JP2007100287A - 紙力と剛度を改善した紙とその製造方法、及びプラスチックワイヤー摩耗性の改善方法 - Google Patents
紙力と剛度を改善した紙とその製造方法、及びプラスチックワイヤー摩耗性の改善方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】紙用填料あるいは塗工紙用顔料に使用される無機粒子、カチオン性化合物、および澱粉糊液を固形分重量比で、無機粒子/カチオン性化合物/澱粉=100/0.1/0.1〜100/100/100の範囲で混合して調製した混合スラリーを、紙料へ添加し、抄紙する。また、重質炭酸カルシウム及び/又はクラフトパルプの苛性化工程で生成する軽質炭酸カルシウムを粉砕した填料、カチオン化澱粉糊液及び未加工澱粉糊液を混合後、これを填料として紙料へ添加し、抄紙する。
Description
(1)無機粒子、カチオン性化合物、および澱粉糊液を混合することにより、これら無機粒子を核とし、その表面をカチオン性化合物と澱粉のコンプレックスが被覆した複合物が得られる。これを内添抄紙すると、紙中のカチオン性化合物や澱粉の量が増加する。更に、カチオン性化合物と澱粉のコンプレックスで被覆された無機粒子が、パルプ繊維と接着可能になることで、填料の高配合化や紙の嵩高化にもかかわらず、紙力や剛度の低下が少ない。本発明のカチオン性化合物と澱粉のコンプレックスで被覆された無機粒子を含有する紙は、パルプに無機粒子とカチオン性化合物と澱粉糊液を別々に添加して抄紙した紙よりも紙力や剛度が顕著に向上する。
(2)更に、無機粒子がカチオン性化合物と澱粉のコンプレックスで被覆されているので、紙料中で無機粒子とパルプ繊維との吸着力が強く、抄紙機ワイヤーで紙料を脱水しても無機粒子がパルプ繊維から脱落しにくいため、抄紙機ワイヤー上での紙中填料歩留りが大きく向上する。また、澱粉の歩留まりも高くなる。
(1)1)無機粒子のスラリーに、2)カチオン性化合物の水溶液またはエマルション、3)澱粉糊液、の順序で添加する。
(2)1)無機粒子のスラリーに、2)澱粉糊液、3)カチオン性化合物、の順序で添加する。
(3)1)カチオン性化合物の水溶液またはエマルションに、2)無機粒子のスラリーまたは粉体、3)澱粉糊液、の順序で添加する。
(4)1)カチオン性化合物の水溶液またはエマルションに、2)澱粉糊液、3)無機粒子のスラリーまたは粉体、の順序で添加する。
(5)1)澱粉糊液に、2)無機粒子のスラリーまたは粉体、3)カチオン性化合物の水溶液またはエマルション、の順序で添加する。
(6)1)無機粒子のスラリーに、2)カチオン性化合物の水溶液またはエマルションと、澱粉糊液とを予め混合した混合液、の順序で添加する。
(7)1)カチオン性化合物の水溶液またはエマルションと、澱粉糊液とを予め混合した混合液に、2)無機粒子のスラリーまたは粉体、の順序で添加する。
(1)平均粒子径:表面処理した炭酸カルシウムや未処理の炭酸カルシウムの平均粒子径を超音波分散機で5分間処理後、レーザー散乱式粒子径測定機マスターサイザー2000(MARVERN社製)を用いて測定した。
(2)ゼータ電位:表面処理した炭酸カルシウムや未処理の炭酸カルシウムのゼータ電位を、
ZETASIZER3000HAS(MALVERN社製)を用いて測定した。
(3)裂断長:JIS P 8113に準拠
(4)純曲げこわさ:純曲げこわさ測定装置(スガ試験機株式会社製)を用いて、手抄き紙の初期純曲げこわさを測定した。なお、純曲げこわさはJISに定められた剛度測定法ではないが、実際に手で紙を曲げたときの感触に近い測定値を示す。
(5)ISO白色度:JIS P8148に準拠
(6)ISO不透明度:JIS P8149に準拠
(7)填料歩留り:紙の坪量、灰分から紙中填料量を算出し、填料仕込量との比から算出した。
(8)澱粉歩留り:バイオセンサーBF-2(KSシステムズ社製)を用いて紙中澱粉量を測定し、澱粉仕込量との比から算出した。
(9)プラスチックワイヤー摩耗性:日本フィルコン式ワイヤー摩耗試験機を用いて下記の条件で測定し、下記の計算式からプラスチックワイヤー摩耗率を求めた。
[測定条件]填料スラリー濃度 0.5%、 流量0.65L/分、 ロール材質 セラミック、 ロール径 60mmφ、 ロール回転数 1500rpm、 接触角 111度、 分銅 1.25kg、 ワイヤー種類 COS60、 ワイヤー寸法 40×140mm、 試験時間 90分
摩耗率=100×(A−B)/ A
(ここで、Aは試験前プラスチックワイヤーの重量(g)、Bは試験後プラスチックワイヤーの重量(g)である)
無機粒子として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gを室温で撹拌しつつ、カチオン性化合物として濃度2%のポリビニルアミン(商品名:カチオファストVFH、BASF社製)水溶液10gを添加し、さらに澱粉糊液として濃度2%の未加工コーン澱粉(日本食品加工社製)糊液100gを添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
無機粒子として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gを室温で撹拌しつつ、カチオン性化合物として濃度2%のポリビニルアミン(商品名:カチオファストVFH、BASF社製)水溶液10gを添加し、さらに澱粉糊液として濃度2%の未加工ポテト澱粉(日本食品加工社製)糊液100gを添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
無機粒子として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gを室温で撹拌しつつ、カチオン性化合物として濃度2%のポリビニルアミン(商品名:カチオファストVFH、BASF社製)水溶液10gを添加し、さらに澱粉糊液として濃度2%の尿素リン酸化澱粉(商品名:スプレット#250、日本食品加工社製)糊液100gを添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
無機粒子として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gを室温で撹拌しつつ、カチオン性化合物として濃度2%のポリビニルアミン(商品名:カチオファストVFH、BASF社製)水溶液10gを添加し、さらに澱粉糊液として濃度2%の両性化澱粉(商品名:CATO3210、日本NSC社製)糊液100gを添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
無機粒子として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gを室温で撹拌しつつ、カチオン性化合物として濃度2%のポリアミンエピクロロヒドリン(商品名:AC7300、星光PMC社製)水溶液10gを添加し、さらに澱粉糊液として濃度2%の未加工コーン澱粉(日本食品加工社製)糊液100gを添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
無機粒子として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gを室温で撹拌しつつ、カチオン性化合物として濃度2%のポリアミンエピクロロヒドリン(商品名:AC7300、星光PMC社製)水溶液10gを添加し、さらに澱粉糊液として濃度2%の両性化澱粉(商品名:CATO315、日本NSC社製)糊液100gを添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
無機粒子として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gを室温で撹拌しつつ、カチオン性化合物として濃度2%のカチオン化澱粉(商品名:CATO304、日本NSC社製)糊液10gを添加し、さらに澱粉糊液として濃度2%の未加工コーン澱粉(日本食品加工社製)糊液100gを添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
無機粒子として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gを室温で撹拌しつつ、カチオン性化合物として濃度2%のカチオン化澱粉(商品名:CATO302、日本NSC社製)糊液10gを添加し、さらに澱粉糊液として濃度2%の酸化澱粉(商品名:SK-20、日本コーンスターチ社製)糊液100gを添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
カチオン性化合物として濃度2%のカチオン化澱粉(商品名:CATO304、日本NSC社製)糊液10gに、澱粉糊液として濃度2%の酸化澱粉(商品名:MS-3800、日本食品加工社製)糊液100gを添加し室温で10分間撹拌した。この混合物を無機粒子として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gに添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
無機粒子として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gを室温で撹拌しつつ、カチオン性化合物として濃度2%のカチオン化澱粉(商品名:CATO304、日本NSC社製)糊液10gを添加し、さらに澱粉糊液として濃度2%のヒドロキシエチル化澱粉(商品名:ETHYLEX2025、ステーレー社製)糊液100gを添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
無機粒子として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gを室温で撹拌しつつ、カチオン性化合物として濃度2%のカチオン化澱粉(商品名:CATO304、日本NSC社製)糊液10gを添加し、さらに澱粉糊液として濃度2%のアセチル化澱粉(商品名:Z-300、日澱化学社製)糊液100gを添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
無機粒子として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gを室温で撹拌しつつ、カチオン性化合物として濃度2%のポリアミドエピクロロヒドリン(商品名:WS4020、星光PMC社製)水溶液10gを添加し、さらに澱粉糊液として濃度2%の未加工コーン澱粉(日本食品加工社製)糊液100gを添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
無機粒子として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gを室温で撹拌しつつ、カチオン性化合物として濃度2%のジアリルジメチルアンモニウムクロライド(表1中ではDADMACと記載)のホモポリマー(商品名:AC7304、星光PMC社製)水溶液10gを添加し、さらに澱粉糊液として濃度2%の未加工コーン澱粉(日本食品加工社製)糊液100gを添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
無機粒子として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gを室温で撹拌しつつ、カチオン性化合物として濃度2%のジアリルジメチルアンモニウムクロライド(表1中ではDADMACと記載)とアクリルアミドとのコポリマー(商品名:N7527、OndeoNalco社製)水溶液10gを添加し、さらに澱粉糊液として濃度2%の未加工コーン澱粉(日本食品加工社製)糊液100gを添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
無機粒子として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gを室温で撹拌しつつ、カチオン性化合物として濃度2%のポリエチレンイミン(商品名:カチオファストSF、星光PMC社製)水溶液10gを添加し、さらに澱粉糊液として濃度2%の未加工コーン澱粉(日本食品加工社製)糊液100gを添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
無機粒子として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gを室温で撹拌しつつ、カチオン性化合物として濃度2%のポリ塩化アルミニウム(商品名:PAC、日本軽金属社製)水溶液10gを添加し、さらに澱粉糊液として濃度2%の未加工コーン澱粉(日本食品加工社製)糊液100gを添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
無機粒子として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gを室温で撹拌しつつ、カチオン性化合物として濃度2%の硫酸バンド水溶液10gを添加し、さらに澱粉糊液として濃度2%の未加工コーン澱粉(日本食品加工社製)糊液100gを添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
無機粒子として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gを室温で撹拌しつつ、カチオン性化合物として濃度2%のポリビニルアミン(商品名:カチオファストVFH、BASF社製)水溶液10gを添加し、さらに澱粉糊液として濃度2%の未加工コーン澱粉(日本食品加工社製)糊液100gを添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、紙用嵩高剤(商品名:KB-110、花王社製)をパルプ重量当り1.0%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
無機粒子として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gを室温で撹拌しつつ、カチオン性化合物として濃度2%のカチオン化澱粉(商品名:CATO302、日本NSC社製)糊液10gを添加し、さらに澱粉糊液として濃度2%の未加工コーン澱粉(日本食品加工社製)糊液100gを添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、紙用嵩高剤(商品名:KB-110、花王社製)をパルプ重量当り1.0%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
無機粒子として重質炭酸カルシウム(商品名:スーパー#2000、丸尾カルシウム株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gを室温で撹拌しつつ、カチオン性化合物として濃度2%のポリビニルアミン(商品名:カチオファストVFH、BASF社製)水溶液10gを添加し、さらに澱粉糊液として濃度2%の未加工コーン澱粉(日本食品加工社製)糊液100gを添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
無機粒子としてタルク(商品名:NTL、日本タルク株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gを室温で撹拌しつつ、カチオン性化合物として濃度2%のポリビニルアミン(商品名:カチオファストVFH、BASF社製)水溶液10gを添加し、さらに澱粉糊液として濃度2%の未加工コーン澱粉(日本食品加工社製)糊液100gを添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
無機粒子として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gを室温で撹拌しつつ、カチオン性化合物として濃度2%のポリビニルアミン(商品名:カチオファストVFH、BASF社製)水溶液25gを添加し、さらに澱粉糊液として濃度2%の未加工コーン澱粉(日本食品加工社製)糊液250gを添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
無機粒子として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gを室温で撹拌しつつ、カチオン性化合物として濃度2%のポリビニルアミン(商品名:カチオファストVFH、BASF社製)水溶液50gを添加し、さらに澱粉糊液として濃度2%の未加工コーン澱粉(日本食品加工社製)糊液500gを添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
無機粒子として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)の固形分濃度20%のスラリー100gを室温で撹拌しつつ、カチオン性化合物として濃度2%のポリビニルアミン(商品名:カチオファストVFH、BASF社製)水溶液100gを添加し、さらに澱粉糊液として濃度2%の未加工コーン澱粉(日本食品加工社製)糊液1000gを添加し室温で10分間撹拌して混合組成物を得た。LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として混合組成物を紙重量当り30重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)を紙重量当り30重量%になるよう添加した。さらにポリビニルアミン(商品名:カチオファストVFH、BASF社製)を填料重量当り1重量%になるよう添加し、未加工コーン澱粉(日本食品加工社製)糊液を填料重量当り10重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)を紙重量当り30重量%になるよう添加した。さらに濃度2%のポリアミンエピクロロヒドリン(商品名:AC7300、星光PMC社製)水溶液10gを填料重量当り1重量%になるよう添加し、未加工コーン澱粉(日本食品加工社製)糊液を填料重量当り10重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)を紙重量当り30重量%になるよう添加した。さらに濃度2%のカチオン化澱粉(商品名:CATO304、日本NSC社製)糊液10gを填料重量当り1重量%になるよう添加し、未加工コーン澱粉(日本食品加工社製)糊液を填料重量当り10重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、紙用嵩高剤(商品名:KB-110、花王社製)をパルプ重量当り1.0%、填料として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)を紙重量当り30重量%になるよう添加した。さらにポリビニルアミン(商品名:カチオファストVFH、BASF社製)を填料重量当り1重量%になるよう添加し、未加工コーン澱粉(日本食品加工社製)糊液を填料重量当り10重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、紙用嵩高剤(商品名:KB-110、花王社製)をパルプ重量当り1.0%、填料として軽質炭酸カルシウム(商品名:PCX、白石カルシウム株式会社製)を紙重量当り30重量%になるよう添加した。さらにカチオン化澱粉(商品名:CATO302、日本NSC社製)糊液を填料重量当り1重量%になるよう添加し、未加工コーン澱粉(日本食品加工社製)糊液を填料重量当り10重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料として重質炭酸カルシウム(商品名:スーパー#2000、丸尾カルシウム株式会社製)を紙重量当り30重量%になるよう添加した。さらにポリビニルアミン(商品名:カチオファストVFH、BASF社製)を填料重量当り1重量%になるよう添加し、未加工コーン澱粉(日本食品加工社製)糊液を填料重量当り10重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
LBKP(濾水度CSF=400ml)のスラリーに硫酸バンドをパルプ重量当り0.8%、填料としてタルク(商品名:NTL、日本タルク株式会社製)を紙重量当り30重量%になるよう添加した。さらにポリビニルアミン(商品名:カチオファストVFH、BASF社製)を填料重量当り1重量%になるよう添加し、未加工コーン澱粉(日本食品加工社製)糊液を填料重量当り10重量%になるよう添加した。このパルプスラリーを抄紙後のシートの坪量が80g/m2になるように計り取り、丸型TAPPI抄紙器にて150メッシュワイヤー(面積200cm2)で抄紙した。次に、4.18kgf/cm2で5分間さらに4.18kgf/cm2で2分間プレス機にてプレス脱水し、110℃、2時間の条件で緊張乾燥して手抄き紙を作成した。得られた手抄き紙を23℃、湿度50%の条件で1日間調湿した。紙質の結果を表1に示す。
苛性化軽質炭酸カルシウムを固形分重量で35%濃度になるようにタービン翼型攪拌機を用いて水中に分散させ、分散液を調整した。この分散液をサンドグラインダー(井上製作所株式会社製、SGI-2型、2L容)を使用し、ガラスビーズ充填量1.7kg、ディスク回転数1440rpm、分散液量1.2kgで処理し、平均粒子径を2.2μmに粉砕した。これをタービン翼型攪拌機で水中に分散させたまま、3%濃度で蒸煮したカチオン化澱粉(CATO304:日本エヌエスシー株式会社製)を固形分として炭酸カルシウム100部に対して0.5部添加し、次いで1%濃度で蒸煮した未加工澱粉を固形分として炭酸カルシウム100部に対して10部添加して混合した。これをワイヤー摩耗試験に供した。結果を表2に示す。
カチオン化澱粉の添加量を1.0部に変更した以外は、実施例1と同様に行った。
カチオン化澱粉の添加量を10部、未加工澱粉の添加量を1.0部に変更した以外は、実施例1と同様に行った。
苛性化軽質炭酸カルシウムの代わりに、重質炭酸カルシウムをサンドグラインダーで平均粒子径2.0μmまで粉砕したものを用いた以外は実施例1と同様に行った。
苛性化軽質炭酸カルシウムの代わりに、重質炭酸カルシウムをサンドグラインダーで平均粒子径2.0μmまで粉砕したものを用いた以外は実施例2と同様に行った。
苛性化軽質炭酸カルシウムの代わりに、重質炭酸カルシウムをサンドグラインダーで平均粒子径2.0μmまで粉砕したものを用いた以外は実施例3と同様に行った。
カチオン化澱粉と未加工澱粉を添加しない以外は実施例25と同様に行った。
カチオン化澱粉を添加しない以外は実施例25と同様に行った。
カチオン化澱粉の添加量を1.0部とし、未加工澱粉を添加しない以外は実施例25と同様に行った。
カチオン化澱粉の添加量を10部とし、未加工澱粉を添加しない以外は実施例25と同様に行った。
カチオン化澱粉と未加工澱粉に代えて、酸化澱粉のみを10部添加した以外は、実施例25と同様に行った。
カチオン化澱粉と未加工澱粉を添加しない以外は実施例28と同様に行った。
カチオン化澱粉を添加しない以外は実施例28と同様に行った。
カチオン化澱粉の添加量を1.0部とし、未加工澱粉を添加しない以外は実施例28と同様に行った。
カチオン化澱粉の添加量を10部とし、未加工澱粉を添加しない以外は実施例28と同様に行った。
カチオン化澱粉と未加工澱粉に代えて、酸化澱粉のみを10部添加した以外は、実施例28と同様に行った。
Claims (10)
- 平均粒子径0.1〜30μmの無機粒子、カチオン性化合物、および澱粉糊液から成る混合スラリーを紙料へ添加し、これを抄紙して含有することを特徴とする紙。
- 前記カチオン性化合物が、カチオン化澱粉、ポリアミンエピクロロヒドリン、ポリアミドエピクロロヒドリン、ポリビニルアミン、ジアリルジメチルアンモニウムクロライドのホモポリマー、ジアリルジメチルアンモニウムクロライドとアクリルアミドとのコポリマー、ポリエチレンイミン、ポリ塩化アルミニウム、硫酸バンド、架橋型カチオン化澱粉の群から選ばれる少なくとも1種類以上であることを特徴とする請求項1に記載の紙。
- 無機粒子と混合する前記の澱粉糊液が、酸化澱粉、尿素リン酸化澱粉、ヒドロキシエチル化澱粉、両性化澱粉、アセチル化澱粉、未加工澱粉の群から選ばれる少なくとも1種類の糊液であることを特徴とする請求項1または2に記載の紙。
- 前記無機粒子が、クレー、焼成カオリン、デラミカオリン、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化珪素、非晶質シリカ、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、クラフトパルプの苛性化工程で生成する軽質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化亜鉛の群から選ばれる少なくとも1種類以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の紙。
- 無機粒子とカチオン性化合物、澱粉糊液の混合比率が、固形分重量比で無機粒子/カチオン性化合物/澱粉=100/0.1/0.1〜100/100/100であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の紙。
- 固形分重量で無機粒子/カチオン性化合物/澱粉=100/0.05/0.05〜100/90/90の組成比である無機粒子組成物が、紙中に存在することを特徴とする請求項1〜5項のいずれか1項に記載の紙。
- 紙用嵩高剤を紙料へ内添し、紙中に含有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の紙。
- 平均粒子径0.1〜30μmの無機粒子、カチオン性化合物、および澱粉糊液から成る混合液を紙料へ添加し、これを抄紙することを特徴とする紙の製造方法。
- 重質炭酸カルシウム及び/又はクラフトパルプの苛性化工程で生成する軽質炭酸カルシウムを粉砕した填料、カチオン化澱粉糊液及び未加工澱粉糊液を混合後、これを填料として紙料へ添加することを特徴とするプラスチックワイヤー摩耗性の改善方法。
- 粉砕後の平均粒子径が1.0〜4.0μmであることを特徴とする請求項9記載のプラスチックワイヤー摩耗性の改善方法。
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