JP2007109731A - 半導体装置の製造方法、半導体装置、電気光学装置および電子機器 - Google Patents

半導体装置の製造方法、半導体装置、電気光学装置および電子機器 Download PDF

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一幸 宮下
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Abstract

【課題】正スタガ構造において、ソース・ドレイン電極間に位置するチャネル領域の不純物濃度の低減を図りトランジスタ特性を向上させる技術を提供する。
【解決手段】ガラス基板10の上部に、少なくともその表面部に不純物(不純物層13a、13b)を含有するソース・ドレイン電極12a、12bをレジスト膜14a、14bをマスクにエッチングした後、レジスト膜を残存させた状態で、例えば絶縁性の液体材料を塗布し、ソース・ドレイン電極12a、12bおよびその上部の不純物層13a、13bの側壁を覆うように絶縁膜15を形成し、その後、レジスト膜14a、14bを除去し、半導体膜16a、ゲート絶縁膜17およびゲート電極Gを順次形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、絶縁ゲート電界効果トランジスタ(MISFET:metal insulator semiconductor field effect transistor)を有する半導体装置、特に、薄膜トランジスタ(TFT:thin film transistor)を有する半導体装置の製造方法等に関するものである。
液晶やエレクトロルミネッセンス(EL:electroluminescence)素子を利用した表示装置のスイッチング素子や駆動回路としてTFTが広く用いられている。
中でも、多結晶シリコン(ポリシリコン)を用いたTFTは、キャリア移動度が高く、ガラス基板のような透明の絶縁基板上に作成することができるという特徴を有しており、上記表示装置に用いて好適である。
また、ソース・ドレイン電極がゲート電極より下側に配置される正スタガ(トップゲート)構造のTFTは、その構造が比較的簡単であり、フォトリソ工程が少ない等の利点を有している。
このようなTFTは、ソース・ドレイン電極と、その上部の半導体層と、半導体層上にゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極とを有する。
ここで、半導体層とソース・ドレイン電極との間には、良好なオーミックコンタクトをとることが重要である。例えば、下記特許文献1(特開平8−78699)には、ソース電極とドレイン電極とを形成した後、その上部からPH3によるプラズマ処理を行い表面層にP(リン)を拡散させることにより寄生容量が小さく、オン抵抗が小さいTFTを製造することが記載されている。
しかしながら、追って詳細に説明するように、PH3によるプラズマ処理を行った場合、基板全面にかかる処理を施した後、チャネル領域となるアモルファスシリコンを成膜することとなる。
従って、アモルファスシリコン層のバックチャネル領域にPが拡散し、界面準位を形成するため、トランジスタ特性を劣化させてしまう。
そこで、例えば、下記特許文献2(特開平10−294466)では、ソース・ドレイン電極間に露出しているシリコン酸化膜の表面を、ドライあるいはウエット処理により平坦化し、この上部に付着するP濃度を抑制する技術が開示されている。
特開平8−78699号公報 特開平10−294466号公報
しかしながら、上記特許文献2に記載の方法を用いても、ソース・ドレイン電極間に露出しているシリコン酸化膜がPH3プラズマにさらされることに変わりはなく、バックチャネル領域中のP濃度をある程度抑制できるにすぎなかった。
本発明は、TFTのバックチャネル部の不純物濃度の低減を図りトランジスタ特性を向上させる技術を提供することを目的とする。
(1)本発明の半導体装置の製造方法は、(a)基板上に、導電膜および不純物を含む不純物ドープ半導体膜を積層する導電膜形成工程と、(b)前記不純物ドープ半導体膜上にレジストマスクを形成し、前記導電膜および前記不純物ドープ半導体膜のエッチングを行って相互が離間したソース電極およびドレイン電極を形成するパターニング工程と、(c)前記ソース電極およびドレイン電極の少なくとも側壁を覆う絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、(d)前記ソース電極、前記絶縁膜および前記ドレイン電極上に半導体膜を形成する半導体膜形成工程と、(e)前記ソース電極およびドレイン電極間上の前記半導体膜上にゲート電極を形成するゲート電極形成工程と、を含むものである。
このような製造方法によれば、前記ソース電極およびドレイン電極の側壁が絶縁膜で覆われるため電極と半導体膜が接触することを防ぐことができ、不純物による半導体膜への汚染が低減され、半導体装置の特性の向上を図ることができる。
(2)本発明の半導体装置は、(a)基板と、(b)前記基板上に離間して配置され、導電膜とその上部に位置する不純物を含む不純物半導体膜との積層膜よりなるソース電極およびドレイン電極と、(c)前記ソース電極およびドレイン電極の少なくとも側壁を覆う絶縁膜と、(d)前記ソース電極およびドレイン電極間上の前記半導体膜上に、ゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、を有するものである。
このような構成によれば、ソース電極およびドレイン電極の側壁が絶縁膜で覆われるため電極と半導体膜が接触することを防ぐことができ、不純物による半導体膜への汚染が低減されており、半導体装置の特性の向上を図ることができる。
(3)本発明の電気光学装置は、前記半導体装置を有するものである。ここで「電気光学装置」とは、本発明にかかる半導体装置を備えた、電気的作用によって発光するあるいは外部からの光の状態を変化させる電気光学素子を備えた装置一般をいい、自ら光を発するものと外部からの光の通過を抑制するものの双方を含む。例えば、電気光学素子として、液晶素子、電気泳動粒子が分散した分散媒体を有する電気泳動素子、EL素子、電界の印加により発生した電子を発光板に当てて発光させる電子放出素子を備えたアクティブマトリクス型の表示装置等がある。
(4)本発明の電子機器は、前記半導体装置を有するものである。ここで「電子機器」とは、本発明にかかる半導体装置を備えた一定の機能を奏する機器一般をいい、例えば電気光学装置やメモリを備えて構成される。その構成に特に限定はないが、例えばICカード、携帯電話、ビデオカメラ、パーソナルコンピュータ、ヘッドマウントディスプレイ、リア型またはフロント型のプロジェクター、さらに表示機能付ファックス装置、デジタルカメラのファインダ、携帯型TV、PDA、電子手帳、電光掲示板、宣伝広告用ディスプレイなどが含まれる。
<実施の形態1>
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。なお、同一の機能を有するものには同一もしくは関連の符号を付し、その繰り返しの説明を省略する。
図1は、本実施の形態のTFTの製造方法を示す工程断面図である。
図1(a)に示すように、ガラス基板(基板、透明基板、絶縁性基板)10上に下地保護膜(下地酸化膜、下地絶縁膜)11として例えば酸化シリコン膜を形成する。この酸化シリコン膜は、TEOS(tetra ethyl ortho silicate、テトラエトキシシラン)および酸素ガスなどを原料ガスとして、例えばプラズマCVD(chemical vapor deposition、化学気相成長)法を用いて形成する。
次いで、下地保護膜11上に、導電性膜(導電体膜、導電膜、導電層)12として例えば金属膜を形成する。この金属膜は、例えば、Mo(モリブデン)、Cu(銅)等の金属材料よりなり、例えば、スパッタリング法により形成される。この他、ITO(インジウム・スズ酸化膜)等を用いてもよい。
次いで、導電性膜12上に、高濃度の不純物層13を形成する。この不純物層(不純物ドープ半導体層)13は、例えば、P(リン)もしくはB(ボロン)を含有したシリコン層(半導体層)であり、例えば、SiH4(モノシラン)ガスとPH3(リン化水素、ホスフィン、フォスフィン、Phosphine)もしくはB26(ジボラン)の混合ガスを用いたCVD法で形成する。
なお、ここでは、不純物を含有させながらシリコン層を形成したが、真性のアモルファスシリコン層をCVD法で堆積した後、不純物(PもしくはB)をイオン注入法によってドープしても良い。
次いで、図1(b)に示すように、不純物層13上に、フォトレジスト膜(以下、単に「レジスト膜」という)を形成し、露光および現像(フォトリソグラフィー)することにより、ソース・ドレイン電極の形成領域上にのみレジスト膜(マスク膜、レジストマスク)14a、14bを残存させる。
次いで、レジスト膜14a、14bをマスクとして導電性膜12および不純物層13をエッチングする。例えば、チャンバー(処理室)内でCF4とO2を1:1の割合で混合し、10Pa、印加電力750Wの雰囲気下でプラズマエッチングを行う。このように導電性膜12および不純物層13を1回のフォトリソグラフィー工程によってパターニングする。その結果、ソース・ドレイン電極(ソース・ドレイン引き出し電極、導電性膜片)12a、12bが形成され、その表面部には不純物層13a、13bが位置する。この不純物層13a、13bをソース・ドレイン領域として使用しても良い。また、ソース・ドレイン電極12a、12b上に不純物層を形成することにより後述する半導体膜16aとの間でオーミックコンタクトをとることができる。なお、12a、12bのうち、いずれか一方がソース電極となり、他方がドレイン電極となる。
次いで、図1(c)に示すように、レジスト膜14a、14bを残存させた状態で、ソース・ドレイン電極12a、12b間を絶縁膜15で埋め込む(埋設する)。この絶縁膜(埋め込み絶縁層)15は、少なくともソース・ドレイン電極12a、12bおよびその上部の不純物層13a、13bのソース・ドレイン電極間、つまり後にチャネル領域となる側の側壁を覆うよう(側壁が隠れるよう)に形成される。従って、不純物層13a、13bの側面は絶縁膜15で、その表面はレジスト膜14a、14bで覆われることとなる。
また、この絶縁膜15は、例えば、酸化シリコン膜などの絶縁性材料よりなり、例えば、ポリシラザン溶液をスピンコート法で塗布し形成する。ポリシラザン溶液とは、ポリシラザンを有機溶媒(例えば20%のキシレン溶液)に溶かしたものである。スピンコートの条件は、例えば4000rpmで20分程度である。なお、スピンコートで形成可能な絶縁膜としては、絶縁性の液体材料であれば良く、上記ポリシラザンでなくとも良い。
また、絶縁性の液体材料を用いた他の成膜方法には、インクジェット法がある。即ち、絶縁性の液体材料をインクジェット法で所望の領域、ここではソース・ドレイン電極12a、12b間に滴下(塗布)することにより絶縁膜15を形成する。
このような液体材料を使用した場合には、レジスト膜を除去する前に、溶媒を気化させるために例えば100℃程度のポストベーク(熱処理)を行うことが好ましい。
次いで、図1(d)に示すように、レジスト膜14a、14bをアッシング(灰化処理)により除去した後、絶縁性の液体材料(この場合ポリシラザン)を焼成させるため、酸素を含んだ雰囲気中で300℃、1時間のアニール(熱処理)を行う。その結果、ポリシラザンが酸化シリコンとなる。アニール後の絶縁膜を15aとする。
ここで、絶縁膜15aの膜厚は、ソース・ドレイン電極12a、12bとその上部の不純物層13a、13bとの積層膜の側壁を覆う程度の膜厚(積層膜の膜厚以上)であることが必要であるが、かかる積層膜の膜厚と同程度とすることがより望ましい。絶縁膜15aの膜厚を前述の積層膜の膜厚と同程度とすることで、かかる層の平坦化を図ることができる。従って、この上部に形成される層(例えば、半導体層16a)の被覆性を向上させることができる。また、この上部に形成される層の薄膜化を図ることができる。
また、絶縁性の液体材料を用いた場合には、前記側壁部においてその膜厚が若干大きくなる傾向にある(図1(c)参照)。従って、絶縁膜15aの膜厚を最終的にソース・ドレイン電極12a、12bとその上部の不純物層13a、13bとの積層膜の膜厚と同程度となるよう調整しても、前記側壁部を効率良く覆うことができる。
また、本実施の形態においては絶縁性の液体材料を用いて絶縁膜15aを形成したが、CVD法やPVD(physical vapor deposition、物理気相成長)法を用いて基板の全面に絶縁膜を形成しても良い。図7にCVD法で絶縁膜を形成した場合の工程断面を模式的に示す。図示するように、CVD条件を調整することで、レジスト膜14a、14b上、ソース・ドレイン電極12a、12bおよびその上部の不純物層13a、13bの側壁および下地保護膜11上に絶縁膜(例えば、酸化シリコン膜)115を形成することができる。なお、レジスト膜14a、14b上の絶縁膜115は、その後のレジスト膜の除去の際に取り除かれる。
また、本実施の形態においては、ソース・ドレイン電極12a、12b間に露出した下地保護膜11を覆うように絶縁膜15を形成したが、かかる絶縁膜は、少なくともソース・ドレイン電極12a、12bおよびその上部の不純物層13a、13bのソース・ドレイン電極間、つまり後にチャネル領域となる側の側壁を覆うよう形成されれば良い。
図8は、本実施の形態の他の絶縁膜の形成状態(構造)を模式的示す工程断面図である。例えば、図8(a)に示すようにソース・ドレイン電極12a、12bおよびその上部の不純物層13a、13bの側壁を覆う側壁膜(絶縁膜)115a、115bを形成しても良い。例えば、インクジェット法を用いれば、上記側壁部のみに絶縁膜(115a、115b)を形成することができる。なお、図8(b)は、ゲート電極形成後の断面図である。
このように、本実施の形態によれば、ソース・ドレイン電極12a、12bおよびその上部の不純物層13a、13bの側壁に絶縁膜を形成したので、不純物層の側壁からチャネル領域への不純物の拡散(汚染)を低減することができる。
また、レジスト膜14a、14bを残存させた状態で絶縁膜15を形成したので、不純物層13a、13bの上面からバックチャネル領域(下地保護膜11や絶縁膜15上)への不純物の拡散(汚染)を低減することができる。
さらに、ソース・ドレイン電極12a、12b間を絶縁膜15で埋め込む、即ち、バックチャネル領域の全面に絶縁膜15を延在させることによりバックチャネル領域(下地保護膜11の表面)が覆われ、かかる領域への不純物の拡散(汚染)を防止することができる。
また、レジスト膜14a、14bを残存させた状態で絶縁性の液体材料を用いて絶縁膜を形成したので、ソース・ドレイン電極12a、12b上の膜の高さを確保でき、絶縁性の液体材料の塗布量を容易に調整することができる。また、自己整合的に(セルフアラインで)絶縁膜15を形成することができる。
次いで、希フッ酸溶液を用いて上記アッシング時などの際に生じた基板表面(不純物層13a、13bの表面)の自然酸化膜を除去する。希フッ酸溶液は、例えば、水:フッ酸が60:1の溶液である。
次いで、図1(e)に示すように、ソース・ドレイン電極12a、12b(不純物層13a、13b)および後にチャネル領域となるソース・ドレイン間の絶縁膜上に、半導体膜(半導体層)16として例えばアモルファスシリコン膜をCVD法で堆積する。次いで、アモルファスシリコン膜を結晶化し、多結晶シリコン膜とする。この結晶化の方法には、レーザ照射による結晶化や固相成長による結晶化などがある。但し、600℃以上の雰囲気下での結晶化処理を行う場合には、ソース・ドレイン電極12a、12bをかかる高温処理に耐えられるよう、Mo、Ta(タンタル)もしくはTi(チタン)などの高融点金属で形成する必要がある。結晶化した後の半導体膜を16aとする。
また、本発明はアモルファスシリコン膜を結晶化せずにアモルファスシリコンTFTとして利用することもできる。
次いで、図1(f)に示すように、半導体膜16aを図示しないレジスト膜をマスクに、エッチングすることにより、所望の形状にパターニングする。その結果、各素子毎に半導体膜16aが分離される。
次いで、ゲート絶縁膜17として例えば酸化シリコン膜をプラズマCVD法で形成する。例えばTEOSおよび酸素ガスを流量比1:50でチャンバー(成膜室)内に導入し、室内の圧力を175Paに調節する。室内のガス圧力が安定したらRF(radio frequency)放電を開始し、成膜を行う。RF電力は例えば1.3kWである。成膜速度が100nm/minとなるよう成膜条件を調整し、例えば100nmの酸化シリコン膜を堆積する。
次いで、導電性膜18として例えばTa膜をスパッタリング法により堆積する。この導電性膜はTFTのゲート電極となる。ゲート電極には電気抵抗が小さい材料を用いることが好ましい。例えば、スパッタガスとして窒素ガス6.7%含有のAr(アルゴン)ガスを用い、基板温度180℃で600nmのTa膜を堆積した場合、その結晶構造はα構造となり、比抵抗は約40μΩcmとなる。
なお、導電性膜の製造には他のPVD法やCVD法を用いても良く、Ta以外の導電性材料を用いても良い。
次いで、導電性膜18を所望の形状にパターニングし、ゲート電極Gを形成する。なお、本実施の形態においては、不純物層13a、13bをソース・ドレイン領域としたが、ゲート電極Gをマスクとして半導体膜16a中に不純物イオンを打ち込むことによりソース・ドレイン領域を形成してもよい。
ここで、ゲート電極18の下側に位置する半導体膜16aの表面部分がチャネル領域となる。そこで、半導体膜16aの表面部分のチャネル領域に対して、ソース・ドレイン電極間に位置する半導体膜16aの裏面部分をバックチャネル領域という。
以上の工程によって、スタガ構造のTFTがほぼ完成する。
これに対し従来技術では、図9(a)に示すように、ソース・ドレイン電極12a、12bをパターニングした後、その表面にPを拡散させるため、PH3によるプラズマ処理を行った場合、下地保護膜11上にPが付着する(図9(b))。90は、リン拡散領域を示す。その結果、半導体膜(アモルファスシリコン膜)16のバックチャネル領域にPが拡散し、界面準位を形成し、トランジスタ特性を劣化させる(図9(c)〜(d))。17aは、第1ゲート絶縁膜、17bは、第2ゲート絶縁膜である。なお、図9は、本実施の形態の効果を説明するための工程断面図であり、本実施の形態と対応する部位には同一もしくは関連の符号を付し、その説明を省略する。
このように、本実施の形態によればバックチャネル領域(ソース電極およびドレイン電極間)への不純物の拡散(汚染)を低減することができるため、オフ電流の低減等、トランジスタ特性を向上させることができる。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実施の形態1と対応する部位には同一もしくは関連の符号を付し、その形成工程等の繰り返しの説明を省略する。
図2は、本実施の形態のTFTの製造方法を示す工程断面図である。
図2(a)および(b)に示す工程は、実施の形態1と同様であるのでその詳細な説明を省略する。レジスト膜14a、14bをマスクとして導電性膜12および不純物層13をエッチングした後、図2(c)に示すように、レジスト膜14a、14bに対して撥液処理を行う。この撥液処理は、例えば、処理室内にCF4ガスを150sccmの流量で導入し、基板をCF4プラズマに、15分間曝すことにより行う。29は、プラズマ発生部を示し、24a、24bは撥液処理後のレジスト膜を示す。
この処理によって、レジスト膜の撥液性(非親和性)が高まる。従って、ソース・ドレイン電極12a、12bや不純物層13a、13bの表面(側面)とレジスト膜24a、24bとの間には撥液性の差による選択性が生じる。その結果、図2(c)において、絶縁膜15となる、絶縁性の液体材料(例えば、ポリシラザン溶液)を塗布した際、ソース・ドレイン電極12a、12bや不純物層13a、13bの側面に絶縁性の液体材料が廻りこみ易くなり、ソース・ドレイン電極等の側壁を良好に覆うことができる。なお、実施の形態1で説明したように、絶縁性の液体材料の塗布には、スピンコート法やインクジェット法が用いられる。絶縁膜15の具体的な成膜方法は実施の形態1と同様であるためその説明を省略する。
次いで、実施の形態1と同様に、レジスト膜24a、24bを除去し、絶縁膜を焼成した後、半導体膜16a、ゲート絶縁膜17およびゲート電極Gを順次形成する(図2(d)〜(h))。
<実施の形態3>
次に、実施の形態3について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実施の形態1と対応する部位には同一もしくは関連の符号を付し、その形成工程等の繰り返しの説明を省略する。
図3は、本実施の形態のTFTの製造方法を示す工程断面図である。
図3(a)に示すように、ガラス基板10上に下地保護膜11、導電性膜12および不純物層13を順次堆積する。具体的な成膜方法は実施の形態1と同様であるためその説明を省略する。次いで、図3(b)に示すように、不純物層13上に、レジスト膜を形成し、露光および現像することにより、ソース・ドレイン電極の形成領域上にのみレジスト膜34a、34bを残存させる。この際、レジスト膜34a、34bが、逆テーパー形状となるようレジスト材料、露光・現像条件等を調整する。例えば、ネガ型レジストを用いると逆テーパー形状のレジスト膜を形成することができる。
次いで、レジスト膜34a、34bをマスクとして導電性膜12および不純物層13をエッチングする。実施の形態1の場合と同様に、例えば、チャンバー(処理室)内でCF4とO2を1:1の割合で混合し、10Pa、印加電力750Wの雰囲気下でプラズマエッチングを行う。但し、このエッチング処理後もレジスト膜34a、34bの形状が逆テーパー状である必要がある。テーパー角度は、後述する絶縁性の液体材料がレジスト膜の表面全体に廻り込まない程度であれば良い。
次いで、図3(c)に示すように、レジスト膜34a、34bを残存させた状態で、ソース・ドレイン電極12a、12b間を絶縁膜15で埋め込む。例えば、ポリシラザン溶液のような絶縁性の液体材料を塗布し、実施の形態1と同様に絶縁膜15を形成する。
このように、本実施の形態によれば、逆テーパー形状のレジスト膜34a、34bを残存させた状態で絶縁性の液体材料を塗布したので、ソース・ドレイン電極12a、12b間上に溜まった液体材料がレジスト膜34a、34bの表面に回り込みにくくなり、ソース・ドレイン電極12a、12b間を良好に埋め込むことができる。
次いで、実施の形態1と同様に、レジスト膜34a、34bを除去し、絶縁膜を焼成した後、半導体膜16a、ゲート絶縁膜17およびゲート電極Gを順次形成する(図3(d)〜(g))。
<実施の形態4>
次に、実施の形態4について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実施の形態1と対応する部位には同一もしくは関連の符号を付し、その形成工程等の繰り返しの説明を省略する。
図4は、本実施の形態のTFTの製造方法を示す工程断面図である。
図4(a)および(b)に示す工程は、実施の形態1と同様であるのでその詳細な説明を省略する。レジスト膜14a、14bをマスクとして導電性膜12および不純物層13をエッチングした後、図4(c)に示すように、レジスト膜14a、14bに対して耐熱処理を行う。この耐熱処理は、例えば、処理室内を減圧(真空)状態とし、130℃の雰囲気下で波長256nmのUV(ultra violet)を3分間照射する。例えば、このようなUV処理で、レジスト膜が耐熱化する。44a、44bは耐熱処理後のレジスト膜を示す。
次いで、実施の形態1と同様に、絶縁膜15を形成した後、レジスト膜44a、44bを除去し、必要に応じて絶縁膜を焼成し、半導体膜16a、ゲート絶縁膜17、ゲート電極Gを順次形成する(図4(d)〜(h))。
このように、本実施の形態によれば、レジスト膜に耐熱処理を施したので、レジスト膜が残存した状態で、150℃以上の熱が加わる処理を施すことができる。耐熱処理を行わないレジスト膜の耐熱温度は150℃程度である。従って、例えば、レジスト膜44a、44bが残存した状態で、絶縁膜15(絶縁性の液体材料)のポストベークを行う際、その温度を150℃以上とすることができる。また、レジスト膜44a、44bが残存した状態で、絶縁膜15(絶縁性の液体材料)の焼成を行うことができる。このようにレジスト膜が残存した状態で絶縁膜15(絶縁性の液体材料)のポストベークや焼成を行った方が、絶縁膜15と下地保護膜およびソース・ドレイン電極側壁との密着性が上がり、レジスト除去等の後工程による膜剥がれの危険性をより低減することができる。さらに、絶縁膜15をCVD法を用いて形成する場合(図7参照)には、150℃以上(例えば、300℃程度)の加熱を要するが、このような高温化の処理もレジスト膜44a、44bを残存させた状態で行うことができる。
<実施の形態5>
次に、実施の形態5について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実施の形態1、2および4と対応する部位には同一もしくは関連の符号を付し、その形成工程等の繰り返しの説明を省略する。
図5は、本実施の形態のTFTの製造方法を示す工程断面図である。
図5(a)および(b)に示す工程は、実施の形態1と同様であるのでその詳細な説明を省略する。レジスト膜14a、14bをマスクとして導電性膜12および不純物層13をエッチングした後、図5(c)に示すように、レジスト膜14a、14bに対して例えばUVを照射することにより耐熱処理を行う。544a、544bは耐熱処理後のレジスト膜を示す。耐熱処理の具体的な条件については実施の形態4で詳細に説明したのでここでは省略する。
次いで、図5(d)に示すように、レジスト膜544a、544bに対して撥液処理を行う。撥液処理の具体的な条件については実施の形態2で詳細に説明したのでここでは省略する。554a、554bは撥液処理後のレジスト膜を示す。
この耐熱処理および撥液処理は、同一処理室内で連続して行うことができる。もちろん、それぞれを異なる処理室(装置)で行っても良い。これらの処理の結果、レジスト膜554a、554bは、耐熱性と撥液性を有する。なお、撥液処理を行った後、耐熱処理を行っても良い。
次いで、実施の形態1と同様に、絶縁膜15を形成し、レジスト膜554a、554bを除去し、絶縁膜を焼成した後、半導体膜16a、ゲート絶縁膜17およびゲート電極Gを順次形成する(図5(e)〜(i))。
このように本実施の形態においては、レジスト膜に耐熱処理と撥液処理を施したので、例えば、絶縁膜15となる絶縁性の液体材料(例えば、ポリシラザン溶液)を塗布した際、ソース・ドレイン電極12a、12bや不純物層13a、13bの側面に絶縁性の液体材料が廻りこみ易くなり、ソース・ドレイン電極等の側壁を良好に覆うことができる。
また、レジスト膜が残存した状態で、150℃以上の熱が加わる処理を施すことができる。従って、例えば、レジスト膜554a、554bが残存した状態で、絶縁膜15(絶縁性の液体材料)のポストベークを行う際、その温度を150℃以上とすることができる。また、レジスト膜554a、554bが残存した状態で、絶縁膜15(絶縁性の液体材料)の焼成を行うことができる。さらに、絶縁膜15をCVD法を用いて形成する場合には、150℃以上(例えば、300℃程度)の加熱を要するが、このような高温下の処理もレジスト膜554a、554bを残存させた状態で行うことができる。
<実施の形態6>
次に、実施の形態6について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実施の形態1および5と対応する部位には同一もしくは関連の符号を付し、その形成工程等の繰り返しの説明を省略する。
図6は、本実施の形態のTFTの製造方法を示す工程断面図である。
図6(a)に示すように、ガラス基板10上に下地保護膜11、導電性膜12および不純物層13を順次堆積する。具体的な成膜方法は実施の形態1と同様であるためその説明を省略する。次いで、図6(b)に示すように、不純物層13上に、レジスト膜を形成し、ソース・ドレイン電極の形成領域上にレジスト膜34a、34bを残存させる。この際、レジスト膜34a、34bが、逆テーパー形状となるようレジスト材料、露光・現像条件等を調整する。例えば、ネガ型レジストを用いると逆テーパー形状のレジスト膜を形成することができる。次いで、レジスト膜34a、34bをマスクとして導電性膜12および不純物層13をエッチングする。エッチングの具体的な条件については実施の形態3で詳細に説明したのでここでは省略する。
次いで、図6(c)に示すように、レジスト膜34a、34bに対して耐熱処理を行う。644a、644bは耐熱処理後のレジスト膜を示す。耐熱処理の具体的な条件については実施の形態4および5で詳細に説明したのでここでは省略する。
次いで、図6(d)に示すように、レジスト膜644a、644bに対して撥液処理を行う。撥液処理の具体的な条件については実施の形態2および5で詳細に説明したのでここでは省略する。654a、654bは撥液処理後のレジスト膜を示す。
これらの処理の結果、耐熱性と撥液性を有する逆テーパー状のレジスト膜654a、654bが形成される。
次いで、実施の形態1と同様に、絶縁膜15を形成し、レジスト膜654a、654bを除去し、絶縁膜を焼成した後、半導体膜16a、ゲート絶縁膜17およびゲート電極Gを順次形成する(図6(e)〜(i))。
このように、本実施の形態によれば、レジスト膜の形状を逆テーパー形状としたので、例えば、絶縁膜15となる絶縁性の液体材料(例えば、ポリシラザン溶液)を塗布した際、ソース・ドレイン電極12a、12b間上に溜まった液体材料がレジスト膜654a、654bの表面に回り込みにくくなり、ソース・ドレイン電極12a、12b間を良好に埋め込むことができる。
また、レジスト膜に撥液処理を施したので、例えば、絶縁膜15となる絶縁性の液体材料(例えば、ポリシラザン溶液)を塗布した際、撥液性の差によってソース・ドレイン電極12a、12bや不純物層13a、13bの側面に絶縁性の液体材料が廻りこみ易くなり、ソース・ドレイン電極12a、12b等の側壁を良好に覆うことができる。
また、レジスト膜654a、654bが残存した状態で、150℃以上の熱が加わる処理を施すことができる。従って、例えば、レジスト膜654a、654bが残存した状態で、絶縁膜15(絶縁性の液体材料)のポストベークを行う際、その温度を150℃以上とすることができる。また、レジスト膜654a、654bが残存した状態で、絶縁膜15(絶縁性の液体材料)の焼成を行うことができる。さらに、絶縁膜15をCVD法を用いて形成する場合には、150℃以上(例えば、300℃程度)の加熱を要するが、このような高温下の処理もレジスト膜654a、654bを残存させた状態で行うことができる。
<TFT構造説明>
前述の実施の形態1〜6で説明した製造方法により形成されるTFT構造が明らかになったと思われるが、ここでは、TFT構造の特徴的な部分について特記しておく。
図8(a)および(b)に示すように、ガラス基板10の上部にはチャネル領域を介して対向するようにソース・ドレイン電極12a、12bが配置されている。このソース・ドレイン電極の表面には不純物層13a、13bが配置されている。即ち、ソース・ドレイン電極の表面部は不純物を含有している。
このソース、ドレイン電極12a、12bおよび不純物層13a、13bのソース・ドレイン電極間、つまり後にチャネル領域となる側の側壁は側壁膜(絶縁膜)115a、115bで覆われている。少なくとも前記側壁が絶縁膜で覆われていればよく、その形状は、図8(b)に示す側壁膜でもよいし、図1(c)等に示す埋め込み膜でもよい。
また、ソース、ドレイン電極12a、12b(不純物層13a、13b)およびソース・ドレイン電極間、つまりチャネル領域上には半導体膜16aが位置し、その上部にはゲート絶縁膜17を介してゲート電極18(G)が配置されている。
<電気光学装置および電子機器の説明>
次に、前述の実施の形態1〜6で説明した製造方法により形成されるTFTが使用される電気光学装置や電子機器について説明する。
本発明のTFTは、例えば、電気光学装置(表示装置)の駆動素子として用いられる。図10に、本発明の電気光学装置を用いた電子機器の例を示す。図10(A)は携帯電話への適用例であり、図10(B)は、ビデオカメラへの適用例である。また、図10(c)は、テレビジョンへ(TV)の適用例であり、図10(D)は、ロールアップ式テレビジョンへの適用例である。
図10(A)に示すように、携帯電話530には、アンテナ部531、音声出力部532、音声入力部533、操作部534および電気光学装置(表示部)500を備えている。この電気光学装置に、本発明の電気光学装置を使用することができる。
図10(B)に示すように、ビデオカメラ540には、受像部541、操作部542、音声入力部543および電気光学装置(表示部)500を備えている。この電気光学装置に、本発明の電気光学装置を使用することができる。
図10(C)に示すように、テレビジョン550は、電気光学装置(表示部)500を備えている。この電気光学装置に、本発明の電気光学装置を使用することができる。なお、パーソナルコンピュータ等に用いられるモニタ装置(電気光学装置)にも本発明の電気光学装置を使用することができる。
図10(D)に示すように、ロールアップ式テレビジョン560は、電気光学装置(表示部)500を備えている。この電気光学装置に、本発明の電気光学装置を使用することができる。
なお、電気光学装置を有する電子機器としては、上記の他、表示機能付きファックス装置、デジタルカメラのファインダ、携帯型TV、電子手帳、電光掲示板、宣伝広告用ディスプレイなどがある。
実施の形態1のTFTの製造方法を示す工程断面図 実施の形態2のTFTの製造方法を示す工程断面図 実施の形態3のTFTの製造方法を示す工程断面図 実施の形態4のTFTの製造方法を示す工程断面図 実施の形態5のTFTの製造方法を示す工程断面図 実施の形態6のTFTの製造方法を示す工程断面図 CVD法で絶縁膜を形成した場合の工程断面を模式的に示した図 実施の形態1の他の絶縁膜の形成状態(構造)を模式的示す工程断面図 実施の形態1の効果を説明するための工程断面図 本発明の電気光学装置が使用される電子機器の例を示す図
符号の説明
10…ガラス基板 11…下地保護膜 12…導電性膜 12a、12b…ソース・ドレイン電極 13、13a、13b…不純物層 14a、14b…レジスト膜 15、15a…絶縁膜 16、16a…半導体膜 17…ゲート絶縁膜 17a…第1ゲート絶縁膜 17b…第2ゲート絶縁膜 18…導電性膜 24a、24b…レジスト膜 29…プラズマ発生部 34a、34b…レジスト膜 44a、44b…レジスト膜 90…リン拡散領域 115…絶縁膜 115a、115b…側壁膜 500…電気光学装置 530…携帯電話 531…アンテナ部 532…音声出力部 533…音声入力部 534…操作部 540…ビデオカメラ 541…受像部 542…操作部 543…音声入力部 544a、544b…レジスト膜 554a、554b…レジスト膜 550…テレビジョン 560…ロールアップ式テレビジョン 644a、644b…レジスト膜 654a、654b…レジスト膜 G…ゲート電極

Claims (10)

  1. (a)基板上に、導電膜および不純物を含む不純物ドープ半導体膜を積層する導電膜形成工程と、
    (b)前記不純物ドープ半導体膜上にレジストマスクを形成し、前記導電膜および前記不純物ドープ半導体膜のエッチングを行って相互が離間したソース電極およびドレイン電極を形成するパターニング工程と、
    (c)前記ソース電極およびドレイン電極の少なくとも側壁を覆う絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、
    (d)前記ソース電極、前記絶縁膜および前記ドレイン電極上に半導体膜を形成する半導体膜形成工程と、
    (e)前記ソース電極およびドレイン電極間上の前記半導体膜上にゲート電極を形成するゲート電極形成工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記(c)工程は、前記ソース電極およびドレイン電極の側壁が隠れるように両電極相互間を液体絶縁材料で埋設して埋め込み絶縁膜を形成する工程であること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記(c)工程は、前記レジストマスクが残存した状態で、前記ソース電極およびドレイン電極の側壁が隠れるように両電極相互間を液体絶縁材料で埋設して埋め込み絶縁膜を形成する工程であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記(c)工程は、前記レジストマスクが残存した状態で、前記基板の全面に前記絶縁膜を形成することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記(c)工程の前に、前記レジストマスクに対して撥液処理を施すこと
    を特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記レジストマスクは逆テーパー形状であること
    を特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記(c)工程の前に、前記レジストマスクに対して耐熱化処理を施す工程を有し、
    前記(c)工程は150℃以上の雰囲気下で行われる処理を含むこと
    を特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  8. (a)基板と、
    (b)前記基板上に離間して配置され、導電膜とその上部に位置する不純物を含む不純物半導体膜との積層膜よりなるソース電極およびドレイン電極と、
    (c)前記ソース電極およびドレイン電極の少なくとも側壁を覆う絶縁膜と、
    (d)前記ソース電極およびドレイン電極間上の前記半導体膜上に、ゲート絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
    を有することを特徴とする半導体装置。
  9. 請求項8に記載の半導体装置を有する電気光学装置。
  10. 請求項8に記載の半導体装置を有する電子機器。

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