JP2007120266A - 壁・柱用スペーサー - Google Patents

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JP2007120266A
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Nobuhiro Sakaguchi
伸宏 坂口
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Kyoto Spacer Co Ltd
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Kyoto Spacer Co Ltd
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Abstract

【課題】 鉄筋コンクリートの建造物の鉄筋のかぶりを確保するスペーサーにおいて、安価で且つ施工中に転落する事のないものを提供する。
【解決手段】 発錆の回避を目的として要所にステンレスの線材を使用することで従来の鋼線とコンクリートを組み合わせているスペーサーのような養生期間を必要とせず、結果生産性が向上し製造原価を低下せしめる。また鉄筋に堅固に定着させることのできる特徴的形状に加工し、施工中に転落することがないスペーサーを開発する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、鉄筋コンクリート造の建造物のスペーサーに関する。
鉄筋コンクリート造の建造物において使用する鉄筋のかぶりは躯体の強度及び鉄筋自身の防錆の観点から極めて重要な要素である。このかぶりを確保するためのスペーサーの材質には合成樹脂、コンクリート、加工鋼線及びセラミックスなど様々であり、またその形状も多様なものがあるが、擁壁や高架橋といった所謂土木の建造物の場合は一般建築物と異なりより苛酷な環境下におかれるため、これに使用されるスペーサーの材質や形状は限られたものとなっている。
従来、土木の鉄筋コンクリート建造物に使用されるスペーサーは上述の如くより高品位のものが求められ、それ故その価格も一般建築物に使用されるスペーサーの価格よりかなり高くならざるを得ない。しかしながら建設業界からは昨今のデフレ傾向も手伝って品質を落とすことなくより安価なものが求められている。
一般に合成樹脂製や鋼線を加工しただけのスペーサーは異物ないしは高発錆性と見做され、土木建造物用のスペーサーとしては基本的に採用されない。そこで土木建造物に供せられる壁や柱用のスペーサーの主流は比較的細いばね鋼線を含む硬鋼線とコンクリートやセラミックスなどを組み合わせたものや硬鋼線の代わりに薄いばね鋼板を使用する形態をとっている。それ故、硬鋼線に定着させるコンクリートの養生の必要などからどうしても生産性が悪く、その価格を押し上げている。またスペーサーを躯体鉄筋に取付けた後の固定状態も充分とはいえず、しばしば生コンクリートの打設前に転落することがある。
本発明者は鋭意研究した結果、極めて安価で且つ躯体鉄筋に堅固に固定することのできる土木建造物対応の壁・柱用スペーサーを開発した。
以下、本発明を図に従い、詳しく説明する。図1は、本発明による金物のイメージ図である。このうち(a)は鉄筋のかぶりが比較的小さい場合に対応したものである。ここで符号1は外側の鉄筋に定着する部分、符号2は内側の鉄筋に定着する部分、符号3はスペーサーの取付けが完了したとき弾性力を発揮して転落することなく堅固に該鉄筋に納まる効果を有する部分、また符号4は鉄筋のかぶりを確保する部分であり、したがってその先端の符号5の部分は型枠に接するので型枠解体後に外気に触れ発錆の危険性があるためステンレスの線材を使用していて上述の鋼線部分と符号6でスポット溶接されている。また(b)は同じくかぶりが比較的大きい場合に対応したものである。ここで符号7は配力筋(横筋)に定着する部分、符号8はばね鋼板をプレス加工したもので主筋(縦筋)に定着する部分でありスペーサー全体を転落することのない様、該鉄筋に固着させている。また符号9は鉄筋のかぶりを確保する部分であり、このスペーサーは符号8を除きステンレス製である。
図2は上述の本発明によるスペーサーを鉄筋に取り付けたときのイメージ図である。ここで(c)は前述の(a)を、また(d)は同じく(b)をそれぞれ示している。ここで符号10は主筋(縦筋)また符号11は配力筋(横筋)である。
以上、本発明による上述のごときのスペーサー(a)及び(b)は鋼線類をプレス加工したり一部スポット溶接するだけで造られているため従来のコンクリートを使用したスペーサーのように養生する必要もなく、極めて生産性がよいので安価で市場に提供できる。
また、コンクリートの打設完了までの作業において絶対に該鉄筋から転落することのない形状に造られているため、鉄筋コンクリートの建造物における重要な要素のひとつである鉄筋のかぶりに対して高い信頼性を与える事ができる。加えて要所がステンレス製であるため発錆の問題も生じないのである。
本発明品の上述(a)については、壁厚250mmでD13の鉄筋をピッチ150mmでダブル配筋された高さ3mの擁壁の建築現場において縦方向に2個、横方向に3個の計6を取付けて実験した。その結果、試験した6個すべてのスペーサーが鉄筋から転落してないことが型枠解体後に確認された。
本発明品の上述(b)については、壁厚350mmでD16の鉄筋をピッチ150mmでダブル配筋された高さ5mの擁壁の建築現場において縦方向に3個、横方向に3個の計9を取付けて実験した。その結果、やはり試験した9個すべてのスペーサーが鉄筋から転落してないことが確認された。
(a)、(b)とも本発明品のイメージ図。 (c)、(d)とも本発明を鉄筋に取付けたときのイメージ図。
符号の説明
1,外側の鉄筋に定着する部分
2,内側の鉄筋に定着する部分
3,弾性力を発揮する部分
4,かぶりを確保する部分
5,型枠に接する部分
6,溶接箇所
7,配力筋に定着する部分
8,主筋に定着する部分
9,かぶりを確保する部分
10,主筋
11,配力筋

Claims (1)

  1. 鉄筋コンクリートの建造物の鉄筋のかぶりを確保するためのスペーサーであって要所部分をステンレス製にすることでその防錆を図り、施工中に鉄筋から転落する事のない様鉄筋に堅固に定着する部分を有する極めて特徴的形状を有する建築用金物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013155571A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Art Space Kk 鉄筋用スペーサー
TWI681101B (zh) * 2017-08-28 2020-01-01 金京淑 一體設有快捷式固定裝置的v形繫筋

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