JP2007106448A - ラベラ貼着装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ラベルが所定間隔を置いて台紙に貼着されている未給送ラベル用台紙を保持する原反部と、原反部から供給された未給送ラベル用台紙を折り返してラベルを剥離するラベル剥離板と、ラベル剥離板でラベルが剥がされた台紙を巻き取る巻取り部と、パルス制御できるモータによってラベル剥離板のラベル剥離部を回動するラベル剥離板振り機構とを備えた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、斯かる従来の問題点を解決するために為されたもので、その目的は、ラベル剥離板を任意の速度で任意の角度に、高速かつ正確で安定的に移動させ、保持できるラベル貼着装置を提供することにある。
また、本発明によれば、ラベル剥離板の先端のラベル剥離部のみを動かすことにより、瞬時に小さい力で移動させられることができるため、流れてくるワークの速度にも追従して、ワークの形状に合わせて、入れ込んだり逃げたりすることができるようになった。
図1は、本発明の一実施形態に係るラベル貼着装置を示す。
本実施形態に係るラベル貼着装置は、ラベルが所定間隔を置いて台紙に貼着されている未給送ラベル用台紙1aを保持する原反部1と、原反部1から第一のガイドローラ6aを介して供給された未給送ラベル用台紙1aをラベル剥離部2bで折り返してラベルを剥離するラベル剥離板2と、ラベル剥離板2でラベルが剥がされた台紙1bをフィードローラ(ラベル送りローラ)3aを介して巻き取る巻取り部3と、パルスモータ(パルス制御できるモータ)4によってラベル剥離板2のラベル剥離部2bを回動するラベル剥離板振り機構5と、ラベル剥離板振り機構5の制御装置9とを備えている。
また、ラベル剥離板2とラベル剥離板振り機構5とは、本体ベース板6に取り付けた角柱ブラケット6bに連結部材2eを介して本体ベース板6に取り付けられている。平板部2aの前面には、駆動軸5bの前面を覆うように前面板2dが取り付けられている。連結部材2eは、長尺の板部材からなりベース板5aに固定されている。
ラベル剥離板振り機構5は、パルスモータ4と、ラベル剥離板2のラベル剥離部2bにモータ4の駆動力を伝達する駆動軸5bと、モータ4のモータ軸4aに固定される第一のタイミングプーリ5cと、駆動軸5bにセットビス5oを介して固定される第二のタイミングプーリ5dと、第一のタイミングプーリ5cと第二のタイミングプーリ5dとを連絡するタイミングベルト5eと、第二のタイミングプーリ5dに貼り付けられているスリット5fと、スリット5fを遮光すると検知できるホームセンサ5gと、リミットセンサ5hと、ベアリング5iを介して駆動軸5bを被覆する第二のガイドローラ5jと、ガイドローラ5jの両端部で駆動軸5bにセットビス5kによって固定される2つの固定ブラケット5lと、固定ブラケット5lにセットビス2cを介して固定されるラベル剥離板2のラベル剥離部2bとで構成されている。
ベース板5aには、ラベル剥離板振り機構5の上流側において、平板部2aの上面側に位置するようにラベル停止センサ5mが取り付けられている。ラベル停止センサ5mは、所定間隔を置いて貼着されているラベルの隙間を検知するものである。なお、ラベル停止センサ5mの位置は、第一のガイドローラ6aよりもさらに上流のラベル供給側でも構わない。また、ベース板5aには、平板部2aの下面側において、第三のガイドローラ5nが取り付けられている。
次に、本実施形態に係るラベル貼着装置のラベルの流れを説明する。
本実施形態に係るラベル貼着装置においては、原反部1より供給されたラベルは、本体ベース板6に保持されている第一のガイドローラ6aを通り、角柱ブラケット6bにより保持されているベース板5aに固定されているラベル停止センサ5mを通り、さらに、ベース板5aと前面板2dにより支持されている駆動軸5bを支点として、自由に回転できる第二のガイドローラ5jの上側を通り、駆動軸5bにセットビス5kにより固定されている固定ブラケット5lに保持されているラベル剥離板2の先端部分に位置するラベル剥離部2bを折り返すように通過し、その先端でラベルを剥離する。
次に、ラベル剥離板振り機構5の動作について説明する。
ラベル剥離板2のラベル剥離部2bを回転させた時にラベル経路の長さLが変化してしまうと、その都度フィードローラ3aによるラベルの送り量が変化し、ラベルを一定量送ることが非常に困難になる。結果として、ラベル貼着装置の性能に大きく影響する。
従って、例えば、ワークWの高さが変わっても、ワークWの高さに合わせてラベル貼着装置を上下動するなどの操作を行うことなく、ラベル剥離板振り機構5の制御装置9を操作してパルスモータ4を動かしてラベル剥離板2の先端部分のラベル剥離部2bによってラベル貼りを行うことが可能となる。
さらに、品種毎に商品高さおよび通過可能位置を予め登録しておき、品種切り替え時に、ラベル剥離板振り機構5の制御装置9を操作してパルスモータ4を動かしてラベル剥離板2の先端部分のラベル剥離部2bを所定の位置に移動することが可能となった。
(実施例1)
ラベル貼着装置によりワークにラベルを貼り付ける場合、ラベル剥離板はワークの高さすれすれの位置に設置する。離して設置してしまうと、ラベル貼り付け時にラベル剥離板から剥離されたラベルが、ワークに貼りつくまで、空中で宙ぶらりんのような状態になり、外乱やラベル自体の巻き癖の影響を受け、精度よく貼り付けることができない状態になってしまう。そのため、できるだけ隙間を少なく設置することが条件になってくる。
(実施例2)
従来、流れてくるワークWの軌跡上にはラベラの設置は無理であった。軌跡上に設置すると、当然ぶつかってしまうからである。図11(a)に示すようにワークWの形状に凹凸がある場合は、凹部110は貼り付けることはできず、凸部111の所しかラベルを貼り付けることができなかった。解決策として、手動のハンドルユニットでは当然無理だが、ラベル貼着装置自体を電動式上下移動で動かしワークWに対してラベラ側が逃げて貼り付けるという方法が考えられるが、実際にはワークWは止まっているものでなく、コンベア上をある速度で流れてくるもので、ワークWの形状に対して入れ込んだり逃げたりする動作時間にかなり制限が出てしまう。数十Kgのラベル貼着装置自体の上下移動だと、その限られた時間内に動作を終了することは、非常に困難である。
1a 未給送ラベル用台紙
1b ラベルが剥がされた台紙
2 ラベル剥離板
2a 平板部
2b ラベル剥離部
3 巻取り部
3a フィードローラ
4 パルスモータ(パルス制御できるモータ)
5 ラベル剥離板振り機構
5b 駆動軸
5c 第一のタイミングプーリ
5d 第二のタイミングプーリ
5e タイミングベルト
5f スリット
5g ホームセンサ
5h リミットセンサ
5i ベアリング
5j 第二のガイドローラ
5l 固定ブラケット
5m ラベル停止センサ
5n 第三のガイドローラ
6 本体ベース板
6a 第一のガイドローラ
6b 角柱ブラケット
9 制御装置
Claims (2)
- ラベルが所定間隔を置いて台紙に貼着されている未給送ラベル用台紙を保持する原反部と、
前記原反部から供給された未給送ラベル用台紙を折り返して前記ラベルを剥離するラベル剥離板と、
前記ラベル剥離板で前記ラベルが剥がされた台紙を巻き取る巻取り部と、
パルス制御できるモータによって前記ラベル剥離板のラベル剥離部を回動するラベル剥離板振り機構と
を備えたことを特徴とするラベル貼着装置。 - 請求項1記載のラベル貼着装置において、
前記ラベル剥離板振り機構は、
前記パルス制御できるモータと、
前記ラベル剥離板のラベル剥離部に前記パルス制御できるモータの駆動力を伝達する駆動軸と、
前記パルス制御できるモータのモータ軸に固定される第一のタイミングプーリと、
前記駆動軸に固定される第二のタイミングプーリと、
前記第一のタイミングプーリと前記第二のタイミングベルトとを連絡するタイミングベルトと、
前記第二のタイミングプーリに貼り付けられているスリットと、
前記スリットを遮光すると検知できるホームセンサと、
ベアリングを介して前記駆動軸を被覆するガイドローラと、
前記ガイドローラの両端部で前記駆動軸に固定される2つの固定ブラケットと、
前記固定ブラケットに固定される前記ラベル剥離板のラベル剥離部と
を備えたことを特徴とするラベル貼着装置。
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