JP2007120297A5 - - Google Patents

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地熱利用構造物
本発明は、地熱を建築物の冷暖房等に利用する地熱利用構造物に関する。
従来の地熱利用には、例えば空気又は水を熱媒体とした熱交換用のダクト又はパイプを、地下室、地中埋設パイプ等から建築物内へと延ばし、地中内で加温又は冷却した熱媒体を建築物内に循環させて冷暖房の用に供したり、熱交換により作動する装置により動力を取出す態様のものが多かった。また、低温の地中恒温層(年間を通じて温度変化の少ない地中部分)を利用して、この地中恒温層に達する洞窟に食料等を保存したり、保存物を穴に収納し、覆土埋設する等して、地熱を利用していた。
地中の温度変化は、主として太陽熱の照射により地表面から一定深さの範囲で生じている。前記一定深さより深い地中では、季節によって温度変化がほとんどない地中恒温層になっており、深くなるほどに熱エネルギーは上昇する。地表面から一定深さ、すなわち地中恒温層表層は、相対的に、夏季においては地表面より低温で、冬季においては地表面より高温である。こうした地中恒温層の熱エネルギーを建築物内へ導くと、夏季には冷房、冬季には暖房の用に供することができる。
そして、前記地中恒温層の熱エネルギーは事実上無尽蔵な自然エネルギーであり、他の自然エネルギー(太陽熱又は光、風力、水力等)に比べて安定かつ利用しやすい利点(建築物直下に存在するため、熱エネルギーを導きやすい)がある。上記地熱利用の例は、こうした地熱の利点に着目したものであるが、まだ十分に利用されているとは言い難い。そこで、限りある石油、ガス、石炭等、化石エネルギーの枯渇を防止するため、ヒータ、エアコンディショナー等や、太陽熱又は光、風力、水力等の自然エネルギーを補助的に用いながら、地中恒温層の熱エネルギーをより有効に利用する手段について検討した。
検討の結果開発したものが、地表面から地中恒温層まで延びる断熱壁が建築物を囲んで埋設してなる地熱利用構造物である。具体的には、断熱壁は、建築物の基礎を囲んで埋設する。この場合、断熱壁は、基礎の地上露出部位又は地下埋設部位から離隔して埋設する。更に、断熱壁を基礎の地上露出部位から離隔して埋設した場合、地表面から突出する断熱壁上部と基礎との間に空間ができる。
本発明は、地中の深度方向における温度分布に従って、温度変動が安定する地中恒温層まで埋設した断熱壁で建築物の四方を囲むことにより、建築物内と建築物下の地面との熱交換範囲を建築物直下の領域に限定し、建築物内の温度変化をもたらす無駄な熱交換を抑制する。夏季における断熱壁は、建築物周囲の地面、とりわけ建築物周囲の地表面に照射する太陽熱による熱エネルギーが地中を介して基礎から建築物内に取込まれる熱交換を遮断し、建築物直下の地面を建築物に対して相対的低温に保つことで、建築物内の冷房効果を高める。また、冬季における断熱壁は、基礎を通じて建築物周囲の地中に逃げようとする暖房の熱エネルギーの離散を防止し、建築物内の暖房効果を高める。
表1は日本各地の1月(冬季)及び7月(夏季)における地表面(深さ0.0m)〜地中恒温層(3.0m)の範囲での温度分布をまとめたものであり、広島における冬季の地中温度分布を図33に、そして同じく広島における夏季の地中温度分布を図34に示す。例えば広島(表1中太枠線内)の冬季1月平均温度は、表1及び図33に見られるように、地表面39で5.0℃、深さ1m層40で7.4℃、深さ2m層41で13.9℃、そして深さ3m層(=地中恒温層)42で16.0℃で、地中恒温層42は地表面39に比べて11.0℃の高温である。しかし、外気との熱交換が盛んな床下47は2.3℃と地表面より低温になっている。また、広島の夏季7月平均温度は、表1及び図34に見られるように、地表面43では29.6℃、深さ1m層44で25.4℃、深さ2m層45で19.5℃、そして深さ3m層(=地中恒温層)46で17.3℃で、地中恒温層46は地表面43に比べて12.3℃の低温である。この夏季においても、熱交換が盛んな床下49は24.3℃であり、地表面43からの熱輻射等により日陰であるにも拘わらず、かなり温度が高くなっている。
Figure 2007120297
表1から明らかなように、各地域共に深さ2〜3m付近で夏季及び冬季の地中温度が略等しくなっている。土壌の種類や周辺環境によっても異なるが、およそ深さ2〜3mを地中恒温層と見ることができる。逆に言えば、これより浅い地中及び地表面は周辺の地中の温度変化、特に外気の影響を受ける地表面からの熱交換の影響を受ける。これから、特に太陽光に曝されない建築物直下の地面の前記熱交換を防ぎ、地中恒温層より上層、すなわち地表面から地中恒温層までの温度変化を抑制することとした。
こうした本発明の適用可能な建築物は、(1)建築物底面が断熱壁に囲まれた地表面に直接接触していてもよいし、(2)建築物底面と断熱壁に囲まれた地表面との間に砕石を充填していてもよいし、(3)建築物底面の部分又は全部に及ぶベタ基礎が断熱壁に囲まれた地表面に直接接触していてもよいし、更に(4)建築物底面の部分又は全部に及ぶベタ基礎と断熱壁に囲まれた地表面との間に砕石を充填していてもよい。このように、本発明による建築物内と建築物周囲の地面との熱交換の遮断は建築物周囲の断熱壁によって実現するため、建築物の基礎部分がどのようであっても本発明は利用可能である。
本発明を特徴付ける断熱壁は、(A)合成樹脂製断熱パネルである場合を基本とする。具体的には、断熱壁は複数の合成樹脂製断熱パネルを連接してなり、各合成樹脂製断熱パネルは相互に連接する突き合せ縁の一方に嵌合条、残る他方に嵌合溝を有する構造とする。この合成樹脂製断熱パネルには、断熱壁の内外を連通する通湿孔を設けてもよい。一般に、断熱パネルは通気性又は通水性が劣り、建築物周囲を断熱パネルで囲むと建築物直下の水はけが悪くなる虞れがあるため、通湿孔を設けるとよい。このほか、断熱壁は、(B)合成樹脂又は金属製中空パイプを相互に密着状態で連設して構成してもよい。この合成樹脂又は金属製中空パイプにも、断熱壁の内外を連通する通湿孔を設けることができる。複数本のパイプを建築物内外方向に並べて断熱壁を構成する場合、各パイプの通湿孔は直線状に連通する必要はなく、各パイプの通湿孔が互い違いになっても、断熱壁全体として通気性又は通水性を発揮できればよい。
本発明により、地中恒温層を利用した冷暖房が可能となり、外部エネルギーの節約が可能である。しかも、本発明では、室内と地中恒温層とが熱平衡するための熱エネルギーの移動(熱交換)を利用しているから、なんら動力を用いず、振動又は騒音が発生しない利点がある。また、断熱壁Aの構築は最初の施工時のみで後は通常の建築物同様の維持管理しか必要なく、しかも熱交換する一方の熱源が地中恒温層で事実上無尽蔵であるため、他の冷暖房設備の利用に比べて運用コストが極めて低コストで、永続的に利用し続けることができる利点もある。
室内と地中恒温層との熱平衡は、両者の熱エネルギーが均等になる状態に向けて収束するため、室内又はハウス内と地中恒温層とが同一温度になるわけではないが、夏季においては室内は室外よりも相対的に低温となり、冬季においては室内は室外よりも相対的に高温となる。例えば、上記表1において、広島の地中高温層(深さ3m層)の温度は年間を通じて16〜17℃とみることができ、これは5〜6月の気温に等しい。これから、この地中高温層の温度に室内温度を近付けることができれば、仮に冷暖房を用いなくても比較的過ごしやすい室内を提供できるようになる。これは、ストレスの抑制や病気発生の予防等、健康維持に貢献するほか、植物の生長を安定かつ促進する。本発明は、こうした効果を建築物又はビニールハウス全体に対して均一に与える点にも、従来のエネルギー利用とは異なる特徴を有する。
近年、石油、ガス、石炭等を利用した化石エネルギー消費によって生活基盤を支えてきた状況に対し、資源の減少、エネルギー消費に伴う副産物CO 等の排出量増大に伴う温暖化等の問題が危惧され続けている。そのため、太陽熱、光、風力、水力、地熱等の自然エネルギーを利用する研究、開発又は導入が急がれている。これら自然エネルギーの中で、地熱は利用に際して動力を必要とせず、24時間恒常的に利用できる利点がある。本発明は、こうした地熱を建築物の冷暖房に利用することで、従来の冷暖房に用いる化石エネルギーの必要量が大幅に削減され、省エネルギーを実現するわけである。
以下、図面に示す実施の形態により本発明を詳細に説明する。図1は本発明に用いる断熱パネルを示した斜視図、図2は別例の断熱パネルを示した斜視図、図3は断熱パネルを埋設して断熱壁を構築した状態を示す断面図、図4は断熱パネルを埋設して断熱壁を構築した状態を示す平面図、図5は別例の断熱パネルを示した斜視図、図6は別例の断熱パネルを示した斜視図、図7は別例の断熱パネルを埋設して断熱壁を構築した状態を示す断面図、図8は別例の断熱パネルを埋設して断熱壁を構築した状態を示す平面図、図9は別例の断熱パネルを示した斜視図で、図10は別例の断熱パネルを示した斜視図、図11は別例の断熱パネルを埋設して断熱壁を構築した状態を示す断面図、図12は別例の断熱パネルを埋設して断熱壁を構築した状態を示す平面図、図13は建築物の基礎から離隔して断熱壁を構築した状態を示す断面図、図14は別例の建築物の基礎から離隔して断熱壁を構築した状態を示す断面図、図15は別例の建築物の基礎から離隔して断熱壁を構築した状態を示す断面図、図16は地中梁を有する基礎に密接して断熱壁を構築した状態を示す断面図、図17は地中梁を有する基礎から離隔して断熱壁を構築した状態を示す断面図、図18は地中梁を有する基礎から離隔して断熱壁を構築した状態を示す断面図、図19は地中梁を有する基礎から離隔して断熱壁を構築した状態を示す断面図、図20は地熱利用地上構造物から離隔して断熱壁を構築した状態を示す断面図、図21はビニールハウスから離隔して断熱壁を構築した状態を示す断面図、図22は断熱壁と地中温度分布との関係を表した別例の断面図、図23は断熱壁と地中温度分布との関係を表した別例の断面図、図24は断熱壁と地中温度分布との関係を表した別例の断面図、図25は断熱壁と地中温度分布との関係を表した別例の断面図、図26はより実際的な本発明の別の適用例を示す断面図、図27は耐震構造の建築物の断面図、図28は本発明を適用した耐震構造の建築物の断面図、図29は別例の耐震構造建築物の断面図、図30は本発明を適用した別例の耐震構造の建築物の断面図、図31は建築物外壁に沿って断熱壁を延長した別例を示す断面図、図32は広島における冬期地中温度分布帯を示す断面図であり、そして図33は広島における夏期地中温度分布帯を示す断面図である。
本発明では、図1及び図2に見られる合成樹脂断熱パネル1を用いて、図3及び図4に見られる断熱壁Aを構築する。図1及び図2に例示する断熱パネル1は、地表面4から地中3に向けて深く埋設できる高さを有する合成樹脂製断熱パネルであって、左側縁(図1中奥)及び上縁に嵌合条50、右側縁(図1中手前)に嵌合溝51を有し、横並びの断熱パネル1,1相互を嵌合状態で連接する。また、断熱パネル面には内外に連通する通湿孔2を設けている。図2の例は、図1の断熱パネル1に対して下右角部を切り欠いている。
断熱パネル1相互は連接できればよく、嵌合条及び嵌合溝は必須の構成ではない。よって、図1又は図2の断熱パネル1に代えて、上縁の嵌合条を省いた図5又は図6の断熱パネル1を用いて、図7及び図8に見られる断熱壁Aを構築してもよい。また、湿度の低い地域であれば、地中3における通気性又は通水性を気にしなくてもよいので、図5又は図6の断熱パネルから更に通湿孔を省いた図9又は図10の断熱パネル1を用いて、図11及び図12に見られる断熱壁Aを構築してもよい。
断熱パネル1を基礎5から空間11を設けて離隔すると、図13に見られるように地中3から地表面4に至る連続した1枚の断熱パネル1で断熱壁Aを構築できる。この場合、空間11は断熱壁Aと建築物22との間における空気断熱層を構成して、本発明の作用、効果を高める働きを有する。また、図14に見られるように、基礎5から空間11を設けて断熱パネル1を離隔して断熱壁Aを構築してもよい。更に、湿気の少ない場所では、図15に見られるように、通湿孔を省略した断熱パネル1で断熱壁Aを構築してもよい。
本発明は上記布基礎5に限らず、他の基礎についても適用できる。本発明は、図16及び図17に見られるように、地中梁52を有する基礎5に対しても上述同様適用できる。この場合、地中梁52下、基礎5内を土壌で満たすことができ、建築物22としての安定性が増すほか、建築物22と地中3との熱的一体性を確保できる。この場合も、図18及び図19に見られるように、基礎5から断熱壁Aを離隔して構築する。
基礎のない簡易な建築物22に対しても、本発明は適用可能である。例えば、図20に見られるように、外壁9から空間11を設けて離隔した断熱壁Aとする。このほか、図21に見られるように、畝16をハウス25内に有するビニールハウス15にも、上述同様本発明を適用できる。
次に、本発明の具体的な働きを説明する。図22、図23は一般家屋の建築物22を、図24、25はビニールハウス15を用いた例である。図22に見られる例は、地中梁52を有する基礎5上に土台6を築き、この土台6上に床17、建物壁27、天井24に囲まれた室内18を構成し、及び屋根23からなる建築物22を建築した例である。断熱壁Aは、地表面4から深さ1m層19、深さ2m層20を突き抜けて深さ3m層(地中恒温層)21に達する断熱パネル1を、基礎5から離隔した状態で地中3に埋設して構成している。断熱壁A上端は水切10で塞いでいる点は上述の各例と同様である。
断熱壁Aは、地中3における建築物22周囲と断熱壁Aに囲まれた建築物22直下の深さ1m層19、深さ2m層20及び深さ3m層(地中恒温層)21の熱交換を遮断している。これにより、室内18は深さ1m層19及び深さ2m層20を介して深さ3m層(地中恒温層)21との間での熱交換をするようになる。すなわち、夏季では、外気に対して相対的に低温な深さ3m層(地中恒温層)21との熱交換により室内18は冷却され、逆に冬季では、外気に対して相対的に高温な深さ3m層(地中恒温層)21との熱交換により室内18は暖房され、それぞれ室内18の冷房又は暖房に要する外部エネルギー(電気やガス)を低減できることになる。この場合、基礎5の地上露出部位における外気との熱交換の影響を抑制するには、図22に見られるように、基礎5から空間11を開けて断熱パネル1を埋設するとよい。
このように、断熱壁Aは建築物周囲の地中と建築物直下の地中との熱交換を遮断することにより、室内に対して相対的低温(夏季)又は相対的高温(冬季)となる地中恒温層と室内との熱交換による冷房又は暖房を図るものである。よって、基本的には断熱壁Aの埋設深さが深いほど好ましいわけであるが、前記作用が実現されるのであれば、断熱壁Aの埋設深さは浅くてもよく、例えば図23に見られるように、深さ2m層20に達する程度の断熱壁Aであってもよい。
また、上記断熱壁Aの作用は、あくまで建築物周囲に断熱パネルを埋設することにより実現するものであるから、図24及び図25に見られるように、建築物がビニールハウス15に変ったとしても、断熱壁Aの作用はハウス内25に及ぶ。この結果、ハウス内25の温度維持に必要な外部エネルギーが低減されるから、従来に比べて低コストでのビニールハウス15の利用が可能となる効果が得られる。
上述までの例示で、建築物又は基礎と断熱壁との間に空間を設けた場合、断熱壁の作用は前記空間にも及ぶ。
(削除)
より実際的な建築物22に本発明を適用した場合、図26に見られるように、まず割栗石33を敷き、基礎コンクリート32を打設して基礎5を構成するため、断熱壁Aは割栗石33を超えた深さにまで達することが望ましい。また、例えば図27に見られるような基礎コンクリート32及び基礎5を囲み、地中梁52までの範囲を満たす割栗石33の充填層を構成した耐震構造の建築物22に本発明を適用する場合は、図28に見られるように、前記割栗石33の充填層を囲み、この充填層より深い地中3に達する断熱壁Aを構築するとよい。本例(図29)のように、基礎コンクリート32及び基礎5との間及び地中梁52下面に沿って防湿シート34を配した耐震構造の建築物22に対しても、図30に見られるように本発明を適用することができる。
本発明の断熱壁による作用、効果をよりよく発揮するには、建築物自体が外気と直接熱交換せず、地中恒温層との間でだけ熱交換する状態にするとよい。例えば、図31に見られるように、断熱壁Aに上部断熱パネル35を継ぎ足して断熱壁A全体として上方に延設した構成とし、建築物22側面全体を断熱壁Aで覆うようにするとよい。これにより、室内18は下方、地中3に向けてのみ熱交換できるようになり、本発明を適用した場合の作用、効果がよりよく発揮できる。
本発明に用いる断熱パネルを示した斜視図である。 別例の断熱パネルを示した斜視図である。 断熱パネルを埋設して断熱壁を構築した状態を示す断面図である。 断熱パネルを埋設して断熱壁を構築した状態を示す平面図である。 別例の断熱パネルを示した斜視図である。 別例の断熱パネルを示した斜視図である。 別例の断熱パネルを埋設して断熱壁を構築した状態を示す断面図である。 別例の断熱パネルを埋設して断熱壁を構築した状態を示す平面図である。 別例の断熱パネルを示した斜視図である。 別例の断熱パネルを示した斜視図である。 別例の断熱パネルを埋設して断熱壁を構築した状態を示す断面図である。 別例の断熱パネルを埋設して断熱壁を構築した状態を示す平面図である。 建築物の基礎から離隔して断熱壁を構築した状態を示す断面図である。 別例の建築物の基礎から離隔して断熱壁を構築した状態を示す断面図である。 別例の建築物の基礎から離隔して断熱壁を構築した状態を示す断面図である。 地中梁を有する基礎に密接して断熱壁を構築した状態を示す断面図である。 地中梁を有する基礎から離隔して断熱壁を構築した状態を示す断面図である。 地中梁を有する基礎から離隔して断熱壁を構築した状態を示す断面図である。 地中梁を有する基礎から離隔して断熱壁を構築した状態を示す断面図である。 地熱利用地上構造物から離隔して断熱壁を構築した状態を示す断面図である。 ビニールハウスから離隔して断熱壁を構築した状態を示す断面図である。 断熱壁と地中温度分布との関係を表した別例の断面図である。 断熱壁と地中温度分布との関係を表した別例の断面図である。 断熱壁と地中温度分布との関係を表した別例の断面図である。 断熱壁と地中温度分布との関係を表した別例の断面図である。 より実際的な本発明の別の適用例を示す断面図である。 耐震構造の建築物の断面図である。 本発明を適用した耐震構造の建築物の断面図である。 別例の耐震構造建築物の断面図である。 本発明を適用した別例の耐震構造の建築物の断面図である。 建築物外壁に沿って断熱壁を延長した別例を示す断面図である。 広島における冬期地中温度分布帯を示す断面図である。 広島における夏期地中温度分布帯を示す断面図である。
符号の説明
1 断熱パネル
2 通湿孔
3 地中
4 地表面
5 基礎
6 土台
7 柱
8 内壁
9 外壁
10 水切
11 空間
12 床下
13 鉄骨
14 土間
15 ビニールハウス
16 畝
17 床
18 室内
19 深さ1m層
20 深さ2m層
21 深さ3m層(地中恒温層)
22 建築物
23 屋根
24 天井
25 ハウス内
26 外気
27 建築物壁
28 空気浄化装置
29 換気装置
30 ダクト
31 熱媒体
32 基礎コンクリート
33 割栗石
34 防湿シート
35 上部断熱パネル
36 中空パイプ
37 建築物上部
39 地表面(5.0℃)
40 深さ1m層(7.4℃)
41 深さ2m層(13.9℃)
42 深さ3m層(16.0℃、地中恒温槽)
43 地表面(29.6℃)
44 深さ1m層(25.4℃)
45 深さ2m層(19.5℃)
46 深さ3m層(17.3℃、地中恒温槽)
47 床下(2.3℃)
49 床下(24.3℃)
50 嵌合条
51 嵌合溝
52 地中梁
A 断熱壁

Claims (7)

  1. 地表面から温度変動が安定する地中恒温層まで延びる断熱壁が地中恒温層の上方に存在する建築物の基礎又は建築物の外壁を四方から囲んで埋設してなる地熱利用構造物であって、該断熱壁が建築物の外壁から連続的かつ一体的に地中恒温層に到達するよう埋設され、該断熱壁は複数の合成樹脂製断熱パネルを継ぎ合わせて構成され、基礎の地上露出部位又は地下埋設部位から離隔して埋設されてなる地熱利用構造物
  2. 建築物は、該建築物底面が断熱壁に囲まれた地表面に直接接触している請求項1記載の地熱利用構造物。
  3. 建築物は、該建築物底面と断熱壁に囲まれた地表面との間に砕石を充填している請求項1記載の地熱利用構造物。
  4. 建築物は、建築物底面の部分又は全部に及ぶベタ基礎が断熱壁に囲まれた地表面に直接接触している請求項記載の地熱利用構造物。
  5. 建築物は、建築物底面の部分又は全部に及ぶベタ基礎と断熱壁に囲まれた地表面との間に砕石を充填している請求項記載の地熱利用構造物。
  6. 合成樹脂製断熱パネルは、断熱壁の内外を連通する通湿孔を設けた請求項記載の地熱利用構造物。
  7. 地中の深度方向における温度分布に従って、複数の合成樹脂製断熱パネルを連接してなる断熱壁を温度変動が安定する地中恒温層まで埋設して地中恒温層より上に存在する建築物の四方を離隔して囲んで空間を建築物基礎と断熱壁の間に形成し、建築物内と建築物下の地面との熱交換範囲を建築物直下の領域に限定し、夏季においては室内は室外よりも相対的に低温となり、冬季においては室内は室外よりも相対的に高温となることを特徴とする地熱利用構造物の建造方法。
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