JP2007103670A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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宜吉 小坂
Kenji Kobayashi
健司 小林
Kazumasa Yonekura
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Abstract

【課題】配線厚さのばらつきが抑えられた半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置の製造方法は、エッチングストッパー膜12の上に層間絶縁膜13及びキャップ絶縁膜14を順次形成する工程と、キャップ絶縁膜14上に接続孔18のパターンが形成された第1のハードマスク15を形成する工程と、キャップ絶縁膜14及び層間絶縁膜13をエッチングしてエッチングストッパー膜12に達する接続孔18を形成する工程と、第1のハードマスク15の一部を除去して配線溝のパターンが形成された第2のハードマスク53を形成する工程と、キャップ絶縁膜14及び層間絶縁膜13をエッチングして配線溝を形成する工程と、エッチングストッパー膜12の接続孔18の下に位置する部分に開口を形成する工程とを備えている。ハードマスクは層間絶縁膜13及びキャップ絶縁膜12に対してエッチング選択性を有する材料で構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、デュアルダマシンプロセスを用いた配線形成方法に関する。
VLSIの集積度の向上に伴い、微細加工技術に対する要求はますます厳しいものとなっている。特に、多層配線の採用が進み、5層ないし6層の配線構造がとられている近年のデバイスにおいては、デュアルダマシン(Dual Damasscene)をはじめとする埋め込み配線技術の開発が急がれている。このデュアルダマシン配線技術とは、上下の配線層間を結ぶ接続孔と配線を埋め込むための配線溝とを形成した後、これら双方を配線材料で埋め込むことでプラグと配線とを同時に形成する技術である。配線材料の堆積後はCMP(Chemical Mechanical Polishing)で余分な配線材料を削り、配線層を平坦化する。このデュアルダマシン配線技術によると、配線とプラグとを一度に形成することができるので、大幅なプロセスコストの低減を図ることができる。
図3(a)〜(g)は、デュアルダマシン法による半導体装置の製造方法を示す断面図である。同図は半導体装置のうち配線部分のみを示している。
まず、図3(a)に示すように、半導体基板(図示せず)上に素子(図示せず)の形成や絶縁膜に埋め込まれた下層配線131の形成を含む一連の半導体プロセスを行った後、所定の平坦化プロセスを行って基板130を形成する。次に、基板130上にシリコン窒化膜(SiN)からなるエッチングストッパー膜132を形成し、そのエッチングストッパー膜132の上にSiOCからなる層間絶縁膜133と、後の工程で形成するバリアメタル膜による汚染を防ぐためのキャップ絶縁膜134とを順次形成する。次に、CVD法でTEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate)を材料ガスとして成長させたキャップ絶縁膜134上に反射防止膜135を塗布する。その後、リソグラフィ技術によりレジストを用いて接続孔を形成するためのレジストパターン136を反射防止膜135の上に形成する。
次に、図3(b)に示すように、レジストパターン136をマスクにして反射防止膜135とキャップ絶縁膜134と層間絶縁膜133をエッチングしエッチングストッパー膜132の表面が露出するまでエッチングし、接続孔137を形成する。
次に、図3(c)に示すように、接続孔137にレジスト138を埋め込む。続いて、キャップ絶縁膜134上に反射防止膜139を塗布した後、反射防止膜139上に配線溝を形成するためのレジストパターン310を形成する。
次に、図3(d)に示すように、レジストパターン310をマスクとして反射防止膜139、キャップ絶縁膜134および層間絶縁膜133を所定の深さまでエッチングする。
次いで、アッシング洗浄により接続孔137に埋め込まれたレジスト138及びレジストパターン310を除去する。
次に、図3(e)に示すように、エッチングストッパー膜132をエッチングして接続孔311と配線溝312とを形成する。
次に、図3(f)に示すように、接続孔311及び配線溝312の内部を含む基板全面上にバリア膜313を堆積する。続いて、電解メッキ用のシード膜として薄い銅膜を堆積した後、電解メッキ法により、この銅膜上に銅膜314を形成する。
次に、図3(g)に示すように、銅膜314及びバリア膜313のうち接続孔311及び配線溝312の外部にはみ出た部分と、キャップ絶縁膜134とを例えばCMPを用いて研磨、除去する。本工程では、層間絶縁膜133の上面が露出するまで銅膜314、バリア膜313及びキャップ絶縁膜134を研磨することにより、銅膜314およびバリア膜313からなる第2層配線と第1層配線とを接続するプラグを形成する。このようして、多層配線構造を有する半導体装置が製造される。
特開2003−100746号公報
しかしながら、特開2003−100746号公報に示されるように、層間絶縁膜がSiOCのような低誘電率の酸化物で形成される場合、この層間絶縁膜とバリアメタル膜とが接触することによって層間絶縁膜の表面部がバリアメタル膜の材料で汚染される恐れがある。図3(g)に示す工程で銅膜314などを研磨する際に、キャップ絶縁膜134が存在しないと配線間、すなわち層間絶縁膜133のエッチング時にダメージが入るため、TDDB(酸化膜経時破壊)が低減するという不具合がある。
バリアメタル膜313として例えばTa膜をスパッタリングで形成する際に、層間絶縁膜133の表面から内部にTa原子が入り込むことによって汚染が生じる。これを防ぐためにキャップ絶縁膜134を設けているが、前記従来のデュアルダマシン法を用いた配線形成では、図3(b)と図3(d)に示すエッチング工程で下層配線131の酸化を防ぐためのエッチングストッパー膜132をエッチングする際、キャップ絶縁膜134が露出した状態でエッチングが行われるため、キャップ絶縁膜134が全面的にエッチバックされてしまい、場合によっては完全に除去されてしまう。また、キャップ絶縁膜134が露出しているために、エッチングストッパー膜132をエッチングする際に面内のエッチングレートのばらつきによりキャップ絶縁膜134の膜厚にばらつきが生じる。後の工程でCMPによってキャップ絶縁膜134を完全に研磨する際に、キャップ絶縁膜134の下に存在する層間絶縁膜133も一部研磨されるので、キャップ絶縁膜134の膜厚がばらつくと配線溝の深さにもばらつきが発生する。その結果、配線厚さがばらつき、配線抵抗にばらつきが生じることとなる。
本発明は、上記不具合を解決するためのものであり、配線厚さのばらつきが抑えられた半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するために、本発明の半導体装置の製造方法は、下層配線を有する基板上にエッチングストッパー膜を形成する工程(a)と、前記エッチングストッパー膜の上に層間絶縁膜及びキャップ絶縁膜を順次形成する工程(b)と、前記キャップ絶縁膜、前記層間絶縁膜及び前記エッチングストッパー膜に対してエッチング選択性を有する材料で構成され、接続孔のパターンが形成された第1のハードマスクを形成する工程(c)と、前記第1のハードマスクをマスクとして前記キャップ絶縁膜及び前記層間絶縁膜のエッチングを行って前記エッチングストッパー膜に達する前記接続孔を形成する工程(d)と、前記第1のハードマスクの一部を除去して配線溝のパターンが形成された第2のハードマスクを形成する工程(e)と、前記第2のハードマスクをマスクとして前記キャップ絶縁膜及び前記層間絶縁膜のエッチングを行って前記配線溝を形成する工程(f)と、前記エッチングストッパー膜のうち前記接続孔の下に位置する部分に前記下層配線を露出させる開口を形成する工程(g)と、前記接続孔を埋め、前記下層配線に接続されたプラグと前記配線溝を埋める配線とを同時に形成する工程(h)とを備えている。
この方法により、工程(g)でエッチングストッパー膜がエッチングされる際にキャップ絶縁膜の上面が露出しないので、キャップ絶縁膜の膜減りを防ぐことができ、キャップ絶縁膜の膜厚のばらつきを抑えることができる。そのため、本発明の半導体装置の製造方法によれば、配線厚さのばらつきも抑えることができる。
前記工程(g)の後で前記工程(h)の前に、前記第2のハードマスクを除去する工程をさらに備え、前記工程(h)は、基板の上面上に前記接続孔及び前記配線溝を埋める金属膜を堆積させる工程と、前記金属膜のうち前記接続孔及び前記配線溝からはみ出した部分を除去して前記プラグ及び前記配線を形成する工程とを含んでいてもよい。
また、前記工程(h)は、基板の上面上に前記接続孔及び前記配線溝を埋める金属膜を堆積させる工程と、CMP法によって前記金属膜のうち前記接続孔及び前記配線溝からはみ出した部分、前記第2のハードマスク、及び前記キャップ絶縁膜を除去して前記プラグ及び前記配線を形成する工程とを含んでいることにより、金属膜の形成前に第2のハードマスクを除去する方法に比べて工程数を少なくすることができる。
本発明による半導体装置の製造方法は、接続孔と配線溝を形成するためのマスクをハードマスクにすることで、エッチングストッパー膜をエッチングする際にキャップ絶縁膜の膜減りを防止できる。これにより、配線材料が層間絶縁膜を汚染するのを防ぐことができる。また、エッチングストッパー膜をエッチングする際にキャップ絶縁膜の上面が露出しないので、キャップ保護膜がエッチングされない。その結果、層間絶縁膜の膜厚のばらつきを低減し、配線厚さのばらつきも低減でき、配線抵抗のばらつきを抑制することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る配線形成方法について図面を参照しながら説明する。図1(a)〜(h)は、第1の実施形態に係る配線形成方法を示す断面図である。
まず、図1(a)に示すように、半導体基板(図示せず)上に素子(図示せず)の形成や絶縁膜に埋め込まれた下層配線11の形成を含む一連の半導体プロセスを行った後、所定の平坦化プロセスを行って基板10を形成する。次に、基板10の上面全体の上にSiCNからなるエッチングストッパー膜12を形成する。続いて、エッチングストッパー膜12上に、例えばトリメチルシランやテトラメチルシランを原料として用いるCVD法によりSiOCなどの低誘電率絶縁体からなる層間絶縁膜13を例えば400nm程度堆積する。次に、層間絶縁膜13上に例えばLP−CVD法によりテトラエトキシオキソシラン(Tetra Ethyl Ortho Silicate)を原料として例えば厚さ100nm程度のキャップ絶縁膜14を形成する。このキャップ絶縁膜14は、後の工程で形成されるバリアメタル膜が層間絶縁膜13への汚染するのを防止するために形成されている。次いで、キャップ絶縁膜14上にアルミナ系の金属膜、例えばAl23膜15aを形成する。本工程では、例えばスパッタリング法によりAlを形成した後に表面プラズマ酸化によりAl23膜15aを形成する。次に、接続孔の形成に用いるハードマスクを作成するためにAl23膜15a上に反射防止膜16を塗布し、その後リソグラフィ技術によりレジストパターン17を形成して所定の位置に開口部を形成する。
次に、図1(b)に示すように、前記レジストパターン17をマスクとして所定の位置に開口部を有する第1のハードマスク15を形成する。本工程では、例えばICPプラズマを用いるエッチング方式により、レジストパターン17をマスクとするエッチングを行う。このエッチング条件は、例えばCl2=20ml/min(標準状態)、O2=6ml/min(標準状態)とし、圧力0.7Pa、エッチングチャンバー上部の電極電力400W、半導体基板を載置した下部電極電力50W、下部電極温度20℃とする。次に、レジストパターン17をアッシング・洗浄により除去する。
続いて、図1(c)に示すように、第1のハードマスク15をマスクとしてキャップ絶縁膜14と層間絶縁膜13をエッチングすることにより、接続孔18を開口する。エッチング条件としては、例えばCHF3=10ml/min(標準状態)、CF4=20ml/min(標準状態)を用い、圧力10Pa、上部電極電力1000W、下部電極電力2000W、下部電極温度0℃とする。
次に、図1(d)に示すように、接続孔18にレジスト19を埋め込んだ後に埋め込みレジストエッチバックを行う。更に、第1のハードマスク15上に反射防止膜50を塗布し、その後リソグラフィー技術によりレジストパターン51を形成し配線溝を形成するためのマスクとする。
次に、図1(e)に示すように、レジストパターン51をマスクとして第1のハードマスク15の一部をエッチングし、配線溝を形成するためのAl23からなる第2のハードマスク53を形成する。ここでは、例えばICPエッチング方式によりエッチングを行う。エッチング条件は、例えばCl2=20ml/min(標準状態)、O2=6ml/min(標準状態)とし、圧力0.7Pa、上部電極電力400W、下部電極電力50W、下部電極温度20℃とする。次に、第2のハードマスク53をマスクとしてキャップ絶縁膜14及び層間絶縁膜13をエッチングして所定の深さの配線溝56を形成する。エッチング条件は例えばCF4=100ml/min(標準状態)、N2=50ml/min(標準状態)を用い、圧力10Pa、上部電極電力500W、下部電極電力100W、下部電極温度20℃とする。次いで、接続孔18に埋め込まれていたレジスト19とレジストパターン51とをアッシング・洗浄により除去する。
次に、図1(f)に示すように、エッチングストッパー膜12をエッチングして下層配線11の上方に開口を形成する。このエッチングストッパー膜12は、図1(c)及び図1(e)に示すエッチング工程で、銅からなる下層配線11の表面酸化を防ぐために設けられていたものである。本工程におけるエッチング条件は、例えばC48=10ml/min(標準状態)、CF4=100ml/min(標準状態)とし、圧力20Pa、上部電極電力500W、下部電極電力300W、下部電極温度20℃とする。
次に、図1(g)に示すように、フッ素を含有する洗浄液(フッ化アンモニウム1%、有機溶剤40%、水50%、添加物9%)を用いてAl23からなる第2のハードマスク53を除去する。このフッ素を含有する薬液は(Al23のエッチング量)/(Cuのエッチング量)の値が100以上の選択比を持つため、Cuに対するエッチングを抑制することができる。また、Al23からなる第2のハードマスク53は、接続孔18と配線溝56を開口した状態でCMP法によっても除去することができる。第2のハードマスク53を研磨、除去する際には、例えばコロイダルシリカ15%と過酸化水素水を含む研磨スラリーを用いる。この研磨スラリーは、(Al23のエッチング量)/(Cuのエッチング量)の値が50以上の選択比を持つためキャップ絶縁膜14はほとんど研磨されず、キャップ絶縁膜14の膜厚のばらつきが発生しない。
次に、図1(h)に示すように、接続孔18及び配線溝56の内部を含む基板の全面上にTaNなどからなるバリアメタル膜55をスパッタリングにより形成する。バリアメタル膜55の膜厚は、接続孔18側壁において3nm程度、接続孔18の底部において20nm程度、配線溝56側壁及び底部において5nm程度とする。次に、スパッタエッチングにより接続孔18底部のバリアメタル膜55を10nm程度残存するようにエッチングを行う。続いて、電解メッキ用のシード膜として薄い銅膜をスパッタリング法により堆積した後、電解メッキ法により、先に形成された銅膜上に銅からなるメッキ膜を形成し、接続孔18及び配線溝56を埋める銅膜57を形成する。ここで、銅膜57は、スパッタリングにより形成された銅膜とメッキ法により形成された銅膜とを合わせたものである。次に、銅膜57及びバリアメタル膜55のうち接続孔18及び配線溝56の外部にはみ出した部分と、キャップ絶縁膜14とを例えばCMPを用いて除去する。以上の工程により、銅膜57、およびバリアメタル膜55からなる第2層配線と、第1層配線と第2層配線とを接続するプラグとを形成することができる。
従来技術では、前述のように層間絶縁膜上に堆積したキャップ絶縁膜が露出した場合は、エッチングストッパー膜をエッチングする際にキャップ絶縁膜も同時にエッチングされてしまう。これに対し、本実施形態の配線形成方法では、キャップ絶縁膜14の上にAl23などからなるハードマスクを用いるため、接続孔18の形成時及び配線溝56の形成時にキャップ絶縁膜14が露出しない。また、キャップ絶縁膜14はエッチングストッパー膜12をエッチングする際にも第2のハードマスク53により保護されているため、膜減りする事がない。そのため、本実施形態の配線形成方法では、バリアメタル膜55による層間絶縁膜13上部へのメタル汚染をキャップ絶縁膜14の存在によって確実に防ぐことが可能となっている。また、エッチング時にキャップ絶縁膜14が露出しないため、エッチングストッパー膜12をエッチングする際にもキャップ絶縁膜14が膜減りを起こすことがない。そのため、CMPによって接続孔18及び配線溝56の外部にはみ出した銅膜57及びバリアメタル膜55が研磨除去された後、層間絶縁膜13の厚み及び銅配線の厚みが均一となり、配線抵抗のばらつきを抑制することができる。
なお、本実施形態の配線形成方法は、層間絶縁膜13が低誘電率の絶縁体以外の絶縁材料で構成されている場合でも適用することができる。
また、以上ではハードマスクの材料としてAl23(アルミナ)を用いる例を説明したが、フッ素含有シリコン酸化物やシリコン窒化物、TaN、TiNなど、これ以外の材料でハードマスクを構成してもよい。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係るデュアルダマシン配線形成工程について図面を参照しながら説明する。
図2(a)、(b)は、第2の実施形態に係る配線形成工程の一部を示す断面図である。なお、本実施形態に係る配線形成方法において、最初の工程は図1(a)〜図1(f)に示す工程と同様であるため説明を省略する。
まず、図2(a)に示すように、図1(f)に示す工程を実施した後、接続孔18(図1(c)参照)及び配線溝56(図1(e)参照)の内部を含む基板の全面上にTaNなどからなるバリアメタル膜26を形成する。バリアメタル膜26の膜厚は、第2のハードマスク53上と接続孔18の側壁において3nm程度、接続孔18の底部において20nm程度、配線溝56の側壁及び底部において5nm程度とする。次に、接続孔18底部のバリア膜をスパッタエッチングし、10nm程度残存させる。次に電解メッキ用のシード膜として薄い銅膜を堆積した後、電解メッキ法により、銅膜の上に銅からなるメッキ膜を堆積し、接続孔18及び配線溝56を埋める銅膜27を形成する。ここで、銅膜27は、スパッタリングにより形成された銅膜とメッキ法により形成された銅膜とを合わせたものである。
次に、図2(b)に示すように、銅膜27及びバリアメタル膜26のうち接続孔18及び配線溝56の外部にはみ出した部分と、第2のハードマスク53とキャップ絶縁膜14とを、例えばCMPを用いて除去することにより、銅膜27及びバリアメタル膜26からなる第2層配線と、第2層配線と第1層配線とを接続するプラグとを形成する。なお、銅膜27の研磨と第2のハードマスク53の研磨とは同一条件で行うことができる。
本実施形態の配線形成方法によれば、キャップ絶縁膜14を保護するために形成した第2のハードマスク53の研磨を配線溝56等からはみ出た銅膜27の研磨と同時に行うので、第1の実施形態の配線形成方法に比べて工程数を削減することができる。そのため、本実施形態の方法によれば、半導体装置の製造コストを大幅に低減することができる。
以上で説明した第1および第2の実施形態の方法では、ハードマスク材料としてアルミナ膜を用いたが、これ以外にSiN,フッ素含有シリコン酸化膜であるFSG膜も使用可能である。また、ハードマスク上にTEOSを用いて形成したシリコン酸化膜などを追加形成して膜厚を厚くして使用することもできる。
以上説明したように、本発明の配線形成方法は、デュアルダマシン工程を用いる方法であって、多層配線を有する種々の半導体装置に利用可能である。
(a)〜(h)は、第1の実施形態に係る配線形成方法を示す断面図である。 (a)、(b)は、第2の実施形態に係る配線形成工程の一部を示す断面図である。 (a)〜(g)は、デュアルダマシン法による半導体装置の製造方法を示す断面図である。
符号の説明
10 基板
11 下層配線
12 エッチングストッパー膜
13 層間絶縁膜
14 キャップ絶縁膜
15 第1のハードマスク
15a Al23
16、50 反射防止膜
17、51 レジストパターン
18 接続孔
19 レジスト
26、55 バリアメタル膜
27、57 銅膜
53 第2のハードマスク
56 配線溝

Claims (8)

  1. 下層配線を有する基板上にエッチングストッパー膜を形成する工程(a)と、
    前記エッチングストッパー膜の上に層間絶縁膜及びキャップ絶縁膜を順次形成する工程(b)と、
    前記キャップ絶縁膜、前記層間絶縁膜及び前記エッチングストッパー膜に対してエッチング選択性を有する材料で構成され、接続孔のパターンが形成された第1のハードマスクを形成する工程(c)と、
    前記第1のハードマスクをマスクとして前記キャップ絶縁膜及び前記層間絶縁膜のエッチングを行って前記エッチングストッパー膜に達する前記接続孔を形成する工程(d)と、
    前記第1のハードマスクの一部を除去して配線溝のパターンが形成された第2のハードマスクを形成する工程(e)と、
    前記第2のハードマスクをマスクとして前記キャップ絶縁膜及び前記層間絶縁膜のエッチングを行って前記配線溝を形成する工程(f)と、
    前記エッチングストッパー膜のうち前記接続孔の下に位置する部分に前記下層配線を露出させる開口を形成する工程(g)と、
    前記接続孔を埋め、前記下層配線に接続されたプラグと前記配線溝を埋める配線とを同時に形成する工程(h)とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記工程(g)の後で前記工程(h)の前に、前記第2のハードマスクを除去する工程をさらに備え、
    前記工程(h)は、基板の上面上に前記接続孔及び前記配線溝を埋める金属膜を堆積させる工程と、前記金属膜のうち前記接続孔及び前記配線溝からはみ出した部分を除去して前記プラグ及び前記配線を形成する工程とを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第2のハードマスクを除去する工程は、フッ素化合物を含有する薬液を用いたウエットエッチングによって行われることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第2のハードマスクを除去する工程は、CMP法により行われることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記工程(h)は、基板の上面上に前記接続孔及び前記配線溝を埋める金属膜を堆積させる工程と、CMP法によって前記金属膜のうち前記接続孔及び前記配線溝からはみ出した部分、前記第2のハードマスク、及び前記キャップ絶縁膜を除去して前記プラグ及び前記配線を形成する工程とを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第1のハードマスク及び前記第2のハードマスクは、アルミナ膜、フッ素含有シリコン酸化膜、シリコン窒化膜のうちの1つであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記エッチングストッパー膜はシリコン酸化物で構成されており、前記層間絶縁膜は、前記エッチングストッパー膜よりも誘電率の低い絶縁体で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記配線は、銅膜または銅膜およびバリアメタル膜で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
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