JP2007103458A - 表面実装部品装着機の装着ヘッド - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘッド重量の抑制やコスト抑制を図りつつ、部品装着の生産性を適切に確保することができる。
【解決手段】吸着ノズル軸35と一体で回転駆動される、電子部品を吸着する吸着ノズル1は、複数個並列に配置されている。θ軸モータ32は、タイミングベルト34を介して、隣接する2つの吸着ノズル1の回転動作を連動して行い、θ軸の位置決め動作を行う。
【選択図】図5
【解決手段】吸着ノズル軸35と一体で回転駆動される、電子部品を吸着する吸着ノズル1は、複数個並列に配置されている。θ軸モータ32は、タイミングベルト34を介して、隣接する2つの吸着ノズル1の回転動作を連動して行い、θ軸の位置決め動作を行う。
【選択図】図5
Description
本発明は、ヘッド重量の抑制やコスト抑制を図りつつ、部品装着の生産性を適切に確保することができる表面実装部品装着機の装着ヘッドに関する。
従来の表面実装部品装着機の装着ヘッド部の構成の一例について説明する。
図1は、表面実装部品装着機の装着ヘッド部の側面から見た概要図である。
図1において、表面実装部品装着機の装着ヘッド部は、表面実装される電子部品3を吸着する吸着ノズル1、該吸着ノズル1に係り、上下方向(Z軸方向)の位置決めをするZ軸駆動部、及び、回転方向(θ軸方向)の位置決めをするθ軸駆動部を有する。なお、上記のZ軸方向及びθ軸方向については、図1においてそれぞれ、軸名称の符号が付された矢印により図示する。
このような構成において、装着ヘッドは、吸着ノズル1に吸着された電子部品3の姿勢のずれを検出後、タイミングベルト34を介してθ軸モータ32が吸着ノズル軸35を回転させて該ずれを補正した搭載角度に位置決めする。又、該装着ヘッドは、Z軸駆動部により吸着ノズル1を下降させ、電子回路基板に電子部品3を搭載する。
Z軸駆動部は、取付部材21を介在させて装着ヘッド基部5に取り付けられたZ軸モータ22が、プーリ23及びタイミングベルト24を介して、ボールスクリューのネジ部25に取り付けられたプーリ部25aを駆動する。該駆動により、符号31aに取り付けられた該ボールスクリューのナット部を上下方向(Z軸方向)に移動させることで、該符号31aの部材に結合された吸着ノズル軸25を、上下方向(Z軸方向)に位置決めする。
θ軸駆動部は、部材31cに取り付けられたθ軸モータ32が、プーリ33及びタイミングベルト34を介して、吸着ノズル軸35のプーリ部35aを駆動し、吸着ノズル1のθ軸方向の位置決めを行う。
ここで、多数の電子部品3を効率的に実装するため、表面実装部品装着機の装着ヘッドには、複数の吸着ノズル1が設けられ、それぞれが電子部品3を吸着可能になっている。又、これら吸着ノズル1は、図2に示されるように、それぞれのθ軸モータ32によって、θ軸の位置決め動作が個別に可能になっている。
更に、特許文献1では、図3に示すように、1つのθ軸モータ32によって、複数(図3では6個)の吸着ノズル1のθ軸の位置決め動作を、連動して行うようにしている。この図において、タイミングベルト34Aは図中左から1、3、5番目のプーリ35aを、タイミングベルト34Bは図中左から2、4、6番目のプーリ35aを回転駆動し、これによりそれぞれの吸着ノズル軸35を回転することで、その吸着の電子部品のθ軸の位置決めをするようになっている。これらタイミングベルト34A及び34Bは、いずれもθ軸モータ32に取り付けられたプーリ33によって駆動される。又、プーリ36は、吸着ノズル軸35には固着されず、タイミングベルト34A及び34Bに張力を与えるものである。
ここで、図4は、表面実装部品装着機の装着ヘッドの設備コスト、及び該装着ヘッドによる電子部品3装着の生産性の対比を示すグラフである。
図2のように、それぞれの吸着ノズル1を個別にθ軸モータ32で回転駆動する場合は、符号P1のように生産性は高くなるものの、複数のモータを備えるため設備コストが増大する。又、装着ヘッドの重量も増大する。
これに対して、図3のように、1つのθ軸モータ32で複数の吸着ノズル1を回転駆動する場合は、搭載する電子部品3毎に、θ軸の位置決めが必要になる。又、タイミングベルト34によって駆動される部材の総重量も大きくなり、搭載角度によっては回転動作時間が増大する場合がある。これらにより、結果として生産効率の低下を招いている。例えば、図4のグラフにおいて、符号P2のように生産性は低くなる。又、ある吸着ノズル1のθ軸位置決めを行っている際には、他の吸着ノズル1も、複数が回転するので、電子部品3のずれや落下を引き起こす可能性も増大する。
しかしながら、モータ数が抑えられる故、該グラフにも示されるように設備コストを抑えることができる。又、装着ヘッドの重量も抑えることができる。
以上のことから、通常は、生産性を向上しようとすると、設備コストが増大するという問題がある。又、表面実装部品装着機の装着ヘッドにおいては、θ軸モータ32の数を増やすと、設備コストに加えヘッド重量も増加するという問題もある。
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、ヘッド重量の抑制やコスト抑制を図りつつ、部品装着の生産性を適切に確保することができる表面実装部品装着機の装着ヘッドを提供することを課題とする。
本発明は、複数個並列に配置された、電子部品を吸着する吸着ノズルと、隣接する2つの前記吸着ノズルの回転動作を、連動して行うθ軸モータと、を備えたことにより、前記課題を解決したものである。
以下、本発明の作用について、簡単に説明する。
本願発明では、表面実装部品装着機の装着ヘッドにおいて、複数個並列に配置された、電子部品を吸着する吸着ノズルの内、隣接する2つの吸着ノズルは、1つのθ軸モータにより、θ軸の回転動作を、連動して行うようにしている。
このため、前述した図2の従来例に比較して、θ軸モータの数を削減することができ、設備コストや、装着ヘッドの重量を抑えることができる。又、互いに隣接することで同じθ軸モータ32で回転駆動されるものではない、即ち異なるθ軸モータ32によってθ軸が回転駆動される、吸着ノズル1同士であれば、該従来例と同様に、位置決め動作で相互に影響を与えることがない。このため、通常は、θ軸モータの数を削減することによる生産性の低下は、限られたものになる。
又、図3の従来例に比較すると、θ軸モータが複数であるので、生産性が高くなる。又、該従来例に比較して本願発明は、プーリ36が不要であるなど構造が単純であり、重量面やコスト面で有利であるという特徴もある。又、ある吸着ノズル1のθ軸位置決めを行っている際に回転する他の吸着ノズル1の数が、該従来例より少なく、電子部品3のずれや落下を防止することができる。
従って、ヘッド重量の抑制やコスト抑制を図りつつ、部品装着の生産性を適切に確保することができる表面実装部品装着機の装着ヘッドを提供することができる。
以下、図を用いて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図5は、本願発明が適用された実施形態の表面実装部品装着機の装着ヘッドにおいて、θ軸を回転駆動するための構成を示す平面図である。なお、本実施形態における装着ヘッド部は、Z軸駆動部、及びθ軸駆動部については、図1を用いて前述した従来例と同じになっている。
図5において、まず、吸着ノズル軸35の先端には、電子部品を吸着する吸着ノズル1が設けられている。又、該吸着ノズル1は、表面実装部品装着機の装着ヘッドにおいて、複数個並列に配置されており、これら吸着ノズル1にそれぞれ電子部品3を吸着して、順次部品実装を行うことができる。
又、本実施形態では、隣接する2つの吸着ノズル1は、1つのθ軸モータ32によってθ軸の回転動作を、連動して行うようになっている。即ち、θ軸モータ32の回転軸に取り付けられたθ軸モータ32は、これら2つの吸着ノズル1にそれぞれ一体となっている、個々の吸着ノズル軸35のプーリ部35aに掛けられたタイミングベルト34を駆動することで、これら連動する2つの吸着ノズル1を同時に回転駆動するようになっている。
以上のような構成により、吸着ノズル1に吸着されている電子部品3の回転角度の姿勢に応じ、タイミングベルト34を介してθ軸モータ32が回転駆動することで、該姿勢を補正することができる。又、前述の図1のような構成により、吸着ノズル1を下降させ、電子回路基板に電子部品3を搭載することができる。
従って、本実施形態によれば、本願発明を効果的に適用することができる。
前述の図4において、本実施形態は、符号P3のようになる。
本実施形態では、図3の従来に比べて、θ軸モータ32の数が半数であり、設備コストも該従来例に比較して半分程度になっている。又、θ軸モータ32の数が半数であっても、生産性についてはその低下は限られたものになっており、やや低下する程度になっている。
なお、以上に述べた実施形態は、Z軸駆動部やθ軸駆動部などは、図1のような構成を一例としているが、本願発明はこれに限定されるものではない。例えば、図1ではZ軸駆動はボールネジによる構成としているが、リニアモータや、エアシリンダなど他の構成に置き換えても、同様の効果を得ることができる。
以上説明したとおり、本発明によれば、ヘッド重量の抑制やコスト抑制を図りつつ、部品装着の生産性を適切に確保することができる表面実装部品装着機の装着ヘッドを提供することができる。
本願発明では、2つの吸着ノズルの回転動作を1つのθ軸モータにより行うため、搭載角度による回転動作時間の増加を抑えることができ、生産効率の低下を抑制することができる。又、ある吸着ノズル1のθ軸位置決めを行っている際に回転する他の吸着ノズル1の数が、図3の従来例より少なく、吸着ノズル1が不必要に回転することがないため、電子部品3のずれや落下を防止することができる。
図2の従来例に比較してθ軸モータ32の数が少なくなるので、装着ヘッドの重量を軽減することができ、装着ヘッドのX軸やY軸の加速度や速度を上げることで生産性を向上することができる。又、θ軸モータ32の数が少なくなりコストを低下させることができるため、生産性と設備コストのバランスを向上することができる。
1…吸着ノズル
3…電子部品
5…装着ヘッド基部
22…Z軸モータ
23、33、36…プーリ
24、34…タイミングベルト
25…ボールスクリューのネジ部
25a、35a…プーリ部
31…吸着ノズル基部
32…θ軸モータ
35…吸着ノズル軸
3…電子部品
5…装着ヘッド基部
22…Z軸モータ
23、33、36…プーリ
24、34…タイミングベルト
25…ボールスクリューのネジ部
25a、35a…プーリ部
31…吸着ノズル基部
32…θ軸モータ
35…吸着ノズル軸
Claims (1)
- 複数個並列に配置された、電子部品を吸着する吸着ノズルと、
隣接する2つの前記吸着ノズルの回転動作を、連動して行うθ軸モータと、を備えたことを特徴とする表面実装部品装着機の装着ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005288225A JP2007103458A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 表面実装部品装着機の装着ヘッド |
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JP2005288225A JP2007103458A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 表面実装部品装着機の装着ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007103458A true JP2007103458A (ja) | 2007-04-19 |
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ID=38030141
Family Applications (1)
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JP2005288225A Pending JP2007103458A (ja) | 2005-09-30 | 2005-09-30 | 表面実装部品装着機の装着ヘッド |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009124083A (ja) * | 2007-11-19 | 2009-06-04 | Juki Corp | 電子部品実装装置 |
JP2014017414A (ja) * | 2012-07-10 | 2014-01-30 | Samsung Techwin Co Ltd | 電子部品実装装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61265233A (ja) * | 1985-05-20 | 1986-11-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子部品自動装着装置 |
JP2003318599A (ja) * | 2002-04-22 | 2003-11-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 部品実装方法及び部品実装装置 |
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2005
- 2005-09-30 JP JP2005288225A patent/JP2007103458A/ja active Pending
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