JP2007114465A - 顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型で、操作性に優れた顕微鏡を提供する。
【解決手段】 直立して設けられる支柱102に対し移動可能に焦準部11の可動部材112を設け、この可動部材112に隣接して該可動部材112とともに移動可能に、対物レンズ6を有する観察装置5を設け、照明ユニット7からの照明光を対物レンズ6に導く照明光学系12を前記可動部材112内部に配置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばステージ上に載置した試料から発せられる蛍光を観察する蛍光顕微鏡などに用いられる顕微鏡に関するものである。
近年、蛍光顕微鏡に用いられる顕微鏡は、ミクロ領域の観察に留まらずマクロ領域の観察にも盛んに使用されるようになっている。こうした中で、より明るく、しかも均一な照明が要求されており、従来の偏射照明や同軸落射照明ではなく、近同軸落射照明が用いられることが多くなっている。
図6は、従来の蛍光顕微鏡として、実体顕微鏡の一例を示すもので、この場合、不図示の机(不図示)上には架台1が置かれており、この架台1上には、観察物である標本2が載置されている。架台1は、フットプレート101と、このフットプレート101上に支持手段として直立して設けられる支柱102を有している。支柱102には、焦準手段としての焦準部3が設けられている。この焦準部3は、支柱102に固定される固定部材301と、固定部材301に対して可動可能な可動部材302を有している。また、可動部材302には、焦準ハンドル303が設けられている。この焦準ハンドル303は、焦準合わせのために用いられるもので、その回転操作により不図示のピニオンとラックからなる昇降機構により可動部材302を支柱102に沿って上下動させるようにしている。可動部材302には、投光管4が設けられている。また、投光管4の先端部には、変倍光学系を有する観察手段としての観察装置5が設けられている。この場合、投光管4は、フットプレート101と平行になるように配置されるとともに、焦準部3の可動部材302と観察装置5との間に介在されるスペース部401を有している。また、投光管4には、光源としての照明ユニット7が設けられ、この照明ユニット7から発せられる照明光を投光管4内部の照明光学系4aを介してスペース部401内部に導くようにしている。スペース部401内部には、照明光学系4aを介して導入される照明光の光軸L1が配置され、この光軸L1に沿って、さらに照明光をリレーする照明光学系4bが配置されている。そして、照明光学系4bを透過した光を反射ミラー51、52で反射させ、さらに後述する対物レンズ6を通して近同軸落射照明として標本2に照射させる。
観察装置5には、対物レンズ6が設けられている。この対物レンズ6は、焦準部3の操作に応じた投光管4の上下動により、標本2からの光の光軸、つまり観察光軸L2方向に移動して標本2との相対距離を変化させることで、標本2にピント合わせできるようになっている。また、観察装置5には、変倍光学系5a及びズームハンドル501が設けられている。変倍光学系5aは、観察光軸L2上に沿って配置され、ズームハンドル501の回転操作により変倍観察を可能とするものである。投光管4の先端上部には、結像レンズ(不図示)と接眼レンズ801を備えた結像光学ユニット8が設けられ、対物レンズ6を介して集光される標本2の観察像を接眼レンズ801で目視観察可能にしている。
このような実体顕微鏡は、焦準部3の可動部材302と観察装置5との間に投光管4のスペース部401が配置されており、照明ユニット7の照明光は、スペース部401内の照明光学系4bを透過し、反射ミラー51、52より対物レンズ6を通して標本2に照射される。また、標本2により反射した光は、対物レンズ6より観察装置5の観察光軸L2を通って結像光学ユニット8に導かれ、接眼レンズ801により観察される。
一方、特許文献1には、光学装置が開示されるが、かかる光学装置についても、対物レンズ及び観察光学系ユニットで構成される観察手段と焦準部との間に投光管のスペース部が配置され、このスペース部内部に照明光学系を配置するとともに、この照明光学系を介してリレーされる照明光を標本に照射するようにしている。
さらに、特許文献2には、蛍光顕微鏡が開示されるが、かかる蛍光顕微鏡についても、対物レンズと変倍光学系で構成される観察手段と焦準部との間に投光管のスペース部が配置され、このスペース部内部にプリズムを有する照明光学系を配置し、これら照明光学系とプリズムにより標本に対して投光管から倍率に応じた偏射照明ができるようにしている。
特開2001−166214号公報 特開2002−098899号公報
ところが、このような従来のものは、いずれも観察手段と焦準部との間に照明光学系を収容するスペース部が配置されている。このため、観察者側から見て観察手段、スペース部及び焦準部が重なって配置されるようになり、奥行き寸法の大きな大型システムになってしまう。このようにシステムとして奥行き寸法が大きくなると、特に焦準ハンドルまでの距離が大きくなるため、ハンドルの操作性が著しく低下するという問題が生じる。また、システムの大型化で架台を載置する机も、奥行き寸法が十分の大きなものを用意しなければならず、場合によっては、特別な机を用意する必要があるなど経済的にも不利になるという問題も生じる。さらに、支柱には、焦準部及びスペース部を介して観察手段が支持されるため、機械的強度の大きなものが必要となり、さらにシステム全体が大型化するという問題もある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、小型で、操作性に優れた顕微鏡を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、直立して設けられる支持手段と、前記支持手段に対し移動可能に設けられる焦準手段と、前記焦準手段に隣接して配置され、前記焦準手段とともに移動可能に設けられる対物レンズを有する観察手段と、光源と、前記焦準手段の内部に配置され、前記光源からの照明光を前記対物レンズに導く照明光学系と、を具備したことを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記照明光学系は、前記焦準手段内において前記支持手段に沿って配置されることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記照明光学系は、前記焦準手段内において前記観察手段に対し前記支持手段を介した反対側位置に配置されることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記照明光学系は、前記焦準手段内において前記支持手段内部に配置されることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記支持手段は、直立して設けられる支柱の側面軸方向に沿って溝部を形成し、該溝部内部に沿って前記照明光学系を配置したことを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記照明光学系は、前記焦準手段内において前記支持手段と直交する方向に沿って配置されることを特徴としている。
本発明によれば、小型で、操作性に優れた顕微鏡を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に適用される実体顕微鏡の概略構成を示すもので、図6と同一部分には同符号を付して説明を省略する。
架台1のフットプレート101上に直立して設けられる支持手段としての支柱102には、焦準手段としての焦準部11の固定部材111が固定して設けられ、この固定部材111に対して投光管4を装着した可動部材112が可動可能に設けられている。可動部材112には、焦準ハンドル113が設けられている。この焦準ハンドル113は、焦準合わせのために用いられるもので、その回転操作により不図示のピニオンとラックからなる昇降機構により固定部材111に対し可動部材112を支柱102に沿って上下動させるようにしている。可動部材112内には、投光管4内の前記照明光学系4aを介して導入される照明光の光軸L1が観察装置5と支柱102の間で、該支柱102に沿った方向に位置されている。この光軸L1上には、照明光を対物レンズ6に導くための照明光学系12が配置されている。また、可動部材112には、投光管4の先端部に設けられた観察装置5が隣接して配置されている。この場合、可動部材112と観察装置5は、不図示のアリ構造などの連結部材により直接連結されている。
可動部材112には、観察装置5が連結される側面に突起部112aが設けられている。この突起部112aは、観察装置5内部に位置されており、その先端部には、反射ミラー13が所定角度傾けて取付けられている。この反射ミラー13は、可動部材112内部の照明光学系12を透過し反射ミラー14で反射した光束を、さらに対物レンズ6の光軸方向に反射させるもので、対物レンズ6を通して近同軸落射照明として標本2に照射させる。
その他は、図6と同様である。
このような構成において、照明ユニット7から照明光が発せられると、この照明光は、投光管4内の照明光学系4aを介して可動部材112内部の照明光学系12に導かれ、この照明光学系12を通って、さらに反射ミラー14、13で反射し、対物レンズ6を通して近同軸落射照明として標本2に照射される。この場合、焦準合わせのため焦準ハンドル113を回転操作すると、この回転操作により不図示のピニオンとラックからなる昇降機構により固定部材111に対し可動部材112が上下動されるが、可動部材112の移動とともに照明光学系12及び反射ミラー14、13も光軸L1方向に移動するので、照明光学系12に導入される照明光は、安定して反射ミラー14、13を介して対物レンズ6まで導かれる。
その後、標本2により反射した光は、対物レンズ6より観察装置5の観察光軸L2を通って結像光学ユニット8に導かれ、接眼レンズ801により観察される。
したがって、このようにすれば、照明ユニット7から照明光を案内する照明光学系12を焦準部3の可動部材112内部に配置するようにしたので、従来の可動部材と観察装置との間に介在された投光管のスペース部を省略して可動部材112と観察装置5を隣接して配置することができる。これにより、観察者側から見て重なって配置されるのが観察装置5と焦準部3のみとなり奥行き寸法を大幅に小さくできるので、システムとして小型化を実現できる。また、奥行き寸法が小さくなることにより、観察者から焦準部3の焦準ハンドル303までの距離を小さくできるので、観察者の手の届く範囲が広がり操作性の向上を図ることができる。さらに、システムとして小型化できることにより架台1の机上への配置が容易になるとともに、机についても奥行き寸法の小さなものが使用できるので、特別な机を用意する必要もなくなり経済的に有利にできる。さらに、支柱102には、焦準部3を介して直接観察装置5を支持しているため、機械的強度も小さなものにでき、この点でも小型化できる。さらに、照明光学系12を可動部材112内部に配置して一体化した簡略な構造により安価を実現でき、さらに、このような一体化した構造により剛性も向上し、さらに、このような一体化構造によってユニット形状として簡略化することで、他ユニットとの組合せが容易になるなどシステム性の向上も実現できる。
なお、上述した実施の形態では、照明光学系12を観察装置5と支柱102の間で、該支柱102に沿った方向に配置するようにしたが、観察装置5に対し支柱102を介した反対側位置の支柱102に沿った方向に配置するようにしてもよい。こうすれば、照明ユニット7下方のデッドスペースを有効に利用できるので、さらなる小型化を実現できる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
図2は、本発明の第2の実施の形態に適用される実体顕微鏡の概略構成を示すもので、図1と同一部分には同符号を付して説明を省略する。
この場合、架台1のフットプレート101上に直立して設けられる支柱102には、焦準部21の固定部材211が固定して設けられ、この固定部材211に対して投光管4を装着した可動部材212が可動可能に設けられている。
支柱102は、焦準部21内部に位置される先端部側面に図3(図2のA−A断面図)に示すように断面U字状の溝部102aが中心軸aに沿って形成されている。また、固定部材211は、支柱102が挿通される中空部211aを有している。また、この固定部材211側面には、前記溝部102aの開口と連通させて前記中空部211aまで達する開口部211bが前記中心軸a方向に沿って形成されている。さらに、可動部材212は、固定部材211が挿通される中空部212aを有している。また、この可動部材212側面には、前記固定部材211の開口部211bと連通させて前記中空部212aまで達する透孔212bが形成されている。
図2に戻って、可動部材212には、焦準ハンドル213が設けられている。この焦準ハンドル213は、焦準合わせのために用いられるもので、その回転操作により不図示のピニオンとラックからなる昇降機構により固定部材211に対し可動部材212を支柱102に沿った方向に上下動させるようにしている。
支柱102の溝部102a内部には、投光管4内の照明光学系4aを介して導入される照明光の光軸L1が位置されている。この光軸L1は、支柱102の中心軸a上を溝部102aに沿って配置されている。この光軸L1上には、照明光を対物レンズ6に導くための照明光学系22及び反射ミラー23が配置されている。この場合、反射ミラー23は、可動部材212の透孔212bに挿装された筒状ユニット25内に配置されている。この筒状ユニット25は、水平方向に配置されたもので、一方端部を固定部材211の開口部211bを介して支柱102の溝部102a内部に配置され、他方の端部を観察装置5内部に配置されている。そして、支柱102の溝部102a内部に配置された一方端部に前記反射ミラー23を設け、観察装置5内部に配置される端部に所定の角度傾けて反射ミラー24を設け、照明光学系22を透過した照明光を反射ミラー23で反射し、筒状ユニット25内部を通って反射ミラー24に導くようにしている。反射ミラー24は、反射ミラー23で反射される照明光学系22からの光束を対物レンズ6の光軸方向に反射させるもので、対物レンズ6を通して近同軸落射照明として標本2に照射させる。
その他は、図1と同様である。
このような構成において、照明ユニット7から照明光が発せられると、この照明光は、投光管4内の照明光学系4aを介して支柱102の溝部102a内部の照明光学系22に導かれ、この照明光学系22を通り、さらに反射ミラー23、24で反射し、対物レンズ6を通して近同軸落射照明として標本2に照射される。この場合も、焦準合わせのため焦準ハンドル213を回転操作すると、この回転操作により不図示のピニオンとラックからなる昇降機構により固定部材211に対し可動部材212が上下動されるが、可動部材212の移動とともに筒状ユニット25も支柱102の溝部102aに沿って上下動し、照明光学系22に対し反射ミラー23、24を光軸L1方向に移動させるので、照明光学系12に導入される照明光は、安定して反射ミラー23、24を介して対物レンズ6まで導かれる。
その後、標本2により反射した光は、対物レンズ6より観察装置5の観察光軸L2を通って結像光学ユニット8に導かれ、接眼レンズ801により観察される。
したがって、このようにしても第1の実施の形態と同様な効果を得られる。さらに、照明ユニット7から照明光を案内する照明光学系22が支柱102内部、つまり溝部102a内部に配置されるので、照明ユニット7からの光束を照明光学系22まで導く照明光学系4aの光路長を短くできる。これにより、光路での光損失を最小限にでき、明るい照明光を供給できる。また、投光管4の奥行き方向の寸法も小さくでき、システムとしてさらに小型化を実現できる。また、焦準部3自身も照明光学系が収容されないので、小型化できる。さらに、照明光学系22を支柱102内部に配置することで、照明ユニット7の下方スペースに焦準部3の一部を構成する可動部材212及び焦準ハンドル213などを配置することができるので、照明ユニット7下方のデッドスペースを有効に活用でき、システムとしてさらに小型化を図ることができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
図4は、本発明の第3の実施の形態に適用される実体顕微鏡の概略構成を示すもので、図1と同一部分には同符号を付して説明を省略する。
この場合、架台1のフットプレート101上に直立して設けられる支柱102には、焦準部31の固定部材311が固定して設けられ、この固定部材311に対して可動部材312が可動可能に設けられている。
支柱102は、焦準部31内部に位置される端部側面に図5(a)(図4のB−B断面図)及び同図(b)(支柱102の縦断面図)に示すような中心軸aを通る貫通孔102bが、該中心軸aに沿って形成されている。固定部材311は、支柱102が挿通される中空部311aを有している。また、この固定部材311側面には、前記貫通孔102cの両開口と連通させて前記中空部311aまで達する透孔311b、311cが前記中心軸aに沿って形成されている。可動部材312は、固定部材311が嵌合される凹部312aが形成されている。また、可動部材312側面には、前記固定部材311の透孔311bと連通させて前記凹部312a底面まで達する透孔312bが形成されている。
図4に戻って、可動部材312には、焦準ハンドル313が設けられている。この焦準ハンドル313は、焦準合わせのために用いられるもので、その回転操作により不図示のピニオンとラックからなる昇降機構により固定部材311に対し可動部材312を支柱102に沿った方向に上下動させるようにしている。また、可動部材312には、前記観察装置5が隣接して配置されている。この場合、可動部材312と観察装置5は、不図示のアリ構造などの連結部材により直接連結されている。
可能部材312の透孔312bには、筒状ユニット32が挿装されている。この筒状ユニット32は、支柱102と直交する方向、ここでは水平方向に配置されたもので、一方の端部を固定部材311の透孔311b、311c及び支柱102の貫通孔102cを介して外部に導出され、また、他方の端部を観察装置5内部に配置されている。
筒状ユニット32の一方端部には、光源としての照明ユニット7が設置されている。また、筒状ユニット32内部には、照明ユニット7から発せられる光束の光軸L3上に沿って照明光を対物レンズ6に導くための照明光学系33が配置されている。さらに、筒状ユニット32の観察装置5内部に位置される他方端部には、所定角度傾けて反射ミラー34が配置されている。この反射ミラー34は、筒状ユニット32内の照明光学系33を透過した光束を対物レンズ6の光軸方向に反射させるもので、対物レンズ6を通して近同軸落射照明として標本2に照射させる。
その他は、図1と同様である。
このような構成において、照明ユニット7から照明光が発せられると、この照明光は、投光管32内の照明光学系33を介して反射ミラー34に導かれ、この反射ミラー34で反射し、対物レンズ6を通して近同軸落射照明として標本2に照射される。この場合も、焦準合わせのため焦準ハンドル313を回転操作すると、この回転操作により不図示のピニオンとラックからなる昇降機構により固定部材311に対し可動部材312が上下動されるが、可動部材312の移動とともに筒状ユニット32も支柱102の貫通孔102bに沿って上下動し、照明ユニット7とともに照明光学系33も上下方向に移動するので、照明光学系33に導入される照明光は、安定して反射ミラー24を介して対物レンズ6まで導かれる。
その後、標本2により反射した光は、対物レンズ6より観察装置5の観察光軸L2を通して結像光学ユニット8に導かれ、接眼レンズ801により観察される。
したがって、このようにしても第1の実施の形態と同様な効果を得られる。さらに、照明光学系33を有する筒状ユニット32を直線的に構成することで光路長を短くできるので、光路での光損失を最小限にでき、明るい照明光を供給できる。また、ユニットとしての形状をシンプルにできるので、システム性が向上する。さらに、筒状ユニット32に直接照明ユニット7を取付けているので、焦準部3の上方や後方の出っ張りがなくなり、システムとして小型化を実現できる。さらに、反射ミラーなどの光学素子の数が減り、構成もシンプルになることから価格的にも安価にできる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
本発明の第1の実施の形態に適用される実体顕微鏡の概略構成を示す図。 本発明の第2の実施の形態に適用される実体顕微鏡の概略構成を示す図。 第2の実施の形態の要部の概略構成を示す図。 本発明の第3の実施の形態に適用される実体顕微鏡の概略構成を示す図。 第3の実施の形態の要部の概略構成を示す図。 従来の実体顕微鏡の概略構成を示す図。
符号の説明
1…架台、101…フットプレート
102…支柱、102a…溝部、102b…貫通孔
102c…貫通孔、2…標本、3…焦準部
4…投光管、4a、4b…照明光学系
5…観察装置、5a…変倍光学系
501…ズームハンドル、6…対物レンズ
7…照明ユニット、8…結像光学ユニット
801…接眼レンズ、11…焦準部
111…固定部材、112…可動部材
112a…突起部、113…準焦ハンドル
12…照明光学系、13…反射ミラー
14…反射ミラー、21…焦準部
211…固定部材、211a…中空部、211b…開口部
212…可動部材、212a…中空部、212b…透孔
213…準焦ハンドル、22…照明光学系
23.24…反射ミラー、25…筒状ユニット、31…焦準部
311…固定部材、311a…中空部
311b.311c…透孔、312…可動部材
312a…凹部、312b…透孔、312…可能部材
313…準焦ハンドル、32…筒状ユニット
33…照明光学系、34…反射ミラー

Claims (6)

  1. 直立して設けられる支持手段と、
    前記支持手段に対し移動可能に設けられる焦準手段と、
    前記焦準手段に隣接して配置され、前記焦準手段とともに移動可能に設けられる対物レンズを有する観察手段と、
    光源と、
    前記焦準手段の内部に配置され、前記光源からの照明光を前記対物レンズに導く照明光学系と、
    を具備したことを特徴とする顕微鏡。
  2. 前記照明光学系は、前記焦準手段内において前記支持手段に沿って配置されることを特徴とする請求項1記載の顕微鏡。
  3. 前記照明光学系は、前記焦準手段内において前記観察手段に対し前記支持手段を介した反対側位置に配置されることを特徴とする請求項2記載の顕微鏡。
  4. 前記照明光学系は、前記焦準手段内において前記支持手段内部に配置されることを特徴とする請求項1記載の顕微鏡。
  5. 前記支持手段は、直立して設けられる支柱の側面軸方向に沿って溝部を形成し、該溝部内部に沿って前記照明光学系を配置したことを特徴とする請求項4記載の顕微鏡。
  6. 前記照明光学系は、前記焦準手段内において前記支持手段と直交する方向に沿って配置されることを特徴とする請求項1記載の顕微鏡。
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