JP2007116054A - 集積回路装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】サージ、ノイズ等の悪影響を低減できる集積回路装置、電子機器の提供。
【解決手段】集積回路装置は回路ブロックCB1〜CBNを含み、回路ブロックCBMは、共用電源VSSAの電源線と保護回路PTJ、PTK、PTLを含む。保護回路PTJは、VSSMからVSSAへの方向を順方向とするダイオードDI1と、VSSAからVSSMへの方向を順方向とするダイオードDI2を含む。保護回路PTKは、VSSからVSSAへの方向を順方向とするダイオードDI3と、VSSAからVSSへの方向を順方向とするダイオードDI4を含む。保護回路PTLは、VSSGからVSSAへの方向を順方向とするダイオードDI5と、VSSAからVSSGへの方向を順方向とするダイオードDI6を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、集積回路装置及び電子機器に関する。
アナログ回路とデジタル回路とが混在し、複数の電源系を有する集積回路装置では、1つの電源系で生じたサージ、ノイズ等が他の電源系に及ぼす影響(素子の破壊、ノイズの伝搬等)を、できる限り低減することが望ましい。このため、従来よりこのような電源系間の影響を低減するための技術が知られている。
しかしながら、上記従来技術等では、複数の異種電源間の全てにおいて静電気耐圧、ノイズ耐性を同等にすることについては考慮されていなかった。
特開平9−172146号公報
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、サージ、ノイズ等の悪影響を低減できる集積回路装置及びこれを含む電子機器を提供することにある。
本発明は、第1〜第Nの回路ブロック(Nは2以上の整数)を含み、前記第1〜第Nの回路ブロックのうちの第Mの回路ブロック(1≦M≦N)は、共用電源の電源線と、第1の電源と前記共用電源との間に設けられる第Jの保護回路と、第2の電源と前記共用電源との間に設けられる第Kの保護回路と、第3の電源と前記共用電源との間に設けられる第Lの保護回路とを含み、前記第Jの保護回路は、前記第1の電源と前記共用電源との間に設けられ、前記第1の電源から前記共用電源への方向を順方向とする第1のダイオードと、前記第1の電源と前記共用電源との間に設けられ、前記共用電源から前記第1の電源への方向を順方向とする第2のダイオードを含み、前記第Kの保護回路は、前記第2の電源と前記共用電源との間に設けられ、前記第2の電源から前記共用電源への方向を順方向とする第3のダイオードと、前記第2の電源と前記共用電源との間に設けられ、前記共用電源から前記第2の電源への方向を順方向とする第4のダイオードを含み、前記第Lの保護回路は、前記第3の電源と前記共用電源との間に設けられ、前記第3の電源から前記共用電源への方向を順方向とする第5のダイオードと、前記第3の電源と前記共用電源との間に設けられ、前記共用電源から前記第3の電源への方向を順方向とする第6のダイオードを含む集積回路装置に関係する。
本発明によれば、第J、第K、第Lの保護回路は双方向ダイオードを含む。そして第1、第2の電源間には第J、第Kの保護回路が設けられ、第3、第2の電源間には第L、第Kの保護回路が設けられ、第1、第3の電源間には第J、第Lの保護回路が設けられる。従って、いずれの異種電源間にも、同じ段数であるダイオードが挿入されるようになる。従って、いずれの電源間に静電気電圧が印加された場合にも、静電気の放電経路のインピーダンスを同等にすることができ、静電気耐圧の低下を防止できる。またノイズの悪影響が、一方の電源から他方の電源に及ぶのも効果的に防止できる。
また本発明では、前記第1、第3の電源は、前記第Mの回路ブロックの電源であり、前記第2の電源は、前記第Mの回路ブロック以外の他の回路ブロックの電源であってもよい。
このようにすれば、他の回路ブロックの電源からのノイズ、サージ等による悪影響が第Mの回路ブロックに及ぶのを防止できる。
また本発明では、前記第Mの回路ブロックは、前記第Mの回路ブロックの電源と前記第Mの回路ブロック以外の他の回路ブロックの電源との間に設けられる保護回路を含む第1、第2の保護回路ブロックを含み、前記第1の保護回路ブロックは、前記第Jの保護回路である第1の保護回路と、前記第Lの保護回路である第2の保護回路と、前記第Kの保護回路である第3の保護回路を含み、前記第2の保護回路ブロックは、前記第Jの保護回路である第4の保護回路と、前記第Lの保護回路である第5の保護回路と、前記第Kの保護回路である第6の保護回路を含み、前記第1の保護回路ブロックは、前記第Mの回路ブロックの短辺である第1の辺側に配置され、前記第2の保護回路ブロックは、前記第Mの回路ブロックの前記第1の辺に対向する第3の辺側に配置されていてもよい。
本発明によれば、第Mの回路ブロックの第1の辺側に第1の保護回路ブロックが配置され、第2の辺側に第2の保護回路ブロックが配置される。従って、他の回路ブロックの電源からの静電気が第1の辺側から到来した場合には、第1の保護回路ブロックにより静電気破壊等を防止でき、他の回路ブロックの電源からの静電気が第2の辺側から到来した場合には、第2の保護回路ブロックにより静電気破壊等を防止できる。
また本発明では、前記第Mの回路ブロックは、シリアルバスを介してデータ転送を行う物理層回路を含む高速インターフェース回路ブロックであってもよい。
また本発明では、前記物理層回路は、前記第1、第2の保護回路ブロックの間に配置されていてもよい。
このようにすれば、物理層回路のトランジスタ等が破壊されるのを、物理層回路の両サイドに配置された第1、第2の保護回路ブロックにより効果的に防止できる。
また本発明では、前記高速インターフェース回路ブロックは、前記物理層回路と、ロジック回路を含み、前記高速インターフェース回路ブロックの前記第1の辺から前記第3の辺へと向かう方向を第1の方向とし、前記高速インターフェース回路ブロックの長辺である第2の辺から対向する第4の辺へと向かう方向を第2の方向とした場合に、前記ロジック回路は、前記物理層回路の前記第2の方向側に配置されていもよい。
このようにすれば、信号の流れに沿った効率的なレイアウトが可能になる。
また本発明では、前記他の回路ブロックとして、表示制御信号を生成するドライバ用ロジック回路ブロックを含み、前記ドライバ用ロジック回路ブロックは、前記ロジック回路の前記第2の方向側に配置されていてもよい。
このようにすれば、ロジック回路、ドライバ用ロジック回路ブロック間の配線をショートパスで接続できるようになり、レイアウト効率を向上できる。
また本発明では、前記物理層回路の前記第1の方向での長さをL1とし、前記ロジック回路の前記第1の方向での長さをL2とした場合に、L2>L1であってもよい。
このようにすればロジック回路、ドライバ用ロジック回路ブロック間の信号配線領域の幅を広くすることができ、配線をショートパスで接続できるようになる。
また本発明では、前記第1の方向の反対方向を第3の方向とした場合に、前記物理層回路の前記第3の方向側の第1の領域に前記第1の保護回路ブロックが配置され、前記物理層回路の前記第1の方向側の第2の領域に前記第2の保護回路ブロックが配置されていてもよい。
このようにすれば、物理層回路の第3の方向側の空き領域である第1の領域や第1の方向側の空き領域である第2の領域を有効活用できる。
また本発明では、前記高速インターフェース回路ブロックは、前記物理層回路と、ロジック回路と、共用電源の電源線を含み、前記第1の保護回路ブロックは、前記第1の電源である前記物理層回路の電源と、前記共用電源との間に設けられる前記第1の保護回路と、前記第3の電源である前記ロジック回路の電源と、前記共用電源との間に設けられる前記第2の保護回路と、前記第2の電源である前記他の回路ブロックの電源と、前記共用電源との間に設けられる前記第3の保護回路を含み、前記第2の保護回路ブロックは、前記物理層回路の電源と前記共用電源との間に設けられる前記第4の保護回路と、前記ロジック回路の電源と前記共用電源との間に設けられる前記第5の保護回路と、前記他の回路ブロックの電源と前記共用電源との間に設けられる前記第6の保護回路を含むようにしてもよい。
このようにすれば、物理層回路の電源、ロジック回路の電源、他の回路ブロックの電源と、共用電源との間に、1段の保護回路が配置されるようになる。従って、一部の経路においてのみ静電気耐圧やノイズ耐性が低下してしまう事態を防止できる。
また本発明では、前記高速インターフェース回路ブロックの前記第1の辺から前記第3の辺へと向かう方向を第1の方向とし、前記第1の方向の反対方向を第3の方向とした場合に、前記第1の保護回路の前記第3の方向側に前記第2の保護回路が配置され、前記第4の保護回路の前記第1の方向側に前記第5の保護回路が配置されていてもよい。
このようにすれば、物理層回路やロジック回路に供給する電源の電源線の効率的な配線が可能になる。
また本発明では、前記第1の保護回路と前記物理層回路を接続する第1の電源線の前記第3の方向側に、前記第2の保護回路と前記ロジック回路を接続する第2の電源線が配線され、前記第4の保護回路と前記物理層回路を接続する第4の電源線の前記第1の方向側に、前記第5の保護回路と前記ロジック回路を接続する第5の電源線が配線されていてもよい。
このようにすれば、第1、第2の電源線が交差して配線されたり、第4、第5の電源線が交差して配線される事態を防止でき、レイアウト効率を向上できる。
また本発明は、上記のいずれかに記載の集積回路装置と、前記集積回路装置により駆動される表示パネルとを含む電子機器に関係する。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.保護回路
図1に、本実施形態の集積回路装置10(半導体装置)の構成例を示す。集積回路装置10は、第1〜第Nの回路ブロックCB1〜CBN(Nは2以上の整数)を含む。そして回路ブロックCB1〜CBNのうちの第Mの回路ブロックCBM(1≦M≦N)は、共用電源VSS(低電位側電源)の電源線(ダミー電源線)を含む。また回路ブロックCBMは、第1の電源VSSM(低電位側電源)と共用電源VSSAとの間に設けられる第Jの保護回路PTJと、第2の電源VSSと共用電源VSSAとの間に設けられる第Kの保護回路PTKを含む。また第3の電源VSSG(低電位側電源)と共用電源VSSAとの間に設けられる第Lの保護回路PTLを含む。
なおJ、K、Lは異なる自然数である。また第Mの回路ブロックCBMは、例えば複数の電源系(VSSM、VSSG)を有する回路ブロックである。具体的には回路ブロックCBMは、高速シリアル転送インターフェース回路ブロックのように、アナログ回路を有する回路ブロックである。或いは、アナログ回路とデジタル回路が混在する回路ブロックである。
保護回路PTJは、ダイオードDI1、DI2により構成される双方向ダイオード(整流素子)を含む。具体的には、第1の電源VSSMと共用電源VSSAとの間に設けられ、VSSMからVSSAの方向を順方向とする第1のダイオードDI1を含む。またVSSMとVSSAの間に設けられ、VSSAからVSSMの方向を順方向とする第2のダイオードDI2を含む。
保護回路PTKは、ダイオードDI3、DI4により構成される双方向ダイオードを含む。具体的には、第2の電源VSSと共用電源VSSAとの間に設けられ、VSSからVSSAの方向を順方向とする第3のダイオードDI3を含む。またVSSとVSSAの間に設けられ、VSSAからVSSの方向を順方向とする第4のダイオードDI4を含む。
保護回路PTLは、ダイオードDI5、DI6により構成される双方向ダイオードを含む。具体的には、第3の電源VSSGと共用電源VSSAとの間に設けられ、VSSGからVSSAへの方向を順方向とする第5のダイオードDI5を含む。またVSSGとVSSAとの間に設けられ、VSSAからVSSGへの方向を順方向とする第6のダイオードDI6を含む。
なお第1の電源VSSM、第3の電源VSSGは、特に限定されないが例えば回路ブロックCBMの電源(CBMに供給される電源。動作電源)である。一方、第2の電源VSSは、特に限定されないが例えば回路ブロックCBM以外の他の回路ブロック(CB1、CBN等)の電源である。また第1の電源VSSM、第2の電源VSS、第3の電源VSSGは例えば低電位側の電源であるが、高電位側の電源であってもよい。また図1では3つの保護回路が設けられているが、4つ以上の保護回路を設けてもよい。
図1のように双方向ダイオードにより保護回路を形成すれば、静電保護の機能とノイズ除去の機能を保護回路に持たせることが可能になる。例えば電源VSSM、VSS間、VSSG、VSS間又はVSSM、VSSG間に正極性又は負極性の静電気電圧が印加された場合にも、保護回路PTJ、PTK、PTLの双方向ダイオードが放電経路になって静電気が放電されるため、トランジスタの静電気破壊が防止される。また電源VSSにノイズが乗った場合にも、保護回路PTJ、PTK、PTLの双方向ダイオードによりノイズが除去されて、電源VSSMやVSSGにノイズが伝わらないないようになる。同様に電源VSSMやVSSGにノイズが乗った場合にも、保護回路PTJ、PTK、PTLの双方向ダイオードによりノイズが除去されて、電源VSSにノイズが伝わらないないようになる。例えばダイオードの順方向電圧が0.6Vである場合には、1.2V以下のノイズは伝わらないようになる。
また図1では、いずれの異種電源間にも、同じ段数である例えば2段のダイオードが挿入されるようになる。例えばVSSM、VSS間ではDI1とDI4又はDI2とDI3というように、2段のダイオードが挿入され、VSSG、VSS間ではDI5とDI4又はDI6とDI3というように、2段のダイオードが挿入される。またVSSM、VSSG間ではDI1とDI6又はDI2とDI5というように、2段のダイオードが挿入される。従って、いずれの電源間に静電気電圧が印加された場合にも、静電気の放電経路のインピーダンスを同等にすることができる。例えば電源VSSM、VSS間、VSSG、VSS間、VSSM、VSSG間に静電気電圧が印加された場合の放電経路のインピーダンスは共に、2段分のダイオードのインピーダンスになる。従って、複数の電源間のうち一部の電源間でのみ静電気耐圧が低下してしまう事態を防止でき、信頼性を向上できる。また例えばダイオードの順方向電圧が0.6Vである場合には、複数の電源間のうちいずれの電源間においても、1.2V以下のノイズが伝わらないようになる。従って、ノイズにより回路が誤動作したり、信号の伝送品質が低下するなどの事態を効果的に防止できる。
図2に、PTK、PTJ、PTLのような保護回路を含む保護回路ブロックのレイアウト例を示す。図2において回路ブロックCBMは第1、第2の保護回路ブロックPTB1、PTB2(保護回路領域)を含む。保護回路ブロックPTB1、PTB2の各々は、CBMの電源VSSM、VSSG又はVSSAと、CBM以外の他の回路ブロック(CB1、CBN等)の電源VSSとの間に設けられる少なくとも1つの保護回路を含む。具体的には保護回路ブロックPTB1は、保護回路PTJに相当する第1の保護回路と、保護回路PTLに相当する第2の保護回路と、保護回路PTKに相当する第3の保護回路を含む。また保護回路ブロックPTB2は、保護回路PTJに相当する第4の保護回路と、保護回路PTLに相当する第5の保護回路と、保護回路PTKに相当する第6の保護回路を含む。
そして保護回路ブロックPTB1は、回路ブロックCBMの第1の辺SE1側に配置され、保護回路ブロックPTB2は、CBMの辺SE1に対向する第3の辺SE3側に配置される。即ちCBMの両サイドにPTB1、PTB2が配置される。例えば図2において、回路ブロックCBMの短辺である第1の辺SE1から対向する第3の辺SE3へと向かう方向を第1の方向D1とし、D1の反対方向を第3の方向D3としたとする。またCBMの長辺である第2の辺SE2から対向する第4の辺SE4へと向かう方向を第2の方向D2とし、D2の反対方向を第4の方向D4としたとする。そして回路ブロックCBMのD2方向に沿った中心線を想定すると、保護回路ブロックPTB1はこの中心線のD3方向側に配置され、保護回路ブロックPTB2はこの中心線のD1方向側に配置される。なお図2ではCBMの左辺が第1の辺SE1で、右辺が第3の辺SE3になっているが、左辺が第3の辺SE3で、右辺が第1の辺SE1であってもよい。
図2の配置によれば異種電源間に静電気電圧が印加された場合に、回路ブロックCBM内のトランジスタ等の静電気破壊を効果的に防止できる。例えば電源VSSとCBM用の電源VSSM又はVSSG等の間に静電気電圧が印加された場合に、PTB1、PTB2の保護回路(双方向ダイオード等)が静電気の放電経路になることで、トランジスタの静電気破壊が防止される。
特に、図2では回路ブロックCBMは、D1方向での長さが長い細長のブロックになっている。従って、保護回路ブロックをCBMの中央付近に配置すると、保護回路により静電気放電が行われる前に、CBM内のトランジスタが破壊されてしまうおそれがある。
この点、図2では、保護回路ブロックPTB1、PTB2が回路ブロックCBMの両サイドに配置されている。従ってVSSからの静電気を、CBMの両サイドの位置である入り口部分で放電することが可能になるため、CBM内のトランジスタが静電気破壊される事態を効果的に防止できる。
なお保護回路ブロックPTB1、PTB2の各々は、異種電源(VSSM、VSSG、VSSA、VSS)間の保護回路を少なくとも1つを含めばよい。またこれらの保護回路は近くの場所に配置してもよいし、離れた場所に配置してもよい。
2.集積回路装置の回路構成
図3に本実施形態の集積回路装置10が表示ドライバである場合の回路構成例を示す。なお集積回路装置10の回路構成は図3に限定されず、種々の変形実施が可能である。例えば図3の構成要素の一部を省略したり、図3に示されるもの以外の構成要素を含んでいてもよい。また本実施形態の集積回路装置は、表示ドライバには限定されず、ベースバンドエンジン、アプリケーションプロセッサ、画像処理コントローラなどのホストデバイスなどであってもよい。
表示パネル512は、複数のデータ線(ソース線)と、複数の走査線(ゲート線)と、データ線及び走査線により特定される複数の画素を有する。そして各画素領域における電気光学素子(狭義には、液晶素子)の光学特性を変化させることで、表示動作を実現する。この表示パネル512は、TFT、TFDなどのスイッチング素子を用いたアクティブマトリクス方式のパネルにより構成できる。なお表示パネル512は、アクティブマトリクス方式以外のパネルであってもよいし、液晶パネル以外のパネル(有機ELパネル等)であってもよい。
メモリ520(RAM)は画像データを記憶する。メモリセルアレイ522は複数のメモリセルを含み、少なくとも1フレーム(1画面)分の画像データ(表示データ)を記憶する。このメモリ520は、ローアドレスデコーダ524(MPU/LCDローアドレスデコーダ)、カラムアドレスデコーダ526(MPUカラムアドレスデコーダ)、ライト/リード回路528(MPUライト/リード回路)を含む。
ロジック回路540(ドライバ用ロジック回路)は、表示タイミングやデータ処理タイミングを制御するための表示制御信号を生成する。このロジック回路540は例えばゲートアレイ(G/A)などの自動配置配線により形成できる。制御回路542は各種制御信号を生成したり、装置全体の制御を行う。表示タイミング制御回路544は表示タイミングの制御信号を生成し、メモリ520から表示パネル512側への画像データの読み出しを制御する。ホストI/F(インターフェース)回路546は、ホスト(MPU)からのアクセス毎に内部パルスを発生してメモリ520にアクセスするホストインターフェースを実現する。RGBI/F回路548は、ドットクロックにより動画のRGBデータをメモリ520に書き込むRGBインターフェースを実現する。高速I/F回路620はシリアルバスを介した高速シリアル転送を実現する。
データドライバ550は、表示パネル512のデータ線を駆動するためのデータ信号を生成する。具体的にはデータドライバ550は、メモリ520から画像データである階調データを受け、階調電圧生成回路610から複数(例えば64段階)の階調電圧(基準電圧)を受ける。そして、これらの複数の階調電圧の中から、階調データに対応する電圧を選択して、データ信号(データ電圧)として表示パネル512の各データ線に出力する。
走査ドライバ570は表示パネルの走査線を駆動するための走査信号を生成する。電源回路590は各種の電源電圧を生成し、データドライバ550、走査ドライバ570、階調電圧生成回路610等に供給する。階調電圧生成回路610(γ補正回路)は階調電圧を生成し、データドライバ550に出力する。
3.高速I/F回路の構成
図4(A)に高速I/F(インターフェース)回路620の構成例を示す。物理層回路630(アナログフロントエンド回路、トランシーバ)は、差動信号(差動データ信号、差動ストローブ信号、差動クロック信号)等を用いたシリアルバスを介してデータ(パケット)を受信したり、送信するための回路である。具体的にはシリアルバスの差動信号線を電流駆動又は電圧駆動することによりデータの送受信が行われる。この物理層回路630は、シリアルバスを介してデータを受信するレシーバ回路及びシリアルバスを介してデータを送信するトランスミッタ回路の少なくとも一方を含むことができる。
なおシリアルバスは多チャンネル構成のものであってもよい。またシングルエンド転送でシリアル転送を行ってもよい。また物理層回路630は高速ロジック回路を含むことができる。この高速ロジック回路は、シリアルバスの転送クロックに相当する高速クロックで動作する回路である。具体的には物理層回路630は、シリアルバスを介して受信したシリアルデータをパラレルデータに変換するシリアル/パラレル変換回路、シリアルバスを介して送信するシリアルデータにパラレルデータを変換するパラレル/シリアル変換回路、FIFO、エラスティシティバッファ、或いは分周回路などを含むことができる。
ロジック回路650は高速I/F回路620が内蔵するロジック回路であり、物理層の上層であるリンク層やトランザクション層の処理を行う。例えばシリアルバスを介して物理層回路630が受信したパケットを解析し、パケットのヘッダとデータを分離して、ヘッダを抽出する。また、シリアルバスを介してパケットを送信する場合には、そのパケットの生成処理を行う。このロジック回路650は例えばゲートアレイ(G/A)などの自動配置配線により形成できる。
ロジック回路650はドライバI/F回路672を含む。ドライバI/F回路672は、高速I/F回路620と表示ドライバの内部回路(図3のドライバ用ロジック回路540、ホストI/F回路546)との間のインターフェース処理を行う。具体的にはドライバI/F回路672は、アドレス0信号A0(コマンド/データ識別信号)、ライト信号WR、リード信号RD、パラレルデータ信号PDATA、チップセレクト信号CSなどを含むインターフェース信号を生成して、表示ドライバの内部回路(他の回路ブロック)に出力する。
図4(B)に物理層回路の構成例を示す。図4(B)において、物理層回路640はホストデバイスに内蔵され、物理層回路630は表示ドライバに内蔵される。また636、642、644はトランスミッタ回路であり、632、634、646はレシーバ回路である。また638、648はウェイクアップ検出回路である。ホスト側のトランスミッタ回路642はSTB+/−を駆動する。そしてクライアント側のレシーバ回路632は、駆動により抵抗RT1の両端に発生した電圧を増幅し、ストローブ信号STB_Cを後段の回路に出力する。またホスト側のトランスミッタ回路644はDATA+/−を駆動する。そしてクライアント側のレシーバ回路634は、駆動により抵抗RT2の両端に発生した電圧を増幅し、データ信号DATA_C_HCを後段の回路に出力する。
図4(C)に示すように送信側は、データ信号DATAとクロック信号CLKの排他的論理和をとることで、ストローブ信号STBを生成し、このSTBを高速シリアルバスを介して受信側に送信する。そして受信側は、受信したデータ信号DATAとストローブ信号STBの排他的論理和をとることで、クロック信号CLKを再生する。
なお物理層回路の構成は図4(B)に限定されず、例えば図5(A)(B)に示すような種々の変形実施が可能である。
例えば図5(A)の第1の変形例において、ホスト側は差動クロック信号CLK+/−のエッジに同期して差動データ信号(OUTデータ)DTO+/−を出力する。従ってターゲット側は、CLK+/−を用いてDTO+/−をサンプリングして取り込むことができる。またターゲット側はホスト側から供給された差動クロック信号CLK+/−に基づいて差動ストローブ信号STB+/−を生成して出力する。そしてターゲット側はSTB+/−のエッジに同期して差動データ信号(INデータ)DTI+/−を出力する。従ってホスト側は、STB+/−を用いてDTI+/−をサンプリングして取り込むことができる。
また図5(B)の第2の変形例において、データ用のレシーバ回路750は差動データ信号DATA+/−を受信し、得られたシリアルデータSDATAをシリアル/パラレル変換回路754に出力する。クロック用のレシーバ回路752は差動クロック信号CLK+/−を受信し、得られたクロックCLKを後段のPLL(Phase Locked Loop)回路756に出力する。PLL回路756は、クロックCLKに基づいてサンプリングクロックSCK(周波数が同一で位相が互いに異なる多相のサンプリングクロック)を生成し、シリアル/パラレル変換回路754に出力する。シリアル/パラレル変換回路754は、サンプリングクロックSCKを用いて、シリアルデータSDATAをサンプリングし、パラレルデータPDATAを出力する。
例えば携帯電話機などでは、MPU、BBE/APP、画像処理コントローラなどのホストデバイスは、電話番号入力や文字入力のためのボタンが設けられる携帯電話機の第1の機器部分の第1の回路基板に実装される。また表示ドライバは、表示パネル(LCD)やカメラデバイスが設けられる携帯電話機の第2の機器部分の第2の回路基板に実装される。
そして従来は、ホストデバイス、表示ドライバの間でのデータ転送は、CMOS電圧レベルのパラレル転送により実現していた。このため、第1、第2の機器部分を接続するヒンジなどの接続部分を通る配線の本数が多くなって、設計の自由度を妨げたり、EMIノイズが発生するなどの問題があった。
これに対して図4(A)〜図5(B)では、ホストデバイス、表示ドライバ間でのデータ転送は小振幅のシリアル転送により実現される。従って第1、第2の機器部部分の接続部分を通る配線の本数を減らすことができると共にEMIノイズの発生を低減できる。
4.保護回路ブロック
図6に集積回路装置10のレイアウト例を示す。図6は、図2の回路ブロックCBMが高速I/F回路ブロックHBである場合の例である。即ち図6の集積回路装置10は、高速I/F回路ブロックHBと、少なくとも1つの他の回路ブロック(HB以外の回路ブロック)を含む。ここで他の回路ブロックとは、データドライバブロックである。或いはドライバ(表示ドライバ)用ロジック回路ブロックや電源回路ブロックや階調電圧生成回路ブロックである。或いはメモリ内蔵の場合にはメモリブロックであり、アモルファスTFT用の場合には走査ドライバブロックである。
そして図6でも、図2と同様に、高速I/F回路ブロックHBの辺SE1側に保護回路ブロックPTB1が配置され、辺SE3側に保護回路ブロックPTB2が配置される。
なお高速I/F回路では、信号の反射を防止するために送信側と受信側とでインピーダンス整合をとっている。ところが、集積回路装置をガラス基板にCOG(Chip On Glass)実装すると、集積回路装置の両端部のバンプでの接触抵抗が上昇してしまう。即ち集積回路装置とガラス基板の熱膨張係数は異なる。従って、熱膨張係数の差によって生じる応力(熱ストレス)は、集積回路装置の両端部の方が中央部よりも大きくなる。このため、両端部では、バンプでの接触抵抗が時間経過につれて上昇してしまう。従って高速I/F回路の受信用パッド又は送信用パッド(DATA+/−等)として、集積回路装置の両端部のバンプに接続されるパッドを使用すると、バンプでの接触抵抗の上昇によって、インピーダンス整合が崩れてしまい、高速シリアル転送の信号品質が劣化する。
この点、図6では、高速I/F回路ブロックHBが、集積回路装置10の両端を除く中央付近に配置される。具体的には集積回路装置10の辺SD1と高速I/F回路ブロックHB(HBの辺SE1)との間に、HB以外の他の回路ブロックが配置される。また集積回路装置10の辺SD3とHB(HBの辺SE3)との間に、HB以外の他の回路ブロックが配置される。このようにすれば、高速I/F回路ブロックHBは、集積回路装置10の両端に配置されないようになる。従って、接触抵抗の上昇を原因とするインピーダンス不整合を低減でき、高速シリアル転送の信号品質の劣化を低減できる。
5.集積回路装置、高速I/F回路ブロック詳細なレイアウト例
図7に集積回路装置10、高速I/F回路ブロックHBの詳細なレイアウト例を示す。図7では、HBが含む物理層回路PHYが、保護回路ブロックPTB1、PTB2の間に配置される。即ちPHYのD3方向側にPTB1が配置され、PHYのD1方向側にPTB2が配置される。このようにすれば、電源VSSからの静電気が、HBの両サイドのPTB1、PTB2の保護回路で放電され、PTB1、PTB2の間の物理層回路PHYのトランジスタが破壊されるのを効果的に防止できる。また電源VSSからのノイズが物理層回路PHYに伝達されるのも効果的に防止できる。なお、PTB1、PTB2を物理層回路PHYの両サイドに配置しない変形実施も可能である。例えばPTB1、PTB2をロジック回路HLの両サイドに配置してもよい。
また図7に示すように、高速I/F回路ブロックHBは、物理層回路PHYとロジック回路HL(図4(A)の650)を含む。このロジック回路HLは、リンク層やトランザクション層の処理を行ったり、ドライバ回路とのインターフェース処理を行う回路である。そしてロジック回路HLが物理層回路PHYのD2方向側(辺SE2からSE4へと向かう方向側)に配置される。更に集積回路装置10が、高速I/F回路ブロックHB以外の他の回路ブロックとして、表示制御信号を生成するドライバ用ロジック回路ブロックLB(図3の540)を含む。そしてドライバ用ロジック回路ブロックLBがロジック回路HLのD2方向側に配置される。
図7において物理層回路PHYはホストデバイスからのシリアルのデータ(画像データ)を受け、パラレルのデータに変換してロジック回路HLに出力する。そしてロジック回路HLは、図4(A)に示すようなホストインターフェース信号(A0、WR、RD、PDATA等)を生成してドライバ用ロジック回路ブロックLBに出力する。このように信号の流れはD2方向になる。このため図7では、この信号の流れに合わせて、物理層回路PHYのD2方向側にロジック回路HLを配置すると共にHLのD2方向側にドライバ用ロジック回路ブロックLBを配置している。このようにすることで、入力と出力の間がショートパスになり、信号遅延を最適化でき、効率の良い信号伝達が可能になる。
また図7のように配置すれば、高速I/F回路ブロックHBのD1方向の長さを長くすることで、D2方向でのHBの幅WHを小さくできる。そしてHBの幅WHが小さくなると、集積回路装置10のD2方向での幅Wも小さくでき、チップのスリム化を図れる。これにより実装を容易化できる。
図8に高速I/F回路ブロックHBの更に詳細なレイアウト例を示す。図8において、物理層回路PHYのD1方向での長さをL1とし、ロジック回路HLのD1方向での長さをL2とすると、L2>L1の関係が成り立つ。即ち長辺方向の長さは、物理層回路PHYよりもロジック回路HLの方が長い。そして図8では、物理層回路PHYのD3方向側の空き領域である第1の領域RG1に保護回路ブロックPTB1が配置され、PHYのD1方向側の空き領域である第2の領域RG2に保護回路ブロックPTB2が配置される。更に領域RG1、RG2にはキャパシタ領域CPR1、CPR2が配置される。このキャパシタ領域CPR1、CPR2には、高速I/F回路ブロックHBの電源を安定化するためのキャパシタが形成される。即ち高速I/F回路ブロックHBの高電位側電源(VDD)と低電位側電源(VSS)の間に設けられるキャパシタが形成される。このキャパシタは、ゲートアレイ(G/A)のベーシックセルのゲート容量などを利用して形成できる。
ロジック回路HLとドライバ用ロジック回路LBの間には、データ信号、制御信号などの多数の信号が配線される。従って、HL、LB間の信号配線領域(インターフェース領域)はなるべく広いことが望ましい。
この点、図8では、ロジック回路HLのD2方向側にドライバ用ロジック回路ブロックLBが配置されると共に、HLのD1方向での長さL2が長くなっている。従ってロジック回路HLとドライバ用ロジック回路ブロックLBとの間の信号配線領域のD1方向の長さも広くできる。即ち信号配線領域のD1方向の長さをL2にできる。従って例えば信号線の配線ピッチをPTHとした場合には、HLとLBの間で(L2/PTH)本の信号線を配線できる。またHLとLBの間の配線をショートパスで接続できるようになり、信号配線領域のD2方向での幅を小さくできる。この結果、集積回路装置10のD2方向での幅Wも小さくでき、チップのスリム化を図れ、実装を容易化できる。
また物理層回路PHYの長さL1よりもロジック回路HLの長さL2を長くすると、PHYの両サイドに空き領域RG1、RG2ができる。
この点、図8では、この空き領域RG1、RG2に保護回路ブロックPTB1、PTB2やキャパシタ領域CPR1、CPR2を配置している。従って、L2>L1としたことで形成された空き領域RG1、RG2を有効利用して、保護回路ブロックPTB1、PTB2等を配置できる。即ち、HL、LB間の効率的な配線によるD2方向での幅W、WHの縮小と、PHYの両サイドにPTB1、PTB2を配置することによる静電気耐圧、ノイズ耐性の向上を両立できる。また空き領域RG1、RG2にはキャパシタ領域CPR1、CPR2が形成されるため、電源を安定化でき、ノイズ耐性等を更に向上できる。
図9に集積回路装置10の詳細なレイアウト例を示す。集積回路装置10は、高速I/F回路ブロックHB、ドライバ用ロジック回路ブロックLBを含む。また階調電圧を生成する階調電圧生成回路ブロックGBと、生成された階調電圧に基づいて表示パネルのデータ線を駆動するデータドライバブロックDB1、DB2を含む。また階調データである画像データを記憶するメモリブロックMB1、MB2と、表示パネルの走査線を駆動する走査ドライバブロックSB1、SB2と、電源を生成する電源回路ブロックPB1、PB2を含む。更にI/O領域IO1、IO2、パッド領域PDS(データ線、走査線のパッドの領域)を含む。
図9に示すように高速I/F回路ブロックHBとドライバ用ロジック回路ブロックLBは隣接して配置される。具体的には、辺SD2から辺SD4に向かう方向をD2方向とした場合に、D2方向に沿ってHB、LBが隣接して配置される。またLBと階調電圧生成回路ブロックGBも隣接して配置される。具体的にはLBとGBもD2方向に沿って隣接して配置される。
また図9では、階調電圧生成回路ブロックGBとデータドライバブロックDB1、DB2が隣接して配置される。具体的には、辺SD1から辺SD3に向かう方向をD1方向とした場合に、GBとDB1、DB2はD1方向に沿って隣接して配置される。
例えば階調電圧生成回路ブロックGBは図示しない調整レジスタを含む。そしてこの調整レジスタには、階調電圧の振幅調整、階調特性の傾き調整、階調特性の微調整などを行うための調整データが、ドライバ用ロジック回路ブロックLBにより設定される。このような調整データを設定することで、表示パネルの種類に応じた最適な階調特性(γ特性)を得ることができ、表示品質を向上できる。
しかしながら、このような調整を行うための調整データのビット数は非常に多い。このため、ドライバ用ロジック回路ブロックLBから階調電圧生成回路ブロックGBへの調整データの信号線の本数も多い。従ってLBとGBを隣接して配置しないと、調整データの信号線のための配線領域が原因となってチップ面積が増加するおそれがある。
この点、図9では、ドライバ用ロジック回路ブロックLBと階調電圧生成回路ブロックGBはD2方向に沿って隣接して配置される。従って、LBからの調整データの信号線をショートパスでGBに接続できるため、配線領域を原因とするチップ面積の増加を防止できる。
またデータドライバブロックDB1、DB2は図示しないD/A変換回路を含む。そしてこのD/A変換回路は、階調電圧生成回路ブロックGBからの複数の階調電圧を受ける。そしてこれらの階調電圧の中から階調データに対応した電圧を選択することで、階調データのD/A変換を行う。従って、階調電圧生成回路ブロックGBからデータドライバブロックDB1、DB2への階調電圧の信号線の本数も多い。従ってGBとDB1、DB2とを隣接して配置しないと、階調電圧の信号線のための配線領域が原因となってチップ面積が増加するおそれがある。
この点、図9では、階調電圧生成回路ブロックGBとデータドライバブロックDB1、DB2はD1方向に沿って隣接して配置される。従って、GBからの階調電圧の信号線をショートパスでDB1、DB2に接続できるため、配線領域を原因とするチップ面積の増加を防止できる。
6.保護回路の配置
図10に保護回路ブロックPTB1、PTB2が含む保護回路のレイアウト例を示す。図10に示すように高速I/F回路ブロックHBは、物理層回路PHYと、ロジック回路HLと、共用電源VSSA(ESD用ダミー電源)の電源線PLを含む。この電源線PLは、高速I/F回路ブロックHB内において例えばD1方向に沿って配線される。
そして保護回路ブロックPTB1は、物理層回路PHYの電源VSSMと共用電源VSSAとの間に設けられる保護回路PT1を含む。またロジック回路HLの電源VSSGと共用電源VSSAとの間に設けられる保護回路PT2や、他の回路ブロック(ドライバ用ロジック回路ブロック等)の電源VSSと共用電源VSSAとの間に設けられる保護回路PT3を含む。
また保護回路ブロックPTB2は、電源VSSMと共用電源VSSAとの間に設けられる保護回路PT4を含む。また電源VSSGと共用電源VSSAとの間に設けられる保護回路PT5や、電源VSSと共用電源VSSAとの間に設けられる保護回路PT6を含む。
ここで図10の第1、第4の保護回路PT1、PT4は図1の第Jの保護回路PTJに相当し、第2、第5の保護回路PT2、PT5は第Lの保護回路PTLに相当し、第3、第6の保護回路PT3、PT6は第Kの保護回路PTKに相当する。
なお図10において物理層回路PHYがシリアル/パラレル変換回路などの高速ロジック回路を含む場合には、この高速ロジック回路用の電源を設けてもよい。この場合には、保護回路ブロックPTB1、PTB2の各々に、高速ロジック回路用の電源とVSSAとの間に設けられる保護回路を更に含ませればよい。
図10では、保護回路PT1のD3方向側に保護回路PT2が配置され、保護回路PT4のD1方向側に保護回路PT5が配置される。また、保護回路PT2のD3方向側に保護回路PT3が配置され、保護回路PT5のD1方向側に保護回路PT6が配置される。
また図10では、保護回路PT1と物理層回路PHYを接続する第1の電源線PL1のD3方向側に、保護回路PT2とロジック回路HLを接続する第2の電源線PL2が配線される。同様に、保護回路PT4と物理層回路PHYを接続する第4の電源線PL4のD1方向側に、保護回路PT5とロジック回路HLを接続する第5の電源線PL5が配線される。
具体的には電源線PL1、PL4は、物理層回路PHYに接続するために、保護回路PT1、PT4からD2方向に沿って配線された後、D1方向又はD3方向に屈曲されて配線される。これらのPL1、PL4は、パッド(電極)P1、P4からの電源VSSMを物理層回路PHYに供給するための電源線である。
また電源線PL2、PL5は、ロジック回路HLに接続するために、保護回路PT2、PT5からD2方向に沿って配線される。これらのPL2、PL5は、パッドP2、P5からの電源VSSGをロジック回路HLに供給するための電源線である。
また図10では、電源線PL1が接続されるパッドP1が、保護回路PT1のD4方向側に配置され、電源線PL2が接続されるパッドP2が、保護回路PT2のD4方向側に配置される。即ちパッドP2がパッドP1のD3方向側に配置される。同様に電源線PL4が接続されるパッドP4が、保護回路PT4のD4方向側に配置され、電源線PL5が接続されるパッドP5が、保護回路PT5のD4方向側に配置される。即ちパッドP5がパッドP4のD1方向側に配置される。
また図10では物理層回路PHYの受信用のパッドDP、DM(或いは送信用パッドであってもよい)が設けられる。これらのDP、DMは、図4(A)〜図5(B)で説明した差動データ信号(DATA+/−、DTO+/−)用のパッドである。そして図10では、これらのパッドDP、DMがパッドP1とパッドP4の間に配置される。
図10の配置によれば、外部の他の回路ブロックの電源VSSからの静電気を、物理層回路PHYの両サイドに配置された保護回路により効率的に放電できる。従って物理層回路PHY等のトランジスタが破壊される事態を効果的に防止できる。
また図10では、電源VSSAの電源線PLがD1方向に沿って配線され、電源VSSM、VSSGの電源線PL1、PL2、PL4、PL5がD2方向に沿って配線される。従って、電源線PL1、PL2、PL4、PL5の各々と電源線PLとの交差位置付近に、保護回路PT1、PT2、PT4、PT5を配置できるようになり、効率的なレイアウトを実現できる。
また図10では電源線PL1とPL2を交差させずに配線でき、電源線PL4とPL5も交差させずに配線できる。従って、空き領域RG1、RG2を利用して、十分な太さの電源線PL1、PL2、PL4、PL5を配線できるようになり、物理層回路PHY、ロジック回路HLに供給される電源VSSM、VSSGの安定化を図れる。更に、領域RG1、RG2にキャパシタ領域CPR1、CPR2を形成し、そのキャパシタの一端を電源線に接続するようにすれば、電源の更なる安定化を図れる。
7.双方向ダイオード
図11に示すように、保護回路PT1〜PT6は双方向ダイオードにより構成できる。例えば保護回路PT1、PT4は、各々、ダイオードDI1、DI2により構成される双方向ダイオードを含む。またVSSとVSSAとの間に設けられ、VSSからVSSAへの方向を順方向とする第1の寄生ダイオードDP1を含む。この寄生ダイオードDP1は、トリプルウェル構造を構成するP型基板(第2導電型基板)とその上のN型ウェル(第1の第1導電型ウェル)との間の接合面に形成される。
保護回路PT3、PT6は、各々、ダイオードDI3、DI4により構成される双方向ダイオードを含む。また、VSSとVSSAの間に設けられ、VSSからVSSAへの方向を順方向とする第2の寄生ダイオードDP2を含む。この寄生ダイオードDP2は、トリプルウェル構造を構成するP型基板(第2導電型基板)とその上のN型ウェル(第2の第1導電型ウェル)との間の接合面に形成される。
保護回路PT2、PT5は、各々、ダイオードDI5、DI6により構成される双方向ダイオードを含む。また、VSSとVSSAの間に設けられ、VSSからVSSAへの方向を順方向とする第3の寄生ダイオードDP3を含む。この寄生ダイオードDP3は、トリプルウェル構造を構成するP型基板(第2導電型基板)とその上のN型ウェル(第3の第1導電型ウェル)との間の接合面に形成される。
なお図11に示すように、VDDMとVSSMの間、VDDとVSSの間、VDDGとVSSGの間には、各々、サイリスタSCR1、SCR2、SCR3が設けられている。またVDDMとVSSMの間、VDDGとVSSGの間には、各々、寄生ダイオードDP4、DP7が形成される。更にVDDM、VDD、VDDGとVSSとの間には、寄生ダイオードDP5、DP6、DP8が形成される。
図12(A)(B)は、保護回路を構成するダイオードの縦構造を模式的に示す断面図である。図12(A)では、P型基板PSUB(広義には第2導電型基板)に、P型ウェルPWLH1を囲むようにN型ウェルNWLH1が形成される。そしてダイオードDI1は、P+領域(広義には第1の第2導電型拡散領域)とその下のN型ウェルNWLH1(広義には第1の第1導電型ウェル)との間の接合面に形成される。またダイオードDI2は、N+領域(広義には第1の第1導電型拡散領域)とその下のP型ウェルPWLH1(広義には第1の第2導電型ウェル)との間の接合面に形成される。そして寄生ダイオードDP1は、P型基板PSUBとその上のN型ウェルNWLH1との間の接合面に形成される。
図12(B)では、P型基板PSUBに、P型ウェルPWLH2を囲むようにN型ウェルNWLH2が形成されている。そしてダイオードDI3は、P+領域(広義には第2の第2導電型拡散領域)とその下のN型ウェルNWLH2(広義には第2の第1導電型ウェル)との間の接合面に形成される。またダイオードDI4は、N+領域(広義には第2の第1導電型拡散領域)とその下のP型ウェルPWLH2(広義には第2の第2導電型ウェル)との間の接合面に形成される。このようにダイオードDI3は、ダイオードDI1が形成されるN型ウェルNWLH1とは分離形成されたN型ウェルNWLH2に形成される。またダイオードDI4は、ダイオードDI2が形成されるP型ウェルPWLH1とは分離形成されたP型ウェルPWLH2に形成される。そして寄生ダイオードDP2は、P型基板PSUBとその上のN型ウェルNWLH2との間の接合面に形成される。
ダイオードDI5、DI6も、図12(A)(B)と同様の構造により構成される。この場合、ダイオードDI5は、ダイオードDI1のN型ウェルNWLH1やダイオードDI3のN型ウェルNWLH2とは分離形成されたN型ウェル(第3の第1導電型ウェル)に形成されることになる。またダイオードDI6は、ダイオードDI2のP型ウェルPWLH1やダイオードDI4のP型ウェルPWLH2とは分離形成されたP型ウェル(第3の第2導電型ウェル)に形成されることになる。
図12(A)(B)に示すように、保護回路(双方向ダイオード)のA端子には、寄生ダイオードDP1やDP2が寄生する。そして図11では、このような寄生ダイオードが形成される保護回路のA端子同士を接続するようにしている。具体的には保護回路PT1(PT4)のA端子と保護回路PT3(PT6)のA端子は、VSSAの電源線を介して接続される。また保護回路PT2(PT5)のA端子と保護回路PT3(PT6)のA端子も、VSSAの電源線を介して接続される。
このように接続すれば、寄生ダイオードDP1、DP2、DP3は、A端子であるVSSAの電源線にだけ寄生するようになる。従って、VSSMとVSSAの間のダイオードの段数、VSSとVSSAの間のダイオードの段数、VSSGとVSSAの間のダイオードの段数は、共に1段になり、寄生ダイオードがノイズ伝搬経路になってしまう事態を防止できる。
即ち、保護回路PT1のB端子をVSSAに接続すると、寄生ダイオードDP1が、VSSMとVSSの間に形成されるようになってしまう。従ってDP1の順方向電圧が0.6Vであったとすると、0.6Vより大きいノイズは除去されずに、VSSからVSSMに伝搬してしまう。
これに対して図11では、保護回路PT1のA端子にVSSAが接続されるため、寄生ダイオードDP1はVSSとVSSAの間に形成される。従って、保護回路PT3、PT1の経路でのダイオードの段数のみならず、寄生ダイオードDP1、保護回路PT1の経路でのダイオードの段数も2段になる。従って、ダイオードの順方向電圧が0.6Vである場合に、1.2V以下のノイズがVSSからVDDMに伝搬してしまう事態を確実に防止できる。なお保護回路のA端子とB端子を接続する変形実施も可能である。
8.細長の集積回路装置
図13に集積回路装置10のレイアウトの変形例を示す。この集積回路装置10は、D1方向に沿って配置される第1〜第Nの回路ブロックCB1〜CBN(Nは2以上の整数)を含む。また集積回路装置10は、第1〜第Nの回路ブロックCB1〜CBNのD2方向側に辺SD4に沿って設けられる出力側I/F領域12(広義には第1のインターフェース領域)を含む。また第1〜第Nの回路ブロックCB1〜CBNのD4方向側に辺SD2に沿って設けられる入力側I/F領域14(広義には第2のインターフェース領域)を含む。より具体的には、出力側I/F領域12(第1のI/O領域)は、回路ブロックCB1〜CBNのD2方向側に、例えば他の回路ブロック等を介さずに配置される。また入力側I/F領域14(第2のI/O領域)は、回路ブロックCB1〜CBNのD4方向側に、例えば他の回路ブロック等を介さずに配置される。
出力側(表示パネル側)I/F領域12は、表示パネルとのインターフェースとなる領域であり、パッドや、パッドに接続される出力用トランジスタ、保護素子などの種々の素子を含む。具体的には、データ線へのデータ信号や走査線への走査信号を出力するための出力用トランジスタなどを含む。なお表示パネルがタッチパネルである場合等には、入力用トランジスタを含んでもよい。
入力側(ホスト側)I/F領域14は、ホストとのインターフェースとなる領域であり、パッドや、パッドに接続される入力用(入出力用)トランジスタ、出力用トランジスタ、保護素子などの種々の素子を含むことができる。具体的には、ホストからの信号(デジタル信号)を入力するための入力用トランジスタやホストへの信号を出力するための出力用トランジスタなどを含む。
なお、短辺である辺SD1、SD3に沿った出力側又は入力側I/F領域を設けるようにしてもよい。また外部接続端子となるバンプ等は、I/F(インターフェース)領域12、14に設けてもよいし、それ以外の領域(第1〜第Nの回路ブロックCB1〜CBN)に設けてもよい。I/F領域12、14以外の領域に設ける場合には、金バンプ以外の小型バンプ技術(樹脂をコアとするバンプ技術など)を用いることで実現される。
また第1〜第Nの回路ブロックCB1〜CBNは、少なくとも2つ(或いは3つ)の異なる回路ブロック(異なる機能を持つ回路ブロック)を含むことができる。集積回路装置10が表示ドライバである場合を例にとれば、回路ブロックCB1〜CBNは、データドライバ、メモリ、走査ドライバ、ロジック回路、階調電圧生成回路、電源回路のブロックの少なくとも2つを含むことができる。
図14(A)(B)に集積回路装置10の平面レイアウトの詳細例を示す。図14(A)(B)において、第1〜第Nの回路ブロックCB1〜CBNは、第1〜第4のメモリブロックMB1〜MB4(広義には第1〜第Iのメモリブロック。Iは2以上の整数)を含む。また第1〜第4のメモリブロックMB1〜MB4の各々に対して、D1方向に沿ってその各々が隣接して配置される第1〜第4のデータドライバブロックDB1〜DB4(広義には第1〜第Iのデータドライバブロック)を含む。具体的にはメモリブロックMB1とデータドライバブロックDB1がD1方向に沿って隣接して配置され、メモリブロックMB2とデータドライバブロックDB2がD1方向に沿って隣接して配置される。そしてデータドライバブロックDB1がデータ線を駆動するために用いる画像データ(表示データ)は、隣接するメモリブロックMB1が記憶し、データドライバブロックDB2がデータ線を駆動するために用いる画像データは、隣接するメモリブロックMB2が記憶する。
なお本実施形態の集積回路装置10のレイアウト配置は図14(A)(B)に限定されない。例えばメモリブロックやデータドライバブロックのブロック数を2、3或いは5以上にしてもよいし、メモリブロックやデータドライバブロックをブロック分割しない構成にしてもよい。またメモリブロックとデータドライバブロックが隣接しないようにする変形実施も可能である。またメモリブロック、走査ドライバブロック、電源回路ブロック又は階調電圧生成回路ブロックなどを設けない構成としてもよい。また回路ブロックCB1〜CBNと出力側I/F領域12や入力側I/F領域14の間に、D2方向での幅が極めて狭い回路ブロック(WB以下の細長回路ブロック)を設けてもよい。また回路ブロックCB1〜CBNが、異なる回路ブロックがD2方向に多段に並んだ回路ブロックを含んでもよい。例えば走査ドライバ回路と電源回路を1つの回路ブロックとした構成としてもよい。
図15(A)に、集積回路装置10のD2方向に沿った断面図の例を示す。ここでW1、WB、W2は、各々、出力側I/F領域12、回路ブロックCB1〜CBN、入力側I/F領域14のD2方向での幅である。この幅W1、WB、W2は、各々、出力側I/F領域12、回路ブロックCB1〜CBN、入力側I/F領域14のトランジスタ形成領域(バルク領域、アクティブ領域)の幅(最大幅)であり、バンプの形成領域は含まない。またWは集積回路装置10のD2方向での幅である。
本実施形態では図15(A)に示すように、D2方向において、回路ブロックCB1〜CBNと出力側、入力側I/F領域12、14との間に他の回路ブロックが介在しない構成にできる。従って、W1+WB+W2≦W<W1+2×WB+W2とすることができる。或いは、W1+W2<WBが成り立つため、W<2×WBとすることもできる。
一方、図15(B)の配置手法では、2以上の複数の回路ブロックがD2方向に沿って配置される。具体的にはデータドライバブロックとメモリブロックがD2方向に沿って配置される。
例えば図15(B)においてホスト側からの画像データはメモリブロックに書き込まれる。そしてデータドライバブロックは、メモリブロックに書き込まれたデジタルの画像データをアナログのデータ電圧に変換して、表示パネルのデータ線を駆動する。従って画像データの信号の流れはD2方向である。このため図15(B)では、この信号の流れに合わせて、メモリブロックとデータドライバブロックをD2方向に沿って配置している。
ところが図15(B)の配置手法には以下のような課題がある。
第1に、表示ドライバなどの集積回路装置では、低コスト化のためにチップサイズの縮小が要求される。ところが、微細プロセスを採用し、集積回路装置を単純にシュリンクしてチップサイズを縮小すると、短辺方向のみならず長辺方向も縮小されてしまい、狭ピッチのために実装が困難になる。
第2に、表示ドライバでは、表示パネルの種類(アモルファスTFT、低温ポリシリコンTFT)や画素数(QCIF、QVGA、VGA)や製品の仕様などに応じて、メモリやデータドライバの構成が変わる。従って図15(B)の配置手法では、ある製品ではパッドピッチとメモリのセルピッチとデータドライバのセルピチが一致していたとしても、メモリやデータドライバの構成が変わると、これらのピッチが一致しなくなる。ピッチが一致しなくなると、回路ブロック間に、ピッチの不一致を吸収するための無駄な配線領域を形成しなければならなくなる。この結果、集積回路装置のD2方向での幅が大きくなり、チップ面積が増加し、コスト増を招く。一方、このような事態を避けるために、パッドピッチとセルピッチが揃うようにメモリやデータドライバのレイアウトを変更すると、開発期間が長期化し、結局、コスト増を招く。
これに対して図13、図14(A)(B)の配置手法では複数の回路ブロックCB1〜CBNがD1方向に沿って配置される。また図15(A)では、パッド(バンプ)の下にトランジスタ(回路素子)を配置できる(能動面バンプ)。また回路ブロック内の配線であるローカル配線よりも上層(パッドよりも下層)で形成されるグローバル配線により、回路ブロック間や、回路ブロックとI/F領域間等での信号線を形成できる。従って、集積回路装置10のD1方向での長さを維持したままで、D2方向での幅Wを狭くでき、スリムな細長チップを実現できる。
また図13、図14(A)(B)の配置手法では回路ブロックCB1〜CBNがD1方向に沿って配置されるため、製品の仕様変更等に容易に対応できる。即ち共通のプラットフォームを用いて様々な仕様の製品を設計できるため、設計効率を向上できる。例えば図14(A)(B)において、表示パネルの画素数や階調数が増減した場合にも、メモリブロックやデータドライバブロックのブロック数や、1水平走査期間での画像データの読み出し回数等を増減するだけで対応できる。また図14(A)(B)はメモリ内蔵のアモルファスTFTパネル用の例であるが、メモリ内蔵の低温ポリシリコンTFTパネル用の製品を開発する場合には、回路ブロックCB1〜CBNの中から走査ドライバブロックを取り除くだけで済む。またメモリ非内蔵の製品を開発する場合には、メモリブロックを取り除けば済む。そしてこのように仕様に合わせて回路ブロックを取り除いても、それが他の回路ブロックに及ぼす影響が最小限に抑えられるため、設計効率を向上できる。
また図13、図14(A)(B)の配置手法では、各回路ブロックCB1〜CBNのD2方向での幅(高さ)を、例えばデータドライバブロックやメモリブロックの幅(高さ)に統一できる。そして各回路ブロックのトランジスタ数が増減した場合には、各回路ブロックのD1方向での長さを増減することで調整できるため、設計を更に効率化できる。例えば図14(A)(B)において、階調電圧生成回路ブロックや電源回路ブロックの構成が変更になり、トランジスタ数が増減した場合にも、階調電圧生成回路ブロックや電源回路ブロックのD1方向での長さを増減することで対応できる。
そして図13、図14(A)(B)の配置手法を採用した場合にも、図16(A)に示すように、高速I/F回路ブロックHBの両サイドに保護回路ブロックPTB1、PTB2が配置される。これにより高速I/F回路ブロックHBのトランジスタの静電気破壊の防止やノイズ除去を実現できる。また高速I/F回路ブロックHBとロジック回路ブロックLBとの間の配線領域のD1方向の長さを広くでき、配線効率を向上できる。また高速I/F回路ブロックHBのD2方向での幅を小さくできるため、集積回路装置のD2方向での幅Wも小さくでき、スリムな細長チップを実現できる。
また高速I/F回路ブロックHBを図16(B)のように配置してもよい。図16(B)では、高速I/F回路ブロックHBのD1(又はD3)方向に隣接してロジック回路ブロックLBが配置されている。図16(B)の場合でも、高速I/F回路ブロックHBの両サイドに保護回路ブロックPTB1、PTB2が配置される。従って、静電気破壊の防止、ノイズ除去を実現できると共に、HBとLBの間の配線領域の長さを広くして配線効率を向上できる。
9.電子機器
図17(A)(B)に本実施形態の集積回路装置10を含む電子機器(電気光学装置)の例を示す。なお電子機器は図17(A)(B)に示されるもの以外の構成要素(例えばカメラ、操作部又は電源等)を含んでもよい。また本実施形態の電子機器は携帯電話機には限定されず、デジタルカメラ、PDA、電子手帳、電子辞書、プロジェクタ、リアプロジェクションテレビ、或いは携帯型情報端末などであってもよい。
図17(A)(B)においてホストデバイス410は、例えばMPU、ベースバンドエンジンなどである。このホストデバイス410は、表示ドライバである集積回路装置10の制御を行う。或いはアプリケーションエンジンやベースバンドエンジンとしての処理や、圧縮、伸長、サイジングなどのグラフィックエンジンとしての処理を行うこともできる。また図17(B)の画像処理コントローラ420は、ホストデバイス410に代行して、圧縮、伸長、サイジングなどのグラフィックエンジンとしての処理を行う。
図17(A)の場合には、集積回路装置10としてメモリ内蔵のものを用いることができる。即ちこの場合には集積回路装置10は、ホストデバイス410からの画像データを、一旦内蔵メモリに書き込み、書き込まれた画像データを内蔵メモリから読み出して、表示パネルを駆動する。一方、図17(B)の場合には、集積回路装置10としてメモリ非内蔵のものを用いることができる。即ちこの場合には、ホストデバイス410からの画像データは、画像処理コントローラ420の内蔵メモリに書き込まれる。そして集積回路装置10は、画像処理コントローラ420の制御の下で、表示パネル400を駆動する。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語(第1導電型ウェル、第2導電型ウェル、第1導電型拡散領域、第2導電型拡散領域、第1導電型トランジスタ、第2導電型トランジスタ、第2導電型基板等)と共に記載された用語(N型ウェル、P型ウェル、N+領域、P+領域、N型トランジスタ、P型トランジスタ、P型基板等)は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また集積回路装置や電子機器の構成、配置、動作も本実施形態で説明したものに限定に限定されず、種々の変形実施が可能である。
集積回路装置の構成例。 保護回路ブロックのレイアウト例。 集積回路装置の回路構成例。 図4(A)(B)(C)は高速I/F回路、物理層回路の構成例。 図5(A)(B)は物理層回路の他の構成例。 集積回路装置のレイアウト例。 集積回路装置の詳細なレイアウト例。 高速I/F回路ブロックの詳細なレイアウト例。 集積回路装置の更に詳細なレイアウト例。 保護回路のレイアウト例。 双方向ダイオードの説明図。 図12(A)(B)は、ダイオードの縦構造を示す模式的な断面図。 集積回路装置のレイアウトの変形例。 図14(A)(B)は集積回路装置の平面レイアウトの詳細例。 図15(A)(B)は集積回路装置の断面図の例。 図16(A)(B)は保護回路ブロックの配置例。 図17(A)(B)は電子機器の構成例。
符号の説明
CB1〜CBN、CBM 回路ブロック、PTJ 第Jの保護回路、
PTK 第Kの保護回路、PTL 第Lの保護回路、
DI1〜DI6 第1〜第6のダイオード、
DP1〜DP3 第1〜第3の寄生ダイオード、HB 高速I/F回路ブロック、
LB ドライバ用ロジック回路ブロック、PHY 物理層回路、HL ロジック回路、
PTB1、PTB2 第1、第2の保護回路ブロック、
PT1〜PT6 第1〜第6の保護回路、
P1、P2、P4、P5、DP、DM パッド、
PL1、PL2、PL4、PL5 電源線、RG1、RG2 第1、第2の領域、
CPR1、CPR2 第1、第2のキャパシタ領域、
10 集積回路装置、12 出力側I/F領域、14 入力側I/F領域

Claims (13)

  1. 第1〜第Nの回路ブロック(Nは2以上の整数)を含み、
    前記第1〜第Nの回路ブロックのうちの第Mの回路ブロック(1≦M≦N)は、
    共用電源の電源線と、
    第1の電源と前記共用電源との間に設けられる第Jの保護回路と、
    第2の電源と前記共用電源との間に設けられる第Kの保護回路と、
    第3の電源と前記共用電源との間に設けられる第Lの保護回路とを含み、
    前記第Jの保護回路は、
    前記第1の電源と前記共用電源との間に設けられ、前記第1の電源から前記共用電源への方向を順方向とする第1のダイオードと、
    前記第1の電源と前記共用電源との間に設けられ、前記共用電源から前記第1の電源への方向を順方向とする第2のダイオードを含み、
    前記第Kの保護回路は、
    前記第2の電源と前記共用電源との間に設けられ、前記第2の電源から前記共用電源への方向を順方向とする第3のダイオードと、
    前記第2の電源と前記共用電源との間に設けられ、前記共用電源から前記第2の電源への方向を順方向とする第4のダイオードを含み、
    前記第Lの保護回路は、
    前記第3の電源と前記共用電源との間に設けられ、前記第3の電源から前記共用電源への方向を順方向とする第5のダイオードと、
    前記第3の電源と前記共用電源との間に設けられ、前記共用電源から前記第3の電源への方向を順方向とする第6のダイオードを含むことを特徴とする集積回路装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1、第3の電源は、前記第Mの回路ブロックの電源であり、
    前記第2の電源は、前記第Mの回路ブロック以外の他の回路ブロックの電源であることを特徴とする集積回路装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記第Mの回路ブロックは、
    前記第Mの回路ブロックの電源と前記第Mの回路ブロック以外の他の回路ブロックの電源との間に設けられる保護回路を含む第1、第2の保護回路ブロックを含み、
    前記第1の保護回路ブロックは、前記第Jの保護回路である第1の保護回路と、前記第Lの保護回路である第2の保護回路と、前記第Kの保護回路である第3の保護回路を含み、
    前記第2の保護回路ブロックは、前記第Jの保護回路である第4の保護回路と、前記第Lの保護回路である第5の保護回路と、前記第Kの保護回路である第6の保護回路を含み、
    前記第1の保護回路ブロックは、前記第Mの回路ブロックの短辺である第1の辺側に配置され、
    前記第2の保護回路ブロックは、前記第Mの回路ブロックの前記第1の辺に対向する第3の辺側に配置されることを特徴とする集積回路装置。
  4. 請求項3において、
    前記第Mの回路ブロックは、シリアルバスを介してデータ転送を行う物理層回路を含む高速インターフェース回路ブロックであることを特徴とする集積回路装置。
  5. 請求項4において、
    前記物理層回路は、前記第1、第2の保護回路ブロックの間に配置されることを特徴とする集積回路装置。
  6. 請求項4又は5において、
    前記高速インターフェース回路ブロックは、前記物理層回路と、ロジック回路を含み、
    前記高速インターフェース回路ブロックの前記第1の辺から前記第3の辺へと向かう方向を第1の方向とし、前記高速インターフェース回路ブロックの長辺である第2の辺から対向する第4の辺へと向かう方向を第2の方向とした場合に、前記ロジック回路は、前記物理層回路の前記第2の方向側に配置されることを特徴とする集積回路装置。
  7. 請求項6において、
    前記他の回路ブロックとして、表示制御信号を生成するドライバ用ロジック回路ブロックを含み、
    前記ドライバ用ロジック回路ブロックは、前記ロジック回路の前記第2の方向側に配置されることを特徴とする集積回路装置。
  8. 請求項6又は7において、
    前記物理層回路の前記第1の方向での長さをL1とし、前記ロジック回路の前記第1の方向での長さをL2とした場合に、L2>L1であることを特徴とする集積回路装置。
  9. 請求項8において、
    前記第1の方向の反対方向を第3の方向とした場合に、前記物理層回路の前記第3の方向側の第1の領域に前記第1の保護回路ブロックが配置され、前記物理層回路の前記第1の方向側の第2の領域に前記第2の保護回路ブロックが配置されることを特徴とする集積回路装置。
  10. 請求項4乃至9のいずれかにおいて、
    前記高速インターフェース回路ブロックは、前記物理層回路と、ロジック回路と、共用電源の電源線を含み、
    前記第1の保護回路ブロックは、
    前記第1の電源である前記物理層回路の電源と、前記共用電源との間に設けられる前記第1の保護回路と、
    前記第3の電源である前記ロジック回路の電源と、前記共用電源との間に設けられる前記第2の保護回路と、
    前記第2の電源である前記他の回路ブロックの電源と、前記共用電源との間に設けられる前記第3の保護回路を含み、
    前記第2の保護回路ブロックは、
    前記物理層回路の電源と前記共用電源との間に設けられる前記第4の保護回路と、
    前記ロジック回路の電源と前記共用電源との間に設けられる前記第5の保護回路と、
    前記他の回路ブロックの電源と前記共用電源との間に設けられる前記第6の保護回路を含むことを特徴とする集積回路装置。
  11. 請求項10において、
    前記高速インターフェース回路ブロックの前記第1の辺から前記第3の辺へと向かう方向を第1の方向とし、前記第1の方向の反対方向を第3の方向とした場合に、
    前記第1の保護回路の前記第3の方向側に前記第2の保護回路が配置され、
    前記第4の保護回路の前記第1の方向側に前記第5の保護回路が配置されることを特徴とする集積回路装置。
  12. 請求項11において、
    前記第1の保護回路と前記物理層回路を接続する第1の電源線の前記第3の方向側に、前記第2の保護回路と前記ロジック回路を接続する第2の電源線が配線され、
    前記第4の保護回路と前記物理層回路を接続する第4の電源線の前記第1の方向側に、前記第5の保護回路と前記ロジック回路を接続する第5の電源線が配線されることを特徴とする集積回路装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれかに記載の集積回路装置と、
    前記集積回路装置により駆動される表示パネルと、
    を含むことを特徴とする電子機器。
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