JP4378702B2 - 録画装置 - Google Patents

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本発明は、放送番組などの映像ソースを録画し、録画した映像ソースを再生して映像出力端子を介して外部のTVモニタなどに出力する録画装置に関する。
従来の録画装置において映像ソースを外部モニタ(通常、テレビジョン受像機)に出力するための映像出力端子からは、録画中には録画中のソース信号が出力されるように構成されている。これは、主として録画中のソースをユーザが確認する目的として利用される。また、映像出力端子の出力を切り替えるための専用のスイッチを設けた装置も存在しているが、この装置も同様に、映像出力端子の出力状態は、録画開始操作時には、録画中のソースの出力に切り替わるように構成されている。
ところで、録画装置には、予約録画機能が具備されている。予約録画実行時は予約設定者本人は通常、家を不在にし、帰宅後、つまり当該番組の録画終了後に視聴する形態をとることが普通である。しかしながら、予約録画実行終了前に帰宅し、録画装置が接続されているTVモニタの電源を入れたときに、意図せず現在録画中の番組の途中を見てしまい、番組を最初から見る楽しみを損なってしまうという問題がある。
また、最近では、ハードディスクレコーダやDVDレコーダなどの記録再生装置においては、番組を録画しながら、同時に録画中の番組と異なる録画済みの番組を視聴することが可能な装置が存在している。このような装置においては、視聴者が非在宅時はもちろん、在宅時においても録画済み番組を再生している状況が存在する。この場合、この録画済み番組の再生を終了し、停止操作などを行ったときに、意図せず、現在録画中の番組を見てしまうことになり得る。もちろん、この状況は予約録画動作時に限らず、手動操作で録画を開始し、その時間に別の録画済み番組を再生した後にも同様の状況になり得る。
本発明は、かかる従来の録画装置の課題を解決するためのもので、予約録画、手動録画のいずれの場合においても、現在録画中の番組の途中の映像を視聴者がその意思に反して、あるいは誤って見てしまうことを防止することができる録画装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、
映像ソースを記録媒体にタイマ録画し、前記記録媒体に録画した前記映像ソースを再生して映像出力端子を介して外部に出力する録画装置において、
前記タイマ録画実行中は外部に録画中の映像ソースを映像出力端子を介して出力せず、前記タイマ録画解除後に再生操作に応じて出力する映像出力制御手段を備え、
前記録画装置に外部接続されたチューナからの映像ソースを前記記録媒体にタイマ録画中は、前記録画装置に内蔵したチューナを前記タイマ録画中のチャンネルと同一のチャンネルに切り替えることができないようにしたことを特徴とする。
また、前記録画中の映像ソースの信号の代わりに録画中であることを示す画面を表示する信号を前記映像出力端子を介して外部に出力することを特徴とする。
また、前記録画中の映像ソースの信号の代わりに録画済みの映像ソースのサムネイルウィンドウにサムネイルを表示するとともに、前記録画中の映像ソースのサムネイルウィンドウにサムネイルの代わりに録画中のメッセージを表示する画面を表示する信号を前記映像出力端子を介して外部に出力することを特徴とする。
本発明によれば、録画中の映像ソースの信号を映像出力端子を介して外部に出力することを禁止するので、現在録画中の番組の途中の映像を視聴者がその意思に反して、あるいは誤って見てしまうことを防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
<第1の実施の形態>
図1は本発明に係る録画装置の第1の実施の形態を示すブロック図、図2は図1のマイクロプロセッサの処理手順を説明するためのフローチャートである。
図1に示す録画装置1において、録画時にはチューナ12により受信された映像ソース(音声信号などを含む)が記憶媒体13に録画される。再生時には記憶媒体13から再生された映像ソースが切替スイッチ14、表示制御部15、映像出力端子16を経由して外部に出力される。マイクロプロセッサ10はメモリ11、チューナ12、記憶媒体13、切替スイッチ14、表示制御部15の各種制御を行う。表示制御部15は図3、図4に示すような画面を表示するための情報表示機能部を有する。
ここで、従来の録画装置は、前述したように、録画中はチューナ12からの映像ソースの信号が映像出力端子16から出力されるようになっている。したがって、録画中の映像ソースをユーザが意図せずに見てしまう可能性が存在する。本発明は、そういった可能性を取り除くために、録画中における切替スイッチ14の状態を、録画開始時以降は、チューナ12からの出力ではないソースを選択するように切り替えておき、さらに表示制御部15によって生成された画面上の選択・指示表示を伴った切替確認操作でユーザが任意に映像出力端子16から出力される映像ソースの信号を選択・決定する機能を備える。
図2に本実施の形態を構成するマイクロプロセッサの処理手順を示す。マイクロプロセッサ10は録画開始か否かを判断し(ステップS1)、録画開始したとき(ステップS1でYes)に映像出力端子16から非録画ソース(録画中の映像ソース以外のソース)を出力する(ステップS2)。非録画ソースの例を図3、図4に示す。図3は一例として「録画中」の表示メッセージと、録画中のチャネル、開始時刻及び終了予定時刻を示す画面を出力する。図4は他の例として、録画済みのサムネイルウィンドウにはサムネイルを表示するが、録画中のサムネイルウィンドウにはサムネイルの代わりに「録画中」のメッセージを表示する。
図1に示す録画装置1では、予約録画記録中はチューナ12からの出力を、映像出力端子16に出力しないようにし、映像出力端子16には現在録画中であることを示す表示を出力するが、もし、予約録画開始前にその予約録画を行うチャネルと同じ番組を視聴していた場合でも、その録画開始前にそのまま視聴を継続するかどうかを確認するような表示を行うなどの工夫をすることが望ましい。
このような録画装置1において、その録画が確実に開始されているかどうかを知るには、その録画予約されたチャネルの映像を映像出力端子16に出力し、モニタ画面上で確認することが確実な方法であるが、そのために録画中の映像を番組の途中から視聴することは避けたい。そのため、予約録画が確実に実行されているかどうかを知るために、録画中においては、その録画ソース情報を図3のようにテキスト情報(チャネル番号、開始時刻など)で表示しておくことも望ましい。テキスト情報以外にも、映像出力選択画面や図4に示すような再生ナビ画面を表示するようにした装置が考えられる。ただし、この場合は、ナビ画面のサムネイルウィンドウには、現在録画中の画像を表示しないようにしている。また、現在記録中の記録済みの部分をサムネイルウィンドウに表示する場合にも、冒頭の部分などの一定の制約範囲における再生に留めるようにしたものが考えられる。
<第2の実施の形態>
図5は第2の実施の形態として、予約録画記録中は、チューナ12からの出力を表示ソース切替スイッチ20であらかじめ指示していた選択ソースポジションによらず、チューナ12からの出力を映像出力端子16に出力されないようにした録画装置2を示す。ここで、記録開始後にユーザが意図的に映像出力端子16の出力を記録中のソースに切り替えたい場合もある。この場合においては、ユーザが表示ソース切替スイッチ20の操作を行った際には、映像出力端子16の出力ソースを切り替える前に注意メッセージを出すなどの配慮がされていることが望ましい。このことは、必ずしも予約録画に限った場合ではなく、手動で録画を開始した以降に、その番組を記録終了までは視聴したくない場合も存在する。この場合も同様に、この表示ソース切替スイッチ20の操作によって、録画ソースを注意メッセージなどの表示をせず、即時に出力が切り替わることがないようにしておくことで、予約録画開始時と同様の効果が期待できる。また録画開始時に、表示ソース切替スイッチ20の操作なしに、録画を開始したチャネルソースを映像出力端子16に自動的に出力されないように、表示ソース切替スイッチ20を別のソースに切り替えるという動作を行うことも考えられる。
<第3の実施の形態>
図6は第3の実施の形態として、同一のチャネルが出力可能な複数のチューナ121、122を内蔵した録画装置3を示す。このような録画装置3では、予約録画記録中は、現在記録中のチューナ(例:チューナ121)のチャネルと同一のチャネルについては、他のどのチューナ(例:チューナ122)からも映像出力端子16に出力しないようにする。
<第4の実施の形態>
図7は第4の実施の形態として、映像入力端子18に接続された不図示の外部チューナなどからの入力を録画する録画装置4を示す。このような録画装置4では、映像入力端子18に接続された外部チューナなどからの入力を予約録画記録中は、マイクロプロセッサ10は切替スイッチ14又は映像入出力制御回路17を制御して映像出力端子16に出力しないようにする。
<第5の実施の形態>
図8は第5の実施の形態として、外部装置制御端子19に接続された不図示のTVに内蔵された外部チューナからの入力を録画する録画装置5を示す。このような録画装置5では、外部装置制御端子19に接続されたTVに内蔵された外部チューナからの入力を予約録画記録中は、録画装置5のチューナ12が外部チューナと同じチャネルを選択しないようにすることにより、現在録画中の番組の途中の映像を視聴者がその意思に反して、あるいは誤って見てしまうことを防止することができる。あるいは、外部装置制御端子19に接続されたTVのチューナを予約録画記録中は、録画装置5のチューナ12が録画中の当該チャネルに切り替えることができないようにする。
<第6の実施の形態>
第6の実施の形態では、いわゆる再生ナビ機能を持った録画装置において、現在録画中の記録中サムネイル画像や記録済み部分をサムネイルウィンドウに再生(音声再生を含む)することをしないか、若しくは代替テキストなどで録画中であることを示すようにする。
本発明に係る録画装置の第1の実施の形態を示すブロック図である。 図1のマイクロプロセッサの処理手順を説明するためのフローチャートである。 録画中メッセージの一例を示す説明図である。 録画中メッセージの他の例を示す説明図である。 本発明に係る録画装置の第2の実施の形態を示すブロック図である。 本発明に係る録画装置の第3の実施の形態を示すブロック図である。 本発明に係る録画装置の第4の実施の形態を示すブロック図である。 本発明に係る録画装置の第5の実施の形態を示すブロック図である。
符号の説明
1、2、3、4、5 録画装置
10 マイクロプロセッサ
11 メモリ
12、121、122 チューナ
13 記憶媒体
14 切替スイッチ
15 表示制御部
16 映像出力端子
17 映像入出力制御回路
18 映像入力端子
19 外部装置制御端子
20 表示ソース切替スイッチ

Claims (3)

  1. 映像ソースを記録媒体にタイマ録画し、前記記録媒体に録画した前記映像ソースを再生して映像出力端子を介して外部に出力する録画装置において、
    前記タイマ録画実行中は外部に録画中の映像ソースを映像出力端子を介して出力せず、前記タイマ録画解除後に再生操作に応じて出力する映像出力制御手段を備え、
    前記録画装置に外部接続されたチューナからの映像ソースを前記記録媒体にタイマ録画中は、前記録画装置に内蔵したチューナを前記タイマ録画中のチャンネルと同一のチャンネルに切り替えることができないようにしたことを特徴とする録画装置。
  2. 前記映像出力制御手段は、前記録画中の映像ソースの信号の代わりに録画中であることを示す画面を表示する信号を前記映像出力端子を介して外部に出力することを特徴とする請求項1に記載の録画装置。
  3. 前記映像出力制御手段は、前記録画中の映像ソースの信号の代わりに録画済みの映像ソースのサムネイルウィンドウにサムネイルを表示するとともに、前記録画中の映像ソースのサムネイルウィンドウにサムネイルの代わりに録画中のメッセージを表示する画面を表示する信号を前記映像出力端子を介して外部に出力することを特徴とする請求項1に記載の録画装置。
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