JP2007117381A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンス効率を低下させることなく、払い出される遊技球を正確且つ安定して検出できる遊技機の提供を目的としている。
【解決手段】本発明一実施形態に係るパチンコ遊技機1は、変復調型フォトセンサ335による検出領域へ向けて進行する外光の少なくとも一部を遮る減光手段340を備えている。そのため、変復調型フォトセンサ335が遊技機の周囲にある照明装置等からの外光の影響を受けて誤検知したり、あるいは、復調型フォトセンサ335に対して不正に光を出射する不正行為の被害に会うといった事態を防止できる。
【選択図】 図12

Description

本発明は、遊技球を用いて遊技を行なう遊技機に係わり、特に、球タンクに貯留された遊技球を球払出口に払い出すパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
遊技球を用いて遊技を行なう遊技機は従来から様々なタイプのものが知られているが、その中で、例えばパチンコ遊技機にあっては、発射レバーの操作により遊技球が遊技盤上の遊技領域へと打ち出され、打ち出された遊技球が所定の入賞口に入ると、その入賞に見合った所定個数の遊技球(賞球)が球タンクから球払出口へと払い出されるようになっている。
このような遊技球の払い出しを行なうための遊技球払出機構は、一般に、遊技機の背面に設けられており、遊技球を貯留する球タンクと、球タンクから前記球払出口へと連通する球通路とを備えて成る。また、前記球通路には、遊技球の払出要求に応じて所定個数の遊技球のみを払い出すための球区切り機構部と、この球区切り機構部から払い出される遊技球を計数するフォトセンサから成る計数スイッチとが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
また、前記球通路は、その通路内における球の噛み込み(球詰まり)箇所を外部から視認できるように、あるいは、その噛み込みを解消したりする等といったメンテナンスを効率良く行なえるように、一般に透明部材によって形成されている。
特開2002−143482号公報
しかしながら、前記球通路が透明部材によって形成されていると、前記フォトセンサが遊技機の周囲にある照明装置等からの外光の影響を受けて誤検知したり、あるいは、フォトセンサに対して不正に光を出射する不正行為の被害に会う虞がある。一方、外光の影響を受け難くするために球通路を不透明に形成すると、メンテナンス効率が低下してしまう。
本発明は、前記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、メンテナンス効率を低下させることなく、払い出される遊技球を正確且つ安定して検出できる遊技機を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載された遊技機は、遊技球を貯留するための球タンクと、遊技球を払い出すための球払出口と、前記球タンクと前記球払出口とを連通させる球通路を形成し、前記球タンクに貯留された遊技球を前記球払出口へと案内するとともに、その少なくとも一部が前記球通路を外部から視認可能にする透明度を有する球ガイド手段と、前記球通路を間に挟むように互いに対向して配置された発光素子と受光素子とを有し、前記発光素子から発せられて前記受光素子で受けられる光の受光量の変化を検出することにより、前記球通路の所定領域を通過する遊技球を検出する球検出手段と、前記球通路を外部から視認可能にする透明度を有するとともに、前記球検出手段による検出領域へ向けて進行する外光の少なくとも一部を遮る減光手段とを備えていることを特徴とする。
この請求項1に記載された遊技機によれば、球検出手段による検出領域へ向けて進行する外光の少なくとも一部を遮る減光手段が設けられているため、球検出手段が遊技機の周囲にある照明装置等からの外光の影響を受けて誤検知したり、あるいは、球検出手段に対して不正に光を出射する不正行為の被害に会うといった事態を防止できる。すなわち、払い出される遊技球を正確且つ安定して検出することができるようになる。また、減光手段は、球通路を外部から視認可能にする透明度を有しているため、メンテナンス効率を低下させずに済む。すなわち、減光手段が介在していても、球通路内における球の噛み込み(球詰まり)箇所を外部から容易に発見でき、あるいは、その噛み込みを解消したりする等といったメンテナンスを効率良く行なうことができる。
なお、上記構成において、「検出領域」とは、受光素子が受光可能な領域(範囲)のことであり、また、「外光」とは、球検出手段の発光素子により発せられる光以外の光のことである。また、上記構成において、球通路の数は任意である。また、上記構成において、減光手段は、外光を完全に遮っても良いことは言うまでもない。
また、請求項2に記載された遊技機は、請求項1に記載された遊技機において、前記減光手段が、前記球検出手段による検出領域へ向けて進行する外光を拡散させることを特徴とする。
この請求項2に記載された遊技機によれば、請求項1に記載された遊技機と同様の作用効果が得られるとともに、外光が拡散されるため、外光の一部を効果的に遮ることができる。
また、請求項3に記載された遊技機は、請求項1または請求項2に記載された遊技機において、前記減光手段が前記球ガイド手段に一体的に形成され或いは前記球ガイド手段に付設されることを特徴とする。
この請求項3に記載された遊技機によれば、請求項1または請求項2に記載された遊技機と同様の作用効果が得られるとともに、減光手段が球ガイド手段に一体的に形成され或いは球ガイド手段に付設されているため、減光手段の形成または設置が容易となる。
また、請求項4に記載された遊技機は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載された遊技機において、前記減光手段が前記球ガイド手段に対して着脱自在であることを特徴とする。
この請求項4に記載された遊技機によれば、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載された遊技機と同様の作用効果が得られるとともに、減光手段が球ガイド手段に対して着脱自在であるため、メンテナンス効率を更に高めることができる。すなわち、減光手段により球通路の視認性が低下するような場合には、メンテナンス時に減光手段を除去して球通路の良好な視認性を確保することができるため、メンテナンス作業を効率的に行なうことができる。
また、請求項5に記載された遊技機は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載された遊技機において、前記球検出手段が、前記受光素子によって受けられる光の受光量に基づいて所定の検出信号を出力する信号出力手段と、前記信号出力手段によって出力される検出信号が所定の閾値に達したときに遊技球の通過を判定する判定手段と、前記所定の閾値を設定する閾値設定手段とを有し、前記閾値設定手段は、前記減光手段により減光された外光が前記受光素子で受けられることによって得られる検出信号が前記閾値に達しないように、前記所定の閾値を設定することを特徴とする。
この請求項5に記載された遊技機によれば、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載された遊技機と同様の作用効果が得られるとともに、外光の影響を考慮した閾値と検出信号との比較に基づいて遊技球の通過を判断するため、外光に伴う球検出手段の誤検知を確実に防止できる。
本発明の遊技機によれば、メンテナンス効率を低下させることなく、払い出される遊技球を正確且つ安定して検出できる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る遊技機としてのパチンコ遊技機1が示されている。このパチンコ遊技機1は、ハウジングを形成する本体枠1aを有している。また、本体枠1aは、前面扉2Aと、皿パネル2Bとを有している。前面扉2Aのガラス2aの内側には、パチンコ遊技機1の遊技領域Sを構成する遊技盤3(図2参照)が本体枠1aに取り付けられて配置されており、この遊技盤3の面上に各種入賞領域が配設されている(後述する)。
また、遊技盤3の下方には、賞球または貸し球として払い出される遊技球を溜めるための上皿21が設けられており、球払出口21aを通じて上皿21に排出された遊技球は皿パネル2Bの裏面側に設けられた発射装置82(図3参照)に供給される。
また、上皿21の下方には、灰皿20と、上皿21が遊技球で一杯となったときに溢れ出た遊技球を排出するための排出口22と、排出口22から排出された遊技球を溜めるための下皿23と、遊技球を遊技部に向けて発射させる発射ハンドル24とが設けられている。
また、皿パネル2Bの両側にはスピーカ25L、25Rが設けられており、このスピーカ25L,25RからはBGMおよび効果音等が出力されるようになっている。
図2は、遊技盤3の具体的な構成例を示している。図示のように、遊技盤3の略中央には、識別情報としての装飾図柄の変動表示および演出アニメーションを含む表示を行なう変動表示手段としての図柄表示領域4が設けられている。この図柄表示領域4は、画像信号入力に基づいて装飾図柄の変動表示および演出アニメーションを含む表示を主に行なう領域であり、具体的には、後述の始動入賞口6に遊技球が入賞(「始動入賞」という)することにより図柄の変動表示を開始する。
なお、図柄表示領域4は、本実施形態では表示手段としての液晶表示装置11(図3参照)によって構成されているが、例えば、CRT(陰極線管)、プラズマディスプレイ、エレクトロルミネッセンス等によって構成されても良く、また、電気的表示装置ではなく、図柄を外周面上に描いた機械的な回転リール、模型等の動作物を含む他の機械的装置であっても良い。
また、パチンコ遊技機1には、通常遊技状態と、それよりも相対的に有利な遊技を行なうことができる「大当り」と称される特別遊技状態とが存在する。また、変動表示する図柄の停止表示態様が特定の停止表示態様になると、「大当り」となって、遊技状態が、通常遊技状態から、特別遊技状態(大当り遊技状態)へと移行するようになっている。「大当り」となる特定の停止表示態様(大当り図柄)は、例えば、図柄表示領域4の左側に停止した装飾図柄、図柄表示領域4の中央に停止した装飾図柄、および、図柄表示領域4の右側に停止した装飾図柄の3つがいずれも同一態様の図柄の場合で揃った停止態様(例えば「333」等)であり、後述する特別図柄表示部113に“F”または“H”の表示が停止される態様である。
なお、このような一連の遊技状態の制御は、後述する主制御回路30のメインCPU31によって行なわれる。
また、図柄表示領域4の下方には、スタートチャッカーと呼ばれる一対の第1および第2の始動入賞口6A,6Bが設けられている。下側に位置する第2の始動入賞口6Bは普通電動役物5によって構成されている。普通電動役物5は、第2の始動入賞口6Bへ遊技球が入賞しやすい第1状態と入賞しにくい第2状態とに変換可能な可動片6aを有する入賞装置(所謂「チューリップ」)である。なお、この可動片6aが閉じた第2状態であっても、遊技球が1個程度入賞可能である。また、遊技球が第1の始動入賞口6Aに入賞すると、例えば3個の賞球が払い出され、遊技球が第2の始動入賞口6Bに入賞すると、例えば4個の賞球が払い出されるようになっている。
また、図柄表示領域4の左右には普通図柄作動用ゲート7が設けられている。この普通図柄作動用ゲート7に遊技球が通過すると、遊技盤3の上部中央に設けられた普通図柄表示器221U,221Dの「○、×」の画像が交互に点灯されるようになっており、所定時間経過後、「○」の画像のみが点灯されると、普通電動役物5が第1状態に変換される。
普通電動役物5の下方には、遊技者にとって有利な「開放状態」と遊技者にとって不利な「閉塞状態」とに変換可能な扉開閉式の可変入賞装置からなるアタッカと呼ばれる大入賞口8が設けられている。この目的のため、大入賞口8は、具体的には、遊技球が入賞困難(入賞不能を含む)な大入賞口閉状態と遊技球が入賞容易な大入賞口開状態とに切り換え可能なシャッタ8sを備えている。また、大入賞口8は、図柄表示領域4での装飾図柄の変動表示が大当り停止態様で停止したときに、所定時間だけ開放状態に維持される。そして、この大入賞口8に遊技球が入賞すると所定個数(例えば15個)の賞球が払い出されるように定められている。前述の「特別遊技状態」とは、この大入賞口8が開放状態となった遊技状態をいい、この特別遊技状態中は、大入賞口8への10球入賞あるいは30秒経過まで開放状態が連続する遊技(以下、「大当り遊技」という)を、15回(ラウンド)行なえるようになっている。ここで、1回目の大当り遊技を「第1ラウンド」と称し、2回目以降の大当り遊技も同様に、「第2ラウンド」、「第3ラウンド」......と称する。なお、大当たり遊技が1ラウンド終了した後、次のラウンドを行うためには、一般的にV入賞口に遊技球が入賞する「V入賞」という所定の条件を満たす必要がある。
ここで、大入賞口8は複数の入賞口で構成され、V入賞は、その複数の入賞口のうちのV入賞口に遊技球が入賞した場合で、このV入賞の成立条件となるV入賞口は、通常、大入賞口8の端に設けられる。
なお、以上のような大当り遊技中の遊技ラウンドの繰り返し制御は、後述する主制御回路30のメインCPU31によって行なわれる。
また、大入賞口8の下方には、アウト球を回収するアウト口9が設けられている。また、遊技盤3の上部中央には、識別情報としての特別図柄を表示する特別図柄表示部113が設けられており、この特別図柄表示部113は7セグメントから構成されている。また、遊技盤3の上部右側には、ラウンド数を表示可能なラウンド数表示器220(7セグメントから成る)が設けられている。
また、遊技盤3の左側にはレール10が設置されている。遊技盤3の裏面側に設けられた発射装置82から発射された遊技球は、このレール10に沿って上昇移動し、遊技領域Sに打ち込まれる。
図柄表示領域4の左右には、普通図柄作動用ゲート7の部位に位置して、普通図柄記憶LED223が設けられており、図柄表示領域4の上側には、始動入賞口6A,6Bに入賞した遊技球を保留球として表示する保留球記憶LED(特別図柄始動記憶表示器)13a〜13dが設けられている。普通図柄記憶LED12は、普通図柄の変動中に普通図柄作動用ゲート7への遊技球通過がある度に1個ずつ点灯し、その時点での普通図柄表示器221U,221Dの「○、×」の交互の点灯可能回数(4回を限度とする)を遊技者に知らせるものであり、5回目以降の通過はカウントされず無効となる。なお、遊技盤3の上部中央には、普通図柄作動用ゲート7を通過した遊技球を保留球として表示する4つの普通図柄始動記憶表示器223が設けられている。
また、始動入賞口6A,6Bの左右側には、それぞれ入賞球があると10個の賞球を払出すように定められた一般入賞口16,17と、装飾ランプ18,19とが設けられている。また、図1に示されるように、遊技盤3の周囲のハウジング上にも、遊技状態に応じて光による演出を行なう装飾ランプ26が設けられている。
図3には、パチンコ遊技機1の制御部の具体的構成が示されている。図示のように、パチンコ遊技機1の遊技動作は、主制御回路30により制御される。主制御回路30は、演算処理装置としてのCPU(以下、「メインCPU」という)31と、読み出し専用の記憶手段としてのROM(以下、「メインROM」という)32と、読み書き可能な記憶手段としてのRAM(以下、「メインRAM」という。)33とを主たる構成要素として構成され、これらは一つの回路基板上に配置される。
メインRAM33としては、ダイナミック型メモリ(DRAM)が用いられる。主制御回路30に接続された各種センサからの入力信号は、この主制御回路30内のメインCPU31に入力され、メインCPU31は、入力信号に応じた処理をメインROM32に格納されている制御プログラムに従って実行する。
さらに、主制御回路30は、全体の遊技制御処理プログラムを定期的(例えば2ms毎)に実行するためのリセット信号を発生する(これを「割込発生」という)リセット用クロックパルス発生回路39と、電源が投入されたときに回路についての初期処理を実行するための初期リセット信号を発生する初期リセット回路35と、各種表示器(特別図柄始動記憶表示器13a〜13d、普通図柄始動記憶表示器223、特別図柄表示器113、普通図柄表示器221U,221D、ラウンド数表示器220)の点灯動作を制御するランプ制御回路37とを備えている。
この主制御回路30には、信号入力手段として、例えば、大入賞口8内に入賞した遊技球の数を計数するカウントスイッチ29Sと、一般入賞口16,17に入賞した遊技球を検出する一般入賞球スイッチ16S,17Sと、普通図柄作動用ゲート7を通過した遊技球を検出する通過ゲートスイッチ7Sと、第1の始動入賞口6Aに入賞した遊技球を検出する第1の始動入賞口スイッチ6Sと、第2の始動入賞口6Bに入賞した遊技球を検出する第2の始動入賞口スイッチ6S’とが接続され、また、信号出力手段として、例えば、普通電動役物5に設けられ且つ可動片6aの変換動作を制御する始動口ソレノイド5aと、大入賞口8を開閉する(シャッタ8sを駆動させる)ための大入賞口ソレノイド8aとが接続されている。更に、主制御回路30には、主制御回路30および払出装置105を制御する払出・発射制御回路102にバックアップされているデータを消去するためのバックアップクリアスイッチ100が接続されている。
このような構成では、例えば、始動入賞口スイッチ6S,6S’からの信号が図示しない例えばI/Oポートを介して主制御回路30に入力されると、メインCPU31は、その入力信号を始動記憶数としてメインRAM33に累積的に記憶し、大当りの有無等の判定処理を行なう。そして、それらの判定結果に基づいて生成された図柄表示領域4の表示に関する制御指令(以下、「コマンド」という)を、後述の副制御回路40に向けて送信する。
メインROM32には、図柄表示領域4の表示に関する各種の決定に必要なデータが格納されている。例えば、図柄表示領域4で行われる図柄変動の停止結果を大当りとするか否かを判定する際に参照される「大当り判定テーブル」、図柄変動の停止結果がハズレのときにリーチを発生させるか否かを判定する際に参照される「リーチ判定テーブル」、特別図柄の最終的な停止態様である確定停止態様を決定する際に参照される「停止図柄決定テーブル」、そして、演出パターン(演出表示パターン)を選択する際に参照される「演出パターン選択テーブル」等がメインROM32に格納されている。
メインCPU31では、各種の乱数カウンタの更新処理を定期的に行ない、始動入賞時には、メインCPU31は、これら乱数カウンタのカウント値(以下、「乱数値」という)を読み出し、メインRAM33内に形成される所定の記憶領域に格納する。ここに格納された乱数値は、主制御回路30において行われる各種の判定等に用いられる。
前記「大当り判定テーブル」は、図柄変動の停止結果を大当りとするか否かの判定に用いられ、メインCPU31は、この判定の際に取り出した大当り判定用乱数カウンタの値(「大当り判定用乱数値」という)をこの大当り判定テーブルに設定された数値範囲と照合し、上記の判定を行なう。
ここで、「大当り判定用乱数カウンタ」は、メインCPU31内に形成され、”0〜315”の範囲内で定期的に更新される。一例として前記「大当り判定テーブル」では、ハズレの判定となる大当り判定用乱数値の数値範囲は”0〜6”または”8〜315”で、大当りの判定となる大当り判定用乱数値の数値範囲は”7”である。また、確変中に大当り判定となる大当り判定用乱数値は”7”、”57”、”117”、”217”、”297”の5つである。
また、メインCPU31は、始動入賞口6A,6Bに遊技球が入賞したとき、始動入賞口スイッチ6S,6S’が遊技球を検出すると、上述した大当り判定の際に取り出した大当り判定用乱数値をメインRAM33の保留球記憶領域に記憶するようになっており、このメインRAM33の保留球記憶領域には最大で4個の大当り判定乱数値が保留球として記憶される。
そして、現在行われている特別図柄変動遊技が終了すると、メインRAM33に記憶された大当り判定用乱数値に応じて次の新たな特別図柄変動遊技が保留球の記憶個数分だけ行われ、この遊技は保留球が消化されるまで継続される。
また、保留球記憶領域に保留球が記憶されたときに4個の保留球記憶LED13a〜13dのうち保留球の記憶個数に応じた分だけ点灯される。例えば、保留球LEDは、保留球記憶領域に1つの大当り判定用乱数値が記憶されたときには、左側の保留球記憶LED13aのみが表示され、記憶領域に記憶される大当り判定用乱数値が増えるに連れて左側から右側の保留球記憶領域LEDが順次に点灯される。
そして、現在行われている特別図柄変動遊技が終了すると、変動中の大当り判定用乱数値が削除され、次に記憶された大当り判定用乱数値が用いられるとともに点灯中の保留球記憶LED13のうち右側の保留球記憶LED13が消灯され、この動作は保留球が無くなるまで継続される。そして、変動中の特別図柄に対応する大当り判定用乱数値がメインROM32に格納された大当り判定用テーブルの大当り乱数値と一致すれば、大当りとなる。
ここで、メインRAM33に記憶される保留球は4個を上限としており、4個の保留球が記憶されて保留球LEDが全点灯しているときに、以後いくら始動球入賞が発生しても保留球として記憶されずに、それに基づいて大当り判定も行われない。
なお、払出・発射制御回路102には、遊技球の払い出しを制御する後述するソレノイド341を有する払出装置105と、遊技球を発射する発射装置82と、カードユニット228とが接続されており、カードユニット228には貸し球操作パネル229が接続されている。そして、払出・発射制御回路102は、主制御回路30から送信された賞球コマンド(この賞球コマンドは、入賞口6,16,17への遊技球の入賞に伴って入賞口スイッチ6S,6S’,16S,17Sから主制御回路30に入賞信号が送られることにより生成される)またはカードユニット228から送信された貸し球コマンドに基づいて、遊技球を払い出すための払出信号を払出装置105に出力するようになっている。また、払出・発射制御回路102は、発射ハンドル24の操作に応じて遊技球を発射するための発射信号を発射装置82に出力するようになっている。また、払出・発射制御回路102には、遊技球の払い出しを検知する後述するフォトセンサ335が接続されている。
また、パチンコ遊技機1は、主制御回路30とは別の一つの回路基板上に配置された副制御回路40を備えている。この副制御回路40は、主制御回路30と同様に、CPU(以下、「サブCPU」という)41と、ROM(以下、「プログラムROM」という)42と、RAM(以下、「ワークRAM」という)43とを主たる構成要素として構成される。
サブCPU41は、演出制御手段を構成しており、主制御回路30に設けられたシリアル通信用IC(コマンド出力ポート)50および副制御回路40に設けられた図示しないコマンド入力ポートを介して主制御回路30から送信されたコマンドに応じて、図柄表示領域4での図柄変動および演出アニメーションを含んだ表示制御を行なう。また、サブCPU41では、図柄表示領域4の表示制御の他に主制御回路30から送信されたコマンドに応じたスピーカ25L,25Rからの音声出力制御と前面扉2Aおよび遊技盤3に配置される枠LED、盤面上LED等の装飾ランプ18,19,26の動作制御についても行なう。
主制御回路30から送信されたコマンドに応じた処理を実行する具体的手段として、副制御回路40は、図柄表示領域4を制御するための表示制御回路45と、スピーカ25L,25Rを制御するための音声制御回路46と、装飾ランプ18,19,26を制御するためのランプ制御回路47とを備える。
表示制御回路45は、サブCPU41からの指令に基いて液晶画面に表示すべき画像データを生成し、この画像データの表示制御を実行するための手段で構成される。
具体的には、画像制御回路45は、画像データを生成するためのドットデータを格納する画像データROM45Aと、サブCPU41で設定されたパラメータに応じて画像データROM45A内のドットデータを読み込み表示すべき画像データを生成するVDP(Video Display Processor)45Bと、VDPで生成された画像データをRGB信号に変換するD/Aコンバータ45Cと、図柄制御プログラムが異常な処理ルーチンに入ったときにリセット信号を発生する初期リセット回路45Dとを備える。
音声制御回路46は、音源IC、増幅用回路(アンプ)および音声データROMを備え、音声発生手段としてのスピーカ25L,25RにBGMおよび効果音からなる音声信号を出力する。
次に、図4〜図11を参照しながら、遊技球の払い出しを行なうための遊技球払出機構について説明する。なお、以下においては、図1に示される矢印Aの方向からパチンコ遊技機1を見て、「前後左右」と方向を規定する。
図4に示されるように、本体枠1aの後側上部には、遊技球を貯留するための球タンク320が設けられており、本体枠1aの後側左部には、球タンク320に貯留された遊技球を上皿21の払出口21aまたは球抜きの払出口(図示せず)へ払い出す球払出装置321が設けられている。
図5は図4におけるB方向矢視図であり、図6は球払出装置321における球払出ケースを分解した斜視図である。これらの図に示されるように、本体枠1aにおける球タンク20の下側には、球ガイド手段としての球払出ケース322が設けられている。また、球払出ケース322は、本体枠1aの後側に設けられたフロントケース323と、このフロントケース323に着脱可能に設けられたリアケース324と、フロントケース323とリアケース324とに挟持されるように設けられ且つ球払出ケース322の内部を前後に仕切る仕切板325とから成っている。なお、フロントケース323には、複数の被係止部326が形成されており、リアケース324には、整合関係にある被係止部326に係止可能な複数の係止爪327が形成されている。
図6に示されるように、仕切板325の前側面とフロントケース323の内側面には、球タンク320側から上皿21の払出口21a側または前記球抜きの払出口側へ遊技球を案内する(球タンク320と払出口21aとを連通させる)フロント球通路328が形成されており、フロント球通路328の下流側は、上皿21の払出口21aに連通した第1のフロント分岐通路328aと、前記球抜きの払出口に連通した第2のフロント分岐通路328bとに分岐している。また、仕切板325の後側面とリアケース324の内側面には、球タンク320側から上皿21の払出口21a側または前記球抜きの払出口側へ遊技球を案内する(球タンク320と払出口21aとを連通させる)リア球通路329が形成されており、リア球通路329の下流側は、上皿21の払出口21aに連通した第1のリア分岐通路329aと、前記球抜きの払出口に連通した第2のリア分岐通路329bとに分岐している。なお、フロント球通路328とリア球通路329は、同じ形状を成しており、球払出ケース322の後から見ると重なるようになっている。
ここで、フロントケース323全体およびリアケース324全体は、外部からフロント球通路328内およびリア球通路329内を視認できるように透明な材料によって構成されており、この透明な材料は、無色透明な材料または有色透明な材料のいずれでも良い。なお、フロントケース323全体およびリアケース324全体が透明な材料により構成されなくても、外部からフロント球通路328内およびリア球通路329内を視認できるように、少なくともフロントケース323の周壁部分323aとリアケース324の周壁部分324aおよび後部324bとが透明になっていれば良い。
図7および図8は球払出装置321の主要部を示している。これらの図に示されるように、球払出ケース322内には、遊技球をフロント球通路328の下流側およびリア球通路329の下流側へ区切って送出する球区切り機構部を構成するスプロケット330が設けられている。このスプロケット330は、回転自在な送出状態と、回転が制限された送出停止状態とに切替可能である。なお、回転が制限された前記送出停止状態とは、遊技球を送出させない範囲において僅かに回転できるような状態を含み意味である。
図9に明確に示されるように、スプロケット330の前側外周には、複数(本実施形態では3個)のフロント羽根331が等間隔に形成されており、隣り合った複数のフロント羽根331の間には、フロント球通路328の上流側からの遊技球を保持可能なフロント保持凹部332がそれぞれ形成されている(すなわち、スプロケット330の前側外周には、複数のフロント保持凹部332が周方向に等間隔で形成されている)。同様に、スプロケット330の後側外周には、複数(本実施形態では3個)のリア羽根333が等間隔に形成されており、隣り合った複数のリア羽根333の間には、リア球通路329の上流側からの遊技球を保持可能なリア保持凹部334がそれぞれ形成されている(すなわち、スプロケット330の後側外周には、フロント保持凹部332と同様の複数のリア保持凹部334が周方向に等間隔で形成されている)。ここで、スプロケット330は、複数のフロント保持凹部332の位置および複数のリア保持凹部324の位置が互いに周方向にずれている。
球払出ケース322内におけるスプロケット330の近傍には、スプロケット330から送出された遊技球がフロント球通路328の所定位置またはリア球通路329の所定位置を通過したことを検知する球検出手段を構成する変復調型フォトセンサ(計数スイッチ)335が設けられている。
図10に明確に示されるように、仕切板325におけるスプロケット330の下側近傍には、コの字形状のセンサ本体336が設けられており、このセンサ本体336内には、発光素子337と受光素子338とが2つの球通路(フロント球通路328およびリア球通路329)を挟むように配置されている。また、変復調型フォトセンサ335は、発光素子337が変調した光Bを発光するとともに、受光素子338が発光素子337の発光と同期して受光した光Bを復調するように構成されている。なお、ここで、フロント球通路328の所定位置(所定領域)またはリア球通路329の所定位置(所定領域)は、スプロケット330による遊技球の送出高さ位置から、遊技球の2個分(遊技球の直径の2倍分)だけ下がった高さ位置までの間に予め設定されている。
なお、本実施形態において、変復調型フォトセンサ335は、発光素子337から発せられて受光素子338で受けられる光の受光量の変化を検出することにより、球通路328,329の前記所定位置を通過する遊技球を検出するようになっている。また、本実施形態においては、発光素子337から受光素子338へと至る光路を仕切板325が横切って配置されることとなるため、発光素子337から受光素子338へ光が確実に到達するように、仕切板325が透光材料によって形成される。あるいは、仕切板325を透光材料によって形成しない場合には、図10に示されるように、発光素子337から受光素子338へと至る光が通り抜けることができる通孔339を仕切板325に設ける必要がある。
図7および図8に示されるように、球払出ケース322内におけるスプロケット330の近傍には、フラッパ型電磁ソレノイド341が設けられている。このフラッパ型電磁ソレノイド341は、左右方向へ揺動可能なフラッパ342と、フラッパ342をフロント保持凹部332またはリア保持凹部334に係止させるように付勢するスプリング343とを備えている。また、フラッパ型電磁ソレノイド341は、励磁作用によってフラッパ342がスプリング343の付勢力に抗して右方向へ揺動してスプロケット330から離れるとともに、消磁作用によってフラッパ342がスプリング343の付勢力によって左方向へ揺動してフロント保持凹部332またはリア保持凹部334に係止するように構成されている。すなわち、フラッパ型電磁ソレノイド341は、励磁作用によってスプロケット330を前記送出停止状態から前記送出状態に切り替えるとともに、消磁作用によってスプロケット330を前記送出状態から前記送出停止状態に切り替えるように構成されている。更に、フラッパ型電磁ソレノイド341は、変復調型フォトセンサ335によって所定個数の遊技球がフロント球通路328の所定位置またはリア球通路329の所定位置を通過したことが検知されると、スプロケット330を前記送出状態から前記送出停止状態に切り替えるように構成されている。
球払出ケース322内の下部には、切替フラッパ344が左右方向へ揺動可能に設けられており、この切替フラッパ344は、それ自身の左右方向の揺動によって第1の連通状態と第2の連通状態とに切り替えるように構成されている。ここで、前記第1の連通状態とは、図7に示されるように、フロント球通路328の上流側と第1のフロント分岐通路328aとが連通するとともに、リア球通路329の上流側と第1のリア分岐通路329aとが連通する状態のことであり、一方、前記第2の連通状態とは、図8に示されるように、フロント球通路328の上流側と第2のフロント分岐通路328bとが連通するとともに、リア球通路329の上流側と第2のリア分岐通路329bとが連通する状態のことである。
図7、図8、図11にそれぞれ示されるように、球払出ケース322における切替フラッパ344の上側には、切替フラッパ344を揺動操作する操作部材345が左右方向へ移動可能に設けられている。また、操作部材345は、作業者が把持可能な一対の把持部346を備えており、操作部材345の下端には、切替フラッパ344の先端部と係合可能な切り欠き部347が形成されている。
また、球払出ケース322内には連動機構348が設けられている。この連動機構328について詳しく説明すると、仕切板325には、垂直連動部材349が上下方向へ移動可能に設けられている。垂直連動部材349は、上下方向(垂直方向)へ延びており、操作部材345の左右方向の移動に連動して上下方向へ移動するようになっている。ここで、垂直連動部材349が操作部材345の左右方向の移動に連動して上下方向へ移動するように、操作部材345の前側面には、上下に傾斜した傾斜溝350が形成されており(図11参照)、垂直連動部材349の下部の後側面には、傾斜溝350に対して上下方向に移動可能に係合する係合突起351が形成されている。また、仕切板325におけるスプロケット330の上側近傍には、フラッパ342を右方向へ押圧する水平押圧部材352が左右方向へ移動可能に設けられており、この水平押圧部材352は、左右方向(水平方向)へ延びている。更に、仕切板325における垂直連動部材349と水平押圧部材352との間には、垂直連動部材349からの垂直方向の力を水平方向の力に変換して水平押圧部材352に伝達する伝達部材353が揺動可能に設けられている。
したがって、このような連動機構348では、操作部材345を右方向へ移動させて切替フラッパ344によって前記第1の連通状態から前記第2の連通状態に切り替えると、垂直連動部材349が操作部材345の右方向の移動に連動して上方向に移動し、伝達部材353により変換された水平の力によって水平押圧部材352が右方向へ移動する。これにより、フラッパ342が右方向へ押圧され、フラッパ342がスプロケット330から離れる。すなわち、連動機構348は、操作部材345を右方向へ移動させて切替フラッパ344によって前記第1の連通状態から前記第2の連通状態に切り替えると、スプロケット330を前記送出停止状態から前記送出状態に連動して切り替えるようになっている。
また、本実施形態においては、図12に明確に示されるように、球払出ケース322に減光手段340(図中にハッチングを施して示してある)が設けられている。具体的には、この減光手段340は、変復調型フォトセンサ335による検出領域すなわち受光素子338が受光可能な領域(範囲)へ向けて進行する外光(発光素子337により発せられる光以外の光であって、例えばパチンコ遊技機1が設置されるホールの照明光や不正行為(ゴト行為等)に基づく光)の少なくとも一部を遮るように変復調型フォトセンサ35の近傍周囲を取り巻いて球払出ケース322の外面(フロントケース323およびリアケース324の外面)等に設けられている。また、減光手段340は、球通路328,329を外部から視認可能にする透明度を有しており、例えば無色透明または有色透明な材料によって形成されている。
このような減光手段340は、球払出ケース322と別体であっても良く、あるいは、一体であっても構わない。また、減光手段340は、球払出ケース322と別体の場合、球払出ケース322に対して取り外し不能に固定(付設)されていても良く、あるいは、球払出ケース322に対して着脱自在に取り付け(付設)られても良い。また、減光手段340は、前記検出領域へ向けて進行する外光を拡散することによって減光しても良く、あるいは、外光を完全に遮っても良い。
球払出ケース322と別体で且つ球払出ケース322に対して着脱自在に取り付けられる減光手段340の例としては、球払出ケース322に着脱自在に貼り付けられる透明なテープ状のもの、例えば拡散シートや、ハーフミラー等を挙げることができる。また、球払出ケース322と一体の減光手段340の例としては、外光を拡散するように球払出ケース322の外表面にカットされた刻設部(球払出ケース322自体にカットを施して外光を拡散させる)を挙げることができる。
また、本実施形態において、復調型フォトセンサ335は、前述したように、発光素子337から発せられて受光素子338で受けられる光の受光量の変化を検出するが、払出・発射制御回路102と協働して、球通路328,329の前記所定位置を通過する遊技球を検出する球検出手段を構成している。具体的には、図13に示されるように、復調型フォトセンサ335は、受光素子338によって受けられる光の受光量に基づいて所定の検出信号sを払出・発射制御回路102に対して出力する信号出力手段として機能する。また、払出・発射制御回路102は、復調型フォトセンサ335から出力される検出信号sが所定の閾値に達したときに遊技球の通過を判定する判定手段としての判定部380と、前記所定の閾値を設定する閾値設定手段としての閾値設定部370とを有している。閾値設定部370は、減光手段340により減光された外光が受光素子338で受けられることによって得られる検出信号sが前記閾値に達しないように、前記所定の閾値を設定する。また、判定部380は、前記閾値に基づく判定により所定個数の遊技球の通過を判断すると、ソレノイド341を消磁させる信号をソレノイド341に送信する。
次に、上記構成のパチンコ遊技機1の作用について説明する。
パチンコ遊技機1によって通常の遊技を行なう場合には、作業者(管理者を含む)が操作部材345を左方向へ移動させて、操作部材345によって切替フラッパ344を左方向へ揺動操作することにより、前記第2の連通状態から前記第1の連通状態に切り替える。これにより、遊技球を上皿21の払出口21aへ払い出すための準備が完了する。
そして、遊技球が入賞口(始動入賞口6A,6B、大入賞口8、一般入賞口16,17)に入賞したり又は球貸し出し操作が行なわれたりすることを条件として、フラッパ型電磁ソレノイド341を励磁することによってスプロケット330を前記送出停止状態から前記送出状態に切り替えると、スプロケット330は、回転しながら、フロント保持凹部332に保持された遊技球と、リア保持凹部334に保持された遊技球を球通路(フロント球通路328およびリア球通路329)の下流側へ送出する。これにより、球タンク320に貯留された遊技球を上皿21の払出口21aに払い出すことができる。
一方、遊技球の払出中に、変復調型フォトセンサ335は、スプロケット330から送出された遊技球がフロント球通路328の所定位置またはリア球通路329の所定位置を通過したことを検知する。ここで、スプロケット330は、複数のフロント保持凹部332の位置および複数のリア保持凹部334の位置が互いに周方向にずれているため、フロント保持凹部332に保持された遊技球と、リア保持凹部334に保持された遊技球を交互に送出することができ、1つの変復調型フォトセンサ335により、フロント球通路328の下流側に送出された遊技球がフロント球通路328の所定位置を通過したこと、および、リア球通路329の下流側に送出された遊技球がリア球通路329の所定位置を通過したことをそれぞれ検知することができる。そして、変復調型フォトセンサ335によって所定個数の遊技球がフロント球通路328の所定位置またはリア球通路329の所定位置を通過したことが検知されると、フラッパ型電磁ソレノイド341を消磁することによってスプロケット330を前記送出状態から前記送出停止状態に切り替える。これにより、上皿21の払出口21aへの遊技球の払い出しが一旦終了する。
また、遊技球のいわゆる球抜きを行なう場合には、作業者が操作部材345を右方向へ移動させて、操作部材345によって切替フラッパ344を左方向へ揺動操作することにより、前記第1の連通状態から前記第2の連通状態に切り替える。また、前記第1の連通状態から前記第2の連通状態に切り替えると、連動機構348によってスプロケット330を前記送出停止状態から前記送出状態に連動して切り替える。これにより、フラッパ型電磁ソレノイド341を励磁することなく、遊技球を前記球抜き用の払出口に払い出すことができる。
以上説明したように、本実施形態のパチンコ遊技機1は、変復調型フォトセンサ335による検出領域へ向けて進行する外光の少なくとも一部を遮る減光手段340を備えているため、変復調型フォトセンサ335が遊技機の周囲にある照明装置等からの外光の影響を受けて誤検知したり、あるいは、復調型フォトセンサ335に対して不正に光を出射する不正行為の被害に会うといった事態を防止できる。すなわち、払い出される遊技球を正確且つ安定して検出することができるようになる。
また、本実施形態では、フロントケース322全体およびリアケース324全体が外部からフロント球通路328内およびリア球通路329内を視認できるように透明な材料により構成されているだけでなく、減光手段340も、球通路328,329を外部から視認可能にする透明度を有しているため、メンテナンス効率を低下させずに済む。すなわち、減光手段340が介在していても、球通路328,329内における球の噛み込み(球詰まり)箇所を外部から容易に発見でき、あるいは、その噛み込みを解消したりする等といったメンテナンスを効率良く行なうことができる。
なお、本実施形態において、減光手段340が、フォトセンサ335による検出領域へ向けて進行する外光を拡散させるものである場合には、外光の一部を効果的に遮ることができるため有益である。また、本実施形態において、減光手段340が球払出ケース322に一体的に形成され或いは球払出ケース322に付設されるものである場合には、減光手段の形成または設置が容易となるため有益である。また、本実施形態において、減光手段340が球払出ケース322に対して着脱自在である場合には、メンテナンス効率を更に高めることができ有益である。すなわち、減光手段340により球通路328,329の視認性が低下するような場合には、メンテナンス時に減光手段340を除去して球通路328,329の良好な視認性を確保することができるため、メンテナンス作業を効率的に行なうことができる。
また、本実施形態のパチンコ遊技機1において、球検出手段としてのフォトセンサ335は、受光素子338によって受けられる光の受光量に基づいて所定の検出信号を出力する信号出力手段として機能し、また、球検出手段としての払出・発射制御回路102は、フォトセンサ335から出力される検出信号が所定の閾値に達したときに遊技球の通過を判定する判定部380と、前記所定の閾値を設定する閾値設定部370とを有するとともに、閾値設定部370は、減光手段340により減光された外光が受光素子338で受けられることによって得られる検出信号が前記閾値に達しないように、前記所定の閾値を設定するようになっている。このような構成によれば、外光の影響を考慮した閾値と検出信号との比較に基づいて遊技球の通過を判断できるため、外光に伴う球検出手段の誤検知を確実に防止できる。
本発明は、パチンコ遊技機のみならず、遊技球を扱う様々な遊技機に適用することができる。
本発明の遊技機の一例を示すパチンコ遊技機の斜視図である。 図1のパチンコ遊技機の遊技盤の具体的な構成例を示す正面図である。 図1のパチンコ遊技機の制御回路を示すブロック図である。 図1のパチンコ遊技機を後から見た斜視図である。 図4のA方向矢視図である。 図1のパチンコ遊技機の球払出装置における球払出ケースの分解斜視図である。 図1のパチンコ遊技機の球払出装置の主要部の概略構成図である。 図1のパチンコ遊技機の球払出装置の主要部の概略構成図である。 スプロケットの斜視図である。 変復調型フォトセンサおよび仕切板の一部を上から見た図である。 操作部材と切替フラッパと垂直連動部材との配置関係を示す斜視図である。 減光手段を備えた球払出ケースの斜視図である。 球検出手段の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1 パチンコ機(遊技機)
21a 球払出口
102 払出・発射制御回路(球検出手段)
320 球タンク
322 球払出ケース(球ガイド手段)
328,329 球通路
335 変復調型フォトセンサ(球検出手段;信号出力手段)
337 発光素子
338 受光素子
340 減光手段
370 閾値設定部(閾値設定手段)
380 判定部(判定手段)

Claims (5)

  1. 遊技球を貯留するための球タンクと、
    遊技球を払い出すための球払出口と、
    前記球タンクと前記球払出口とを連通させる球通路を形成し、前記球タンクに貯留された遊技球を前記球払出口へと案内するとともに、その少なくとも一部が前記球通路を外部から視認可能にする透明度を有する球ガイド手段と、
    前記球通路を間に挟むように互いに対向して配置された発光素子と受光素子とを有し、前記発光素子から発せられて前記受光素子で受けられる光の受光量の変化を検出することにより、前記球通路の所定領域を通過する遊技球を検出する球検出手段と、
    前記球通路を外部から視認可能にする透明度を有するとともに、前記球検出手段による検出領域へ向けて進行する外光の少なくとも一部を遮る減光手段と、
    を備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記減光手段は、前記球検出手段による検出領域へ向けて進行する外光を拡散させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記減光手段は、前記球ガイド手段に一体的に形成され或いは前記球ガイド手段に付設されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記減光手段は、前記球ガイド手段に対して着脱自在であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 前記球検出手段は、
    前記受光素子によって受けられる光の受光量に基づいて所定の検出信号を出力する信号出力手段と、
    前記信号出力手段によって出力される検出信号が所定の閾値に達したときに遊技球の通過を判定する判定手段と、
    前記所定の閾値を設定する閾値設定手段と、
    を有し、
    前記閾値設定手段は、前記減光手段により減光された外光が前記受光素子で受けられることによって得られる検出信号が前記閾値に達しないように、前記所定の閾値を設定することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の遊技機。
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