JP2007115126A - 印刷制御装置及び印刷制御方法 - Google Patents

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雅規 有富
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浩暁 中田
Masaki Yamamichi
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Abstract

【課題】複数部印刷を行う場合に、「部」毎に異なる潜像文字列が付けられた地紋印刷を行うための印刷ジョブを生成することを目的とする。
【解決手段】地紋パターン生成手段と、地紋パターン付加手段と、印刷ジョブを生成する生成手段と、を有し、地紋パターン生成手段は、ページのページ番号と、印刷部数に係る部番号とに関連付けられた識別情報を含む潜像文字列を埋め込んだ地紋パターンを生成することによって上記課題を解決する。
【選択図】図16

Description

本発明は、印刷制御装置及び印刷制御方法に関する。
従来、帳票や住民票等の複写を禁止、或いは抑止する目的で、これらのコンテンツは偽造防止用紙と呼ばれる特殊な印刷を施した用紙に印刷されていた。この偽造防止用紙は、原本においては人間にとって見えにくいが、複写機等を用いて複写した場合には「禁複写」の文字等が浮び上がるような用紙である。これにより、複写する者にその複写物の使用等を躊躇させる効果を生じるものである。更には、このような帳票等は偽造防止用紙に印刷されているとして、複写そのものを抑止・牽制する効果をも生じさせるものである。
しかし、このような偽造防止用紙は、通常の用紙と比較してコストが高いという問題がある。また、偽造防止用紙の製作時に設定されている文字しか浮び上がらせることができず、その用紙の用途が限られる等、用途に関して柔軟性に欠ける問題がある。
一方、様々なコンテンツのデジタル化が進む中、帳票や住民票等のコンテンツも同様にデジタル化されている。しかしながら、これら帳票や住民票そのもののデジタル化はまだ過渡期にあり、コンピュータを用いて生成したコンテンツを、プリンタ等を用いて紙に出力して利用することが多い。
こうした状況に応じて、従来は製版等により予め生成していた偽造防止用紙をコンピュータとプリンタとを用いて生成する技術がある(例えば、特許文献1参照。)。これは、コンピュータを用いて作られたコンテンツを、プリンタで印刷出力する際に、コンテンツのデータに加え、地紋と呼ばれる画像データを生成し、これらのデータを重ねて出力する技術である。なお、地紋はときに複写牽制紋様と称されることもある。地紋画像は、原本(プリンタで出力した印刷物)において、人間の目には単なる模様や背景画像等に見えるが、複写すると所定の文字やイメージ等が顕像化する画像である。そして、この原本は上記の偽造防止用紙と同様の牽制効果を与えることができる。これは、プリンタの性能の飛躍的な向上に起因することで可能となっている。
コンピュータを用いて生成した地紋画像をコンテンツデータに重ねてプリンタで出力する場合、当然のことながら通常の印刷用の紙等を用いて出力できるため、予め生成した偽造防止用紙を用いる場合に比べてコストの面で利点等がある。
さて、地紋画像は、上述したように、原本を複写した場合、複写前には認識できなかった所定の文字等が顕在化し、その複写物を使用等することを抑止する効果を実現するものである。
この効果を実現すべく、生成される地紋画像は、基本的に、複写物にも原本と同様の画像が残る領域と、複写物において原本には存在する画像が消えるか、或いは上記の残る領域の画像に較べて薄くなる領域と、の2つの領域から構成される。この2つの領域から構成される地紋画像は、これを印刷出力した状態では前記2つの領域における濃度がほぼ同じ濃度とするのが好適である。
つまり、プリンタで印刷出力した地紋画像は、マクロ的には、複写物上において顕像化する文字等が隠されていることが人間の視覚上認識し難いように構成する必要がある。この地紋画像の印刷出力物においては隠されているが、印刷出力物を複写した複写物においては人間の視覚上認識可能に現れる画像領域を「潜像(或いは潜像画像)」と呼ぶ。また、複写物によって消えるか、或いは複写物で顕像化した潜像の濃度に比べて低濃度の画像領域を「背景(或いは背景画像)」と呼ぶ。そして、地紋画像は、基本的に、この潜像画像と、背景画像とからなるものである。なお、潜像を前景と呼ぶ場合もある。
潜像画像は所定の領域内においてドットが集中するように構成される。対して背景部は所定の領域内においてドットが分散するように構成される。そして、この領域内におけるドットの濃度がほぼ同じになるようプリンタ等が構成することにより、地紋画像の印刷出力物において、潜像部と、背景部との区別がつきにくくすることが可能となる。
図1は、2つの画像領域におけるドットの状態を示す図である。図1に示すように、所定の領域内にドットが分散して配置される背景部と、ドットが集中して配置される潜像部とによって地紋画像が構成される。この2つの領域におけるドットは、それぞれ異なる網点処理や、異なるディザ処理により生成される。例えば、網点処理を用いて地紋画像を生成する場合、潜像部は低い線数での網点処理を行う。一方、背景部は高い線数での網点処理を行う。また、ディザ処理を用いて地紋画像を生成する場合、潜像部はドット集中型ディザマトリクスを用いたディザ処理を行う。一方、背景部はドット分散型ディザマトリクスを用いたディザ処理を行う。
一般に複写機の読み取り部及び画像形成部には、原稿上の微小なドットを読み取る入力解像度や、微小なドットを再現する出力解像度に依存した、再現能力の限界レベルが存在する。地紋画像の背景部のドットが、複写機で再現できるドットの限界レベルより小さく形成され、且つ、潜像部のドットが限界レベルより大きく形成されている場合、複写物上では潜像部のドットは再現され、背景部の小さなドットは再現されない。こうした特性を利用することで、地紋画像を複写した複写物上で、潜像が顕在化される。以下、複写物上で顕在化する画像を顕像と称する。なお、背景部が複写によって再現されたとしても、複写物上における潜像部が明らかに認識できるレベルであればドットが再現されない場合と同様の効果を得ることができる。
図2(a)及び(b)は、顕像化を示す図である。図2は、ドットを集中させた場合には複写物においても顕像し、ドットを分散させた場合には複写物において再現されないことを概念的に示す図である。
なお、地紋印刷は、前記構成に限定されるものではなく、複写物において、文字列等が認識可能なレベルで再現できればよい。つまり、文字列等が背景部として指定され、複写時に白抜き文字のような状態で示されても地紋印刷としてはその目的を達成するものである。
上述したように地紋印刷においては地紋画像が付与された原本(プリンタで出力した印刷物)と、原本を複写した複写物との相違を容易に判別することができる。よって、潜像部に特定の情報を付与しておくことで、情報元(例えば、原本を複写した人)の特定を行いやすくなり、複写抑止効果を発揮する。
特に機密性の高い文書を複数部数印刷しこれを配布する場合等に、プリンタ等が、各々の「部」を特定する情報を潜像部に文字列として埋め込んでおく。このことにより、配布後に文書が漏洩した場合等に、どの部、つまり誰に配布した部が流出したのかを特定することができる。
特開2001−197297号公報
従来から複数部数の地紋印刷を行う場合、各々の部に対応するシリアル番号を潜像部に文字列として埋め込む方法等が用いられてきた。この方法を用いることで、各々の「部」は独自のシリアル番号を持つことになる。よって、誰にどのシリアル番号の「部」を配布したかを別途記録しておくことで、万が一配布資料が漏洩したとしても、配布原本、又はこの原本の複写原稿を入手できれば、情報流出元の特定を行うことができる。
しかしながら、上述した手法は、印刷を実行するアプリケーションの複数部数印刷の仕様に多大に依存してしまう問題があった。つまり、印刷アプリケーション自身が複数部数の印刷を独自に実行する場合、印刷アプリケーションの描画を受けるプリンタドライバや印刷デバイスは、複数部数の印刷が実行されたこと知らないまま1部の印刷とみなす。よって、プリンタドライバや印刷デバイスは、本来の「部」を認識することが出来ず、全ての「部」に対して特定に「部」に関連図けられたシリアル番号を付与する。したがって、潜像部に埋め込んだ文字列(潜像文字列又は地紋潜像文字列)から「部」を特定することが出来なくなってしまう。
図3を用いて、発明が解決しようとする課題をより詳細に説明する。図3の原稿に示すように1ページ目に"A"、2ページ目に"B"、3ページ目に"C"と書かれた原稿を3部、地紋印刷することを考える。また、地紋印刷に指定する潜像文字列は1部目であれば"1"、2部目であれば"2"、3部目であれば"3"となるように設定しているものと仮定する。
図3の「3ページの文書を3部、印刷アプリケーションがコレート1ジョブで出力する場合」を参照すると、印刷アプリケーションは3ページ文書のコレート出力なので、"A"、"B"、"C"、"A"、"B"、"C"、・・・の順で出力を行う。しかしながら、印刷アプリケーションは、これらを全て1ジョブとして送るため、地紋画像に付与される「部」に対応する潜像文字列は全て同一のものとなる。この例だと"1"の潜像文字列が全てのページに付与されることになる。
また、図12の「3ページの文書を3部、印刷アプリケーションがアンコレート1ジョブで出力する場合」であっても同様に、アンコレート出力を行う印刷アプリケーションは、"A"、"A"、"A"、"B"、"B"、"B"・・・の順で出力を行う。しかしながら、印刷アプリケーションは、これらを全て1ジョブとして送るため、地紋画像に付与される「部」に対応する潜像文字列はやはり全て同一となる。この例だと"1"の潜像文字列が全でのページに付与されることになる。
このように、部数を指定して地紋印刷を行った出力結果の全てに同一の「部」と関連付けられた値が埋め込まれ、潜像文字列から「部」を特定することが出来ない状況が発生することがある。
つまり、上述したように、複数部数の地紋印刷を行う場合に、各々の部に対応するシリアル番号を潜像部に文字列として埋め込む方法は、印刷を実行するアプリケーションの複数部数印刷の仕様に多大に依存してしまう問題があった。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、複数部印刷を行う場合に、「部」毎に異なる潜像文字列が付けられた地紋印刷を行うための印刷ジョブを生成するための仕組みを提供することを目的とする。
そこで、上記問題を解決するため、本発明は、印刷装置で印刷すべき印刷ジョブを生成する印刷制御装置であって、地紋パターンを生成する地紋パターン生成手段と、印刷に係るアプリケーションの発行する原稿の各ページに、前記地紋パターン生成手段が生成した地紋パターンを付加する地紋パターン付加手段と、前記地紋パターン付加手段により地紋パターンが付加された原稿に基づいて、印刷ジョブを生成する生成手段と、を有し、前記地紋パターン生成手段は、前記ページのページ番号と、印刷部数に係る部番号とに関連付けられた識別情報を含む潜像文字列を埋め込んだ地紋パターンを生成することを特徴とする。
本発明によれば、印刷装置で印刷すべき印刷ジョブを生成する印刷制御装置であって、地紋パターンを生成する地紋パターン生成手段と、印刷に係るアプリケーションの発行する原稿の各ページに、前記地紋パターン生成手段が生成した地紋パターンを付加する地紋パターン付加手段と、前記地紋パターン付加手段により地紋パターンが付加された原稿に基づいて、印刷ジョブを生成する生成手段と、を有し、前記地紋パターン生成手段は、前記ページのページ番号と、印刷部数に係る部番号とに関連付けられた識別情報を含む潜像文字列を埋め込んだ地紋パターンを生成することにより、複数部印刷を行う場合に、「部」毎に異なる潜像文字列が付けられた地紋印刷を行うための印刷ジョブを生成することができる。
なお、印刷制御装置とは、例えば後述するコンピュータ3000等に対応する。
また、上記問題を解決するため、本発明は、印刷制御方法、印刷制御プログラム、及び記憶媒体としてもよい。
本発明によれば、複数部印刷を行う場合に、「部」毎に異なる潜像文字列が付けられた地紋印刷を行うための印刷ジョブを生成することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。なお、以下では、地紋画像を有する印刷出力物を複写した複写物上で顕像化する領域を潜像部又は前景部と称する。また、複写物上で消失又は複写物上における潜像部の濃度に比較して低濃度となる領域を背景部と称する。また、本実施の形態では、潜像部としてテキスト情報やイメージ情報を入力し、複写物上において、これらのテキスト情報やイメージ情報が、背景部よりも高濃度で認識可能に再現されるものとして説明を行う。
但し、本実施の形態における地紋画像はこれに限定されるものではない。例えば、テキスト情報又はイメージ情報を背景部として設定し、且つ、背景部の周囲の領域を潜像部として設定することで、複写物上において、テキスト情報やイメージ情報が白抜きのように表現される形態であってもよい。また、本実施の形態は、地紋画像の種類やその生成処理、色、形状、サイズ等によって規定されるものではない。
(印刷システムの構成)
図4は、本実施形態に係る印刷システムの一例の構成を示すブロック図である。本実施形態に係る印刷制御装置は、印刷装置で印刷される印刷ジョブを生成するホストコンピュータとして機能するものであり、以下、コンピュータ3000を例にして説明する。コンピュータ3000は、ROM3のプログラム用ROM、或いは外部メモリ11に記憶された文書処理プログラム等に基づいて、文書に対する処理(文書処理)、及び前記文書の印刷処理を実行するCPU1を備えている。なお、ここで、文書は、例えば、図形、イメージ、文字、表(表計算等を含む)等を含むものとする。
CPU1は、システムバス4に接続される各デバイスの制御を総括する。また、ROM3のプログラム用ROM、或いは外部メモリ11には、CPU1の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下OS)等が記憶されている。また、ROM3のフォント用ROM、或いは外部メモリ11には前記文書処理の際に使用するフォントデータ等が記憶されている。更に、ROM3のデータ用ROM、或いは外部メモリ11には前記文書処理等を行う際に使用する各種データが記憶されている。RAM2は、CPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。なお、本印刷制御プログラムに好適なプリンタドライバは、外部メモリ11に格納されており、OSからの呼び出しに応じてRAM2に展開され、CPU1により該プログラムが実行される。
キーボードコントローラ(KBC)5は、キーボード9や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)6は、地紋画像の表示を含む、CRTディスプレイ(CRT)10による表示を制御する。ディスクコントローラ(DKC)7は、ハードディスク(HD)、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)等の外部メモリ11とのアクセスを制御する。なお、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク等は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、プリンタ制御コマンド生成プログラム(以下プリンタドライバ)等を記憶する。プリンタコントローラ(PRTC)8は、双方向性インターフェース(インターフェース)21を介してプリンタ1500に接続されて、プリンタ1500との通信制御処理を実行する。
なお、CPU1は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコマンドに基づいて、予め登録された種々のウィンドウを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザは印刷を実行する際、プリンタドライバが動作して、印刷の設定に関するウィンドウ(設定画面)を開き、プリンタの設定や、印刷モードの選択を含むプリンタドライバに対する印刷処理方法の設定を行うことができる。
プリンタ1500は、CPU12によって制御される。プリンタCPU12は、ROM13に記憶された制御プログラム等、或いは外部メモリ14に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接続される印刷部(プリンタエンジン)17に印刷出力情報としての画像信号を出力する。
ROM13のプログラムROMには、CPU12の制御プログラム等が記憶される。また、ROM13のフォント用ROMには前記印刷出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等が記憶される。また、ROM13のデータ用ROMには、ハードディスク等の外部メモリ14がないプリンタの場合には、コンピュータ上で利用される情報等が記憶されている。
CPU12は入力部18を介してコンピュータとの通信処理が可能となっている。CPU12は入力部18を介して、プリンタ内の情報等をコンピュータ3000に通知する。RAM19は、CPU12の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMである。また、プリンタ1500(又はRAM19)は、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM19は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。
上述したハードディスク(HD)、ICカード等の外部メモリ14は、メモリコントローラ(MC)20によりアクセスを制御される。外部メモリ14は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。
また、入力部18は前述した操作パネルで操作のためのスイッチ及びLED表示器等である。また、プリンタ1500は図示しないNVRAMを有し、操作部(操作パネル)1501からのプリンタモード設定情報を記憶するようにしてもよい。
印刷部17は、本実施形態では電子写真方式のエンジンとしている。従って、地紋画像を含む印刷データはトナーのドットによって最終的に紙等の媒体上に記録される。なお、印刷の方式はこのような電子写真方式に限られない。例えば、インクジェット方式等であってもよい。
なお、以下では、図4に示したコンピュータと、プリンタとからなる印刷システムを用いて、地紋画像に関する説明を行うが、このことは本発明の実施を制限するものではない。例えば、本発明の実施を行う物は、印刷システムではなく、後述する各機能を有するものであれば、単体の装置(機器)であってもよい。また、例えば、本発明の実施を行う物は、図4に示したような印刷システムではなく、LAN又はWAN等のネットワークを介して互いに接続された複数の装置(機器)からなるシステムであってもよい。
(印刷処理に係る機能構成の説明)
図5は、図4に示したコンピュータ3000における印刷処理に係る機能構成の一例を示す図である。アプリケーション201、グラフィックエンジン202、プリンタドライバ203、及びシステムスプーラ204は、外部メモリ11に保存されたファイルとして存在する。そして、これらは、OSや、OSのモジュールを利用するモジュールによってRAM2にロードされて実行されるプログラム(プログラムモジュール)である。
また、アプリケーション201及びプリンタドライバ203は、外部メモリ11のFDや不図示のCD−ROM、或いは不図示のネットワークを経由して外部メモリ11のHDに追加することが可能となっている。外部メモリ11に保存されているアプリケーション201は、RAM2にロードされて実行される。このアプリケーション201からプリンタ1500に対して印刷を行う際には、同様にRAM2にロードされ実行可能となっているグラフィックエンジン202を利用して出力(描画)を行う。
グラフィックエンジン202は、プリンタ等の印刷装置ごとに用意されたプリンタドライバ203を外部メモリ11からRAM2にロードし、アプリケーション201の出力をプリンタドライバ203に設定する。また、グラフィックエンジン202は、アプリケーション201から受け取るGDI(Graphic Device Interface)関数をDDI(Device Driver Interface)関数に変換して、プリンタドライバ203へ出力する。プリンタドライバ203は、グラフィックエンジン202から受け取ったDDI関数に基づいて、プリンタが認識可能な制御コマンド(プリンタ制御コマンド)、例えばPDL(Page Description Language)に変換する。変換されたプリンタ制御コマンドは、プリンタドライバ203により印刷ジョブとして生成され、OSによってRAM2にロードされたシステムスプーラ204を経て、インターフェース21経由でプリンタ1500へ印刷データとして出力される。印刷ジョブとは、ジョブ開始コマンドからジョブ終了コマンドによって印刷データを挟んだものであり、印刷データをひとまとまりのデータ(ジョブ)として扱うための単位である。一般には、JL(Job Language)と呼ばれるジョブ制御言語によってジョブが定義され、定義部分が印刷ジョブのヘッダとなり、PDLの終了部位にジョブ終了が定義されることで、印刷ジョブが生成される。
本実施形態の印刷システムは、プリンタドライバ203内に地紋処理部205を有する。地紋処理部205は、プリンタドライバ203のビルドインモジュールであってもよいし、個別のインストーレーションによって追加されるライブラリモジュールの形式であってもよい。また、プリンタドライバ203は、地紋画像の印刷に関し、地紋処理部205の実行により、後述の地紋画像の描画等の処理を行う。
(地紋画像印刷の設定に係るユーザインターフェースの説明)
図6、図7、及び図8は、プリンタドライバ203により提供される地紋画像印刷の設定に係るユーザインターフェースの一例を示す図である。
図6は、地紋プリントに関する初期ダイアログの一例を示す図である。ここで、地紋プリントとは、地紋画像を含む印刷のことである。以下においても同様である。
ユーザは、初期ダイアログ2101を用いて地紋プリントに関する設定を行う。なお、初期ダイアログ2101に、後述する個々の地紋情報によって生成される地紋画像の結果がプレビューのため表示される。ここで、地紋情報とは、図6、図7、及び図8に示すユーザインターフェースによって設定される情報の総称である。以下においても同様である。
チェックボックス2102は、印刷ジョブに対して地紋プリントを行うか否かをユーザが指定するチェックボックスである。このチェックボックス2102に指定された内容は、印刷データ(原稿データ)に関する印刷設定情報を保持する地紋パターン設定情報として、コンピュータ3000等に格納される。スタイル2103には、地紋プリントの複数の設定情報を1つの識別子(スタイル)で指定可能にするためのスタイル情報が示される。プリンタドライバ203(又は地紋処理部205)は、複数のスタイルを選択可能となっており、各スタイルと地紋プリントに関する所定の情報との関係が、コンピュータ3000等のレジストリに登録される。
また、コンピュータ3000(プリンタドライバ203(又は地紋処理部205))は、ユーザが新規追加ボタン2104を押下したことを検知すると、スタイルを新たに追加する。また、コンピュータ3000は、ユーザが編集ボタン2105を押下したことを検知すると、選択状態にあるスタイルの内容を編集可能にする。また、コンピュータ3000は、ユーザが削除ボタン2106を押下したことを検知すると、選択状態にあるスタイルの削除を行う。
コンピュータ3000は、ユーザが新規追加ボタン2104又は編集ボタン2105を押下したことを検知すると、後述する図7に示すスタイル編集用ダイアログ2201を表示する。
図7は、地紋プリントに関するスタイル編集ダイアログの一例を示す図である。ユーザは、スタイル編集ダイアログ2201を用いてスタイルの編集(地紋情報の編集)を行う。なお、スタイル編集ダイアログ2201に、後述する個々の地紋情報によって生成される地紋画像の結果がプレビューのため表示される。
スタイル名2202には、スタイルの名称が表示される。コンピュータ3000は、ユーザが図6に示した新規追加ボタン2104を押下したことを検知して、スタイル編集ダイアログ2201を表示した場合、スタイル名2202には、"(名称未設定)"を表示し、ユーザがスタイル名を決定することを可能にする。一方、コンピュータ3000は、ユーザが図6に示した編集ボタン2105を押下したことを検知して、スタイル編集ダイアログ2201を表示した場合、スタイル名2202には、図6のスタイル2103に表示していたスタイル名称を表示する。
詳細設定ボタン2203は、ユーザが、更に詳細な地紋情報を設定するためのダイアログを表示させる際に押下するボタンである。コンピュータ3000は、ユーザが詳細設定ボタン2203を押下したことを検知すると、後述する図8に示す詳細設定ダイアログを表示する。
領域2204及び2205は、ユーザが、地紋パターンに用いる潜像文字列(又は潜像文字列の種類)を指定する領域である。本実施の形態では、図7に示す様に3行分の潜像文字列(以下、文字列と呼ぶ)を指定することが可能になっている。ユーザは、領域2204で、各々の行の文字列の種類を指定し、領域2205で、領域2204に対応する文字列の内容を記述する。なお、コンピュータ3000は、領域2204で、ユーザに指定された文字列の種類に応じて、領域2205のインターフェースを変化させる(又は変更する)。この潜像文字列として指定される、「任意文字列」と「ジョブ名」は、各部及び各ページで変化のない固定情報であるが、「部数とページ番号」(部数またはページ番号のようにそれぞれでも指定可能である)は、可変情報である。「部数」は、部毎に異なる値となり、また、「ページ番号」は、各ページで異なる値となる。本印刷制御プログラムでは、可変情報を潜像文字列として付加することを可能にしたことを特徴とする。
例えば、図7に示すように、領域2204の文字列の種類の1つが「任意文字列」の場合、コンピュータ3000は、対応する領域2205のインターフェースを、任意の地紋文字列を指定可能にする。一方、例えば、図7に示すように、領域2204の文字列の種類の1つが状況により変化する「ジョブ名」の場合、コンピュータ3000は、対応する領域2205のインターフェースを、編集不可能にする。また、領域2204の文字列の種類の1つが、「部数とページ番号」の様に、特定の条件に従って値が変化していく文字列の種類の場合、コンピュータ3000は、対応する領域2205のインターフェースを、前記特定の条件を指定可能にする。なお、図7の例では、前記特定の条件は、「部数の開始数字」となっている。
フォント領域2206は、ユーザが、文字列のフォント名称を選択する領域である。なお、本実施形態では、フォント領域2206を、ユーザが、文字列のフォント情報を選択するのみの領域としたが、書体のファミリー情報(ボールド、イタリック等)や、飾り文字情報等を選択可能な領域としてもよい。
色領域2207は、ユーザが、地紋パターン(前景パターン、背景パターン)に用いる色を選択する領域である。
図8は、詳細設定ダイアログの一例を示す図である。ユーザは、詳細設定ダイアログ2301を用いて、地紋プリントの個々のスタイルをより詳細に設定する。なお、詳細設定ダイアログ2301に、後述する個々の地紋情報によって生成される地紋画像の結果がプレビューのため表示される。
角度領域2302は、ユーザが地紋パターンの配置角度を選択する領域である。本実施形態では、「右上がり」「右下がり」「横」の3通りを、ユーザが選択することを可能としている。但し、コンピュータ3000は、角度を任意に指定可能な数値入力領域や、直感的に指定可能なスライダーバー等を詳細設定ダイアログ2301に設け、地紋パターンの配置角度の指定方法を拡張してもよい。
フォントサイズ領域2303は、ユーザが、地紋パターンとして使用する文字列のフォントサイズ等を選択する領域である。本実施形態では「大」、「中」、「小」の3つのフォトサイズを、ユーザが選択することを可能にしている。但し、コンピュータ3000は、フォトサイズをユーザが直接入力可能な領域等を詳細設定ダイアログ2301に設け、フォントサイズの指定方法を拡張してもよい。
チックボックス2304は、ユーザが、前景パターンと、背景パターンとの入れ替えを選択する際にチェックするチェックボックスである。チェックボックス2304がチェックされていない場合、コンピュータ3000は、複写物上において前景パターンが顕像化するような地紋画像を生成する。つまり、チェックボックス2304がチェックされていないということは、前景パターンが複写物上で再現可能なように設定されていることを示している。一方、チェックボックス2304がチェックされている場合、コンピュータ3000は、複写物上において背景パターンが顕像化するような地紋画像を生成する。つまり、チェックボックス2304がチェックされているということは、背景パターンが複写物上で再現可能なように設定されていることを示すものである。なお、コンピュータ3000は、複写物上において背景パターンが顕像化するような地紋画像を生成するとき、前景パターンに指定されたテキスト情報やイメージ情報を、白抜きにした状態で地紋画像を生成する。
背景模様領域2305は、地紋画像を付加した印刷出力物において、地紋画像が付加されていることを人間の目に対して認識させづらくするためのカモフラージュ画像を、ユーザが選択する領域である。なお、詳細設定ダイアログ2301では、カモフラージュ画像を使用しないという選択肢も提供している。
印刷方法ラジオボタン2306は、ユーザが、地紋パターンと、原稿データとの印刷順序を選択するラジオボタンである。印刷方法ラジオボタン2306を用いてユーザによって、「透かし印刷」が選択された場合、コンピュータ3000は、地紋パターン(地紋パターン画像)を描画後、原稿データを描画する。一方、印刷方法ラジオボタン2306を用いてユーザによって、「重ね印刷」が選択された場合、コンピュータ3000は、原稿データを描画後、地紋パターン(地紋パターン画像)を描画する。なお、描画の手順については後述する。
(地紋パターン設定情報のデータ形式の説明)
次に、図7及び図8を用いて説明した地紋印刷の設定情報に関する、地紋パターン設定情報について図9を用いて説明する。なお、本実施形態において、以下に説明する地紋パターン設定情報は、印刷を行う物理ページを構成する情報としてコンピュータ3000に保持されるジョブ出力用ファイルに格納される。ジョブ出力用ファイルは、例えばRAM2、又は外部メモリ11に格納される。但し、この地紋パターン設定情報の格納については、ジョブ出力用ファイルに格納する構成のほかに、種々の形態を採用することが可能である。
図9において、フィールド2001には、図7の領域2204及び2205で、ユーザによって指定された地紋パターンに用いる文字列の種別、及び文字列の内容が格納される。本実施の形態では3行分の任意文字列や固定文字列等の情報及び、この各々に対する内容が含まれているものとする。
フィールド2002には、図7のフォント領域2206でユーザによって選択されたフォント名称や、図8のフォントサイズ領域2303でユーザによって選択されたフォントのサイズ等のフォント情報が格納される。
フィールド2003には、図8の印刷方法ラジオボタン2306でユーザによって選択された、原稿データに対して地紋パターンを先に描画するか、又は後に描画するかといった、印刷順序を指定する情報が格納される。
フィールド2004には、図8の角度領域2302でユーザによって選択された地紋パターンに用いる文字列(テキスト文字列)の配置角度の情報が格納される。フィールド2005には、図8の2304で指定される、地紋パターン(前景パターン、背景パターン)に使用される色情報が格納される。
フィールド2006には、図8のチェックボックス2304でユーザによって選択された、前景パターンと、背景パターンとの入れ替えを行うか否かに関する情報が格納される。フィールド2007には、図8の背景模様領域2305でユーザによって選択された、カモフラージュ画像のパターン付加情報が格納される。
フィールド2008には、前景パターンの濃度情報が格納される。また、フィールド2009には、背景パターンの濃度情報が格納される。なお、前景パターンの濃度情報及び背景パターンの濃度情報は、予め定められているものとする。
(地紋プリント描画処理の説明)
図10は、地紋プリントに係る描画処理の一例を示すフローチャート(その1)である。また、図11は、地紋プリントに係る描画処理の一例を示すフローチャート(その2)である。図10と、図11とに示すフローチャートは、上述した「透かし印刷」と、「重ね印刷」とに対応した描画処理のフローチャートとなっている。以下、図10及び図11に示す描画処理は、プリンタドライバ203の制御によって行われるものとして説明を行う。
まず、「透かし印刷」、即ち、原稿データの描画よりも先に地紋パターンを描画する処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。ステップS1901において、プリンタドライバ203は、図9に示した地紋パターン設定情報に基づいて、地紋パターンの描画を行う。なお、地紋パターンの描画処理の詳細は、後述する図12に示す。
ステップS1902において、プリンタドライバ203は、1物理ページ(印刷用紙の1面)あたりの論理ページ数をカウントするカウンタ(i)を初期化する。次にステップ1903において、プリンタドライバ203は、カウンタが予め設定されている1物理ページあたりの論理ページ数になったか否かを判定する。プリンタドライバ203は、カウンタが予め設定されている1物理ページあたりの論理ページ数になったと判定すると、処理を終了し、カウンタが予め設定されている1物理ページあたりの論理ページ数になっていないと判定すると、ステップS1904に進む。
ステップS1904では、プリンタドライバ203は、カウンタの値を1増加させる。続いてステップS1905において、プリンタドライバ203は、1ページあたりの論理ページ数及びカウンタの値を基に、これから描画する論理ページに対する有効印字領域を計算する。
次に、ステップ1906において、プリンタドライバ203は、物理ページに関する印刷設定情報(不図示)から、カウンタの値をインデックスとして現在の論理ページ番号を読み取る。そして、プリンタドライバ203は、該当論理ページを有効印字領域内に収まるように縮小描画する。勿論、複数論理ページの割付印刷が指定されていない場合には、縮小の必要はない。
以上が、「透かし印刷」に関する描画処理の手順である。
次に、「重ね印刷」、即ち、原稿データを描画した後に地紋パターンを描画するケースについて、図11のフローチャートを用いて説明する。ステップ2001において、プリンタドライバ203は、1物理ページ(印刷用紙の1面)あたりの論理ページ数をカウントするカウンタ(i)を初期化する。
ステップS2002において、プリンタドライバ203は、カウンタが予め設定されている1物理ページあたりの論理ページ数になったか否かを判定する。プリンタドライバ203は、カウンタが予め設定されている1物理ページあたりの論理ページ数になったと判定すると、ステップS2003に進む。一方、プリンタドライバ203は、カウンタが予め設定されている1物理ページあたりの論理ページ数になっていないと判定すると、ステップS2004に進む。
ステップS2004では、プリンタドライバ203は、カウンタの値を1増加させる。続いてステップS2005において、プリンタドライバ203は、1ページあたりの論理ページ数及びカウンタの値を基に、これから描画する論理ページに対する有効印字領域を計算する。
次に、ステップS2006において、プリンタドライバ203は、物理ページに関する印刷設定情報(不図示)から、カウンタの値をインデックスとして現在の論理ページ番号を読み取る。そして、プリンタドライバ203は、該当論理ページを有効印字領域内に収まるように縮小描画する。勿論、複数論理ページの割付印刷が指定されていない場合には、縮小の必要はない。
ステップS2003では、プリンタドライバ203は、アプリケーションから取得している物理ページの有効印字領域に対して、図9に示した地紋パターン設定情報に従い、地紋パターンの描画を行う。なお、地紋パターンの描画処理の詳細は、後述する図12に示す。
図12は、地紋パターン描画処理の詳細な一例を示すフローチャートである。ステップS2702において、プリンタドライバ203は、入力背景画像、背景閾値パターン、前景閾値パターン、前景背景領域指定画像、カモフラージュ領域指定画像(カモフラージュ画像)等、地紋パターンの描画に必要な各種情報を取得する。なお、ここで、プリンタドライバ203が、地紋パターン設定情報に基づいて、前景背景領域指定画像を生成する処理については、後述する図14に示す。
続いて、ステップS2703において、プリンタドライバ203は、地紋パターンを生成する際の初期画素を決定する。例えば、入力背景画像全体に対して左上から右下までラスター走査順に画像処理を行い、地紋画像を配置する場合、プリンタドライバ203は、左上の画素を初期画素とする。
ステップS2704では、プリンタドライバ203は、処理対象となっている入力背景画像の画素に対して、以下に示す式(1)に基づく計算を実行する。なお、ここで、背景閾値パターン及び前景閾値パターンは、ドットの書き込み/非書き込みに対応する「1」と「0」からなるパターンデータである。これらのパターンデータは、前景及び背景画像を生成するのに適したそれぞれのディザマトリクスによってパターン化されたデータである。
nWriteDotOn=nCamouflage×
(nSmallDotOn׬nHiddenMark+nLargeDotOn×nHiddenMark) 式(1)
式(1)の構成要素の定義を以下に示す。
nComouflage:カモフラージュ領域指定画像において、対象画素がカモフラージュ領域の画素であれば0、カモフラージュ領域の画素でなければ1。
nSmallDotOn:背景閾値パターンの画素値が黒であれば1、白であれば0(但し、色はこれに限定されない。)。
nLargeDotOn:前景閾値パターンの画素値が黒であれば1、白であれば0(但し、色はこれに限定されない。)。
¬nHiddenMark:前景背景領域指定画像において、対象画素が前景部に相当する画素であれば1、背景部に相当する画素であれば0。
nHiddenMark:nHiddenMarkの否定。前景部で0、背景部で1。
なお、プリンタドライバ203は、各処理対象画素で式(1)の全ての要素を用いて計算する必要は無い。不必要な計算を省くことで処理の高速化を図ることができる。
例えば、nHiddenMark=1ならば¬nHiddenMark=0、nHiddenMark=0ならば¬nHiddenmark=1となる。従って、プリンタドライバ203は、nHiddenMark=1ならば以下の式(2)の値をnLargeDotOnの値とし、nHiddenMark=0ならば、式(2)の値をnSmallDotOnの値としてもよい。
また、nCamouflageの値は式(1)に示したように、全体にかかる積算であるので、nCamouflage=0であれば、nWriteDotOn=0となる。従って、プリンタドライバ203は、nCamouflage=0の場合、以下の式(2)の計算を省略できる。
(nSmallDotOn׬nHiddenMark+nLargeDotOn×nHiddenMark) 式(2)
また、生成される地紋画像では、背景閾値パターン、前景閾値パターン、前景背景領域指定画像、カモフラージュ領域指定画像のそれぞれの縦横の長さの最小公倍数で構成される大きさの画像が繰り返しの最小単位となる。その為、プリンタドライバ203は、繰り返しの最小単位である地紋画像の一部分のみを生成し、その地紋画像の一部分を、生成する画像の大きさとなるよう、タイル状に繰り返し並べる。これにより地紋画像生成にかかる処理時間を短縮できる。
次に、ステップS2705では、プリンタドライバ203は、ステップS2704の計算結果(nWriteDotOnの値)がTrue(つまり、1)か否かを判定する。プリンタドライバ203は、nWriteDotOn=1ならばステップS2706に進み、nWriteDotOn=0ならばステップS2707に進む。
ステップS2706では、プリンタドライバ203は、印刷時のドットに対応する画素値を設定する(又は前記画素値をメモリ領域に書き込む)処理を行う。ここで、プリンタドライバ203は、画素値を、地紋画像の色によって変えるようにしてもよい。例えば、黒色の地紋を生成したい場合、プリンタドライバ203は、地紋画像の処理対象画素に、黒に対応する画素値を設定する。その他、プリンタのトナー或いはインクの色に合わせ、プリンタドライバ203は、シアン、マゼンダ、イエロー等に対応する画素値を設定することにより、カラーの地紋画像を生成するようにしてもよい。
更に、画像が1画素あたり1〜数ビットの画像データである場合には、プリンタドライバ203は、インデックスカラーを用いて画素値を表現するようにしてもよい。ここで、インデックスカラーとは、画像データの表現方法である。より具体的に説明すると、インデックスカラーとは、対象とするカラー画像中に頻繁に出現する色情報を目次として設定し(例えばインデックス0は白、インデックス1はシアン等)、各画素の値は色情報を記載した目次の番号で表現する方法である。なお、ここで、色情報を記載した目次の番号とは、例えば、1番目の画素値はインデックス1の値、2番目の画素値はインデックス2の値、・・・等である。
ステップS2707では、プリンタドライバ203は、処理対象領域の全画素が処理されたか否かを判定する。プリンタドライバ203は、処理対象領域の全画素が処理されていない場合はステップS2708に進み、処理対象領域の全画素に対する処理が完了していれば、ステップS2709に進む。ステップS2708では、プリンタドライバ203は、未処理の画素を選択し、ステップS2704の処理に戻る。
以上、ステップS2702からステップS2707までの処理により、プリンタドライバ203は、地紋パターンを生成することができる。なお、ステップS2702からステップS2707までの処理だけでは、前景背景領域指定画像における前景と背景との切り替わる部分にドットの固まりが生じ、前景の概形が目立つことよって、偽造防止地紋の効果が薄れるデメリットが生じる場合がある。そこで、プリンタドライバ203は、前景背景領域指定画像における前景と背景との切り替わり部分でドットの固まりが生じないようにする処理(バウンダリ処理)も、あわせて実施するようにしてもよい。図13は、バウンダリ処理まで施した地紋パターンの一例を示す図である。
上述したように、図12のステップS2702からステップS2707までの処理により、地紋パターンが生成される。地紋パターンの生成処理は、図10のステップS1901と、図11のステップS2001とで共通であるが、生成した地紋パターンの、原稿データに対する描画方法は各々異なる。
ステップS2709では、プリンタドライバ203は、ステップS2702からステップS2707までの処理によって生成した地紋パターンを下地として描画するか否かを判定する。プリンタドライバ203は、ステップS1901から呼び出され、図12に示されるフローチャートを実行している場合は、地紋パターンを下地として描画すると判定し、ステップS2710に進む。一方、プリンタドライバ203は、ステップS2003から呼び出され、図12に示されるフローチャートを実行している場合は、地紋パターンを下地としては描画しないと判定し、ステップS2711に進む。
ステップS2710では、プリンタドライバ203は、地紋パターンの描画後に、アプリケーションソフト等で生成された文字等を透かして描画する透かし描画の処理を行う。つまり、ステップS2710では、プリンタドライバ203は、地紋パターンの描画については、特殊な処理を行わない。
一方、ステップS2711では、プリンタドライバ203は、アプリケーションソフト等で生成された文字等の上に、地紋パターンを描画する重ね描画の処理を行う。ここで、プリンタドライバ203が、アプリケーションソフト等で生成した文字等の上に地紋パターンを重ねて描画するので、単純に地紋パターンを描画すると下地の文字等が地紋パターンに上書きされて見えなくなってしまう。そこで、プリンタドライバ203は、ANDやORといった論理描画を利用することで完全に上書きしてしまうことを避ける。プリンタドライバ203は、例えば、下地の画素が白色(つまり画素値がゼロ)の場合、そのピクセルに対応する地紋パターンのピクセルを描画するといった論理描画を行う。
本実施形態では、例えばプリンタドライバ203が、前景部に、「部」と関連付けられた値と、「ページ番号」とを同時にテキストとして埋め込む。以下、図7の領域2204のテキスト種別において「部数とページ番号」が指定され、図7の領域2205に部数(部番号)の開始数字が指定された場合の前景背景領域指定画像の生成手順について説明する。
図14は、前景背景領域指定画像を生成する処理の一例を示すフローチャートである。この処理はユーザインターフェースで地紋プリントの設定が確定した後、実際の印刷時に図12のステップS2702から呼び出されることで動作を始め、前景背景領域指定画像を提供することで動作を終了するものとする。なお、図14に示されるフローチャートも、プリンタドライバ203が処理を行うものとして説明を行う。
ステップS2801において、プリンタドライバ203は、地紋プリントに指定された各種設定情報(地紋パターン設定情報)の取得を行う。図7及び図8等で説明したフォント名称、フォントサイズ、角度、白抜き印刷を行うか否かの各情報に加え、テキスト種別や、テキストの内容等が、図14のフローチャートに直接関係するパラメータとなる。
続いて、ステップS2802において、プリンタドライバ203は、ステップS2801において取得した各種パラメータに加え該当プリントページの部番号(部数又は部数を示す番号)、及びページ番号を取得する。ここで、部番号については、上述したように、自身で複数部数印刷制御を行うアプリケーション202の場合は、1部目としてしか認識できない。しかしながら、アプリケーション202が、プリンタドライバ203やプリンタ1500等の下位モジュールに対して指示を行うアプリケーションの場合、プリンタドライバ203やプリンタ1500は、前記指示に基づいて、部を認識することができる。したがって、プリンタドライバ203やプリンタ1500は、別途指定されるコレート、アンコレートの複数部数印刷指定に従って繰り返し印刷データ生成処理を行えば、該当印刷ページが何部目の印刷に該当するのかを把握することができる。つまり、プリンタドライバ203は、部番号を把握することができる。また、ここで扱うページ番号は物理ページを意図している。したがって、Nin1印刷が指定された場合等はアプリケーション202の発行するページとは直結しないが、Nin1設定を参照することで、例えばプリンタドライバ203は、該当印刷ページが物理ページで何ページ目に当たるのかを割り出すことができる。なお、ここで、Nin1印刷とは、用紙1枚に複数ページを縮小して印刷する印刷のことである。
続いて、ステップS2803において、プリンタドライバ203は、画像サイズの計算を行う。プリンタドライバ203は、フォントの種別、フォントのサイズ、角度、出力文字列の情報に加え、上下左右のマージン(周辺の余白)等の情報に基づいて、画像サイズを割り出す。
図15は、画像サイズの算出方法の一例を示す図である。図15において、"#SSSSS−PPPPP"は、文字列を表し、文字列中の"SSSSS"は部番号を示している。ここで、部番号の開始数字は、図7に示した領域2205で指定されたものである。また、部番号は、部数が1増えるに従って、1ずつ増加するものである。
また、文字列中の"PPPPP"は物理ページの番号(物理ページ番号)を示している。物理ページ番号の初期値は1で、物理ページが1増えるに従って、1ずつ増加するものである。なお、本実施形態では、"SSSSS"及び"PPPPP"は十進数の数字で表現されるものとして説明を行うが、このことは、本発明の実施を制限するものではない。
プリンタドライバ203は、図9に示したフォント情報等に基づいて、部番号及び物理ページ番号を含む文字列の長さsL、高さsHを求める。
上下左右のマージンをそれぞれmT、mB、mL、mR、文字列の回転角度をθ(図9に示した文字列の角度情報の値)とすると、プリンタドライバ203は、以下の式(3)、式(4)で画像領域の幅W及び高さHを求める。
W=mL+sH×Sinθ+sL×Cosθ+mR 式(3)
H=mT+sH×Cosθ+sL×Sinθ+mB 式(4)
なお、プリンタドライバ203は、上下左右のマージンを、フォントサイズ(又は文字列の高さ)に対して、一定の割合になるように係数を掛けて求める。このことにより、隣接する背景画像の間隔が、フォントサイズにより調整されるため、安定した地紋画像が生成される。
再び図14の説明に戻り、ステップS2804において、プリンタドライバ203は、図9に示した、前景、背景パターンの入れ替えを行うかどうかの情報に応じて、画像(前景背景領域指定画像)の初期化を行う。前景背景領域指定画像は、前景部1、背景部0のビットで表現される。したがって、プリンタドライバ203は、図8のチックボックス2304がユーザによってチェックされていたら、1ビットで初期化し、チェックされていなかったら0ビットで初期化する。
次に、ステップS2805において、プリンタドライバ203は、文字列の描画開始位置を割り出す。そして、プリンタドライバ203は、指定されたフォント、サイズ、角度で所定の書式に従って「部数(部番号)」、「ページ数(物理ページ数)」を含んだ文字列(地紋テキスト文字列)の描画を行い、前景背景領域指定画像を生成する。
以上、図14に示した処理を実行することにより、プリンタドライバ203は、「部数」及び「ページ数」を含んだ地紋テキスト文字列を含む前景背景領域指定画像を生成する。そして、図12に示した処理を実行することにより、プリンタドライバ203は、地紋パターンを生成し、描画する。
図16は、「部数」及び「ページ番号」を含んだ地紋画像が生成されることによる本実施形態の効果のより具体的な一例を示す図である。
図16に示すように、3ページの原稿(1ページ目"A"、2ページ目"B"、3ページ目"C")を3部、部数印刷するものとする。また、地紋パターンは、1部目には"#1―p"、2部目には"#2−p"、3部目には"#3−p"と潜像された文字列が含まれるものとする。なお、ここで、"#"に後続する値は部番号を示し、"―"に続く"p"は物理ページ番号を示している。
まず、アプリケーション201がコレート1ジョブで原稿を3部印刷してくる場合(A)を考える。この場合、プリンタドライバ203側では部の切れ目を認識できないため、全てのページの地紋パターンの部番号の部分は"1"となるが、各々のページは認識できるためページ番号の部分はページが増えるごとにインクリメントされたページ番号の値が入る。
つまり、1部目となる部はページ番号1から3まで、2部目となる部にはページ番号4から6まで、3部目となる部にはページ番号7から9までが潜像されることになる。そのため、これらの情報と各々の部を誰に(どこに)の配布したのかを別途、例えばコンピュータ3000等において管理しておくことで、情報流出時の流出元の特定作業が行いやすくなる。
次に、アプリケーション201がアンコレート1ジョブで原稿を3部印刷してくる場合(B)を考える。この場合も図16(A)の場合同様に、地紋パターンの部番号に相当する部分は常に"1"となるが、ページ番号の部分は各々のページ毎に異なる値が潜像されることになる。例えばページ番号1、4、7の各ページはまとめて1部目とし、2、5、8をまとめて2部目とし、3、6、9をまとめて3部目とし、これらの各々の部を誰に(どこに)配布したのかを管理することで、情報流出時の流出元の特定作業が行いやすくなる。
なお、複数部数印刷の制御をプリンタドライバ203が実施するように指示してくるアプリケーション201を用いる場合、つまり図16の(C)及び(D)の場合、プリンタドライバ203は部を認識することが可能である。よって、地紋パターンの部番号に相当する部分には適切な部番号が入る。
なお、本発明は、複数の機器(例えばコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態で示したフローチャートの手順を実現するプログラムを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラム自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
以上、上述したように本実施形態によれば、印刷を実行するアプリケーションの複数部数印刷の仕様に依存せず、地紋印刷の潜像文字列から「部」を特定することができるようにすることができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
図1は、2つの画像領域におけるドットの状態を示す図である。 図2は、ドットを集中させた場合には複写物においても顕像し、ドットを分散させた場合には複写物において再現されないことを概念的に示す図である。 図3は、課題の一例を示す図である。 図4は、本実施形態に係る印刷システムの一例の構成を示すブロック図である。 図5は、図4に示したコンピュータ3000における印刷処理に係る機能構成の一例を示す図である。 図6は、地紋プリントに関する初期ダイアログの一例を示す図である。 図7は、地紋プリントに関するスタイル編集ダイアログの一例を示す図である。 図8は、詳細設定ダイアログの一例を示す図である。 図9は、地紋パターン設定情報の一例を示す図である。 図10は、地紋プリントに係る描画処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 図11は、地紋プリントに係る描画処理の一例を示すフローチャート(その2)である。 図12は、地紋パターン描画処理の詳細な一例を示すフローチャートである。 図13は、バウンダリ処理まで施した地紋パターンの一例を示す図である。 図14は、前景背景領域指定画像を生成する処理の一例を示すフローチャートである。 図15は、画像サイズの算出方法の一例を示す図である。 図16は、「部数」及び「ページ番号」を含んだ地紋画像が生成されることによる本実施形態の効果のより具体的な一例を示す図である。
符号の説明
1 CPU
201 アプリケーション
202 グラフィックエンジン
203 プリンタドライバ
204 システムスプーラ
1500 プリンタ
3000 ホストコンピュータ

Claims (10)

  1. 印刷装置で印刷すべき印刷ジョブを生成する印刷制御装置であって、
    地紋パターンを生成する地紋パターン生成手段と、
    印刷に係るアプリケーションの発行する原稿の各ページに、前記地紋パターン生成手段が生成した地紋パターンを付加する地紋パターン付加手段と、
    前記地紋パターン付加手段により地紋パターンが付加された原稿に基づいて、印刷ジョブを生成する生成手段と、
    を有し、
    前記地紋パターン生成手段は、前記ページのページ番号と、印刷部数に係る部番号とに関連付けられた識別情報を含む潜像文字列を埋め込んだ地紋パターンを生成することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記潜像文字列に関する設定情報を設定する設定手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 前記設定手段は、前記設定情報の設定に係るプリンタドライバにより提供される設定画面を介したユーザからの指示に基づいて、前記設定情報を設定することを特徴とする請求項2に記載の印刷制御装置。
  4. 前記設定手段は、前記設定画面を介してユーザからの指示に基づいて、前記部番号の開始番号を設定することを特徴とする請求項3に記載の印刷制御装置。
  5. 印刷装置で印刷すべき印刷ジョブを生成する印刷制御装置における印刷制御方法であって、
    地紋パターンを生成する地紋パターン生成ステップと、
    印刷に係るアプリケーションの発行する原稿の各ページに、前記地紋パターン生成手段が生成した地紋パターンを付加する地紋パターン付加ステップと、
    前記地紋パターン付加ステップにより地紋パターンが付加された原稿に基づいて、印刷ジョブを生成する生成ステップと、
    を有し、
    前記地紋パターン生成ステップでは、前記ページのページ番号と、印刷部数に係る部番号とに関連付けられた識別情報を含む潜像文字列を埋め込んだ地紋パターンを生成することを特徴とする印刷制御方法。
  6. 前記潜像文字列に関する設定情報を設定する設定ステップを更に有することを特徴とする請求項5に記載の印刷制御方法。
  7. 前記設定ステップは、前記設定情報の設定に係るプリンタドライバにより提供される設定画面を介したユーザからの指示に基づいて、前記設定情報を設定することを特徴とする請求項6に記載の印刷制御方法。
  8. 前記設定ステップは、前記設定画面を介してユーザからの指示に基づいて、前記部番号の開始番号を設定することを特徴とする請求項7に記載の印刷制御方法。
  9. 請求項5乃至8のいずれか1項に記載の印刷制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする印刷制御プログラム。
  10. 請求項9に記載の印刷制御プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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