JP2007117927A - アスベストの処理方法、アスベスト処理装置 - Google Patents

アスベストの処理方法、アスベスト処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】はつったアスベストの飛散を確実に防止できるとともに、はつったアスベストを減容することができる技術を提供する。
【解決手段】処理対象となるアスベストをはつり機10によりはつり、はつったアスベストを集じん機30により吸引して収容器20内の所定の袋状物21に収容する。このはつったアスベストに硬化剤を添加し、集じん機30による吸引により袋状物21の内部を負圧化することで、袋状物21に収容されているアスベストを固化する。
【選択図】図2

Description

本発明は、建築物の壁面等に使用されたアスベストの処理方法およびアスベスト処理装置に関する。
古い建築物の壁面等に使用されたアスベストの除去は、床や他の壁面をシート等で養生してからアスベストに高分子系の飛散防止剤を噴霧し、これをへら等ではつることによって行われる。
このようにして除去したアスベストは二重シートに包まれ、焼却場や埋立処分場等の処理場に運ばれることが一般的である。
以上の方法では、はつったアスベストをそのままシート内に収容して焼却場や埋立処分場に運搬する。このため、運搬時にシートが破損してしまった場合にアスベストが空中に飛散してしまうおそれがある。また、焼却場に運搬したアスベストを溶融焼却する場合に上昇気流によりアスベストが舞い上がり飛散するおそれもある。さらに、埋立処分場に埋め立てたアスベストが飛散してしまうおそれもある。
また、はつったアスベストをそのままシート内に収容すると、重さの割にかなりの容量となり嵩張る。このため、容量により運賃が決定される場合、焼却場や埋立処分場への運搬にかかる経費がコスト高となる。また、埋立処分場に運搬したアスベストを埋め立てる場合、アスベストの容量が多いまま埋め立てることは埋立処分場を延命化すべくごみの減量化を推進する時勢にそぐわない。
そこで、本発明は、はつったアスベストの飛散を確実に防止できるとともに、はつったアスベストを減容することができる技術を提供することをその課題とする。
本発明のアスベストの処理方法は、以下のようなものである。
すなわち、処理対象面に配されているアスベストをはつり、前記はつったアスベストを、柔軟性、気密性を有する所定の袋状体に収容し、前記袋状体に収容したアスベストに第1硬化剤を添加し、前記袋状体の内部を負圧化することで前記袋状体ごと前記アスベストを圧縮固化する、アスベストの処理方法である。
このようなアスベストの処理方法によれば、はつったアスベストを固化するため、アスベストが空中に飛散することを確実に防止することができる。また、はつったアスベストをそのままシート内に収容した場合と比べてかなり減容することができることになる。これにより、運搬に要する経費を軽減することができ、また、埋立処分する場合、埋立処分場を延命化することができる。
なお、処理対象面は、例えば建築物の壁面であってもよいし、天井であってもよい。
本発明の他のアスベストの処理方法は、処理対象面に配されているアスベストをはつり、前記はつったアスベストをプレスして固化する、アスベストの処理方法である。
このような処理方法によっても、はつったアスベストを固化することができ、アスベストが空中に飛散することを確実に防止することができる。また、はつったアスベストをそのままシート内に収容した場合と比べてかなり減容することができることになる。これにより、運搬に要する経費を軽減することができ、また、埋立処分する場合、埋立処分場を延命化することができる。
なお、前記はつったアスベストに第1硬化剤を添加してから前記アスベストを圧縮して固化するようにしてもよい。
このように袋状体に収容したアスベストに第1硬化剤を添加してから圧縮するようにすれば、アスベストをより固化することができる。
また、前記プレスを加熱しながら行ってもよい。
以上に記載したアスベストの処理方法において、前記処理対象面に配されているアスベストの少なくとも表面に予め第2硬化剤を塗布することによって前記アスベストを硬化させた後、この硬化させたアスベストをはつるようにしてもよい。
このように処理対象面に配されているアスベストに予め第2硬化剤を塗布してアスベストを硬化させてからはつるようにすれば、はつり時におけるアスベストの飛散を防止することができる。
また、前記アスベストに第2硬化剤を塗布しながら前記硬化させたアスベストをはつるようにしてもよい。
こうすれば、はつり時におけるアスベストの飛散をさらに防止することができる。
第1硬化剤は、はつったアスベストに添加されるものであり、負圧化またはプレスすることでアスベストを固化することができるものであればどのようなものを用いてもよい。
この第1硬化剤としては、例えばアクリル酸、ウレタン、ビニルアルコール、エポキシ、酢酸ビニル、アクリルアミド、マレイン酸を含んだ樹脂エマルジョンを使用することができる。より詳しくは、ポリビニルアルコール、スチレン系、アクリル系、エチレン酢酸ビニル、アクリル酸エステルの樹脂エマルジョンを使用することができる。
また、第2硬化剤は、塗布することによりアスベストを硬化することができるものであればどのようなものを用いてもよい。具体的には、第1硬化剤と同様の硬化剤を用いることができる。
前記第2硬化剤に加え、界面活性剤または湿潤剤の少なくとも一方を使用してもよい。界面活性剤を塗布することによりアスベスト繊維への硬化剤の浸透性を向上することができる。また、湿潤剤を塗布することよりアスベストの湿潤性を高めることができる。
界面活性剤としては、例えば非イオン性、陰イオン性、陽イオン性、両性の界面活性剤を用いることができる。より詳しくは、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ジオクチルスルホコハク酸塩のいずれかのうち少なくとも1つを用いてもよい。
湿潤剤としては、例えばグリセリン、ソルビトール、ポリカルボン酸、エチレングリコールのいずれかまたはこれらの酸化エチレン付加体を用いることができる。より詳しくは、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、アルキルジエタノールアミド、ソルビタンエステルを用いることができる。
以上の硬化剤、界面活性剤または湿潤剤は、例えばスプレー、ローラ、刷毛、こて等を使用してアスベストに塗布することができる。
以上に記載したアスベストの処理方法は、例えば以下のアスベスト処理装置を使用して実行することができる。
このアスベスト処理装置は、建築物のアスベスト壁面からアスベストをはつるはつり機と、前記はつり機によりはつったアスベストを収容する柔軟性、気密性を有する所定の袋状体がその内部に設置された所定の容器と、その一端が前記はつり機と接続され、その他端が前記所定の容器と接続された吸引ホースと、前記容器の内部を負圧化することで、前記吸引ホースを介して前記はつり機によりはつったアスベストをそのまま前記袋状体内に吸引するとともに、前記容器内のアスベストに硬化剤が添加された状態の前記袋状体の内部を負圧化することで前記袋状体ごと前記アスベストを圧縮固化する負圧発生機と、を有する。
なお、前記容器の内部に、前記袋状体内に収容したアスベストが前記負圧発生機に吸引されないようにするフィルタを設けてもよい。
本発明によれば、はつったアスベストの飛散を確実に防止できるとともに、減容することができる技術を提供することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態のアスベストの処理方法について、図1ないし図3を参照して説明する。
この実施形態においては、図1に示すような作業室100の天井のアスベスト面101をはつって除去する場合を例にあげて説明する。
まず、処理対象となるアスベストを硬化させるべく、アスベスト面101全体に補助硬化剤を塗布する。この補助硬化剤によりアスベスト面101を硬化させることで、アスベストをはつる際のアスベストの飛散を防止するためである。
本実施形態では補助硬化剤としてポリビニルアルコールの樹脂エマルジョンを使用するものとして説明するが、補助硬化剤は、塗布することによりアスベストを硬化することができるものであればどのようなものを用いてもよい。例えばアクリル酸、ウレタン、ビニルアルコール、エポキシ、酢酸ビニル、アクリルアミド、マレイン酸を含んだ樹脂エマルジョンを硬化剤として使用してもよい。より詳しくは、ポリビニルアルコール、スチレン系、アクリル系、エチレン酢酸ビニル、アクリル酸エステルの樹脂エマルジョンを使用することができる。
また、本実施形態ではこの補助硬化剤に加え、界面活性剤と湿潤剤をアスベスト面101全体に塗布する。界面活性剤を塗布することによりアスベスト繊維への硬化剤の浸透性を向上することができる。また、湿潤剤を塗布することよりアスベストの湿潤性を高めることができる。
本実施形態では界面活性剤としてポリオキシエチレンアルキルエーテルを使用するものとして説明するが、これに限られず、例えば非イオン性、陰イオン性、陽イオン性、両性のいずれの界面活性剤を用いてもよい。具体的には、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ジオクチルスルホコハク酸塩のうちの少なくとも1つを用いることができる。
また、本実施形態では湿潤剤としてポリオキシエチレンアルキルエーテルを使用するものとして説明するが、これに限られず、例えばグリセリン、ソルビトール、ポリカルボン酸、エチレングリコールのいずれかまたはこれらの酸化エチレン付加体を用いることができる。より詳しくは、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、アルキルジエタノールアミド、ソルビタンエステルを用いることができる。
以上の補助硬化剤、界面活性剤または湿潤剤は、アスベスト処理を実行する作業者が、スプレー、ローラ、刷毛、こて等を使用して塗布する。
次に、硬化させたアスベスト面101にさらに補助硬化剤を塗布しながらアスベスト面101をはつる。このように硬化剤を塗布しながらはつることで、はつり時におけるアスベストの飛散をさらに防止することができる。
本実施形態では、硬化剤としてポリビニルアルコールの樹脂エマルジョンを水で希釈し(例えば、エマルジョンに対して重量比で0.1〜100倍の水を加える)、塗布量が10〜500g/m(好ましくは20〜200g/m)となるように噴霧する。
本実施形態では、このはつり作業は以下のアスベスト処理装置1によって実行する。
図2は、作業者102がアスベスト処理装置1を用いてアスベスト面101をはつっている状態を示す図である。
このアスベスト処理装置1は、アスベスト面101のアスベストをはつるアスベストはつり用のはつり機10と、このはつり機10によりはつったアスベストを収容する袋状物21がその内部に設置された収容器20と、収容器20内を負圧化する集じん機30と、その一端がはつり機10と接続され、その他端が収容器20と接続された第1吸引ホース40と、その一端が収容器20と接続され、その他端が集じん機30と接続された第2吸引ホース50と、を備えている。
はつり機10は、アスベストをはつる回転刃11と、この回転刃11を回転させる駆動モータ12と、はつったアスベストを受け止める受け止め部13と、第1吸引ホース40と接続されるノズル部14と、を有する。後述するように、回転刃11によりはつられ、受け止め部13により受け止められたアスベストは、ノズル部14から第1吸引ホース40を介して収容器20内の袋状物21に収容されることとなる。
収容器20は、底部を有する円筒形状の気密性を有する容器22と、この容器22を密閉するための蓋23と、アスベスト繊維を通過させないようにするためのフィルタ24(図3に記載)と、を有している。
蓋23には第1吸引ホース40を接続する第1接続孔23aおよび第2吸引ホース50を接続する第2接続孔23bが設けられている。これらの接続孔23a、23bは、吸引ホース40、50と接続しない場合には閉じることができるように構成されている。なお、蓋23の下面は、第2接続孔23bを取り囲むようにフィルタ24を装着できるような構成となっている。
この収容器20の中には、予めポリ袋等の袋状物21が設置されている。
なお、本実施形態では袋状物21としてポリ袋を使用するものとして説明するが、袋状物21はこれに限られず、柔軟性、気密性を有する袋状のものであればよい。なお、ポリ袋としては、例えばポリエチレン製、ポリプロピレン製、ポリ塩化ビニル製のものを使用することができる。
集じん機30は、ファンと、このファンを回転させるモータと、集じん機30に流入した空気を外部に排出する空気排出口と、を有する(なお、これらのファン、モータ、および空気排出口については図示を省略する)。
以上のような構成のアスベスト処理装置1を用いてはつり作業を行う場合、作業者102は、集じん機30のモータを回転させることによりファンを回転させて収容器20内部を負圧化するとともに、はつり機10の駆動モータ12により回転刃11を回転させ、はつり機10をアスベスト面101に沿わせて移動させることによって、アスベストをはつる。
具体的には、はつり機10の回転刃11によりはつられたアスベストは、受け止め部13により受け止められ、収容器20内に発生させた負圧によりノズル部14に吸引され、第1吸引ホース40を介して収容器20内の袋状物21に収容される。この負圧は、集じん機30のファンをモータにより回転させて収容器20内部の空気を集じん機30に吸引することによって発生する収容器20内外の圧力差である。
なお、図3に示すように、収容器20内部の空気を集じん機30に吸引する際には、第2吸引ホース50の周りに装着したフィルタ24によってアスベスト103が集じん機30に吸引されないようになっている。この集じん機30に吸引された空気は空気排出口から放出されることとなる。
このようにして、はつり機10によりはつったアスベスト103は収容器20内の袋状物21に順次収容される。
以上のようなアスベストのはつり作業が終了した後、収容器20の蓋23から第1吸引ホース40を外して第1接続孔23aから主要硬化剤を滴下することで、袋状物21内のアスベストに主要硬化剤を添加する。本実施形態では、この主要硬化剤としてポリビニルアルコールの樹脂エマルジョンを使用するものとして説明するが、これに限られず、前述の補助硬化剤と同じものを使用することができる。
その後、第1接続孔23aを閉じて集じん機30による吸引を再度開始し、収容器20内を負圧化する。
これにより、収容器20内の袋状物21内部も負圧化され、袋状物21ごとアスベストを圧縮固化することができる。具体的には、はつったアスベスト103をそのままシート内に収容した場合と比べて50%〜70%減容することができる。
このようなアスベスト処理方法およびアスベスト処理装置1によれば、アスベストを圧縮固化することができるため、はつったアスベストをそのままシート内に収容した場合と比べてかなり減容することができ、運搬に要する経費を軽減することができる。また、埋立処分する場合、埋立処分場を延命化することができる。
本実施形態は以上のようなものとして説明したが、アスベストをはつる前に、処理対象となるアスベストに補助硬化剤を塗布しなくてもよい。
また、アスベストをはつる際に補助硬化剤を塗布しなくてもよい。同様に、界面活性剤または湿潤剤を塗布しなくてもよい。
これらのことは以下に記載する変形例および第2実施形態においても同様である。
[変形例]
以上の第1実施形態においては、はつり作業をアスベスト処理装置1を用いて実行するが、必ずしもその必要はなく、図4に示すように、作業者102がケレン、メルトンスクレバー等の除去工具60を用いてはつり作業を実行してもよい。
この場合には、はつり作業の完了後にはつったアスベスト103を作業者102がポリ袋等の袋状物21に入れる。
その後、負圧装置により、この袋状物21に収容されたアスベストを処理する。
この負圧装置は、第1実施形態のアスベスト処理装置1に含まれる収容器20と、集じん機30と、第2吸引ホース50に相当する吸引ホースと、を備えてなるものである。
この負圧装置によるアスベストの処理は、以下のようにして実行される。
まず、はつったアスベストが収容された袋状物21を収容器20に設置する。それから収容器20の第1接続孔23aから主要硬化剤を滴下し、袋状物21内のアスベストに主要硬化剤を添加する。
その後、第1接続孔23aを閉じて集じん機30による吸引を開始し、収容器20内を負圧化する。
これにより、収容器20内の袋状物21内部も負圧化され、第1実施形態と同様に、袋状物21ごとアスベストを圧縮固化することができる。
<第2実施形態>
本実施形態のアスベストの処理方法は、はつったアスベストの固化の仕方が第1実施形態の処理方法と異なる。
すなわち、本実施形態のアスベストの処理方法は、はつったアスベストを収容した容器の内部を負圧化することでアスベストを固化するのではなく、はつったアスベストをプレスして固化するものである。
はつったアスベストの圧縮固化は、例えば以下のようなプレス機70によって実行することができる。
本実施形態のプレス機70は、図5に示すように、その軸線が一致するようにして設けられる上型71と、下型72とを有している。
下型72は、断面が矩形の、上面が開口された箱型の部材であり、上型71は、その面が下型72の水平方向の断面形状に対応する形状とされた板状体である。この上型71は、図示しない駆動装置により上下動するようになっているスライド部74の下端に取り付けられている。
このプレス機70の下型72の中に、はつったアスベストに主要硬化剤を添加したものを入れ、上型71を降下させて下型72の底面側に押し付けることにより、はつったアスベストを圧縮固化することができる。
このように、はつったアスベストを圧縮固化すれば、アスベストの飛散を確実に防止できるとともに、減容することができる。具体的には、はつったアスベストをそのままシート内に収容した場合と比べて70%〜90%減容することができる。
なお、本実施形態では以上のようなプレス機を用いるものとして説明したが、これに限られず、はつったアスベストを圧縮処理することができればどのようなプレス機を用いてもよい。例えば、それぞれ図示しない熱源により加熱されるようになっている上型および下型を有する加熱プレス機等により、はつったアスベストを加熱しながら圧縮するようにしてもよい。また、上型およびこれに対応する下型の形はどのような形状としてもよい。
以上のようなアスベスト処理方法およびアスベスト処理装置によっても、はつったアスベストを固化することができ、はつったアスベストの飛散を確実に防止できるとともに、はつったアスベストの容量をかなり減容することができる。
処理対象となるアスベスト面を示す図。 第1実施形態のアスベスト処理装置を含む図。 収容器およびフィルタを示す図。 作業者がはつり作業を実行している状態を示す図。 第2実施形態で使用するプレス機を示す図。
符号の説明
1 アスベスト処理装置
10 はつり機
11 回転刃
12 駆動モータ
13 受け止め部
14 ノズル部
20 収容器
21 袋状物
22 容器
23 蓋
23a 第1接続孔
23b 第2接続孔
30 集じん機
40 第1吸引ホース
50 第2吸引ホース
60 除去工具
70 プレス機
100 作業室
101 アスベスト面

Claims (11)

  1. 処理対象面に配されているアスベストをはつり、
    前記はつったアスベストを、柔軟性、気密性を有する所定の袋状体に収容し、
    前記袋状体に収容したアスベストに第1硬化剤を添加し、前記袋状体の内部を負圧化することで前記袋状体ごと前記アスベストを圧縮固化する、
    アスベストの処理方法。
  2. 処理対象面に配されているアスベストをはつり、
    前記はつったアスベストをプレスして固化する、
    アスベストの処理方法。
  3. 前記はつったアスベストに第1硬化剤を添加してから前記アスベストを圧縮して固化する、
    請求項2記載のアスベストの処理方法。
  4. 前記プレスを加熱しながら行う、
    請求項2または3記載のアスベストの処理方法。
  5. 前記処理対象面に配されているアスベストの少なくとも表面に予め第2硬化剤を塗布することによって前記アスベストを硬化させた後、この硬化させたアスベストをはつる、
    請求項1ないし4のいずれかの項記載のアスベストの処理方法。
  6. 前記アスベストに前記第2硬化剤を塗布しながら前記硬化させたアスベストをはつる、
    請求項5記載のアスベストの処理方法。
  7. 前記第2硬化剤に加え、界面活性剤または湿潤剤の少なくとも一方を前記アスベストに塗布する、
    請求項6記載のアスベストの処理方法。
  8. 前記第2硬化剤に加え、界面活性剤を前記アスベストに塗布し、
    前記界面活性剤として、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ジオクチルスルホコハク酸塩のうちの少なくとも1つを使用する、
    請求項6記載のアスベストの処理方法。
  9. 前記第2硬化剤に加え、湿潤剤を前記アスベストに塗布し、
    前記湿潤剤として、グリセリン、ソルビトール、ポリカルボン酸、エチレングリコールのいずれかまたはこれらの酸化エチレン付加体のうちの少なくとも1つを使用する、
    請求項6記載のアスベストの処理方法。
  10. 前記第1硬化剤として、アクリル酸、ウレタン、ビニルアルコール、エポキシ、酢酸ビニル、アクリルアミド、マレイン酸、ポリビニルアルコール、スチレン系、アクリル系、エチレン酢酸ビニル、アクリル酸エステルの樹脂エマルジョンを使用する、
    請求項1、3ないし6のいずれかの項記載のアスベストの処理方法。
  11. 建築物のアスベスト壁面からアスベストをはつるはつり機と、
    前記はつり機によりはつったアスベストを収容する柔軟性、気密性を有する所定の袋状体がその内部に設置された所定の容器と、
    その一端が前記はつり機と接続され、その他端が前記所定の容器と接続された吸引ホースと、
    前記容器の内部を負圧化することで、前記吸引ホースを介して前記はつり機によりはつったアスベストをそのまま前記袋状体内に吸引するとともに、前記容器内のアスベストに硬化剤が添加された状態の前記袋状体の内部を負圧化することで前記袋状体ごと前記アスベストを圧縮固化する負圧発生機と、を有する、
    アスベスト処理装置。
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JP2008018325A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Ohbayashi Corp 廃石綿の処理方法およびその減容化装置
JP2008296195A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Shimizu Corp 廃棄物の減容方法

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