は、被検体に接触させて被検体との間で超音波の送受波を行う超音波プローブと、超音波プローブの駆動により得られる受信信号に基づいて画像データを生成する装置本体とを備えている。
ところで、超音波プローブには、1次元アレイ状に配列された複数の振動子を有する振動子部及びこの振動子部を移動させる移動機構を備えたものがある。そして、超音波プローブからの超音波を被検体に伝播させるために、被検体との接触面に介在させるゼリーや被検体に当接させる伸縮自在な水袋を利用する。
特開2002−238898号公報
しかしながら、被検体が曲面を有する部分である場合、多量のゼリーを必要とし、ゼリーの塗布や拭き取りの作業に手間がかかる問題がある。また、水袋に当接された被検体が動いて画像データの画質が低下する問題がある。
実施形態は、上記問題点を解決するためになされたもので、作業を軽減でき、画質の低下を防ぐことができる超音波プローブ及び超音波診断装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、実施形態の超音波プローブは、音響窓と、振動子部と、移動機構とを備える。音響窓は、被検体に係合する凹面状の保持面を1つ以上有する。振動子部は、音響窓を介して保持面に接触した被検体との間で超音波の送受波を行う一又は複数の列に配列された複数の振動子を有する。移動機構は、振動子部を振動子の各列の配列方向に垂直な方向へ移動させる。更に、音響窓は、短手方向に湾曲する凹面状の保持面を2つ以上有する。保持面は、長手方向が互いに平行になるように形成されている。
また、実施形態の超音波診断装置は、音響窓と、振動子部と、移動機構と、画像データ生成部と、表示部とを備える。音響窓は、被検体に係合する凹面状の形状を保持する保持面を1つ以上有する。振動子部は、音響窓を介して保持面に接触した被検体との間で超音波の送受波を行う一又は複数の列に配列された複数の振動子を有する。移動機構は、振動子部を振動子の各列の配列方向に垂直な方向へ移動させる。画像データ生成部は、振動子部を駆動して得られる受信信号に基づいて画像データを生成する。表示部は、画像データ生成部により生成された画像データを表示する。更に、音響窓は、短手方向に湾曲する凹面状の保持面を2つ以上有する。保持面は、長手方向が互いに平行になるように形成されている。
第1の実施形態に係る超音波診断装置の構成を示す平面図。 第1の実施形態に係る超音波診断装置の構成を示す正面図。 第1の実施形態に係る超音波診断装置の構成を示す側面図。 第1の実施形態に係る超音波プローブ及び装置本体の構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係る超音波プローブの構成の詳細の一例を示す平面図。 図3AのA−A線矢視断面図。 図3AのB−B線矢視断面図。 第1の実施形態に係る超音波プローブの構成の他の例を示す平面図。 図4AのA−A線矢視断面図。 図4AのB−B線矢視断面図。 第1の実施形態に係る表示部に各画像データが表示された画面の一例を示す図。 第2の実施形態に係る超音波プローブの構成を示す平面図。 図6AのA−A線矢視断面図。 図6AのB−B線矢視断面図。 第3の実施形態に係る超音波プローブの構成を示す平面図。 図7AのA−A線矢視断面図。 図7AのB−B線矢視断面図。 図7CのC−C線矢視断面図。 第4の実施形態に係る超音波プローブの構成を示す平面図。 図9のA−A線矢視断面図。 図9のB−B線矢視断面図。 第5の実施形態に係る超音波プローブの構成を示す平面図。 図11AのA−A線矢視断面図。 図11AのB−B線矢視断面図。 第6の実施形態に係る超音波プローブの構成を示す平面図。 図12AのA−A線矢視断面図。 図12AのB−B線矢視断面図。 第7の実施形態に係る超音波プローブの構成を示す平面図。 図13AのA−A線矢視断面図。 図13AのB−B線矢視断面図。 第8の実施形態に係る超音波プローブの構成を示す平面図。 図14AのA−A線矢視断面図。 図14AのB−B線矢視断面図。 第9の実施形態に係る超音波プローブの構成を示す平面図。 図15AのA−A線矢視断面図。 図15AのB−B線矢視断面図。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1A乃至図1Cは、第1の実施形態に係る超音波診断装置の構成を示した外観図である。そして、図1Aは、超音波診断装置の平面図を示している。また、図1Bは、超音波診断装置の正面図を示している。また、図1Cは、超音波診断装置の側面図を示している。この超音波診断装置100は、被検体Pに対して超音波の送受波を行う超音波プローブ10と、超音波プローブ10の駆動により得られる受信信号に基づいて画像データを生成する装置本体70とを備えている。
図2は、超音波プローブ10及び装置本体70の構成を示したブロック図である。この超音波プローブ10は、被検体Pとの間で超音波の送受波を行う一列に配列された複数の振動子を有する振動子部20と、所定方向に振動子部20を移動させる移動機構60とを備えている。
そして、振動子部20は、装置本体70の送受信部80における送信部81からの駆動信号により、移動機構60により移動させられた位置で被検体P内に超音波を送波し、超音波送波による被検体P内からの反射波を受波して受信信号に変換する。
装置本体70は、超音波プローブ10における振動子部20の駆動及びこの駆動により振動子部20から得られる受信信号を処理する送受信部80と、送受信部80で処理された信号から撮像領域のデータを生成する信号処理部90と、信号処理部90で生成されたデータに基づいて画像データを生成する画像データ生成部91とを備えている。
また、装置本体70は、画像データ生成部91で生成された画像データを表示する表示部92と、各コマンド信号の入力等を行う操作部98と、システム制御部99とを備えている。システム制御部99は、超音波プローブ10の移動機構60、送受信部80、信号処理部90、画像データ生成部91及び表示部92の各ユニットを制御する。
送受信部80は、振動子部20を駆動する駆動信号を生成する送信部81及び振動子部20から得られる受信信号に対して整相加算を行なう受信部82を備えている。そして、送受信部80は、システム制御部99から供給されるゲイン、ダイナミックレンジ、送信周波数、パルス繰り返し周波数、視野深度、視野角、フレームレート等の撮像条件に基づいて、振動子部20の振動子の配列方向に超音波走査を行う。
送信部81は、被検体Pに放射する超音波パルスの繰り返し周期(Tr)を決定するレートパルスを発生する。次いで、送信部81は、被検体P内の各深さ方向への所定の深さで超音波ビームを集束させる集束用遅延時間と各深さ方向への送波により走査する偏向用遅延時間をレートパルスに与える。送信部81は、そのレートパルスから駆動信号である駆動パルスを生成する。
受信部82は、振動子部20から得られた微小な受信信号を増幅して十分なS/Nを確保する。次いで、受信部82は、被検体P内における各深さ方向の所定の深さからの超音波ビームを集束させる集束用遅延時間と深さ方向に超音波ビームの指向性を設定するための偏向用遅延時間を受信信号に与える。受信部82は、その受信信号を整相加算して1つに纏め、信号処理部90に出力する。
信号処理部90は、送受信部80の受信部82からの整相加算された受信信号に対して包絡線検波を行った後、対数変換する。そして、信号処理部90は、対数変換した信号をデジタル信号に変換して超音波走査した撮像領域のデータを生成する。また、画像データ生成部91は、信号処理部90から出力される各データを画像表示のための走査変換を行う。そして、画像データ生成部91は、被検体P内の超音波走査により撮像領域を画像化した2次元の画像データを生成する。また、画像データ生成部91は、振動子部20の移動により複数の位置で生成した2次元画像データから3次元の画像データを生成する。また、表示部92は、例えば液晶パネルを備え、画像データ生成部91で生成された画像データを表示する。
操作部98は、スイッチ等の入力デバイスを備え、入力デバイスの操作により被検体Pを識別する例えばIDを入力する。また、操作部98は、ゲイン、ダイナミックレンジ、送信周波数、パルス繰り返し周波数、視野深度、視野角、フレームレート等の撮像条件を設定するための入力を行う。また、システム制御部99は、CPU及び記憶回路を備え、操作部98から入力された入力情報に基づいて、超音波プローブ10の移動機構60、送受信部80、信号処理部90、画像データ生成部91及び表示部92を統括して制御する。
次に、超音波プローブ10の構成の詳細について説明する。
図3A乃至図3Cは、超音波プローブ10の構成の詳細の一例を示した図である。そして、図3Aは、超音波プローブ10の平面図を示している。また、図3Bは図3AのA−A線矢視断面図を示し、図3Cは図3AのB−B線矢視断面図を示している。この超音波プローブ10は、被検体Pに接触する音響窓40、振動子部20及び移動機構60、並びに移動機構60及び音響窓40を保持するケーシング65を備えている。
音響窓40は、超音波の伝播性に優れ、曲面の形成が容易で変形しない例えば硬質のプラスチック材からなり、被検体Pに係合する凹面状の保持面を1つ以上有する。ここでは、音響窓40は、保持面41乃至44を有する。保持面41は、被検体Pの細長い手の例えば第2乃至第5指P2乃至P5のうちの、伸ばした第2指P2の内側又は外側の面に係合する。保持面42は、第2指P2にほぼ平行になるように伸ばした第3指P3の内側又は外側の面に係合する。保持面43は、第3指P3にほぼ平行になるように伸ばした第4指P4の内側又は外側の面に係合する。保持面44は、第4指P4にほぼ平行になるように伸ばした第5指P5の内側又は外側の面に係合する。
保持面41には、第2指P2のサイズに応じて短手方向に円弧状に湾曲する凹面が形成されている。保持面42には、第3指P3のサイズに応じて短手方向に円弧状に湾曲する凹面が形成されている。保持面43には、第4指P4のサイズに応じて短手方向に円弧状に湾曲する凹面が形成されている。保持面44には、第5指P5のサイズに応じて短手方向に円弧状に湾曲する凹面が形成されている。保持面41乃至44のそれぞれに形成された凹面は、第2乃至第5指P2乃至P5のうち対応する指のサイズに応じて5〜20mmの範囲を半径とする円弧状に湾曲している。また、保持面41乃至44のそれぞれに形成された凹面は、長手方向が互いにほぼ平行になるように形成されている。
このように、被検体Pの第2乃至第5指P2乃至P5と接触する音響窓40の接触面に第2乃至第5指P2乃至P5に係合する凹面状の保持面41乃至44を形成することにより、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓40との隙間を低減して密接に接触させることができる。
また、硬質のプラスチック材を用いて保持面41乃至44を形成することにより、伸縮自在な水袋を用いるよりも、保持面41乃至44のそれぞれの変形を防ぐと共に耐久性の向上を図ることができる。
なお、第2乃至第5指P2乃至P5の内側の面を接触させる保持面41乃至44である場合、保持面41乃至44のそれぞれの長手方向に湾曲する凸面を形成するように実施してもよい。これにより、第2乃至第5指P2乃至P5のそれぞれを伸ばすことなく自然な状態で保持することができるため、被検体Pへの負担を軽減することができる。
振動子部20は、音響窓40とケーシング65により閉塞された空間を移動可能に配置され、振動子は音響窓40の保持面41乃至44の長手方向に直線状に一列に配列されている。そして、振動子部20は、音響窓40及び前記空間に封入された超音波を伝播する音響媒体を介して保持面41乃至44に内側又は外側の面が接触した被検体Pの第2乃至第5指P2乃至P5との間で超音波の送受波を行う。
移動機構60は、振動子部20を移動させる動力源であるモータ、このモータからの動力を振動子部20に伝達するためのギア等の伝達機構、及び振動子部20の移動方向を案内する直線状のガイドレール等を備えている。そして、移動機構60は、振動子部20を矢印L1方向及びこのL1方向とは反対方向の矢印L2方向へ、保持面41と保持面44との間で直線状に移動させる。矢印L1方向は、振動子の配列方向に対して垂直な方向であり、保持面41乃至44の短手方向である。
なお、音響窓40が保持面41乃至44のいずれか1つの保持面を有する場合、その1つの保持面の短手方向に円弧状に一列に配列された複数の振動子を有する振動子部を設け、その振動子部を振動子の配列方向に垂直な方向である前記保持面の長手方向に移動させるように実施してもよい。
図4A乃至図4Cは、超音波プローブの構成の他の例を示した図である。この超音波プローブ10aの平面図を図4Aに示している。また、図4AのA−A線矢視断面図を図4Bに示し、図4AのB−B線矢視断面図を図4Cに示している。この超音波プローブ10aでは、図3A乃至図3Cに示した超音波プローブ10の各ユニットと同じ構成及び同じ機能を有するユニットについては同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
超音波プローブ10aが超音波プローブ10と異なる点は、振動子部20、移動機構60、及びケーシング65を、振動子部20a、移動機構60a、及びケーシング65に置き換えた点である。振動子部20aは、音響窓40の保持面41乃至44の短手方向に一列に直線状に配列された複数の振動子を有する。移動機構60aは、この振動子部20aを矢印L3方向及びこのL3方向とは反対方向の矢印L4方向へ、保持面41乃至44の長手方向における一端と他端との間で直線状に移動させる。矢印L3方向は、振動子の配列方向に対して垂直な方向である。ケーシング65aは、移動機構60a及び音響窓40を保持する。
以下、図1乃至図5を参照して、超音波診断装置100の動作の一例を説明する。
被検体Pの撮像条件の入力、被検体PのIDの入力、被検体Pの撮像対象となる例えば第2乃至第5指P2乃至P5の内側の面と接触させる超音波プローブ10の保持面41乃至44の識別番号の入力が操作部98から行われた後、第2乃至第5指P2乃至P5や保持面41乃至44にゼリーを塗布して第2乃至第5指P2乃至P5を保持面41乃至44に密着させる。なお、撮像対象に応じて第2乃至第5指P2乃至P5の外側の面を保持面41乃至44に接触させて実施するようにしてもよい。
このように、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓40とを密接に接触させることができるため、音響窓40又は第2乃至第5指P2乃至P5にゼリーを塗布する作業や、音響窓40又は第2乃至第5指P2乃至P5に付着したゼリーを取り除く作業を軽減することができる。また、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓40との間に入り込んで超音波伝播の阻害となる空気の混入を防ぐことができる。また、第2乃至第5指P2乃至P5の不要な動きを抑えることができる。
そして、操作部98から検査開始の入力が行われると、システム制御部99は各ユニットに検査を指示する。移動機構60は、入力された識別番号で識別される保持面41乃至44のいずれかに対応する位置へ振動子部20を移動させる。
送受信部80は、保持面41乃至44のそれぞれについて複数の位置で振動子部20から得られる受信信号を処理する。信号処理部90は、撮像領域のデータを生成する。画像データ生成部91は、各撮像領域のデータの走査変換により保持面41乃至44のそれぞれに対応する3次元の画像データを生成する。表示部92は、画像データ生成部91で生成された各画像データを表示する。
図5は、表示部92に各画像データが表示された画面の一例を示した図である。この画面93は、保持面41乃至44のそれぞれに関連する第1乃至第4の表示エリア931乃至934により構成される。そして、第1の表示エリア931には、保持面41の識別番号である「1」及び保持面41で接触保持された第2指P2の画像データ94が表示されている。また、第2の表示エリア932には、保持面42の識別番号である「2」及び保持面42で接触保持された第3指P3の画像データ95が表示されている。また、第3の表示エリア933には、保持面43の識別番号である「3」及び保持面43で接触保持された第4指P4の画像データ96が表示されている。また、第4の表示エリア934には、保持面44の識別番号である「4」及び保持面44で接触保持された第5指P5の画像データ97が表示されている。
なお、図5は、表示部92の第1乃至第4の表示エリア931乃至934に、画像データ94乃至97が表示されるものとして説明したが、画像データ94乃至97に代えて、又は画像データ94乃至97に追加して、第2乃至第5指P2乃至P5からの反射波に基づくドプラ波形やカラーフローマッピング(Color Flow Mapping:CFM)処理により得られた画像等を表示するようにしてもよい。
このように、保持面41乃至44と表示部92の第1乃至第4の表示エリア931乃至934とを関連付けて、表示部92の第1乃至第4の表示エリア931乃至934に表示された画像データ94乃至97が第2乃至第5指P2乃至P5のデータであることを容易に識別することができる。
また、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓40との間に入り込んで超音波伝播の阻害となる空気の混入を防ぐことができるため、第2乃至第5指P2乃至P5の画像データ94乃至97の画質の劣化を防ぐことができる。また、第2乃至第5指P2乃至P5の不要な動きを抑えることができるため、アーチファクトによる各画像データ94乃至97の画質の劣化を防ぐことができる。
以上述べた第1の実施形態によれば、第2乃至第5指P2乃至P5と接触する音響窓40の接触面に第2乃至第5指P2乃至P5に係合する凹面状の保持面41乃至44を形成することにより、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓40とを密接に接触させることができる。
これにより、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓40との間に介在させるゼリーの量を低減することができるため、音響窓40又は第2乃至第5指P2乃至P5にゼリーを塗布する作業や、音響窓40又は第2乃至第5指P2乃至P5に付着したゼリーを取り除く作業を軽減することができる。また、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓40との間に入り込んで超音波伝播の阻害となる空気の混入を防ぐことができるため、第2乃至第5指P2乃至P5の画像データの画質の劣化を防ぐことができる。また、第2乃至第5指P2乃至P5の不要な動きを抑えることができるため、アーチファクトによる画像データの画質の劣化を防ぐことができる。
(第2の実施形態)
図6A乃至図6Cは、第2の実施形態に係る超音波診断装置の超音波プローブの構成を示した図である。この超音波プローブ10bの平面図を図6Aに示し、図6AのA−A線矢視断面図を図6Bに示し、図6AのB−B線矢視断面図を図6Cに示している。この超音波プローブ10bでは、図3A乃至図3Cに示した第1の実施形態に係る超音波プローブ10の各ユニットと同じ構成及び同じ機能を有するユニットについては同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
超音波プローブ10bは、被検体Pに接触する音響窓50、振動子部20、振動子部20を移動させる移動機構60b、並びに移動機構60b及び音響窓50を保持するケーシング65bを備えている。
音響窓50は、超音波プローブ10の音響窓40と同じ材料からなり、被検体Pに係合する凹面状の保持面を1つ以上有する。ここでは、音響窓50は、保持面51乃至54を有する。保持面51は、被検体Pの第2乃至第5指P2乃至P5のうちの、広げて伸ばした第2指P2の内側又は外側の面に係合する。保持面52は、第3指P3の内側又は外側の面に係合する。保持面53は、第4指P4の内側又は外側の面に係合する。保持面54は、第5指P5の内側又は外側の面に係合する。
保持面51には、第2指P2のサイズに応じて短手方向に円弧状に湾曲する凹面が形成されている。保持面52には、第3指P3のサイズに応じて短手方向に円弧状に湾曲する凹面が形成されている。保持面53には、第4指P4のサイズに応じて短手方向に円弧状に湾曲する凹面が形成されている。保持面54には、第5指P5のサイズに応じて短手方向に円弧状に湾曲する凹面が形成されている。保持面51乃至54のそれぞれに形成された凹面は、第2乃至第5指P2乃至P5のうち対応する指のサイズに応じて5〜20mmの範囲を半径とする円弧状に湾曲している。また、保持面51乃至54のそれぞれに形成された凹面は、広げて伸ばした第2乃至第5指P2乃至P5に合わせて、長手方向が互いに放射状になるように形成されている。
このように、被検体Pの第2乃至第5指P2乃至P5と接触する音響窓50の接触面に第2乃至第5指P2乃至P5に係合する凹面状の保持面51乃至54を形成することにより、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓50との隙間を低減して密接に接触させることができる。
また、硬質のプラスチック材を用いて保持面51乃至54を形成することにより、伸縮自在な水袋を用いるよりも、保持面51乃至54のそれぞれの変形を防ぐと共に耐久性の向上を図ることができる。
振動子部20は、音響窓50とケーシング65bとにより閉塞された空間を移動可能に配置され、音響窓50及び前記空間に封入された音響媒体を介して保持面51乃至54に内側又は外側の面が接触した第2乃至第5指P2乃至P5との間で超音波の送受波を行う。
移動機構60bは、超音波プローブ10の移動機構60と同様に構成される。そして、移動機構60bは、振動子部20をL1方向及びL2方向へ、保持面51と保持面54の間を直線状に移動させる。ここで、L1方向は、振動子の配列方向に対して垂直な方向であり、音響窓50の保持面51乃至54の長手方向に対して垂直以外の方向を含む。
以上述べた第2の実施形態によれば、第2乃至第5指P2乃至P5と接触する音響窓50の接触面に第2乃至第5指P2乃至P5に係合する凹面状の保持面51乃至54を形成することにより、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓50とを密接に接触させることができる。
これにより、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓50との間に介在させるゼリーの量を低減することができるため、音響窓50又は第2乃至第5指P2乃至P5にゼリーを塗布する作業や、音響窓50又は第2乃至第5指P2乃至P5に付着したゼリーを取り除く作業を軽減することができる。また、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓50との間に入り込んで超音波伝播の阻害となる空気の混入を防ぐことができるため、第2乃至第5指P2乃至P5の画像データの画質の劣化を防ぐことができる。また、第2乃至第5指P2乃至P5の不要な動きを抑えることができるため、アーチファクトによる画像データの画質の劣化を防ぐことができる。
(第3の実施形態)
図7A乃至図7C及び図8は、第3の実施形態に係る超音波診断装置の超音波プローブの構成を示した図である。この超音波プローブ10cの平面図を図7Aに示し、図7AのA−A線矢視断面図を図7Bに示し、図7AのB−B線矢視断面図を図7Cに示している。また、図8は、図7CのC−C線矢視断面図を示している。この超音波プローブ10cでは、図3A乃至図3Cに示した第1の実施形態の超音波プローブ10及び図6A乃至図6Cに示した第2の実施形態の超音波プローブ10bの各ユニットと同じ構成及び同じ機能を有するユニットについては同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
超音波プローブ10cは、音響窓50、振動子部20、この振動子部20を移動させる移動機構60c、並びに移動機構60c及び音響窓50を保持するケーシング65cを備えている。
振動子部20は、音響窓50とケーシング65cにより閉塞された空間を移動可能に配置され、音響窓50及び前記空間に封入された音響媒体を介して保持面51乃至54に内側又は外側の面が接触した第2乃至第5指P2乃至P5との間で超音波の送受波を行う。
移動機構60cは、振動子部20を移動させる動力源であるモータ、このモータからの動力を振動子部20に伝達するギア等の伝達機構及び振動子部20の移動方向を案内する円弧状のガイドレール等を備えている。そして、図8に示すように、移動機構60cは、振動子部20を矢印R1方向及びこのR1方向とは反対方向の矢印R2方向へ、円弧状に移動させる。矢印R1方向は、保持面51乃至54のそれぞれの位置でその保持面の長手方向に垂直となる方向であり、振動子の配列方向に対して垂直な方向である。
以上述べた第3の実施形態によれば、第2乃至第5指P2乃至P5と接触する音響窓50の接触面に第2乃至第5指P2乃至P5に係合する凹面状の保持面51乃至54を形成することにより、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓50とを密接に接触させることができる。
これにより、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓50との間に介在させるゼリーの量を低減することができるため、音響窓50又は第2乃至第5指P2乃至P5にゼリーを塗布する作業や、音響窓50又は第2乃至第5指P2乃至P5に付着したゼリーを取り除く作業を軽減することができる。また、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓50との間に入り込んで超音波伝播の阻害となる空気の混入を防ぐことができるため、第2乃至第5指P2乃至P5の画像データの画質の劣化を防ぐことができる。また、第2乃至第5指P2乃至P5の不要な動きを抑えることができるため、アーチファクトによる画像データの画質の劣化を防ぐことができる。
(第4の実施形態)
図9及び図10A乃至図10Bは、第4の実施形態に係る超音波診断装置の超音波プローブの構成を示した図である。この超音波プローブ10dの平面図を図9に示す。また、図9のA−A線矢視断面図を図10Aに示し、図9のB−B線矢視断面図を図10Bに示している。この超音波プローブ10dでは、図6A乃至図6Cに示した第2の実施形態の超音波プローブ10bの各ユニットと同じ構成及び同じ機能を有するユニットについては同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
超音波プローブ10dは、音響窓50、音響窓50の保持面51乃至54のそれぞれに対応する保持面51乃至54と同じ数の第1乃至第4の振動子部31乃至34、第1乃至第4の振動子部31乃至34のそれぞれを移動させる移動機構60d、並びに移動機構60d及び音響窓50を保持するケーシング65dを備えている。
第1乃至第4の振動子部31乃至34のそれぞれは、音響窓50とケーシング65dとにより閉塞された空間を移動可能に配置される。そして、第1の振動子部31は保持面51近傍に配置され、保持面51の長手方向に直線状に一列に配列された複数の振動子を有する。そして、第1の振動子部31は、音響窓50及び音響媒体を介して保持面51に内側又は外側の面が接触した第2指P2との間で超音波の送受波を行う。また、第2の振動子部32は、保持面52近傍に配置され、保持面52の長手方向に直線状に一列に配列された複数の振動子を有する。そして、第2の振動子部32は、音響窓50及び音響媒体を介して保持面52に内側又は外側の面が接触した第3指P3との間で超音波の送受波を行う。
第3の振動子部33は保持面53近傍に配置され、保持面53の長手方向に直線状に一列に配列された複数の振動子を有する。そして、第3の振動子部33は、音響窓50及び音響媒体を介して保持面53に内側又は外側の面が接触した第4指P4との間で超音波の送受波を行う。また、第4の振動子部34は保持面54近傍に配置され、保持面54の長手方向に直線状に一列に配列された複数の振動子を有する。そして、第4の振動子部34は、音響窓50及び音響媒体を介して保持面54に内側又は外側の面が接触した第5指P5との間で超音波の送受波を行う。
移動機構60dは、第1乃至第4の振動子部31乃至34のそれぞれを移動させるための動力源であるモータ、及びこのモータからの動力を第1乃至第4の振動子部31乃至34に伝達するギア等の伝達機構を備えている。そして、図10Aに示すように、移動機構60dは、第1の振動子部31を保持面51に沿って振動子の配列方向に垂直な方向である矢印R3方向及びこのR3方向とは反対方向の矢印R4方向へ円弧状に移動させる。
また、移動機構60dは、第2の振動子部32を保持面52に沿って振動子の配列方向に垂直な方向である矢印R5方向及びこのR5方向とは反対方向の矢印R6方向へ円弧状に移動させる。また、移動機構60dは、第3の振動子部33を保持面53に沿って振動子の配列方向に垂直な方向である矢印R7方向及びこのR7方向とは反対方向の矢印R8方向へ円弧状に移動させる。また、移動機構60dは、第4の振動子部34を保持面54に沿って振動子の配列方向に垂直な方向である矢印R9方向及びこのR9方向とは反対方向の矢印R10方向へ円弧状に移動させる。
以上述べた第4の実施形態によれば、第2乃至第5指P2乃至P5と接触する音響窓50の接触面に第2乃至第5指P2乃至P5に係合する凹面状の保持面51乃至54を形成することにより、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓50とを密接に接触させることができる。
これにより、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓50との間に介在させるゼリーの量を低減することができるため、音響窓50又は第2乃至第5指P2乃至P5にゼリーを塗布する作業や、音響窓50又は第2乃至第5指P2乃至P5に付着したゼリーを取り除く作業を軽減することができる。また、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓50との間に入り込んで超音波伝播の阻害となる空気の混入を防ぐことができるため、第2乃至第5指P2乃至P5の画像データの画質の劣化を防ぐことができる。また、第2乃至第5指P2乃至P5の不要な動きを抑えることができるため、アーチファクトによる画像データの画質の劣化を防ぐことができる。
(第5の実施形態)
図11A乃至図11Cは、第5の実施形態に係る超音波診断装置の超音波プローブの構成を示した図である。この超音波プローブ10eの平面図を図11Aに示し、図11AのA−A線矢視断面図を図11Bに示し、図11AのB−B線矢視断面図を図11Cに示している。この超音波プローブ10eでは、図6A乃至図6Cに示した第2の実施形態の超音波プローブ10bの各ユニットと同じ構成及び同じ機能を有するユニットについては同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
超音波プローブ10eは、音響窓50、音響窓50の保持面51乃至54のそれぞれに対応する保持面51乃至54と同じ数の第1乃至第4の振動子部31a乃至34a、第1乃至第4の振動子部31a乃至34aのそれぞれを移動させる移動機構60e、並びに移動機構60e及び音響窓50を保持するケーシング65eを備えている。
第1乃至第4の振動子部31a乃至34aのそれぞれは、音響窓50とケーシング65eとにより閉塞された空間を移動可能に配置される。そして、第1の振動子部31aは保持面51近傍に配置され、保持面51の短手方向に円弧状に一列に配列された複数の振動子を有する。そして、第1の振動子部31aは、音響窓50及び音響媒体を介して保持面51に内側又は外側の面が接触した第2指P2との間で超音波の送受波を行う。また、第2の振動子部32aは保持面52近傍に配置され、保持面52の短手方向に円弧状に一列に配列された複数の振動子を有する。そして、第2の振動子部32aは、音響窓50及び音響媒体を介して保持面52に内側又は外側の面が接触した第3指P3との間で超音波の送受波を行う。
また、第3の振動子部33aは保持面53近傍に配置され、保持面53の短手方向に円弧状に一列に配列された複数の振動子を有する。そして、第3の振動子部33aは、音響窓50及び音響媒体を介して保持面53に内側又は外側の面が接触した第4指P4との間で超音波の送受波を行う。また、第4の振動子部34aは保持面54近傍に配置され、保持面54の短手方向に円弧状に一列に配列された複数の振動子を有する。そして、第4の振動子部34aは、音響窓50及び音響媒体を介して保持面54に内側又は外側の面が接触した第5指P5との間で超音波の送受波を行う。
移動機構60eは、第1乃至第4の振動子部31a乃至34aのそれぞれを移動させるための動力源であるモータ、及びこのモータからの動力を第1乃至第4の振動子部31a乃至34aのそれぞれに伝達するギア等の伝達機構を備えている。そして、移動機構60eは、第1の振動子部31aを振動子の配列方向に垂直な保持面51の長手方向に直線状に移動させる。また、移動機構60eは、第2の振動子部32aを振動子の配列方向に垂直な保持面52の長手方向である矢印L5方向及びL5方向とは反対方向の矢印L6方向に直線状に移動させる。また、移動機構60eは、第3の振動子部33aを振動子の配列方向に垂直な保持面53の長手方向に直線状に移動させる。また、移動機構60eは、第4の振動子部34aを振動子の配列方向に垂直な保持面54の長手方向に直線状に移動させる。
以上述べた第5の実施形態によれば、第2乃至第5指P2乃至P5と接触する音響窓50の接触面に第2乃至第5指P2乃至P5に係合する凹面状の保持面51乃至54を形成することにより、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓50とを密接に接触させることができる。
これにより、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓50との間に介在させるゼリーの量を低減することができるため、音響窓50又は第2乃至第5指P2乃至P5にゼリーを塗布する作業や、音響窓50又は第2乃至第5指P2乃至P5に付着したゼリーを取り除く作業を軽減することができる。また、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓50との間に入り込んで超音波伝播の阻害となる空気の混入を防ぐことができるため、第2乃至第5指P2乃至P5の画像データの画質の劣化を防ぐことができる。また、第2乃至第5指P2乃至P5の不要な動きを抑えることができるため、アーチファクトによる画像データの画質の劣化を防ぐことができる。
(第6の実施形態)
図12A乃至図12Cは、第6の実施形態に係る超音波診断装置の超音波プローブの構成を示した図である。この超音波プローブ10fの平面図を図12Aに示し、図12AのA−A線矢視断面図を図12Bに示し、図12AのB−B線矢視断面図を図12Cに示している。この超音波プローブ10fでは、図3A乃至図3Cに示した第1の実施形態の超音波プローブ10の各ユニットと同じ構成及び同じ機能を有するユニットについては同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
超音波プローブ10fは、被検体Pの第2乃至第5指P2乃至P5の内側又は外側の一方の側の面に接触して超音波の送受波を行う第1の超音波プローブ11と、第2乃至第5指P2乃至P5の他方の側の面に接触して超音波の送受波を行う第2の超音波プローブ12とを備えている。
第1の超音波プローブ11は、第2乃至第5指P2乃至P5の内側又は外側の面に係合する音響窓40、振動子部20、移動機構60、及び移動機構60及び音響窓40を保持するケーシング65f1、及びケーシング65f1に支持された回動軸66により構成される。すなわち、第1の超音波プローブ11は、凹面状の第1の保持面を有する第1の音響窓と、第1の音響窓を介して第1の保持面に接触した被検体との間で超音波の送受波を行う複数の第1の振動子を有する第1の振動子部とを備えることができる。
第2の超音波プローブ12は、第1の超音波プローブ11に対して矢印R11方向及びR11方向とは反対方向の矢印R12方向へ回動自在に回動軸66に支持されている。そして、第2の超音波プローブ12は、第1の超音波プローブ11の音響窓40、振動子部20及び移動機構60に対して、第1の超音波プローブ11と接触する角度(閉じ角度)までR11方向へ回動させたときの第1の超音波プローブ11との接触面を基準に対称となり、第1の超音波プローブ11の音響窓40とにより第2乃至第5指P2乃至P5を包囲可能なように配置された第2乃至第5指P2乃至P5の内側又は外側の面に係合する音響窓40、振動子部20及び移動機構60を備えている。また、第2の超音波プローブ12は、移動機構60及び音響窓40を保持するケーシング65f2を備えている。すなわち、第2の超音波プローブ12は、凹面状の第2の保持面を有する第2の音響窓と、第2の音響窓を介して第2の保持面に接触した被検体との間で超音波の送受波を行う複数の第2の振動子を有する第2の振動子部とを備えることができる。
そして、被検体Pの患部が第2乃至第5指P2乃至P5の例えば内側か外側か明確でなく、両側の画像データを必要とする場合、超音波プローブ10fは、第1の超音波プローブ11の音響窓40の保持面41乃至44に第2乃至第5指P2乃至P5の例えば内側の面が接触した状態で、第2の超音波プローブ12を閉じ角度までR11方向へ回動することにより、第2の超音波プローブ12の音響窓40の保持面41乃至44を外側の面に接触させて第2乃至第5指P2乃至P5を保持する。
次いで、超音波プローブ10fは、第1及び第2の超音波プローブ11,12のそれぞれの音響窓40が第2乃至第5指P2乃至P5を内外側から包囲して接触した状態で、第1又は第2の超音波プローブ11,12の一方の振動子部20を移動させて超音波の送受波を行うことにより第1の画像データを生成し、一方の振動子部20を移動させた後に他方の振動子部20を移動させて超音波の送受波を行うことにより第2の画像データを生成する。そして、超音波プローブ10fは、第1の画像データと第2の画像データとを合成することにより、第2乃至第5指P2乃至P5の内外の両側の観察が可能な画像データを生成する。
このように、第2乃至第5指P2乃至P5の内側及び外側の第1及び第2の画像データを必要とする場合、第2乃至第5指P2乃至P5を保持面41乃至44に接触させた状態で第2乃至第5指P2乃至P5の両側から超音波の送受波を行うことができるため、作業時間の短縮を図ることができる。
なお、図6A乃至図6Cに示した音響窓50、振動子部20、移動機構60b、並びに移動機構60b及び音響窓50を保持するケーシングにより構成される第1の超音波プローブと、この第1の超音波プローブの音響窓50、振動子部20及び移動機構60bに対して、第1の超音波プローブと接触する接触面を基準に対称に配置される音響窓50、振動子部20、並びに移動機構60bと、この移動機構60b及び音響窓50を保持するケーシングとにより構成される第2の超音波プローブからなる超音波プローブにより実施するようにしてもよい。
以上述べた第6の実施形態によれば、第2乃至第5指P2乃至P5と接触する音響窓40の接触面に第2乃至第5指P2乃至P5に係合する凹面状の保持面41乃至44を形成することにより、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓40とを密接に接触させることができる。
これにより、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓40との間に介在させるゼリーの量を低減することができるため、音響窓40又は第2乃至第5指P2乃至P5にゼリーを塗布する作業や、音響窓40又は第2乃至第5指P2乃至P5に付着したゼリーを取り除く作業を軽減することができる。また、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓40との間に入り込んで超音波伝播の阻害となる空気の混入を防ぐことができるため、第2乃至第5指P2乃至P5の画像データの画質の劣化を防ぐことができる。また、第2乃至第5指P2乃至P5の不要な動きを抑えることができるため、アーチファクトによる画像データの画質の劣化を防ぐことができる。
また、保持面41乃至44に内側及び外側の面を接触させた第2乃至第5指P2乃至P5が撮像対象である場合、第1及び第2の超音波プローブ11,12を設けることにより、第2乃至第5指P2乃至P5の両側から超音波を送受波させることができるため、作業時間の短縮を図ることができる。
(第7の実施形態)
図13A乃至図13Cは、第7の実施形態に係る超音波診断装置の超音波プローブの構成を示した図である。この超音波プローブ10gの平面図を図13Aに示し、図13AのA−A線矢視断面図を図13Bに示し、図13AのB−B線矢視断面図を図13Cに示している。この超音波プローブ10gでは、図3A乃至図3Cに示した第1の実施形態に係る超音波プローブ10の各ユニットと同じ構成及び同じ機能を有するユニットについては同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
超音波プローブ10gは、音響窓40、複数の振動子を有する振動子部20g、並びに音響窓40及び振動子部20gを保持するケーシング65gを備えている。
振動子部20gは、音響窓40とケーシング65gにより閉塞された空間に配置され、振動子は音響窓40の保持面41乃至44の長手方向及び短手方向の両方向に2次元アレイ状に配列されている。具体的には、保持面41乃至44の長手方向に直線状に配列された各列の振動子群が、短手方向に二以上の列をなして配列されている。そして、振動子部20gは、音響窓40及び前記空間に封入された音響媒体を介して保持面41乃至44に内側又は外側の面が接触した第2乃至第5指P2乃至P5との間で超音波の送受波を行う。
振動子部20gが有する複数の振動子は、音響窓40の保持面41乃至44のそれぞれに接触した指との間で超音波の送受波が可能となるように配列されていればよい。
例えば、複数の振動子は、上面からみたときに音響窓40の保持面41乃至44と重複するように2次元アレイ状に配列される。この場合、配列された複数の振動子のうち、保持面41乃至44に接触した第2乃至第5指P2乃至P5との間で超音波の送受波を行う振動子に対し、送受信部80により電子走査の制御が行われる。
また、例えば、複数の振動子は、音響窓40の保持面41乃至44のそれぞれの下方のほぼ全面に2次元アレイ状に配列される。この場合、全面に配列された複数の振動子のうち、保持面41乃至44に接触した第2乃至第5指P2乃至P5との間で超音波の送受波を行う振動子に対してのみ、送受信部80により電子走査の制御が行われる。
振動子部20gに対して、送信部81は、被検体Pに放射する超音波パルスの繰り返し周期を決定するレートパルスをチャネル毎に発生する。送信部81は、発生された各レートパルスに対して、例えば、送信方向と送信フォーカス位置とに応じて振動子毎に決定される遅延時間を与える。そして、送信部81は、各遅延されたレートパルスに基づくタイミングで駆動パルスを発生し、発生された駆動パルスを各振動子に供給する。駆動パルスが供給された各振動子は、超音波を発生する。
受信部82は、振動子部20gから得られた微小な受信信号を増幅して十分なS/Nを確保する。次いで、受信部82は、増幅された受信信号に対して、所定の深さからの反射波を集束するための遅延時間と受信指向性を決定するための遅延時間とを順次変更しながら与え、その受信信号を整相加算して1つに纏め、信号処理部90に出力する。
なお、音響窓40の保持面41乃至44は、図6A乃至図6Cに示すように、長手方向が互いに放射状になるように形成された音響窓50の保持面51乃至54であってもよい。
以上述べた第7の実施形態によれば、第2乃至第5指P2乃至P5と接触する音響窓40の接触面に第2乃至第5指P2乃至P5に係合する凹面状の保持面41乃至44を形成することにより、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓40とを密接に接触させることができる。
これにより、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓40との間に介在させるゼリーの量を低減することができるため、音響窓40又は第2乃至第5指P2乃至P5にゼリーを塗布する作業や、音響窓40又は第2乃至第5指P2乃至P5に付着したゼリーを取り除く作業を軽減することができる。また、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓40との間に入り込んで超音波伝播の阻害となる空気の混入を防ぐことができるため、第2乃至第5指P2乃至P5の画像データの画質の劣化を防ぐことができる。また、第2乃至第5指P2乃至P5の不要な動きを抑えることができるため、アーチファクトによる画像データの画質の劣化を防ぐことができる。また、移動機構により振動子部を移動させる必要がないため、音響媒体が封入される空間を小さくでき、第2乃至第5指P2乃至P5の画像データの画質の劣化をより一層防ぐことができる上に、超音波プローブ10gの小型化及び低コスト化が可能となる。
(第8の実施形態)
図14A乃至図14Cは、第8の実施形態に係る超音波診断装置の超音波プローブの構成を示した図である。この超音波プローブ10hの平面図を図14Aに示し、図14AのA−A線矢視断面図を図14Bに示し、図14AのB−B線矢視断面図を図14Cに示している。この超音波プローブ10hでは、図11A乃至図11Cに示した第5の実施形態の超音波プローブ10eの各ユニットと同じ構成及び同じ機能を有するユニットについては同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
超音波プローブ10hは、音響窓50、音響窓50の保持面51乃至54のそれぞれに対応する保持面51乃至54と同じ数の第1乃至第4の振動子部31h乃至34h、及び音響窓50を保持するケーシング65hを備えている。
第1乃至第4の振動子部31h乃至34hのそれぞれは、音響窓50とケーシング65hとにより閉塞された空間を移動可能に配置される。そして、第1の振動子部31hは保持面51近傍に配置され、保持面51の長手方向及び短手方向の両方向に2次元アレイ状に配列された複数の振動子を有する。具体的には、保持面51の長手方向に直線状に配列された各列の振動子群が、短手方向に円弧状に二以上の列をなして配列されている。そして、第1の振動子部31hは、音響窓50及び音響媒体を介して保持面51に内側又は外側の面が接触した第2指P2との間で超音波の送受波を行う。また、第2の振動子部32hは保持面52近傍に配置され、保持面52の長手方向及び短手方向の両方向に2次元アレイ状に配列された複数の振動子を有する。具体的には、保持面52の長手方向に直線状に配列された各列の振動子群が、短手方向に円弧状に二以上の列をなして配列されている。そして、第2の振動子部32hは、音響窓50及び音響媒体を介して保持面52に内側又は外側の面が接触した第3指P3との間で超音波の送受波を行う。
また、第3の振動子部33hは保持面53近傍に配置され、保持面53の長手方向及び短手方向の両方向に2次元アレイ状に配列された複数の振動子を有する。具体的には、保持面53の長手方向に直線状に配列された各列の振動子群が、短手方向に円弧状に二以上の列をなして配列されている。そして、第3の振動子部33hは、音響窓50及び音響媒体を介して保持面53に内側又は外側の面が接触した第4指P4との間で超音波の送受波を行う。また、第4の振動子部34hは保持面54近傍に配置され、保持面54の長手方向及び短手方向の両方向に2次元アレイ状に配列された複数の振動子を有する。具体的には、保持面54の長手方向に直線状に配列された各列の振動子群が、短手方向に円弧状に二以上の列をなして配列されている。そして、第4の振動子部34hは、音響窓50及び音響媒体を介して保持面54に内側又は外側の面が接触した第5指P5との間で超音波の送受波を行う。
送受信部80は、第7の実施形態と同様に、第1乃至第4の振動子部31h乃至34hに対して、電子走査の制御を行う。
以上述べた第8の実施形態によれば、第2乃至第5指P2乃至P5と接触する音響窓50の接触面に第2乃至第5指P2乃至P5に係合する凹面状の保持面51乃至54を形成することにより、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓50とを密接に接触させることができる。
これにより、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓50との間に介在させるゼリーの量を低減することができるため、音響窓50又は第2乃至第5指P2乃至P5にゼリーを塗布する作業や、音響窓50又は第2乃至第5指P2乃至P5に付着したゼリーを取り除く作業を軽減することができる。また、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓50との間に入り込んで超音波伝播の阻害となる空気の混入を防ぐことができるため、第2乃至第5指P2乃至P5の画像データの画質の劣化を防ぐことができる。また、第2乃至第5指P2乃至P5の不要な動きを抑えることができるため、アーチファクトによる画像データの画質の劣化を防ぐことができる。また、移動機構により振動子部を移動させる必要がないため、音響媒体が封入される空間を小さくでき、第2乃至第5指P2乃至P5の画像データの画質の劣化をより一層防ぐことができる上に、超音波プローブ10gの小型化及び低コスト化が可能となる。
(第9の実施形態)
図15A乃至図15Cは、第9の実施形態に係る超音波診断装置の超音波プローブの構成を示した図である。この超音波プローブ10jの平面図を図15Aに示し、図15AのA−A線矢視断面図を図15Bに示し、図15AのB−B線矢視断面図を図15Cに示している。この超音波プローブ10jでは、図3A乃至図3Cに示した第1の実施形態に係る超音波プローブ10の各ユニットと同じ構成及び同じ機能を有するユニットについては同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
超音波プローブ10jは、被検体Pに接触する音響窓40、振動子部20j、振動子部20jを移動させる移動機構60j、並びに移動機構60j及び音響窓40を保持するケーシング65jを備えている。
音響窓40は、被検体Pに係合する凹面状の保持面を1つ以上有する。ここでは、音響窓40は、保持面41乃至44を有する。
振動子部20jは、音響窓40とケーシング65jとにより閉塞された空間を移動可能に配置され、振動子は音響窓40の保持面41乃至44の長手方向及び短手方向の両方向に2次元アレイ状に配列されている。具体的には、保持面41乃至44の長手方向に直線状に配列された各列の振動子群が、短手方向に二以上の列をなして配列されている。そして、振動子部20jは、音響窓40及び前記空間に封入された音響媒体を介して保持面41乃至44に内側又は外側の面が接触した第2乃至第5指P2乃至P5との間で超音波の送受波を行う。
送受信部80は、第7の実施形態と同様に、振動子部20jに対して、電子走査の制御を行う。
移動機構60jは、超音波プローブ10の移動機構60と同様に構成され、振動子部20jを振動子の各列の配列方向(第9の実施形態では保持面の長手方向)に垂直な方向へ移動させる。具体的には、移動機構60jは、振動子部20jをL1方向及びL2方向へ、保持面41と保持面44の間を直線状に移動させる。
以上述べた第9の実施形態によれば、第2乃至第5指P2乃至P5と接触する音響窓40の接触面に第2乃至第5指P2乃至P5に係合する凹面状の保持面41乃至44を形成することにより、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓40とを密接に接触させることができる。
これにより、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓40との間に介在させるゼリーの量を低減することができるため、音響窓40又は第2乃至第5指P2乃至P5にゼリーを塗布する作業や、音響窓40又は第2乃至第5指P2乃至P5に付着したゼリーを取り除く作業を軽減することができる。また、第2乃至第5指P2乃至P5と音響窓40との間に入り込んで超音波伝播の阻害となる空気の混入を防ぐことができるため、第2乃至第5指P2乃至P5の画像データの画質の劣化を防ぐことができる。また、第2乃至第5指P2乃至P5の不要な動きを抑えることができるため、アーチファクトによる画像データの画質の劣化を防ぐことができる。
以上のように、第1乃至第6の実施形態に係る超音波プローブは、複数の振動子が1次元に配列された振動子部に代えて、複数の振動子が2次元アレイ状に配列された振動子部を備えることができる。この場合、移動機構は、振動子部を振動子の各列の配列方向(例えば、保持面の長手方向)に垂直な方向に移動させる。また、移動機構を備えることなく、送受信部の制御により電子走査を行うことにより、振動子部と保持面に接触した指との間で超音波の送受波を行うようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
P 被検体
P2 第2指
P3 第3指
P4 第4指
P5 第5指
10,10a,10b,10c,10d,10e,10g,10h 超音波プローブ
20,20a,20g,20j 振動子部
40,50 音響窓
41,42,43,44,51,52,53,54 保持面
60,60a,60c,60d,60e,60f,60j 移動機構
65,65a,65b,65c,65d,65e,65f1,65f2,65g,65h,65j ケーシング

Claims (19)

  1. 被検体に係合する凹面状の保持面を1つ以上有する音響窓と、
    前記音響窓を介して前記保持面に接触した前記被検体との間で超音波の送受波を行う一又は複数の列に配列された複数の振動子を有する振動子部と、
    前記振動子部を前記振動子の各列の配列方向に垂直な方向へ移動させる移動機構とを備え
    前記音響窓は、短手方向に湾曲する凹面状の前記保持面を2つ以上有し、
    前記保持面は、長手方向が互いに平行になるように形成されていることを特徴とする超音波プローブ。
  2. 前記振動子は、前記保持面の短手方向又は長手方向の一方の方向に配列され、
    前記移動機構は、前記振動子部を前記保持面の他方の方向へ移動させることを特徴とする請求項1に記載の超音波プローブ。
  3. 被検体に係合する凹面状の保持面を1つ以上有する音響窓と、
    前記音響窓を介して前記保持面に接触した前記被検体との間で超音波の送受波を行う一又は複数の列に配列された複数の振動子を有する振動子部と、
    前記振動子部を前記振動子の各列の配列方向に垂直な方向へ移動させる移動機構と、を備え、
    前記音響窓は、短手方向に湾曲する凹面状の前記保持面を2つ以上有し、
    前記保持面は、長手方向が互いに放射状になるように形成されていることを特徴とする超音波プローブ。
  4. 前記移動機構は、前記振動子部を前記保持面の長手方向に垂直な方向以外の方向を含む方向へ直線状に移動させることを特徴とする請求項に記載の超音波プローブ。
  5. 前記移動機構は、前記振動子部を前記保持面の位置で当該保持面の長手方向に垂直となる方向へ円弧状に移動させることを特徴とする請求項に記載の超音波プローブ。
  6. 前記振動子がそれぞれの前記保持面の長手方向に配列された前記保持面と同じ数の前記振動子部を有し、
    前記移動機構は、前記振動子部を前記保持面に沿って円弧状に移動させることを特徴する請求項3に記載の超音波プローブ。
  7. 前記振動子がそれぞれの前記保持面の短手方向に円弧状に配列された前記保持面と同じ数の前記振動子部を有し、
    前記移動機構は、前記振動子部を前記保持面の長手方向に移動させることを特徴する請求項に記載の超音波プローブ。
  8. 被検体に係合する凹面状の保持面を1つ以上有する音響窓と、
    前記音響窓を介して前記保持面に接触した前記被検体との間で超音波の送受波を行う一又は複数の列に配列された複数の振動子を有する振動子部と、
    前記振動子部を前記振動子の各列の配列方向に垂直な方向へ移動させる移動機構とを備え、
    前記保持面は、短手方向に円弧状に湾曲する凹面状を形成し、5〜20mmの範囲を半径とする円弧状に湾曲していることを特徴とする超音波プローブ。
  9. 被検体に係合する凹面状の保持面を1つ以上有する音響窓と、
    前記音響窓を介して前記保持面に接触した前記被検体との間で超音波の送受波を行う一又は複数の列に配列された複数の振動子を有する振動子部と、
    前記振動子部を前記振動子の各列の配列方向に垂直な方向へ移動させる移動機構とを備え、
    前記音響窓は、前記被検体の一側に係合する凹面状の第1の保持面を1つ以上有する第1の音響窓、及びこの第1の音響窓により前記被検体を包囲可能なように配置された前記被検体の他側に係合する凹面状の第2の保持面を前記第1の保持面と同じ数有する第2の音響窓により構成され、
    前記振動子部は、前記第1の音響窓を介して前記第1の保持面に接触した前記被検体との間で超音波の送受波を行う一又は複数の列に配列された複数の第1の振動子を有する第1の振動子部、及び前記第2の音響窓を介して前記第2の保持面に接触した前記被検体との間で超音波の送受波を行う一又は複数の列に配列された複数の第2の振動子を有する第2の振動子部により構成され、
    前記移動機構は、前記第1の振動子部を前記第1の振動子の各列の配列方向に垂直な方向へ移動させ、前記第2の振動子部を前記第2の振動子の各列の配列方向に垂直な方向へ移動させることを特徴とする超音波プローブ。
  10. 被検体に係合する凹面状の形状を保持する保持面を1つ以上有する音響窓と、
    前記音響窓を介して前記保持面に接触した前記被検体との間で超音波の送受波を行う一又は複数の列に配列された複数の振動子を有する振動子部と、
    前記振動子部を前記振動子の各列の配列方向に垂直な方向へ移動させる移動機構と、
    前記振動子部を駆動して得られる受信信号に基づいて画像データを生成する画像データ生成部と、
    前記画像データ生成部により生成された画像データを表示する表示部とを備え、
    前記音響窓は、短手方向に湾曲する凹面状の前記保持面を2つ以上有し、
    前記保持面は、長手方向が互いに平行になるように形成されていることを特徴とする超音波診断装置。
  11. 前記振動子は、前記保持面の短手方向又は長手方向の一方の方向に配列され、
    前記移動機構は、前記振動子部を前記保持面の他方の方向へ移動させることを特徴とする請求項10に記載の超音波診断装置。
  12. 被検体に係合する凹面状の形状を保持する保持面を1つ以上有する音響窓と、
    前記音響窓を介して前記保持面に接触した前記被検体との間で超音波の送受波を行う一又は複数の列に配列された複数の振動子を有する振動子部と、
    前記振動子部を前記振動子の各列の配列方向に垂直な方向へ移動させる移動機構と、
    前記振動子部を駆動して得られる受信信号に基づいて画像データを生成する画像データ生成部と、
    前記画像データ生成部により生成された画像データを表示する表示部とを備え
    前記音響窓は、短手方向に湾曲する凹面状の前記保持面を2つ以上有し、
    前記保持面は、長手方向が互いに放射状になるように形成されていることを特徴とする超音波診断装置。
  13. 前記移動機構は、前記振動子部を前記保持面の長手方向に垂直な方向以外の方向を含む方向へ直線状に移動させることを特徴とする請求項12に記載の超音波診断装置。
  14. 前記移動機構は、前記振動子部を前記保持面の位置で当該保持面の長手方向に垂直となる方向へ円弧状に移動させることを特徴とする請求項12に記載の超音波診断装置。
  15. 前記振動子がそれぞれの前記保持面の長手方向に配列された前記保持面と同じ数の前記振動子部を有し、
    前記移動機構は、前記振動子部を前記保持面に沿って円弧状に移動させることを特徴する請求項12に記載の超音波診断装置。
  16. 前記振動子がそれぞれの前記保持面の短手方向に円弧状に配列された前記保持面と同じ数の前記振動子部を有し、
    前記移動機構は、前記振動子部を前記保持面の長手方向に移動させることを特徴する請求項12に記載の超音波診断装置。
  17. 被検体に係合する凹面状の形状を保持する保持面を1つ以上有する音響窓と、
    前記音響窓を介して前記保持面に接触した前記被検体との間で超音波の送受波を行う一又は複数の列に配列された複数の振動子を有する振動子部と、
    前記振動子部を前記振動子の各列の配列方向に垂直な方向へ移動させる移動機構と、
    前記振動子部を駆動して得られる受信信号に基づいて画像データを生成する画像データ生成部と、
    前記画像データ生成部により生成された画像データを表示する表示部とを備え、
    前記保持面は、短手方向に円弧状に湾曲する凹面状を形成し、5〜20mmの範囲を半径とする円弧状に湾曲していることを特徴とする超音波診断装置。
  18. 被検体に係合する凹面状の形状を保持する保持面を1つ以上有する音響窓と、
    前記音響窓を介して前記保持面に接触した前記被検体との間で超音波の送受波を行う一又は複数の列に配列された複数の振動子を有する振動子部と、
    前記振動子部を前記振動子の各列の配列方向に垂直な方向へ移動させる移動機構と、
    前記振動子部を駆動して得られる受信信号に基づいて画像データを生成する画像データ生成部と、
    前記画像データ生成部により生成された画像データを表示する表示部とを備え、
    前記音響窓は、前記被検体の一側に係合する凹面状の第1の保持面を1つ以上有する第1の音響窓、及びこの第1の音響窓により前記被検体を包囲可能なように配置された前記被検体の他側に係合する凹面状の第2の保持面を前記第1の保持面と同じ数有する第2の音響窓により構成され、
    前記振動子部は、前記第1の音響窓を介して前記第1の保持面に接触した前記被検体との間で超音波の送受波を行う一又は複数の列に配列された複数の第1の振動子を有する第1の振動子部、及び前記第2の音響窓を介して前記第2の保持面に接触した前記被検体との間で超音波の送受波を行う一又は複数の列に配列された複数の第2の振動子を有する第2の振動子部により構成され、
    前記移動機構は、前記第1の振動子部を前記第1の振動子の各列の配列方向に垂直な方向へ移動させ、前記第2の振動子部を前記第2の振動子の各列の配列方向に垂直な方向へ移動させることを特徴とする超音波診断装置。
  19. 前記表示部は、前記保持面に関連する前記保持面と同じ数の表示エリアを有し、前記画像データ生成部により生成された画像データを、前記振動子部により超音波の送受波が行われた前記保持面に関連する表示エリアに表示することを特徴とする請求項10乃至請求項18のいずれかに記載の超音波診断装置。
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