JP2007108191A - 液晶レンズ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の液晶レンズ装置では、内面側に電極を有する2枚の基板の間に液晶を封入して液晶セルを構成し、前記2枚の基板の少なくとも一方の基板にヒータ電極を設けた液晶レンズにおいて、前記2枚の基板の前記ヒータ電極を設けた面を除く少なくとも1つの基板面に、前記ヒータ電極からの発熱を伝導及び反射するための熱伝導部材を設けた。
【選択図】 図1
Description
この液晶レンズは透過光に光路差を与えて焦点を可変するものであり、その一例としては、少なくとも一方の基板がレンズ形状に形成された対向する2枚の透明基板と、この透明基板の互いに対向する側の面にそれぞれ設けられた一様な透明電極と、この透明電極に挟まれたレンズ形状の空間内に封入された液晶材料とよりなり、前記透明電極への印加電圧を制御する事によって屈折率を可変するレンズ形状型の液晶レンズがある。(例えば、特許文献1参照)
また、本発明でヒータ電極の形成に用いる水金法による液晶セル電極の形成に付いては、本発明者がすでに提案している公知技術がある(例えば、特許文献4参照)
図15において、LC1はセルギャップ10μmの従来の液晶セル、LC2はセルギャップ25μmの液晶レンズ用の液晶セルの特性曲線であり、LC1では−10℃でも2000ms以下であるのに対し、LC2は5℃で2000msを超えている。
すなわち、液晶レンズ用にセルギャップを大きくした液晶セルでは、低温側においてカメラ用の液晶レンズとしての機能を満足しない事になる。
以下、図10〜14により先願のヒータ付き液晶レンズに付いて説明する。
5は大型の第1基板、6は小型の第2基板であり、この2枚の基板間に液晶層7が封止されて下セル3が構成されている。さらに前記第1基板5の内面側には液晶駆動電極8、ヒータ電極51が設けられ、さらに第1基板5の庇部分には接続電極9が設けられている。また前記第2基板6の内面側にはコモン電極11が設けられている。そして前記上セル2と下セル3との第1基板5をUV接着層12で接着することにより液晶レンズ50を構成している。
前記上セル2は前述の如く基本構成は下セル3と同じであるが、異なるところはヒータ電極51が設けられていないことである。これはヒータ電極51を上セル2と下セル3の両方に設けることも出来るが、温度抵抗の低いUV接着層12で接着された液晶レンズ50の場合はどちらか一方の液晶セルにヒータ電極51を設ける事で液晶レンズ全体が加熱できることが確認されている。
なお、この直交配向の2層液晶レンズは、前記特許文献2に記載されている公知の液晶レンズであり、広い範囲での合焦点動作が可能で偏光依存性のない優れたものである。そして先願における液晶セルの定義としては、前記液晶レンズ50の図10に示す配置において入射光側、すなわち被写体160側に向いている方を上セル2、被写体160の対向側を下セル3としている。
前記ヒータ電極51は金薄膜のような一様な金属層で構成されているが、同一の電極巾ではなく電極巾の広い低抵抗電極部51bの一部に発熱部を構成する電極巾の狭い高抵抗電極部51aが設けられている。
そして、ヒータ電極51は前記液晶駆動電極8の周囲を取り囲むように設けられており、ヒータ電極51に接続される2本の接続電極9c、9dに前記ヒータ駆動電源120から供給される電圧によって前記高抵抗電極部51aを発熱させて液晶レンズ50の温度補償を行う。
そして、前記第2液晶セル3に設けられたヒータ電極51は温度低下を検出する温度センサー(図示せず)の信号に従って、前記ヒータ駆動電源120から接続電極9c,9dを介して供給されるヒータ駆動信号により発熱して、前記液晶層7を過熱することで応答速度の改善を行なう。
この直径が5mm程度のヒータ電極51の材料としてシート抵抗3Ωの金薄膜を用いた場合、ヒータ電極51の幅を一様な幅で200μmとするとヒータ抵抗が50Ωとなる。このヒータ電極51に3Vの電圧を供給すると60mAの電流がながれて180mWの電力となるが、その結果としてヒータ温度が20℃しか上昇しなかった。
これを改善するためヒータ電極51の電極巾の広い低抵抗電極部51bの一部に、発熱部を構成する電極巾の狭い高抵抗電極部51aを設けることによって、高抵抗電極部51aの発熱を温度補償に必要な高温まで高めることが出来た。
上記温度バラツキが発生する原因としては図11に示す如く、高抵抗電極部51aから発生した局部的な発熱は高抵抗電極部51aの周辺の液晶のみを高温にするため、発熱部周辺の液晶と中心部の液晶との間に温度差が発生し、液晶レンズに特性むらが生じる結果となる。また図11に矢印で示す如く局部的な発熱は液晶セルのガラス基板を突き抜けて外部に放散される無効分が多くなり、液晶層を温める為に使われる有効分が少なくなってしまうものと考えられる。
従って、液晶レンズ全体を温度補償に必要な高温まで高めるためには、局部的な高温発熱を液晶セル全体に伝導させるとともに、外部に放散される無効分を出来るだけ減少させる必要がある。
さらに、前記透明輪帯電極、ヒータ電極、熱伝導部材は同一金属膜にて構成されていると良い。
前記図1〜図4に示す本発明の液晶レンズは、先願における図11〜図14に示す液晶レンズに対応しており、同一要素には同一番号を付し説明を省略する。
すなわち、先願の液晶レンズ50と同様にヒータ電極51を有する 下セル3と、ヒータ電極51を有さない上セル2とをUV接着層12で一体化して液晶レンズ1を構成している。
また、ヒータ電極51を有さない 上セル2では、液晶層7に接する面に熱伝導部材10dと熱伝導部材10eを配設し、さらに第2基板6の外表面に熱伝導部材10fを設けている。
図2aは先願の図13に 対応していて、前記液晶駆動電極8はレンズ用の複数の透明輪帯電極であり、各輪帯電極は抵抗線15で接続されるとともに中心電極8aと最外周電極8bに電源を供給することによりレンズ動作を行なう。また前記ヒータ電極51は前記液晶駆動電極8の周囲を取り囲むリング形状に設けられている。そして前記接続電極9は液晶駆動電極8に接続される2本の接続電極9a,9bとヒータ電極51に接続される2本の接続電極9c、9dと前記第2基板6に設けられたコモン電極11に基板間導通部11aを介して接続される1本の接続電極9eとがある。
前記ヒータ電極51は金薄膜のような一様な金属層で構成されているが、同一の電極巾ではなく電極巾の広い低抵抗電極部51bの一部に発熱部を構成する電極巾の狭い高抵抗電極部51aが設けられている。
そして、ヒータ電極51は前記液晶駆動電極8の周囲を取り囲むように設けられており、ヒータ電極51に接続される2本の接続電極9c、9dに前記ヒータ駆動電源120から供給される電圧によって前記高抵抗電極部51aを発熱させて液晶レンズ50の温度補償を行う。
図3aは先願の図14に 対応しており、コモン電極11が設けられその周囲を取り囲む形状の熱伝導部材10aが設けられている。また図3bは第2基板6の外面側の電極パターン図であり、熱伝導部材10bが設けられている。この熱伝導部材10a、10bも前記熱伝導部材10cと同様に、前記ヒータ電極51と断面的に重なる位置に、前記ヒータ電極51より少し幅が広いリング形状に設けられている
すなわち、熱伝導部材10cはリング形状のヒータ電極51に対して少し幅広のリング形状を成し、前記ヒータ電極51と略同心的に設けられている。
なお、図1におけるヒータ電極51は発熱部である高抵抗電極部51aの部分を断面で示している。
前記ヒータ駆動電源120の駆動によってヒータ電極51の高抵抗電極部51aが発熱すると、その放射熱の一部は横向きの矢印の如く有効分として直接液晶層7を温めるが、放射熱の多くは縦向きの矢印の如く対向する位置に設けられた熱伝導部材10に伝導され、その伝導熱の一部は斜めの矢印の如く反射されて周囲を温め、伝導熱の多くは熱伝導部材10に蓄熱される。
以上の動作の繰り返しにより、前記高抵抗電極部51aの発熱は対向する熱伝導部材10を次々に経由しながら液晶レンズ1の温度をむら無く上昇させていく。このとき上セル2と下セル3の外周面に設けられた熱伝導部材10b、10fによって外部へ突き抜けようとする放射熱を反射させて液晶レンズ1の内部へ閉じ込めることで有効分を増加させる。
図1に示す実施形態では2層セル構成の液晶レンズ1に1個のヒータ電極51と6個の熱伝導部材10a〜10fを設けたが、上セル2と下セル3に各々1個づつのヒータ電極51を設け、それに対応して必要な個所に必要な数の熱伝導部材を設けても良いことは当然である。
特に熱伝導部材10の必要な個所としては、前記液晶層7を直接温めるために液晶セルの内面に設ける熱伝導部材10a、10d,10e、は重要であり、また放射熱を液晶レンズの外部に放散させないために、液晶レンズの外周面に設ける熱伝導部材10b,10f、さらに上セル2と下セル3との熱伝導の中継をする熱伝導部材10c等を適宜配置することが重要である。
図5に示す如く第1基板5の外面側には独立した3個の熱伝導部材10hが設けられている。
この独立した3個の熱伝導部材10hは図6に示す如く、前記ヒータ電極51の発熱部である高抵抗電極部51aの位置と数に対応して設けられており、前記ヒータ電極51より少しリング幅が広く形成されている。すなわち前記熱伝導部材10hは前記ヒータ電極51と断面的に重なる位置に設けられることにより、ヒータ電極51の高抵抗電極部51aからの放射熱を伝導及び反射させ、また蓄熱して放射させる機能を有する。
前記熱伝導部材10hは、図1における熱伝導部材10cに対応しているものであるが、同様に図1の熱伝導部材10a、10b,10d、10e、10fの位置にも必要に応じて設けることが出来る。
また、前記独立した熱伝導部材10hの数と配置は、液晶レンズ形状が円形でヒータ電極の配置がリング形状となるため、3〜5個の奇数個の熱伝導部材10hをリング形状の中心に対して、対称位置に設けるのが熱の利用効率及び熱分布の点において最適であった。
図7に示す液晶レンズ30において前記図1に示す液晶レンズ1と異なるところは、前記液晶レンズ1の上セル2と下セル3の大型基板である2枚の第1基板5の代わりに1枚の共通大型基板である第3基板35を設けた3枚構成の2層液晶セルである。
そして、液晶レンズ30の熱伝導部材は前記液晶レンズ1と共通する上セル2における第2基板6の両面に設けられた熱伝導部材10e、10fと、下セル3における第2基板6の両面に設けられた熱伝導部材10a10bとに加えて、第3基板35の上セル2側の面の前記ヒータ電極51に対向する位置に設けた熱伝導部材10gとがある。
もちろん、このヒータ電極51を上セル2側にも設けても良いが、前述の如く下セル3のみのヒータ電極で加熱特性が満足出来る上、液晶レンズ30の場合はUV接着層12がない1層基板であるのでさらに熱伝導率は良く、良好な加熱特性が得られた。
この各熱伝導部材間をガラスより熱伝導率に良い金属製のスルーホール41で接続することによって、各熱伝導部材間の温度伝達が早くなり、液晶レンズとしての応答性をさらに高めることが出来た。
図9はヒータ電極加熱状態において、液晶レンズの中心点の温度を測定した温度上昇特性図であり、H3はヒータ電極として図13に示すヒータ電極51の高抵抗電極部51aを設けずに、全体が低抵抗電極部51bの電極幅で構成したリング形状ヒータ電極を有する液晶レンズの温度上昇特性である。また、H2は図13に示すヒータ電極51の高抵抗電極部51aを3個設けたリング形状ヒータ電極を有する液晶レンズの温度上昇特性であり、H1は図1及び図2に示す本発明のヒータ電極51と熱伝導部材10とを組み合わせて設けた液晶レンズの温度上昇特性である。
この製造方法に付いては本発明者が「液晶パネルの配線パターン形成法」として既に特許文献4で提案している水金法で形成している。
続いてITO用のエッチング液に浸漬し、ITO電極膜をパターン化する(工程g)。この工程により前記液晶駆動電極8の透明輪帯電極が形成されるとともに前記ヒータ電極51の余分なITOが除去される。上記エッチング処理工程の後に、表面層に残ったフォトレジスト膜をレジスト剥離液に浸漬して除去することで前記第1基板5の電極パターン形成工程が終了する。
なお、第2基板及び第3基板についても、同様の方法により各電極膜の形成ができる。
まず、高抵抗電極部51aと低抵抗電極部51bとを直列に配置することで、発熱部である高抵抗電極部51aの形状と配置位置を任意に設定する事が出来るため、発熱条件の選択自由度が高い。また発熱部である高抵抗電極部51aを分割して分散配置しているため熱の拡散がよくなる。
この実施形態においては前記ヒータ電極51及び熱伝導部材10を前記接続電極9と同じ金薄膜電極で構成した。そしてヒータ電極51の接続部を構成する低抵抗電極部51bのリング巾を200μm、前記発熱部を構成する高抵抗電極部51aのリング巾を20μm、長さLを20μmとし、かつ前記発熱部である高抵抗電極部51aは前記ヒータ電極51のリング形状の中心に対して対称位置に3個配置した。この結果、接続電極9d、9c間の抵抗値は58Ωとなり、この接続電極9d,9cに3Vの電圧を供給したところ51.7mAの電流が流れ、3箇所の発熱部の温度上昇が100℃を超える高温となり、この部分的な高温を各熱伝導部材で液晶レンズ全体に急速に伝導させることによってて十分な温度補償が出来た。
まず加熱効率を良くするために液晶セル内部にヒータ電極及び熱伝導部材を設ける場合は、特にヒータ電極及び熱伝導部材を構成する金属と液晶物質が直接接触するために前記金属の安定性が問題になる。その場合に水金法によって形成される金電極膜は純金に近い安定したものとなるため、液晶物質に直接触れても化学反応による劣化を生ずる事が無い。
また、水金法によって形成される金電極膜は、ITO膜やガラスとの密着性が良いため、過熱された時に剥がれ難くなる。
さらに、水金法とフォトエッチングの組合せ加工によって形成されるヒータ電極及び熱伝導部材は、微細パターン形成が可能なためヒータ電極としての重要なファクターである抵抗値の管理及びヒータ電極と熱伝導部材との位置精度の管理がし易く、高性能な液晶レンズの製造が可能となる。
特に、発熱部を構成する高抵抗電極部と接続部を構成する低抵抗電極部とを交互に設けたヒータ電極と熱伝導部材とを組み合わせることによって、低電圧電源での高温発生と温度バラツキ補正ができるため十分な液晶レンズの温度補償が可能となる。
また、2層液晶セルで構成された液晶レンズにおいて、片側の液晶セルのみにヒータ電極を設け他方の液晶セルには熱伝導部材設けるだけで温度補償ができるため、構成が簡単でコスト的に有利な液晶レンズが実現できる。
また、ヒータ電極及び熱伝導部材を水金法とエッチングを用いて形成することにより電極の安定性が得られ、さらにコストダウンも期待できる。
また、熱伝導部材の配置をヒータ電極と重なる位置に設けた構成のみを示したが、当然これに限定されるものではなく、ヒータ電極からの熱放射を受けて高温になる部分(液晶セルの構成によて異なる)に設けることが有効であり、これら高温部への配置をすべて含むものである。
さらに、基板面でのスペース的なゆとりがある場合には、ヒータ電極を設けた基板面にも熱伝導部材を配置すれば、さらに温度補償効果が高まることは当然である。
2 上セル
3 下セル
5 第1基板
6 第2基板
7 液晶層
8 液晶駆動電極
9 接続電極
10 熱伝導部材
11 コモン電極
12 UV接着層
35 第3基板
51 ヒータ電極
100 液晶レンズ装置
110 液晶駆動回路
120 ヒータ駆動電源
Claims (15)
- 内面側に電極を有する2枚の基板の間に液晶を封入して液晶セルを構成し、前記2枚の基板の少なくとも一方の基板にヒータ電極を設けた液晶レンズにおいて、前記2枚の基板の前記ヒータ電極を設けた面を除く少なくとも1つの基板面に、前記ヒータ電極からの発熱を伝導するための熱伝導部材を設けたことを特徴とする液晶レンズ装置。
- 前記液晶セルを構成する一方の基板の内面側に前記ヒータ電極を設け、他方の基板の内面側に前記熱伝導部材を設けた請求項1記載の液晶レンズ装置。
- 前記液晶セルを構成する一方の基板の内面側に前記ヒータ電極を設け、前記一方の基板の外面側に前記熱伝導部材を設けた請求項1記載の液晶レンズ装置。
- 前記熱伝導部材は前記液晶セルを構成する1つの基板の両面に設けられている請求項1記載の液晶レンズ装置。
- 前記1つの基板の両面に設けられた熱伝導部材はスルーホールで接続されている請求項4記載の液晶レンズ装置。
- 前記熱伝導部材は前記ヒータ電極と断面的に重なる位置に設けられている請求項1乃至5項の何れか1項記載の液晶レンズ装置。
- 前記熱伝導部材と前記ヒータ電極とは同一金属膜で構成されている請求項1乃至6の何れか1項記載の液晶レンズ装置。
- 前記液晶セルの一方の基板の内面側には、レンズ用の複数の透明輪帯電極が設けられており、該透明輪帯電極の周囲に前記ヒータ電極が設けられ、前記液晶セルの他方の基板の内面側に前記熱伝導部材が設けられている請求項1記載の液晶レンズ装置。
- 前記液晶セルの一方の基板の内面側には、レンズ用の複数の透明輪帯電極が設けられており、該透明輪帯電極の周囲に前記ヒータ電極が設けられ、前記一方の基板の外面側に前記熱伝導部材が設けられている請求項1記載の液晶レンズ装置。
- 前記ヒータ電極は発熱部を構成する高抵抗電極部と該高抵抗電極部間を接続する低抵抗電極部とが交互に設けられている請求項8又は9記載の液晶レンズ装置。
- 前記熱伝導部材は前記ヒータ電極の発熱部を構成する高抵抗電極部に対向する位置にのみ独立して設けられている請求項10記載の液晶レンズ装置。
- 前記独立して設けられている熱伝導部材の数は奇数個である請求項11記載の液晶レンズ装置。
- 前記透明輪帯電極、ヒータ電極、熱伝導部材は同一金属膜にて構成されている請求項8乃至12の何れか1項記載の液晶レンズ装置。
- 前記液晶レンズは液晶配向方向を直交させた第1、第2の液晶セルを積層して構成されており、前記第1、第2の液晶セルの一方の液晶セルにのみヒータ電極を設け、他方の液晶セルには前記熱伝導部材を設けた請求項1記載の液晶レンズ装置。
- 前記第1、第2の液晶セルは、1枚の共通基板と2枚の対向基板との3枚の基板によって構成されており、前記共通基板の1方の面に前記ヒータ電極を設け、前記2枚の対向基板には前記熱伝導部材を設けた請求項14記載の液晶レンズ装置。
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