JP2007106026A - ミスト噴射装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吐出方向ばらつきの低減、ドット径拡大の低減、液滴サイズの均一化、ドット内濃度の均一化、気泡排除性の良化、高密度化等を実現することができるミスト噴射装置及びこれを用いた画像形成装置を提供する。
【解決手段】本発明によるミスト噴射装置は、液体が充填される液室(16)と、液室(16)の液体吐出面側に配置され、当該液室(16)に充填された液体の自由表面(30)を保持する網目状のメッシュ部材(14)と、メッシュ部材(14)の網目の交点(18)と対向する位置に配置され、液体中に超音波を放射する超音波発生手段(22)と、を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明はミスト噴射装置及び画像形成装置に係り、特に超音波を用いて液体をミスト化して噴射する装置、並びにミスト噴射された微液滴の集合体(ミストクラスタ)によって画像記録を行う画像形成装置に関する。
従来、超音波振動を利用して微液滴を群(クラスタ)で吐出するミスト方式の吐出技術に関する提案としては、特許文献1および特許文献2に端を発して、特許文献3〜6などがある。また、特許文献5,6の開示における基本的な構造や吐出メカニズムに関連した文献として、非特許文献1などがある。
図9は、従来のミスト方式ヘッドにおけるノズル面の平面図であり、図10は1ノズル分(1チャンネル)の液滴吐出素子の構成を示す断面図である。図示のように、従来のミスト吐出ヘッド200は、吐出用の開口(ノズル穴)210が形成されたノズルプレート212を備えるとともに、ノズルプレート212の後方(図10の下方)に振動板214と圧電素子(振動子)216が配置され、振動板214とノズルプレート212の間にインクが充填される。
振動板214に接合された圧電素子(振動子)216は、共通電極218、圧電体219及び個別電極220から成り、電極間に駆動用の電圧を与えて圧電素子216を振動させ、ノズル穴210の自由液面に向かって下方から平面波を印加することにより、ノズルエッジ222の特異性(表面摩擦等)により表面張力波(キャピラリー波)が誘起されるが、その際、平面波の振動数とメニスカスにおけるオンセット振幅が液物性に対してある条件を満たすと表面張力波は時系列発振する。その結果、ある時点で表面張力波224の波頭から微小液滴226が分裂する事になる。以上がキャピラリーミスト化のメカニズムである。
特開昭62−85948号公報 特開昭62−111757号公報 特開平2−134250号公報 特開平5−57891号公報 特開2002−59549号公報 特開2002−166541号公報 『集束超音波とノズルを用いたプリントヘッドのインク滴吐出に関する検討』(亀山俊平他,日本音響学会誌,vol 60 ,No.2,,p53 -60,2004)
しかしながら、従来のミスト方式は、次のような課題がある。
(課題1):ノズルエッジの形状精度のばらつきやミストクラスタ内のクーロン反発力等に起因して吐出方向がばらつき、ドット径が拡大する。
(課題2):理想的な円形軸対称ノズルであれば角度方向のモードが立たないため、理論上はトーラスの状態で吐出し、トーラス上の表面エネルギーの偶然的な分布に従っていずれは微粒子化することになるが、偶然的なエネルギー分布に依存するため粒子サイズの均一化は困難である。また、現実の系でミスト化するのは、主としてノズルの軸対称性の蓋然的な破れなどに依拠した角度方向のモードが発生するためであると考えられるが、これも設計的な内容とは言えない。このように、従来のミスト方式では液滴サイズがばらつくという問題がある。
(課題3):上述した(課題1)の吐出方向ばらつきと、(課題2)の液滴サイズばらつきの組合せにより、被吐出媒体上に着弾したミストクラスタによるドット内濃度がばらつく。
(課題4):ヘッドが密閉型の構造であるため、気泡排除性が悪い。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、上記の課題を解決するとともに、高密度化が可能なミスト噴射装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に係るミスト噴射装置は、液体が充填される液室と、前記液室の液体吐出面側に配置され、当該液室に充填された液体の自由表面を保持する網目状のメッシュ部材と、前記メッシュ部材の網目の交点と対向する位置に配置され、前記液体中に超音波を放射する超音波発生手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、メッシュ部材の網目の交点に向けて超音波を当てることで、交点付近に表面張力波を励起し、これを発振させることによりミスト(霧状の微液滴)が吐出される。本発明の構成は、吐出領域がオープン(例えば、従来の円形のノズル穴)ではなく、クローズド(メッシュ部材の交点)なので、従来と比較して吐出方向(飛翔方向)ばらつきを低減できるとともに、吐出方向ばらつきに起因するドット径の拡大を低減することができ、確実なミスト形成が可能である。
また、従来の円形ノズルの場合、中心からの距離rのモードと、円周方向の角度θのモードにより、振動領域が分割され、ノズル面内での振動領域面積が不均一化するので、液滴サイズも不均一化するという問題があるのに対し、本発明による交点吐出の構成では、そのような問題はないため、液滴サイズを均一化することができる。
更に、上記の吐出方向ばらつき及びドット径拡大の低減、並びに液滴サイズ均一化の相乗的効果によって、ドット内濃度の均一化を図ることができる。
また、本発明のミスト噴射装置における吐出面はメッシュ部材によるクリッピングで自由液面を支えている構成であり、従来のノズルプレートと比較して閉塞性の低い液室構造であるため、気泡排除性に優れる。
上述の他、本発明によれば、メッシュ部材における網目の組み方として多様な形態が可能であり、吐出ポイントとして機能する多数の交点を高密度に形成することが可能であるため、高密度化への対応も可能である。
請求項2に係る発明は、請求項1記載のミスト噴射装置の一態様であり、前記メッシュ部材の前記交点から吐出されたミストを付着させる被吐出媒体を保持する背面電極と、前記メッシュ部材と前記背面電極との間の空間に前記ミストを前記被吐出媒体に向けて加速する電界を発生させる電圧印加手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2の態様によれば、メッシュ部材における網目の交点より放出された帯電ミストは、背面電極とメッシュ部材の間に形成される電界の静電力によって加速され、被吐出媒体上に着弾する。
請求項3に係る発明は、前記目的を達成する画像形成装置を提供する。すなわち、請求項3に係る画像形成装置は、請求項1又は2記載のミスト噴射装置を有し、前記交点から吐出した液滴によって被吐出媒体上に画像を形成することを特徴とする。
入力された画像データに基づいて超音波発生手段の駆動が制御され、メッシュ部材の網目の交点からミスト状の液滴が吐出される。吐出されたミストのクラスタは被吐出媒体上に付着し、ドットが形成される。画像データに応じて液滴の吐出タイミングや吐出量を制御することにより、被吐出媒体上に所望の画像(ドット配置)を記録することができる。本発明の画像形成装置によれば、高画質かつ高速の画像形成が可能になる。
高解像度の画像出力を実現するためには、吐出ポイントとなるメッシュ部材の交点(以下、「吐出交点」という。)と、該吐出交点に対応した超音波発生手段とを含んで構成される吐出素子を多数配列させたミスト吐出ヘッドを用いる態様が好ましい。
ミスト吐出ヘッドの構成例として、被吐出媒体の全幅に対応する長さにわたって複数の吐出交点を配列させた吐出交点列を有するフルライン型のミスト吐出ヘッドを用いることができる。
この場合、被吐出媒体の全幅に対応する長さに満たない吐出交点列を有する比較的短尺の吐出ヘッドモジュールを複数個組み合わせ、これらを繋ぎ合わせることで全体として被吐出媒体の全幅に対応する長さの吐出交点列を構成する態様がある。
フルライン型のミスト吐出ヘッドは、通常、記録媒体の相対的な送り方向(相対的搬送方向)と直交する方向に沿って配置されるが、搬送方向と直交する方向に対して、ある所定の角度を持たせた斜め方向に沿ってミスト吐出ヘッドを配置する態様もあり得る。
「被吐出媒体」は、吐出交点から吐出される液の付着を受ける媒体であり、画像形成装置においては、記録紙等の記録媒体がこれに相当する。すなわち、「被吐出媒体」は、記録媒体、印字媒体、被画像形成媒体、被記録媒体、受像媒体など呼ばれ得るものであり、連続用紙、カット紙、シール用紙、OHPシート等の樹脂シート、フイルム、布、配線パターン等が形成されるプリント基板、中間転写媒体、その他材質や形状を問わず、様々な媒体を含む。
被吐出媒体とミスト吐出ヘッドを相対的に移動させる搬送手段は、停止した(固定された)ヘッドに対して被吐出媒体を搬送する態様、停止した被吐出媒体に対してヘッドを移動させる態様、或いは、ヘッドと被吐出媒体の両方を移動させる態様の何れをも含む。
本発明によれば、吐出方向ばらつきの低減、ドット径拡大の低減、液滴サイズの均一化、ドット内濃度の均一化、気泡排除性の良化、高密度化等を実現することができる。
以下添付図面に従って本発明の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は本発明の実施形態に係るミスト噴射装置の構成例を示す平面図である。図9乃至図10で説明した従来のヘッドは、吐出用のノズル穴が多数形成されたノズルプレートを有していたが、図1に示す本発明の実施形態に係るミスト吐出ヘッド10は、ノズルプレートに代えて、微細ワイヤ12が格子状に組まれて成るワイヤ・マトリクス14(「メッシュ部材」に相当)を備えている。すなわち、このワイヤ・マトリクス14は、インク液が貯留される液室16の吐出面側に配置され、微細ワイヤ12の交点(格子点)18が従来のノズル穴に代わる吐出ポイントとして機能する。
ここでは、図示の簡略化のために、図1の縦方向及び横方向に沿って互いに略直交するように微細ワイヤ12が網目状に組まれた長方形格子の例を説明するが、メッシュの網目形状(格子形状)は特に限定されない。また、図1では、作図便宜上、格子点(吐出ポイント)の数を省略して描いたが、実際のヘッドにおける格子点(ワイヤ交点)は、主走査方向(図1の横方向)に沿って等間隔で並ぶ格子点列を副走査方向(図1の縦方向)に多数列並べ、かつ、副走査方向の列間(行間)で互いの格子点の位置を異ならせながら千鳥状に配置されるため、斜めのマトリクス状の格子点配置構造となる。
このようなマトリクス構造により、ヘッド長手方向(本例の場合、主走査方向)に沿って並ぶように投影される吐出ポイントの実質的な間隔(投影吐出ポイントピッチ)の高密度化を達成している。
微細ワイヤ12には、直径φ数μmから数10μm程度の円柱形のワイヤが用いられる。ワイヤの太さはドット径以下に設定することが好ましい。
図1において符号20は液室16の隔壁を形成する液室隔壁形成部材である。液室隔壁形成部材20の適宜の位置には、液室16内にインクを導き入れるための供給系接続口20Aが形成されており、この供給系接続口20Aに所要の管路(不図示)を介してインクタンクが接続される。
図2は1チャンネル分の液滴吐出素子(1つの交点に対応した記録素子単位となる液滴吐出素子)の断面図であり、図3は図1の要部拡大図である。これらの図面に示したように、微細ワイヤ12の交点18の後方(図2における下方)には、交点18と対向する位置に振動子としての圧電素子22(「超音波発生手段」に相当)が設けられている。吐出方向から見て圧電素子22の振動中心と交点18の位置が一致するような位置関係で圧電素子22が配置されている構成が好ましい。
図2に示すように、圧電素子22は、振動板24の裏面側(ワイヤ・マトリクス14に面する表面と反対側、すなわち図2における下面側)に接合されている。振動板24は、絶縁性の樹脂フイルムで構成されており、該振動板24の裏面側に金属などの導電性材料による電極層(共通電極26)が形成される。
この共通電極26に重ねて圧電体27の層が形成され、該圧電体27の下面(共通電極26に接する面と反対側の面)に個別電極28が形成される。なお、圧電体27には、チタン酸ジルコン酸鉛やチタン酸バリウムなどの圧電材料が好適に用いられる。
個別電極28は、素子単位で独立した駆動用の電極であり、圧電体27の活性部領域を規定するものである。この個別電極28と、これに対向する共通電極26と、これら電極間に挟まれるように介在する圧電体27とで圧電素子22が構成される。
図3に示した略正方形状の圧電素子22は、個別電極28の形状を反映した圧電体活性部の領域を示したものである。なお、各交点18に対応した圧電素子22の平面形状は、図3で例示した正方形に限定されず、長方形、菱形などに代表される四角形、六角形、八角形、その他の多角形、或いは円、楕円など、多様な形態があり得る。
また、図2及び図3では、圧電素子22を構成する圧電体層を素子単位で分離せずに一体(一枚)とし、個別電極28を分離させる(素子単位でパターニングする)ことによって、各個別電極28範囲の圧電体27を活性部とする複数の圧電素子22を形成する構造を例に説明したが、圧電素子を構成する圧電体と個別電極とが素子単位で個別に分離された構造も可能である。
図2において、微細ワイヤ12から成るワイヤ・マトリクス14と振動板24の間にインクを貯留する液室16の空間が形成される。図示せぬインク供給路から液室16内に導入されたインクの自由液面30全体は、表面張力による微細ワイヤ12へのクリッピングで保持される。圧電素子22の非駆動時には、図2における下側のワイヤ12Aは液面の下にあり、上側のワイヤ12Bは液面から露出する。
記録紙に代表される記録媒体(「被吐出媒体」に相当)32は、ワイヤ・マトリクス14の吐出面から一定の距離を保って搬送される。記録媒体32の裏面側(インク粒子が付着する記録面の反対側)には、平板状の背面電極34が配設されており、記録媒体32は背面電極34に保持(支持)される。
接地された背面電極34は、ワイヤ・マトリクス14の吐出面に対して略平行に配置され、ワイヤ・マトリクス14によって構成される帯電兼加速用電極の対向電極として機能する。図示のように、ワイヤ・マトリクス14には帯電兼加速用電源36(「電圧印加手段」に相当)の正極が接続され、所定の直流電圧が印加され、所定の直流電圧が印加される。
この電圧印加状態で圧電素子22の個別電極28に高周波の駆動信号(駆動電圧)を印加することによって圧電素子22を振動させ、超音波を発生させる。振動板24はその柔軟性によって圧電素子22とともに振動し、振動板24を介してインク中に超音波が放射される。
圧電素子22からインク中に放射された超音波は、インクを媒質として伝播し、その波面はワイヤ交点の背後(吐出方向側)に回り込む。このように、微細ワイヤ12の交点18に超音波を当てることで、交点18の特異性により表面張力波を励起し、これを発振させることで交点18の液面からプラスに帯電したインク微粒子42のクラスタ(帯電ミスト)が噴射される。
交点18からから噴射されたインク微粒子42は、背面電極34とワイヤ・マトリクス14間に印加された電界の静電力によって加速され、記録媒体32上に着弾する。
図4は、ミスト吐出時の様子を示す模式図である。図示のように、超音波のエネルギーによって微細ワイヤ12の交点18部分の液面40に周波数固有のキャピラリー波(毛細表面波,capillary wave)が発生し、微細な表面波の波頭部からインク微粒子が分離することにより、交点18付近からミスト状の微粒子群(ミストクラスタ)が噴射される。
なお、圧電素子22の加振条件は、使用されるインクの液物性に応じて適切な条件が設計される。例えば、周波数10MHz〜100MHzで加振される。本実施形態のミスト吐出ヘッド10によれば、粘度が数mPas(ミリパスカル秒)〜数十mPasの液体を吐出することができ、一般的なインク(比較的低粘度のインク)から、それよりも高粘度のインク(例えば、粘度10mPas〜50mPas)について広範囲に対応可能である。
上記の如く構成されたミスト吐出ヘッド10によれば、吐出領域がオープン(従来の円形ノズルなど)ではなくクローズド(交点18)なので、吐出方向ばらつきを低減でき、ドット径の拡大も抑制される。
また、従来の円形ノズルで問題となっていた液滴サイズのばらつきという問題もなく、液滴サイズの均一化が達成される。このため、上記の吐出方向ばらつき及びドット径拡大の低減と相まって、ドット内濃度の均一化を達成できる。
更には、ワイヤ・マトリクス14で構成される吐出面全体が基本的にオープンプール構造であり、ワイヤによるクリッピングで自由液面を支えているだけなので、気泡の閉塞化を回避でき、気泡排除性がよい。
また、交点18に対向して駆動用電極を配置することにより、吐出が可能となるので、最大で交点密度と同等の単列主走査密度を達成できる。なお、ここでいう「駆動用電極」とは、例えば、アクチュエータとしてピエゾ(PZT)単板の厚み振動モード(d33)を想定した場合のピエゾ駆動用電極のことであり、図2の例では、符号28で示した電極がこれに相当する。
このように交点18のある場所ならば、駆動用電極の配置次第でどこからでも吐出が可能であるため、高密度化が可能である。
〔変形例1〕
図1乃至図3の例では、円柱形状の微細ワイヤ12を例示したが、ワイヤの形状は、円柱に限らず、角柱など、多様な形態が可能である。また、ワイヤの編み方も特に限定はなく、図2及び図3のように、ワイヤ同士を重ねて編む態様も可能であるし、ワイヤ同士を重ねないで網目(メッシュ)を形成する態様も可能である。
〔変形例2〕
図1乃至図3では長方形格子を例示したが、ワイヤ・マトリクスの格子の組み方は種々の態様が考えられる。例えば、図5のような三角格子も可能である。同図において、振動子の振動中心を破線の丸で示した。
〔画像形成装置の構成例〕
次に、上述したミスト噴射装置をプリントヘッドに適用した画像形成装置の例について説明する。
図6は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示すインクジェット記録装置の全体構成図である。同図に示すように、このインクジェット記録装置110は、黒(K),シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)の各インクに対応して設けられた複数のミスト吐出ヘッド(以下、「ヘッド」という)112K,112C,112M,112Yを有する印字部112と、各ヘッド112K,112C,112M,112Yに供給するインクを貯蔵しておくインク貯蔵/装填部114と、記録媒体たる記録紙116を供給する給紙部118と、記録紙116のカールを除去するデカール処理部120と、前記印字部112のインク吐出面に対向して配置され、記録紙116の平面性を保持しながら記録紙116を搬送するベルト搬送部122と、印字部112による印字結果を読み取る印字検出部124と、記録済みの記録紙(プリント物)を外部に排紙する排紙部126とを備えている。
印字部112の各ヘッド112K,112C,112M,112Yとして、図1〜図5で説明したミスト吐出ヘッド10が用いられる。
インク貯蔵/装填部114は、各ヘッド112K,112C,112M,112Yに対応する色のインクを貯蔵するインクタンクを有し、各タンクは所要の管路を介してヘッド112K,112C,112M,112Yと連通されている。また、インク貯蔵/装填部114は、インク残量が少なくなるとその旨を報知する報知手段(表示手段、警告音発生手段)を備えるとともに、色間の誤装填を防止するための機構を有している。
図6では、給紙部118の一例としてロール紙(連続用紙)のマガジンが示されているが、紙幅や紙質等が異なる複数のマガジンを併設してもよい。また、ロール紙のマガジンに代えて、又はこれと併用して、カット紙が積層装填されたカセットによって用紙を供給してもよい。
複数種類の記録媒体(メディア)を利用可能な構成にした場合、メディアの種類情報を記録したバーコード或いは無線タグなどの情報記録体をマガジンに取り付け、その情報記録体の情報を所定の読取装置によって読み取ることで、使用される記録媒体の種類(メディア種)を自動的に判別し、メディア種に応じて適切なインク吐出を実現するようにインク吐出制御を行うことが好ましい。
給紙部118から送り出される記録紙116はマガジンに装填されていたことによる巻きクセが残り、カールする。このカールを除去するために、デカール処理部120においてマガジンの巻きクセ方向と逆方向に加熱ドラム130で記録紙116に熱を与える。このとき、多少印字面が外側に弱いカールとなるように加熱温度を制御するとより好ましい。
ロール紙を使用する装置構成の場合、図6のように、裁断用のカッター(第1のカッター)128が設けられており、該カッター128によってロール紙は所望のサイズにカットされる。なお、カット紙を使用する場合には、カッター128は不要である。
デカール処理後、カットされた記録紙116は、搬送用ローラ対131によってニップ搬送され、プラテン132上へと送られる。プラテン132の後段(印字部112の下流側)にも搬送用ローラ対133が配置されており、前段の搬送用ローラ対131と後段の搬送用ローラ対133とが連動して記録紙116を所定の速度で搬送する。
プラテン132は記録紙116の平面性を保ちつつ記録紙116を保持(支持)する部材(記録媒体の保持手段)として機能するとともに、図1等で説明した背面電極34として機能する部材である。図6におけるプラテン132は記録紙116の幅よりも広い幅寸法を有し、少なくとも印字部112の吐出面及び印字検出部124のセンサ面に対向する部分が水平面(フラット面)をなすように構成されている。
記録紙116の搬送経路において、印字部112の上流側には、加熱ファン140が設けられている。加熱ファン140は、印字前の記録紙116に加熱空気を吹き付け、記録紙116を加熱する。印字直前に記録紙116を加熱しておくことにより、インクが着弾後乾き易くなる。
印字部112の各ヘッド112K,112C,112M,112Yは、当該インクジェット記録装置110が対象とする記録紙116の最大紙幅に対応する長さを有し、そのノズル面には最大サイズの記録紙の少なくとも一辺を超える長さ(描画可能範囲の全幅)にわたりインク吐出用のノズルが複数配列されたフルライン型のヘッドとなっている(図7参照)。
ヘッド112K,112C,112M,112Yは、記録紙116の送り方向に沿って上流側から黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の色順に配置され、それぞれのヘッド112K,112C,112M,112Yが記録紙116の搬送方向と略直交する方向に沿って延在するように固定設置される。
ベルト搬送部122により記録紙116を搬送しつつ各ヘッド112K,112C,112M,112Yからそれぞれ異色のインクを吐出することにより記録紙116上にカラー画像を形成し得る。
このように、紙幅の全域をカバーするノズル列を有するフルライン型のヘッド112K,112C,112M,112Yを色別に設ける構成によれば、紙送り方向(副走査方向)について記録紙116と印字部112を相対的に移動させる動作を1回行うだけで(すなわち1回の副走査で)、記録紙116の全面に画像を記録することができる。これにより、記録ヘッドが紙搬送方向と直交する方向に往復動作するシャトル型ヘッドに比べて高速印字が可能であり、生産性を向上させることができる。
本例では、KCMYの標準色(4色)の構成を例示したが、インク色や色数の組合せについては本実施形態に限定されず、必要に応じて淡インク、濃インク、特別色インクを追加してもよい。例えば、ライトシアン、ライトマゼンタなどのライト系インクを吐出するヘッドを追加する構成も可能である。また、各色ヘッドの配置順序も特に限定はない。
図6に示した印字検出部124は、印字部112の打滴結果を撮像するためのイメージセンサ(ラインセンサ又はエリアセンサ)を含み、該イメージセンサによって読み取った打滴画像から吐出不能の位置や着弾位置ずれなどの吐出不良をチェックする手段として機能する。各色のヘッド112K,112C,112M,112Yにより印字されたテストパターン又は実技画像が印字検出部124により読み取られ、各ヘッドの吐出判定が行われる。吐出判定は、吐出の有無、ドットサイズの測定、ドット着弾位置の測定などで構成される。
印字検出部124の後段には後乾燥部142が設けられている。後乾燥部142は、印字された画像面を乾燥させる手段であり、例えば、加熱ファンが用いられる。印字後のインクが乾燥するまでは印字面と接触することは避けたほうが好ましいので、熱風を吹き付ける方式が好ましい。
多孔質のペーパーに染料系インクで印字した場合などでは、加圧によりペーパーの孔を塞ぐことでオゾンなど、染料分子を壊す原因となるものと接触することを防ぐことで画像の耐候性がアップする効果がある。
後乾燥部142の後段には、加熱・加圧部144が設けられている。加熱・加圧部144は、画像表面の光沢度を制御するための手段であり、画像面を加熱しながら所定の表面凹凸形状を有する加圧ローラ145で加圧し、画像面に凹凸形状を転写する。
こうして生成されたプリント物は排紙部126から排出される。本来プリントすべき本画像(目的の画像を印刷したもの)とテスト印字とは分けて排出することが好ましい。このインクジェット記録装置110では、本画像のプリント物と、テスト印字のプリント物とを選別してそれぞれの排出部126A、126Bへと送るために排紙経路を切り換える不図示の選別手段が設けられている。なお、大きめの用紙に本画像とテスト印字とを同時に並列に形成する場合は、カッター(第2のカッター)148によってテスト印字の部分を切り離す。また、図6には示さないが、本画像の排出部126Aには、オーダー別に画像を集積するソーターが設けられる。
なお、本発明の実施に際して格子点の配置構造は図1に示した例に限定されない。例えば、記録紙116の送り方向と略直交する方向に記録紙116の全幅に対応する長さにわたる吐出ポイント列を備えるフルライン型ヘッドの形態として、1本の(単一)の長尺ヘッドで構成する態様に代えて、短尺のヘッドブロックを複数個繋ぎ合わせることで記録紙116の全幅に対応する長さの吐出ポイント列を有するラインヘッドを構成してもよい。
〔制御系の説明〕
図8は、インクジェット記録装置110のシステム構成例を示すブロック図である。図8に示したように、インクジェット記録装置110は、通信インターフェース170、システムコントローラ172、画像メモリ174、ROM175、モータドライバ176、ヒータドライバ178、プリント制御部180、画像バッファメモリ182、電源制御部183、ヘッドドライバ184等を備えている。なお、同図では、図6で説明した各色のヘッド112K,112C,112M,112Yを、符号150によって代表させて記載した。
通信インターフェース170は、ホストコンピュータ186から送られてくる画像データを受信するインターフェース部(画像入力手段)である。通信インターフェース170にはUSB(Universal Serial Bus)、IEEE1394、イーサネット(登録商標)、無線ネットワークなどのシリアルインターフェースやセントロニクスなどのパラレルインターフェースを適用することができる。この部分には、通信を高速化するためのバッファメモリ(不図示)を搭載してもよい。
ホストコンピュータ186から送出された画像データは通信インターフェース170を介してインクジェット記録装置110に取り込まれ、一旦画像メモリ174に記憶される。画像メモリ174は、通信インターフェース170を介して入力された画像を格納する記憶手段であり、システムコントローラ172を通じてデータの読み書きが行われる。画像メモリ174は、半導体素子からなるメモリに限らず、ハードディスクなど磁気媒体を用いてもよい。
システムコントローラ172は、中央演算処理装置(CPU)及びその周辺回路等から構成され、所定のプログラムに従ってインクジェット記録装置110の全体を制御する制御装置として機能するとともに、各種演算を行う演算装置として機能する。すなわち、システムコントローラ172は、通信インターフェース170、画像メモリ174、モータドライバ176、ヒータドライバ178等の各部を制御し、ホストコンピュータ186との間の通信制御、画像メモリ174及びROM175の読み書き制御等を行うとともに、搬送系のモータ188やヒータ189を制御する制御信号を生成する。搬送系のモータ188とは、例えば、図6で説明した搬送用ローラ対131、133の駆動ローラに動力を与えるモータである。また、図8のヒータ189とは、例えば、図6で説明した加熱ドラム130、加熱ファン140或いは後乾燥部142などに用いられる加熱手段である。
ROM175には、システムコントローラ172のCPUが実行するプログラム及び制御に必要な各種データなどが格納されている。ROM175は、書換不能な記憶手段であってもよいし、EEPROMのような書換可能な記憶手段であってもよい。画像メモリ174は、画像データの一時記憶領域として利用されるとともに、プログラムの展開領域及びCPUの演算作業領域としても利用される。
モータドライバ176は、システムコントローラ172からの指示に従って搬送系のモータ188を駆動するドライバ(駆動回路)である。ヒータドライバ178は、システムコントローラ172からの指示に従ってヒータ189を駆動するドライバである。
プリント制御部180は、入力画像に基づいて各色インクのドットデータを生成する信号処理手段として機能する。すなわち、プリント制御部180は、システムコントローラ172の制御に従い、画像メモリ174内の画像データからインク打滴制御用の信号を生成するための各種加工、補正などの処理を行い、生成した印字データ(ドットデータ)をヘッドドライバ184に供給する制御部である。
プリント制御部180には画像バッファメモリ182が備えられており、プリント制御部180における画像処理時に画像データやパラメータなどのデータが画像バッファメモリ182に一時的に格納される。なお、図16において画像バッファメモリ182はプリント制御部180に付随する態様で示されているが、画像メモリ174と兼用することも可能である。また、プリント制御部180とシステムコントローラ172とを統合して1つのプロセッサで構成する態様も可能である。
電源制御部183は、帯電兼加速用電源36のON/OFF並びに出力電圧値を制御する制御回路を含んで構成される。電源制御部183は、プリント制御部180からの指令に従って帯電兼加速用電源36の出力を制御する。
画像入力から印字出力までの処理の流れを概説すると、印刷すべき画像のデータは、通信インターフェース170を介して外部から入力され、画像メモリ174に蓄えられる。この段階では、例えば、RGBの画像データが画像メモリ174に記憶される。
インクジェット記録装置110では、インク(色材) による微細なドットの打滴密度やドットサイズを変えることによって、人の目に疑似的な連続階調の画像を形成するため、入力されたデジタル画像の階調(画像の濃淡)をできるだけ忠実に再現するようなドットパターンに変換する必要がある。そのため、画像メモリ174に蓄えられた元画像(RGB)のデータは、システムコントローラ172を介してプリント制御部180に送られ、該プリント制御部180においてディザ法や誤差拡散法などを用いたハーフトーン化処理によってインク色ごとのドットデータに変換される。
すなわち、プリント制御部180は、入力されたRGB画像データをK,C,M,Yの4色のドットデータに変換する処理を行う。こうして、プリント制御部180で生成されたドットデータは、画像バッファメモリ182に蓄えられる。
ヘッドドライバ184は、プリント制御部180から与えられるインク用のドットデータ(すなわち、画像バッファメモリ182に記憶されたインク用のドットデータ)に基づき、ヘッド150の各交点18に対応する圧電素子22を駆動するための駆動信号を出力する。つまり、プリント制御部180とヘッドドライバ184の組合せが圧電素子22の「駆動制御手段」に相当する手段として機能している。なお、ヘッドドライバ184にはヘッドの駆動条件を一定に保つためのフィードバック制御系を含んでいてもよい。
帯電兼加速用電源36からヘッド150の吐出面の電極(図1乃至図5で説明したワイヤ・マトリクス14)に所定の電圧が印加されるとともに、ヘッドドライバ184から出力された駆動信号がヘッド150に加えられることによって、該当する格子点(ワイヤ交点)からインクミストが吐出される。記録紙116の搬送速度に同期してヘッド150からのインク吐出を制御することにより、記録紙116上に画像が形成される。
上記のように、プリント制御部180における所要の信号処理を経て生成されたドットデータに基づき、ヘッド150からの液滴の吐出量や吐出タイミングの制御が行われる。これにより、所望のドットサイズやドット配置が実現される。
印字検出部124は、図6で説明したように、イメージセンサを含むブロックであり、記録紙116に印字された画像を読み取り、所要の信号処理などを行って印字状況(吐出の有無、打滴のばらつき、光学濃度など)を検出し、その検出結果をプリント制御部180に提供する。なお、この印字検出部124に代えて、又はこれと組み合わせて他の吐出検出手段(吐出異常検出手段に相当)を設けてもよい。
他の吐出検出手段としては、例えば、ヘッド150内に圧力センサを設け、インク吐出時或いは圧力測定用の圧電素子駆動時などに、この圧力センサから得られる検出信号から吐出異常を検出する態様(内部検出方法)、或いは、レーザ発光素子などの光源と受光素子から成る光学検出系を用い、ヘッド150から吐出された液滴にレーザ光等の光を照射し、その透過光量(受光量)によって飛翔液滴を検出する態様(外部検出方法)などがあり得る。
プリント制御部180は、必要に応じて印字検出部124或いは図示しない他の吐出検出手段から得られる情報に基づいて、ヘッド150に対する各種補正(吐出量の補正や吐出位置の修正等)を行う。
上記の如く構成されたインクジェット記録装置110によれば、従来の構成と比較して小さいドット径のドット形成が可能であり、高解像度の画像形成を実現できる。
上述の説明では、画像形成装置の一例としてインクジェット記録装置を例示したが、本発明の適用範囲はこれに限定されない。例えば、印画紙に非接触で現像液を塗布する写真画像形成装置等についても本発明のミスト噴射装置を適用できる。また、本発明に係るミスト噴射装置の適用範囲は画像形成装置に限定されず、ミスト吐出ヘッド(噴射ヘッド)を用いて処理液や薬液その他各種の液体を被吐出媒体に向けて噴射する各種の装置(塗装装置、塗布装置、配線描画装置など)について本発明を適用することができる。
本発明に係るミスト噴射装置の一実施形態としてのミスト吐出ヘッドの構成例を示す平面図 1チャンネル分の液滴吐出素子の断面図 図1の要部を拡大した透視平面図 本例の交点吐出方式によるミスト吐出時の様子を示す模式図 ワイヤ・マトリクスの他の例を示す要部構成図 本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示すインクジェット記録装置の全体構成図 図6に示したインクジェット記録装置の印字部周辺の要部平面図 本例のインクジェット記録装置のシステム構成を示す要部ブロック図 従来のミスト吐出ヘッドの吐出面を示した平面図 従来のミスト吐出ヘッドにおける1チャンネル分の液滴吐出素子の断面図
符号の説明
10…ミスト吐出ヘッド、12…微細ワイヤ、14…ワイヤ・マトリクス、16…液室、18…交点、22…圧電素子、24…振動板、32…記録媒体、34…背面電極、36…帯電兼加速用電源、42…インク微粒子、110…インクジェット記録装置、112…印字部、112K,112C,112M,112Y…ヘッド、114…インク貯蔵/装填部、116…記録紙、132…プラテン(背面電極)、172…システムコントローラ、180…プリント制御部、184…ヘッドドライバ、183…電源制御部

Claims (3)

  1. 液体が充填される液室と、
    前記液室の液体吐出面側に配置され、当該液室に充填された液体の自由表面を保持する網目状のメッシュ部材と、
    前記メッシュ部材の網目の交点と対向する位置に配置され、前記液体中に超音波を放射する超音波発生手段と、
    を備えたことを特徴とするミスト噴射装置。
  2. 前記メッシュ部材の前記交点から吐出されたミストを付着させる被吐出媒体を保持する背面電極と、
    前記メッシュ部材と前記背面電極との間の空間に前記ミストを前記被吐出媒体に向けて加速する電界を発生させる電圧印加手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のミスト噴射装置。
  3. 請求項1又は2記載のミスト噴射装置を有し、前記交点から吐出した液滴によって被吐出媒体上に画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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