JP2007102678A - 自動販売機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】缶飲料などの商品を冷却若しくは加温して販売する自動販売機に関し、ヒートポンプシステムと電気ヒータで加温を実現する場合に、加温能力の調整を最適化して缶飲料などの商品の温度調整を実現する自動販売機を提供する。
【解決手段】ホット/コールド切換室1と、コールド専用室2と、第二コールド専用室3と、加温用圧縮機20と、切換室凝縮器21と、切換室蒸発器22と、加温用膨張弁23からなるヒートポンプシステムと、切換室凝縮器21の風下側に設置された電気ヒータ24と、暖められた空気を送風して切換室1の室内を循環する加温用ファン25と、切換室1の室内温度を計測する室内温度センサー26と、予め停止温度を記憶するための基準値記憶手段101と、温度調整制御を行う演算制御部100aによってオーバーシュートを抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、缶飲料など商品を冷却または加温して販売する自動販売機の加温制御を行う自動販売機の制御装置に関するものである。
近年、自動販売機に対する消費電力量削減の要求が高まってきており、消費電力量削減手段として、冷却によって生じる廃熱や大気の熱を利用するヒートポンプシステムを用いて缶飲料などの商品を加温するものが提案されている。
また、ヒートポンプシステムは特に低外気温時の起動特性に劣ることから、低外気温時あるいは起動時に圧縮機の回転数を上げて加温能力を高めるとともに、補助電気ヒータを用いて加温能力を補完する自動販売機も提案されている(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら従来の自動販売機を説明する。
図12は従来の自動販売機の冷媒回路図である。
図12に示すように、従来の自動販売機は、ホット/コールド切替室1、コールド専用室2、第二コールド専用室3からなる貯蔵室を備え、ホット/コールド切替室1内に設置された室内熱交換器4、コールド専用室2内に設置された蒸発器5、第二コールド専用室2内に設置された第二蒸発器6、貯蔵室の外に設置された室外熱交換器7、圧縮機8で構成されたヒートポンプシステムを有する。ここで、圧縮機8は各貯蔵室の室温変化に対応して、回転数を変化させてその能力を制御するものである。
また、膨張弁A9、膨張弁B10、膨張弁C11はそれぞれ通過する冷媒の圧力を低下するとともに閉塞機能を有したものであり、開閉弁A12、開閉弁B13、開閉弁C14、開閉弁D15はそれぞれ冷媒の流れの有無を制御するものである。
また、ヒートポンプシステムの加温能力を補完するために、ヒートポンプシステムの加温能力のほぼ半分の加温能力を有する電気ヒータからなる補助電気ヒータ16が室内熱交換器4の風上側に設置されている。
以上のように構成された従来の自動販売機について、以下その動作を説明する。
ホット/コールド切替室1を冷却する場合、開閉弁A12と開閉弁D15を開とし、開閉弁B13と開閉弁C14を閉として、圧縮機8を駆動する。圧縮機8から吐出された冷媒は、室外熱交換器7で凝縮された後、それぞれ膨張弁A9、膨張弁B10、膨張弁C11で減圧されて、室内熱交換器4、蒸発器5、第二蒸発器6へ供給される。そして、室内熱交換器4、蒸発器5、第二蒸発器6で蒸発した冷媒が圧縮機8へ還流する。
このとき、ホット/コールド切替室1、コールド専用室2、第二コールド専用室3の内所定の温度に達した貯蔵室は、当該する膨張弁A9、膨張弁B10、膨張弁C11を閉塞して冷媒の供給を停止する。さらに、すべての貯蔵室が所定の温度に達すると圧縮機8の運転を停止する。
次に、ホット/コールド切替室1を加温する場合、開閉弁A12と開閉弁D15および膨張弁A9を閉とし、開閉弁B13と開閉弁C14を開として、圧縮機8を駆動する。圧縮機8から吐出された冷媒は、室内熱交換器4で一部が凝縮し、再度室外熱交換器7で凝縮された後、それぞれ膨張弁B10、膨張弁C11で減圧されて、蒸発器5、第二蒸発器6へ供給される。そして、蒸発器5、第二蒸発器6で蒸発した冷媒が圧縮機8へ還流する。また、コールド専用室2、第二コールド専用室3の内、所定の温度に達した貯蔵室は、当該する膨張弁B10、膨張弁C11を閉塞して冷媒の供給を停止する。さらに、すべての貯蔵室が所定の温度に達すると圧縮機8の運転を停止する。
ここで、コールド専用室2および第二コールド専用室3を冷却する際に生じる冷媒の凝縮廃熱を用いて、ホット/コールド切替室1を効率よく加温することができるので、電気ヒータなどの別の加熱手段を用いてホット/コールド切替室1を加温する場合に比べて、消費電力量を削減することができる。
特開2002−288726号公報
しかしながら、上記従来の構成では、ヒートポンプシステムおよび電気ヒータにより室内が加温されていたときに、室内温度センサーにより所定温度を検知することで運転を停止する場合に、ヒートポンプシステムおよび電気ヒータの保有熱により大きなオーバーシュートが発生してしまい、庫内温度が所定の温度範囲から外れてしまうという課題を有していた。
本発明は従来の課題を解決するもので、ヒートポンプシステムおよび電気ヒータにより加温されている場合、室内温度センサーにより停止する所定温度を個別に設けることで、大きなオーバーシュートを防止することのできる自動販売機の制御装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の自動販売機の制御装置は商品を収納するホット/コールド切換室を有する自動販売機において、圧縮機と室外熱交換器と膨張機構と室内熱交換器を備え、大気の熱を利用して前記ホット/コールド切換室を加温するヒートポンプシステムと前記ホット/コールド切換室を加温する電気ヒータとを有し、室内の温度を検知する室内温度センサーとを備え、前記ホット/コールド切換室を前記ヒートポンプシステムと前記電気ヒータの両方で加温する場合、前記電気ヒータの停止温度を前記ヒートポンプシステムの停止温度より低く設定したものである。
これによって、ヒートポンプシステムと電気ヒータの両方で加温されている場合、停止させる温度に差をつけて制御することでオーバーシュートを抑制して温度調節の精度を向上することが可能となる。
本発明の自動販売機の制御装置は大きなオーバーシュートを抑制することができ、温度精度の向上が可能となり、商品の加温劣化の低減を図ることができる。
請求項1に記載の発明は、商品を収納するホット/コールド切換室を有する自動販売機において、圧縮機と室外熱交換器と膨張機構と室内熱交換器を備え、大気の熱を利用して前記ホット/コールド切換室を加温するヒートポンプシステムと前記ホット/コールド切換室を加温する電気ヒータとを有し、室内の温度を検知する室内温度センサーとを備え、前記ホット/コールド切換室を前記ヒートポンプシステムと前記電気ヒータの両方で加温する場合、前記電気ヒータの停止温度を前記ヒートポンプシステムの停止温度より低く設定したことにより、オーバーシュートを抑制して温度調節の精度を向上することが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に、さらに、ヒートポンプの停止温度は加温室の室内温度センサーの設定温度よりも高く、電気ヒータの停止温度は加温室の室内温度センサーの設定温度よりも低く設定したことにより、電気ヒータの抵抗値のばらつきなどによるオーバーシュートのばらつきを抑制して温度調節の精度を向上することが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明に、さらに、ヒートポンプシステムと電気ヒータの両方で加温している時間を計測するタイマー手段を備え、前記タイマー手段による計測時間に応じて、停止温度を変更することにより、ヒートポンプシステムおよび電気ヒータにより加温されている場合であっても、通電時間が短く、大きなオーバーシュートが発生しにくい条件においては、大きなオーバーシュートを抑制するための停止温度の変更を中止することにより、温度調節の精度を向上することが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明に、さらに、外気温度を測定するための外気温度センサーを備え、前記外気温度センサーにより測定された外気温度に応じて、ヒートポンプシステムと電気ヒータの停止温度を変更することにより、オーバーシュートのばらつきを抑制して温度調節の精度を向上することが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明に、さらに、ヒートポンプシステムと電気ヒータの停止によるオーバーシュートにより上昇した温度を記憶するためのオーバーシュート温度記憶手段を備え、前記オーバーシュート温度記憶手段に記憶された前回の上昇温度に応じて、停止温度を変更することで、オーバーシュートのばらつきを抑制して温度調節の精度を向上することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における自動販売機の冷媒回路図である。
図2は、本発明の実施の形態1における自動販売機の制御装置の機能ブロック図である。図3は、同実施の形態の自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャートである。
図1、図2において、ホット/コールド切換室1と、コールド専用室2と、第二コールド専用室3からなる貯蔵室と、加温用圧縮機20と、ホット/コールド切換室1内に設置された切換室凝縮器21と、貯蔵室の外に設置された切換室蒸発器22と、加温用膨張弁23からなり、ホット/コールド切換室1の加温を専用に行うヒートポンプシステムと、ヒートポンプシステムの加温能力を補完するために、切換室凝縮器21の風下側に設置され、ヒートポンプシステムの最大加温能力とほぼ同等の加温能力を有する電気ヒータからなる電気ヒータ24と、切換室凝縮器21および電気ヒータ24で暖められた空気を送風してホット/コールド切換室1の室内を循環する加温用ファン25と、ホット/コールド切換室1の室内温度を計測する室内温度センサー26と、予め基準温度を記憶するための基準値記憶手段101と、温度調整制御を行う演算制御部100aによって制御される。
以上のように構成された自動販売機について、以下その演算制御部100aの動作、作用を図3のフローチャートをもとにして説明する。
まず、加温運転が選択されているかの確認を行う(STEP1)。加温運転が選択されなかった場合は、加温運転制御処理を終了する。加温運転が選択された場合は、加温運転動作開始温度であるかの確認を行う(STEP2)。加温運転動作開始温度以上である場合は、加温運転制御処理を終了する。加温運転動作開始温度である場合は、電源投入時であるかの確認を行う(STEP3)。
電源投入時の場合は、ヒートポンプシステムおよび電気ヒータ24を動作させる(STEP4)。基準値記憶手段101に記憶されたヒートポンプシステムおよび電気ヒータ24の同時運転の場合の電気ヒータ停止温度と室内温度センサー26の計測温度を比較する(STEP5)。電気ヒータ停止温度>室内温度センサー26の計測温度の場合には、動作を継続する。電気ヒータ停止温度≦室内温度センサー26の計測温度の場合には、電気ヒータ24の動作を停止する(STEP6)。基準値記憶手段101に記憶されたヒートポンプシステム停止温度と室内温度センサー26の計測温度を比較する(STEP7)。ヒートポンプシステム停止温度>室内温度センサー26の計測温度の場合には、動作を継続する。ヒートポンプシステム停止温度≦室内温度センサー26の計測温度の場合には、ヒートポンプシステムの動作を停止し(STEP7)、加温運転制御処理を終了する。
電源投入時でない場合は、ヒートポンプシステムまたは電気ヒータ24を動作させる(STEP9)。基準値記憶手段101に記憶されたヒートポンプシステムまたは電気ヒータ24の単独運転の場合の停止温度と室内温度センサー26の計測温度を比較する(STEP10)。停止温度>室内温度センサー26の計測温度の場合には、動作を継続する。停止温度≦室内温度センサー26の計測温度の場合には、ヒートポンプシステムまたは電気ヒータ24の動作を停止し(STEP11)、加温運転制御処理を終了する。
以上のように、本実施の形態においては商品を収納するホット/コールド切換室を有する自動販売機において、圧縮機と室外熱交換器と膨張機構と室内熱交換器を備え、大気の熱を利用して前記ホット/コールド切換室を加温するヒートポンプシステムと、前記ホット/コールド切換室を加温する加熱源として電気ヒータと、室内の温度を検知する室内温度センサーとを備え、前記ホット/コールド切換室を前記ヒートポンプシステムと前記電気ヒータで加温する場合、前記ヒートポンプシステムと前記電気ヒータを停止させる温度に差をつけて個別に記憶するための基準値記憶手段を設けることにより、オーバーシュートを抑制して温度調節の精度を向上することが可能となる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における自動販売機の制御装置の機能ブロック図である。図5は、同実施の形態の自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャートである。
図4において、基準値設定手段102は、演算制御部100bに接続し、前記ホット/コールド切換室と前記ヒートポンプシステムと前記電気ヒータで加温する場合、前記室内温度センサーにより個別に停止させるための所定の基準値温度を設定するためのものである。
本実施の形態は、実施の形態1による自動販売機に、さらに、ヒートポンプシステムと前記電気ヒータで加温する場合、前記室内温度センサーにより個別に停止させるための所定の基準値温度を設定するための基準値設定手段102を設けたものである。
以上のように構成された自動販売機について、以下その演算制御部100bの動作、作用を図5のフローチャートをもとにして説明する。
まず、加温運転が選択されているかの確認を行う(STEP1)。加温運転が選択されなかった場合は、加温運転制御処理を終了する。加温運転が選択された場合は、加温運転動作開始温度であるかの確認を行う(STEP2)。加温運転動作開始温度以上である場合は、加温運転制御処理を終了する。加温運転動作開始温度である場合は、電源投入時であるかの確認を行う(STEP3)。
電源投入時の場合は、ヒートポンプシステムおよび電気ヒータ24を動作させる(STEP4)。基準値設定手段102により電気ヒータ停止温度が設定されているかの確認を行う(STEP12)。基準値が基準値設定手段102により設定されている場合は、基準値記憶手段101に書き込む(STEP13)。設定基準値記憶手段101に記憶されたヒートポンプシステムおよび電気ヒータ24の同時運転の場合の電気ヒータ停止温度と室内温度センサー26の計測温度を比較する(STEP5)。電気ヒータ停止温度>室内温度センサー26の計測温度の場合には、動作を継続する。電気ヒータ停止温度≦室内温度センサー26の計測温度の場合には、電気ヒータ24の動作を停止する(STEP6)。基準値設定手段102によりヒートポンプシステム停止温度が設定されているかの確認を行う(STEP14)。基準値が基準値設定手段102により設定されている場合は、基準値記憶手段101に書き込む(STEP15)。基準値記憶手段101に記憶されたヒートポンプシステム停止温度と室内温度センサー26の計測温度を比較する(STEP7)。ヒートポンプシステム停止温度>室内温度センサー26の計測温度の場合には、動作を継続する。ヒートポンプシステム停止温度≦室内温度センサー26の計測温度の場合には、ヒートポンプシステムの動作を停止し(STEP7)、加温運転制御処理を終了する。
電源投入時でない場合は、ヒートポンプシステムまたは電気ヒータ24を動作させる(STEP9)。基準値記憶手段101に記憶されたヒートポンプシステムまたは電気ヒータ24の単独運転の場合の停止温度と室内温度センサー26の計測温度を比較する(STEP10)。停止温度>室内温度センサー26の計測温度の場合には、動作を継続する。停止温度≦室内温度センサー26の計測温度の場合には、ヒートポンプシステムまたは電気ヒータ24の動作を停止し(STEP11)、加温運転制御処理を終了する。
以上のように、本実施の形態においては請求項1に記載の発明に、さらに、前記基準値記憶手段に記憶された所定の停止温度を変更するための基準値設定手段を備えたことにより、停止温度を変更可能にすることができるようになり、電気ヒータの抵抗値のばらつきなどによるオーバーシュートのばらつきを抑制して温度調節の精度を向上することが可能となる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の実施の形態3における自動販売機の制御装置の機能ブロック図である。図7は、同実施の形態の自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャートである。
図6において、タイマー手段103は、演算制御部100cに接続し、時間を計数し、演算制御部100cに出力するためのものである。
本実施の形態は、実施の形態1による自動販売機に、さらに、時間を計数し、前記演算制御部に出力するタイマー手段103を設けたものである。
以上のように構成された自動販売機について、以下その演算制御部100cの動作、作用を図7のフローチャートをもとにして説明する。
まず、加温運転が選択されているかの確認を行う(STEP1)。加温運転が選択されなかった場合は、加温運転制御処理を終了する。加温運転が選択された場合は、加温運転動作開始温度であるかの確認を行う(STEP2)。加温運転動作開始温度以上である場合は、加温運転制御処理を終了する。加温運転動作開始温度である場合は、電源投入時であるかの確認を行う(STEP3)。電源投入時の場合は、ヒートポンプシステムおよび電気ヒータ24を動作させる(STEP4)。基準値記憶手段101に記憶されたヒートポンプシステムおよび電気ヒータ24の同時運転の場合の電気ヒータ停止温度と室内温度センサー26の計測温度を比較する(STEP5)。電気ヒータ停止温度>室内温度センサー26の計測温度の場合には、動作を継続する。電気ヒータ停止温度≦室内温度センサー26の計測温度の場合には、電気ヒータ動作開始から所定時間が経過したかの確認を行う(STEP16)。動作時間≧所定時間の場合には電気ヒータ24の動作を停止する(STEP6)。動作時間<所定時間の場合には、単独運転停止温度>室内温度にて継続運転し(STEP10)、単独運転停止温度≦室内温度にて運転を停止する(STEP11)。
また、STEP11の処理後にヒートポンプシステム動作確認を行う(STEP17)。ヒートポンプシステムが動作していない場合には、加温運転制御処理を終了する。ヒートポンプシステムが動作している場合には、基準値記憶手段101に記憶されたヒートポンプシステム停止温度と室内温度センサー26の計測温度を比較する(STEP7)。ヒートポンプシステム停止温度>室内温度センサー26の計測温度の場合には、動作を継続する。ヒートポンプシステム停止温度≦室内温度センサー26の計測温度の場合には、ヒートポンプシステムの動作を停止し(STEP8)、加温運転制御処理を終了する。
電源投入時でない場合は、ヒートポンプシステムまたは電気ヒータ24を動作させる(STEP9)。基準値記憶手段101に記憶されたヒートポンプシステムまたは電気ヒータ24の単独運転の場合の停止温度と室内温度センサー26の計測温度を比較する(STEP10)。停止温度>室内温度センサー26の計測温度の場合には、動作を継続する。停止温度≦室内温度センサー26の計測温度の場合には、ヒートポンプシステムまたは電気ヒータ24の動作を停止し(STEP11)、加温運転制御処理を終了する。
以上のように、本実施の形態においては請求項1に記載の発明に、さらに、時間を計数し、演算制御部に出力するタイマー手段を備えたことにより、前記タイマー手段により計数された前記ヒートポンプシステムと前記電気ヒータで加温している時間に応じて、前記基準値記憶手段に記憶された停止温度を変更することが可能となり、ヒートポンプシステムおよび電気ヒータにより加温されている場合であっても、通電時間が短く、大きなオーバーシュートが発生しにくい条件においては、大きなオーバーシュートを抑制するための停止温度の変更を中止することにより、温度到達時間の低減が可能となる。
(実施の形態4)
図8は、本発明の実施の形態4における自動販売機の制御装置の機能ブロック図である。図9は、同実施の形態の自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャートである。
図8において、外気温度センサー104は、演算制御部100dに接続し、外気温度を測定するためのものである。
本実施の形態は、実施の形態1による自動販売機に、さらに、外気温度を測定するための外気温度センサー104を設けたものである。
以上のように構成された自動販売機について、以下その演算制御部100dの動作、作用を図9のフローチャートをもとにして説明する。
まず、加温運転が選択されているかの確認を行う(STEP1)。加温運転が選択されなかった場合は、加温運転制御処理を終了する。加温運転が選択された場合は、加温運転動作開始温度であるかの確認を行う(STEP2)。加温運転動作開始温度以上である場合は、加温運転制御処理を終了する。加温運転動作開始温度である場合は、電源投入時であるかの確認を行う(STEP3)。
電源投入時の場合は、ヒートポンプシステムおよび電気ヒータ24を動作させる(STEP4)。外気温度センサー104により外気の温度を検出する(STEP18)。外気温度と補正温度の相関表を用いて、補正する温度を読み出す(STEP19)。ヒートポンプシステムおよび電気ヒータ24の同時運転におけるそれぞれの停止温度について読み出された補正温度をプラスして基準値記憶手段101に記憶する(STEP20)。基準値記憶手段101に記憶されたヒートポンプシステムおよび電気ヒータ24の同時運転の場合の電気ヒータ停止温度と室内温度センサー26の計測温度を比較する(STEP5)。電気ヒータ停止温度>室内温度センサー26の計測温度の場合には、動作を継続する。電気ヒータ停止温度≦室内温度センサー26の計測温度の場合には、電気ヒータ24の動作を停止する(STEP6)。基準値記憶手段101に記憶されたヒートポンプシステム停止温度と室内温度センサー26の計測温度を比較する(STEP7)。ヒートポンプシステム停止温度>室内温度センサー26の計測温度の場合には、動作を継続する。ヒートポンプシステム停止温度≦室内温度センサー26の計測温度の場合には、ヒートポンプシステムの動作を停止し(STEP7)、加温運転制御処理を終了する。
電源投入時でない場合は、ヒートポンプシステムまたは電気ヒータ24を動作させる(STEP9)。基準値記憶手段101に記憶されたヒートポンプシステムまたは電気ヒータ24の単独運転の場合の停止温度と室内温度センサー26の計測温度を比較する(STEP10)。停止温度>室内温度センサー26の計測温度の場合には、動作を継続する。停止温度≦室内温度センサー26の計測温度の場合には、ヒートポンプシステムまたは電気ヒータ24の動作を停止し(STEP11)、加温運転制御処理を終了する。
以上のように、本実施の形態においては請求項1に記載の発明に、さらに、外気温度を測定するための外気温度センサーを備え、高外気温度や低外気温度などによる影響を補正することにより、オーバーシュートのばらつきを抑制して温度調節の精度を向上することが可能となる。
(実施の形態5)
図10は、本発明の実施の形態5における自動販売機の制御装置の機能ブロック図である。図11は、同実施の形態の自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャートである。
図10において、オーバーシュート温度記憶手段105は、演算制御部100eに接続し、前回のオーバーシュートにより上昇した温度を記憶するためのものである。
本実施の形態は、実施の形態1による自動販売機に、さらに、前回のオーバーシュートにより上昇した温度を記憶するためのオーバーシュート温度記憶手段105を設けたものである。
以上のように構成された自動販売機について、以下その演算制御部100eの動作、作用を図11のフローチャートをもとにして説明する。
まず、加温運転が選択されているかの確認を行う(STEP1)。加温運転が選択されなかった場合は、加温運転制御処理を終了する。加温運転が選択された場合は、加温運転動作開始温度であるかの確認を行う(STEP2)。加温運転動作開始温度以上である場合は、加温運転制御処理を終了する。加温運転動作開始温度である場合は、電源投入時であるかの確認を行う(STEP3)。
電源投入時の場合は、ヒートポンプシステムおよび電気ヒータ24を動作させる(STEP4)。オーバーシュート温度記憶手段105により記憶されているそれぞれの温度上昇データを読み出す(STEP21)。前回の温度上昇値より、補正する温度を算出する(STEP22)。ヒートポンプシステムおよび電気ヒータ24の同時運転におけるそれぞれの停止温度について読み出された補正温度をプラスして基準値記憶手段101に記憶する(STEP20)。基準値記憶手段101に記憶されたヒートポンプシステムおよび電気ヒータ24の同時運転の場合の電気ヒータ停止温度と室内温度センサー26の計測温度を比較する(STEP5)。電気ヒータ停止温度>室内温度センサー26の計測温度の場合には、動作を継続する。電気ヒータ停止温度≦室内温度センサー26の計測温度の場合には、電気ヒータ24の動作を停止する(STEP6)。基準値記憶手段101に記憶されたヒートポンプシステム停止温度と室内温度センサー26の計測温度を比較する(STEP7)。ヒートポンプシステム停止温度>室内温度センサー26の計測温度の場合には、動作を継続する。ヒートポンプシステム停止温度≦室内温度センサー26の計測温度の場合には、ヒートポンプシステムの動作を停止し(STEP7)、加温運転制御処理を終了する。
電源投入時でない場合は、ヒートポンプシステムまたは電気ヒータ24を動作させる(STEP9)。基準値記憶手段101に記憶されたヒートポンプシステムまたは電気ヒータ24の単独運転の場合の停止温度と室内温度センサー26の計測温度を比較する(STEP10)。停止温度>室内温度センサー26の計測温度の場合には、動作を継続する。停止温度≦室内温度センサー26の計測温度の場合には、ヒートポンプシステムまたは電気ヒータ24の動作を停止し(STEP11)、加温運転制御処理を終了する。
以上のように、本実施の形態においては請求項1に記載の発明に、さらに、前記ヒートポンプシステムと前記電気ヒータの停止によるオーバーシュートにより上昇した温度を記憶するためのオーバーシュート温度記憶手段を備え、前回のオーバーシュートの温度上昇データを基に停止温度を補正することで、オーバーシュートのばらつきを抑制して温度調節の精度を向上することが可能となる。
以上のように、本発明にかかる自動販売機のヒートポンプシステムは、ヒートポンプシステムと同等以上の加温能力を有する電気ヒータを備えて、安定時の負荷を大きく越えないようにヒートポンプシステムの加温能力の調整を行うことで、凝縮器温度の過昇温に伴う室温の変動を抑制することができるので、ホット飲料とコールド飲料を同時に保存するショーケースや少量の給湯を行うカップ自販機など小能力の加温エネルギーの省力化が要求される用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における自働販売機の冷却回路図 同実施の形態の自動販売機の制御装置のブロック図 同実施の形態の自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2における自動販売機の制御装置のブロック図 同実施の形態の自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態3における自動販売機の制御装置のブロック図 同実施の形態の自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態4における自動販売機の制御装置のブロック図 同実施の形態の自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態5における自動販売機の制御装置のブロック図 同実施の形態の自動販売機の制御装置の動作を示すフローチャート 従来の自動販売機の冷却回路図
符号の説明
20 加温用圧縮機
23 加温用膨張弁
24 電気ヒータ
25 加温用ファン
26 室内温度センサー
100a,100b,100c,100d,100e 演算制御部
101 基準値記憶手段
102 基準値設定手段
103 タイマー手段
104 外気温度センサー
105 オーバーシュート温度記憶手段

Claims (5)

  1. 商品を収納するホット/コールド切換室を有する自動販売機において、圧縮機と室外熱交換器と膨張機構と室内熱交換器を備え、大気の熱を利用して前記ホット/コールド切換室を加温するヒートポンプシステムと前記ホット/コールド切換室を加温する電気ヒータとを有し、室内の温度を検知する室内温度センサーとを備え、前記ホット/コールド切換室を前記ヒートポンプシステムと前記電気ヒータの両方で加温する場合、前記電気ヒータの停止温度を前記ヒートポンプシステムの停止温度より低く設定したことを特徴とする自動販売機の制御装置。
  2. ヒートポンプの停止温度は加温室の室内温度センサーの設定温度よりも高く、電気ヒータの停止温度は加温室の室内温度センサーの設定温度よりも低く設定したことを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の制御装置。
  3. ヒートポンプシステムと電気ヒータの両方で加温している時間を計測するタイマー手段を備え、前記タイマー手段による計測時間に応じて、停止温度を変更することを特徴とした請求項1に記載の自動販売機の制御装置。
  4. 外気温度を測定するための外気温度センサーを備え、前記外気温度センサーにより測定された外気温度に応じて、ヒートポンプシステムと電気ヒータの停止温度を変更することを特徴とした請求項1に記載の自動販売機の制御装置。
  5. ヒートポンプシステムと電気ヒータの停止によるオーバーシュートにより上昇した温度を記憶するためのオーバーシュート温度記憶手段を備え、前記オーバーシュート温度記憶手段に記憶された前回の上昇温度に応じて、停止温度を変更することを特徴とした請求項1に記載の自動販売機の制御装置。
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