以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、発明を実施するための最良の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、発明を実施するための最良の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明を実施するための最良の形態中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の一側面の情報処理装置(例えば図1の録画再生装置1またはパーソナルコンピュータ2)は、
第1のチャンネルが割り付けられた第1の配信元から配信されてくるコンテンツを優先的に取得することが規定されている第1のコンテンツ取得手段(例えば、図1のチューナ部11−1乃至11−8のうちの所定の1つ。具体的には例えば、図9におけるチューナ部11−3等)と、
第2のチャンネルが割り付けられた第2の配信元から配信されてくるコンテンツを優先的に取得することが規定されている第2のコンテンツ取得手段(例えば、図1のチューナ部11−1乃至11−8のうちの別の1つ。具体的には例えば、図9におけるチューナ部11−4等)と、
前記第1のコンテンツ取得手段または前記第2のコンテンツ取得手段により取得されたコンテンツを記録する記録手段(例えば図1のHDD13)と
を備える記録装置(例えば図1の録画再生装置1)に対して、
第3のチャンネルが割り付けられた第3の配信元から配信されてくるコンテンツのうちの記録対象コンテンツ(例えば図9の放送番組Pk11等)の記録の予約を設定する情報処理装置であって、
前記第1のコンテンツ取得手段と前記第2のコンテンツ取得手段とのうちの、前記記録対象コンテンツの配信時間帯を含む所定の時間帯内において、既に取得が予約されている前記第3のチャンネルの別のコンテンツの個数が最も多い方(例えば所定の時間帯として図9の時間帯△T2が採用された場合には、4つの放送番組Pk1,Pk6,Pk7,Pk8の録画予約投入が行われているチューナ部11−4)に、前記記録対象コンテンツを取得させ、その記録対象コンテンツを前記記録手段に記録させる、という予約内容で設定を行う予約設定手段(例えば図1の録画制御部14または録画制御部36)
を備える。
前記予約設定手段は、
前記所定の時間帯内における、前記第1のコンテンツ取得手段に対して既に取得が予約されている前記第3のチャンネルの別のコンテンツの第1の個数と、前記第2のコンテンツ取得手段に対して既に取得が予約されている前記第3のチャンネルの別のコンテンツの第2の個数とを比較する、という比較処理を行い、
前記比較処理の結果、前記第1の個数と前記第2の個数が同数である場合、前記所定の時間帯をこれまでよりも長時間となるように更新し、更新後の前記所定の時間帯内についての前記比較処理を再度行う、
というループ処理(例えば図22のステップS44,S45(YES),S47(YES),S48のループ処理)を、前記第1の個数と前記第2の個数が異なるようになるまで繰り返し実行し(例えば、所定の時間帯として図9の時間帯△T1が最初に採用された場合には、チューナ部11−3には3つの放送番組Pk2,Pk3,Pk4の録画予約投入が行われているので第1の個数は「3」となり、チューナ部11−4には3つの放送番組Pk6,Pk7,Pk8の録画予約投入が行われているので第2の個数も「3」となる。従って、このような場合、図9の時間帯△T2に更新されて、比較処理が再度行われる)、
前記第1の個数と前記第2の個数が異なるようになったとき(上述したように、時間帯△T2が採用されたとき)、その個数が多い方(上述したようにチューナ部11−4)のコンテンツ取得手段に前記記録対象コンテンツを取得させ、その記録対象コンテンツを前記記録手段に記録させる、という予約内容で設定を行う(例えば図22のステップS46、S52)。
前記予約設定手段は、さらに、前記ループ処理内において、更新後の前記所定の時間帯の時間長が、閾値としての所定の時間長(例えば図22のステップS47でいうmax△T)を超えた場合、前記ループ処理を終了させ(例えば図22のステップS47 NO)、前記第1のコンテンツ取得手段と前記第2のコンテンツ取得手段とのうちの何れか一方に前記記録対象コンテンツを取得させ、その記録対象コンテンツを前記記録手段に記録させる、という予約内容で設定を行う(例えば図22のステップS49、S52)。
本発明の一側面の情報処理方法/プログラムは、
上述した本発明の一側面の情報処理装置に対応する情報処理方法/プログラムであって、
前記第1のコンテンツ取得手段と前記第2のコンテンツ取得手段とのうちの、前記記録対象コンテンツの配信時間帯を含む所定の時間帯内において、既に取得が予約されている前記第3のチャンネルの別のコンテンツの個数が最も多い方に、前記記録対象コンテンツを取得させ、その記録対象コンテンツを前記記録手段に記録させる、という予約内容で設定を行う
ステップ(例えば図22の優先Ch予約投入処理)を含む。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した情報処理システムの機能的な構成例を示す機能ブロック図である。
図1の例の情報処理システムは、録画再生装置1に対して、パーソナルコンピュータ2、テレビジョン受像機5、およびアンテナ7等が接続されて構成されている。
また、録画再生装置1は、ネットワーク4を介してサービス提供サーバ3と接続し、サービス提供サーバ3から提供される各種サービスを享受することができる。同様に、パーソナルコンピュータ2も、ネットワーク4を介してサービス提供サーバ3と接続し、サービス提供サーバ3から提供される各種サービスを享受することができる。さらにまた、携帯端末8も、ネットワーク4を介してサービス提供サーバ3と接続し、サービス提供サーバ3から提供される各種サービスを享受することができる。
なお、サービス提供サーバ3が提供する各種サービスの例については後述する。
また、ネットワーク4の形態は特に限定されず、例えば、インターネット等が採用可能である。また、ネットワーク4は省略可能である。即ち、録画再生装置1、パーソナルコンピュータ2、および携帯端末8のそれぞれは、ネットワーク4を介在することなくサービス提供サーバ3と直接通信を行ってもよい。
録画再生装置1は、複数の放送局から同時間帯に放送される各放送番組(コンテンツの一例)のそれぞれを同時に受信できるように構成されている。具体的には例えば図1の例では、録画再生装置1は、8つの放送局のそれぞれから放送される8つの放送番組を同時に受信できるように、8つのチューナ部11−1乃至11−8、エンコード部12、および、HDD(Hard Disk Drive)13を設けている。
なお、以下、8つのチューナ部11−1乃至11−8のそれぞれを個々に区別する必要がない場合、それらをまとめてチューナ部11と称する。
また、録画再生装置1に搭載されるチューナ部11の個数は、図1の例では8つとされているが、実際には、図1の例に限定されず任意の個数でよい。
チューナ部11は、アンテナ7に受信された地上波または衛星波のテレビジョン放送の放送電波を復調し、その結果得られる映像信号と音声信号をデジタル信号としてエンコード部12に供給する。
即ち、例えば後述する録画制御部14やパーソナルコンピュータ2の録画制御部36により指定されたチャンネルの放送電波、より正確には、そのチャンネルが割り当てられた放送局から放送された放送番組を構成する電波がアンテナ7に受信されると、チューナ部11は、それを復調して、その結果得られる映像信号と音声信号をデジタル信号の形態でエンコード部12に供給する。
なお、このように、放送番組は放送局から放送されるものであるが、以下、説明の簡略上、(その放送局が割り当てられている)チャンネルから放送番組が放送されるといった表現で説明していく。例えば、「Aチャンネルから放送された放送番組」等の表現で、以下、説明していく。
また、以下、チューナ部11から出力されるデジタル信号、即ち、所定の放送番組を構成するデジタルの映像信号と音声信号とをまとめて、コンテンツデータと称する。
エンコード部12は、所定の1つのチューナ部11から供給されるコンテンツデータを、別のチューナ部11から供給される別のコンテンツデータとは独立して、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)方式でエンコード(圧縮符号化)した上で、HDD13に記憶させる。なお、以下、エンコード部12から出力されるエンコード済みのコンテンツデータを、圧縮コンテンツデータと称する。
即ち、HDD13には、圧縮コンテンツデータを含むファイルが記憶される。なお、以下、「HDD13に圧縮コンテンツデータが記憶される」といった動作を、「(その圧縮コンテンツデータに対応する)放送番組が録画される」と表現する。換言すると、放送番組と、その放送番組を構成するコンテンツデータや圧縮コンテンツデータとを個々に区別する必要がない場合、以下、単に放送番組と称する。また、HDD13等に録画された放送番組、即ち、HDD13等に記憶された圧縮コンテンツデータを、以下、特に録画番組と称する。
また、HDD13の録画単位(1つのファイルに含まれるデータ)は、必ずしも1つの放送番組になるとは限らず、正確には、1つの録画予約内容で特定される所定のチャンネルの放送内容となる。この放送内容には、1以上の放送番組が含まれ得る。さらに、この放送内容には、必ずしも放送番組の全てが含まれるとは限らず、放送番組の一部分のみが含まれることもある。従って、HDD13に記録される1つのファイルには、所定のチャンネルから放送された1つの放送番組が含まれることもあるし、そのチャンネルから放送された2以上の放送番組が含まれることもある。
なお、以下、このようなファイルをビデオカプセルと称する。即ち、ビデオカプセルには、1以上の放送番組のそれぞれの少なくとも一部分(圧縮コンテンツデータ)が含まれる。ただし、以下、説明の簡略上、1つのビデオカプセルには、所定の1つの放送番組全体のみが含まれているとする。
さらに、HDD13には、各放送局から過去に放送されたまたは将来放送予定の各放送番組の番組情報、本実施の形態ではEPG情報も記憶される。
このEPG情報は、例えば本実施の形態では、ネットワーク4に接続されるサービス提供サーバ3から提供される。そこで、図1の例の録画再生装置1には、通信部15とEPG取得部16とが設けられている。即ち、通信部15は、ネットワーク4を介するサービス提供サーバ3との間の通信を制御する。EPG取得部16は、ネットワーク4と通信部15とを介して各放送番組のEPG情報を適宜取得してHDD13に記憶させる。
ただし、番組情報の取得方法は、上述した例に限定されず任意の方法でよい。例えば、アンテナ7に受信された地上波のテレビジョン放送信号の垂直ブランキング期間から番組情報を抽出したり、アンテナ7に受信された衛星波のテレビジョン放送信号から番組情報を抽出するといった方法を採用してもよい。
録画制御部14は、サービス提供サーバ3からネットワーク4と通信部15とを介して提供される録画指令、または、パーソナルコンピュータ2から通信部19を介して提供されてくる録画指令等に従って、エンコード部12とHDD13とを制御することで、放送番組の録画動作を制御する。ここでいう録画動作とは、実際に録画する動作自体(以下、かかる動作を、録画処理と称する)のみならず、その録画予約の設定を行い、その設定内容を管理すること(以下、かかることを、録画予約投入と称する)を行うために必要な一連の動作(以下、録画予約投入処理と称する)等も含む。
なお、録画予約投入処理やそれに伴うユーザ操作等の各種例、および、録画処理例等については、図2以降の図面を参照して後述する。
再生制御部17は、リモートコントローラ6から提供される再生指令、または、パーソナルコンピュータ2から通信部19を介して提供されてくる再生指令等に従って、デコード部18とHDD13とを制御することで、放送番組の再生動作を制御する。
即ち、デコード部18は、再生制御部17の制御に基づいて、再生対象の録画番組を圧縮コンテンツデータの形態で含むビデオカプセルをHDD13から読み出す。そして、デコード部18は、そのビデオカプセルに含まれる圧縮コンテンツデータをMPEG方式等でデコードし、その結果得られる映像信号と音声信号(放送番組に対応する信号)をテレビジョン受像機5に提供する。すると、その放送番組がテレビジョン受像機5から再生される。即ち、その放送番組に対応する映像がテレビジョン受像機5の画面に表示されるとともに、その放送番組に対応する音声がテレビジョン受像機5のスピーカ等から出力される。
通信部19は、パーソナルコンピュータ2との間で各種情報を送受信する。
Infoランプ20は、ユーザに対して提示すべき情報が存在する場合に点灯する。本実施の形態では、後述する図31の録画処理のステップS129の処理により、Infoランプ20が点灯する。即ち、詳細については後述するが、本実施の形態では、1つの予約内容の録画予約投入が失敗した場合、その旨をユーザに対して提示すべく、Infoランプ20が点灯する。
パーソナルコンピュータ2は、例えばサービス提供サーバ3からネットワーク4を介して提供されてくる各種情報、或いは、ユーザからの指示等に従って、所定の録画指令(後述する図2の個別予約の手動予約やパターン予約による録画予約投入指令等)を生成して録画再生装置1に対して発行することができる。また、パーソナルコンピュータ2は、録画再生装置1の上述した各種機能のうちの、チューナ部11とエンコード部12とが有する機能(放送番組受信録画機能)を除く機能と同様の機能を実現することができる。
このため、パーソナルコンピュータ2には、主制御部31乃至再生部38が設けられている。
主制御部31は、このパーソナルコンピュータ2の動作全体を制御する。その際、主制御部31は、ユーザによる操作部32の操作内容を適宜利用する。
通信部33は、録画再生装置1の通信部19との間で各種情報を送受信する。
HDD34は、主制御部31が実行するために必要な各種情報の他、録画再生装置1のHDD13の記憶内容(ビデオカプセルやEPG情報等)のコピーも記憶可能である。
通信部35は、ネットワーク4を介するサービス提供サーバ3との間の通信を制御する。
録画制御部36は、録画再生装置1のHDD13またはパーソナルコンピュータ2のHDD34への録画動作を制御する。例えば上述したように、録画制御部36は、サービス提供サーバ3からネットワーク4と通信部35とを介して提供されてくる各種情報に従って、或いは、操作部32と主制御部31とを介して提供されてくるユーザ指示に従って、所定の録画指令(後述する図2の個別予約の手動予約やパターン予約による録画予約投入指令等)を生成し、通信部33を介して録画再生装置1に対して発行することができる。
再生制御部37は、操作部32等からの再生指令に基づいて、録画再生装置1のHDD13またはパーソナルコンピュータ2のHDD34内の所定の録画番組を、再生部38に再生させるための制御を行う。即ち、録画再生装置1の再生制御部17はテレビジョン受像機5に対する再生動作を制御したが、再生制御部37は、再生部38に対する再生動作であって、録画再生装置1の再生制御部17の再生動作と同様な再生動作を行う。
換言すると、本実施の形態では、録画再生装置1のHDD13またはパーソナルコンピュータ2のHDD34内の各録画番組は、テレビジョン受像機5と、パーソナルコンピュータ2の再生部38(例えば内蔵するディスプレイやスピーカ等)との何れからも再生可能とされている。
次に、図2を参照して、本実施の形態の録画再生装置1に搭載されている録画予約機能の概略について説明する。なお、ここでいう録画予約とは、ユーザまたは録画再生装置1自身の各種指示(後述するキーワード登録等含)に基づく録画予約投入指令が発行され、その録画予約投入指令に従った録画予約投入処理が実行され、その結果として、録画予約の投入が行われるまでの一連の過程をいう。また、録画予約の結果、即ち、録画予約の投入がなされたものを、以下、予約内容と称する。
図2の「予約の種類(大分類)」の項目に示されるように、本実施の形態の録画再生装置1で実現可能な録画予約の種類は大別して3種類ある。かかる3種類のそれぞれを、本明細書でも図2の記載とあわせて、個別予約、パターン予約、および、おまかせ予約のそれぞれと称することにする。
個別予約とは、従来の録画再生装置にも搭載されていた録画予約と類似する録画予約である。即ち、個別予約とは、ユーザが録画を所望する各放送番組のそれぞれについて、その放送チャンネル(以下、適宜放送Chと略記する)と放送時間帯とを指定し、その指定に基づいて録画予約投入指令が発行される、といった録画予約をいう。
個別予約は、ユーザ操作の観点から、図2の「予約の種類(小分類)」の項目に示されるように、さらに3種類に分類される。かかる3種類のそれぞれを、本明細書でも図2の記載とあわせて、手動予約、番組予約、および、リモート予約のそれぞれと称することにする。
手動予約とは、ユーザが、パーソナルコンピュータ2(以下、適宜PC2と略記する)の操作部32等を手動操作することで録画予約に必要な各種情報を入力し、PC2の録画制御部36が、その入力内容を受けて録画予約投入指令を生成して録画再生装置1に対して発行し、録画再生装置1の録画制御部14が、その録画投入指令に従って録画予約の投入を行う、といった録画予約をいう。
図2の「ユーザ操作」の項目に示されるように、手動予約におけるユーザ操作(上述した手動操作)は、録画パターンビュー(後述する図15,図16参照)を利用して行われる。
また、図2の「録画予約投入指令の内容」の項目に示されるように、手動予約における録画予約投入指令には、ユーザが録画を所望する放送番組についての放送時間帯や放送Chの他、その放送番組を受信させるために使用するチューナ(以下、使用チューナと称する)も含まれている。例えば本実施の形態では、図1の8台のチューナ部11−1乃至11−8のうちの所定の1つが、使用チューナとして、手動予約における録画予約投入指令に含まれることになる。
また、図2の「録画予約投入指令の伝達経路」の項目に示されるように(また、上述したように)、本実施の形態では、手動予約における録画予約投入指令は、ユーザのPC2の操作に基づいてPC2により生成され、PC2から録画再生装置1に伝送されていく。
この場合、図2の「録画予約投入処理の内容」の項目に示されるように、録画再生装置1の録画制御部14は、録画予約投入処理として、例えば後述する図21の通常予約投入処理を実行する。録画予約投入指令に使用チューナが含まれていることから、優先チャンネルを考慮したチューナの選択が不要だからである。なお、優先チャンネルについては、図7乃至図13等の図面を参照して後述する。
また、番組予約とは、ユーザが、サービス提供サーバ3が提供するWebサイトに含まれる電子番組表(EPG)から、録画を所望する放送番組の番組欄を選択し、サービス提供サーバ3が、その選択内容に基づく録画予約投入指令を生成して録画再生装置1に対して発行し、録画再生装置1の録画制御部14が、その録画投入指令に従って録画予約の投入を行う、といった録画予約をいう。
図2の「ユーザ操作」の項目に示されるように(また上述したように)、番組予約におけるユーザ操作は、サービス提供サーバ3が提供するWebサイトに含まれる電子番組表(後述する図17参照)を利用して行われる。
また、図2の「録画予約投入指令の内容」の項目に示されるように、番組予約における録画予約投入指令には、ユーザが録画を所望する放送番組についての放送時間帯や放送Chは含まれているが、使用チューナは含まれていない。
従って、優先チャンネル(後述する図7乃至図13等参照)を考慮したチューナの選択が必要になることから、録画制御部14は、録画予約投入処理として、例えば後述する図22の優先Ch予約投入処理を実行する(図2の「録画予約投入処理の内容」の項目参照)。
また、番組予約では、サービス提供サーバ3のWebサイトに含まれる電子番組表のユーザによる閲覧が必要となる。かかる閲覧を行うための機器は、PC2でもよいし、携帯端末8でもよい。ただし、後述するリモート予約との違いを明確にすべく、本実施の形態では、ユーザは、PC2を利用して、サービス提供サーバ3のWebサイトに含まれる電子番組表の閲覧を行うとする。
この場合、図2の「録画予約投入指令の伝達経路」の項目に示されるように、本実施の形態では、番組予約における録画予約投入指令は、電子番組表を利用したユーザの操作内容をPC2からネットワーク4を介して取得したサービス提供サーバ3により生成され、サービス提供サーバ3からネットワーク4を介して録画再生装置1に伝送される。なお、図2の「録画予約投入指令の伝達経路」におけるPC2からサービス提供サーバ3までの矢印は、番組予約における録画予約投入指令を生成するための情報の伝送経路、即ち、電子番組表を利用したユーザの操作内容の伝送経路を示している。
また、リモート予約とは、ユーザが、外出先から携帯端末8等を利用して、サービス提供サーバ3と接続し、手動予約と同様に録画予約に必要な各種情報を入力し、サービス提供サーバ3が、その入力内容に基づく録画予約投入指令を生成して録画再生装置1に対して発行し、録画再生装置1の録画制御部14が、その録画投入指令に従って録画予約の投入を行う、といった録画予約をいう。
図2の「ユーザ操作」の項目に示されるように、リモート予約におけるユーザ操作は、サービス提供サーバ3が提供するWebサイトに含まれるリモート予約用の画像等(図示せず)を利用して行われる。
また、図2の「録画予約投入指令の内容」の項目に示されるように、リモート予約における録画予約投入指令には、ユーザが録画を所望する放送番組についての放送時間帯や放送Chは含まれているが、使用チューナは含まれていない。
従って、優先チャンネル(後述する図7乃至図13等参照)を考慮したチューナの選択が必要になることから、録画制御部14は、録画予約投入処理として、例えば後述する図22の優先Ch予約投入処理を実行する(図2の「録画予約投入処理の内容」の項目参照)。
なお、リモート予約を行うためにユーザが利用する機器は、携帯端末8でもよいし、PC2でもよい。ただし、上述した番組予約との違いを明確にすべく、本実施の形態では、ユーザは、リモート予約を行う場合、携帯端末8を利用するとする。
この場合、図2の「録画予約投入指令の伝達経路」の項目に示されるように、本実施の形態では、リモート予約における録画予約投入指令は、Webサイトを利用したユーザの操作内容を携帯端末8からネットワーク4を介して取得したサービス提供サーバ3により生成され、サービス提供サーバ3からネットワーク4を介して録画再生装置1に伝送される。なお、図2の「録画予約投入指令の伝達経路」における携帯端末8からサービス提供サーバ3までの矢印は、リモート予約における録画予約投入指令を生成するための情報の伝送経路、即ち、Webサイトを利用したユーザの操作内容の伝送経路を示している。
以上説明したような個別予約に対して、パターン予約とは、本発明人により発明された録画予約であって、特願2004−138594号等においては、流し録り予約と称されている録画予約のことをいう。即ち、パターン予約とは、ユーザが、「録画対象チャンネルから放送される放送番組を所定の期間(曜日と時間帯。時間帯には24時間全時間帯も含む)だけ録画する」という内容で指定し、録画再生装置1がその指定に基づいて予約投入を行う、という録画予約をいう。
本実施の形態では、録画再生装置1には8台のチューナ部11が搭載されているので、1台のチューナ部11ごとに、ユーザは、録画対象チャンネルをひとつずつ指定できる。従って、最大8チャンネル分の放送番組を24時間(所定の期間のうちの時間帯として24時間を設定した場合)同時に録画できることになる。この場合、設定された時間帯が各日それぞれ繰り返し録画されていくという予約内容となるため(後述する繰り返し予約による予約内容となるため)、日付を特定する必要はなくなる。即ち、ユーザは、所定の期間として曜日と時間帯とのみを指定すればよく、その他については、録画対象チャンネルを指定するだけでよい。その際、本実施の形態では、後述するように、録画対象チャンネルは優先チャンネル(後述する図7乃至図13等参照)の中から選択されるので、録画対象チャンネルが指定されると使用チャンネルが一意に決定されることになる。
従って、パターン予約における録画予約投入指令には、所定の録画期間(曜日、時間帯)、録画対象チャンネル、使用チューナが含まれている(図2の「録画予約投入指令の内容」の項目参照)。
このようにパターン予約では、録画予約投入指令に使用チューナが含まれていることから、手動予約と同様に、優先チャンネル(後述する図7乃至図13等参照)を考慮したチューナの選択が不要となる。従って、録画制御部14は、録画予約投入処理として、例えば後述する図21の通常予約投入処理を実行する(図2の「録画予約投入処理の内容」の項目参照)。
パターン予約は、ユーザ操作の観点から、図2の「予約の種類(小分類)」の項目に示されるように、さらに2種類に分類される。かかる2種類のそれぞれを、本明細書でも図2の記載とあわせて、簡易入力予約、および、録画パターンビュー予約のそれぞれと称することにする。
簡易入力予約とは、各種ダイアログ(後述する図4乃至図6参照)を利用した簡易的な入力操作による録画予約のことをいう(図2の「ユーザ操作」の項目参照)。
これに対して、録画パターンビュー予約とは、録画パターンビュー(後述する図13,図14参照)を利用することで細かな調整が可能な録画予約のことをいう(図2の「ユーザ操作」の項目参照)。なお、録画パターンビューとは、特願2004−138594号等で言う「流し録り予約画像」に相当する画像のことをいう。
各種ダイアログや録画パターンビューの表示場所は、特に限定されないが、本実施の形態では図1のPC2の再生部38(ディスプレイ等)とされる。従って、本実施の形態では、ユーザは、パターン予約のための操作を行う場合、PC2の操作部32(マウスやキーボード等)を利用する。この場合、パターン予約における録画予約投入指令は、PC2により生成される。従って、本実施の形態では、パターン予約における録画予約投入指令伝達経路は、図2の「録画予約投入指令の伝達経路」の項目に示されるように、PC2から録画再生装置1への経路となる。
以上説明したような個別予約やパターン予約に対して、おまかせ予約とは、ユーザが事前に登録しておいたキーワードに該当する放送番組を、録画再生装置1が自動的に録画予約投入を行う、といった録画予約のことをいう。ここで、自動的とは、ユーザの操作(処理開始を指示するトリガ操作を除く)を介在することなく装置自身(ここでは録画再生装置1自身)の判断で実行することをいう。例えば、「グルメ」というキーワードが予め登録されていれば、「グルメ」に該当する放送番組(料理番組など)が自動的に録画予約投入されて、そお予約内容に従って自動的に録画されることになる。
図2の「ユーザ操作」の項目に示されるように(上述したように)、おまかせ予約に伴うユーザ操作は不要になる。
ただし、上述したように、ユーザは、事前のキーワード登録操作が必要となる。
この場合、かかるキーワード登録操作によるキーワードの登録先としては、録画再生装置1とサービス提供サーバ3とが存在する。従って、図2の「予約の種類(小分類)」の項目に示されるように、おまかせ予約は、キーワードの登録先に応じて次の2つの録画予約に分類される。
即ち、1つ目の録画予約とは、キーワードの登録先が録画再生装置1(より正確にはHDD13)である録画予約であって、それ故、そのキーワードに該当する放送番組を録画再生装置1が判断する録画予約のことをいう。かかる1つ目の録画予約を、以下、図2の記載にあわせて、録画再生装置自身判断予約と称する。
これに対して、2つ目の録画予約とは、キーワードの登録先がサービス提供サーバ3である録画予約であって、それ故、そのキーワードに該当する放送番組をサービス提供サーバ3が判断する録画予約のことをいう。かかる2つ目の録画予約を、以下、図2の記載にあわせて、サービス提供サーバ判断予約と称する。
具体的には、録画再生装置自身判断予約とは、録画再生装置1の録画制御部14が、所定のタイミング(例えばEPG取得部16により新たなEPG情報が取得されたタイミング等)において、キーワードとEPG情報とに基づいて、そのキーワードに該当する放送番組を判断し、その判断結果に基づく録画予約投入指令を自分自身で発行し(図2の「録画予約投入指令の伝達経路」参照)、その録画投入指令に従って録画予約の投入を行う、といった録画予約をいう。
この場合、録画再生装置自身判断予約における録画予約投入指令には、録画再生装置1によりキーワードに該当すると判断された放送番組についての放送Chおよび放送時間帯が含まれており、使用チューナは含まれていない(図2の「録画予約投入指令の内容」の項目参照)。従って、優先チャンネル(後述する図7乃至図13等参照)を考慮したチューナの選択が必要になることから、録画制御部14は、録画予約投入処理として、例えば後述する図22の優先Ch予約投入処理を実行する(図2の「録画予約投入処理の内容」の項目参照)。
また、サービス提供サーバ判断予約とは、サービス提供サーバ3が、所定のタイミング(例えば録画再生装置1に対して新たなEPG情報を提供するタイミング等)において、キーワードとEPG情報とに基づいて、そのキーワードに該当する放送番組を判断し、その判断結果に基づく録画予約投入指令を録画再生装置1に対して発行し(図2の「録画予約投入指令の伝達経路」参照)、録画再生装置1の録画制御部14が、その録画投入指令に従って録画予約の投入を行う、といった録画予約をいう。
この場合、サービス提供サーバ判断予約における録画予約投入指令には、サービス提供サーバ3によりキーワードに該当すると判断された放送番組についての放送Chや放送時間帯が含まれており、使用チューナは含まれていない(図2の「録画予約投入指令の内容」の項目参照)。従って、優先チャンネル(後述する図7乃至図13等参照)を考慮したチューナの選択が必要になることから、録画制御部14は、録画予約投入処理として、例えば後述する図22の優先Ch予約投入処理を実行する(図2の「録画予約投入処理の内容」の項目参照)。
以上説明した大分類による3種類の録画予約、即ち、個別予約、パターン予約、おまかせ予約には、優先度が予め設定されている。例えば本実施の形態では図2の「優先度」の項目に示される順番で優先度がそれぞれ設定されている。即ち、本実施の形態では、個別予約の優先度が1(最高位である第1位)とされ、パターン予約の優先度が2(その次の第2位)とされ、おまかせ予約の優先度が3(最低位である第3位)とされている。なお、優先度は、本実施の形態の設定例(図2の例)に限定されず、任意に設定してよい。
ここで、図3を参照して、優先度について説明する。
例えば、図3に示されるように、最初に、低い優先度の録画予約51(所定のチャンネルから連続して放送される番組1乃至5の録画予約51)が行われたとする。この場合、その予約内容51−Lにおいては、録画予約51のみが含まれることになる。
その後、それよりも高い優先度の録画予約52(番組2の後半乃至番組4の前半までの時間帯に、別のチャンネルから放送される番組Aの録画予約52)が行われたとする。この場合、その予約内容52−Lにおいては、番組2の後半乃至番組4の前半までの時間帯に録画予約51と録画予約52とが重なってしまうことになる。
このような場合、即ち、2以上の録画予約が所定の時間帯で重なっているような場合、その重なっている時間帯においては、優先度の高い方の録画予約52が適用される。即ち、録画結果53−A,53−Bに示されるように、重なっている時間帯においては、録画予約52で特定される番組Aが録画される。換言すると、重なっている時間帯においては、低い優先度の録画予約51が無効となり、その重なっている時間帯は録画されないことになる。
ただし、重なっている時間帯の判断手法として、番組単位で判断する手法と、時間帯で判断する手法との2つの手法が存在する。
前者の手法が採用された場合には、番組2の開始時刻乃至番組4の終了時刻までの時間帯が、重なっている時間帯と判断される。その結果、録画結果53−Aに示されるように、番組2と番組4とは全て録画されないことになる。
これに対して、後者の手法が採用された場合には、番組2の後半の所定の時刻乃至番組4の前半の所定の時刻までの時間帯が、重なっている時間帯と判断される。即ち、番組2の前半の放送時間帯と、番組4の後半の放送時間帯とは、重なっている時間帯から除外される。その結果、録画結果53−Bに示されるように、番組2と番組4とのうちの、重なっている時間帯と判断されなかった時間帯(除外された時間帯)の放送内容、即ち、番組2の前半部分と番組4の後半部分とは録画されることになる。
以下、上述した各種予約に伴うユーザ操作の詳細について説明していく。
はじめに、図4乃至図6を参照して、パターン予約のうちの簡易入力予約に伴うユーザ操作について説明する。
簡易入力予約が行われる場合、初期設定画像として例えば図4に示されるようなダイアログ61が、例えばPC2の再生部38(図1)のディスプレイ等(以下、単にディスプレイと略記する)に表示される。
このダイアログ61は、その上方に記述されているように、所定のチューナと所定のチャンネルとを関連付ける(結びつける)ための設定を行う際に利用されるGUI(Grafical User Interface)画像の一例である。
なお、以下、所定のチューナと所定のチャンネルとを関連付ける(結びつける)ことを、ダイアログ61の表示に併せて、ペアリングと称する。即ち、ペアリングとは、所定のチューナの担当チャンネル(所定のチューナが録画予約を受け付けるチャンネル)を限定(設定)することを指す。また、所定のチューナについてペアリングの設定が行われ、その結果として、他のチャンネルの録画予約をそのチューナが受け付けない場合、そのペアリングは強いペアリングであると称する。一方、所定のチューナについてペアリングの設定が行われた後でも、他のチャンネルの録画予約の受付がそのチューナにとって可能な場合、そのペアリングは弱いペアリングであると称する。また、弱いペアリングが行われる場合に各チューナにとって主担当となるチャンネルを、以下、優先チャンネルと称する。ただし、優先チャンネルの詳細については、図7乃至図13を参照して後述する。
例えば本実施の形態では、弱いペアリングが行われるとして、ダイアログ61では、各チューナ部11−1乃至11−8(図1)のそれぞれにとっての優先チャンネルが設定されるとする。
具体的には例えば、各チューナ部11−1乃至11−8のそれぞれにとっての優先チャンネルは、プルダウンメニュー61−1乃至61−8のそれぞれにより設定される。
即ち、初期状態においては、プルダウンメニュー61−1乃至61−8のそれぞれには、図4に示されるように、各チューナ部11−1乃至11−8のそれぞれにとっての優先チャンネルが未設定であることを示す「(未設定)」が表示されている。
この状態で、ユーザは、PC2の操作部32のマウス等(以下、単にマウスと略記する)を利用することで、プルダウンメニュー61−1乃至61−8のそれぞれにおいて表示される1以上のチャンネルの名称の中から、優先チャンネルとして設定したいチャンネルの名称をそれぞれ選択することで、優先チャンネルをそれぞれ設定する。なお、本実施の形態では、プルダウンメニュー61−1乃至61−8のそれぞれに表示される1以上のチャンネルの名称とは、固定ではなく、その時点で設定可能なチャンネルの名称のみが表示される。なお、設定可能なチャンネルとは何れのチャンネルであるのかについては、後述する優先チャンネルの説明とあわせて説明する。
具体的には例えば、チューナ部11−1乃至11−8のそれぞれの優先チャンネルとして、Ach乃至Hchのそれぞれが設定された場合には、ダイアログ61の表示は図5に示されるようになる。即ち、プルダウンメニュー61−1乃至61−8内のそれぞれには、「Ach」乃至「Hch」のそれぞれが表示される。
この状態で、ユーザが、マウスを利用して、「次へ」と記述されたソフトウエアボタン62を押下すると、例えば図6に示されるようなダイアログ71がディスプレイに表示される。
なお、以下、「○○」と記述されたソフトウエアボタンを、「○○」ボタンと称する。具体的には例えば、図5の例では、「次へ」と記述されたソフトウエアボタン62を、「次へ」ボタン62と称する。即ち、「次へ」ボタン62が押下されると、図6のダイアログ71がディスプレイに表示される。
ダイアログ71は、その上方に記述されているように、録画する時間帯と録画モードを設定する際に利用されるGUI画像の一例である。
ダイアログ71における「録画する時間帯」とは、特定の日または曜日の時間帯をいうのではなく、全ての曜日についての時間帯をいい、かつ、チューナ部11−1乃至11−8の全てに対して適用される時間帯をいう。即ち、簡易入力予約では、毎日(全曜日)の同一時間帯(ダイアログ71の「録画する時間帯」として設定された時間帯)に、チューナ部11−1乃至11−8の全てに受信された全放送番組を録画する、という予約内容で録画予約投入がなされることになる。従って、各チューナ部11−1乃至11−8のそれぞれ単独での時間帯の調整(曜日調整含む)は、例えば図13,図14を参照して後述する録画パターンビュー予約等により行われることになる。
具体的には例えば、ダイアログ71における「録画する時間帯」は、プルダウンメニュー72,73により設定される。
即ち、ユーザは、マウスを利用することで、プルダウンメニュー72に表示される各時刻の中から、録画する時間帯の開始時刻を選択し、かつ、プルダウンメニュー73に表示される各時間長の中から、録画する時間帯の録画時間(その時間帯の時間長)を選択することで、ダイアログ71における「録画する時間帯」を設定する。なお、ダイアログ71における「録画する時間帯」の終了時刻については、開始時刻と録画時間とから一意に特定されるので、ユーザは特に選択する必要がなく、PC2(図1)による演算結果がそのまま表示される。
具体的には例えば図6の例では、開始時刻として「5:00」が設定され、録画時間として「24時間」が設定されている。このため、終了時刻として「5:00」が表示されている。従って、図6の例の状態で録画予約投入が行われると、毎日(全ての曜日)の全時間帯(24時間全て)で、即ち常に、チューナ部11−1乃至11−8の全てに受信された全放送番組が録画されることになる。
また、録画モードは、プルダウンメニュー74により設定される。
即ち、ユーザは、マウスを利用することで、プルダウンメニュー74に表示される各録画モードの中から所望の1つを選択することで、録画モードを設定する。
録画モードとは、本実施の形態では例えば、画質や音質を設定するためのモードをいい、いわゆる標準モードや長時間モードといった種類が何種類か存在する。例えば図6の例では、「長時間(2.5MBps)」という種類の録画モードが設定されていることになる。
かかる録画モードの種類に応じて、同一の放送番組を録画する場合であっても、HDD13に記録されるデータサイズは異なることになる。従って、本実施の形態では、録画再生装置1は、所定の放送番組の録画予約投入を行う場合、その分の記録領域をHDD13に予め確保すべく、その確保が可能であるか否かのチェックを行う(後述する図21のステップS81、図22のステップS110、および、図31のステップS125等参照)。この場合、確保できないというチェック結果のときには、かかる録画モードを、小さいデータサイズとなるような録画モード(例えば低画質となるような録画モード)に更新させる設定を行えばよい。
その後、ユーザが、マウスを利用して、ダイアログ71の「次へ」ボタン75を押下すると、簡易入力予約のためのユーザ操作は終了となる。
かかる簡易入力予約のためのユーザ操作の結果、即ち、各チューナ部11−1乃至11−8の優先チャンネルの設定内容(図5等のプルダウンメニュー61−1乃至61−8の設定内容)、録画する時間帯の設定内容(図6のプルダウンメニュー72,73の設定内容)、および、録画モードの設定内容(図6のプルダウンメニュー74の設定内容)が、図1の操作部32から主制御部31を介して録画制御部36に提供される。
すると、録画制御部36は、その簡易入力予約のためのユーザ操作の結果に基づいて録画予約投入指令を生成して、通信部33を介して録画再生装置1に対して発行する。なお、その際の録画予約投入指令に含まれる使用チャンネルは、各チューナ部11−1乃至11−8のそれぞれに設定された各優先チャンネルとなる。
また、録画再生装置1の録画制御部14は、この録画予約投入指令を通信部19を介して取得すると、後述する図21の通常予約投入処理を実行することになる。
ここで、図7乃至図13を参照して、優先チャンネルについてさらに詳しく説明する。
例えばいま、Achからは、番組Pa1, Pa2, Pa3がその順番で順次放送されるとする。また、近傍の間帯に、Bchからは番組Pb1, Pb2, Pb3が、Cchからは番組Pc1, Pc2, Pc3が、Dchからは番組Pd1 Pd2, Pd3が、その順番でそれぞれ順次放送されるとする。即ち、番組Px1,・・・PxN(ここでは、xはa乃至dのうちの何れかのアルファベット。N=3)は、時間的に連続して放送される放送番組であるとする。
また、ここでは、話を容易なものとするために、チューナ部11−1乃至11−8のうちの4台のチューナ部11−1乃至11−4だけが録画再生装置1に搭載されていると仮定する。
このような仮定の下では、各チューナ部11−1乃至11−4に優先チャンネルが設定されていないと、例えば、各チューナ部11−1乃至11−4には図7に示されるように放送番組が受信される(その結果そのように録画される)。図7において、空欄の部分は、受信されていない時間帯、即ち、録画されていない時間帯を表しており、チューナリソースを無駄にしていることを意味している。また、番組Pd2とPb2とについては、各チューナ部11−1乃至11−4の何れにも受信されていないので、その結果録画されないことになる。
そこで、チューナ部11−1乃至11−4のそれぞれの優先チャンネルとして、例えばAch乃至Dchのそれぞれを設定することで、各チューナ部11−1乃至11−4には図8に示されるように放送番組が受信される(そのように録画される)ことが可能になる。図8においては、空欄の部分が無くなった結果、即ち、各チューナ部11−1乃至11−4全てにおいて放送番組が受信されていない時間帯は無くなり、その結果、録画されない放送番組が無くなったことがわかる。このように、優先チャンネルという概念を導入することで、チューナリソースの無駄防止を図ることができる。
以上の話は、時間的に連続して放送される複数の放送番組の連続録画、即ち、時間的に連続している録画予約投入(以下、連続時間帯録画投入予約と称する)が行われた場合の録画についての話である。そこで、今度は、時間的に連続していない放送番組の録画、即ち、時間的に連続していない録画予約投入(以下、非連続時間帯録画投入予約と称する)が行われた場合の録画について考える。
例えば、上述した図4乃至図6で説明したユーザ操作による簡易入力予約が行われた場合等には、主に、連続時間帯録画予約投入が行われることになる。これに対して、後述するユーザ操作により個別予約のうちの番組予約やリモート予約が行われたり、或いは、おまかせ予約が行われた場合には、時として、非連続時間帯録画予約投入が行われることがある。
このような非連続時間帯録画予約投入が行われる場合も、連続時間帯録画予約投入が行われる場合と同様に、基本的には、各チューナ部11−1乃至11−4に対して優先チャンネルを予め設定しておき、優先チャンネルに対する録画予約投入を行えばよい。ここで、優先チャンネルに対する録画予約投入とは、「所定のチャンネルから放送される放送番組を、その所定のチャンネルが優先チャンネルとして設定されているチューナ部11に受信させた上で録画する」という内容の録画予約投入をいう。
しかしながら、番組予約、リモート予約、および、おまかせ予約では、優先チャンネルとして設定されていない別のチャンネルの放送番組についての録画予約投入指令が発行される場合がある。例えば図8の例では、上述したように、チューナ部11−1乃至11−4のそれぞれの優先チャンネルとしてAch乃至Dchのそれぞれが設定されているので、それ以外の別のチャンネル、例えばEch等の放送番組についての録画予約投入指令が発行される場合がある。
このような場合、即ち、Ech等、優先チャンネル以外の別のチャンネルの放送番組についての録画予約投入を行う必要がある場合、チューナ部11−1乃至11−4のうちの何れを使用チューナ(録画する際に使用するチューナ)として設定するのかは大きな問題である。そこで、本発明人は、このような場合にチューナリソースを最も有効に利用できる手法として、次のような手法を発明した。
即ち、ここでも、録画再生装置1には4台のチューナ部11−1乃至11−4のみが搭載されていると仮定し、チューナ部11−1乃至11−4のそれぞれの優先チャンネルとして、Ach乃至Dchのそれぞれが設定されているとする。そして、このような仮定の下で、Kchの所定の番組(以下、番組Pkiと称する)についての録画予約投入について考える。なお、Kchは、Ach乃至Dchのうちの何れかのチャンネルとなるときもあるし、或いは、その他の別のチャンネルとなるときもある。
この場合、録画再生装置1の録画制御部14(図1)は、番組予約、リモート予約、または、おまかせ予約に基づく番組Pkiの録画予約投入を行う場合には、次のような録画予約投入処理を実行すればよい。
即ち、番組PkiのチャンネルであるKchが、各チューナ部11−1乃至11−4のそれぞれの優先チャンネルのうちの何れか1つに該当するとき、即ち、ここではKchがAch乃至Dchのうちの何れかのチャンネルである場合、録画制御部14は、チューナ部11−1乃至11−4のうちの、Kchが優先チャンネルとして設定されているチューナ部11を使用チャンネルとして設定した上で、その番組Pkiの録画予約投入を行う。
これに対して、番組PkiのチャンネルであるKchが、各チューナ部11−1乃至11−4のそれぞれの優先チャンネルのうちの何れにも該当しない場合、即ち、ここではKChがAch乃至Dch以外の別のチャンネルの場合、録画制御部14は、番組Pkiの録画時間帯(放送時間帯)の周辺の所定の時間帯△Tにおいて、番組PkiのチャンネルであるKchの別の番組が最も多く録画予約投入されているチューナを、使用チャンネルとして設定した上で、その番組Pkiの録画予約投入を行う。
具体的には例えば、各チューナ部11−1乃至11−4についての録画予約投入の状況は、図9に示される通りであるとする。そして、この状況下で、録画制御部14は、図9に示される番組Pk5の録画予約投入を行うとする。
そして、番組Pk5の録画時間帯(放送時間帯)の周辺の所定の時間帯△Tとして、図9の時間帯△T1が採用されたとする。この場合、チューナ部11−1,11−2には、番組Pk5のチャンネル(Kch)の別の番組は録画予約投入されていない。これに対して、チューナ部11−3には、番組Pk5のチャンネル(Kch)の別の番組として、3つの番組Pk2,Pk3,Pk4が録画予約投入されている。また、チューナ部11−4にも、番組Pk5のチャンネル(Kch)の別の番組として、3つの番組Pk6,Pk7,Pk8が録画予約投入されている。
従って、時間帯△T1において、番組Pk5のチャンネル(Kch)の別の番組が最も多く録画予約投入されているチューナは、チューナ部11−3,11−4となる。
このような場合、チューナ部11−3,11−4のうちの何れを使用チューナとして設定してもよい。
ただし、本実施の形態では、時間帯△T1において、番組Pkiのチャンネルの別の番組が最も多く録画予約投入されているチューナが、チューナ部11−3,11−4といったように2以上存在する場合、即ち、使用チューナの候補が2以上存在する場合、録画制御部14は、所定の時間帯△を、時間帯△T1からそれよりも長時間の時間帯△T2に更新して、更新後の時間帯△T2において、番組Pkiのチャンネル(Kch)の別の番組が最も多く録画予約投入されているチューナを再検索する。
具体的には例えば所定の時間帯が図9の時間帯△T1から時間帯△T2に更新された場合には、チューナ部11−3には、番組Pk5のチャンネル(Kch)の別の番組として、時間帯△T1と同一の3つの番組Pk2,Pk3,Pk4が録画予約投入されていることになる。これに対して、チューナ部11−4には、番組Pk5のチャンネル(Kch)の別の番組として、時間帯△T1と同一の3つの番組Pk6,Pk7,Pk8に加えてさらに、番組Pk1が録画予約投入されていることになる。
従って、時間帯△T2においては、番組Pk5のチャンネル(Kch)の別の番組が最も多く録画予約投入されているチューナは、チューナ部11−4となる。そこで、録画制御部14は、チューナ部11−4を使用チャンネルとして設定した上で、その番組Pk5の録画予約投入を行う。
このように、所定の時間帯△Tとして時間帯△T1が採用されたときにおいて、複数の使用チューナ候補が存在するときには、即ち、番組Pkiのチャンネル(Kch)についての、録画予約投入済みの別の番組の個数が同一のチューナが複数存在するときには、所定の時間帯△Tを時間帯△T1からそれよりも長い△T2に更新して、使用チューナ候補の数を絞っていけばよい。このように、所定の時間帯△Tの時間長を更新していくことで、番組Pkiの録画時間帯の近傍において、その番組Pkiのチャンネルの録画予約投入が最密に行われている1つのチューナに絞り込まれるので、そのチューナを使用チューナとして設定することで、チューナリソースを最も有効に利用できるようになる。
さらに、録画制御部14は、番組Pk11の録画予約投入を行うとする。また、番組Pk11の録画時間帯(放送時間帯)の周辺の所定の時間帯△Tとして、時間帯△T3が採用されたとする。
この場合、チューナ部11−2乃至11−4には、番組Pk11のチャンネル(Kch)の別の番組は録画予約投入されていない。これに対して、チューナ部11−1には、番組Pk5のチャンネル(Kch)の別の番組として、3つの番組Pk9,Pk10,Pk12が録画予約投入されている。
従って、時間帯△T3において、番組Pk11のチャンネル(Kch)の別の番組が最も多く録画予約投入されているチューナは、チューナ部11−1となる。そこで、録画制御部14は、チューナ部11−1を使用チャンネルとして決定した上で、その番組Pk11の録画予約投入を行う。
このように、同一チャンネル(Kch)の番組Pkiであっても、その放送時間帯が異なれば、その同一チャンネル(Kch)の録画予約投入が最密に行われているチューナは異なる場合がある。このような場合、異なるチューナに対する録画予約投入がそれぞれ別個に行われる。即ち、そのような録画予約投入が行われるからこそ、チューナリソースの最も有効な利用が図られるのである。
なお、所定の時間帯△T(△T1,△T2,△T3等)の長さは、任意長でよく、具体的には録画再生装置1の実装により決定される。
以上の一連の処理からなる録画投入処理(以下、優先Ch予約投入処理と称する)を実現可能な手法が、本発明人により発明された手法である。
このように、優先Ch予約投入処理とは、チューナリソースを最も有効に利用できるチューナを使用チューナとして設定した上で、録画予約投入を行う処理であるといえる。従って、録画予約投入指令に使用チャンネルが既に含まれている場合、即ち、本実施の形態では図2の手動予約およびパターン予約の場合には、優先Ch予約投入処理を実行させる必要はない。従って、このような場合、優先Ch予約投入処理は実行されずに、通常の録画予約投入処理(以下、通常予約投入処理と称する)が行われる。
結局、録画再生装置1の録画制御部14は、録画予約投入指令に使用チャンネルが含まれているか否かを判定し、含まれている場合には通常予約投入処理を実行し、含まれていない場合には優先Ch予約投入処理を実行する、といった録画予約投入処理を実行すればよい。
なお、かかる録画予約投入処理の詳細については図20のフローチャートを参照して、そのうちの、通常予約投入処理の詳細については図21のフローチャートを参照して、また、優先Ch予約投入処理のさらなる詳細については、図22のフローチャートを参照して、それぞれ後述する。
ところで、本実施の形態では、チューナ部11−1乃至11−8のそれぞれの優先チャンネルの変更は、任意のタイミングで可能とされている。
即ち、ユーザは、優先チャンネルの変更を行いたい場合、優先チャンネルの変更(設定)が可能な適当なダイアログ(例えば上述した図4のダイアログ61等)をディスプレイに表示させて、そのダイアログを利用して、所望の優先チャンネルを設定するマウス操作を行えばよい。
ただし、このとき、ダイアログにおいて、所定のチューナについて設定可能(更新可能)な優先チャンネルは、現時点で優先チャンネルとして設定されているチャンネルと、他のチューナに優先チャンネルとして設定されているチャンネル以外のチャンネルとのみとされる。即ち、他のチューナに優先チャンネルとして設定されているチャンネルは、所定のチューナについて設定可能(更新可能)な優先チャンネルの候補から除外される。
具体的には例えば、チューナ部11−1乃至11−8の各優先チャンネルが図5に示されるようにAch乃至Hchのそれぞれに設定されているとする。この場合、ユーザは、チューナ部11−1についての優先チャンネルを変更するときには、上述したように、プルダウンメニュー61−1を利用して所望のチャンネルを選択することになる。ただし、このとき、プルダウンメニュー61−1では、他のチューナ部11−2乃至11−8のそれぞれで優先チャンネルとして設定されているBch乃至Hchの選択は不可となる(Bch乃至Hchは表示されない)。
また、所定のチューナ部11についての優先チャンネル変更後は、所定のチューナ部11についての予約内容は次のように変更される。即ち、所定のチューナ部11に対して録画予約投入が行われていた番組のうちの、変更後の新たな優先チャンネル以外の別のチャンネルの番組については、その予約は削除される。また、変更後の新たな優先チャンネルの番組についての録画予約投入が別のチューナ部11に対して行われていた場合(別チューナー部11に間借りしていた場合)、それらの番組については、所定のチューナ部11に対して新たに録画予約投入される(それらの番組の録画予約は所定のチューナ部11に集められる)。この場合、原則として、別のチューナ部11におけるそれらの番組の録画予約は削除されることになるが、所定のチューナ部11における新たな録画予約投入が失敗したときは、その録画予約は削除されずにそのまま維持される。
具体的には例えば、図9の予約内容の状況下(番組Pk5,Pk11は未投入とする)、チューナ部11−1の優先チャンネルがAchからKchに変更された場合、チューナ部11−1については、番組Pa1,Pa2,Pa…の録画予約は削除され、その代わりに、番組Pk1乃至Pk4および番組Pk6乃至Pk8の新たな録画予約投入が行われる。
ただし、この場合、ユーザの優先チャンネル変更の指示操作後(図4のプルダウンメニュー61−1等の選択操作後等)、直ちに、上述したように予約内容を変更してしまうと、ユーザに酷すぎる。
そこで、本実施の形態では、ユーザの優先チャンネル変更の指示操作後(図4のプルダウンメニュー61−1等の選択操作後等)、例えば図10または図11のような確認画像、即ち、録画予約投入内容を変更する旨をユーザに確認させるGUI画像を表示させ、「はい」ボタンが押下されたときのみ、予約内容の変更が許可されるようになされている。
また、本実施の形態では、このように優先チャンネルの変更が可能であるので、同様にして、優先チャンネルの削除も可能とされている。
即ち、ユーザは、優先チャンネルの削除を行いたい場合、優先チャンネルの設定が可能な適当なダイアログ(例えば上述した図4のダイアログ61等)をディスプレイに表示させて、そのダイアログを利用する適当なマウス操作を行うことで、優先チャンネルを削除することもできる。
具体的には例えば、図4のダイアログ61等が利用される場合、ユーザは、プルダウンメニュー61−1乃至61−8で、図4に示される「(未設定)」を選択すればよい。
なお、所定のチューナ部11の優先チャンネル削除後も、優先チャンネル変更後と同様に、所定のチューナ部11についての予約内容は次のように変更される。即ち、所定のチューナ部11に対して録画予約投入が行われていた全ての番組に対して、それらの予約は削除される。
従って、ユーザの優先チャンネル削除の指示操作後(図4のプルダウンメニュー61−1等の「(未設定)」選択操作後等)、本実施の形態では例えば図12のような確認画像、即ち、録画予約投入内容を変更(全削除)する旨をユーザに確認させるGUI画像を表示させ、「はい」ボタンが押下されたときのみ、録画予約投入内容の変更(全削除)が許可されるようになされている。
以上、優先チャンネルの詳細について説明した。
ここで、図2の各種の予約に伴うユーザ操作の説明に戻す。即ち、パターン予約のうちの簡易入力予約に伴うユーザ操作については上述したので、次に、図13と図14とを参照して、パターン予約のうちの録画パターンビュー予約に伴うユーザ操作について説明する。
録画パターンビュー予約が行われる場合、はじめに、例えば図13に示されるような録画パターンビュー81がディスプレイに表示される。録画パターンビュー81は、優先チャンネル等を表示する領域81−1と、各種予約に伴うユーザ操作を行うためのGUI画像が表示される領域81−2とから形成される。
なお、後述するように、領域81−2の表示画像は、現時点の予約内容の確認画像としても利用される。
また、領域81−1の表示内容からもわかるように、録画パターンビュー予約においては、各チューナ部11−1乃至11−8の優先チャンネルは何れも設定済みであることが前提とされている。例えば図13の例では、領域81−1の表示内容から、各チューナ部11−1乃至11−8のそれぞれの優先チャンネルは、Ach乃至Hchのそれぞれであることがわかる。
領域81−2の上方には、録画予約投入を行う対象のチャンネル(以下、録画するチャンネルと称する)をユーザが選択するためのプルダウンメニュー82が設けられている。
図13の例では、プルダウンメニュー82の表示内容から、Cchが録画するチャンネルとして設定されていることがわかる。また、Cchが録画するチャンネルとして設定されていることは、領域81−1において、チューナ部11−3、および、Cchが記述されている領域が反転表示(図では灰色表示)されていることからもわかる。
プルダウンメニュー82の下方の画像83が、パターン予約のうちの録画パターンビュー予約に伴うユーザ操作を行うためのGUI画像である。なお、かかる画像83は、現時点の予約内容の確認画像としても利用される。ただし、確認画像として利用される場合の画像83の説明については、図23を参照して後述する。
この画像83内には、プルダウンメニュー82に表示されたチャンネル、即ち、録画するチャンネル(図13の例では、チューナ部11−3の優先チャンネルであるCch)ついての、録画パターン予約の録画予約投入を行うためのテーブル(以下、タイムテーブルと称する)が表示される。
なお、このタイムテーブルは、予約内容の確認にも利用されるが、そのことについては図23を参照して後述する。
図13に示されるように、このタイムテーブルは、例えば、横方向の項目(以下、横軸と称する)に曜日(月、火、水、木、金、土、日)が割り当てられ、縦方向の項目(以下、縦軸と称する)に時間(図13の例では、24時間のうちの、5:00乃至次の5:00)が割り当てられて構成されている。
ユーザは、グラフィックエディタで四角形を書くように、このタイムテーブル内でマウスのドラッグ操作を行い、図13に示されるような枠(四角形ラバーバンド)84を生成(表示)した後、マウスのドロップ操作を行うことで、新規予約(新たな録画予約投入の対象)を指示することが可能である。
この場合、この枠84で囲まれる時間帯にプルダウンメニュー82で設定されたチャンネルから放送される放送番組を毎週録画する、という録画予約投入が行われることになる。具体的には例えば図13の例では、月乃至金曜日の各5:00乃至17:00の間にCchからそれぞれ放送される放送番組を毎週録画する(その際、使用チューナはチューナ部11−3とする)、という録画予約投入が行われることになる。
なお、特定の日の所定の時間帯の録画が行われた後、それとは別の日の同時間帯で録画が行われることを、繰り返し録画と称し、その繰り返し録画のための予約を繰り返し予約と称する。即ち、パターン予約とは、繰り返し予約の一実施の形態である。
さらに、この枠84の生成後、即ち、ユーザのマウスのドロップ操作後、本実施の形態では例えば、図14に示されるようなダイアログ91がディスプレイに表示される。従って、ユーザは、このダイアログ91を利用することで、こまかな設定の調整を行うことができる。
即ち、ユーザは、このダイアログ91のうちの、“録画開始時刻(S)”の表示の右方のプルダウンメニュー92を利用することで、即ち、マウスで対応する操作を行うことで、1日単位の録画時間帯のうちの開始時刻のこまかな設定を行うことができる。同様に、ユーザは、“録画終了時刻(E)”の表示の右方のプルダウンメニュー93を利用することで、即ち、マウスで対応する操作を行うことで、1日単位の録画時間帯のうちの終了時刻のこまかな設定を行うことができる。
また、ユーザは、“チャンネル(C)”の表示の右方のプルダウンメニュー94を利用することで、即ち、マウスで対応する操作を行うことで、録画するチャンネル(図13のプルダウンメニュー82で設定されたチャンネル)の変更を行うことができる。
また、ユーザは、“自動削除(B) ビデオ保持期間の目安”の表示の右方のプルダウンメニュー95を利用することで、即ち、マウスで対応する操作を行うことで、この録画予約投入に対応する録画番組(その予約内容に従って録画された録画番組)を何時まで保持しておくのか、換言すると、どのタイミングで削除させるのかを設定することができる。
また、ユーザは、“曜日(D)”の表示の右方であって、“月”乃至“日”のそれぞれの表示の左方の各ボックス96を利用することで、即ち、マウスで対応する操作を行うことで、毎週録画させる対象の「曜日」を設定することができる。
また、ユーザは、“録画モード(M)”の表示の右方のプルダウンメニュー97を利用することで、即ち、マウスで対応する操作を行うことで、録画モードを設定することができる。
以上のようにして、ユーザは、パターン予約のうちの録画パターンビュー予約に必要な各種設定を行うことができる。かかる各種設定後、ユーザが、マウスを利用して、「OK」ボタン98を押下すると、録画パターンビュー予約のためのユーザ操作は終了となる。
かかる録画パターンビュー予約のためのユーザ操作の結果、即ち、ダイアログ91の設定内容が、図1の操作部32から主制御部31を介して録画制御部36に提供される。
すると、録画制御部36は、その録画パターンビュー予約のためのユーザ操作の結果に基づいて録画予約投入指令を生成して、通信部33を介して録画再生装置1に発行する。なお、その際の録画予約投入指令に含まれる使用チャンネルは、プルダウンメニュー94に表示(設定)されたチャンネル(図14の例ではCch)となる。
また、録画再生装置1の録画制御部14は、この録画予約投入指令を通信部19を介して取得すると、後述する図21の通常予約投入処理を実行することになる。
即ち、図14の状態のまま「OK」ボタン98が押下された場合には、「毎週、月乃至金曜日のそれぞれの5:00から17:00までの時間帯に、Cchから放送される各放送番組をチューナ部11−3でそれぞれ受信して、「標準(4Mbps,VBR)」という種類の録画モードでそれぞれHDD13に録画する」という予約内容で、録画予約投入されることになる。
以上、図2の各種予約のうちの、パターン予約(簡易入力予約および録画パターンビュー予約)に伴うユーザ操作について説明した。
次に、個別予約に伴うユーザ操作について説明する。
はじめに、図15と図16とを参照して、個別予約のうちの手動予約に伴うユーザ操作について説明する。
手動予約の場合も、パターン予約の録画パターンビュー予約の場合と同様に、録画パターンビュー81が利用される。ただし、ユーザ操作のためのGUI画像として、録画パターンビュー予約の場合には画像83(図13)が利用されたが、手動予約の場合には、例えば図15に示される画像101が利用される。
即ち、個別予約では、特定の日付の時間帯の録画予約が指定されるので、特定の週についてのタイムテーブルを有する画像101が利用されるのである。例えば図15の例では、9/19(月)乃至9/25(日)を横軸としたタイムテーブルが画像101に表示されている。
なお、かかる画像101も、画像83(図13)と同様に、現時点の予約内容の確認画像としても利用される。ただし、確認画像として利用される場合の画像101の説明については、図24,図25を参照して後述する。
ユーザは、マウスを利用して、「前週」ボタン102を押下することで、画像101の表示対象のタイムテーブルを、現在表示対象の週(図15の例では9/19(月)乃至9/25(日)の週)の前の週のタイムテーブルに更新することができる。図示はしないが、例えば図15の状況下で「前週」ボタン102が押下されると、9/12(月)乃至9/18(日)を横軸としたタイムテーブルが画像101に表示されることになる。
これに対して、ユーザは、マウスを利用して、「次週」ボタン103を押下することで、画像101の表示対象のタイムテーブルを、現在表示対象の週(図15の例では9/19(月)乃至9/25(日)の週)の次の週のタイムテーブルに更新することができる。図示はしないが、例えば図15の状況下で「次週」ボタン103が押下されると、9/26(月)乃至10/2(日)を横軸としたタイムテーブルが画像101に表示されることになる。
また、ユーザは、プルダウンメニュー104を利用しても、即ち、マウスで対応する操作をしても、画像101の表示対象のタイムテーブルを更新することができる。
ユーザは、これらの「前週」ボタン102、「次週」ボタン103、およびプルダウンメニュー104のうちの少なくとも1つを利用することで、録画予約投入を行いたい週のタイムテーブルを画像101に表示させることができる。その後のユーザ操作は、基本的に、パターン予約の録画パターンビュー予約の場合と同様の操作となる。
即ち、ユーザは、グラフィックエディタで四角形を書くように、タイムテーブル内でマウスのドラッグ操作を行い、図15に示されるような枠(四角形ラバーバンド)105を生成(表示)した後、マウスのドロップ操作を行うことで、新規予約を指示することができる。
この場合、画像101に表示されているタイムテーブルで特定される週について、この枠105で囲まれる時間帯にプルダウンメニュー82で設定されたチャンネルから放送される放送番組を録画する、という録画予約投入が行われることになる。具体的には例えば図15の例では、9/19(月)乃至9/23(金)の23:00乃至0:00の間にCchから放送される放送番組を録画する(その際、使用チューナはチューナ部11−3とする)、という録画予約投入が行われることになる。
さらに、この枠105の生成後、即ち、ユーザのマウスのドロップ操作後、本実施の形態では例えば、図16に示されるようなダイアログ111がディスプレイに表示される。従って、ユーザは、このダイアログ111を利用して、こまかな設定の調整を行うことができる。
即ち、ユーザは、このダイアログ111のうちの、“タイトル(T)”の表示の右方のボックス112内をマウスでクリックした後、操作部32(図1)のキーボード等を利用して、録画予約投入対象(このダイアログ111で特定される予約内容)のタイトル(対応する番組のタイトル等)を入力することができる。
なお、本実施の形態では、ユーザが何も入力しなかった場合、録画予約投入対象を特定可能な事項、例えば、放送局名(チャンネル名)と録画日時(録画年月日と、その録画時間帯)とが、タイトルとして自動的に入力される(図1のPC2自身の判断で入力する)。
また、ユーザは、“ジャンル(G)”の表示の右方のプルダウンメニュー113を利用することで、即ち、マウスで対応する操作を行うことで、録画予約投入対象のジャンル(大ジャンル)を設定することができる。同様に、ユーザは、“詳細ジャンル(S)”の表示の右方のプルダウンメニュー114を利用することで、即ち、マウスで対応する操作を行うことで、録画予約投入対象の詳細ジャンル(小ジャンル)を設定することができる。
また、ユーザは、“チャンネル(C)”の表示の右方のプルダウンメニュー115を利用することで、即ち、マウスで対応する操作を行うことで、録画するチャンネル(図15のプルダウンメニュー82で設定されたチャンネル)の変更を行うことができる。
また、ユーザは、“録画日時(D)”の表示の右方のプルダウンメニュー116を利用することで、即ち、マウスで対応する操作を行うことで、録画日時(録画年月日と、その録画時間帯)を設定することができる。
また、ユーザは、“繰り返し(R)”の表示の右方または右斜め下方の各ボックス117,118を押下することで、プルダウンメニュー116で設定された録画日時とは別の日(ユーザが指定した曜日)についても、プルダウンメニュー116で設定された録画時間帯と同一時間帯での録画を予約するという設定、即ち、繰り返し予約の設定ができる。
具体的には例えば、図16の例では、ボックス118のうちの、月乃至金の左方のボックスがチェック(設定)されているので、ボックス117がチェックされていないと仮定すれば(毎週繰り返し録画が設定されていないと仮定すれば)、「2005/9/19(月)乃至9/25(金)のそれぞれの23:00乃至0:00の間にCchからそれぞれ放送される放送番組をその都度録画する」という予約内容で録画予約投入が行われることになる。
さらに、図16の例では、ボックス117もチェックされているので(毎週繰り返し録画が設定されているので)、結局、「毎週、月乃至金のそれぞれの23:00乃至0:00の間にCchからそれぞれ放送される放送番組をその都度録画する」という予約内容で録画予約投入が行われることになる。即ち、ボックス117がチェックされている場合には、あたかもパターン予約のような録画予約投入が行われることになる。
また、ユーザは、“録画モード(M)”の表示の右方のプルダウンメニュー119を利用することで、即ち、マウスで対応する操作を行うことで、録画モードを設定することができる。
また、ユーザは、操作部32(図1)のキーボード等を利用して、“詳細(N)”の表示の右方のボックス120に、所望のテキストを入力することができる。
また、ユーザは、マウスを利用してボックス121をチェックすることで、その右方の表示に示されるように、録画予約投入対象(このダイアログ111で特定される番組)に関する情報(具体的には例えばタイトルやジャンル等)を、対応するEPG情報を利用して自動的に更新させる、という設定ができる。
また、ユーザは、マウスを利用してボックス122をチェックすることで、その右方の表示に示されるように、HDD13(図1)の空き容量が不足しているとき、この録画予約投入に対応する録画内容(このビデオ)を、自動削除の対象とすることができる。さらに、ユーザは、“ビデオ保持期間の目安(B)”の表示の右方のプルダウンメニュー123を利用することで、即ち、マウスで対応する操作を行うことで、このビデオ(対応する録画内容)を何時まで保持しておくのか、換言すると、どのタイミングで削除させるのかを設定することができる。
以上のようにして、ユーザは、個別予約のうちの手動予約に必要な各種設定を行うことができる。かかる各種設定後、ユーザが、マウスを利用して、「OK」ボタン124を押下すると、手動予約に伴うユーザ操作は終了となる。
かかる手動予約に伴うユーザ操作の結果、即ち、ダイアログ111の設定内容が、図1の操作部32から主制御部31を介して録画制御部36に提供される。
すると、録画制御部36は、その手動予約に伴うユーザ操作の結果に基づいて録画予約投入指令を生成して、通信部33を介して録画再生装置1に発行する。なお、その際の録画予約投入指令に含まれる使用チャンネルは、プルダウンメニュー115に表示(設定)されたチャンネル(図16の例ではCch)となる。
また、録画再生装置1の録画制御部14は、この録画予約投入指令を通信部19を介して取得すると、後述する図21の通常予約投入処理を実行することになる。
以上、図2の個別予約のうちの手動予約に伴うユーザ操作について説明した。
次に、図18と図19を参照して、個別予約のうちの番組予約に伴うユーザ操作について説明する。
番組予約を行う場合、ユーザは、図1のPC2とサービス提供サーバ3とをネットワーク4を介して接続させ(例えばインターネット接続をさせ)、サービス提供サーバ3のWebサイトに含まれる電子番組表(EPG)、具体的には例えば図17に示される電子番組表131等をディスプレイに表示させる。そして、ユーザは、マウスを利用して、その電子番組表131を構成する各番組欄の中から、録画を所望する放送番組の番組欄内の「iEPG」ボタン132を押下する。
すると、サービス提供サーバ3は、押下された「iEPG」ボタン132に対応する放送番組の録画予約投入に必要な情報(放送チャンネルや放送時間帯等)やその他のEPG情報(いわゆるメタデータ)を、ネットワーク4を介してPC2に送信する。
すると、例えばPC2の主制御部31は、それらの情報を、通信部35や録画制御部36を介して取得する。そして、主制御部31は、それらの情報を初期値として代入したダイアログ、例えば図18に示されるダイアログ141を生成して、再生制御部37を制御することで、そのダイアログ141を再生部38のディスプレイ等に表示させる。
図18のダイアログ141の設定項目(ボックスやプルダウンメニュー等による設定項目)は、図16のダイアログ111の設定項目と同一とされている。ただし、タイトルやその他の各種情報は、基本的にユーザが入力する必要はなく、上述したように、サービス提供サーバ3から提供された情報が初期値として自動的に入力される。従って、ユーザは、適当な操作を行って、所望の項目のみを変更すればよい。
かかる変更のための適当な操作後、ユーザが、マウスを利用して、このダイアログ141内の「OK」ボタンを押下すると、番組予約に伴うユーザ操作は終了となる。
その後の処理は、手動予約の場合と全く同様になる。即ち、ダイアログ141の設定内容が、図1の操作部32から主制御部31を介して録画制御部36に提供される。
すると、録画制御部36は、そのダイアログ141の設定内容に基づいて録画予約投入指令を生成して、通信部33を介して録画再生装置1に発行する。
また、録画再生装置1の録画制御部14は、この録画予約投入指令を通信部19を介して取得すると、後述する図21の通常予約投入処理を実行することになる。
以上、図2の個別予約のうちの手動予約と番組予約とのそれぞれに伴うユーザ操作について個別に説明した。
次に、個別予約のうちのリモート予約に伴うユーザ操作について説明する。
リモート予約とは、上述したように本実施の形態では、ユーザが外出先から携帯端末8を利用して所望の番組の録画予約等を指令する、といった予約をいう。
従って、リモート予約を実現させるための準備操作として、即ち、リモート予約前に事前に行うべき操作として、本実施の形態では例えば、次のような操作をユーザが行っておくとする。
即ち、ユーザは、サービス提供サーバ3のWebサイトにアカウントを作る。
次に、ユーザは、マウス等を操作することで、サービス提供サーバ3のWebサイトに対して録画再生装置1がアクセスするために必要な各種設定を行うGUI画像、例えば図19に示されるようなダイアログ151をディスプレイに表示させる。そして、ユーザは、マウスを操作することで、ダイアログ151内の各設定項目をそれぞれ設定する。
具体的には、ユーザは、マウスを利用して、リモート予約の停止(録画再生装置1がWebサイトへアクセスすることの禁止)を行う場合には停止ボタン161を押下し、また、リモート予約の開始(録画再生装置1がWebサイトへの定期的なアクセスを行うことの許可)を行う場合には開始ボタン162を押下する。
また、ユーザは、キーボード等を利用して、上述したアカウント時に得た「ID」と「パスワード」とのそれぞれお、ボックス163,164にそれぞれ入力する。
また、ユーザは、プルダウンメニュー165を利用することで、即ち、マウスで対応する操作を行うことで、録画再生装置1がサービス提供サーバ3のWebサイトにアクセスする時間間隔を設定する。
また、ユーザは、“録画モード”の表示の右方のプルダウンメニュー166を利用することで、即ち、マウスで対応する操作を行うことで、録画再生装置1がリモート予約による録画予約投入を行う際の録画モードを設定することができる。
また、ユーザは、マウスを利用してボックス167をチェックすることで、その右方の表示に示されるように、HDD13(図1)の空き容量が不足しているとき、リモート予約に基づく録画内容を、自動削除の対象とすることができる。さらに、ユーザは、“ビデオ保持期間の目安”の表示の右方のプルダウンメニュー168を利用することで、即ち、マウスで対応する操作を行うことで、このビデオ(リモート予約に基づく録画内容)を何時まで保持しておくのか、換言すると、どのタイミングで削除させるのかを設定することができる。
また、ユーザは、マウスを利用して「対象チャンネルの設定」ボタン169を押下することで、録画再生装置1がリモート予約の対象とするチャンネルを設定することができる。換言すると、かかる設定がなされていないチャンネルの番組について、リモート予約に基づく録画予約投入指令が発行されても、録画再生装置1は、かかるチャンネルの番組の録画予約投入は行わない。
以上のようにして、ユーザは、サービス提供サーバ3のWebサイトに対して録画再生装置1がアクセスするために必要な各種設定を行うことができる。かかる各種設定後、ユーザが、マウスを利用して、「設定を保存」ボタン170を押下すると、リモート予約を実現させるための準備操作は終了となる。
このとき、ダイアログ151の設定内容は、PC2から録画再生装置1の録画制御部14に提供される。そこで、録画制御部14は、かかる設定内容に従って、サービス提供サーバ3のWebサイトに定期的に(図19のプルダウンメニュー165で設定された時間間隔で)アクセスする。
録画再生装置1によるアクセス前に、ユーザが、外出先から携帯端末8を利用して、サービス提供サーバ3と接続し、手動予約と同様に録画予約に必要な各種情報を入力していれば、かかるアクセス時に、その入力された各種情報に基づいて録画予約投入指令がサービス提供サーバ3により生成されることになる。そして、その録画予約投入指令は、サービス提供サーバ3からネットワーク4を介して録画再生装置1に対して発行(送信)されることになる。
この場合、録画再生装置1の録画制御部14は、その録画投入指令を通信部15を介して取得して、それに従った録画予約投入を行うことになる。具体的には例えば、録画制御部14は、後述する図22の優先Ch予約投入処理を行うことになる。
以上、図2の各種予約のうちの個別予約とパターン予約とのそれぞれに伴うユーザ操作について説明した。
なお、おまかせ予約に伴うユーザ操作は、上述したように不要である。ただし、ユーザは、上述したように、録画再生装置1またはサービス提供サーバ3にキーワードを予め登録しておく必要がある。即ち、キーワード登録操作自体は必要になる。ただし、ユーザの操作履歴等に基づいてキーワードを自動生成するような機能を録画再生装置1が備えている場合には、かかるキーワード登録操作も不要となる。
また、おまかせ予約のうちのサービス提供サーバ判断予約(図2参照)を実現させるためには、上述したリモート予約の準備操作と同様の操作をユーザが事前に行っておく必要がある場合もある。この場合、その準備操作後に、録画制御部14は、例えば、サービス提供サーバ3に定期的にアクセスする。このアクセス時に、キーワードに該当する録画番組が存在すれば、その録画番組についての録画予約投入指令がサービス提供サーバ3により生成されることになる。そして、その録画予約投入指令は、サービス提供サーバ3からネットワーク4を介して録画再生装置1に対して発行(送信)されることになる。すると、録画再生装置1の録画制御部14は、その録画投入指令を通信部15を介して取得して、それに従った録画予約投入を行うことになる。具体的には例えば、録画制御部14は、後述する図22の優先Ch予約投入処理を行うことになる。
以上、図2の各種の録画予約について、ユーザ操作の観点から説明した。次に、図2の各種の録画予約について、録画再生装置1の動作の観点から説明する。即ち、以下、録画再生装置1の録画予約投入処理について説明する。
録画再生装置1は、例えば図20のフローチャートに従って、録画予約投入処理を実行することができる。
即ち、ステップS1において、図1の録画再生装置1の録画制御部14は、録画予約投入指令がなされたか否かを判定する。
図2を用いて上述したように、録画予約投入指令は、個別予約の手動予約、およびパターン予約の場合にはPC2から発行され、個別予約の番組予約およびリモート予約、並びに、おまかせ予約のサービス提供サーバ判断予約の場合にはサービス提供サーバ3から発行され、また、おまかせ予約の録画再生装置自身判断予約の場合には録画制御部14自身により発行される。
これらの図2の各種の録画予約のうちの何れかひとつに基づく録画予約投入指令が発行されるまでの間、ステップS1の処理で、録画予約投入指令がなされていないと判断されて、処理はステップS1に再び戻され、録画予約投入指令がなされたか否かが再度判定される。即ち、ステップS1の判定処理が繰り返されて、録画予約投入処理は待機状態となる。
その後、図2の各種の録画予約のうちの何れかひとつに基づく録画予約投入指令が発行されると、ステップS1の処理でYESであると判定されて、処理はステップS2に進む。
ステップS2において、録画制御部14は、録画予約投入指令の中に、使用チューナが含まれているか否かを判定する。
上述したように、個別予約の手動予約と、パターン予約とのうちの何れか一方に基づく録画予約投入指令が発行された場合には、その録画予約投入指令には使用チューナが含まれている。従って、このような場合には、ステップS2の処理でYESであると判定されて、処理はステップS3に進む。ステップS3において、録画制御部14は、通常予約投入処理を実行する。なお、通常予約投入処理の詳細例については、図21を参照して後述する。
これに対して、個別予約の番組予約およびリモート予約、並びにおまかせ予約のうちの何れかに基づく録画予約投入指令が発行された場合には、その録画予約投入指令には使用チューナは含まれていない。従って、このような場合には、ステップS2の処理でNOであると判定されて、処理はステップS4に進む。ステップS4において、録画制御部14は、優先Ch予約投入処理を実行する。なお、優先Ch予約投入処理の詳細例については、図22を参照して後述する。
ここで、図21のフローチャートを参照して、通常予約投入処理の一例について説明する。
ステップS21において、録画制御部14は、録画予約投入指令で指定されている録画予約は、繰り返し予約であるか否かを判定する。
ステップS21において、繰り返し予約であると判定した場合、録画制御部14は、ステップS22において、直近の時間帯の予約内容分のみを処理対象に設定する。これにより処理はステップS23に進む。
なお、繰り返し予約である場合には、ステップS22の処理で処理対象に設定された予約内容分以外の録画予約投入、即ち、それ以降の別の日の各時間帯のそれぞれの予約内容分の録画予約投入については、その直前の時間帯の予約内容分の録画の際に併せて行われる。ただし、このことの詳細については、図31や図32等を参照して後述する。
これに対して、ステップS21において、繰り返し予約ではないと判定された場合、ステップS22の処理は実行されずに、即ち、全予約内容分が処理対象に設定されて、処理はステップS23に進む。
ステップS23において、録画制御部14は、HDD13において、処理対象の予約内容分のデータサイズの領域の確保を試みる。そして、ステップS24において、録画制御部14は、その確保に成功したか否かを判定する。
ステップS24において、確保に成功したと判定した場合、録画制御部14は、ステップS25において、処理対象の予約内容の録画予約投入を行う。これにより、通常予約投入処理は終了となる。即ち、図20のステップS3が終了して、録画予約投入処理自体も終了となる。
これに対して、ステップS24において、確保に失敗した(成功していない)と判定した場合、録画制御部14は、ステップS26において、所定のエラーメッセージをテレビジョン受像機5やPC2の再生部38のディスプレイ等に表示させる。これにより、通常予約投入処理は終了となる。即ち、図20のステップS3が終了して、録画予約投入処理自体も終了となる。この場合、ユーザは、HDD13内の整理といった適切な処置を施した後、上述した各種の録画予約に伴う操作等を再度行えばよい。
次に、図22のフローチャートを参照して、優先Ch予約投入処理の一例について説明する。
ステップS41において、録画制御部14は、録画予約投入指令に含まれる予約番組Pkiのチャンネル(図2でいう放送Chであって、図9でいうKch)が優先チャンネルとして設定されているか否かを判定する。
予約番組Pkiのチャンネルが、チューナ部11−1乃至11−8のうちの所定の1つの優先チャンネルに設定されている場合、ステップS41の処理でYESであると判定され、ステップS42において、優先チャンネルとして予約番組Pkiのチャンネルが設定されているチューナ部11に対する「通常予約投入処理(図21参照)」が実行される。これにより、優先Ch予約投入処理は終了となる。即ち、図20のステップS4が終了して、録画予約投入処理自体も終了となる。
これに対して、予約番組Pkiのチャンネルがチューナ部11−1乃至11−8の何れの優先チャンネルにも設定されていない場合、ステップS41の処理でNOであると判定されて、処理はステップS43に進む。
ステップS43において、録画制御部14は、予約番組Pkiの放送時間帯の中央時刻を中心として、その前後の所定の時間帯△Tを設定する。
ステップS44において、録画制御部14は、時間帯△T内において、予約番組Pkiと同一チャンネルの番組が一番多く投入されているチューナを探索する。
ステップS45において、録画制御部14は、ステップS44の処理の結果として2以上のチューナが探索されたか否かを判定する。
具体的には例えば図9の例において、予約番組Pkiとして番組Pk11が採用され、ステップS43の処理で所定の時間帯△Tとして時間帯△T3が設定された場合には、ステップS44の処理で、上述したように1つのチューナ部11−1のみが探索されることになる。このような場合、ステップS45の処理でNOであると判定されて、処理はステップS46に進む。
ステップS46において、録画制御部14は、探索された1つのチューナ(図9の例で予約番組Pk11が採用された場合には、チューナ部11−1)を使用チューナとして設定する。その後処理はステップS50に進む。ただし、ステップS50以降の処理については後述する。
これに対して、例えば図9の例において、予約番組Pkiとして番組Pk5が採用され、ステップS43の処理で所定の時間帯△Tとして時間帯△T1が設定された場合には、ステップS44の処理で、上述したように2つのチューナ部11−3,11−4が探索されることになる。このような場合、ステップS45の処理でYESであると判定されて、処理はステップS47に進む。
ステップS47において、録画制御部14は、△T<max△Tであるか否かを判定する。max△Tとは、所定の閾値(時間長)をいい、本実施の形態では、ユーザによる自在な設定が可能とされている。
例えば、図9の時間帯△T1がmax△Tよりも短時間の場合、ステップS47の処理でYESであると判定されて、処理はステップS48に進む。
ステップS48において、録画制御部14は、前回よりも長い時間帯となるように時間帯△Tを更新する。その後、ステップS44に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
具体的には例えば、予約番組Pkiとして番組Pk5が採用され、ステップS43の処理で所定の時間帯△Tとして時間帯△T1が設定され、その後、上述したように、ステップS44の処理で、2つのチューナ部11−3,11−4が探索された結果、ステップS45の処理でYESであると判定されて、さらに、ステップS47の処理でYESであると判定されて、処理がステップS48に進んだとする。
この場合、図9の例では、ステップS48の処理で時間帯△T2が設定され、処理はステップS44に戻される。そして、ステップS44の処理で、今度は、上述したように1つのチューナ部11−4のみが探索され、その結果、ステップS45の処理でNOであると判定されて、ステップS46の処理で、そのチューナ部11−4が使用チューナとして設定される。その後、処理はステップS50に進む。
なお、以上のようなステップS44,S45(YES),S47(YES),S48のループ処理が幾度か繰り返された結果、時間帯△Tが閾値max△Tを超えると(より正確には図22の例ではそれ以上になると)、録画制御部14は、ステップS47の処理でNOであると判定して、ステップS49において、所定の1つのチューナを使用チューナとして設定する。即ち、時間帯△Tが閾値max△Tを超えると、その時点で使用チューナ候補として絞られている2以上のチューナ部11の中から適当な1つが選択され、選択された1つのチューナ部11が使用チューナとして設定されるのである。その後、処理はステップS50に進む。
このようにして、ステップS46またはS49の処理が実行されると、処理はステップS50に進む。
ステップS50において、録画制御部14は、HDD13において、予約番組Pki分(ここでは、予約番組Pkiが、図21でいう処理対象の予約内容となるため)のデータサイズの領域の確保を試みる。そして、ステップS51において、録画制御部14は、その確保に成功したか否かを判定する。
ステップS51において、確保に成功したと判定した場合、録画制御部14は、ステップS52において、使用チューナ(ステップS46またはS49の処理で設定されたチューナ部11)に対する予約番組Pkiの録画予約投入を行う。これにより、優先Ch予約投入処理は終了となる。即ち、図20のステップS4が終了して、録画予約投入処理自体も終了となる。
これに対して、ステップS51において、確保に失敗した(成功していない)と判定した場合、録画制御部14は、ステップS53において、所定のエラーメッセージをテレビジョン受像機5やPC2の再生部38のディスプレイ等に表示させる。これにより、優先Ch予約投入処理は終了となる。即ち、図20のステップS4が終了して、録画予約投入処理自体も終了となる。この場合、ユーザは、HDD13内の整理といった適切な処置を施した後、上述した各種予約に伴う操作等を再度行えばよい。
以上、録画再生装置1の録画制御部14の録画予約投入処理例について説明した。
なお、説明の簡略上、図20乃至図22の例では、各録画予約の種類に基づく優先度(図2参照)を無視した場合における録画予約投入処理が示されている。しかしながら、実際には、優先度に基づいて、次のような録画予約投入処理が実行されることになる。
即ち、個別予約は優先度が1位であるので、個別予約に基づく予約内容(図21の例でいう処理対象の予約内容のことであり、図22の例でいう予約番組Pkiのことである)は全て録画予約投入される。
これに対して、パターン予約は優先度が2位であるので、パターン予約に基づく予約内容で特定される時間帯(ただし、直近の時間帯。即ち、図21の例のステップS22の処理で処理対象として設定される予約内容により特定される時間帯)の少なくとも一部に、それよりも優先度の高い個別予約に基づく録画予約投入が既になされている場合(録画予約が被っている場合)、録画予約が被っている部分の時間帯の録画予約投入は禁止され、録画予約が被っていない部分の時間帯のみ録画予約投入される。即ち、その録画予約投入の予約内容に基づく録画結果は、例えば図3の録画結果53−Bのようになる。
また、おまかせ予約は優先度が3位であり、かつ、処理対象の予約内容は基本的に番組単位となるので(図22の例では予約番組Pkiとなるので)、おまかせ予約に基づく予約番組(予約内容)で特定される時間帯の少なくとも一部に、それよりも優先度の高い個別予約またはパターン予約に基づく録画予約投入が既に設定されている場合(録画予約が被っている場合)、その予約番組全体の録画予約投入は禁止される。即ち、その録画予約投入の内容に基づく録画結果は、例えば図3の録画結果53−Aのようになる。
この場合、録画予約が被ったために録画予約投入が禁止されたこと、或いは、これから録画予約を行うとする番組等の録画予約投入が可能であるか否かといったことが、ユーザに呈示できれば、ユーザは便利である。即ち、現時点の予約内容が確認できると、ユーザは便利である。そこで、本実施の形態では、上述したように、録画パターンビュー81を用いて、現時点の予約内容が確認できるようになされている。
具体的には例えば、図23に示されるように、パターン予約に伴うGUI画像として利用された画像83はまた、現時点の予約内容の確認画像としても利用できる。
即ち、この画像83のタイムテーブル内において、録画するチャンネル(プルダウンメニュー82に表示され、かつ、領域81−1において反転表示されているチャンネル)についての現時点の予約内容が表示される。
具体的には、例えば青色(ただし図23の例では灰色)が塗られた領域201,202は、パターン予約に基づく予約内容(以下、投入済みのパターン予約と称する)を示している。
なお、ユーザは、例えば、青色が塗られた領域201,202内にマウスのポインタを配置させた後にいわゆるマウスのダブルクリック操作を行うことで、上述した図14のダイアログ91を表示させ、そのダイアログ91を利用して、投入済みのパターン予約の予約内容の設定更新を行うことも可能である。
また、赤色(ただし、図23の例では灰色)の枠211乃至213は、個別予約に基づく予約内容(以下、投入済みの個別予約と称する)を示している。ただし、枠211乃至213のそれぞれで示される投入済みの個別予約とは、今週またはそれ以降の1以上の週のうち、土、金、水曜日のそれぞれに当たる日が録画予定日付とされている個別予約である。即ち、パターン予約に伴うGUI画像として利用された画像83では、個別予約は、1回だけの予約と繰り返し予約とにかかわらず、録画予定日付の情報は落とされ、録画予定の所定の曜日の所定の時間帯のみを囲む赤色の枠として表示される。従って、ユーザは、この赤色の枠211乃至213のそれぞれで囲まれる時間帯では、今週またはそれ以降の1以上の週において、パターン予約に基づく録画は行われない(禁止される)可能性があることを容易に視認できる。この場合、何れの週が、パターン予約に基づく録画は行われないのか(禁止されるのか)を確認する方法、即ち、個別予約の具体的な録画予定日付の確認方法については、図24と図25を参照して後述する。
また、緑色(ただし、図23の例では灰色)の枠214,215は、おまかせ予約に基づく予約内容(以下、投入済みのおまかせ予約と称する)を示している。上述したように、おまかせ予約に基づく予約番組は、投入済みのパターン予約とは重ねて録画予約投入できないので、投入済みのおまかせ予約を示す緑色の枠(図23の例では枠214,215)は、投入済みのパターン予約を示す青色で塗られた領域(図23の例では領域201,202)の範囲外に表示されることになる。換言すると、ユーザは、この緑色の枠214,215で囲まれる時間帯に対して、パターン予約または個別予約に基づく新たな録画予約投入を行わせてしまうと、対応する投入済みのおまかせ予約が消去されてしまうことを容易に視認できる。
また、オレンジ色(ただし、図23の例では灰色)の枠216は、現在録画中の番組を示している。
また例えば、図24に示されるように、個別予約に伴うGUI画像として利用された画像101もまた、現時点の予約内容の確認画像としても利用できる。
即ち、この画像101のタイムテーブルは、上述したように、特定の週についてのタイムテーブルである。従って、この画像101のタイムテーブルにおいては、録画するチャンネル(プルダウンメニュー82に表示され、かつ、領域81−1において反転表示されているチャンネル)についての現時点の予約内容のうちの、そのタイムテーブルに示される特定の週についての予約内容のみが表示される。即ち、図24の例では、9/12(月)乃至9/18(日)についての、Gch(後述するように、より正確には、Gchを優先チャンネルとするチューナ部11−7)の現時点の予約内容のみが表示されている。
具体的には、投入済みのパターン予約は、今度は青色(ただし図24の例では灰色)の枠301,302として表示される。
また、投入済みの個別予約は、今度は赤色(ただし、図24の例では灰色)で塗られた領域311,313として表示される。
即ち、図23と図24とを比較するに、図23の赤色の枠211,213は、図24の赤色で塗られた領域311,313に対応していることがわかる。従って、ユーザは、図23の赤色の枠211,213のそれぞれで示される個別予約の具体的な録画予定日付とは、図24の画像101の領域311,313のそれぞれの表示から、9/17(土),9/16(金)のそれぞれである、ということが容易に視認できる。即ち、ユーザは、9/17(土)の領域311で示される時間帯(9:00乃至13:00)においては、パターン予約に基づく録画は行われない(禁止される)ことを容易に認識できる。同様に、ユーザは、9/16(金)の領域313で示される時間帯(21:00乃至1:00)においては、パターン予約に基づく録画は行われない(禁止される)ことを容易に認識できる。
なお、より正確には、Gchではなく、Gchを優先チャンネルとするチューナ部11−7についての現時点の予約内容が、画像101のタイムテーブルに示されている。従って、赤色で塗られた領域311,313で示される投入済みの個別予約は、Gchの番組の録画予約の場合もあるが、それ以外のチャンネルの録画予約の場合もある。
また、図23と図24とを比較するに、図23の赤色の枠212に対応する領域は、図24の画像101のタイムテーブルには表示されていないことがわかる。従って、ユーザは、図23の赤色の枠212で示される個別予約の具体的な録画予定日付とは、9/14(水)以外である、ということが容易に視認できる。即ち、ユーザは、9/14(水)の赤色の枠212(図23)で示される時間帯のうちの、青色で塗られた領域202(図23)と重なる時間帯(21:00乃至23:00)においては、パターン予約に基づく録画は行われる(許可される)ことを容易に認識できる。
この場合、ユーザは、図23の赤色の枠212で示される個別予約の具体的な録画予定日付を確認したいときには、図24の画像101を表示させた上で、「次週」ボタン103またはプルダウンメニュー104を利用して、赤色の枠212に対応する領域が表示されるまで、タイムテーブルの表示更新を行えばよい。
具体的には例えば、図25に示されるように、9/19(月)乃至9/25(日)についてのタイムテーブルが画像101に表示されたときに、赤色の枠212に対応する赤色で塗られた領域413が表示される。従って、ユーザは、図23の赤色の枠213で示される個別予約の具体的な録画予定日付とは、図25の画像101の赤色で塗られた領域413の表示から、9/21(水)である、ということが容易に視認できる。即ち、ユーザは、9/21(水)の領域412で示される時間帯のうちの、投入済みのパターン予約を示す青色の枠302と重なっている時間帯(21:00乃至23:00)においては、パターン予約に基づく録画は行われない(禁止される)ことを容易に認識できる。
また、図25の赤色で塗られた領域413と、図24の赤色で塗られた領域313とは、時間帯が一致しているので、領域413,313で特定される投入済みの個別予約とは、即ち、図23の赤色の枠213で特定される投入済みの個別予約とは、繰り返し予約である、ということもユーザは容易に視認できる。
なお、ユーザは、例えば、赤色で塗られた領域(図24の領域311,313や、図25の領域412,413等)内にマウスのポインタを配置させた後にいわゆるマウスのダブルクリック操作を行うことで、上述した図16のダイアログ111を表示させ、そのダイアログ111を利用して、投入済みの個別予約の予約内容の設定更新を行うことも可能である。
また、図24のオレンジ色(ただし、図24の例では灰色)で塗られた領域316は、現在録画中の番組を示している。即ち、ユーザは、領域316を見ることで、この時間帯(9/13(火)の22:00乃至23:00)については、個別予約を含め如何なる種類の録画予約に基づく録画予約投入は一切行えないことが容易に視認できる。即ち、本実施の形態では、録画中の番組は、録画予約の種類による優先順位は関係なくなり、たとえ優先順位が最高位(1位)の個別予約に基づく録画予約投入であっても、それを拒否できる立場となる。
また、図24の緑色(ただし、図24の例では灰色)の枠314は、図23の緑色の枠214に対応しており、図25の緑色(ただし、図25の例では灰色)の枠415は、図23の緑色の枠215に対応している。即ち、画像101においても、緑色の枠314,415は、投入済みのおまかせ予約を示している。
なお、おまかせ予約に基づく録画予約投入に伴うユーザ操作は、上述したように不要である。そのため、録画おまかせ予約に基づく録画予約投入に伴うユーザ操作のためのGUI画像自体は、録画パターンビュー81に設けられていない。ただし、おまかせ予約に基づく録画予約投入処理の結果、即ち、投入済みのおまかせ予約の予約内容を確認したり、その予約内容の設定更新を行うために必要なユーザ操作を可能とするために、図26と図27に示される画像401が、録画パターンビュー81にさらに設けられている。
かかる図26と図27の画像401は、基本的に図24と図25の画像101と同様の予約内容が表示される。即ち、図26のタイムテーブルは図24のタイムテーブルに対応しており、図27のタイムテーブルは図25のタイムテーブルに対応している。
ただし、画像401においては、投入済みのおまかせ予約が着目されているため、投入済みのおまかせ予約は、緑色(図26と図27では灰色)で塗られた領域514(図26),615(図27)で表示される。
この場合、特に図示はしないが、ユーザは、例えば、緑色で塗られた領域(図26の領域514や、図27の領域615等)内にマウスのポインタを配置させた後にいわゆるマウスのダブルクリック操作を行うことで、所定のダイアログを表示させ、そのダイアログを利用して、投入済みのおまかせ予約の予約内容の設定更新を行うことも可能である。
一方、画像401においては、投入済みの個別予約は、赤色(図26と図27では灰色)の枠511,513(図26),612,613(図27)で表示される。また、投入済みのパターン予約は青色(図26と図27では灰色)の枠501,502(図26,図27)で表示され、現在録画中の番組はオレンジ色(図26では灰色)の枠516で表示される。
以下、例えばPC2の再生制御部37(図1)が、これらの確認画像を録画パターンビュー81内に表示させる場合の処理の一例について説明する。即ち、録画パターンビュー81自体は、再生部38のディスプレイ等に既に表示された状態で、その中に所定の確認画像を表示させる場合の処理の一例について説明する。
図28のフローチャートは、図23の画像83のタイムテーブル内に予約内容を表示させる場合の処理(以下、パターン予約表示処理と称する)の一例を示している。
ステップS61において、再生制御部37は、投入済みの予約をひとつ取り出す。ここで、投入済みの予約をひとつ取り出すとは、録画再生装置1のHDD13またはPC2のHDD34に記憶されている現時点の予約内容のうちの、所定の1つの予約内容(1回の録画予約投入処理により投入された予約内容)を取得することをいう。
ステップS62において、再生制御部37は、その録画予約の種類がパターン予約であるか否かを判定する。
ステップS62において、パターン予約であると判定した場合、再生制御部37は、ステップS63において、再生部38のディスプレイ上の画像83(図23)のタイムテーブル内に、曜日と時間とに基づいて予約領域を青塗りの四角(図23の説明で言う青色で塗られた領域)で表示する。その後、処理はステップS68に進む。ただし、ステップS68以降の処理については後述する。
これに対して、ステップS62において、パターン予約ではないと判定された場合、処理はステップS64に進む。
ステップS64において、再生制御部37は、その録画予約の種類がおまかせ予約であるか否かを判定する。
ステップS64において、おまかせ予約であると判定した場合、再生制御部37は、ステップS65において、画像83のタイムテーブル内に、曜日と時間とに基づいて予約領域を緑色の枠で表示する。その後、処理はステップS68に進む。ただし、ステップS68以降の処理については後述する。
これに対して、ステップS64において、おまかせ予約ではないと判定された場合、処理はステップS66に進む。
ステップS66において、再生制御部37は、その録画予約の種類が個別予約であるか否かを判定する。
ステップS66において、個別予約であると判定した場合、再生制御部37は、ステップS67において、画像83のタイムテーブル内に、曜日と時間とに基づいて予約領域を赤色の枠で表示する。その後、処理はステップS68に進む。ただし、ステップS68以降の処理については後述する。
これに対して、ステップS66において、個別予約ではないと判定された場合、処理はステップS68に進む。
ただし、本実施の形態では、録画予約の種類は、パターン予約、おまかせ予約、および個別予約しか存在しないので(図2参照)、ステップS66において、個別予約ではないと判定されることはない。即ち、本実施の形態では、ステップ63,S65,またはS67の処理の実行後に、処理はステップS68に進む。
ステップS68において、再生制御部37は、全予約の表示が終了したか否かを判定する。
ステップS68において、全予約の表示が終了していないと判定された場合、処理はステップS61に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
即ち、投入済みの予約(各予約内容)ひとつずつに対して、ステップS61乃至S68の処理が実行され、その度に、対応する予約領域がタイムテーブルに表示されていく。そして、全ての投入済みの予約に対応する予約領域がタイムテーブルに表示されると、ステップS68の処理でYESであると判定されて、処理はステップS69に進む。
ステップS69において、再生制御部37は、現在録画中であるか否かを判定する。
ステップS69において、現在録画中であると判定した場合、再生制御部37は、ステップS70において、画像83のタイムテーブル内に、曜日と時間とに基づいて、録画内容に対応する予約領域をオレンジ色の枠で表示する。これにより、パターン予約表示処理は終了となる。
また、ステップS69において、現在録画中でないと判定された場合、ステップS70の処理は実行されずに、即ち、オレンジ色の枠は表示されずに、パターン予約表示処理は終了となる。
このような図28のフローチャートに対して、図29のフローチャートは、図24や図25の画像101の特定の週のタイムテーブル内に現時点の予約内容を表示させる場合の処理(以下、個別予約表示処理と称する)の一例を示している。
ステップS81において、再生制御部37は、投入済みの予約をひとつ取り出す。
ステップS82において、再生制御部37は、その録画予約は表示対象の週の予約であるか否かを判定する。表示対象の週とは、画像101のタイムテーブルで特定される週、即ち、そのタイムテーブルの横軸に示される週をいう。
ステップS82において、表示対象の週の予約ではないと判定された場合、処理はステップS81に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
これに対して、ステップS82において、表示対象の週の予約であると判定された場合、処理はステップS83に進む。
ステップS83において、再生制御部37は、その録画予約の種類がパターン予約であるか否かを判定する。
ステップS83において、パターン予約であると判定した場合、再生制御部37は、ステップS84において、再生部38のディスプレイ上の画像101(図24や図25)のタイムテーブル内に、曜日と時間とに基づいて予約領域を青色の枠で表示する。その後、処理はステップS89に進む。ただし、ステップS89以降の処理については後述する。
これに対して、ステップS83において、パターン予約ではないと判定された場合、処理はステップS85に進む。
ステップS85において、再生制御部37は、その録画予約の種類がおまかせ予約であるか否かを判定する。
ステップS85において、おまかせ予約であると判定した場合、再生制御部37は、ステップS86において、画像101のタイムテーブル内に、曜日と時間とに基づいて予約領域を緑色の枠で表示する。その後、処理はステップS89に進む。ただし、ステップS89以降の処理については後述する。
これに対して、ステップS85において、おまかせ予約ではないと判定された場合、処理はステップS87に進む。
ステップS87において、再生制御部37は、その録画予約の種類が個別予約であるか否かを判定する。
ステップS87において、個別予約であると判定した場合、再生制御部37は、ステップS88において、画像101のタイムテーブル内に、曜日と時間とに基づいて予約領域を赤塗りの四角(図24や図25の説明でいう赤色で塗られた領域)で表示する。その後、処理はステップS89に進む。ただし、ステップS89以降の処理については後述する。
これに対して、ステップS87において、個別予約ではないと判定された場合、処理はステップS89に進む。
ただし、ステップS87において、個別予約ではないと判定されることは、上述したように本実施の形態では無い。即ち、本実施の形態では、ステップ84,S86,またはS88の処理の実行後に、処理はステップS89に進む。
ステップS89において、再生制御部37は、全予約の表示が終了したか否かを判定する。
ステップS89において、全予約の表示が終了していないと判定された場合、処理はステップS81に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
即ち、投入済みの予約(各予約内容)ひとつずつに対して、ステップS81乃至S89の処理が実行され、その度に、対応する予約領域がタイムテーブルに表示されていく。そして、全ての投入済みの予約に対応する予約領域がタイムテーブルに表示されると、ステップS89の処理でYESであると判定されて、処理はステップS90に進む。
ステップS90において、再生制御部37は、現在録画中であるか否かを判定する。
ステップS90において、現在録画中でないと判定された場合、個別予約表示処理は終了となる。
これに対して、ステップS90において、現在録画中であると判定した場合、再生制御部37は、ステップS91において、今週の予約内容(今週のタイムテーブル)を表示中であるか否かを判定する。
ステップS91において、今週の予約内容を表示中でないと判定された場合(来週以降のタイムテーブルが表示されている場合)、個別予約表示処理は終了となる。
これに対して、ステップS91において、今週の予約内容を表示中であると判定した場合(今週のタイムテーブルが表示されている場合)、再生制御部37は、ステップS92において、画像101のタイムテーブル内に、曜日と時間とに基づいて、録画内容に対応する予約領域をオレンジ色の四角(図24や図25の説明でいうオレンジ色で塗られた領域)で表示する。これにより、個別予約表示処理は終了となる。
このような図28や図29のフローチャートに対して、図30のフローチャートは、図26や図27の画像401の特定の週のタイムテーブル内に現時点の予約内容を表示させる場合の処理(以下、おまかせ予約表示処理と称する)の一例を示している。
ステップS101において、再生制御部37は、投入済みの予約をひとつ取り出す。
ステップS102において、再生制御部37は、その録画予約は表示対象の週の予約であるか否かを判定する。表示対象の週とは、画像401のタイムテーブルで特定される週、即ち、そのタイムテーブルの横軸に示される週をいう。
ステップS102において、表示対象の週の予約ではないと判定された場合、処理はステップS101に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
これに対して、ステップS102において、表示対象の週の予約であると判定された場合、処理はステップS103に進む。
ステップS103において、再生制御部37は、その録画予約の種類がパターン予約であるか否かを判定する。
ステップS103において、パターン予約であると判定した場合、再生制御部37は、ステップS104において、再生部38のディスプレイ上の画像401(図26や図27)のタイムテーブル内に、曜日と時間とに基づいて予約領域を青色の枠で表示する。その後、処理はステップS109に進む。ただし、ステップS109以降の処理については後述する。
これに対して、ステップS103において、パターン予約ではないと判定された場合、処理はステップS105に進む。
ステップS105において、再生制御部37は、その録画予約の種類がおまかせ予約であるか否かを判定する。
ステップS105において、おまかせ予約であると判定した場合、再生制御部37は、ステップS106において、画像401のタイムテーブル内に、曜日と時間とに基づいて予約領域を緑塗りの四角(図26や図27の説明でいう緑色で塗られた領域)で表示する。その後、処理はステップS109に進む。ただし、ステップS109以降の処理については後述する。
これに対して、ステップS105において、おまかせ予約ではないと判定された場合、処理はステップS107に進む。
ステップS107において、再生制御部37は、その録画予約の種類が個別予約であるか否かを判定する。
ステップS107において、個別予約であると判定した場合、再生制御部37は、ステップS108において、画像401のタイムテーブル内に、曜日と時間とに基づいて予約領域を赤色の枠で表示する。その後、処理はステップS109に進む。ただし、ステップS109以降の処理については後述する。
これに対して、ステップS107において、個別予約ではないと判定された場合、処理はステップS109に進む。
ただし、ステップS107において、個別予約ではないと判定されることは、上述したように本実施の形態では無い。即ち、本実施の形態では、ステップ104,S106,またはS108の処理の実行後に、処理はステップS109に進む。
ステップS109において、再生制御部37は、全予約の表示が終了したか否かを判定する。
ステップS109において、全予約の表示が終了していないと判定された場合、処理はステップS101に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
即ち、投入済みの予約(各予約内容)ひとつずつに対して、ステップS101乃至S109の処理が実行され、その度に、対応する予約領域がタイムテーブルに表示されていく。そして、全ての投入済みの予約に対応する予約領域がタイムテーブルに表示されると、ステップS109の処理でYESであると判定されて、処理はステップS110に進む。
ステップS110において、再生制御部37は、現在録画中であるか否かを判定する。
ステップS110において、現在録画中でないと判定された場合、おまかせ予約表示処理は終了となる。
これに対して、ステップS110において、現在録画中であると判定した場合、再生制御部37は、ステップS111において、今週の予約内容(今週のタイムテーブル)を表示中であるか否かを判定する。
ステップS111において、今週の予約内容を表示中でないと判定された場合(来週以降のタイムテーブルが表示されている場合)、おまかせ予約表示処理は終了となる。
これに対して、ステップS111において、今週の予約内容を表示中であると判定した場合(今週のタイムテーブルが表示されている場合)、再生制御部37は、ステップS112において、画像401のタイムテーブル内に、曜日と時間とに基づいて、録画内容に対応する予約領域をオレンジ色の枠で表示する。これにより、おまかせ予約表示処理は終了となる。
次に、図31のフローチャートを参照して、録画再生装置1の録画制御部14(図1)が実行する処理のうちの、上述した各録画予約投入処理の結果である予約内容(上述した各予約表示処理で表示される各予約内容)に従った録画処理の一例について説明する。
ステップS121において、録画制御部14は、録画のイベントが発生したか否かを判定する。
ステップS121において、録画のイベントが発生していないと判定された場合、処理はステップS121に戻され、録画のイベントが発生したか否かが再度判定される。即ち、録画のイベントが発生するまでの間、ステップS121の判定処理が繰り返されることで、録画処理が待機状態となる。
なお、本実施の形態では、録画再生装置1のHDD13に記憶されている現時点の予約内容のうちの、所定の1つの予約内容(1回の録画予約投入処理の結果として登録された予約内容)に含まれる録画開始時刻と、現在時刻とがほぼ一致したとき(厳密には現在時刻が、録画開始時刻よりも若干前の時刻となったとき)、ステップS121において、録画のイベントが発生したと判定され、処理はステップS122に進む。
ステップS122において、録画制御部14は、個別予約(図2参照)による録画のイベントであるか否かを判定する。
ステップS122において、個別予約による録画のイベントではないと判定した場合、即ち、パターン予約またはおまかせ予約(図2参照)による録画のイベントであると判定した場合、録画制御部14は、ステップS123において、予約内容に従った録画を行うように制御する。その後、処理はステップS131に進む。ただし、ステップS131以降の処理については後述する。
これに対して、ステップS122において、個別予約による録画のイベントであると判定された場合、処理はステップS124に進む。
ステップS124において、録画制御部14は、その個別予約が繰り返し予約であるか否かを判定する。
ステップS124において、繰り返し予約ではないと判定した場合、録画制御部14は、ステップS130において、予約内容に従った録画を行うように制御する。その後、処理はステップS131に進む。ただし、ステップS131以降の処理については後述する。
これに対して、ステップS124において、繰り返し予約ではないと判定した場合、録画制御部14は、ステップS125において、HDD13において、次回の予約内容分(今回の録画対象の予約内容と同時間帯での別の日の予約のうちの、直近の日の予約内容の分)のデータサイズの領域の確保を試みる。そして、ステップS126において、録画制御部14は、その確保に成功したか否かを判定する。
ステップS126において、確保に成功したと判定した場合、録画制御部14は、ステップS127において、次回の予約内容の録画予約投入を行った後、ステップS130において、今回の予約内容に従った録画を行うように制御する。その後、処理はステップS131に進む。ただし、ステップS131以降の処理については後述する。
これに対して、ステップS126において、確保に失敗した(成功していない)と判定した場合、録画制御部14は、ステップS128において、予約エラーとして登録し、ステップS129において、Infoランプ20を点灯させる。その後、録画制御部14は、ステップS130において、今回の予約内容に従った録画を行うように制御して、処理をステップS131に進める。
このようにして、ステップS123またはS130により録画が行われると、処理はステップS131に進む。
ステップS131において、録画制御部14は、処理の終了が指示されたか否かを判定する。
ステップS131において、処理の終了が指示されていないと判定された場合、処理はステップS121に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
これに対して、ステップS131において、処理の終了が指示されたと判定された場合、録画処理は終了となる。
以上説明したように、本実施の形態では、予約の種類は図2に示される3種類に大別できるが、ここで、予約の種類を別の角度から分類し直すと、1回のみ録画を行う予約(以下、単発予約と称する)と、2日以上同時間帯で繰り返し録画を行う繰り返し予約とに大別できる。
この場合、繰り返し予約については、録画予約投入処理(図21の通常予約投入処理)が実行される際には、最初の日の時間帯(図21でいう直近の時間帯)の予約内容のみが録画予約投入され(図21のステップS22等参照)、それ以降の別の日の時間帯の予約内容は録画予約投入されない。
それ以降の別の日の時間帯の予約内容については、その直前の時間帯の予約内容の録画が行われる際に録画予約投入が行われる(図31のステップS127等参照)。
ところが、その直前の時間帯の予約内容の録画が行われているときに、録画再生装置1やPC2の付近にユーザが存在するとは限らない。従って、本実施の形態では、HDD13の領域の確保が失敗して、録画予約投入が行われなかった場合(図31のステップS126の処理でNOと判定された場合)、その旨を、後ほど録画再生装置1の付近に移動するであろうユーザに対して通知すべく、Infoランプ20を点灯させる(図31のステップS129)のである。
ユーザは、このInfoランプ20が点灯していることを視認することで、録画再生装置1がユーザに対して通知したい内容を何かしら有していることを認識できる。そこで、ユーザは、リモートコントロール6等を操作して、Infoランプ20の点灯理由、即ち、録画再生装置1が通知したい内容をテレビジョン受像機5等に表示させ、その点灯理由(通知したい内容)に応じた適切な処置を施せばよい。
ただし、本実施の形態では、Infoランプ20の点灯理由は、録画予約投入の失敗に限定されているので、ユーザは、Infoランプ20の点灯を視認した場合、例えばPC2を利用した所定の操作を行い、録画予約投入が失敗した予約内容(以下、エラー予約内容と称する)とは何れの予約内容であるのかを確認し、HDD13内の整理といった適切な処置を施した後、エラー予約内容の録画予約投入の再指示操作を行えばよい。
この場合、PC2の録画制御部36は、かかる再指示操作に基づく録画予約投入指令(以下、再投入指令と称する)を生成して、録画再生装置1に対して発行する。
一方、録画再生装置1の録画制御部14は、この間、即ち、図31のステップS129の処理でInfoランプ20を点灯させた以降の間、例えば図32のフローチャートに従った録画予約投入処理(以下Infoランプ点灯後の予約投入処理と処理)を実行する。
即ち、ステップS141において、録画制御部14は、エラー予約内容(ここでは図31のステップS125でいう次回の予約内容のこと)の再投入指令がなされたか否かを判定する。
上述した再投入指令がPC2から発行されるまでの間、ステップS141の処理でNOであると判定されて、処理はステップS141に戻され、エラー予約内容の再投入指令がなされたか否かが再度判定される。即ち、この間、Infoランプ20は点灯し続ける。
その後、infoランプ20の点灯に気付いたユーザによる再指示操作に基づいて、再投入指令がPC2から発行されると、ステップS141の処理でYESであると判定されて、処理はステップS142に進む。
ステップS142において、録画制御部14は、HDD13において、エラー予約内容分のデータサイズの領域の確保を試みる。そして、ステップS143において、録画制御部14は、その確保に成功したか否かを判定する。
ステップS143において、確保に成功したと判定した場合、録画制御部14は、ステップS144において、エラー予約内容の録画予約投入を行う。そして、録画制御部14は、ステップS145において、予約エラーを削除し、ステップS146において、Infoランプ20を消灯させる。これにより、Infoランプ点灯後の予約投入処理は終了となる。
これに対して、ステップS143において、確保に失敗した(成功していない)と判定した場合、録画制御部14は、ステップS147において、所定のエラーメッセージをテレビジョン受像機5やPC2の再生部38のディスプレイ等に表示させる。これにより、Infoランプ点灯後の予約投入処理は終了となる。この場合、ユーザは、録画再生装置1やPC2の付近に存在するので、HDD13内の整理といった適切な処置を再度施した後、エラー予約内容の録画予約投入の再指示操作をさらにもう一度行えばよい。すると、再投入指令がもう一度発行されるので、その結果、Infoランプ点灯後の予約投入指令がもう一度実行されることになる。
ところで、上述したように、録画再生装置1(図1)が有する機能のうちの、チューナ部11とエンコード部12とが有する機能(放送番組受信録画機能)を除く機能と同様の機能をPC2は備えている。従って、上述した一連の処理は、録画再生装置1で実行させることもできるし、PC2で実行させることもできる。
さらに、上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
図33は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するパーソナルコンピュータの構成の例を示すブロック図である。即ち、上述した図1の録画再生装置1の全体または一部分(例えば上述した録画制御部14等)は、図33の構成のパーソナルコンピュータとして構成することもできる。また、図1のPC2全体も、図33のように構成することができる。
図33において、CPU(Central Processing Unit)701は、ROM(Read Only Memory)702、または記憶部708に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)703には、CPU701が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU701、ROM702、およびRAM703は、バス704により相互に接続されている。
CPU701にはまた、バス704を介して入出力インタフェース705が接続されている。入出力インタフェース705には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部706、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部707が接続されている。CPU701は、入力部706から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU701は、処理の結果を出力部707に出力する。
入出力インタフェース705に接続されている記憶部708は、例えばハードディスクからなり、CPU701が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。通信部709は、インターネットやローカルエリアネットワークなどのネットワークを介して外部の装置と通信する。
また、通信部709を介してプログラムを取得し、記憶部708に記憶してもよい。
入出力インタフェース705に接続されているドライブ710は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア711が装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記憶部708に転送され、記憶される。
また、ドライブ710は、リムーバブルメディア711が装着されたとき、それらを駆動し、そこにデータなどを記録することもできる。
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、図33に示されるように、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア711、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM702や、記憶部708を構成するハードディスクなどにより構成される。プログラム記録媒体へのプログラムの格納は、必要に応じてルータ、モデムなどのインタフェースである通信部709を介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
また、コンテンツ(放送番組)の記録先は、上述した例ではHDDとされたが、上述した例には特に限定されず、例えばリムーバブルメディア711などでも構わない。
なお、本明細書において、プログラム記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
1 録画再生装置, 2 パーソナルコンピュータ, 3 サービス提供サーバ, 4 ネットワーク, 5 テレビジョン受像機, 6 リモートコントローラ, 7 アンテナ, 8 携帯端末, 11−1乃至11−8 チューナ部, 12 エンコード部, 13 HDD, 14 録画制御部, 15 通信部, 16 EPG取得部, 17 再生制御部, 18 デコード部, 19 通信部, 20 Infoランプ, 31 主制御部, 32 操作部, 33 通信部, 34 HDD, 35 通信部, 36 録画制御部, 37 再生制御部, 38 再生部, 701 CPU, 702 ROM, 708 記憶部, 711 リムーバブルメディア