JP6494223B2 - 多光子励起型観察システム - Google Patents

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本発明は、多光子励起型観察システムに関するものである。
従来、光ファイバにより導光する顕微鏡装置が知られている(例えば、特許文献1,2,3参照。)。特許文献1に記載の顕微鏡装置は、1台のレーザ光源から発せられたレーザを多分岐光ファイバにより3台の顕微鏡にそれぞれ導光し、1台のレーザ光源で3台の顕微鏡を使用している。
特許文献2に記載の顕微鏡装置は、レーザ光源と顕微鏡本体とを光ファイバにより接続し、複数の顕微鏡本体間でレーザ光源を兼用可能にしている。特許文献3の顕微鏡装置は、一光子励起観察用の蛍光を検出する分光検出ユニットに対して、光ファイバにより多光子励起観察用の蛍光を導光し、標本の一光子励起観察と多光子励起観察を切り替え可能にしている。
特開平10−325924号公報 特開2011−102970号公報 特開2010−271569号公報
しかしながら、光を高感度に検出可能な光検出器は高価であるところ、特許文献1,2に記載の顕微鏡装置は、顕微鏡の数だけ光検出器が必要なため、複数の顕微鏡をシステムとして安価に提供することができないという問題がある。また、特許文献3に記載の顕微鏡装置も、多光子励起観察を行う複数の顕微鏡間では顕微鏡の数だけ光検出器が必要なため、多光子励起観察を行う複数の顕微鏡をシステムとして安価に提供することができないという問題がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、多光子励起観察を行う複数の顕微鏡をより安価に提供することができる多光子励起型観察システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、光源から発せられたレーザ光を走査させる走査部と、該走査部により走査されたレーザ光を標本に集光させる一方、該標本において多光子励起により発生した蛍光を集光する対物レンズとを備える複数の顕微鏡本体と、前記蛍光を検出可能な、前記顕微鏡本体の数よりも少ない数の光検出部と、該光検出部と各前記顕微鏡本体とに接続されて、該顕微鏡本体において前記対物レンズにより集光された前記標本からの蛍光を前記走査部を介さずに前記光検出部に導光可能なリキッドライトガイドとを備え、該リキッドライトガイドと各前記顕微鏡本体および前記リキッドライトガイドと前記光検出部の少なくとも一方が着脱可能に形成されている多光子励起型観察システムを提供する。
本発明によれば、光源から発せられたレーザ光が、いずれかの顕微鏡本体において走査部により走査されて対物レンズにより標本に照射されると、その標本において発生して対物レンズにより集光された蛍光が、リキッドライトガイドにより走査部を介さずに光検出部に導光されて検出される。
この場合において、複数の顕微鏡本体間でリキッドライトガイドを付け替えたり、あるいは、複数のリキッドライトガイドを光検出部に付け替えたりすることにより、複数の顕微鏡本体間で高価な光検出部を共用することができる。これにより、多光子励起観察を行う複数の顕微鏡をより安価に提供することができる。
なお、リキッドライトガイドは、柔軟性があるのでフレキシブルな光学配置を可能にするとともに、開口経が比較的大きいので光検出部に対して蛍光を効率的に導光することができる。また、リキッドライトガイドにより、標本において発生した蛍光を走査部を介さずに、すなわち、ディスキャンさせずに光検出部に導光するので、着脱可能なリキッドライトガイドと各顕微鏡本体あるいはリキッドライトガイドと光検出部において高い位置決め精度が要求されなくて済み、複数の顕微鏡本体間での光検出部の切り替えが容易である。
本発明は、光源から発せられたレーザ光を走査させる走査部と、該走査部により走査されたレーザ光を標本に集光させる一方、該標本において多光子励起により発生した蛍光を集光する対物レンズとを備える複数の顕微鏡本体と、前記蛍光を検出可能な、前記顕微鏡本体の数よりも少ない数の光検出部と、該光検出部と各前記顕微鏡本体とを接続して、該顕微鏡本体において前記対物レンズにより集光された前記標本からの蛍光を前記走査部を介さずに前記光検出部に導光する複数のリキッドライトガイドと、前記光検出部と前記複数の顕微鏡本体との間で前記複数のリキッドライトガイドにより形成される前記蛍光の光路を切り替えて、いずれかの前記顕微鏡本体からの前記蛍光を前記光検出部に択一的に入射させる切換部とを備える多光子励起型観察システムを提供する。
本発明によれば、リキッドライトガイドにより形成される蛍光の光路を切換部により切り替えることで、複数の顕微鏡本体間で高価な光検出部を共用することができる。したがって、多光子励起観察を行う複数の顕微鏡をより安価に提供することができる。また、リキッドライトガイドを付け替える手間を省き、光検出部に対する顕微鏡本体の切り替えをより容易にすることができる。
上記発明においては、前記顕微鏡本体が、前記対物レンズにより集光された前記蛍光を前記走査部に戻さずに前記リキッドライトガイドに入射させるダイクロイックミラーのみからなる光検出光学系を備えることとしてもよい。
このように構成することで、光検出光学系として他のレンズ等を用いないので、光検出部をより小型で安価に共用することができる。
上記発明においては、前記顕微鏡本体ごとに個別に接続され、接続されている前記顕微鏡本体の前記走査部を個別に制御する複数の制御装置を備え、前記リキッドライトガイドにより前記光検出部に接続された前記顕微鏡本体に接続されている前記制御装置が、前記走査部の制御を実行するとともに、該走査部の走査位置情報と前記光検出部から出力される蛍光の光強度情報とに基づいて前記標本の画像を生成することとしてもよい。
本発明によれば、多光子励起観察を行う複数の顕微鏡をより安価に提供することができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係る多光子励起型観察システムを示す概略構成図である。 本発明の第1実施形態の一変形例に係る多光子励起型観察システムを示す概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係る多光子励起型観察システムを示す概略構成図である。 図3の接続機構の斜視図である。 図4の接続機構をY方向に切断した断面図である。 図4の接続機構をファイバ保持部と支持部とに分解した状態を示す図である。 図6の支持部材をY方向に見た図である。 本発明の第2実施形態の第1変形例に係る多光子励起型観察システムを示す概略構成図である。 本発明の第2実施形態の第2変形例に係る多光子励起型観察システムを示す概略構成図である。 本発明の第2実施形態の第3変形例に係る多光子励起型観察システムを示す概略構成図である。 本発明の第2実施形態の第4変形例に係る多光子励起型観察システムを示す概略構成図である。 本発明の第2実施形態の第5変形例に係る多光子励起型観察システムを示す概略構成図である。 本発明の第2実施形態の第6変形例に係る多光子励起型観察システムを示す概略構成図である。 図13に示す光ファイバの接続パターンの他の例を示す図である。 本発明の第1,2実施形態の変形例に係る多光子励起型観察システムを示す概略構成図である。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る多光子励起型観察システムについて図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る多光子励起型観察システム100は、例えば、図1に示すように、2つの顕微鏡装置10A,10Bと、これら顕微鏡装置10A,10Bにより共用する単一のPMT(Photomultiplier Tube、光検出部)19と、顕微鏡装置10A,10BとPMT19とを接続可能なリキッドライトガイド20とを備えている。
顕微鏡装置10A,10Bは同一の構成を有している。具体的には、顕微鏡装置10A,10Bは、レーザ光を発生するレーザ光源(光源)1A,1Bと、標本Sにレーザ光を照射する顕微鏡本体5A,5Bと、これらレーザ光源1A,1Bおよび顕微鏡本体5A,5Bを制御したり画像を生成したりする制御装置7A,7Bと、制御装置7A,7Bにより生成された画像等を表示するモニタ9A,9Bとを備えている。
顕微鏡本体5A,5Bは、標本Sを載置するステージ11と、レーザ光源1A,1Bから発せられたレーザ光を2次元的に走査させるスキャンユニット13と、スキャンユニット13により走査されたレーザ光を標本S上に集光させる一方、標本Sにおいて発生した蛍光を集光する対物レンズ15と、対物レンズ15により集光された蛍光をスキャンユニット13に戻さずに検出するための光検出光学系17とを備えている。
ステージ11は、載置した標本Sを対物レンズ15の光軸に交差する2次元方向(図1の矢印の方向)に移動可能に設けられている。
スキャンユニット13は、レーザ光を偏向するガルバノミラーのようなスキャナ(走査部)21と、スキャナ21により偏向されたレーザ光を集光させて中間像を結像させる瞳投影レンズ23と、中間像を結像したレーザ光を略平行光にして対物レンズ15に入射させる結像レンズ25とを備えている。
対物レンズ15は、光軸方向に移動可能に設けられている。
光検出光学系17は、結像レンズ25により略平行光に変換されたレーザ光を対物レンズ15に向けて透過させる一方、対物レンズ15により集光されてレーザ光の光路を戻る蛍光を反射して光路から分岐させる励起ダイクロイックミラー27と、励起ダイクロイックミラー27により分岐された蛍光を集光する集光レンズ29とを備えている。
励起ダイクロイックミラー27は、スキャンユニット13と対物レンズ15との間に配置されている。
制御装置7A,7Bには、PMT19が着脱可能に接続されるようになっている。この制御装置7A,7Bは、レーザ光源1A,1Bおよびそれぞれのスキャナ21を制御する他、スキャナ21によるレーザ光の走査位置に関する走査位置情報とPMT19から出力される蛍光の光強度情報とに基づいて、標本Sの2次元的な画像を生成するようになっている。
リキッドライトガイド20は、一端がPMT19に固定されている。また、リキッドライトガイド20は、他端が顕微鏡本体5A,5Bに着脱可能に形成されている。このリキッドライトガイド20は、他端が顕微鏡本体5A,5Bに装着されることにより、顕微鏡本体5A,5Bにおいて集光レンズ29により集光された蛍光をPMT19に導光することができるようになっている。
なお、リキットライトガイド20は、集光レンズ29により集光された蛍光を効率よく取り込むために、光を取り込む部分であるコア径が大きくなっている。このコア径は通常3〜10mm程度である。さらに、コア部分は液体で満たされており、コア径が大きくても柔軟に曲げることができる。
このように構成された多光子励起型観察システム100の作用について説明する。
本実施形態に係る多光子励起型観察システム100により顕微鏡装置10Aの標本Sを観察する場合は、顕微鏡本体5Aにリキッドライトガイド20を装着し、顕微鏡本体5AとPMT19とを接続する。また、PMT19と制御装置7Aとをケーブルで接続する。次いで、レーザ光源1Aからレーザ光を発生させる。
レーザ光源1Aから発せられたレーザ光は、顕微鏡本体5Aのスキャナ21により偏向されて瞳投影レンズ23および結像レンズ25により導光された後、励起ダイクロイックミラー27を透過して対物レンズ15により標本Sに照射される。
標本Sにおいて発生した蛍光は、対物レンズ15により集光されてレーザ光の光路を戻り、励起ダイクロイックミラー27により反射されてレーザ光の光路から分岐される。そして、蛍光は、集光レンズ29により集光されてリキッドライトガイド20に入射する。これにより、顕微鏡本体5Aにおいて標本Sから発せられた蛍光がリキッドライトガイド20によりスキャナ21を介さずにPMT19に導光される。
PMT19においては、リキッドライトガイド20により導光されてきた蛍光が検出され、その光強度情報が制御装置7Aに送られる。制御装置7Aにおいては、スキャナ21による走査位置情報とPMT19から送られてくる光強度情報とに基づいて、標本Sの2次元的な画像が生成される。生成された画像はモニタ9Aに表示されるので、ユーザはモニタ9A上で標本Sを観察することができる。
次に、多光子励起型観察システム100により顕微鏡装置10Bの標本Sを観察する場合は、顕微鏡本体5Aに装着されていたリキッドライトガイド20を脱離させて顕微鏡本体5Bに装着し、顕微鏡本体5BとPMT19とを接続する。さらに、PMT19と制御装置7Aとを接続していたケーブルをPMT19と制御装置7Bとに接続し直す。
顕微鏡装置10Bにおいては、顕微鏡装置10Aと同様に、レーザ光源1Bから発せられたレーザ光が顕微鏡本体5Bの標本Sに照射されて蛍光が発生し、その蛍光がリキッドライトガイド20により導光されてPMT19により検出され、制御装置7Bにより標本Sの画像が生成される。これにより、ユーザはモニタ9Bに表示される画像により標本Sを観察することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る多光子励起型観察システム100によれば、顕微鏡本体5A,5B間でリキッドライトガイド20を付け替えることにより、これら顕微鏡本体5A,5B間でPMT19を共用することができる。したがって、高価なPMT19を顕微鏡装置10A,10Bの数だけ揃えなくて済む。これにより、多光子励起観察を行う複数の顕微鏡装置10A,10Bをより安価に提供することができる。
さらに、リキットライトガイド20はコア径が大きくても柔軟に曲げることができるので、リキッドライトガイド20を自由に取り回すことが可能である。したがって、PMT19の設置場所の自由度が向上し、複数の顕微鏡で共用する際にPMT19を最適な位置に設置することができる。特に、PMT19が大型で重い場合でも、PMT19を動かさないで済む位置に設置が可能となる。
本実施形態においては、顕微鏡本体5A,5B間でリキッドライトガイド20を付け替えることとしたが、これに代えて、例えば、2つのリキッドライトガイド20を採用して、各顕微鏡本体5A,5Bにそれぞれリキッドライトガイド20の一端を固定しておき、いずれか一方のリキッドライトガイド20を選択的にPMT19に装着することとしてもよい。
本実施形態は、以下のように変形することができる。
一変形例としては、図2に示すように、2つのリキッドライトガイド20A,20Bを採用し、各顕微鏡本体5A,5BとPMT19とをそれぞれリキッドライトガイド20A,20Bにより接続することとしてもよい。
この場合、PMT19と2つの顕微鏡本体5A,5Bとの間で各リキッドライトガイド20A,20Bにより形成される蛍光の光路を切り替える検出側切換部(切換部)16を採用し、いずれかの顕微鏡本体5A,5Bからの蛍光を検出側切換部16により択一的にPMT19に入射させることとすればよい。
検出側切換部16は、例えば、レーザ光を反射可能な搖動ミラー18を備え、各リキッドライトガイド20A,20Bの射出端とPMT19との間の光路上に搖動ミラー18を所定の搖動軸回りに搖動可能に配置することとすればよい。搖動ミラー18の搖動軸回りの角度を変えることで、顕微鏡本体5Aからリキッドライトガイド20Aにより導光されてきた蛍光のみを反射してPMT19に入射させたり、顕微鏡本体5Bからリキッドライトガイド20Bにより導光されてきた蛍光のみを反射してPMT19に入射させたりすることができる。
このようにすることで、リキッドライトガイド20A,20Bを付け替える手間を省き、PMT19に対する顕微鏡本体5A,5Bの切り替えをより容易かつ迅速にすることができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る多光子励起型観察システムについて説明する。
本実施形態に係る多光子励起型観察システム200は、図3に示すように、レーザ光源1A,1Bに代えて、単一のレーザ光源(光源)1と光ファイバ3とを備え、レーザ光源1A,1Bから発せられたレーザ光を光ファイバ3により顕微鏡本体5A,5Bに導光する点で第1実施形態と異なる。
以下、第1実施形態に係る多光子励起型観察システム100と構成を共通する箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
多光子励起型観察システム200は、レーザ光源1および光ファイバ3の他、光ファイバ3と顕微鏡本体5A,5Bとを着脱可能に接続する接続機構30を備えている。
レーザ光源1には、レーザ光を集光して光ファイバ3に入射させる集光レンズ2が備えられている。
光ファイバ3は、一端がレーザ光源1に固定され、他端が顕微鏡本体5A,5Bに接続されるようになっている。
接続機構30は、図4に示すように、光ファイバ3の一端を保持するファイバ保持部31と、顕微鏡本体5A,5Bに固定され、ファイバ保持部31を着脱可能に支持する支持部33と、支持部33により支持されたファイバ保持部31の位置および傾きを調整可能な保持部調整機構35とを備えている。
ファイバ保持部31は、図5に示すように、光ファイバ3の一端に固定された固定部37と、光ファイバ3から射出されたレーザ光を略平行光に変換するコリメートレンズ38と、コリメートレンズ38を支持部33に対して着脱可能に保持するレンズ保持部39とを備えている。
レンズ保持部39は、略円筒形状の外筒部材41と、外筒部材41に収容され、コリメートレンズ38を把持する略円筒形状の把持部材43と、把持部材43に対して光軸方向の顕微鏡本体側に隣接して配置された略円筒形状の円筒部材45と、把持部材43を光軸方向に沿って顕微鏡本体5A,5B側に向かって付勢するコイルバネ47と、コリメートレンズ38によるレーザ光の光束の変換状態を調整する調整ネジ49と、コリメートレンズ38を光軸方向に位置決め状態に固定するロックネジ51と、レーザ光の光軸に交差する方向にコリメートレンズ38を動かして、出射するレーザ光の傾きを調整可能なティルトネジ(レンズ調整機構)53とを備えている。
外筒部材41は、図6に示すように、支持部33に接続される光軸方向の一端において、光軸方向に窪む位置決め溝43と、光軸方向に突出するシャッタ開放ピン45とを有している。シャッタ開放ピン45は、先端部が円錐状に傾斜した凸形状を有している。
円筒部材45は、図5に示すように、光軸方向の顕微鏡本体5側の端部がテーパ状に先細になるように傾斜した傾斜部45aを有している。
調整ネジ49は、外筒部材41を半径方向に貫通して円筒部材45の傾斜部45aに接触するように配置されている。
円筒部材45の傾斜部45aに接触している調整ネジ49を外筒部材41の内部に向かって押し込むにつれて、円筒部材45と共に把持部材43がコイルバネ47による付勢方向とは反対方向に移動させられるようになっている。また、調整ネジ49の押し込みを緩めるにつれて、円筒部材45と共に把持部材43がコイルバネ47による付勢方向に移動するようになっている。これにより、コリメートレンズ38の光軸方向の位置を変更して、レーザ光を精度よく平行光束にすることができる。
ロックネジ51は、外筒部材41を半径方向に貫通して円筒部材45の外周面に接触可能に配置されている。このロックネジ51を外筒部材41の内部に向かって押し込んで把持部材43を半径方向内方に押圧することで、円筒部材45の光軸方向の位置を固定して、把持部材43と共にコリメートレンズ38を光軸方向に位置決めすることができるようになっている。
ティルトネジ53は、外筒部材41の周方向に間隔をあけて複数配置されており、外筒部材41を半径方向に貫通して把持部材43の外周面に接触するように配置されている。いずれかのティルトネジ53を外筒部材41の内部に向かって押し込んで把持部材43を半径方向に押圧することで、把持部材43と共にコリメートレンズ38を光軸に交差する方向に傾かせ、コリメートレンズ38から射出されるレーザ光の光軸に交差する方向の傾きを変更することができるようになっている。コリメートレンズ38は、適正な傾きに予め調整しておくことが望ましい。
支持部33は、図5に示すように、顕微鏡本体5に固定される固定部材55と、ファイバ保持部31に接続される接続部材57とを備えている。これら固定部材55および接続部材57は、光軸方向に沿って互いに連通する貫通孔56を有している。
接続部材57は、ファイバ保持部31の外筒部材41に接続され、着脱ネジ59により外筒部材41に固定されるようになっている。この接続部材57は、図6に示すように、レンズ保持部39側に向かって突出する位置決めピン61と、光を遮断可能な板状のシャッタ(遮光部材)63と、シャッタ63による遮光状態を調整するコイルバネ(遮光制御部材)65とを備えている。
ファイバ保持部31の外筒部材41が接続部材57に接続される際に、外筒部材41の内径と接続部材57の外径が嵌合し、かつ、互いの光軸方向の端面が当てつくことで、外筒部材41と接続部材57との光軸に垂直な面内での位置決めと光軸方向の位置決めが可能になっている。位置決めピン61は、ファイバ保持部31の外筒部材41が接続部材57に接続される際に外筒部材41の位置決め溝43に挿入されることで、外筒部材41と接続部材57との、光軸を中心とした回転方向の位置決ができるようになっている。
シャッタ63は、所定の軸回りに搖動可能に形成されており、コイルバネ65により長手方向の一端が貫通孔56上に配されるように引っ張られている。このシャッタ63は、ファイバ保持部31の外筒部材41が接続部材57に位置決め状態に接続されると、外筒部材41のシャッタ開放ピン45によって長手方向の他端が押しのけられ、コイルバネ65が伸びる方向に軸回りに搖動するようになっている。これにより、貫通孔56を閉塞しているシャッタ63の一端が貫通孔56上から外れるようになっている。
保持部調整機構35は、図5に示すように、支持部33の固定部材55と接続部材57との間に配されている。この保持部調整機構35は、固定部材55側から順に積層状態に配されるティルト部材67、Y方向シフト部材69およびX方向シフト部材71を備えている。これらティルト部材67、Y方向シフト部材69およびX方向シフト部材71は、固定部材55および接続部材57と共に貫通孔56を形成している。
また、保持部調整機構35には、図4および図5に示すように、ティルト部材67におけるレーザ光の光軸に交差する方向の傾きを調整する各4つの突っ張りネジ73Aおよび引っ張りネジ73Bと、Y方向シフト部材69をY方向に位置決めするY方向シフトネジ75と、X方向シフト部材71をX方向に位置決めするX方向シフトネジ77とが備えられている。
突っ張りネジ73Aと引っ張りネジ73Bは、図6および図7に示すように、固定部材55およびティルト部材67のY方向における両隅に2つずつ配置されている。
ティルト部材67は、支持部33の固定部材55により支持されている。このティルト部材67は、突っ張りネジ73Aと引っ張りネジ73Bの押し込み量に応じて、光軸に交差する方向の傾きを変更することができるようになっている。また、ティルト部材67は、Y方向に延びる雌アリ67aを有している。
Y方向シフト部材69は、ティルト部材67の雌アリ67aに対応する雄アリ69aを有しており、雌アリ67aに沿ってY方向に移動することができるようになっている。このY方向シフト部材69は、Y方向シフトネジ75の押し込み量に応じてY方向の位置を変更することができるようになっている。また、図5に示すように、Y方向シフト部材69は、X方向に延びる雌アリ69bを有している。
X方向シフト部材71は、図5に示すように、Y方向シフト部材69の雌アリ69bに対応する雄アリ71aを有しており、雌アリ69bに沿って移動することができるようになっている。このX方向シフト部材71は、X方向シフトネジ77の押し込み量に応じてX方向の位置を変更することができるようになっている。また、X方向シフト部材71には、支持部33の接続部材57が固定されている。
このように構成された多光子励起型観察システム200の作用について説明する。
本実施形態に係る多光子励起型観察システム200により顕微鏡本体5Aの標本Sを観察する場合は、まず、光ファイバ3により顕微鏡本体5Aにレーザ光源1を接続する。
具体的には、光ファイバ3の一端に固定されたファイバ保持部31の外筒部材41と顕微鏡本体5Aに固定された支持部33の接続部材57とを接続して着脱ネジ59により固定し、ファイバ保持部31を支持部33に取り付けて支持させる。
そして、保持部調整機構35のY方向シフトネジ75およびX方向シフトネジ77によってY方向シフト部材69およびX方向シフト部材71の位置を調整するとともに、突っ張りネジ73Aと引っ張りネジ73Bによりティルト部材67の傾きを調整する。
これにより、ファイバ保持部31の位置および傾きが変更されるので、レーザ光源1から光ファイバ3を介して顕微鏡本体5Aに入射するレーザ光の光軸をその光軸に交差する方向にシフトおよびティルトして、適正な位置および傾きでレーザ光を顕微鏡本体5Aに入射させることができる。
また、顕微鏡本体5Aにリキッドライトガイド20を装着し、顕微鏡本体5AとPMT19とを接続する。
このように設定した状態で、レーザ光源1からレーザ光を発生させると、レーザ光が光ファイバ3により導光されて顕微鏡本体5Aに入射する。顕微鏡本体5Aにレーザ光を入射させた後の作用は、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
次に、多光子励起型観察システム200により顕微鏡本体5Bの標本Sを観察する場合は、顕微鏡本体5Aに装着されていた光ファイバ3のファイバ保持部31を脱離させて顕微鏡本体5Bの支持部33に装着し、顕微鏡本体5Bとレーザ光源1とを接続する。
そして、保持部調整機構35によりファイバ保持部31の位置および傾きを調整する。これにより、レーザ光源1から光ファイバ3を介して顕微鏡本体5Bに入射するレーザ光の光軸をその光軸に交差する方向にシフトおよびティルトして、適正な位置および傾きで顕微鏡本体5Bに入射させることができる。
また、顕微鏡本体5Aに装着されていたリキッドライトガイド20を脱離させて顕微鏡本体5Bに装着し、顕微鏡本体5BとPMT19とを接続する。
顕微鏡装置10Bにおいては、顕微鏡装置10Aと同様にして、レーザ光源1から発せられたレーザ光が光ファイバ3により顕微鏡本体5Bに導光されるとともに、標本Sにおいて発生した蛍光がリキッドライトガイド20によりPMT19に導光されて標本Sの画像が生成される。これにより、ユーザはモニタ9B上で標本Sを観察することができる。
以上説明したように本実施形態に係る多光子励起型観察システム200によれば、2つの顕微鏡本体5A,5B間で光ファイバ3を付け替えることにより、これら顕微鏡本体5A,5B間でレーザ光源1を共用することができる。したがって、高価なレーザ光源1の数を顕微鏡本体5A,5Bの数よりも少なくして、経済性を向上することができる。
本実施形態においては、顕微鏡本体5A,5B間で光ファイバ3を付け替えることとしたが、これに代えて、例えば、2つの光ファイバ3を採用して、各顕微鏡本体5A,5Bにそれぞれ光ファイバ3の一端を固定しておき、いずれか一方の光ファイバ3を選択的にレーザ光源1A,1Bに装着することとしてもよい。
また、本実施形態においては、2つの顕微鏡本体5A,5B間で1つのPMT19を共用することとしたが、PMT19の数よりも多い数の顕微鏡本体を備えることとすればよく、PMT19が複数あってもよい。
本実施形態は以下のように変形することができる。
すなわち、本実施形態においては、レンズ調整機構として、レンズ保持部39が、レーザ光の光軸に交差する方向にコリメートレンズ38の傾きを調整可能なティルトネジ53を備えることとした。第1変形例としては、例えば、図8に示すように、レンズ調整機構として、さらに、コリメートレンズ38から射出させるレーザ光の光軸に交差する方向にコリメートレンズ38の位置を調整可能なシフト調整ネジ81を備えることとしてもよい。
この場合、例えば、外筒部材41を、把持部材43および円筒部材45を収容する筒状部41Aと、支持部33の接続部材57に接続される接続部41Bとに分けて、これら筒状部41Aと接続部41Bとをシフト調整ネジ81により固定することとすればよい。また、筒状部41Aのネジ孔をシフト調整ネジ81よりも若干大きくし、接続部41Bと筒状部41Aとを光軸に交差する方向にずらしてシフト調整ネジ81により固定することができるようにすることとすればよい。
このようにすることで、コリメートレンズ38を光軸に交差する方向にずらし、コリメートレンズ38から射出させるレーザ光を光軸に交差する方向にシフトさせることができる。
第2変形例としては、図9に示すように、光ファイバ3と同一の構成を有する光ファイバ3A,3Bにより、各顕微鏡本体5A,5Bとレーザ光源1とをそれぞれ接続することとしてもよい。
この場合、レーザ光源1と2つの顕微鏡本体5A,5Bとの間で各光ファイバ3A,3Bにより形成されるレーザ光の光路を切り替える光源側切換部83を採用し、レーザ光源1から発せられたレーザ光を光源側切換部83により顕微鏡本体5A,5Bに択一的に入射させることとすればよい。
光源側切換部83は、例えば、レーザ光を反射可能な反射ミラー84を備え、レーザ光源1と光ファイバ3A,3Bの入射端との間の光路上に反射ミラー84を挿入可能に配置することとすればよい。反射ミラー84をレーザ光の光路から外すことで、レーザ光源1から発せられたレーザ光を通過させて光ファイバ3Aに入射させ、顕微鏡本体5Aに導光させることができる。また、反射ミラー84をレーザ光の光路に挿入することで、レーザ光源1から発せられたレーザ光を反射して光ファイバ3Bに入射させ、顕微鏡本体5Bに導光させることができる。
このようにすることで、顕微鏡本体5A,5B間で光ファイバ3を付け替える手間を省き、レーザ光源1に対する顕微鏡本体5A,5Bの切り替えをより容易かつ迅速にすることができる。
第3変形例としては、例えば、図10に示すように、光ファイバ3を備えず、単一のレーザ光源1と各顕微鏡本体5A,5Bとがそれぞれ着脱可能に形成されていることとしてもよい。
このようにした場合も、2つの顕微鏡本体5A,5B間でレーザ光源1を共用し、経済性を向上することができる。
第4変形例としては、例えば、図11に示すように、レーザ光源1から発せられたレーザ光を反射して顕微鏡本体5A,5Bに入射可能な照明光学系85と、照明光学系85によりレーザ光源1と2つの顕微鏡本体5A,5Bとの間で形成されるレーザ光の光路を切り替える光源側切換部87とを備えることとしてもよい。
照明光学系85は、レーザ光源1から発せられたレーザ光を顕微鏡本体5に向けて反射する反射ミラー86Aと、レーザ光源1から発せられたレーザ光を顕微鏡本体5に向けて反射する反射ミラー86B,86Cとを備えることとすればよい。
光源側切換部87としては、例えば、レーザ光を反射可能な反射ミラーを採用し、レーザ光源1と照明光学系85との間の光路上に挿入可能に配置することとすればよい。この光源側切換部87をレーザ光の光路から外すことで、レーザ光源1から発せられたレーザ光を通過させて反射ミラー86Aを介して顕微鏡本体5Aに入射させることができる。また、光源側切換部87をレーザ光の光路に挿入することで、レーザ光源1から発せられたレーザ光を反射して反射ミラー86B,86Cを介して顕微鏡本体5Bに入射させることができる。
このようにした場合も、2つの顕微鏡本体5A,5B間でレーザ光源1を共用し、経済性を向上することができる。
第5変形例としては、例えば、図12に示すように、互いに異なる波長のレーザ光を発振する2つのレーザ光源1A,1Bと、これらレーザ光源1A,1Bと顕微鏡本体5A,5Bとを着脱可能に接続する光ファイバ3A,3Bとを備え、各レーザ光源1A,1Bを接続する顕微鏡本体5A,5Bを光ファイバ3A,3Bにより切り替えることとしてもよい。
例えば、1045nmの波長のレーザ光を発生するレーザ光源1Aを光ファイバ3Aにより顕微鏡本体5Aに接続したり顕微鏡本体5Bに接続したりすることとしてもよい。また、920nmの波長のレーザ光を発生するレーザ光源1Bを光ファイバ3Bにより顕微鏡本体5Bに接続したり顕微鏡本体5Aに接続したりすることとしてもよい。
このようにすることで、1つの顕微鏡本体5A(5B)に対してレーザ光源1A,1Bを付け替えることにより、波長が異なる蛍光を効率的かつ経済的に観察することができる。
第6変形例としては、図13に示すように、2つのレーザ光源1A,1Bを一方の顕微鏡本体5に同時に接続してレーザ光を択一的に顕微鏡本体5に入射させたり、図14に示すように、2つのレーザ光源1A,1Bを別個の顕微鏡本体5A,5Bに接続してそれぞれ顕微鏡本体5A,5Bにレーザ光を入射させたりする光源側切換部88A,88Bを備えることとしてもよい。
この場合、光源側切換部88A,88Bは、光ファイバ3Aによりレーザ光源1Aから送られてくるレーザ光を顕微鏡本体5A,5Bに向けて反射する一方、光ファイバ3Bによりレーザ光源1Bから送られてくるレーザ光を顕微鏡本体5A,5Bに向けて透過させる合成ダイクロイックミラー89A,89Bを備えることとすればよい。また、光源側切換部88A,88Bは、顕微鏡本体5A,5Bと接続機構30との間に合成ダイクロイックミラー89A,89Bを配置することとすればよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、本発明を上記各実施形態および変形例に適用したものに限定されることなく、これらの実施形態および変形例を適宜組み合わせた実施形態に適用してもよく、特に限定されるものではない。
また、上記各実施形態においては、励起ダイクロイックミラー27および集光レンズ29からなる光検出光学系17を採用することとしたが、これに代えて、例えば、図15に示すように、光検出光学系が励起ダイクロイックミラー27のみからなり、対物レンズ15により集光された蛍光を励起ダイクロイックミラー27のみを介してリキッドライトガイド20に入射させることとしてもよい。
この場合、リキッドライトガイド20のコア径は、他の実施形態のリキッドライトガイド20のコア径と比較して大きく、10〜20mm程度であり、対物レンズ15の瞳径と同程度の大きさであることとしてもよい。リキッドライトガイド20のコア径が対物レンズ15の瞳径よりも十分に大きければさらによく、蛍光の取り込み効率がより向上する。
本変形例では、光検出光学系をレンズなどを利用せず、ダイクロイックミラー27のみとしたので、より小型、安価にPMT19を共用することができると共に、蛍光の取り込み効率も維持することができる。
5A,5B 顕微鏡本体
15 対物レンズ
16 検出側切換部(切換部)
17 光検出光学系
19 PMT(光検出部)
20 リキッドライトガイド
21 スキャナ(走査部)
27 励起ダイクロイックミラー(光検出光学系)
100,200 多光子励起型観察システム

Claims (4)

  1. 光源から発せられたレーザ光を走査させる走査部と、該走査部により走査されたレーザ光を標本に集光させる一方、該標本において多光子励起により発生した蛍光を集光する対物レンズとを備える複数の顕微鏡本体と、
    前記蛍光を検出可能な、前記顕微鏡本体の数よりも少ない数の光検出部と、
    該光検出部と各前記顕微鏡本体とに接続されて、該顕微鏡本体において前記対物レンズにより集光された前記標本からの蛍光を前記走査部を介さずに前記光検出部に導光可能なリキッドライトガイドとを備え、
    該リキッドライトガイドと各前記顕微鏡本体および前記リキッドライトガイドと前記光検出部の少なくとも一方が着脱可能に形成されている多光子励起型観察システム。
  2. 光源から発せられたレーザ光を走査させる走査部と、該走査部により走査されたレーザ光を標本に集光させる一方、該標本において多光子励起により発生した蛍光を集光する対物レンズとを備える複数の顕微鏡本体と、
    前記蛍光を検出可能な、前記顕微鏡本体の数よりも少ない数の光検出部と、
    該光検出部と各前記顕微鏡本体とを接続して、該顕微鏡本体において前記対物レンズにより集光された前記標本からの蛍光を前記走査部を介さずに前記光検出部に導光する複数のリキッドライトガイドと、
    前記光検出部と前記複数の顕微鏡本体との間で前記複数のリキッドライトガイドにより形成される前記蛍光の光路を切り替えて、いずれかの前記顕微鏡本体からの前記蛍光を前記光検出部に択一的に入射させる切換部とを備える多光子励起型観察システム。
  3. 前記顕微鏡本体が、前記対物レンズにより集光された前記蛍光を前記走査部に戻さずに前記リキッドライトガイドに入射させるダイクロイックミラーのみからなる光検出光学系を備える請求項1または請求項2に記載の多光子励起型観察システム。
  4. 前記顕微鏡本体ごとに個別に接続され、接続されている前記顕微鏡本体の前記走査部を個別に制御する複数の制御装置を備え、
    前記リキッドライトガイドにより前記光検出部に接続された前記顕微鏡本体に接続されている前記制御装置が、前記走査部の制御を実行するとともに、該走査部の走査位置情報と前記光検出部から出力される蛍光の光強度情報とに基づいて前記標本の画像を生成する請求項1から請求項3のいずれかに記載の多光子励起型観察システム。
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