JP2006289971A - ミスト噴射装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高粘度の液体であってもミスト噴射できるようにすること。
【解決手段】 インクが充填されるインク室14と、超音波相当の周波数の電気信号が与えられるコイル52と、コイル52によって発生する磁界に応じて振動し、インク室14内のインクに超音波を与える振動板20と、インク室14に連通し、超音波によりミスト化したインクが噴射されるノズル12と、コイル52に超音波相当の電気信号を与えるヘッドドライバ184を備えた。コイル52の内側には磁性体からなるコア54が配置され、コア54から離間して振動板20上に磁性体22が設けられ、コイル52に電流が流れるとコア54が磁化してコア54と振動板20上の磁性体22との間に磁力が発生することにより振動板20が超音波振動する。
【選択図】 図1

Description

本発明はミスト噴射装置及び画像形成装置に係り、特に、液体をミスト化して噴射するミスト噴射装置、及び、ミスト噴射によって紙等の記録媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、超音波振動を利用してインクミスト(微小インク粒子)を発生させ、このインクミストを紙等の記録媒体上に付着させることによって画像形成を行なうインクミスト方式の画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1、非特許文献1を参照)。
超音波振動の発生手段としては、一般に、圧電体が用いられる。例えば、厚さ方向に予め分極されたPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)からなる圧電体を用い、この圧電体の厚さ方向に超音波相当の周波数(例えば10MHz)の電圧をかける。そして圧電体の厚さ方向に発生する変位(歪み)を用い、振動板を振動させてインク室内のインクに超音波を与えると、インク室に連通するノズルのメニスカスが不安定化して、そのノズルからミスト状のインクが噴射される。
特開平5−57891号公報(特に図3) 「集束超音波とノズルを用いたプリントヘッドのインク滴噴射に関する検討」(亀山俊平、福本宏、和高修三、日本音響学会誌、vol 60, No.2 (2004),p53-60)
しかし、従来の圧電体を用いたインクミスト方式の画像形成装置では、高粘度(例えば20cP程度)のインクをミスト化して噴射することが困難であった。
例えば、厚さ数10μm〜数100μmの圧電体のd33モード(分極方向、電界方向、及び、歪み方向が同一である)における振動板の振幅は、数10V駆動において10nm程度である。圧電体を積層したとしても、振動板の振幅は、サブミクロンオーダに留まるのが現状である。
一方で、インクをミスト化して噴射する場合、メニスカス面の不安定化に要求される振幅は、噴射しようとするインクの粘度に比例する。例えば、粘度が数cPのインクのメニスカスは、0.1ミクロンオーダの振幅で破壊できるが、粘度が数十cPのインクのメニスカスは、数ミクロンの振幅でなければ破壊できない。
なお、種々の形状のホーンをアタッチメントすることによって振幅を数倍に拡大することは可能である。しかし、このような振幅の拡大によっても、PZT等の圧電体を用いた従来の画像形成装置では、20cP程度のインクのメニスカスは破壊することができず、そのような高粘度のインクをミスト化して噴射することができない。例えば、単板の圧電体では、粘度が10cPのインクのメニスカス破壊も達し得ない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、高粘度の液体であってもミスト化して噴射し得るミスト噴射装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、液体が充填される液室と、超音
波相当の周波数の電気信号が与えられるコイルと、前記コイルによって発生する磁界に応じて振動し、前記液室内の液体に超音波を与える振動板と、前記液室に連通し、前記超音波によりミスト化した液体が噴射される噴射口と、前記コイルに超音波相当の電気信号を与える駆動部を備えたことを特徴とするミスト噴射装置を提供する。
この構成によって、コイルに超音波相当の周波数の電気信号を与えて磁力により振動板を超音波振動させることにより、従来の圧電体により振動板を超音波振動させた場合と比較して大きな振幅が得られるので、高粘度の液体であってもミスト化して噴射し得る。
磁力により振動板を超音波振動させる具体的態様としては、請求項2に記載のように、前記コイルの内側に第1の磁性体が配置され、前記第1の磁性体から離間して前記振動板上に第2の磁性体が設けられ、前記コイルに電流が流れると前記第1の磁性体が磁化して前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間に磁力が発生することにより前記振動板が振動するようにした構成が挙げられる。
このような態様以外にも、振動板それ自体を磁性体によって形成し、コイルに超音波相当の周波数の電気信号が与えられるとコイルの内側の磁性体と振動板との間に磁力が発生して振動板が超音波振動する構成や、振動板それ自体にコイルを設け、コイルに超音波相当の周波数の電気信号が与えられると直接的に振動板が超音波振動する構成(ダイナミック方式)などが挙げられる。
超音波相当の周波数は、2MHz以上であって、液体がミスト化する周波数である。液体の種類や噴射口及び液室の構造によっても異なる。実験により具体的な周波数を求めてもよい。例えば、10MHzの電気信号をコイルに与えて振動板を超音波振動させ、噴射口の液面(メニスカス)にキャピラリ波を発生させて、その噴射口の液面から液体微粒子群を噴射する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記液室は、該液室内の液体に前記振動板から与えられる超音波を反射して前記噴射口に集束させる放物状の内面形状を有することを特徴とするミスト噴射装置を提供する。
この構成によって、振動板から液室内の液体に与えられた超音波が、放物状の内面形状によって噴射口に集束されるので、噴射口において液体が効率良くミスト化されることになる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか1項に記載の発明において、前記振動板は、ジュラルミンで形成されていることを特徴とするミスト噴射装置を提供する。
ジュラルミンは、アルミニウムを主成分として、時効硬化を用いて微細な析出物を分散させて得られる合金である。基本組成は、アルミニウム95重量%、銅4重量%、マグネシウム0.5重量%、マンガン0.5重量%である。組成物の含有比を変えたり、他の組成物を添加したジュラルミンとしてもよい。
この構成によって、振動板がアルミニウムを主成分としているので十分に低いヤング率を有することにより大きな振幅が得られるとともに、振動板が適度な復元力を持つので安定した超音波振動が得られる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか1項に記載のミスト噴射装置を有し、前記噴射口から噴射される液体によって所定の被噴射媒体上に画像を形成することを特徴とする画像形成装置を提供する。
この構成によって、高粘度のインクであってもミスト化して被噴射媒体上に噴射することができるので、高画質の画像を形成し得る。
本発明によれば、高粘度の液体であってもミスト化して噴射することができる。
以下、添付図面に従って、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
[ミスト噴射装置の基本構成]
図1は、本発明に係る一実施形態のミスト噴射装置の基本構成を示す断面図である。
図1において、ミスト噴射装置10は、インクが噴射される開口としてのノズル12と、ノズル12に連通するインク室14と、インク室14にインクが供給される開口としてのインク供給口16と、インク供給口16を介してインク室14に供給されるインクが流動する共通流路18と、インク室14のノズル12が配置されている側とは反対側に配置されている振動板20と、振動板20のインク室14が配置されている側とは反対側に接合されている磁性体22と、振動板20上の磁性体22から離間して配置されているコイル52及びコア54からなる電磁石56と、電磁石56を保持している基板58を含んで構成されている。
なお、図1では、1つのノズル12に対応した1つのインク室ユニット(1単位のミスト噴射素子)の断面が示されているが、紙等の記録媒体に対して相対的に移動して当該記録媒体上に画像を形成させるためのプリントヘッド(「印字ヘッド」、或いは「記録ヘッド」ともいう)の場合、複数のインク室ユニットが1次元(列状)又は2次元(面状)に配列された構造となる。このようなプリントヘッドにおいて、実際には、ノズル形成プレート24には複数のノズル12が形成されており、インク室形成プレート30には複数のインク室14が形成されており、これらのインク室14に対応して複数の磁性体22が設けられており、基板58上には複数の電磁石56が保持されている。
図1中の符号2の矢印の方向から見た電磁石56の平面図を図2に示す。
電磁石56のコア54は、磁性体からなる。コア54の周囲には、コア54とは隙間をもって、導電性材料からなるコイル52が少なくとも1回以上巻回されている。なお、図1及び図2に示されるコイル52は、略4回巻かれているが、コイル52の巻き数は図示された回数に特に限定されない。
コイル52に電流が流れていないときには、電磁石56による磁界は発生せず、電磁石56のコア54と振動板20上の磁性体22との間には磁力が発生していない状態となるが、コイル52に電流が流れているときには、電磁石56による磁界が発生し、電磁石56のコア54と振動板20上の磁性体22との間に磁力が発生している状態となる。
ヘッドドライバ184は、超音波相当(例えば10MHz)の周波数の電気信号を生成して電磁石56のコイル52に与える。
電磁石56のコイル52に超音波相当の周波数の電気信号が与えられると、電磁石56のコア54は振動板20上の磁性体22の吸引及び非吸引を交互に繰り返し、これにより振動板20に超音波振動が与えられる。
図1中の符号3の矢印の方向から見たインク室14及び磁性体22の平面透視図を図3に示す。
振動板20に接合されている磁性体22は、電磁石56のコイル52に与えられる電気信号に応じて、電磁石56のコア54に吸引(又は反発)される。具体的には、電磁石56のコイル52に流れる超音波相当の周波数の電気信号に応じて、電磁石56のコア54と振動板20上の磁性体22との間の磁力が変動し、電磁石56による磁性体22の吸引及び非吸引が超音波相当の周波数で交互に繰り返される。これにより、振動板20が超音波振動し、振動板20からインク室14内のインクに超音波が与えられる。
インク室14は、振動板20からインク室14内のインクに与えられた超音波を反射してノズル12に集束させる放物状の内面形状を有する。放物状の放物面14Bの焦点Fにノズル12のインク室14側の開口12Bの中心が位置するようにして、インク室形成プレート30とノズル形成プレート24とが接合されている。インク室14の放物面14Bは超音波を反射する反射板(「リフレクタ」ともいう)となるため、高反射率の観点からはインク室形成プレート30には金属材料を用いることが好ましい。
図1及び図3に例示される磁性体22は、放物面14Bの下流側開口14A(ノズル形成プレート24に接する開口の縁)よりも大きな面積を有し、かつ、放物面14Bの上流側開口14C(振動板20に接する開口の縁)よりも小さな面積を有する。磁性体22の平面形状は、このような円形状に特に限定されず、正方形などに代表される四角形、その他の多角形、或いは楕円など、多様な形態があり得る。
共通流路18からインク供給口16を通じて導入されたインクは、放物面14Bと振動板20及びノズル形成プレート24により囲まれたインク室14に充填される。
振動板20は、インク室形成プレート30を挟んでノズル形成プレート24とは反対側に配置されており、インク室14の一部の面を封止する構成でインク室形成プレート30に接合されている。
振動板20は、具体的には、ジュラルミンで形成されている。ジュラルミンは、アルミニウムを主成分として、時効硬化によって微細な析出物を分散させて得られる合金である。基本組成は、アルミニウム95重量%、銅4重量%、マグネシウム0.5重量%、マンガン0.5重量%である。適宜、組成物の含有比を異ならせたり、他の組成物を添加したジュラルミンとしてよい。
振動板20はその柔軟性によって磁性体22とともに振動し、振動板20を介してインク室内14のインクに超音波が放射される。
振動板20からインク中に放射された超音波は、インクを媒質としてインク室14内を伝播し、放物面14Bでの反射によって焦点F(ノズル12の開口断面上の中央付近)に集束する。図1では、超音波の振動数を持った圧力波の波面の進行方向を破線によって模式的に示している。この集束された超音波のエネルギーによってノズル12の液面(メニスカス)に周波数固有のキャピラリ波(毛細表面波,capillary wave)が発生し、微細な表面波の波頭部からインク微粒子が分離することにより、ノズル12からミスト状の微粒子群(ミストクラスタ)が噴射される。
なお、電磁石56及び磁性体22は、振動板20を振動させる振動発生手段としての磁気アクチュエータを構成している。
[ミスト化条件]
ノズル12のメニスカスが不安定化することによりノズル12からミスト化した液体が噴射される条件(ミスト化条件)について、図4に示すモデルを用いて説明する。
図4に示されるモデルは、周期的張力変化T=T(1+εcosωt)と粘性減衰力c
dx/dtとが作用している長さlの弦の中央部分に、質量mの質点が取り付けられて構成されている。
このようなモデルにおいて、質点の運動方程式は数1で表される。
これに対して、以下の置き換えを行う。
c/m→4μk/ρ、4T/ml→kT/ρ、ε→hk(ω/ω
そうすると、メニスカスの振動(ある点に着目した際の1次元的な振動)に関する運動方程式となる(Lamb, H., Hydrodynamics, Macmillan, London 1931, p.708)。これのパラメータ発振条件として、数2が得られる(W. Eisenmenger, ”DYNAMIC PROPERTY OF THE SURFACE TENSION OF WATER AND AQUEOUS SOLUTIONS OF SURFACE ACTIVE AGENTS WITH STANDING CAPILLARY WAVES IN THE FREQUENCY RANGE FROM 10 kc/s TO 1.5 Mc/s”, ACUSTICA(1959), p.327-340)。
ここで、hはメニスカス面のオンセット振幅、fは超音波振動数、ρは液体の密度、Tは液体の表面張力、μは液体の粘度である。
これにより、密度ρ=1000kg/m、表面張力T=30mN/m、粘度μ=20cPの液体に対して、f=10MHzの場合には、オンセット振幅として、おおよそh=4.08μmが要求される事がわかる。
[磁気アクチュエータ]
図1に示されるようにコイル52及びコア54(第1の磁性体)からなる電磁石56と振動板20上の磁性体22(第2の磁性体)とによって構成した磁気アクチュエータについて説明する。
透磁率が定数ならば、磁性体の単位体積当たりの磁気エネルギーu[J/m]は、数3に表すとおりである。
ここで、Hは磁場、Bは磁束密度、μは透磁率である。
磁力Fに逆らって磁性体をdlだけ移動した場合、その系が孤立していれば、その仕事は磁気エネルギーΔUとして蓄えられ、ΔU=F・dlより、l方向の磁力Fは、数4で与えられる。
磁化Mで一様に磁化した磁石(断面積A)の間にギャップlが開いており、このギャップlの磁束密度をBとすると、このギャップlのエネルギー密度は前述の磁気エネルギーuで与えられるから、隙間をΔxだけ広げたときに、そこに蓄えられる磁気エネルギーΔUは、数5で与えられる。
ここで、μは真空の透磁率である。
よって、ギャップ間に働く力Fは、数6で与えられる。
次に、図5(a)に示すような系に対して、図5(b)に示す磁気等価回路を考える。
ここで、Rはギャップ(電磁石56のコア54と振動板20上の磁性体22との間隙)の磁気抵抗(リラクタンス)、Rは電磁石56のコア54の磁気抵抗、Rは振動板20上の磁性体22(すなわちノズル12側の磁性体)の磁気抵抗である。
なお、起磁力Θ、磁束Φ、磁気抵抗R(リラクタンス)は、それぞれ、
Θ[A]=NI
Φ[Wb]=Θ/R
[A/Wb]=l/(μ
である。
なお、Nはコイル52の巻数、Iはコイル52に流れる電流である。
また、ギャップ間の磁束密度γは、
γ[T]=Φ/Ag
で与えられる。
ここで、Agはギャップにおける断面積である。
そうすると、ギャップ間に発生する磁力F[N]は、数7で与えられる。
ここで、μは電磁石56のコア54と振動板20上の磁性体22との間のギャップの透磁率、μはコア54の透磁率、μは磁性体22の透磁率、Aはコア54の断面積、Aは磁性体22の断面積、lはコア54の高さ、lはコア54及び磁性体22間のギャップ長である、lは磁性体22の高さである。
ところで、図6に示すように、振動板20は、周辺が固定された半径aの円板によって構成されているものとして半径bの同心円内に等分の負荷重(圧力)pが働いている場合を考える。
このような振動板20の撓み形状w(r)は、振動板20のヤング率E、ポアソン比ν、厚みh、D=Eh/12(1−ν)とすると、数8で与えられる。
これを極座標で2重積分すれば、数9で表される排除体積ΔVが得られる。
これの実際の値は、数値積分で求める。
また、発生圧Pは、
P=F/A
で表される。
ここで、a=200μm、b=70μmとする。また、振動板20としては、比較的にヤング率の低い部材を用いる。例えば、ヤング率E=71.5GPa、ポアソン比ν=0.335のジュラルミンを振動板20として用いる。ここで、ジュラルミンはアルミニウムよりもヤング率が高くSUSよりもヤング率が低い。
そうすると、磁性体22及びコア54間の間隙長lに対する、変位量ΔZ、排除体積ΔV、発生力F、及び、発生圧Pは、図7のグラフに示される。これの実際の値は数値積分で求める。
なお、ΔZは、数8においてr=0であるときの撓み形状w(r)である。すなわち、ΔZ=w(r=0)である。
他のパラメータは以下の通りである。
N=12[Turn]
I=450[mA]
=30[μm]
=l[μm]
μ=4π×10−7[H/m]
μ=1000μ[H/m]
μ=μ[H/m]
μ=μ[H/m]
=πb[μm2]
=A[μm2]
=A[μm2]
図7のグラフにおいて、磁性体22及びコア54間の間隙長lを5μmとした場合、変位としてはΔZ
=1μmが見込める。
この変位をリフレクタにより4〜5倍に拡大するだけで、4〜5μmの変位が得られ、粘度20cP程度の高粘度のインクを用いた場合でも、ミスト噴射できることが判る。
[インク室の例]
図8(a)及び(b)は、インク室14の放物面(リフレクタ)の形状の例を模式的に示す。
図8(a)に示される放物面14Bは、図3等を用いて説明した前述の放物面14Bと同じであり、略円形状の上流側開口14C(振動板20に接する開口の縁)及び略円形状の下流側開口14A(ノズル形成プレート24に接する開口の縁)を有する。この放物面14Bの焦点は、円形状の下流側開口14Aの中心に存在する。
図8(b)に示される放物面14B’は、図8(a)に示される放物面14Bとは異なり、上流側開口14C’は四角形状であって、下流側開口14A’はスリット形状である。この放物面14B’の焦点は、スリット形状の開口14A’の中心線(LA−LB)を形成している。
図8(a)の放物面14Bと図8(b)の放物面14B’とを比較すると、図8(a)の放物面14Bは超音波が効率良くノズルに集束する点で優れている。これに対して、図8(b)の放物面14B’は、一般に、製造が容易である。
〔画像形成装置の全体構成〕
前述のミスト噴射装置10を適用した画像形成装置の例について説明する。
図9は、本発明に係る一実施形態の画像形成装置の全体構成図である。図9に示す画像形成装置110は、黒(K),シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)の各インクに対応して設けられた複数のミスト噴射ヘッド(以下、「ヘッド」という)112K,112C,112M,112Yを有する印字部112と、各ヘッド112K,112C,112M,112Yに供給するインクを貯蔵しておくインク貯蔵/装填部114と、記録媒体たる記録紙116を供給する給紙部118と、記録紙116のカールを除去するデカール処理部120と、印字部112のノズル面(インク噴射面)に対向して配置され、記録紙116の平面性を保持しながら記録紙116を搬送するベルト搬送部122と、印字部112による印字結果を読み取る印字検出部124と、記録済みの記録紙(プリント物)を外部に排紙する排紙部126とを備えている。
インク貯蔵/装填部114は、各ヘッド112K,112C,112M,112Yに対応する色のインクを貯蔵するインクタンクを有し、各タンクは所要の管路を介してヘッド112K,112C,112M,112Yと連通されている。
図9では、給紙部118の一例としてロール紙(連続用紙)のマガジンが示されているが、紙幅や紙質等が異なる複数のマガジンを併設してもよい。また、ロール紙のマガジンに代えて、又はこれと併用して、カット紙が積層装填されたカセットによって用紙を供給してもよい。
給紙部118から送り出される記録紙116はマガジンに装填されていたことによる巻きクセが残り、カールする。このカールを除去するために、デカール処理部120においてマガジンの巻きクセ方向と逆方向に加熱ドラム130で記録紙116に熱を与える。
ロール紙を使用する装置構成の場合、図9のように、裁断用のカッター(第1のカッター)128が設けられており、該カッター128によってロール紙は所望のサイズにカットされる。なお、カット紙を使用する場合には、カッター128は不要である。
デカール処理後、カットされた記録紙116は、搬送用ローラ対131によってニップ搬送され、プラテン132上へと送られる。プラテン132の後段(印字部112の下流側)にも搬送用ローラ対133が配置されており、前段の搬送用ローラ対131と後段の搬送用ローラ対133とが連動して記録紙116を所定の速度で搬送する。
プラテン132は記録紙116の平面性を保ちつつ記録紙116を保持(支持)する部材(記録媒体の保持手段)として機能するとともに、背面電極として機能する部材である。図9におけるプラテン132は記録紙116の幅よりも広い幅寸法を有し、少なくとも印字部112のノズル面及び印字検出部124のセンサ面に対向する部分が水平面(フラット面)をなすように構成されている。
記録紙116の搬送経路において、印字部112の上流側には、加熱ファン140が設けられている。加熱ファン140は、印字前の記録紙116に加熱空気を吹き付け、記録紙116を加熱する。印字直前に記録紙116を加熱しておくことにより、インクが着弾後乾き易くなる。
印字部112の各ヘッド112K,112C,112M,112Yは、当該画像形成装置110が対象とする記録紙116の最大紙幅に対応する長さを有し、そのノズル面には最大サイズの記録紙の少なくとも一辺を超える長さ(描画可能範囲の全幅)にわたりインク噴射用のノズルが複数配列されたフルライン型のヘッドとなっている(図10参照)。
ヘッド112K,112C,112M,112Yは、記録紙116の送り方向に沿って上流側から黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の色順に配置され、それぞれのヘッド112K,112C,112M,112Yが記録紙116の搬送方向と略直交する方向に沿って延在するように固定設置される。
ベルト搬送部122により記録紙116を搬送しつつ各ヘッド112K,112C,112M,112Yからそれぞれ異色のインクを噴射することにより記録紙116上にカラー画像を形成し得る。
このように、紙幅の全域をカバーするノズル列を有するフルライン型のヘッド112K,112C,112M,112Yを色別に設ける構成によれば、紙送り方向(副走査方向)について記録紙116と印字部112を相対的に移動させる動作を1回行うだけで(すなわち1回の副走査で)、記録紙116の全面に画像を記録することができる。これにより、記録ヘッドが紙搬送方向と直交する方向に往復動作するシャトル型ヘッドに比べて高速印字が可能であり、生産性を向上させることができる。
本例では、KCMYの標準色(4色)の構成を例示したが、インク色や色数の組合せについては本実施形態に限定されず、必要に応じて淡インク、濃インク、特別色インクを追加してもよい。例えば、ライトシアン、ライトマゼンタなどのライト系インクを噴射するヘッドを追加する構成も可能である。また、各色ヘッドの配置順序も特に限定はない。
図9に示した印字検出部124は、印字部112の打滴結果を撮像するためのイメージセンサ(ラインセンサ又はエリアセンサ)を含み、該イメージセンサによって読み取った打滴画像からノズルの目詰まりや着弾位置ずれなどの噴射不良をチェックする手段として機能する。各色のヘッド112K,112C,112M,112Yにより印字されたテストパターン又は実技画像が印字検出部124により読み取られ、印字結果が検査される。
印字検出部124の後段には後乾燥部142が設けられている。後乾燥部142は、印字された画像面を乾燥させる手段であり、例えば、加熱ファンが用いられる。
後乾燥部142の後段には、加熱・加圧部144が設けられている。加熱・加圧部144は、画像表面の光沢度を制御するための手段であり、画像面を加熱しながら所定の表面凹凸形状を有する加圧ローラ145で加圧し、画像面に凹凸形状を転写する。
こうして生成されたプリント物は排紙部126から排出される。本来プリントすべき本画像(目的の画像を印刷したもの)とテスト印字とは分けて排出することが好ましい。この画像形成装置110では、本画像のプリント物と、テスト印字のプリント物とを選別してそれぞれの排出部126A、126Bへと送るために排紙経路を切り換える不図示の選別手段が設けられている。なお、大きめの用紙に本画像とテスト印字とを同時に並列に形成する場合は、カッター(第2のカッター)148によってテスト印字の部分を切り離す。また、図9には示さないが、本画像の排出部126Aには、オーダー別に画像を集積するソーターが設けられる。
〔ヘッドの全体構造〕
次に、ヘッドの全体構造について説明する。色別の各ヘッド112K,112C,112M,112Yの構造は共通しているので、以下、これらを代表して符号150によってヘッドを示すものとする。
図11はヘッド150の平面透視図である。記録紙116上に形成されるドットのピッチを高密度化するためには、ヘッド150におけるノズルのピッチを高密度化する必要がある。本例のヘッド150は、図11に示すように、インクの噴射口であるノズル151と、各ノズル151に対応するインク室152等からなる複数のインク室ユニット(液体噴射素子)153を2次元マトリクス状に配置させた構造を有し、これにより、ヘッド長手方向(紙送り方向と直交する方向)に沿って並ぶように投影される実質的なノズル間隔(投影ノズルピッチ)の高密度化を達成している。なお、図11では、作図便宜上、一部のインク室ユニット153は省略して描いてある。
各インク室152は個別供給路154を介して共通流路155に連通している。共通流路155は、接続口155A,155Bを介してインク供給源たるインクタンク(図11中不図示、図9で説明したインク貯蔵/装填部114と等価なもの)と連通しており、インクタンクから供給されるインクは、図11の共通流路155を介して各チャンネルのインク室152に分配供給される。なお、図11中の符号155Cは共通流路155の本流、155Dは本流155Cから分岐された支流である。
図11に示したヘッド150の構成と、図1乃至図3で説明した構成との対応関係を簡単に説明すると、図11におけるノズル151、インク室152及び個別供給路154が
図1乃至図3で説明したノズル12、インク室14及びインク供給口16にそれぞれ相当している。また、図11において符号155Dで示した共通流路の支流が図1で説明した共通流路18に相当している。
図11における各インク室ユニット153の詳細な構造については、図1乃至図3で説明したとおりである。
図12は、図11に示したヘッド150の一部を拡大して示す拡大図である。図12に示されるように、多数のインク室ユニット153は、主走査方向と主走査方向に対して所定の角度θをなす斜め方向との2方向に沿って格子状に配列されている。すなわち多数のノズル151は2次元マトリクス状に配列されている。このような2次元マトリクス状の配列により、ノズル密度の実質的な高密度化が実現されている。
具体的には、主走査方向に対して一定の角度θをなす斜め方向に沿ってインク室ユニット153が一定のピッチdで複数配列されていることにより、各ノズル151が主走査方向に沿った一直線上にピッチP(=d×cosθ)で配列されたものと等価的に取り扱うこ
とができる。これにより、主走査方向に沿って1インチ当たり2400個(2400ノズル/インチ)におよぶ高密度のノズル配列と実質的に同等の構成を実現することが可能になる。
本発明の実施に際してノズルの配置構造は図11及び図12に示した例に限定されない。記録紙116の送り方向と略直交する方向に記録紙116の全幅に対応する長さにわたるノズル列を備えるフルライン型ヘッドの形態として、図11に例示した構成に代えて、例えば、図13に示すように、複数のノズル151が2次元に配列された短尺のヘッドブロック150’を千鳥状に配列して繋ぎ合わせることで記録紙116の全幅に対応する長さのノズル列を有するラインヘッドを構成してもよい。
〔制御系の説明〕
図14は、画像形成装置110のシステム構成例を示すブロック図である。図14に示すように、画像形成装置110は、通信インターフェース170、システムコントローラ172、画像メモリ174、ROM175、モータドライバ176、ヒータドライバ178、プリント制御部180、画像バッファメモリ182、ヘッドドライバ184等を備えている。
通信インターフェース170は、ホストコンピュータ186から送られてくる画像データを受信する画像入力手段である。通信インターフェース170にはUSB、IEEE1394、イーサネット、無線ネットワークなどの有線又は無線のインターフェースを適用することができる。
ホストコンピュータ186から送出された画像データは通信インターフェース170を介して画像形成装置110に取り込まれ、一旦画像メモリ174に記憶される。
システムコントローラ172は、中央演算処理装置(CPU)及びその周辺回路等から構成され、所定のプログラムに従って画像形成装置110の全体を制御する。すなわち、システムコントローラ172は、通信インターフェース170、画像メモリ174、モータドライバ176、ヒータドライバ178等の各部を制御し、ホストコンピュータ186との間の通信制御、画像メモリ174及びROM175の読み書き制御等を行うとともに、搬送系のモータ188やヒータ189を制御する制御信号を生成する。搬送系のモータ188とは、例えば、図9で説明した搬送用ローラ対131、133の駆動ローラに動力を与えるモータである。また、ヒータ189とは、例えば、図9で説明した加熱ドラム130、加熱ファン140或いは後乾燥部142などに用いられる加熱手段である。
ROM175には、システムコントローラ172のCPUが実行するプログラム及び制御に必要な各種データなどが格納されている。ROM175は、書換不能な記憶手段であってもよいし、EEPROMのような書換可能な記憶手段であってもよい。画像メモリ174は、画像データの一時記憶領域として利用されるとともに、プログラムの展開領域及びCPUの演算作業領域としても利用される。
モータドライバ176は、システムコントローラ172からの指示に従って搬送系のモータ188を駆動するドライバ(駆動回路)である。ヒータドライバ178は、システムコントローラ172からの指示に従ってヒータ189を駆動するドライバである。
プリント制御部180は、入力画像に基づいて各色インクのドットデータを生成する信号処理手段として機能する。すなわち、プリント制御部180は、システムコントローラ172の制御に従い、画像メモリ174内の画像データからインク噴射制御用の信号を生成するための各種加工、補正などの処理を行い、生成したデータ(ドットデータ)をヘッドドライバ184に供給する制御部である。
プリント制御部180には画像バッファメモリ182が備えられており、プリント制御部180における画像処理時に画像データやパラメータなどのデータが画像バッファメモリ182に一時的に格納される。なお、図14において画像バッファメモリ182はプリント制御部180に付随する態様で示されているが、画像メモリ174と兼用することも可能である。また、プリント制御部180とシステムコントローラ172とを統合して1つのプロセッサで構成する態様も可能である。
画像入力から画像形成までの処理の流れを概説すると、形成すべき画像のデータは、通信インターフェース170を介して外部から入力され、画像メモリ174に蓄えられる。この段階では、例えば、RGBの画像データが画像メモリ174に記憶される。
画像形成装置110では、インク(色材) による微細なドットの打滴密度やドットサイズを変えることによって、人の目に疑似的な連続階調の画像を形成するため、入力されたデジタル画像の階調(画像の濃淡)をできるだけ忠実に再現するようなドットパターンに変換する必要がある。そのため、画像メモリ174に蓄えられた元画像(RGB)のデータは、システムコントローラ172を介してプリント制御部180に送られ、該プリント制御部180においてディザ法や誤差拡散法などを用いたハーフトーン化処理によってインク色ごとのドットデータに変換される。
すなわち、プリント制御部180は、入力されたRGB画像データをK,C,M,Yの4色のドットデータに変換する処理を行う。こうして、プリント制御部180で生成されたドットデータは、画像バッファメモリ182に蓄えられる。
ヘッドドライバ184は、プリント制御部180から与えられるドットデータ(すなわち、画像バッファメモリ182に記憶されたドットデータ)に基づき、ヘッド150の各ノズル151に対応する電磁石56を駆動するための駆動信号を出力する。つまり、ヘッドドライバ184が本発明における「駆動部」に相当する。なお、ヘッドドライバ184にはヘッドの駆動条件を一定に保つためのフィードバック制御系を含んでいてもよい。
ヘッドドライバ184から出力された駆動信号がヘッド150に加えられることによって、該当するノズル151からインクミストが噴射される。記録紙116の搬送速度に同期してヘッド150からのインク噴射を制御することにより、記録紙116上に画像が形成される。
なお、磁力により振動板を振動させる磁気アクチュエータの具体的態様として、コイル52の内側にコア54(第1の磁性体)が配置され、このコア54から離間して振動板20上に被吸引部材22(第2の磁性体)が設けられ、コイル52に電流が流れるとコア54が磁化してコア54と被吸引部材22との間に磁力が発生することにより振動板20を振動させる構成を例として説明したが、これとは異なる構成の磁気アクチュエータを用いてもよい。
例えば、振動板それ自体を磁性体によって形成するとともに、コイルの内側に磁性体を配置し、コイルに超音波相当の周波数の電気信号が与えられるとコイルの内側の磁性体が磁化して該磁性体と振動板(磁性体)との間に磁力が発生することにより振動板を超音波振動させる構成の磁気アクチュエータを用いてもよい。
また、例えば、振動板に凸部を設けて該凸部にコイルを巻回し(すなわち振動板それ自体にコイルを巻回し)、コイルに超音波相当の周波数の電気信号が与えられると振動板が超音波振動するように構成したダイナミック方式の磁気アクチュエータを用いてもよい。
また、インク室14の方物面14B(リフレクタ)の形状は図示したものに限定されず、適宜、形状を改良してもよい。
その他、本発明は、実施形態において説明した例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の設計変更や改良を行ってもよいのはもちろんである。
本発明に係る一実施形態のミスト噴射装置の基本構成を示す断面図である。 図1中の矢印2方向から見た平面図である。 図1中の矢印3方向から見た平面透視図である。 ミスト化条件の説明に用いるモデルを示す模式図である。 (a)はミスト噴射装置の簡略化した構造を示す模式図、(b)はその等価回路を示す回路図である。 振動している状態の振動板を示す模式図である。 磁性体間の間隙lgと振動板の変位量ΔZ等との関係を示すグラフである。 インク室の放物面(リフレクタ)の形状の例を示す模式図である。 本発明に係る一実施形態の画像形成装置を示す全体構成図である。 図9に示した画像形成装置の印字部周辺の要部平面図である。 ヘッドの一例を示す平面透視図である。 図11に示したヘッドの一部を拡大して示す拡大図である。 フルライン型のヘッドの他の例を示す平面透視図である。 画像形成装置のシステム構成例を示す要部ブロック図である。
符号の説明
12…ノズル(噴射口)、14…インク室(液室)、14A、14A´…インク室の下流側開口、14B、14B´…インク室の放物面(リフレクタ)、14C、14C´…インク室の上流側開口、16…インク供給口、18…共通流路、20…振動板、22…磁性体(被吸引部材)、24…ノズル形成プレート、30…インク室形成プレート、52…コイル、54…コア、56…電磁石、58…基板、184…ヘッドドライバ(駆動部)、F…焦点

Claims (5)

  1. 液体が充填される液室と、
    超音波相当の周波数の電気信号が与えられるコイルと、
    前記コイルによって発生する磁界に応じて振動し、前記液室内の液体に超音波を与える振動板と、
    前記液室に連通し、前記超音波によりミスト化した液体が噴射される噴射口と、
    前記コイルに超音波相当の電気信号を与える駆動部と、
    を備えたことを特徴とするミスト噴射装置。
  2. 前記コイルの内側に第1の磁性体が配置され、
    前記第1の磁性体から離間して前記振動板上に第2の磁性体が設けられ、
    前記コイルに電流が流れると前記第1の磁性体が磁化して前記第1の磁性体と前記第2の磁性体との間に磁力が発生することにより前記振動板が振動することを特徴とする請求項1に記載のミスト噴射装置。
  3. 前記液室は、該液室内の液体に前記振動板から与えられる超音波を反射して前記噴射口に集束させる放物状の内面形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のミスト噴射装置。
  4. 前記振動板は、ジュラルミンで形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のミスト噴射装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載のミスト噴射装置を有し、前記噴射口から噴射される液体によって所定の被噴射媒体上に画像を形成することを特徴とする画像形成装置。

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