JP2007110039A - 固体レーザ励起モジュール - Google Patents
固体レーザ励起モジュール Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007110039A JP2007110039A JP2005302003A JP2005302003A JP2007110039A JP 2007110039 A JP2007110039 A JP 2007110039A JP 2005302003 A JP2005302003 A JP 2005302003A JP 2005302003 A JP2005302003 A JP 2005302003A JP 2007110039 A JP2007110039 A JP 2007110039A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solid
- state laser
- laser
- excitation
- excitation light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
- Lasers (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明の固体レーザ励起モジュールは、レーザ光入射面と排熱面を有する固体レーザ媒質31と、レーザ光入射面に光学的に接合された無添加媒質32とから構成され、励起光入射側面を有する平板状の固体レーザチップ3と、励起光入射面10と固体レーザチップ3の励起光入射側面に近接配置された励起光出力面11とを有するスラブ導波路2と、固体レーザ媒質31の排熱面側に設けられ、レーザ光入射面から入射して固体レーザ媒質31内を伝搬したレーザ光を反射する全反射膜5と、固体レーザ媒質31の排熱面から全反射膜5を介して排熱する冷却手段7とを備えている。
【選択図】図1
Description
励起された薄ディスク型レーザ媒質で発生した熱は、入射面に対向する面を排熱面として排熱する。この構成では、排熱方向が光軸と平行になるため、熱レンズ効果や熱複屈折効果もほとんど発生しない。従って、レーザ出力に依存してレーザ共振条件が変化することがなく、高出力なレーザ光を安定に得ることが可能である。このように薄ディスクレーザ媒質には、他の形状のレーザ媒質では得られない特有の利点がある。
従って、このようにディスク径の小さいレーザ媒質に励起光を集中させると、発熱密度が大きくなる。これにより、励起時にレーザ媒質の温度が過度に上昇すると、レーザ媒質自体が熱破壊してしまう可能性がある。
更に、一般に、レーザ媒質は温度が上昇すると発生する利得も小さくなるため、増幅の効率も低下するという問題があった。
しかしながら、高出力な励起源は励起光の幅が広いため、ディスクの側面から励起光をディスク内に入射させるためには、薄ディスク型レーザ媒質の厚さを大きくする必要があった。
一般に、アクティブミラー方式ではディスクの反射面から排熱を行うため、ディスクの厚さが大きいほど薄ディスク型レーザ媒質の温度が上昇する。このため、レーザ媒質が発生する利得が小さくなり、増幅の効率も低下するという問題があった。
薄ディスクの側面から入射した励起光は、薄ディスクの上下面間で反射を繰り返しながら伝搬する。この時、励起光はレーザ活性媒質が添加された平板状のレーザ媒質部を通過する時に吸収され、レーザ活性媒質が添加されていない平板状の無添加媒質部を通過する時には吸収されずに伝搬する。従って、励起光がレーザ媒質部を通過する場所は、励起光の伝搬する角度に依存して飛び飛びとなり、励起分布が一様とならない。このような場合、励起光を吸収することで発生する利得も一様の分布とならないため、高輝度なレーザ発振が困難となり、増幅器として用いた場合でも、増幅後のレーザ光のビーム品質が増幅前のレーザ光のビーム品質より低下する等の課題があった。
また、励起光を吸収することで発熱したレーザ活性媒質は、ディスクの反射面(排熱面)を通して冷却手段へ排熱されるが、発熱量に応じて温度が上昇する。従って励起分布に依存して、温度分布も一様にならないという課題があった。
一般に温度が変化すると屈折率が変化するため、温度差のある媒質を通過した光は屈折する。従って、局所的なレンズ作用が薄ディスク(平板)面内で多数存在することとなり、更に、高輝度なレーザ発振が困難となり、増幅時のビーム品質の低下も引き起こす等の課題があった。
前記固体レーザチップの励起光入射側面から入射した励起光は、前記固体レーザ媒質に入射した後、前記固体レーザ媒質と前記無添加媒質とを伝搬して、前記固体レーザ媒質で吸収される。
以下、この発明の実施の形態1について説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る固体レーザ励起モジュールの構成を示す正面図である。図2は、第1図の固体レーザ励起モジュールを上面図である。図3は、図1の固体レーザモジュールの構成において、励起光の伝搬を示す正面図である。
図1、2において、固体レーザ励起モジュールは、冷却手段7と、冷却手段7に接合剤6を介して接合した全反射膜5と、全反射膜5上に設けた固体レーザチップ3と、固体レーザチップ3上に形成した反射防止膜1と、励起源21と、集光レンズ(速軸方向集光手段)43を備えている。
固体レーザチップ3は、全反射膜5側の固体レーザ媒質31と、反射防止膜1側の無添加媒質32との二層構造からなり、その側面に励起光を入射する励起光入射側面を有する。
反射防止膜1は、略全てのレーザ光を透過して、透過したレーザ光は固体レーザチップ3に入射する。反射防止膜1としては、例えば、誘電体薄膜を積層して構成したものが挙げられる。
無添加媒質32は、固体レーザ媒質31のZ軸方向の厚さに比べて大きな厚さを有している。無添加媒質32は、固体レーザ媒質31とオプティカルコンタクト、または、拡散接合等により、光学的に接合されている。無添加媒質32は、例えば、固体レーザ媒質31のホスト材料や固体レーザ媒質31と略同じ屈折率を有する結晶、或いはガラス材料等で構成される。
固体レーザ媒質31としては、一般的な固体レーザ媒質を使用することができる。例えば、Nd:YAG、Nd:YLF、Nd:Glass、Yb:YAG、Yb:YLF、Yb:KYW、Er:Glass、Er:YAG、Tm:YAG、Tm:YLF、Ho:YAG、Ho:YLF、Tm,Ho:YAG、Tm,Ho:YLF、Ti:Sapphire、Cr:LiSAF等を用いる。
固体レーザ媒質31の光軸9に垂直な断面は、円形、楕円形、多角形等、任意の形状を用いることができるが、特にレーザ光が光軸9に平行に入射する場合には、光軸9に対称な円形や正多角形が望ましい。
接合剤6は、固体レーザ媒質31で発生した熱を、全反射膜5を介して冷却手段7へ排熱する。接合剤6としては、例えば、金属半田や光学接着剤、熱伝導性接着剤等が挙げられる。
励起源21は、励起光を出力するLD(Laser Diode)バー22を複数積層し、それぞれのLDバー22の前方には、出力される励起光の速軸方向を平行化するコリメートレンズ40を備えている。
また、速軸方向に平行化されたそれぞれの励起光を一括して集光する、励起光の速軸方向に曲率を有する集光レンズ43を励起光の光軸上に配置し、集光レンズ43の焦点位置にスラブ導波路2の励起光入射面10を配置する。
また、複数のLDがバー状に配置されたLDバーを、更に複数積層したスタックLDを用いてもよい。このような光源の場合、特に高出力な励起光を得られるが、発光面積が大きいためスラブ導波路2の励起光入射面10からスラブ導波路2の内部に効率良く入射させることは困難である。従って、レンズ等のビーム径縮小用光学部品を用いて集光し、励起源8のビーム径を小さくして入射させることで入射効率を改善することができる。
しかし、励起源のビーム品質とビーム径縮小用光学部品の外形や収差量に応じて、縮小可能なビーム径が決まっているため、スラブ導波路2の励起光入射面10の厚さや幅は縮小可能なビーム径よりも大きくしておくことが望ましい。
また、励起源21として単層のLDバー22を用いて、スラブ導波路2の励起光入射面10に近接配置してもよい。このようにした場合、コリメートレンズ40と集光レンズ43を配置する必要が無く、より簡便に構成することが可能である。
図3において、スラブ導波路2の励起光入射面10からスラブ導波路2内に入射した励起光8は、スラブ導波路2の励起光入射面10と励起光出力面11以外の全ての面で反射を繰り返しながら伝搬して、励起光出力面11から出力される。
固体レーザ媒質31と無添加媒質32は光学的に接合されているので、固体レーザ媒質31の上部に達した励起光8は、固体レーザ媒質31のレーザ光入射面に入射して吸収され、固体レーザ媒質31は利得を発生させる。
なお、図1では、光軸9が固体レーザ媒質31のディスク面(XY面)と直交する場合について示したが、光軸9を固体レーザ媒質31に対して傾斜させてもよい。
固体レーザ媒質31で吸収され尽くされなかった励起光8は、再び無添加媒質32に入射し、固体レーザ媒質31と無添加媒質32の接合面(レーザ光入射面)と対向する無添加媒質32の面で反射され、再び固体レーザ媒質31に入射して吸収される。
また、スラブ導波路2内での励起光8の進行方向がZ軸方向に対して大きい角度である場合には、反射回数が少なく、固体レーザ媒質31に再入射する回数も少くなくなるものの、固体レーザ媒質31に対して、Z軸方向に大きな角度で入射するため、1回あたりの固体レーザ媒質31内での光路長は長くなり、高い吸収率を得ることができる。
このようにして、励起光8は高い吸収率で固体レーザ媒質31に吸収され、固体レーザ媒質31は大きな利得を発生することができる。
従って、励起光8を吸収することで発熱する固体レーザ媒質31は十分に薄くすることができるので温度上昇が小さくなり、温度上昇に伴う利得の低下や励起光吸収効率の低下を最小限にすることができ、高出力なレーザ発振器や増幅器を構成することができる。
なお、励起光出力面11と励起光入射面10との励起面積を等しく構成し、対向する2つの側面を平行としてもよい。
図4において、スラブ導波路2のX軸方向をテーパ状にした場合、励起光入射面10からスラブ導波路2内に入射した励起光8の一部はテーパ状の側面(以下、テーパ面)で反射されるので、X軸方向の大きさを小さくして励起光出力面11から出力され、固体レーザチップ3の励起光入射側面に入射する。
スラブ導波路2のテーパ面で反射しない成分は、励起源21から固体レーザチップ3までXY面内では直線的に伝搬し、固体レーザチップ3内でY軸方向に対して略平行に伝搬しながら固体レーザ媒質31に吸収される。
一方、スラブ導波路2のテーパ面で反射する成分は、固体レーザチップ3内でY軸方向に対して傾斜(2θ)して伝搬する。
従って、固体レーザ媒質31に吸収される励起光8は、Y軸方向に平行な成分と斜め成分があるため、合成の分布は、平行な成分しか無い場合に比べて均一性の高い分布となる。
θ11=2θ<Sin-1(1/N2) (1)
但し、θ=2Tan-1((W1−W2)/2L)
例えば、励起光8のX軸方向をレンズで縮小する構成の場合、レンズ効果により焦点位置では中央部分の強度が強い分布になる。その結果、X軸方向の均一性が悪くなることから、高輝度レーザ発振や均一性のよい増幅が困難である。
それに対して、励起光出力面11のX軸方向の大きさを励起光入射面10よりも小さくしたスラブ導波路2を用いることで、ディスク面全体を均一性良く励起することが可能になる。その結果、発生する利得もディスク面全体で均一性のよいものとなり、高輝度レーザ発振や均一性のよい増幅が可能となる。
なお、固体レーザチップ3以外は省略して図示している。
図5において、固体レーザチップ3のXZ面内における4側面がそれぞれ略鉛直である場合には、同4側面で全反射して周回する蛍光の光路が存在するため、寄生発振が生じやすい。このような光路を寄生発振パス71と呼ぶ。従って、固体レーザ媒質31の厚さ方向から入射するレーザ光に対する利得が減少し、レーザ出力や増幅が小さくなる場合がある。
上記問題を解決するために、図5の固体レーザチップ3を、図6に示すように、XZ面内のディスク面以外の2側面を傾斜させるように構成してもよい。
なお、図6には反射防止膜1のX軸方向の長さが、全反射膜5のX軸方向の長さよりも長い場合の固体レーザチップ3の側面の傾斜について示したが、反射防止膜1のX軸方向の長さが、全反射膜5のX軸方向の長さよりも短いように固体レーザチップ3の側面を傾斜させてもよい。
同様に、図1には反射防止膜1のY軸方向の長さが、全反射膜5のY軸方向の長さよりも長い場合の固体レーザチップ3の側面の傾斜について図示したが、反射防止膜1のY軸方向の長さが、全反射膜5のY軸方向の長さよりも短いように固体レーザチップ3の側面を傾斜させてもよい。
このように構成することで、蛍光72は大きなエネルギーを抜き出す前に固体レーザチップ3の外に伝搬するため、寄生発振が発生しない等の特徴がある。従って、高出力で高効率なレーザ発振器や増幅器を提供できる等の特徴がある。
スラブ導波路2と固体レーザチップ3は光学的には接合されていないため、熱伝達は互いに影響しない。固体レーザ媒質31は発熱体であり、排熱は固体レーザ媒質31の排熱面及び反射防止膜1と接合剤6を介して冷却手段7へと行われる。
スラブ導波路2には固体レーザ媒質31で発生した熱は伝導しないため、スラブ導波路2の温度上昇は小さく、熱歪みの発生も小さい。従って、温度上昇に伴うスラブ導波路2の応力の発生が小さいことから、スラブ導波路2の位置変動が小さく励起光8の輸送効率の劣化が発生しない。
また、固体レーザチップ3の熱容量を小さくすることができるので、励起に伴う固体レーザ媒質31の温度変化は短時間になる。そのため、レーザ出力の安定性が高い等の特徴がある。
図7において、励起源21(コリメートレンズ40、LDバー22を含む)、集光レンズ43、スラブ導波路2を4回転対称に配置し、固体レーザチップ3を4方向から励起する構成とする、図1で示した2方向からの対向励起時に比べ、更に高出力で励起することが可能である。このように構成することで、より高出力な励起が可能であり、高出力なレーザ光を出力するレーザ装置として使用することが可能である。
図8において、固体レーザチップ3は、固体レーザ媒質31と同一平面内において、固体レーザ媒質31の外周部分に無添加媒質32を備える。また、無添加媒質32のディスク面の外形は多角形である。固体レーザ媒質31と無添加媒質32は光学的に接合している。
このように構成することで、固体レーザ媒質31を円形や楕円形等の形状にした場合でも、固体レーザチップ3の入射端面(励起光入射側面)を直線の面とすることができるので、6面体のスラブ導波路2から励起光8を導入することができる。特に、固体レーザ媒質31が円形である場合には、円形のレーザ光に対する重なりが高いため、より高効率に高出力が得られる等の特徴がある。
以下、この発明の実施の形態2について説明する。図9は、この発明の実施の形態2に係る固体レーザ励起モジュールの構成において、その一例を示す上面図である。図9の上段は、下段の破線部分を拡大したものである。なお、図9では、1方向からの励起についてのみ示しているが、図示せぬものについては図1の構成と同じである。また、その他の構成についても、実施の形態1と同様の部分は説明を省略する。
以下、この発明の実施の形態3について説明する。図10は、この発明の実施の形態3に係る固体レーザ励起モジュールの構成において、その一例を示す上面図である。図10の上段は、下段の破線部分を拡大したものである。なお、図10では、1方向からの励起についてのみ示しているが、図示せぬものについては図1の構成と同じである。また、その他の構成についても、実施の形態1と同様の部分は説明を省略する。
固体レーザ媒質31が励起されることで利得を持ち、蛍光を発生するが、実施の形態2と同様に、固体レーザチップ3の荒らし面51に入射した光は拡散して反射されるので、周回光路がなく、寄生発振が起こらない等の特徴がある。
以下、この発明の実施の形態4について説明する。図11は、この発明の実施の形態4に係る固体レーザ励起モジュールの構成において、その一例を示す上面図である。なお、図11では、1方向からの励起についてのみ示しているが、図示せぬものについては図1の構成と同じである。また、その他の構成についても、実施の形態1と同様の部分は説明を省略する。
この時、励起光8が光学面53で全反射し、固体レーザチップ3内を伝搬する条件は
n2<n1×Sin(θPump) (2)
である。
また、蛍光が固体レーザチップ3のディスク面で全反射せずに透過する条件は、固体レーザチップ3のXZ面の4側面が略鉛直である場合は
n1×Sin(θPar)<n2 (3)
である。
従って、励起光8は固体レーザチップ3内に閉じ込められるが、蛍光は周回して増幅する前に固体レーザチップ外に放出されるための条件は
n1×Sin(θPar)<n2<n1×Sin(θPump) (4)
となる。
従って、θPar≦56.7°の蛍光が光学面53を透過する条件は、数式(3)より、1.52<n2となる。
更に、θPump=20°と仮定すると、数式(2)より、n2<1.71が得られる。
従って、低屈折材の屈折率n2を、1.52<n2<1.71とすることで、励起光が固体レーザチップ3内に閉じ込められるため高効率に固体レーザ媒質31を励起することが可能であり、蛍光は固体レーザチップ3内を1周回できないので寄生発振が生じない。
このように、数式(4)で示される条件を満たすように設定することにより、高効率で高出力なレーザ発振器や増幅器を提供できる等の特徴がある。
以下、この発明の実施の形態5について説明する。図12は、この発明の実施の形態5に係る固体レーザ励起モジュールの構成において、その一例を示す上面図である。なお、図12では、1方向からの励起についてのみ示しているが、図示せぬものについては、図1の構成と同じである。また、その他の構成についても、実施の形態1と同様の部分は説明を省略する。
発光面積が大きな励起源21を用いた場合、スラブ導波路2のXY面と平行な面の法線と励起光8との角度が小さくなるため、大きな全反射角度が要求される。そのため、スラブ導波路2のXY面と平行な面を保持面として用いた場合、必然的に励起源21の大きさが制限されてしまう。
Claims (11)
- レーザ光入射面より入射した励起光を吸収して発生した利得によりレーザ光を増幅すると共に励起時に発生した熱を前記レーザ光入射面と対向する排熱面から排熱する固体レーザ媒質と、前記固体レーザ媒質の前記レーザ光入射面に光学的に接合された無添加媒質とから構成され、励起光を導入する励起光入射側面を有する平板状の固体レーザチップと、
励起光入射面と前記固体レーザチップの前記励起光入射側面に近接配置された励起光出力面とを有し、前記励起光入射面より導入して伝搬した励起光を前記励起光出力面から出力して前記固体レーザチップの前記励起光入射側面に入射するスラブ導波路と、
前記固体レーザ媒質の前記排熱面側に設けられ、前記レーザ光入射面から入射して前記固体レーザ媒質内を伝搬したレーザ光を反射する全反射膜と、
前記全反射膜と接合され、前記固体レーザ媒質の前記排熱面から前記全反射膜を介して排熱する冷却手段とを備え、
前記固体レーザチップの励起光入射側面から入射した励起光は、前記固体レーザ媒質に入射した後、前記固体レーザ媒質と前記無添加媒質とを伝搬して、前記固体レーザ媒質で吸収されることを特徴とする固体レーザ励起モジュール。 - 前記励起光を出力する半導体レーザと、
前記半導体レーザの速軸方向に曲率を持ち、通過した速軸方向の励起光を集光する速軸方向集光手段とを備え、
前記速軸方向集光手段で集光した励起光の大きさが最小となる位置に、前記スラブ導波路の前記励起光入射面を配置したことを特徴とする請求項1記載の固体レーザ励起モジュール。 - 前記スラブ導波路は、前記励起光入射面の面積より励起光出力面の面積の方が小さいことを特徴とする請求項1記載の固体レーザ励起モジュール。
- 前記固体レーザチップの前記励起光入射側面の法線が前記レーザ光入射面の法線に対して傾斜しており、
前記スラブ導波路の前記励起光出力面の法線と前記固体レーザチップの前記励起光入射側面の法線とが略平行であることを特徴とする請求項1記載の固体レーザ励起モジュール。 - 前記無添加媒質のレーザ光軸方向の厚さが、前記固体レーザ媒質のレーザ光軸方向の厚さより厚いことを特徴とする請求項1記載の固体レーザ励起モジュール。
- 前記固体レーザチップの平板面と前記励起光入射側面とを除く側面の法線が、前記レーザ光入射面の法線に対して傾斜していることを特徴とする請求項1記載の固体レーザ励起モジュール。
- 前記固体レーザチップが、
略円形状の前記固体レーザ媒質と、前記固体レーザ媒質の周囲に光学的に接合された多角形状の前記無添加媒質から構成されることを特徴とする請求項1記載の固体レーザモジュール。 - 前記固体レーザチップの平板面と前記励起光入射側面とを除く側面が、荒らし面であることを特徴とする請求項1記載の固体レーザ励起モジュール。
- 前記固体レーザチップの前記荒らし面に隣接して配置された反射手段を備え、
前記荒らし面を通過した励起光が前記反射手段により反射され、前記固体レーザチップ内に再入射されることを特徴とする請求項8記載の固体レーザ励起モジュール。 - 前記固体レーザチップの平板面と励起光入射側面とを除く側面に、前記固体レーザチップの屈折率よりも低い屈折率を有する低屈折材を光学的に接合したことを特徴とする請求項1記載の固体レーザ励起モジュール。
- 前記スラブ導波路の前記励起光入射面と前記励起光出力面とを除く一対の対向する側面に、前記スラブ導波路の屈折率よりも低い屈折率を有する保持手段を光学的に接合したことを特徴とする請求項1記載の固体レーザモジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005302003A JP2007110039A (ja) | 2005-10-17 | 2005-10-17 | 固体レーザ励起モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005302003A JP2007110039A (ja) | 2005-10-17 | 2005-10-17 | 固体レーザ励起モジュール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007110039A true JP2007110039A (ja) | 2007-04-26 |
Family
ID=38035641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005302003A Pending JP2007110039A (ja) | 2005-10-17 | 2005-10-17 | 固体レーザ励起モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007110039A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007188980A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-07-26 | Japan Science & Technology Agency | 寄生発振防止レーザー装置 |
WO2009028078A1 (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-05 | Mitsubishi Electric Corporation | 固体レーザ素子 |
JPWO2009028079A1 (ja) * | 2007-08-30 | 2010-11-25 | 三菱電機株式会社 | 固体レーザ素子 |
JP2012248609A (ja) * | 2011-05-26 | 2012-12-13 | Mitsubishi Electric Corp | 平面導波路型レーザ装置 |
JP2013537708A (ja) * | 2010-07-20 | 2013-10-03 | テールズ | 横レージングを抑制したレーザービームを増幅する装置 |
WO2014087468A1 (ja) | 2012-12-03 | 2014-06-12 | 三菱電機株式会社 | 平面導波路型レーザ励起モジュールおよび平面導波路型波長変換レーザ装置 |
JP2014187225A (ja) * | 2013-03-25 | 2014-10-02 | Ricoh Co Ltd | レーザ発振装置及びレーザ加工機 |
JP2017501583A (ja) * | 2013-12-27 | 2017-01-12 | アカデミー オブ オプト−エレクトロニクス,チャイニーズ アカデミー オブ サイエンシズ | 多次元レーザダイオード積層体のサイドポンプに基づく大開口レーザ増幅器 |
WO2017022142A1 (ja) * | 2015-08-04 | 2017-02-09 | 三菱電機株式会社 | 半導体レーザ装置 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10215014A (ja) * | 1997-01-28 | 1998-08-11 | Toshiba Corp | 固体レーザ装置 |
JPH11163446A (ja) * | 1997-11-28 | 1999-06-18 | Mitsubishi Electric Corp | 固体レーザロッド励起モジュール |
JPH11346028A (ja) * | 1998-06-01 | 1999-12-14 | Nec Corp | アレイ式半導体レーザ用光結合装置及び該装置を含むスタック型半導体レーザ用光結合装置 |
JP2002141585A (ja) * | 2000-10-30 | 2002-05-17 | Shibuya Kogyo Co Ltd | 固体レーザ発振装置 |
JP2002540590A (ja) * | 1998-10-26 | 2002-11-26 | コヒーレント・インク | 高電力外部空洞光学的ポンピング半導体レーザー |
JP2004521490A (ja) * | 2001-01-22 | 2004-07-15 | ザ・ボーイング・カンパニー | 高出力用側面励起アクティブミラー固体レーザ |
WO2004114476A1 (ja) * | 2003-06-20 | 2004-12-29 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 固体レーザ励起モジュール |
WO2006001063A1 (ja) * | 2004-06-28 | 2006-01-05 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 固体レーザ励起モジュール |
-
2005
- 2005-10-17 JP JP2005302003A patent/JP2007110039A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10215014A (ja) * | 1997-01-28 | 1998-08-11 | Toshiba Corp | 固体レーザ装置 |
JPH11163446A (ja) * | 1997-11-28 | 1999-06-18 | Mitsubishi Electric Corp | 固体レーザロッド励起モジュール |
JPH11346028A (ja) * | 1998-06-01 | 1999-12-14 | Nec Corp | アレイ式半導体レーザ用光結合装置及び該装置を含むスタック型半導体レーザ用光結合装置 |
JP2002540590A (ja) * | 1998-10-26 | 2002-11-26 | コヒーレント・インク | 高電力外部空洞光学的ポンピング半導体レーザー |
JP2002141585A (ja) * | 2000-10-30 | 2002-05-17 | Shibuya Kogyo Co Ltd | 固体レーザ発振装置 |
JP2004521490A (ja) * | 2001-01-22 | 2004-07-15 | ザ・ボーイング・カンパニー | 高出力用側面励起アクティブミラー固体レーザ |
WO2004114476A1 (ja) * | 2003-06-20 | 2004-12-29 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 固体レーザ励起モジュール |
WO2006001063A1 (ja) * | 2004-06-28 | 2006-01-05 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 固体レーザ励起モジュール |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007188980A (ja) * | 2006-01-12 | 2007-07-26 | Japan Science & Technology Agency | 寄生発振防止レーザー装置 |
WO2009028078A1 (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-05 | Mitsubishi Electric Corporation | 固体レーザ素子 |
JPWO2009028079A1 (ja) * | 2007-08-30 | 2010-11-25 | 三菱電機株式会社 | 固体レーザ素子 |
US20100303120A1 (en) * | 2007-08-30 | 2010-12-02 | Mitsubishi Electric Corporation | Solid-state laser element |
US8705586B2 (en) | 2007-08-30 | 2014-04-22 | Mitsubishi Electric Corporation | Solid-state laser element |
JP5208118B2 (ja) * | 2007-08-30 | 2013-06-12 | 三菱電機株式会社 | 固体レーザ素子 |
JP2013537708A (ja) * | 2010-07-20 | 2013-10-03 | テールズ | 横レージングを抑制したレーザービームを増幅する装置 |
US9209590B2 (en) | 2010-07-20 | 2015-12-08 | Thales | Device for amplifying a laser beam with suppression of transverse lasing |
JP2012248609A (ja) * | 2011-05-26 | 2012-12-13 | Mitsubishi Electric Corp | 平面導波路型レーザ装置 |
WO2014087468A1 (ja) | 2012-12-03 | 2014-06-12 | 三菱電機株式会社 | 平面導波路型レーザ励起モジュールおよび平面導波路型波長変換レーザ装置 |
US9312655B2 (en) | 2012-12-03 | 2016-04-12 | Mitsubishi Electric Corporation | Planar waveguide laser pumping module and planar waveguide wavelength conversion laser device |
JP2014187225A (ja) * | 2013-03-25 | 2014-10-02 | Ricoh Co Ltd | レーザ発振装置及びレーザ加工機 |
JP2017501583A (ja) * | 2013-12-27 | 2017-01-12 | アカデミー オブ オプト−エレクトロニクス,チャイニーズ アカデミー オブ サイエンシズ | 多次元レーザダイオード積層体のサイドポンプに基づく大開口レーザ増幅器 |
WO2017022142A1 (ja) * | 2015-08-04 | 2017-02-09 | 三菱電機株式会社 | 半導体レーザ装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5330801B2 (ja) | レーザ利得媒質、レーザ発振器及びレーザ増幅器 | |
JP2007110039A (ja) | 固体レーザ励起モジュール | |
EP2475054A1 (en) | Collinearly pumped multiple thin disk active medium and its pumping scheme | |
WO2011027731A1 (ja) | 平面導波路型レーザ装置 | |
JP5208118B2 (ja) | 固体レーザ素子 | |
JPWO2006001063A1 (ja) | 固体レーザ励起モジュール | |
KR101857751B1 (ko) | 슬랩 고체 레이저 증폭장치 | |
WO2011027579A1 (ja) | 平面導波路型レーザ装置 | |
US20040076211A1 (en) | Solid state laser amplifier | |
WO2011027471A1 (ja) | 平面導波路型レーザのための固体レーザ励起モジュール | |
JP4101838B2 (ja) | 固体レーザ励起モジュール及びレーザ発振器 | |
JPWO2004114476A1 (ja) | 固体レーザ励起モジュール | |
JP2007299962A (ja) | 薄ディスクレーザ装置 | |
JP5645753B2 (ja) | 平面導波路型レーザ装置 | |
JP2013038096A (ja) | 平面導波路型レーザ装置 | |
JP4402048B2 (ja) | 固体レーザ励起モジュール及びレーザ発振器 | |
JP6342080B2 (ja) | 平面導波路型レーザ装置 | |
JP2013254861A (ja) | 平面導波路型光増幅器 | |
JPWO2016140154A1 (ja) | 固体レーザ媒質及び固体レーザ光増幅器 | |
JP3953937B2 (ja) | レーザー装置 | |
JP2011146556A (ja) | 半導体レーザー励起固体レーザー装置 | |
JP2007059591A (ja) | 光励起ディスク型固体レーザ共振器、光励起ディスク型固体レーザシステム | |
WO2000022702A1 (fr) | Amplificateur de lumiere, dispositif et procede d'amplification de lumiere | |
JP2006261431A (ja) | 半導体レーザ励起固体レーザ装置 | |
JP3546795B2 (ja) | 固体レーザ増幅器および固体レーザ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20071003 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20080625 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080728 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101221 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110121 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110927 |