JP2007119170A - エレベータ地震管制装置の復旧方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】地震管制運転復旧作業を短時間で行えるエレベータ地震管制装置の復旧方法の提供。
【解決手段】地震の発生で地震感知器8が動作し、乗りかご1を最寄階へ着床させ、エレベータ休止回路を動作させて、運転休止状態にするエレベータ地震管制装置の復旧方法において、復旧作業時に専門技術者10が現地に到着し、到着階3の乗場ドアを開け昇降路2の目視点検を行った後、専用ツール4操作にて被害状況確認運転を行う第一の手順と、被害状況確認運転の結果、安全装置の動作状態や乗りかご位置の確認を専用ツール4で行うとともに、異常が無ければ地震感知器8のリセットを専用ツール4で行う第二の手順と、地震感知器8のリセット後、専用ツール4の操作にて自動低速を行い点検運転を実施する第三の手順とを行い、この第三の手順にて、異常を検出した際は乗りかご1を停止させ、異常が無い場合は地震管制装置の復旧を行う第四の手順とで構成したものである。
【選択図】図1
【解決手段】地震の発生で地震感知器8が動作し、乗りかご1を最寄階へ着床させ、エレベータ休止回路を動作させて、運転休止状態にするエレベータ地震管制装置の復旧方法において、復旧作業時に専門技術者10が現地に到着し、到着階3の乗場ドアを開け昇降路2の目視点検を行った後、専用ツール4操作にて被害状況確認運転を行う第一の手順と、被害状況確認運転の結果、安全装置の動作状態や乗りかご位置の確認を専用ツール4で行うとともに、異常が無ければ地震感知器8のリセットを専用ツール4で行う第二の手順と、地震感知器8のリセット後、専用ツール4の操作にて自動低速を行い点検運転を実施する第三の手順とを行い、この第三の手順にて、異常を検出した際は乗りかご1を停止させ、異常が無い場合は地震管制装置の復旧を行う第四の手順とで構成したものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、エレベータ地震管制装置の復旧方法に係り、特に地震管制運転により休止状態となったエレベータの復旧作業に好適なエレベータ地震管制装置の復帰方法に関する。
従来の装置は、特開平6−179584号公報に記載されているように、昇降路にエレベータ休止回路を短絡する休止解除スイッチと、押している間エレベータの低速運転回路を動作させる押釦スイッチとを設けて、専門技術者が全て手動により地震にて休止しているエレベータの復旧作業を行っていた。
特開平6−179584号公報
従来の技術では、地震発生による復旧作業を専門技術者が全て手動にて行っており、復旧作業するのに手間や時間が掛るという問題があった。
本発明の目的は、地震管制運転復旧作業を短時間で行えるエレベータ地震管制装置の復旧方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、地震の発生で地震感知器が動作し、乗りかごを最寄階へ着床させ、エレベータ休止回路を動作させて、運転休止状態にするエレベータ地震管制装置の復旧方法において、復旧作業時に専門技術者が現地に到着し、到着階の乗場ドアを開け昇降路の目視点検を行った後、前記専用ツール操作にて被害状況確認運転を行う第一の手順と、前記被害状況確認運転の結果、安全装置の動作状態や乗りかご位置の確認を前記専用ツールで行うとともに、異常が無ければ前記地震感知器のリセットを前記専用ツールで行う第二の手順と、前記地震感知器のリセット後、前記専用ツールの操作にて自動低速を行い点検運転を実施する第三の手順とを行い、この第三の手順にて、異常を検出した際は乗りかごを停止させ、異常が無い場合は地震管制装置の復旧を行う第四の手順とで構成したものである。
このような手順としたので、エレベータ地震管制装置の復旧作業を行うにあたり、機械が行うべき例えば安全確認等の項目は専用ツールにより確認し、専門技術者の確認が必要な項目は専門技術者が行うようになったので、復旧作業は機械室に行くことなく乗場にて行うことができる。
本発明によれば、地震管制運転の復旧作業は、機械の確認項目と専門技術者の確認項目に分割されるので、専門技術者の復旧作業時間を短縮できるとともに、復旧時における専門技術者の安全確保が確実に行える。
以下、本発明の一実施形態を図1、図2に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態を示すエレベータの地震管制装置の構成図であり、図2は本発明の一実施形態の動作を説明するフローチャートである。
図1において、エレベータの乗りかご1と釣り合いおもり7はエレベータ制御装置5から電動機12へ走行指令あるいは停止指令を与えることで、任意の階床へ移動されるよう構成されている。
また、電動機12には階床データを補足するロータリーエンコーダ11が接続されており電動機12の回転数より移動距離を計測している。
地震発生時に振動を検知する地震感知器8は信号ケーブルを介して地震管制装置6に接続されている。地震管制装置6にはエレベータ制御装置5から乗りかご1の位置情報や乗りかご1が移動する際に流れる電動機12の電流値の情報やエレベータヘ設置されている安全装置の動作状態などが常時入力されている。
エレベータ制御装置5には、エレベータの情報読出しや制御指示を行うための専用ツール4を接続する通信ケーブル9が乗場3へ配線されている。
次に、上記のように構成された、本実施形態における地震発生後のエレベータの地震管制運転復帰時の動作について説明する。
地震が発生すると、地震感知器8が動作し、地震感知信号が通信ケーブルを介して地震管制装置6に入力され、地震管制装置6はエレベータ制御装置5へ地震管制信号を出力する。地震管制信号を受けたエレベータ制御装置5から最寄階へ減速、停止するように電動機12を制御する。
乗りかご1が最寄階へ停止した後に、エレベータ制御装置5は地震感知器8の地震感知信号がリセットされ、さらに専門技術者10によるエレベータの点検運転が終了するまでエレベータを休止状態に制御するようになっている。
ここで、地震が終息した後、専門技術者10は地震管制により休止しているエレベータの点検を行い、異常がないことを確認し再び平常運転に復帰させる作業を行わなければならない。
本実施形態においては、専門技術者10は、まずエレベータの乗場に到着すると(ステップS01)、乗場ドアに設けてある開錠装置に専門技術者だけが所持している錠を用いて乗場ドアを開け昇降路内の目視点検を行う(ステップS02)。ここでは、主に到着階乗場より確認できる範囲で、項目としては、ビットヘの落下物の確認が通常行う項目例である。
次に、エレベータ乗場3にてエレベータ制御装置5と通信を行うために配線されている通信ケーブル9へ専用ツール4を接続し(ステップS03)、接続を完了すると専用ツール4の操作を使って被害状況確認運転を行う(ステップS04)。この被害状況確認運転では、以下に記す項目について確認を行うが、その都度結果を専用ツール4へ表示する。実際の操作例としては、専用ツール4に被害状況確認運転ボタンが表示されているので、このボタンを押すことで被害状況確認運転を開始する。
被害状況確認運転に入ると、自動にてエレベータの安全装置の動作状況を調べ、その際に乗りかご1の停止位置の表示も行う(ステップS05)。
安全装置の動作を確認し(ステップS06)、安全装置が動作している状態ならば乗りかご1は動かすことが出来ないので、専門技術者10が点検、確認を行う(ステップS10)。
安全装置が動作していなければ、専用ツール4にて地震感知器8のリセットを行う(ステップF07)。
次に、低速自動にて一往復低速運転を行う(ステップS08)。例えば、専門技術者10が目視にて確認すべき、レールの曲損、エレベータ制御装置5と乗りかご1の通信を行う図示しないテールコードの引っ掛りや、釣り合いおもり7の脱レール等の発生を、乗りかご1を移動させると発生するレールと乗りかご1の摩擦で増加する電動機12の電流値の計測を行い、平常時より流れる電流値が多いとき(閾値以上のとき)は、上述のテールコードの引っ掛りや釣り合いおもり7の脱レールが発生していると判断し、乗りかご1を停止させることで2次災害を防止する。
また、その他の例として、電動機12の電流状態による異常検出を挙げたが他にロータリーエンコーダ11からエレベータ制御装置5への入力異常の検出等の方法がある。
次に、低速自動にて一往復低速運転が終了すると、エレベータに異常がなく復旧可能な状態であると判断し、被害状況の結果を専用ツール4へ表示させ、最終的に専門技術者10が表示内容を確認し、復旧の可否(ステップS09)を判断しエレベータの復旧を行う。
以上説明したように、本発明によれば地震発生による復旧作業時に専門技術者が確認する項目が少なくなり、復旧作業時間の短縮を図れる。
また、復旧作業を機械室に移動せず乗場にて行うことができ、専用ツール4にて安全を確認してから専門技術者が確認するようになるので、作業時の安全性が向上する。
1 乗かご
2 昇降路
3 乗場
4 専用ツール
5 エレベータ制御装置
6 地震管制装置
7 釣り合いおもり
8 地震感知器
9 通信ケーブル
10 専門技術者
11 ロータリーエンコーダ
12 電動機
2 昇降路
3 乗場
4 専用ツール
5 エレベータ制御装置
6 地震管制装置
7 釣り合いおもり
8 地震感知器
9 通信ケーブル
10 専門技術者
11 ロータリーエンコーダ
12 電動機
Claims (1)
- 地震の発生で地震感知器が動作し、乗りかごを最寄階へ着床させ、エレベータ休止回路を動作させて、運転休止状態にするエレベータ地震管制装置の復旧方法において、復旧作業時に専門技術者が現地に到着し、到着階の乗場ドアを開け昇降路の目視点検を行った後、前記専用ツール操作にて被害状況確認運転を行う第一の手順と、前記被害状況確認運転の結果、安全装置の動作状態や乗りかご位置の確認を前記専用ツールで行うとともに、異常が無ければ前記地震感知器のリセットを前記専用ツールで行う第二の手順と、前記地震感知器のリセット後、前記専用ツールの操作にて自動低速を行い点検運転を実施しする第三の手順とを行い、この第三の手順にて、異常を検出した際は乗りかごを停止させ、異常が無い場合は地震管制装置の復旧を行う第四の手順とで構成したことを特徴としたエレベータ地震管制装置の復旧方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005312911A JP2007119170A (ja) | 2005-10-27 | 2005-10-27 | エレベータ地震管制装置の復旧方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005312911A JP2007119170A (ja) | 2005-10-27 | 2005-10-27 | エレベータ地震管制装置の復旧方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007119170A true JP2007119170A (ja) | 2007-05-17 |
Family
ID=38143423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005312911A Pending JP2007119170A (ja) | 2005-10-27 | 2005-10-27 | エレベータ地震管制装置の復旧方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007119170A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010052875A (ja) * | 2008-08-27 | 2010-03-11 | Hitachi Building Systems Co Ltd | エレベーターのブレーキの制動力および保持力の点検方法 |
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-
2005
- 2005-10-27 JP JP2005312911A patent/JP2007119170A/ja active Pending
Cited By (8)
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