JP3215352U - アスベスト含有建物外装材を大気中に飛散させない剥離装置 - Google Patents
アスベスト含有建物外装材を大気中に飛散させない剥離装置 Download PDFInfo
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Abstract
【目的】アスベストが含まれている建物の外装材を建物解体前に除去する際に使用される一連の剥離装置であって、アスベストを大気中に飛散させることなく剥離作業するための装置を提供する。【構成】手持ち式の吸引装置付剥離工具を使用し、建物外装材を剥離し、吸引された外装材片は気密を保持して後続の中間部屋に落とし込まれ、更に後続の負圧集塵機に吸引用ダクトを介して気密状態で送気され、送気中のアスベストは除去されて最終的に大気中に放出される。【選択図】図1
Description
本考案は、建物の解体作業の前に、アスベストを含有する建物の外装材がある場合に、義務付けられている事前撤去当って、そのアスベスト含有の塗料等の外装材アスベストが大気中に飛散されることなく除去する際に使われる。
今までの塗膜剥離装置は大気中へのアスベストの飛散を防ぐため、作業足場に飛散防止の養生を施した上、足場上で真空吸引装置付ウオータージェットガンを用いて大気中へ飛散を防いでいたが、支障物のない平面上の箇所は比較的に問題なく建物の外装材が除去出来ていたが、そのガンが使用できないコーナー部や障害物のある場所では万能ではなく、小回りの利く手持ち式の吸引装置付きの工具が使用されるが、アスベストの飛散を完全には抑えられなく、そのため、剥離作業に入る前に剥離剤等塗布して湿らせた状態で除去したりして、アスベストの大気中への飛散が起こしにくいようなやり方が行なわれていたが、完全にアスベストの暴露や飛散を防ぐ方法はなかった。
アスベスト含有建物外装材の撤去区画を作業足場と養生シートが掛けられ区画内で行う際、通常壁面で使うウオータージェットガン等が使用さるが、コーナー部や階段等の入り組んだ局所ではその方法が使用で出来ないた場合があるため、そのような場所に適し、しかも、アスベストを飛散させない吸引装置付き電動工具と一体になって使われる中間部屋、並びにいずれも途中が吸引ホース及び吸引ダクトにて気密に連結された一連の設備を使用しアスベストが大気中に飛散させないような剥離が出来る設備が必要となる。
(1) 上記の目的を達成するための本考案の構成を、実施例に対応する当該申請の作業要領図を表す図1を用いて説明すると、吸引装置付塗装剥離工具(1)を作業員が建物外壁に養生材とともに掛けられた作業足場に乗り剥離作業を行う。 その際、剥離用の回転刃(2)によって剥離して吸引されたアスベストを含む外装材片は当該吸引装置付剥離工具(1)に接続されている吸引用フード(3)で捕捉され、吸引用ホース(4)の中を吸引されて運ばれ、その後に設置されている中間部屋(5)の中へ放出される。
(2) 中間部屋(5)は通常作業足場の上か、地上に設置され、内部に溜まった剥離された外装材の破片はその室内に蓄積されるか、更にその後に設置されている負圧集塵機(8)に、中間の吸引用のダクト(7)を通って運ばれる。
(3) 吸引装置付塗装剥離工具(1)に付いている集塵吸引機能吸引ホース(4)並びに、中間部屋(5)の後方に方に接続された吸引ダクト(7)の前後の接続部はいずれも大気中に暴露しないように気密に接続されている。
(4) 吸引ホースホース(4)に吸い込まれた外装材の塗装の破片は中間部屋(5)、それに続く吸引用ダクト(7)、更にその後に設置されているHEPAフィルター(10)付負圧集じん機(8)の方に吸引されて、吸引された空気は最終的に負圧集塵機(11)の排気口より大気中に排気される。中間部屋(5)は作業員がその中に入り建物の外壁側に外口部を作り、壁面に押し付け、その外口部から吸引装置付塗装剥離工具(1)を使用して外壁材を剥離する作業を行うことも出来るし、また、地上に設置してもよい。
(5)中間部屋(5)には中に溜まった剥離された外装材の破片等を取り出すジッパー(6)等付いた開口部に取り付けることが出来る。
(6)外壁材は事前に塗装剥離剤を使用した場合や、水等で湿式した後に剥離作業を行うことも出来る。
(2) 中間部屋(5)は通常作業足場の上か、地上に設置され、内部に溜まった剥離された外装材の破片はその室内に蓄積されるか、更にその後に設置されている負圧集塵機(8)に、中間の吸引用のダクト(7)を通って運ばれる。
(3) 吸引装置付塗装剥離工具(1)に付いている集塵吸引機能吸引ホース(4)並びに、中間部屋(5)の後方に方に接続された吸引ダクト(7)の前後の接続部はいずれも大気中に暴露しないように気密に接続されている。
(4) 吸引ホースホース(4)に吸い込まれた外装材の塗装の破片は中間部屋(5)、それに続く吸引用ダクト(7)、更にその後に設置されているHEPAフィルター(10)付負圧集じん機(8)の方に吸引されて、吸引された空気は最終的に負圧集塵機(11)の排気口より大気中に排気される。中間部屋(5)は作業員がその中に入り建物の外壁側に外口部を作り、壁面に押し付け、その外口部から吸引装置付塗装剥離工具(1)を使用して外壁材を剥離する作業を行うことも出来るし、また、地上に設置してもよい。
(5)中間部屋(5)には中に溜まった剥離された外装材の破片等を取り出すジッパー(6)等付いた開口部に取り付けることが出来る。
(6)外壁材は事前に塗装剥離剤を使用した場合や、水等で湿式した後に剥離作業を行うことも出来る。
(1)以上述べて来た各構成設備に付いて,剥離されて吸引されたアスベストを含む剥離片がその後続の設備機器に移送されてゆく際、吸引された空気中に含まれるアスベストが大気中に放出されることが起こらないように気密になる対策がされており、最後の負圧集塵機(11)ではHEPAフィルター(10)が装着されているため、最終的に大気中に放出される空気の中には、法で定められるアスベストの濃度が規定以下に抑えられている。そのため大気中へのアスベストの暴露は起こらない。
(2)本設備は乾式または湿式での建物外装材の剥離にも使用できる。
(3)中間部屋は通常ビニールシート製になっているため、設置が簡単であり、又、作業終了後たたむのも簡単に行える。
(4)広く開けた場所の建物外装の剥離に使用できるのは勿論、コーナー部や大型のはくり設備が入り込めない局所に使用することが出来る。
(2)本設備は乾式または湿式での建物外装材の剥離にも使用できる。
(3)中間部屋は通常ビニールシート製になっているため、設置が簡単であり、又、作業終了後たたむのも簡単に行える。
(4)広く開けた場所の建物外装の剥離に使用できるのは勿論、コーナー部や大型のはくり設備が入り込めない局所に使用することが出来る。
図面により、上述の手段、作用にて説明した内容に一部補足して簡単に説明すると、
(1) 図1は当該考案の実施例を作業要領図として表す。通常、建物外壁材のはくり作業は作業足場を設置して、外側に所要の養生を行い、その内部で作業を行う。
(2) 使用される吸引装置付塗装剥離工具(1)は電動工具が使用され、はくり用回転刃(2)と吸引用フード(3)と、はくりされた外壁材片を即吸引する吸引ホース(4)を備えている。
(3) はくりされた外壁材片は吸引用フード(3)を介して全量その吸引ホース(4)に吸い込まれ、後続の中間部屋(5)に導かれる。
(4) 中間部屋(5)は通常ビニールシートのような軽い素材で作られ、従って足場上に設置し易く作られて、又、内部へアクセスを容易にするため通常ジッパー(6)等が付けられる。
(5) その中間部屋(5)から吸引用ダクトホース(7)が後続の負圧集塵機(11)のマニホールド(9)まで気密に接続され、最初の吸引装置付剥離工具(1)により建屋外装材が剥離されれば、その剥離片は後続の負圧集塵機(8)の同時運転開始により、接続されているホースやダクト内を通って、最終的に負圧集じん機(8)に吸引されてHEPAフィルター(10)を通過時、気密の経路内を通過中にアスベストが除去され、負圧集じん機排気口を通って排気可能な空気として大気中に放出される。
(6) 図2は本申請のアスベストを含む建物外装材の剥離装置を構成している設備を全体のフローとともに表したものである。
(1) 図1は当該考案の実施例を作業要領図として表す。通常、建物外壁材のはくり作業は作業足場を設置して、外側に所要の養生を行い、その内部で作業を行う。
(2) 使用される吸引装置付塗装剥離工具(1)は電動工具が使用され、はくり用回転刃(2)と吸引用フード(3)と、はくりされた外壁材片を即吸引する吸引ホース(4)を備えている。
(3) はくりされた外壁材片は吸引用フード(3)を介して全量その吸引ホース(4)に吸い込まれ、後続の中間部屋(5)に導かれる。
(4) 中間部屋(5)は通常ビニールシートのような軽い素材で作られ、従って足場上に設置し易く作られて、又、内部へアクセスを容易にするため通常ジッパー(6)等が付けられる。
(5) その中間部屋(5)から吸引用ダクトホース(7)が後続の負圧集塵機(11)のマニホールド(9)まで気密に接続され、最初の吸引装置付剥離工具(1)により建屋外装材が剥離されれば、その剥離片は後続の負圧集塵機(8)の同時運転開始により、接続されているホースやダクト内を通って、最終的に負圧集じん機(8)に吸引されてHEPAフィルター(10)を通過時、気密の経路内を通過中にアスベストが除去され、負圧集じん機排気口を通って排気可能な空気として大気中に放出される。
(6) 図2は本申請のアスベストを含む建物外装材の剥離装置を構成している設備を全体のフローとともに表したものである。
(1) 作業員が使い易いハンドツールである吸引装置付剥離工具(1)を使って局所や細かな部分まで建物外装材がアスベストの大気中への飛散がなく剥離できる。
(2) 通常、被剥離材がドライの状態で剥離されるが、湿式でも剥離作業できる。
(2) 通常、被剥離材がドライの状態で剥離されるが、湿式でも剥離作業できる。
(1)は吸引装置付塗装剥離工具、(2)は剥離用回転刃、(3)は吸引用フード、(4)は吸引ホース、(5)は中間部屋、(6)はジッパー(複数個)、(7)は吸引用ダクト、(8)は負圧集塵機、(9)はマニホールド、(10)はHEPAフィルター、(11)は負圧集塵機出口
Claims (1)
- 建物表面に塗装されたアスベスト含有外装材を除去する際、撤去したアスベストの大気中への飛散を未然に防ぐように、吸引装置付剥離工具、それの吸引具に密封状態で繋がった中間部屋、更にその部屋にホースにて密封状態にて後方に位置する負圧集じん機に接続された一連の装置にて構成されることを特徴とする建物の外装材の剥離装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017005818U JP3215352U (ja) | 2017-12-07 | 2017-12-07 | アスベスト含有建物外装材を大気中に飛散させない剥離装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017005818U JP3215352U (ja) | 2017-12-07 | 2017-12-07 | アスベスト含有建物外装材を大気中に飛散させない剥離装置 |
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JP3215352U true JP3215352U (ja) | 2018-03-15 |
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JP2017005818U Expired - Fee Related JP3215352U (ja) | 2017-12-07 | 2017-12-07 | アスベスト含有建物外装材を大気中に飛散させない剥離装置 |
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JP (1) | JP3215352U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021092070A (ja) * | 2019-12-10 | 2021-06-17 | 株式会社秋田建設 | 塗材除去システム |
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2017
- 2017-12-07 JP JP2017005818U patent/JP3215352U/ja not_active Expired - Fee Related
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