JP2007101207A - 空燃比センサのヒータ制御方法及びヒータ制御装置 - Google Patents

空燃比センサのヒータ制御方法及びヒータ制御装置 Download PDF

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【課題】センサ素子部の排気温度が従来方法における判定排気温度より低い場合であっても、センサ素子部の排気凝縮水が全て蒸発しているか否かを判定できるようにする。
【解決手段】フィルタ(4)の下流の排気管内に素子を露出させている空燃比センサ(18)において、センサ素子部をある一定の排気温度に保持したとき、所定保持時間が経てばセンサ素子部の排気管壁温が100℃に達する排気温度の最低値を基準温度として、排気温度センサ(17)により検出されるセンサ素子部の排気温度がこの基準温度以上である状態が所定保持時間、連続して保持されたか否かを判定する判定処理手順と、この判定処理手順の結果、センサ素子部の排気温度がこの基準温度以上である状態が所定保持時間、連続して保持された場合に、空燃比センサ用ヒータ(19)への通電を許可するヒータ通電許可処理手順とをエンジンコントローラ(11)が含む。
【選択図】図1

Description

本発明は空燃比センサのヒータ制御方法及びヒータ制御装置、特に空燃比センサがディーゼルエンジンから排出されるパティキュレートを捕集するフィルタの下流に設けられるものに関する。
ディーゼルエンジンの排気規制強化に伴い、ディーゼルエンジンから排出されるパティキュレートを捕集して堆積させるフィルタ下流の排気管内に、酸素濃度に応じた出力をするジルコニアなどのセンサ素子を露出させている空燃比センサを備えさせることが主流になりつつある。フィルタの下流に空燃比センサを設ける理由は、この空燃比センサにより検出される実空気過剰率が、予め定めている目標空気過剰率と一致するように燃料量や空気量をフィードバック制御したり学習制御したりすることにより、インジェクタの流量特性やエアフローメータの流量特性に生じる製作バラツキや経時劣化を補償する点にある。
この場合に、空燃比センサは活性状態にならないと正常な出力をしないので、排気管中に露出させる上記のセンサ素子を加熱し得るヒータを付加し、冷間始動時にこの空燃比センサ用ヒータへの通電を行えば直ぐに空燃比センサが活性状態となって、早期に上記のフィードバック制御や学習制御を開始することができる。
ただし、エンジンから排出される既燃ガス中に含まれる蒸気は排気通路を流れる過程で冷却され凝縮して水となり、この排気凝縮水がセンサ素子に付着したままエンジンが停止されると、次回運転時には排気凝縮水がセンサ素子に付着した状態でエンジンの始動を行うことなる。しかしながら、排気凝縮水がセンサ素子に付着したままヒータに通電されると、センサ素子内の温度勾配が大きくなってセンサ素子が割れることが知られている。
従って、このセンサ素子の割れを防ぐため、センサ素子部から排気凝縮水が完全になくなった後に空燃比センサ用ヒータへの通電を開始する必要がある。このため、センサ素子部の排気温度を推定し、その推定されるセンサ素子部の排気温度が所定排気温度になったら即座に空燃比センサ用ヒータへの通電を開始するものがある(特許文献1参照)。
特開平8−15213号公報
ところで、ディーゼルエンジンの排気温度はガソリンエンジンと相違して元々低く、しかも空燃比センサはフィルタの下流側といったエンジン本体から遠く離れた位置に設けられるため、特に冷間始動時にあっては排気による昇温効果もあまり望めない。このため、従来方法においてセンサ素子部より排気凝縮水がなくなったと判定するための所定排気温度(この所定排気温度を、以下「従来方法における判定排気温度」という。)は高くなりがちである。
また、排気温度センサでセンサ素子部の排気温度を直接検出するとしても、温度センサには大きな検出誤差があるため、この点からも従来方法における判定排気温度はさらに余裕を持った高い温度(例えば305℃程度)に設定されることとなる。
しかしながら、ディーゼルエンジンではもともと排気温度が低いために、センサ素子部の排気温度が従来方法における判定排気温度に達するのが大きく遅れてしまう。従って、その間、上記のフィードバック制御が開始されないとすれば、インジェクタやエアフローメータの流量特性に生じる製作バラツキが露わになる。また、前回の運転時から今回の運転時までの車両の放置期間が長かった状態で上記の学習制御が開始されないとすれば、インジェクタやエアフローメータの流量特性に経時劣化による誤差が新たに生じる。このとき、実空気過剰率が目標空気過剰率の許容範囲を外れて小さくなったのでは、スモークの排出が多くなる。
特に、フィルタの下流端よりセンサ素子部までの排気管が鋳物で形成されることがあり、鋳物製排気管は板金製排気管と相違して熱容量が大きいことから、鋳物製排気管では、板金製排気管の場合よりセンサ素子部の排気温度は低いままとなり、センサ素子部の排気温度が従来方法における判定排気温度に達するのが一層大きく遅れてしまう。
そこで本発明は、センサ素子部の排気温度が従来方法における判定排気温度より低い場合であっても、センサ素子部の排気管壁温が100℃に達し排気凝縮水が全て蒸発しているか否かを判定できるようにする空燃比センサのヒータ制御方法及びヒータ制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、ディーゼルエンジンから排出されるパティキュレートを捕集して堆積させるフィルタの下流の排気管内に素子を露出させている空燃比センサにおいて、このセンサ素子を加熱し得るヒータと、このセンサ素子部の排気温度を検出する排気温度センサとを備え、センサ素子部を所定排気温度に保持したとき時間が経てばセンサ素子部の排気管壁温が100℃に達するその所定排気温度の最低値を基準温度として、前記排気温度センサにより検出されるセンサ素子部の排気温度がこの基準温度以上である状態が所定保持時間、連続して保持されたか否かを判定し、この判定の結果、センサ素子部の排気温度がこの基準温度以上である状態が所定保持時間、連続して保持された場合に、前記ヒータへの通電を許可するように構成する。
また、本発明は、ディーゼルエンジンから排出されるパティキュレートを捕集して堆積させるフィルタと、フィルタ下流の排気管内に素子を露出させると共に、前記センサ素子を加熱し得るヒータとを備えた空燃比センサと、前記空然比センサ近傍の排気温度を検出する排気温度センサと、前記排気温度センサで検出される排気温度が所定温度を連続して上まわっている持続時間を計測するタイマとを備え、前記タイマが計測した持続時間が所定時間を上まわった場合に、前記ヒータヘの通電を許可するように構成する。
本発明によれば、センサ素子部を所定排気温度に保持したとき時間が経てばセンサ素子部の排気管壁温が100℃に達するその所定排気温度の最低値を基準温度として、排気温度センサにより検出されるセンサ素子部の排気温度がこの基準温度以上である状態が所定保持時間、連続して保持されたか否かを判定し、この判定の結果、センサ素子部の排気温度がこの基準温度以上である状態が所定保持時間、連続して保持された場合に、空燃比センサ用ヒータへの通電を許可するので、また、排気温度センサで検出される排気温度が所定温度を連続して上まわっている持続時間を計測するタイマを備え、このタイマが計測した持続時間が所定時間を上まわった場合に、空燃比センサ用ヒータヘの通電を許可するので、次の効果が生じる。すなわち、センサ素子部の排気温度が従来方法における判定排気温度よりも低い温度域で、センサ素子部の排気管壁温が100℃に達し排気凝縮水が全て蒸発しているか否かを判定できることから、もともと排気温度が低いディーゼルエンジンのフィルタ下流というエンジン本体から遠く離れた位置に空燃比センサが設けられる場合であって、しかも板金製排気管に較べ温度上昇が遅い鋳物排気管内にセンサ素子を露出させている空燃比センサの場合にも、従来方法よりも空燃比センサ用ヒータへの通電開始を早期に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は空燃比センサのヒータ制御方法の実施に直接使用する空燃比センサのヒータ制御装置を備えるディーゼルエンジンの概略構成図を示している。
図1において、1はディーゼルエンジンで、2は吸気通路、3は排気通路を示している。排気通路3には排気中のパティキュレートを捕集するフィルタ4を備える。フィルタ4のパティキュレートの捕集量(堆積量)が所定値に達すると、排気温度を上昇させてパティキュレートを燃焼除去する。
フィルタ4の圧力損失(フィルタ4の上流と下流の圧力差)を検出するためにフィルタ4をバイパスする差圧検出通路に差圧センサ12(圧力損失検出手段)が設けられる。
この差圧センサ12により検出されるフィルタ4の圧力損失は、クランク角センサ13からの回転速度、アクセルセンサ14からのアクセル開度(アクセルペダルの踏み込み量)、エアフローメータ15からの吸入空気流量と共にエンジンコントローラ11に送られ、主にマイクロプロセッサで構成されるエンジンコントローラ11では、これらに基づいて燃料噴射制御とフィルタ4の再生処理を行う。
燃料噴射制御では、全負荷付近で多く発生するスモークを防止するため、エアフローメータ15の出力から算出されるシリンダ吸入空気量とエンジン回転速度に応じて最大噴射量を定めており、アクセル開度に応じた基本燃料噴射量をこの最大噴射量で制限し、この制限後の燃料噴射量を最適な時期に燃料噴射装置(例えばサプライポンプ6、コモンレール7、インジェクタ8からなるコモンレール式噴射装置)を用いて噴射する。
ここで、本実施形態のディーゼルエンジンを搭載する車両では、エンジンルーム内のスペースが限定されており、フィルタ4の下流端に接続する排気管は、図示しないがほぼ直角に曲げて配置する必要があることから、この直角に曲げる排気管部分に、板金製排気管ではなく鋳物製排気管を採用している。これは、鋳物製排気管のほうが板金製排気管よりも形成の自由度が大きいためである。そして、この鋳物製排気管の下流端には板金製排気管を接続している。
また、フィルタ4のすぐ下流、つまりフィルタ下端に接続されている鋳物製排気管(図示しない)には空燃比センサ(以下「A/Fセンサ」という。)18を備える。このA/Fセンサ18は、上記の鋳物製排気管内に、排気中の酸素濃度に応じた出力をするジルコニアなどのセンサ素子(図示しない)を露出させているセンサで、このA/Fセンサ18の出力に基づいて燃料噴射量を学習制御している。
この場合、A/Fセンサ18は活性状態にならないと正常な出力をしないので、ヒータ19を付加し、このヒータ19により、鋳物製排気管中に露出させている上記のセンサ素子を加熱するようにしており、冷間始動時にはこのA/Fセンサ用ヒータ19への通電制御を行う。
エンジンコントローラ11で実行される上記の燃料噴射制御を図2のフローチャートに従ってまず説明する。
図2はA/Fセンサ18の出力に基づいて燃料噴射量を学習制御するためのもので、一定時間毎(例えば10ms毎)に実行する。
図2においてステップ1ではクランク角センサ13により検出されるエンジン回転速度Ne、基本燃料噴射量Qf0、燃料噴射量学習値ΔQfgkを読み込む。
ここで、基本燃料噴射量Qf0は図示しない燃料噴射量の算出ルーチンにおいて、アクセルセンサ14により検出されるアクセル開度とエンジン回転速度Neとに基づいて算出されているので、その算出されている基本燃料噴射量Qf0をそのまま用いればよい。
燃料噴射量学習値ΔQfgkはインジェクタ8の流量特性に生じる製作バラツキや経時劣化に対処するための値である。燃料噴射量学習値ΔQfgkはエンジンの停止後もその値が消失しないようにEEPROMなどに記憶している。
ステップ2ではA/Fセンサ18が活性化しているか否かをみる。エンジンの冷間始動時でA/Fセンサ用ヒータ19に通電がまだされていないときはA/Fセンサ18が活性化していない状態であるので、ステップ11に進み燃料噴射量学習値ΔQfを基本燃料噴射量Qf0に加算した値を最終の燃料噴射量Qfとする。
A/Fセンサ18が活性化しているときにはステップ2よりステップ3、4に進んでA/Fセンサ18の出力を読み込み、このA/Fセンサ18の出力より実空燃比A/Frealを検出する。このA/Fセンサ18により検出される実空燃比は、ディーゼルエンジンにおいては通常、理論空燃比よりもずっとリーン側の値である。
ステップ5ではこの実空燃比A/Frealより実空気過剰率λrealを次式により計算する。
λreal=A/Freal/14.6 …(1)
ただし、14.6:軽油の場合の理論空燃比、
ステップ6では基本燃料噴射量Qf0(エンジン負荷相当)とエンジン回転速度Neとから所定のマップを検索することにより目標空気過剰率λmを算出する。目標空気過剰率λmは1.0を大きく超える値であり、スモークが多く発生する高負荷域になると、スモーク限界の空気過剰率(例えば1.1〜1.2)へと近づいてゆく値である。
ステップ7では実空気過剰率λrealとこの目標空気過剰率λmの差の絶対値と許容値εを比較し、実空気過剰率λrealと目標空気過剰率λmの差の絶対値が許容値ε以下のときには実空気過剰率λrealが目標空気過剰率λmの許容範囲内(λm−ε≦λreal≦λm+ε)にあると判断し、ステップ11の操作を実行したあと、今回の処理を終了する。
実空気過剰率λrealと目標空気過剰率λmの差の絶対値が許容値εを超えているときにはステップ7よりステップ8に進み実空気過剰率λrealと目標空気過剰率λmを比較する。実空気過剰率λrealが目標空気過剰率λmより大きいときには、ステップ9に進み実空気過剰率λrealが目標空気過剰率λmの許容範囲に収まるように燃料噴射量学習値ΔQfに所定値DQ(正の一定値)を加算した値を改めて燃料噴射量学習値ΔQfとして更新したあと、ステップ11の操作を実行する。この逆に、実空気過剰率λrealが目標空気過剰率λmより小さいときには、ステップ8よりステップ10に進み実空気過剰率λrealが目標空気過剰率λmの許容範囲に収まるように燃料噴射量学習値ΔQfから所定値DQだけ減算した値を改めて燃料噴射量学習値ΔQfとして更新したあと、ステップ11の操作を実行する。
実空気過剰率λrealが目標空気過剰率λmの許容範囲から外れる理由は、インジェクタ8の噴射量特性に製作バラツキや経時劣化があるためである。例えば、インジェクタ8からの燃料噴射量が仕様通りのインジェクタと同じであれば実空気過剰率λrealが目標空気過剰率λmの許容範囲内に収まるはずであり、従ってこのときの燃料噴射量学習値ΔQfgkはゼロである。ところが、製作バラツキにより、仕様通りのインジェクタより燃料噴射量が少ないインジェクタ8から燃料が噴射されると、燃料が不足して実空気過剰率λrealが目標空気過剰率λmの許容範囲を外れて大きくなる。このとき、燃料噴射量学習値ΔQfgkが所定値DQだけ大きくなり、この正の値の学習値ΔQfgkによって燃料噴射量が増量される。それでも、実空気過剰率λrealが目標空気過剰率λmの許容範囲を外れて大きければ、燃料噴射量学習値ΔQfgkが所定値DQだけさらに大きくなり、正の値で大きくなった学習値ΔQfgkによって燃料噴射量が増量される。こうしたプロセスを繰り返せばやがて、実空気過剰率λrealが目標空気過剰率λmの許容範囲に落ち着く。つまり、実空気過剰率λrealが目標空気過剰率λmの許容範囲に落ち着いたときの学習値ΔQfgkは、製作バラツキに伴う燃料量誤差を表すので、この学習値ΔQfgkを、エンジンの運転停止後もその値が消失しないように記憶しておき、この学習値ΔQfgkを次回運転時の始動当初より基本燃料噴射量Qfに加算して用いることで、インジェクタ8の製作バラツキに伴う燃料量誤差が解消されることになるのである。
このようにして、A/Fセンサ18の出力に基づいて燃料噴射量を学習制御することで、インジェクタ8の噴射量特性に製作バラツキがあっても、またその後に経時劣化が生じても、実空気過剰率λrealが目標空気過剰率λmの許容範囲に収まるようにすることができる。
実空気過剰率λrealが目標空気過剰率λmの許容範囲内に収まるようにするための制御はこれに限られない。例えば、A/Fセンサ18の出力に基づいて燃料噴射量をフィードバック制御するようにしてもかまわない。
また、吸気コレクタの上流にスロットル弁を設けておき、このスロットル弁開度をフィードバック制御したり学習制御することでも、実空気過剰率λrealが目標空気過剰率λmの許容範囲内に収まるようにすることができる。例えば、実空気過剰率λrealが目標空気過剰率λmの許容範囲内を外れて大きいときには、スロットル弁開度のフィードバック量を小さくなる側に補正するかまたはスロットル弁開度の学習値が小さくなる側に更新し、スロットル弁開度を小さくして(空気量を減らして)実空気過剰率λrealが目標空気過剰率λmの許容範囲に収まるようにし、この逆に実空気過剰率λrealが目標空気過剰率λmの許容範囲内を外れて小さいときには、スロットル弁開度のフィードバック量を大きくなる側に補正するかまたはスロットル弁開度の学習値が大きくなる側に更新し、スロットル弁開度を大きくして(空気量を増やして)実空気過剰率λrealが目標空気過剰率λmの許容範囲に収まるようにする。
さて、ディーゼルエンジンでは、排気温度がガソリンエンジンと相違して元々低く、しかもA/Fセンサ18はフィルタ4の下流側といったエンジン本体から遠く離れた位置に設けられるため、特に冷間始動時にあっては排気による昇温効果もあまり望めない。このため、従来方法によれば、従来方法における判定排気温度は高くなりがちである。また、排気温度センサ17でセンサ素子部の排気温度を直接検出するとしても、温度センサ17に大きな検出誤差があるため、この点からも従来方法における判定排気温度はさらに余裕を持った高い温度(例えば305℃程度)に設定されることとなる。
しかしながら、ディーゼルエンジンではもともと排気温度が低いために、センサ素子部の排気温度が従来方法における判定排気温度に達するのが大きく遅れてしまう。従って、その間、上記の学習制御が開始されないとすれば、前回の運転停止時から今回の運転開始時までのインジェクタ8の流量特性に生じている経時劣化が露わになる。このとき、実空気過剰率が目標空気過剰率の許容範囲を外れて小さくなったのでは、スモークの排出が多くなる。
特に、本実施形態では、フィルタ4の下流端よりA/Fセンサ18のセンサ素子部までの排気管が鋳物で形成されており、鋳物製排気管は板金製排気管と相違して熱容量が大きいことから、鋳物製排気管では、板金製排気管の場合よりセンサ素子部の排気温度は低いままとなり、センサ素子部の排気温度が従来方法における判定排気温度に達するのが一層大きく遅れてしまう。
そこで本発明は、大気環境下において完全にクールダウンしたコールド状態から、センサ素子部を所定排気温度に保持したとき、所定保持時間が経てば、少なくともセンサ素子部の上流側における排気管壁温が100℃に達するその所定排気温度の最低値を基準温度として、排気温度センサ17により検出されるセンサ素子部の排気温度がこの基準温度以上である状態が所定保持時間、連続して保持されたか否かを判定し、この判定の結果、センサ素子部の排気温度がこの基準温度以上である状態が所定保持時間、連続して保持された場合に、A/Fセンサ用ヒータ19への通電を許可する。
エンジンコントローラ11で実行されるこのA/Fセンサ用ヒータ19への通電制御を図3、図4のフローチャートに従って説明する。
図3はヒータON許可フラグを設定するためのもので、一定時間毎(例えば10ms毎)に実行する。
図3においてステップ21では排気温度センサ17により検出される、鋳物製排気管中に露出しているセンサ素子部(以下単に「センサ素子部」という。)を流れる排気の温度Texhを読み込む。
ステップ22〜30はセンサ素子部の排気温度Texhが3つの温度域のいずれにあるのかを判定し、その判定した温度域毎にセンサ素子部の排気管壁温が100℃に達しているか否かを判定する部分である。
上記の温度域は図7最上段に示したように分割している。図7において、左端の215℃は、この温度を長く保てばセンサ素子部の排気管壁温が100℃に達する最低の温度(基準温度)である。従って、センサ素子部の排気温度が215℃未満のときには、いくら長くそのまま待ってもセンサ素子部の排気管壁温は100℃に達しない。一方、右端にある305℃が従来方法における判定排気温度である。そして、本実施形態では、215℃以上の温度域を、215℃以上230℃未満の温度域(第1温度域)、230℃以上245℃未満の温度域(第2温度域)、245℃以上の温度域(第3温度域)の3つに分割している。すなわち、従来方法が対象とする温度域は305℃以上の温度域であるのに対して、本実施形態ではこの温度域よりも低温側の温度域(215℃以上305℃未満の温度域)が新たに対象として加わったことになる。
この場合、従来方法における判定排気温度よりも低い温度域を追加したことに伴って保持時間を導入する。例えば、センサ素子部の排気温度Texhが215℃以上230℃未満の温度に保たれたとき、センサ素子部の排気管壁温が100℃に達する最小の時間が適合により定まる。この時間が第1温度域での保持時間である。第1温度域での保持時間、第2温度域での保持時間、第3温度域での保持時間はこの順に短くなる。例えば、第1温度域での保持時間、第2温度域での保持時間、第3温度域での保持時間は、それぞれ307秒、164秒、123秒である。
図3に戻り、ステップ22、23ではセンサ素子部の排気温度Texhが245℃以上の温度域(第3温度域)にあるか否か、またセンサ素子部の排気温度が245℃以上となっている状態が連続して123秒以上経過したか否かをみる。
ここで、245℃は従来方法における判定排気温度である305℃より低い温度である。この従来方法における判定排気温度より低い温度である245℃でも連続して長く保てばセンサ素子部の排気管壁温が100℃に達して排気凝縮水が全て蒸発する。123秒は245℃以上の温度を保ったとき、センサ素子部の排気管壁温が100℃に達して排気凝縮水が全て蒸発する最小の保持時間(第3保持時間)である。従って、245℃以上の温度を123秒未満保ったときにはセンサ素子部の排気管壁温は100℃に達しない。
センサ素子部の排気温度Texhが245℃以上の温度域にあっても、センサ素子部の排気温度が245℃以上となっている状態が連続して123秒以上経過する前にはステップ24を飛ばし、センサ素子部の排気温度が245℃以上の温度域にある状態が連続して123秒以上経過したときにはセンサ素子部の壁温が100℃に達している、つまりセンサ素子部から排気凝縮水が完全に無くなったと判断し、ステップ23よりステップ24に進んで、100℃到達フラグ1(始動時にゼロに初期設定)=1とする。
なお、センサ素子に付着している排気凝縮水の全てを蒸発させるには、センサ素子部の排気管壁温が100℃に達した後にその付着している排気凝縮水に対して液体から気体への相変化に必要な気化熱を与える所定時間が必要であるが、ここではその所定時間は短いとして無視している。
ステップ22でセンサ素子部の排気温度Texhが245℃未満であるときには、ステップ25、26に進み、今度はセンサ素子部の排気温度Texhが230℃以上245℃未満の温度域(第2温度域)にあるか否か、またセンサ素子部の排気温度が230℃以上245℃未満の温度となっている状態が連続して164秒以上経過したか否かをみる。
ここで、230℃以上245℃未満の温度域は上記の245℃以上の温度域よりも低い温度域であるから、この温度域での温度を保持してセンサ素子部の排気管壁温が100℃に達するまでの時間は245℃以上の温度域での保持時間である上記の123秒より長くなる。つまり、164秒は230℃以上245℃未満の温度を保ったとき、センサ素子部の排気管壁温が100℃に達する最小の保持時間(第2保持時間)である。従って、230℃以上245℃未満の温度を164秒未満保ったときにはセンサ素子部の排気管壁温は100℃に達しない。
センサ素子部の排気温度Texhが230℃以上245℃未満の温度域にあっても、センサ素子部の排気温度が230℃以上245℃未満の温度となっている状態が連続して164秒以上経過する前にはステップ26を飛ばし、センサ素子部の排気温度が230℃以上245℃未満の温度となっている状態が連続して164秒以上経過したときにはセンサ素子部の壁温が100℃に達している、つまりセンサ素子部から排気凝縮水が完全に無くなったと判断し、ステップ26よりステップ27に進んで、100℃到達フラグ2(始動時にゼロに初期設定)=1とする。
ステップ25でセンサ素子部の排気温度Texhが230℃未満であるときには、ステップ28、29に進み、センサ素子部の排気温度Texhが215℃以上230℃未満の温度域(第1温度域)にあるか否か、またセンサ素子部の排気温度が215℃以上230℃未満の温度となっている状態が連続して307秒以上経過したか否かをみる。
ここで、215℃はこの温度を長く保てばセンサ素子部の壁温が100℃に達する最低の温度である。従って、センサ素子部の排気温度が215℃未満のときには、いくら長くそのまま待ってもセンサ素子部の排気管壁温は100℃に達しない。また、307秒はセンサ素子部の排気温度Texhが215℃以上230℃未満の温度に保たれたとき、センサ素子部の排気管壁温が100℃に達する最小の保持時間(第1保持時間)である。従って、215℃以上230℃未満の温度を307秒未満保ったときにはセンサ素子部の排気管壁温は100℃に達しない。
センサ素子部の排気温度Texhが215℃以上230℃未満の温度域にあっても、センサ素子部の排気温度が215℃以上230℃未満の温度となっている状態が連続して215秒以上経過する前にはステップ29を飛ばし、センサ素子部の排気温度が215℃以上230℃未満の温度となっている状態が連続して307秒以上経過したときにはセンサ素子部の壁温が100℃に達している、つまりセンサ素子部から排気凝縮水が完全に無くなったと判断し、ステップ29よりステップ30に進んで、100℃到達フラグ3(始動時にゼロに初期設定)=1とする。
ここで、ステップ22、23、25、26、28、29に示した温度域と保持時間の条件を設定するために用いた実験データを一つだけ図5に示すと、図5は冷間始動よりエンジンをアイドル状態に保持したときのものである。このとき、センサ素子部の排気管壁温と、フィルタ4出口温度(つまりセンサ素子部の排気温度)とはそれぞれ上昇していっている。
この場合に、センサ素子部の排気管壁温が100℃に達するのはt2のタイミングである。一方、フィルタ出口温度の変化をみると、フィルタ出口温度の変化がほぼ落ち着くt1のタイミングより上記t2のタイミングまでの時間間隔は例えば300秒程度であり、この時間間隔でのフィルタ出口温度の平均値はほぼ200℃である。これより、フィルタ出口温度つまりセンサ素子部の排気温度が200℃である状態が連続して300秒経過すれば、センサ素子部の排気管壁温が100℃に達すると判断することができる。
このようにして、様々な運転条件を仮定し、その仮定した運転条件で図5に示したと同様のデータを求め、そうした各種のデータの中から、本実施形態では、ステップ23、25、28に示したように、温度域を245℃以上、230℃以上245℃未満、215℃以上230℃未満の3つの温度域に分割すると共に、その各温度域での温度を保ったときにセンサ素子部の排気管壁温が100℃に達するまでの保持時間を設定したものである。
このように、センサ素子部の排気温度Texhを3つの温度域に分けることにしたのは、3つの運転条件を想定し、その各運転条件においてセンサ素子部の排気管壁温が100℃に達したか否かを判定するためである。例えば、運転条件の相違により、センサ素子部の排気温度が245℃以上を保つこともあれば、センサ素子部の排気温度が230℃以上245℃未満の温度を保つこともあり、また215℃以上230℃未満の排気温度を保つこともある。この場合に、例えば、245℃以上の温度域だけを定めたのでは、センサ素子部の排気温度が230℃以上245℃未満の温度を保つときや、センサ素子部の排気温度が215℃以上230℃未満の温度を保つときに、センサ素子部の排気管壁温が100℃に達しているか否かを判定できないのであるが、温度域を245℃以上の温度域、230℃以上245℃未満の温度域、215℃以上230℃未満の温度域の3つの温度域に分けていれば、センサ素子部の排気温度が230℃以上245℃未満の温度を保つときや、センサ素子部の排気温度が215℃以上230℃未満の温度を保つときにもセンサ素子部の排気管壁温が100℃に達しているか否かを判定でき、これにより3つの異なる運転条件のいずれかに該当すればセンサ素子部の排気管壁温が100℃に達しているか否かの判定を行うことができる。
ステップ31では改めて3つのフラグ(100℃到達フラグ1、100℃到達フラグ2、100℃到達フラグ3)をみる。3つのフラグが全てゼロであればステップ33に進んでヒータON許可フラグ(始動時にゼロに初期設定)=0とし、3つのフラグのいずれかが1になっていればステップ32に進んでヒータON許可フラグ=1とする。
図4はA/Fセンサ用ヒータ19の通電を制御するためのもので、一定時間毎(例えば10ms毎)に実行する。図4のフローは図3のフローに続けて実行する。
図4において、ステップ41では冷間始動時であるか否かをみる。これは例えば、水温センサにより検出される冷却水温と所定値の比較により、冷却水温が所定値以下である場合に冷間始動時であると判定させればよい。冷却水温が所定値を超えている、つまりホットリスタート時にはそのまま今回の処理を終了する。
冷間始動時であるときにはステップ41よりステップ42に進み、図3において設定されているヒータON許可フラグをみる。冷間始動直後にヒータON許可フラグ=0であるときにはセンサ素子部に排気凝縮水が付着していると判断しステップ44に進んでA/Fセンサ用ヒータ19に通電しない。その後、ヒータON許可フラグ=1となったとき、センサ素子部から排気凝縮水が完全に無くなったと判断し、ステップ42よりステップ43に進んでA/Fセンサ用ヒータ19に通電信号を出力する。従って、センサ素子割れは生じない。
図6は所定の運転モードに対して本実施形態を適用したときに、どのタイミングでA/Fセンサ用ヒータ19への通電が行われるのかを示したものである。
図6において、センサ素子部の排気温度が245℃となっている温度状態が連続して123秒経過するときをAで、センサ素子部の排気温度が230℃となっている温度状態が連続して230秒経過するときをBで、センサ素子部の排気温度が215℃となっている温度状態が連続して307秒経過するときをCでそれぞれ書き入れている。
モード運転ではセンサ素子部の排気温度が図示のように変化するため、215℃以上230℃未満となっている温度状態が307秒以上経過することはなく、また230℃以上245℃未満となっている温度状態が164秒以上経過することもないが、245℃以上となっている温度状態が123秒以上経過しているため、本実施形態によれば、t11のタイミングでA/Fセンサ用ヒータ19への通電が開始される。
これに対して、従来方法では、センサ素子部の排気温度が305℃に達したときにA/Fセンサ用ヒータ19への通電が開始されるので、その通電開始タイミングはt12である。従って本実施形態と従来方法とを比較すれば、本実施形態のほうが矢印で示した分だけA/Fセンサ用ヒータ19への通電開始タイミングを早めることができる。
ここで、本実施形態の作用効果を説明する。
本実施形態(請求項1、8に記載の発明)によれば、フィルタ4の下流の排気管内に素子を露出させているA/Fセンサ18において、このセンサ素子を加熱し得るヒータ19と、このセンサ素子部の排気温度を検出する排気温度センサ17とを備え、排気温度センサ17により検出されるセンサ素子部の排気温度が215℃(基準温度)以上である状態が所定保持時間、連続して保持されたか否かを判定し(図3のステップ22、23、25、26、28、29参照)、この判定処理手順の結果、センサ素子部の排気温度がこの基準温度以上である状態が所定保持時間、連続して保持された場合に、ヒータ19への通電を許可する(図3のステップ22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、図4のステップ41、42、43参照)ので、また、本実施形態(請求項15、20に記載の発明)によれば、排気温度センサ17で検出される排気温度Texhが所定温度を連続して上まわっている持続時間を計測するタイマ(エンジンコントローラ11内にソフト的に構成される)を備え、このタイマが計測した持続時間が所定時間を上まわった場合に、空燃比センサ用ヒータ19ヘの通電を許可する(図3のステップ22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、図4のステップ41、42、43参照)ので、次の効果が生じる。すなわち、センサ素子部の排気温度が従来方法における判定排気温度よりも低い温度域で、センサ素子部の排気管壁温が100℃に達し排気凝縮水が全て蒸発しているか否かを判定できることから、もともと排気温度が低いディーゼルエンジンのフィルタ4下流というエンジン本体から遠く離れた位置にA/Fセンサ18が設けられる場合であって、しかも板金製排気管に較べ温度上昇が遅い鋳物排気管内にセンサ素子を露出させている空燃比センサの場合にも、従来方法よりもA/Fセンサ用ヒータ19への通電開始を早期に行うことができる。
本実施形態(請求項4、11に記載の発明)によれば、215℃(基準温度)以上の温度域を、低温側より第1温度域と第2温度域と第3温度域との少なくとも3つの温度域に分割し、センサ素子部の排気温度が第1温度域にある状態が307秒(第1保持時間)、連続して保持されたか否かを、またセンサ素子部の排気温度が第2温度域にある状態が164秒(第1保持時間より短い第2保持時間)、連続して保持されたか否かを、またセンサ素子部の排気温度が第3温度域にある状態が123秒(第2保持時間より短い第3保持時間)、連続して保持されたか否かをそれぞれ判定し(図3のステップ22、23、25、26、28、29参照)、これらの判定の結果、センサ素子部の排気温度が第1温度域にある状態が307秒、連続して保持された場合に、センサ素子部の排気温度が第2温度域にある状態が164秒、連続して保持された場合にまたはセンサ素子部の排気温度が第3温度域にある状態が123秒、連続して保持された場合に、A/Fセンサ用ヒータ19への通電を許可する(図3のステップ22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、図4のステップ41、42、43参照)と共に、第1温度域の温度幅と第2温度域の幅を15℃と同じにする(図7最上段参照)ので、3つの異なる運転条件のいずれかに該当すればセンサ素子部の排気管壁温が100℃に達し排気凝縮水が全て蒸発しているか否かの判定を行うことができる。
本実施形態(請求項6、13に記載の発明)によれば、フィルタ4の下流端よりセンサ素子部までの排気管が鋳物製であるので、次の効果が生じる。すなわち、排気管が鋳物製であれば、板金製排気管のような溶接は廃止でき、より複雑な排気管形状が可能であり、大容量のフィルタを搭載させることが可能となる。大容量のフィルタを搭載できれば、アッシュの堆積にも余裕が生じ、フィルタ4の寿命を長くすることができる。
本実施形態(請求項7、14に記載の発明)によれば、A/Fセンサ用ヒータ19への通電を許可した後にA/Fセンサ18が活性状態となったとき、A/Fセンサ18の出力に基づいて実空気過剰率λrealが目標空気過剰率λmの許容範囲に収まるように燃料量(または空気量)を学習制御する(またはフィードバック制御する)ので(図2のステップ2〜11参照)、次の効果が生じる。すなわち、冷間始動後早期に学習制御(フィードバック制御)を開始できるぶんだけ、空気過剰率のバラツキをより抑えることができる。
図7は第2、第3、第4、第5の実施形態の温度域の分割方法を示した図である。
図7最上段に示したように、第1実施形態第1実施形態は、従来方法に対して、対象とする温度域を215℃以上305℃未満の温度域まで拡大したものであった。
第2実施形態でも、対象とする温度域を215℃以上305℃未満の温度域まで拡大する点は第1実施形態と同じであるが、分割する温度域の数を第1実施形態の3つより7つへと増やしたものである。すなわち、図7第2段目に示したように、215℃以上の温度域を、215℃以上230℃未満の温度域(第1温度域)、230℃以上245℃未満の温度域(第2温度域)、245℃以上260℃未満の温度域(第3温度域)、260℃以上275℃未満の温度域(第4温度域)、275℃以上290℃未満の温度域(第5温度域)、290℃以上305℃未満の温度域(第6温度域)、305℃以上の温度域(第7温度域)の合計7つの温度域に分けたものである。
この場合、第1温度域での保持時間、第2温度域での保持時間は、第1実施形態と同じでそれぞれ307秒、164秒である。また、第3温度域での保持時間は、第2温度域での保持時間より短く、さらに第3温度域での保持時間、第4温度域での保持時間、第5温度域での保持時間、第6温度域での保持時間、第7温度域での保持時間はこの順に正の値で小さくなる。なお、第7温度域は従来方法が対象とする温度域であるので、従来方法と同じにする、つまり第7温度域での保持時間はゼロとする。
このように、第2実施形態の第1温度域〜第6温度域も、第1実施形態の第1温度域、第2温度域と同様に温度域の幅が15℃ずつの等間隔としたものである。なお、第2実施形態において第3温度域〜第7温度域を簡易に1つの温度域にまとめたものが第1実施形態である、ともいえる。
第3実施形態は、図7第3段目に示したように、215℃以上の温度域を、215℃以上225℃未満の温度域(第1温度域)、225℃以上245℃未満の温度域(第2温度域)、245℃以上275℃未満の温度域(第3温度域)、275℃以上の温度域(第4温度域)について温度域の幅を低い温度側から10℃、20℃、30℃、30℃より大きい値と不等間隔としている。このように温度の低い側ほど温度域の幅を小さくしたのは、温度が低い側の温度域ほど長い保持時間が要求され、従ってセンサ素子部の排気管壁温が100℃に達しているか否かの判定の機会が少なくなるので、判定の機会が少なくなる側の温度域ほど温度域の幅を狭くして判定の機会を増やすためである。
この場合、第1温度域での保持時間、第2温度域での保持時間、第3温度域での保持時間、第4温度域での保持時間はこの順に正の値で小さくなる。
低温側の温度域ほど保持時間が長くなるため、センサ素子部の排気管壁温が100℃に達し排気凝縮水が全て蒸発しているか否かの判定の機会が減るのであるが、第3実施形態(請求項5、12に記載の発明)によれば、第1温度域、第2温度域、第3温度域の順に温度域の幅を10℃、20℃、30℃と大きくするので、3つの異なる運転条件のいずれかに該当すればセンサ素子部の排気管壁温が100℃に達しているか否かの判定を行うことができるほか、第1温度域、第2温度域、第3温度域の各温度域の幅が同じである場合よりも、センサ素子部の排気管壁温が100℃に達し排気凝縮水が全て蒸発しているか否かの判定の精度を増やすことができる。
第4実施形態は、図7第4段目に示したように215℃以上の温度域を簡単に1つとしたもの、第5実施形態は、図7第5段目に示したように215℃以上の温度域をこれも簡単に2つとしたものである。これら2つの実施形態の場合でも、従来方法に対しては対象とする温度域が215℃以上305℃未満の温度域にまで拡大している。なお、第5実施形態において、第2温度域での保持時間(第2保持時間)を第1温度域での保持時間(第1保持時間)よりも短くすることはいうまでもない。
第5実施形態(請求項3、10に記載の発明)によれば、215℃(基準温度)以上の温度域を、低温側より第1温度域と第2温度域との少なくとも2つの温度域に分割し、センサ素子部の排気温度が第1温度域にある状態が第1保持時間、連続して保持されたか否かを、またセンサ素子部の排気温度が第2温度域にある状態が第1保持時間より短い第2保持時間、連続して保持されたか否かをそれぞれ判定し、これらの判定の結果、センサ素子部の排気温度が第1温度域にある状態が第1保持時間、連続して保持された場合に、またはセンサ素子部の排気温度が第2温度域にある状態が第1保持時間より短い第2保持時間、連続して保持された場合に、A/Fセンサ用ヒータ19への通電を許可するので、2つの異なる運転条件のいずれかに該当すればセンサ素子部の排気管壁温が100℃に達し排気凝縮水が全て蒸発しているか否かの判定を行うことができる。
請求項1に記載の判定処理手順は図3のステップ22、23、25、26、28、29により、ヒータ通電許可処理手順は図3のステップ22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、図4のステップ41、42、43によりそれぞれ果たされている。
請求項8に記載の判定手段の機能は図3のステップ22、23、25、26、28、29により、ヒータ通電許可手段の機能は図3のステップ22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、図4のステップ41、42、43によりそれぞれ果たされている。
請求項15に記載のタイマはエンジンコントローラにより、また、タイマが計測した持続時間が所定時間を上まわった場合に、ヒータヘの通電を許可する処理手順は、図3のステップ22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、図4のステップ41、42、43によりそれぞれ果たされている。
請求項20に記載のタイマはエンジンコントローラにより、また、タイマが計測した持続時間が所定時間を上まわった場合に、ヒータヘの通電を許可する手段の機能は図3のステップ22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、図4のステップ41、42、43によりそれぞれ果たされている。
本発明の第1実施形態の空燃比センサのヒータ制御装置を備えるディーゼルエンジンの概略構成図。 燃料噴射量の学習制御を説明するためのフローチャート。 ヒータON許可フラグの設定を説明するためのフローチャート。 ヒータ通電制御を説明するためのフローチャート。 温度域と保持時間の条件を設定するために用いた実験データを示す波形図。 本実施形態を所定のモード運転に適用したときの作用を説明するための波形図。 第2、第3、第4、第5の実施形態の温度域の分割方法を示した図。
符号の説明
4 フィルタ
11 エンジンコントローラ
17 排気温度センサ
18 A/Fセンサ(空燃比センサ)
19 A/Fセンサ用ヒータ

Claims (24)

  1. ディーゼルエンジンから排出されるパティキュレートを捕集して堆積させるフィルタの下流の排気管内に素子を露出させている空燃比センサにおいて、
    このセンサ素子を加熱し得るヒータと、
    このセンサ素子部の排気温度を検出する排気温度センサと
    を備え、
    センサ素子部をある一定の排気温度に保持したとき、所定保持時間が経てばセンサ素子部の排気管壁温が100℃に達する排気温度の最低値を基準温度として、前記排気温度センサにより検出されるセンサ素子部の排気温度がこの基準温度以上である状態が所定保持時間、連続して保持されたか否かを判定する判定処理手順と、
    この判定の結果、センサ素子部の排気温度がこの基準温度以上である状態が所定保持時間、連続して保持された場合に、前記ヒータへの通電を許可するヒータ通電許可処理手順と
    を含むことを特徴とする空燃比センサのヒータ制御方法。
  2. 前記基準温度以上の温度域は1つであることを特徴とする請求項1に記載の空燃比センサのヒータ制御方法。
  3. 前記基準温度以上の温度域を、低温側より第1温度域と第2温度域との少なくとも2つの温度域に分割し、前記センサ素子部の排気温度が第1温度域にある状態が第1保持時間、連続して保持されたか否かを、また前記センサ素子部の排気温度が第2温度域にある状態が前記第1保持時間より短い第2保持時間、連続して保持されたか否かをそれぞれ判定し、これらの判定の結果、前記センサ素子部の排気温度が第1温度域にある状態が第1保持時間、連続して保持された場合に、または前記センサ素子部の排気温度が第2温度域にある状態が前記第1保持時間より短い第2保持時間、連続して保持された場合に、前記ヒータへの通電を許可することを特徴とする請求項1に記載の空燃比センサのヒータ制御方法。
  4. 前記基準温度以上の温度域を、低温側より第1温度域と第2温度域と第3温度域との少なくとも3つの温度域に分割し、前記センサ素子部の排気温度が第1温度域にある状態が第1保持時間、連続して保持されたか否かを、また前記センサ素子部の排気温度が第2温度域にある状態が前記第1保持時間より短い第2保持時間、連続して保持されたか否かを、また前記センサ素子部の排気温度が第3温度域にある状態が前記第2保持時間より短い第3保持時間、連続して保持されたか否かをそれぞれ判定し、これらの判定の結果、前記センサ素子部の排気温度が第1温度域にある状態が第1保持時間、連続して保持された場合に、前記センサ素子部の排気温度が第2温度域にある状態が前記第1保持時間より短い第2保持時間、連続して保持された場合にまたは前記センサ素子部の排気温度が第3温度域にある状態が前記第2保持時間より短い第3保持時間、連続して保持された場合に、前記ヒータへの通電を許可すると共に、前記第1温度域の温度幅と前記第2温度域の幅を同じにすることを特徴とする請求項1に記載の空燃比センサのヒータ制御方法。
  5. 前記基準温度以上の温度域を、低温側より第1温度域と第2温度域と第3温度域との少なくとも3つの温度域に分割し、前記センサ素子部の排気温度が第1温度域にある状態が第1保持時間、連続して保持されたか否かを、また前記センサ素子部の排気温度が第2温度域にある状態が前記第1保持時間より短い第2保持時間、連続して保持されたか否かを、また前記センサ素子部の排気温度が第3温度域にある状態が前記第2保持時間より短い第3保持時間、連続して保持されたか否かをそれぞれ判定し、これらの判定の結果、前記センサ素子部の排気温度が第1温度域にある状態が第1保持時間、連続して保持された場合に、前記センサ素子部の排気温度が第2温度域にある状態が前記第1保持時間より短い第2保持時間、連続して保持された場合にまたは前記センサ素子部の排気温度が第3温度域にある状態が前記第2保持時間より短い第3保持時間、連続して保持された場合に、前記ヒータへの通電を許可すると共に、前記第1温度域、前記第2温度域、前記第3温度域の順に温度域の幅を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の空燃比センサのヒータ制御方法。
  6. 前記フィルタの下流端より前記センサ素子部までの排気管が鋳物製であることを特徴とする請求項1から5までのいずれか一つに記載の空燃比センサのヒータ制御方法。
  7. 前記ヒータへの通電を許可した後に前記空燃比センサが活性状態となったとき、前記空燃比センサの出力に基づいて実空気過剰率が目標空気過剰率の許容範囲に収まるように燃料量または空気量をフィードバック制御するかまたは学習制御することを特徴とする請求項1から6までのいずれか一つに記載の空燃比センサのヒータ制御方法。
  8. ディーゼルエンジンから排出されるパティキュレートを捕集して堆積させるフィルタの下流の排気管内に素子を露出させている空燃比センサにおいて、
    このセンサ素子を加熱し得るヒータと、
    このセンサ素子部の排気温度を検出する排気温度センサと
    を備え、
    センサ素子部をある一定の排気温度に保持したとき、所定保持時間が経てばセンサ素子部の排気管壁温が100℃に達する排気温度の最低値を基準温度として、前記排気温度センサにより検出されるセンサ素子部の排気温度がこの基準温度以上である状態が所定保持時間、連続して保持されたか否かを判定する判定手段と、
    この判定の結果、センサ素子部の排気温度がこの基準温度以上である状態が所定保持時間、連続して保持された場合に、前記ヒータへの通電を許可するヒータ通電許可手段と
    を含むことを特徴とする空燃比センサのヒータ制御装置。
  9. 前記基準温度以上の温度域は1つであることを特徴とする請求項8に記載の空燃比センサのヒータ制御装置。
  10. 前記基準温度以上の温度域を、低温側より第1温度域と第2温度域との少なくとも2つの温度域に分割し、前記センサ素子部の排気温度が第1温度域にある状態が第1保持時間、連続して保持されたか否かを、また前記センサ素子部の排気温度が第2温度域にある状態が前記第1保持時間より短い第2保持時間、連続して保持されたか否かをそれぞれ判定し、これらの判定の結果、前記センサ素子部の排気温度が第1温度域にある状態が第1保持時間、連続して保持された場合に、または前記センサ素子部の排気温度が第2温度域にある状態が前記第1保持時間より短い第2保持時間、連続して保持された場合に、前記ヒータへの通電を許可することを特徴とする請求項8に記載の空燃比センサのヒータ制御装置。
  11. 前記基準温度以上の温度域を、低温側より第1温度域と第2温度域と第3温度域との少なくとも3つの温度域に分割し、前記センサ素子部の排気温度が第1温度域にある状態が第1保持時間、連続して保持されたか否かを、また前記センサ素子部の排気温度が第2温度域にある状態が前記第1保持時間より短い第2保持時間、連続して保持されたか否かを、また前記センサ素子部の排気温度が第3温度域にある状態が前記第2保持時間より短い第3保持時間、連続して保持されたか否かをそれぞれ判定し、これらの判定の結果、前記センサ素子部の排気温度が第1温度域にある状態が第1保持時間、連続して保持された場合に、前記センサ素子部の排気温度が第2温度域にある状態が前記第1保持時間より短い第2保持時間、連続して保持された場合にまたは前記センサ素子部の排気温度が第3温度域にある状態が前記第2保持時間より短い第3保持時間、連続して保持された場合に、前記ヒータへの通電を許可すると共に、前記第1温度域の温度幅と前記第2温度域の幅を同じにすることを特徴とする請求項8に記載の空燃比センサのヒータ制御装置。
  12. 前記基準温度以上の温度域を、低温側より第1温度域と第2温度域と第3温度域との少なくとも3つの温度域に分割し、前記センサ素子部の排気温度が第1温度域にある状態が第1保持時間、連続して保持されたか否かを、また前記センサ素子部の排気温度が第2温度域にある状態が前記第1保持時間より短い第2保持時間、連続して保持されたか否かを、また前記センサ素子部の排気温度が第3温度域にある状態が前記第2保持時間より短い第3保持時間、連続して保持されたか否かをそれぞれ判定し、これらの判定の結果、前記センサ素子部の排気温度が第1温度域にある状態が第1保持時間、連続して保持された場合に、前記センサ素子部の排気温度が第2温度域にある状態が前記第1保持時間より短い第2保持時間、連続して保持された場合にまたは前記センサ素子部の排気温度が第3温度域にある状態が前記第2保持時間より短い第3保持時間、連続して保持された場合に、前記ヒータへの通電を許可すると共に、前記第1温度域、前記第2温度域、前記第3温度域の順に温度域の幅を大きくすることを特徴とする請求項8に記載の空燃比センサのヒータ制御装置。
  13. 前記フィルタの下流端より前記センサ素子部までの排気管が鋳物製であることを特徴とする請求項8から12までのいずれか一つに記載の空燃比センサのヒータ制御装置。
  14. 前記ヒータへの通電を許可した後に前記空燃比センサが活性状態となったとき、前記空燃比センサの出力に基づいて実空気過剰率が目標空気過剰率の許容範囲に収まるように燃料量または空気量をフィードバック制御するかまたは学習制御することを特徴とする請求項8から13までのいずれか一つに記載の空燃比センサのヒータ制御装置。
  15. ディーゼルエンジンから排出されるパティキュレートを捕集して堆積させるフィルタと、
    フィルタ下流の排気管内に素子を露出させると共に、前記センサ素子を加熱し得るヒータとを備えた空燃比センサと、
    前記空然比センサ近傍の排気温度を検出する排気温度センサと、
    を備えたディーゼルエンジンの排気装置に設けられる空燃比センサのヒータ制御方法において、
    前記排気温度センサで検出される排気温度が所定温度を連続して上まわっている持続時間を計測するタイマを備え、
    前記タイマが計測した持続時間が所定時間を上まわった場合に、前記ヒータヘの通電を許可することを特徴とする空燃比センサのヒータ制御方法。
  16. 前記所定温度と所定時間は、排気温度を所定温度に所定時間持続した場合に少なくとも空然比センサより上流側の排気管壁温が100℃に達することに基づき決められた温度と時間であることを特徴とする請求項15に記載の空燃比センサのヒータ制御方法。
  17. 所定温度と所定時間は、大気環境下において完全にクールダウンしたコールド状態から排気温度を所定温度に所定時間持続した場合に、空然比センサより上流側の排気管内の凝縮水が蒸発して無くなることに基づき決められた温度と時間であることを特徴とする請求項15に記載の空燃比センサのヒータ制御方法。
  18. ヒータ通電を許可するための所定温度と所定時間を、異なる複数の組合せで設けることを特徴とする請求項15から請求項17までのいずれか一つに記載の空燃比センサのヒータ制御方法。
  19. 前記異なる組合せは、所定温度が隣接している組合せ間の所定温度の差が、温度が低くなるほど小さくなるよう設けられていることを特徴とする請求項18に記載の空燃比センサのヒータ制御方法。
  20. ディーゼルエンジンから排出されるパティキュレートを捕集して堆積させるフィルタと、
    フィルタ下流の排気管内に素子を露出させると共に、前記センサ素子を加熱し得るヒータとを備えた空燃比センサと、
    前記空然比センサ近傍の排気温度を検出する排気温度センサと、
    を備えたディーゼルエンジンの排気装置に設けられる空燃比センサのヒータ制御装置において、
    前記排気温度センサで検出される排気温度が所定温度を連続して上まわっている持続時間を計測するタイマを備え、
    前記タイマが計測した持続時間が所定時間を上まわった場合に、前記ヒータヘの通電を許可することを特徴とする空燃比センサのヒータ制御装置。
  21. 前記所定温度と所定時間は、排気温度を所定温度に所定時間持続した場合に少なくとも空然比センサより上流側の排気管壁温が100℃に達することに基づき決められた温度と時間であることを特徴とする請求項20に記載の空燃比センサのヒータ制御装置。
  22. 所定温度と所定時間は、大気環境下において完全にクールダウンしたコールド状態から排気温度を所定温度に所定時間持続した場合に、空然比センサより上流側の排気管内の凝縮水が蒸発して無くなることに基づき決められた温度と時間であることを特徴とする請求項20に記載の空燃比センサのヒータ制御装置。
  23. ヒータ通電を許可するための所定温度と所定時間を、異なる複数の組合せで設けることを特徴とする請求項20から請求項22までのいずれか一つに記載の空燃比センサのヒータ制御装置。
  24. 前記異なる組合せは、所定温度が隣接している組合せ間の所定温度の差が、温度が低くなるほど小さくなるよう設けられていることを特徴とする請求項23に記載の空燃比センサのヒータ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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