JPS62250231A - 紡機のベルト張力調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 （産業上の利用分野〉 この発明はペル１〜駆ｆＪＪ方式でスピンドルを駆動す
るオープンエンド精紡間、吸着加熱紡績１９Ｍ、二重撚
糸は等の紡機のベルト張力調整装置に関するものである
。

（従来の技術） 一般にこの種の紡殿においてはスピンドルを仝鍾共通の
駆動ベルトにより駆動するペル１〜駆動力式がとられて
いる。このベルｉ−駆動方式においてはスピンドルが直
接タンゼンシセルベルＩ・に圧接され両者の摩擦により
スピンドルが高速で回転駆動されるため、タンゼンシャ
ルベルトの張力がスピンドルへの回転力の伝達に大きく
影響し、張力が適切な１心から外れた場合には消費電力
が大きくなるため、タンゼンシャルベルトの張力を適切
な値に調整することが必要となる。従来タンピンシセル
ベルＩ−の張力調整は例えば特公昭５５−５１０４４ｑ
公報に開示され、第３図に示づＪ：うにテンションプー
リ３１はその支軸３２が駆動ベルト３３の長手方向に沿
って移動可能に支承されるとともにフレーム３４に取付
けられた回転軸３５を回動することにより移動され、駆
動ベルト３３の張力が調整可能となっている。

（発明が解決しようとする問題点） ところが、駆動ベルト３３は経時変化により伸びが生じ
るとともに消耗品であり定期的な交換作業を必要とする
。そして前記従来装置においては・回転軸３５は手動操
作により回動され、駆動ベルト３３の張力調整作業時に
はベルトにマーキングしである長さを測定し、テンショ
ンプーリ３１の位置を微調整するという方法がとられて
おり作業が面倒であった。また駆動ベルト３３の交換作
業時におけるテンションプーリ３１の必要移動量は機台
の錘数に比例するため、多数神化の進んだ近年の紡機成
金においてはその作業がより面倒となる。さらには、高
速化の進んだＡ−ブンエンド精紡機のようにスピンドル
（ロータ軸）の回転数が８万ｒｐｍ以上の超高速の回転
速度が必要とされる紡機においては、駆動ベル１へ３３
をその駆動速度に適した張力に始めから調整した状態で
駆動ベルト３３を駆動すると、駆動モータへの初期の負
荷が大きくなり起動時の突入電流の値が非常に大きくな
り、駆動モータの寿命が短くなるという問題もある。

発明の構成 （問題点を解決するための手段） 前記の問題点を解決するためこの発明においては、少な
くともベルトの張力を増大する方向に移動可能に配設さ
れるとともに駆動手段により駆動されるテンションプー
リと、前記ベルトの張力を検出するための検出装置と、
前記検出装置からの検出信号に基づいてベルトの張力が
所定の範囲内にあるか否かを判断し、所定の範囲からず
れた場合に前記駆動手段を作動する信号を出力する制御
装置とを設【プた。

（作用） この装置においてはベルトの張力が検出装置により検出
され、その検出信号に基づいて制御装置が、ベルトの張
力が所定の範囲内にあるか否かを判断する。ベルトの張
力が所定の範囲からずれると、制御装置か′らの出力信
号により駆動手段が作（実施例） 以下この発明を具体化した一実施例を第１．２図に従っ
て説明する。紡殿機台の一端には機台の長手方向（第１
．２図の左右方向）と直交する状態に配設され図示しな
い駆動モータにより回転駆動される駆動軸１が配設され
、該駆動軸１には左右一対のドライビングプーリ２が一
体回転可能に１矢着されている。ドライビングプーリ２
の近１カには前記駆動軸１と平行に配設された支軸３に
対して回転自在に支承、された状態で一対のガイドブー
′す４が配設されている。前記一対のドライビングプー
リ２の下方内側位置にはそれぞれ一対のガイド支柱５が
上下方向に延びる状態で立設されるとともに、その中央
にはそれぞれスクリューシャフト６がガイド支社５と平
行な状態で回転自在に配設されている。両スクリューシ
ｔ７フト６の上端にはスクリューシＶＦフ］−駆動ブー
リ７がそれぞれ一体回転可能に嵌着され、両駆動プーリ
７と、駆動手段としての正逆回転可能なモータ８の出力
軸８８に１■ムされたプーリ９との間にはタイミングベ
ル１〜１０がさ掛１ノられている。前記ガイド支（」、
５に治ってｌ９動可能に支承されたスライダ１１には前
記スクリューシャフト６と係合する係合部（図示せず）
が設けられ、スクリューシャフト６の正逆回転に伴いス
ライダ１１が昇降動するＪ：うになっている。スライダ
１１には前記ドライビングプ−り２及びガイドプーリ４
と同一平面上に位置するＪ、うにテンションプーリ１３
が支軸１２により回転自在に支持されている。そしてド
ライビングプーリ２、ガイドプーリ４及びテンションプ
ーリ１３に番、１紡機は台片側毎に配５２される仝鍾共
通のタンピンシャルベル ている。

ガイドプーリ４の下方には前記タンピンシャルベルト１
４の張力を検出するための検出装置１５が配Ｃｑされて
いる。検出装置１５を構成するレバー１６は第１図に示
づ゛ようにフレームに固定された支持ブラケッ１〜１７
に突設された支軸１８に対して回動可能に支持され、そ
の一端にローラ１９を他端に磁性体２０を備えるととも
に、板ばね２１により前記ローラ１９がタンピンシャル
ベルト１４に押圧される状態に回動付勢されている。前
記磁性体２０と対向する近傍位置には磁気型の１）Ｌ「
ゝｌ検出センナとしてホールＩＣ２２が配設されている
。ホールＩＣ２２は前記磁性体２０との距離に対応した
出力電圧を制御装置２３に対して出力するようになって
いる。制御装置２３は前１ζ己ホールＩ　Ｃ　２　２　
７’）１　１らの信号を入力し、その信号に見づさ「８
竹」木２０とホールＩＣ２２との間隔１−の（直を演障
してタンピンシャルベルト１／′ｌの張力を算出するど
ともに表示部２４に表示υる。Ｊ、た、間隔りの値の所
定時間にお（ブる平均値を算出し、予め設定された所定
の張力と対応する基１Ｍ１直と比較して張力が所定の範
囲内にあるか否かを判断し、所定の範囲からずれた場合
には前記モータ８を１り勤する信号を出力するようにな
っている。

次に前記のように構成された装置の作用を説明する。タ
ンゼンシャルベルト１４の交換を（１う際にはモータ８
を逆転駆動させてスライダ１１を上昇移動させ、タンピ
ンシャルベルト１４を緩めて新しいベルトと交１％　ｖ
る。次に制ｉ３ＩＩ装首２３に所定の張力と対応する設
定値を入力し１幾台の運転を行う。レバー１Ｇは板ばね
２１の作用にＪ、す：、’ｆ３１図の反時計方向に回動
付勢されているため、タンピンシャルベル１〜１４の張
力が弱ければ同図の反時計方向に、張力が強くなるど時
Ｓ１方向にそれでれ回動され、それに伴い磁性体２０と
ホールＩＣ２２との距離が変化する。ホールＩＣ２２は
磁性体２０との距離に対応した電圧を出力し、制御装置
２３はその信号に基づいて磁性体２０とボール［Ｃ２２
との距離を演算しその値に基づき表示部２４にタンゼン
シャルベルト１４の張力表示を行う。また、間隔りの所
定時間の平均値を算出して予め設定された所定の張力と
対応する基準（「１と比較し、張力が所定の範囲内にあ
るか否かを判断し、所定の範囲からずれている場合には
前記モータ８の作動信号を出力する。制御装置２３から
の作動信号にＩＪづきモータ８が駆動すると、スクリュ
ーシャツ１〜駆動プーリ７とともに左右両側のスクリ：
Ｌーシ１１フト６が同一方向に回転されスライダ１１が
下降移動する。これによりタンゼンシャルベルト１４の
張力が増加する。制９１１装置２３は常にホールｆｃ２
２からの出力信号に基づきタンピンシャルベルト１４の
張力状態を監視しており、張力が所定の値に遅するとモ
ータ８への作動信号の出力を停止する。これによりテン
ションプーリ１３は所定位置に保持され、クンビンシ１
？ルベル１へ１４は最適張力で駆動される。長期使用に
よりタンピンシャルベルト１４が伸びるとでれに伴い張
力が弱まり、レバー１Ｇが第１図の反時計方向に回動さ
れ磁性体２０とホールｒｃ２２との距離が小さくなる。

これにより制御゛装置２３がモータ８への作動信号を出
力してモータ８が作動し、テンションプーリ１３がスラ
イダ１１とともに移Ｃノされ、タンじンシレルベルト１
４の張力が所定の１泊となるように調整される。

一般にタンピンシャルベルトにＪ，リスビンドルを駆動
する際には、スピンドルの回転速度を速くするに従いタ
ンピンシャルベル１〜１４のベル１へ張ツノを強くする
必要があるが、高速運転に適した張力にタンげンシトル
ベル］−を１呆持した状態で駆動モータを駆動する場合
には、起動時の負荷が人さく突入電流が非常に人さくな
り駆動上−りのソｆ♀が短くなる。しかし、この′ＩＡ
置に９４５いては駆動し一夕の起動時にはタンピンシャ
ルベルｌ−　１　／Ｉのベル［・張力を，暖めた状態で
起動し、１騙動モーク／）福：゛ｈ速に達した後に制御
装置２３を作動させれば、その時点で制御装置２３の作
用によりモータ８が駆動され、スライダ１１とともにテ
ンションプーリ１３の移動が行われタンビンシ１１ルベ
ルト１４のベルト張力が最適値に調整されるため、駆動
モータの起動時の負荷が小さくなり、起動電流を最小限
に押えることが可能となり駆動モータの寿命を長くする
ことができる。

なお、この発明は前記実施例に限定されるものではなく
、例えば、制御装置２３にタンゼンシャルベルト１４が
切断した際に対応する間隔りの値をも記憶させ、間隔り
の値がその埴になった時点では台を緊急停止する信号を
出力するように構成したり、左右両側のテンションプー
リ１３を同時に移動させる構成に代えて片側ずつ独立し
て張力調整可能に（１４成したり、テンションプーリ１
３を機台長手方向に沿って移動可能に配設したり、タン
ゼンシャルベルトの張力を検出する装置として磁性体と
磁気型の位置検出センサの組合わせに代えて検出廿ンサ
として差動トランスを使用してレバー１６の所定位置か
らのずれを直接検出するようにしてもよい。

発明の効果 以上詳述したように、この発明にＪ：ればスピンドルを
ベルト駆動方式で駆動する場合、長期使用による経時変
化でベル１〜の張力が変動した場合にもその張ノコが自
動的に最適張力となるように柊正　′されるため、ベル
トからスピンドルｌ＼の動力伝達効率が常に最適状態に
保たれ消費電力を少なくすることができる。Ｊ、た、ベ
ルト張力を調整するためのテンションプーリの移動が自
動的に行われるため、張力を所定の設定１直に調整する
ことが極めて容易になるという１受れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１，２図はこの発明を具体化した一実施例を示すしの
であって第１図は側面図、第２図は平面図、第３図は従
来装置を示す側面図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ベルト駆動方式でスピンドルを駆動する紡機におい
   て、 少なくともベルトの張力を増大する方向に移動可能に配
   設されるとともに駆動手段により移動されるテンション
   プーリと、 前記ベルトの張力を検出するための検出装置と、前記検
   出装置からの検出信号に基づいてベルトの張力が所定の
   範囲内にあるか否かを判別し、所定の範囲からずれた場
   合に前記駆動手段を作動する信号を出力する制御装置と
   、 を備えた紡機のベルト張力調整装置。 ２、前記テンションプーリは駆動手段としてのモータに
   より回転されるスクリューシャフトと係合し、スクリュ
   ーシャフトの回転に伴いスクリューシャフトに沿って移
   動可能なスライダ上に取付けられている特許請求の範囲
   第１項に記載の紡機のベルト張力調整装置。 ３、前記検出装置は一端にローラを他端に磁性体を備え
   るとともに回動可能に配設され、かつばねにより前記ロ
   ーラが前記ベルトに押圧される状態に回動付勢されたレ
   バーと、前記磁性体と対向する近傍位置に固設され磁性
   体との距離に対応した電気信号を出力する磁気型の位置
   検出センサとから構成されている特許請求の範囲第１項
   に記載の紡機のベルト張力調整装置。