JP4847057B2 - 顕微鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、ステージ上に載置された標本を上下両面から同時に観察可能な顕微鏡に関するものである。
従来、ステージ上に載置された標本の一面からこの標本を観察する倒立顕微鏡をベースとして、標本の他面にも観察用手段を配置することで、標本を上下両面から同時に観察可能としたシステム顕微鏡の構成例が種々提案されている。
例えば、特許文献1においては、透過照明支柱を中途位置で回転させてコンデンサと実体顕微鏡とを選択的に光軸上に配置できるようにした倒立顕微鏡が開示されている。特許文献2においては、透過照明支柱のコンデンサを介して対物レンズを保持した倒立顕微鏡が開示されている。さらに、特許文献3においては、倒立顕微鏡及び正立顕微鏡を上下に配置し、第1の観察経路と第2の観察経路とを備えたシステム顕微鏡が開示されている。
また、顕微鏡では、対物レンズの光軸方向の位置を焦準機構により調整することにより標本に対するピント合せを行うようにしている。この場合、焦準ハンドルや焦準ノブなどの手動操作によりピント合せを行うものも多く、ピント合せ操作の際に対物レンズが標本に対して衝突しないように焦準ノブ等の操作部自体にストッパ機構を備え、ピントの合う位置で止めるようにしている。特に、最近では生細胞等の観察には、標本を100倍等の高倍率の対物レンズで観察する顕微鏡が用いられるようになってきており、標本と対物レンズとの間の距離、いわゆるW.D(Working Distance)は200μm程度となる。このような状況では、対物レンズが標本に単に接触しても対物レンズが損傷することはなく、損傷する程度まで過接触しなければよいものとされている。
特公平5−5330号公報 特開平10−90604号公報 特開2002−55282号公報
前述の特許文献3等に示されるように、標本に対して上下両方に対物レンズを備えるシステム顕微鏡の場合、それぞれの対物レンズがそれぞれの焦準機構によって個別に光軸方向に移動可能であるため、焦準機構により対物レンズを標本方向に移動させていくと対物レンズ先端同士が直接又は標本を介して間接的に衝突して先端に位置する先玉レンズを破損してしまうことが起こり得る。
この場合、システム顕微鏡にあっても対物レンズを標本の片面側のみに備える単独の顕微鏡の場合と同様に焦準ノブ等の操作部にストッパ機構を設けて対物レンズが標本に対して衝突しないように規制すれば、対物レンズ同士の衝突を防止することができる。
しかしながら、観察対象となる標本はある程度の厚みを有するものであり、かつ、観察したい位置は標本の表面位置とは限らない。このため、標本の観察したい位置によっては対物レンズが標本中に潜り込むように接触する状態まで対物レンズを移動させることもあるが、単独の顕微鏡の場合と異なり、システム顕微鏡の場合には、標本の裏側にも対物レンズが存在するため、このような状況では対物レンズの先端同士が標本を介して衝突する状態となり、結果的に先玉レンズを破損してしまうことが起こり得る。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、同一光軸上で対向配置されてそれぞれの焦準機構により光軸方向に移動される対物レンズ同士の衝突を確実に防止し、その損傷を防止することができる顕微鏡を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る顕微鏡は、標本を載置するステージと、該ステージ上の前記標本位置を間にして同一光軸上で対向配置される2つの対物レンズと、胴付面にそれぞれ前記対物レンズが取付けられて光軸方向に移動自在な2つのレンズ保持部材と、これらのレンズ保持部材を介して前記各対物レンズを光軸方向に移動させる2つの焦準機構と、少なくとも一方の前記レンズ保持部材に設けられて、前記焦準機構による移動に伴い前記対物レンズ同士が衝突する前に前記レンズ保持部材同士の接近動作を規制するストッパ機構と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る顕微鏡は、上記発明において、前記ストッパ機構は、前記胴付面間の最接近距離を2つの前記対物レンズの最短レンズ長さを加算した長さ以上の長さに規制することを特徴とする。
本発明に係る顕微鏡は、上記発明において、前記ストッパ機構は、前記胴付面間の最接近距離を2つの前記対物レンズの最短レンズ長さと前記標本の厚さとを加算した長さ以上の長さに規制することを特徴とする。
本発明に係る顕微鏡は、上記発明において、前記ストッパ機構は、前記胴付面間の最接近距離を調整するための長さ調整機構を有することを特徴とする。
本発明に係る顕微鏡は、上記発明において、前記ストッパ機構は、伸長方向に付勢されて光軸方向に移動自在に設けられて前記胴付面間を最接近距離に規制する前に光軸方向に位置する対向面に先行して突き当たる可動部を備えることを特徴とする。
本発明に係る顕微鏡は、上記発明において、前記ストッパ機構は、前記焦準機構による移動に伴い前記対物レンズ同士が衝突する前に光軸方向に位置する対向面に突き当たることにより前記レンズ保持部材同士の接近動作を規制する棒状部材であることを特徴とする。
本発明に係る顕微鏡によれば、同一光軸上で対向配置された対物レンズをそれぞれの焦準機構により光軸方向に接近移動させたとしても、対物レンズ同士が衝突する前にストッパ機構がレンズ保持部材同士の接近動作を規制するので、対物レンズ同士の衝突を確実に防止することができ、よって、対物レンズの先玉レンズの損傷を防止できるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る顕微鏡の好適な実施の形態について詳述する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1の顕微鏡の概略構成例を示す側面図であり、図2はその正面図である。本実施の形態1に係る顕微鏡は、一例として、位相差顕微鏡100と蛍光観察顕微鏡200とを上下顕微鏡として上下に組合せ配置させた構成のシステム顕微鏡への適用例を示す。
下部側に位置する位相差顕微鏡100は、本実施の形態1のシステム顕微鏡の土台となる顕微鏡本体101を備えている。顕微鏡本体101は、その上端部に固定されて観察対象となる標本102を載置するためのステージ103を備えている。また、位相差顕微鏡100は、ステージ103に載置された標本102を下方から照明して観察するための高倍率の対物レンズ104を標本102に対する光軸Q上に備えるとともに、対物レンズ104を介して標本102を照明するための照明光学系105と、標本102から反射され対物レンズ104を経た観察光を観察するための観察光学系106とを備えている。
位相差顕微鏡100の照明光学系105は、例えば顕微鏡本体101において背面側から照明光を発する構成とされ、照明光を発する光源107、複数のレンズ108、光軸Q上に位置させた偏向用の反射ミラー109などを備えている。これにより、光源107から発せられた照明光は、レンズ108を経た後、反射ミラー109により90度偏向されて光軸Q上を対物レンズ104側に反射され、対物レンズ104を経ることにより標本102を下方から照明する。反射ミラー109は標本102から反射され再び対物レンズ104を経る戻り光に対しては透過性を示す。このような反射ミラー109は、用途に応じて、例えば全反射ミラー、ハーフミラー、ダイクロイックミラー等が選択使用されるが、ダイクロイックミラーを用いる場合には、図1中に破線で示すような励起フィルタ110及び吸収フィルタ111が光路中に配置される。
また、位相差顕微鏡100の観察光学系106は、標本102から反射され再び対物レンズ104を経た戻り光を顕微鏡本体101の正面手前側に配置させた接眼レンズ112を通して検鏡者が観察するもので、対物レンズ104を経て反射ミラー109を透過した光(平行光)を接眼レンズ112側に導くための結像レンズ113や折返しミラー114などを備えている。
一方、上側に位置する蛍光観察顕微鏡200は、顕微鏡本体101の上端面の4隅に垂直に固定された4本の支持脚201と、これらの支持脚201上に水平に固定された水平板202とによる支持体203を土台として備えている。すなわち、この支持体203は、ステージ103を跨ぐ形状に構成され、かつ、一体的な剛体として前後左右から見て門型構造(下向きコ字状構造)とされている。もっとも、支持体203は、門型構造に限らず、強度が確保でき、かつ、ステージ103に対する操作空間を採れる構造であればよく、例えば横向きコ字状構造等であってもよい。また、蛍光観察に限らず、例えば、微分干渉観察等の異なる観察法の可能な顕微鏡であってもよい。
また、蛍光観察顕微鏡200は、ステージ103に載置された標本102を上方から照明して観察するための高倍率の対物レンズ204を標本102に対する光軸Q上に備えるとともに、対物レンズ204を介して標本102を照明するための照明光学系205と、標本102から反射され対物レンズ204を経た観察光を観察するための観察光学系206とを備えている。すなわち、2つの対物レンズ104,204は、ステージ103上の標本位置を間にして同一光軸Q上で対向配置される。
蛍光観察顕微鏡200の照明光学系205は、例えば支持体203上において背面側から照明光を発する構成とされ、照明光を発する光源207、複数のレンズ208、光軸Q上に位置させた偏向用の反射ミラー209などを備えている。これにより、光源207から発せられた照明光は、レンズ208を経た後、反射ミラー209により90度偏向されて光軸Q上を対物レンズ204側に反射され、対物レンズ204を経ることにより標本102を上方から照明する。反射ミラー209は標本102から反射され再び対物レンズ204を経る戻り光に対しては透過性を示す。このような反射ミラー209は、用途に応じて、例えば全反射ミラー、ハーフミラー、ダイクロイックミラー等が選択使用されるが、ダイクロイックミラーを用いる場合には、図1中に破線で示すような励起フィルタ210及び吸収フィルタ211が光路中に配置される。また、水平板202は、光軸Q位置に形成されて照明光や観察用の戻り光を透過させる図示しない開口を有する。
また、蛍光観察顕微鏡200の観察光学系206は、標本102から反射され再び対物レンズ204を経た戻り光を正面手前側に配置させた接眼レンズ212を通して検鏡者が観察するもので、対物レンズ204を経て反射ミラー209を透過した光(平行光)を接眼レンズ212側に導くための結像レンズ213や三眼鏡筒214などを備えている。
次に、対物レンズ104,204の保持構造や焦準構造について説明する。まず、顕微鏡本体101は、対物レンズ104が胴付面121aに取付けられたレンズ保持部材121を光軸Q方向に移動自在に備えている。また、顕微鏡本体101は、レンズ保持部材121を介して対物レンズ104を光軸Q方向に移動させる焦準機構122を備えている。この焦準機構122は、焦準ノブ123と、レンズ保持部材121の一部を顕微鏡本体101内において下方に延出させた部分に形成したラックと焦準ノブ123部分に設けられたピニオンとによるラック−ピニオン機構とよりなる。これにより、焦準ノブ123を回転操作することによりラック−ピニオン機構を介してレンズ保持部材121が上下方向に移動し、対物レンズ104が光軸Q方向に移動して標本102に対して接近又は離反する構成である。よって、焦準ノブ123の操作により対物レンズ104を光軸Q方向に移動させることで標本102に対するピント合せを行うことができる。
一方、支持体203の奥側の支持脚201には、対物レンズ204が胴付面221aに取付けられたレンズ保持部材221を光軸Q方向に移動させる焦準機構222が取付けられている。この焦準機構222は、左右両側に設けられた焦準ノブ223と、レンズ保持部材221の一部に形成したラックと焦準ノブ223部分に設けられたピニオンとによるラック−ピニオン機構とよりなる。これにより、焦準ノブ223を回転操作することによりラック−ピニオン機構を介してレンズ保持部材221が上下方向に移動し、対物レンズ204が光軸Q方向に移動して標本102に対して接近又は離反する構成である。よって、焦準野部223の操作により対物レンズ204を光軸Q方向に移動させることで標本102に対するピント合せを行うことができる。
このようなシステム顕微鏡の構成によれば、標本102を上下両面から同時に観察できるので、標本102として例えば生細胞を生きたままで観察する上で、標本102を入れ替えることなく、該標本102の同一位置を同時に位相差観察法と蛍光観察法との異なる観察法により観察し、種々の観察情報を取得することができる。
ここで、本実施の形態1のレンズ保持部材121は、胴付面221a側に向けて対向突出する状態で対物レンズ104の胴付面121aに固定されてストッパ機構となる棒状部材構成の所定長さの棒状スペーサ131を備えている。この棒状スペーサ131は、図3の拡大図に示すように、その基部側に胴付面121aに固定するためのフランジ部131aを有し、フランジ部131a部分がビス132により胴付面121aに固定されている。この棒状スペーサ131の固定位置は、観察に支障ないように光軸Q及び標本102から離れた位置であり、また、ステージ103には棒状スペーサ131が移動自在に貫通する大きめの貫通孔103aが形成されている(図3参照)。
この棒状スペーサ131は、焦準機構122又は222により対物レンズ104又は204を接近方向に移動させたときに、その先端がレンズ保持部材221側の胴付面221aを対向面として突き当たることにより胴付面121a,221a間の最接近距離を対物レンズ104,204同士が衝突しないように規制するためのものである。
そこで、棒状スペーサ131により規制される胴付面121a,221a間の最接近距離について説明する。本実施の形態1の場合、胴付面121a,221a間の最接近距離は棒状スペーサ131の長さ(高さ)と同じであるが、対物レンズ104,204の長さ等によって規定される。ここで、対物レンズ104,204としては接触時の衝撃を和らげるために先端にスプリング構造を有するタイプとスプリング構造を有しないタイプとがあるが、いずれにしても最短レンズ長さが基準とされる。
例えば、対物レンズ104,204がともにスプリング構造を有するタイプの場合、その全長をA1、スプリングが最も縮んでスプリングが効かなくなったときのレンズ全長(最短レンズ長)をA2としたとき、スプリングが効いているA1〜A2の長さの間では対物レンズが他部材に接触しても先玉レンズの破損が生じないスプリングの力量となっているので、棒状スペーサ131の長さはこれらの最短レンズ長さA2同士を加算した長さ(2×A2)と同長か、又は若干長くなるように設定される。
また、対物レンズ104,204がともにスプリング構造を有しないタイプの場合、その全長A3がそのまま最短レンズ長となるので、棒状スペーサ131の長さはこれらの最短レンズ長さA3同士を加算した長さ(2×A3)と同長か、又は若干長くなるように設定される。さらに、対物レンズ104,204としてスプリング構造を有するタイプと有しないタイプとの組合せで用いる場合には、棒状スペーサ131の長さはこれらの最短レンズ長さA2とA3とを加算した長さ(A2+A3)と同長か、又は若干長くなるように設定される。
また、棒状スペーサ131は、標本102を含む場合と含まない場合とでは長さが変更され、標本102を含む場合には最短レンズ長の加算値に標本102の厚みをさらに加算した長さと同長か、又は若干長くなるように設定される。加えて、棒状スペーサ131は、焦準機構122,222による対物レンズ104,204のピント合せが可能な範囲内の長さに設定される。
このような構成において、例えば焦準ノブ123を回転操作することにより対物レンズ104を標本102の方向に接近移動させ、標本102の目的とする位置に焦点が合った場合にはその位置で停止させる。焦点が合わない場合や焦点が見つからない場合には、焦準ノブ123をさらに回転操作し対物レンズ104をさらに標本102の方向に接近移動させることとなるが、この操作において棒状スペーサ131の長さの設定により、対物レンズ104,204同士が衝突する前に棒状スペーサ131の先端がレンズ保持部材221の胴付面221aに突き当たってレンズ保持部材121,221同士の接近動作を規制する。焦準ノブ223の操作により対物レンズ204側を標本102に接近する方向に移動させた場合も同様である。すなわち、対物レンズ104,204の取り付け面である胴付面121a,221a間の最接近距離を対物レンズ104,204同士が衝突しない距離に規制するので、対物レンズ104,204同士の衝突による先玉レンズの破損を防止することができる。
ここで、棒状スペーサ131の具体的寸法例を例示する。対物レンズ104,204として先端にスプリング構造を有する60倍対物レンズが用いられている場合、60倍対物レンズの1つのレンズ長は約44.75mmであるため、2本の対物レンズでは89.5mmとなる。この場合、スプリング構造を有し、それぞれ1mm以上全長が縮むため、棒状スペーサ131の長さを87.5mmとすれば、標本102を含まない場合には、レンズ先端同士の接触はあっても衝突はなく、先玉レンズの破損は生じない。
一方、対物レンズ104,204として先端にスプリング構造を有しない10倍対物レンズが用いられている場合、1つの対物レンズのレンズ長は35mm程度であり、このような対物レンズが2本あってもその長さの加算値は70mmであるのに対して、棒状スペーサ131の長さが87.5mmであるので、対物レンズ同士の衝突はなく、先玉レンズの破損は生じない。
また、スライドガラスの厚さを1〜1.2mm、カバーガラスの厚さを0.17mmとすると、標本102の厚さは約1.37mmであり、これに被検物の厚みを加えると、約1.4mmとなる。前述のように60倍対物レンズで観察を行う場合、棒状スペーサ131の長さを前述の87.5mmに標本102の厚み約1.4mmを加えた88.9mmとすれば、先玉レンズの破損は生じない。
(変形例1)
図4は、本実施の形態1の変形例1のストッパ機構の構成例を拡大して示す縦断正面図である。変形例1のストッパ機構300は、単純構造の棒状スペーサ131に代えてレンズ保持部材121に取付けられるもので、長さ調整可能な長さ調整機構を有する。このストッパ機構300は、外周面に雄ねじ301aが形成されたシャフト301と、内周面に雄ねじ301aに対応する雌ねじ302aが形成されてシャフト301に対して長手方向に回動移動自在な棒状部材としての筒状スペーサ302とを備えている。すなわち、長さ調整機構はねじ方式とされている。シャフト301は、基部にフランジ部301bを有し、レンズ保持部材121の胴付面121aに固定される。筒状スペーサ302は、基部側にフランジ部302bを有し、フランジ部301b上にはフランジ部302bに干渉することで筒状スペーサ302の最大移動量を規制する鉤状部材303が固定されている。
したがって、変形例1のストッパ機構300は、フランジ部302bが最も低い位置に位置する時の筒状スペーサ302の胴付面121aからの高さと、フランジ部302bが鉤状部材303により規制される最も高い位置まで上昇した時の筒状スペーサ302の胴付面121aからの高さとの間で長さ調整が自在であり、Δhが調整可能範囲となる。
ここで、ストッパ機構300の長さを調整したい場合、筒状スペーサ302を反時計方向に回すことでねじ方式により筒状スペーサ302はシャフト301に対して上昇し胴付面121aからの長さ(高さ)が長くなる。そして、フランジ部302bが鉤状部材303に干渉する位置まで上昇すると、筒状スペーサ302の上昇は不可となり、筒状スペーサ302は最も長い高さ状態となる。一方、この状態から筒状スペーサ302を時計方向に回すとねじ方式により筒状スペーサ302はシャフト301に対して下降し、胴付面121aからの長さ(高さ)が短くなる。そして、フランジ部302bがフランジ部301b位置まで下降すると、筒状スペーサ302の下降は不可となり、筒状スペーサ302は最も低い高さ状態となる。この場合の筒状スペーサ302の胴付面121aからの最も低い高さは、例えば前述の標本102の厚さを考慮した長さ88.9mmとなるように設定され、調整可能範囲Δhは1.22mm(したがって、最も高い高さは90.12mm)となるように設定される。
このような構成において、筒状スペーサ302は最も長い状態から使用し、焦準操作においてピントが合せやすかった場合にはストッパ機構300をその長さの状態で使用する。ここで、筒状スペーサ302の最も長い長さ(ここでは、90.12mm)は、2つの対物レンズ104,204の同焦距離を加算した加算距離相当の長さであり、筒状スペーサ302の先端がレンズ保持部材221の胴付面221aに突き当たるまで焦準ノブ123又は223を操作すればよく、ピント位置を探しやすく操作性のよいものとなる。一方、ピントを合わせにくい場合には、筒状スペーサ302を回動させることで筒状スペーサ302の長さ(高さ)を調整し、ピントを合わせやすいようにする。この場合、筒状スペーサ302の長さが最も短くなる状態まで長さ調整しても88.9mmはあるため、対物レンズ104,204同士の衝突が生ずることはなく、先玉レンズの破損を防止できる。
ここで、変形例1によれば、ストッパ機構300が長さ調整可能であるため、例えば図5−1に示すように厚さを誇張して示す標本102に対して対物レンズ104のピント合せ位置と対物レンズ204のピント合せ位置とを異ならせることで、標本102中の光軸方向に離れた箇所を同時に観察することができる他、図5−2に示すように標本102に対して対物レンズ104,204のピント合せ位置を一致させることで、標本102中の同一位置を上下両方から同時に観察することができる。この場合、本来的には対物レンズ104,204の同焦距離に基づきストッパ機構の長さを規定しておけば同一位置にピントを合わせることは可能であるが、各種ばらつき要因に起因して必ずしも同一位置にピントが合うとは限らないことから、長さ調整機構をもたせ、誤差の範囲内で微調整可能としたものである。
また、実施の形態1や変形例1の場合、焦準ノブ123又は223の操作によりレンズ保持部材121又は221を接近動作させた場合の胴付面121a,221a間の最接近距離を棒状スペーサ131やストッパ機構300により直接的に規制しており、焦準機構122,222の動作自体を規制していない(もっとも、焦準機構122,222の動作範囲は無制限ではなく、焦準ノブ123,223等に対して別途設けられたストッパ部材によりある程度の範囲内に制限される)。このため、棒状スペーサ131やストッパ機構300の先端が胴付面221aに突き当たった状態でさらに焦準ノブ123又は223を接近方向に操作することで、胴付面121a,221a間を最接近距離に維持した状態で、レンズ保持部材121,221同士を同一方向に連動して移動させることができる。よって、図5−2に示したように対物レンズ104,204のピントを標本102の同一位置に合わせた状態でレンズ保持部材121,221を同一方向に連動して移動させれば、常に標本102中の光軸方向における任意の同一位置を同時に観察することができる。よって、同一部所を異なる観察法や倍率で観察する生細胞の同時観察等に好適となる。
(変形例2)
図6は、本実施の形態1の変形例2のストッパ機構の構成例を拡大して示す縦断正面図である。変形例2のストッパ機構400は、単純構造の棒状スペーサ131に代えてレンズ保持部材121に取付けられるもので、光軸方向に移動可能な可動部を有する。このストッパ機構400は、シャフト401と、シャフト401に対して長手方向に移動自在な棒状部材としての筒状スペーサ402とを備える二重構造とされている。シャフト401は、基部にフランジ部401bを有し、レンズ保持部材121の胴付面121aに固定される。筒状スペーサ402は、基部側にフランジ部402bを有し、このフランジ部402bの底面側には環状凹部402cが形成されている。環状凹部402cとフランジ部401b上面との間には筒状スペーサ402を伸長方向に付勢する圧縮ばね403が設けられている。また、フランジ部401b上にはフランジ部402bに干渉することで筒状スペーサ402の最大移動量を規制する鉤状部材404が固定されている。
したがって、変形例2のストッパ機構400は、図7−2に示すように圧縮ばね403が縮んでフランジ部402bが最も低い位置に位置する時の筒状スペーサ402の胴付面121aからの高さがストッパ機構としての本来の高さであるが、自由状態では図7−1に示すように圧縮ばね403による付勢力によりフランジ部402bが鉤状部材404により規制される最も高い位置まで筒状スペーサ402が可動部として上昇する構造を有し、ΔHが可動範囲となる(図7−2参照)。この場合の筒状スペーサ402の胴付面121aからの最も低い高さは、例えば前述の標本102の厚さを考慮した長さ88.9mmとなるように設定され、可動範囲ΔHは1.22mm(したがって、最も高い高さは90.12mm)となるように設定される。
このような構成において、焦準ノブ123又は223の操作により対物レンズ104又は204を標本102に近づく方向に移動させていくと、圧縮ばね403による付勢力で伸長状態にある筒状スペーサ402の先端は胴付面121a,221a間を最接近距離に規制する前に胴付面221aに突き当たり、圧縮ばね403による付勢力に抗して下降する方向に移動する。この時、筒状スペーサ402の胴付面221aへの接触前と接触後とでは圧縮ばね403による付勢力に抗する分、焦準ノブ123又は223にかかる負荷が大きくなる。これにより、操作者は筒状スペーサ402が胴付面221aに接触し、ピント合せ位置に近いことを認識することができ、ピント合せ操作を行いやすくなる。この場合、筒状スペーサ402の長さが最も短くなる状態まで焦準ノブ123又は223を操作したとしても88.9mmはあるため、対物レンズ104,204同士の衝突が生ずることはなく、先玉レンズの破損を防止できる。
(変形例3)
棒状スペーサ131やストッパ機構300,400は、レンズ保持部材121の胴付面121a側に代えて、レンズ保持部材221の胴付面221側に取付け、胴付面121a側を対向面としてもよい。また、棒状スペーサ131やストッパ機構300,400は、長手方向の任意の長さ位置で2分割した構成としてそれぞれの胴付面121a,221a上で光軸方向に対向させて取付け、それぞれの先端同士を対向面として突き当てることで胴付面121a,221a間の最接近距離を規制するようにしてもよい。
(実施の形態2)
図8は、本実施の形態2の顕微鏡のステージ付近の概略構成例を示す側面図である。図1等で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示す。本実施の形態は、棒状スペーサ131に代えて、長手方向に2分割した2本の棒状スペーサ501,502を用意し、これらの棒状スペーサ501,502をレンズ保持部材121,221の胴付面121a,221aにそれぞれ取付け、ステージ103の下面と上面とをそれぞれ対向面とするように構成されている。
棒状スペーサ501,502の胴付面121a,221aに対する取付け構造は、棒状スペーサ131の場合と同様である。また、棒状スペーサ501の長さは、対物レンズ104の同焦距離からステージ103の厚さと標本102中のスライドガラスの厚さとを引いた長さとされている。また、棒状スペーサ502の長さは、対物レンズ204の同焦距離に標本102中のスライドガラスの厚さを加えた長さとされている。
このような構成において、焦準ノブ123を操作して対物レンズ104を標本102に近づく方向に移動させていくと、棒状スペーサ501の先端がステージ103の下面を対向面として突き当たり、それ以上の移動(上昇)が不可となって停止する。ここに、棒状スペーサ501は、対物レンズ104の同焦距離に合わせて長さ設定されているので、棒状スペーサ501の先端がステージ103の下面に突き当たることで移動が停止した位置が対物レンズ104の焦点が標本102に合った位置となる。よって、対物レンズ104の先端が標本102に衝突することはなく、対物レンズ204に衝突することもない。
一方、焦準ノブ223を操作して対物レンズ204を標本102に近づく方向に移動させていくと、棒状スペーサ502の先端がステージ103の上面を対向面として突き当たり、それ以上の移動(下降)が不可となって停止する。ここに、棒状スペーサ502は、対物レンズ204の同焦距離に合わせて長さ設定されているので、棒状スペーサ502の先端がステージ103の上面に突き当たることで移動が停止した位置が対物レンズ204の焦点が標本102に合った位置となる。よって、対物レンズ204の先端が標本102に衝突することはなく、対物レンズ104に衝突することもない。
すなわち、本実施の形態2の場合、棒状スペーサ501,502により胴付面121a,221a間の最接近距離を規制するが、ステージ103を介して間接的に規制するものであり、ステージ103に貫通穴103aを形成する必要はない。
棒状スペーサ501の長さの数値例を挙げると、一例として、図9に拡大して示すように、対物レンズ104の同焦距離d1=45mmからステージ103の厚さd2=約24mmとスライドガラス102aの厚さd3=約1.2mmとを引いた長さ19.8mmとされる。棒状スペーサ502の長さの数値例を挙げると、一例として、対物レンズ204の同焦距離d4=45mmにスライドガラス102aの厚さd3=約1.2mmを加えた長さ46.2mmとされる。図9中、102bはカバーガラス、102cは観察対象物である。
ところで、本実施の形態2の棒状スペーサ501,502に関しても、変形例1で示したような長さ調整機構を有するストッパ機構を用いることが好ましい。この場合、最も長い状態の長さは、図9で説明した寸法関係となるように設定される。また、棒状スペーサ501に代わる長さ調整機構を有するストッパ機構の場合、その最も短い長さは、全長の長い対物レンズ104を使用した場合にその先端が標本102に接触し先端のスプリングが縮みきったときの最短レンズ長さからステージ103の厚さ分を引いた長さと同長か、又は若干長くなるように設定される。また、棒状スペーサ502に代わる長さ調整機構を有するストッパ機構の場合、その最も短い長さは、対物レンズ204のスプリングが縮みきったときの最短レンズ長に標本102の厚みを加えた長さと同長か、又は若干長くなるように設定される。
このような構成において、ストッパ機構は最も長い状態から使用することとし、焦準ノブ123又は223の操作により対物レンズ104又は204のピントが合わせやすい場合にはその長さの状態のままで使用する。最も長い状態ではピントを合わせにくい場合には、ストッパ機構の長さを調整し、ピントを合わせやすくする。ここで、対物レンズ104側のストッパ機構の場合、最も短い長さは19.3mmとしている。このような寸法の場合、全長の長い対物レンズ104を使用したときには標本102と対物レンズ104とが接触してしまう可能性があるが、全長の長い対物レンズ104の場合には先端側がスプリング構造となっているので、先玉レンズが破損するようなことはない。対物レンズ204側のストッパ機構の場合も同様である。
また、本実施の形態2の棒状スペーサ501,502に代えて、変形例2で示したような可動部を有するストッパ機構を用いるようにしてもよい。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変形が可能である。特に、システム顕微鏡としての構成は、位相差顕微鏡100と蛍光観察顕微鏡200との組合せ例に限らず、各種用途に応じた任意の組合せによるシステム構成でよい。例えば下側を倒立顕微鏡とし上側を実体顕微鏡とする倍率の異なる組合せ例によれば、実体顕微鏡により全体像を見ながら倒立顕微鏡で細かい部分を拡大して観察するような操作性のよいシステム顕微鏡となる。
(付記1) 標本を載置するステージと、
該ステージ上の前記標本位置を間にして同一光軸上で対向配置される2つの対物レンズと、
前記各対物レンズが取付けられる胴付面を有し、光軸方向に移動自在な2つのレンズ保持部材と、
これらのレンズ保持部材を介して前記各対物レンズを光軸方向に移動させる2つの焦準機構と、
少なくとも一方の前記レンズ保持部材に設けられて、前記焦準機構による移動に伴い前記対物レンズ同士が衝突する前に前記レンズ保持部材同士の接近動作を規制するストッパ機構と、
を備えることを特徴とする顕微鏡。
(付記2) 前記ストッパ機構は、前記胴付面間の最接近距離を2つの前記対物レンズの最短レンズ長さを加算した長さ以上の長さに規制することを特徴とする付記1に記載の顕微鏡。
(付記3) 前記ストッパ機構は、前記胴付面間の最接近距離を2つの前記対物レンズの最短レンズ長さと前記標本の厚さとを加算した長さ以上の長さに規制することを特徴とする付記1に記載の顕微鏡。
(付記4) 少なくとも一方の前記対物レンズは、先端にスプリング構造を有するレンズであり、その最短レンズ長さは前記スプリングが最も縮んだときの該対物レンズの全長であることを特徴とする付記2又は3に記載の顕微鏡。
(付記5) 前記ストッパ機構が規制する前記胴付面間の最接近距離は、2つの前記対物レンズの同焦距離を加算した加算距離相当の長さであることを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の顕微鏡。
(付記6) 前記ストッパ機構は、前記胴付面間の最接近距離を調整するための長さ調整機構を有することを特徴とする付記2〜5のいずれか一つに記載の顕微鏡。
(付記7) 前記ストッパ機構は、伸長方向に付勢されて光軸方向に移動自在に設けられて前記胴付面間を最接近距離に規制する前に光軸方向に位置する対向面に先行して突き当たる可動部を備えることを特徴とする付記2〜5のいずれか一つに記載の顕微鏡。
(付記8) 前記ストッパ機構は、前記焦準機構による移動に伴い前記対物レンズ同士が衝突する前に光軸方向に位置する対向面に突き当たることにより前記レンズ保持部材同士の接近動作を規制する棒状部材であることを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の顕微鏡。
(付記9) 前記ステージは、前記棒状部材が移動自在に貫通する貫通孔を有することを特徴とする付記8に記載の顕微鏡。
(付記10) 前記棒状部材は、それぞれのレンズ保持部材の前記胴付面に分割して取り付けられ、前記ステージの両面を該棒状部材の先端が突き当たる前記対向面とすることを特徴とする付記8に記載の顕微鏡。
本発明の実施の形態1の顕微鏡の概略構成例を示す側面図である。 その正面図である。 棒状スペーサの取付け部分を拡大して示す側面図である。 変形例1のストッパ機構の構成例を拡大して示す縦断正面図である。 ピント合せ位置を異ならせた場合を略図で示す側面図である。 ピント合せ位置を一致させた場合を略図で示す側面図である。 変形例2のストッパ機構の構成例を拡大して示す縦断正面図である。 最も長い状態の時のストッパ機構基部付近を拡大して示す縦断正面図である。 最も短い状態の時のストッパ機構基部付近を拡大して示す縦断正面図である。 本発明の実施の形態2の顕微鏡のステージ付近の概略構成例を示す側面図である。 その寸法関係を説明するために拡大して示す側面図である。
符号の説明
102 標本
103 ステージ
103a 貫通孔
104 対物レンズ
121 レンズ保持部材
121a 胴付面
122 焦準機構
131 棒状スペーサ
204 対物レンズ
221 レンズ保持部材
221a 胴付面
222 焦準機構
300 ストッパ機構
400 ストッパ機構
501,502 棒状スペーサ

Claims (5)

  1. 標本を載置するステージと
    該ステージ上の前記標本位置を間にして同一光軸上で対向配置される2つの対物レンズと、
    前記各対物レンズが取付けられる胴付面を有し、光軸方向に移動自在な2つのレンズ保持部材と、
    これらのレンズ保持部材を介して前記各対物レンズを光軸方向に移動させる2つの焦準機構と、
    少なくとも一方の前記レンズ保持部材に設けられて、前記焦準機構による移動に伴い前記対物レンズ同士が衝突する前に前記レンズ保持部材同士の接近動作を規制するストッパ機構と、
    を備え
    前記ストッパ機構は、前記胴付面間の最接近距離を2つの前記対物レンズの最短レンズ長さを加算した長さ以上の長さに規制することを特徴とする顕微鏡。
  2. 標本を載置するステージと、
    該ステージ上の前記標本位置を間にして同一光軸上で対向配置される2つの対物レンズと、
    前記各対物レンズが取付けられる胴付面を有し、光軸方向に移動自在な2つのレンズ保持部材と、
    これらのレンズ保持部材を介して前記各対物レンズを光軸方向に移動させる2つの焦準機構と、
    少なくとも一方の前記レンズ保持部材に設けられて、前記焦準機構による移動に伴い前記対物レンズ同士が衝突する前に前記レンズ保持部材同士の接近動作を規制するストッパ機構と、
    を備え、
    前記ストッパ機構は、前記胴付面間の最接近距離を2つの前記対物レンズの最短レンズ長さと前記標本の厚さとを加算した長さ以上の長さに規制することを特徴とする顕微鏡。
  3. 前記ストッパ機構は、前記胴付面間の最接近距離を調整するための長さ調整機構を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の顕微鏡。
  4. 前記ストッパ機構は、伸長方向に付勢されて光軸方向に移動自在に設けられて前記胴付面間を最接近距離に規制する前に光軸方向に位置する対向面に先行して突き当たる可動部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の顕微鏡。
  5. 前記ストッパ機構は、前記焦準機構による移動に伴い前記対物レンズ同士が衝突する前に光軸方向に位置する対向面に突き当たることにより前記レンズ保持部材同士の接近動作を規制する棒状部材であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の顕微鏡。
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