JP2005074021A - 表示装置 - Google Patents

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敏博 内ヶ島
Takahiro Uchigashima
隆寛 内ヶ島
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Abstract

【課題】 回転体を用いる表示装置において、演出を豊かにする。
【解決手段】 筐体30は、表示図柄45を視認させる表示窓31を有してドラム42を収容するが、偏光板34で表示窓31が閉鎖され、偏光板34以外では光が入出不可能に構成されている。ドラム42には青の表示図柄45B、緑の表示図柄45G及び赤の表示図柄45Rを重畳的に設けられている。フルカラーLED41の発光色を青、緑、赤に切り換えて、表示図柄45B、G、Rを選択的に表示する。表示における演出の幅が広がる。
【選択図】 図15

Description

本発明は遊技機の技術分野に属し、詳しくは遊技機に装着される表示装置に関する。
パチンコ機やスロットマシン等の遊技機において、図柄が描かれたドラムやベルト等の回転体と、この回転体を回転させ停止させるモータと、図柄を視認させるための表示窓を有して回転体を収容する筐体とを備え、回転体が停止した際に表示窓に表示される図柄の組合せで当たり外れを表示する表示装置が使用されている。
この種の表示装置は、ドラムやベルトが実際に回転することによりダイナミックな演出が可能で、この点では液晶表示装置等の画像による表示に優越している。
一方で、例えば通常状態、大当たり状態、時短状態、確変状態等の遊技状態の判断を遊技者が容易に行えるように、遊技状態に応じて表示態様を変化させるには、せいぜいドラム等を照明する発光手段の色を変えたり点滅させる程度であり、この点では液晶表示装置等に劣っていた。
こうした演出面での弱点を改善する技術の一つに特開2003−126384号公報(特許文献1)に記載のシンボル表示装置がある。
また、液晶表示装置等を用いる場合には、図柄表示の背景画像のモチーフ(例えば男子野球と女子ソフトボール)を遊技者が選択可能なものもあるが、ドラム等の回転体ではかかる選択はできなかった。
特開2003−126384号公報(段落0020〜0024、0042〜0047、図3、図4)
特許技術文献の表示装置は、ブラックライトの点灯時にのみ表示される図柄をリール上に設けているので、通常時に表示される図柄の個数を少なくしたり、各図柄のサイズを小さくする必要がある。また、演出的な変化もブラックライトの点灯、不点灯の2種類しかなく、変化が乏しい。さらに、通常の照明とは別にブラックライトを必要とするので構成が複雑化し、弱いとはいえ紫外線を発するので、遊技時間が長かったりすると遊技者に障害を与えるおそれがある。
そして、この技術に依ったとしても、上述のモチーフを遊技者が選択可能にはできなかった。
また、ドラムなどの表示装置を使用しているものでは、ドラムを照らす照明の色によって遊技状態を表すことがあるが、照明の色を変化させるだけでは遊技者や店員に分りにくい。例えば遊技状態の表示専用の表示装置(液晶、ドット、7セグなど)を設ければよいのだが、費用がかかってしまうという問題もある。
請求項1記載の表示装置は、
表示図柄が設けられている回転体と、該回転体を回転させ停止させる駆動手段と、前記表示図柄を視認させるための表示窓を有して前記回転体を収容する筐体とを備え、前記回転体が停止した際に前記表示窓に表示される前記表示図柄にて当たり外れを表示する表示装置において、
透過光量を制限する透過光量制限層を有する透光性の板状体で前記表示窓を閉鎖し、
前記筐体は前記透過光量制限層以外では光が入出不可能に構成し、
前記回転体には色が異なる複数の前記表示図柄を設け、
複数色に発光可能な発光手段を前記筐体内に配し、
前記発光手段の発光色を制御する発光制御手段を備えた
ことを特徴とする。
透過光量制限層は、例えば偏光フィルム、ハーフミラーフィルム等のようないわゆる半透明の層である。これらのフィルムをそのまま板状体として使用してもよいし、ガラス等の透明板に貼着して板状体としてもよい。
回転体を収容した筐体は透過光量制限層以外では光が入出不可能に構成されているので、透過光量制限層から入射した外光による反射だけでは表示図柄はほとんど見えない。なお、表示窓の寸法は透過光量制限層と整合していてもよいし、それよりも小さくてもよい。また、表示窓のほうが透過光量制限層よりも大きい場合には、透過光量制限層の周囲に遮光域を設けて光を遮断すればよい。
回転体には色が異なる複数の表示図柄が設けられているので、発光手段の発光色に対応した色の表示図柄だけを選択的に発色(反射光又は透過光)させることができ、透過光量制限層(表示窓)を通してその表示図柄だけを認識させることができる。つまり、発光制御手段にて発光手段の発光色を制御することにより、表示図柄の種類(色による種類分け)を切り替えることができる。これにより、表示における演出の幅が広がる。
請求項2記載のように、色が異なる複数の表示図柄を重畳的に設けることができるから、回転体の表示図柄のためのスペースを効率よく利用でき、例えば表示図柄の個数を少なくしたり、各表示図柄のサイズを小さくする必要はない。
また、ブラックライトを必要としないので(ブラックライトに限らず、特別な機器を必要としないので)、構成が複雑化しないし、遊技者に障害を与えるおそれもない。
しかも、遊技者が発光手段の発光色を選択できるようにすれば、表示のモチーフを遊技者が選択可能になる。
表示図柄は、図形、文字、図案、これらの組合せ等であるが、当たり外れを表示できる限りは(当たりの表示と外れの表示とを判別可能なら)、特段の制限はない。
発光手段の発光色を制御することで色の違う表示図柄を選択的に表示するので、発光色は光の3原色(赤、緑、青)のいずれか2色以上であるのが望ましい。図柄の色も同様である。発光手段の各発光色と各表示図柄の色とが同色であるのが好ましい。
発光手段は1個で複数色に発光可能(例えば多色発光LED)でもよいし、単色の発光源を複数種類用いてもよい。
請求項2記載の表示装置は、請求項1記載の表示装置において、前記色が異なる複数の前記表示図柄が重畳的に設けられていることを特徴とするので、上述したとおりスペースを効率よく利用できる。なお、重畳的にというのは色の違う表示図柄の占める領域が重なり合っているということであり、必ずしも複数の表示図柄の着色部分が重なり合う(例えばA図柄の赤とB図柄の青とが重なり合う)ことをいうのではない。
次に、本発明の表示装置を遊技機の一種であるパチンコ機に装着した実施例により最良の実施形態を説明する。なお、本発明は実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
[実施例1]
図1は、実施例のパチンコ機の遊技盤の正面図である。
遊技盤10には外レール11と内レール12とによって囲まれた略円形の遊技領域13が形成されている。
遊技領域13の中央部にはセンターケース14が取り付けられ、そのセンターケース14に保持されて表示装置15が装着されている。
センターケース14の下方には、それぞれ4個のLEDからなる特別図柄保留記憶用LED及び普通図柄保留記憶用LEDが配されている。
その下方中央部には、チューリップ式の普通電動役物20が設置されている。この普通電動役物20は始動口となる。また、普通電動役物20の左右にはゲート(通過口)21が設置されている。
普通電動役物20は、遊技球がゲート21を通過したことに起因する普通図柄抽選で当たりとなると(普通図柄用LEDに当たりの普通図柄が表示されると)設定時間だけ開放される(ただし、1開放中に3個の入賞があると、前記時間に達しなくとも閉鎖)。
また、普通電動役物20の下方には、開閉板22にて開閉される大入賞口23が配され、ゲート21の横にはそれぞれ2つの普通入賞口24が配されている。
また、遊技盤10には、風車25、アウト口26、多数の遊技釘(図示略)等が設けられている。
なお、パチンコ機の全体的な構成は公知技術に従っているので図示と説明は省略する。
表示装置15は、図2に示すように、筐体30とこれに収容されたドラムユニット32等から構成され、筐体30が上述のセンターケース14に連結されている。
筐体30は上下、左右及び背面が遮光性の部材(例えば黒色のプラスチック)で箱状に作られている。その前面部は表示窓31として開口しているが、偏光板34(透過光量制限層を有する透光性の板状体に該当)で閉鎖されている。つまり、偏光板34を通る光路以外では光が入出不可能に構成されている。なお、偏光板34は偏光フィルム(透過光量制限層に該当)を透明なガラス板に貼着したものである。
ドラムユニット32は3個が並置されているが、その構造は互いに同様である。詳しくは図3に示すように、基板36に取り付けられたモータ38(駆動手段に該当)及び内部照明40と、モータ38の出力軸38aに取り付けられたドラム42(回転体に該当)とで構成されている。
内部照明40は3個のフルカラーLED41を備えている。各フルカラーLED41は赤、緑及び青に発光が可能で、それらの合成色も発光できる。
ドラム42の外周部には、図12に示すように洋数字(1、2、3・・・)、漢数字(一、二、三・・・)及びアルファベット(A、B、C・・・)の3種類の表示図柄45B、G、Rが設けられている。表示図柄45B、G、Rは、それぞれの種類毎に10個ずつあり、各1個ずつが重畳するように設けられている。つまり、図13に示すように、青(図では○)の表示図柄45Bである洋数字1と緑(図では△)の表示図柄45Gである漢数字一と赤(図では□)の表示図柄45RであるアルファベットAが、共通の領域内に重畳的に描かれている。すなわち、図12(a)は重畳している3種類の内、青の表示図柄45B(洋数字)のみを、同じく(b)は緑の表示図柄45G(漢数字)のみを、(c)は赤の表示図柄45R(アルファベット)のみを示している。
図4(a)に示すようにフルカラーLED41がドラム42の内側に配置されているので、フルカラーLED41による照明は透過光となる。このため、図13に示した青(○)、緑(△)及び赤(□)のドットは透光性とされており、そうしたドット部分以外(周囲)は遮光性(例えば黒色)とされている。
表示窓31の開口高さは表示図柄45B、G、Rの3個分に対応していて、図12に例示するように上下方向に3個の表示図柄を表示できる。図12のように3個の図柄が表示されるときに3個のフルカラーLED41が各1図柄に対応するように、フルカラーLED41の位置が設定されている。
こうした構成であるので、フルカラーLED41の発光色を青にすれば青の表示図柄45Bである洋数字が、緑にすれば緑の表示図柄45Gである漢数字が、赤にすれば赤の表示図柄45Rであるアルファベットが、変動時も停止時もそれぞれ択一的に表示される。
なお、フルカラーLED41は、図4(b)に示すようにドラム42の外側に配置(反射光で表示)してもよい。また、図4(c)に示すように、ドラム42ではなくて、ベルト42aを用いてもよい。
本実施例のパチンコ機の制御系は図5に示す通り、主制御装置50を中心にして構成されている。
詳細の図示は省略するが、主制御装置50、払出制御装置51、発射制御装置52、音制御装置53、ランプ制御装置54及び図柄制御装置55は、いずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えている。また、主制御装置50には各種の抽選や選択に使用する乱数カウンタ(複数)が備えられ、音制御装置53には音源ICが備わっている。なお、図柄制御装置55は表示装置15と一体化されており、発光制御手段として機能する。
主制御装置50には、下皿63が満杯状態になったことを検出する満タンスイッチ61、球タンクが空状態になったことを検出する玉切れスイッチ62、普通電動役物20への入賞球を検出する第1種始動口スイッチ63、遊技球がゲート21を通過したことを検出する普通図柄作動スイッチ64、遊技球が大入賞口23の内部に設けられている特定領域を通過したことを検出するVスイッチ65、大入賞口23への入賞球を検出するカウントスイッチ66、賞球として払出される遊技球を検出する賞球センサー67、各普通入賞口24への入賞球をそれぞれ検出する普通入賞口スイッチ68等の検出信号が入力される。
主制御装置50は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して払出制御装置51、発射制御装置52(払出制御装置51経由)、音制御装置53、ランプ制御装置54、図柄制御装置55に出力したり、また開閉板22を駆動する大入賞口ソレノイド69、大入賞口23内の特定領域を開閉するVソレノイド70、普通電動役物20を開閉する普通役物ソレノイド71の動作を制御する。
また、主制御装置50は、盤用外部接続端子72を介して外部(ホールメインコンピュータ)に入賞や大当たり等の情報を出力する。
試験信号端子73は、主制御装置50から出力されるコマンドのモニタ用である。
払出制御装置51は、主制御装置50から送られてくるコマンドに応じて賞球払出装置(図示略)の賞球モータ74を稼働させて賞球を払い出させる。賞球の払出を示す信号は払出制御装置51から枠用外部接続端子75を経てホールメインコンピュータに送られる。また、枠用外部接続端子75には、前面枠の開放を検出するための扉開放スイッチ76の信号も入力され、これもホールメインコンピュータに送られる。
パチンコ機にプリペイドカードユニット77が付属する場合には(いわゆるCR機のときは)、払出制御装置51は、プリペイドカードユニット77及びCR精算表示装置78と通信し、球貸ソレノイド79を制御して貸球としての遊技球を払い出させる。貸球は球貸センサー80によって検出される。貸球の払出し信号は枠用外部接続端子75からホールメインコンピュータに送られる。
発射制御装置52は、払出制御装置51経由で主制御装置50から送られてくるコマンド、発射ハンドル81に遊技者が接触(操作)していることを検出するタッチスイッチ82、発射ハンドル81の回動信号及び発射停止スイッチ83の信号に基づいて発射装置の発射モータ84を制御して遊技球を発射及び停止させる。
図柄制御装置55は、主制御装置50から送られてくるコマンドに応じて表示装置15の表示を制御する。具体的には各モータ38の稼働を制御することで各ドラム42の回転と停止を制御する。この際にドラム42の位置検出スイッチ85の検出信号とモータ38のステップ数に基づいてドラム42の回転位置すなわち各表示図柄45の位置を認識し、それに基づいてドラム42を停止させる。また、フルカラーLED41の点灯、消灯及び発光色を制御する。なお、表示状態(例えば図柄の変動開始、リーチ表示、大当たり表示など)に応じたコマンドを音制御装置53及びランプ制御装置54に出力する。
音制御装置53は、主制御装置50又は図柄制御装置55から送られてくるコマンドに応じて音声信号を生成し、その音声信号にてスピーカ86を駆動して音声を出力する。
ランプ制御装置54は、主制御装置50又は図柄制御装置55から送られてくるコマンドに応じて普通図柄用LED87及び普通図柄保留記憶用LED88の表示を制御するほか、他の各種LEDや各種ランプの点灯、消灯等を制御する。
次にパチンコ機の動作を説明する。
先ず図6を参照して主制御装置50(厳密には、そのCPU)が実行するメインルーチンの概要を説明する。メイン処理は2ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否かを判断する(S10)。この判断はRAMの特定アドレスに特定の数値が書き込まれているか否かに基づいて行われ、ここで否定判断なら初期設定(S11)を実行する。前述の正常割り込みか否かを判断するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
正常割り込みなら(S10:YES)、初期乱数更新処理(S12)、大当たりか否かの当否判定に使用される当否判定用乱数の更新処理(S13)、当否判定の結果表示(外れの表示)に使用される外れ図柄を決めるための外れ図柄乱数の更新処理(S14)、当否判定の結果表示(大当たりの表示)に使用される大当たり図柄を決めるための大当たり乱数の更新処理(S15)、普通図柄の当否判定に使用される普通図柄乱数の更新処理(S16)、図7に詳細を示す入賞確認処理(S18)、図8〜10に詳細を示す当否判定処理(S19)及び各入出力処理(S20)を行って、次に割り込み信号が入力されるまでの残余時間内には、外れ図柄乱数更新処理(S15)及び初期乱数更新処理(S12)をループ処理する。
図7に示すように、入賞確認処理においては、第1種始動口スイッチ63の始動検出信号が入力されているか否か、すなわち普通電動役物20への入賞球を検出したか否かを判断する(S31)。ここで否定判断ならリターンする。
肯定判断なら保留記憶が満杯か否かを判断する(S32)。ここで保留記憶が満杯なら(本実施例の場合4個有れば)、リターンする。
保留記憶が満杯でなければ(S32:NO)、当否判定用乱数、大当たり図柄決定用乱数、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数などの各種乱数を該当のカウンタから読み込んで保留記憶エリア(RAMに設けられている)に保留記憶する(S33)。
図8に示すように、当否判定処理では、条件装置が作動中か否か(大当たりフラグがセットされているか否か)を判断する(S101)。肯定判断(大当たりが発生している。)なら特別遊技処理(S200)に進み、否定判断なら特別図柄の変動中か否かを判断する(S102)。変動中でなければ、確定図柄の表示中か否かを判断する(S103)。ここでも否定判断であれば、保留記憶があるか否かを判断する(S104)。
保留記憶すなわち当否判定の対象がなければ(S104:NO)特別遊技処理(S200)に進むが、保留記憶があれば(S104:YES)、確変フラグがセットされているか否かを判断する(S105)。
確変フラグがセットされているときは(S105:YES)確率変動中であるから、確変テーブルで当否判定を行う(S106)。確変フラグがセットされていない場合は(S105:NO)、通常テーブルで当否判定を行う(S107)。
確変テーブル及び通常テーブルには、それぞれ当たり判定値が記録されており、S106、S107では保留記憶されていた当否判定用乱数(S33参照)を各テーブルの当たり判定値と照合し、当否判定用乱数が当たり判定値のいずれかと一致すれば大当たり、そうでなければ外れと判定する。ただし、確変テーブルと通常テーブルに記録されている当たり判定値の個数は異なっており、通常テーブルが少なく確変テーブルが多い(本実施例では確変テーブルは通常テーブルの5倍)。したがって、大当たりと判定される確率は、S106の方がS107よりも5倍高い確率である。なお、通常テーブルによる大当たり確率(通常確率)及び確変テーブルによる大当たり確率(高確率)は適宜に設定可能な設計事項である。
S106又はS107に続いては、判定が大当たりであったか否かが判断され(S108)、大当たりなら(S108:YES)、当否判定用乱数とセットで記憶されていた大当たり図柄決定用乱数に基づいて大当たり図柄(確定図柄)を決定し(S109)、同様に変動パターン決定用乱数に基づいて変動パターンを決定する(S110)。外れのときは(S108:NO)、その時の外れ図柄乱数(S15参照)により外れ図柄(確定図柄)を決定し(S111)、変動パターン決定用乱数に基づいて変動パターンを決定する(S112)。
変動パターンは、遊技状態、確定図柄の種別(大当たり図柄、リーチを経て外れになるリーチ外れ図柄、リーチにならない外れ図柄)及び変動パターン決定用乱数に基づいて変動パターンテーブルから選択されるが、その実体は変動時間を規定するデータである。
そして、後述する時短フラグがセットされている場合には時短用の変動パターンテーブルを使用し、確変フラグがセットされている場合には確変用の変動パターンテーブルを使用し、これらがどちらもセットされていないときは通常用の変動パターンテーブルを使用して、上述の変動パターンを選択(決定)する。各変動パターンテーブルには、確定図柄の種別及び変動パターン決定用乱数に対応して多数の変動パターン(変動時間)が記録されているが、通常用の変動パターンテーブルの変動時間の平均は約11秒、時短用の変動パターンテーブルでは同平均が約6秒である。
このため、時短フラグがセットされている時短遊技状態では、特別図柄の変動表示が次々と行われ(単位時間当たりの図柄の変動回数が通常遊技状態よりも多くなり)、保留記憶が蓄積されにくく、結局、単位時間当たりの当否判定回数(S107の実行回数)が多くなるので、単位時間当たりで見ると大当たりの発生率が向上する。
S110又はS112の後は、確定図柄(S109の大当たり図柄又はS111の外れ図柄)のデータ及び変動パターンのデータを含む変動開始コマンドを生成して図柄制御装置55に送信する(S113)。
図柄制御装置55は、変動開始コマンドに応じてモータ38を回転させてドラム42にて表示図柄45の変動表示を行わせ、変動パターンで指定された変動時間の後に確定図柄を確定表示させる。この際のモータ38の制御は公知技術に従っているので説明を省略する。
この確定表示により判定結果を示す特別図柄(大当たり図柄又は外れ図柄)が表示装置15に表示される。本実施例の場合、いわゆる大当たりラインは図14に示すように、上中下の横ラインと2本の斜めラインの計5ラインであり、これらの大当たりラインのいずれかに同じ図柄が3つ揃えば(例えば777になれば)大当たりであり、いずれのラインにも揃わなければ外れである。
なお、変動開始コマンドで指示されるのは1ライン分の確定図柄(大当たり図柄又は外れ図柄)だけなので、これをどのラインに表示するかは(当然ながら他のラインの表示も)図柄制御装置55が決定している。
また、図14(b)に示すように、横1ライン(例えば上段のライン)のみを大当たりラインとすることもできる。
本実施例の場合、通常時は青、時短時は緑、確変時は赤と、遊技状態に応じてフルカラーLED41の発光色が変化するので、図12、図15に示すように通常時は青の表示図柄45Bである洋数字が、時短時は緑の表示図柄45Gである漢数字が、確変時は赤の表示図柄45Rであるアルファベットが表示される。
図15(a)は確変フラグも時短フラグもセットされていない通常時の表示例、図15(b)は時短フラグがセットされている時短時の表示例、図15(c)は確変フラグがセットされている確変時の表示例である。
また、1、3、5、7、9(通常時) 一、三、五、七、九(時短時)及びA、C、E、G、I(確変時)が確変図柄として、他の図柄は通常図柄として設定されている。
そして、確定表示された大当たり図柄が確変図柄(例えば111、一一一、AAA等)であると、大当たり遊技の終了後に確変状態になる(確変フラグがセットされて確変テーブルで当否判定される)。確変状態中に確変図柄で大当たりすればこの繰り返しとなる。
一方、確変状態中に通常図柄で大当たりした場合には、確変状態が終了する(確変フラグがクリアされて通常テーブルで当否判定される)が、その大当たり遊技の終了時に時短状態になる(時短フラグがセットされる)。時短状態は、特別図柄及び普通図柄の変動時間が短く、普通電動役物20の開放時間が長くなる状態であり、特別図柄が100回変動するまで続けられる。時短中に確変図柄で大当たりすれば確変状態になり、通常図柄で大当たりした場合は、100回に達していなくても時短状態は終了する。
フローチャートの説明に戻り、表示装置15で特別図柄を変動表示中なら(S102:YES)、図9(a)に示すように図柄変動時間を経過したか否かを判断する(S114)。この図柄変動時間は変動パターン(S110、S112)に対応している。
否定判断のときは特別遊技処理(S200)に進み、肯定判断(図柄変動時間を経過)なら、図柄停止コマンドを図柄制御装置55に送信する(S115)。図柄制御装置55は、この図柄停止コマンドに応じてモータ38を制御して特別図柄を確定表示させる。S102における変動中か否かの判断は、変動開始コマンドの送信後で図柄停止コマンドが未送信であるか否かに基づいて行われる。
表示装置15で確定表示された特別図柄(S113の変動開始コマンドで指示した特別図柄)が大当たりになる組合せであれば(S116:YES)、確定図柄を適宜時間(例えば1秒程度)継続的に表示させるための設定処理を行い(S117)、条件装置作動開始処理(S118)において大当たりフラグをセットし、確変フラグが立っていれば(S119:YES)確変フラグの終了処理を行う(S120)。
確変フラグの終了処理(S120)では、確変フラグのクリア(高確率から通常確率に戻す)、特別図柄及び普通図柄の変動時間短縮処理の解除、普通電動役物20の開放延長処理の解除を行う。また、通常図柄で大当たりならば大当たり遊技の終了後に図柄制御装置55に指示してフルカラーLED41の発光色を赤から青に変更させるための処理を行う。確変図柄で大当たりならば大当たり遊技の終了後におけるフルカラーLED41の発光色の変更はなく赤のままである。
また、確変フラグが立っていなければ(S119:NO)、時短フラグが立っているか否かを判断する(S121)。そして、時短フラグが立っていれば(S121:YES)、時短フラグの終了処理を行う(S122)。
時短フラグの終了処理(S122)では、時短フラグをクリアして特別図柄及び普通図柄の変動時間短縮処理及び普通電動役物20の開放延長処理を解除し、また通常図柄で大当たりの場合は大当たり遊技の終了後に図柄制御装置55に指示してフルカラーLED41の発光色を緑から青に変更させるための処理を行い、確変図柄で大当たりの場合は大当たり遊技の終了後に図柄制御装置55に指示してフルカラーLED41の発光色を緑から赤に変更させるための処理を行う。
一方、確定表示された特別図柄が外れの組合せであれば(S116:NO)、確定図柄表示設定処理を行い(S123)、時短フラグが立っているか否かを判断する(S124)。時短フラグが立っていれば(S124:YES)、時短回数を1減算する(S125)。減算後の時短回数が0なら(S126:YES)時短フラグの終了処理を行う(S127)。
この時短フラグの終了処理(S127)では、時短フラグをクリアして特別図柄及び普通図柄の変動時間短縮処理及び普通電動役物20の開放延長処理を解除し、図柄制御装置55に指示してフルカラーLED41の発光色を緑から青に変更させる。
時短フラグの終了処理(S127)では即座にフルカラーLED41の発光色を変更させるが、確変フラグの終了処理(S120)及び時短フラグの終了処理(S122)では大当たり遊技の終了後にフルカラーLED41の発光色を変更させるための処理を行うのは、時短フラグの終了処理(S127)のように即座に発光色を変化させてしまうと、確変専用の図柄であるアルファベットで大当たりしたのに大当たり中の表示が通常時用の洋数字で表示され、同様に時短状態専用の図柄である漢数字で大当たりしたのに大当たり中の表示が洋数字になってしまうという問題を回避するためである。
時短フラグが立ってないとき(S124:NO)又は減算後の時短回数が0でなければ(S126:NO)特別遊技処理(S200)に進む。
図8に示すS103において、既に図柄停止コマンドの送信が済んで表示装置15で確定図柄が表示されているときは(S103:YES)、図9(b)に示すように、確定図柄表示設定(S117、S123)で設定した確定図柄表示時間が終了したか否かを判断し(S128)、表示時間終了なら確定図柄表示終了処理(S129)により確定図柄表示終了を図柄制御装置55に指示して、特別図柄の確定表示を終了させる。
このようにして、大当たりか否かの当否判定(S106、S107)が行われ、その判定結果を示す特別図柄(大当たり図柄又は外れ図柄)が表示装置15に表示される。
また、主制御装置50は、次に説明する特別遊技処理を行うことで、上記の当否判定が大当たりであると遊技者に有利な大当たり遊技を実行する特別遊技実行手段としても機能する。
図10に示すように、特別遊技処理においては、主制御装置50は、まず条件装置の作動中か否かを判断する(S201)。
条件装置作動中で(S201:YES)、大入賞口開放中でなく(S202:NO)、大当たり開始演出中でなく(S203:NO)、インターバル中でもなく(S204:NO)、大当たり終了演出中でもなければ(S205:NO)、大当たり遊技を開始済みか否かを判断する(S206)。
未開始なら(S206:NO)、大当たりの表示に用いた図柄及び大当たりした際の状態を記憶し(S207)、大当たり開始演出処理を行う(S208)。S207で大当たりした際の状態を記憶するのは、大当たり遊技が終了した後に、確変状態にするのか時短状態にするのか通常状態にするのかを判断するために必要だからである。
開始済み(S206:YES)又はS208に続いて大入賞口23を開放させる(S209)。
S201で否定判断、S203、S204又はS205で肯定判断のときはリターンする。
S202で肯定判断のときは大入賞口23への入賞球が10個になったか否かを判断し(S210)、否定判断なら大入賞口開放時間の終了か否かを判断する(S211)。S211で否定判断ならリターンし、S210又はS211で肯定判断なら大入賞口23を閉鎖させる(S212)。
続いて、最終ラウンドであったか否かを判断し(S213)、否定判断なら遊技球が特定領域を通過していたか否かをVスイッチ65からの入力信号に基づいて判断する(S214)。肯定判断なら条件装置の作動継続となるので大当たりインターバル処理を行って(S215)リターンするが、次回のS209で再び大入賞口23が開放される。
S213で肯定判断又はS214で否定判断のときは条件装置の作動は継続しないので、大当たり終了演出処理(S216)を実行してから、条件装置停止処理(S217)により条件装置を停止させる(大当たりフラグをクリアする)。
次に、大当たり遊技の原因となった大当たり図柄(S109、S207参照)は確変図柄であったか否かを判断する(S218)。
確変図柄であれば(S218:YES)、確変フラグ作動処理を行う(S219)。
確変フラグ作動処理(S219)では、確変フラグをセットすることで大当たり確率を変更し(通常確率→高確率)、特別図柄及び普通図柄の変動時間短縮処理及び普通電動役物20の開放延長処理を行い、また図柄制御装置55に指示してフルカラーLED41の発光色を赤に変更させる。
確変フラグがセットされていると、図8のS105で肯定判断となって確変テーブルによる当否判定(S106)が行われる。すなわち、通常テーブルよりも大当たりの確率が高い確変テーブルによる当否判定が行われる。従って、S109での大当たり図柄決定用乱数に基づいて大当たり図柄を決定する処理は、確率変動するかしないかの抽選でもある。そして、確変フラグ作動処理(S219)によりフルカラーLED41の発光色が赤になる(表示図柄45Rになる)から、確変状態であることが明瞭に示される。言うまでもないが、確変中に確変図柄で大当たりした場合は、フルカラーLED41の発光色は赤のままで変化しない。
一方、大当たり図柄が確変図柄でなかったときは(S218:NO)、大当たりしたときの遊技状態は確変状態であったか否かを判断し(S220)、肯定判断なら時短フラグ作動処理を行う(S221)。否定判断ならリターンする。
時短フラグ作動処理(S221)では、時短フラグをセットして特別図柄及び普通図柄の変動時間短縮処理、普通電動役物20の開放延長処理及び時短回数を100回に設定する処理を行い、また図柄制御装置55に指示してフルカラーLED41の発光色を緑に変更させる。
時短フラグ作動処理(S221)によって時短フラグがセットされていると、上述のS110、S112において時短用の変動パターンテーブルが使用される(時短状態になる)。そして、時短フラグ作動処理(S221)によりフルカラーLED41の発光色が緑になる(表示図柄45Gになる)から、時短状態であることが明瞭に示される。
以上のように、本実施例のパチンコ機に備えられた表示装置15は、表示図柄45が設けられているドラム42と、ドラム42を回転させ停止させるモータ38と、表示図柄45を視認させるための表示窓31を有してドラム42を収容する筐体30とを備え、ドラム42が停止した際に表示窓31に表示される表示図柄45にて当たり外れを表示する表示装置15において、透過光量制限層となる偏光フィルムを有する偏光板34で表示窓31を閉鎖し、筐体30は偏光板34以外では光が入出不可能に構成し、ドラム42には青の表示図柄45B、緑の表示図柄45G及び赤の表示図柄45Rを重畳的に設け、青、緑、赤等の複数色に発光可能なフルカラーLED41を筐体30内に配しているので、フルカラーLED41の発光色を青、緑、赤に切り換えて、青の表示図柄45B、緑の表示図柄45G又は赤の表示図柄45Rだけを選択的に表示することができる。これにより、表示における演出の幅が広がる。実施例の場合は、通常時(青)、時短時(緑)、確変時(赤)を表示図柄45B、G、Rの色で示すことができる。
このため、遊技状態を明瞭に表すことができ、遊技状態の表示専用の表示装置(液晶、ドット、7セグなど)を設ける必要もない。
また、ドラム42には、青の表示図柄45B、緑の表示図柄45G及び赤の表示図柄45Rを重畳的に設けているので、表示図柄45のためのスペースを効率よく利用でき、例えば表示図柄45の個数を少なくしたり、各表示図柄45のサイズを小さくする必要はない。
しかも、ブラックライトのような特別な機器を必要としないので、構成が複雑化しないし、遊技者に障害を与えるおそれもない。
実施例1のパチンコ機は、遊技球が始動口に入球したことに起因して大当たりか否かを判定する当否判定手段(主制御装置50)、当否判定手段の判定結果を特別図柄(表示図柄45)で表示する表示手段(表示装置15)、当否判定手段の判定結果が大当たりであったことを必須条件として大当たり遊技を実行する大当たり遊技を実行手段(主制御装置50と大入賞口23)、大当たりであったことを表示する表示図柄45が確変図柄であると該大当たり遊技の終了時に当否判定手段の判定が大当たりになる判定確率を高くし(確変状態)、確変状態での大当たりが通常図柄(確変図柄以外)で表示されると該大当たり遊技の終了時に特別図柄の変動時間が通常時よりも短い時短状態になるパチンコ機であり、表示装置は、表示図柄が設けられている回転体と、該回転体を回転させ停止させる駆動手段と、前記表示図柄を視認させるための表示窓を有して前記回転体を収容する筐体とを備え、前記回転体が停止した際に前記表示窓に表示される前記表示図柄にて当たり外れを表示する表示装置であり、透過光量を制限する透過光量制限層を有する透光性の板状体で前記表示窓を閉鎖し、前記筐体は前記透過光量制限層以外では光が入出不可能に構成し、前記回転体には色が異なる複数の前記表示図柄を設け、複数色に発光可能な発光手段を前記筐体内に配し、遊技状態(通常時、時短時、確変時)に応じて発光手段の発光色を変化させる発光制御手段(図柄制御装置55)を備えているので上述の効果を発揮する。
なお、遊技状態(通常時、時短時、確変時)に応じて表示図柄の形態は変化させずに(例えば洋数字だけにして)、色だけを変化させてもよい。
[実施例2]
遊技者が好みの表示図柄45B、G、Rを選択可能にした例を説明する。
本実施例のパチンコ機100の構成は、上皿101にモード切替スイッチ102が設置されていて(図11参照)、モード切替スイッチ102の操作信号は図柄制御装置55に入力される(図示は省略)点を除けば実施例1と同じであるから、それらの図示と説明は省略する。
また、本実施例では、大当たりラインは実施例1と同様に5ライン(図14参照)で、表示図柄45B、G、Rも切替わるが(図12、13、15参照)、通常時、時短時、確変時で表示図柄45B、G、Rを切り替えるのではなく、遊技者が好きなモード(表示図柄45B、G、R)を選択できる。
パチンコ機100の起動時には表示装置15の表示モードはモード1でフルカラーLED41の発光色は青(図15(a)に示す表示図柄45B、洋数字)である。遊技者がモード切替スイッチ102を押すと、図柄制御装置55がフルカラーLED41の発光色を緑(図15(b)に示す表示図柄45G、漢数字)にする(表示モード2に切替)。次に遊技者がモード切替スイッチ102を押すと、図柄制御装置55がフルカラーLED41の発光色を赤(図15(c)に示す表示図柄45R、アルファベット)にする(表示モード3に切替)。 またモード切替スイッチ102を押せば、表示モード1に切替わる。
このように、モード切替スイッチ102が押される毎に表示モード1→表示モード2→表示モード3→表示モード1と循環的に切替わるので、遊技者はモード切替スイッチ102を操作して好みの表示図柄45B、G、Rを選択できる。
なお、この実施例では、表示図柄45の種類が変更されるだけで、表示モードによって変動パターンや大当たり確率は変わらない(大当たりなどに関する動作は実施例1(図6〜10)と同様である)が、モード毎に専用の変動パターンを設けたり、モードによって大当たり確率を変えてもよい。但し、モードによって大当たり確率を変更する場合は、遊技者が操作できないようにモード切替スイッチ102をパチンコ機の後ろ側に設ける必要がある。
実施例2のパチンコ機は、遊技球が始動口に入球したことに起因して大当たりか否かを判定する当否判定手段(主制御装置50)、当否判定手段の判定結果を特別図柄(表示図柄45)で表示する表示手段(表示装置15)、当否判定手段の判定結果が大当たりであったことを必須条件として大当たり遊技を実行する大当たり遊技を実行手段(主制御装置50と大入賞口23)、大当たりであったことを表示する表示図柄45が確変図柄であると該大当たり遊技の終了時に当否判定手段の判定が大当たりになる判定確率を高くし(確変状態)、確変状態での大当たりが通常図柄(確変図柄以外)で表示されると該大当たり遊技の終了時に特別図柄の変動時間が通常時よりも短い時短状態になるパチンコ機であり、表示装置は、表示図柄が設けられている回転体と、該回転体を回転させ停止させる駆動手段と、前記表示図柄を視認させるための表示窓を有して前記回転体を収容する筐体とを備え、前記回転体が停止した際に前記表示窓に表示される図柄にて当たり外れを表示する表示装置であり、透過光量を制限する透過光量制限層を有する透光性の板状体で前記表示窓を閉鎖し、前記筐体は前記透過光量制限層以外では光が入出不可能に構成し、前記回転体には色が異なる複数の前記表示図柄を設け、複数色に発光可能な発光手段を前記筐体内に配し、遊技者によって操作される切替スイッチ(モード切替スイッチ102)の操作に応じてに応じて発光手段の発光色を変化させる発光制御手段(図柄制御装置55)を備えているので上述の効果を発揮する。
なお、発光手段の発光色に応じて切り替えられる表示図柄は、当たり外れを表示するための特別図柄ではなくてもよい。
[その他]
上記説明は実施例1と実施例2を例にとったが、実施例1と実施例2を組み合わせた構成としてもよい。つまり、モード1の通常状態専用図柄、時短状態専用図柄、確変状態専用図柄、モード2の通常状態専用図柄、時短状態専用図柄、確変状態専用図柄、モード3の通常状態専用図柄、時短状態専用図柄、確変状態専用図柄があってもよい。つまり、一つのドラムに配置された領域に6種の異なる図柄が表示されてもよい。
発光手段の発光色に応じて変化させるのは、当たり外れを報知するための図柄でなくて、演出用の絵であってもよい。
実施例1、2では全ての発光手段を同じ色で同じ時期に発光させるようにしたが、発光手段を同じ時期に異なる色で発光させたり、一つ一つ発光手段の発光する時期を異ならせて発光させてもよい。そうすることで様々な演出が可能になる。
また、遊技者に当たり外れを報知している図柄の部分(実施例でいうと1、一、A等の部分)に「大当り」、「確変決定」、「#連チャン」といった情報を文字にて表示させるようにしてもよいし、大当り予告やリーチ予告に使用するためにキャラクターを表示させるようにしてもよい。例えばドット(点)でそのような文字やキャラクターを予め記載しておき、特定の発光色で照らしたら文字やキャラクターが表示されるようにしておくのである。
また、実施例1は遊技状態(通常状態、時短状態、確変状態)によって図柄が変更される例、実施例2は遊技者が図柄を選択できる例を示したが、これらに限るわけではなく、通常状態でも定期的に表示される図柄が変更されるようにしてもよい。例えば、通常状態時にランダムに図柄が変わったり、図柄が所定回数変動したら、現在の図柄を違う図柄に変更するようにしてもよい。
或いは図14(b)に例示するように、通常時は1、2、3・・・(又は)・・・3、2、1)というように規則的にドラムに配置されている図柄を、特定のリーチ中にはドラム1個分を全て同じ図柄(図14(b)の例では3)に変更するといったことも可能である。
実施例1の遊技盤の正面図。 実施例1の表示装置の斜視図。 表示装置のドラムユニットの分解斜視図。 実施例1の表示装置及び変形例の表示装置の説明図。 実施例1のパチンコ機の電気ブロック図。 実施例1の主制御装置が実行するメインルーチンのフローチャート。 実施例1の主制御装置が実行する入賞確認処理フローチャート。 実施例1の主制御装置が実行する当否判定処理の一部のフローチャート。 実施例1の主制御装置が実行する当否判定処理の他の一部のフローチャート。 実施例1の主制御装置が実行する特別遊技処理のフローチャート。 実施例2のパチンコ機の正面図。 実施例1、2の表示図柄のドラム上での配置の説明図。 実施例1、2の表示図柄の重畳配置の説明図。 実施例1、2の大当たりラインの説明図。 実施例1、2での表示図柄の切り替えの説明図。
符号の説明
10・・・遊技盤、
15・・・表示装置、
20・・・普通電動役物、
23・・・大入賞口、
30・・・筐体、
31・・・表示窓、
34・・・偏光板(板状体)、
38・・・モータ、
40・・・内部照明、
41・・・フルカラーLED(発光手段)、
42・・・ドラム、
45B、G、R・・・表示図柄、
50・・・主制御装置、
55・・・図柄制御装置(発光制御手段)、
100・・・パチンコ機、
102・・・モード切替スイッチ。

Claims (2)

  1. 表示図柄が設けられている回転体と、該回転体を回転させ停止させる駆動手段と、前記表示図柄を視認させるための表示窓を有して前記回転体を収容する筐体とを備え、前記回転体が停止した際に前記表示窓に表示される前記表示図柄にて当たり外れを表示する表示装置において、
    透過光量を制限する透過光量制限層を有する透光性の板状体で前記表示窓を閉鎖し、
    前記筐体は前記透過光量制限層以外では光が入出不可能に構成し、
    前記回転体には色が異なる複数の前記表示図柄を設け、
    複数色に発光可能な発光手段を前記筐体内に配し、
    前記発光手段の発光色を制御する発光制御手段を備えた
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1記載の表示装置において、
    前記色が異なる複数の前記表示図柄が重畳的に設けられていることを特徴とする表示装置。
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