JP2007106110A - 画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクジェットヘッドでのインクジェットインクの射出安定性に優れ、かつ普通紙への画像記録に際してはフェザリングが良好で、インク吸収性の少ないまたはインク吸収性のない記録媒体に対してはビーディング耐性やカラーブリード耐性が改良され、かつ耐擦過性に優れた画像が得られる画像形成方法を提供する。
【解決手段】少なくとも色材、水及び高分子化合物を含有するインクジェットインクをインクジェットヘッドより射出して記録する画像形成方法において、該インクジェットインクが含有する該高分子化合物が、親水性主鎖に複数の側鎖を有し、活性エネルギー線を照射することにより、側鎖間で架橋結合可能な化合物であり、かつ該インクジェットヘッドがインクジェットヘッドチャネルの内部で該インクジェットインクに剪断を付与することを特徴とする画像形成方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、インクジェットインクを用い、記録媒体に画像形成する画像形成方法に関するものであり、詳しくは、射出安定性に優れ、かつ普通紙への画像記録に際してはフェザリングが良好で、インク吸収性の少ないまたはインク吸収性のない記録媒体に対してはビーディング耐性やカラーブリード耐性が改良され、かつ耐擦過性に優れた画像を形成する画像形成方法に関するものである。
インクジェット記録方法は、比較的簡単な装置で、高精細な画像の記録が可能であり、各方面で急速な発展を遂げている。また、使用される用途も多岐にわたり、それぞれの目的にあった記録媒体あるいはインクジェットインクが用いられている。
特に、近年では記録速度の大幅な向上が図られ、軽印刷用途にも耐え得る性能を持つインクジェットプリンタの開発も行われている。
しかしながら、インクジェットプリンタにおいて、その要望される性能を引き出すためには、インクジェットインクの高い吸収性を付与したインクジェット専用紙が必要である。
インクジェットインクの吸収能をあまり備えていないコート紙やアート紙、もしくは吸収能を全く備えていないプラスチックフィルム上に記録する際には、異色インク液体同士が記録媒体上で混ざり合って色濁りを起こす、いわゆるカラーブリード等の課題があり、インクジェット記録方式において、記録媒体に対する多様性を付与する上で課題となっていた。
上記課題に対し、室温において固体のワックス等を含むホットメルト型インク組成物を用い、加熱等により液化し、何らかのエネルギーを付与して噴射させ、記録媒体上に付着しつつ冷却固化して記録ドットを形成するホットメルト型インクジェット記録方法が提案されている(特許文献1,2参照)。このホットメルト型インク組成物は室温で固体であるため、取り扱い時に汚れることが無く、また、溶融時のインク蒸発量が実質的に無いため、ノズルの目詰まりがない。更に、記録媒体に付着した後直ちに固化するため色にじみも少なく、紙質に関係なく良好な印刷品質を提供することができるとされている。
しかしながら、このようなホットメルト型インク組成物を用いた画像形成方法で記録された画像は、インクドットが柔らかいワックス状であるため、ドットの盛り上がりに起因する品質の劣化や、耐擦過性の不足等の課題を抱えているのが現状である。
一方、インクジェットインクに活性エネルギー線を照射することにより硬化するインクジェット記録用インクが開示されている(特許文献3参照)。また、色材として顔料を含有し、かつ重合性化合物として三官能以上のポリアクリレートを用い、かつケトン、アルコールを主溶剤とするいわゆる非水系インクが提案されている(特許文献4参照)。また、水系の紫外線重合モノマーを用いたインクが提案されている(特許文献5参照)。
これらの活性エネルギー線の照射により硬化する画像記録方法では、インク自身を硬化成分により硬化させるため、非吸収性記録媒体に対しても画像記録が可能となったが、色剤以外の硬化成分を多量に含有し、かつそれらの成分が揮発しないため、形成した画像記録面がインクドットにより盛り上がり、画質、特に光沢の不自然さを生じさせた。
更に、従来公知の硬化性分では安全上の懸念点を有しているものがあり、また、例えば安全性をクリアしたとしても物質選択の狭さがあり素材、物性の自由な設計を行えないという課題があった。
また、インク吸収性の少ない、またはインク吸収性のない記録媒体に対する画像形成方法として、定着用樹脂を含有させて定着させるという方法が考えられるが、定着用樹脂によるインクジェットヘッドからのインク射出性劣化という課題があった。更に、上記のような重合性化合物を含むインクは、インクジェットヘッドによる射出の際、インク保留部に長時間停滞されると、インク粘度の変更を起こしやすく、ノズルより射出する時のインクの粘度変動により、射出変動を引き起こすという課題を抱えている。
米国特許第4,391,369号明細書 米国特許第4,484,948号明細書 米国特許第4,228,438号明細書 特公平5−64667号公報 特開平7−224241号公報
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、インクジェットヘッドでのインクジェットインクの射出安定性に優れ、かつ普通紙への画像記録に際してはフェザリングが良好で、インク吸収性の少ないまたはインク吸収性のない記録媒体に対してはビーディング耐性やカラーブリード耐性が改良され、かつ耐擦過性に優れた画像が得られる画像形成方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、以下の構成により達成される。
1.少なくとも色材、水及び高分子化合物を含有するインクジェットインクをインクジェットヘッドより射出して記録する画像形成方法において、該インクジェットインクが含有する該高分子化合物が、親水性主鎖に複数の側鎖を有し、活性エネルギー線を照射することにより、側鎖間で架橋結合可能な化合物であり、かつ該インクジェットヘッドがインクジェットヘッドチャネルの内部で該インクジェットインクに剪断を付与することを特徴とする画像形成方法。
2.前記インクジェットヘッドは、インクジェットヘッドチャネル内にインクを供給する2つの開口部を有し、一方の開口部から他方の開口部へインクジェットインクを流すことにより該インクジェットヘッドチャネル内のインクジェットインクに剪断を付与することを特徴とする前記1に記載の画像形成方法。
3.前記インクジェットインクは、前記インクジェットヘッドより射出するインクジェットインクの総流量の10倍以上、10000倍以下の流量で前記インクジェットヘッドチャネル内を流動していることを特徴とする前記1または2に記載の画像形成方法。
4.前記色材がアニオン性であり、かつ前記高分子化合物の側鎖がアニオン性またはノニオン性であることを特徴とする前記1〜3のいずれか1項に記載の画像形成方法。
5.前記高分子化合物を、インク全質量に対して0.5質量%以上、5.0質量%以下含有することを特徴とする前記1〜4のいずれか1項に記載の画像形成方法。
6.前記主鎖と側鎖の部分構造が、下記一般式(A)で表されることを特徴とする前記3〜5のいずれか1項に記載の画像形成方法。
一般式(A)
Poly−{(X1m−[B−(Y1np
〔式中、Polyは親水性主鎖を表し、{ }内は側鎖を表し、X1は(p+1)価の連結基を表し、Bは架橋性基を表し、Y1は水素原子または置換基を表す。mは0または1、nは0または1、pは整数を表す。pが2以上のとき、複数のB及びY1は同一でも異なっていてもよい。〕
7.前記親水性主鎖がポリ酢酸ビニルのケン化物であり、かつケン化度が77〜99%、重合度が500〜4000であることを特徴とする前記3〜6のいずれか1項に記載の画像形成方法。
8.前記親水性主鎖に対する前記側鎖の変性率が、1モル%以上、4モル%以下であることを特徴とする前記3〜7のいずれか1項に記載の画像形成方法。
9.水溶性光重合開始剤を含有することを特徴とする前記3〜8のいずれか1項に記載の画像形成方法。
10.前記インクジェットインクを記録媒体に射出して画像を形成し、該画像に活性エネルギー線を照射した後、乾燥させることを特徴とする前記3〜9のいずれか1項に記載の画像形成方法。
11.前記記録媒体が、普通紙であることを特徴とする前記10に記載の画像形成方法。
12.前記記録媒体が、アート紙またはコート紙であることを特徴とする前記10に記載の画像形成方法。
13.前記記録媒体が、非吸収性媒体であることを特徴とする前記10に記載の画像形成方法。
本発明によれば、インクジェットヘッドでのインクジェットインクの射出安定性に優れ、かつ普通紙への画像記録に際してはフェザリングが良好で、インク吸収性の少ないまたはインク吸収性のない記録媒体に対してはビーディング耐性やカラーブリード耐性が改良され、かつ耐擦過性に優れた画像が得られる画像形成方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
本発明者は、上記課題に鑑み鋭意検討を行った結果、少なくとも色材、水及び高分子化合物を含有するインクジェットインクをインクジェットヘッドより射出して記録する画像形成方法において、該インクジェットヘッドが、インクジェットヘッドチャネルの内部で該インクジェットインクに剪断を付与しながら射出することを特徴とする画像形成方法により、インクジェットヘッドでのインクジェットインクの射出安定性に優れ、かつ普通紙への画像記録に際してはフェザリングが良好で、インク吸収性の少ないまたはインク吸収性のない記録媒体に対してはビーディング耐性やカラーブリード耐性が改良され、かつ耐擦過性に優れた画像が得られる画像形成方法を実現できることを見出し、本発明に至った次第である。
以下、本発明を詳細に説明する。
〔インクジェットヘッド〕
はじめに、本発明の画像形成方法で適用するインクジェットヘッドを備えたインクジェット記録装置について説明する。
本発明の画像形成方法で、インクジェットインク(以下、単にインクともいう)の射出に用いるインクジェットヘッドは、オンデマンド方式でもコンティニュアス方式でも構わない。また、吐出方式としては、電気−機械変換方式(例えば、シングルキャビティー型、ダブルキャビティー型、ベンダー型、ピストン型、シェアーモード型、シェアードウォール型等)、電気−熱変換方式(例えば、サーマルインクジェット型、バブルジェット(登録商標)型等)、静電吸引方式(例えば、電界制御型、スリットジェット型等)及び放電方式(例えば、スパークジェット型等)などを挙げることができ、好ましくは電気−機械変換方式である。
従来のインクジェットヘッドでは、インクジェットヘッドチャネルへのインク供給は、単一の開口部より供給されたインクジェットインクは、インクジェットヘッドチャネル内に滞留し、種々の吐出方式に従って、ノズルブより射出される。
図1は、インク供給する開口部を1つ有するインクジェットヘッドの一例を示す概略図であり、図1の(a)は上面図、図1の(b)は断面図、図1の(c)は側面図である。
図1では、吐出方式として圧電素子を用いた電気−機械変換方式のインクジェットヘッドの一例を示しており、インクジェットヘッド1は、ノズルプレート2とカバープレート8の間に、圧力物質7、電極4を配置し、その空間部にインクを保留するインクジェットヘッドチャネル5を形成している。ノズルプレート2には、インクジェットインクを射出するノズル3が設けられており、また、カバープレート8には、1つの開口部9が設けられている。単一の開口部9より供給されたインクジェットインクは、インクジェットヘッドチャネル5に送液、貯留され、画像形成信号に応じて電圧が印加されると、圧電物質が変位してインクジェットヘッドチャネル5内に圧力波を生じ、その圧力波によりインクジェットインクがノズル面より微小液滴として噴射する。このようなヘッドは特表2001−519264号、特表2003−507213号等により開示されている。
図1に記載のような方式では、通常の色材、水溶性有機溶媒等から構成されるインクジェットインクでは、インクジェットヘッドチャネル5内で長時間にわたり静置した状態で長時間にわたり滞留しても、インクの大きな粘度の変動もなく、安定に射出することができる。
これに対し、本発明に係る色材、水及び高分子化合物を含有するインクジェットインクを、図1に記載のようなインクを供給する単一の開口部を有するインクジェットヘッドを用いて射出した場合には、インクのインクジェットヘッドチャネル5内での滞留に伴い、インク粘度が変動し、安定した射出ができないことが判明した。
上記課題に対し、本発明に係るインクジェットヘッドでは、インクジェットヘッドチャネルの内部でインクジェットインクに常に剪断を付与しながら射出することを特徴とする。
本発明において、インクジェットチャネル内でインクジェットインクに剪断を与える方法としては種々の方法が考えられる。インクジェットチャネル内に稼動部を設け、振動等を与える方法、インクジェットヘッドチャネル内のインクを積極的に流動させる方法等が考えられる。好ましい方法としては、インクジェットヘッドチャネル内にインクタンクと連結する2つの開口部を有し、一方の開口部から他方の開口部へインクジェットインクを流すことによりインクジェットヘッドチャネル内のインクジェットインクに剪断を付与する方法が挙げられる。
図2は、2つの開口部を備えた本発明のインクジェットヘッドの一例を示す概略図であり、図2の(a)は上面図、図2の(b)は断面図、図2の(c)は側面図である。
インクジェットヘッド1の基本的な構成は、上記に示した図1に記載の構成と同一であるが、カバープレート8に2つの開口部9A、9Bを有し、インクタンクとの間でインクを循環させる。インクの循環には一般的なポンプやピエゾ素子を使ったアクチュエーター等を用いることができる。これにより、開口部9Aよりインクをインクジェットヘッドチャネル5内に、一定の速度で供給し、開口部9Bよりインクジェットヘッドチャネル5からインクを排出、常にインクジェットヘッドチャネル内に流速を発生、すなわち、インクに剪断を付与することによりインク粘度を安定に維持することができる。
図3は、2つの開口部を備えた本発明のインクジェットヘッドの他の一例を示す概略図であり、図3の(a)は上面図、図3の(b)は断面図、図3の(c)は側面図である。
図3に記載のインクジェットヘッドの基本的な構成は、図2と実質的に同一であるが、2つの開口部9A、9B間をインク流路11で接続し、12にピエゾ素子によるアクチュエーターを設けてインクを循環、インクジェットヘッドチャネル5内に流速を発生、すなわち、剪断を付与することによりインク粘度を安定に維持することができる。インク流路11の一部に設けたインク供給口10により、射出により減少したインクを補充する。
このようにインクに剪断を常に付与することにより、安定射出が可能となる理由としては以下のように推測している。本発明に係るインク中に添加した高分子化合物は構造粘性を持ち、剪断力の大きさによりインク粘性が異なるため、射出状態によってチャネル内での粘度が変動し、射出性に影響を与えると推測されるが、チャネル内で一定の剪断を与えることによりチャネル内での粘度が一定となり、射出性に影響を与えないため安定射出が可能と推測している。
したがって、本発明の画像形成方法においては、インクジェットヘッドチャネル内に付与される剪断の大きさとしては特に規定されない。剪断が付与されていることが必要条件である。
チャネル内でのインク流量(ml/min)としては、ノズルより吐出されるインクの総流量(ml/min)の10倍以上、10000倍以下であることが好ましい。インク流量が、ノズルより吐出されるインクの総流量の10倍未満となると、インク流量が駆動状態により変動を受けやすく付与される剪断が不安定となり、10000倍以上となると射出が不安定となる。不安定の原因としては流速によりノズル面よりインクが押し出される傾向が出てくるためと推測している。また、チャネル内のインクに付与される剪断としては5(1/s)以上であることが好ましい。
次いで、本発明に係るインクジェットインクの詳細について説明する。
本発明に係るインクジェットインクでは、少なくとも色材、水及び高分子化合物を含有することを特徴とする。
〔高分子化合物〕
本発明に係るインクジェットインクで用いることのできる高分子化合物としては、特に制限はないが、親水性であることが好ましく、例えば、ポリ酢酸ビニルのケン化物、ポリビニルアセタール、ポリエチレンオキサイド、ポリアルキレンオキサイド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等が挙げられる。
更に、本発明の画像形成方法においては、高分子化合物が、親水性主鎖に複数の側鎖を有し、活性エネルギー線を照射することにより、側鎖間で架橋結合可能な化合物であることが好ましい。
以下、本発明に好ましく用いられる親水性主鎖に複数の側鎖を有し、活性エネルギー線を照射することにより、側鎖間で架橋結合可能な化合物の詳細について説明する。
〔活性エネルギー線架橋性の高分子化合物〕
本発明に係る親水性主鎖に複数の側鎖を有し、活性エネルギー線を照射することにより側鎖間で架橋結合可能な高分子化合物とは、ポリ酢酸ビニルのケン化物、ポリビニルアセタール、ポリエチレンオキサイド、ポリアルキレンオキサイド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、または前記親水性樹脂の誘導体、ならびにこれらの共重合体からなる群より選ばれる少なくとも一種の親水性樹脂に対して、側鎖に光二量化型、光分解型、光重合型、光変性型、光解重合型等の変性基を導入したものである。光重合型の架橋性基が感度、生成される画像の性能の観点から望ましい。
色材のイオン性と高分子化合物の側鎖のイオン性の間には、好ましい組合せが存在し、色材にアニオン性を選択し、側鎖にはノニオン性またはアニオン性を組み合わせることで、画像堅牢性およびインクの保存性、連続出射性が向上できる観点から好ましく、側鎖としてはノニオン性が最も好ましい。この理由は定かではないが、上記イオンの組合せの場合は、インクの分解やインク同士の会合などが少なくなり、このことが、上記効果に影響している可能性がある。
本発明に係る活性エネルギー線架橋性の高分子化合物の親水性主鎖と側鎖の部分構造は、下記一般式(A)で表されるものが好ましい。
一般式(A)
Poly−{(X1m−〔B−(Y1np
上記一般式(A)において、Polyは親水性主鎖を表し、例えば、ポリ酢酸ビニルのケン化物、ポリビニルアセタール、ポリエチレンオキサイド、ポリアルキレンオキサイド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、または前記親水性樹脂の誘導体、ならびにこれらの共重合体が好ましい。
{ }は側鎖を表す。側鎖中、X1は(p+1)価の連結基を表す。pは正の整数を表し、好ましくは1〜5の整数である。具体的には、p=1のとき、X1が2価の連結基を表し、例えば、アルキレン基、アリーレン基、ヘテロアリーレン基、エーテル基、チオエーテル基、イミノ基、エステル基、アミド基、スルホニル基などが挙げられ、又、これらが組み合わさって一つの2価以上の基を形成してもよい。またp=2以上のとき、後述する複数のB及びYは同一であっても異なっていてもよい。
1は、好ましくは、アルキレンオキシド、芳香族基が少なくとも組み合わさっている2価以上の連結基が挙げられる。
Bは、架橋基を表す。具体的には、二重結合、三重結合を含有する基であり、例えば、アクリル基、メタクリル基、ビニル基、アリル基、ジアゾ基、アジド基を表す。好ましくは、アクリル基、メタクリル基である。
1は、水素原子または置換基を表す。置換基とは具体的にはハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子等)、アルキル基(例えば、メチル、エチル、ブチル、ペンジル、2−メトキシエチル、トリフルオロメチル、2−エチルヘキシル、シクロヘキシル等)、アリール基(例えば、フェニル、p−トリル、ナフチル等)、アシル基(例えば、アセチル、プロピオニル、ベンゾイル等)、アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、ブトキシ等)、アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、i−プロポキシカルボニル等)、アシルオキシ基(例えば、アセチルオキシ、エチルカルボニルオキシ等)、カルバモイル基(例えば、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、ブチルカルバモイル、フェニルカルバモイル等)、スルファモイル基(例えば、スルファモイル、メチルスルファモイル、ジメチルスルファモイル、フェニルスルファモイル等)、アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチオ、オクチルチオ等)、アリールチオ基(例えば、フェニルチオ、p−トリルチオ等)、アルキルウレイド基(例えば、メチルウレイド、エチルウレイド、メトキシエチルウレイド、ジメチルウレイド等)、アリールウレイド基(例えば、フェニルウレイド等)、アルキルスルホンアミド基(例えば、メタンスルホンアミド、エタンスルホンアミド、ブタンスルホンアミド、トリフルオロメチルスルホンアミド、2,2,2−トリフルオロエチルスルホンアミド等)、アリールスルホンアミド基(例えば、フェニルスルホンアミド、トリルスルホンアミド等)、アルキルアミノスルホニルアミノ基(例えば、メチルアミノスルホニルアミノ、エチルアミノスルホニルアミノ等)、アリールアミノスルホニルアミノ基(例えば、フェニルアミノスルホニルアミノ等)、ヒドロキシ基、複素環基(例えば、ピリジル、ピラゾリル、イミダゾリル、フリル、チエニル等)などが挙げられ、更にこれらは置換基を有していても良い。
mは0または1を表し、nは0または1を表す。
親水性主鎖においては、側鎖の導入に対する簡便性や、取り扱いの観点からポリ酢酸ビニルのケン化物が好ましく、ケン化度としては77%以上、99%以下であることが好ましく、その重合度は300以上、4000以下であるが、500以上、2000以下がハンドリングの観点からより好ましい。親水性主鎖に対する側鎖の変性率は1.0モル%以上、4.0モル%以下が反応性の観点からより好ましい。1.0モル%より小さいと架橋性が不足し本発明の効果が小さくなり、4.0モル%より大きいと架橋密度が大きくなり硬くてもろい膜となり、膜の強度が落ちてしまう。
更に好ましい本発明に係る活性エネルギー線架橋性の高分子化合物の親水性主鎖と側鎖の部分構造としては、下記一般式(1)〜(9)で表されるものがある。
例えば、特開昭60−129742号公報に記載の感光性樹脂は、ポリビニルアルコール構造体中にスチルバゾニウム基であるカチオン性の側鎖を導入した下記一般式(1)で表される化合物である。
Figure 2007106110
上記一般式(1)において、R1は炭素数1〜4のアルキル基を表し、A-はカウンターアニオンを表す。
特開昭56−67309号公報に記載の感光性樹脂は、ポリビニルアルコール構造体中に、下記一般式(2)で表される2−アジド−5−ニトロフェニルカルボニルオキシエチレン構造(ノニオン性)の側鎖、または下記一般式(3)で表され4−アジド−3−ニトロフェニルカルボニルオキシエチレン構造(ノニオン性)の側鎖を有する樹脂組成物である。
Figure 2007106110
また、下記一般式(4)で表される変性基(アニオン性)の側鎖も好ましく用いられる。
Figure 2007106110
上記一般式(4)において、Rはアルキレン基または芳香族環を表し、好ましくはベンゼン環である。
光重合型の変性基としては、例えば、特開2000−181062号、特開2004−189841号に示される下記一般式(5)で表される樹脂(ノニオン性)が反応性の観点から好ましい。
Figure 2007106110
上記一般式(5)において、R2はメチル基または水素原子、nは1または2を表し、Xは−(CH2m−COO−または−O−、Yは芳香族環または単結合、mは0〜6までの整数を表す。
また、特開2004−161942号公報に記載されている光重合型の下記一般式(6)で表される変性基(ノニオン性)を、従来公知の水溶性樹脂に用いることも好ましい。
Figure 2007106110
上記一般式(6)において、R3はメチル基または水素原子を表し、R4は炭素数2〜10の直鎖状または分岐状のアルキレン基を表す。
更に、下記一般式(7)〜(9)で表される変性基(ノニオン性)も好ましく用いられる。
Figure 2007106110
このような活性エネルギー線架橋型の高分子化合物は、インク全質量に対して0.5質量%以上、5.0質量%以下の範囲で含有することが好ましい。0.5質量%以上存在することで架橋効率が向上し、架橋後のインク粘度の急激な上昇によりビーディングやカラーブリードがより好ましくなる。また、添加量が5.0質量%以下であれば、インク物性やインクジェットヘッド内の状態に悪影響しにくくなり、射出性やインク保存性の観点で好ましい。
本発明に係る活性エネルギー線架橋型の高分子化合物においては、元々ある程度の重合度をもった主鎖に対して側鎖間で架橋結合を介して架橋をするため、一般的な連鎖反応を介して重合する活性エネルギー線硬化型の高分子化合物に対して光子一つ当たりの分子量増加効果が著しく大きい。一方、従来公知の活性エネルギー線硬化型の高分子化合物においては、架橋点数は制御不可能であるため、硬化後の形成した塗膜物性を制御することができず、その結果、硬くてもろい膜となりやすい。
本発明に係る高分子化合物においては、架橋点数は親水性主鎖の長さと、側鎖の導入量で完全に制御でき、目的に応じた塗膜物性の制御が可能である。
更に、従来公知の活性エネルギー線硬化型インクが色剤以外のほぼ全量が硬化性分であり、そのため硬化後のドットが盛り上がり、光沢に代表される画質に劣ることに対し、本発明に用いられる高分子化合物においては、塗膜形成に必要な量が少量ですみ、乾燥成分が多いため乾燥後の画質の向上が図られ、かつ定着性も良い。
〔光重合開始剤、増感剤〕
本発明においては、光重合開始剤(光増感剤を含む)を添加するのも好ましい。光重合開始剤は溶媒に溶解、または分散した状態か、もしくは感光性樹脂に対して化学的に結合されていてもよい。
適用される光重合開始剤について、特に制限はなく、従来公知の物を用いることができるが、水溶性の光重合開始剤が混合性、反応効率の観点から好ましい。特に4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン(HMPK)、チオキサントンアンモニウム塩(QTX)、ベンゾフェノンアンモニウム塩(ABQ)が水系溶媒への混合性という観点で好ましい。
更に、本発明に係る高分子化合物との相溶性の観点から、下記一般式(10)で表される4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル−(2−ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン(n=1、HMPK)や、そのエチレンオキシド付加物(n=2〜5)がより好ましい。
Figure 2007106110
上記一般式(10)において、nは1〜5の整数を表す。
また、他の光重合開始剤の一例としは、例えば、ベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、ビス−N,N−ジメチルアミノベンゾフェノン、ビス−N,N−ジエチルアミノベンゾフェノン、4−メトキシ−4′−ジメチルアミノベンゾフェノン等のベンゾフェノン類。チオキサトン、2、4−ジエチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、クロロチオキサントン、イソプロポキシクロロチオキサントン等のチオキサントン類。エチルアントラキノン、ベンズアントラキノン、アミノアントラキノン、クロロアントラキノン等のアントラキノン類。アセトフェノン類。ベンゾインメチルエーテル等のベンゾインエーテル類。2,4,6−トリハロメチルトリアジン類、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール2量体、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジ(m−メトキシフェニル)イミダゾール2量体、2−(o−フルオロフェニル)−4,5−フェニルイミダゾール2量体、2−(o−メトキシフェニル)−4,5−フェニルイミダゾール2量体、2−(p−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール2量体、2−ジ(p−メトキシフェニル)−5−フェニルイミダゾール2量体、2−(2,4−ジメトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール2量体の2,4,5−トリアリールイミダゾール2量体、ベンジルジメチルケタール、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)ブタン−1−オン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノ−1−プロパノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、フェナントレンキノン、9,10−フェナンスレンキノン、メチルベンゾイン、エチルベンゾイン等ベンゾイン類、9−フェニルアクリジン、1,7−ビス(9,9′−アクリジニル)ヘプタン等のアクリジン誘導体、ビスアシルフォスフィンオキサイド、及びこれらの混合物等が好ましく用いられ、上記は単独で使用しても混合して使用してもかまわない。
これらの光重合開始剤と共に、促進剤等を添加することもできる。これらの例として、p−ジメチルアミノ安息香酸エチル、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられる。
これらの光重合開始剤は、親水性主鎖に対して、側鎖にグラフト化されていてもよい。
〔活性エネルギー線、照射方法〕
本発明の画像形成方法においては、本発明に係る活性エネルギー線架橋性の高分子化合物を含むインクを記録媒体上に射出して画像形成した後、該画像に活性エネルギー線を照射して硬化させる。
本発明でいう活性エネルギー線とは、例えば、電子線、紫外線、α線、β線、γ線、エックス線等が挙げられるが、人体への危険性、取り扱いの容易性、あるいは工業的にその利用が普及している観点から、電子線や紫外線が好ましい。
電子線を用いる場合には、照射する電子線の量は0.1〜30Mradの範囲が望ましい。0.1Mrad未満では十分な照射効果が得られず、30Mradを越えると記録媒体等を劣化させる可能性があるため、好ましくない。
紫外線を用いる場合は、光源として、例えば、0.1kPa〜1MPaまでの動作圧力を有する低圧、中圧、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプや紫外域の発光波長を持つキセノンランプ、冷陰極管、熱陰極管、LED等従来公知の物が用いられる。
(インク着弾後の光照射条件)
活性エネルギー線の照射条件としては、記録媒体上へインクが着弾した後、0.001〜1.0秒の間に活性エネルギー線が照射されることが好ましく、より好ましくは0.001〜0.5秒である。高精細な画像を形成するためには、照射タイミングができるだけ早いことが特に重要となる。
(ランプの設置)
活性エネルギー線の照射方法として、その基本的な方法が特開昭60−132767号に開示されている。これによると、インクジェットヘッドユニットの両側に照射光源を設け、シャトル方式でインクジェットヘッドと照射光源を走査する。照射は、インク着弾後、一定時間を置いて行われることになる。更に、駆動を伴わない別光源によって硬化を完了させる方法の知られており、例えば、米国特許第6,145,979号では、照射方法として、光ファイバーを用いた方法や、コリメートされた光源をヘッドユニット側面に設けた鏡面に当て、記録部へ活性エネルギー光を照射する方法が開示されている。本発明の画像形成方法においては、これらの何れの照射方法も用いることができる。
また、活性エネルギー線の照射を2段階に分け、第1段階として、インク着弾後0.001〜2.0秒の間に前述の方法で活性エネルギー線を照射し、更に第2の活性エネルギー線を照射する方法も好ましい態様の1つである。活性エネルギー線の照射を2段階に分けることで、よりインク硬化の際に起こる記録媒体の収縮を抑えることが可能となる。
〔色剤〕
本発明に係るインクジェットインクに用いられる色剤としては、インクジェット方式で公知の各種染料または顔料を用いることができるが、活性エネルギー線架橋型の高分子化合物の側鎖のイオン性との組合せから、アニオン性のものが好ましい。
(染料)
本発明で用いることのできる染料としては、特に制限はなく、酸性染料、直接染料、反応性染料等の水溶性染料、分散染料等が挙げられる。この中では、アニオン性染料が好ましい。
本発明で用いることのできる水溶性染料としては、例えば、アゾ染料、メチン染料、アゾメチン染料、キサンテン染料、キノン染料、フタロシアニン染料、トリフェニルメタン染料、ジフェニルメタン染料等を挙げることができ、その具体的化合物を以下に示す。ただし、これら例示した化合物に限定されるものではない。
〈C.I.アシッドイエロー〉
1、3、11、17、18、19、23、25、36、38、40、42、44、49、59、61、65、67、72、73、79、99、104、110、114、116、118、121、127、129、135、137、141、143、151、155、158、159、169、176、184、193、200、204、207、215、219、220、230、232、235、241、242、246、
〈C.I.アシッドオレンジ〉
3、7、8、10、19、24、51、56、67、74、80、86、87、88、89、94、95、107、108、116、122、127、140、142、144、149、152、156、162、166、168、
〈C.I.アシッドレッド〉
88、97、106、111、114、118、119、127、131、138、143、145、151、183、195、198、211、215、217、225、226、249、251、254、256、257、260、261、265、266、274、276、277、289、296、299、315、318、336、337、357、359、361、362、364、366、399、407、415、
〈C.I.アシッドバイオレット〉
17、19、21、42、43、47、48、49、54、66、78、90、97、102、109、126、
〈C.I.アシッドブルー〉
1、7、9、15、23、25、40、62、72、74、80、83、90、92、103、104、112、113、114、120、127、128、129、138、140、142、156、158、171、182、185、193、199、201、203、204、205、207、209、220、221、224、225、229、230、239、249、258、260、264、278、279、280、284、290、296、298、300、317、324、333、335、338、342、350、
〈C.I.アシッドグリーン〉
9、12、16、19、20、25、27、28、40、43、56、73、81、84、104、108、109、
〈C.I.アシッドブラウン〉
2、4、13、14、19、28、44、123、224、226、227、248、282、283、289、294、297、298、301、355、357、413、
〈C.I.アシッドブラック〉
1、2、3、24、26、31、50、52、58、60、63、107、109、112、119、132、140、155、172、187、188、194、207、222、
〈C.I.ダイレクトイエロー〉
8、9、10、11、12、22、27、28、39、44、50、58、79、86、87、98、105、106、130、132、137、142、147、153、
〈C.I.ダイレクトオレンジ〉
6、26、27、34、39、40、46、102、105、107、118、
〈C.I.ダイレクトレッド〉
2、4、9、23、24、31、54、62、69、79、80、81、83、84、89、95、212、224、225、226、227、239、242、243、254、
〈C.I.ダイレクトバイオレット〉
9、35、51、66、94、95、
〈C.I.ダイレクトブルー〉
1、15、71、76、77、78、80、86、87、90、98、106、108、160、168、189、192、193、199、200、201、202、203、218、225、229、237、244、248、251、270、273、274、290、291、
〈C.I.ダイレクトグリーン〉
26、28、59、80、85、
〈C.I.ダイレクトブラウン〉
44、106、115、195、209、210、222、223、
〈C.I.ダイレクトブラック〉
17、19、22、32、51、62、108、112、113、117、118、132、146、154、159、169、
〈C.I.ベイシックイエロー〉
1、2、11、13、15、19、21、28、29、32、36、40、41、45、51、63、67、70、73、91、
〈C.I.ベイシックオレンジ〉
2、21、22、
〈C.I.ベイシックレッド〉
1、2、12、13、14、15、18、23、24、27、29、35、36、39、46、51、52、69、70、73、82、109、
〈C.I.ベイシックバイオレット〉
1、3、7、10、11、15、16、21、27、39、
〈C.I.ベイシックブルー〉
1、3、7、9、21、22、26、41、45、47、52、54、65、69、75、77、92、100、105、117、124、129、147、151、
〈C.I.ベイシックグリーン〉
1、4、
〈C.I.ベイシックブラウン〉
1、
〈C.I.リアクティブイエロー〉
2、3、7、15、17、18、22、23、24、25、27、37、39、42、57、69、76、81、84、85、86、87、92、95、102、105、111、125、135、136、137、142、143、145、151、160、161、165、167、168、175、176、
〈C.I.リアクティブオレンジ〉
1、4、5、7、11、12、13、15、16、20、30、35、56、64、67、69、70、72、74、82、84、86、87、91、92、93、95、107、
〈C.I.リアクティブレッド〉
2、3、5、8、11、21、22、23、24、28、29、31、33、35、43、45、49、55、56、58、65、66、78、83、84、106、111、112、113、114、116、120、123、124、128、130、136、141、147、158、159、171、174、180、183、184、187、190、193、194、195、198、218、220、222、223、228、235、
〈C.I.リアクティブバイオレット〉
1、2、4、5、6、22、23、33、36、38、
〈C.I.リアクティブブルー〉
2、3、4、5、7、13、14、15、19、21、25、27、28、29、38、39、41、49、50、52、63、69、71、72、77、79、89、104、109、112、113、114、116、119、120、122、137、140、143、147、160、161、162、163、168、171、176、182、184、191、194、195、198、203、204、207、209、211、214、220、221、222、231、235、236、
〈C.I.リアクティブグリーン〉
8、12、15、19、21、
〈C.I.リアクティブブラウン〉
2、7、9、10、11、17、18、19、21、23、31、37、43、46、
〈C.I.リアクティブブラック〉
5、8、13、14、31、34、39、
〈C.I.フードブラック〉
1、2、
等を挙げることができる。
〔顔料〕
本発明に使用できる顔料としては、従来公知の有機及び無機顔料が使用できる。例えば、アゾレーキ顔料、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートアゾ顔料等のアゾ顔料や、フタロシアニン顔料、ペリレン及びペリレン顔料、アントラキノン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサンジン顔料、チオインジゴ顔料、イソインドリノン顔料、キノフタロニ顔料等の多環式顔料や、塩基性染料型レーキ、酸性染料型レーキ等の染料レーキや、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニリンブラック、昼光蛍光顔料等の有機顔料、カーボンブラック等の無機顔料が挙げられるが、アニオン性顔料が好ましい。
具体的な有機顔料を、以下に例示する。
マゼンタまたはレッド用の顔料としては、C.I.ピグメントレッド2、C.I.ピグメントレッド3、C.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメントレッド6、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメントレッド15、C.I.ピグメントレッド16、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントレッド53:1、C.I.ピグメントレッド57:1、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド123、C.I.ピグメントレッド139、C.I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメントレッド149、C.I.ピグメントレッド166、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド178、C.I.ピグメントレッド222等が挙げられる。
オレンジまたはイエロー用の顔料としては、C.I.ピグメントオレンジ31、C.I.ピグメントオレンジ43、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー94、C.I.ピグメントイエロー128、C.I.ピグメントイエロー138等が挙げられる。
グリーンまたはシアン用の顔料としては、C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー15:2、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ピグメントブルー60、C.I.ピグメントグリーン7等が挙げられる。
〈分散剤〉
上記顔料をインク中に安定に分散するための水溶性高分子分散剤としては、下記の水溶性樹脂を用いることができ、吐出安定性の観点から好ましい。
水溶性樹脂として好ましく用いられるのは、スチレン−アクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−マレイン酸ハーフエステル共重合体、ビニルナフタレン−アクリル酸共重合体、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合体等のような水溶性樹脂である。
水溶性樹脂のインク全量に対する含有量としては、0.1〜10質量%が好ましく、更に好ましくは、0.3〜5質量%である。
これらの水溶性樹脂は二種以上併用することも可能である。
〈アニオン性顔料〉
本発明に用いられるアニオン性顔料の形態としては、上記顔料をアニオン性高分子分散剤により分散された顔料、またはアニオン変性自己分散顔料であることが分散安定性の点から好ましい。
アニオン性高分子分散剤とは、分子内に酸性基を有しており、これを塩基性化合物により中和して得られるアニオン性基を有した分散剤を指す。この時に用いる塩基性化合物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物、アンモニア、アルキルアミン、アルカノールアミン等のアミン類が挙げられるが、本発明においてはアミン類が特に好ましい。
本発明に好まし用いられるアニオン性高分子分散剤としては、分子量が1000以上であれば特に制限はなく、例えば、ポリビニルアルコール類、ポリビニルピロリドン類、ポリアクリル酸や、アクリル酸−アクリルニトリル共重合体、アクリル酸カリウム−アクリルニトリル共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体、アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体などのアクリル系樹脂、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−α−メチルスチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−α−メチルスチレン−アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体などのスチレン−アクリル樹脂、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ビニルナフタレン−アクリル酸共重合体、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合体、及び酢酸ビニル−エチレン共重合体、酢酸ビニル−脂肪酸ビニルエチレン共重合体、酢酸ビニル−マレイン酸エステル共重合体、酢酸ビニル−クロトン酸共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸共重合体などの酢酸ビニル系共重合体及びそれらの塩などの共重合体あるいは樹脂が、例えば、カルボン酸、スルホン酸またはホスホン酸の官能性を持つホモポリマー、コポリマー、ターポリマーを含むものである。酸の官能性を与えるモノマーは、例えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、メサコン酸、フマル酸、シトラコン酸、ビニル酢酸、アクリルオキシプロピオン酸、ビニルスルホン酸、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、アリルスルホン酸、アリルホスホン酸、ビニルホスホン酸及びビニルスルホン酸等である。
本発明に好ましく用いられるアニオン変性自己分散顔料とは、表面にアニオン性基を有し、分散剤なしで分散が可能な顔料を指す。アニオン性の自己分散顔料は、顔料に酸性基が修飾されており、これを塩基性化合物により中和しアニオン性基として、分散剤が無くとも水への分散を可能とした顔料を指す。
表面に酸性基を有する顔料粒子とは、顔料粒子表面に直接酸性基で修飾させた顔料、あるいは有機顔料母核を有する有機物で直接にまたはジョイントを介して酸性基が結合しているものをいう。
酸性基(極性基ともいう)としては、例えば、スルホン酸基、カルボン酸基、燐酸基、硼酸基、水酸基が挙げられるが、好ましくはスルホン酸基、カルボン酸基であり、更に好ましくは、スルホン酸基である。
酸性基の修飾剤としては、硫酸、発煙硫酸、三酸化硫黄、クロロ硫酸、フルオロ硫酸、アミド硫酸、スルホン化ピリジン塩、スルファミン酸等の硫黄原子を含有する処理剤、顔料粒子表面を酸化させてカルボン酸基を導入する次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸カリウム等のカルボキシル化剤が挙げられる。中でも、三酸化硫黄,スルホン化ピリジン塩またはスルファミン酸等のスルホン化剤、もしくはカルボキシル化剤が好ましい。酸性基を中和する塩基性化合物としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物、アンモニア、アルキルアミン、アルカノールアミン等のアミン類が挙げられるが、本発明においてはアミン類が特に好ましい。
表面に極性基を有する顔料粒子を得る方法としては、例えば、WO97/48769号、特開平10−110129号公報、特開平11−246807号公報、特開平11−57458号公報、同11−189739号公報、特開平11−323232号公報、特開2000−265094公報等に記載の顔料粒子表面を適当な酸化剤で酸化させることにより、顔料表面の少なくとも一部に、スルホン酸基もしくはその塩といった極性基を導入する方法が挙げられる。具体的には、カーボンブラックを濃硝酸で酸化したり、カラー顔料の場合は、スルフォランやN−メチル−2−ピロリドン中で、スルファミン酸、スルフォン化ピリジン塩、アミド硫酸等で酸化することにより調製することができる。これらの反応で、酸化が進みすぎ、水溶性となってしまった物は除去、精製することにより、顔料分散体を得ることができる。また、酸化によりスルフォン酸基を表面に導入した場合は、酸性基を必要に応じて、塩基性化合物を用いて中和してもよい。
そのほかの方法としては、特開平11−49974号公報、特開2000−273383号公報、同2000−303014号公報等に記載の顔料誘導体をミリング等の処理で顔料粒子表面に吸着させる方法、特開2002−179977号公報、同2002−201401号公報等に記載の顔料を顔料誘導体と共に溶媒で溶解した後、貧溶媒中で晶析させる方法等を挙げることができ、いずれの方法でも容易に、表面に極性基を有する顔料粒子を得ることができる。
本発明においては、極性基は、フリーでも塩の状態でもよいし、あるいはカウンター塩を有していてもよい。カウンター塩としては、例えば、無機塩(例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、アルミニウム、ニッケル、アンモニウム等)、有機塩(例えば、トリエチルアンモニウム、ジエチルアンモニウム、ピリジニウム、トリエタノールアンモニウム等)が挙げられ、好ましくは1価の価数を有するカウンター塩である。
本発明に係るインクジェットインクに使用する顔料分散体の平均粒径は、500nm以下が好ましく200nm以下がより好ましく、10nm以上、200nm以下であることが好ましく、10nm以上、150nm以下がより好ましい。顔料分散体の平均粒径が500nmを越えると、分散が不安定となり。また、顔料分散体の平均粒径が10nm未満になっても顔料分散体の安定性が悪くなりやすく、インクの保存安定性が劣化しやすくなる。
顔料分散体の粒径測定は、光散乱法、電気泳動法、レーザードップラー法等を用いた市販の粒径測定機器により求めることができる。また、透過型電子顕微鏡による粒子像撮影を少なくとも100粒子以上に対して行い、この像をImage−Pro(メディアサイバネティクス製)等の画像解析ソフトを用いて統計的処理を行うことによっても求めることが可能である。
顔料の分散方法としては、ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミル、アジテータ、ヘンシェルミキサ、コロイドミル、超音波ホモジナイザー、パールミル、湿式ジェットミル、ペイントシェーカー等各種を用いることができる。
本発明のインクジェットインクに用いる水に分散あるいは溶解可能な色剤の含有量は、インク全質量に対して、1〜10質量%であるのが好ましい。
〈水溶性溶媒〉
本発明に係るインクジェットインクに用いる溶媒としては水性液媒体が好ましく、水及び水溶性有機溶剤等の混合溶媒が更に好ましく用いられる。好ましく用いられる水溶性有機溶剤の例としては、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、セカンダリーブタノール、ターシャリーブタノール)、多価アルコール類(例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサンジオール、ペンタンジオール、グリセリン、ヘキサントリオール、チオジグリコール)、多価アルコールエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノフェニルエーテル)、アミン類(例えば、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、モルホリン、N−エチルモルホリン、エチレンジアミン、ジエチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ポリエチレンイミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、テトラメチルプロピレンジアミン)、アミド類(例えば、ホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、複素環類(例えば、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、シクロヘキシルピロリドン、2−オキサゾリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等)、スルホキシド類(例えば、ジメチルスルホキシド)等が挙げられる。
〈界面活性剤〉
本発明に係るインクジェットインクに好ましく使用される界面活性剤としては、アルキル硫酸塩、アルキルエステル硫酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩類、アルキルナフタレンスルホン酸塩類、アルキルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩、脂肪酸塩類等のアニオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル類、アセチレングリコール類、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックコポリマー類等のノニオン性界面活性剤、グリセリンエステル、ソルビタンエステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、アミンオキシド等の活性剤、アルキルアミン塩類、第四級アンモニウム塩類等のカチオン性界面活性剤が挙げられる。
これらの界面活性剤は、顔料の分散剤としても用いることができ、特にアニオン性、ノニオン性界面活性剤を好ましく用いることができる。
〈各種添加剤〉
本発明に係るインクジェットインクには、上記各添加剤の他に、従来公知の添加剤を含有することができ、例えば、蛍光増白剤、消泡剤、潤滑剤、防腐剤、増粘剤、帯電防止剤、マット剤、水溶性多価金属塩、酸塩基、緩衝液等pH調整剤、酸化防止剤、表面張力調整剤、非抵抗調整剤、防錆剤、無機顔料等である。
〔記録媒体〕
本発明の画像記録方法で適用できる記録媒体としては、特に制限なく用いることができ、例えば、普通紙、上質紙等の吸収性支持体、あるいはアート紙またはコート紙等の低吸収性記録媒体、またはフィルム等の非吸収性媒体、インクジェット用記録媒体が広く用いることができるが、その中でも、記録媒体として普通紙、アート紙またはコート紙の低吸収性記録媒体、非吸収性媒体を用いることが、本発明の画像記録方法の効果をいかんなく発揮することができる観点から好ましい。
紙には、塗工紙、非塗工紙があり、塗工紙としては、1m2あたりの塗工量が片面20g前後のアート紙、1m2あたりの塗工量が片面10g前後のコート紙、1m2あたりの塗工量が片面5g前後の軽量コート紙、微塗工紙、マット調仕上げのマットコート紙、ダル調仕上げのダルコート紙、新聞用紙などを挙げることができる。非塗工紙としては、化学パルプ100%使用の印刷用紙A、化学パルプ70%以上使用の印刷用紙B、化学パルプ40%以上70%未満使用の印刷用紙C、化学パルプ40%未満使用の印刷用紙D、機械パルプを含有しカレンダー処理を行ったグラビア用紙などを挙げることができる。更に詳しくは、「最新紙加工便覧」紙加工便覧編集委員会編、テックタイムス発行、「印刷工学便覧」日本印刷学会編、などに詳細に記載されている。
普通紙とは、非塗工用紙、特殊印刷用紙及び情報用紙の一部に属す、80〜200μmの非コート紙が用いられる。本発明で用いられる普通紙としては、例えば、上級印刷紙、中級印刷紙、下級印刷紙、薄様印刷紙、微塗工印刷用紙、色上質紙等特殊印刷用紙、フォーム用紙、PPC用紙、その他情報用紙等があり、具体的には下記する用紙及びこれらを用いた各種の変性/加工用紙があるが、本発明は特にこれらに限定されるものではない。上質紙及び色上質紙、再生紙、複写用紙・色もの、OCR用紙、ノーカーボン紙・色もの、ユポ60、80、110ミクロン、ユポコート70、90ミクロン等の合成紙、その他片面アート紙68kg、コート紙90kg、フォームマット紙70、90、110kg、発泡PET38ミクロン、みつおりくん(以上、小林記録紙)、OK上質紙、ニューOK上質紙、サンフラワー、フェニックス、OKロイヤルホワイト、輸出上質紙(NPP、NCP、NWP、ロイヤルホワイト)OK書籍用紙、OKクリーム書籍用紙、クリーム上質紙、OK地図用紙、OKいしかり、きゅうれい、OKフォーム、OKH、NIP−N(以上、新王子製紙)、金王、東光、輸出上質紙、特需上質紙、書籍用紙、書籍用紙L、淡クリーム書籍用紙、小理教科書用紙、連続伝票用紙、上質NIP用紙、銀環、金陽、金陽(W)、ブリッジ、キャピタル、銀環書籍、ハープ、ハープクリーム、SKカラー、証券用紙、オペラクリーム、オペラ、KYPカルテ、シルビアHN、エクセレントフォーム、NPIフォームDX(以上、日本製紙)、パール、金菱、ウスクリーム上質紙、特製書籍用紙、スーパー書籍用紙、書籍用紙、ダイヤフォーム、インクジェットフォーム(以上、三菱製紙)、金毯V、金毯SW、白象、高級出版用紙、クリーム金毯、クリーム白象、証券・金券用紙、書籍用紙、地図用紙、複写用紙、HNF(以上、北越製紙)しおらい、電話帳表紙、書籍用紙、クリームしおらい、クリームしおらい中ラフ、クリームしおらい大ラフ、DSK(以上、大昭和製紙)、せんだいMP上質紙、錦江、雷鳥上質、掛紙、色紙原紙、辞典用紙、クリーム書籍、白色書籍、クリーム上質紙、地図用紙、連続伝票用紙(以上、中越パルプ)、OP金桜(チューエツ)、金砂、参考書用紙、交換証用紙(白)、フォーム印刷用紙、KRF、白フォーム、カラーフォーム、(K)NIP、ファインPPC、紀州インクジェット用紙(以上、紀州製紙製)、たいおう、ブライトフォーム、カント、カントホワイト、ダンテ、CM用紙、ダンテコミック、ハイネ、文庫本用紙、ハイネS、ニューAD用紙、ユトリロエクセル、エクセルスーパーA、カントエクセル、エクセルスーパーB、ダンテエクセル、ハイネエクセル、エクセルスーパーC、エクセルスーパーD、ADエクセル、エクセルスーパーE、ニューブライトフォーム、ニューブライトNIP(以上、大王製紙製)、日輪、月輪、雲嶺、銀河、白雲、ワイス、月輪エース、白雲エース、雲岑エース(以上、日本紙業製)、たいおう、ブライトフォーム、ブライトニップ(以上、名古屋パルプ)、牡丹A、金鳩、特牡丹、白牡丹A、白牡丹C、銀鳩、スーパー白牡丹A、淡クリーム白牡丹、特中質紙、白鳩、スーパー中質紙、青鳩、赤鳩、金鳩Mスノービジョン、スノービジョン、金鳩スノービジョン、白鳩M、スーパーDX、はまなすO、赤鳩M、HKスーパー印刷紙(以上、本州製紙製)、スターリンデン(A・AW)、スターエルム、スターメイプル、スターローレル、スターポプラ、MOP、スターチェリーI、チェリーIスーパー、チェリーIIスーパー、スターチェリーIII、スターチェリーIV、チェリーIIIスーパー、チェリーIVスーパー(以上、丸住製紙製)、SHF(以上、東洋パルプ製)、TRP(以上、東海パルプ製)等が挙げられる。
また、非吸収性記録媒体としては、一般的に使用されている各種フィルム等はすべて使用できる。例えば、ポリエステルフィルム、ポリオレフィンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルムなどがある。また、写真用印画紙であるレジンコートペーパー(紙基材の両面をオレフィン樹脂で被覆したRCペーパー)や合成紙であるユポ紙なども使用できる。
また、各種インクジェット用記録媒体としては、基材に吸収性支持体や非吸収性支持体を用いて、表面にインク受容層が形成されたものである。インク受容層としては、コート層、膨潤層、微細空隙層からなるものがある。膨潤層は水溶性ポリマーからなるインク受容層が膨潤することでインクを吸収する。微細空隙層は2次粒径が20〜200nm程度の無機あるいは有機微粒子とバインダーからなり、100nm程度の微細な空隙がインクを吸収する。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例において「部」あるいは「%」の表示を用いるが、特に断りがない限り「質量部」あるいは「質量%」を表す。
《高分子化合物の合成》
ポリアクリル酸(重量平均分子量80万)100gを750gのメタノールに加熱溶解させた後、4−ヒドロキシブチルアクリレートグリシジルエーテル16gと触媒としてピリジン11gを加え、60℃に保ちながら24時間攪拌した、更に系の温度を95℃に上げ、水を滴下しながらメタノールを溜去した後、イオン交換樹脂(三菱化学性:PK−216H)処理を行い、ピリジンを除去して不揮発性分濃度15%の水溶液を得た。ここに光重合開始剤として、一般式(9)におけるn=1のイルガキュア2959(チバスペシャルティケミカルズ社製)を15%水溶液100gに対して0.1gの割合で混合し、その後イオン交換水にて希釈して、10%の高分子化合物1水溶液を得た。
《インクの調製》
〔インクセット1の調製:染料インク〕
(マゼンタインク1の調製)
C.I.アシッドレッド35 5部
高分子化合物1水溶液(固形分量10%) 30部
グリセリン 7部
ジエチレングリコール 15部
ジエチレングリコールモノブチルエーテル 2部
オルフィンE1010(日信化学社製) 0.2部
以上に、イオン交換水を加え全量を100部とし、水溶性染料インクであるマゼンタインク1を得た。
(ブラックインク1の調製)
上記マゼンタインク1の調製において、C.I.アシッドレッド35に代えて、C.I.ダイレクトブラック19を用いた以外は同様にして、ブラックインク1を得た。
〔インクセット2の調製:顔料インク〕
(顔料分散液の調製)
〈マゼンタ顔料分散液の調製〉
以下の各添加剤を混合し、0.6mmのジルコニアビーズを体積率で50%充填したサンドグラインダーを用いて分散し、マゼンタ顔料の含有量が15%のマゼンタ顔料分散液を調製した。このマゼンタ顔料分散液に含まれるマゼンタ顔料粒子の平均粒径は90nmであった。なお、粒径測定はマルバーン社製ゼータサイザ1000HSにより行った。
C.Iピグメントレッド122 15部
ジョンクリル61(スチレンアクリル系樹脂分散剤、ジョンソン社製、固形分量30%) 10部
グリセリン 15部
イオン交換水 67部
〈ブラック顔料分散液の調製〉
Cabot社製のカーボンブラック自己分散物cabo−jet300をイオン交換水で希釈して、カーボンブラック含有量が10%のブラック顔料分散液を調製した。得られたブラック顔料分散液に含まれるカーボンブラック粒子の平均粒径は153nmであった。なお、粒径測定はマルバーン社製ゼータサイザ1000HSにより行った。
(マゼンタインク2の調製)
マゼンタ顔料分散液(固形分量15%) 20部
高分子化合物1(固形分量10%) 30部
グリセリン 5部
ジエチレングリコール 15部
ジエチエングリコールモノブチルエーテル 2部
オルフィンE1010(日信化学社製) 0.2部
以上に、イオン交換水を加えて、全量を100部とし、顔料インクであるマゼンタインク2を得た。
(ブラックインク2の調製)
ブラック顔料分散液(固形分量10%) 20部
高分子化合物1(固形分量10%) 30部
グリセリン 5部
ジエチレングリコール 15部
ジエチエングリコールモノブチルエーテル 2部
オルフィンE1010(日信化学社製) 0.2部
以上に、イオン交換水を加えて、全量を100部とし、顔料インクであるブラックインク2を得た。
〔インクセット3の調製:染料インク〕
上記インクセット1の調製において、各インクの調製に用いた高分子化合物1に代えて、ポリビニルアルコール(重合度2000、ケン化度88%)10%水溶液を用いた以外は同様にして、インクセット3(染料インクセット)を調製した。
〔インクセット4の調製:顔料インク〕
上記インクセット2の調製において、各インクの調製に用いた高分子化合物1に代えて、ポリビニルアルコール(重合度2000、ケン化度88%)10%水溶液を用いた以外は同様にして、インクセット4(顔料インクセット)を調製した。
〔インクセット5の調製:染料インク〕
上記インクセット1の調製において、各インクの調製に用いた高分子化合物1を除いた以外は同様にして、インクセット5(染料インクセット)を調製した。
〔インクセット6の調製:顔料インク〕
上記インクセット2の調製において、各インクの調製に用いた高分子化合物1を除いた以外は同様にして、インクセット6(顔料インクセット)を調製した。
《インク吐出方法》
〈インク射出方法1〉
図2に記載の開口部を2箇所に有するピエゾ型インクジェットヘッド(ノズル口径30μm、ノズル数64、ノズル密度90dpi)を備え、最大記録密度360×360dpiのオンデマンド型インクジェットプリンタを使用し、インク液量20pl、駆動周期200μsで駆動、インクジェットヘッドのインクチャネル内のインク流速を10μlとなるように調整して画像形成を行った。なお、本発明でいうdpiとは2.54cmあたりのドット数を表す。
〈インク射出方法2〉
図1に記載の単一の開口部を有するピエゾ型インクジェットヘッド(ノズル口径30μm、ノズル数64、ノズル密度90dpi)を備え、最大記録密度360×360dpiのオンデマンド型インクジェットプリンタを使用し、インクジェットヘッドチャネル内のインクは吐出により減少した量を供給するように調整して画像形成を行った。
《画像形成》
各インクセットと各インク射出方法とを、表1に記載で組み合わせで行った画像形成方法1〜6で、アート紙(王子製紙製 NKアート金藤N)上に、駆動周波数5kHz及び2.5kHzにて吐出を行い画像を形成した。次いで、インク着弾より0.1秒後に、インクセット1、2により形成した画像に、120W/cmメタルハライドランプ(日本電池社製MAL 400NL、電源電力3kW・hr)の照射を行った。
《各特性の評価》
〔射出安定性の評価〕
上記各画像形成方法に従って、駆動周波数5kHzと2.5kHzでマゼンタあるいはブラックベタ画像を印字及び紫外線照射した後、目視にて両駆動周波数で形成した画像間の濃度差を目視観察し、以下の基準に従って射出安定性を評価した。
○:駆動周波数間で、ベタ画像濃度に差は全く認められない
△:駆動周波数の違いによりわずかな濃度差は認められるが、実用上許容限界内の品質である
×:駆動周波数の違いで明らかな濃度差が認められ、実用上有意差として認識される濃度差である
〔耐擦過性の評価〕
上記画像形成方法に従って、アート紙(王子製紙製 NKアート金藤N)上に幅200μmのマゼンタまたはブラック細線画像を印字した後、インクセット1、2により形成した画像に紫外線照射した。次いで、3分後に画像面を指で5往復こすった後の細線画像を目視観察し、下記の基準に従って耐擦過性の評価を行った。
◎:印画画像に全く変化なし
○:詳細に観察するとわずかに擦り傷が認められるが、実用上問題のない品質である。
△:少量の擦り傷が認められるが、実用上許容限界内の品質である
×:擦り傷の発生に伴い画像濃度が低下し、実用上問題となる品質である。
〔カラーブリード耐性の評価〕
上記画像形成方法に従って、アート紙(王子製紙製 NKアート金藤N)に、マゼンタのベタ画像上に印字ポイントを変化させた黒文字を配した画像パターンを出力した。次いで、インクセット1、2により形成した画像に、着弾0.1秒後に、120W/cmメタルハライドランプ(日本電池社製 MAL 400NL、電源電力3kW・hr)を照射した。
以上により得られた画像について、色混ざりの有無を目視観察し、下記の基準に従ってカラーブリード耐性の評価を行った。
◎:色混ざりの発生が全くなし
○:色混ざりが少しあるが、5ポイント文字が確認できる
△:色混ざりがややあるが、7ポイント文字が確認でき、実用上許容できる範囲にある
×:色混ざりがひどく、9ポイント文字のみ確認できた
××:色混ざりがかなりひどく、9ポイント文字でも確認が不可能
〔フェザリング耐性の評価〕
上記画像形成方法に従って、普通紙(コニカミノルタビジネステクノロジー社製 First Class紙)に、巾100μmの黒細線をプリントした。次いで、インクセット1、2により形成した画像に、着弾0.1秒後に、120W/cmメタルハライドランプ(日本電池社製 MAL 400NL、電源電力3kW・hr)を照射した。
以上により得られた細線画像のにじみの有無を目視観察し、下記の基準に従ってフェザリング耐性の評価を行った。
◎:細線がはっきり確認できる
○:わずかににじみが確認されるが、細線画像への影響は小さい
△:ややにじみの発生が認められるが、実用上許容できる範囲にある
×:にじみの発生がひどく、実用上許容範囲外の品質である
××:にじみの発生が激しく、細線の境界が不明瞭であり、実用に耐えない
〔ビーディング耐性の評価〕
上記画像形成方法に従って、アート紙(王子製紙製 NKアート金藤N)と上質紙(コニカミノルタビジネステクノロジー社製 First Class紙)に10cm×10cmのマゼンタベタをプリントし、次いで、インクセット1、2により形成した画像に、着弾0.1秒後に、120W/cmメタルハライドランプ(日本電池社製 MAL 400NL、電源電力3kW・hr)を照射した。
その画像を目視観察し、下記の基準に従ってビーディング耐性の評価を行った。
◎:均一な画像である
○:よく見るとわかるまだら状のノイズが6箇所未満存在する
△:よく見るとわかるまだら状のノイズが12箇所未満存在する
×:はっきりとしたまだら状のノイズが12箇所以上存在する
××:まだら状のノイズが20箇所以上存在する
以上により得られた結果を、表1に示す。
Figure 2007106110
表1に記載の結果より明らかなように、本発明で規定するインクジェットインクに剪断を付与しながら、高分子化合物を含有するインクジェットインクを射出した本発明の画像形成方法は、比較例に対し、射出安定性と形成した画像の耐擦過性、カラーブリード耐性、フェザリング耐性及びビーディング耐性の両立が図られていることが分かる。その中でも、特に、高分子化合物として親水性主鎖に複数の側鎖を有し、活性エネルギー線を照射することにより、側鎖間で架橋結合可能な化合物を含むインクを用いた場合に、その効果がより発揮されていることが分かる。
インク供給する開口部を1つ有するインクジェットヘッドの一例を示す概略図である。 2つの開口部を備えた本発明のインクジェットヘッドの一例を示す概略図である。 2つの開口部を備えた本発明のインクジェットヘッドの他の一例を示す概略図である。
符号の説明
1 インクジェットヘッド
2 ノズルプレート
3 ノズル
4 電極
5 インクジェットヘッドチャネル
6 接続部
7 圧力物質
8 カバープレート
9、9A、9B 開口部
10 インク供給口
11 インク流路

Claims (13)

  1. 少なくとも色材、水及び高分子化合物を含有するインクジェットインクをインクジェットヘッドより射出して記録する画像形成方法において、該インクジェットインクが含有する該高分子化合物が、親水性主鎖に複数の側鎖を有し、活性エネルギー線を照射することにより、側鎖間で架橋結合可能な化合物であり、かつ該インクジェットヘッドがインクジェットヘッドチャネルの内部で該インクジェットインクに剪断を付与することを特徴とする画像形成方法。
  2. 前記インクジェットヘッドは、インクジェットヘッドチャネル内にインクを供給する2つの開口部を有し、一方の開口部から他方の開口部へインクジェットインクを流すことにより該インクジェットヘッドチャネル内のインクジェットインクに剪断を付与することを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  3. 前記インクジェットインクは、前記インクジェットヘッドより射出するインクジェットインクの総流量の10倍以上、10000倍以下の流量で前記インクジェットヘッドチャネル内を流動していることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成方法。
  4. 前記色材がアニオン性であり、かつ前記高分子化合物の側鎖がアニオン性またはノニオン性であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  5. 前記高分子化合物を、インク全質量に対して0.5質量%以上、5.0質量%以下含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  6. 前記主鎖と側鎖の部分構造が、下記一般式(A)で表されることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の画像形成方法。
    一般式(A)
    Poly−{(X1m−[B−(Y1np
    〔式中、Polyは親水性主鎖を表し、{ }内は側鎖を表し、X1は(p+1)価の連結基を表し、Bは架橋性基を表し、Y1は水素原子または置換基を表す。mは0または1、nは0または1、pは整数を表す。pが2以上のとき、複数のB及びY1は同一でも異なっていてもよい。〕
  7. 前記親水性主鎖がポリ酢酸ビニルのケン化物であり、かつケン化度が77〜99%、重合度が500〜4000であることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  8. 前記親水性主鎖に対する前記側鎖の変性率が、1モル%以上、4モル%以下であることを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  9. 水溶性光重合開始剤を含有することを特徴とする請求項3〜8のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  10. 前記インクジェットインクを記録媒体に射出して画像を形成し、該画像に活性エネルギー線を照射した後、乾燥させることを特徴とする請求項3〜9のいずれか1項に記載の画像形成方法。
  11. 前記記録媒体が、普通紙であることを特徴とする請求項10に記載の画像形成方法。
  12. 前記記録媒体が、アート紙またはコート紙であることを特徴とする請求項10に記載の画像形成方法。
  13. 前記記録媒体が、非吸収性媒体であることを特徴とする請求項10に記載の画像形成方法。
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