JP2007111189A - 便座装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明が解決しようとする課題は、便座・便蓋の着脱作業を容易に行うことのできる便座装置を提供する。
【解決手段】便座装置の本体部の右側面には便座を開閉駆動するためのヒンジピン14Rが突設され、左側面には便蓋12を開閉駆動するためのヒンジピン14Lが突設されている。便座の基端部11bには、ヒンジピン14Lの先端部14aを回動不能に保持するためのヒンジピン保持部15Lが設けられ、便座の基端部11aには、ヒンジピン14Rの軸部に回動可能に係合するヒンジピン受部11dが設けられている。便蓋12の基端部12bには、便座11の基端部11bの円形突起部11cの外面に回転可能に係合する受部12dが設けられ、便蓋12の基端部12aには、ヒンジピン14Rの先端部14aを回転不能に保持するヒンジピン保持部15Rが設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、洋式便器に設けられる便座、便蓋の開閉機構を備えた便座装置に関する。
洋式便器の便座、便蓋の開閉機構を備えた便座装置については、従来、様々な方式のものが開発されているが、便座、便蓋の開閉動作の略中心となる基端部に、ヒンジピンを着脱可能に保持する保持部を設け、この保持部に、ヒンジピンを保持したり、解除したりするための回転式受け部を設けた便座装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−65543号公報
特許文献1記載の「トイレ装置」において、装置本体から便座や便蓋を取り外すときには、便座や便蓋を直立させた状態とし、回転式受け部を回転させることによって係合を解除した後、装置本体から便座や便蓋を持ち上げると、ヒンジピンから便座や便蓋を抜き取ることができる。しかしながら、前述した回転式受け部は、便座・便蓋と装置本体との間の狭い隙間に設けられているため、回転式受け部を回転操作するのが極めて困難である。
また、便座・便蓋を装置本体に装着する際には、予め、回転式受け部を回転させて、ヒンジピンを保持部に係合させた後、回転式受け部を反対方向に回転させて元の状態に戻さなければ、便座・便蓋を確実に保持することができない。このため、ヒンジピンを保持部に係合させた後、前述した回転式受け部の反転操作を忘れると、便座や便蓋を手で開いたときに、便座や便蓋が外れてしまうことがある。
本発明が解決しようとする課題は、便座・便蓋の着脱作業を容易に行うことのできる便座装置を提供することにある。
本発明の便座装置は、便座または便蓋を開閉駆動するためのヒンジピンが側面から突出して設けられた本体部と、前記ヒンジピンに支持された便座または便蓋と、を備えた便座装置において、
前記便座または便蓋の基端部に前記ヒンジピンの先端部を回転不能に保持するヒンジピン保持部を設け、前記ヒンジピンを前記ヒンジピン保持部に着脱するための開口部を当該ヒンジピン保持部の側面に設け、前記ヒンジピンの軸方向に往復移動させることにより前記開口部を開閉する保持体を前記ヒンジピン保持部に設けたことを特徴とする。
このような構成とすれば、便座または便蓋の基端部に設けられたヒンジピン保持部は、保持体をヒンジピンの軸方向に往復移動させることによって、その側面にある開口部を開閉することが可能となるため、保持体を所定方向に移動させて開口部を開放状態にすれば、ヒンジピンをヒンジピン保持部に着脱することができる。また、ヒンジピンをヒンジピン保持部に保持した後、保持体を移動させて開口部を閉塞すればヒンジピンはヒンジピン保持部に確実に保持される。従って、便座または便蓋を開閉駆動するためのヒンジピンが側面から突出して設けられた本体部と、ヒンジピンに支持された便座または便蓋と、を備えた便座装置において、便座・便蓋の着脱作業を容易に行うことができるようになる。
一方、本発明の便座装置は、便座を開閉駆動するための便座支持用のヒンジピンおよび便蓋を開閉駆動するための便蓋支持用のヒンジピンが左右両側面からそれぞれ突設された本体部と、前記便座支持用のヒンジピンに支持された便座と、前記便蓋支持用のヒンジピンに支持された便蓋と、を備えた便座装置において、
前記便座の一方の基端部に前記便座支持用のヒンジピンの先端部を回動不能に保持するためのヒンジピン保持部を設け、前記便座の他方の基端部に前記便蓋支持用のヒンジピンの軸部に回動可能に係合するヒンジピン受部を設け、
前記便蓋の一方の基端部に前記便座の基端部外面に回転可能に係合する受部を設け、前記便蓋の他方の基端部に前記便蓋支持用のヒンジピンの先端部を回転不能に保持するヒンジピン保持部を設け、
前記ヒンジピンを前記ヒンジピン保持部に着脱するための開口部を当該ヒンジピン保持部の側面に設け、前記ヒンジピンの軸方向に往復移動させることにより前記開口部を開閉する保持体を当該ヒンジピン保持部に設けたことを特徴とする。
このような構成とすれば、便座を開閉駆動するための便座支持用のヒンジピンと、便蓋を開閉駆動するための便蓋支持用のヒンジピンとが左右両側面からそれぞれ突設された本体部と、前記便座支持用のヒンジピンに支持された便座と、前記便蓋支持用のヒンジピンに支持された便蓋と、を備えた便座装置において、前述と同様、便座・便蓋の着脱作業を容易に行うことができるようになる。
ここで、前記開口部を閉塞する方向へ前記保持体を付勢するための弾性体を設ければ、保持体は常に開口部を閉塞する方向へ付勢されるため、ヒンジピンをヒンジピン保持部に保持した後に開口部の閉塞を忘れるような事態が発生しなくなり、便座・便蓋を確実に保持することができるようになる。
この場合、前記ヒンジピンの先端部を前記ヒンジピン保持部に装着するとき、前記ヒンジピンの先端部との当接時に受ける押圧力より前記保持体を前記開口部の開放方向へ移動させるヒンジピン案内面を当該保持体に設けることが望ましい。このような構成とすれば、ヒンジピンをヒンジピン保持部に保持するとき、ヒンジピンの先端部をヒンジピン案内面に当接させ、摺動させていくだけで、保持体が開放方向へ移動して、開口部が開放されていくため、便座・便蓋の装着作業が容易となる。
また、前記保持体を前記ヒンジピンの軸方向に手動操作するための操作部を当該保持体に設ければ、操作部を手指などで操作して保持体をヒンジピンの軸方向に移動させることが可能となるため、便蓋・便座の着脱作業がさらに容易となる。
一方、前記便座または前記便蓋を略直立状態にしたとき、前記操作部がそれぞれ前記便座または前記便蓋の基端部の下方に露出して手動操作可能となるように配置すれば、操作部は、便座・便蓋が倒伏状態にあるときは目立たず、便座・便蓋を取り外したいときは、便座または便蓋を略直立状態にするだけで、操作しやすい位置に来るようになるため、操作性が向上する。
本発明により、便座・便蓋の着脱作業を容易に行うことのできる便座装置を提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態である便座装置を示す斜視図、図2は図1のA−A線における便座・便蓋を開いた状態を示す一部省略断面図、図3はヒンジピン保持部の開口部が開放した状態を示す断面図、図4は図1に示す便座装置を構成するヒンジピン保持部の斜視図、図5は図4に示すヒンジピン保持部の分解斜視図である。
図1,図2に示すように、本実施形態の便座装置10は、洋式便器17の後部上面に設置される本体部10aと、本体部10aの正面側に倒伏・起立可能に取り付けられた便座11および便蓋12とを備えている。本体部10aの右側面には、便座11を開閉駆動するための便座支持用のヒンジピン14Rが突設され、本体部10aの左側面には便蓋12を開閉駆動するための便蓋支持用のヒンジピン14Lが突設されている。ヒンジピン14Rは本体部10aの右側の駆動機構収納部13aから突出した状態に設けられ、ヒンジピン14Lは本体部10aの左側の駆動機構収納部13bから突出した状態に設けられ、いずれのヒンジピン14L,14RもT字形状の先端部14aを有している。
便座11の左側の基端部11bには、便座支持用のヒンジピン14Lの先端部14aを回動不能に保持するためのヒンジピン保持部15Lが設けられ、便座11の右側の基端部11aには、便蓋支持用のヒンジピン14Rの軸部に回動可能に係合するヒンジピン受部11dが設けられている。また、便蓋12の左側の基端部12bには、便座11の左側の基端部11bの左端部に突設された円形突起部11cの外面に回転可能に係合する受部12dが設けられ、便蓋12の右側の基端部12aには、便蓋支持用のヒンジピン14Rの先端部14aを回転不能に保持するヒンジピン保持部15Rが設けられている。
さらに、左右のヒンジピン14L,14Rを、それぞれヒンジピン保持部15L,15Rの収容部15fに着脱するための開口部15pが、当該ヒンジピン保持部15L,15Rの側面に設けられ、ヒンジピン14L,14Rの軸方向に往復移動させることにより、それぞれの開口部15pを開閉するための保持体15aが当該ヒンジピン保持部15L,15Rに設けられている。即ち、図3に示すように、ヒンジピン保持部15Rにおいて手動操作により保持体15aを矢印方向に移動させると開口部15pが開き、手を離すと、後述するコイルバネ15bの復元力により保持体15aは元の位置に戻って開口部15pが閉塞される。なお、図3はヒンジピン保持部15Rを示しているが、ヒンジピン保持部15Lも同じ構造、機能を有している。
ここで、図4,図5を参照して、ヒンジピン保持部15L,15Rの構造、機能などについて説明する。なお、ヒンジピン保持部15L,15Rは左右対称をなすように配置されているが、前述したように、互いに同じ構造、機能を有している。
図4に示すように、ヒンジピン保持部15L,15Rにおいては、その本体部15iの正面側にヒンジピン14L,14Rの先端部14aを着脱可能に保持するための収容部15fが設けられ、この収容部15fと連通する状態で開口部15pが開設されている。この収容部15fは、ヒンジピン14L,14RのT字形状の先端部14aを回転不能に保持できる形状、大きさに形成されているので、ヒンジピン14L,14Rが回転するとヒンジピン保持部15L,15Rが従動する。また、開口部15pの180度反対側には、ビス16(図2参照)を介してヒンジピン保持部15L,15Rを基端部11b,12aに固定するためのビス取付部15qが突設されている。ヒンジピン14L,14R(図2参照)の軸方向Dに往復移動させることにより開口部15pを開閉する保持体15aが本体部15iの下面側に配置されている。この状態において保持体15aの操作部15hおよびヒンジピン14L,14Rの軸方向Dに対して傾斜させたヒンジピン案内面15gは本体部15iの下面側から露出している。
図5に示すように、ヒンジピン保持部15L,15Rの本体部15iの背面側には、保持体15aの上部に設けられた一対の摺動部15nを軸方向D(図2参照)にスライド可能に収容するために一対の摺動溝15mが設けられ、保持体15aの背面側にはコイルバネ15bを保持するための保持孔15dが設けられ、保持体15aおよびコイルバネ15bを本体部15iに取り付けるための押さえ板15cを備えている。保持体15aの摺動部15nを本体部15iの摺動溝15mに差し込み、コイルバネ15bの先端を保持孔15dに挿入し、押さえ板15cの正面側に設けられたバネ保持突起15eをコイルバネ15bの基端部に挿入するとともに、一対の係止用爪片15jを本体部15i両側の係止部15kにそれぞれ係合させるようにして、押さえ板15cを本体部15iに固定すれば、ヒンジピン保持部15L,15Rが形成される。
図2に示したように、ヒンジピン保持部15Rは便蓋12の基端部12b内に配置されるとともにビス取付部15qから基端部12bにビス16を螺着することによって固定され、ヒンジピン保持部15Lは便座11の基端部11b内に配置されるとともにビス取付部15qから基端部11bにビス16を螺着することによって固定されている。そして、便座装置10の本体部10aの駆動機構収納部13a,13bに内蔵された駆動機構(図示せず)によって回転駆動されるヒンジピン14L,14Rにより、便座11、便蓋12をそれぞれ起立、倒伏するようになっている。
ここで、図6〜図9を参照して、便座装置10の本体部10aから便蓋12、便座11を取り外す際の作業手順について説明する。図6,図7は、便座装置10における便蓋12の取り外し手順を示す斜視図であり、図8,図9は便座装置10における便座11の取り外し手順を示す斜視図である。
図6,図7に示すように、便蓋12を垂直に立てた状態で右の手Hで支え、便蓋12の基端部12aの下面にある操作部15hを左の手Hで外側にスライドさせて開口部15pを開き、その状態を保ったまま便蓋12の基端部12aを引き上げると、基端部12a内のヒンジピン保持部15Rがヒンジピン14Rの先端部14aから離脱する。この後、便蓋12の基端部12bを外側に移動させると、図2で示した便座11の基端部11bの円形突起部11cから、基端部12bの受部12dが離脱するため、便蓋12全体を取り外すことができる。
この後、図8に示すように、便座11を垂直に立てた状態で左の手Hで支え、便座11の基端部11bの下面にある操作部15hを右の手Hで外側にスライドさせて開口部15pを開き、その状態を保ったまま、図9に示すように、便座11の基端部11bを引き上げると、基端部11b内のヒンジピン保持部15Lがヒンジピン14Lの先端部14aから離脱する。この後、便座11の基端部11aを引き上げると、そのヒンジピン受部11dがヒンジピン14Rから離脱するので、基端部11aがヒンジピン14Rから外れる。
次に、図10〜図13を参照して、便座装置10の本体部10aに便座11、便蓋12を取り付ける際の作業手順について説明する。図10,図11は便座装置10における便座11の取り付け手順を示す斜視図であり、図12,図13は便座装置10における便蓋12の取り付け手順を示す斜視図である。
図10に示すように、便座11を左右の手Hで持ち、便座11の基端部11aの下面側に開口するヒンジピン受部11d(図2参照)をヒンジピン14Rの軸部に装着するとともに、便座11の基端部11bの下面から露出する保持体15aのヒンジピン案内面15gをヒンジピン14Lの先端部14a上に乗せる。そして、図11に示すように、便座11を左右の手Hで支えたまま、便座11を洋式便器17の後部へ傾けながら下方へ押し込むと、ヒンジピン14Lの先端部14aがヒンジピン案内面15g(図2参照)に沿って摺動しながらこれを押圧するため、保持体15aはコイルバネ15bの付勢力に抗しながら外側へ移動して開口部15pを開いていき、先端部14aが収容部15fに収容された瞬間にコイルバネ15bの付勢力によって元の位置に復帰する。このとき、便座11の基端部11bから「カチッ」という音がするので、便座11の取り付けが完了したことが判る。
次に、図12,図13に示すように、便座11を洋式便器17上に倒伏させた後、便蓋12の基端部12bの受部12d(図2参照)を、便座11の基端部11bの円形突起部11cに装着し、便蓋12の基端部12aの下面から露出する保持体15aのヒンジピン案内面15g(図2参照)をヒンジピン14Rの先端部14a上に乗せる。そして、図13に示すように、便蓋12を左右の手Hで支えたまま、便蓋12を下方へ押し込むと、前述と同様、ヒンジピン14Rの先端部14aがヒンジピン案内面15g(図2参照)を摺動しながら押圧するため、保持体15aはコイルバネ15bの付勢力に抗しながら外側へ移動して開口部15pを開いていき、先端部14aが収容部15fに収容された瞬間にコイルバネ15bの付勢力により元の位置に復帰する。このとき、便蓋12の基端部12aから「カチッ」という音がするので、便蓋12の取り付けが完了したことが判る。
本実施形態の便座装置10においては、便座11の基端部11bに設けられたヒンジピン保持部15L、便座12の基端部12aに設けられたヒンジピン保持部15Rは、それぞれの保持体15aをヒンジピン14L,14Rの軸方向Dに往復移動させることによって、その側面にある開口部15pを開閉可能である。従って、保持体15aを移動させて開口部15pを開放すれば、ヒンジピン14L,14Rの先端部14aをそれぞれヒンジピン保持部15L,15Rから離脱させることができる。
また、ヒンジピン14L,14Rが、ヒンジピン14L,14Rの先端部14aで保持体15aを移動させてヒンジピン保持部15L,15Rに挿入・保持されると、コイルバネ15bの復元力により保持体15aが自動的に復帰して開口部15pが閉塞されるためヒンジピン14L,14Rはヒンジピン保持部15L,15Rに確実に保持される。このように、便座11、便蓋12を開閉駆動するためのヒンジピン14L,14Rがそれぞれ左右側面から突出して設けられた本体部10aと、ヒンジピン14L,14Rに支持された便座11、便蓋12と、を備えた便座装置10において、便座11・便蓋12の着脱作業を容易に行うことができる。
また、ヒンジピン保持部15L,15Rにはそれぞれの開口部15pを閉塞する方向へ保持体15aを付勢するための弾性体であるコイルバネ15bを設けているため、保持体15aは常に開口部15pを閉塞する方向へ付勢されている。従って、ヒンジピン14L,14Rをヒンジピン保持部15L,15Rに保持した後に開口部15pの閉塞を忘れるような事態が発生せず、便座11・便蓋12を確実に保持することができる。
さらに、ヒンジピン14L,14Rの先端部14aをヒンジピン保持部15L,15Rに装着するとき、ヒンジピン14L,14Rの先端部14aとの当接時に受ける押圧力より保持体15aを開口部15pの開放方向へ移動させるヒンジピン案内面15gを当該保持体15aに設けている。このため、ヒンジピン14L,14Rをヒンジピン保持部15L,15Rに保持するとき、ヒンジピン14L,14Rの先端部14aをヒンジピン案内面15gに当接させ、摺動させていくだけで、保持体15aが開放方向へ移動して、開口部15pが開放されていくため、便座11・便蓋12の装着作業は極めて容易である。
また、保持体15aをヒンジピン14L,14Rの軸方向Dに手動操作するための操作部15hを当該保持体15aの下方に設けているため、操作部15hを手指などで操作して保持体15aをヒンジピン14L,14Rの軸方向Dに簡単に移動させることでき、便座11・便蓋12の着脱作業の容易化に有効である。
さらに、便座11、便蓋12を略直立状態にしたとき、便座11の基端部11bの下方および便蓋12の基端部12aの下方に、それぞれの操作部15hが露出して手動操作可能となるように配置されている。従って、操作部15hは、便座11・便蓋12が倒伏状態にあるときは目立たず、便座11・便蓋12を取り外したいときは操作しやすい位置に来るようになるため、操作性も良好である。なお、便座11及び便蓋12の双方を開くと、それぞれの操作部15hが下方に露出するので、左右の操作部15hの操作を同時に行えば、便座11及び便蓋12を同時に取り外すことができる。また、同時に取り外した便座11及び便蓋12は、便座11の円形突起部11cと便蓋12の受部12dが係合しているだけなので、便座11と便蓋12は取り外し後にきわめて簡単に分離することができる。
本発明は、一般住宅や公共施設のトイレなどにおいて広く利用することができる。
本発明の実施の形態である便座装置を示す斜視図である。 図1のA−A線における便座・便蓋を開いた状態を示す一部省略断面図である。 ヒンジピン保持部の開口部が開放した状態を示す断面図である。 図1に示す便座装置を構成するヒンジピン保持部の斜視図である。 図4に示すヒンジピン保持部の分解斜視図である。 図1に示す便座装置における便蓋の取り外し手順を示す斜視図である。 図1に示す便座装置における便蓋の取り外し手順を示す斜視図である。 図1に示す便座装置における便座の取り外し手順を示す斜視図である。 図1に示す便座装置における便座の取り外し手順を示す斜視図である。 図1に示す便座装置における便座の取り付け手順を示す斜視図である。 図1に示す便座装置における便座の取り付け手順を示す斜視図である。 図1に示す便座装置における便蓋の取り付け手順を示す斜視図である。 図1に示す便座装置における便蓋の取り付け手順を示す斜視図である。
符号の説明
10 便座装置
10a 本体部
11 便座
11a,11b,12a,12b 基端部
11c 円形突起部
11d ヒンジピン受部
12 便蓋
12d 受部
13a,13b 駆動機構収納部
14L,14R ヒンジピン
14a 先端部
15L,15R ヒンジピン保持部
15a 保持体
15b コイルバネ
15c 押さえ板
15d 保持孔
15e バネ保持突起
15f 収容部
15g ヒンジピン案内面
15h 操作部
15i 本体部
15j 係止用爪片
15k 係止部
15m 摺動溝
15n 摺動部
15p 開口部
15q ビス取付部
16 ビス
D 軸方向

Claims (6)

  1. 便座または便蓋を開閉駆動するためのヒンジピンが側面から突出して設けられた本体部と、前記ヒンジピンに支持された便座または便蓋と、を備えた便座装置において、
    前記便座または便蓋の基端部に前記ヒンジピンの先端部を回転不能に保持するヒンジピン保持部を設け、前記ヒンジピンを前記ヒンジピン保持部に着脱するための開口部を当該ヒンジピン保持部の側面に設け、前記ヒンジピンの軸方向に往復移動させることにより前記開口部を開閉する保持体を前記ヒンジピン保持部に設けたことを特徴とする便座装置。
  2. 便座を開閉駆動するための便座支持用のヒンジピンおよび便蓋を開閉駆動するための便蓋支持用のヒンジピンが左右両側面からそれぞれ突設された本体部と、前記便座支持用のヒンジピンに支持された便座と、前記便蓋支持用のヒンジピンに支持された便蓋と、を備えた便座装置において、
    前記便座の一方の基端部に前記便座支持用のヒンジピンの先端部を回動不能に保持するためのヒンジピン保持部を設け、前記便座の他方の基端部に前記便蓋支持用のヒンジピンの軸部に回動可能に係合するヒンジピン受部を設け、
    前記便蓋の一方の基端部に前記便座の基端部外面に回転可能に係合する受部を設け、前記便蓋の他方の基端部に前記便蓋支持用のヒンジピンの先端部を回転不能に保持するヒンジピン保持部を設け、
    前記ヒンジピンを前記ヒンジピン保持部に着脱するための開口部を当該ヒンジピン保持部の側面に設け、前記ヒンジピンの軸方向に往復移動させることにより前記開口部を開閉する保持体を当該ヒンジピン保持部に設けたことを特徴とする便座装置。
  3. 前記開口部を閉塞する方向へ前記保持体を付勢するための弾性体を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の便座装置。
  4. 前記ヒンジピンの先端部を前記ヒンジピン保持部に装着するとき、前記ヒンジピンの先端部との当接時に受ける押圧力より前記保持体を前記開口部の開放方向へ移動させるヒンジピン案内面を当該保持体に設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の便座装置。
  5. 前記保持体を前記ヒンジピンの軸方向に手動操作するための操作部を当該保持体に設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の便座装置。
  6. 前記便座または前記便蓋を略直立状態にしたとき、前記操作部がそれぞれ前記便座または前記便蓋の基端部の下方に露出して手動操作可能となるように配置した請求項5記載の便座装置。
JP2005304802A 2005-10-19 2005-10-19 便座装置 Expired - Fee Related JP4619921B2 (ja)

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