JP2007105879A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007105879A JP2007105879A JP2005283741A JP2005283741A JP2007105879A JP 2007105879 A JP2007105879 A JP 2007105879A JP 2005283741 A JP2005283741 A JP 2005283741A JP 2005283741 A JP2005283741 A JP 2005283741A JP 2007105879 A JP2007105879 A JP 2007105879A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image forming
- adjustment operation
- adjustment
- forming apparatus
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Fax Reproducing Arrangements (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Abstract
【課題】調整動作を適切なタイミングで実行させ、利用者の利便性を向上させる。
【解決手段】印刷中の画像濃度を計測し(S101)、この画像濃度値が規定濃度の範囲内でない場合(S102;N)、調整動作未実行カウンタ値が規定回数に到達しているか否かを判断する(S103)。規定回数に満たない場合(S103;N)、調整動作を行う確認メッセージを表示し(S105)、ボタン押下待ちタイマを開始する(S106)。調整動作中断ボタンが押下された場合(S107;Y)、調整動作を中断する確認メッセージを表示し(S111)、ボタン押下待ちのタイマを停止する(S112)。調整動作未実行カウンタをアップする(S113)。一方、調整動作未実行カウンタ値が規定回数に到達している場合(S103;Y)、調整動作を行う確認メッセージを表示し(S104)、強制的に調整動作を行う。
【選択図】図2
【解決手段】印刷中の画像濃度を計測し(S101)、この画像濃度値が規定濃度の範囲内でない場合(S102;N)、調整動作未実行カウンタ値が規定回数に到達しているか否かを判断する(S103)。規定回数に満たない場合(S103;N)、調整動作を行う確認メッセージを表示し(S105)、ボタン押下待ちタイマを開始する(S106)。調整動作中断ボタンが押下された場合(S107;Y)、調整動作を中断する確認メッセージを表示し(S111)、ボタン押下待ちのタイマを停止する(S112)。調整動作未実行カウンタをアップする(S113)。一方、調整動作未実行カウンタ値が規定回数に到達している場合(S103;Y)、調整動作を行う確認メッセージを表示し(S104)、強制的に調整動作を行う。
【選択図】図2
Description
本発明は、例えば、コンピュータで処理された画像やスキャナ装置等の入力装置により取り込まれた画像を印刷出力するプリンタ装置や電子複写装置、ファクシミリ装置、複合装置などの画像形成装置に関し、特に、濃度や位置ズレなどの補正(調整)機能を有する画像形成装置に関する。
近年、コンピュータで処理された画像やスキャナ装置等の入力装置により取り込まれた画像を印刷出力するプリンタ装置などの画像形成装置が、幅広く普及している。
このような画像形成装置では、コントローラ部(CPUなど)において、制御言語形式のデータが解析され、解析が終わったデータは、ドット(点)の集まったイメージとして生成される。そして、実際の画像形成処理(印刷処理)を行うのためにエンジン部へ転送されるように構成されている。
このような画像形成装置では、コントローラ部(CPUなど)において、制御言語形式のデータが解析され、解析が終わったデータは、ドット(点)の集まったイメージとして生成される。そして、実際の画像形成処理(印刷処理)を行うのためにエンジン部へ転送されるように構成されている。
ところで、実際の画像形成処理(印刷処理)を行うエンジン部では、環境の変化や経時変化などの要因により、印刷中に作像される画像の濃度や各色の作像画像のズレ等の不具合が発生してしまう。
従来、このような出力画像における濃度変化や各色の画像ズレを抑制するための調整機能を有する画像形成装置が、下記の特許文献をはじめ種々提案されている。
特開2002−296851公報
従来、このような出力画像における濃度変化や各色の画像ズレを抑制するための調整機能を有する画像形成装置が、下記の特許文献をはじめ種々提案されている。
特許文献1には、画像形成における出力濃度を所定の特性とするためのキャリブレーション技術や、階調特性を所定のものとするキャリブレーション技術が提案されている。
また、特許文献1には、全てのキャリブレーション機能を有効にするフルキャリブレーションモードと、一部のキャリブレーション機能のみを有効にする簡易キャリブレーションモードとの選択が可能な画像形成装置が提案されている。
また、特許文献1には、全てのキャリブレーション機能を有効にするフルキャリブレーションモードと、一部のキャリブレーション機能のみを有効にする簡易キャリブレーションモードとの選択が可能な画像形成装置が提案されている。
しかしながら、上述したような画像形成装置では、出力画像の品質を維持するために、所定の枚数(規定枚数)を超える画像形成処理(印刷処理)を実行する際に、画像濃度や画像ズレの調整動作を行うように設定されている。
そのため、画像形成装置の利用者から見ると、所望の画像形成処理(印刷処理)の実行中に、ジョブを中断して調整動作が強制的に行われることになる。従って、画像形成処理(印刷処理)が完了するまでに余分な時間が費やされることとなる。これにより、画像形成装置の利用者の利便性が損なわれる(低下する)おそれがあった。
また、画像形成装置における調整動作(調整機能の実行)は、出力画像の画質を維持する上で必要な処理であるため、アプライアンスを考慮した上での処理時間の短縮化や、よりよい実行タイミングの判断を適切に行い、利用者の利便性をより向上させることが要求されている。
そのため、画像形成装置の利用者から見ると、所望の画像形成処理(印刷処理)の実行中に、ジョブを中断して調整動作が強制的に行われることになる。従って、画像形成処理(印刷処理)が完了するまでに余分な時間が費やされることとなる。これにより、画像形成装置の利用者の利便性が損なわれる(低下する)おそれがあった。
また、画像形成装置における調整動作(調整機能の実行)は、出力画像の画質を維持する上で必要な処理であるため、アプライアンスを考慮した上での処理時間の短縮化や、よりよい実行タイミングの判断を適切に行い、利用者の利便性をより向上させることが要求されている。
そこで本発明は、調整動作を適切なタイミングで実行させることにより、利用者の利便性をより向上させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明では、画像情報に基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段による画像形成が実行されていない待機状態を検出する状態検出手段と、前記状態検出手段により当該画像形成装置の待機状態が検出された場合に、前記画像形成手段の調整動作を行う調整手段と、を備えることにより前記目的を達成する。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、前記画像形成手段により形成される画像の濃度および各色画像のズレ量のうち少なくとも一方を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果と予め設定された基準値とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づいて、前記調整手段による調整動作が必要である旨を通知する通知手段と、を備える。
請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、前記調整手段による調整動作を行うか否かの指示を受け付ける受付手段を備え、前記調整手段は、前記受付手段により受け付けられた指示に基づいて処理を行う。
請求項4記載の発明では、請求項2または請求項3記載の発明において、前記検出手段は、前記画像形成手段により形成される所定の調整用のパターン画像の濃度および各色画像のズレ量のうち少なくとも一方を検出する。
請求項5記載の発明では、請求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載の発明において、前記調整手段による調整処理中に、調整処理を中断させる指示を受け付ける中断指示受付手段を備え、前記調整手段は、前記中断指示受付手段により受け付けられた指示に基づいて処理を行う。
請求項6記載の発明では、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5記載の発明において、前記検出手段により検出された値が前記所定の基準値の範囲外である場合において、前記受付手段が受け付けた前記調整手段による調整動作を行わない指示の回数をカウントするカウント手段と、前記カウント手段のカウント値と所定の基準カウント値とを比較するカウント比較手段と、を備え、前記調整手段は、前記カウント手段のカウント値が、前記所定の基準カウント値より大きい場合は、調整動作を強制的に行う。
請求項7記載の発明では、請求項6記載の発明において、前記調整手段は、前記カウント手段のカウント値が、前記所定の基準カウント値より大きい場合は、調整動作の中断指示を受け付けない。
請求項8記載の発明では、請求項6または請求項7記載の発明において、前記カウント手段のカウント値は、前記調整手段による調整処理が完了したとき、または利用者による任意の調整処理の実行指示を受け付けて調整処理が完了したときにリセットされる。
請求項1記載の発明によれば、画像形成装置が待機状態にある場合に画像形成手段の調整を行うことにより、画像形成処理を中断させることなく調整処理動作を行うことができる。
請求項2記載の発明によれば、画像の濃度および各色画像のズレ量のうち少なくとも一方を検出し、検出された値と所定の基準値との比較結果に基づいて、調整動作の必要性を適切に判断することができる。また、調整動作が必要な場合には、通知手段によって利用者に適切に調整手段による調整動作が必要である旨を示すことができる。
請求項2記載の発明によれば、画像の濃度および各色画像のズレ量のうち少なくとも一方を検出し、検出された値と所定の基準値との比較結果に基づいて、調整動作の必要性を適切に判断することができる。また、調整動作が必要な場合には、通知手段によって利用者に適切に調整手段による調整動作が必要である旨を示すことができる。
請求項3記載の発明によれば、調整動作を行うか否かの指示を受け付けることにより、利用者の意志を画像形成装置で行われる処理に適切に反映させることができる。
請求項4記載の発明によれば、調整用のパターン画像を用いることにより、濃度および各色画像のズレ量のうち少なくとも一方の検出処理を適切に行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、調整処理を中断させる指示を受け付けることにより、調整処理が完了していなくても、すぐに画像形成処理を行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、調整用のパターン画像を用いることにより、濃度および各色画像のズレ量のうち少なくとも一方の検出処理を適切に行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、調整処理を中断させる指示を受け付けることにより、調整処理が完了していなくても、すぐに画像形成処理を行うことができる。
請求項6記載の発明によれば、調整手段による調整動作を行わない指示を受け付けた回数が所定の基準カウント値より大きい場合に、強制的に調整動作を行うことにより、出力画像の画質の劣化を抑制することができる。
請求項7記載の発明によれば、強制的に調整動作が行われている場合、調整動作の中断指示を受け付けないことにより適切に出力画像の画質の劣化を抑制することができる。
請求項8記載の発明によれば、調整手段による調整処理が完了した時、または利用者による任意の調整処理の実行指示を受け付けて調整処理が完了した時に、カウント手段のカウント値をリセットすることにより、適切なタイミングにおいてカウント値をクリアすることができる。
請求項7記載の発明によれば、強制的に調整動作が行われている場合、調整動作の中断指示を受け付けないことにより適切に出力画像の画質の劣化を抑制することができる。
請求項8記載の発明によれば、調整手段による調整処理が完了した時、または利用者による任意の調整処理の実行指示を受け付けて調整処理が完了した時に、カウント手段のカウント値をリセットすることにより、適切なタイミングにおいてカウント値をクリアすることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について図1から図7を参照して詳細に説明する。
本実施の形態に係る画像形成装置は、印刷中に作像された画像の濃度、および各作像のズレ量を常時計測する。そして、その濃度または各作像色のズレ量が任意の規定値(規定範囲)を超過した場合、出力画像の画質劣化を抑制するための調整動作(調整処理)を行う機能を有する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置の機能ブロックの構成を示した図である。
なお、本実施の形態に係る画像形成装置は、例えば公衆回線網やLAN等と接続可能な通信制御装置を備えた端末装置として機能するものとする。
本実施の形態に係る画像形成装置は、印刷中に作像された画像の濃度、および各作像のズレ量を常時計測する。そして、その濃度または各作像色のズレ量が任意の規定値(規定範囲)を超過した場合、出力画像の画質劣化を抑制するための調整動作(調整処理)を行う機能を有する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置の機能ブロックの構成を示した図である。
なお、本実施の形態に係る画像形成装置は、例えば公衆回線網やLAN等と接続可能な通信制御装置を備えた端末装置として機能するものとする。
図1に示すように、画像形成装置は、回線I/F(インタフェース)101、記録部102、LANI/F103、記憶部104、データベース部105、濃度計測部106、操作部107、表示部108、通信制御部109、読取部110、管理部111、色ズレ計測部112を備え、これらのブロックはバスラインを介して接続されている。
回線I/F101は、画像形成装置を公衆回線網に接続するためのインタフェースである。
回線I/F101は、画像形成装置を公衆回線網に接続するためのインタフェースである。
記録部102は、画像情報等を記録媒体に記録して出力する、即ち画像を形成する画像形成部であり、帯電部、露光部、現像部、転写部、定着部を備えている。
記録部102では、感光体ドラムの表面に電荷を付着させ(帯電)、その上にレーザで露光して形成する画像情報と同じ形の電荷パターンを作る(露光)。次に、逆の電荷を持つトナーを感光性ドラムに吸い付かせる。カラー画像を形成する場合には、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色のトナーを使用するため、これらの作業を色ごとに行う。
次に、感光体ドラムから各色のトナーを転写ベルトに写し現像した後、転写ベルトから全てのトナー像を紙に転写して熱と圧力を加えて定着する。
記録部102では、感光体ドラムの表面に電荷を付着させ(帯電)、その上にレーザで露光して形成する画像情報と同じ形の電荷パターンを作る(露光)。次に、逆の電荷を持つトナーを感光性ドラムに吸い付かせる。カラー画像を形成する場合には、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の4色のトナーを使用するため、これらの作業を色ごとに行う。
次に、感光体ドラムから各色のトナーを転写ベルトに写し現像した後、転写ベルトから全てのトナー像を紙に転写して熱と圧力を加えて定着する。
なお、モノクロ画像を形成する場合には、単色(1色)のトナーのみを使用するため、感光体ドラムから直接紙に転写して定着する。
記録部102において、CMYKの4色のトナーを使用してカラー画像を形成する場合には、Cのトナーを感光性ドラムに付着させて転写ベルトに転写し、次にM、Y、Kの各トナーを順番に付着させなければならない。従って、転写ベルトを送る精度によっては、色ズレが生じてしまう。
また、記録部102での画像形成処理において生じる色ズレや画像濃度のばらつきなどによっては、出力画像(形成された画像)の画質劣化が生じてしまう。
記録部102において、CMYKの4色のトナーを使用してカラー画像を形成する場合には、Cのトナーを感光性ドラムに付着させて転写ベルトに転写し、次にM、Y、Kの各トナーを順番に付着させなければならない。従って、転写ベルトを送る精度によっては、色ズレが生じてしまう。
また、記録部102での画像形成処理において生じる色ズレや画像濃度のばらつきなどによっては、出力画像(形成された画像)の画質劣化が生じてしまう。
LANI/F103は、画像形成装置をLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)に接続するためのインタフェースである。
記憶部104は、当該画像形成装置が行う処理プログラム等や画像情報等を記憶する。
データベース部105は、画像形成装置において実行された調整動作の履歴など各種データを格納する。
記憶部104は、当該画像形成装置が行う処理プログラム等や画像情報等を記憶する。
データベース部105は、画像形成装置において実行された調整動作の履歴など各種データを格納する。
濃度計測部106は、印刷中の画像濃度の計測を実行する。なお、本実施の形態では、この濃度計測部106において、作像された画像の中心部の濃度を常時計測する。そして、測定された濃度が、色ごとに予め設定されている規定濃度の範囲外(規定濃度以下)となった場合に、調整動作が必要であると判断されるように構成されている。
本実施の形態では、調整動作が必要であると判断された場合、即ち作像時の画像の濃度が規定濃度の範囲外(規定濃度以下)となった場合、画像形成装置は調整動作を実行し、所定の画像濃度を保つ(保持する)ように現像時の出力を調整する。
本実施の形態では、調整動作が必要であると判断された場合、即ち作像時の画像の濃度が規定濃度の範囲外(規定濃度以下)となった場合、画像形成装置は調整動作を実行し、所定の画像濃度を保つ(保持する)ように現像時の出力を調整する。
操作部107は、各種機能を実現するために必要な項目や各種操作指令を入力して設定する。
表示部108は、各種情報を表示する。
通信制御部109は、回線I/F101やLANI/F103を介して行う通信を制御する。
読取部110は、原稿の画像情報等を読み取る。
管理部111は、画像形成装置の各種機能をそれぞれ識別コードとともに登録し、さらに、画像形成装置ごとに割り当てた固有のIDコードを登録する。
表示部108は、各種情報を表示する。
通信制御部109は、回線I/F101やLANI/F103を介して行う通信を制御する。
読取部110は、原稿の画像情報等を読み取る。
管理部111は、画像形成装置の各種機能をそれぞれ識別コードとともに登録し、さらに、画像形成装置ごとに割り当てた固有のIDコードを登録する。
色ズレ計測部112は、印刷中の各作像色のズレ量の計測を実行する。なお、本実施の形態では、この色ズレ計測部112において、作像された画像のある作像色を基準にしたズレ量を常時計測する。そして、この基準作像色からのズレ量が所定の範囲外(規定値以上)となった場合に、調整動作が必要であると判断されるように構成されている。
本実施の形態では、調整動作が必要であると判断された場合、即ち作像時の画像のズレ量が所定の範囲外(規定値以上)となった場合、画像形成装置は調整動作を実行し、画像のズレ量を一定値以内に保つ(保持する)ように書き込み位置の補正を行う。
本実施の形態では、調整動作が必要であると判断された場合、即ち作像時の画像のズレ量が所定の範囲外(規定値以上)となった場合、画像形成装置は調整動作を実行し、画像のズレ量を一定値以内に保つ(保持する)ように書き込み位置の補正を行う。
次に、このように構成される本実施の形態に係る画像形成装置において実行される調整動作について説明する。
図2は、本実施の形態に係る画像形成装置における調整動作の処理の手順を示したフローチャートである。
記録部102において、画像形成処理(印刷処理)が開始されると、濃度計測部106は、現在印刷中の画像濃度の計測を実行する(ステップ101)。
なお、画像濃度の計測は、作像された画像または作像されたパターン画像に対して常時行われる。
図2は、本実施の形態に係る画像形成装置における調整動作の処理の手順を示したフローチャートである。
記録部102において、画像形成処理(印刷処理)が開始されると、濃度計測部106は、現在印刷中の画像濃度の計測を実行する(ステップ101)。
なお、画像濃度の計測は、作像された画像または作像されたパターン画像に対して常時行われる。
濃度計測部106は、計測した画像濃度値と、予め設定されている規定濃度の範囲とを比較し、計測した画像濃度値が規定濃度の範囲内であるか否かを判断する(ステップ102)。
計測した画像濃度値が規定濃度の範囲内である場合(ステップ102;Y)、画像形成装置はそのまま処理を終了する。
一方、計測した画像濃度値が規定濃度の範囲内でない場合(ステップ102;N)、即ち、計測した画像濃度値が規定濃度の範囲外である場合、画像形成装置は、調整動作モードへの移行準備を開始する。
計測した画像濃度値が規定濃度の範囲内である場合(ステップ102;Y)、画像形成装置はそのまま処理を終了する。
一方、計測した画像濃度値が規定濃度の範囲内でない場合(ステップ102;N)、即ち、計測した画像濃度値が規定濃度の範囲外である場合、画像形成装置は、調整動作モードへの移行準備を開始する。
詳しくは、画像形成装置は、当該画像形成装置の状態が待機中(待機モード)であるか否かを判断する。
待機中でない場合、即ち画像形成処理を継続しているような場合は、画像形成処理を継続し、画像形成処理が終了するまで、即ち、画像形成装置の状態が待機中(待機モード)に移行するまで待つ。
そして、画像形成装置の状態が待機中(待機モード)に移行すると、画像形成装置は、記憶部104に格納されている調整動作未実行カウンタを読み出し、調整動作未実行カウンタ値が規定回数に到達しているか否かを判断する(ステップ103)。
なお、調整動作未実行カウンタとは、計測した画像濃度値が規定濃度の範囲内に在らず、即ち調整動作が必要である場合において、利用者の指示により調整動作がキャンセル(中断)された場合の回数をカウントするカウンタである。
待機中でない場合、即ち画像形成処理を継続しているような場合は、画像形成処理を継続し、画像形成処理が終了するまで、即ち、画像形成装置の状態が待機中(待機モード)に移行するまで待つ。
そして、画像形成装置の状態が待機中(待機モード)に移行すると、画像形成装置は、記憶部104に格納されている調整動作未実行カウンタを読み出し、調整動作未実行カウンタ値が規定回数に到達しているか否かを判断する(ステップ103)。
なお、調整動作未実行カウンタとは、計測した画像濃度値が規定濃度の範囲内に在らず、即ち調整動作が必要である場合において、利用者の指示により調整動作がキャンセル(中断)された場合の回数をカウントするカウンタである。
調整動作未実行カウンタ値が規定回数に到達していない場合(ステップ103;N)、図4に示すような、調整動作を行う旨の確認メッセージを表示部108に表示する(ステップ105)。ここでは、この確認メッセージとともに、「確認」および「取り消し」ボタンが表示される。
そして、画像形成装置は、ボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)を開始(始動)する(ステップ106)。
なお、このボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)は、画像形成装置の利用者に対して、調整動作の実行可否(実行するか否か)を判断するための待ち時間をあたえるためのものである。
そして、画像形成装置は、ボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)を開始(始動)する(ステップ106)。
なお、このボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)は、画像形成装置の利用者に対して、調整動作の実行可否(実行するか否か)を判断するための待ち時間をあたえるためのものである。
次に、画像形成装置は、このボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)が作動している間に、画像形成装置の利用者により表示部108の「取り消し」ボタン、即ち調整動作中断ボタンが押下(ON)されたか否かを判断する(ステップ107)。
「取り消し」ボタン、即ち調整動作中断ボタンが押下(ON)された場合(ステップ107;Y)、画像形成装置は、図5に示すような、調整動作を中断する旨の確認メッセージを表示部108に表示する(ステップ111)。
そして、画像形成装置は、ボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)を停止する(ステップ112)。さらに、画像形成装置は、調整動作未実行のカウンタをカウントアップし(ステップ113)、処理を終了する。
つまり、画像形成装置は、実行中の調整動作を中断し、例えば、緊急の印刷を行う等の次の処理を実行する。
「取り消し」ボタン、即ち調整動作中断ボタンが押下(ON)された場合(ステップ107;Y)、画像形成装置は、図5に示すような、調整動作を中断する旨の確認メッセージを表示部108に表示する(ステップ111)。
そして、画像形成装置は、ボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)を停止する(ステップ112)。さらに、画像形成装置は、調整動作未実行のカウンタをカウントアップし(ステップ113)、処理を終了する。
つまり、画像形成装置は、実行中の調整動作を中断し、例えば、緊急の印刷を行う等の次の処理を実行する。
一方、ステップ107の処理において、「取り消し」ボタン、即ち調整動作中断ボタンが押下(ON)されず、「確認」が押下された場合(ステップ107;N)、あるいは、ボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)が経過した場合、画像形成装置は、ボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)を停止する(ステップ108)。
そして、調整動作を実行する(ステップ109)。なお、ここでは、調整動作として、例えば、帯電電圧を基準値にキャリブレート(校正)したり、露光出力を調整したりして、トナー像の濃度の調整を実行する。また、感光体ドラムの付着物の除去処理、湿度計の点検などを行うようにしてもよい。
調整動作を実行した後、画像形成装置は、調整動作未実行のカウンタをクリアし(ステップ110)、処理を終了する。
そして、調整動作を実行する(ステップ109)。なお、ここでは、調整動作として、例えば、帯電電圧を基準値にキャリブレート(校正)したり、露光出力を調整したりして、トナー像の濃度の調整を実行する。また、感光体ドラムの付着物の除去処理、湿度計の点検などを行うようにしてもよい。
調整動作を実行した後、画像形成装置は、調整動作未実行のカウンタをクリアし(ステップ110)、処理を終了する。
また、ステップ103の処理において、調整動作未実行カウンタ値が規定回数に到達している場合(ステップ103;Y)、出力画像の画質の劣化を防止するために、図6に示すような、調整動作を行う旨の確認メッセージを表示部108に表示することによって、画像形成装置の利用者に通知し(ステップ104)、強制的にステップ109における調整動作を実行する。
上述した本実施の形態では、濃度計測部106によって計測された画像濃度値に基づいて調整動作の必要性の有無を判断しているが、調整動作の必要性の有無の判断方法はこれに限定されるものではない。色ズレ計測部112によって計測された印刷中の各作像色のズレ量に基づいて、調整動作の必要性の有無を判断してもよい。また、濃度計測部106によって計測された画像濃度値および色ズレ計測部112によって計測された印刷中の各作像色のズレ量の双方に基づいて、調整動作の必要性の有無を判断してもよい。
なお、印刷中の各作像色のズレ量に基づいて調整動作の必要性の有無が判断された場合には、調整動作として、例えば、転写ベルトや転写紙上に設定される各色の基準点(0点)の補正処理や、転写スピードの調整を実行する。
なお、印刷中の各作像色のズレ量に基づいて調整動作の必要性の有無が判断された場合には、調整動作として、例えば、転写ベルトや転写紙上に設定される各色の基準点(0点)の補正処理や、転写スピードの調整を実行する。
このように、本実施の形態によれば、画像形成装置の利用者の利用状況に応じて調整動作を実行することができる。詳しくは、画像形成装置の利用者が利用していないタイミング、即ち画像形成装置の待機中に調整動作を実行することにより、調整動作によって、画像形成処理を妨げて利用者を待たせてしまうような不都合を抑制することができる。これにより、画像形成装置の利用者の利便性を向上させることができる。
上述したステップ109の処理、即ち調整動作実行中において、例えば緊急の印刷(画像形成処理)を行う等、画像形成装置を利用するために利用者の意図により調整動作を中断する場合がある。
このような場合、本実施の形態に係る画像形成装置では、画像形成装置の利用者の判断により調整動作を中断し、画像処理(印刷処理)を速やかに開始するように構成されている。
図3は、実行中の調整動作を中断する処理の手順を示したフローチャートである。
画像形成装置の調整動作の実行中に、利用者によって表示部108の「取り消し」ボタンが押下されると、画像形成装置はこの利用者からの調整動作の中断要求を受信する(ステップ201)。即ち、利用者の調整動作の中断要求を受け付ける。
このような場合、本実施の形態に係る画像形成装置では、画像形成装置の利用者の判断により調整動作を中断し、画像処理(印刷処理)を速やかに開始するように構成されている。
図3は、実行中の調整動作を中断する処理の手順を示したフローチャートである。
画像形成装置の調整動作の実行中に、利用者によって表示部108の「取り消し」ボタンが押下されると、画像形成装置はこの利用者からの調整動作の中断要求を受信する(ステップ201)。即ち、利用者の調整動作の中断要求を受け付ける。
そして、画像形成装置は、記憶部104に格納されている調整動作未実行カウンタを読み出し、調整動作未実行カウンタ値が規定回数に到達しているか否かを判断する(ステップ202)。
調整動作未実行カウンタ値が規定回数に到達していない場合(ステップ202;N)、図7に示すような、調整動作の中断を行う旨の確認メッセージを表示部108に表示する(ステップ204)。ここでは、この確認メッセージとともに、「確認」および「取り消し」ボタンが表示される。
なお、調整動作を中断する場合には、「確認」ボタンを選択し、調整動作の中断を取り消す場合には「取り消し」ボタンを選択させる旨のメッセージが表示される。
調整動作未実行カウンタ値が規定回数に到達していない場合(ステップ202;N)、図7に示すような、調整動作の中断を行う旨の確認メッセージを表示部108に表示する(ステップ204)。ここでは、この確認メッセージとともに、「確認」および「取り消し」ボタンが表示される。
なお、調整動作を中断する場合には、「確認」ボタンを選択し、調整動作の中断を取り消す場合には「取り消し」ボタンを選択させる旨のメッセージが表示される。
次に、画像形成装置は、ボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)を開始(始動)する(ステップ205)。
そして、画像形成装置は、このボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)が作動している間に、画像形成装置の利用者により表示部108の「確認」ボタン、即ち調整動作の中断ボタンが押下(ON)されたか否かを判断する(ステップ206)。つまり、利用者によって調整動作の中断が確定されたか否かを判断する。
「取り消し」ボタンが押下(ON)されず、「確認」が押下された場合(ステップ206;Y)、あるいは、ボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)が経過した場合、画像形成装置は、ボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)を停止する(ステップ207)。
さらに、画像形成装置は、調整動作未実行のカウンタをカウントアップし(ステップ208)、処理を終了する。
そして、画像形成装置は、このボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)が作動している間に、画像形成装置の利用者により表示部108の「確認」ボタン、即ち調整動作の中断ボタンが押下(ON)されたか否かを判断する(ステップ206)。つまり、利用者によって調整動作の中断が確定されたか否かを判断する。
「取り消し」ボタンが押下(ON)されず、「確認」が押下された場合(ステップ206;Y)、あるいは、ボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)が経過した場合、画像形成装置は、ボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)を停止する(ステップ207)。
さらに、画像形成装置は、調整動作未実行のカウンタをカウントアップし(ステップ208)、処理を終了する。
一方、「取り消し」ボタン、即ち調整動作の中断を取り消す中断ボタンが押下(ON)された場合(ステップ206;Y)、画像形成装置は、ボボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)を停止する(ステップ209)。
そして、画像形成装置は、調整動作の中断を取り消し、即ち、調整動作を継続して行い(ステップ210)、処理を終了する。
また、ステップ202の処理において、調整動作未実行カウンタ値が規定回数に到達している場合(ステップ202;Y)、出力画像の画質の劣化を防止するために、図6に示すような、調整動作を行う旨の確認メッセージを表示部108に表示し(ステップ203)、調整動作の中断要求を受け付けず、強制的に調整動作を実行する。
そして、画像形成装置は、調整動作の中断を取り消し、即ち、調整動作を継続して行い(ステップ210)、処理を終了する。
また、ステップ202の処理において、調整動作未実行カウンタ値が規定回数に到達している場合(ステップ202;Y)、出力画像の画質の劣化を防止するために、図6に示すような、調整動作を行う旨の確認メッセージを表示部108に表示し(ステップ203)、調整動作の中断要求を受け付けず、強制的に調整動作を実行する。
このように、本実施の形態によれば、調整処理の中断を受け付けることにより、画像形成装置の利用者が調整動作終了までの待ち時間を少なくすること(調整すること)が可能となるため、例えば、緊急の印刷を行う等の場合でも利用者に待ち時間を負わせることなく処理をすることができ、画像形成装置の利用者の利便性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、画像形成装置の自動判断に基づいて調整動作が実行された後に調整動作未実行カウンタをクリアするように構成されている。
しかし、調整動作未実行カウンタをクリアするタイミングはこれに限定されるものではなく、例えば、調整動作未実行カウンタ値が規定回数以上となる前に、画像形成装置の利用者の意思により手動で、画像濃度または基準作像色からのズレ量を補正する調整動作が実行された場合に、調整動作未実行カウンタをクリアするようにしてもよい。
これにより、画像形成処理(印刷処理)に割り込む形で調整動作が実行されることを抑制することができ、かつ画質維持に必要な調整動作をよりよいタイミングで実行できるため、画像形成装置の利用者の利便性を向上させることができる。
しかし、調整動作未実行カウンタをクリアするタイミングはこれに限定されるものではなく、例えば、調整動作未実行カウンタ値が規定回数以上となる前に、画像形成装置の利用者の意思により手動で、画像濃度または基準作像色からのズレ量を補正する調整動作が実行された場合に、調整動作未実行カウンタをクリアするようにしてもよい。
これにより、画像形成処理(印刷処理)に割り込む形で調整動作が実行されることを抑制することができ、かつ画質維持に必要な調整動作をよりよいタイミングで実行できるため、画像形成装置の利用者の利便性を向上させることができる。
上述したように、本実施の形態によれば、画像形成装置の利用者の画像形成処理(印刷処理)を最優先し、かつ画質維持に必要な調整動作をよりよいタイミングで実行できるため、画像形成装置の利用者の利便性を適切に向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、画像形成装置の調整動作が必要な状態にあるにもかかわらず、利用者が調整動作の実行を取り消し続けるような状況になっても、出力画像の画質が著しく劣化してしまう前に、強制的に調整動作を実行させることができる。
また、本実施の形態によれば、画像形成装置の調整動作が必要な状態にあるにもかかわらず、利用者が調整動作の実行を取り消し続けるような状況になっても、出力画像の画質が著しく劣化してしまう前に、強制的に調整動作を実行させることができる。
(変形例)
次に、図1に示すように構成される本実施の形態に係る画像形成装置において実行される調整動作の変形例について説明する。
図8は、本実施の形態に係る画像形成装置における調整動作の処理の手順の変形例を示したフローチャートである。
この変形例では、図2で説明した調整動作処理と異なり、印刷中の各作像色のズレ量や画像濃度に基づいて調整動作の必要性の有無を判断するのではなく、規定枚数の印刷が終了した後、画像劣化を抑制するための調整動作を実行する。
なお、管理部111には、印刷処理回数を示す印刷枚数カウンタが設けられている。また、記憶部104には、調整動作を実行する規定の枚数(規定印刷処理回数)が予め設定され、このデータが記憶部104に予め格納されている。
次に、図1に示すように構成される本実施の形態に係る画像形成装置において実行される調整動作の変形例について説明する。
図8は、本実施の形態に係る画像形成装置における調整動作の処理の手順の変形例を示したフローチャートである。
この変形例では、図2で説明した調整動作処理と異なり、印刷中の各作像色のズレ量や画像濃度に基づいて調整動作の必要性の有無を判断するのではなく、規定枚数の印刷が終了した後、画像劣化を抑制するための調整動作を実行する。
なお、管理部111には、印刷処理回数を示す印刷枚数カウンタが設けられている。また、記憶部104には、調整動作を実行する規定の枚数(規定印刷処理回数)が予め設定され、このデータが記憶部104に予め格納されている。
記録部102において、画像形成処理(印刷処理)が開始されると、管理部111は、現在印刷中の印刷物の印刷枚数カウンタ値と、調整動作を実行する規定の枚数値(規定印刷処理回数値)とを比較する。
そして、印刷枚数カウンタ値が、調整動作を実行する規定の枚数値(規定印刷処理回数値)より大きい場合、管理部111は、調整動作依頼を行う。詳しくは、管理部111において、調整動作依頼信号を生成し、記録部102へ送信する。
画像形成装置は、管理部111からの、上述した調整動作依頼があるか否かを判断する(ステップ301)。
そして、印刷枚数カウンタ値が、調整動作を実行する規定の枚数値(規定印刷処理回数値)より大きい場合、管理部111は、調整動作依頼を行う。詳しくは、管理部111において、調整動作依頼信号を生成し、記録部102へ送信する。
画像形成装置は、管理部111からの、上述した調整動作依頼があるか否かを判断する(ステップ301)。
調整動作依頼がない場合(ステップ301;N)、そのまま実行中の処理を続行する。
一方、調整動作依頼がある場合(ステップ301;Y)、画像形成装置は、当該画像形成装置の状態が待機中(待機モード)であるか否かを判断する(ステップ302)。
待機中でない場合(ステップ302;N)、即ち画像形成処理を継続しているような場合は、画像形成処理を継続し、画像形成処理が終了するまで、即ち、画像形成装置の状態が待機中(待機モード)に移行するまで待つ。
画像形成装置の状態が待機中(待機モード)にある場合(ステップ302;Y)、画像形成装置は、記憶部104に格納されている調整動作未実行カウンタを読み出し、調整動作未実行カウンタ値が規定回数に到達しているか否かを判断する(ステップ303)。
一方、調整動作依頼がある場合(ステップ301;Y)、画像形成装置は、当該画像形成装置の状態が待機中(待機モード)であるか否かを判断する(ステップ302)。
待機中でない場合(ステップ302;N)、即ち画像形成処理を継続しているような場合は、画像形成処理を継続し、画像形成処理が終了するまで、即ち、画像形成装置の状態が待機中(待機モード)に移行するまで待つ。
画像形成装置の状態が待機中(待機モード)にある場合(ステップ302;Y)、画像形成装置は、記憶部104に格納されている調整動作未実行カウンタを読み出し、調整動作未実行カウンタ値が規定回数に到達しているか否かを判断する(ステップ303)。
調整動作未実行カウンタ値が規定回数に到達していない場合(ステップ303;N)、図4に示すような、調整動作を行う旨の確認メッセージを表示部108に表示する(ステップ305)。ここでは、この確認メッセージとともに、「確認」および「取り消し」ボタンが表示される。
そして、画像形成装置は、ボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)を開始(始動)する(ステップ306)。
なお、このボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)は、画像形成装置の利用者に対して、調整動作の実行可否(実行するか否か)を判断するための待ち時間をあたえるためのものである。
そして、画像形成装置は、ボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)を開始(始動)する(ステップ306)。
なお、このボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)は、画像形成装置の利用者に対して、調整動作の実行可否(実行するか否か)を判断するための待ち時間をあたえるためのものである。
次に、画像形成装置は、このボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)が作動している間に、画像形成装置の利用者により表示部108の「取り消し」ボタン、即ち調整動作中断ボタンが押下(ON)されたか否かを判断する(ステップ307)。
「取り消し」ボタン、即ち調整動作中断ボタンが押下(ON)された場合(ステップ307;Y)、画像形成装置は、図5に示すような、調整動作を中断する旨の確認メッセージを表示部108に表示する(ステップ311)。
そして、画像形成装置は、ボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)を停止する(ステップ312)。さらに、画像形成装置は、調整動作未実行のカウンタをカウントアップし(ステップ313)、処理を終了する。
つまり、画像形成装置は、実行中の調整動作を中断し、例えば、緊急の印刷を行う等の次の処理を実行する。
「取り消し」ボタン、即ち調整動作中断ボタンが押下(ON)された場合(ステップ307;Y)、画像形成装置は、図5に示すような、調整動作を中断する旨の確認メッセージを表示部108に表示する(ステップ311)。
そして、画像形成装置は、ボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)を停止する(ステップ312)。さらに、画像形成装置は、調整動作未実行のカウンタをカウントアップし(ステップ313)、処理を終了する。
つまり、画像形成装置は、実行中の調整動作を中断し、例えば、緊急の印刷を行う等の次の処理を実行する。
一方、ステップ307の処理において、「取り消し」ボタン、即ち調整動作中断ボタンが押下(ON)されず、「確認」が押下された場合(ステップ307;N)、あるいは、ボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)が経過した場合、画像形成装置は、ボタン押下待ちタイマ(待ち時間タイマ)を停止する(ステップ308)。
そして、調整動作を実行する(ステップ309)。なお、ここでは、調整動作として、例えば、帯電電圧を基準値にキャリブレート(校正)したり、露光出力を調整したりして、トナー像の濃度の調整を実行する。また、感光体ドラムの付着物の除去処理、湿度計の点検などを行うようにしてもよい。
調整動作を実行した後、画像形成装置は、調整動作未実行のカウンタをクリアし(ステップ310)、処理を終了する。
そして、調整動作を実行する(ステップ309)。なお、ここでは、調整動作として、例えば、帯電電圧を基準値にキャリブレート(校正)したり、露光出力を調整したりして、トナー像の濃度の調整を実行する。また、感光体ドラムの付着物の除去処理、湿度計の点検などを行うようにしてもよい。
調整動作を実行した後、画像形成装置は、調整動作未実行のカウンタをクリアし(ステップ310)、処理を終了する。
また、ステップ303の処理において、調整動作未実行カウンタ値が規定回数に到達している場合(ステップ303;Y)、出力画像の画質の劣化を防止するために、図6に示すような、調整動作を行う旨の確認メッセージを表示部108に表示することによって、画像形成装置の利用者に通知し(ステップ304)、強制的にステップ309における調整動作を実行する。
このように、本実施の形態の変形例によれば、画像形成装置において行われた印刷処理回数(印刷処理枚数)に応じて調整動作を実行することができる。
このように、本実施の形態の変形例によれば、画像形成装置において行われた印刷処理回数(印刷処理枚数)に応じて調整動作を実行することができる。
101 回線I/F
102 記録部
103 LANI/F
104 記憶部
105 データベース部
106 濃度計測部
107 操作部
108 表示部
109 通信制御部
110 読取部
111 管理部
112 色ズレ計測部
102 記録部
103 LANI/F
104 記憶部
105 データベース部
106 濃度計測部
107 操作部
108 表示部
109 通信制御部
110 読取部
111 管理部
112 色ズレ計測部
Claims (8)
- 画像情報に基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段による画像形成が実行されていない待機状態を検出する状態検出手段と、
前記状態検出手段により当該画像形成装置の待機状態が検出された場合に、前記画像形成手段の調整動作を行う調整手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像形成手段により形成される画像の濃度および各色画像のズレ量のうち少なくとも一方を検出する検出手段と、
前記検出手段の検出結果と予め設定された基準値とを比較する比較手段と、
前記比較手段の比較結果に基づいて、前記調整手段による調整動作が必要である旨を通知する通知手段と、
を備えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記調整手段による調整動作を行うか否かの指示を受け付ける受付手段を備え、
前記調整手段は、前記受付手段により受け付けられた指示に基づいて処理を行うことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。 - 前記検出手段は、前記画像形成手段により形成される所定の調整用のパターン画像の濃度および各色画像のズレ量のうち少なくとも一方を検出することを特徴とする請求項2または請求項3記載の画像形成装置。
- 前記調整手段による調整処理中に、調整処理を中断させる指示を受け付ける中断指示受付手段を備え、
前記調整手段は、前記中断指示受付手段により受け付けられた指示に基づいて処理を行うことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3または請求項4記載の画像形成装置。 - 前記検出手段により検出された値が前記所定の基準値の範囲外である場合において、前記受付手段が受け付けた前記調整手段による調整動作を行わない指示の回数をカウントするカウント手段と、
前記カウント手段のカウント値と所定の基準カウント値とを比較するカウント比較手段と、
を備え、
前記調整手段は、前記カウント手段のカウント値が、前記所定の基準カウント値より大きい場合は、調整動作を強制的に行うことを特徴とする請求項2、請求項3、請求項4または請求項5記載の画像形成装置。 - 前記調整手段は、前記カウント手段のカウント値が、前記所定の基準カウント値より大きい場合は、調整動作の中断指示を受け付けないことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
- 前記カウント手段のカウント値は、前記調整手段による調整処理が完了したとき、または利用者による任意の調整処理の実行指示を受け付けて調整処理が完了したときに、リセットされることを特徴とする請求項6または請求項7記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005283741A JP2007105879A (ja) | 2005-09-16 | 2005-09-29 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005269349 | 2005-09-16 | ||
JP2005283741A JP2007105879A (ja) | 2005-09-16 | 2005-09-29 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007105879A true JP2007105879A (ja) | 2007-04-26 |
Family
ID=38032129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005283741A Pending JP2007105879A (ja) | 2005-09-16 | 2005-09-29 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007105879A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017015914A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置及び定着装置 |
JP2017015915A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置及び定着装置 |
JP2017015913A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置及び画像形成システム |
JP2017032759A (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置及び画像形成システム |
JP2017198766A (ja) * | 2016-04-26 | 2017-11-02 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
US9989911B2 (en) | 2015-06-30 | 2018-06-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus, image forming system and fixing device |
JP2020155813A (ja) * | 2019-03-18 | 2020-09-24 | ブラザー工業株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム |
-
2005
- 2005-09-29 JP JP2005283741A patent/JP2007105879A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017015914A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置及び定着装置 |
JP2017015915A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置及び定着装置 |
JP2017015913A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置及び画像形成システム |
US9989911B2 (en) | 2015-06-30 | 2018-06-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus, image forming system and fixing device |
JP2017032759A (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置及び画像形成システム |
JP2017198766A (ja) * | 2016-04-26 | 2017-11-02 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
JP2020155813A (ja) * | 2019-03-18 | 2020-09-24 | ブラザー工業株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム |
JP7200773B2 (ja) | 2019-03-18 | 2023-01-10 | ブラザー工業株式会社 | 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5822503B2 (ja) | 検品システム、検品システムの制御方法及びプログラム | |
JP4924591B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US8805256B2 (en) | Printing apparatus capable of preventing sheet feed error in cleaning, method of controlling the printing apparatus, and storage medium | |
JP2007105879A (ja) | 画像形成装置 | |
EP2367062B1 (en) | Print setting apparatus for setting print condition | |
US9087286B2 (en) | Image formation apparatus and image formation system | |
US20100328698A1 (en) | Job processing apparatus that realizes notification appropriate to intention of user and usage environment, control method for the job processing apparatus, and storage medium | |
JP5168309B2 (ja) | 印刷装置および印刷システム | |
JP2012242484A (ja) | 印刷装置及びその制御方法、並びにプログラム | |
JP2008072619A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009069396A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4865305B2 (ja) | 画像形成プロセス制御装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP6218614B2 (ja) | 画像形成装置及び印字制御方法 | |
US8334997B2 (en) | Image forming apparatus, program and image forming system | |
JP2007193055A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006243346A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006293129A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001154430A (ja) | 画像形成装置および画像形成方法 | |
JP2011230352A (ja) | 印刷装置、及び、プログラム | |
JP2010151862A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4298543B2 (ja) | 割り込み制御装置 | |
JP6221935B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004325470A (ja) | 画像形成装置 | |
WO2016158966A1 (ja) | 電子機器及び画像形成装置 | |
JP2011104825A (ja) | 画像形成装置及び画像形成装置制御方法 |