JP2007107530A - 軸流ファン - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、翼後縁部の形状を複雑化することなく翼面積を小さく形成でき、成形性の向上とコストの低減化を図れ、回転数を上昇して風量の増加を図った際に、駆動電動機に与える負荷を小さく抑えて、省エネ性の向上化を得る軸流ファンを提供する。
【解決手段】軸流ファンのブレード2は、空気の流出方向にある翼後縁部2cと、空気の導入方向にある翼前縁部2bと、外周を形成する翼外周部2dを備え、翼後縁部の輪郭線αは、空気の流出方向とは反対の導入方向に凹陥する逆円弧状の凹状に形成され、翼後縁部の輪郭線αと翼外周部の輪郭線βとの交点をQとし、翼前縁部の輪郭線γと翼外周部の輪郭線βの交点をSとし、交点Qを通りファン回転軸Yに垂直な平面をQYとし、交点Sを通りファン回転軸Yに垂直な平面をSYとしたとき、平面QYと平面SYとの間に亘る垂直線Hfに対して、平面QYと翼後縁部の輪郭線αまでの垂直最大距離Hkが10〜20%の範囲となるように設定される。
【選択図】 図2
【解決手段】軸流ファンのブレード2は、空気の流出方向にある翼後縁部2cと、空気の導入方向にある翼前縁部2bと、外周を形成する翼外周部2dを備え、翼後縁部の輪郭線αは、空気の流出方向とは反対の導入方向に凹陥する逆円弧状の凹状に形成され、翼後縁部の輪郭線αと翼外周部の輪郭線βとの交点をQとし、翼前縁部の輪郭線γと翼外周部の輪郭線βの交点をSとし、交点Qを通りファン回転軸Yに垂直な平面をQYとし、交点Sを通りファン回転軸Yに垂直な平面をSYとしたとき、平面QYと平面SYとの間に亘る垂直線Hfに対して、平面QYと翼後縁部の輪郭線αまでの垂直最大距離Hkが10〜20%の範囲となるように設定される。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ボスハブの周面に沿って複数枚の翼であるブレードを備え、回転にともなって軸方向に送風する軸流ファンに関する。
送風機のファン形態として種々のものがあるが、そのなかで、ファンの軸方向から吸込んだ空気を軸方向に吹出す軸流ファンがある。この軸流ファンを備えた送風機は、たとえば空気調和機を構成する室外機に配置されていて、室外熱交換器に外気を送風する作用をなす。
上記送風機の構成は、架台に取付け固定される駆動電動機と、この駆動電動機の回転軸に嵌着される軸流ファンとからなる。この軸流ファンを選択することにより、室外ユニットの薄形化が促進され、かつ熱交換器に対する熱交換効率を確保できる。
従来の、軸流ファンの形態を図9に示す。ボスハブ1の周面に沿って所定間隔を存して複数枚のブレード2A(図では、1枚のみ示す)が設けられている。([特許文献1]に記載のものと酷似)
特開平7−77198号公報
上記軸流ファンにおいて、ブレード2Aのボスハブ1と一体に連設される部分を根元部aと呼び、回転方向を時計回り方向としたとき、回転前側を翼前縁部bと呼び、回転後側を翼後縁部cと呼び、これら翼前縁部b外周端と翼後縁部c外周端を結ぶ端部を翼外周部dと呼ぶ。このような軸流ファンの回転にともなって軸方向に送風されるが、上記翼前縁部bが空気の導入方向となり、翼後縁部cが空気の流出方向になる。
構造上の特徴として、翼前縁部bの先端b1が根元部aの回転側端部よりも回転方向側へ大きく突出する一方で、翼後縁部cの輪郭線c1が回転方向と直交する方向に直線状に形成されている。
構造上の特徴として、翼前縁部bの先端b1が根元部aの回転側端部よりも回転方向側へ大きく突出する一方で、翼後縁部cの輪郭線c1が回転方向と直交する方向に直線状に形成されている。
このため、翼前縁部bの先端b1における剛性向上と騒音低減を得られるが、翼後縁部cにおいては、軸流ファンの回転数を上昇させて風量の増加を図った際に、翼後縁部cの輪郭線c1がほぼ直線状をなすことから、翼後流渦、すなわち、翼の正圧面および負圧面に沿う空気流の流れが翼後縁部下流部で衝突することにより生じる渦が大きく、流れのロスが増大してしまい送風機を構成する駆動電動機に与える負荷が大きくなるという不具合があった。
本発明は上述の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、翼後縁部の形状を複雑化することなく翼面積を小さく形成でき、成形性の向上とコストの低減化を図れ、回転数を上昇して風量の増加を図った際に、駆動電動機に与える負荷を小さく抑えて、省エネ性の向上化を得る軸流ファンを提供しようとするものである。
上記目的を満足するため本発明は、ボスハブの周面に沿って複数枚の翼であるブレードを設けてなり、その回転にともなって軸方向に送風する軸流ファンにおいて、上記ブレードは空気の流出方向にある翼後縁部と空気の導入方向にある翼前縁部と外周を形成する翼外周部を備え、上記翼後縁部の輪郭線は空気の流出方向とは反対の導入方向に凹陥する逆円弧状の凹状に形成され、翼後縁部の輪郭線αと翼外周部の輪郭線βとの交点をQとし、翼前縁部の輪郭線γと翼外周部の輪郭線βの交点をSとし、交点Qを通りファン回転軸Yに垂直な平面をQYとし、交点Sを通りファン回転軸Yに垂直な平面をSYとしたとき、平面QYと平面SYとの間に亘る垂直線Hfに対して、平面QYと翼後縁部の輪郭線αまでの垂直最大距離Hkが、10〜20%の範囲となるように設定される。
本発明によれば、ファン回転数を上昇させ風量の増加を図った場合においても、駆動電動機に与える負荷を小さく抑えることができるため、省エネ性の向上を図れるとともに、翼後縁部の形状を複雑にすることなく翼面積を小さくでき、成形性の向上とコストの低減化を図れるなどの効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面にもとづいて説明する。
図1は、軸流ファンを翼正圧面側から見た図であり、図2は、ファン一部を翼正圧面側から見た図であって、第1の実施の形態を説明するものである。
すなわち、軸流ファンの基本構成として、ボスハブ1周面に、複数枚(ここでは3枚)の翼であるブレード2が所定間隔を存して一体に設けられていて、ファンの回転にともなって軸方向に送風するようになっている。
図1は、軸流ファンを翼正圧面側から見た図であり、図2は、ファン一部を翼正圧面側から見た図であって、第1の実施の形態を説明するものである。
すなわち、軸流ファンの基本構成として、ボスハブ1周面に、複数枚(ここでは3枚)の翼であるブレード2が所定間隔を存して一体に設けられていて、ファンの回転にともなって軸方向に送風するようになっている。
上記ブレード2のボスハブ1と一体に連設される部分を根元部2aと呼び、回転前側を翼前縁部2bと呼び、回転後側を翼後縁部2cと呼び、これら翼前縁部2b外周端と翼後縁2c部外周端を結ぶ端部を翼外周部2dと呼ぶ。
また、ファンの回転にともなうブレード2上の空気の流れを基準にすると、上記翼前縁部2bが空気の導入方向であり、翼後縁部2cが空気の流出方向になる。上記翼前縁部2bの先端が根元部2aの回転側端部よりも回転方向側へ大きく突出することは変わりがない。
また、ファンの回転にともなうブレード2上の空気の流れを基準にすると、上記翼前縁部2bが空気の導入方向であり、翼後縁部2cが空気の流出方向になる。上記翼前縁部2bの先端が根元部2aの回転側端部よりも回転方向側へ大きく突出することは変わりがない。
特に、翼前縁部2bを形成する輪郭線をγ、翼後縁部2cを形成する輪郭線をα、翼外周部2dを形成する輪郭線をβと呼ぶとすると、ここでの特徴として、翼後縁部2cを形成する輪郭線αが、空気の流出方向とは反対の導入方向に凹陥して、逆円弧状の凹状に形成されることである。
このような翼後縁部2cの輪郭線αを形成する逆円弧状は、図において1つの曲線から形成されている。なお、これに限定されるものではなく、2つの異なる曲率の曲線を連ねて形成するようにしてもよい。
このような翼後縁部2cの輪郭線αを形成する逆円弧状は、図において1つの曲線から形成されている。なお、これに限定されるものではなく、2つの異なる曲率の曲線を連ねて形成するようにしてもよい。
上述の翼後縁部2cの輪郭線αが逆円弧状に形成されるブレード2を備えた軸流ファンを回転駆動すると、回転数を上げて風量の増加を図った場合においても、翼後流渦がより小さくなり、空気流れのロスが低減し、駆動電動機に与える負荷を小さく抑えることができ、空気調和機の省エネ性が向上する。
図3は、軸流ファンの一部を翼正圧面側から見た図であって、第2の実施の形態を説明するものである。
すなわち、軸流ファンを回転軸と垂直な平面から見て、回転中心点Oと、翼後縁部2cの輪郭線αと翼外周部2dの輪郭線βとの交点Qを結んだ線をOQとする。また、回転中心点Oと、翼前縁部2bの輪郭線γと翼外周部2dの輪郭線βとの交点Sを結んだ線をOSとする。そして、上記線分OQと線分OSとのなす角度をθtとする。
すなわち、軸流ファンを回転軸と垂直な平面から見て、回転中心点Oと、翼後縁部2cの輪郭線αと翼外周部2dの輪郭線βとの交点Qを結んだ線をOQとする。また、回転中心点Oと、翼前縁部2bの輪郭線γと翼外周部2dの輪郭線βとの交点Sを結んだ線をOSとする。そして、上記線分OQと線分OSとのなす角度をθtとする。
また、翼後縁部2cの輪郭線αを形成する逆円弧状の中心点Pから、逆円弧状の2つの端点G1、G2へ各々結んだ線分をそれぞれPG1,PG2とする。これら、線分PG1と線分PG2とのなす角度θkは、上記角度θtに対して、0.7〜0.8倍の大きさになるように設定した。
このことにより、より翼後流渦が小さくなって、駆動電動機に与える負荷を小さく抑えることができる。
このことにより、より翼後流渦が小さくなって、駆動電動機に与える負荷を小さく抑えることができる。
図4は、軸流ファンの一部を翼正圧面側から見た図であって、第3の実施の形態を説明するものである。
すなわち、翼後縁部2cの輪郭線αが逆円弧状であることは変わりがないが、ここではその輪郭線が2つの異なる曲率の曲線で形成されている。
すなわち、翼後縁部2cの輪郭線αが逆円弧状であることは変わりがないが、ここではその輪郭線が2つの異なる曲率の曲線で形成されている。
回転中心点Oと、翼後縁部2cの輪郭線αと翼外周部2dの輪郭線βとの交点Qを結んだ線をOQとし、回転中心点Oと、翼前縁部2bの輪郭線γと翼外周部2dの輪郭線βとの交点Sを結んだ線をOSとして、上記線分OQと線分OSとのなす角度をθtとする。
そして、各々の円弧状の中心点を翼外周部2d側からT,Uとし、各々の逆円弧状の端点を翼外周部側からそれぞれJ1、J2、J3としたうえで、上記角度θtは、線分TJ1と線分TJ2のなす角度θmと線分UJ2と線分UJ3のなす角度θnを加えた角度θm+nに対して、1.3〜1.5倍の大きさになるように設定した。
このことにより、より翼後流渦が小さくなって、駆動電動機に与える負荷を小さく抑えることができる。
このことにより、より翼後流渦が小さくなって、駆動電動機に与える負荷を小さく抑えることができる。
図5は、軸流ファンの一部を翼負圧面側から見た外形図であって、第4の実施の形態を説明するものである。
すなわち、翼後縁部2cの輪郭線αが逆円弧状に形成されることを前提として、この輪郭線αと上記翼外周部2dを形成する輪郭線βとの交点をQとし、上記翼前縁部2bの輪郭線γと翼外周部2dの輪郭線βとの交点をSとする。また、上記交点Qを通りファン回転軸Yに垂直な平面をQYとし、交点Sを通りファン回転軸Yに垂直な平面をSYとする。
すなわち、翼後縁部2cの輪郭線αが逆円弧状に形成されることを前提として、この輪郭線αと上記翼外周部2dを形成する輪郭線βとの交点をQとし、上記翼前縁部2bの輪郭線γと翼外周部2dの輪郭線βとの交点をSとする。また、上記交点Qを通りファン回転軸Yに垂直な平面をQYとし、交点Sを通りファン回転軸Yに垂直な平面をSYとする。
このとき、平面QYと平面SYの垂直線Hfに対して、平面QYと上記翼後縁部2cの輪郭線αaまでの垂直最大距離Hkが、10〜20%の範囲となるように設定した。
このことにより、より翼後流渦が小さくなって、駆動電動機に与える負荷を小さく抑えることができる。
このことにより、より翼後流渦が小さくなって、駆動電動機に与える負荷を小さく抑えることができる。
図6は、軸流ファンの一部を翼正圧面側から見た図であって、第5の実施の形態を説明するものである。
すなわち、上記翼後縁部2cを形成する輪郭線αは、逆円弧状部分α1と、この逆円弧状部の両側部をなすファン内周側と外周側の2カ所の曲線部α2、α3が連設されてなる。
すなわち、上記翼後縁部2cを形成する輪郭線αは、逆円弧状部分α1と、この逆円弧状部の両側部をなすファン内周側と外周側の2カ所の曲線部α2、α3が連設されてなる。
上記内周側の曲線部α2の長さをL1とし、外周側の曲線部α3の長さをL2としたとき、 L1≧L2 となるように設定した。
このことにより、より翼後流渦が小さくなって、駆動電動機に与える負荷を小さく抑えることができる。
このことにより、より翼後流渦が小さくなって、駆動電動機に与える負荷を小さく抑えることができる。
図7は、軸流ファンの一部を翼正圧面側から見た図であって、第6の実施の形態を説明するものである。
すなわち、円筒状のボスハブ1の周面に沿って複数枚(ここでは1枚のみ示す)の翼であるブレード2を設けてなり、その回転にともなって軸方向に送風する軸流ファンである。
すなわち、円筒状のボスハブ1の周面に沿って複数枚(ここでは1枚のみ示す)の翼であるブレード2を設けてなり、その回転にともなって軸方向に送風する軸流ファンである。
上記ブレード2は、空気の導入方向にある翼前縁部2bと、空気の流出方向にある翼後縁部2cと、外周を形成する翼外周部2dを備えていて、それぞれの輪郭線をγ、αa、βと呼ぶ。
ここでの特徴として、上記翼後縁部2cの輪郭線αaは、空気の流出方向とは反対の導入方向に凹陥する略V字状の凹状に形成されることである。このような形状にしても、前記逆円弧状のものと同等の効果が得られる。
ここでの特徴として、上記翼後縁部2cの輪郭線αaは、空気の流出方向とは反対の導入方向に凹陥する略V字状の凹状に形成されることである。このような形状にしても、前記逆円弧状のものと同等の効果が得られる。
図8は、軸流ファンの一部を翼正圧面側から見た図であって、第7の実施の形態を説明するものである。
すなわち、円筒状のボスハブ1の周面に沿って複数枚(ここでは1枚のみ示す)の翼であるブレード2を設けてなり、その回転にともなって軸方向に送風する軸流ファンである。
すなわち、円筒状のボスハブ1の周面に沿って複数枚(ここでは1枚のみ示す)の翼であるブレード2を設けてなり、その回転にともなって軸方向に送風する軸流ファンである。
上記ブレード2は、空気の導入方向にある翼前縁部2bと、空気の流出方向にある翼後縁部2cと、外周を形成する翼外周部2dを備えていて、それぞれの輪郭線をγ、αb、βと呼ぶ。
ここでの特徴として、上記翼後縁部2cの輪郭線αbは、空気の流出方向とは反対の導入方向に凹陥する台形状の凹状に形成されることである。このような形状にしても、前記逆円弧状のものと同等の効果が得られる。
ここでの特徴として、上記翼後縁部2cの輪郭線αbは、空気の流出方向とは反対の導入方向に凹陥する台形状の凹状に形成されることである。このような形状にしても、前記逆円弧状のものと同等の効果が得られる。
なお、本発明は上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。そして、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。
1…ボスハブ、2…ブレード(翼)、2c…翼後縁部、α、αa、αb…(翼後縁部の)輪郭線、2b…翼前縁部、γ…(翼前縁部の)輪郭線、2d…翼外周部、β…(翼外周部の)輪郭線。
Claims (5)
- ボスハブの周面に沿って複数枚の翼であるブレードを設けてなり、その回転にともなって軸方向に送風する軸流ファンにおいて、
上記ブレードは、空気の流出方向にある翼後縁部と、空気の導入方向にある翼前縁部と、外周を形成する翼外周部を備え、
上記翼後縁部の輪郭線は、空気の流出方向とは反対の導入方向に凹陥する逆円弧状の凹状に形成され、
上記翼後縁部の輪郭線αと上記翼外周部の輪郭線βとの交点をQとし、上記翼前縁部の輪郭線γと翼外周部の輪郭線βの交点をSとし、上記交点Qを通りファン回転軸Yに垂直な平面をQYとし、交点Sを通りファン回転軸Yに垂直な平面をSYとしたとき、
平面QYと平面SYとの間に亘る垂直線Hfに対して、平面QYと上記翼後縁部の輪郭線αまでの垂直最大距離Hkが、10〜20%の範囲となるように設定されることを特徴とする軸流ファン。 - 上記翼後縁部の輪郭線をなす逆円弧状は、1つの曲線から形成され、もしくは2つの異なる曲率の曲線が連なって形成されることを特徴とする請求項1記載の軸流ファン。
- ファン回転軸に対して垂直な平面を基準として、ファン回転中心点Oと、翼後縁部の輪郭線αと翼外周部の輪郭線βとの交点Qを結んだ線をOQとし、ファン回転中心点Oと、翼前縁部の輪郭線γと翼外周部の輪郭線βとの交点Sを結んだ線をOSとし、上記OQとOSとのなす角度をθtとし、翼後縁部の輪郭線の逆円弧状中心点Pから逆円弧状の2つの端点G1、G2へ各々結んだ線分をそれぞれPG1,PG2としたとき、
線分PG1と線分PG2とのなす角度θkは、上記角度θtに対して、0.7〜0.8倍の大きさになるように設定されることを特徴とする請求項1記載の軸流ファン。 - 上記翼後縁部の輪郭線をなす逆円弧状は、2つの異なる曲率の曲線から形成され、
各々の逆円弧状中心点をT,Uとし、各々の逆円弧状の端点をJ1、J2、J3としたとき、
上記OQとOSとのなす角度θtは、
中心点Tと端点J1とを結ぶ線分TJ1と、中心点Tと端点J2とを結ぶ線分TJ2とのなす角度θmと、
中心点Uと端点J2とを結ぶ線分UJ2と、中心点Uと端点J3とを結ぶ線分UJ3とのなす角度θnとを加えた角度(θm+θn)に対して、
1.3〜1.5倍の大きさになるように設定されることを特徴とする請求項2記載の軸流ファン。 - 上記翼後縁部の輪郭線は、上記凹状部と、ファン内周側と外周側との2カ所に形成される肩部とが連設されてなり、上記内周側の肩部長さをL1とし、外周側の肩部長さをL2としたとき、 L1≧L2 となるように設定されることを特徴とする請求項1記載の軸流ファン。
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