JP2007104577A - コンテンツ転送装置、コンテンツ転送方法及びコンテンツ転送プログラム - Google Patents

コンテンツ転送装置、コンテンツ転送方法及びコンテンツ転送プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザによる使用時間に合わせて、より多くのコンテンツをユーザに提供する。
【解決手段】コンテンツ再生端末13は、携帯型コンテンツ再生装置14の使用時間を設定時間として設定し、この設定時間に基づき、記憶媒体31からコンテンツデータの一部分または全部分を転送コンテンツデータとして指定して、このコンテンツデータを携帯型コンテンツ再生装置14に転送するようにしたことにより、それぞれが使用時間分の再生時間となるコンテンツデータを携帯型コンテンツ再生装置14に転送することができるので、使用時間を超える無駄な部分を転送することなく携帯型コンテンツ再生装置14に対してより多くのコンテンツデータを転送することができ、かくしてユーザによる使用時間に合わせて、より多くのコンテンツをユーザに提供することができる。
【選択図】図9

Description

本発明はコンテンツ転送装置、コンテンツ転送方法及びコンテンツ転送プログラムに関し、例えば、コンテンツデータを記憶保持するコンテンツ記憶装置からコンテンツ再生装置に対してコンテンツデータを転送するコンテンツ転送システムに適用して好適なものである。
従来、この種のコンテンツ転送システムとしては、例えば音楽データを転送する音楽転送システムがある。実際上、この音楽転送システムでは、コンテンツサーバとしての音楽サーバからコンテンツ再生装置としての携帯型オーディオプレイヤに対して転送させる音楽データがユーザにより選択されると、この選択された音楽データを識別する音楽データ識別情報を示した転送リストを生成する。そしてこの音楽転送システムでは、音楽サーバと携帯型オーディオプレイヤとが接続された際、この生成された転送リスト中の音楽データ識別情報により識別される音楽データが、音楽サーバから携帯型オーディオプレイヤに対して転送されることにより、携帯型オーディオプレイヤに音楽データを取得させるようになされている(例えば、特許文献1参照)。
また、この種のコンテンツ転送システムとしては、携帯型オーディオプレイヤに転送する音楽データをユーザ自身に選択させるばかりでなく、例えば、ユーザの嗜好情報に基づいて自動的に選択することで、一段と容易に音楽データを転送し得るようになされたものもある。
特開2001−93226公報
ところで、実際上、携帯型オーディオプレイヤなどのコンテンツ再生装置は、ユーザにより連続して使用される時間(以下、これを使用時間とも呼ぶ)が、例えば通勤時間や通学時間などに限られていることが多い。つまりこの使用時間がコンテンツ再生装置での連続再生可能時間であるとも言い得る。
このように使用時間が限られている場合、ユーザは、使用時間を超える再生時間を有するコンテンツデータがコンテンツ再生装置に記憶されていても、このコンテンツデータに基づくコンテンツの全てを一度に視聴または聴取することはできない。この結果、コンテンツ再生装置では、使用時間を超える再生時間を有するコンテンツデータがコンテンツサーバから転送されても、この転送されたコンテンツデータのうちの使用時間を超える部分が無駄となる。
そして、コンテンツ再生装置は、このように使用時間を超える無駄となる部分により記憶容量が浪費されて、その分、他のコンテンツデータを記憶する容量が減る。この結果、コンテンツサーバからコンテンツ再生装置に転送することのできるコンテンツデータの数が少なくなり、結果としてユーザに提供し得るコンテンツの数が少なくなるという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、ユーザによる使用時間に合わせて、より多くのコンテンツをユーザに提供し得るコンテンツ転送装置、コンテンツ転送方法及びコンテンツ転送プログラムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、外部機器と通信するための通信部と、複数のコンテンツデータを記憶する記憶部と、予め設定された時間に基づいて、記憶部からコンテンツデータの一部分または全部分を、外部機器に転送する転送コンテンツデータとして指定する指定部と、指定部により指定された転送コンテンツデータを外部機器に転送するように通信部を制御する制御部とを設けるようにした。
これにより、ユーザによる外部機器の使用時間を予め設定しておけば、それぞれが使用時間分となるコンテンツデータを外部機器に転送することができるので、使用時間を超える無駄な部分を転送することなく外部機器に対してより多くのコンテンツデータを転送することができる。
本発明によれば、外部機器と通信するための通信部と、複数のコンテンツデータを記憶する記憶部と、予め設定された時間に基づいて、記憶部からコンテンツデータの一部分または全部分を、外部機器に転送する転送コンテンツデータとして指定する指定部と、指定部により指定された転送コンテンツデータを外部機器に転送するように通信部を制御する制御部とを設けるようにしたことにより、ユーザによる外部機器の使用時間を予め設定しておけば、それぞれが使用時間分となるコンテンツデータを外部機器に転送することができるので、使用時間を超える無駄な部分を転送することなく外部機器に対してより多くのコンテンツデータを転送することができ、かくしてユーザによる使用時間に合わせて、より多くのコンテンツをユーザに提供し得るコンテンツ転送装置、コンテンツ転送方法及びコンテンツ転送プログラムを実現できる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
(1−1)概要
図1を用いて、本発明の第1の実施の形態の概要を説明する。ちなみにこの概要を説明した後、第1の実施の形態を具体的に説明する。
図1に示すコンテンツ転送装置1は、例えば携帯型コンテンツ再生装置などの外部機器と通信するための通信部2と、複数のコンテンツデータを記憶する記憶部3と、予め設定された時間に基づいて、記憶部3からコンテンツデータの一部分または全部分を外部機器に転送する転送コンテンツデータとして指定する指定部4と、指定部4により指定された転送コンテンツデータを外部機器に転送するように通信部2を制御する制御部5とを有している。
そしてこのコンテンツ転送装置1は、例えばユーザによる外部機器の使用時間が設定されていれば、それぞれがこの使用時間分の再生時間となるコンテンツデータを外部機器に転送することができ、これにより使用時間を超える無駄な部分を転送することなく外部機器に対してより多くのコンテンツデータを転送して記憶させることができるようになされている。
またこのコンテンツ転送装置1は、外部機器の記憶容量及び空き容量を検出する容量検出部6を有しており、予め設定された時間と、この容量検出部6で検出された空き容量とに基づいて、記憶部3から転送コンテンツデータを指定するようにもなされている。
さらにこのコンテンツ転送装置1は、リスト生成部7を有しており、このリスト生成部7で、転送コンテンツデータを示す転送リストを生成し、この転送リストに基づいて、転送コンテンツデータを転送するようにもなされている。
さらにこのコンテンツ転送装置1は、コンテンツデータの内容をユーザに呈示して確認させるためのインデックス情報を生成するインデックス情報生成部8を有しており、このインデックス情報生成部8で生成されるインデックス情報をコンテンツデータに付加して記憶するようにもなされている。
(1−2)コンテンツ転送システムの構成
図2において、10は全体としてコンテンツ転送システムを示し、コンテンツを提供するコンテンツ提供サーバ11からネットワーク12を介して配信される映像及び音声を含んだコンテンツのデータ(以下、これを単にコンテンツデータとも呼ぶ)をコンテンツ再生端末13で受信して記憶保持し、さらにこのコンテンツ再生端末13に携帯型コンテンツ再生装置14が接続されると、コンテンツ再生端末13が記憶保持しているコンテンツデータを携帯型コンテンツ再生装置14に転送してこの携帯型コンテンツ再生装置14に記憶保持させる。そして、この携帯型コンテンツ再生装置14は、例えば、コンテンツ再生端末13から外されてユーザによる再生操作が行われると、装置本体に設けられた液晶ディスプレイなどでなる表示部15及びスピーカなどでなる音声出力部16を介して、コンテンツデータに基づく映像及び音声を出力するようになされている。
(1−3)コンテンツ提供サーバ、コンテンツ再生端末、及び携帯型コンテンツ再生装置の構成
ここで、コンテンツ提供サーバ11、コンテンツ再生端末13、及び携帯型コンテンツ再生装置14の構成について順に説明する。まず図3を用いて、コンテンツ提供サーバ11の構成について説明する。コンテンツ提供サーバ11は、制御部20が、ハードディスクなどのストレージデバイスでなる記憶媒体21から読み出したプログラムに従って全体を統括制御するようになされ、またこの記憶媒体21に複数のコンテンツデータを記憶するようになされている。
すなわちコンテンツ提供サーバ11の制御部20は、例えば、ネットワーク12上のコンテンツ再生端末13からコンテンツの配信を要求する配信要求信号を、通信部22を介して受信すると、これに応じて、この要求されたコンテンツに対応するコンテンツデータを記憶媒体21から読み出し、このコンテンツデータを、通信部22を介してネットワーク12上のコンテンツ再生端末13に送信する。このようにしてコンテンツ提供サーバ11は、コンテンツ再生端末13からの要求に応じて、コンテンツをコンテンツ再生端末13に提供するようになされている。
次に、図4を用いて、コンテンツ再生端末13の構成について説明する。コンテンツ再生端末13は、制御部30が、ハードディスクなどのストレージデバイスでなる記憶媒体31またはROM(Read Only Memory)などでなる読出専用記憶部32から読み出したプログラムに従って全体を統括制御すると共に各種処理を実行するようになされ、この各種処理で扱うデータ及びプログラムを、RAM(Random Access Memory)などでなる一次記憶部33に必要に応じて記憶させるようになされている。
すなわち制御部30は、操作部34を介して、ネットワーク12上のコンテンツ提供サーバ11から配信されるコンテンツの取得操作がユーザにより行われたことを認識すると、これに応じて、配信要求信号を、通信部35を介してネットワーク12上のコンテンツ提供サーバ11に送信する。そして制御部30は、配信要求信号に応じてコンテンツ提供サーバ11から送信されてくるコンテンツデータを、通信部35を介して受信し、このコンテンツデータを記憶媒体31に記憶する。
また制御部30は、操作部34を介して、コンテンツの再生操作が行われたことを認識すると、これに応じて、記憶媒体31からコンテンツデータを読み出し、これを映像音声処理部36に入力する。映像音声処理部36は、制御部30の制御のもと、コンテンツデータに対して所定の映像音声処理を施すことにより、映像信号及び音声信号を得、映像信号に基づく映像を表示部37に表示すると共に、音声信号に基づく音声を音声出力部38から出力する(すなわちコンテンツを再生する)。
さらに制御部30は、外部接続部39を介して携帯型コンテンツ再生装置14が接続されると、記憶媒体31から、携帯型コンテンツ再生装置14に転送すべきコンテンツデータ(以下、これを転送コンテンツデータとも呼ぶ)を自動的に指定し、この指定した転送コンテンツデータを、外部接続部39を介して携帯型コンテンツ再生装置14に転送するようになされている。ちなみに、どのようにしてこの転送コンテンツデータを指定するのかについては後述する。
このようにしてコンテンツ再生端末13は、コンテンツ提供サーバ11からコンテンツデータを取得して記憶媒体31に記憶し、この記憶媒体31に記憶したコンテンツデータに基づく映像及び音声(すなわちコンテンツ)を再生し、またこの記憶媒体31に記憶したコンテンツデータを携帯型コンテンツ再生装置14に転送するようになされている。
次に、図5を用いて、携帯型コンテンツ再生装置14の構成について説明する。携帯型コンテンツ再生装置14は、制御部40が、ハードディスクなどのストレージデバイスでなる記憶媒体41またはROMなどでなる読出専用記憶部42から読み出したプログラムに従って全体を統括制御すると共に各種処理を実行するようになされ、この各種処理で扱うデータ及びプログラムを、RAMなどでなる一次記憶部43に必要に応じて記憶させるようになされている。またこの読出専用記憶部42には、出荷時に、この携帯型コンテンツ再生装置14を識別可能な装置IDが書き込まれるようになされている。さらにこの携帯型コンテンツ再生装置14は、外部接続部45を介して接続されたコンテンツ再生端末13から転送されてくるコンテンツデータを、記憶媒体41に記憶するようになされている。
そして制御部40は、コンテンツ再生端末13から外され、操作部44を介して、コンテンツの再生操作が行われたことを認識すると、これに応じて、記憶媒体41からコンテンツデータを読み出し、これを映像音声処理部46に入力する。映像音声処理部46は、制御部40の制御のもと、コンテンツデータに対して所定の映像音声処理を施すことにより、映像信号及び音声信号を得、映像信号に基づく映像を表示部15に表示すると共に、音声信号に基づく音声を音声出力部16から出力する(すなわちコンテンツを再生する)。
このようにして携帯型コンテンツ再生装置14は、コンテンツ再生端末13から転送されてくるコンテンツデータを記憶媒体41に記憶し、この記憶媒体41に記憶したコンテンツデータに基づく映像及び音声(すなわちコンテンツ)を再生するようになされている。
(1−4)コンテンツデータの転送
次に、コンテンツ再生端末13から携帯型コンテンツ再生装置14にコンテンツデータを転送する場合について具体的に説明する。ちなみに、このときコンテンツ再生端末13の記憶媒体31には、既にコンテンツ提供サーバ11から受信した複数のコンテンツデータが記憶保持され、またこのコンテンツデータのそれぞれには、図6に示すように、コンテンツを識別するためのコンテンツID(例えば「D0023001」)、コンテンツのタイトル(例えば、「春と秋 第1話」)、コンテンツのチャプター(例えば「1/4」、詳しくは後述する)、コンテンツの再生時間(例えば、「1時間」)、コンテンツのジャンル(例えば「ドラマ」)、コンテンツの配給元(例えば「ソリー」)などを示す属性情報が付加されている。
またコンテンツ再生端末13は、図7に示すように、同シリーズのコンテンツのコンテンツデータをまとめて、シリーズ毎に生成したフォルダ配下に記憶保持するようになされている。この場合、例えば、同タイトルの第1話、第2話、…や、パート1、パート2、…や、第1章、第2章、…などをまとめて1つのシリーズとする。実際上、各コンテンツデータに付加される属性情報のコンテンツIDは、例えば「D0023001」のように8桁の番号でなり、その上5桁がシリーズを識別するためのシリーズ識別番号を示し、下3桁が同シリーズでの再生順番を示すためのシリーズ内番号を示す。また属性情報のチャプターは、例えば「1/4」のように、同シリーズのコンテンツの総数に対するコンテンツのシリーズ内番号を示す。このような属性情報を参照して、コンテンツ再生端末13は、シリーズ識別番号が同じであるコンテンツのコンテンツデータをまとめて、シリーズ識別番号毎に生成したフォルダ配下に記憶保持するようになされている。
この結果、図7に示すように、コンテンツ再生端末13の記憶媒体31には、例えば、1時間のコンテンツ4個からなるシリーズM1のコンテンツデータM1D(コンテンツID「D0023001」)M1D(「D0023002」)、M1D(「D0023003」)及びM1D(「D0023004」)がフォルダM1Fの配下に記憶保持され、2時間のコンテンツ1個でなるシリーズM2のコンテンツデータM2D(「D0035001」)がフォルダM2Fの配下に記憶保持され、30分のコンテンツ3個からなるシリーズM3のコンテンツデータM3D(「D0055001」)、M3D(「D0055002」)及びM3D(「D0055003」)がフォルダM3Fの配下に記憶保持され、さらに1時間のコンテンツ2個からなるシリーズM4のコンテンツデータM4D(「D0101001」)及びM4D(「D0101002」)がフォルダM4F配下に記憶保持される。
またコンテンツ再生端末13は、携帯型コンテンツ再生装置14の使用時間を設定時間として任意に設定し得るようになされている。さらにこのコンテンツ再生端末13は、携帯型コンテンツ14が外部接続部39を介して接続されたときに、この携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41の容量及び空き容量を検出し得るようになされ、この空き容量と、自身が記憶保持するコンテンツデータのフォーマットとに基づいて、携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41に何時間分のコンテンツデータが記憶可能であるかを示す記憶可能時間を認識し得るようになされている。
このようにして設定時間(例えば1時間)及び記憶可能時間(例えば3時間)を認識すると、コンテンツ再生端末13は、これら設定時間及び記憶可能時間に基づいて、自身の記憶媒体31から、携帯型コンテンツ再生装置14に転送する転送コンテンツデータを指定する。
すなわちコンテンツ再生端末13は、図8に示すように、まず設定時間(1時間)に基づいて、フォルダM1F、M2F、M3F及びM4Fのそれぞれから(すなわちシリーズ毎に)、設定時間分のコンテンツデータを指定し、この指定したコンテンツデータのリストL1を生成する。この場合、例えば、フォルダM1F及びフォルダM4Fのように、設定時間分のコンテンツデータが複数存在するフォルダからは、再生順番の若い順にコンテンツデータを優先して指定する。よって、フォルダM1Fからは1時間のコンテンツデータM1Dが指定され、これがシリーズM1から指定された設定時間分のコンテンツデータとして、リストL1に記され、またフォルダM4Fからは1時間のコンテンツデータM4Dが指定され、これがシリーズM4から指定された設定時間分のコンテンツデータとして、リストL1に記される。
またフォルダM2Fのように、設定時間を超えるコンテンツデータが存在するフォルダからは、そのコンテンツデータの先頭から設定時間までの部分を指定する。よって、フォルダM2Fからは、2時間のコンテンツデータM2Dの前半部分(すなわち先頭から1時間までの部分)が指定され、これがシリーズM2から指定された設定時間分のコンテンツデータとして、リストL1に記される。さらにフォルダM3Fのように、設定時間未満のコンテンツデータが複数存在するフォルダからは、設定時間に合わせて、設定時間未満のコンテンツデータを再生順番の若い順に複数指定する。よって、フォルダM3Fからは、30分のコンテンツデータM3D及びM3Dが指定され、これらがシリーズM3から指定された設定時間分のコンテンツデータとして、リストL1に記される。
かくして、リストL1には、シリーズ毎に指定された設定時間分のコンテンツデータが記され、このリストL1に記されたシリーズ毎の設定時間分のコンテンツデータが、携帯型コンテンツ再生装置14への転送対象となる。以下、このリストL1を転送対象リストL1とも呼ぶ。ちなみに、この場合、シリーズM1〜M4までの4つのシリーズのそれぞれから1時間分のコンテンツデータを指定したので、転送対象リストL1には、1時間分のコンテンツデータが4つ、計4時間分のコンテンツデータが記されていることになる。
このようにして転送対象リストL1を生成した後、コンテンツ再生端末13は、続いて、携帯型コンテンツ再生装置14の記憶可能時間に基づいて、転送対象リストL1から、実際に転送する転送コンテンツデータを指定して、この指定した転送コンテンツデータを示す転送リストL1Aを生成する。
すなわちコンテンツ再生端末13は、このときの記憶可能時間が3時間であることから、転送対象リストL1に記されたシリーズM1〜M4までの4つの1時間分のコンテンツデータのうちの、例えばM1〜M3シリーズまでの3つの1時間分のコンテンツデータを、転送コンテンツデータとして指定する。この場合の指定方法としては、例えば転送対象リストL1のリスト順に指定する方法や、ランダムに指定する方法、ユーザの嗜好情報(例えば好きなジャンルなど)を登録しておき、この嗜好情報に基づいて指定する方法などを用いる。
このようにしてM1〜M3までの3つの1時間分のコンテンツデータを指定した後、コンテンツ再生端末13は、この選択したM1〜M3までの3つの1時間分のコンテンツデータを、転送コンテンツデータとして転送リストL1Aに追加する。
このようにコンテンツ再生端末13は、設定時間と記憶可能時間とに基づき、記憶媒体31から、携帯型コンテンツ再生装置14に転送すべき転送コンテンツデータを自動的に指定し、この転送コンテンツデータを示す転送リストL1Aを生成して、これを例えば一次記憶部33に記憶する。そしてコンテンツ再生端末13は、この転送リストL1Aに従って、記憶媒体31からコンテンツデータを読み出し、これを携帯型コンテンツ再生装置14に転送する。すなわちこの場合、コンテンツ再生端末13は、転送リストL1Aに記された、コンテンツデータM1D、コンテンツデータM2Dの前半部分、コンテンツデータM3D及びM3Dを転送する。
一方、携帯型コンテンツ再生装置14は、図9に示すように、コンテンツ再生端末13から転送されてくるコンテンツデータM1Dをコンテンツデータm1として、コンテンツデータM2Dの前半部分をコンテンツデータm2として、コンテンツデータM3D及びM3Dをコンテンツデータm3及びm3として記憶媒体41に記憶保持すると共に、これらコンテンツデータm1、m2、m3及びm3を管理するための管理情報CIを生成して、これを記憶媒体41に記憶保持する。
この管理情報CIは、記憶保持したコンテンツデータm1、m2、m3及びm3を、シリーズ毎のコンテンツとして管理するリスト情報であり、この場合、1時間のコンテンツデータm1がシリーズM1の1時間のコンテンツとして、1時間のコンテンツデータm2がシリーズM2の1時間のコンテンツとして、30分のコンテンツデータm3とm3とがシリーズM3の1時間のコンテンツとして記憶保持されることになる。
実際上、この管理情報CIは、図10及び図11に示すように、シリーズ名(例えば「M1」)、このシリーズのコンテンツのファイル名(すなわちコンテンツデータ名であり、例えば「m1」)、このコンテンツの再生を停止した時点に付されるタイムマークの位置を時分秒で示すタイムマーク位置(例えば「00:55:00」)、このコンテンツが見終わったか否かを示す見終わり確認(例えば見終わっていないことを示す「OFF」、見終わったことを示す「ON」)、同シリーズのコンテンツの総数に対する記憶保持しているコンテンツのシリーズ内番号(例えば「1/4」)、このコンテンツをどの程度まで再生したのかを時分秒で示す再生程度(例えば「00:55:00/01:00:00」)、このコンテンツを最後に再生したのはいつかを日時で示すラスト再生(例えば「8月10日8時」)、このコンテンツの優先度(例えば優先度の低い順に「1」〜「5」)からなる。ちなみに、ここでの見終わり確認は、コンテンツが最後まで見終わっていなくてもユーザ操作により見終わったと指定されれば、「ON」になる。また優先度は、例えば、コンテンツの転送などの優先順位を決めるときに用いる情報である。
ここで、図10の管理情報CIは、コンテンツ再生端末13から携帯型コンテンツ再生装置14に対して転送されてきたコンテンツデータを、携帯型コンテンツ再生装置14がコンテンツデータm1、m2、m3及びm3として記憶した直後の状態を示す。つまりこの場合、各シリーズのコンテンツともに、再生されていないので、タイムマーク位置は「00:00:00」、再生程度は「00:00:00/01:00:00」、ラスト再生は「再生なし」、優先度は「0」となる。
これに対して図11の管理情報CIは、その後、携帯型コンテンツ再生装置14がコンテンツ再生端末13から外されて、携帯型コンテンツ再生装置14がコンテンツデータm1、m2、m3及びm3のうちのコンテンツデータm1、m3及びm3を再生すると共にこれらに基づくコンテンツが見終わったとユーザに指定された後の状態、すなわちシリーズM1のコンテンツとシリーズM3のコンテンツとを再生して見終わったと指定された後の状態を示す。つまりこの場合、シリーズM1のコンテンツに対するタイムマーク位置は例えば「00:55:00」、見終わり確認は「ON」、再生程度は例えば「00:55:00/01:00:00」ラスト再生は例えば「8月10日8時」、優先度は「5」に更新され、またシリーズM3のコンテンツに対するタイムマーク位置は例えば「00:58:00」、見終わり確認は「ON」、再生程度は例えば「00:58:00/01:00:00」、ラスト再生は例えば「8月10日9時」、優先度は「5」に更新される。
このような管理情報CIにより、携帯型コンテンツ再生装置14は、各シリーズのコンテンツに対して、どの時点で停止されたか、見終わったか、シリーズ内番号は何番か、どの程度まで再生されたか、最後に再生されたのはいつかなどを認識するようになされている。
また、この管理情報CIは、携帯型コンテンツ再生装置14が再びコンテンツ再生端末13に接続されると、携帯型コンテンツ再生装置14からコンテンツ再生端末13に転送される。そして、コンテンツ再生端末13は、上述した設定時間及び記憶可能時間と、この管理情報CIとに基づいて、この携帯型コンテンツ再生装置14から削除すべきコンテンツ、及びこの携帯型コンテンツ再生装置14に転送すべき転送コンテンツを指定して、コンテンツの削除及び転送(詳しくは後述する)を行うようになされている。
さらにコンテンツ再生端末13は、図12に示すように、コンテンツ提供サーバ11からコンテンツデータMDを受信した際、このコンテンツデータMDから、このコンテンツデータMDに基づくコンテンツの内容をユーザに確認させるためのインデックス情報IDを生成して、このインデックス情報IDをコンテンツデータMDの先頭(例えばヘッダ部分)に付加するようにもなされている。
実際上、コンテンツ再生端末13は、例えば、受信したコンテンツデータMDを4分割して、その分割した部分のそれぞれの先頭から数秒程度のコンテンツデータを読み出す。次に、コンテンツ再生端末13は、この読み出した4つの数秒程度のコンテンツデータを繋げると共に、この繋げたコンテンツデータに対し、コンテンツデータMDの属性情報から得られるコンテンツのタイトル及びジャンルなどの付加情報を付加することによりインデックス情報IDを生成する。そしてコンテンツ再生端末13は、このインデックス情報IDをコンテンツデータMDの先頭に付加することによりコンテンツデータMDxを生成して、これを記憶媒体31に記憶保持する。
すなわちコンテンツ再生端末13の記憶媒体31に記憶保持される、上述したコンテンツデータM1D、M1D、M1D、M1D、M2D、M3D、M3D、M3D、M4D、M4Dのそれぞれには、その先頭部分にインデックス情報IDが付加されている。また、当然のことながら、これらを転送した結果、携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41に記憶保持されるコンテンツデータm1、m2、m3及びm3のそれぞれにも、その先頭部分にインデックス情報IDが付加されている。
この結果、例えば図13に示すように、携帯型コンテンツ再生装置14は、コンテンツデータm1、m2、m3及びm3のそれぞれのインデックス情報IDを読み出して、このインデックス情報IDに基づく一部の映像をサムネイル化して一覧表示すると共に、このインデックス情報IDに含まれるコンテンツのタイトルをリスト化して一覧表示する一覧表示画面ISを表示部15に表示する。ちなみに、図13の一覧表示画面ISは、コンテンツデータm1、m2、m3及びm3にくわえて複数のコンテンツデータが携帯型コンテンツ再生装置14に記憶保持されているときの表示例である。
これにより、携帯型コンテンツ再生装置14は、コンテンツ再生端末13から自動的に転送されて記憶保持しているコンテンツのそれぞれをわざわざ再生しなくとも、コンテンツの内容をユーザに確認させることができる。またこのとき携帯型コンテンツ再生装置14は、コンテンツのタイトルだけでなく、コンテンツの映像の一部を表示部15に表示するようにしたことにより、コンテンツの内容をより直感的にユーザに確認させることができる。
そして携帯型コンテンツ再生装置14は、この一覧表示画面IS上のサムネイルまたはリストから、ユーザにより一コンテンツが選択されると、このコンテンツのコンテンツデータを読み出して、図14に示すように、このコンテンツデータに基づく映像を一覧表示画面ISに代えて表示部15に表示すると共に、このコンテンツデータに基づく音声を音声出力部16から出力する(すなわちコンテンツを再生する)。
このようにしてコンテンツの再生を開始した後、ユーザにより停止操作がなされると、携帯型コンテンツ再生装置14は、再生していたコンテンツの停止時点にタイムマークを付すと共に、その再生程度に応じて、図15に示すように、再生していたコンテンツが見終わったか否かを確認するためのメッセージと、このメッセージに対する選択肢(例えば、見終わったことを示す「はい」と、見終わっていないことを示す「いいえ」)とを表示部15に表示する。
そして携帯型コンテンツ再生装置14は、ユーザ操作により、選択肢「はい」が選択されると、このコンテンツに対する管理情報CIのタイムマーク位置を更新すると共に、見終わり確認を「ON」にし、さらに停止時点までの再生した時間で再生程度を更新すると共に、このときの日時でラスト再生を更新して、優先度を例えば「0」から「5」に上げるようになされている。これに対して、選択肢「いいえ」が選択されると、携帯型コンテンツ再生装置14は、このコンテンツに対する管理情報CIのタイムマーク位置を更新すると共に、停止時点までの再生した時間で再生程度を更新して、このときの日時でラスト再生を更新するようになされている。このようにして携帯型コンテンツ再生装置14は、コンテンツの再生に応じて管理情報CIを随時更新するようになされている。
(1−5)処理手順
次に、上述した、コンテンツ再生端末13から携帯型コンテンツ再生装置14へのコンテンツ転送処理、及び携帯型コンテンツ再生装置14でのコンテンツ再生処理の手順について説明する。ここでは、説明の便宜上、まず図16のフローチャートを用いて、携帯型コンテンツ再生装置14でのコンテンツ再生処理を説明する。ちなみにこの場合、携帯型コンテンツ再生装置14は、コンテンツ再生端末13から外された状態であり、また記憶媒体41には、後述するコンテンツ転送処理により、コンテンツ再生端末13から転送されたコンテンツデータが記憶されているものとする。
携帯型コンテンツ再生装置14の制御部40は、操作部44を介して、コンテンツの再生操作が行われたことを認識すると、コンテンツ再生処理手順RT1を開始して、ステップSP1に移る。ステップSP1において制御部40は、記憶媒体41から管理情報CIを読み出して、次のステップSP2に移る。ステップSP2において制御部40は、再生操作により指定されたコンテンツのコンテンツデータを読み出して、このコンテンツデータに基づく映像及び音声を出力することにより、コンテンツの再生を開始し、次のステップSP3に移る。
ステップSP3において制御部40は、ユーザによる停止操作を待ち受け、停止操作が行われたことを認識すると、コンテンツの再生を停止してステップSP4に移る。ステップSP4において制御部40は、再生していたコンテンツの停止時点にタイムマークを付して次のステップSP5に移る。ステップSP5において制御部40は、この停止時点までの再生した時間が、コンテンツの再生時間の例えば90%以上であるか否かを判定する。
このステップSP5で否定結果を得ると、このことは、このコンテンツがまだ90%未満しか再生されていないことを表しており、このとき制御部40は、ステップSP6に移り、再生していたコンテンツの停止時点に応じて、管理情報CIのなかの、再生していたコンテンツの再生程度及びラスト再生を更新すると共に、上述のステップSP4で付したタイムマークの位置に応じて、管理情報CIのなかの、再生していたコンテンツのタイムマーク位置を更新して、終了ステップSP9に移り、このコンテンツ再生処理手順RT1を終了する。
これに対してステップSP5で肯定結果を得ると、このことは、このコンテンツが90%以上再生されたことを表しており、このとき制御部40は、ステップSP7に移り、図15に示したように、再生していたコンテンツが見終わったか否かを確認するためのメッセージと、このメッセージに対する選択肢(「はい」及び「いいえ」)とを表示部15に表示して、ユーザ操作により選択肢「はい」が選択されたか否かを判定する。
このステップSP7で否定結果を得ると、このことは、再生していたコンテンツがまだ見終わっていないとユーザに指定されたことを表しており、このとき制御部40は、ステップSP6に移り、管理情報CIを更新して、終了ステップSP9に移り、このコンテンツ再生処理手順RT1を終了する。
これに対してこのステップSP7で肯定結果を得ると、このことは、再生していたコンテンツが見終わったとユーザに指定されたことを表しており、このとき制御部40は、ステップSP8に移り、再生していたコンテンツの停止時点に応じて、管理情報CIのなかの、再生していたコンテンツの再生程度及びラスト再生を更新すると共に、上述のステップSP4で付したタイムマークの位置に応じて、管理情報CIのなかの、再生していたコンテンツのタイムマーク位置を更新し、さらに管理情報CIのなかの、再生していたコンテンツの見終わり確認を「ON」にすると共に、優先度を例えば「0」から「5」に上げて、終了ステップSP9に移り、このコンテンツ再生処理手順RT1を終了する。
このようなコンテンツ再生処理手順RT1にしたがい、制御部40は、コンテンツを再生すると共に、再生していたコンテンツの停止時点に応じて、管理情報CIを更新するようになされている。
次に図17のシーケンスチャートと、図18、図19及び図20のフローチャートとを用いて、コンテンツ再生端末13から携帯型コンテンツ再生装置14へのコンテンツ転送処理の手順について説明する。図17に示すように、コンテンツ再生端末13の制御部30は、まずステップSP10において、携帯型コンテンツ再生装置14の使用時間を、操作部34を介してユーザに入力させ、これを設定時間として設定した後、次のステップSP11に移る。この場合、この設定時間は、例えば、携帯型コンテンツ再生装置14の装置ID毎に設定するようになされている。
ステップSP11において制御部30は、外部接続部39を介して携帯型コンテンツ再生装置14が接続されるのを待ち受け、接続されたことを認識すると、次のステップSP12に移る。ステップSP12において制御部30は、外部接続部39を介して接続されている携帯型コンテンツ再生装置14に対して、装置IDの送信を要求する装置ID要求信号を送信する。
携帯型コンテンツ再生装置14の制御部40は、外部接続部45を介して接続されているコンテンツ再生端末13から送信されてくる装置ID要求信号を受信すると、ステップSP13において、この装置ID要求信号に応じて読出専用記憶部42から装置IDを読み出して、これをコンテンツ再生端末13に送信する。
コンテンツ再生端末13の制御部30は、携帯型コンテンツ再生装置14から送信されてくる装置IDを受信すると、この装置IDを例えば一次記憶部33に記憶した後、ステップSP14において、携帯型コンテンツ再生装置14に対して、管理情報CIの転送を要求する管理情報要求信号を送信する。
携帯型コンテンツ再生装置14の制御部40は、コンテンツ再生端末13から送信されてくる管理情報要求信号を受信すると、ステップSP15において、この管理情報要求信号に応じて記憶媒体41から管理情報CIを読み出して、これをコンテンツ再生端末13に転送する。
コンテンツ再生端末13の制御部30は、携帯型コンテンツ再生装置14から送信されてくる管理情報CIを受信すると、この管理情報CIを例えば一次記憶部33に記憶した後、ステップSP16において、携帯型コンテンツ再生装置14が有する記憶媒体41の記憶可能時間を検出する記憶可能時間検出処理を実行する。
ここで、このステップSP16で実行される記憶可能時間検出処理の手順について、図18のフローチャートを用いて説明する。コンテンツ再生端末13の制御部30は、記憶可能時間検出処理手順RT2を開始するとステップSP30において、一次記憶部33から管理情報CIを読み出して次のステップSP31に移る。ステップSP31において制御部30は、まず管理情報CIの1行目を参照し、この1行目のラスト再生の日時と現在の日時とを比較して、例えば、ラスト再生の日時から24時間以上経過したか否かを判定する。
このステップSP31で肯定結果を得ると、このことは、この1行目に記されたコンテンツが最後に再生されてから1日以上経過していることを表し、このとき制御部30は、この1行目に記されたコンテンツをユーザがもう見ないと判断して、ステップSP32に移り、外部接続部39を介して接続されている携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41から、管理情報CIの1行目のファイル名に該当するコンテンツデータを削除して記憶媒体41の空き容量を増加させ、次のステップ36に移る。ちなみに、ラスト再生の日時が「再生なし」であった場合も、このステップSP31で肯定結果を得るようにし、該当するコンテンツデータを削除する。
これに対してこのステップSP31で否定結果を得ると、このことは、1行目に記されたコンテンツが最後に再生されてからまだ1日以上経過していないことを表し、このとき制御部30は、この1行目に記されたコンテンツをユーザがまだ見る可能性があると判断して、次のステップSP33に移る。ステップSP33において制御部30は、1行目の見終わり確認が「ON」であるか否かを判定する。
このステップSP33で肯定結果を得ると、このことは、この1行目に記されたコンテンツがユーザにより見終わったと指定されていることを表し、このとき制御部30は、ステップSP32に移り、外部接続部39を介して接続されている携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41から、管理情報CIの1行目のファイル名に該当するコンテンツデータを削除して記憶媒体41の空き容量を増加させ、次のステップ36に移る。
これに対してこのステップSP33で否定結果を得ると、このことは、この1行目に記されたコンテンツがまだ見終わっていないことを表し、このとき制御部30は、ステップSP34に移る。ステップSP34において制御部30は、1行目のタイムマーク位置を確認して次のステップSP35に移る。ステップSP35において制御部30は、このタイムマーク位置に基づき、携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41に記憶されている、管理情報CIの1行目のファイル名に該当するコンテンツデータから、タイムマーク位置以前の部分(すなわち再生し終えた部分)を削除して記憶媒体41の空き容量を増加させ、次のステップSP36に移る。
ステップSP36において制御部30は、管理情報CIの全ての行に対して、上述のステップSP31〜ステップSP35までの処理が終えたか否かを判定する。ここで管理情報CIが、例えば図11に示すように、シリーズM1〜M3の3行であるとすれば、制御部30は、1行目に対する処理が終了した後、このステップSP36で否定結果を得て、再びステップSP31に戻り、続いて2行目に対する処理を開始する。そして2行目、3行目と処理を継続していき、3行目(すなわち最終行)に対する処理が終了した後、このステップSP36で肯定結果を得て、ステップSP37に移る。
ステップSP37において制御部30は、携帯型コンテンツ再生装置14が有する記憶媒体41の空き容量を検出し、この検出した空き容量と、自身が記憶保持するコンテンツデータのフォーマットとに基づいて、携帯型コンテンツ再生装置14の記憶可能時間を検出して、終了ステップSP38に移り、この記憶可能時間検出処理手順RT2を終了する。
このような記憶可能時間検出処理手順RT2にしたがい、制御部30は、携帯型コンテンツ再生装置14が有する記憶媒体41に記憶されているコンテンツデータのうちの、不要なコンテンツデータ、及びコンテンツデータの再生し終えた部分を削除して記憶媒体41の空き容量を増加させてから、このときの空き容量に基づく記憶可能時間を検出するようになされている。
このようにステップSP16(図17)で、記憶可能時間検出処理を実行した後、制御部30は、次のステップSP17に移る。ステップSP17において制御部40は、携帯型コンテンツ再生装置14に転送すべき転送コンテンツデータを示す転送リストL1Aを生成する転送リスト生成処理を実行する。
ここで、このステップSP17で実行される転送リスト生成処理の手順について、図19のフローチャートを用いて説明する。コンテンツ再生端末13の制御部30は、転送リスト生成処理手順RT3を開始するとステップSP40において、上述のステップSP10で設定した設定時間と、上述のステップSP16で検出した記憶可能時間とを確認した後、次のステップSP41に移る。ステップSP41において制御部30は、図8に示したように、設定時間に基づいて、記憶媒体41の各フォルダM1F、M2F、M3F及びM4Fから、設定時間分のコンテンツデータを指定して転送対象リストL1を生成する。
実際上、このステップSP41で、各フォルダM1F、M2F、M3F及びM4Fから、設定時間分のコンテンツデータを指定するとき、制御部30は、携帯型コンテンツ再生装置14から取得した管理情報CIの見終わり確認及び保持シリーズ内番号に基づき、携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41に記憶保持されて見終わっているコンテンツデータ(このデータ自体は上述の記憶可能時間検出処理時に削除されている)のシリーズ内番号を認識して、このシリーズ内番号に続くシリーズ内番号のコンテンツデータを指定するようになされている。すなわち、制御部30は、例えば、図11に示すように、シリーズM1のシリーズ内番号「1」のコンテンツデータが携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41に記憶保持されて見終わっているのであれば、このシリーズM1に対応するフォルダM1Fから指定するコンテンツデータはシリーズ内番号「2」のコンテンツデータであると判断して、このフォルダM1Fから、シリーズ内番号「2」のコンテンツデータM1Dを指定するようになされている。また、制御部30は、シリーズM2のシリーズ内番号「0.5」のコンテンツデータはまだ見終わっていないので、このシリーズM2に対応するフォルダM2Fからはコンテンツデータを指定しないようになされている。
このようにして、設定時間分のコンテンツデータを指定して転送対象リストL1を生成した後、制御部30は、次のステップSP42に移る。ステップSP42において制御部30は、記憶可能時間に基づき、転送対象リストL1の1行目に記された設定時間分のコンテンツデータを携帯型コンテンツ再生装置14に記憶可能であるか否かを判定する。ここで記憶可能時間が3時間、設定時間が1時間であるとすれば、この1行目に記された設定時間分のコンテンツデータを携帯型コンテンツ再生装置14に記憶させることができることから、制御部30は、このステップSP42で肯定結果を得て、次のステップSP43に移る。
ステップSP43において制御部30は、転送対象リストL1の1行目に記された設定時間分(1時間分)のコンテンツデータを転送リストL1Aに追加して、この転送リストL1Aを更新すると共に、記憶可能時間の残り時間(このとき3時間−1時間)を認識して、ステップSP42に戻る。
そして制御部30は、記憶可能時間の残り時間が設定時間(1時間)未満になるまで、ステップSP42〜ステップSP43までの処理を繰り返すことにより、転送対象リストL1の2行目、3行目、…に記された設定時間分(1時間分)のコンテンツデータを1つずつ転送リストL1Aに追加していき、残り時間が設定時間(1時間)未満になると、これ以上、設定時間分(1時間分)のコンテンツデータを携帯型コンテンツ再生装置14に記憶させることができないことから、ステップSP42で否定結果を得て、終了ステップSP44に移り、この転送リスト生成処理手順RT3を終了する。
すなわち記憶可能時間が3時間である場合、転送対象リストL1の1行目、2行目、3行目に記された3つの設定時間分(1時間分)のコンテンツデータを転送リストL1Aに追加した段階で、記憶可能時間の残り時間が設定時間(1時間)未満となるので、転送リストL1Aには、設定時間分(1時間分)のコンテンツデータが3つ、計3時間分のコンテンツデータが記されることになる。
このような転送リスト生成処理手順RT3にしたがい、制御部30は、設定時間と記憶可能時間とに基づき、携帯型コンテンツ再生装置14に転送すべき転送コンテンツデータを示す転送リストL1Aを生成するようになされている。
このようにステップSP17(図17)で、転送リスト生成処理を実行した後、制御部30は、次のステップSP18に移る。ステップSP18において制御部30は、転送リストL1Aに基づいて携帯型コンテンツ再生装置14にコンテンツデータを転送するデータ転送処理を実行する。
ここで、このステップSP18で実行されるデータ転送処理の手順について、図20のフローチャートを用いて説明する。コンテンツ再生端末13の制御部30は、データ転送処理手順RT4を開始するとステップSP50において、一次記憶部33から転送リストL1Aを読み出して、次のステップSP51に移る。
ステップSP51において制御部30は、まず転送リストL1Aの1行目に記された転送コンテンツデータに対応するコンテンツデータを記憶媒体31から検索して、次のステップSP52に移る。ステップSP52において制御部30は、検索結果として得られたコンテンツデータを、転送リストL1Aに指定された部分だけ、携帯型コンテンツ再生装置14に転送して、次のステップSP53に移る。ステップSP53において制御部30は、転送リストL1Aに記された全ての転送コンテンツデータを転送し終えたか否かを判定する。
ここで転送リストL1Aが、例えば図8に示すように、シリーズM1〜M3の3行であるとすれば、制御部30は、1行目に記された転送コンテンツデータの転送が終了した後、このステップSP53で否定結果を得て、再びステップSP51に戻り、続いて2行目に記された転送コンテンツデータの転送を行う。そして2行目、3行目と転送コンテンツデータの転送を継続して行い、3行目(すなわち最終行)に記された転送コンテンツデータの転送が終了した後、このステップSP53で肯定結果を得て、終了ステップSP54に移り、このデータ転送処理手順RT4を終了する。
このようなデータ転送処理手順RT4にしたがい、制御部30は、転送リストL1Aに基づき、携帯型コンテンツ再生装置14にコンテンツデータを転送するようになされている。
一方、携帯型コンテンツ再生装置14の制御部40は、コンテンツ再生端末13から転送されてくるコンテンツデータを受信すると、ステップSP19(図17)において、このコンテンツデータを記憶媒体41に記憶すると共に、この記憶したコンテンツデータに基づいて管理情報CIを更新する。
このようなコンテンツ転送処理の手順にしたがい、コンテンツ再生端末13の制御部30及び携帯型コンテンツ再生装置14の制御部40は、コンテンツ再生端末13から携帯型コンテンツ再生装置14へコンテンツを転送するようになされている。
(1−6)第1の実施の形態による動作及び効果
以上の構成においてコンテンツ再生端末13は、コンテンツ提供サーバ11から取得したコンテンツデータを、シリーズ毎にまとめて記憶媒体31に記憶保持する。またコンテンツ再生端末13は、携帯型コンテンツ再生装置14がユーザにより連続して使用される使用時間を設定時間として設定する。さらにコンテンツ再生端末13は、携帯型コンテンツ再生装置14が接続されると、この携帯型コンテンツ再生装置14が有する記憶媒体41の空き容量を検出し、この空き容量と自身が記憶保持するコンテンツデータのフォーマットとに基づいて、携帯型コンテンツ再生装置14に何時間分のコンテンツデータが記憶可能であるかを示す記憶可能時間を検出する。
このようにして設定時間と記憶可能時間とを認識すると、まずコンテンツ再生端末13は、記憶媒体31から、設定時間分のコンテンツデータをシリーズ毎に指定する。ここで、記憶媒体31に記憶しているコンテンツデータが設定時間を超えるものであれば、このコンテンツデータの一部分(すなわち設定時間分)を指定し、また設定時間未満のものであれば、シリーズ内のコンテンツデータを複数(すなわち設定時間分)指定する。
さらにコンテンツ再生端末13は、シリーズ毎に指定した設定時間分のコンテンツデータのなかから、携帯型コンテンツ再生装置14の記憶可能時間の分だけ、転送コンテンツデータを指定して、この転送コンテンツデータを示す転送リストL1Aを生成する。そしてコンテンツ再生装置14は、この転送リストL1Aに基づいて、記憶媒体31から転送コンテンツデータを読み出し、これを携帯型コンテンツ再生装置14に転送する。
この結果、コンテンツ再生端末13は、携帯型コンテンツ再生装置14に対して、それぞれが携帯型コンテンツ再生装置14の使用時間分の再生時間となるコンテンツデータを転送することができるので、使用時間を超える無駄な部分を転送することなく、携帯型コンテンツ再生装置14に対してより多くのコンテンツデータを記憶させることができる。
またコンテンツ再生端末13は、携帯型コンテンツ再生装置14の記憶可能時間に応じて、転送コンテンツデータを転送するようにしたことにより、携帯型コンテンツ再生装置14が有する記憶媒体41に記憶可能な分だけ転送コンテンツデータを転送することができるので、記憶できない分の転送コンテンツデータを転送することなく、確実に転送コンテンツデータを携帯型コンテンツ再生装置14が有する記憶媒体41に記憶させることができる。
さらにコンテンツ再生端末13は、設定時間分の転送コンテンツデータをシリーズ毎に指定して転送するようにしたことにより、携帯型コンテンツ再生装置14に対して異なるシリーズのコンテンツデータを記憶させることができるので、ユーザに対するコンテンツの選択肢を広げることができる。つまり、例えば、コンテンツデータを3つ転送するとして、この3つのコンテンツデータが同シリーズの第1話、第2話、第3話のコンテンツである場合、ユーザが選択するコンテンツは通常、これらのうちの第1話のコンテンツに限定されるので、選択肢は1つとなる。これに対して、この3つのコンテンツデータがシリーズM1の第1話、シリーズM2の第1話、シリーズM3の第1話のコンテンツであれば、ユーザの選択肢は3つとなり、同シリーズのコンテンツデータを転送する場合と比して、選択肢を広げることができる。
さらにコンテンツ再生端末13は、携帯型コンテンツ再生装置14が接続されると、自動的に、携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41から、不要と判断したコンテンツデータ、またはその一部を削除して記憶媒体41の空き容量を増加させてから、新たなコンテンツデータを転送するようにしたことにより、携帯型コンテンツ再生装置14を接続するだけで、ユーザに対して何ら煩わしい操作をさせることなく、新たなコンテンツデータの転送を行うことができる。
以上の構成によれば、コンテンツ再生端末13の制御部30は、ユーザによる携帯型コンテンツ再生装置14の使用時間を設定時間として設定し、この設定時間に基づき、記憶媒体31からコンテンツデータの一部分または全部分を転送コンテンツデータとして指定して、このコンテンツデータを、外部接続部39を介して携帯型コンテンツ再生装置14に転送するようにしたことにより、それぞれが使用時間分の再生時間となるコンテンツデータを携帯型コンテンツ再生装置14に転送することができるので、使用時間を超える無駄な部分を転送することなく携帯型コンテンツ再生装置14に対してより多くのコンテンツデータを転送することができ、かくしてユーザによる使用時間に合わせて、より多くのコンテンツをユーザに提供し得るコンテンツ転送装置、コンテンツ転送方法及びコンテンツ転送プログラムを実現できる。
(2)第2の実施の形態
次に、本発明の第2の実施の形態を詳述する。この第2の実施の形態においては、コンテンツ再生端末13による記憶可能時間検出処理が異なる点以外、上述した第1の実施の形態と同様であるので、ここでは記憶可能時間検出処理の手順のみを説明し、同様部分であるコンテンツ転送システム1の構成及び記憶可能時間検出処理以外の処理などの説明は省略する。
上述の第1の実施の形態と同様に、コンテンツ再生端末13の制御部30は、図17に示したコンテンツ転送処理を開始して、設定時間の設定、装置IDの要求及び取得、管理情報CIの要求及び取得の後、ステップSP16において、携帯型コンテンツ再生装置14が有する記憶媒体41の記憶可能時間を検出する記憶可能時間検出処理を実行する。
ここで、このステップSP16で実行される、第2の実施の形態による記憶可能時間検出処理の手順について、図21のフローチャートを用いて説明する。コンテンツ再生端末13の制御部30は、記憶可能時間検出処理手順RT5を開始するとステップSP60において、一次記憶部33から管理情報CIを読み出して次のステップSP61に移る。ステップSP61において制御部30は、まず管理情報CIの1行目を参照し、この1行目のラスト再生の日時と現在の日時とを比較して、例えば、ラスト再生の日時から24時間以上経過したか否かを判定する。
このステップSP61で肯定結果を得ると、このことは、この1行目に記されたコンテンツが最後に再生されてから1日以上経過していることを表し、このとき制御部30は、この1行目に記されたコンテンツをユーザがもう見ないと判断して、ステップSP62に移り、外部接続部39を介して接続されている携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41から、管理情報CIの1行目のファイル名に該当するコンテンツデータを削除して記憶媒体41の空き容量を増加させ、次のステップ67に移る。ちなみに、ラスト再生の日時が「再生なし」であった場合も、このステップSP61で肯定結果を得るようにし、該当するコンテンツデータを削除する。
これに対してこのステップSP61で否定結果を得ると、このことは、1行目に記されたコンテンツが最後に再生されてからまだ1日以上経過していないことを表し、このとき制御部30は、この1行目に記されたコンテンツをユーザがまだ見る可能性があると判断して、次のステップSP63に移る。ステップSP63において制御部30は、1行目の見終わり確認が「ON」であるか否かを判定する。
このステップSP63で肯定結果を得ると、このことは、この1行目に記されたコンテンツがユーザにより見終わったと指定されていることを表し、このとき制御部30は、ステップSP62に移り、外部接続部39を介して接続されている携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41から、管理情報CIの1行目のファイル名に該当するコンテンツデータを削除して記憶媒体41の空き容量を増加させ、次のステップ67に移る。
これに対してこのステップSP63で否定結果を得ると、このことは、この1行目に記されたコンテンツがまだ見終わっていないことを表し、このとき制御部30は、ステップSP64に移る。ステップSP64において制御部30は、1行目のタイムマーク位置を確認して次のステップSP65に移る。ステップSP65において制御部30は、コンテンツの停止時点を示すこのタイムマーク位置が、1行目に記されたコンテンツの再生時間の例えば90%以上であるか否か、すなわちこの1行目に記されたコンテンツをユーザが90%以上見終わっているか否かを判定する。
このステップSP65で肯定結果を得ると、このことは、管理情報CIの1行目に記されたコンテンツをユーザが90%以上見終わったこと、すなわちほとんど見終わったことを表しており、このとき制御部30は、ステップSP66に移り、携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41に記憶されている、管理情報CIの1行目のファイル名に該当するコンテンツデータから、タイムマーク位置以前の部分(すなわち見終わった部分)を削除して記憶媒体41の空き容量を増加させ、次のステップSP67に移る。
これに対してこのステップSP65で否定結果を得ると、このことは、この1行目に記されたコンテンツをユーザがまだ90%未満しか見終わっていないことを表しており、このとき制御部30は、このコンテンツのコンテンツデータから、タイムマーク位置以前の部分を削除せずに、ステップSP67に移る。
ステップSP67において制御部30は、管理情報CIの全ての行に対して、上述のステップSP61〜ステップSP66までの処理が終えたか否かを判定する。ここで管理情報CIが、例えば図11に示すように、シリーズM1〜M3の3行であるとすれば、制御部30は、1行目に対する処理が終了した後、このステップSP67で否定結果を得て、再びステップSP61に戻り、続いて2行目に対する処理を開始する。そして2行目、3行目と処理を継続していき、3行目(すなわち最終行)に対する処理が終了した後、このステップSP67で肯定結果を得て、ステップSP68に移る。
ステップSP68において制御部30は、携帯型コンテンツ再生装置14が有する記憶媒体41の空き容量を検出し、この検出した空き容量と、自身が記憶保持するコンテンツデータのフォーマットとに基づいて、携帯型コンテンツ再生装置14の記憶可能時間を検出して、終了ステップSP69に移り、この記憶可能時間検出処理手順RT5を終了する。
このように、この第2の実施の形態による記憶可能時間検出処理手順RT5では、管理情報CIの見終わり確認が「OFF」であった場合に、無条件にコンテンツデータからタイムマーク位置以前の部分を削除するのではなく、見終わり確認が「OFF」で所定割合(一例として90%)以上見終わっている場合には、コンテンツデータからタイムマーク位置以前の部分を削除し、見終わり確認が「OFF」で所定割合(一例として90%)以上見終わっていない場合には、コンテンツデータからタイムマーク位置以前の部分を削除しないでコンテンツデータをそのまま保持するようにした。
すなわちコンテンツ再生端末13は、携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41に対して、ユーザがコンテンツをほぼ見終わるまで、このコンテンツを保持させておくようにしたことにより、例えば、まだほとんど見終わっていないコンテンツを、もう一度、頭から再生するといったことが可能となり、結果として、ユーザに対し、より確実にコンテンツを視聴させることができる。
(3)第3の実施の形態
次に、本発明の第3の実施の形態を詳述する。この第3の実施の形態においては、コンテンツ再生端末13による記憶可能時間検出処理が異なる点以外、上述した第1の実施の形態と同様であるので、ここでは記憶可能時間検出処理の手順のみを説明し、同様部分であるコンテンツ転送システム1の構成及び記憶可能時間検出処理以外の処理などの説明は省略する。
上述の第1の実施の形態と同様に、コンテンツ再生端末13の制御部30は、図17に示したコンテンツ転送処理を開始して、設定時間の設定、装置IDの要求及び取得、管理情報CIの要求及び取得の後、ステップSP16において、携帯型コンテンツ再生装置14が有する記憶媒体41の記憶可能時間を検出する記憶可能時間検出処理を実行する。
ここで、このステップSP16で実行される、第3の実施の形態による記憶可能時間検出処理の手順について、図22のフローチャートを用いて説明する。コンテンツ再生端末13の制御部30は、記憶可能時間検出処理手順RT6を開始するとステップSP70において、一次記憶部33から管理情報CIを読み出して次のステップSP71に移る。ステップSP71において制御部30は、記憶可能時間を設定すると共に、携帯型コンテンツ再生装置14が有する記憶媒体41の空き容量を検出し、この記憶可能時間分の空き容量が、携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41に確保されているか否かを判定する。
ここで、この記憶可能時間の設定は、例えば、携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体14の全容量の50%と、コンテンツ再生端末13の記憶媒体31に記憶保持されるコンテンツデータのフォーマットとに基づいてコンテンツ再生端末13の制御部30が自動的に設定してもよいし、コンテンツ再生端末13の操作部34を介してユーザに入力させるようにしてもよい。
ここで例えば、以前にコンテンツ再生端末13から転送されたコンテンツデータにより、携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41の空き容量がほぼ0である場合、コンテンツ再生端末13の制御部30は、このステップP71で否定結果を得て、ステップSP72に移る。ステップSP72において制御部30は、管理情報CIの1行目を参照し、この1行目のラスト再生の日時と現在の日時とを比較して、例えば、ラスト再生の日時から24時間以上経過したか否かを判定する。
このステップSP72で肯定結果を得ると、このことは、この1行目に記されたコンテンツが最後に再生されてから1日以上経過していることを表し、このとき制御部30は、この1行目に記されたコンテンツをユーザがもう見ないと判断して、ステップSP73に移り、外部接続部39を介して接続されている携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41から、管理情報CIの1行目のファイル名に該当するコンテンツデータを削除して記憶媒体41の空き容量を増加させ、再びステップ71に戻る。ちなみに、ラスト再生の日時が「再生なし」であった場合も、このステップSP72で肯定結果を得るようにし、該当するコンテンツデータを削除する。
これに対してこのステップSP72で否定結果を得ると、このことは、1行目に記されたコンテンツが最後に再生されてからまだ1日以上経過していないことを表し、このとき制御部30は、この1行目に記されたコンテンツをユーザがまだ見る可能性があると判断して、次のステップSP74に移る。ステップSP74において制御部30は、1行目の見終わり確認が「ON」であるか否かを判定する。
このステップSP74で肯定結果を得ると、このことは、この1行目に記されたコンテンツがユーザにより見終わったと指定されていることを表し、このとき制御部30は、ステップSP73に移り、外部接続部39を介して接続されている携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41から、管理情報CIの1行目のファイル名に該当するコンテンツデータを削除して記憶媒体41の空き容量を増加させ、再びステップSP71に戻る。
これに対してこのステップSP74で否定結果を得ると、このことは、この1行目に記されたコンテンツがまだ見終わっていないことを表し、このとき制御部30は、ステップSP75に移る。ステップSP75において制御部30は、1行目のタイムマーク位置を確認して次のステップSP76に移る。ステップSP76において制御部30は、このタイムマーク位置に基づき、携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41に記憶されている、管理情報CIの1行目のファイル名に該当するコンテンツデータから、タイムマーク位置以前の部分(すなわち見終わった部分)を削除して記憶媒体41の空き容量を増加させ、再びステップSP71に戻る。
そして制御部30は、記憶可能時間分の空き容量が、携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41に確保されるまで、ステップSP72〜ステップSP76までの処理を繰り返すことにより、管理情報CIの2行目、3行目、…に記されたファイル名に該当するコンテンツデータの一部分または全部分を削除して記憶媒体41の空き容量を増加させていき、記憶可能時間分の空き容量が確保されると、ステップSP71で肯定結果を得て、終了ステップSP77に移り、この記憶可能時間検出処理手順RT6を終了する。
このように、この第3の実施の形態による記憶可能時間検出処理手順RT6では、まず記憶可能時間を設定して、この記憶可能時間分の空き容量が確保されるように、携帯型コンテンツ再生装置14が有する記憶媒体14からコンテンツデータの一部分または全部分を削除してから、携帯型コンテンツ再生装置14に新たな転送コンテンツデータを転送するようにした。
これによりコンテンツ再生端末13は、記憶可能時間を、携帯型コンテンツ再生装置14が有する記憶媒体41の容量内であれば、自由に設定することができる。またコンテンツ再生端末13は、携帯型コンテンツ再生装置14を接続するだけで、ユーザに対して何ら煩わしい操作をさせることなく、設定した記憶可能時間の分だけ、携帯型コンテンツ再生装置14が記憶保持するコンテンツデータを入れ換えることができる。
(4)第4の実施の形態
次に、本発明の第4の実施の形態を詳述する。この第4の実施の形態においては、携帯型コンテンツ再生装置14によるコンテンツ再生処理が異なる点以外、上述した第1の実施の形態と同様であるので、ここではコンテンツ再生処理の手順のみを説明し、同様部分であるコンテンツ転送システム1の構成及びコンテンツ再生処理以外の処理などの説明は省略する。
この第4の実施の形態によるコンテンツ再生処理の手順について、図23のフローチャートを用いて説明する。携帯型コンテンツ再生装置14の制御部40は、操作部44を介して、コンテンツの再生操作が行われたことを認識すると、コンテンツ再生処理手順RT7を開始して、ステップSP80に移る。ステップSP80において制御部40は、記憶媒体41から管理情報CIを読み出して、次のステップSP81に移る。ステップSP81において制御部40は、再生操作により指定されたコンテンツのコンテンツデータを読み出して、このコンテンツデータに基づく映像及び音声を出力することにより、コンテンツの再生を開始し、次のステップSP82に移る。
ステップSP82において制御部40は、ユーザによる停止操作を待ち受け、停止操作が行われたことを認識すると、コンテンツの再生を停止してステップSP83に移る。ステップSP83において制御部40は、再生していたコンテンツの停止時点にタイムマークを付して次のステップSP84に移る。ステップSP84において制御部40は、この停止時点までの再生した時間が、コンテンツの再生時間の例えば90%以上であるか否かを判定する。
このステップSP84で否定結果を得ると、このことは、このコンテンツがまだ90%未満しか再生されていないことを表しており、このとき制御部40は、ステップSP85に移り、上述のステップSP83で付したタイムマークの位置に基づき、再生していたコンテンツのコンテンツデータから、タイムマーク位置以前の部分(すなわち再生し終えた部分)を削除して記憶媒体41の空き容量を増加させ、次のステップSP86に移る。
ステップSP86において制御部40は、再生していたコンテンツの停止時点に応じて、管理情報CIのなかの、再生していたコンテンツの再生程度及びラスト再生を更新すると共に、上述のステップSP83で付したタイムマークの位置に応じて、管理情報CIのなかの、再生していたコンテンツのタイムマーク位置を更新して、終了ステップSP90に移り、このコンテンツ再生処理手順RT7を終了する。
これに対してステップSP84で肯定結果を得ると、このことは、このコンテンツが90%以上再生されたことを表し、このとき制御部40は、ステップSP87に移り、図15に示したように、再生していたコンテンツが見終わったか否かを確認するためのメッセージと、このメッセージに対する選択肢(「はい」及び「いいえ」)とを表示部15に表示して、ユーザ操作により選択肢「はい」が選択されたか否かを判定する。
このステップSP87で否定結果を得ると、このことは、再生していたコンテンツがまだ見終わっていないとユーザに指定されたことを表しており、このとき制御部40は、ステップSP85に移り、再生していたコンテンツのコンテンツデータから、タイムマーク位置以前の部分(すなわち再生し終えた部分)を削除して記憶媒体41の空き容量を増加させて、次のステップSP86に移り、管理情報CIを更新して、終了ステップSP90に移り、このコンテンツ再生処理手順RT7を終了する。
これに対してこのステップSP87で肯定結果を得ると、このことは、再生していたコンテンツが見終わったとユーザに指定されたことを表しており、このとき制御部40は、ステップSP88に移り、再生していたコンテンツのコンテンツデータを削除して記憶媒体41の空き容量を増加させ、次のステップSP89に移る。
ステップSP89において制御部40は、再生していたコンテンツの停止時点に応じて、管理情報CIのなかの、再生していたコンテンツの再生程度及びラスト再生を更新すると共に、上述のステップSP83で付したタイムマークの位置に応じて、管理情報CIのなかの、再生していたコンテンツのタイムマーク位置を更新し、さらに管理情報CIのなかの、再生していたコンテンツの見終わり確認を「ON」にすると共に、優先度を「0」から「5」に上げて、終了ステップSP90に移り、このコンテンツ再生処理手順RT7を終了する。
このように、この第4の実施の形態によるコンテンツ再生処理手順RT7では、携帯型コンテンツ再生装置14側で、再生していたコンテンツの停止時に、その都度、この再生していたコンテンツに対応するコンテンツデータの一部分または全部分を削除して、記憶媒体41の空き容量を増加させるようにした。これにより、コンテンツ再生端末13側で、携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41からコンテンツデータの削除を行わなくてもよく、コンテンツ再生端末13側の負荷を低減させることができる。
実際上、この場合、例えば、図18に示した第1の実施の形態によるコンテンツ転送処理時の記憶可能時間検出処理手順RT2の、ステップSP30〜ステップSP36までの処理(すなわちコンテンツ再生端末13側でコンテンツデータを削除する処理)を省略することが可能となる。また、このようにコンテンツ転送処理時の処理を省略することができるので、結果として、コンテンツ転送処理にかかる時間を低減させることもできる
(5)第5の実施の形態
次に、本発明の第5の実施の形態を詳述する。この第5の実施の形態においては、コンテンツ再生端末13による転送リスト生成処理が異なる点以外、上述した第1の実施の形態と同様であるので、ここでは転送リスト生成処理の手順のみを説明し、同様部分であるコンテンツ転送システム1の構成及び転送リスト生成処理以外の処理などの説明は省略する。
上述の第1の実施の形態と同様に、コンテンツ再生端末13の制御部30は、図17に示したコンテンツ転送処理を開始して、設定時間の設定、装置IDの要求及び取得、管理情報CIの要求及び取得、記憶可能時間検出の後、ステップSP17において、携帯型コンテンツ再生装置14に転送すべき転送コンテンツデータを示す転送リストL1Aを生成する転送リスト生成処理を実行する。
ここで、このステップSP17で実行される、第5の実施の形態による転送リスト生成処理の手順について、図24のフローチャートを用いて説明する。コンテンツ再生端末13の制御部30は、転送リスト生成処理手順RT8を開始するとステップSP100において、上述のステップSP10(図17)で設定した設定時間と、上述のステップSP16(図17)で検出した記憶可能時間とを確認した後、次のステップSP101に移る。ステップSP101において制御部30は、図8に示したように、設定時間に基づいて、記憶媒体41の各フォルダM1F、M2F、M3F及びM4Fから、設定時間分のコンテンツデータを指定して転送対象リストL1を生成する。
実際上、このステップSP101で、各フォルダM1F、M2F、M3F及びM4Fから、設定時間分のコンテンツデータを指定するとき、制御部30は、携帯型コンテンツ再生装置14から取得した管理情報CIに基づき、携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41に記憶保持されている、または記憶保持されていた(すなわち再生後に削除された)コンテンツデータのシリーズ内番号を認識して、このシリーズ内番号に続くシリーズ内番号のコンテンツデータを指定するようになされている。すなわち、制御部30は、例えば、図10に示すように、シリーズM1のシリーズ内番号「1」のコンテンツデータが携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41に記憶保持されている、または記憶保持されていたのであれば、このときシリーズM1に対応するフォルダM1Fから指定するコンテンツデータは、シリーズ内番号「2」のコンテンツデータであると判断して、このフォルダM1Fから、シリーズ内番号「2」のコンテンツデータM1Dを指定するようになされている。
このようにして、設定時間分のコンテンツデータを指定して転送対象リストL1を生成した後、制御部30は、次のステップSP102に移る。ステップSP102において制御部30は、記憶可能時間に基づき、転送対象リストL1の1行目に記された設定時間分のコンテンツデータを携帯型コンテンツ再生装置14に記憶可能であるか否かを判定する。ここで記憶可能時間が3時間、設定時間が1時間であるとすれば、この1行目に記された設定時間分のコンテンツデータを携帯型コンテンツ再生装置14に記憶させることができることから、制御部30は、このステップSP102で肯定結果を得て、次のステップSP103に移る。
ステップSP103において制御部30は、管理情報CIに基づき、転送対象リストL1の1行目に記された例えばシリーズM1のコンテンツデータの1つ前のシリーズ内番号を有するコンテンツデータが、タイムマークが付された再生途中のコンテンツデータとして携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41に記憶されているか否かを判定する。
このステップSP103で否定結果を得ると、このことは転送対象リストL1の1行目に記されたコンテンツデータの1つ前のシリーズ内番号を有するコンテンツデータが、携帯型コンテンツ再生装置41に記憶されていないことを表し、このとき制御部40は、ステップSP104に移り、図8に示したように、転送対象リストL1の1行目に記された設定時間分(1時間分)のコンテンツデータを転送リストL1Aに追加して、この転送リストL1Aを更新すると共に、記憶可能時間の残り時間(このとき3時間−1時間)を認識して、ステップSP102に戻る。
これに対してこのステップSP103で肯定結果を得ると、このことは転送対象リストL1の1行目に記されたコンテンツデータの1つ前のシリーズ内番号を有するコンテンツデータが、再生途中のコンテンツデータとして、図25(A)に示すように、そのタイムマーク位置以前の部分が削除されて残りの部分(例えば残り20分の部分)のみが携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41に記憶されていることを表し、このとき制御部40は、ステップSP105に移る。
ステップSP105において、制御部30は、図25(B)に示すように、転送対象リストL1の1行目に記されたコンテンツデータの1つ前のシリーズ内番号を有するコンテンツデータのタイムマーク位置と設定時間(この場合1時間)とに基づき、転送対象リストL1の1行目に記されたコンテンツデータの所定部分(この場合先頭から40分までの部分)までを指定し、これを転送リストL1Aに追加して、この転送リストL1Aを更新すると共に、記憶可能時間の残り時間(このとき3時間−40分)を認識して、ステップSP102に戻る。
すなわちこの場合、制御部30は、シリーズM1のコンテンツデータとして、携帯型コンテンツ再生装置14に記憶されている部分(20分)と、今回転送する部分(40分)とを合わせて設定時間(60分)分となるように、転送対象リストL1の1行目に記されたコンテンツデータの一部分を指定して、これを転送リストL1Aに追加するようになされている。
そして制御部30は、記憶可能時間の残り時間が設定時間(1時間)未満になるまで、ステップSP102〜ステップSP105までの処理を繰り返すことにより、転送対象リストL1の2行目、3行目、…に記された設定時間分(1時間分)のコンテンツデータの一部分または全部分を1つずつ転送リストL1Aに追加していき、残り時間が設定時間(1時間)未満になると、これ以上、設定時間分(1時間分)のコンテンツデータを携帯型コンテンツ再生装置14に記憶させることができないことから、ステップSP102で否定結果を得て、終了ステップSP106に移り、この転送リスト生成処理手順RT8を終了する。
このように、この第5の実施の形態による転送処理手順RT8では、携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41に記憶保持されているコンテンツデータの残りの部分と、今回転送する部分とを合わせて設定時間分となるように、転送コンテンツデータを指定して転送リストL1Aを生成するようにした。
これによりコンテンツ再生端末13は、携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41に対して、常に設定時間分のコンテンツデータをシリーズ毎に記憶保持させることができ、この結果、再生途中であるなしに係わらず、ユーザの使用時間に合わせたコンテンツデータを、携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41に対して確実に記憶させることができる。
(6)第6の実施の形態
次に、本発明の第6の実施の形態を詳述する。この第6の実施の形態においては、コンテンツ再生端末13による転送リスト生成処理が異なる点以外、上述した第1の実施の形態と同様であるので、ここでは転送リスト生成処理の手順のみを説明し、同様部分であるコンテンツ転送システム1の構成及び転送リスト生成処理以外の処理などの説明は省略する。
上述の第1の実施の形態と同様に、コンテンツ再生端末13の制御部30は、図17に示したコンテンツ転送処理を開始して、設定時間の設定、装置IDの要求及び取得、管理情報CIの要求及び取得、記憶可能時間検出の後、ステップSP17において、携帯型コンテンツ再生装置14に転送すべき転送コンテンツデータを示す転送リストL1Aを生成する転送リスト生成処理を実行する。
ここで、このステップSP17で実行される、第6の実施の形態による転送リスト生成処理の手順について、図26のフローチャートを用いて説明する。コンテンツ再生端末13の制御部30は、転送リスト生成処理手順RT9を開始するとステップSP110において、一次記憶部33から管理情報CIを読み出し、この管理情報CIに基づいてユーザのコンテンツに対する好みを特定する。この場合、例えば、携帯型コンテンツ再生装置14では、予めユーザにより例えば好きなジャンルを少なくとも1以上指定し得るようになされており、この指定されたジャンルが管理情報CIにユーザの嗜好情報として記されている。
このようにしてユーザの好み(例えば好きなジャンル)を特定した後、コンテンツ再生端末13の制御部30は、次のステップSP111に移る。ステップSP111において制御部30は、上述のステップSP10(図17)で設定した設定時間と、上述のステップSP16(図17)で検出した記憶可能時間とを確認した後、次のステップSP112に移る。ステップSP112において制御部30は、設定時間とユーザの好みとに基づいて、記憶媒体41のフォルダM1F、M2F、M3F及びM4Fから、設定時間分のコンテンツデータを指定して転送対象リストL1を生成する。
実際上、このステップSP112で、フォルダM1F、M2F、M3F及びM4Fから、設定時間分のコンテンツデータを指定するとき、制御部30は、携帯型コンテンツ再生装置14から取得した管理情報CIに基づき、携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41に記憶保持されている、または記憶保持されていた(すなわち再生後に削除された)コンテンツデータのシリーズ内番号を認識して、このシリーズ内番号に続くシリーズ内番号のコンテンツデータを指定するようになされている。すなわち、制御部30は、例えば、図10に示すように、シリーズM1のシリーズ内番号「1」のコンテンツデータが携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41に記憶保持されている、または記憶保持されていたのであれば、このときシリーズM1に対応するフォルダM1Fから指定するコンテンツデータは、シリーズ内番号「2」のコンテンツデータであると判断して、このフォルダM1Fから、シリーズ内番号「2」のコンテンツデータM1Dを指定するようになされている。またこのような条件にくわえて、ユーザの好みに該当するフォルダからのみ、設定時間分のコンテンツデータを指定することで、転送対象リストL1Aにユーザの好みを反映させることができる。
このようにして、ユーザの好みに応じ、設定時間分のコンテンツデータを指定して転送対象リストL1を生成した後、制御部30は、次のステップSP113に移る。ステップSP113において制御部30は、記憶可能時間に基づき、転送対象リストL1の1行目に記された設定時間分のコンテンツデータを携帯型コンテンツ再生装置14に記憶可能であるか否かを判定する。ここで記憶可能時間が3時間、設定時間が1時間であるとすれば、この1行目に記された設定時間分のコンテンツデータを携帯型コンテンツ再生装置14に記憶させることができることから、制御部30は、このステップSP113で肯定結果を得て、次のステップSP114に移る。
ステップSP114において制御部30は、管理情報CIに基づき、転送対象リストL1の1行目に記された例えばシリーズM1のコンテンツデータの1つ前のシリーズ内番号を有するコンテンツデータが、タイムマークが付された再生途中のコンテンツデータとして携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41に記憶されているか否かを判定する。
このステップSP114で否定結果を得ると、このことは転送対象リストL1の1行目に記されたコンテンツデータの1つ前のシリーズ内番号を有するコンテンツデータが、携帯型コンテンツ再生装置41に記憶されていないことを表し、このとき制御部40は、ステップSP115に移り、転送対象リストL1の1行目に記された設定時間分(1時間分)のコンテンツデータを転送リストL1Aに追加して、この転送リストL1Aを更新すると共に、記憶可能時間の残り時間(このとき3時間−1時間)を認識して、ステップSP113に戻る。
これに対してこのステップSP114で肯定結果を得ると、このことは転送対象リストL1の1行目に記されたコンテンツデータの1つ前のシリーズ内番号を有するコンテンツデータが、再生途中のコンテンツデータとして、図25(A)に示すように、そのタイムマーク位置以前の部分が削除されて残りの部分(例えば残り20分の部分)のみが携帯型コンテンツ再生装置14の記憶媒体41に記憶されていることを表し、このとき制御部40は、ステップSP116に移る。
ステップSP116において、制御部30は、図25(B)に示すように、転送対象リストL1の1行目に記されたコンテンツデータの1つ前のシリーズ内番号を有するコンテンツデータのタイムマーク位置と設定時間(この場合1時間)とに基づき、転送対象リストL1の1行目に記されたコンテンツデータの所定部分(この場合先頭から40分までの部分)までを指定し、これを転送リストL1Aに追加して、この転送リストL1Aを更新すると共に、記憶可能時間の残り時間(このとき3時間−40分)を認識して、ステップSP113に戻る。
すなわちこの場合、制御部30は、シリーズM1のコンテンツデータとして、携帯型コンテンツ再生装置14に記憶されている部分(20分)と、今回転送する部分(40分)とを合わせて設定時間(60分)分となるように、転送対象リストL1の1行目に記されたコンテンツデータの一部分を指定して、これを転送リストL1Aに追加するようになされている。
そして制御部30は、記憶可能時間の残り時間が設定時間(1時間)未満になるまで、ステップSP113〜ステップSP116までの処理を繰り返すことにより、転送対象リストL1の2行目、3行目、…に記された設定時間分(1時間分)のコンテンツデータの一部分または全部分を1つずつ転送リストL1Aに追加していき、残り時間が設定時間(1時間)未満になると、これ以上、設定時間分(1時間分)のコンテンツデータを携帯型コンテンツ再生装置14に記憶させることができないことから、ステップSP113で否定結果を得て、終了ステップSP117に移り、この転送リスト生成処理手順RT9を終了する。
このように、この第6の実施の形態による転送処理手順RT9では、ユーザの好みに応じて、携帯型コンテンツ再生装置14に転送すべき転送コンテンツデータを指定して転送リストL1Aを生成するようにした。これによりコンテンツ再生端末13は、携帯型コンテンツ再生装置14を接続するだけで、ユーザに対して何ら煩わしい操作をさせることなく、ユーザが好み、ユーザの使用時間に合わせたコンテンツデータを、携帯型コンテンツ再生装置14に転送して記憶させることができる。
(7)他の実施の形態
上述した実施の形態においては、コンテンツ再生端末13から携帯型コンテンツ再生装置14へのコンテンツデータの転送に、本発明を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、携帯型コンテンツ再生装置14にネットワーク接続し得る通信部を設けると共に、コンテンツ提供サーバ11にコンテンツ再生端末13の構成をくわえて、コンテンツ提供サーバ11から直接携帯型コンテンツ再生装置14がコンテンツデータを取得し得るようにし、このときのコンテンツ提供サーバ11から携帯型コンテンツ再生装置14へのコンテンツデータの転送に、本発明を適用するようにしてもよい。また、この他種々の装置間でのコンテンツデータの転送に適用してもよい。すなわち、本発明は、携帯型コンテンツ再生装置14のように、その使用用途などにより、使用時間がある程度限定されている装置に対してコンテンツデータを転送する場合に好適なものである。
また上述した実施の形態においては、映像データ及び音声データからなるコンテンツデータを用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、映像データのみ、または音声データのみのコンテンツデータなど、この他種々のコンテンツデータを用いるようにしてもよい。
さらに上述した実施の形態においては、コンテンツ再生端末13側で、携帯型コンテンツ再生装置14の使用時間を設定時間として設定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型コンテンツ再生装置14側で、携帯型コンテンツ再生装置14の使用時間を設定時間として設定するようにして、この設定時間を例えば管理情報CIに記し、この管理情報CIからコンテンツ再生端末13が設定時間を認識するようにしてもよい。つまり、設定時間の設定は、コンテンツ再生端末13に限らず、コンテンツ提供サーバ11または携帯型コンテンツ再生装置14で設定するようにしてもよい。また、例えば、携帯型コンテンツ再生装置14にタイマーを設け、このタイマーにより、携帯型コンテンツ再生装置14の電源がONされてから、OFFされるまでの時間を計測し、この時間を使用時間として用いるようにしてもよい。
さらに上述した実施の形態においては、コンテンツ再生端末13が、携帯型コンテンツ再生装置14の空き容量と、コンテンツデータのフォーマットとに基づいて記憶可能時間を検出し、この記憶可能時間と設定時間とをもとに転送コンテンツデータを指定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、コンテンツ再生端末13が、設定時間と、コンテンツデータのフォーマットとに基づいて、設定時間分のコンテンツデータの容量を検出し、この容量と携帯型コンテンツ再生装置14の空き容量とをもとに転送コンテンツデータを指定するようにしてもよい。つまり、時間ではなく、容量を用いて、転送コンテンツデータを指定するようにしてもよい。
さらに上述した実施の形態においては、コンテンツ再生端末13が、コンテンツデータを、そのコンテンツIDに基づき、シリーズ毎にまとめて管理するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、ユーザ操作に応じて、コンテンツデータをまとめることにより、ユーザが好きなようにコンテンツをグループ分けし得るようにしてもよいし、例えばジャンル、配給元、取得先などに応じて、コンテンツデータをまとめるようにしてもよい。
さらに上述した実施の形態においては、携帯型コンテンツ再生装置14が、再生していたコンテンツの停止時点にタイムマークを付すようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、この停止時点の数秒前にタイムマークを付すようにしてもよい。
さらに上述した実施の形態においては、コンテンツ再生端末13が、管理情報CIのタイムマーク位置に基づいて、各コンテンツの再生し終えた部分を判断するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、管理情報CIの再生程度に基づいて、各コンテンツの再生し終えた部分を判断するようにしてもよい。
さらに上述した実施の形態においては、コンテンツ再生端末13が、管理情報CIのタイムマーク位置、見終わり確認、嗜好情報などに基づいて、携帯型コンテンツ再生装置14で再生されたコンテンツに続くコンテンツのコンテンツデータ、あるいはユーザの好みに応じたコンテンツのコンテンツデータなどを、転送コンテンツデータとして指定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、管理情報CIの優先度に基づいて、この優先度が高いコンテンツに続くコンテンツのコンテンツデータを優先的に、転送コンテンツデータとして指定するようにしてもよい。
さらに上述した実施の形態においては、コンテンツが90%以上再生されると、停止時に、コンテンツが見終わったか否かを確認するためのメッセージと、このメッセージに対する選択肢とを携帯型コンテンツ再生装置14の表示部15に表示するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば何%再生されたかに限らず、停止時に、コンテンツが見終わったか否かを確認するためのメッセージと、このメッセージに対する選択肢とを表示するようにしてもよいし、この%をユーザが設定し得るようにしてもよい。
さらに上述した実施の形態においては、コンテンツ再生端末13が、コンテンツ提供サーバ11からコンテンツデータを受信すると、このコンテンツデータからインデックス情報IDを生成して、これをこのコンテンツデータに付加するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、コンテンツ提供サーバ11が、インデックス情報IDを生成して、このインデックス情報IDを付加したコンテンツデータをコンテンツ再生端末13に配信するようにしてもよいし、携帯型コンテンツ再生装置14が、コンテンツ再生端末13から受信したコンテンツデータからインデックス情報IDを生成して、これをこのコンテンツデータに付加するようにしてもよい。
さらに上述の実施の形態においては、コンテンツ再生端末13が、転送対象リストL1と転送リストL1Aを別々に生成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、転送対象リストL1を生成した後、この転送対象リストL1に記された不要な部分(つまり記憶可能時間に収まらない部分)を削除して、この不要な部分を削除した転送対象リストL1をそのまま転送リストL1Aとするようにしてもよい。
さらに上述した第6の実施の形態においては、携帯型コンテンツ再生装置14側で、ユーザの嗜好情報を、ユーザ自身に登録させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、コンテンツ再生端末13側で、ユーザの嗜好情報を、ユーザ自身の登録させるようにしてもよいし、携帯型コンテンツ再生装置14側で、管理情報CIに基づき、最後まで再生されたコンテンツのジャンル、あるいはよく再生されるシリーズのジャンルを、ユーザが好きなジャンルと判断して、このジャンルを嗜好情報として登録するようにしてもよい。
さらに上述した実施の形態においては、コンテンツ再生端末13の制御部30及び携帯型コンテンツ再生装置14の制御部40が、予めインストールされているプログラムに従って、上述した各処理手順RT1〜RT9をソフトウェア的に実行する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、各処理手順RT1〜RT9をハードウェア的に実行させるようにしても良い。またこれら各処理手順RT1〜RT9を実行するためのプログラムを、CD(Compact Disc)などの記録媒体に記録しておいてもよい。
さらに上述した実施の形態においては、コンテンツ提供サーバ11を、制御部20、記憶媒体21、及び通信部22で構成するようにし、またコンテンツ転送装置及び情報処理装置としてのコンテンツ再生端末13を、制御部30、記憶媒体31、読出専用記憶部32、一次記憶部33、操作部34、通信部35、映像音声処理部36、表示部37、音声出力部38、及び外部接続部39で構成するようにし、さらに携帯型コンテンツ再生装置14を、制御部40、記憶媒体41、読出専用記憶部42、一次記憶部43、操作部44、外部接続部45、表示部15、音声出力部16、及び映像音声処理部46で構成するようにした場合について述べたが、本発明をこれに限らず、同様の機能を有するのであれば、この他種々の構成で、これらコンテンツ提供サーバ11、コンテンツ再生端末13、携帯型コンテンツ再生装置14を構成するようにしてもよい。
ちなみに、図1に示したコンテンツ転送装置1は、図4に示したコンテンツ再生端末13に相当し、通信部2(図1)は、通信部35(図4)に相当し、指定部4、制御部5、容量検出部6、リスト生成部7、及びインデックス情報生成部8(図1)は、制御部30(図4)に相当し、記憶部3(図1)は、記憶媒体31(図4)に相当するものである。
本発明は、パーソナルコンピュータやハードディスクレコーダなどのコンテンツ転送装置に利用することができる。
コンテンツ転送装置の概要を示す略線図である。 コンテンツ転送システムの構成を示す略線図である。 コンテンツ提供サーバの構成を示す略線図である。 コンテンツ再生端末の構成を示す略線図である。 携帯型コンテンツ再生装置の構成を示す略線図である。 コンテンツデータに付加される属性情報の内容を示す略線図である。 コンテンツ再生端末に記憶保持されるコンテンツデータの説明に供する略線図である。 転送リストの生成の説明に供する略線図である。 コンテンツの転送の説明に供する略線図である。 管理情報の内容(転送直後)を示す略線図である。 管理情報の内容(再生後)を示す略線図である。 インデックス情報の生成の説明に供する略線図である。 コンテンツの一覧表示画面を示す略線図である。 表示部に表示されるコンテンツ(再生中)の説明に供する略線図である。 表示部に表示されるコンテンツ(停止時)の説明に供する略線図である。 第1の実施の形態によるコンテンツ再生処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態によるコンテンツ転送処理の手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による記憶可能時間検出処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態による転送リスト生成処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態によるデータ転送処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態による記憶可能時間検出処理手順を示すフローチャートである。 第3の実施の形態による記憶可能時間検出処理手順を示すフローチャートである。 第4の実施の形態によるコンテンツ再生処理手順を示すフローチャートである。 第5の実施の形態による転送リスト生成処理手順を示すフローチャートである。 再生途中のコンテンツに対する部分的な追加の説明に供する略線図である。 第6の実施の形態による転送リスト生成処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1……コンテンツ転送装置、2、22、35……通信部、3……記憶部、4……指定部、5、20、30、40……制御部、6……容量検出部、7……リスト生成部、8……インデックス情報生成部、10……コンテンツ転送システム、11……コンテンツ提供サーバ、12……ネットワーク、13……コンテンツ再生端末、14……携帯型コンテンツ再生装置、15、37……表示部、16、38……音声出力部、21、31、41……記憶媒体、32、42……読出専用記憶部、33、43……一次記憶部、34、44……操作部、36、46……映像音声処理部、39、45……外部接続部、CI……管理情報、L1……転送対象リスト、L1A……転送リスト。

Claims (12)

  1. 外部機器と通信するための通信部と、
    複数のコンテンツデータを記憶する記憶部と、
    予め設定された時間に基づいて、上記記憶部から、上記コンテンツデータの一部分または全部分を、上記外部機器に転送する転送コンテンツデータとして指定する指定部と、
    上記指定部により指定された上記転送コンテンツデータを上記外部機器に転送するように上記通信部を制御する制御部と
    を具えることを特徴とするコンテンツ転送装置。
  2. 上記指定部は、
    上記コンテンツデータの再生時間が上記時間よりも長い場合には、当該再生時間が当該時間以下となるように当該コンテンツデータの一部分を転送コンテンツデータとして指定し、上記コンテンツデータの再生時間が上記時間以下の場合には、当該コンテンツデータの全部分を転送コンテンツデータとして指定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ転送装置
  3. 上記記憶部は、
    上記複数のコンテンツデータを、関連するコンテンツデータ毎に複数のグループに分けて記憶し、
    上記指定部は、
    上記時間に基づいて、異なる上記グループから上記転送コンテンツデータを指定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ転送装置。
  4. 上記外部機器の記憶容量を上記通信部を介して検出する容量検出部を具え、
    上記指定部は、
    上記時間、及び上記容量検出部の検出結果に基づいて、上記記憶部から上記コンテンツデータの一部分または全部分を転送コンテンツデータとして指定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ転送装置。
  5. 上記指定部により指定された転送コンテンツデータのリストを生成するリスト生成部を具え、
    上記制御部は、
    上記リスト生成部で生成された上記リストに基づいて、上記転送コンテンツデータを上記外部機器に転送するように上記通信部を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ転送装置。
  6. 上記コンテンツデータの一部分を取り出して、当該コンテンツデータの内容を呈示するためのインデックス情報を生成するインデックス情報生成部を具える
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ転送装置。
  7. 上記制御部は、上記外部機器に転送して記憶されている上記転送コンテンツデータのうちの、再生済みの転送コンテンツデータを、上記通信部を介して上記外部機器から削除させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ転送装置。
  8. 上記制御部は、
    上記外部機器に転送して記憶されている上記転送コンテンツデータのうちの、再生途中の転送コンテンツデータの再生済みの部分を、上記通信部を介して上記外部機器から削除させる
    ことを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ転送装置。
  9. 予め設定された時間に基づいて、記憶部からコンテンツデータの一部分または全部分を、外部機器に転送する転送コンテンツデータとして指定する指定ステップと、
    上記指定ステップで指定した上記転送コンテンツデータを、上記外部機器に転送する転送ステップと
    を具えることを特徴とするコンテンツ転送方法
  10. 上記記憶部には、複数のコンテンツデータが、関連するコンテンツデータ毎に複数のグループに分けて記憶され、
    上記指定ステップでは、
    上記時間に基づいて、異なる上記グループから上記転送コンテンツデータを指定する
    ことを特徴とする請求項9に記載のコンテンツ転送方法。
  11. 情報処理装置に対して、
    予め設定された時間に基づいて、記憶部からコンテンツデータの一部分または全部分を、外部機器に転送する転送コンテンツデータとして指定する指定ステップと、
    上記指定ステップで指定した上記転送コンテンツデータを、上記外部機器に転送する転送ステップと
    を実行させるためのコンテンツ転送プログラム。
  12. 上記記憶部には、複数のコンテンツデータが、関連するコンテンツデータ毎に複数のグループに分けて記憶され、
    上記指定ステップでは、
    上記時間に基づいて、異なる上記グループから上記転送コンテンツデータを指定する
    ことを特徴とする請求項11に記載のコンテンツ転送プログラム。
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