JP2007105997A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 記録ヘッドの保守動作が必要な記録装置において、記録開始から終了までに要する時間を短縮することを目的とする。
【解決手段】 記録ヘッドの保守動作が必要な記録装置において、インタフェースを介して受信した印字データの内容を解析し、印字品位と用紙種が特定の組み合わせだった場合には保守動作の実行延期を決定する。
【選択図】 図4
【解決手段】 記録ヘッドの保守動作が必要な記録装置において、インタフェースを介して受信した印字データの内容を解析し、印字品位と用紙種が特定の組み合わせだった場合には保守動作の実行延期を決定する。
【選択図】 図4
Description
本発明はインクジェット方式のプリンタのように印字品位を維持するために記録ヘッド保守動作を必要とする記録装置に関する。
従来より、インクジェット記録装置においては、インク滴を吐出する複数のノズルを備えた記録ヘッドと、記録ヘッドと向き合うように配置されたキャップと、を備える構成が一般的である。
このような構成の元で、特許文献1のように記録ヘッドの保守動作タイミングを印刷データより推測される、記録に使用されるインクの種類に基づき決定する構成が開示されている。
印字が行なわれない状況がしばらく継続すると、記録装置は記録ヘッドの保護のために適切なタイミングで記録ヘッドをキャップする。また、キャップはノズルに対して負圧をかけることでノズル内のインクを吸引し、また吸引したインクを吸収体に送るピストン機構に接続されている。
特開平09−011505号公報
しかしながら、上記従来件の記録装置では記録ヘッドをキャップしているアイドル状態から印刷を開始する場合には記録ヘッドのノズル内のインクが増粘したり、キャップの構成によってはノズル面がキャップ内スポンジを伝って混色しているなどの危険性があり、良好な印字結果を得るために記録動作の前に必ず記録ヘッド保守動作が発生することとなった。このためユーザが印刷を指示してから目的とする記録結果を手にするまでに長く時間がかかった。しかしユーザが出力のレイアウトを確認するために試し刷りを行なう場合など、印字の用途によっては印字結果にさほどの品位は要求されず、出力時間が短縮されることでユーザビリティが向上する場合もある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、出力時間が優先される印字モードにおいては出力時間を短縮できる記録装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明にかかる第1の構成は記録ヘッドの保守動作が必要な記録装置において、インタフェースを介して受信した印字データの内容を解析し、印字品位と用紙種が特定の組み合わせだった場合には保守動作の実行延期を決定する記録装置である。
本発明にかかる第2の構成は記録ヘッドの保守動作が必要な記録装置において、記録装置が備えるキーなどにより印字開始が指示された場合には、記録設定を判定し、印字品位と用紙種が特定の組み合わせだった場合には保守動作の実行延期を決定する記録装置である。
本発明によれば、記録ヘッドの保守動作が必要な記録装置において、記録開始時に印字データの内容を解析し、印字品位と用紙種が特定の組み合わせだった場合には保守動作の実行延期を決定することで、記録開始から終了までに要する時間を短縮できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明の記録装置の第1の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態であるインクジェット記録装置を装置の斜め上側から表した斜視図である。
図1において、記録ヘッド1はインク滴を吐出する複数のノズルを備える。キャリッジ3は記録ヘッド1を搭載し主走査方向に記録ヘッドを移動させる。キャップ15は上方に移動可能であり、記録ヘッド1がキャップ15に正対する位置にある場合は、不図示のモータの助けによりキャップ15が上方に移動することで記録ヘッドをキャップできる。
なお、このインクジェット記録装置は不図示のCPU、ROM、RAM、インタフェース回路、モータおよびモータドライバなどの資源を備え、ROMに格納されたプログラムに従って動作する。
図2は記録ヘッド、キャップおよびそれに接続されたピストン部の模式図である。なお、図1と共通の部分については同じ番号を付与してある。
図2において、キャップ15は廃インクチューブ4を介してピストン17に接続され、キャップ時にピストン17が右方向に移動することで記録ヘッド1のノズルに負圧をかけ、インクを吸い出すことができる。
ピストン17は廃インクチューブ6を介して廃インク吸収体7に接続されている。ピストン17の2つの口には逆止弁が設けられており、ピストン17が右方向に移動するとキャップ15に負圧が発生し、キャップ15上のインクがピストン17に向かって吸い出される。またキャップ中であれば記録ヘッド1の各ノズルのインクにも負圧をかけることができる。逆に左方向に移動すると、ピストン内の廃インクが廃インクチューブ6を経由して廃インク吸収体7に送られる。
・記録ヘッドの保守動作の手順と効果
図2を参照しながら記録ヘッドの保守動作の一例を示す。
図2を参照しながら記録ヘッドの保守動作の一例を示す。
1.キャップ15を上げキャップ閉状態にする。その状態が長時間継続し記録ヘッド1の各ノズルがキャップ15内に接し続けた場合、キャップ内のスポンジを通じて漏れ出した他のインクを吸い込んで混色している可能性がある。
2.吸引。ピストン17が右に動くことで記録ヘッド1の各ノズルに負圧をかけ、混色している可能性のあるノズル内のインクを吸い出す。ノズル毎の条件が一定でなく、そのままでは均一なインク吐出が実行できない場合がある。
3.キャップ15を下げ、キャップ開状態にする。
4.記録ヘッド1の全ノズルについてキャップ15内に吐出を行ない、ノズル内のインクを一定量排出する。全ノズルで均一にインクが吐出できる条件を整える。
5.ピストン17をさらに右に動かすことでキャップ内インク排出。
6.ピストン17を左に動かすと、ピストン内にたまったインクが廃インク吸収体に送られる。
1〜6を繰り返すことで記録ヘッドをさらに良い状態にすることもできる。
以上のようにして記録ヘッドの混色を排除し、各ノズルの状態を整え、キャップ内に廃インクがない状態を作り出す。
以上のようにして記録ヘッドの混色を排除し、各ノズルの状態を整え、キャップ内に廃インクがない状態を作り出す。
・印字コマンド
図3は印字コマンドの例である。
図3は印字コマンドの例である。
印字コマンドは印字モード移行コマンド、設定コマンド部、印字データ部、印字モード終了コマンドからなり、記録装置に対してこの順に送信される。また、設定コマンド部、印字データ部はそれぞれ複数のコマンドから構成されている。
記録装置は印字モード移行コマンドを受け付けると印字準備動作を開始する。記録ヘッドがキャップ中であればここでキャップを開く。
設定コマンド部には印字のための各種設定を行なうコマンドが含まれる。本実施例にかかるプリンタはこれらのうち「用紙設定」コマンドと「印字モード」コマンドを解析するとただちに判定を行なう。本実施例では「用紙設定」コマンドが「普通紙」でかつ「印字モード」コマンドが「高速」であった場合には記録ヘッドの保守動作を抑制し、それ以外の場合にはキャップ開直後であれば通常どおり印字に先立って記録ヘッドの保守動作を実行する。
印字データ部では印字データコマンドにより記録装置の記録ヘッドの各ノズルに対応したラスタデータが送信される。各ノズル列に対して同じ印字データ設定コマンドが繰り返し送信されると、記録装置は該当するノズル列の続くノズルの出力データとして順次処理する。データセット終了コマンドが送信されると記録装置は必要に応じて給紙を実行し、それまでに設定されたデータに従ってインクの吐出動作を実行し、設定コマンドであらかじめ定められた長さだけ用紙を送る。続くデータが印字データ設定コマンドであれば同様の処理を繰り返す。
印字モード終了コマンドを受け付けるとプリンタは用紙を排紙し、アイドル状態に移行する。
・動作フロー
図4は本実施例にかかる記録装置の一連の動作フローを示す。
21でインタフェース回路がホストPCから図3で示した印字データを受信する。
図4は本実施例にかかる記録装置の一連の動作フローを示す。
21でインタフェース回路がホストPCから図3で示した印字データを受信する。
22で記録装置は印字モード移行コマンドが含まれているかどうかを解析する。
印字モード移行コマンドが含まれていたら23に進みキャップ開。
同コマンドが含まれていなければ終了する。
23でキャップ開が実行されると続いて24で用紙種と印字品位を判定する。用紙設定が「普通紙」で、かつ印字モードが「高速」の場合は速度優先と判断し、キャップ開に伴う記録ヘッドの保守動作を行なわず、直ちに26に進み印字コマンドを解析し印字動作を実行する。
24で用紙設定と印字モードが特定の値でないと判断された場合は25に進み、記録ヘッドの保守動作を実行してから26に進み印字動作を実行する。
前述した実施形態では、インタフェースより印字データを受信した際にその内容を解析することで判定を行なったが、MFP(多機能プリンタ)のように記録装置本体がキーやLCDなどの入出力機能を備え、オペレータはその入出力機能により印刷モードを設定し、印字データとしてはメモリカードやスキャナ部、または電話回線よりFAXデータとして入力され、かつそれ自体が印刷モード情報を持たない各種データを入力可能な記録装置も存在する。
MFPにおいても、例えば写真データを普通紙にインデックス印刷する場合や、FAXデータを内容確認のために割り付け印刷する場合のように印字品位が求められない場合がある。
そのような場合にも、印刷実行指示をトリガとしてキャップを開け、キーなどの手段で入力された印刷モードを判定し、特定の印刷モードであれば記録ヘッドの保守動作を抑制することで、前述したものと同じ効果を得ることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、印字品位を求められない印字データに対しては記録ヘッドの保守動作を行なわずただちに印字を開始でき、印刷時間の短縮が可能になった。
1,1BK,1Y,1M,1C 記録ヘッド
2,2BK,2Y,2M,2C インクカートリッジ
3 キャリッジ
6 タイミングベルト
9 キャリッジ駆動モータ
10 記録シート
11 送給ローラ
13 排出ローラ
14 シート送りモータ
15,15BK,15Y,15M,15C キャップ部材
16 ワイピング部材
17 吸引ポンプ
18 回復系モータ
2,2BK,2Y,2M,2C インクカートリッジ
3 キャリッジ
6 タイミングベルト
9 キャリッジ駆動モータ
10 記録シート
11 送給ローラ
13 排出ローラ
14 シート送りモータ
15,15BK,15Y,15M,15C キャップ部材
16 ワイピング部材
17 吸引ポンプ
18 回復系モータ
Claims (2)
- 記録ヘッドの保守動作が必要な記録装置において、インタフェースを介して受信した印字データの内容を解析し、印字品位と用紙種が特定の組み合わせだった場合には保守動作の実行を延期することを特徴とする記録装置。
- 記録ヘッドの保守動作が必要な記録装置において、記録装置が備えるキーなどにより印字開始が指示された場合には、記録設定を判定し、印字品位と用紙種が特定の組み合わせだった場合には保守動作の実行を延期することを特徴とする記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005299107A JP2007105997A (ja) | 2005-10-13 | 2005-10-13 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005299107A JP2007105997A (ja) | 2005-10-13 | 2005-10-13 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007105997A true JP2007105997A (ja) | 2007-04-26 |
Family
ID=38032241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005299107A Withdrawn JP2007105997A (ja) | 2005-10-13 | 2005-10-13 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007105997A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009066849A (ja) * | 2007-09-12 | 2009-04-02 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置及び画像形成システム |
-
2005
- 2005-10-13 JP JP2005299107A patent/JP2007105997A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009066849A (ja) * | 2007-09-12 | 2009-04-02 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置及び画像形成システム |
US8136917B2 (en) | 2007-09-12 | 2012-03-20 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus and image forming system |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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