JP2011161755A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワークに接続された複数のユーザーPC毎のクリーニングの設定を反映しながら、過剰なクリーニングにより無駄なインクが消費されるのを抑制する。
【解決手段】複数のユーザーPC毎に要求クリーニングレベルなどのユーザー情報を受け付けておき、印刷ジョブを受け付けると、前回クリーニングレベルに基づいてクリーニング間隔ΔTを設定すると共に前回クリーニングレベルと印刷ジョブを送信したユーザーPCから受け付けた要求クリーニングレベルとに基づいて実行クリーニングレベルを設定し(S120,S130)、前回のクリーニングからの経過時間がクリーニング間隔ΔT以上の場合には実行クリーニングレベルでクリーニングすると共にクリーニング後に印刷ジョブに基づいて印刷処理を実行し(S140〜S190)、前回のクリーニングからの経過時間がクリーニング間隔ΔT未満の場合には直接に印刷処理を実行する(S140,S190)。
【選択図】図3
【解決手段】複数のユーザーPC毎に要求クリーニングレベルなどのユーザー情報を受け付けておき、印刷ジョブを受け付けると、前回クリーニングレベルに基づいてクリーニング間隔ΔTを設定すると共に前回クリーニングレベルと印刷ジョブを送信したユーザーPCから受け付けた要求クリーニングレベルとに基づいて実行クリーニングレベルを設定し(S120,S130)、前回のクリーニングからの経過時間がクリーニング間隔ΔT以上の場合には実行クリーニングレベルでクリーニングすると共にクリーニング後に印刷ジョブに基づいて印刷処理を実行し(S140〜S190)、前回のクリーニングからの経過時間がクリーニング間隔ΔT未満の場合には直接に印刷処理を実行する(S140,S190)。
【選択図】図3
Description
本発明は、ネットワークを介して複数のジョブ出力装置に接続され、前記複数のジョブ出力装置から出力されたジョブを受け付けて吐出ヘッドのノズルから液体を吐出することにより画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、この種の画像形成装置としては、ノズルからインクを吸引してクリーニングが可能なインクジェット式の印刷装置において、クリーニングスイッチが押されたときに、前回のクリーニング時からの印刷パス数に応じたクリーニングレベルでクリーニングを実行するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、前回のクリーニング時からの印刷パス数が閾値以上の場合には、クリーニングレベルCL1のクリーニング処理を行ない、閾値未満の場合には、クリーニングレベルCL1よりも強い(インク消費量の多い)クリーニングレベルCL2のクリーニング処理を行なうものとしている。
ところで、ネットワークを介して複数のコンピューターが接続されたネットワーク画像形成装置では、複数のコンピューターからジョブを受け付けて画像を形成することができる。こうした画像形成装置では、各コンピューターのユーザー毎に画像形成装置に対する品質の要求は様々である。この場合、最も高品質の画像の形成を要求するユーザーに合わせて、クリーニングのレベルを定めることも考えられるが、比較的低品質の画像の形成を許可しているユーザーに対しても高レベルのクリーニングが行なわれる結果、クリーニングに伴うインクの消費が増大してしまう。
本発明の画像形成装置は、ネットワークを介して複数のジョブ出力装置からのジョブを受け付けて画像を形成するものにおいて、各ジョブ出力装置から要求される品質を確保しながら、クリーニングによる液体の消費を抑制することを主目的とする。
本発明の画像形成装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の画像形成装置は、
ネットワークを介して複数のジョブ出力装置に接続され、前記複数のジョブ出力装置から出力されたジョブを受け付けて吐出ヘッドのノズルから液体を吐出することにより画像を形成する画像形成装置であって、
液体の消費を伴って前記ノズルのクリーニングを行なうクリーニング手段と、
データを記憶する記憶手段と、
前記複数のジョブ出力装置毎に前記ノズルのクリーニングパターンの設定を受け付けて前記記憶手段に記憶させるクリーニングパターン設定受付手段と、
前記複数のジョブ出力装置のいずれかから出力されたジョブが受け付けられた場合には、前記記憶されたクリーニングパターンの設定のうち前記ジョブを出力したジョブ出力装置から受け付けられたクリーニングパターンの設定に基づいてクリーニングが実行されるよう前記クリーニング手段を制御すると共に前記受け付けられたジョブに基づいて画像が形成されるよう前記吐出ヘッドを制御する制御手段と
を備えることを要旨とする。
ネットワークを介して複数のジョブ出力装置に接続され、前記複数のジョブ出力装置から出力されたジョブを受け付けて吐出ヘッドのノズルから液体を吐出することにより画像を形成する画像形成装置であって、
液体の消費を伴って前記ノズルのクリーニングを行なうクリーニング手段と、
データを記憶する記憶手段と、
前記複数のジョブ出力装置毎に前記ノズルのクリーニングパターンの設定を受け付けて前記記憶手段に記憶させるクリーニングパターン設定受付手段と、
前記複数のジョブ出力装置のいずれかから出力されたジョブが受け付けられた場合には、前記記憶されたクリーニングパターンの設定のうち前記ジョブを出力したジョブ出力装置から受け付けられたクリーニングパターンの設定に基づいてクリーニングが実行されるよう前記クリーニング手段を制御すると共に前記受け付けられたジョブに基づいて画像が形成されるよう前記吐出ヘッドを制御する制御手段と
を備えることを要旨とする。
この本発明の画像形成装置では、複数のジョブ出力装置毎にノズルのクリーニングパターンの設定を受け付けて記憶手段に記憶させ、複数のジョブ出力装置のいずれかから出力されたジョブが受け付けられた場合には、記憶手段に記憶されているクリーニングパターンのうちジョブを出力したジョブ出力装置から受け付けられたクリーニングパターンの設定に基づいてクリーニングが実行されるようクリーニング手段を制御すると共に受け付けられたジョブに基づいて画像が形成されるよう吐出ヘッドを制御する。これにより、ジョブ出力装置毎の画像形成の品質を確保しながら、クリーニングによる液体の消費を抑えることができる。
こうした本発明の画像形成装置において、前記クリーニングパターン設定受付手段は、前記クリーニングパターンとしてクリーニングで消費する液体の量であるクリーニング量の設定を受け付ける手段であり、前記制御手段は、前記ジョブを出力したジョブ出力装置から受け付けられたクリーニング量の設定と前回のクリーニングで消費された液体の量である前回クリーニング量とに基づいて実行クリーニング量を設定し、該設定した実行クリーニング量をもってクリーニングが実行されるよう前記クリーニング手段を制御する手段であるものとすることもできる。この態様の本発明の画像形成装置において、前記制御手段は、前記受け付けられたクリーニング量が多いほど多くなる傾向で、且つ、前記前回クリーニング量が多いほど少なくなる傾向に前記実行クリーニング量を設定して制御する手段であるものとすることもできる。これは、前回クリーニング量が多いほど、実行クリーニング量を少なくしても、吐出ヘッドの状態をジョブ出力装置が要求するレベルにすることができると考えられることに基づく。
また、本発明の画像形成装置において、前記クリーニングパターン設定受付手段は、前記クリーニングパターンとしてクリーニングで消費する液体の量であるクリーニング量の設定を受け付ける手段であり、前記制御手段は、前回のクリーニングで消費された液体の量である前回クリーニング量に基づいてクリーニング実行間隔を設定し、前回のクリーニング実行時期からの経過時間が前記設定したクリーニング実行間隔に達している場合にはクリーニングが実行されるよう前記クリーニング手段を制御すると共に該クリーニングが実行された後に前記受け付けられたジョブに基づいて画像が形成されるよう前記吐出ヘッドを制御し、前回のクリーニング実行時期からの経過時間が前記設定したクリーニングの実行間隔に達していない場合には直接に前記受け付けられたジョブに基づいて画像が形成されるよう前記吐出ヘッドを制御する手段であるものとすることもできる。この態様の本発明の画像形成装置において、前記制御手段は、前記前回クリーニング量が多いほど長くなる傾向に前記クリーニング実行間隔を設定して制御する手段であるものとすることもできる。これは、前回クリーニング量が多いほど、吐出ヘッドの良好な状態が長く維持されると考えられることに基づく。
さらに、本発明の画像形成装置において、前記クリーニングパターン設定受付手段は、前記クリーニングパターンとしてクリーニングの実行間隔の設定を受け付ける手段であり、前記制御手段は、前回のクリーニング実行時期からの経過時間が前記ジョブを出力したジョブ出力装置から受け付けられたクリーニングの実行間隔に達している場合にはクリーニングが実行されるよう前記クリーニング手段を制御すると共に該クリーニングが実行された後に前記受け付けられたジョブに基づいて画像が形成されるよう前記吐出ヘッドを制御し、前記前回のクリーニング実行時期からの経過時間が前記ジョブを出力したジョブ出力装置から受け付けられたクリーニングの実行間隔に達していない場合には直接に前記受け付けられたジョブに基づいて画像が形成されるよう前記吐出ヘッドを制御する手段であるものとすることもできる。
次に、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態であるマルチファンクションプリンター20を含むシステムの構成の概略を示す構成図である。本実施形態のマルチファンクションプリンター20は、図1に示すように、LANなどのネットワーク15を介して複数台のユーザーコンピューター(ユーザーPC)10が接続されており、ユーザーPC10からのジョブを受け付けて実行したり、ユーザーPC10からの要求に応じて設定情報やステータス情報のやり取りを行なう。
本実施形態のマルチファンクションプリンター20は、プリンターとして機能すると共にスキャナーとしても機能する複合機であり、そのハード構成としては、印刷ヘッド35から用紙Sにインクを吐出することにより印刷を行なう周知のインクジェットプリンター機構として構成されたプリンターエンジン30と、原稿に光を照射してその反射光をレッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の各色に分解してスキャンデータとして得る周知のイメージスキャナーとして構成されたスキャナーエンジン50と、電源をオンオフするための電源ボタンや印刷の開始を指示するスタートボタンなどユーザーからの各種操作を受け付ける操作部68と、メモリーカードMCを挿入可能なメモリーカードスロット57と、写真や印刷時の設定を確認するための液晶ディスプレイ(LCD)55と、を備える。
プリンターエンジン30は、図1に示すように、左右方向(主走査方向)にループ状に架け渡されたキャリッジベルト33により駆動されガイド32に沿って左右に往復するキャリッジ31と、キャリッジ31にシアン・マゼンタ・イエロー・ブラック等の各色のインクを供給するインクカートリッジ34と、各インクカートリッジ34から供給された各インクに圧力をかけてノズルから用紙Sに向けてインクを吐出する印刷ヘッド35と、副走査方向に用紙Sを搬送する搬送ローラー36と、印刷ヘッド35に取り付けられてノズル面を密閉すると共にノズル面を密閉した状態で印刷ヘッド35のノズルをクリーニングするキャッピング装置40と、を備える。なお、印刷ヘッド35は、ここでは圧電素子に電圧をかけることによりこの圧電素子を変形させてインクを加圧する方式を採用しているが、発熱抵抗体(例えばヒータなど)に電圧をかけインクを加熱して発生した気泡によりインクを加圧する方式を採用してもよい。
図2は、キャッピング装置40の構成の概略を示す説明図である。キャッピング装置40は、図示するように、上部が開口された略直方体のキャップ42と、キャップ42の底部に接続された伸縮性のチューブ43に取り付けられた吸引ポンプ44と、同じくキャップ42の底部にチューブ43と並列に接続された伸縮性のチューブ45に取り付けられた大気開放バルブ46と、を備える。このキャッピング装置40は、ノズル内のインクの増粘(乾燥)を抑制するために、印刷休止中に印刷ヘッド35がキャッピング装置40に対向する位置までキャリッジ31を移動させた状態で図示しない昇降機構によりキャップ42を上昇させることにより印刷ヘッド35のノズル面を封止したり、ノズル面を封止した状態で大気開放バルブ46を閉成すると共に吸引ポンプ44を駆動することにより印刷ヘッド35とキャップ42とにより形成される密閉空間を負圧にしてノズル内のインクを強制的に吸引するクリーニングを行なう。
また、実施形態のマルチファンクションプリンター20は、その制御系としては、図1に示すように、プリンター全体の制御を司るメインコントローラー60と、プリンターエンジン30を制御するプリンターASIC(Application Specific Integrated Circuit)38と、スキャナーエンジン50を制御するスキャナーASIC52と、ネットワーク15に接続され外部と通信するためのネットワークコントローラー54と、LCD55を制御するLCDコントローラー56と、メモリーカードスロット57に挿入されたメモリーカードMCに対するデータの書き込みや読み出しを制御するメモリーカードコントローラー58と、を備え、これらはバス69を介して互いに電気的に接続されている。
メインコントローラー60は、CPU61を中心とするマイクロプロセッサーとして構成されており、各種処理プログラムや各種データ、各種テーブルなどを記憶するROM62と、一時的にデータを記憶するRAM63と、電気的に書き換え可能で電源を切ってもデータは保持されるフラッシュメモリー64と、タイマー65と、操作部68からの操作信号を入力するインターフェース66(I/F)とを備える。このメインコントローラー60には、メモリーカードスロット57に挿入されたメモリーカードMCから画像ファイルなどを入力したり、ネットワーク15を介してユーザーPC10からジョブや設定情報,ステータス要求を入力したりする。また、メインコントローラー60からは、プリンターASIC38への指令信号やスキャナーASIC52への指令信号,ネットワークコントローラー54への制御信号,LCDコントローラー56への制御信号,メモリーカードコントローラー58への制御信号などを出力する。
こうして構成された本実施形態のマルチファンクションプリンター20の動作、特に、印刷ヘッド35のクリーニングを伴って印刷を実行する際の動作について説明する。図3は、メインコントローラー60により実行される印刷処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、ネットワーク15に接続されたユーザーPC10のいずれかから印刷ジョブを受け付けたときに実行される。なお、印刷ジョブには、JobNameコマンドや印刷設定コマンド,給紙コマンド,グラフィックデータコマンド,紙送りコマンド,排紙コマンドなどが含まれる。また、JobNameコマンドには、ジョブを送信したユーザーPC10を識別するためのユーザーID(例えば、MACアドレス)などが含まれる。
印刷処理ルーチンが実行されると、メインコントローラー60のCPU61は、まず、印刷ジョブのJobNameコマンドに含まれるユーザーIDをキーとしてユーザー情報テーブルからユーザー情報を読み出す(ステップS100)。ここで、ユーザー情報テーブルは、図4に例示するユーザー情報テーブル作成処理に示すように、ユーザーPC10毎にユーザーID付きのユーザー情報を受け付け(ステップS200)、受け付けたユーザー情報のうち登録対象のデータであるタイマークリーニングオンオフ情報や要求クリーニングレベルを抽出し(ステップS210)、抽出したデータをユーザーIDに関連付けてフラッシュメモリー54に登録する(ステップS220)、ことにより作成される。ステップS100の処理は、こうして作成されたユーザー情報テーブルからユーザーIDに対応するユーザー情報を読み出す処理となる。図5に、ユーザー情報テーブルの一例を示す。なお、クリーニングレベルは、本実施形態では、クリーニングの強さ(インクの吸引量)を強,やや強,標準,やや弱,弱の5段階で設定するものとした。
こうしてユーザー情報を読み出すと、読み出したユーザー情報のうちタイマークリーニングオンオフ情報に基づいてタイマークリーニングがオンか否かを判定する(ステップS110)。タイマークリーニングがオフのときには、クリーニングを行なうことなく、受け付けた印刷ジョブに基づいて印刷処理が実行されるようプリンターASIC38に印刷指令を出力して(ステップS190)、本ルーチンを終了する。
一方、タイマークリーニングがオンのときには、前回にクリーニングを実行した際のクリーニングレベル(前回クリーニングレベル)に基づいてクリーニング間隔ΔTを設定すると共に(ステップS120)、前回クリーニングレベルとステップS100で入力したユーザー情報に含まれる要求クリーニングレベルとに基づいて実際にクリーニングを実行する際のクリーニングレベルである実行クリーニングレベルを設定する(ステップS130)。ここで、クリーニング間隔ΔTの設定は、本実施形態では、前回クリーニングレベルとクリーニング間隔ΔTとの関係を予め求めてクリーニング間隔設定用テーブルとしてROM62に記憶しておき、前回クリーニングレベルが与えられるとテーブルから対応するクリーニング間隔ΔTを導出することにより行なうものとした。このクリーニング間隔設定用テーブルの一例を図6に示す。図示するように、クリーニング間隔ΔTは、前回クリーニングレベルが強いほど、長くなる傾向に定められる。これは、前回クリーニングレベルが強いほど、印刷ヘッド35の良好な状態が長く維持されると考えられることに基づく。また、実行クリーニングレベルの設定は、前回クリーニングレベルと要求クリーニングレベルと実行クリーニングレベルとの関係を予め求めて実行クリーニングレベル設定用テーブルとしてROM62に記憶しておき、前回クリーニングレベルと要求クリーニングレベルとが与えられるとテーブルから対応する実行クリーニングレベルを導出することにより行なうものとした。この実行クリーニングレベル設定用テーブルの一例を図7に示す。実行クリーニングレベルは、要求クリーニングレベルが強いほど強くなり、前回クリーニングレベルが強いほど弱くなるよう定められる。これは、前回クリーニングレベルが強いほど、今回のクリーニングレベルを落としても、印刷ヘッド35の状態をユーザーPC10が要求するレベルにすることができると考えられることに基づく。
そして、前回のクリーニングからの経過時間であるタイマー値Tと設定したクリーニング間隔ΔTとを比較し(ステップS140)、タイマー値Tがクリーニング間隔ΔT以上のときには、設定した実行クリーニングレベルでクリーニングが実行されるようキャッピング装置40を制御する制御指令をプリンターASIC38に出力し(ステップS150)、クリーニングの完了を待って(ステップS160)、タイマーTをリセットすると共に(ステップS170)、実行クリーニングレベルをクリーニング履歴としてフラッシュメモリー64に保存し(ステップS180)、受け付けた印刷ジョブに基づいて印刷処理を実行して(ステップS190)、本ルーチンを終了する。一方、ステップS140でタイマー値Tが実行クリーニング間隔ΔT未満と判定されたときには、クリーニングの必要はないと判断して、直接に印刷処理を実行して(ステップS190)、本ルーチンを終了する。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のキャッピング装置40が本発明の「クリーニング手段」に相当し、フラッシュメモリー64が「記憶手段」に相当し、図4のユーザー情報テーブル作成処理ルーチンを実行するメインコントローラー60が「クリーニングパターン設定受付手段」に相当し、図3の印刷処理ルーチンを実行するメインコントローラー60とプリンターASIC38とが「制御手段」に相当する。
以上説明した本実施形態のマルチファンクションプリンター20によれば、ネットワーク15に接続された複数のユーザーPC10毎にタイマークリーニングオンオフ情報や要求クリーニングレベルを含むユーザー情報を受け付けてユーザー情報テーブルを作成し、ユーザーPC10のいずれかから印刷ジョブを受け付けると、前回クリーニングレベルに基づいてクリーニング間隔ΔTを設定すると共に前回クリーニングレベルと印刷ジョブを送信したユーザーPC10から受け付けた要求クリーニングレベルとに基づいて実行クリーニングレベルを設定し、前回クリーニングを実行してからの経過時間がクリーニング間隔ΔTに達しているときには設定した実行クリーニングレベルでクリーニングすると共にクリーニングした後に印刷ジョブに基づいて印刷処理を実行し、前回クリーニングを実行してからの経過時間がクリーニング間隔ΔTに達していないときにはクリーニングを行なわずに直接に印刷処理を実行するから、複数のユーザーPC10毎のクリーニングの設定を反映しながら、過剰なクリーニングによって無駄なインクが消費されてしまうのを抑制することができる。
本実施形態では、前回クリーニングレベルが強いほど長くなるようクリーニング間隔ΔTを設定すると共に前回クリーニングレベルが強いほど弱くなり且つユーザーPC10が要求した要求クリーニングレベルが強いほど強くなるよう実行クリーニングレベルを設定するものとしたが、これらの設定のうち、前回クリーニングレベルに拘わらずクリーニング間隔ΔTを一定とするものとしてもよいし、或いは、前回クリーニングレベルに拘わらず要求クリーニングレベルを実行クリーニングレベルに設定するものとしてもよい。また、ユーザーPC10毎にクリーニング間隔の設定を受け付けるものとし、前回のクリーニングの実行時期からの経過時間(タイマー値T)が印刷ジョブを送信したユーザーPC10が設定しているクリーニング間隔以上の場合には、クリーニングを実行してから印刷ジョブを実行し、タイマー値Tが対応するクリーニング間隔未満の場合には、クリーニングを実行することなく直接に印刷ジョブを実行するものとしてもよい。
本実施形態では、クリーニングレベルを強,やや強,標準,やや弱,弱の5段階で設定するものとしたが、強,標準,弱の3段階で設定したり、強,弱の2段階で設定するなど、如何なる段数の段階で設定するものとしてもよい。
本実施形態では、本発明をマルチファンクションプリンター20に適用して説明したが、これに限られず、ネットワークを介して複数のジョブ出力装置に接続され、前記複数のジョブ出力装置のいずれかから出力されたジョブを受け付けて吐出ヘッドのノズルから液体を吐出することにより画像を形成するものであれば、例えば、スキャナー機能を備えないプリンターに適用するものとしてもよいし、FAX機器に適用するものとしてもよい。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
10 ユーザーコンピューター(ユーザーPC)、15 ネットワーク、20 マルチファンクションプリンター、30 プリンターエンジン、31 キャリッジ、32 ガイド、33 キャリッジベルト、34 インクカートリッジ、35 印刷ヘッド、36 搬送ローラー、40 キャッピング装置、42 キャップ、43,45 チューブ、44 吸引ポンプ、46 大気開放バルブ、48 プリンターASIC、50 スキャナーエンジン、52 スキャナーASIC、54 ネットワークコントローラー、55 液晶ディスプレイ(LCD)、56 LCDコントローラー、57 メモリーカードスロット、58 メモリーカードコントローラー、60 メインコントローラー、61 CPU、62 ROM、63 RAM、64 フラッシュメモリー、65 タイマー、66 インターフェース(I/F)、68 操作部、69 バス、MC メモリーカード。
Claims (6)
- ネットワークを介して複数のジョブ出力装置に接続され、前記複数のジョブ出力装置から出力されたジョブを受け付けて吐出ヘッドのノズルから液体を吐出することにより画像を形成する画像形成装置であって、
液体の消費を伴って前記ノズルのクリーニングを行なうクリーニング手段と、
データを記憶する記憶手段と、
前記複数のジョブ出力装置毎に前記ノズルのクリーニングパターンの設定を受け付けて前記記憶手段に記憶させるクリーニングパターン設定受付手段と、
前記複数のジョブ出力装置のいずれかから出力されたジョブが受け付けられた場合には、前記記憶されたクリーニングパターンの設定のうち前記ジョブを出力したジョブ出力装置から受け付けられたクリーニングパターンの設定に基づいてクリーニングが実行されるよう前記クリーニング手段を制御すると共に前記受け付けられたジョブに基づいて画像が形成されるよう前記吐出ヘッドを制御する制御手段と
を備える画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置であって、
前記クリーニングパターン設定受付手段は、前記クリーニングパターンとしてクリーニングで消費する液体の量であるクリーニング量の設定を受け付ける手段であり、
前記制御手段は、前記ジョブを出力したジョブ出力装置から受け付けられたクリーニング量の設定と前回のクリーニングで消費された液体の量である前回クリーニング量とに基づいて実行クリーニング量を設定し、該設定した実行クリーニング量をもってクリーニングが実行されるよう前記クリーニング手段を制御する手段である
画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記受け付けられたクリーニング量が多いほど多くなる傾向で、且つ、前記前回クリーニング量が多いほど少なくなる傾向に前記実行クリーニング量を設定して制御する手段である請求項2記載の画像形成装置。
- 請求項1ないし3いずれか1項に記載の画像形成装置であって、
前記クリーニングパターン設定受付手段は、前記クリーニングパターンとしてクリーニングで消費する液体の量であるクリーニング量の設定を受け付ける手段であり、
前記制御手段は、前回のクリーニングで消費された液体の量である前回クリーニング量に基づいてクリーニング実行間隔を設定し、前回のクリーニング実行時期からの経過時間が前記設定したクリーニング実行間隔に達している場合にはクリーニングが実行されるよう前記クリーニング手段を制御すると共に該クリーニングが実行された後に前記受け付けられたジョブに基づいて画像が形成されるよう前記吐出ヘッドを制御し、前回のクリーニング実行時期からの経過時間が前記設定したクリーニングの実行間隔に達していない場合には直接に前記受け付けられたジョブに基づいて画像が形成されるよう前記吐出ヘッドを制御する手段である
画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記前回クリーニング量が多いほど長くなる傾向に前記クリーニング実行間隔を設定して制御する手段である請求項4記載の画像形成装置。
- 請求項1記載の画像形成装置であって、
前記クリーニングパターン設定受付手段は、前記クリーニングパターンとしてクリーニングの実行間隔の設定を受け付ける手段であり、
前記制御手段は、前回のクリーニング実行時期からの経過時間が前記ジョブを出力したジョブ出力装置から受け付けられたクリーニングの実行間隔に達している場合にはクリーニングが実行されるよう前記クリーニング手段を制御すると共に該クリーニングが実行された後に前記受け付けられたジョブに基づいて画像が形成されるよう前記吐出ヘッドを制御し、前記前回のクリーニング実行時期からの経過時間が前記ジョブを出力したジョブ出力装置から受け付けられたクリーニングの実行間隔に達していない場合には直接に前記受け付けられたジョブに基づいて画像が形成されるよう前記吐出ヘッドを制御する手段である
画像形成装置。
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JP2015123746A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-06 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成システム、画像形成装置、および、プログラム |
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