JP2007107998A - 蓄電池放電特性測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大容量の蓄電池に対応可能な蓄電池放電特性測定装置を提供する。
【解決手段】スレーブ機3は正極端子T11と負極端子T12との間に結合される。マスタ機4は正極端子T21と負極端子T22との間に結合される。スレーブ機3、マスタ機4は電流I1,I2(蓄電池2の駆動電流)をそれぞれ流す。マスタ機4は電流I2を流す期間と、スレーブ機3が電流I1を流す期間とが一致するようにスレーブ機3を制御する。蓄電池2から同時に電流I1、I2が流れるので、蓄電池2の容量が大きい場合にも測定装置1は放電特性を測定することが可能になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、蓄電池放電特性測定装置に関し、より特定的には、蓄電池の劣化寿命を放電特性に基づいて判定するための蓄電池放電特性測定装置に関する。
電算機等に使用される無停電電源において、搭載される蓄電池の劣化寿命の判定は、従来から、蓄電池の端子間の開放電圧や内部インピーダンスの測定、使用年数の管理および複数個の蓄電池セルから選択したセルを抜き取って検査する引取検査が一般的である。
しかしながら、これらの判定方法では、特性劣化の進んだ蓄電池を抽出することは極めて困難である。なぜなら、蓄電池は一定の電流を所定の期間放電することが求められるのに対して、開放電圧や内部インピーダンスの測定では、その良否を判定するのには不十分であるからである。また、引取検査においては、非選択の蓄電池の電気的特性は必ずしも保証されず、信頼性の点で問題が残る。
そこで、最近では、設備オンライン中に、各蓄電池セルを瞬時に定電流放電させてセル単位での放電特性を明確にすることで、劣化した蓄電池セルを識別して除去し、蓄電池設備の信頼性を維持させるという蓄電池寿命判定装置が提案されている。このような蓄電池寿命判定装置の例として、特開2004−347563号公報(特許文献1)には電磁開閉器の組合せによって被測定電池の駆動電流を所望の電流値に設定することができる蓄電池放電特性測定装置が開示されている。
図7は、従来の測定装置の構成を概略的に示す回路図である。
図7を参照して、測定装置101は基本的には定電流放電特性測定装置である。測定装置101は、電流駆動回路110、電圧検出器111、制御装置112、電磁開閉器113A、および電流検出器114を備える。
電流駆動回路110は蓄電池102の正極端子T11と負極端子T12との間に接続される。電流駆動回路110はたとえばMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等の半導体素子で構成される。電流駆動回路110は制御装置112からの制御信号によって駆動され、蓄電池102の等価負荷抵抗となる。
制御装置112は電圧検出器111で検出された端子間電圧に関する信号と電流検出器114で測定された電流に関する信号とが入力されると、電流駆動回路110に流れる電流が蓄電池102の診断に必要な所定の大きさになるように電流駆動回路110に指令を送る。また、制御装置112は電流駆動回路110に電流を流すため電磁開閉器113Aを閉状態にする。電流駆動回路110は、この指令信号に基づき、自己の有する特性に従って電流を制御する。電流駆動回路110を流れる電流は電流検出器114により検出される。
以上の構成において、蓄電池102の寿命診断は電流駆動回路110を流れる電流を蓄電池102の診断に必要な一定電流に制御しながら、短時間(たとえば450[msec]程度)の放電停止を行ない、そのときの端子間電圧と電流とから放電特性の劣化を識別することによって行なわれる。
特開2004−347563号公報
蓄電池放電特性測定装置において電流測定範囲の上限は電流駆動回路を流れる電流の最大値に依存する。従来の蓄電池放電特性測定装置において、この最大値はたとえば2000[A]である。一方、工場や発電所等には、2000[Ah]を超える容量値(たとえば4000[Ah])を有する蓄電池が設置されていることが多い。図7に示す測定装置101をこのような大容量の蓄電池の放電特性の測定に用いる場合、以下のような課題が生じ得る。
一般的に大容量の蓄電池には、電流集中を緩和するために複数対の電極が設けられる。たとえば4000[A]の電流が1対の端子に集中して流れた場合、蓄電池内部では鉛による電気抵抗が無視できなくなる。この場合、蓄電池内部の電位差により蓄電池内部の起電力に負荷が均等にかからない状態が発生する。したがって端子から遠方の場所における起電力を有効に活用できなくなり、放電性能が見かけ上低下する。よって、蓄電池の放電特性を正確に測定するためには、蓄電池のすべての端子に電流ケーブルを接続する必要がある。
しかしながら蓄電池の端子の数が多くなると、電流ケーブルを接続する際に蓄電池の端子の極性と測定装置の端子の極性とを誤って接続する可能性が高くなる。この場合、蓄電池の正極端子と負極端子とが短絡するので蓄電池や測定装置が損傷する問題が生じる。
図8は、従来の測定装置において生じ得る誤接続の問題を説明する図である。
図8を参照して、蓄電池102は正極端子T11,T21および負極端子T12,T22を有する。正極端子T11,T21は蓄電池102の内部で互いに電気的に接続される。同様に、負極端子T12,T22は蓄電池102の内部で互いに電気的に接続される。
一方、測定装置101は正極端子TAおよび負極端子TBを有する。正極端子TAには電流ケーブルC101,C102の各々の一方端が接続される。負極端子TBには電流ケーブルC103,C104の各々の一方端が接続される。
正常な接続状態の場合、電流ケーブルC101,C102の他方端はそれぞれ正極端子T11,T21に接続される。また、電流ケーブルC103,C104の他方端はそれぞれ負極端子T12,T22に接続される。一方、誤接続の場合には破線にて示すように、たとえば電流ケーブルC102の他方端が負極端子T22に接続され、電流ケーブルC104の他方端が正極端子T21に接続される。図8に示すような誤接続が生じると正極端子T11と負極端子T22とが短絡するとともに、正極端子T21と負極端子T12とが短絡する。
このように蓄電池の端子間での短絡を防ぐため、電流ケーブルの途中に電磁開閉器(遮断機)を挿入したり、測定装置の内部に電磁開閉器を設けたりする方法が考えられる。
図9は、従来の測定装置に電磁開閉器を設置した構成の一例を説明する図である。
図9を参照して、測定装置101の内部には、電流ケーブルC101〜C104に対応して電磁開閉器113A〜113Dがそれぞれ設けられる。電磁開閉器113A,113Bの一方端は電流ケーブルC101,C102にそれぞれ接続され、他方端はともに電流駆動回路110の一方端に接続される。電磁開閉器113C,113Dの一方端は電流ケーブルC103,C104にそれぞれ接続され、他方端はともに電流駆動回路110の他方端に接続される。
しかしながら図9に示す構成では、制御装置112は電磁開閉器113A〜113Dを制御しなければならない。よって制御処理が複雑化する。また、電磁開閉器113A〜113Dの接触抵抗がばらつくと、電流ケーブルC101〜C104に流れる電流が不均一になる。さらに接触抵抗が存在するため駆動電流自体が減少する。これらの理由により、図9に示す測定装置101は放電特性を精度よく測定できない。
本発明の目的は、大容量の蓄電池に対応可能な蓄電池放電特性測定装置を提供することである。
本発明は要約すれば、蓄電池の放電特性を測定する蓄電池放電特性測定装置であって、蓄電池は、互いに電気的に接続される第1および第2の正極端子と、第1および第2の正極端子に対応してそれぞれ設けられ、互いに電気的に接続される第1および第2の負極端子とを有する。蓄電池放電特性測定装置は、第1の正極端子と第1の負極端子との間に結合され、蓄電池の放電時に第1の駆動電流を流すスレーブ装置と、第2の正極端子と第2の負極端子との間に結合され、放電時に第2の駆動電流を流し、かつ、第2の駆動電流を流す期間とスレーブ装置が第1の駆動電流を流す期間とが一致するようスレーブ装置を制御するマスタ装置とを備える。
好ましくは、スレーブ装置およびマスタ装置の各々は、対応する正極端子と対応する負極端子との間で駆動電流を流す電流駆動回路と、電流駆動回路の動作の制御を行なう制御モードとして、スレーブモードとマスタモードとを有する制御装置とを含む。制御装置は、入力される設定情報に応じて制御モードをスレーブモードとマスタモードとの間で切換え、制御モードがスレーブモードの場合には、開始信号に応じて電流駆動回路の動作を開始させ、終了信号に応じて電流駆動回路の動作を終了させ、制御モードがマスタモードの場合には、電流駆動回路を所定期間動作させ、かつ、所定期間の開始時および終了時に開始信号および終了信号をそれぞれ出力する。
より好ましくは、制御装置は、制御モードとして、単独で電流駆動回路の動作の制御を行なう単独動作モードをさらに有し、設定情報に応じて制御モードをマスタモード、スレーブモードおよび単独動作モードの間で切換える。
より好ましくは、スレーブ装置およびマスタ装置の各々は、スレーブ装置およびマスタ装置の少なくとも一方に異常が生じたことを検知した場合に、制御装置による電流駆動回路の動作の制御を停止させる保安回路をさらに含む。
さらに好ましくは、保安回路は、スレーブ装置およびマスタ装置において制御モードがスレーブモードおよびマスタモードにそれぞれ設定されている場合には、制御装置による電流駆動回路の動作の制御を可能にし、スレーブ装置およびマスタ装置の両方に制御モードとしてスレーブモードまたはマスタモードのうちの同じモードが設定されている場合には、制御装置による電流駆動回路の動作の制御を不可能にする。
さらに好ましくは、制御装置は、制御モードがマスタモードの場合には、動作開始指示の入力に応じて電流駆動回路の動作の制御を開始する。スレーブ装置およびマスタ装置の各々は、ユーザが動作開始指示を与えるために操作する開始スイッチをさらに含む。保安回路は、制御モードがマスタモードである場合には、開始スイッチの操作に応じて動作開始指示を制御装置に送り、制御モードがスレーブモードである場合には、開始スイッチの操作に拘らず動作開始指示を制御装置に送らない。
さらに好ましくは、保安回路は、リレーシーケンス回路である。
本発明の蓄電池放電特性測定装置によれば、大容量の蓄電池の放電特性を測定することが可能になる。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
図1は、本実施の形態の蓄電池放電特性測定装置の構成を示す概略図である。
図1を参照して、測定装置1は劣化状態を診断するため蓄電池2の放電特性を測定する蓄電池放電特性測定装置である。測定装置1はスレーブ装置3とマスタ装置4とを備える。
蓄電池2は、正極端子T11,T21および負極端子T12,T22を有する。正極端子T11,T21とは蓄電池2の内部で互いに電気的に接続される。同様に、負極端子T12,T22は蓄電池の内部で互いに電気的に接続される。これらの端子は蓄電池2の放電時に放電電流を分散させ、蓄電池2の内部での電流集中を緩和するために設けられる。
スレーブ装置3は正極端子T11と負極端子T12との間に結合される。マスタ装置4は正極端子T21と負極端子T22との間に結合される。スレーブ装置3、マスタ装置4は電流I1,I2(蓄電池2の駆動電流)をそれぞれ流す。マスタ装置4は電流I2を流す期間と、スレーブ装置3が電流I1を流す期間とが一致するようにスレーブ装置3を制御する。蓄電池2から同時に電流I1、I2が流れるので、蓄電池2の容量が大きい場合にも測定装置1は放電特性を測定することが可能になる。たとえばスレーブ装置3およびマスタ装置4の各々の最大駆動電流が2000[A]であれば測定装置1は容量が4000[Ah]の蓄電池に対応可能である。
スレーブ装置3、マスタ装置4は同一の構成を有する。スレーブ装置3は電流駆動回路10、電圧検出器11、制御装置12、および運転切換スイッチ13を含む。マスタ装置4は電流駆動回路20、電圧検出器21、制御装置22および運転切換スイッチ23を含む。
電流駆動回路10,20はそれぞれ電流I1,I2を流す。正極端子T11と負極端子T12との間に電流駆動回路10を結合するため電流ケーブルC1,C2が設けられる。正極端子T21と負極端子T22との間に電流駆動回路20を結合するため電流ケーブルC3,C4が設けられる。このように蓄電池の複数の端子対に対応して複数の電流駆動回路がそれぞれ設けられる。また電流駆動回路10,20は電気的に絶縁されている。これにより電流ケーブルの誤接続によって端子間が短絡する可能性を低くすることができる。
電圧検出器11は正極端子T11と負極端子T12との間の電圧を測定する。電圧検出器21は正極端子T21と負極端子T22との間の電圧を測定する。正極端子T11、負極端子T12と電圧検出器11との間には電圧プローブP1,P2が設けられる。同様に、正極端子T21、負極端子T22と電圧検出器21との間には電圧プローブP3,P4が設けられる。
制御装置12は制御装置22から送られる開始信号SIG1に応じて電流駆動回路10の動作を開始させ、制御装置22から送られる終了信号SIG2に応じて電流駆動回路10の動作を終了させる。なお、このように電流駆動回路10の動作の制御を行なう動作状態(制御モード)を以後「スレーブモード」と称する。
制御装置22は、電流駆動回路20を所定期間(たとえば450[msec])動作させ、かつ、その所定期間の開始時および終了時に、制御装置12に対して開始信号SIG1および終了信号SIG2をそれぞれ出力する。なお、このように電流駆動回路20の動作の制御を行なう制御モードを以後「マスタモード」と称する。
制御装置12,22は制御モードとしてスレーブモードとマスタモードとを有する。そして制御装置12,22は入力される設定情報に応じ、制御モードをスレーブモードとマスタモードとの間で切換える。つまり、図1におけるスレーブ装置3、マスタ装置4をそれぞれ「マスタ装置」、「スレーブ装置」として動作させることができる。
詳細に説明すると、制御装置12の制御モードが「マスタモード」に設定され、制御装置22の制御モードが「スレーブモード」に設定された場合、制御装置12は所定期間、電流駆動回路10を動作させるとともに、所定期間の開始時および終了時に制御装置22に対して開始信号SIG1および終了信号SIG2をそれぞれ出力する。一方、制御装置22は開始信号SIG1に応じて電流駆動回路20の動作を開始させ、終了信号SIG2に応じて電流駆動回路20の動作を終了させる。
運転切換スイッチ13,23はたとえば回転式のスイッチであり、作業者(ユーザ)がスレーブ装置3、マスタ装置4の各々を「スレーブ」、「マスタ」のいずれかに設定できるようになっている。各運転切換スイッチは「スレーブ」あるいは「マスタ」の設定を示す設定情報を出力する。制御装置12,22の各々は運転切換スイッチの設定が「スレーブ」であれば、入力される設定情報に応じて制御モードを「スレーブモード」に設定し、運転切換スイッチの設定が「マスタ」であれば、入力される設定情報に応じて制御モードを「マスタモード」に設定する。
このようにスレーブ装置3およびマスタ装置4は、スイッチの設定に応じて機能を切換えることができる。よって測定装置1を生産する際に「スレーブ装置」、「マスタ装置」の各々を分けて生産する必要がなくなるので、生産性が向上する。
スレーブ装置3は、さらに、保安回路14、測定開始スイッチ15、および非常停止スイッチ16を含む。マスタ装置4は、さらに、保安回路24、測定開始スイッチ25、および非常停止スイッチ26を含む。
保安回路14,24はスレーブ装置3およびマスタ装置4の少なくとも一方の異常を検知した場合には、制御装置12による電流駆動回路10の動作の制御および制御装置22による電流駆動回路20の動作の制御を停止させる。
保安回路14はスレーブ装置3の異常を検知した場合には、制御装置12による電流駆動回路10の動作の制御を停止させるとともに保安回路24に対して異常通知A1を出力する。保安回路24はマスタ装置4の異常を検知した場合には、制御装置22による電流駆動回路20の動作の制御を停止させるとともに保安回路14に対して異常通知A2を出力する。
また、保安回路14は異常通知A2を受けた場合に制御装置12による電流駆動回路10の動作の制御を停止させる。保安回路24は異常通知A1を受けた場合に制御装置22による電流駆動回路20の動作の制御を停止させる。
要するに、スレーブ装置3、マスタ装置4のいずれか一方に異常が生じた場合に、保安回路14,24の各々は制御装置12による電流駆動回路10の動作の制御および制御装置22による電流駆動回路20の動作の制御を停止させる。これにより測定装置1の安全性を高めることができる。
さらに、保安回路14,24は制御モードがスレーブ装置3とマスタ装置4との両方に制御モードとして「スレーブモード」または「マスタモード」のうちの同じモードが設定されている場合には、制御装置12による電流駆動回路10の動作の制御および制御装置22による電流駆動回路20の動作の制御を不可能にする。つまり、保安回路14,24は制御モードがスレーブ装置3とマスタ装置4とでそれぞれ「スレーブモード」および「マスタモード」に設定されている場合、制御装置12による電流駆動回路10の動作の制御および制御装置22による電流駆動回路20の動作の制御を可能にする。
保安回路14において生成される識別情報ID1は制御モードが「スレーブモード」であることを示す情報である。一方、保安回路24において生成される識別情報ID2は制御モードが「マスタモード」であることを示す情報である。保安回路14,24は生成した識別情報を交換し、識別情報ID1,ID2から2台の装置の一方が「スレーブ装置」であり、他方が「マスタ装置」であることを確認した場合にスレーブ装置3およびマスタ装置4がともに動作可能になる。よって測定装置1は正常に測定を行なうことができる。
なお、上述のように、スレーブ装置3が「マスタ装置」に設定され、マスタ装置4が「スレーブ装置」に設定された場合にも、保安回路14,24は識別情報に基づいて、2台の装置の一方が「スレーブ装置」であり、他方が「マスタ装置」であることを確認する。
なお、上述の「異常を検知した場合」とは、たとえば保安回路14,24が装置への電源供給が遮断されたことを検知した場合や、電流ケーブルや電圧プローブの誤接続を検知した場合、制御装置12,22間を接続する信号ケーブルが未接続であることを検知した場合などである。このような場合において動作が確実に行なわれるよう、保安回路14,24はメカスイッチやメカリレーにより構成されるリレーシーケンス回路により構成されることが好ましい。
また、後述するように制御装置12,22はマイクロコンピュータ(以下、マイコンとも称する)を含む。保安回路14,24がリレーシーケンス回路によって構成されることによって、マイクロコンピュータの負荷が低減する。よって、マイクロコンピュータの誤動作を防ぐことができる。
測定開始スイッチ15,25は作業者(ユーザ)が動作開始指示を与えるために操作するスイッチであり、たとえば押しボタン方式のスイッチである。作業者(ユーザ)の操作により測定開始スイッチが押されると、測定開始スイッチから動作開始指示が出力される。制御装置は制御モードがマスタモードの場合に、動作開始指示に応じて電流駆動回路の動作の制御を開始する。保安回路は、制御モードがマスタモードである場合には、測定開始スイッチの操作に応じて動作開始指示を制御装置に送る。しかし、保安回路は、制御モードがスレーブモードである場合には、測定開始スイッチの操作に拘らず、動作開始指示を制御装置に送らない。
すなわち、図1の場合にはユーザが測定開始スイッチ25を押した場合に、測定開始スイッチ25から保安回路24を経由して制御装置22に動作開始指示STが送られる。これにより制御装置22は電流駆動回路20の動作の制御を開始する。一方、ユーザが測定開始スイッチ15を押した場合、保安回路14によって測定開始スイッチ15から制御装置12への動作開始指示の伝達が遮断される。よって作業者の操作ミスによる誤動作を防ぐことができるので、測定装置1の安全性をより高めることができる。
非常停止スイッチ16,26は作業者が異常を検知したときに測定装置1の動作を強制的に停止させるためのスイッチである。作業者が非常停止スイッチ16,26のどちらか一方を押すと、その非常停止スイッチに対応する保安回路が装置を停止するとともに異常通知を送信することによってスレーブ装置3の動作およびマスタ装置4がともに停止する。
図2は、図1に示すスレーブ装置3の主要部の構成を説明するブロック図である。
図2を参照して、電流駆動回路10および制御装置12の構成を詳細に示す。電流駆動回路10は、蓄電池2の正極端子T11と負極端子T12との間に並列に結合される複数の電磁開閉器30A〜30Dと電磁開閉器30A〜30Dのそれぞれに対応して直列に結合される電流駆動部35A〜35Dとを含む。制御装置12は、マイコン40と、DA(デジタルアナログ)変換器50とを含む。
なお、本実施の形態では、電流駆動回路10を4組の電磁開閉器30A〜30Dと電流駆動部35A〜35Dとで構成したが、これ以外の複数組に対しても適応可能である。また、以下において、電磁開閉器30A〜30Dおよび電流駆動部35A〜35Dを総称するときには、それぞれ符号30および35を用いて称する。
電磁開閉器30A〜30Dは、マイコン40から各々に入力される開閉信号A〜Dに応じて開/閉状態となる。なお、開閉信号はデジタル信号であるため、アナログ信号に比べて増設が容易であり、開閉信号を複数化したことによるコストの負担は生じない。
電磁開閉器30は、図示しない開閉器コイルに流れる電流によって生じた磁束が接極子を吸引することにより、開閉器接点(図示せず)が開閉される。閉状態となった電磁開閉器30は、蓄電池2に電気的に結合され、蓄電池2からの駆動電流を対応する電流駆動部35へと伝達する。
電流駆動部35A〜35Dは、蓄電池2の正極端子T11と負極端子T12との間に、電磁開閉器30A〜30Dを介して並列に接続されており、蓄電池2の駆動電流(電流I1)は、電流駆動部35A〜35Dに分流される。電流駆動部35A〜35Dに流れる電流は、後述するように、DA変換器50から出力されるアナログ信号である電流設定信号によって所定の電流値に設定される。
ここで、電流駆動部35A〜35Dは、互いに異なる電流設定範囲を有する。より詳細には、電流駆動部35A,35Bは、0〜150[A]の電流設定範囲を有する。電流駆動部35Cは、0〜600[A]の電流設定範囲を有する。電流駆動部35Dは、0〜1500[A]の電流設定範囲を有する。したがって、電流駆動部35A〜35Dは、電流設定信号に応じて、上記の電流設定範囲内でそれぞれ所定の電流値に設定される。
このように、スレーブ装置3では、蓄電池2の駆動電流は、開閉信号に応じて閉状態となった電磁開閉器30を経由し、対応する電流駆動部35を設定された所定の電流値で流れる。
ここで、電磁開閉器30の開閉動作を制御する開閉信号は、マイコン40において、外部から入力される目標電流設定値に基づいて生成される。例えば、目標電流設定値が250[A]であれば、電磁開閉器30A,30Bは、開閉信号A,Bに応じて閉状態となり、電磁開閉器30C,30Dは、開閉信号C,Dに応じて開状態となる。これにより、駆動電流は、電磁開閉器30A,30Bを介して、電流駆動部35A,35Bへと流れる。
また、電流駆動部35のそれぞれに流れる電流を設定する電流設定信号は、マイコン40において、目標電流設定値からDA変換器設定値が決定されると、DA変換器50において、該設定値がアナログ変換されて生成される信号である。
なお、マスタ装置4の構成はスレーブ装置3の構成と同様である。具体的には、図2において電流駆動回路10および制御装置12をそれぞれ電流駆動回路20および制御装置22と置き換え、正極端子T11および負極端子T12をそれぞれ正極端子T21および負極端子T22に置き換え、電流I1を電流I2に置き換えると、マスタ装置4の構成に等しくなる。よって、マスタ装置4の構成に関する詳細な説明は以後繰り返さない。
図3は、図1の測定装置1の処理フローを説明する図である。
なお、測定に必要なすべての設定が正しく行なわれており、異常が生じないものとして以下の説明を行なう。すなわち、スレーブ装置3の運転切換スイッチ13は「スレーブ」に設定され、マスタ装置4の運転切換スイッチ23は「マスタ」に設定されている。また、スレーブ装置3、マスタ装置4の各々の端子は、蓄電池2の端子に正しく接続されている。さらに、測定開始スイッチ15,25および非常停止スイッチ16,26はともにオフ状態になっている。
図3を参照して、スレーブ装置3、マスタ装置4とも同様のフローに従って処理を行なう。まず、マスタ装置4およびスレーブ装置3に電源が投入される。するとマスタ装置4およびスレーブ装置3は「識別処理」を行なう(ステップS1M,S1S)。この「識別処理」において、保安回路14は識別情報ID1を生成して内部に保存し、保安回路24は識別情報ID2を生成して内部に保存する。保安回路14,24は識別情報ID1,ID2を交換する。保安回路24は識別情報ID1,ID2の各々が示す制御モード(すなわち「スレーブモード」および「マスタモード」)から自機(マスタ装置4)と相手機(スレーブ装置3)の各々の運転切換スイッチの設定が正常と判定する。なお、スレーブ装置3側でも同様に、保安回路14は識別情報ID1,ID2の各々が示す制御モードから自己(スレーブ装置3)と相手(マスタ装置4)の運転切換スイッチ13の設定が正常と判定する。
次に、マスタ装置4およびスレーブ装置3は「自己診断処理」を行なう(ステップS2M,S2S)。この「自己診断処理」においては、主に蓄電池2の正極端子および負極端子とマスタ装置(およびスレーブ装置)との間との間に配設される電流ケーブルおよび電圧プローブの接続が正常であるか否かを診断する。
たとえば保安回路14,24の各々は電圧プローブの2端子間電圧や電流ケーブルの2端子間電圧が所定の範囲内(たとえば1.0V以上2.5V未満)に含まれるときに接続が正常であると判定し、2端子間電圧が所定の範囲に含まれない場合には接続が異常である(誤接続や未接続が発生している)と判定する。スレーブ装置3において電流ケーブルの接続と電圧プローブの接続とが正常であれば、制御装置12は電流駆動回路10の動作の制御が可能な状態になる。また、マスタ装置4において電流ケーブルの接続と電圧プローブの接続とが正常であれば、制御装置22は電流駆動回路20の動作の制御が可能な状態になる。
この後、作業者によりマスタ装置4の測定開始スイッチ25が押され、マスタ装置4の制御装置22には測定開始スイッチ25からの動作開始指示STが入力される。すると制御装置22は「測定準備処理」を行なう(ステップS3M)。また、スレーブ装置3の制御装置12は制御装置22から送られる「スイッチオン情報」に応じて「測定準備処理」を行なう(ステップS3S)。この「測定準備処理」において、制御装置12,22は通信状態をテストしたり、内部に設けられたメモリに記憶されている情報をクリアしたりする。
続いて、マスタ装置4およびスレーブ装置3は「測定処理」を行なう(ステップS4M,S4S)。なお、測定処理の詳細については後述する。
続いて、マスタ装置4およびスレーブ装置3は「データ転送処理」を行なう(ステップS5M,S5S)。「データ転送処理」において、制御装置12は内部に蓄積したデータを制御装置22に転送する。データ転送処理が終了すると、マスタ装置4およびスレーブ装置3は全体の処理を終了する。なお、制御装置22に記憶されるデータは、たとえばパーソナルコンピュータによって読み出される。
図4は、図3のステップS4Mにおける測定処理のフローを説明する図である。
図4を参照して、処理が開始されると、まずステップS11において、制御装置12はスレーブ装置に対して開始信号SIG1を送る。次にステップS12において制御装置12は開閉信号を電磁開閉器30に送信して電磁開閉器30を閉じる。また、電流駆動部35に電流設定信号を送り、蓄電池の駆動電流を設定する。
ステップS13において、制御装置22は駆動電流の大きさが目標電流設定値に等しくなるよう電流駆動回路20を駆動する。また、制御装置22は電圧検出器21から蓄電池の端子間の電圧を示す値を取得して内部に記憶する。ステップS14において制御装置22はタイマチェック、すなわち開始信号SIG1を送信してからの経過時間のチェックを行なう。ステップS15において制御装置22は所定の放電時間(450[msec])が経過したと判定する場合(ステップS15においてYES)、ステップS16において、制御装置12に対し終了信号SIG2を送る。一方、所定の放電時間が未だ経過していない場合(ステップS15においてNO)、再びステップS13において制御装置22は電圧検出器21から測定結果を取得する。
ステップS17において制御装置22は開閉信号を電磁開閉器30に送り、電磁開閉器30を開放する。電磁開閉器30が開放するとマスタ装置4での測定処理は終了する。
図5は、図3のステップS4Sに示す測定処理のフローを説明する図である。
図5を参照して、処理が開始されると、まずステップS21において、制御装置12は制御装置22から開始信号SIG1を受ける。
ステップS22,S23での処理は図4のステップS12,S13での処理とそれぞれ同様である。ステップS22において制御装置12は電磁開閉器30を閉じる。ステップS23において制御装置12は電圧検出器11から電圧値を取得する。
ステップS24において制御装置12は制御装置22から終了信号SIG2が入力されたか否かを判定する。制御装置12は終了信号SIG2が入力されたと判定する(ステップS24においてYES)と、ステップS25において、電磁開閉器30を開放する。一方、制御装置22は終了信号SIG2がまだ入力されていないと判定する場合(ステップS24においてNO)、再びステップS23において電圧検出器11から測定結果を取得する。
ステップS25において電磁開閉器30が開放するとスレーブ装置3での測定処理は終了する。
なお、上述の説明ではマスタ装置に接続されるスレーブ装置の台数が1台であるとしたが、蓄電池の端子対の数に応じてスレーブ装置の台数を増やしてもよい。本実施の形態の蓄電池放電特性測定装置は、スレーブ装置の台数を増やすことによって、さらに大容量の蓄電池の放電特性を測定することができる。
また、上述の説明では運転切換スイッチにより、測定装置1に含まれる2台の装置のそれぞれを「マスタ装置」および「スレーブ装置」の一方および他方に設定できるとした。従来の測定装置との互換性を図るため、たとえば運転切換スイッチが「単独」に設定されている場合にはマスタ装置(またはスレーブ装置)は単独で蓄電池の放電特性を測定することができるよう構成されていてもよい。
すなわち制御装置12,22の各々は、制御モードとして、単独で電流駆動回路10(電流駆動回路20)の動作の制御を行なう単独動作モードをさらに有する。そして設定情報に応じ、制御装置12,22の各々は、制御モードをマスタモード、スレーブモードおよび単独動作モードの間で切換可能である。これにより蓄電池の容量が小さい場合には2台の装置のうち1台のみ用意するだけで測定を行なうことができる。以下、制御装置22の制御モードが「単独動作モード」に設定されている場合の処理フローについて説明する。
図6は、単独動作モードでの処理フローを示す図である。
図6を参照して、ステップS31〜S34のそれぞれのステップにおける処理は図3に示すステップS1M〜S4Mにおける処理とほぼ同様であるが、装置が単独で動作するため、相手機との通信が行なわれない点で相違する。また、相手機が存在しないため、図3のステップS5Mにおける「データ転送処理」が行なわれない点で図6の処理フローは図3の処理フローと相違する。その他の点については図6の処理フローは図3の処理フローと同様であるので以後の説明は繰り返さない。
以上のように、本実施の形態によれば、蓄電池の容量が大きい場合にも放電特性を測定することが可能になる。また、本実施の形態によれば、測定装置に含まれる2台の装置を運転選択スイッチによって「マスタ装置」、「スレーブ装置」とそれぞれ設定し、マスタ装置側での操作(測定開始スイッチを押すこと)によって蓄電池の放電特性の測定が実行されるため、測定を簡単に行なうことができるとともに、安全性を高めることができる。
また、本実施の形態によれば、測定を行なう際にはマスタ装置の制御装置(マイクロコンピュータ)とスレーブ装置の制御装置(マイクロコンピュータ)との間で信号を伝送するので、マスタ装置とスレーブ装置とでほぼ同時に測定を開始することができる。リレーを用いた回路によって測定処理を行なう場合、たとえば2つの回路間で10〜20[msec]程度の誤差が生じる。全体の放電時間が450[msec]であるので、10〜20[msec]の誤差は無視できない。一方、本実施の形態ではマイクロコンピュータ間で高速に信号を伝送するので、誤差をたとえば0.2[msec]以下に抑えることができる。
さらに、本実施の形態では、マスタ装置およびスレーブ装置の各々に保安回路が設けられる。2つの保安回路のいずれか一方が異常を検知すると、保安回路はマスタ装置およびスレーブ装置の両方の動作を停止させる。これにより測定装置の安全性を確保できる。また、測定処理以外の処理を保安回路が行なうことにより、制御装置の負荷を低減することができる。
さらに、本実施の形態では、2つの保安回路はリレーシーケンス回路により構成される。これにより、電源遮断時にも2つの保安回路は動作可能であるので安全性を高めることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態の蓄電池放電特性測定装置の構成を示す概略図である。 図1に示すスレーブ装置3の主要部の構成を説明するブロック図である。 図1の測定装置1の処理フローを説明する図である。 図3のステップS4Mにおける測定処理のフローを説明する図である。 図3のステップS4Sに示す測定処理のフローを説明する図である。 単独動作モードでの処理フローを示す図である。 従来の測定装置の構成を概略的に示す回路図である。 従来の測定装置において生じ得る誤接続の問題を説明する図である。 従来の測定装置に電磁開閉器を設置した構成の一例を説明する図である。
符号の説明
1,101 測定装置、2,102 蓄電池、3 スレーブ装置、4 マスタ装置、10,20,110 電流駆動回路、11,21,111 電圧検出器、12,22,112 制御装置、13,23 運転切換スイッチ、14,24 保安回路、15,25 測定開始スイッチ、16,26 非常停止スイッチ、30A〜30D 電磁開閉器、35A〜35D 電流駆動部、40 マイコン、50 DA変換器、113A〜113D 電磁開閉器、114 電流検出器、C1〜C4,C101〜C104 電流ケーブル、P1〜P4 電圧プローブ、S1M〜S5M,S1S〜S5S,S11〜S34 ステップ、T11,T21,TA 正極端子、T12,T22,TB 負極端子。

Claims (7)

  1. 蓄電池の放電特性を測定する蓄電池放電特性測定装置であって、
    前記蓄電池は、互いに電気的に接続される第1および第2の正極端子と、前記第1および第2の正極端子に対応してそれぞれ設けられ、互いに電気的に接続される第1および第2の負極端子とを有し、
    前記蓄電池放電特性測定装置は、
    前記第1の正極端子と前記第1の負極端子との間に結合され、前記蓄電池の放電時に第1の駆動電流を流すスレーブ装置と、
    前記第2の正極端子と前記第2の負極端子との間に結合され、前記放電時に第2の駆動電流を流し、かつ、前記第2の駆動電流を流す期間と前記スレーブ装置が前記第1の駆動電流を流す期間とが一致するよう前記スレーブ装置を制御するマスタ装置とを備える、蓄電池放電特性測定装置。
  2. 前記スレーブ装置および前記マスタ装置の各々は、
    対応する正極端子と対応する負極端子との間で駆動電流を流す電流駆動回路と、
    前記電流駆動回路の動作の制御を行なう制御モードとして、スレーブモードとマスタモードとを有する制御装置とを含み、
    前記制御装置は、入力される設定情報に応じて前記制御モードを前記スレーブモードと前記マスタモードとの間で切換え、前記制御モードが前記スレーブモードの場合には、開始信号に応じて前記電流駆動回路の動作を開始させ、終了信号に応じて前記電流駆動回路の動作を終了させ、前記制御モードが前記マスタモードの場合には、前記電流駆動回路を所定期間動作させ、かつ、前記所定期間の開始時および終了時に前記開始信号および前記終了信号をそれぞれ出力する、請求項1に記載の蓄電池放電特性測定装置。
  3. 前記制御装置は、前記制御モードとして、単独で前記電流駆動回路の動作の制御を行なう単独動作モードをさらに有し、前記設定情報に応じて前記制御モードを前記マスタモード、前記スレーブモードおよび前記単独動作モードの間で切換える、請求項2に記載の蓄電池放電特性測定装置。
  4. 前記スレーブ装置および前記マスタ装置の各々は、
    前記スレーブ装置および前記マスタ装置の少なくとも一方に異常が生じたことを検知した場合に、前記制御装置による前記電流駆動回路の動作の制御を停止させる保安回路をさらに含む、請求項2に記載の蓄電池放電特性測定装置。
  5. 前記保安回路は、前記スレーブ装置および前記マスタ装置において前記制御モードが前記スレーブモードおよび前記マスタモードにそれぞれ設定されている場合には、前記制御装置による前記電流駆動回路の動作の制御を可能にし、前記スレーブ装置および前記マスタ装置の両方に前記制御モードとして前記スレーブモードまたは前記マスタモードのうちの同じモードが設定されている場合には、前記制御装置による前記電流駆動回路の動作の制御を不可能にする、請求項4に記載の蓄電池放電特性測定装置。
  6. 前記制御装置は、前記制御モードが前記マスタモードの場合には、動作開始指示の入力に応じて前記電流駆動回路の動作の制御を開始し、
    前記スレーブ装置および前記マスタ装置の各々は、
    ユーザが前記動作開始指示を与えるために操作する開始スイッチをさらに含み、
    前記保安回路は、前記制御モードが前記マスタモードである場合には、前記開始スイッチの操作に応じて前記動作開始指示を前記制御装置に送り、前記制御モードが前記スレーブモードである場合には、前記開始スイッチの操作に拘らず前記動作開始指示を前記制御装置に送らない、請求項4に記載の蓄電池放電特性測定装置。
  7. 前記保安回路は、リレーシーケンス回路である、請求項4に記載の蓄電池放電特性測定装置。
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