JP2007108404A - 焼き付き防止機能を備えた映像表示装置及び焼き付き防止機能制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】焼き付き防止機能を備えた映像表示装置であって、コストアップを抑止しつつ、“焼き付き防止機能”の実行の制御を行わせるようにした映像表示装置の提供。
【解決手段】映像内容情報取得部13を備え、番組情報(例えばジャンル情報)と焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定とを対応付けて記憶部16に格納しておくことにより、表示部17に表示させている映像(番組)の番組情報を映像内容情報取得部13によって取得し、当該番組情報に対応付けられた焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定に従って、焼き付き防止機能のオン若しくはオフの制御を行う。これによって簡単な構成で“焼き付き防止機能”の実行の制御を行わせることが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像表示装置に関し、特に、焼き付き防止機能を備えた映像表示装置に関する。
例えば、プラズマディスプレイパネル(以下単にPDP)などの映像表示装置は、長時間にわたって明暗(輝度差)のある映像(画像)が連続して表示されると、画面を構成する各ピクセル間で、発光レベルに差が生じてしまう場合がある(いわゆる焼き付き現象)。焼き付き現象を生じ得る映像表示装置においてはこれを防止するための方法(焼き付き防止機能)が従来使用されており、このような焼き付き防止機能に関する従来技術が特許文献1〜特許文献4によって開示されている。
特開2004−336646号公報 特開2005−25161号公報 特開2005−31369号公報 特開2005−121875号公報
焼き付き現象は、前述したごとく、各ピクセル間の累積発光時間に差が生じることによって発生するものであり、これを防止するための“焼き付き防止機能”は、大別すると、表示する映像(画像)を替える(例えば、全白映像(画像)等の均一映像を表示させる等)ことによって、各ピクセル間の累積発光時間の差を低減させるものと、映像(画像)を表示した状態を維持しつつ(例えば、映像を数ピクセル移動させること等によって)各ピクセル間の累積発光時間の差を低減させるものの2種類が存在する。
このうち、映像(画像)を表示した状態を維持しつつ焼き付き現象の発生を低減させる方法によれば、ユーザが視聴中の映像に対して“焼き付き防止機能”を実行させても、視聴している映像の表示自体は維持されるため、映像の連続性を損なうことがなく、ユーザの利便性に優れるものである。しかし、各ピクセル間の累積発光時間の差を低減させるために、表示する映像に何らかの処理を施す必要があり、この結果、ユーザに「映像の乱れ」として認識される場合がある。例えば、映像を数ピクセル移動させるいわゆるスクリーンシフト機能によった場合、映像の移動をユーザに視認される場合があり、また、映像の輝度レベルを調節することにより各ピクセル間の累積発光時間の差を低減させる方法によった場合、オリジナルの映像とは異なるコントラストとなり、画質の劣化としてユーザに認識される場合がある。
このような問題は、「映像の表示を維持しつつ焼き付き現象の発生を低減させる方法」における本質的な問題と言え、これを完全に除去することは困難である。従って、「映像の表示を維持しつつ焼き付き現象の発生を低減させる方法」を採用する場合、“焼き付き防止機能”を実行させる必要のない状況(例えば、比較的動きの多い映像が表示されているような場合)では、当該機能を実行させないようにすることが求められる。なお、「表示する映像を替えることによって、各ピクセル間の累積発光時間の差を低減させる方法」による場合には、当然に“焼き付き防止機能”の実行によって、ユーザの視聴が妨げられることになるため、この方法による場合であっても“焼き付き防止機能”を実行させる必要のない状況では、当該機能を実行させないようにすることが求められる。しかし、実際に映像内容(輝度差のある静止画像であるか否か等)を検出して“焼き付き防止機能”の実行の有無を決定させるものとすると、輝度レベル検出のための機能や検出された輝度レベルから静止状態の映像であるか否かを判別するための機能等を実現させるための回路やプログラムを必要とするため、設計・開発期間の長期化やコストアップを招くという問題があった。
本発明は、上述した点に鑑み、映像表示状態を維持したまま実行される焼き付き防止機能を備えた映像表示装置であって、コストアップを抑止しつつ、“焼き付き防止機能”の実行の制御を行わせるようにした映像表示装置を提供することを目的とする。
請求項1の焼き付き防止機能を備えた映像表示装置は、焼き付きを低減させるための対策である焼き付き防止機能を備えた映像表示装置であって、各周波数の放送信号を受信するチューナ部若しくは外部装置からの信号を入力する外部入力部と、前記チューナ部によって受信された信号に含まれる番組情報を取得する若しくは前記外部入力部から入力された信号に含まれるコンテンツ情報を取得する映像内容情報取得部と、前記番組情報若しくは前記コンテンツ情報と前記焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定とが対応付けられた焼き付き防止機能設定テーブルが格納された記憶部と、表示部と、制御部と、を備えることにより、前記チューナ部によって受信された映像信号若しくは前記外部入力部から入力された映像信号を前記表示部に表示させる際には、当該映像信号に前記番組情報若しくは前記コンテンツ情報が付加されているか否かを前記映像内容情報取得部若しくは前記映像内容情報取得部及び前記制御部によって判別し、これが付加されていると判断された場合には、当該番組情報若しくはコンテンツ情報に対する前記焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定の有無を前記焼き付き防止機能設定テーブルを参照することにより判別し、当該判別結果に従って、前記焼き付き防止機能をオン若しくはオフとさせることを特徴とする。
上記構成によれば、表示させる映像に番組情報若しくはコンテンツ情報が付加されている場合には、焼き付き防止機能設定テーブルの設定に従って、“焼き付き防止機能”のオン若しくはオフ(実行の有無)の制御がなされる。なお、“番組情報若しくはコンテンツ情報”とは、例えば、ジャンル情報やタイトル情報などである。
請求項2の焼き付き防止機能を備えた映像表示装置は、焼き付きを低減させるための対策である焼き付き防止機能を備えた映像表示装置であって、情報記録媒体からの情報の読取りを行う再生装置を備え、当該再生装置から入力された信号に含まれるコンテンツ情報を取得する映像内容情報取得部と、前記コンテンツ情報と前記焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定とが対応付けられた焼き付き防止機能設定テーブルが格納された記憶部と、表示部と、制御部と、を備えることにより、前記情報記録媒体に記録された映像信号を前記表示部に表示させる際には、当該映像信号に前記コンテンツ情報が付加されているか否かを前記映像内容情報取得部若しくは前記映像内容情報取得部及び前記制御部によって判別し、これが付加されていると判断された場合には、当該コンテンツ情報に対する前記焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定の有無を前記焼き付き防止機能設定テーブルを参照することにより判別し、当該判別結果に従って、前記焼き付き防止機能をオン若しくはオフとさせることを特徴とする。
上記構成によれば、例えばDVDなどの情報記録媒体に記録されている映像を再生させる際に、当該映像にコンテンツ情報(例えば、ジャンル情報やタイトル情報など)が付加されている場合には、焼き付き防止機能設定テーブルの設定に従って、“焼き付き防止機能”のオン若しくはオフ(実行の有無)の制御がなされる。
請求項3の焼き付き防止機能を備えた映像表示装置は、請求項1又は請求項2に記載の焼き付き防止機能を備えた映像表示装置であって、入力部を備えることにより、前記番組情報若しくは前記コンテンツ情報と前記焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定との対応付けを、前記入力部からのユーザによる入力に従って行い、これによって得られた設定内容を前記焼き付き防止機能設定テーブルに格納することを特徴とする。
上記構成によれば、“焼き付き防止機能”のオン若しくはオフ(実行の有無)の制御のための「焼き付き防止機能設定テーブル」の内容が、ユーザによって設定される。
請求項4の焼き付き防止機能を備えた映像表示装置は、請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の焼き付き防止機能を備えた映像表示装置であって、前記焼き付き防止機能が、表示映像を移動させるスクリーンシフト機能若しくは画像中の輝度レベルの差を低減させる輝度レベル変更機能であることを特徴とする。
上記構成によれば、表示させる映像に番組情報若しくはコンテンツ情報が付加されている場合には、焼き付き防止機能設定テーブルの設定に従って、スクリーンシフト機能若しくは輝度レベル変更機能の実行の有無が制御される。なお、「スクリーンシフト機能」とは、焼き付き現象の発生を抑止するために、映像をシフトさせる(例えば、映像を数ピクセル移動させる)ものであり、「輝度レベル変更機能」とは、焼き付き現象の発生を抑止するために、画像中の輝度レベルを変更させる(例えば、画像のコントラストを下げたり反転させたりする)ものである。
請求項5の焼き付き防止機能制御方法は、焼き付きを低減させるための対策である焼き付き防止機能を備えた映像表示装置における焼き付き防止機能制御方法であって、番組情報若しくはコンテンツ情報と前記焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定とを対応付けて管理することにより、放送信号若しくは外部装置から入力される信号の映像を表示させる際には、当該映像に対して前記番組情報若しくは前記コンテンツ情報が付加されているか否かを判別し、これが付加されていると判断された場合には、当該番組情報若しくはコンテンツ情報に対する前記焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定の有無を判別し、当該判別結果に従って、前記焼き付き防止機能をオン若しくはオフとさせることを特徴とする。
請求項6の焼き付き防止機能制御方法は、情報記録媒体からの情報の読取りを行う再生装置を備え、焼き付きを低減させるための対策である焼き付き防止機能を備えた映像表示装置における焼き付き防止機能制御方法であって、コンテンツ情報と前記焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定とを対応付けて管理することにより、前記情報記録媒体に記録された映像を表示させる際には、当該映像に対してコンテンツ情報が付加されているか否かを判別し、これが付加されていると判断された場合には、当該コンテンツ情報に対する前記焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定の有無を判別し、当該判別結果に従って、前記焼き付き防止機能をオン若しくはオフとさせることを特徴とする。
請求項7の焼き付き防止機能制御方法は、請求項5又は請求項6に記載の焼き付き防止機能制御方法であって、前記番組情報若しくは前記コンテンツ情報と前記焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定との対応付けを、ユーザによって行わせ、前記焼き付き防止機能が、表示映像を移動させるスクリーンシフト機能若しくは画像中の輝度レベルの差を低減させる輝度レベル変更機能であることを特徴とする。
本発明の請求項1の、焼き付きを低減させるための対策である焼き付き防止機能を備えた映像表示装置であって、各周波数の放送信号を受信するチューナ部若しくは外部装置からの信号を入力する外部入力部と、前記チューナ部によって受信された信号に含まれる番組情報を取得する若しくは前記外部入力部から入力された信号に含まれるコンテンツ情報を取得する映像内容情報取得部と、前記番組情報若しくは前記コンテンツ情報と前記焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定とが対応付けられた焼き付き防止機能設定テーブルが格納された記憶部と、表示部と、制御部と、を備えることにより、前記チューナ部によって受信された映像信号若しくは前記外部入力部から入力された映像信号を前記表示部に表示させる際には、当該映像信号に前記番組情報若しくは前記コンテンツ情報が付加されているか否かを前記映像内容情報取得部若しくは前記映像内容情報取得部及び前記制御部によって判別し、これが付加されていると判断された場合には、当該番組情報若しくはコンテンツ情報に対する前記焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定の有無を前記焼き付き防止機能設定テーブルを参照することにより判別し、当該判別結果に従って、前記焼き付き防止機能をオン若しくはオフとさせることを特徴とする焼き付き防止機能を備えた映像表示装置によれば、表示させる映像に番組情報若しくはコンテンツ情報が付加されている場合には、焼き付き防止機能設定テーブルの設定に従って、“焼き付き防止機能”のオン若しくはオフ(実行の有無)の制御がなされるため、簡単な構成により「焼き付き防止機能の実行の制御」を行わせることができ、コストの低減を図ることができる。即ち、「焼き付き防止機能を実行させる必要のない状況」の判断において、“映像に対応付けられた番組情報若しくはコンテンツ情報”を使用するようにしている(例えば、表示されている映像(番組)がスポーツ中継であるような場合には、「静止状態の画像部分が長時間生じる」という状況は発生し難く、“焼き付き防止機能”は不要であると判断できる)ため、“輝度レベル検出のための機能や検出された輝度レベルから静止状態の映像であるか否かを判別するための機能等を実現させるための回路やプログラム”のような構成が不要であり、コストの低減を図ることができるのである。
本発明の請求項3の、入力部を備えることにより、前記番組情報若しくは前記コンテンツ情報と前記焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定との対応付けを、前記入力部からのユーザによる入力に従って行い、これによって得られた設定内容を前記焼き付き防止機能設定テーブルに格納することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の焼き付き防止機能を備えた映像表示装置によれば、“焼き付き防止機能”のオン若しくはオフ(実行の有無)の制御のための「焼き付き防止機能設定テーブル」の内容を、ユーザによって設定させることが可能となるため、ユーザの利便性及び柔軟性に優れる。
以下、本発明の具体的実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施態様は、本発明を具体化する際の一形態であって、本発明をその範囲内に限定するためのものではない。
図1は本実施例のPDP(焼き付き防止機能を備えた表示装置)1の本発明に係る部分のみの概略を示すブロック図である。
図1に示されるように、本実施例のPDP1は、デジタル放送信号を受信するデジタルチューナ部11、デジタルチューナ部11から入力された信号に対するデジタル復調処理やMPEG規格に準じた複号化処理を行うMPEG部12、ユーザに対する入力インターフェースである操作部14a又は受光部14b(リモコン装置2からの信号を受信する)からの信号を判別して出力するキー判別部14、装置全体の制御を行う制御部15、記憶手段である記憶部16、表示部17、MPEG部12から入力された映像信号を表示部17へ表示させる処理を行う表示処理部18、焼付き現象の発生を抑止させるために表示部17に表示させる映像を数ピクセル移動させる処理を行うスクリーンシフト処理部19、デジタル放送信号に含まれる“番組情報”を取得する映像内容情報取得部13等を備える。
PDP1の焼き付き防止機能は、表示映像を数ピクセル移動させることにより、各ピクセル間の累積発光時間の差を低減させるいわゆるスクリーンシフト機能(映像(画像)を表示した状態を維持しつつ焼き付き現象の発生を低減させる方法)であり、図6にその概念図を示した(図6(a)に表示映像、図6(b)に移動の概念図を示した)ように、例えば、8ピクセル四方の外周にそって1ピクセルずつ表示映像全体を移動させるものである。“焼き付き防止機能”の実行時には、上記したような表示映像の移動が所定間隔ごとに行われることとなる。
図2は、“焼き付き防止機能”の設定に関する処理の概略を示したフローチャートである。操作部14a若しくはリモコン装置2の操作によりユーザからの“焼き付き防止機能”の設定要求があった場合には(ステップ201)、図3に示されるような「焼き付き防止機能設定画面」を表示部17に表示させる(ステップ202)。当該焼き付き防止機能設定画面に対し、ユーザは、操作部14a若しくはリモコン装置2を操作して、“番組情報”と“焼き付き防止機能(スクリーンシフト機能)”の実行の有無とを対応付けて設定する。“番組情報”とは、映像(番組)に対応付けられて放送信号に含まれて送信される情報(例えばEPG情報を利用すること等も可能である)であり、例えば、番組のジャンル情報や、タイトル情報などである。本実施例では、焼き付き防止機能の設定に使用する“番組情報”としてジャンル情報を使用し、“ジャンル情報”と“焼き付き防止機能”の実行の有無とが対応付けられる。なお、ユーザからの各種指示や各情報の取得動作は、表示画面に従う等してユーザがリモコン装置2や操作部14aを操作することで、キー判別部14・制御部15によって判別・取得される(ユーザの操作を適宜表示画面に反映しつつ必要な情報を所得する)。以下の動作説明中の各種指示や各情報の取得動作においても同様である。
ステップ203〜ステップ204では、OKボタン31若しくはCancelボタン32の入力を待ち、OKボタン31の入力があった場合にはステップ205へと移行して(ステップ203)、焼き付き防止機能の設定内容を「焼き付き防止機能設定テーブル」に格納して記憶部16に保存する。図4には、「焼き付き防止機能設定テーブル」の一例の概略を示した(フラグが“1”である場合に、焼き付き防止機能オンを示し、“0”である場合はオフを示す)。なお、ステップ203〜ステップ204のボタン入力待ちループにおけるユーザの入力が、Cancelボタン32の入力であった場合には、そのまま「焼き付き防止機能の設定」を終了する(ステップ204)。
次に、PDP1の“焼き付き防止機能”の実行の制御について説明する。図5は、“焼き付き防止機能”の実行の制御処理の概略を示したフローチャートである。
装置の電源がオンにされると(ステップ501)、映像(例えば前回の電源オフ時に受信していたチャンネル)の表示処理が開始され、映像内容情報取得部13によって現在受信している映像に対応付けられた“番組情報”の取得が行われる(ステップ502)。ステップ503では、焼き付き防止機能設定テーブル40を参照して、ステップ502で取得した“番組情報”(本実施例ではジャンル情報)に対応する焼き付き防止機能(スクリーンシフト機能)のオン若しくはオフの設定を判別し、これが“オン”であった場合にはステップ504へと移行して焼き付き防止機能を実行させる。一方、“オフ”であった場合にはステップ505へと移行して焼き付き防止機能を停止させる(実行させない)。なお、放送信号に“番組情報”が付加されていなかった(検出されなかった)場合や、焼き付き防止機能設定テーブル40に、該当する“番組情報”が無かった(設定がされていない)場合には、「確実に焼き付き現象の発生を防止させるため常に焼き付き防止機能を実行させる」ような処理としてもよいし、「その都度焼き付き防止機能の実行の可否の判断をユーザに求める」ような処理としてもよい。
ステップ506〜ステップ507では、番組の変更(視聴中の番組が終了し、次の番組が始まった場合など)の有無と、チャンネルの変更の有無を判別し、これがあった場合にはステップ502へと戻って上記処理を繰返す。なお、“番組変更の有無”は、映像内容情報取得部13によって取得される“番組情報”を基に制御部15によって判別され(例えば、“番組情報”に含まれる放送時間情報を基に番組の終了を判別したり、新しい“番組情報”が検出されたことをもって次の番組が始まったと判別するなど)、“チャンネル変更の有無”は、キー判別部14及び制御部15によって判別される。
以上のごとく、本実施例のPDP1によれば、映像(放送信号)に番組情報が付加されている場合には、焼き付き防止機能設定テーブルの設定に従って、“焼き付き防止機能”のオン若しくはオフ(実行の有無)の制御がなされるため、簡単な構成により「焼き付き防止機能の実行の制御」を行わせることができ、コストの低減を図ることができる。即ち、「焼き付き防止機能を実行させる必要のない状況」の判断において、“映像に対応付けられた番組情報”を使用するようにしている(例えば、表示されている映像(番組)がスポーツ中継であるような場合には、「静止状態の画像部分が長時間生じる」という状況は発生し難く、“焼き付き防止機能”は不要であると判断できる)ため、“輝度レベル検出のための機能や検出された輝度レベルから静止状態の映像であるか否かを判別するための機能等を実現させるための回路やプログラム”のような構成が不要であり、コストの低減を図ることができるのである。また、“焼き付き防止機能”のオン若しくはオフ(実行の有無)の制御のための「焼き付き防止機能設定テーブル」の内容を、予め定めておく(メーカによって設定しておく)ようにしてもよいが、本実施例では、「焼き付き防止機能設定テーブル」の内容をユーザによって変更可能なようにしているため、ユーザの利便性及び柔軟性に優れる。
なお、本実施例では、“焼き付き防止機能”のオン若しくはオフの設定に使用する“番組情報”として、ジャンル情報を使用するものとしたが、本発明をこれに限るものではなく、例えば番組のタイトル情報を使用するなどしてもよい(例えば、“将棋”や“囲碁”というタイトル(キーワード)を登録(画面中に長時間静止画状態となる部分が生じる蓋然性の高い番組名若しくはそのキーワードを登録)しておき、番組のタイトルに“将棋”や“囲碁”という語句が含まれている場合には、“焼き付き防止機能”をオンとさせるような処理とする等)。
本実施例では、“焼き付き防止機能”として、スクリーンシフト機能を例として説明したが、本発明をこれに限るものではなく、その他の、焼き付き防止機能が「映像(画像)を表示した状態を維持しつつ行われる」もの(例えば、映像の輝度レベルを調節することにより各ピクセル間の累積発光時間の差を低減させるもの等)に対して適用できるのは勿論のこと、焼き付き防止機能が「表示する映像を替えることによって行われる」ものに対しても適用することができる。
また、本実施例では、デジタル放送信号(デジタルチューナ部によって受信される信号)から得られる映像に対する“焼き付き防止機能”のオン若しくはオフの制御を例として説明したが、本発明をこれに限定するものではなく、例えば、外部入力部(外部装置からの信号を入力するための接続部)を備え、当該外部入力部からの信号に“番組情報”が含まれるか否かを映像内容情報取得部によって判別することで、外部装置から入力される映像に対する“焼き付き防止機能”のオン若しくはオフの制御も同様に行うことができる。
さらにこれと同様に、情報記録媒体(例えばDVDやHDD、半導体メモリなど)からの信号の読込みを行う再生装置を備え、当該再生装置からの信号に“コンテンツ情報”が含まれるか否かを映像内容情報取得部によって判別することで、情報記録媒体を再生した映像に対する“焼き付き防止機能”のオン若しくはオフの制御を行うことができる。図7にはこのような装置の具体例として、携帯型DVDプレーヤ7の本発明に関する部分の概略を示すブロック図を示した(図1のPDP1と同様の概念となる構成要素については同一の符号を使用した)。携帯型DVDプレーヤ7は、情報記録媒体であるDVD72からの信号の読込みをおこなうディスクドライブ71を備え、DVD72に記録されている映像コンテンツの管理情報(例えば、コンテンツのタイトル情報や、作成者情報、コンテンツのジャンル情報、録画日時情報など)から、“焼き付き防止機能”のオン若しくはオフの設定に使用する“コンテンツ情報”を映像内容情報取得部13によって取得し、当該“コンテンツ情報(例えばジャンル情報やタイトル情報)”を使用することで、本発明を有効に適用することができる。
なお、実施例中では、映像表示装置をPDP(プラズマディスプレイパネル)として説明したが、その他の映像表示装置(例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ、CRT表示装置など)に対しても本発明を有効に適用することができる。
映像表示装置の本発明に係る部分のみの概略を示すブロック図 焼き付き防止機能の設定に関する処理の概略を示したフローチャート 表示画面(焼き付き防止機能設定画面)の一例を示した図 焼き付き防止機能設定テーブルの一例の概略を示す図 焼き付き防止機能の実行の制御処理の概略を示したフローチャート スクリーンシフト機能を説明するための概念図 別の映像表示装置の本発明に係る部分のみの概略を示すブロック図
符号の説明
1 PDP(映像表示装置)
2 リモコン装置(入力部)
11 デジタルチューナ部
12 MPEG部
13 映像内容情報取得部
14a 操作部(入力部)
15 制御部
16 記憶部
17 表示部
19 スクリーンシフト処理部
40 焼き付き防止機能設定テーブル
71 ディスクドライブ(再生装置)
72 DVD(情報記録媒体)

Claims (7)

  1. 焼き付きを低減させるための対策である焼き付き防止機能を備えた映像表示装置であって、各周波数の放送信号を受信するチューナ部若しくは外部装置からの信号を入力する外部入力部と、前記チューナ部によって受信された信号に含まれる番組情報を取得する若しくは前記外部入力部から入力された信号に含まれるコンテンツ情報を取得する映像内容情報取得部と、前記番組情報若しくは前記コンテンツ情報と前記焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定とが対応付けられた焼き付き防止機能設定テーブルが格納された記憶部と、表示部と、制御部と、を備えることにより、前記チューナ部によって受信された映像信号若しくは前記外部入力部から入力された映像信号を前記表示部に表示させる際には、当該映像信号に前記番組情報若しくは前記コンテンツ情報が付加されているか否かを前記映像内容情報取得部若しくは前記映像内容情報取得部及び前記制御部によって判別し、これが付加されていると判断された場合には、当該番組情報若しくはコンテンツ情報に対する前記焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定の有無を前記焼き付き防止機能設定テーブルを参照することにより判別し、当該判別結果に従って、前記焼き付き防止機能をオン若しくはオフとさせることを特徴とする焼き付き防止機能を備えた映像表示装置。
  2. 焼き付きを低減させるための対策である焼き付き防止機能を備えた映像表示装置であって、情報記録媒体からの情報の読取りを行う再生装置を備え、当該再生装置から入力された信号に含まれるコンテンツ情報を取得する映像内容情報取得部と、前記コンテンツ情報と前記焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定とが対応付けられた焼き付き防止機能設定テーブルが格納された記憶部と、表示部と、制御部と、を備えることにより、前記情報記録媒体に記録された映像信号を前記表示部に表示させる際には、当該映像信号に前記コンテンツ情報が付加されているか否かを前記映像内容情報取得部若しくは前記映像内容情報取得部及び前記制御部によって判別し、これが付加されていると判断された場合には、当該コンテンツ情報に対する前記焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定の有無を前記焼き付き防止機能設定テーブルを参照することにより判別し、当該判別結果に従って、前記焼き付き防止機能をオン若しくはオフとさせることを特徴とする焼き付き防止機能を備えた映像表示装置。
  3. 入力部を備えることにより、前記番組情報若しくは前記コンテンツ情報と前記焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定との対応付けを、前記入力部からのユーザによる入力に従って行い、これによって得られた設定内容を前記焼き付き防止機能設定テーブルに格納することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の焼き付き防止機能を備えた映像表示装置。
  4. 前記焼き付き防止機能が、表示映像を移動させるスクリーンシフト機能若しくは画像中の輝度レベルの差を低減させる輝度レベル変更機能であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の焼き付き防止機能を備えた映像表示装置。
  5. 焼き付きを低減させるための対策である焼き付き防止機能を備えた映像表示装置における焼き付き防止機能制御方法であって、番組情報若しくはコンテンツ情報と前記焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定とを対応付けて管理することにより、放送信号若しくは外部装置から入力される信号の映像を表示させる際には、当該映像に対して前記番組情報若しくは前記コンテンツ情報が付加されているか否かを判別し、これが付加されていると判断された場合には、当該番組情報若しくはコンテンツ情報に対する前記焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定の有無を判別し、当該判別結果に従って、前記焼き付き防止機能をオン若しくはオフとさせることを特徴とする焼き付き防止機能制御方法。
  6. 情報記録媒体からの情報の読取りを行う再生装置を備え、焼き付きを低減させるための対策である焼き付き防止機能を備えた映像表示装置における焼き付き防止機能制御方法であって、コンテンツ情報と前記焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定とを対応付けて管理することにより、前記情報記録媒体に記録された映像を表示させる際には、当該映像に対してコンテンツ情報が付加されているか否かを判別し、これが付加されていると判断された場合には、当該コンテンツ情報に対する前記焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定の有無を判別し、当該判別結果に従って、前記焼き付き防止機能をオン若しくはオフとさせることを特徴とする焼き付き防止機能制御方法。
  7. 前記番組情報若しくは前記コンテンツ情報と前記焼き付き防止機能のオン若しくはオフの設定との対応付けを、ユーザによって行わせ、前記焼き付き防止機能が、表示映像を移動させるスクリーンシフト機能若しくは画像中の輝度レベルの差を低減させる輝度レベル変更機能であることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の焼き付き防止機能制御方法。
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