JP2015123746A - 画像形成システム、画像形成装置、および、プログラム - Google Patents

画像形成システム、画像形成装置、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】過度の画質調整を抑制し画像形成の効率を高める。
【解決手段】画像形成装置が、ユーザからの印刷指示および調整処理開始指示を、コンピュータ装置から受け付ける(ステップ201)。ステップ202の処理では、ユーザ頻度把握部が、印刷指示に含まれているユーザ情報に基づきこのユーザを把握し、さらに、このユーザの過去の調整頻度を把握する(ステップ202)。次いで、現状品質把握部が、最新の調整処理の実施日から現在の日までの経過日数を把握する。その後、ステップ206にて調整処理を行うか否かを判断する。ここで、ユーザ調整頻度により特定される日数の方が経過日数よりも大きい場合、調整処理を行わないと決定し、ユーザ調整頻度により特定される日数の方が経過日数よりも小さい場合、調整処理を行うと決定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像形成システム、画像形成装置、および、プログラムに関する。
特許文献1には、自動の安定化動作回数が少なく手動の安定化動作回数が多い場合には、安定化動作の頻度レベルを増加させ、手動の安定化動作回数が少ない場合には、安定化動作の頻度レベルを減少させる技術が開示されている。
特開2009−302940号公報
本発明の目的は、過度の画質調整を抑制し画像形成の効率を高めることにある。
請求項1に記載の発明は、画像処理を含む処理を行い、記録材への画像形成を行う画像形成手段と、予め定められたタイミング毎の調整処理である定期調整処理を前記画像形成手段に対して行い且つユーザからの指示があった場合には当該指示に基づく調整処理であるユーザ調整処理をさらに行うとともに、ユーザによる当該指示がなされた場合において、当該画像形成手段が形成する画像の品質である画像品質の方が、当該ユーザが希望している画像の品質であるユーザ希望品質よりも優れている場合には、当該指示に基づく当該ユーザ調整処理を省略する調整手段と、を備える画像形成システムである。
請求項2に記載の発明は、前記画像品質を把握する画像品質把握手段を更に備え、前記画像品質把握手段は、前記調整手段が行った調整処理のうちの最新の調整処理がなされたときから、前記ユーザによる前記指示がなされたときまでの経過時間である調整後経過時間に基づき、前記画像品質を把握することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システムである。
請求項3に記載の発明は、前記ユーザ希望品質を把握するユーザ希望品質把握手段を更に備え、前記ユーザ希望品質把握手段は、ユーザが行う前記ユーザ調整処理の実施頻度であるユーザ実施頻度に基づき前記ユーザ希望品質を把握することを特徴とする請求項2に記載の画像形成システムである。
請求項4に記載の発明は、前記調整手段は、前記調整後経過時間の方が前記ユーザ実施頻度により特定される時間よりも短い場合に、前記ユーザ調整処理の前記省略を行うことを特徴とする請求項3に記載の画像形成システムである。
請求項5に記載の発明は、前記画像品質を把握する画像品質把握手段を更に備え、前記画像品質把握手段は、前記調整手段が行った調整処理のうちの最新の調整処理がなされたときから、前記ユーザによる前記指示がなされたときまでに、前記画像形成手段が画像形成を行った記録材の枚数である調整後印刷枚数に基づき、前記画像品質を把握することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システムである。
請求項6に記載の発明は、前記ユーザ希望品質を把握するユーザ希望品質把握手段を更に備え、前記ユーザ希望品質把握手段は、ユーザにより行われる一の前記ユーザ調整処理がなされたときから、当該一のユーザ調整処理の次に行われる当該ユーザ調整処理がなされたときまでに、前記画像形成手段が画像形成を行った記録材の枚数である調整処理間印刷枚数に基づき、前記ユーザ希望品質を把握することを特徴とする請求項5に記載の画像形成システムである。
請求項7に記載の発明は、前記調整手段は、前記調整後印刷枚数の方が前記調整処理間印刷枚数よりも少ない場合に、前記ユーザ調整処理の前記省略を行うことを特徴とする請求項6に記載の画像形成システムである。
請求項8に記載の発明は、前記画像品質および前記ユーザ希望品質の優劣が分かるように当該画像品質についての情報および当該ユーザ希望品質についての情報を表示する表示手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の画像形成システムである。
請求項9に記載の発明は、前記画像品質の方が前記ユーザ希望品質より優れている場合でも、前記ユーザ調整処理を行えるように構成された請求項1乃至8の何れかに記載の画像形成システムである。
請求項10に記載の発明は、画像処理を含む処理を行い、記録材への画像形成を行う画像形成手段と、予め定められたタイミング毎の調整処理である定期調整処理を前記画像形成手段に対して行い且つユーザからの指示があった場合には当該指示に基づく調整処理であるユーザ調整処理をさらに行うとともに、ユーザによる当該指示がなされた場合において、当該画像形成手段が形成する画像の品質である画像品質の方が、当該ユーザが希望している画像の品質であるユーザ希望品質よりも優れている場合には、当該指示に基づく当該ユーザ調整処理を省略する調整手段と、を備える画像形成装置である。
請求項11に記載の発明は、画像形成手段が記録材上に形成する画像の品質である画像品質を把握する画像品質把握機能と、ユーザが希望している画像の品質であるユーザ希望品質を把握するユーザ希望品質把握機能と、前記画像形成手段に対する調整処理であって予め定められたタイミング毎の当該調整処理である定期調整処理を調整手段に行わせ且つユーザからの指示があった場合には当該指示に基づく調整処理であるユーザ調整処理をさらに行わせるとともに、ユーザによる当該指示がなされた場合において、前記画像品質の方が前記ユーザ希望品質よりも優れている場合には、当該指示に基づく当該ユーザ調整処理を省略させる調整制御機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムである。
本発明の請求項1によれば、過度の画質調整が抑制され画像形成の効率を高められるようになる。
本発明の請求項2によれば、画像読み取りを行うなどして画像品質を直接的に把握する場合に比べ、画像品質を簡易に把握できるようになる。
本発明の請求項3によれば、ユーザによるユーザ希望品質の入力などを必要とせずに、ユーザ希望品質を把握できるようになる。
本発明の請求項4によれば、調整処理が行われた直後など、画像品質が良い状態のときには、ユーザ調整処理が省略されるようになる。
本発明の請求項5によれば、画像読み取りを行うなどして画像品質を直接的に把握する場合に比べ、画像品質を簡易に把握できるようになる。
本発明の請求項6によれば、ユーザによるユーザ希望品質の入力などを必要とせずに、ユーザ希望品質を把握できるようになる。
本発明の請求項7によれば、調整処理が行われた直後など、画像品質が良い状態のときには、ユーザ調整処理が省略されるようになる。
本発明の請求項8によれば、ユーザが、ユーザ希望品質および画像品質の優劣を明確に把握できるようになる。
本発明の請求項9によれば、さらなる高画質化を望むユーザの利便性を高めることができる。
本発明の請求項10によれば、過度の画質調整が抑制され画像形成の効率を高められるようになる。
本発明の請求項11によれば、過度の画質調整が抑制され画像形成の効率を高められるようになる。
本実施形態の画像形成システムの全体構成を示した図である。 画像形成装置のハードウェア構成を例示したブロック図である。 画像形成装置の調整処理(調整制御)に関連する機能部のブロック図である。 画像形成装置の調整処理に関し、制御部が実行する処理の流れを示したフローチャートである。 印刷処理および調整処理が実行される際に行われる処理の流れを示した図である。 コンピュータ装置における表示例を示した図である。 画像形成システムにて実施される処理の具体例を示した図である。 画像形成システムにて実施される処理の具体例を示した図である。 画像形成システムにて実施される処理の具体例を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態の画像形成システムの全体構成を示した図である。
図1に示す画像形成システム1には、画像形成装置10が設けられている。画像形成装置10は、文書の複写機能、文書を読み取り文書の画像データを生成する機能、画像データに基づき用紙への画像形成を行う機能を備えた装置である。さらに、画像形成システム1には、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備えた複数台のコンピュータ装置30が設けられている。ここで、画像形成装置10、および、複数のコンピュータ装置30は、通信回線40を介し通信を行う。
図2は、画像形成装置10のハードウェア構成を例示したブロック図である。
同図に示すように、画像形成装置10の各機能部は、バス101に接続されており、このバス101を介してデータの授受を行う。
UI(User Interface)部107は、タッチパネル方式のディスプレイにより構成され、ユーザに対する情報の表示を行うとともに、ユーザによって入力される情報を受け付ける。なお、UI部107は、通常のディスプレイ(タッチパネル方式ではないディスプレイ)、および、ハードウエアキーなどによって構成してもよい。
画像読取部108は、いわゆるスキャナ装置により構成され、文書を読み取り、読み取った文書の画像データを生成する。なお、生成した画像データは画像処理部111へ出力される。
画像形成部109は、電子写真方式によって、用紙などの記録材に対して画像データに応じたトナー像を形成する。なお、画像形成部109では、インクジェット方式などを用いて画像を形成するようにしてもよい。
通信部110は、通信回線40(図1参照)に接続されており、通信回線40に接続されている他の装置と通信を行う通信インターフェースとして機能する。
画像処理部111は、入力される画像データに対して色補正や階調補正等の画像処理を施す。なお、画像処理が施された画像データは、画像形成部109などへ出力される。そして、この画像データに基づき用紙への画像形成が行われる。ここで、本実施形態の画像処理部111および画像形成部109は、記録材の一例である用紙への画像形成を行う画像形成手段として捉えることができる。
記憶部105は、ハードディスク装置などの記憶装置を有しており、通信部110が受信したデータや画像読取部108にて生成されたデータなどを記憶する。
制御部100は、CPU102、ROM103、RAM104を備えている。ROM103は、CPU102により実行される制御プログラムを記憶している。CPU102は、ROM103に記憶されている制御プログラムを読み出し、RAM104を作業エリアにして制御プログラムを実行する。CPU102により制御プログラムが実行されると、CPU102により画像形成装置10の各部が制御され、画像形成装置10は、用紙への画像形成、文書の読み取り、他の装置と通信などを行う。
なお、CPU102によって実行されるプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータが読取可能な記録媒体に記憶した状態で提供し得る。また、インターネットなどの通信手段を用いて画像形成装置10にダウンロードさせてもよい。
図3は、画像形成装置10の調整処理(調整制御)に関連する機能部のブロック図である。なお、図3にて示す各機能部は、画像形成装置10の制御部100に設けられたCPU102が、ROM103に格納された制御プログラムを実行することで実現される。
図3に示すように、本実施形態では、ユーザが行う画像形成装置10の調整の頻度を、ユーザ毎に把握するユーザ頻度把握部501を備えている。さらに、ユーザ頻度把握部501により把握された、複数のユーザの調整頻度に基づき、画像形成装置10の調整を自動で行う際の頻度を決定する自動調整頻度決定部502を備えている。さらに、画像形成装置10の調整を行う調整実行部503、画像形成装置10の現状の品質(現状の状態)を把握する現状品質把握部504を備えている。また、画像形成部109を制御して用紙への画像形成を行う印刷制御部505が設けられている。
図4は、画像形成装置10の調整処理に関し、制御部100が実行する処理の流れを示したフローチャートである。
形成される画像の質の維持のため、ユーザによって、画像形成装置10の調整処理(ユーザ調整処理)が実行される。そして本実施形態では、ユーザにより調整処理が実行されると(ステップ101のYes)、このユーザが行う調整処理の頻度が更新されるようになる(ステップ102)。付言すると、本実施形態では、このユーザの過去の調整頻度が記憶部105に記憶されており、この過去の調整頻度が新たな調整頻度に更新される。
付言すると、本実施形態では、ユーザ頻度把握部501によって、ユーザが行う調整の頻度(時間間隔)の平均値が、ユーザ毎に把握されており、調整処理がユーザによって新たに実施されると、この調整処理と前回行われた調整処理との時間間隔も含めた、新たな平均値(時間間隔)が把握(算出)される。
なお、調整処理は、例えば、互いに異なる色のパッチ状画像を、画像形成部109を用いて用紙上に形成するとともに、ユーザがこの用紙を画像読取部108にセットする。そして、例えば、調整手段として機能する調整実行部503にて、画像読取部108により得られた測色値(読み取りデータ)と、予め定められた目標値とが比較され、測色値が目標値に近づくような補正処理が実行される。具体的には、例えば、画像処理部111にて用いられている画像処理用のLUT(Look Up Table)が、新たなLUTに更新される。
なお、ここでは、ユーザが用紙を画像読取部108にセットして測色値を得る場合を説明したが、画像形成部109内にスキャナ装置を設けておき、パッチ状画像が形成された用紙を、搬送機構を用い、このスキャナ装置に送り込むことで、測色値を取得するようにしてもよい。
次に、ステップ103の処理について説明する。
ステップ102にて、ユーザの調整頻度が更新されると、自動調整頻度決定部502にて、自動調整の頻度(時間間隔、以下、「自動調整頻度」と称することがある)が、新たな自動調整頻度(時間間隔)に更新される。付言すると、本実施形態では、自動調整頻度が記憶部105に記憶されているが、ステップ102にて、ユーザの調整頻度が更新されると、記憶部105に記憶されている自動調整頻度が、新たな自動調整頻度に更新されるようになる。
さらに、説明すると、本実施形態では、自動調整頻度決定部502にて決定された自動調整頻度が到来する度に、自動調整(定期調整処理)が行われるようになっているが、ステップ102にて、一部のユーザの調整頻度が新たな調整頻度に更新されると、自動調整頻度決定部502にて、この新たな調整頻度も考慮に入れた、新たな自動調整頻度が決定される。
より詳細には、本実施形態では、各ユーザの調整頻度の平均値を自動調整頻度としているが、一部のユーザの調整頻度が新たな調整頻度に更新されると、この新たな調整頻度も考慮に入れて、平均値を再び算出し、新たな自動調整頻度を決定する。これにより、本実施形態では、例えば、あるユーザが過去よりも頻度を上げて調整処理を行う場合には、自動調整がより頻繁に行われるようになる。
なお、自動調整は、ユーザによる手動の操作によって調整処理が行われる場合には、UI部107などを通じて、ユーザに対して、調整処理が必要である旨をユーザに通知する。これにより、ユーザによって、パッチ状画像が形成された用紙が画像読取部108にセットされ、測色値が取得される。そして、この測色値に基づきLUTの更新などが行われる。
その一方で、画像形成部109内にスキャナ装置が設けられている場合には、このスキャナ装置を用いてパッチ状画像を読み取り、測色値を取得する。そして、この測色値に基づきLUTの更新などを行う。
ここで、本実施形態では、ユーザによる調整の頻度が過去よりも多くなった場合、ユーザは、より高画質での画像形成を望んでいることが想定される。このような場合、本実施形態では、自動調整の頻度も多くなり、ユーザは、より高い質の画像を得られるようになる。
図5は、印刷処理および調整処理が実行される際に行われる処理の流れを示した図である。
この処理では、まず、画像形成装置10が、ユーザからの印刷指示および調整処理開始指示を、コンピュータ装置30から受け付ける(ステップ201)。
ここで、本実施形態では、印刷に際し、コンピュータ装置30のディスプレイ上に、印刷条件を受け付けるための画面(不図示)、および、調整処理の開始指示を受け付けるための画面(不図示)が表示される。
そして、ユーザが印刷処理に加え調整処理を希望する場合には、調整処理を行う旨の入力がユーザによりなされ、印刷指示および調整処理開始指示がコンピュータ装置30から画像形成装置10へ送信される。一方、印刷のみをユーザが希望する場合には、印刷指示のみがコンピュータ装置30から画像形成装置10へ送信される。
そして、本実施形態では、印刷指示および調整処理開始指示が画像形成装置10へ送信されてくると、ステップ202以降の処理が実行される。一方で、印刷指示のみが画像形成装置10へ送信されてきた場合には、図5にて示すステップ202〜ステップ207の処理は省略され、ステップ208の印刷処理が実行される。付言すると、図5におけるステップ202以降の処理は、印刷指示に加え調整処理開始指示が画像形成装置10へ送信されてきた場合の処理例を示している。
ステップ202以降の処理(印刷指示および調整処理開始指示があった場合の処理)を説明する。
ステップ202の処理では、ユーザ希望品質把握手段として機能するユーザ頻度把握部501が、印刷指示に含まれているユーザ情報に基づきこのユーザを把握し、さらに、記憶部105(図2参照)を参照し、このユーザの過去の調整頻度(以下、「ユーザ調整頻度」と称する場合がある)を把握する(ステップ202)。
なお、ユーザ調整頻度が多いほど、形成される画像の質は高くなり、ユーザ調整頻度は、実質的に、形成される画像の質に対応していると言える。付言すると、ユーザ調整頻度が多いほど、ユーザは、より品質の高い画像を望んでいるといえる。このため、ステップ202では、ユーザが希望している品質についての情報を取得しているともいえる。付言すると、ステップ202では、ユーザ調整頻度を取得しているが、ユーザ希望品質を取得しているともに言える(以下、「ユーザ調整頻度」を「ユーザ希望品質」と称することがある)。
次いで、画像品質把握手段として機能する現状品質把握部504が、最も最近に行われた調整処理(自動調整により行われた調整処理、ユーザの指示により行われた調整処理の何れかを問わない)を把握するとともに、最も最近に行われたこの調整処理の実施日から、現在の日までの経過日数(調整後経過時間)を把握する(ステップ203)。
ここで、経過日数が大きいほど、最後に調整処理(最新の調整処理)を行った日から時間が経過しており、経過日数が大きいほど、形成される画像の質が低下する。その一方で、経過日数が小さいほど、最後に調整処理を行った日から時間が経過しておらず、経過日数が小さいほど、形成される画像の質は向上する。
このため、ステップ203では、経過日数を把握しているが、実質的には、その時点で形成される画像の品質が把握されているといえる。以下、本明細書では、現状品質把握部504により把握される上記経過日数を、「現状品質」と称することがある。
その後、ステップ202にて把握されたユーザ希望品質についての情報、および、ステップ203にて把握された現状品質(画像品質)についての情報が、印刷指示を送信してきたコンピュータ装置30に送信され、このコンピュータ装置30に設けられたディスプレイ(不図示)では、図6(コンピュータ装置30における表示例を示した図)に示す表示が行われる。具体的には、表示手段の一部として機能するこのディスプレイには、同図に示すように、ユーザ希望品質、および、現状品質が表示される(ステップ204)。なお、上記のとおり、ユーザ希望品質は、ユーザ調整頻度(ユーザ調整処理の実施間隔の平均値(平均日数))であり、現状品質は、最後の調整処理の日からの経過日数である。
なお、図6では、符号6Aで示す箇所(図中、左端)が原点であり、ユーザ希望品質(ユーザ調整頻度)、および、現状品質(経過日数)は、この原点を基準に表示される。なお、現状品質の表示位置については、経過日数の具体的な数値に応じて変化し、例えば経過日数が0日であれば、図中、最も左側に表示され、経過日数が大きく、自動調整の実施間隔の日数に近ければ、図中、最も右側に表示される。ここで、本実施形態では、このように、ユーザ希望品質および現状品質の優劣が分かるように表示を行っており、ユーザは、ユーザ希望品質および現状品質のいずれの品質が優れているのかを認識しやすくなる。
図5に戻りさらに説明する。
ユーザ希望品質、現状品質の表示を行った後は、コンピュータ装置30にて、ステップ205の処理が実行される。
ステップ205の処理では、ユーザによる条件変更があったか否かを判断する。具体的には、図6にて表示した、ユーザ希望品質(ユーザ希望品質を示す円形のマーク)を、ユーザが図中左あるいは右に移動したか否かを判断する。付言すると、本実施形態では、ユーザ希望品質(を示すマーク)を移動できるようになっており、ステップ205では、ユーザ希望品質が移動させられたか否かを判断する。
そして、ユーザ希望品質が移動した場合(ユーザ希望品質が新たな希望品質に変更された場合)には、ステップ204の処理が再び実行される。これにより、ユーザ希望品質が変更された後の状態で、図6に示した表示が再び行われるようになる。
なお、ユーザ希望品質が変更された場合、変更後のユーザ希望品質は、画像形成装置10に送信される。そして、画像形成装置10では、ユーザ頻度把握部501が、それまで記憶部に記憶されていたユーザ希望品質(ユーザ調整頻度)を、この変更後のユーザ希望品質に更新する。また、この場合、自動調整頻度決定部502にて、この変更後のユーザ希望品質(ユーザ調整頻度)を含めたうえで、ユーザ調整頻度の平均値を再び算出し、自動調整頻度の更新処理を行う。
一方、ステップ205にて、ユーザによる条件変更がなかったと判断された場合(ユーザ希望品質の移動がなかった場合)には、ステップ206の処理に進む。このステップ206の処理では、画像形成装置10の調整実行部503にて、調整処理が必要であるか否かが判断される。
そして、調整処理が必要であると判断した場合、調整実行部503は、画像形成部109を動作させてパッチ状画像が形成された用紙を出力したり、LUTの更新処理を行ったりするなど、調整処理に関連した各部の制御を行い、調整処理を実行する(ステップ207)。一方で、ステップ206にて、調整処理が必要ではないと判断された場合、印刷制御部505が、画像形成部109等を制御して印刷処理を実行する(ステップ208)。
図7、図8(画像形成システム1にて実施される処理の具体例を示した図)を参照し、図5にて示した処理の具体例を説明する。
図7の符号7Aは、上記ステップ204にて、コンピュータ装置30に表示された表示画面を示した図である。
ここで、この例では、現状品質が中間くらいであり(最後の調整処理の日からの経過日数が比較的大きく)、ユーザ希望品質が高い場合(ユーザ調整頻度が多い場合)を例示している。
また、上記では説明を省略したが、符号7Aで示す表示画面では、「調整実行」、および、「調整しない」という選択用ボタンが表示され、ユーザに対し、調整処理を行うか否かの問い合わせが行われる。そして、「調整実行」がユーザにより選択された場合には、調整実行が選択された旨が画像形成装置10に送信され、画像形成装置10に設けられた調整実行部503が調整処理を実行する(符号7B参照)。
ここで、図7Aで示す表示例では、現状品質の方がユーザ希望品質よりも低くなっており、このまま印刷を行うと、ユーザは、満足した画像を得ることが難しくなる。上記「調整実行」を選択した場合、ユーザは、より質の高い画像を得られるようになる。
ここで、図5を参照してさらに説明すると、符号7Aで示した表示画面における表示は、図5にて説明したステップ202〜ステップ204が実行されることで行われる。そして、符号7Aで示した表示画面にて、「調整実行」が選択されると、ステップ205にて「No」と判断され、ステップ206にて「Yes」と判断され、そして、ステップ207にて、調整処理が実行される。
その後、本実施形態では、図7の符号7Cで示すように、また、図4のステップ102にて説明したように、ユーザ希望品質(ユーザ調整頻度)が新たなユーザ希望品質(ユーザ調整頻度)に更新される。さらに、図7では図示を省略しているが、図4におけるステップ103の処理が実行され、自動調整頻度も新たな自動調整頻度に更新される。
一方、符号7Aで示す表示画面にて、「調整しない」がユーザにより選択された場合は、符号7Dで示す画面が表示される。この画面では、「指定する」、「指定しない」の2つの選択用ボタンが表示され、新しいユーザ希望品質を指定するか否かの問い合わせがユーザに対して行われる。そして、「指定する」との選択がユーザによりなされた場合には、符号7Eで示す画面が表示される。そして、この画面に対するユーザの操作がなされ、ユーザが希望する新たなユーザ希望品質が指定されるようになる。
なお、符号7Eで示す表示例では、現状のユーザ希望品質よりも、ユーザ希望品質を低下させることを、ユーザが望んでいる場合を例示しており、この場合、ユーザ希望品質の当初の表示位置(符号7A参照)よりも図中右側に、新たなユーザ希望品質が位置するようになる。
その後、ユーザによって、符号7Eで示す画面における、「決定」ボタンが押圧される。そして、「決定」ボタンが押圧されると、新たなユーザ希望品質が、画像形成装置10に送信され、ユーザ頻度把握部501にて、ユーザ希望品質(ユーザ調整頻度)が、この新たなユーザ希望品質に更新されるようになる(符号7F参照)。また、上記にて説明したように、自動調整頻度も更新される。
また、符号7Eで示す画面にて、「決定」ボタンが押圧されると、図5にて示したステップ205にて「Yes」と判断され、ステップ204の処理が再び実行される。これにより、新たなユーザ希望品質を反映した画面(後述する図8の符号8Aに示すような画面)が、表示されるようになる
一方、符号7Dで示す画面や、符号7Eで示す画面にて、「指定しない」、「キャンセル」が選択された場合は、符号7Gで示す画面が表示され、ユーザに対し、調整処理がキャンセルされた旨の通知(調整処理が実行されない旨の通知)がユーザに対して行われるようになる。
ここで、図7にて示した例では、現状品質の方がユーザ希望品質よりも低くなっており(符号7A参照)、ユーザにとっては、調整処理を行った方が好ましい状況となっている。その一方で、ユーザが印刷を急いでいる場合もあり、一律に調整処理を行ってしまうことが適当ではない場合があり得る。このため、本実施形態では、一律に調整処理を行うのではなく、ユーザに問い合わせをし、ユーザからの許可があった場合に、調整処理を行うようにしている。
次に、符号7Cで示した処理が行われた後の処理、あるいは、符号7Gで示した処理が行われた後の処理について説明する。符号7Cで示した処理が行われた後、あるいは、符号7Gで示した処理が行われた後は、符号7Hで示す処理が実行される。具体的には、コンピュータ装置30における表示画面が、印刷を実行していることを示す画面(不図示)に切り替わり、また、画像形成装置10の画像形成部109にて、印刷処理が開始される。
なお、符号7Cで示す処理が行われた後の印刷処理では、この直前に調整処理が行われているために、より高い質の画像が形成されるようになる。一方で、符号7Gで示す処理が行われた後の印刷処理では、調整処理が直前に行われていない状態で印刷処理が行われるようになる。
なお、上記印刷処理(符号7Hで示した印刷処理)により用紙上に形成された画像をユーザが観察した結果、この画像の質にユーザが満足しない場合がありえる。かかる場合、このユーザによって、調整処理が別途行われることがある。この場合は、図7の符号7Jで示す判断処理にて、「Yes」と判断され、符号7Kで示すように、また、上記にて説明したように、ユーザ希望品質の更新処理が行われる。さらに、自動調整頻度の更新処理が行われる。また、符号7Mに示すように、再印刷が実行される。
図8を参照し、他の処理例を説明する。
図7では、ユーザ希望品質の方が現状品質よりも高い場合を説明したが、ユーザ希望品質の方が現状品質よりも低い場合もあり、この場合は、例えば、符号8Aで示す表示がなされる。なお、図7の符号7Eで示したように、ユーザ希望品質の変更がユーザにより行われ、符号7Eで示すように、ユーザ機能品質の方が現状品質よりも低くなる変更が行われた場合も、符号8Aで示す表示が行われる。
また、符号8Aにて示す画面では、「印刷」および「調整実行」のボタンも表示される。ここで、この例では、現状品質の方がよりもユーザ希望品質よりも高く、調整処理を行わないでも、ユーザは、自身が希望する品質以上の画像を得られる可能性が高い。このため、この例では、「印刷」のボタンを用意し、この「印刷」のボタンがユーザにより押された場合には、すぐに印刷が始まるようにしている(符号8H参照)。付言すると、調整処理が省略され、印刷がすぐに始まるようにしている。
一方で、符号8Aで示す表示画面にて、「調整実行」がユーザにより押圧された場合には、符号8Bで示す画面が表示される。具体的には、新しいユーザ希望品質をユーザに問い合わせるための画面が表示される。ここで、本実施形態では、このように「調整実行」のボタンも用意しており、現状品質の方がユーザ希望品質より優れている場合でも、ユーザが希望する場合、ユーザは調整処理を行えるようになっている。
符号8Bで示す画面では、新しい希望品質を「指定する」、および、「指定しない」の二つの選択用ボタンが表示される。そして、「指定する」との選択がユーザによりなされた場合には、符号8Cで示す画面が表示されるようになる。そして、この符号8Cで示す画面に対するユーザの操作がなされ、ユーザが希望する新たなユーザ希望品質が指定される。
なお、符号8Cに示す画面では、現状品質よりもユーザ希望品質の方を良くする(より高画質化を狙う)ことを、ユーザが望んでいる場合を例示しており、現状品質よりも図中左側にユーザ希望品質が位置している。
そして、この画面における「決定」ボタンがユーザにより押圧されると、上記と同様、新たなユーザ希望品質が画像形成装置10に送信され、画像形成装置10のユーザ頻度把握部501が、ユーザ希望品質を新たなユーザ希望品質に更新する(符号8D参照)。また、自動調整頻度の更新処理も実行される。
なお、符号8Cで示す表示画面にて、ユーザにより、新たなユーザ希望品質の指定がなされると、図5にて示したステップ205の処理にて「Yes」と判断され、ステップ204の表示処理が行われるようになる。これにより、コンピュータ装置30における表示画面では、図7の符号7Aに示すような画面(ユーザ希望品質の方が現状品質よりも左側に位置する表示画面)が表示されるようになる。
一方、符号8Bで示す画面にて「指定しない」が選択された場合や、符号8Cで示す画面にて「キャンセル」が選択された場合は、符号8Eで示す画面が表示され、ユーザに対し、調整処理を実行する旨の通知がなされる。
その後、符号8Fで示すように、画像形成装置10にて調整処理が実行され、また、符号8Gで示すように、また、上記と同様、この調整処理も考慮に入れられ、ユーザ希望品質(ユーザ調整頻度)が新たなユーザ希望品質に更新される。また、自動調整頻度の更新も行なわれる(不図示)。その後、符号8Hで示す印刷処理が開始される。なお、この印刷処理に際しては、上記と同様、コンピュータ装置30における画面が、印刷を実行していることを示す画面に切り替えられる。
具体例を挙げてさらに説明する。
図9は、画像形成システム1にて実施される処理の具体例を示した図である。
ここで、この具体例では、同図(A)に示すように、ユーザA、ユーザB、ユーザC、ユーザDの4人のユーザが、画像形成装置10を利用している場合を想定する。
また、この例では、同図(A)に示すように、ユーザAが、7日おきに調整処理且つ印刷を行い、ユーザBが、30日おきに調整処理且つ印刷を行い、ユーザCが、180日おきに調整処理且つ印刷を行い、ユーザDが、360日おきに調整処理且つ印刷を行う場合を例示している。なお、この場合、自動調整頻度決定部502により決定される自動調整の頻度(自動調整の実施間隔の日数)は、144日となる。
図9(B)は、現状品質の推移を示した図である。図9に示す例では、上記のとおり、自動調整の頻度は144日となり、図9(B)に示すように、「0日」、「144日」、「288日」に、自動調整が実施され、「0日」、「144日」、「288日」には、画像形成装置10は、形成される画像の質が良い状態となる。そして、図9(B)にて図中右下に向かう矢印で示すように、時間の経過とともに画質(現状品質)は低下する。
ここで、ユーザC、ユーザDが印刷を行う場合を想定する。
ユーザC、ユーザDの印刷/調整頻度は、180日あるいは360日となっており、ユーザC、ユーザDは、それほど高い品質での印刷を望んではいないと考えられる。その一方で、本実施形態では、自動調整によって「144日」に一回、調整が実施される。
この結果、この場合、ユーザC、ユーザDの印刷/調整頻度よりも高い頻度で自動調整が実施されるようになり、ユーザC、ユーザDが印刷をしようとする際、ユーザC、ユーザDにとっては、画像形成装置10の状態が良好となっている。そして、この場合、ユーザC、ユーザDは、調整処理を何ら行わずに画像形成を開始できるようになる。
付言すると、ユーザC、ユーザDが印刷をする際には、図8の符号8Aで示す画面(現状品質の方がユーザ希望品質よりも図中左側に位置する画面)が表示されるようになり、ユーザC、ユーザDは、同画面における、「印刷」ボタンを押し、印刷処理をすぐに開始できるようになる。このような場合、ユーザC、ユーザDにとっては、時間を要する調整処理を回避できるようになり、ユーザC、ユーザDは、より高い効率で印刷処理を行えるようになる。
また、この処理では、ユーザBの調整頻度が30日となっており、ユーザBによる調整処理によって、画像形成装置10の現状品質は、図9(C)に示すように高い状態で維持されるようになる。この場合、自動調整のみで画像形成装置10の質を維持している場合に比べ、画像形成装置10の質がより高い状態で保たれるようになる。
また、この例では、ユーザAの調整頻度が7日となっており、ユーザAによる調整処理によって、画像形成装置10の質がさらに高い状態で保たれる。
(その他)
上記では、ユーザ希望品質や現状品質の表示処理を、ユーザが有するコンピュータ装置30にて行った場合を一例に説明したが、ユーザ希望品質や現状品質の表示処理は、画像形成装置10のUI部107にて行うようにしてもよい。
また、画像形成装置10の調整処理は、画像形成装置10の管理者など、ユーザ以外の者によって行われる場合がある。この場合、この管理者はユーザとしては扱わず、ユーザ調整頻度の更新も行なわないことが好ましい。なお、この場合であっても、調整処理は行われるため、現状品質の把握時には、この調整処理も考慮に入れて現状品質を把握することが好ましい。付言すると、管理者による調整処理の日から現在の日までの経過日数を把握し、この経過日数を現状品質として把握することが好ましい。
また、上記では、調整処理を行うか否かの問い合わせをユーザに対して行う場合を一例に説明したが、問い合わせを行わない態様もありえる。具体的に説明すると、あるユーザが印刷を行おうとした際に、このユーザの希望品質の方が現状品質よりも良かった場合(現状品質よりも高画質を望んでいる場合)、ユーザへの問い合わせをせず、調整処理を一律に実施してもよい。また、例えば、ユーザが印刷を行おうしたした際に、このユーザの希望品質の方が現状品質よりも低い場合、ユーザへの問い合わせをせずに印刷処理を開始してもよい。
また、上記では、画像形成装置10が複数のユーザにより使用される場合を一例に説明したが、上記にて説明した処理は、画像形成装置10が一人のユーザにより使用される場合にも適用できる。この場合も、このユーザの調整頻度を上記と同様の手法(平均値を用いた手法)で把握でき、この調整頻度に基づき自動調整の頻度を決定できる。
また、上記では、自動調整の頻度(実施間隔)が、ユーザの調整頻度によって変化する場合を一例に説明したが、この自動調整の頻度は、ある特定の固定値としてもよい。
また、上記では、ユーザ希望品質を、ユーザの調整頻度に基づき把握したが、ユーザ調整処理間に行われた印刷の枚数に基づき、ユーザ希望品質を把握するようにしてもよい。付言すると、ユーザにより行われる一のユーザ調整処理がなされたときから、このユーザにより行われる次のユーザ調整処理がなされたときまでの、印刷枚数(このユーザにより行われた印刷の枚数)である調整処理間印刷枚数に基づき、ユーザ希望品質を把握するようにしてもよい。この場合、把握された調整処理間印刷枚数が少ない場合、ユーザは高画質を望んでいることが想定され、把握された調整処理間印刷枚数が多い場合、ユーザは高画質にこだわっていないことが想定される。
また、上記では、最も最近に行われた調整処理の実施日から、現在の日までの経過日数に基づき、現状品質を把握する場合を一例に説明したが、現状品質についても印刷枚数に基づき把握してもよい。具体的には、最新の調整処理がなされたときから現在までの印刷枚数である調整後印刷枚数に基づき、現状品質を把握するようにしてもよい。
なお、このように印刷枚数についての情報を取得する場合は、上記調整後枚数の方が上記調整処理間枚数よりも少ない場合に、調整処理の省略が行われることになる。
ここで、一般的に、日数と印刷枚数とは数値として一致はしないが、比例関係にある。
平均10枚/日の印刷を行うユーザを想定した場合、日数=10日と、印刷枚数=100枚とは、同じユーザ希望品質と考えることができる。
ここで、上記では説明を省略したが、日数と印刷枚数を併用して用いることが可能であり、この場合は、ユーザ調整処理間の「日数」と「印刷枚数」の両方を記録し、ユーザー希望品質として把握することになる。
そして、この場合、いずれか一方のユーザ希望品質と現状品質とを表示することが考えられるが、この場合は、例えば、より現状品質が低い方の品質によってUI表示することが好ましくなる。例えば、ユーザが平均10枚/日で印刷する状況下で、印刷指示時の経過日数は3日だが、印刷枚数が100枚の場合は、印刷枚数による品質表示を行い、自動調整を行うことを促す、という判断が望まれる。
1…画像形成システム、10…画像形成装置、30…コンピュータ装置、109…画像形成部、111…画像処理部、501…ユーザ頻度把握部、503…調整実行部、504…現状品質把握部

Claims (11)

  1. 画像処理を含む処理を行い、記録材への画像形成を行う画像形成手段と、
    予め定められたタイミング毎の調整処理である定期調整処理を前記画像形成手段に対して行い且つユーザからの指示があった場合には当該指示に基づく調整処理であるユーザ調整処理をさらに行うとともに、ユーザによる当該指示がなされた場合において、当該画像形成手段が形成する画像の品質である画像品質の方が、当該ユーザが希望している画像の品質であるユーザ希望品質よりも優れている場合には、当該指示に基づく当該ユーザ調整処理を省略する調整手段と、
    を備える画像形成システム。
  2. 前記画像品質を把握する画像品質把握手段を更に備え、
    前記画像品質把握手段は、前記調整手段が行った調整処理のうちの最新の調整処理がなされたときから、前記ユーザによる前記指示がなされたときまでの経過時間である調整後経過時間に基づき、前記画像品質を把握することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記ユーザ希望品質を把握するユーザ希望品質把握手段を更に備え、
    前記ユーザ希望品質把握手段は、ユーザが行う前記ユーザ調整処理の実施頻度であるユーザ実施頻度に基づき前記ユーザ希望品質を把握することを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記調整手段は、前記調整後経過時間の方が前記ユーザ実施頻度により特定される時間よりも短い場合に、前記ユーザ調整処理の前記省略を行うことを特徴とする請求項3に記載の画像形成システム。
  5. 前記画像品質を把握する画像品質把握手段を更に備え、
    前記画像品質把握手段は、前記調整手段が行った調整処理のうちの最新の調整処理がなされたときから、前記ユーザによる前記指示がなされたときまでに、前記画像形成手段が画像形成を行った記録材の枚数である調整後印刷枚数に基づき、前記画像品質を把握することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。
  6. 前記ユーザ希望品質を把握するユーザ希望品質把握手段を更に備え、
    前記ユーザ希望品質把握手段は、ユーザにより行われる一の前記ユーザ調整処理がなされたときから、当該一のユーザ調整処理の次に行われる当該ユーザ調整処理がなされたときまでに、前記画像形成手段が画像形成を行った記録材の枚数である調整処理間印刷枚数に基づき、前記ユーザ希望品質を把握することを特徴とする請求項5に記載の画像形成システム。
  7. 前記調整手段は、前記調整後印刷枚数の方が前記調整処理間印刷枚数よりも少ない場合に、前記ユーザ調整処理の前記省略を行うことを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
  8. 前記画像品質および前記ユーザ希望品質の優劣が分かるように当該画像品質についての情報および当該ユーザ希望品質についての情報を表示する表示手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の画像形成システム。
  9. 前記画像品質の方が前記ユーザ希望品質より優れている場合でも、前記ユーザ調整処理を行えるように構成された請求項1乃至8の何れかに記載の画像形成システム。
  10. 画像処理を含む処理を行い、記録材への画像形成を行う画像形成手段と、
    予め定められたタイミング毎の調整処理である定期調整処理を前記画像形成手段に対して行い且つユーザからの指示があった場合には当該指示に基づく調整処理であるユーザ調整処理をさらに行うとともに、ユーザによる当該指示がなされた場合において、当該画像形成手段が形成する画像の品質である画像品質の方が、当該ユーザが希望している画像の品質であるユーザ希望品質よりも優れている場合には、当該指示に基づく当該ユーザ調整処理を省略する調整手段と、
    を備える画像形成装置。
  11. 画像形成手段が記録材上に形成する画像の品質である画像品質を把握する画像品質把握機能と、
    ユーザが希望している画像の品質であるユーザ希望品質を把握するユーザ希望品質把握機能と、
    前記画像形成手段に対する調整処理であって予め定められたタイミング毎の当該調整処理である定期調整処理を調整手段に行わせ且つユーザからの指示があった場合には当該指示に基づく調整処理であるユーザ調整処理をさらに行わせるとともに、ユーザによる当該指示がなされた場合において、前記画像品質の方が前記ユーザ希望品質よりも優れている場合には、当該指示に基づく当該ユーザ調整処理を省略させる調整制御機能と、
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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