JP2007113780A - 回転体の給油装置 - Google Patents

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    • F16C33/6674Details of supply of the liquid to the bearing, e.g. passages or nozzles related to the amount supplied, e.g. gaps to restrict flow of the liquid

Abstract

【課題】機械の回転速度に応じて給油量を切り替えることにより、停止及び低回転時に軸受部からの油漏れを防止すると共に、高回転時に冷却に十分な給油量を軸受部に給油することができる回転体の給油装置を提供すること。
【解決手段】軸受22を介してフレーム23に回転可能に支持される版胴21と、軸受22に潤滑油Gを給油し軸受22の外部に該潤滑油Gを排油する回転体の給油装置において、版胴21の回転速度Nが所定回転速度No以上になったとき、または、版胴21の回転速度Nが設定回転速度Noを超えたときに、給油量を多くするようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転体の給油装置に関する。
一般に、巻紙輪転印刷機には、印刷ユニット、乾燥装置、冷却装置、折装置及び排紙装置等が設けられており、これら各装置内には、例えば、胴やローラ等の様々な回転体が軸受に回転可能に支持されている。そして、印刷機内に連続的に供給されるウェブは、これら各回転体を通過することにより各種印刷が施され、所定の形状に断裁された後、折り畳まれて折丁となり排出される。
このとき、各軸受には給油装置から潤滑油が給油されており、高速回転する軸受部において潤滑と冷却とが行われている。これにより、回転体と軸受との間の摩耗を最小限に抑え、同時に錆の発生を防止すると共に、摩擦熱の発生による熱膨張を抑え、焼き付け防止を図っている。給油装置は、オイルバスに溜められた潤滑油をポンプにより吸い上げて圧力調整及び流量調整して各軸受部に圧送し、潤滑及び冷却を終えた潤滑油をフィルタを通して再びオイルバスに戻し、再循環させている。
このような、従来の回転体の給油装置は、例えば、特許文献1に開示されている。
特開昭63−219992号公報
近年、巻紙輪転印刷機の高速化により各軸受の発熱量が増加する傾向にあった。特に、胴を回転可能に支持する軸受においては、高予圧及び高荷重の条件下で使用されているので、回転速度の高速化による発熱量が大きくなっている。これにより、軸受部が高温に晒されると、過剰予圧による寿命低下、着脱不良、版見動作不良等の問題が発生するおそれがあるので、各軸受部にはこれらの問題を防止するために多量の潤滑油が給油されるようになった。
しかしながら、従来の回転体の給油装置では、高回転時に発生する軸受部の発熱量や温度変化に基づいて所定量の潤滑油が軸受部に給油されているので、停止及び低回転時においては、その給油量の多さから油漏れが発生するおそれがあった。また、軸受部には非接触(ラビリンス)シール方式が用いられており、この非接触シール方式は停止及び低回転時にシール性能が低下するおそれがある。一方、停止及び低回転時の油漏れ防止やシール性の向上を図ろうとして、停止及び低回転時に発生する軸受部の発熱量や温度変化に基づいて所定量の潤滑油を軸受部に供給すると、高回転時の冷却に必要な給油量を十分に軸受部に給油することができなくなり、焼き付け等の問題が発生する。即ち、従来の回転体の給油装置では、印刷機の限られた運転領域においてしかシール性能を維持することができなくなるおそれがあった。
従って、本発明は上記課題を解決するものであって、機械の回転速度に応じて給油量を切り替えることにより、停止及び低回転時に軸受部からの油漏れを防止すると共に、高回転時に冷却に十分な給油量を軸受部に給油することができる回転体の給油装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る回転体の給油装置は、
軸受を介してフレームに回転可能に支持される回転体と、前記軸受に潤滑油を給油すると共に前記軸受の外部に該潤滑油を排油する給油手段とを備えた回転体の給油装置において、
前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときに、給油量を多くするように前記給油手段を制御する制御手段を備えた
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る回転体の給油装置は、
第1の発明に係る回転体の給油装置において、
給油する潤滑油の一部をバイパスすると共に該バイパス流量を可変可能にするバイパス流量可変手段を設け、
前記制御手段は、前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときに、前記軸受への給油量を多くするように前記バイパス流量可変手段を制御する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る回転体の給油装置は、
第2の発明に係る回転体の給油装置において、
前記バイパス流量可変手段は、
第1の弁が設けられた第1バイパス管と、
前記第1の弁よりも弁開度が小さい第2の弁が設けられた第2バイパス管と、
前記第1バイパス管または前記第2バイパス管に潤滑油の一部を供給する切替弁とからなる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係る回転体の給油装置は、
第3の発明に係る回転体の給油装置において、
前記制御手段は、
前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときに、前記第2バイパス管に潤滑油を供給するように前記切替弁を制御する一方、
前記回転体が所定回転速度未満になったとき、または、前記回転体が所定回転速度以下になったときに、前記第1バイパス管に潤滑油を供給するように前記切替弁を制御する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係る回転体の給油装置は、
第1の発明に係る回転体の給油装置において、
給油する潤滑油の一部を開閉動作によりバイパスするバイパス手段を設け、
前記制御手段は、前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときに、前記軸受への給油量を多くするように前記バイパス手段を制御する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明に係る回転体の給油装置は、
第5の発明に係る回転体の給油装置において、
前記バイパス手段は、
給油する潤滑油の一部をバイパス管にバイパスする開閉弁と、
前記バイパス管に設けられた弁とからなる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第7の発明に係る回転体の給油装置は、
第6の発明に係る回転体の給油装置において、
前記制御手段は、
前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときに、前記バイパス管に潤滑油を供給しないように前記開閉弁を制御する一方、
前記回転体が所定回転速度未満になったとき、または、前記回転体が所定回転速度以下になったときに、前記バイパス管に潤滑油を供給するように前記開閉弁を制御する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第8の発明に係る回転体の給油装置は、
第1の発明に係る回転体の給油装置において、
給油する潤滑油の流量を可変可能にする流量調整手段を設け、
前記制御手段は、前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときに、前記軸受への給油量を多くするように前記流量調整手段を制御する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第9の発明に係る回転体の給油装置は、
第8の発明に係る回転体の給油装置において、
流量調整手段は、
前記軸受に潤滑油を給油するポンプと、
前記ポンプの吐出量を調整するポンプ用モータとからなる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第10の発明に係る回転体の給油装置は、
第9の発明に係る回転体の給油装置において、
前記制御手段は、
前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときに、前記軸受への給油量を多くするように前記ポンプ用モータを制御する一方、
前記回転体が所定回転速度未満になったとき、または、前記回転体が所定回転速度以下になったときに、前記軸受への給油量を少なくするように前記ポンプ用モータを制御する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第11の発明に係る回転体の給油装置は、
第1の発明に係る回転体の給油装置において、
前記制御手段は、
前記回転体が所定回転速度以上になった後、または、前記回転体が所定回転速度を超えた後、
前記回転体が所定回転速度未満及び停止したとき、または、前記回転体が所定回転速度以下及び停止したときに、
前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときの給油量よりも少なく給油するように前記給油手段を制御する
ことを特徴とする。
第1の発明に係る回転体の給油装置によれば、軸受を介してフレームに回転可能に支持される回転体と、前記軸受に潤滑油を給油すると共に前記軸受の外部に該潤滑油を排油する給油手段とを備えた回転体の給油装置において、前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときに、給油量を多くするように前記給油手段を制御する制御手段を備えたことにより、機械の回転速度に応じて給油量を切り替えることができるので、停止及び低回転時に軸受部からの油漏れを防止すると共に、高回転時に冷却に十分な給油量を軸受部に給油することができる。
第2の発明に係る回転体の給油装置によれば、第1の発明に係る回転体の給油装置において、給油する潤滑油の一部をバイパスすると共に該バイパス流量を可変可能にするバイパス流量可変手段を設け、前記制御手段は、前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときに、前記軸受への給油量を多くするように前記バイパス流量可変手段を制御することにより、機械の回転速度に応じて給油量を切り替えることができるので、停止及び低回転時に軸受部からの油漏れを防止すると共に、高回転時に冷却に十分な給油量を軸受部に給油することができる。
第3の発明に係る回転体の給油装置によれば、第2の発明に係る回転体の給油装置において、前記バイパス流量可変手段は、第1の弁が設けられた第1バイパス管と、前記第1の弁よりも弁開度が小さい第2の弁が設けられた第2バイパス管と、前記第1バイパス管または前記第2バイパス管に潤滑油の一部を供給する切替弁とからなることにより、簡素な構成で軸受部に供給する潤滑油の流量を制御することができる。
第4の発明に係る回転体の給油装置によれば、第3の発明に係る回転体の給油装置において、前記制御手段は、前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときに、前記第2バイパス管に潤滑油を供給するように前記切替弁を制御する一方、前記回転体が所定回転速度未満になったとき、または、前記回転体が所定回転速度以下になったときに、前記第1バイパス管に潤滑油を供給するように前記切替弁を制御することにより、最適な給油量を軸受部に供給することができる。
第5の発明に係る回転体の給油装置によれば、第1の発明に係る回転体の給油装置において、給油する潤滑油の一部を開閉動作によりバイパスするバイパス手段を設け、前記制御手段は、前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときに、前記軸受への給油量を多くするように前記バイパス手段を制御することにより、機械の回転速度に応じて給油量を切り替えることができるので、停止及び低回転時に軸受部からの油漏れを防止すると共に、高回転時に冷却に十分な給油量を軸受部に給油することができる。
第6の発明に係る回転体の給油装置によれば、第5の発明に係る回転体の給油装置において、前記バイパス手段は、給油する潤滑油の一部をバイパス管にバイパスする開閉弁と、前記バイパス管に設けられた弁とからなることにより、簡素な構成で軸受部に供給する潤滑油の流量を制御することができる。
第7の発明に係る回転体の給油装置によれば、第6の発明に係る回転体の給油装置において、前記制御手段は、前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときに、前記バイパス管に潤滑油を供給しないように前記開閉弁を制御する一方、前記回転体が所定回転速度未満になったとき、または、前記回転体が所定回転速度以下になったときに、前記バイパス管に潤滑油を供給するように前記開閉弁を制御することにより、最適な給油量を軸受部に供給することができる。
第8の発明に係る回転体の給油装置によれば、第1の発明に係る回転体の給油装置において、給油する潤滑油の流量を可変可能にする流量調整手段を設け、前記制御手段は、前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときに、前記軸受への給油量を多くするように前記流量調整手段を制御することにより、機械の回転速度に応じて給油量を切り替えることができるので、停止及び低回転時に軸受部からの油漏れを防止すると共に、高回転時に冷却に十分な給油量を軸受部に給油することができる。
第9の発明に係る回転体の給油装置によれば、第8の発明に係る回転体の給油装置において、流量調整手段は、前記軸受に潤滑油を給油するポンプと、前記ポンプの吐出量を調整するポンプ用モータとからなることにより、簡素な構成で軸受部に供給する潤滑油の流量を制御することができる。
第10の発明に係る回転体の給油装置によれば、第9の発明に係る回転体の給油装置において、前記制御手段は、前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときに、前記軸受への給油量を多くするように前記ポンプ用モータを制御する一方、前記回転体が所定回転速度未満になったとき、または、前記回転体が所定回転速度以下になったときに、前記軸受への給油量を少なくするように前記ポンプ用モータを制御することにより、最適な給油量を軸受部に供給することができる。
第11の発明に係る回転体の給油装置によれば、第1の発明に係る回転体の給油装置において、前記制御手段は、前記回転体が所定回転速度以上になった後、または、前記回転体が所定回転速度を超えた後、前記回転体が所定回転速度未満及び停止したとき、または、前記回転体が所定回転速度以下及び停止したときに、前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときの給油量よりも少なく給油するように前記給油手段を制御することにより、機械の運転開始から運転終了までの間で、機械の回転速度に応じて給油量を切り替えることができるので、停止及び低回転時に軸受部からの油漏れを防止すると共に、高回転時に冷却に十分な給油量を軸受部に給油することができる。
以下、本発明に係る回転体の給油装置について図面を用いて詳細に説明する。なお、各実施例において同様の構造及び機能を有する部材については、同一の符号を付し、それ以降の実施例中では説明を省略する。なお、図中に示す矢印は潤滑油の流れを表している。
図1は本発明の第1実施例に係る回転体の給油装置を備えた巻紙輪転印刷機の概略図、図2は軸受部の断面図、図3は制御装置の接続状態を示すブロック図、図4は時間経過における版胴の回転速度と軸受部に給油される給油量との関係を示した図、図5は給油方法を示すフローチャートである。
図1に示すように、巻紙輪転印刷機1には、潤滑油Gが溜められたオイルバス2と、胴やローラ等の様々な回転体が軸受に回転可能に支持される複数の軸受部3とが設けられている。そして、オイルバス2と軸受部3とは給油管4及び戻し管5により接続されている。つまり、オイルバス2に溜められる潤滑油Gは給油管4を通り軸受部3内に給油され、潤滑及び冷却を終えた潤滑油Gは戻し管5を通りオイルバス2に戻され、再循環されている。
給油管4には、上流側からフィルタ6、ポンプ7、熱交換器9及び圧力スイッチ12が設けられている。そして、ポンプ7にはポンプ駆動用モータ8が接続されており、このポンプ駆動用モータ8を駆動することによりポンプ7が作動される。また、熱交換器9には冷却管10を介して冷却器11が接続されており、冷却器11が冷却水を冷却管10内を循環させることにより、熱交換器9内において潤滑油Gを冷却することができる。更に、軸受部3に給油される潤滑油Gは圧力スイッチ12により適正量で給油されているか常に検出されている。
また、給油管4における熱交換器9と圧力スイッチ12との中間部と、オイルバス2とは、戻し管13により接続されている。この戻し管13は分岐バイパス管(第1バイパス管)14及び分岐バイパス管(第2バイパス管)15を備えており、潤滑油Gは給油管4から分岐バイパス管14または分岐バイパス管15を介して戻し管13を通ることでオイルバス2に戻される。この戻し管13の上流側には三方切替弁16が設けられており、この三方切替弁16の弁16a,16bには分岐バイパス管14,15が接続されている。そして、分岐バイパス管14,15には調整弁(第1の弁)17及び調整弁(第2の弁)18が設けられており、この調整弁17,18を調整することにより分岐バイパス管14,15に流れ込む潤滑油Gの流量が調整される。
なお、給油管4、戻し管5、ポンプ7及びポンプ駆動用モータは給油手段を構成するものである。また、戻し管13、分岐バイパス管14,15、三方切替弁16及び調整弁17,18はバイパス流量可変手段を構成するものである。
三方切替弁16は、弁16a,16bのどちらか一方を開弁状態とし、他方を閉弁状態とすることで、戻し管13に流れ込んだ潤滑油Gを、分岐バイパス管14または分岐パイパス管15のどちらか一方に流すものである。そして、三方切替弁16のこれらの弁動作は、後述する三方切替弁用アクチュエータ37(図3参照)を駆動させることで可能となっている。
更に、調整弁17,18は、その弁開度により潤滑油Gの流量を調整でき、本実施例においては、必ず、調整弁17の弁開度が調整弁18の弁開度よりも大きくなるように調整されている。即ち、弁16aの開弁時における分岐バイパス管14を流れる流量は、弁16bの開弁時における分岐バイパス15を流れる流量よりも多くなっている。従って、弁16aの開弁時における軸受部3に流れる流量(給油量)Aは、弁16bの開弁時における軸受部3に流れる流量(給油量)Bよりも少なくなっている。つまり、三方切替弁16の弁16a,16bの切り替え動作と調整弁17,18の流量調整とにより、軸受部3に最適な潤滑油Gの給油量を供給することができる。
従って、ポンプ駆動用モータ8を駆動するとポンプ7が作動され、オイルバス2に溜められた潤滑油Gは給油管4に吸い上げられる。吸い上げられた潤滑油Gはフィルタ6を通過することにより浄化され、熱交換器9内で冷却水により熱交換(冷却)される。次いで、潤滑油Gは給油管4を通り軸受部3側に流れるものと、戻し管13側に流れるものとに分岐される。このとき、弁16aが開弁状態、且つ、弁16bが閉弁状態においては、分岐バイパス管14に潤滑油Gの一部がバイパスされると共に、軸受部3に残りの給油量Aの潤滑油Gが給油される。一方、弁16aが閉弁状態、且つ、弁16bが開弁状態においては、分岐バイパス管15に潤滑油Gの一部がバイパスされると共に、軸受部3に残りの給油量Bの潤滑油Gが給油される。そして、戻し管13にバイパスされた潤滑油Gは、オイルバス2に戻される一方、軸受部3の潤滑及び冷却を終えた給油量Aあるいは給油量Bの潤滑油Gは、戻し管5を通りオイルバス2に戻される。戻し管5,13によりオイルバス2に戻された潤滑油Gは、再循環されて使用される。
次に、図2を用いて軸受部3の構成について説明する。なお、上述したように、この軸受部3は巻紙輪転印刷機1に複数設けられるものであるが、図2に示す軸受部3は、巻紙輪転印刷機1が備える図示しない印刷ユニット内における版胴の軸受部について説明したものである。
図2に示すように、印刷ユニットには版胴21が設けられており、この版胴21は軸受22を介してハウジング30に回転可能に支持されている。そして、このハウジング30はフレーム23に支持されている。軸受22の軸方向内側には、非接触シール構成部品をなすラビリンス外輪24とラビリンス内輪25とが設けられている。ラビリンス外輪24は軸受22の内側端面及びハウジング30の内壁に支持される一方、ラビリンス内輪25は版胴21に支持されている。そして、ラビリンス外輪24とラビリンス内輪25との間には微小な隙間26が形成されている。
フレーム23の外壁には軸受22を覆うようにカバー27が支持されている。また、上側のフレーム23及びハウジング30内には給油通路28が形成される一方、下側のハウジング30内には排油通路29が形成されている。給油通路28は、その一端が給油管4と接続されると共に、他端が軸受22内に連通されている。また、排油通路29は、その一端が軸受22の軸方向内側の下端と連通されると共に、他端がカバー27の底部側に連通されている。そして、カバー27の底部には戻し管5が連通されている。
従って、給油管4から供給された給油量Aあるいは給油量Bの潤滑油Gは、給油通路28を通り軸受22内に給油される。軸受22内に給油された潤滑油Gは、軸受22の軸方向内側に浸入して、排油通路29を通りカバー27の底部に流される一方、軸受22の軸方向外側に流れ、カバー27の底部に流下される。そして、カバー27の底部に溜まった潤滑油Gは、戻し管5を通りオイルバス2に戻される。これにより、高速回転する軸受部3において潤滑及び冷却を行うことができるので、版胴21と軸受22との間の摩耗を最小限に抑え、同時に錆の発生を防止することができると共に、摩擦熱の発生による熱膨張を抑え、焼き付け防止を図ることができる。
次に、図3を用いて巻紙輪転印刷機1に設けられた制御装置31について説明する。
図3に示すように、制御装置31には、巻紙輪転印刷機1の電源である印刷機電源32、後述する本機駆動用モータ38を駆動させる印刷機駆動用ボタン33、本機駆動用モータ38を停止させる印刷機駆動停止用ボタン34、給油量を切り替える版胴21の設定回転速度Noを入力する給油量切替回転速度入力部35、版胴21の回転速度Nを検出するエンコーダ36が接続されており、制御装置31はこれらから送られる信号が入力されるようになっている。また、制御装置31には、ポンプ7を駆動させるポンプ駆動用モータ8、三方切替弁16を駆動させる三方切替弁用アクチュエータ37、巻紙輪転印刷機1を駆動させる本機駆動用モータ38が接続されており、制御装置31はこれらに信号を出力するようになっている。
従って、巻紙輪転印刷機1は印刷機電源32がONにされることにより電源が入り、運転可能状態となる。この運転可能状態になると、ポンプ駆動用モータ8が駆動されると共に、三方切替弁16の弁動作が行われる。また、運転可能状態において、印刷機駆動用ボタン33をONにすると本機駆動用モータ38が駆動され、印刷機駆動停止用ボタン34をONにすると本機駆動用モータ38が停止される。更に、版胴21は本機駆動用モータ38と同期するように接続されており、版胴21に付設されるエンコーダ36は版胴21の回転速度を検出し、その信号を制御装置31に出力する。
これにより、制御装置31では、エンコーダ36により検出された回転速度Nと、給油量切替回転速度入力部35により予め設定された設定回転速度Noとを比較する。そして、この比較した結果に基づいて三方切替弁16の弁16a,16bの切り替えを行う。即ち、回転速度Nが設定回転速度No未満の低回転時及び停止時においては、軸受部3への給油量を給油量Aとする一方、回転速度Nが設定回転速度No以上の高回転時においては、軸受部3への給油量を給油量Bとするように制御している。
このような、版胴21の回転速度に基づいて軸受部3に給油される給油量の制御について、図4を用いて説明する。なお、図4中の実線は版胴21の回転速度Nを示し、一点鎖線は軸受部3に給油される給油量を示している。
図4に示すように、本機駆動用モータ38を駆動すると同時に版胴21も駆動し、徐々に増速され、次第に軸受22の温度が上昇し始める。このとき、本機駆動用モータ38の駆動開始時においては、三方切替弁16は弁16aが開弁状態、且つ、弁16bが閉弁状態となっており、軸受部3には給油量Aの潤滑油Gが給油されている。次いで、版胴21の回転速度Nが設定回転速度Noまで増速されると、三方切替弁16が駆動され、弁16aが閉弁されると共に弁16bが開弁される。これにより、軸受部3には給油量Bの潤滑油Gが給油されることになる。更に、版胴21の回転速度Nが増速されると、回転速度Nは一定となり印刷が行われる。そして、印刷が終了すると、版胴21は徐々に減速され、回転速度Nが設定回転速度Noに到達する。更に、減速されて回転速度Nが設定回転速度No未満になると、三方切替弁16が駆動され、弁16aが開弁されると共に弁16bが閉弁される。これにより、軸受部3には給油量Aの潤滑油Gが給油されることになる。
次に、図5を用いて制御装置31内における給油方法の処理について説明する。
先ず、ステップSa1で印刷機電源32がONであるか否かが判断される。ここで、可であれば、ステップSa2でポンプ駆動用モータ8が動作され、オイルバス2に溜められた潤滑油Gの給油管4への供給が開始される。次いで、ステップSa3で弁16aを開弁させると共に弁16bを閉弁させるように三方切替弁用アクチュエータ37が動作され、戻し管13及び分岐バイパス管14には潤滑油Gの一部が供給される一方、軸受部3には残りの給油量Aの潤滑油Gが供給される。また、否であれば、ステップSa1での検出が続けられる。
ステップSa4で印刷機駆動用ボタン33がONであるか否かが判断される。ここで、可であれば、ステップSa5で本機駆動用モータ38が動作され、同時に版胴21も動作される。また、否であれば、ステップSa12へ進む。次いで、ステップSa6で現在の版胴21の回転速度Nが給油量切替回転速度入力部35に予め設定された設定回転速度No以上であるか否かが判断される。ここで、可であれば、ステップSa7で弁16aを閉弁させると共に弁16bを開弁させるように三方切替弁用アクチュエータ37が動作され、戻し管13及び分岐バイパス管15には潤滑油Gの一部が供給される一方、軸受部3には残りの給油量Bの潤滑油Gが供給される。また、否であれば、ステップSa6での検出が続けられる。
ステップSa8で印刷機駆動停止用ボタン34がONであるか否かが判断される。ここで、可であれば、ステップSa9で本機駆動用モータ38が停止され、同時に版胴21も停止される。また、否であれば、ステップSa8での検出が続けられる。次いで、ステップSa10で版胴21の回転速度Nが給油量切替回転速度入力部35に予め設定された設定回転速度No未満であるか否かが判断される。ここで、可であれば、ステップSa11で弁16aを開弁させると共に弁16bを閉弁させるように三方切替弁用アクチュエータ37が動作され、戻し管13及び分岐バイパス管14には潤滑油Gの一部が供給される一方、軸受部3には残りの給油量Aの潤滑油Gが供給される。また、否であれば、ステップSa10での検出が続けられる。
ステップSa12で印刷機電源32がOFFであるか否かが判断される。ここで、可であれば、ステップSa13でポンプ駆動用モータ8が停止され、オイルバス2に溜められた潤滑油Gの供給管4への供給が停止されて処理が終了される。また、否であれば、ステップSa4に戻り処理が続けられる。
なお、上述した給油方法の処理では、ステップSa6,Sa7において回転速度Nが設定回転速度No以上(No≦N)で三方切替弁用アクチュエータ37を動作させると共に、ステップSa10,Sa11において回転速度Nが設定回転速度No未満(No>N)で三方切替弁用アクチュエータ37を動作させているが、ステップSa6,Sa7において回転速度Nが設定回転速度Noより大きくなったとき(No<N)に三方切替弁用アクチュエータ37を動作させると共に、ステップSa10,Sa11において回転速度Nが設定回転速度No以下になったとき(No≧N)に三方切替弁用アクチュエータ37を動作させても構わない。
従って、上述した構成をなすことにより、停止及び低回転時と高回転時とに応じて給油量を切り替えることができるので、停止及び低回転時に軸受部3からの油漏れを防止すると共に、高回転時に冷却に十分な給油量を軸受部3に給油することができる。また、高回転時の軸受温度上昇を抑制することができるので、軸受寿命維持、各動作不良等の防止及び印刷品の安定化を図ることができる。
図6は本発明の第2実施例に係る回転体の給油装置を備えた巻紙輪転印刷機の概略図、図7は制御装置の接続状態を示すブロック図、図8は給油方法を示すフローチャートである。
図6に示すように、巻紙輪転印刷機41には戻し管(バイパス管)42が設けられている。この戻し管42は、給油管4における熱交換器9と圧力スイッチ12との中間部と、オイルバス2との間に接続されている。また、戻し管42には、その上流側から順に、開閉弁43と調整弁(弁)17とが設けられている。なお、調整弁17、戻し管42及び開閉弁43はバイパス手段を構成するものである。
開閉弁43は、その開閉により戻し管42への潤滑油Gの流量を調整できるようになっている。つまり、開閉弁43を開弁状態にした場合には、給油管4に流れる潤滑油Gの一部を戻し管42に流すと共に、その残りの給油量Aの潤滑油Gを軸受部3に流すことができる。一方、開閉弁43を閉弁状態にした場合には、給油量Bとなる給油管4に流れる全ての潤滑油Gを軸受部3に流すことができる。そして、開閉弁43の弁動作は、後述する開閉弁用アクチュエータ44(図7参照)を駆動させることで可能となっている。また、開閉弁43の開弁時の流量は、調整弁17により調整可能となっている。
従って、ポンプ駆動用モータ8を駆動するとポンプ7が作動され、オイルバス2に溜められた潤滑油Gは給油管4に吸い上げられる。吸い上げられた潤滑油Gはフィルタ6を通過することにより浄化され、熱交換器9内で冷却水により熱交換(冷却)される。次いで、開閉弁43が開弁状態の場合には、戻し管42に潤滑油Gの一部がバイパスされてオイルバス2に戻されると共に、軸受部3に残りの給油量Aの潤滑油Gが給油される。一方、開閉弁43が閉弁状態の場合には、潤滑油Gはそのまま給油量Bで給油管4を流れて軸受部3に給油され、潤滑及び冷却を終えた後、戻し管5を通りオイルバス2に戻される。そして、戻し管5,42によりオイルバス2に戻された潤滑油Gは、再循環されて使用される。
次に、図7を用いて巻紙輪転印刷機41に設けられた制御装置31について説明する。
図7に示すように、制御装置31には、巻紙輪転印刷機41の電源である印刷機電源32、本機駆動用モータ38を駆動させる印刷機駆動用ボタン33、本機駆動用モータ38を停止させる印刷機駆動停止用ボタン34、給油量を切り替える版胴21の設定回転速度Noを入力する給油量切替回転速度入力部35、版胴21の回転速度Nを検出するエンコーダ36が接続されており、制御装置31はこれらから送られる信号が入力されるようになっている。また、制御装置31には、ポンプ7を駆動させるポンプ駆動用モータ8、開閉弁43を駆動させる開閉弁用アクチュエータ44、巻紙輪転印刷機41を駆動させる本機駆動用モータ38が接続されており、制御装置31はこれらに信号を出力するようになっている。
従って、巻紙輪転印刷機41は印刷機電源32がONにされることにより電源が入り、運転可能状態となる。この運転可能状態になると、ポンプ駆動用モータ8が駆動されると共に、開閉弁43の弁動作が行われる。また、運転可能状態において、印刷機駆動用ボタン33をONにすると本機駆動用モータ38が駆動され、印刷機駆動停止用ボタン34をONにすると本機駆動用モータ38が停止される。更に、版胴21は本機駆動用モータ38と同期するように接続されており、版胴21に付設されるエンコーダ36は版胴21の回転速度を検出し、その信号を制御装置31に出力する。
これにより、制御装置31では、エンコーダ36により検出された回転速度Nと、給油量切替回転速度入力部35により予め設定された設定回転速度Noとを比較する。そして、この比較した結果に基づいて開閉弁43の開閉を行う。即ち、回転速度Nが設定回転速度No未満の低回転時及び停止時においては、軸受部3への給油量を給油量Aとする一方、回転速度Nが設定回転速度No以上の高回転時においては、軸受部3への給油量を給油量Bとするように制御している。
従って、図4に示すように、本機駆動用モータ38を駆動すると同時に版胴21も駆動し、徐々に増速され、次第に軸受22の温度が上昇し始める。このとき、本機駆動用モータ38の駆動開始時においては、開閉弁43が開弁状態となっており、軸受部3には給油量Aの潤滑油Gが給油されている。次いで、版胴21の回転速度Nが設定回転速度Noまで増速されると、開閉弁43が駆動され、軸受部3には給油量Bの潤滑油Gが給油されることになる。更に、版胴21の回転速度Nが増速されると、回転速度Nは一定となり印刷が行われる。そして、印刷が終了すると、版胴21は徐々に減速され、回転速度Nが設定回転速度Noに到達する。更に、減速されて回転速度Nが設定回転速度No未満になると、開閉弁43が駆動され、軸受部3には給油量Aの潤滑油Gが給油されることになる。
次に、図8を用いて制御装置31内における給油方法の処理について説明する。
先ず、ステップSb1で印刷機電源32がONであるか否かが判断される。ここで、可であれば、ステップSb2でポンプ駆動用モータ8が動作され、オイルバス2に溜められた潤滑油Gの給油管4への供給が開始される。次いで、ステップSb3で開閉弁43を開弁させるように開閉弁用アクチュエータ44が動作され、戻し管42には潤滑油Gの一部が供給される一方、軸受部3には残りの給油量Aの潤滑油Gが供給される。また、否であれば、ステップSb1での検出が続けられる。
ステップSb4で印刷機駆動用ボタン33がONであるか否かが判断される。ここで、可であれば、ステップSb5で本機駆動用モータ38が動作され、同時に版胴21も動作される。また、否であれば、ステップSb12へ進む。次いで、ステップSb6で現在の版胴21の回転速度Nが給油量切替回転速度入力部35に予め設定された設定回転速度No以上であるか否かが判断される。ここで、可であれば、ステップSb7で開閉弁43を閉弁させるように開閉弁用アクチュエータ44が動作され、全ての潤滑油Gを戻し管42に流すことなく軸受部3に供給する。また、否であれば、ステップSb6での検出が続けられる。
ステップSb8で印刷機駆動停止用ボタン34がONであるか否かが判断される。ここで、可であれば、ステップSb9で本機駆動用モータ38が停止され、同時に版胴21も停止される。また、否であれば、ステップSb8での検出が続けられる。次いで、ステップSb10で版胴21の回転速度Nが給油量切替回転速度入力部35に予め設定された設定回転速度No未満であるか否かが判断される。ここで、可であれば、ステップSb11で開閉弁43を開弁させるように開閉弁用アクチュエータ44が動作され、戻し管42には潤滑油Gの一部が供給される一方、軸受部3には残りの給油量Aの潤滑油Gが供給される。また、否であれば、ステップSb10での検出が続けられる。
ステップSb12で印刷機電源32がOFFであるか否かが判断される。ここで、可であれば、ステップSb13でポンプ駆動用モータ8が停止され、オイルバス2に溜められた潤滑油Gの供給管4への供給が停止されて処理が終了される。また、否であれば、ステップSb4に戻り処理が続けられる。
なお、上述した給油方法の処理では、ステップSb6,Sb7において回転速度Nが設定回転速度No以上(No≦N)で開閉弁用アクチュエータ44を動作させると共に、ステップSb10,Sb11において回転速度Nが設定回転速度No未満(No>N)で開閉弁用アクチュエータ44を動作させているが、ステップSb6,Sb7において回転速度Nが設定回転速度Noより大きくなったとき(No<N)に開閉弁用アクチュエータ44を動作させると共に、ステップSb10,Sb11において回転速度Nが設定回転速度No以下になったとき(No≧N)に開閉弁用アクチュエータ44を動作させても構わない。
また、本実施例においては、開閉弁43の開弁状態では給油管4に流れる潤滑油Gを戻し管42にバイパスすると共に、軸受部3に給油する一方、閉弁状態では供給管4に流れる全ての潤滑油Gを軸受部3に流すようにしているが、開閉弁43の弁開度を可変にする、または、開閉弁43を開弁状態としたまま調整弁17の弁開度を調整することにより、軸受部3に流れる潤滑油Gの流量を制御してもよい。これにより、図4に示すような、版胴21の回転速度に基づいて軸受部3に給油される給油量を制御することができる。
即ち、図4に示すように、本機駆動用モータ38を駆動すると同時に版胴21も駆動し、徐々に増速され、次第に軸受22の温度が上昇し始める。このとき、本機駆動用モータ38の駆動開始時においては、開閉弁43が開弁状態で調整弁17の弁開度の調整、または、開閉弁43の弁開度の調整により、軸受部3には給油量Aの潤滑油Gが給油されている。次いで、版胴21の回転速度Nが設定回転速度Noまで増速されると、開閉弁43の弁開度、または、調整弁17の弁開度が更に大きくなる。これにより、軸受部3には給油量Bの潤滑油Gが給油されることになる。更に、版胴21の回転速度Nが増速されると、回転速度Nは一定となり印刷が行われる。そして、印刷が終了すると、版胴21は徐々に減速され、回転速度Nが設定回転速度Noに到達する。更に、減速されて回転速度Nが設定回転速度No未満になると、調整弁17の弁開度、または、開閉弁43の弁開度が小さくなる。これにより、軸受部3には給油量Aの潤滑油Gが給油されることになる。
従って、停止及び低回転時において開閉弁43を開弁させる一方、高回転時において開閉弁43を閉弁させることにより、停止及び低回転時と高回転時とに応じて給油量を切り替えることができるので、停止及び低回転時に軸受部3から油漏れを防止すると共に、高回転時に冷却に十分な給油量を軸受部3に給油することができる。
図9は本発明の第3実施例に係る回転体の給油装置を備えた巻紙輪転印刷機の概略図、図10は制御装置の接続状態を示すブロック図、図11は給油方法を示すフローチャートである。
図9に示すように、巻紙輪転印刷機51では、給油管4を流れる潤滑油Gをバイパスさせることなく、ポンプ駆動用モータ8を駆動制御することによりポンプ7の吐出量(給油量)を調整するようにした構成となっている。なお、ポンプ7及びポンプ駆動用モータ8は流量調整手段を構成するものである。
従って、ポンプ駆動用モータ8を駆動するとポンプ7が作動され、オイルバス2に溜められた潤滑油Gは給油管4に吸い上げられる。吸い上げられた潤滑油Gはフィルタ6を通過することにより浄化され、熱交換器9内で冷却水により熱交換(冷却)される。このとき、ポンプ7による給油管4への潤滑油Gの吐出量(給油量)はポンプ駆動用モータ8の駆動により可変になっており、その吐出量は給油量Aまたは給油量Bに制御される。そして、軸受部3に給油された給油量Aあるいは給油量Bの潤滑油Gは、潤滑及び冷却を終えた後、戻し管5を通りオイルバス2に戻され、再循環されて使用される。
次に、図3を用いて巻紙輪転印刷機51に設けられた制御装置31について説明する。
図10に示すように、制御装置31には、巻紙輪転印刷機51の電源である印刷機電源32、本機駆動用モータ38を駆動させる印刷機駆動用ボタン33、本機駆動用モータ38を停止させる印刷機駆動停止用ボタン34、給油量を切り替える版胴21の設定回転速度Noを入力する給油量切替回転速度入力部35、版胴21の回転速度Nを検出するエンコーダ36が接続されており、制御装置31はこれらから送られる信号が入力されるようになっている。また、制御装置31には、ポンプ7を駆動させるポンプ駆動用モータ8、巻紙輪転印刷機51を駆動させる本機駆動用モータ38が接続されており、制御装置31はこれらに信号を出力するようになっている。
従って、巻紙輪転印刷機51は印刷機電源32がONにされることにより電源が入り、運転可能状態となる。この運転可能状態になると、ポンプ駆動用モータ8が駆動されると共に、ポンプ7の吐出量の制御が行われる。また、運転可能状態において、印刷機駆動用ボタン33をONにすると本機駆動用モータ38が駆動され、印刷機駆動停止用ボタン34をONにすると本機駆動用モータ38が停止される。更に、版胴21は本機駆動用モータ38と同期するように接続されており、版胴21に付設されるエンコーダ36は版胴21の回転速度を検出し、その信号を制御装置31に出力する。
これにより、制御装置31では、エンコーダ36により検出された回転速度Nと、給油量切替回転速度入力部35により予め設定された設定回転速度Noとを比較する。そして、この比較した結果に基づいてポンプ7の吐出量の切り替えを行う。即ち、回転速度Nが設定回転速度No未満の低回転時及び停止時においては、軸受部3への給油量を給油量Aとする一方、回転速度Nが設定回転速度No以上の高回転時においては、軸受部3への給油量を給油量Bとするように制御している。
即ち、図4に示すように、本機駆動用モータ38を駆動すると同時に版胴21も駆動し、徐々に増速され、次第に軸受22の温度が上昇し始める。このとき、本機駆動用モータ38の駆動開始時においては、ポンプ駆動用モータ8によりポンプ7の吐出量が制御され、軸受部3には給油量Aの潤滑油Gが給油されている。次いで、版胴21の回転速度Nが設定回転速度Noまで増速されると、ポンプ7の吐出量が多くなるように制御される。これにより、軸受部3には給油量Bの潤滑油Gが給油されることになる。更に、版胴21の回転速度Nが増速されると、回転速度Nは一定となり印刷が行われる。そして、印刷が終了すると、版胴21は徐々に減速され、回転速度Nが設定回転速度Noに到達する。更に、減速されて回転速度Nが設定回転速度No未満になると、ポンプ7の吐出量が少なくなるように制御される。これにより、軸受部3には給油量Aの潤滑油Gが給油されることになる。
次に、図11を用いて制御装置31内における給油方法の処理について説明する。
先ず、ステップSc1で印刷機電源32がONであるか否かが判断される。ここで、可であれば、ステップSc2でポンプ駆動用モータ8が低速回転で動作され、ポンプ7から吐き出される潤滑油Gは給油量Aに制御される。また、否であれば、ステップSc1での検出が続けられる。
ステップSc3で印刷機駆動用ボタン33がONであるか否かが判断される。ここで、可であれば、ステップSc4で本機駆動用モータ38が動作され、同時に版胴21も動作される。また、否であれば、ステップSc2へ進む。次いで、ステップSc5で現在の版胴21の回転速度Nが給油量切替回転速度入力部35に予め設定された設定回転速度No以上であるか否かが判断される。ここで、可であれば、ステップSc6でポンプ駆動用モータ8が高速回転で動作され、ポンプ7から吐き出される潤滑油Gは給油量Bに制御される。また、否であれば、ステップSc5での検出が続けられる。
ステップSc7で印刷機駆動停止用ボタン34がONであるか否かが判断される。ここで、可であれば、ステップSc8で本機駆動用モータ38が停止され、同時に版胴21も停止される。また、否であれば、ステップSc7での検出が続けられる。次いで、ステップSc9で版胴21の回転速度Nが給油量切替回転速度入力部35に予め設定された設定回転速度No未満であるか否かが判断される。ここで、可であれば、ステップSc10でポンプ駆動用モータ8が低回転で動作され、ポンプ7から吐き出される潤滑油Gは給油量Aに制御される。また、否であれば、ステップSc9での検出が続けられる。
ステップSc11で印刷機電源32がOFFであるか否かが判断される。ここで、可であれば、ステップSc12でポンプ駆動用モータ8が停止され、オイルバス2に溜められた潤滑油Gの供給管4への供給が停止されて処理が終了される。また、否であれば、ステップSc13に戻り処理が続けられる。
なお、上述した給油方法の処理では、ステップSc5,Sc6において回転速度Nが設定回転速度No以上(No≦N)でポンプ駆動用モータ8を高速回転で動作させると共に、ステップSc9,Sc10において回転速度Nが設定回転速度No未満(No>N)でポンプ駆動用モータ8を低速回転で動作させているが、ステップSc5,Sc6において回転速度Nが設定回転速度Noより大きくなったとき(No<N)にポンプ駆動用モータ8を高速回転で動作させると共に、ステップSc9,Sc10において回転速度Nが設定回転速度No以下になったとき(No≧N)にポンプ駆動用モータ8を低速回転で動作させても構わない。
従って、停止及び低回転時においてポンプ駆動用モータ8を低速回転で駆動する一方、高回転時においてポンプ駆動用モータ8を高速回転で駆動することにより、停止及び低回転時と高回転時とに応じて給油量を切り替えることができるので、停止及び低回転時に軸受部3から油漏れを防止すると共に、高回転時に冷却に十分な給油量を軸受部3に給油することができる。
なお、第1実施例では、給油管4から分岐バイパス管14,15、三方切替弁16及び調整弁17,18を介して戻し管13に潤滑油Gの一部をバイパスするようにしているが、給油管4から分岐バイパス管14,15、三方切替弁16及び調整弁17,18を介して戻し管5に潤滑油Gの一部をバイパスするようにしても構わない。同様に、第2実施例では、給油管4から調整弁17及び開閉弁43を介して戻し管42に潤滑油Gの一部をバイパスするようにしているが、給油管4から調整弁17及び開閉弁43を介して戻し管5に潤滑油Gの一部をバイパスするようにしても構わない。また、給油量切替回転速度入力部35に設定回転速度Noを予め入力するようにしているが、制御装置31に設定回転速度Noを予め入力できるように構成しても構わない。
低回転から高回転まで広範囲に亘り使用される回転体の給油装置に適用可能である。
本発明の第1実施例に係る回転体の給油装置を備えた巻紙輪転印刷機の概略図である。 軸受部の断面図である。 制御装置の接続状態を示すブロック図である。 時間経過における版胴の回転速度と軸受部に給油される給油量との関係を示した図である。 給油方法を示すフローチャートである。 本発明の第2実施例に係る回転体の給油装置を備えた巻紙輪転印刷機の概略図である。 制御装置の接続状態を示すブロック図である。 給油方法を示すフローチャートである。 本発明の第3実施例に係る回転体の給油装置を備えた巻紙輪転印刷機の概略図である。 制御装置の接続状態を示すブロック図である。 給油方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1,41,51 巻紙輪転印刷機
2 オイルバス
3 軸受部
4 給油管
5,13,42 戻し管
6 フィルタ
7 ポンプ
8 ポンプ駆動用モータ
9 熱交換器
10 冷却管
11 冷却器
12 圧力スイッチ
14,15 分岐バイパス管
16 三方切替弁
16a,16b 弁
17,18 調整弁
21 版胴
22 軸受
23 フレーム
24 ラビリンス外輪
25 ラビリンス内輪
26 隙間
27 カバー
28 給油通路
29 排油通路
30 ハウジング
31 制御装置
32 印刷機電源
33 印刷機駆動用ボタン
34 印刷機駆動停止用ボタン
35 給油量切替回転速度入力部
36 エンコーダ
37 三方切替弁用アクチュエータ
38 本機駆動用モータ
43 開閉弁
44 開閉弁用アクチュエータ

Claims (11)

  1. 軸受を介してフレームに回転可能に支持される回転体と、前記軸受に潤滑油を給油すると共に前記軸受の外部に該潤滑油を排油する給油手段とを備えた回転体の給油装置において、
    前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときに、給油量を多くするように前記給油手段を制御する制御手段を備えた
    ことを特徴とする回転体の給油装置。
  2. 請求項1に記載の回転体の給油装置において、
    給油する潤滑油の一部をバイパスすると共に該バイパス流量を可変可能にするバイパス流量可変手段を設け、
    前記制御手段は、前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときに、前記軸受への給油量を多くするように前記バイパス流量可変手段を制御する
    ことを特徴とする回転体の給油装置。
  3. 請求項2に記載の回転体の給油装置において、
    前記バイパス流量可変手段は、
    第1の弁が設けられた第1バイパス管と、
    前記第1の弁よりも弁開度が小さい第2の弁が設けられた第2バイパス管と、
    前記第1バイパス管または前記第2バイパス管に潤滑油の一部を供給する切替弁とからなる
    ことを特徴とする回転体の給油装置。
  4. 請求項3に記載の回転体の給油装置において、
    前記制御手段は、
    前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときに、前記第2バイパス管に潤滑油を供給するように前記切替弁を制御する一方、
    前記回転体が所定回転速度未満になったとき、または、前記回転体が所定回転速度以下になったときに、前記第1バイパス管に潤滑油を供給するように前記切替弁を制御する
    ことを特徴とする回転体の給油装置。
  5. 請求項1に記載の回転体の給油装置において、
    給油する潤滑油の一部を開閉動作によりバイパスするバイパス手段を設け、
    前記制御手段は、前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときに、前記軸受への給油量を多くするように前記バイパス手段を制御する
    ことを特徴とする回転体の給油装置。
  6. 請求項5に記載の回転体の給油装置において、
    前記バイパス手段は、
    給油する潤滑油の一部をバイパス管にバイパスする開閉弁と、
    前記バイパス管に設けられた弁とからなる
    ことを特徴とする回転体の給油装置。
  7. 請求項6に記載の回転体の給油装置において、
    前記制御手段は、
    前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときに、前記バイパス管に潤滑油を供給しないように前記開閉弁を制御する一方、
    前記回転体が所定回転速度未満になったとき、または、前記回転体が所定回転速度以下になったときに、前記バイパス管に潤滑油を供給するように前記開閉弁を制御する
    ことを特徴とする回転体の給油装置。
  8. 請求項1に記載の回転体の給油装置において、
    給油する潤滑油の流量を可変可能にする流量調整手段を設け、
    前記制御手段は、前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときに、前記軸受への給油量を多くするように前記流量調整手段を制御する
    ことを特徴とする回転体の給油装置。
  9. 請求項8に記載の回転体の給油装置において、
    流量調整手段は、
    前記軸受に潤滑油を給油するポンプと、
    前記ポンプの吐出量を調整するポンプ用モータとからなる
    ことを特徴とする回転体の給油装置。
  10. 請求項9に記載の回転体の給油装置において、
    前記制御手段は、
    前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときに、前記軸受への給油量を多くするように前記ポンプ用モータを制御する一方、
    前記回転体が所定回転速度未満になったとき、または、前記回転体が所定回転速度以下になったときに、前記軸受への給油量を少なくするように前記ポンプ用モータを制御する
    ことを特徴とする回転体の給油装置。
  11. 請求項1に記載の回転体の給油装置において、
    前記制御手段は、
    前記回転体が所定回転速度以上になった後、または、前記回転体が所定回転速度を超えた後、
    前記回転体が所定回転速度未満及び停止したとき、または、前記回転体が所定回転速度以下及び停止したときに、
    前記回転体が所定回転速度以上になったとき、または、前記回転体が所定回転速度を超えたときの給油量よりも少なく給油するように前記給油手段を制御する
    ことを特徴とする回転体の給油装置。
JP2006161799A 2005-09-21 2006-06-12 回転体の給油装置 Pending JP2007113780A (ja)

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