JP2015138317A - 自動販売機 - Google Patents

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松永 卓也
Takuya Matsunaga
卓也 松永
裕文 柳
Hirofumi Yanagi
裕文 柳
中島 英雄
Hideo Nakajima
英雄 中島
井上 隆宏
Takahiro Inoue
隆宏 井上
勇人 山内
Isato Yamauchi
勇人 山内
瀬尾 達也
Tatsuya Seo
達也 瀬尾
若見 学司
Satoshi Wakami
学司 若見
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Abstract

【課題】簡単な構成で、圧縮機の目標運転周波数を設定できる自動販売機を提供することを目的とする。
【解決手段】第1冷却加温室2、第2冷却加温室3、及び冷却専用室4にそれぞれ配置されて各室内を冷却する冷凍サイクルの第1〜第3蒸発器19,20,21と、これら第1〜第3蒸発器19,20,21に冷媒を供給する圧縮機7とを備える自動販売機100において、外気温度の温度領域と冷却運転される第1冷却加温室2、第2冷却加温室3、及び冷却専用室4の数とに基づいて、圧縮機7の運転周波数が予め設定されたテーブルデータ60を記憶した記憶部49と、検知された外気温度ATと冷却運転される第1冷却加温室2、第2冷却加温室3、及び冷却専用室4の数に応じて目標運転周波数をテーブルデータ60から読み出し、この目標運転周波数で圧縮機7を運転する圧縮機周波数制御部42とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍サイクルを用いて缶飲料などの商品を冷却または加温して販売する自動販売機に関する。
一般に、缶飲料などの商品を収納する複数の商品収納室と、これら商品収納室にそれぞれ配置されて各室内を冷却する冷凍サイクルの蒸発器と、これら蒸発器に冷媒を供給する圧縮機とを備える自動販売機が知られている。この種の自動販売機では、冷却される商品収納室の室内温度や外気温度に応じて、圧縮機の運転周波数を制御するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−92721号公報
ところで、近年、商品収納室を加熱または冷却設定に切り替えて使用できるものが増えてきており、冷却運転される商品収納室の数によって圧縮機の冷却負荷が大きく変動するようになっている。このため、従来のように、商品収納室の庫内温度や外気温度に基づいて、圧縮機の運転周波数を制御する構成では、周波数を設定する制御処理が煩雑になる問題があった。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、圧縮機の目標運転周波数を設定できる自動販売機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明は、複数の商品収納室にそれぞれ配置されて各室内を冷却する冷凍サイクルの蒸発器と、これら蒸発器に冷媒を供給する圧縮機とを備える自動販売機において、外気温度の温度領域と冷却運転される商品収納室の数とに基づいて、前記圧縮機の運転周波数が予め設定されたテーブルを記憶した記憶部と、検知された外気温度と冷却運転される前記商品収納室の数に応じて目標運転周波数を前記テーブルから読み出し、この目標運転周波数で前記圧縮機を運転する周波数制御部とを備えることを特徴とする。
この構成において、前記商品収納室の室内温度が目標温度まで低下しない場合、前記周波数制御部は、前記目標運転周波数を、前記テーブルにおける外気温度の一段階高い領域の値に変更しても良い。また、前記テーブルには、前記外気温度が高いほど高い運転周波数が設定されていても良い。
本発明によれば、外気温度の温度領域と冷却運転される商品収納室の数とに基づいて、圧縮機の運転周波数が予め設定されたテーブルを記憶した記憶部と、検知された外気温度と冷却運転される前記商品収納室の数に応じて目標運転周波数を前記テーブルから読み出し、この目標運転周波数で前記圧縮機を運転する周波数制御部とを備えるため、圧縮機の目標運転周波数を簡単に設定できる。
本実施形態にかかる自動販売機の冷媒回路図である。 自動販売機のコントローラの機能ブロック図である。 圧縮機の運転パターンを、外気温度の温度領域と冷却運転される商品収納室の数とに基づいて設定されたテーブルを示す図である。 規定された圧縮機の運転パターンと運転周波数との対応関係を示した図である。 圧縮機の運転周波数の設定手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
図1は、本実施形態にかかる自動販売機の冷媒回路図である。
自動販売機100は、図1に示すように、缶飲料等の商品を収納する商品収納庫1と商品収納庫1の下部に配置された機械室(図示せず)とを有する。商品収納庫1内は3つの区画に区分けされ、収納する商品を冷却もしくは加温する第1冷却加温室2、第2冷却加温室3(ホット/コールド切替商品収納室)、収納する商品を冷却する冷却専用室4(コールド専用商品収納室)を有する。第1冷却加温室2、第2冷却加温室3及び冷却専用室4を特段区別する必要が無い場合には、単に商品収納室または室という。また、それぞれの室内には商品収納棚(図示せず)が上部に吊り下げられており、商品が内部に収納されている。
また、自動販売機100は、二酸化炭素(CO2)冷媒が循環する冷凍サイクル5を備え、この冷凍サイクル5は、冷媒を圧縮する圧縮機7、放熱器としてのガスクーラ9、ストレーナ11、開閉可能な第1〜第3電磁弁(開閉手段)13,14,15、第1〜第3キャピラリチューブ(減圧手段)16,17,18、第1〜第3蒸発器19,20,21、及び、内部熱交換器22を備えて構成されている。
圧縮機7は、冷凍サイクル5の高圧側で冷媒を超臨界圧力まで圧縮できるインバータ式のロータリコンプレッサであり、冷媒吸込管23から吸い込まれた低圧冷媒を圧縮し、高温高圧の冷媒が冷媒吐出管24に吐出される。
冷媒吐出管24は、ガスクーラ9の入口側に接続され、このガスクーラ9の出口側にはストレーナ11を有する出口側配管26が接続されている。この出口側配管26と、冷媒吸込管23との間には、第1〜第3蒸発器19,20,21が互いに並列に接続されている。第1〜第3蒸発器19,20,21は、それぞれ第1冷却加温室2、第2冷却加温室3、冷却専用室4に配置されている。ストレーナ11と第1〜第3蒸発器19,20,21との間には、冷媒の流れ方向に沿って、第1〜第3電磁弁13,14,15及び第1〜第3キャピラリチューブ16,17,18がそれぞれ直列に設けられている。
また、冷媒吸込管23には、冷媒の逆流を防止する逆止弁25が配置されている。
内部熱交換器22は、冷媒吸込管23とガスクーラ9の出口側配管26との間に配置され、ガスクーラ9で冷却された高圧冷媒と、蒸発器19,20,21でそれぞれ蒸発された低圧のガス冷媒との間で熱交換を行うものである。本実施形態では、内部熱交換器22を設けることにより、ガスクーラ9を通過した冷媒を更に冷却して冷却能力を上げることができる。
また、ガスクーラ9には、該ガスクーラ9に向けて送風するガスクーラ送風ファン27が配置されている。同様に、第1〜第3蒸発器19,20,21には、それぞれ第1〜第3蒸発器19,20,21に向けて送風する第1〜第3蒸発器送風ファン28,29,30と、第1〜第3蒸発器19,20,21の温度を検出する第1〜第3蒸発器温度検知センサ31,32,33が配置されている。
また、第1冷却加温室2、第2冷却加温室3には、それぞれ室内を加温するための第1〜第2電気ヒータ34,35が配置されている。更に、第1冷却加温室2、第2冷却加温室3、冷却専用室4には、各室内の温度を検出する第1〜第3室内温度検知センサ36,37,38が設けられている。
自動販売機100の各部は、コントローラ40に基づいて運転制御され、冷却専用室4に収納される商品を適正な温度に冷却するとともに、ユーザの設定に応じて、第1冷却加温室2、第2冷却加温室3に収納される商品を適正な温度に冷却または加温する。
以上のように構成された自動販売機100の動作を説明する。
まず、全室を冷却するように設定された場合、第1〜第3電磁弁13,14,15をすべて開いて圧縮機7を起動する。第1〜第3電磁弁13,14,15は、同時に開いても良いし、時間をあけて順番に開いても良い。圧縮機7から吐出された冷媒は、冷媒吐出管24を流れてガスクーラ9に流入して冷却される。冷却された液冷媒は、3つに分配され、第1〜第3電磁弁13,14,15を通過し、第1〜第3キャピラリチューブ16,17,18で減圧された後に、第1〜第3蒸発器19,20,21でそれぞれ蒸発気化して周囲の空気を冷却する。蒸発気化した冷媒は、再び合流して冷媒吸込管23を通じて圧縮機7へと還流する。
本実施形態では、冷却時に負荷を軽減するために、第1冷却加温室2、第2冷却加温室3、冷却専用室4のうち、室内温度が高い2つの室の電磁弁を開いて、該2室の冷却を行う。そして、一方の室が目標温度まで低下した場合には、この室の電磁弁を閉じ、他方の室と、冷却運転されなかった残りの室の電磁弁を開いて該2室の冷却を行う。そして、2つの室が目標温度まで冷却された場合には、残りの1室を目標温度まで冷却する。
次に、第1冷却加温室2を加温し、第2冷却加温室3、冷却専用室4を冷却するように設定された場合、第1電磁弁13を閉じ,第2電磁弁14及び第3電磁弁15を開いて圧縮機7を起動する。この場合、第1電磁弁13が閉じられるため、第1蒸発器19には、ガスクーラ9で冷却された液冷媒が流れることはない。
一方、第1電気ヒータ34に通電され、第1冷却加温室2が所定温度に達するまで加温が実行される。第1蒸発器送風ファン28は運転され、第1電気ヒータ34で加温した熱が第1冷却加温室2内の温度むらを防止している。
第2冷却加温室3、冷却専用室4の冷却動作については、上記した全室を冷却する場合と同様であるため、説明を省略する。
また、第2冷却加温室3を加温し、第1冷却加温室2、冷却専用室4を冷却するように設定された場合には、第2電磁弁14を閉じ,第1電磁弁13及び第3電磁弁15を開いて圧縮機7を起動する。この場合、第2電気ヒータ35に通電して第2冷却加温室3が所定温度に達するまで加温が実行される。また、第2蒸発器送風ファン29は運転される。更に、第1冷却加温室2及び第2冷却加温室3を加温し、冷却専用室4を冷却するように設定された場合には、第1電磁弁13及び第2電磁弁14を閉じ、第3電磁弁15を開いて圧縮機7を起動する。この場合、第1電気ヒータ34及び第2電気ヒータ35に通電して第1冷却加温室2及び第2冷却加温室3がそれぞれ所定温度に達するまで加温が実行される。第1蒸発器送風ファン28及び第2蒸発器送風ファン29は運転される。
図2は、コントローラ40の制御ブロック図である。
コントローラ40は、自動販売機100の動作全般を司る制御部41と、この制御部41の指示に基づいて、圧縮機7、第1電気ヒータ34,35、第1〜第3蒸発器送風ファン28,29,30、第1〜第3電磁弁13,14,15の動作をそれぞれ制御する圧縮機周波数制御部42,ヒータ制御部43,蒸発器送風ファン回転数制御部44,電磁弁制御部45とを備える。
制御部41は、現在時刻を計測する時計部47と、冷却設定されている室の蒸発器のデフロスト等のスケジュールを管理するスケジュール管理部48と、後述する圧縮機7の運転周波数を外気温度の領域ごとに規定したテーブルデータを記憶した記憶部49とを備える。
また、コントローラ40には、自動販売機100の操作部に設けられた冷却加温設定部46、第1〜第3蒸発器温度検知センサ31,32,33、第1〜第3室内温度検知センサ36,37,38、及び外気温度検知センサ39が接続されている。冷却加温設定部46は、ユーザの操作に応じて、第1冷却加温室2及び第2冷却加温室3の冷却または加温動作を設定するもので、制御部41は、これら各室の冷却設定または加温設定に基づいて、各電磁弁の開閉、各ヒータの運転、圧縮機の運転周波数等を制御する。
本実施形態では、第1冷却加温室2及び第2冷却加温室3は、ユーザの選択により、室内を冷却または加温運転に設定することが可能である。冷却運転される商品収納室の数が設定によって変動すると、圧縮機7の冷却負荷が大きく変動する。このため、従来のように、商品収納室の室内温度や外気温度に基づいて、圧縮機7の運転周波数を制御する構成では、周波数を設定する制御処理が煩雑になる問題があった。
本構成に係る自動販売機100では、図3に示すように、外気温度の温度領域と冷却運転される商品収納室の数とに基づいて、圧縮機7の運転周波数が予め設定されたテーブルデータ60が記憶部49(図2)に記憶されている。
このテーブルデータ60における「CCC」や「HHC」等の記載は、3つある商品収納室の冷却または加温の設定状態を示すものであり、「CCC」は、左から第1冷却加温室2及び第2冷却加温室3が冷却設定されていることを示している。なお、冷却専用室4は常時冷却運転となるため、一番右側の記号は常時「C」となる。
このように、「HHC」は、第1冷却加温室2及び第2冷却加温室3が加温設定され、冷却専用室4が冷却運転される状態を示し、「HCC」は、第1冷却加温室2が加温設定、第2冷却加温室3が冷却設定され、冷却専用室4が冷却運転される状態を示す。さらに、「CHC」は、第1冷却加温室2が冷却設定、第2冷却加温室3が加温設定され、冷却専用室4が冷却運転される状態を示す。
また、本実施形態では、複数の商品収納室が冷却運転される場合には、2つの商品収納室を同時に冷却することで、冷却時における圧縮機7の負荷を軽減している。このテーブルデータ60における「2蒸発器」及び「1蒸発器」の記載は、冷却運転される商品収納室の数を示す。すなわち、「2蒸発器」とは、同時に2つの商品収納室の蒸発器に流して、2室の冷却運転を行うことを示し、「1蒸発器」とは、冷却対象の1つの商品収納室、もしくは、1または2の商品収納室が目標温度まで低下することにより、残った1つの商品収納室の蒸発器に流して、1室の冷却運転を行うことを示している。
また、テーブルデータ60は、プルダウン条件と外気温度ATによって5つの領域(1)〜(5)に区分けされている。「(1)プルダウン条件」とは、自動販売機100の設置時における最初の運転状態をいい、外気温度にかかわらず、第1冷却加温室2、第2冷却加温室3及び冷却専用室4が冷却設定で運転される。
「(2)36℃<AT」は、外気温度検知センサ39で検知された外気温度ATが36℃を超えた領域をいう。同様に、「(3)β℃<AT≦36℃」は、外気温度ATが所定のβ℃より大きく36℃以下の領域、「(4)10℃<AT≦β℃」は、外気温度ATが10℃より大きくβ℃以下の領域、「(5)AT≦10℃」は、外気温度ATが10℃以下の領域を示す。このテーブルデータ60におけるβ℃は、10℃〜36℃の範囲における任意の値であり、適宜変更することが可能である。
このように、プルダウン条件、及び、外気温度ATの領域と、冷却運転される商品収納室の数とに基づいて、圧縮機7の運転周波数が予めマップ化されて設定されている。
テーブルデータ60における「10速」、「9速」・・等の値は、図4に示すように、圧縮機7の運転周波数と対応付けて設定されたものであり、本実施形態では、「0速」は圧縮機7の運転周波数が「0」、すなわち、停止した状態を示す。また、本実施形態では、「1速」から「10速」に変化するにつれて、運転周波数をα1(Hz)〜α10(Hz)に大きくなるように変化する。
テーブルデータ60は、図4に示すように、同一の運転設定状態(例えば、「CCC」かつ「2蒸発器」)の場合には、外気温度ATが高い温度領域に属するほど、運転周波数の値は大きなものが設定される。テーブルデータ60の運転周波数は、各第1冷却加温室2、第2冷却加温室3及び冷却専用室4の商品充填率を50〜100%の値に想定し、この状態で、該当する外気温度領域での室内を冷却する際の最適な運転条件を実験を重ねて求めた。
コントローラ40の圧縮機周波数制御部42は、設定された運転状態と外気温度に基づいて、テーブルデータ60から運転周波数を設定し、この設定された運転周波数に基づいて圧縮機7の運転制御を実行する。
次に、圧縮機7の運転周波数の制御手順について説明する。
図5は、運転周波数の制御手順を示すフローチャートである。
制御部41は、冷却加温設定部46を通じて、第1冷却加温室2及び第2冷却加温室3の冷却または加温運転の設定(冷温設定)を取得するとともに、外気温度検知センサ39が検知する外気温度を取得する(ステップS1)。続いて、制御部41は、今回の冷却処理がプルダウン条件に該当するか否かを判定する(ステップS2)。
続いて、制御部41は、第1〜第3室内温度検知センサ36,37,38の検知温度を取得する。そして、次に、制御部41は、冷却設定された商品収納室の室内温度Tが1つでも、所定の基準温度(目標温度D+2℃)以上の場合、該当する商品収納室の電磁弁を開き、圧縮機周波数制御部42に圧縮機7を起動させる(ステップS3)。
続いて、制御部41は、冷却すべき商品収納室が2以上あるか(2蒸発器)、1つであるか(1蒸発器)の判定を行い、この結果を圧縮機周波数制御部42に出力する。
圧縮機周波数制御部42は、商品収納室に数、プルダウン条件に該当するか否か、及び、外気温度ATに基づき、記憶部49に格納されたテーブルデータ60から条件に適合する運転周波数を目標運転周波数として設定し、この目標運転周波数で圧縮機7を運転する(ステップS4)。例えば、冷却設定される商品収納室が2室であって、外気温度ATがβ℃より大きくて36℃以下の場合には、圧縮機周波数制御部42はテーブルデータ60から「8速」を選択して、この「8速」(運転周波数α8)を目標運転周波数に設定して圧縮機7を運転する。
この構成では、圧縮機周波数制御部42は、テーブルデータ60から条件に適合する目標運転周波数を選択し、この目標運転周波数で圧縮機7を運転すれば良い。このため、PID制御等の従来の煩雑は制御をすることなく、簡単に最適な目標運転周波数で圧縮機7を運転制御することができる。
また、本実施形態では、3つある商品収納室がすべて冷却運転される(CCC)場合には、室内温度が高い2つの商品収納室を優先的に冷却する。そして、一方の商品収納室が冷却基準温度(目標温度D−2℃)まで低下した場合には、この一方の商品収納室の冷却を停止し、他方の商品収納室と残った商品収納室の2室の冷却を行う。
このような、冷却運転中に、制御部41は、冷却設定されたすべての商品収納室の室内温度Tが冷却基準温度(目標温度D−2℃)以下に冷却されたか否かを判別し(ステップS5)、冷却基準温度以下に冷却されている場合(ステップS5;Yes)には、圧縮機周波数制御部42を通じて圧縮機7の運転を停止(ステップS6)して処理を終了する。
一方、冷却基準温度以下に冷却されていない場合(ステップS5;No)には、制御部41は、冷温設定が変更されたか否かを判別する(ステップS7)。冷温設定の変更とは、例えば、端境期等に冷却加温設定部46を通じて、第1冷却加温室2及び第2冷却加温室3の冷却または加温運転の設定が変更されたものをいう。冷温設定が変更された場合(ステップS7;Yes)には、圧縮機7の運転周波数等の設定をキャンセルするために、処理をステップS1に戻す。
また、冷温設定が変更されていない場合(ステップS7;No)には、制御部41は、冷却運転されている商品収納室の室内温度Tが、運転開始から所定時間(1時間)に亘って冷却基準温度(目標温度D−2℃)より高い温度であるか否かを判別する(ステップS8)。この判別において、冷却運転されている商品収納室の室内温度Tが、運転開始から所定時間(1時間)に亘って冷却基準温度(目標温度D−2℃)より高い温度でなければ(ステップS8;No)、商品収納室は正常に冷却されていると判断されるため、処理をステップS4に戻して冷却運転処理を継続して行う。
一方、ステップS8の判別において、冷却運転されている商品収納室の室内温度Tが、運転開始から所定時間(1時間)に亘って冷却基準温度(目標温度D−2℃)より高い温度の場合(ステップS8;Yes)には、制御部41は冷却能力不足と判断し、その結果を圧縮機周波数制御部42に出力する。圧縮機周波数制御部42は、この結果を受けて、圧縮機7の目標運転周波数を、テーブルデータ60の同一冷却運転条件(例えば、冷却設定される商品収納室が2室であって、外気温度ATがβ℃より大きくて36℃以下の場合)の一段階高い領域(外気温度ATが36℃より大きい領域)の値(すなわち「9速」)に変更して圧縮機7を運転する(ステップS9)。
この構成によれば、冷凍サイクル5の経時変化に伴い、例えば、ガスクーラ9の汚れによる熱交換不良や、冷媒量の低下等の問題が生じて、テーブルデータ60から設定された運転周波数では十分に冷却できない場合であっても、煩雑な処理を行うことなく、商品収納室を冷却基準温度まで冷却することができる。
なお、ステップS9により、圧縮機7の運転周波数を「8速」から「9速」に上げても、十分に商品収納室の冷却ができなければ、圧縮機7の運転周波数を更に一段階高い領域の値(すなわち「10速」)に上げればよい。規定された最大周波数(本実施形態では「10速」)まで上げても、十分に商品収納室の冷却ができない場合にはエラーを発報する。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1冷却加温室2、第2冷却加温室3、及び冷却専用室4にそれぞれ配置されて各室内を冷却する冷凍サイクルの第1〜第3蒸発器19,20,21と、これら第1〜第3蒸発器19,20,21に冷媒を供給する圧縮機7とを備える自動販売機100において、外気温度の温度領域と冷却運転される第1冷却加温室2、第2冷却加温室3、及び冷却専用室4の数とに基づいて、圧縮機7の運転周波数が予め設定されたテーブルデータ60を記憶した記憶部49と、検知された外気温度ATと冷却運転される第1冷却加温室2、第2冷却加温室3、及び冷却専用室4の数に応じて目標運転周波数をテーブルデータ60から読み出し、この目標運転周波数で圧縮機7を運転する圧縮機周波数制御部42とを備えるため、煩雑な計算処理を必要とせず、圧縮機7の目標運転周波数を簡単に設定できる。
また、本実施形態によれば、冷却運転される第1冷却加温室2、第2冷却加温室3、及び冷却専用室4の室内温度が冷却基準温度(目標温度D−2℃)まで低下しない場合、圧縮機周波数制御部42は、目標運転周波数を、テーブルデータ60の同一冷却運転条件における外気温度の一段階高い領域の値に変更するため、冷凍サイクル5の経時変化に伴い、例えば、ガスクーラ9の汚れによる熱交換不良や、冷媒量の低下等の問題が生じて、テーブルデータ60から設定された運転周波数では十分に冷却できない場合であっても、煩雑な処理を行うことなく、商品収納室を冷却基準温度まで冷却することができる。
また、本実施形態によれば、テーブルデータ60には、外気温度が高いほど高い運転周波数が設定されているため、圧縮機7の運転周波数の選択を簡単に行うことができる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、冷媒として二酸化炭素冷媒を使用した構成について説明したが、冷媒はHFC冷媒を含む既存の冷媒であれば限定されるものではない。
また、上記した実施形態では、開閉手段としての電磁弁と減圧手段としてのキャピラリチューブとを備える構成としているが、開度を自在に変更できる電動膨張弁を設け、この電動膨張弁が開閉手段と減圧手段との機能を合わせもつ構成としてもよい。
2 第1冷却加温室(ホット/コールド切替商品収納室)
3 第2冷却加温室(ホット/コールド切替商品収納室)
4 冷却専用室(コールド専用商品収納室)
5 冷凍サイクル
7 圧縮機
9 ガスクーラ
19 第1蒸発器
20 第2蒸発器
21 第3蒸発器
34 第1電気ヒータ(加温部)
35 第2電気ヒータ(加温部)
40 コントローラ
41 制御部
42 圧縮機周波数制御部
49 記憶部
60 テーブルデータ(テーブル)
100 自動販売機

Claims (3)

  1. 複数の商品収納室にそれぞれ配置されて各室内を冷却する冷凍サイクルの蒸発器と、これら蒸発器に冷媒を供給する圧縮機とを備える自動販売機において、
    外気温度の温度領域と冷却運転される商品収納室の数とに基づいて、前記圧縮機の運転周波数が予め設定されたテーブルを記憶した記憶部と、
    検知された外気温度と冷却運転される前記商品収納室の数に応じて目標運転周波数を前記テーブルから読み出し、この目標運転周波数で前記圧縮機を運転する周波数制御部とを備えることを特徴とする自動販売機。
  2. 前記商品収納室の室内温度が目標温度まで低下しない場合、前記周波数制御部は、前記目標運転周波数を、前記テーブルにおける外気温度の一段階高い領域の値に変更することを特徴とする請求項1に記載の自動販売機。
  3. 前記テーブルには、前記外気温度が高いほど高い運転周波数が設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機。
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JP2017018311A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 京楽産業.株式会社 遊技機
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JP2002013858A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Fuji Electric Co Ltd インバータ圧縮機の制御装置および制御方法

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