JPH0315556Y2 - - Google Patents

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JPH0315556Y2
JPH0315556Y2 JP1988006596U JP659688U JPH0315556Y2 JP H0315556 Y2 JPH0315556 Y2 JP H0315556Y2 JP 1988006596 U JP1988006596 U JP 1988006596U JP 659688 U JP659688 U JP 659688U JP H0315556 Y2 JPH0315556 Y2 JP H0315556Y2
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JP
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annular belt
pulley
spindle
driving
driven pulley
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JP1988006596U
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  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〓産業上の利用分野〓 本考案は、撚糸機、紡績機のスピンドルを駆動
するための装置に関する。
〓従来の技術〓 ダブルツイスターにおいては、駆動プーリーと
従動プーリーとの間に環状ベルトを張り渡し、こ
の環状ベルトの外周面にスピンドルを圧接させ、
環状ベルトの回転走行をスピンドルに伝動し、ス
ピンドルを回転させている。この種の環状ベルト
は運転時の消費電力を抑制するために、従来装置
では、環状ベルトの張り状態をさほど強いものと
はしていなかつた。
〓考案が解決しようとする問題点〓 従来装置の如く、環状ベルトをプーリー間に緊
張させていないものは、定常運転時には電力消費
の点で有効ではあるが、運転開始当初は大きな慣
性力のためにスリツプし、スピンドルに適正な回
転力を伝動できない問題があつた。
本考案装置は、上記従来装置の問題点の解消を
目的として構成したものである。
〓問題点を解決するための手段〓 駆動プーリーとの間に環状ベルトを張り渡す従
動プーリーを、駆動装置により可逆的に回転可能
な螺子棒に支持された基台上に、駆動プーリーに
対し進退運動自在に設け、駆動プーリーとの間隔
を調整自在に構成し、一方、環状ベルトの外周面
側に並列して設けたスピンドル列を駆動する環状
ベルト駆動用の駆動プーリーに接する環状ベルト
の入側と出側のそれぞれに設けた一対のスピンド
ルに、それぞれ回転数を検出するセンサーを設
け、両センサの測定値の差を検知できるように
し、その差が設定値を上回つた時前記駆動装置を
駆動できるように構成した。
〓作用〓 環状ベルトは、特に駆動プーリーの付近におい
て、入側と出側に、張り側と緩み側の振れが生じ
る。このため、張り側に圧接されるスピンドル
と、緩み側に圧接されるスピンドルでは、両者の
回転数に差が生じる。特に環状ベルトの運転開始
当初はその差が大きく、これをそれぞれのスピン
ドル近くに設けたセンサーが検出し、両者の差が
設定値を上回つた時には、従動プーリーを駆動プ
ーリーから離反する方向に摺動させ、環状ベルト
の張り状態を強くする。環状ベルトが緊張される
ことにより、全てのスピンドルの回転数は差がな
いものになり、一定時間が経過すると、従動プー
リーは駆動プーリーの方向へと摺動され、電力消
費の少ないベルトの張り状態で運転が行なわれ
る。
〓実施例〓 本考案スピンドル駆動装置を二重撚糸機に実施
した例につき図面と共に次に説明する。
二重撚糸機1において、複数のスピンドル2が
機台前後面に二列に列設され、その列設されたス
ピンドル列2a,2bの両端に、駆動プーリー3
と従動プーリー4が設けてあり、その両プーリー
3,4間には環状ベルト5が張り渡してある。該
従動プーリー4は、基台6に回転自在に支持され
ており、該基台6は環状ベルト5の走行方向と平
行する両側に螺子穴7,8を設けてあり、この両
螺子穴7,8には螺子棒9,10が螺合してあ
る。そして、該両螺子棒9,10には歯車等の動
力伝達機構11を介して減速モータ12と連繋し
てあり、この減速モータ12の稼動により両螺子
棒9,10が回転し、基台6を平行移動させて、
従動プーリー4を駆動プーリー3から離反する方
向、或いは接近する方向へと自在に移動させ、環
状ベルト5の張り状態を任意に設定できるように
してある。前記減速モータ12の運転は図示しな
い制御装置によつて行なわれるようにしてある
が、この制御装置への情報は駆動プーリー3の近
くに対向して設けた一対のスピンドルの回転数に
よるものである。即ち、駆動プーリー3の近くに
対設されたスピンドル2a,2bには回転数を検
出するセンサー13,14が設置してある。この
センサー13,14は、超音波センサーとか、ス
ピンドルにスリツトを設けた回転板を設け、この
回転板から生ずるパルス信号を検出する検知器な
ど如何なるものであつてもよい。
次に本考案装置の作用を上記実施例に基づいて
説明する。
駆動プーリー3を図示しないモータにより第1
図中時計針方向へと回転させると、環状ベルト5
は右回りに走行する。そこで、駆動プーリー付近
の環状ベルト5は、同図中上位の入側Aは強く張
られ、逆に下位の出側Bは振られて緩みを生じ
る。このため、入側の環状ベルト5に圧接された
スピンドル2aと、出側Bの環状ベルト5に圧接
されたスピンドル2bは、それぞれの接圧が異な
り、両者のスピンドル2a,2bには回転数に差
が生じる。それぞれのスピンドル2a,2bに設
置してあるセンサー13,14は、それぞれのス
ピンドル2a,2bの回転数を検出し、両者の回
転数が、例えば入側Aのスピンドル2aの回転数
を100%とした場合、出側Bのスピンドル2bの
回転数が98%よりも下であれば、減速モータ12
を稼動させ、動力伝達機構11を介して螺子棒
9,10を回転させて基台6を駆動プーリー3か
ら離反する方向へ移動させる。基台6に支持され
た従動プーリー4も一体となつて移動し、駆動プ
ーリー3との間に張り渡した環状ベルト5を緊張
させる。環状ベルト5が緊張した状態では、全て
のスピンドル2への環状ベルト5の接圧はほゞ一
定となり、二重撚糸機1は適正に運転される。こ
の状態を2基のセンサー13,14が検出する
と、前記とは逆方向に従動プーリー4を移動さ
せ、環状ベルト5の張りを緩め、電力消費の少な
い状態で運転される。
〓考案の効果〓 本考案装置は、一対のスピンドルの回転数をセ
ンサーが検出し、両センサーの検出値に基づいて
従動プーリーを平行移動させ、駆動プーリーとの
間隔を調整して、環状ベルトの張り状態を自在に
調整できるように構成してあるので、常時適正な
ベルト張力で運転をすることができ、これにより
高品質の製品を製造できることは勿論、運転時の
騒音は軽減し、消費電力も格段に低減してライニ
ングコストを著しく下げることができる効果を発
揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案スピンドル駆動装置を二重撚糸
機に実施した態様を概略的に示した平面図、第2
図は従動プーリーの部分を概略的に示した平面図
である。 1……二重撚糸機、2……スピンドル、3……
駆動プーリー、4……従動プーリー、5……環状
ベルト、6……基台、12……減速モータ、1
3,14……回転数検出センサー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動プーリーとの間に環状ベルトを張り渡す従
    動プーリーを、駆動装置により可逆的に回転可能
    な螺子棒に支持された基台上に、駆動プーリーに
    対し進退運動自在に設け、駆動プーリーとの間隔
    を調整自在に構成し、一方、環状ベルトの外周面
    側に並列して設けたスピンドル列を駆動する環状
    ベルト駆動用の駆動プーリーに接する環状ベルト
    の入側と出側のそれぞれに設けた一対のスピンド
    ルに、それぞれ回転数を検出するセンサーを設
    け、両センサの測定値の差を検知できるように
    し、その差が設定値を上回つた時前記駆動装置を
    駆動できるようにしてなり、一対のスピンドルの
    回転数の差が設定値を上回つた時には、従動プー
    リーを移動し、環状ベルトを緊張することを特徴
    とするスピンドル駆動装置。
JP1988006596U 1988-01-21 1988-01-21 Expired JPH0315556Y2 (ja)

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JP1988006596U JPH0315556Y2 (ja) 1988-01-21 1988-01-21

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JP1988006596U JPH0315556Y2 (ja) 1988-01-21 1988-01-21

Publications (2)

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JPH01110273U JPH01110273U (ja) 1989-07-25
JPH0315556Y2 true JPH0315556Y2 (ja) 1991-04-04

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ID=31210908

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JP1988006596U Expired JPH0315556Y2 (ja) 1988-01-21 1988-01-21

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59137516A (ja) * 1983-01-22 1984-08-07 Ishikawa Seisakusho:Kk コンタクトロ−ラの接圧調整装置
JPS62250231A (ja) * 1986-04-24 1987-10-31 Toyota Autom Loom Works Ltd 紡機のベルト張力調整装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59137516A (ja) * 1983-01-22 1984-08-07 Ishikawa Seisakusho:Kk コンタクトロ−ラの接圧調整装置
JPS62250231A (ja) * 1986-04-24 1987-10-31 Toyota Autom Loom Works Ltd 紡機のベルト張力調整装置

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Publication number Publication date
JPH01110273U (ja) 1989-07-25

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